GoogleのFast Pairヘッドフォンに紛失したら見つけてくれる機能が加わる

ちょっと前のGoogle I/Oで紹介されたFast Pairは、ポストAirPodsのヘッドフォンシーンに食い込もうとするGoogleの努力だった。機能の多くは本家Apple(アップル)と似ていたが、Googleには1つだけ強みがあった。それは、サードパーティハードウェアのサポートだ。Android OSと同じく同社は、Fast Pairをできるかぎり多くのメーカーに持ち込みたかった。

そのリストに今載っているのは、Libratone、Jaybird、JBL(4機種)、Cleer、LG(4機種)、Anker(ヘッドフォンとスピーカー)、そしてもちろんGoogle自身のPixel Budsだ。今週同社は、今度のFast Pairヘッドフォンの新しい重要機能をいくつか発表した。

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まず新しい機能といえば、Find My Deviceだ。紛失したヘッドセットを見つけてくれる。このアプリは、最後に使った場所と時間を教えてくれる。そしてBluetoothの圏内なら、ヘッドフォンがチャイムを鳴らす。

また、電池寿命がヘッドフォンとケースで別々になった。ペアしているハンドセットの近くでケースを開くと、その情報がポップアップする。上記の機能はすべて、現在その機能のあるおよそ15種のヘッドフォンにやってくる。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

予算目的別、おすすめワイヤレスヘッドフォン(イヤフォン)

本稿執筆はMakula DunbarWirecutterとのパートナーシップに基づく記事となっている。読者の方がWirecutterセレクトのプロダクトを購入した場合、WirecutterおよびTechCrunchにアフィリエイト・コミッションが発生するケースがあることをお伝えしておく。

スマートフォンが普及して、ヘッドフォンさえあれば、いつでも好きな音楽、ポッドキャスト、あるいはオーディオブックを聴くことができるようになった。さらに、自分好みのものを聴きながらも電話を受け損なうこともない。しかし最近ではスマートフォンからヘッドフォンジャックが消えるような事態も起こっている。時代はBluetoothに移りつつあるのだ。そんな中、多くの人が良い音を楽しめる、安定的に動作する、便利な機能のついたヘッドフォンはないかと探し始めている。

そのような人々の参考になればと、当方では数百ものワイヤレスイヤフォンやヘッドフォンをテストしてみた。予算は30ドルだという人もいるだろうし、あるいは300ドルまでなら出しても良いという人もいるだろう。そうしたさまざまな要求に応えられるものを探してみたので参考にして欲しい。

 

Bluetoothイヤフォン: Skullcandy Ink’d Bluetooth

今回紹介するものの中で、最安値のプロダクトだ。このSkullcandy Ink’d Bluetoothイヤフォンは、50ドル以下のイヤフォンの中で、もっともおすすめできるプロダクトだと思う。コントローラー部を首周りにまわすことになるが、しかし十分に軽量であり、装着していることを忘れるほどだ。Ink’d Bluetoothイヤフォンはカナル型、たいていの人の耳にフィットするだろう。ちなみに耐水性(water-resistant)となっている。

バッテリーのもちも、1日中聴いていられるほどのものだ。接続性能も高く、2部屋離れるまで音飛びもなく再生してくれた。

Photo: Kyle Fitzgerald

ワークアウト用ヘッドフォン: Aukey Latitude EP-B40

ジムで使うのなら、集中力を高めるために信頼性の高いイヤフォンを用いたくなるだろう。安めの価格ながらワークアウトに対応した快適なイヤフォンということであれば、Aukey Latitude EP-B40をおすすめしたい。50ドル以下なら一択だと考えている。バッテリーの駆動時間は8時間を超える。ジムで過ごす時に用いるのなら、十分の長さといえるのではないだろうか。

スマートフォンと繋がるイヤフォンは、集中力を高めるのに役立つものだろう。ただ、有線イヤフォンはどうしても邪魔になってしまう。ワークアウトの際には、やはり無線イヤフォンが利便性で勝るといって良いと思う。同価格帯の有線イヤフォンより便利だし、また音質も十分に満足できるものであるように思う。

Photo: Kyle Fitzgerald

Budget Bluetooth wireless: Jabra Move Wireless

なお、イヤフォンでは不満を感じるという人もいるだろう。そんな人にはJabra Move Wirelessがある。100ドル以下のワイヤレスヘッドフォンの中で最高品質のものだと考える。ヘッドフォンを使いたいけれど、高額な出費は避けたいと思う人には有力な候補になり得ると思う。Move Wirelessの音質は、4倍の価格のものに劣らないし、それでいて簡単充実の操作性能を犠牲にしてもいない。快適に装着してサウンドを楽しむことのできる設計だ。

Photo: Rozette Rago

True Wireless: Jabra Elite 65t

もし、最新機能を搭載したモデルを使いたいということならば、こんなページも参考にしていることだろう。従来の人気機種にまじってJabra Elite 65tなども紹介されている。Bluetoothイヤフォンとして十分満足のいく音を鳴らし、駆動時間にも問題ない。完全ワイヤレスのイヤフォンに魅力を感じる人も多いだろう。

Elite 65tは周囲のノイズを大幅にカットしてくれる。しかしトランスペアレントモードを利用すれば、マイクを経由して周囲の音を聞くこともできる。音声アシスタント(Google Assistant、Siri、あるいはAlexa)との連携して、ボリュームおよびトラックのコントロールも行うことができる。当方で利用してみたところ、Elite 65tのBluetooth 5.0は、他の機種よりもシームレスかつより強固なコネクションを実現してくれた。通話音声のクリアさも特筆に値するものだった。さらに、同様の完全ワイヤレスモデルが望みで、かつワークアウトに利用したいということであるのならJabra Elite 65tをおすすめしたい。

Photo: Rozette Rago

Bluetooth Wireless: Sony H.ear On WH-H900N

最新機能を搭載したハイエンドモデルを使いたいということであれば、Sony H.ear On WH-H900Nはいかがだろうか。アクティブノイズキャンセリング機能も高性能だし、バッテリー駆動時間も長い。音声通話時に感じるマイク性能も満足のいくものだ。もちろんヘッドフォンの音質は素晴らしい。

当方の感覚では、H.ear On WH-H900Mの音質は群を抜くものだった(ノイズキャンセリングのオン・オフ時ともに良い音を聴かせてくれた)。低音のブースト性能も他にはないクリアさを示してくれた。重量的にも長時間着用しても疲れない軽量さを実現しているし、カラーバリエーションが豊富なのもポイントが高いところだ。

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(翻訳:Maeda, H

スマートイヤホンのDoppler Labs、5000万ドル調達後に廃業

スマートイヤホンのメーカーで、これまでに5000万ドル以上の資金を調達しているDoppler Labsは、現金が枯渇し万策尽きて廃業した。Universal Music、Live Nation、Chernin Groupらが出資していた。

同社は今日(米国時間11/1)午前、顧客に向けて自社サイトに最後のメッセージを載せた。

もっともよく知られているのは、同社が開発したAppleのAirPods対抗のイヤホン、Here Oneで、ノイズキャンセリング機能のほか、”active listening” と呼ばれる周囲の雑音や交通、ジェットエンジンなどの音だけを消し人の声を聞けるしくみを備えている。

Wiredの長いインタビューで、CEOのNoah Kraftは、「ビッグファイブ」(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)との買収交渉は進展せず、Here Oneの低調な販売(2万5000台を売ったのみ)の結果追加の資金調達に走るほかなかったことを打ち明けた。熾烈なハードウェア世界には向いていなかったようだ。

「いまいましいことにハードウェアビジネスを始めてしまった。ほかに言うことなない。やるんじゃなかった」とKraftはWiredに話した。

この会社は比較的早くワイヤレスイヤホンのアイデアに目をつけ、初期製品のHere Active ListeningでKickstarterプロジェクトを立ち上げた。音楽の再生すらできず同社のアクティブリスニング機能だけを利用した製品だったが、それでも63万5000ドルの資金を集めた。当時Kraftはこのデバイスを、後に出す製品の「概念実証」だと話していた。

後に出たとの製品がHere Oneで、初期のデモは大いに私の興味を引き興奮を呼んだが、結局製造や機能の遅れで出鼻をくじかれた。このデバイスのアキレスの踵は非力なバッテリー寿命で、このため日々のリスニングを向上させるという約束の大部分が果たされなかった。当初同社の幹部はバッテリー寿命はAirPodsと同等と報道陣に伝えていたが、最終的に出荷された山ほどの最先端技術を詰め込んだは小さなパッケージには、1回の充電で2~3時間しか使えない代物だった。

誰の耳の中にもコンピューターのある世界、というDoppler Labsの先見的ビジョンが花開く日は来るのかもしれないが、それは別の会社が挑むべき課題になるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Nuhearaのイヤーバッド兼補聴器IQbudsが一般販売を開始…雑踏の中でふつうの声で会話ができる

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NuhearaのIQbudsは、不思議なおちびさんだ。ぼくが最初にそれを見つけたときは、店員が自分で何度かトライしないと、商品の説明ができなかった。そしてぼく自身も、マンハッタンの雑踏の中で実際に使ってみるまでは、それが一体何なのか、本当は分かっていなかった。

いちばん簡単に説明するとそれは、ワイヤレスのイヤーバッド+補聴器だ。イヤーバッドとして音楽や電話の通話を聴けるだけでなく、音声増幅モードにすると、人混みの中でも相手の話が分かる。

ぼくが試したのは初期のモデルだが、ニューヨークの歩道を歩きながらふつうに会話ができるのは、すばらしいと思った。ただしまだそれには、バスのブレーキ音など、増幅する前から不快な音を増幅してしまうなど、改良を要する点がいくつかあった。

そして今日(米国時間10/11)からは、改良バージョンがIndiegogoを卒業して一般に発売される。最初のクラウドファンディングで協力した人たちには、クリスマスまで(もしかしてその直後)には届く。最初のロット8000基は、82か国の支援者に送られる。

二度目のクラウドファンディングで‘買った’人たちには、来春届く予定だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

イヤーバッド型ヘッドフォンを使うときのあの悩ましさを解決するZipi, Kickstarterでささやかな資金を募集中

The Zipiは今Kickstarterに出ているプロジェクトだが、一見すると、つまらない、ほとんどあほらしいアイデアに思える。でもこれは、ぼくが毎日イヤーバッド型ヘッドフォンを使うときの最大の悩みを解消してくれるのだ。外出するときは必ずこのタイプのヘッドフォンを装着するのは、まわりのノイズに対して遮音性があるからだが、しかし人と会話するときいちいち外すのが厄介だ。

この問題を解決してくれるZipiは、どんなイヤーバッドでも使える首輪型のストラップだ。着脱には磁石が使われているから、装着も外すのも簡単だ。このストラップがあるおかげで、イヤーバッドを外すときにそれが下に落ちる心配がなくなる。もちろん、自分の靴で踏んづけそうになることもない。

これまでは、イヤーバッドを外したら、それをぎごちなく片方の肩にかけたり、丸めてポケットに入れたりしていた。肩方式だと、地面や床に滑り落ちてしまうことが多い。丸め方式は、再び耳に装着するのが大仕事になるし、手にバッグやコーヒーカップなどを持っているときには、たいへんな作業だ。

襟の大きなコートを着ているとZipiは使い辛そうだな、とか、気になる点はいくつかあるが、これまでのぼく自身の、イヤーバッドのコード管理の恐怖の悪夢に比べるとずいぶんましだ。Kickstarterの支援者なら、6ドルでもらえる。しかも、発送が無限に遅れそうなほどの高度な技術は使っていない。

このプロジェクトを作ったFrank Choは、MITでAIの修士号をとっている。UC Berkeleyではコンピュータグラフィクスで博士号をとった。だから、彼の肩の上に乗っているものは、相当高性能で優秀だと考えた方がよい。製品の設計~デザインをするのはZipiが初めてだ、と率直に言っているが、発売予定は9月初めだから無理がないみたいだし、完動プロトタイプはすでにできている。6000ドルという慎ましい資金目標にも、達すると思うけどね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Appleが画期的イアホン・テクノロジーの特許を取得―ユーザーの耳道形状に合わせて音質がカスタマイズされる

今朝(米国時間7/4)、アメリカ特許商標局がAppleに対して興味ある特許を認めたAppleInsiderが報じた。

最近のiPhoneとiPod付属のイアホンは多少改良されているものの、全体としてAppleのイアホンはあまり上出来とはいえない。個々のユーザーの耳道の形状に合わせて音質がカスタマイズされるという今回の特許は画期的なイアホン・テクノロジーとなる可能性を秘めている。

いささかSFっぽく聞こえる特許だが、概要としては、ユーザーの耳の電導や音の反響のスペクトルなどの情報をセンサーで収集し、それに基づいてイアホンから出力される音のレベル、バランス、イコライザーの設定、ノイズ・キャンセルなどを最適化するのだという。

これによって小型のイアホンが持つ不完全なシーリングという問題に効果的な対処ができるということだ。またこの特許にはイアホンの装着状態が不適切な場合にユーザーに注意を喚起する機能が含まれている。つまりイアホンを耳に入れなおすよう求めるのだろう。

Appleはこれまでもイアホン・テクノロジーの改良に努力してきたが、ホームランといえるほどのプロダクトは生み出していない。この特許が実際の製品に応用されれば革命的な改良となるかもしれない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+