ECサイト制作サービスのSTORES、開設したネットショップでPayPay決済が可能に―実店舗とECの融合(OMO)実現

ECサイト制作サービスのSTORESがPayPayと連携、開設したネットショップでPayPay決済が可能に―実店舗とECの融合(OMO)実現

商売のデジタル化を支援するhey(ヘイ)は3月29日、ネットショップ開設サービス「STORES」(ストアーズ)において、キャッシュレス決済サービスのPayPayと連携したことを発表した。今回の連携により、STORESで開設したネットショップでは、従来のクレジットカード、コンビニ決済、銀行振込、キャリア決済などに加えて、PayPayでの決済も可能となったECサイト制作サービスのSTORES、開設したネットショップでPayPay決済が可能に―実店舗とECの融合(OMO)実現

heyは、2021年6月に実店舗オーナー・従業員へのアンケート調査を実施(n=444)。その結果「実店舗とネットショップの両方を運営している」「今後、両方を運営していきたい」と回答した事業者は82%に上り、同社は実店舗とネットショップを融合したマルチチャネル化、OMO(Online Merges with Offline)化の動きが進みつつあると指摘。今回、中小規模の店舗でも多数の導入実績を持つPayPayと連携したことで、今後も双方の特性を活かし「実店舗とネットショップの融合」を支援することで、より多くの中小事業者の成長に貢献できるようサービスを展開していきたいという。

ECサイト制作サービスのSTORESがPayPayと連携、開設したネットショップでPayPay決済が可能に―実店舗とECの融合(OMO)実現

PayPayは登録ユーザー数4500万人以上、加盟店数355万カ所以上のキャッシュレス決済サービス(店舗やタクシーなど、PayPay登録カ所数の累計。2021年12月時点)。

STORESは、ASPカート型のネットショップを開設できるサービス。ひな型となるデザインテンプレートを多数提供し、ウェブサイトデザインやネットワーク関連の知識がなくともECサイトを作ることが可能。商品の予約販売機能、電子チケットの販売機能、顧客管理機能なども備えており、中小事業者を中心に利用されている。

ネクイノが定額制美容皮膚科と相互送客で提携開始、2月オープン予定の婦人科領域特化クリニックのプロデュースも着手

ネクイノが定額制美容皮膚科と相互送客に関し業務提携を開始、2月オープン予定の婦人科領域特化クリニックのプロデュースも着手

オンライン診察でピルを処方するアプリ「スマルナ」(Android版iOS版)を運営するネクイノは1月7日、b technologiesがプロデュースする定額制スキンケアクリニック「HADA LOUNGE スマルナクリニック 新宿院」(新宿マルイ本館5F)において、オンラインとオフラインの垣根を超えるOMO(Online Merges with Offline)を体現するべく、相互送客に関しての連携を開始したと発表した。

ネクイノは、今回の連携を皮切りに、医療DXを推進し今後あるべき医療空間を創出するべく、オンラインとオフラインの垣根がないOMOを体現したクリニックのプロデュースを積極的に進める。第2弾として、2月に東京都内でオープン予定の婦人科領域に特化したクリニックのプロデュースに着手しているという。

スマルナは、「ココロとカラダが健康で、ワタシらしい人生を選べる世の中をつくる」というミッションの実現に向け、心理的・物理的なハードルによって医療へ十分にアクセスできない方が「医療を身近に」感じられるよう、科学的根拠に基づいた正しい情報をわかりやすく届けている。また、2021年4月に表参道で1院目をオープンした定額制の美容皮膚科「HADA LOUNGEクリニック」は、開院当初から多くの方が来院しており、来院者へのアンケートでは、サービス内容だけでなくスタッフの対応などでも評価されているという。

1人1人が健康的な毎日を過ごせるよう女性の心身のケアに努めるスマルナでは、来院者に寄り添った対応が好評を受けているHADA LOUNGEクリニックと相互送客に関して連携することで、適切なタイミングで正しい医療情報にアクセスできる環境を整え、生理や避妊・性に関する不安や悩みを軽減し、あらゆる人が健康的な毎日を過ごせるよう、科学的根拠に基づく知識や情報を提供し、婦人科の受診率やヘルスリテラシーの向上を目指している。

小売業界のDXを推進するフェズが総額約11.5億円のシリーズC調達、事業拡大・展開の加速に向け組織体制・採用など強化

小売業界のDXを推進するフェズが総額約11.5億円のシリーズC調達、事業拡大・展開の加速に向け組織体制・採用など強化

小売業界のDXを推進するフェズは10月13日、シリーズCラウンドの第三者割当増資および既存取引銀行などからの融資により総額約11億5000万円の資金調達を実施したと発表した。引受先は、リードインベスターのニッセイ・キャピタル(既存投資家)、またIncubate Fund US, L.P.、SHIFT、MTG Ventures、フォースタートアップスキャピタル。今回の資金調達は、既存投資家に加え、事業シナジーが見込める新規投資家からの調達という。調達した資金は、事業拡大および事業展開の加速に向け、組織体制・採用強化などに活用する予定。

2015年12月設立のフェズは、「小売業界の変革パートナー」として、小売・メーカー両社の売上が向上するよう、データを基に「両社の売上アップに繋がるマーケティングを支援するOMOプラットフォーム事業」と「売上が伸びる店頭づくりを目指す小売DX事業」を展開するリテールテック企業。

現在、ドラッグストアチェーンを中心とした複数小売事業者とパートナーシップを組み、約8000万以上(2021年6月時点)の消費者IDと連携しており、各小売事業者の許諾を得た際に利用が可能となっているという。

さらに、小売事業者の売場計画や店頭実現率、販売実績や施策効果など、すべてをデータで可視化できるプラットフォームを構築し、小売事業者の売上アップ、業務効率化に貢献する事業も2021年より展開。データを基に、実店舗で売上が伸びるファクトを解明するだけでなく、同プラットフォームが小売事業者本部で練られるMD戦略や各商談などの基本インフラとなることを目指すとしている。

産直食材をマンション敷地などで販売する移動型八百屋「食べチョクカー」が始動、お気に入りをオンラインでリピート可

産直食材をマンション敷地などで販売する移動型八百屋「食べチョクカー」が始動、同じ生産者の商品をオンラインでリピート可

産直通販サイト「食べチョク」(Android版iOS版)を運営するビビッドガーデンは9月10日、モビリティビジネス・プラットフォーム「SHOP STOP」を展開するMellow(メロウ)との連携第1弾として、移動型の八百屋「食べチョクカー」を始動すると発表した。

また、買い物と同時に受け取るQRコードによって後日オンラインで同じ生産者の商品をリピート可能。この仕組みにより、オンラインの「食べチョク」サイトと、オフラインの食べチョクカーとを連動させる。産直食材をマンション敷地などで販売する移動型八百屋「食べチョクカー」が始動、同じ生産者の商品をオンラインでリピート可

食べチョクカーは、野菜など生産者から直接仕入れたこだわり食材をマンションの敷地内で販売するというプロジェクトで、都内2~3カ所のマンションにおいて、10月から3ヵ月間期間限定で開始する。順次場所の拡大を進める予定。

インターネットを介した買い物に抵抗がある方や食べチョクを使ったことのないという場合でも、少量(1個単位)から購入できるため、生産者のこだわり食材を気軽に楽しめる機会を提供するという。実際に商品を見て少量からお試しして、安心感、納得感を得てから、インターネットでも購入できる。

コロナ禍によりおうち時間の需要が増加し、変化した生活様式に対応するとともに、遠出せず混雑がない場所で買い物ができるようにした。マンションや公園・商業施設など生活の場所の近くで販売することで、人が集まる場所に移動せずにこだわり食材を直接見て買うという体験を提供する。産直食材をマンション敷地などで販売する移動型八百屋「食べチョクカー」が始動、同じ生産者の商品をオンラインでリピート可

また同プロジェクトは、メロウが提供する企業向け「店舗型モビリティ導入プラン」第1弾の取り組みにあたる。同プラン内容は、各企業のコンテンツに最適な店舗型モビリティのリース、オフィス街やマンション、商業施設、公園といった出店ロケーション調整をはじめ、モビリティ事業へ参入されるにあたり必要なリソースをワンパッケージでサポートするものとなっている。これにより、リスクをおさえたモビリティ事業立ち上げが可能としている。産直食材をマンション敷地などで販売する移動型八百屋「食べチョクカー」が始動、同じ生産者の商品をオンラインでリピート可

食べチョクによると、利用者の約48.3%が一都三県(東京・神奈川・千葉・埼玉)在住者という(2021年8月全注文のうち、送付先が一都三県となっている割合)。都心在住者の場合、新鮮で高品質な食材が身近で購入できない、自宅からスーパーまでが遠く通うのが大変という声があり、マンションの敷地内で販売することで、それら課題を解決する。

また、より生活に入り込んだ場所で産直食材に触れる機会を提供することによって、生産者のファン作りにつなげるという。

Mellowは、オフィス街、住宅街、病院といったロケーションを停留所として、移動型店舗「ショップ・モビリティ」を配車するプラットフォームサービス「SHOP STOP」を運営。キッチンカーを中心とした1200店以上と提携し、首都圏・関西・九州エリアで展開中という。フード以外には、「豊洲市場仲卸による鮮魚販売モビリティ」「保険の相談モビリティ」などのショップ・モビリティ運営ノウハウも有するそうだ。

キッチンカーの開業、経営に関する無料相談や、キッチンカー参入の障壁となる初期費用、営業場所の確保、保険などのリスクへの備え、営業ノウハウなどあらゆるサービスをワンパッケージにした日本初の飲食事業者向けMaaSサブスプリクション「フードトラックONE」を展開している。

着回しコーデ提案アプリ「XZ」と三井不動産がOMOサービス共同開発、ららぽーと来店客の手持ち服を見える化

着回しコーデ提案アプリ「XZ」と三井不動産がOMOサービス共同開発、ららぽーと来店客の手持ち服を見える化

AIコーディネート提案アプリ「XZ」(クローゼット。Android版iOS版)を運営するSTANDING OVATIONは、手持ち服を活かす着回しコーデ提案エンジンを活用したEC・店頭接客のOMO(Online Merges with Offline)ソリューションを三井不動産と共同開発したと発表した。

3月18日に「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」にオープンした「LaLaport CLOSET」(ららぽーとクローゼット)において、実証実験を開始している。

STANDING OVATIONはかねてより、三井不動産が運営する三井ショッピングパーク公式通販サイト「Mitsui Shopping Park &mall」(アンドモール)との取り組みを実施しており、ユーザーに対してAIスタイリストが手持ち服を使った着回しコーデを提案して商品購買率を向上させる施策を行ってきた。

LaLaport CLOSETでは、テナント横断のMIXブランド新品商品と手持ち服を組み合せた着回しコーデを提案することで店舗での試着を促し、「&mall」での購入につなげているという。

LaLaport CLOSETでは、来店客の手持ち服を見える化し接客

LaLaport CLOSETでは、来店客の手持ち服をタブレットで閲覧しながら接客を行うという。XZにより、従来の接客では把握しきれなかった来店客の手持ち服を見える化することで、来店客それぞれ合わせた質の高い接客・提案ができるようサポートするとしている。

着回しコーデ提案アプリ「XZ」と三井不動産がOMOサービス共同開発、ららぽーと来店客の手持ち服を見える化

表示される手持ち服は、過去に「&mall」で買い物した購入履歴だけではなく、追加の登録が可能。ららぽーと施設内で当日購入した商品や、当日着用している服、持ち込んだ服を代行登録してデジタル化するサービスも展開するという。

また、持っている服に似ているアイテムを手持ち服としてその場で登録できるため、ららぽーと施設内や「&mall」で商品を購入したことがない人でも利用できるという。

LaLaport CLOSET内の新品商品+手持ち服を使ったコーディネート提案

LaLaport CLOSETでは、商品についたQRコードを読み込むと、XZのAIスタイリストがブランド(テナント)横断MIXの新品商品とユーザーの手持ち服を組み合せたコーディネートを提案する。

AIスタイリストは、「瞬時」に「豊富」に提案することで「接触を軽減する接客」をサポートすると同時に、ユーザー側は、手持ち服に合う商品を買い足すことで着回しのバリエーションを増やせるとしている。

着回しコーデ提案アプリ「XZ」と三井不動産がOMOサービス共同開発、ららぽーと来店客の手持ち服を見える化またこのコーディネート提案では、LaLaport CLOSET内にある商品と「&mall」内にある商品を紹介しているため、店頭に在庫がある場合はその場ですぐに試着できる。気になってはいるがその場で購入に至らなかった場合には、来店客に対してQRコードの形で商品情報を渡すことが可能。後日ゆっくりと手持ち服との着回しコーデを確認することで、購入の再検討やあと買いを促進できるという。

STANDING OVATIONは、手持ち服を起点に、オンライン(EC)とオフライン(リアル店舗)の垣根を超えた融合(OMO)サービスを提供し、新たなショッピング体験を実現するとしている。

着回しコーデ提案アプリ「XZ」と三井不動産がOMOサービス共同開発、ららぽーと来店客の手持ち服を見える化

XZは、手持ちのファッションアイテムをアプリに登録することで、クローゼットの中身をデジタル化できるオンライン・クローゼットアプリ。AIスタイリストが手持ち服から着回しコーデを提案するため、今日明日の服装を決める際や買い物時に、いつでもどこでも持ち歩けるクローゼットとして利用されているという。

アプリの累計ダウンロード数は150万を突破。服・靴・バッグ・ファッション雑貨など、アプリ内の手持ちアイテム登録数は累計2800万点に上るという(2021年3月30日時点)。コーディネート作成数は420万点に到達しており(2021年3月30日時点)、XZにしか把握できないクローゼット・ビッグデータが蓄積しているそうだ。

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カテゴリー:ネットサービス
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