PlayStation VRのヘッドセットとプロセッサーユニットがマイナーなアップデート

Sonyの発表によると、PlayStation VR用ヘッドセットのアップデートバージョンが近く発売される。でも、わりとマイナーなアップデートだから、あまり興奮しないように。それでも、最初のハードウェアのオーナーを悩ませていた問題の一部が、解決されている。

日本では今月の終わりごろ発売され、アメリカはそのあとだが、その日程はまだ発表されていない。

いちばん目立つアップデートは、ヘッドフォーンとヘッドセットが完全に一体化したことだ。ケーブルがそのぶん単純になり、また、ヘッドセットをうしろから見たときのルックスがすっきりする。

機能面で大きなアップデートは、外付けのプロセッサーユニットボックスがHDRも通すようになったので、互換機PS4やPS4 ProのHDR機能を利用するために、ユニットを外さなくてもよいことだ。

これらのアップデートはどれも、比較的ささやかだが、でもHDRがメジャーになりつつある今、PS VRのユーザーがいちいち、VRのセットアップを外さずにそれにアクセスできることは、ありがたい。気の重さがなくなった、と言える。でもFAQページによると、HDRをを楽しみたいのでプロセッサーユニットだけ、というアップグレードはできないようだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

PS4のVRでケニヤのサイやライオンとライブで対話できる―動物保護区の援助も

Virry VRはアフリカの野生動物を生息している環境で間近で観察し、対話することもできるすばらしい体験だ。われわれが現実にアフリカに行ってサファリに参加するのはなかなか難しい。しかしPlayStation VRで公開されたこの仮想現実は十分その代りを務めてくれそうだ。Virry VRのコンテンツはWebby賞(ここから投票できる)にもノミネートされている。

画像はケニヤのレワ野生動物保護区の要所に設置されたカメラにより4K VRで撮影されている。ユーザーは解説のナレーションに従って体験をさまざまにコントロールすることができる。

ユーザーはライオンに餌をあげたり、ヒヒに挨拶したりできるし、サイのドロ浴びを間近で観察することもできる。アフリカの川を下って絶滅危惧種の現状を学ぶことも可能だ。

Plastation向けVirry VRのワイルドライフ体験の最初のエピソードは35分間だ。

Virry VRの価格は9.99ドル。月1.5ドルのサブスクリプション料金でライブ・カメラの映像を楽しむことができる。月2.5ドルの契約を選べば毎月1ドルずつがレワ保護区に寄付される。

PS4を持っていないユーザーはBAFTAの賞を受けたVirry独自のiOSのモバイルアプリを使うことも可能だ。年額19.99ドルの料金を支払うとiOSデバイスを揺すったり叫んだりすることで対話性が実現される。

Fountain Digital LabのCEO、 Svetlana Dragayevaによれば「Virryは本物の動物たちが生きている環境に没入できるので、さまざまな発見や動物への共感が得られる。動物たちが置かれている自然やその困難への理解も大きく進むはず」と述べている。このVR体験はスタンフォード大学のVirtual Human Interaction Labのファウンダー、ディレクター、Jeremy Bailensonの賞賛を得ている。【略】

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

似た物同士の多いVRヘッドセット市場でSonyがそのひそかな勝策を語る…勝者を決めるのは高度なコンテンツだ

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Oculus, HTC, Samsung, それにたくさんのマイナーメーカーたち、2016年はVRの存在がE3におけるホッケースティックグラフの様相を呈した。ここ数日のロサンゼルスの会場の熱気を見ていると、それは単なる‘見本市の展示物’を超えて、E3に出展している大企業たちの、最大の気合の入れどころになっている。

Microsoftですら、そのE3直前のビッグイベントで、VRが課す厳しいハードウェア要件を満たしたゲーム機のアップデートを披露した。もちろん、VRでトップに立ちたいSonyも負けてはいない。このハードウェアの巨人はまず2014年にProject Morpheusを発表し、さらに昨年は、もっと単刀直入なPlayStation VRに名前を変えた。

今年のイベントで同社は、年末にPlayStationにお目見えするゲーム作品をいくつか発表し、またヘッドセットの価格と発売時期を発表した。その399ドルという価格は、疑いもなく、このデバイスの重要なセールスポイントの一つだ。なにしろ、RiftやViveよりも200〜400ドル安い。

[PlayStationのチームがVRゲームの未来を語る]

Sony PlayStationのマーケティング担当VP John Kollerによると、同社のVR作戦は価格だけにとどまらない。“コアユニットの399ドルという価格は、たしかに大きな市場機会を弊社に与えるだろう。でも、弊社の優位性を決定づけるのはむしろゲームだ。年内に50本発売するし、今150本を制作中だ。デベロッパーを、230名投入している。それは、コンテンツの量としては、ものすごいものになるだろう”。

また、当面はゲームがSony VR製品の出足を加速するだろうけれども、長期的には、VRヘッドセットを利用する多様な没入的コンテンツを構想している。今、そっち方面に、ゲームデベロッパーでなく多くのコンテンツデベロッパーを投入している。“われわれ内部における今の主な話題は、ゲーム以外の多様な選択肢だ”、とKollerは述べる。“それは、ぜひやらなければならない課題だ。VRの最高におもしろい体験は、ユーザーが自分の好きなアドベンチャーを選ぶタイプになるだろう。それは、ストーリーが多様に枝分かれしていくようなコンテンツだ”。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Ubisoft、今秋VRゲーム版「スタートレック」を発売

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ファンにとっては、一番楽しみなVRゲームランキングの頂点に立ちそうなタイトルが明らかになった。E3を前にした大規模な記者会見で、Ubisoftは今年の秋にOculus Rift、HTC Vive、PlayStation VRでそれぞれ発売予定の新規タイトル「Star Trek: Bridge Crew」を発表した。

同作のトレイラー映像では、「スタートレック」シリーズの出演者、レヴァー・バートン、ジェリー・ライアン、カール・アーバンの面々がクルーメンバーとして一緒にゲームをプレイしているが、全員が協力して行うゲームの操作性に好印象を得ている様子が伺えた。中でもバートンは、ホスト役を務めたアイシャ・タイラーと共にゲームについて興奮気味に語っている。

ゲーム内容としては、最大4人のプレイヤーが船長や操舵手など、それぞれ異なる役割を担い、各々が任せられた責任を果たしながらミッションを遂行するというものだ。また、コンピューターにクルーを任せて自分が船長を務めるソロプレイも可能だ。

見たところ、画面上の操作が多く、宇宙空間での冒険というよりは飛行シミュレーションに近い。また、トレイラーからは最先端の映像を用いているようには見えない。

それでも、レナード・ニモイが初めてゴム製の耳をつけてMr.スポックを演じたときから、スターフリートの宇宙艦を操縦していたいと夢見てきた人にとっては、明らかに夢の実現への第一歩だろう。今週後半には、TechCrunchでも実際にデモを体験する予定だ。ラフォージ中尉(レヴァー・バートンの役名)のように楽しめることを願っている。

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(翻訳:Nakabayashi)

ソニーが今日発表したPlayStation VRのゲームがすごい

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今日(米国時間12/6)サンフランシスコで行われたPlayStation Experience(PSX)イベントで、SonyはPlayStation VRに関する新情報を発表し、新タイトルもいくつか披露した。残念ながら発売日については、2016年初めという以上の情報は得られなかった。しかし、キーノート講演で見たゲームは魅惑的だった。

Sonyが見せた新タイトルは、UbisoftのEagle Flight、Rez Infinite、Santa Monica StudioのModern Zombie Taxi Co.、Job Simulator、Highwire GamesのGolem、100 foot Robot Golf、Psychonauts 2、およびBandaiのAce Combat 7。当然どのゲームも発売日は決まっていないが、PlayStation VR同時に発売されるものと思われる。

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ちなみに、中には単に「VRモード」があるだけのゲームもあるが、それでも恐ろしいほどすごい。PS4の準備を怠りなく。

下にいくつかのゲームの予告ビデオを貼った。
100ft Robot Golf

Eagle Flight

Golem

Job Simulator

Modern Zombie Taxi Co.

本誌では、以前「Project Morpheus」と呼ばれていた頃のハンズオン記事を4月に掲載したので、本物を待つ間に一読されたい

VRで忙しい週だった。OculusはHarmonixとRock Band VRを発表し、これも2016年初めに出荷予定だ。「2016年はバーチャルリアリティーの年」的なことを言うつもりはないが、言わないつもりもない。

PlayStation Experienceのライブフィードはこちら:

そしてハンズオンのビデオはこちら。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook