Google Slidesの解説ナレーションがリアルタイムで自動的に字幕表示される

GoogleのプレゼンテーションツールSlidesに、プレゼン中のリアルタイムの自動字幕というおもしろい機能が加わる。耳の不自由な人や、聴くより読んだ方がよく分かるという人には、とても便利だろう。

この新しい機能は、画面読み上げツールの改良や、Braille、Google Docs/Sheets/Slidesの拡大表示などを作った同社のアクセシビリティーチームの作品だ。この自動化字幕は社内のハッカソンで生まれ、それが今回からは、デフォルトの言語がアメリカ英語である人がChromeブラウザーを使ってる場合に利用できる。対応言語は今後徐々に増やしていく予定だ。

この機能はSlidesのナビゲーションボックスの“CC”ボタンを押すと使えるようになる。あとは、コンピューターのマイクロフォンに向かって、ふつうに話すだけだ。

これはアクセシビリティーの機能であるだけでなく、プレゼンのナレーションの書き起こしを作って、それを後で何かに利用するためにも使える。

なお、最近MicrosoftのTeamsにも、同様の字幕/書き起こし機能が加わった。GoogleとAWSとMicrosoftは、その音声書き起こし技術をAPIとして提供しているので、自分のアプリケーションにこの機能を組み込むデベロッパーも徐々に増えている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

「ソーシャル・ネットワーク+Evernote」をイメージするMrOwl

ソーシャル・ネットワークとEvernoteが融合したようなアプリケーションが登場してきた。ArvindおよびBecky Raichurによるもので、データの保管や共有を簡単に行うことができるようになっている。しかもあらゆるデータ形式に対応しているのだ。

データは公開ないしプライベートで保管しておくことができる。たとえば当方で、「Rolex」についてのブランチ(MrOwlでは情報をまとめる単位を「ブランチ」と呼んでいる)を作成して公開してある。ここに画像、テキスト、リンクなどの情報を加えていくことができる。人気の公開ブランチには、たとえばシークレット・メニューについてのものなどがある。

アプリケーションの魅力を存分に発揮するには、まだまだ利用者が少ない様子。利用者が増えてくれば、より活発に情報のやり取りが行われることになるだろう。

「コラボレーション機能が、このアプリケーションの大きな魅力です。編集権を公開してブランチを育てていったり、特定の人に対して公開して編集作業を続けるようなことができます。もちろん完全にプライベートなものとして、保管しておくことも可能です」とArvindは述べる。「知識やリソースを、コミュニティ全体の資産として育てていくことができるわけです」。

もちろんソーシャル機能をもつアプリケーションは、世の中に溢れかえっている。しかし大量のデータを友人やコミュニティに、簡単に公開できるMrOwlはなかなかおもしろい試みだと思う。アプリケーションは、まずインドで広まり、現在のデイリー・アクティブユーザーは7500人で、セッション数は70万となっている。これまでに600万ドルの資金調達も行なっている。

「利用者の方々は、MrOwlを指してGoogle、Wikipedia、およびPinterestをつなぐものであると表現しています。面白そうなものを見つけたり、情報を集約するブランチを作成したり、他の人と連携して詳細な情報ハブを構築して行ったり、あるいはまとめた情報を共有することができるのです」。

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(翻訳:Maeda, H

PowerPointによるプレゼンに投票、Q&Aなどリアルタイムの対話的機能を加えるGlisserが$1Mのシード資金を獲得

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退屈になりがちなプレゼンテーションを、Q&Aやリアルタイムの投票などの対話的アクションで活性化するGlisserが、シード資金として100万ドルを獲得した。そのWeb上のサービスは、プレゼンのオーディエンスがスライドをソーシャルメディアに保存共有できるなど、そのほかの活性化機能もサポートしている。

Glisserのシードに参加した投資家は、Downing VenturesとLondon Co-Investment Fund、および匿名のエンジェル数名だ。得られた資金により、このロンドンのスタートアップは、ニューヨークにオフィスを持ちアメリカに進出したい、と考えている。

GlisserがこのWebサービスを立ち上げたのは2015年で、今ではAmex, Visa, Bloomberg, UBS, 政府の省庁など、およそ100の顧客を抱える。また、個人ユーザーのプレゼンターもおよそ1万名いる。

同社はこの夏、Microsoftの著名なプレゼンテーションソフトPowerPointとの統合化機能を加えて、MicrosoftのLondon Accelerator事業に参加した。今日(米国時間10/10)一般公開されたそのPowerPointアドインにより、PowerPointを使ってプレゼンしている人たちも、対話的な機能を活用できる。

“これにより、プレゼンターやイベントの主催者は、PowerPointでプレゼンをしながら、新しいコンテンツをアップロードすることもできる”、と同社は言っている。

Glisserの機能を統合したPowerPointのユーザーは、投票やライブのQ&A、オーディエンスのデバイスへのスライドの共有、オーディエンスのアナリティクスやフィードバックといった対話的機能を利用できる。

ユーザーであるプレゼンターは自分のスライドをGlisserのクラウドへアップロードし、そのプレゼンのURLをもらう。そしてプレゼンターとプレゼン参加者の両方が、そのURLを開いて対話的活動を行う。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

GoogleのプレゼンテーションツールGoogle SlidesにQ&A機能が加わる…オーディエンスとのコミュニケーションを円滑に

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GoogleのPowerPoint対抗馬Google Slidesに、今日(米国時間5/4)からQ&A機能が加わる。これによってプレゼンターとオーディエンスのあいだに対話性が生まれ、前者は後者から質問やフィードバックをもらうことができる。オーディエンスが自分のお気に入りの質問に票を投じる機能もある。

SlidesのQ&A機能は、今日から全世界一斉に展開される。

プレゼンターがSlidesのプレゼンタービューでボタンを押すと、Q&Aセッションが始まる。モバイルではそれは、“オーディエンスツール”ボタンからのメニューにある。セッションが始まると、画面上部にQ&Aへのリンクが表示される。

Slides Q_A - Presenter

Googleによると同社は、この新しい機能をGoogle Science Fairで優勝したShree Boseが同社のニューヨーク支社で行ったプレゼンテーションでテストした。200名の中学生を前に彼女が行ったプレゼンに、170の質問が寄せられた(下のビデオ)。

それはプレゼンのオーディエンスの典型的な例ではなかったかもしれないが、でも明らかに、オーディエンスの全員がラップトップやスマホを持っている場合には、プレゼンの終了後などに口頭で行うQ&Aよりもずっと効率的だ。マイクのあるところまでのこのこ歩いていって、多くの聴衆を前に質問を言うことを、尻込みする人もいる。逆に、人前で話すことが大好きで、話が長すぎる人もいるしね!。

どんなプレゼンテーションでも使えるSocial Q&Aや、テキストメッセージによる投票サービスPoll Everywhereなどもあるが、それらは有料の場合もあるし、Google Slidesなど特定のプレゼンツールとの相性は、必ずしも良くない。

思い出した方もおられるかと思うが、Googleには前に、Moderatorというツールがあった。2015年の7月に閉鎖されるまで、Moderatorはよく似たクラウドソースのQ&Aサービスを提供していたが、でもそれは、大きなイベントが始まる前に質問を集める、というものだった。

今日Googleは、Q&A以外にも、プレゼンテーションをより容易にするための二つの新しい機能をSlidesに加えた。ひとつは、iPhoneやiPadからGoogle Hangoutへスライドをプレゼンできる機能。もうひとつは、コンピューターからプレゼンをする人のための、Web上の仮想レーザーポインターだ。

iOSAndroidのSlidesアプリにも、アップデートは今日からグローバルに適用される。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

ユニークなプレゼンツールで成功したPreziのサンフランシスコオフィスで社長のPeter Arvalにインタビュー

ノンリニア*で対話的なプレゼンテーションができるPreziは、このところニュースらしいニュースがなかったが、このほどハンガリーのブダペストにおける同社のルーツや、9時間の時間差のある二つのオフィス(ブダペストとサンフランシスコ)を抱える悩みなどについて、話してくれた(上のビデオ)。〔*: 従来のスライド型のプレゼンソフトは、リニア(線形)。〕

今やSalesforceやLufthansa、Marriott、IBMなどもPreziを使ってクリエイティブなプレゼンを作っている。同社は2009年、シリコンバレーに進出して以来爆発的に成長し、MicrosoftのPowerPointから相当数のユーザを奪った。

同社によると、今年ユーザ数が6000万を超え、これまでに1億9000万あまりのプレゼンテーションが作られ、それらは合計10億回以上見られた。

上のビデオはPreziのサンフランシスコ本社のオフィス、取材に応じてくれたのは同社の協同ファウンダで社長のPeter Arval。インタビュワーは私Sarah Buhrだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。