Samsungが「S Pen」スタイラスペン強化の最新スマホ「Galaxy Note 20」シリーズ発表

Samsung Electronics Unpacked 2020 Galaxy Note 20 Ultra

Samsung Electronicsは8月5日、オンライン発表会「Unpacked 2020」を開催。ペン対応6.7型スマートフォン「Galaxy Note 20」、同じくペン対応の6.9型「Galaxy Note 20 Ultra」を発表した。Galaxy Note 20はライトユーザー向けにあたり、同Note 20 Ultraはビジネス用途での生産性向上も求めるパワーユーザー向けフラグシップと位置付けられている。

Note 20/Note 20 Ultraは、本体に格納できる付属スタイラスペン「S Pen」関連の機能を強化。S Penによる入力時の応答性と精度の向上をうたっており、ジェスチャー機能なども強化された。

S Penの仕様は、サイズ5.8×4.35×105.08mm/重量3.04g。先端径0.7mmで、筆圧検知4096レベルをサポート。最大24時間駆動可能なバッテリーを内蔵している。

またSamsung Notesアプリでは、クラウド利用の自動保存機能と同期機能を搭載し、タブレットやPCからもアクセス可能。手書き文字をテキストデータに自動変換可能なほか、ななめに書いた文字を自動矯正し水平に整列する機能を採用している。レコーダーで音声を録音しながら日付入りメモを取れる音声ブックマーク、PDFファイルへの書き込みやハイライトの追記なども行える。Windows 10との連携が打ち出されており、Microsoft OneNoteおよびOutlookとの同期が可能なほか、リマインダーをOutlook、To Do、Teamsと同期できるようになる(11月提供開始予定)。

Samsung Electronics Unpacked 2020 Galaxy Note 20 Ultra

Note 20は、最大解像度1080×2400ピクセル・393ppiの6.7インチ有機ELディスプレーを搭載。サイズは75.2×161.6×8.3mmで、重量192g。

背面カメラは3眼構成タイプで、12MP(1200万画素)の超広角カメラ(F2.2)、12MPの標準(F1.8)、64MPの望遠(F2.0)を採用。前面カメラは10MP(F2.2)。背面カメラの動画撮影機能については、8K(7680×4320、24FPS)、4K UHD(3840×2160、60FPS)、フルHD(120/60FPS)などでの解像度をサポートしている。

メインメモリーは8GB(LPDDR5)で、ストレージは128/256GB。インターフェースはUSB Type-C。有線または無線による給電が可能。

Note 20 Ultraは、最大解像度1440×3088ピクセル・496ppiの6.9インチ有機ELディスプレーを採用。リフレッシュレートは120Hz。サイズは77.2×164.8×8.1mmで、重量208g。

背面カメラは3眼構成タイプ。12MPの超広角カメラ(F2.2)、108MP(1億800万画)の標準(F1.8)、12MPの望遠(F3.0)を採用。前面カメラは10MP(F2.2)。こちらも8K(7680×4320、24FPS)の撮影が行える。

メインメモリーは12GB(LPDDR5)で、ストレージは128/256/512GB。外部ストレージとして最大1TBのmicroSDカードを利用できる。インターフェースはUSB Type-C。有線または無線による給電が可能。

Samsung Electronics Unpacked 2020 Galaxy Note 20 Ultra

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Galaxy Foldに関する評論家の苦情にサムスンが強気の応答

Samsung(サムスン)が、新製品の折り畳み式 スマートフォンに関する声明を発表した。ソーシャルメディア上やさまざまなコラムに載ったテクノロジー系評論家たちの最初の写真は、ピカピカの新しいおもちゃを手にして楽しそうだったが、やがてそれらが、そのスマートフォンの画面の問題をめぐる同じ評論家たちからの苦情に置き換えられたからだ。

どうやら、何人かの評論家たちは自分たちのスマートフォンのスクリーンを誤って壊してしまったか、数日間使っただけで画面がおかしくなったらしい。同社にとって、それは良い眺めではない

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しかし本誌のBrian Heaterもサムスンのそのスマートフォンに触ってみて、2日間の使用でかすり傷ひとつ経験しなかった。

彼はこう書いている:

この種のことは生産開始前のモデルではよく起きるのだが、こうした報告には一考の価値がある。つい数週間前われわれは同製品がまだ表舞台にでる準備が整っていないのではないかと心配していた。

少なくとも、この問題がどこまで広がっているかを確認するために、2000ドルを投じる前に2~3週間待つ正当な理由にはなる。

それはそれとして、私は自分のGalaxy Foldでなんの技術的問題も経験していない。今のところ問題なし。しかし、そろそろ素晴らしい機能の新鮮味も薄れ、問題が露見してくるころかもしれない。

サムスンの返事はたいへん強気で、苦情の投稿者はそれを正しく使っていないと非難しているようでもある。米国では4月26日という発売予定は変えていない。

テクノロジー評論家としてとても尊敬されているRecode誌のWalt Mossberg氏は、サムスンからの返事を「全然弱い」と評した。声明の全文はこうだ。

「初期のGalaxy Foldの一定数のサンプルがレビューのためにメディアに提供された。われわれは提供されたサンプルのメインディスプレイに関するいくつかの報告を受け取った。われわれはその実機を徹底的に調べて、問題の原因を判定したい。

「これとは別に数名の評論家が、ディスプレイの最上部層を取り去ったら画面に損傷が生じたと報告している。Galaxy Foldのメインディスプレイは最上部に保護層があり、それはディスプレイの構造の一部であって、画面を意図せざる擦過傷から護ることが目的だ。その保護層を取り去ったり、メインディスプレイに接着剤をつけたりすると損傷が生ずることもありえる。我々は、この情報が顧客に確実に届くようにするつもりである」。 

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

SamsungのQ4も利益は下降、メモリチップなど半導体の需要低迷で

がっかりするような結果を覚悟しなければならないのは、Appleとそれを取り巻くアナリストたちだけではなかった。Samsung Electronicsの2018最終四半期の決算ガイダンスも、二年ぶりに利益が減少するだけでなく、アナリストたちの予想をはるかに下回っている。同社はその下降の原因として、メモリチップの需要が予想外に低かったことを挙げている。これまでの各四半期ではメモリが、同社のスマートフォン事業の低迷を補ってあまりある存在だった。

Samsung Electronicsによると、約10兆8000億ウォン(96億7000万ドル)の連結営業利益は、前年同期の15兆1500億ウォンを28.7%下回り、Thomson Reutersが取材したアナリストたちの予測13兆2000億ウォンすら下回る予想だ。連結売上の予想59兆ウォンは前年同期65兆9800億ウォン(529億ドル)を10.6%下回る。アナリストたちの予想は62兆8000億ウォンだった。

声明で同社は、“メモリビジネスの困難な状況により2019年の第一四半期も低調な決算が続くことが予想される”、と言っている。とくにデータセンターの顧客の一部において、需要が予想外に弱かったそうだ。

先週は、SamsungのライバルAppleが、第一四半期決算のガイダンスを下げ、CEOのTim Cookは、売上予測が当初の890-930億ドルから840億ドルにダウンする、と述べた。新興市場における需要低迷がその原因とされたが、しかし一般的にスマートフォンの市場そのものが最近の二年は不調なのだ。

ほぼ1年前にGartnerが、2004年以来初めてのスマートフォンの全世界的な売上減を報告した。そのときは、高品質な低価格スマートフォンの不在によりアップグレードが不調だったことと、とくに高級機のオーナーに長期保有の傾向があることが、市場低迷の原因とされた。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Galaxy Note 9およびGalaxy Watchが米国にて販売開始

Wireless Charging Duoで利用できるデバイスが欲しくなってきた頃だろうか。せっかくなので、最新のGalaxy Note 9とGalaxy Watchがおすすめだ。ついに販売開始となったのだ。Note 9についてはこちらにも長文レビューを書いた。今回は、要点をまとめておこう。

  • 画面が美しい。
  • カメラの性能は素晴らしい。
  • 長時間バッテリー搭載。
  • 新機能S-Pen。
  • (但し高額ではある)

Galaxy Watchは、本稿を執筆している今現在も着用している。近々詳細をレビューするつもりだ。直感的な印象でいうのならば、わりと気に入っている。サイズが小さくなった(とは言っても、まだまだ大きすぎると感じる人が多いのだろうけれど)のがともかく嬉しい。

両デバイスとも、さまざまなチャネルから入手できる。しかしベンダーにより異なるスペックのものが扱われていることもあるので、Samsungのリリースから引いておくことにしよう。

128GBのGalaxy Note 9は、Best Buy、Costco、Sam’s Club、Straight、Talk Wireless、Target、Walmart、Samsung.comおよびShopSamsungアプリケーションなどの小売チャネルの他、AT&T、Sprint、T-Mobile、U.S. Cellular、Verizon Wireless、およびXfinityなどのキャリアでも扱っています。512GBモデルについては、AT&T、T-Mobile、Verizon、U.S. Cellular、およびSamsung.comでのお取り扱いとなっています。

Galaxy Watchについては、次のようにアナウンスされている。

42mmモデルが$329.99より、46mmモデルが$349.99からのご提供となっております。アメリカ国内での取り扱いはAmazon、Best Buy、およびSamsung.comです。LTE版もSamsung.comおよびT-Mobileにて販売開始となっております。価格は42mm版が$389.99、46mm版が399.99からとなっています。

Galaxy Homeスマートスピーカーについては、とりあえずお察しの通りの状況となっている。

原文へ

(翻訳:Maeda, H

Samsung Galaxy Note 9公式PVがリークした、故意ではないというが…

【抄訳】
Samsungのロングラン製品Galaxy Noteシリーズの中でも次の旗艦機と見なされるNote 9は、その公式のPVがリークして、YouTubeにリンクが氾濫している。

Twitterには、リークは故意でなく事故だ、というツイートが…

今度出るそのファブレットは、すでにかなり大々的にリークしている。そして明らかに、外観も大きさもあまり変わっていない。それは、Samsungが来年出すと言われている、あの伝説の折りたたみスマートフォンでもない。

Note 9の公式発表は8月9日だから、ファンがその細部を知るための時間はあまり残されていない。

しかし、あと数日という今日このごろにおいて、Samsungのブランドまでついてるそのビデオは、来週予約受け付けが始まるであろうその製品の、今までよりも洗練された姿を見せている…

使える形容詞も尽きてしまったSamsungは、今度のNote 9を“強力”ではなく“超強力”と言っている。リークされたベンチマークは、大きなパフォーマンスアップを予見させる。3.5mmのヘッドフォンジャックは健在だ。本誌のBrian Heaterの目は、鋭(するど)かった。

指紋センサーは、前よりもややまともな位置へ移動し、このビデオは鮮やかな黄色のS Penスタイラスを強調している。こちらは、“全面的に新強力”だそうだ。ビデオ中の無意味な落書きでは、よく分からないけど。

ストレージ1テラバイトを謳っているが、それは1テラの機種があるのではなくて、512GBモデルを買った人が増設するのだ。しかしこのビデオが見せているようなペットや食べ物や人間の写真ばかりでなく、1テラバイトならではのクリエイティブを見せてほしかったね。

【以下略】

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Samsungが再生可能エネルギー採用の推進を発表

Samsungは、米国、ヨーロッパ、そして中国にあるすべての工場とオフィスに、再生可能エネルギーを100%使用すると発表した。Samsungが、再生可能エネルギーに対する取り組みを公に宣言したのはこれが初めてである。

グリーンピースと環境保護活動家たちが、Samsungに対して、多くのハイテク企業は既に再生可能エネルギーへの転換を開始していると何ヶ月もの間呼びかけていた。

Samsungは、自社の建物、工場、そして事務所など、自分自身でより簡単に管理できる部分から取り組み始めている。グリーンピースのプレスリリースによれば、その38の建物のうち17の建物が米国、ヨーロッパ、そして中国に置かれている。

Samsung Electronicsは、再生可能エネルギー目標を設定したアジア最初のエレクトロニクス製造会社です。この宣言は、同社の巨大なグローバル製造規模を削減するために、大きな影響を与える可能性があり、排出削減と再生可能エネルギーへの移行を加速する上で、重要な企業参加であることを示しています。より多くの企業がこの先例に従い、再生エネルギー目標を設定すべきです。そして政府機関も、企業が再生可能エネルギーをより容易に入手できるようにするための政策を推進する必要があります」とプレスリリースの中で語るのは、グリーンピースの広報担当であるInsung Leeである。

一夜にして全てが変わるわけではないが、これらの建物は2020年までに再生可能エネルギーで稼動する予定だ。Samsungは、他の国で再生可能エネルギーの利用を増やすことができると述べている。それに加えて、Samsungは韓国の京畿道にソーラーパネルを設置する予定である。

多くのハイテク企業と同様に、Samsungは数千のサプライヤーと協力している。そのため、自分の施設に再生可能エネルギーを使うだけでは不十分だ。Samsungはこの問題にも徐々に取り組み、Carbon Disclosure ProjectのSupply Chain Programにも参加する。

まずは、サプライヤー上位100社のエネルギー需要を把握し、再生可能エネルギーへの移行を支援したいと考えている。これは多年にわたるプロジェクトであり、Samsungの進捗状況を定期的に把握することが重要である。

しかし、世界最大のコンシューマーエレクトロニクス会社の一つが、力強い宣言を出すのを見ることは良いことだ。

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(翻訳:sako)

画像クレジット: Bloomberg

サムスン電子、Q1売上ダウン予測も復活の構え

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先ほどSamsung Electronicsは第1四半期の売上予測を発表し、激化する競争によるスマートフォン売上低迷を受け、再び経常利益の下落を予測していると語った。

Samsungは、2015年Q1の経常利益を5兆9000万ウォン(約54億ドル)、対前年比30%減と予測していると話した。これは同社の過去18ヵ月における売上下落を取り戻すものではないが、少なくともDow Jonesがまとめたアナリスト予測の35%減よりはよい。

またSamsung Electroncsは、売上予測を47兆ウォン(約433億ドル)、前年比12.4%ダウンと発表した。

Xiaomi等の会社が台頭するにつれ、Samsungのスマートフォン売上は落ち込んだ。同社は2014年Q4の決算報告でモバイルが昨年の営業利益のわずか58%を占めていることを公表した。2013年の70%から大幅な減少だ。さらに同社は当期のスマートフォン売上も引き続き下落すると予測していることも語った。

Samsungはスマートフォン市場のトップ返り咲きを果たすべく(あるいは多少でも遅れを取り戻すために)、Galaxy S6およびGalaxy S6 edgeを必死に売り込んでいる。同社が旗艦スマートフォンを2機種同時に発売するのは初めてのことだ

両機種ともガラスと金属で作られており、これはプラスチック製だったSamsungの前機種が、魅力に欠け安っぽいという激しい批判を浴びたのを受け、使用を決めた材料だ。

同社はこの四半期スマートフォン事業強化にあたって自己防衛的に行動している兆候が見られる。例えば、昨日Samsungは、保証延長業者のSquareTradeによるSamsung製スマートフォンの耐久性を批判するYouTubeビデオに答えて、自らも自社を擁護する詳細なビデオを公開した

さらにSamsungは、2015年Q1の収支に関するプレス説明会を先週行い、これは四半期予測に関してめったにコメントしない同社にとって極めて異例なことだった。

説明の中で、Samsungの未来戦略室広報責任者のLee Joonは、記者団にこう伝えた、「Samsung Electronicsの収益予測について多くの記事が書かれている。1~3月期決算では利益が改善されたことを報告するつもりであると言ってもよいだろう」。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

iPhone 6は大量のAndroidユーザを奪った、この広大な草刈り場がAppleの今後の伸びしろになる

Appleの最新のiPhoneの顧客は、古いiPhoneからのアップグレードだけではなくて、むしろその大多数はそのほかのプラットホームからの移行だ。AppleのCEO Tim CookはWall Street Journalのインタビューで、最近iPhoneを買っている消費者の相当大きなパーセンテージが、iPhone以外のデバイスから来ている、そしてその多くがAndroidからの移行だ、と述べた。これはたぶんAppleにとって、前四半期にiPhoneが7450万台売れたという新記録よりも良いニュースだ。なぜならこの数字(Androidからの移行)は、まだまだこれからも伸びる余地が大きいからだ。

前四半期にAppleが達成した巨大な数字を見て、一種の天井観を述べるアナリストも少なくないが、でも重要なのは売上の数字よりもむしろ、それがどんな形で達成されたのか、だ。AppleのCEO Tim Cookは、最初の一台目のスマートフォンを持っている/いた大量の初心者的ユーザを重要な機会ととらえ、中国本土のような市場での同社の成功はそのことを実証している、と述べている。

未開拓のスマートフォン市場のサイズは、世界経済の動向にも左右されるし、とくにハイエンド機の市場は景気の影響を受けやすい。それに対して、今Android機を持っているスマートフォンユーザの数は、具体的に把握できる。それは巨大な市場であり、ここ数年、着実に成長してきた。

iPhoneが今置かれている状況は、Macがたどってきた過程と似ている。Macも初期には成功し、その後競合製品に市場を奪われ、それから再び盛り返した。ただしiPhoneはMacのように、途中、綱渡り状態になったことはなく、むしろ市場で一貫して維持してきた実力が、競合機種からの大量移行を招き寄せた。iPhoneがAndroidユーザに対して発揮した強い説得力を、MacがPCユーザに対して持つならば、それは巨大な売上に結びつくと思うが。

Androidデバイスが今後、その機能や魅力においてiPhoneを上回るものになる、とは考えられない。対してAppleは、iPhoneの大型画面機を出すことによって、多くの人たちがどっとiOSのハードウェアに流れる要素を作り出した。そしてSamsungが舵を失った船のようになってる今は、Appleにとって、向かうところ敵なし、という楽ちんな状態になってしまった。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))