トランプ大統領、安全メガネを外して日食を見る

ドナルド・トランプは安全メガネをかけて、今日(米国時間8/21)米国を横断する日食を見ていた ―― 少なくとも最初は。観察の終わりが近くなると、大統領はあのへんてこなメガネをかけていたことを忘れたかのように、メガネを取り去り直接太陽を凝視した。それは、賢明な人間のすべきことではない ―― 日食でもそうでなくても。

彼が行動に出たとき、トランプの側近は「見ないでください!」とまで叫んだが、効果はなかった。安全メガネを外して空を見上げた最高司令官は、目を細め、見てはいけないと言われていたものを指差しもした。

きっと彼は熱烈なU2ファンに違いない。たぶん、盲目になりたいのだろう ―― 見たくないものを見つけるのが怖くて。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

まもなく始まる全米日食ショー。NASAによるライブストリーミングはこちらから!

まもなく、アメリカではほぼ100年ぶりとなる皆既日食を観測することができる。日食のおこるしばらく前から、大勢を巻き込む大騒ぎとなっている。

ただ、残念なことに皆既日食が見られるのは、オレゴン州からサウスカロライナ州まで、幅70マイルほどの区間に限られる。その他の地域では部分日食を観測することになる(もちろんそれもまた感動的なショーになるはずだ)。

もちろん日食なんてまったく見られない地域の人もいるだろう。平日でもあることで、デスクに縛り付けられている人も多いはずだ。しかし、そうした人々にも「手段」がある。

今回の日食、NASAが完全ライブストリーミングを行うのだ。開始時刻は11:45AM ET(日本時間0時45分)で、4:15PM ET(日本時間5時15分)までのライブストリーミングを予定している。本稿の英語版ページには、ライブストリーミングが開始され次第、そのストリーミング配信を埋め込んでお届けする予定だ。

NASAのウェブサイトには次のような記事が掲載されている。

地球物理学者による、太陽−地球の位置関係が起こす不思議についての解説を聞くことができます。ラント社(Lunt Solar Systems)が、Hαフィルタ、カルシウムK線フィルタ、white-lightソーラーフィルタを通した3種類の高解像度で美しい日食画像を提供します。さらにSaluki Stadiumからの観測気球からの映像もストリーミングされることになっており、市民科学者となるためのさまざまな知識を学ぶことができるようになっています。さらに得られた知識について、ソーシャルメディア上で多くのエキスパートと意見を交わすこともできるでしょう。つまり、日食を生で見られない人も残念がる必要はないのです。NASA EDGEを通じて、世界中のあらゆる場所が世界最高の観測スポットとなるのです。

ちなみに、生で日食を体験する人にお伝えしておきたい。よくご存知のこととは思うが、たとえ1秒でも、あるいは日食の最中ではあっても、太陽を直接見つめないようにしてほしい。どうしても直接に見たいという人は、ライブストリーミングの映像を見ることにしてほしい。

ライブストリーミングはUStreamYouTubeおよびFacebookなどで行われる。もちろんTwitterでも見ることができる。

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(翻訳:Maeda, H

Amazon、認定外の日食用メガネ購入者に返金

Amazonは、この夏の大日食イベントに向けて販売した日食用サングラスが偽物である可能性があるとして、購入者に返金した。

多くの人々が、8月21日に北米大陸を横切る日食 ーー 場所によって、完全な暗黒になるか部分的に太陽が隠れる ーー を前に準備を進めている。そして多くの人が、この太陽現象が頭上を通過する間に直接空を見上げるのに必要な保護メガネを入手するために、手軽なAmazonを使った。

しかしAmazonは、同サイトで売られているメガネが信頼ある製造元で作られているものばかりではないことを認識し、安全のため、疑わしいメガネを使用しないよう顧客に通知した。Vergeが最初に報じた。

「安全は当社の最優先事項の一つです」とAmazon広報担当者がこの件についてTechCrunchに語った。「当社は多数の警告に加え、業界標準をみたしていない可能性のある日食メガネの購入者に連絡して返金を行ないました。お客様にはAmazon.comで常に安心して買い物していただきたいと考えています。また、Amazon.comで販売される日食用メガネは、関連するISO標準を必ず満たようにいたします。」

安全問題についてはここ数ヶ月間話題になっている。最近Amazonから返金を受けた女性は、中国のメーカーからまとめて500個購入し、会社からは安全だと聞かされていた。後に、その会社が意図的に偽の安全表示をして彼女を騙そうとしたことがわかった。

言うまでもないが、不適切なメガネで直接日食を見ると視力に深刻な損傷を与える場合がある。「自作のフィルターや一般のサングラスは、たとえ色の濃いものであっても太陽を見るには適していない。許容される何千倍もの太陽光を透過させるからだ」と、米国宇宙航行学会(AAS)は警告している。

報道によるとAmazonは、検証不可能な日食用サングラスを販売している店舗を閉鎖するとともに、商品を使用しないよう顧客に注意を喚起しているがすでに遅すぎる可能性がある。プライムメンバーでない人は、間に合うよう購入するためには今がギリギリのタイミングだ。

もちろん、Amazonサイトには幅広いセレクションの日食用メガネがある。しかし、購入に際してはISO 12312-2国際安全基準の表示があることを確認されたい。認証済みのメガネは太陽光を10万分の1に減衰し、イベントを楽しむ間あなたの目を保護してくれる。

NASAおよびAASは、必要な安全基準を満たすブランドをごくわずかしか認めていないことにも注意されたい。認定済みメーカーの一覧は ここで見られるので、購入前に確認することをお勧めする。

製品の安全性についてAmazonから通知を受けていない人は、購入した製品がISO準拠であることをAmazonが確認されている。それでも自分が認定外製品を購入したのではないか心配な人は、Amazonのカスタマーサービスに連絡して、A-to-Z Guaranteeによる返金を受けることができる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook