ミシガン大学が釘打ち機能内蔵ドローンを開発中

FAA(米連邦航空局)は、ドローンに火炎放射器や拳銃などの武器を装備することに罰則を設けた。でも、ネイルガンは武器だろうか?シューティングゲームのQuake以外でも?そうではないことを望みたい。ミシガン大学のロボット工学者たちが、屋根板を屋根に釘打ちする機構(ネイルガン)を備えたドローンを開発した

大学のドローンテスト施設で撮られたビデオを見ると、離陸した同機は屋根の先端へ接近し、慎重にネイルガンを打ち込み、やや後退してからさらに二度釘を打ち込んだ。

現状は単なるデモンストレーションで、改良の余地は大きい。ドローン自身がカメラを搭載せず、位置を固定したカメラのシステムと近くのマーカーでドローンの位置を知り、次の場所を指示している。

現在のところ開発のごく初期段階だが、いずれはこういったドローンが内蔵カメラなどを使って、次にタッチダウンする場所を見つけるだろう。コンピュータービジョンの技術は今とても進歩しているから、屋根瓦のコーナーを見つけるなんて朝飯前だろう。

いまはまだ、ドローンは自由飛行しているし電動ネイルガンを使っているので、10分ぐらいしか飛べず、数ダースの釘しか打ち込めない。電力を本体外部からケーブルで供給すれば、もっと長く飛べて、しかも強力なエアネイルガンを使えるだろう。

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ドローンはすでに、いろんな産業で使われている。ビルを検査し、木を植えている。そしてこの実験で、また1つ用途が広がった。屋根葺きは単調でしかも危険な作業だから、エキスパートが監視しコントロールするドローンにやらせるのがベストだろう。

ミシガン大学のMatthew Romano(マシュー・ロマーノ)氏らが書いたこのドローンの研究論文(PDF)は、今年のInternational Conference on Robotics and Automation(ロボティクスとオートメーションに関する国際会議)にも提出された。

画像クレジット:ミシガン大学

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

大きさが1ミリ弱でエネルギーを光から得る撮像素子はカメラをどこにでも隠せるやばい発明

今の世界に、これだけ大量のカメラがあっても、まだ足りないと主張する研究者たちが、今度は顕微鏡的サイズで電力を自給できるカメラを作った。それは、どこにでも埋め込むことができて、しかも寿命は永久的だ。確かにクールな技術だが、これによりアルミ箔の売上が急増するかもしれない(後述)。

技術者たちはこれまで、カメラセンサーが自分に当たる光を動力源にする方法を研究してきた。必要なのは、光電池が持つ二つの機能、自分に光として降り注ぐエネルギーを保存する機能と、どれだけのエネルギーが得られたか記録する機能だ。

問題は、電池が一つのことをしているときは、他のことができないことだ。だから、一定サイズのセンサーが必要なら、面積の一部を電力収集用にするか、または高速に役割を交替するかだ。

ミシガン大学のEuisik YoonとポスドクのSung-Yun Parkは、そのどちらもしなくてすむ方法を思いついた。よく見ると、感光性ダイオードは完全に不透明ではない。むしろ、かなりの量の光が透過している。だから画像センサーの下にソーラーセルを置いても、光は十分得られる。

この天啓によって彼らの、“撮像とエネルギー収穫を同時に行う”センサーが生まれた。それは、アルミ箔の上で動作するのだ。

彼らが作ったプロトタイプのセンサーは、大きさが1平方ミリメートルより小さくて、太陽光の中では完全に自己発電できた。そして、15fpsで十分良質な画像を撮れた:

左のベンジャミン・フランクリンは7fps、右は15。

彼らが書いたペーパーには、センサーを改良すればもっと良い画質が得られる、とある。そしてParkがIEEE Spectrumに書いているところによると、消費電力もまだ最適化されていないから、今後はもっと暗いところで高いフレームレートで撮影できる、という。

究極的にはこのセンサーは、誰にも見つからないカメラとして利用でき、電池もワイヤレス送電も要らずに、永久に動き続ける。すごいね!。

もちろん隠しカメラを作るなら、ストレージや通信機能も要る。しかし、それらの顕微鏡的バージョンも今どこかで開発中だから、それら周辺装置を組み込むのも時間と努力の問題だ。

チームは彼らの成果を、今週のIEEE Electron Device Lettersに発表している。

画像クレジット: ミシガン大学

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

ミシガン大学、無人運転車のテスト用に実際の町並みを再現したテスト施設を建設予定

Googleの自動運転車の話題はさまざまな範囲で盛り上がりを見せている。見かけもなかなか可愛らしい。しかし、たとえば信号機の変調や、交通ルールなど守らなくても良いと思っている歩行者による突発的事象などに、どのように対応するのか(できるのか)はよくわからない部分もある。

これは素人だからわからないというわけのものではなく、たとえばミシガン大学のEngineering Collegeも、ぜひ答えを知りたいと考える種類の疑問であるようだ。そこで、同大学同カレッジは自動運転車のテスト用施設をこの秋にオープンする計画をたてたそうだ。

運営はSoutheast Michiganのミシガン大学Mobility Transformation Centerが行う。

この施設は自動運転車のテストのためだけに作られる都市となる。見かけ上は一般の都市とまったく同じ外観を持つようになる。すなわち、自動運転車の運用を開始した際に、どのようなことが起こり得るのかを実験するための施設なのだ。

都市には、たとえば道路の合流ポイントがあり、一時停止の標識があり、あるいはラウンダバウトや交差点、ファサードなどがある。そしてここに歩行者なども加わって、実際の都市とかわらないテスト環境を構築するわけだ。

1台のみを走らせるのではなく、複数台を動かした時にどのような動作を行うのかをテストできるようにもなる。

造船工学などを担当する准教授であるRyan Eustice曰く「現在のテスト環境では行えないような、突発事項においてのテストを実施したいと考えているのです。その結果を検証していくことにより、こうした自動運転車などにおける安全性などを検証していくことができるようになると考えているのです」とのこと。

曲がり角に来たら自動的にハンドルを切るといったようなレベルではなく、たとえば自動的に障害物を認知し、自分でブレーキをかけるといったような高度な技術を持つ自動運転ロボットをテストするための環境を実現しようとしているわけだ。

[via theVerge]

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(翻訳:Maeda, H