Google Keep―Google+と連携してソーシャル化すればPinterestとEvernoteの有力ライバルになる可能性

今日(米国時間3/20)、Googleはとうとうノート・アプリのKeepを正式公開した。うっかり早まって一時公開してまた削除するなど先週どたばたを演じた後だったが、このアプリはメモやリスト、写真その他さまざまな情報を即座に安全なクラウドに保管できるサービスだ。

ちょっと試してみて気づいたのだが、Keepは簡単にPinterest風のレイアウトで利用することができる〔入力窓右側からギャラリー表示を選択する〕。KeepとPinterestの差はPinterestがソーシャルだという点だ。Pinterestはもちろん唯一のソーシャル・ブックマークではないが、この種のものとして消費者にもっとも好まれているサービスの1つだ。するとこの点はGoogle Keepにも当てはまるかもしれない。

Googleはその気になれば一瞬でKeepをソーシャル化できる。Google+に接続するだけでよいからだ。ウェブでユーザーが関心を抱いたページ、特にGoogle検索で発見ししたページをKeepでブックマークし、即座に友だちと共有できるとなればPinterestそっくりだ。

Keepについてのネット上の議論は主としてEvernoteのライバルになるかという点を巡って戦わされているが、 私はもっと大きな枠組みでKeepの影響を考えるべきと思う。

以下のスクリーンショットのようにKeepのデザインはPinterestに似ている。

こちらがPinterestだ。

たしかに今のところKeepの機能は写真、メモ、リストを保存することに限られているが、ユーザーはなんであれウェブに保存したコンテンツを友だちと共有したがる。たとえ、家族はごく親しい友だちといった狭い範囲にしてもだ。現在Keepにはこの機能は欠けている。しかしDrive やYouTubeなどGoogleの他のサービスと同様、いずれKeepにもソーシャル化が及んでくると予想しても見当外れではないだろう。

Google+のソーシャル機能は個人のメモやブックマークの共有にも容易に適用できる。ラリー・ペイジがCEOに就任して以後、Googleが発表する新製品は必ずさらに大規模な枠組みの一部だったことを考えれば、Keepが今後ずっと現在のようなバニラ状態でいるとは考えにくい。さらにGoogle Readerが広く一般ユーザーのものになることに失敗した点も考える必要があるだろう。Readerの機能を将来Keepが引き継ぐことになる可能性もある。

もちろんKeepはスタートしたばかりであり、Googleはすでにブログで発表した以上の情報を明かそうとはしない。しかしこのサービスはいろいろな理由から綿密な検討に値する。Googleの場合、見えているのは常に氷山の一角なのだ。

[写真:Flickr]

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Googleドライブ向けリアルタイムAPIが登場―ドライブを利用したリアルタイム共同作業アプリの開発が可能に

Googleは先ほど、Google Drive Realtime APIリリースした。デベロッパーはこの新しいツールを利用してGoogleドライブと同様のリアルタイム共同作業のユーザー体験を自らのアプリに取り入れることができるようになる。

Googleによれば、このAPIはネットワーク・コミュニケーション、ストレージ、同期のコンフリクトの解決その他共同作業におけるさままざな問題を処理するので、デベロッパーはアプリ本来の機能の開発に専念できるという。Googleは共同作業コード・エディターのNeutron Drive、プロジェクト・スケジュール・ツールのGantter、ダイアグラム・ツールのdraw.ioという3種類のデベロッパー向け有力ツールと提携してAPIのテストと改良を行ったという。

このAPIの能力をデモするためにGoogleはルービックキューブ・ゲームを作った。またAPIの作動をテストできるDrive Realtime API Playgroundも用意されている。デベロッパーはRealtime APIを実際に利用する際にはこちらで登録する必要がある。

GoogleによればこのAPIはマップ、リスト、文字列、JSONValueなど一般的なデータ・オブジェクトの共同作業版を提供し、自動的に同期を行い、編集結果をオジェクトに格納する。またデベロッパーはカスタム・オブジェクトを追加することができる。

APIが共同作業相手の存在をモニタしているので、デベロッパーは共同作業者がログイン、ログアウトしたり、ドキュメントに変更を加えたりしたときに他のユーザーに対してその旨を通知するようにできる。

Google Driveと同様、Realtime APIもシステムの基盤として用いられているoperational transformation (OT)のおかげで編集結果は即座にローカルのドキュメントに反映される。そのため遅いネットワークに接続している場合でもローカルのアプリの反応は速いままだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Google、 画像検索でGifアニメを正式サポート、「落ちるネコ」も簡単に探せるようになった

ネットの住民はGIFアニメが大好きだ。一部のファンは会話をもっぱらGIFアニメに頼っているほどだ。

しかしこれまで望みのGIFを検索するのは非常に難しかった。Tumblrや今までのGoogle検索はGIF探しには十分ではない。そこでGoogleは「ネコが椅子から転げ落ちる」たぐいの傑作GIFを探しやすくするよう検索サービスを改良することに決めた。

Googleは GIFアニメのフィルターを順次公開中だ。検索キーワードを入力した後、「検索ツール」ボタンをクリックして“Animated”を選択するだけでよい〔訳者の環境では日本語版、英語版ともまだ表示されず〕。するとアニメーション画像のみが検索結果として表示される。また今回さらに「背景が透明」な画像を検索するフィルタも追加された。画像をユーザーがカスタマイズしたいときに便利だ。

GoogleのAnimatedフィルタを利用してアニンメーション画像を検索するとこういう表示になる。

真面目な話、これまでGoogleでGIFアニメを探そうとすると非常に面倒だった。私は “cat falling gif のように文字列で検索をしてきた。結果に含まれるのはアニメ画像だけではないからやっかいだ。

画像をクリックするとアニメのプレビューが見られる。

サンキュー、Google.

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Google Nexus 10のコマーシャルは複数ユーザ制を強調

Googleは最近、テレビコマーシャルが快調で、とくにガジェット類(ハードウェア製品)が良い。今日から放映されている同社のiPadキラー対抗機種Nexus 10の最新コマーシャルは、子どもができたことを知った若いカップルの生活に、このWiFiオンリーの製品をうまく絡ませている。

このコマーシャルは、Nexus 10の何を売り込んでいるのか? マルチユーザのAndroid機であること。そうだ、Googleの競合上のアドバンテージは、このデバイスを誰かと共有できることだ。それだけ? まあ、とにかくコマーシャルを見てみよう:

iPadに”子どもモード”や”ゲストモード“を作れ、という話は前からある。でも、自分のとってもパーソナルなデバイスを、うちにいるちっちゃな手に触らせたいと、みんな思うだろうか? ブログの記事や、良くできのテレビコマーシャルだけのお話かもしれない。しかし実際には、自分のタブレットを家族の誰かにも使わせたい、という人は多いのだ。

マルチアカウントの良い点は、ログイン直後に各人が、すぐに自分のホーム画面とアプリを見られる/使えることだ。Googleのシンク機能はとても良くできているから、そこらに複数のデバイスがあって、どれを使っても同じ画面が見られる。しかもNexus 10は399ドルと安い。

今のGoogleは相当本気でモバイルし、タブレットしているから、問題はそのセールスポイントだ。上のビデオでは、Google Play、映画を見る、Google Nowで検索、Google+でHangoutsする、本を読む、などが出てくる。GoogleのデバイスとGoogleのサービスがセットだ。

Appleのコマーシャルのような、ひねりやおもしろさはない。アドバンテージを訴求し、iOSより良いところを強調する。同じ土俵では勝負にならないから、少しずつ小味を効かせる。今回は、デバイスをほかの人と共有できます編だ。iPadみたいに、ポルノだらけのタブを人に見られる心配がない。ぼくの場合、それはないのだけれどね。あんまり。

このGoogleの10インチタブレットは今年のI/Oカンファレンスでどんなアップグレードが発表されるかな? ぼくの場合、唯一の問題は、自分の家以外の場所では使い途がないこと。Nexus 10は完璧…にはほど遠い。iPadより良いか? それは個人の好みによる。しかしGoogleとしては、こうやって、‘それにしかない’機能をこつこつと訴えていくしかない。賢明なやり方だね。

〔Nexus 10で複数のユーザを作る…そのやり方。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Facebookがハッシュタグを採用すれば、グラフ検索をはるかに上回る発見が生まれる

ハッシュタグ(#)といえばコンテンツを分類したいTwitterユーザーたちの象徴だが、近々これがFacebookのグラフ検索に導入されるという噂がある。同社はこの機能をあれこれ検討しているらしいが、どこまで本気なのかはわからない。

ハッシュタグは、Twitterだけに特有なコンセプトというわけではないが、一般ユーザーの間に普及させたことは間違いない。ちなみに、ハッシュタグの最も重要な使い道はブランディングのためではなく、未分類の情報をまとめて、発見しやすく見渡しやすくするためにある。

本誌情報筋によると、果たしてこの機能がFacebookのユーザー体験に取り入れられるかボツになるのかを決めるにはまだ早すぎるという。しかし、ニュースフィード改訂ではっきりした情報を分別してフィードに流すという同社の方針と、ハッシュタグの導入はつじつまが合う。現在グラフ検索では、全書き込みのインデックス化がまだなので、ハッシュタグの採用はその後になるかもしれない。

しかしFacebookはハッシュタグの威力を目の当たりにしている。Instagramでは驚くほどよく使われているからだ。写真にハッシュタグをているのは全く異なる層のユーザーたちだが、退屈した人々がタグをクリックすることによって、どれほど写真の魅力が喚起されるかをFacebookは知っている。

グラフ検索を使っていて、空っぽのボックスの中に文字を入力することはソーシャルネットワークには馴じまないと感じている。リンクやハッシュタグのようなヒントから自分の探訪をスタートする方がずっと好みだ。これはWikipediaなとのサイトに広く行き渡っている現象だ。リンクをたどって記事から記事へと何時間も没頭してしまう。このようにリンクには巨大なソーシャルネットワークを小さく感じさせる効果がある。これはTwitterがハッシュタグをうまく取り込んで以来経験してきたことだ。


もしFacebookがリンク付ハッシュタグを採用すれば、人気テレビ番組には「#○○○」を貼り付けたCMが溢れて、視聴者を巻き込もうとすることは間違いない。本来ハッシュタグは、ワンタップ、ワンクリックの発見を通じて人々の時間を大量に消費させるためにある。そうなればTwitterも大いに恩恵に預かることになるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Googleストリートビュー・チームにロング・インタビュー―ラリー・ペイジの車の屋根のカメラからグランドキャニオンの谷底まで

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最近、私はGoogleでストリートビューを創造したメンバーに長時間インタビューする機会があった。そこでこのプロジェクトがラリー・ペイジの夢想から始まって世界中の誰もが特に意識もせずに使う日常必須のツールへと成長したのか、そのプロセスを詳しく学ぶことができた。

ラリー・ペイジの車の屋根に積まれたかさばったカメラから始まったストリートビュー撮影システムはワゴン車、乗用車、三輪車、二輪車、はてはバックパックやスノーモビルにさえ搭載されている。2007年5月25日にスタートして以来、ストリートビューはGoogleが世界を観察する視覚となった。ときには賛否の議論を巻き起こすこともあるが、Googleは前進を止めない。

ストリートビューのエンジニアリング・ディレクター、Luc Vincentとエンジニアリング・マネージャーDaniel Filipに会う前に、私はGoogleマップについてできるかぎり勉強していった。それでもストリートビューのコンセプトが生まれた当時、それがいかに「空に浮かんだパイ」のような夢物語だったかには気づかなかった。ストリートビューがこれほど身近になった今、多くの人々がこの誤解をしているものと思う。


そこに行く前のその場所の様子を知りたい

フランケンシュタインみたいな不気味な外見の車だった

Vincentによれば、ストリートビューの最初のコンセプトはスタンフォード大学のMarc Levoyの研究だという。 Levoyと彼の学生の一人がビデオを撮影してそれを1枚の画像に貼り合わせる技術を開発した。Googleはサンフランシスコ中の道路を撮影することができるかどうか見るためにこのプロジェクトに少額を投資した。その結果、ビデオの1コマずつを解析して非常に長大な街路の写真を合成することが可能だと判明した。写真は歪んでおり、画質は悪かったが、これがストリートビューの第一歩になった。

このテストの後、ラリー・ペイジは自分の車の屋根に巨大なカメラをくくりつけ、サンフランシスコ中の道路の写真を撮ってまわった。それらの写真をつぎはぎした巨大な画像はそのままでは役に立たなかったが、Vincentによれば、このテクノロジーはさらに興味深いものになった。

最初のストリートビュー開発チームは20%ルール〔社員は勤務時間の20%を自分の自由な実験に充てられるというGoogle独特の規則〕を使う少数の社員たちからなっていた。バンの屋根にはカメラとGPSとレーザーが搭載されていた。レーザーは建物など沿道の物体までの距離を測定するためだった。システムはこれによって3Dモデルを作り、画像を整合性を保って貼り合わせることができた。カメラはバンの車内のコンピュータ・アレイに接続され膨大な写真がその場で処理された。しかしまだまだ初歩的ななレベルだった。Vincentによれば―

フランケンシュタインみたいな不気味な外見の車だったが、われわれの目的に十分なくらいベイエリアの画像データを収集することができた。われわれは警備部門からバンを借りて街を乗り回した。しょっちゅうエラーが出て仕事が止まった。

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正規のプロジェクトになる

しかし本格的にやるとものすごい費用が…

20%ルールで自分の好きなことをするのと、他人を巻き込み、正式なプロジェクトとして承認を受けるべく努力するのは全く別だ。Vincentのチームは十分なデータを集めてからそれを1つに継ぎ合わせてサービスとして意味のあるものに.した。

2005年の第3四半期にVincentのチームは金曜日の定例テクノロジー会議にストリートビューを持ちだした。ここで、エンジニアリング担当副社長を含めて、20%ルール以外の社員を充てることが承認された。2005年の10月にストリートビューは正式にGoogleの新プロジェクトに格上げされた。いよいよ後戻りはできなくなったわけだ。地球を隅から隅まで1ピクセルも余さずにデジタル画像化する途方もないプロジェクトが動き出した。対外的には秘密のままだったが、VincentはStreetViewプロジェクトに新規の人材を採用することができるようになった。Filipが最初の採用者だった。今でもこの2人がストリートビュー事業のリーダーだ。

2006の始め、ストリートビュー・チームのフルタイムのメンバーは7人だった。目的は実際に稼働するサービスを作り上げること。

この時期、われわれはいくつかの問題に取り組んでいた。ユーザー・インタフェースの専門家はチームに1人しかいなかった。見た目のとおりのパノラマ画像をユーザーが扱いやすい形で表現するのに非常に苦労した。というのはその当時、まだGoogleマップがなかったからだ。

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意外に思う読者も多いだろうが、この時点では今われわれが見るようなGoogleマップは存在していなかった。ストリートビュー・チームはいわばGoogle自身と比べてさえ進みすぎていた。Vincentによれば、

われわれはまず新しいプラットフォームを作らねばならなかった。信頼性が高く、大規模に拡大可能でかつ車載可能なシステムでなければならなかった。われわれは8台のデジタル一眼レフを放射状の花びら形に配置した。完全な情報を得るためにシステムが高価になってもやむを得ないと覚悟していた。

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データ処理

なんでもいいからできる限りの情報を集め、その後で使い方を考える

他のすべてのGoogleの活動と同様、ストリートビューでも収集したデータに対する膨大な処理が行われている。Googleはしばしばものに取り憑かれたようにあらゆるデータを収集しようとし、これがプライバシーに敏感な一部人々の反感を買っている。しかしGoogleは「なんでもいいからできる限りの情報を集め、その後で使い方を考え、人々の役に立てる」というアプローチを繰り返してきた。

ストリートビューで収集される情報量は膨大なものだ。Vincentのチームのバンは写真撮影の他に、GPS情報、周囲4箇所のレーザーによる対象物までの距離、風速、その他あらとあらゆる情報を記録した。

しかも現在ストリートビューのデータは全世界47カ国に散らばった3000のシステムから収集されている。

Vincentによれば、

ストリートビュー車には4、5台のコンピュータを積んだラックを装備してあったが、いつも何かが壊れた。われわれはこういうストリートビュー車を3、4台作って主にカリフォルニアでテストを繰り返した。始終不調になるので、なかなか規模を拡大することができなかった。

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800万キロを走破した現在、不調が起きる確率は著しく減った。

データから意味を引き出す

われわれの両親の世代でも意味のある情報を簡単に引き出せるようにするためにストリートビュー・チームはありとあらゆる地理情報を処理できる部内用ツールを開発した。GPS、レーザー測距装置から得られたデータと写真を重ね合わせて、意味ある結果が得られるかを検討した。大量の試行錯誤の末に、ついに意味のある利用法にたどり着いた。

CB View - depth map

ストリートビュー・カーのドライバーは撮影済みデータを収めたハードディスクを5台ずつまとめてGoogleに送る。 それらはデータセンターで情報を吸いだされ、情報は中央データベースに格納される。

データセンターでの処理の1つは、人物の顔と車両のナンバープレートにモザイクをかけることだ。今となっては当たり前に思えるプライバシー上の配慮だが、ストリートビューが登場するまではこんなことは誰も思いつかなかった。そこでGoogleはこの作業が自動的に実行できるシステムを開発しなければならなかった。またストリートビュー・カーは同じ場所を15回撮影する。システムは15枚の写真を合成して露出、光線の反射、陰などを調整してできるだけ多くの情報が表示されるようにする。こうして完璧なパノラマ画像を用意するのだ。

同時にシステムは画像から道路標識などの情報を読み取り、Googleマップシステムに転送する。これも膨大な処理量となる。

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ストリートビュー車のそれぞれのカメラが写真を撮ると同時にその瞬間の位置情報とレーザー測距による空間情報も記録されている。これによってストリートビュー・チームはここに見られるような見事なパノラマ写真を合成することが可能になる。

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水平方向を撮影するカメラと天頂を向いた魚眼レンズを装備したカメラによって沿道の建造物の3D画像が合成される。

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この取材で知ったのだが、水平方向のカメラの視界が他の車両で遮られたときには他のアングルから撮影された写真で隠された部分を補うことができるシステムが用いられている。3D画像に撮影車自身が写らないのもこの技術によるものだ。

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リリース、そして現在

トラフィックはあっという間にわれわれの処理能力を超えてしまった

2007年にストリートビューが公式にローンチされたとき、対象地域はサンフランシスコ、ニューヨーク、ラスベガス、マイアミ、デンバーだけだった。当時のカメラはそれぞれ5メガピクセルで、これは今の携帯のカメラ程度だ。現在用いられているカメラの解像度はなんと75メガピクセルだ。

ストリートビューはリリースと同時に大人気となったのだが、実はGoogleもストリートビュー・チームも公開前は果たしてユーザーにどのように受け止められるのかまったく予想がついていなかった。もちろんGoogleは公開に備えてそれなりにコンピュータの処理能力を用意はしていた。

〔ストリートビューの〕トラフィックは見ている前で天井まで跳ね上がった。そしてあっという間にわれわれの処理能力を超えてしまった。Googleで仕事をしていて良い点はそのサービスへのトラフィックと関心をリアルタイムでモニタできることだ。ストリートビューはローンチの直後からでとてつもない関心を集めていた。世界中のウェブサイトがストリートビューから引用した面白い写真を掲載し始めた。

ストリートビューのユーモラスな写真やショッキングな写真は以来、さまざまな議論を呼びつづけている。最近もストリートビュー車が野生のロバをはねたという非難がいわれないものだと説明しなければならなかった。

いずれにせよ初期型のバンは大量に製造するのに向かなかった。ここに写っているカメラはテントウムシ型で、水平方向の8台のカメラと天頂を向いた魚眼レンズ装着のカメラで構成されている。これを搭載した自動車が世界中を日夜走り回った。目にした読者も多いに違いない。

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しかしこのストリートビュー・カメラが現在の形になるまでにはかなりの時間と努力が必要だった。Vincentによると、Googleが社内で利用する他のハードウェアの多くと同様、結局カメラもフレームもGoogleが独自に開発することになった。いちどテクノロジーのコア部分が完成すると、ストリートビューは小さな町や外国でも必要とされるようになったので、チームは二輪車にも搭載できるようにシステムのダウンサイジングを図った。有名なストリートビュー・トライク(人力三輪車)は自動車が入れない狭い路地や史跡の内部などを走り回っている。

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2010年にバンクーバーで冬季五輪が開催されたとき、チームのメンバーの一人が山の景色をストリートビューに加えようと発案した。それはいいアイディアだということになって、カメラがスノーモービルに搭載された。気温がカメラには低すぎたのでエンジニアは自分のジャケットを脱いでカメラに被せなければならなかった。その後も次々に新しいアイディアが湧きでた。

われわれは人々を結びつけたかったのです

どうして屋外の写真ばかり撮っているのだ? 屋内のパノラマ写真もクールじゃないか? 特に有名な美術館、博物館の中は皆が見たいはずだ。そこでストリートビュー・カメラを載せたトロリーが開発された。屋内ストリートビューについてVincentはこう言う。

われわれは広い屋内空間を撮影するために小型のコンピュータシステムを開発し、すべてを手押し車に載せた。三脚では時間を食いすぎる。難しかったのは屋内ではGPS信号が受信できない点だった。そこでわれわれはGPSなしにトロリーの正確な位置を決定できるようレーザー位置測定に基づく複雑なアルゴリズムを開発しなければならなかった。このトロリーのおかげで現在50箇所の美術館、博物館の内部をストリートビューで見ることができる。

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Vincentがストリートビュー・システムは十分な数の写真を撮影していないと感じるようになったため最新タイプのストリートビュー撮影システムには15台ものカメラが装備されている(魚眼レンズのカメラは必要がなくなった)。Googleは画像の質と正確性の限界を一歩先へ進める努力を常に続けている。Appleが地図サービスを独自にローンチしようとして大いに苦労していることは記憶に新しいが、Googleはこうしたすべてを2005年から延々と続けてきたのだ。そればかりでなく、2007年以降、Googleの地図プロジェクトは信じられないほど巨大なスケールに拡大している。これに追いつくのは並大抵のことではあるまい。

インタビューの最後に、私はVincentに「そもそもなぜこんなことを始めようと考えたのか?」と尋ねてみた。彼大真面目な表情で答えた。「われわれは人々を結びつけたかったのです」〔Facebookのモットーとして有名)

複雑高度なものを日常ありふれたものに

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Googleのテクノロジーのほとんどは舞台裏に隠れていてユーザーの目には触れない。ユーザーはソーセージがどうやって作られるかいちいち細かいことを知りたいとは思わない。気にするのはおしいかまずいかだけで、おいしければユーザーは戻ってくる。友だちにも勧めるだろう。VincentはGoogleのプロダクトが一般ユーザーにとって「当たり前のもの」になるのを好んでいる。そうなればイノベーションをさらに先へ進めることができるからだ。

将来、ストリートビューができそうなことは多い。バックパックで人が背負って歩けるトレッカー撮影装置は森や山で遭難した人々を捜索するのも応用できる。すでにグランドキャニオンの壮大な景色がいながらにして体験できるようになっている。

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地図サービスでGoogleに追いつくためにはまずこうした高度に洗練されたハードウェアを今すぐ大量に配備する必要があるだろう。なにしろ現在も何千台ものこのカメラが世界中を撮影しつつあるのだ。

また関心のある場所の映像をスマートフォンでこれほどスムーズに閲覧できるのも驚くべきテクノロジーだということを忘れないほうがよい。もしかすると、そのうち読者もGoogleマップづくりに参加できるかもしれない。あのGoogle Glassのユーザーが目の前の光景を撮影してGoogleに送ると、それがストリートビューの一部になるかもしれない。

今はクレージーに聞こえるアイディアかもしれないが、なにしろ巨大なデジタルカメラを自分の車の屋根に積んで走り回るファウンダーのいる会社だ。どんなクレージーなことを始めるか予想もつかない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

話題のFacebookリニューアル。さらなる利便性を目指すデザイン方針は「Mobile-Inspired」

photo-2巷ではFacebookの新ニュースフィードに関する話題が花盛りだ。ちなみにFacebookでプロダクト部門バイスプレジデントを務めるChris Coxによると、Facebookの新デザインは「統一性」に重点をおいたものだとのこと。Facebook内ではこれを「mobile-inspired」と呼んでいるのだそうだ。今回リリースしたニュースフィード面での変化も、あるいは写真フィードの変更も、確かにデバイスによらない統一性を意識したものであることがお分かりになるだろう。これまでのFacebookとは確かに違う狙いをもってのリニューアルのようだ。

昨今の風潮として「デスクトップオンリー」のデザインというのは流行らない。少なくともメンローパークにあるFacebook HQ内ではそのように考えられている様子。時代はやはり「モバイル」であるらしい。ところで「時代はモバイル」といったとき、何を心がければ良いのだろう。より関係の深い情報を、タッチ操作などで簡単に、そしてすっきりとしてデザインで見せることが、一層大切になっているのだろう。

「Facebook内のいずれのページにも、わざわざホームページに戻ることなく移動できるようになりました」とCoxは言っている。フロッグデザインのマーク・ロルストンも、利用者の関わるところからは「技術」的な要素を消してしまうことが大事であるというようなことを言っている。美しい、レスポンシブなデザインとはつまりそういう方向性にあるものだろう。そして今回のFacebookが目指すところも同じだと言ってよさそうだ。

なぜこうした方向性をとるようになった理由のひとつとして、Coxは次のような例を挙げている。すなわちFacebook利用者の35%は、画面サイズの関係もあって右側に表示されるチャットバーを全く見ていないのだそうだ。そのせいで、メッセージ関連トラフィックが伸びていないこともあるのだとのこと。こうしたことを新たなレスポンシブデザインにより解決しようと考えているわけだ。

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新たなフィード画面は、本日よりウェブ上で展開されている。モバイルデバイスでは来月から適用していきたいとのこと。但し、利用者からのフィードバックを受け取りつつ、新デザインの摘要はゆっくりと進めて行きたいと考えているそうだ。

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今回の更新をまとめれば、すなわち「ごちゃごちゃにサヨナラ!」ということになる。

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ちなみに発表の席で広告についての話は何もなかった。「ごちゃごちゃ」という面ではもっとも不満の声が大きい部分でもある。広告の提示方式につき、どのように考えているのかは今後の様子を見て行きたいと思う。もし広告出現頻度が増えてくるようであれば、結局利用者の感じる「ごちゃごちゃ」と、Facebookが考えるところのものが異なるということになるわけだろう。Facebookが10億以上の人びとと同じように感じることができているのかどうか、今後に注目してみたい。

リニューアルの理由を説明するビデオを掲載しておこう。

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(翻訳:Maeda, H)

Twitter、iOS版およびAndroid版、そしてモバイルサイト版をアップデート。「発見」機能のさらなる強化が目的

3414271359_dfb8ec357b_zTwitterがiOS版およびAndroid版アプリケーション、およびモバイルサイトのアップデートを行った。面白そうなコンテンツが常に流れてくるように、また検索による発見を、より便利に行えるようにというところに主眼をおいたものだ。先月の記事にも記したように、Twitterでは昔のツイートも検索結果に表示されるようにしている。今回の変更ではこうした流れを一層強化する変更を行ったわけだ。

「強化」した内容といえば、古いツイートに加えて検索語に基づくトピックやユーザーのサジェッションも行うようになったことだ。リアルタイムのサービスにこうした機能が加わるのは、なかなか興味深いことではある。

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また、今回のアップデートによりサポートを停止された動画サービスもある(Mobypicture、Vodpod、およびPosterous)。繁体字は新たにサポートされるようになった。アップデート内容をまとめると、SXSWに備えて「発見」関連の機能に大幅な機能追加をしたということになるのかもしれない。

また、細かいところながら、Twitterからウェブリンクを開いた際、ウェブページの下にツイートが表示され続ける(iOSのみ。トレイの中にツイートが表示されるようになっている)のは面白いと思う。ウェブページをタップすることでツイートは消すことができる。

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iOS版のアップデート説明には次の用に記されている。

  1. 「検索」ではリアルタイムの情報をもとにより多くのツイートとユーザーを表示できるようになりました。また@ユーザー名や#(ハッシュタグ)を検索し、そこからツイートをすると、それらのユーザー名やハッシュタグが自動挿入されます。
  2. 検索バーに言葉を入れると、その言葉から始まる最近のトップニュースの候補を表示します。また、その中の1つをタップするとその検索結果を表示します。
  3. ツイートに添付されているリンクを開いた時に、画面下の3本線を引き上げると、そのリンクがついていたツイートが表示されます。
  4. ツイートの詳細には紐づくすべてのツイートが表示されるので、会話を見逃すことがありません。
  5. アプリからユーザーをブロックすると自動的に「つながり」タブから該当ユーザーからのアクティビティが消去されます。
  6. 「見つける」タブは下に引き下げることで新しい情報を読み込みます。
  7. 繁体中国語での利用が可能になりました。
  8. 端末の設定からではなく、アプリからログアウトできるようになりました。
  9. 不具合の修正を行いました。

検索を行った際の画面の様子を掲載しておこう。

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「election」(選挙)で検索したところでは、過去ツイートとして出てきたのはプロモーションのもののみだった。これがもう少し有効に機能するようになればと思う。いずれにせよ、Twitterは、発見機能を強化することでツイートしない人もリンクを眺めたり、人びとをフォローすることで楽しめるようにしたいと考えているわけだ。

[Photo credit: Flickr]

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(翻訳:Maeda, H)

Googleドライブの表計算に面白い隠し機能―ビールの銘柄が一気に自動補完される

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Googleドライブの表計算に面白い隠し機能があるのがわかった。 ビールのファンならこの自動補完を試してみるとよい。ポピュラーなビールのリストが一気に作成できる。

1行目のセルに“lager”と入力するとセルの右下に小さい青い四角が表示される。マウスを乗せると十字に変わるのでコントロール(Macならオプション)を押しながら下にドラグする。すると下のようなリストが現れるはずだ。

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Googleにはビール好きがいるらしい。数列、日付、色など標準的な自動補完はよく知られているが、ビールだけでなく、さまざまなリストが自動補完で作成されることがわかった。このスマート自動補完はSetsと呼ばれる機能で、しばらく前にGoogle Labsで開発されたものという。

私はビールのリストを200行以上に拡張してみたが、いっこうに止まる様子はなかった。われわれのChris VelazcoはTechCrunchと入力して試したところ、テクノロジー・ブログのリストが表示された。〔日本版:それ以外にもさまざまなキーワードに対して自動補完によるリスト作成がサポートされているので、下でいくつか試したみた。〕

これはなかなかクールな機能だ。他にもなにかクールな機能が隠れているようだったらコメント欄で教えていただきたい。

h/t Libby Britain.

[Photo credit: Flickr]

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

Googleドライブの表計算に面白い隠し機能―ビールの銘柄が一気に自動補完される

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Googleドライブの表計算に面白い隠し機能があるのがわかった。 ビールのファンならこの自動補完を試してみるとよい。ポピュラーなビールのリストが一気に作成できる。

1行目のセルに“lager”と入力するとセルの右下に小さい青い四角が表示される。マウスを乗せると十字に変わるのでコントロール(Macならオプション)を押しながら下にドラグする。すると下のようなリストが現れるはずだ。

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Googleにはビール好きがいるらしい。数列、日付、色など標準的な自動補完はよく知られているが、ビールだけでなく、さまざまなリストが自動補完で作成されることがわかった。このスマート自動補完はSetsと呼ばれる機能で、しばらく前にGoogle Labsで開発されたものという。

私はビールのリストを200行以上に拡張してみたが、いっこうに止まる様子はなかった。われわれのChris VelazcoはTechCrunchと入力して試したところ、テクノロジー・ブログのリストが表示された。〔日本版:それ以外にもさまざまなキーワードに対して自動補完によるリスト作成がサポートされているので、下でいくつか試したみた。〕

これはなかなかクールな機能だ。他にもなにかクールな機能が隠れているようだったらコメント欄で教えていただきたい。

h/t Libby Britain.

[Photo credit: Flickr]

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

Google、Android、iPhone、iPad版Chromeをアップデート―高速化して検索、共有を強化

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GoogleがChromeブラウザのモバイル版を発表して以来、デスクトップ版と同期して使える便利さを多くのユーザーが体験してきた。デスクトップのブックマークや履歴などすべての環境がモバイル版で再現されるのはありがたい。しかしモバイル版のChromeがiPhone版Safariなみに高速で動かなければその便利さも半減してしまう。

Googleもこの点は十分認識しており、スピードアップに重点を置いたAndroid、iPhone、 iPad版のChromeのアップデートを発表した。

Android版の場合、HTML5のサポートの拡大と最新のV8 JavaScriptエンジンによってブラウジングは25%も高速化されたという。Googleによれば、この高速化はiOS版にも近く導入される。

GoogleのGrace KlobaとRohit Raoはこう述べている。

GoogleはAndroid版、iOS版のChromeについて、安定性とセキュリティの改善、バグ修正など目に見えない改良を続けています。現在Google PlayApp Storeで公開されている最新版のChromeについてのフィードバックをお待ちしています。

iOS版のChromeについては、検索と共有機能の強化が行われた。従来、この点ではOSと密接な連携ができるAndroid版に一日の長があった。GoogleはiOS版でその改良を行うためにはかなり頭を使う必要があったに違いない。

オムニボックスに長々しいURLを表示する代わりに、最新版ではユーザーが入力した検索キーワードがそのまま表示される。ユーザーは醜いURLを見ることなく、検索キーワードを変えたり、さらに絞り込んだりできる。Chromebookをしばらく使ったみて、私はモバイルデバイスの小さな画面で二度とURLを見たくないと思い始めていたところだったからこれはうれしい改良だ。

これが新旧対照のスクリーショットだ。全ユーザーに公開されるまでにはあと数週間かかるかもしれない。

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iOS版では、共有と履歴も改良された。「戻る」ボタンをタップするだけで今まで訪問したページをすべて見ることができる。またどのページでもメニューから「共有」を開くだけで共有が可能だ。共有オプションが増やされているが、特に重要なのは任意のウェブ・ページを直接iOSメッセージを通じて共有できるようになったことだろう。これは以前から強く望まれていた。

Chromeはすべてのデバイスでモバイル・ブラウザを完全に支配しているわけではない。しかしデスクトップでナンバーワンのブラウザの地位を勝ち取ったことはモバイル分野でもシェア増加の有力な要因となるだろう。たいていのユーザーがいつか一度はChromeを試してみる気になるだろうし、そうなればGoogleはデスクトップとの同期という強力な機能によって新しいユーザーを囲い込むことが可能になる。AppleはGoogleによってiOSのブラウザが完全に乗っ取られてしまう前にSafariの強化に本気で取り組む必要がある。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

3DマウスMycestroはコンピュータをミニオーケストラのように“指揮する”

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Kickstarterには、われわれが思いつくようなものはすべて出尽くしてしまった、と思いがちな今日このごろだが、でもこのMycestroのようなものを見ると、これまで見てきたものは氷山の一角に過ぎない、と思い知らされるのだ。これは指サックのように指を挿入して使う3Dマウスで、マルチタスク(複数同時並行作業)をコントロールするときには威力を発揮しそうだ。

今のパソコンの使い方は、デスクトップでもラップトップでも、手がひっきりなしにキーボードとトラックパッドあるいはマウスのあいだを、行ったり来たりしている。二つを、同時並行的には使えない。それは、Mycestroを知ってから考えると、相当な量の運動量の浪費だ。すでにMycestroは、プロトタイプは完成しているようだから、あと必要なのは本格生産のための資金だけだ。

発明者でファウンダのNick Mastandreaは、長年このアイデアを温めてきた。数年前にEngadget誌に載ったこともあるが、そろそろ製品化の頃合いだ。Ksで79ドル出資すると一つもらえる。色を指定するなら、99ドルだ。発売予定は、すべて順調なら今年の10月である。

下のビデオが機能の一部を紹介しているが、たとえばタッチボタンは、3D技術と空間認識機能のおかげで、非常に少ない動きでコンピュータの画面上をナビゲートできる:

以下は、この3Dマウスのスペックだ:

- 無線補聴器の大きさ。
- 軽い、重さを感じない。
- 内蔵電池はUSBで充電可。
- 電池寿命は平均8時間。
- クリップのサイズは2種類(取り替え可能)。

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まったく新しいマウスの使い方に慣れなければならない、という問題は確かにある。コーヒーショップや電車の中などで使っていたら、みんながあなたをいぶかしげな目で見るだろう。Mycestro(〜マエストロ)という名前には理由がある。あなたがそれを使っている様子は、まるで小さなオーケストラを指揮している状態に似ているだろう。つまり、第三者が見ると、あなたは“へんな人”になる。そんなの平気だ、と言える人にとっては、この3Dマウスから得られる利益は計り知れない。

Bluetoothを使うので、コンピュータから離れられる距離は最大30フィート。したがってプレゼンなどにも向いている。そのタッチ技術はGoogleのProject Glassに似ていて、後者ではそのウェアラブルデバイスの側面をタップしてマウスやトラックパッド的な操作をする。iPadやiPhoneでも使えるし、年内にはAndroidにも対応する。ソファなどに寝そべった姿勢で、タブレットが自分の手先よりもやや遠くにあるとき、この3Dマウスなら十分にコントロールできる。運転中でも、使えるかもしれない。

下のデモは、インターネットテレビをコントロールしている様子だ:

Xbox Kinectにもやや似ているが、こちらはなにしろ小さくて手の中に入る。しかもセットアップ不要だ。

Ksでの募金はあと38日あるが、今のところ、目標額10万ドルに対して39735ドル集まっている。見た目の奇異感を克服できて、自分の手に実物がなくてもその便利さを想像できる人がたくさんいたら、目標額は達成できるだろう。なお、左利きの人用は、やや生産が遅れるそうだ。なお、ぼくは左利ききだけど、マウスやトラックパッドは右手で使っている。

なにもない空中で、あなたの手が複雑な動きをしていたら、まわりから変人と思われるかもしれないが、そんなことを言えば、Bluetoothのヘッドセットもそれと似たようなものだ。コンピュータの、まったく新しい制御方法を、経験してみるのも悪くないだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

LinkedIn、全社員にiPad miniをプレゼント

テクノロジーとはすばらしいものだ。とりわけ雇い主がガジェットを無料でくれるなら。今日(米国時間2/13)入った情報によると、LinkedInは全従業員にiPad mimiを配ることを決めた。なんだかオプラ・ウィンフリーが「iPadがもらえるのよ、iPadがもらえるのよ」と叫びながら聴衆に物をあげるところを思いださせる。

本誌は本件に関してLinkedInの広報担当者に確認をとった。これは真実でない限り記事にすべき話題ではないから。社員たちを悲しませてはいけない。

われわれは2012年中の当社全従業員による懸命の努力と実績に感謝の意を表したかった。今日行われた隔週の全社会議で、みんなの貢献に対する会社からのささやかな気持として、iPad miniで社員たちを驚かせた。

CEOのJeff Weinerが大量のminiを前にしているところ。

プレゼントの理由は、同社が2012年の全四半期で「ウォール街予測を上回る」すばらしい業績を上げたこと。現在同社の従業員数は3500人なので、1台の価格を329ドルとすれば、合計115万1500ドルになる。誰かがAppleで笑んでいる。

ディスカウントはあっただろうか?

これに直接反応して、かどうかわからないが、ある情報筋によるとIntelの研究開発部門の全エンジニアがフル装備Lenovo Yoga、1500ドル相当をもらったらしい。私はiPadを取る、あしからず。

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(翻訳:Nob Takahashi)

Google、ハングアウトをアップデート―スライダーで通信速度を選択、音声のみモードも新設

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どんなインターネット接続条件下でもさまざまなサービスをできるかぎりユーザーに届けようとGoogleは努力している。 たとえば第三世界の国々に旅行した場合、非常に遅い接続速度しか得られないことがままある。いや、それをいうならアメリカ国内だって接続速度の遅いスターバックスはいくらでもある。

今日(米国時間2/7)、Googleはハングアウトに2つの新機能を追加した。ひとつはユーザーの接続環境に合わせて通信速度を選択できるスライダーだ。これまでハングアウトは接続環境の中で最良の画質を得られるよう自動調整を行なってきた。しかしユーザー自身がマニュアルで速度をコントロールできると非常に便利なことが多い。またこのスライダーに関連するが、ビデオを停止して音声のみのモードが選択できるようになった。

GoogleのTim Blasiによればこういうことだ。

今日われわれはインターネット接続速度が低い、あるいは不安定な環境におけるハングアウトの体験を改善するために2つの機能を新設した。

1) 音声のみモード:このモードでは音声のみがやり取りされる。そのため接続帯域が大幅に節約できる。参加者の音声は高音質で明瞭に聞こえるが、ビデオではなくユーザーのプロフィール画像だけが表示される。

2) 帯域幅スライダー:ハングアウトセッションを始めるとトップにスライダーが表示されるようになった。ユーザーはこのスライーダーを動かすことでリアルタイムで通信速度を変更できる。スライダーを最低状態に動かすと上記の音声のみモードになる。これによってインターネット接続が不安定な地域でもセッションを続けることが可能になる。

これら2つの機能は今日から個々に公開されるので、ユーザーによってはどちらか一つの機能が先に利用可能になることがある。すぐに全員が両方の機能を利用できるようになるはず。試してみて感想をきかせていただきたい。

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音声のみモードの追加で、ビジネスだろうとプライベートだろうと誰でもどんな場所でもハングアウトに参加することが可能になった。モバイル・ユーザーの場合、よほど接続条件がよくないとビデオを利用したハングアウトにはつらいものがあった。音声のみならほとんどの接続条件で問題なく機能するはずだ。残念ながらこの機能はデスクトップではサポートされない。近くサポートされるようになることを期待したい。

Google+のヘビーユーザーでない読者でも、それと気づかずにハングアウトを利用している場合が多々ある。たとえば一般公開を目的としたHangouts on Airではリアルタイム会話を録画して即座に配信することができる。先月、ジョー・バイデン副大統領がHangout on Airを利用して多数の視聴者を集めている。

できるだけ多くのユーザーにサービスを提供するといえば、Googleは昨日、ハングアウトをインドで提供開始した。Googleの翻訳能力の高さを考えると、多国語の会話がリアルタイムで自動通訳されるハングアウトというのも近い将来登場するかもしれない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

アメリカYahoo!、Googleのコンテキスト広告を非独占的契約で導入

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当初、AllThingsDがスクープしたYahooとGoogleの広告での提携がYahooから正式に発表された。この提携の内容はYahooがこれまで他の広告ネットワークと結んできた契約と大きく変わるものではない。Yahooの膨大なページビューと1年足らず前に新任CEOとなったマリッサ・メイヤーが元Google幹部であることを考えると、Googleがコンテキスト広告を提供するようになったのはある意味順当な流れといえる。

われわれは長年にわたってデスクトップでもモバイルデバイスでもGoogleのコンテキスト広告を眺めてきたし、その仕組みが優秀であることも知っている。メイヤーはGoogleの社員第20号としてGoogleの広告プロダクトの表裏を知り尽くしている。

今日発表されたプレスリリースはこちら

興味深いのはYahoo検索は主としてトップページに掲載された論説記事に重点を置いている一方、Googleは一切合切を対象にした検索結果を表示する傾向があることだ。Yahooの検索結果は人気を得たニュース記事に微妙に影響を受けている。

一方、誰も読まないようなマイナーな記事の余白ではなく、Yahooのトップ記事に関連性の高い広告を表示できるようになったことはGoogleにとって大きなチャンスだ。Yahooは売上の増大をなんとしても必要としているから、記事に的確に関連した広告が表示されるようになったことは株主にとっても良いニュースだ。しかしそれによってYahooのユーザーのクリックするー率がどれだけアップするかは今後を見なけれならない。

この契約は非独占的なものというが、提携の結果が良好なら2社の関係がさらに深まる可能性はある。他のプロダクトでも提携していく上でよい実験台となるだろう。Googleの広報担当者は次のようなメールを送ってきた。

われわれはAdSense、AdMob広告を通じて数多くの有力サイト運営者のマネタイズを助けてきました。このリストにYahoo!を加えられたことを非常に嬉しく思っています。

[写真: Flickr]

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

アメリカYahoo!、Googleのコンテキスト広告を非独占的契約で導入

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当初、AllThingsDがスクープしたYahooとGoogleの広告での提携がYahooから正式に発表された。この提携の内容はYahooがこれまで他の広告ネットワークと結んできた契約と大きく変わるものではない。Yahooの膨大なページビューと1年足らず前に新任CEOとなったマリッサ・メイヤーが元Google幹部であることを考えると、Googleがコンテキスト広告を提供するようになったのはある意味順当な流れといえる。

われわれは長年にわたってデスクトップでもモバイルデバイスでもGoogleのコンテキスト広告を眺めてきたし、その仕組みが優秀であることも知っている。メイヤーはGoogleの社員第20号としてGoogleの広告プロダクトの表裏を知り尽くしている。

今日発表されたプレスリリースはこちら

興味深いのはYahoo検索は主としてトップページに掲載された論説記事に重点を置いている一方、Googleは一切合切を対象にした検索結果を表示する傾向があることだ。Yahooの検索結果は人気を得たニュース記事に微妙に影響を受けている。

一方、誰も読まないようなマイナーな記事の余白ではなく、Yahooのトップ記事に関連性の高い広告を表示できるようになったことはGoogleにとって大きなチャンスだ。Yahooは売上の増大をなんとしても必要としているから、記事に的確に関連した広告が表示されるようになったことは株主にとっても良いニュースだ。しかしそれによってYahooのユーザーのクリックするー率がどれだけアップするかは今後を見なけれならない。

この契約は非独占的なものというが、提携の結果が良好なら2社の関係がさらに深まる可能性はある。他のプロダクトでも提携していく上でよい実験台となるだろう。Googleの広報担当者は次のようなメールを送ってきた。

われわれはAdSense、AdMob広告を通じて数多くの有力サイト運営者のマネタイズを助けてきました。このリストにYahoo!を加えられたことを非常に嬉しく思っています。

[写真: Flickr]

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

Twitter、iOS、Android、モバイルウェブのアプリをリニューアル―検索表示の改良やURLのワンクリックでのオープンなど

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今日(米国時間2/6)、以前から待ち望まれていたTwitterの検索機能の改良を含むリニューアルが実施された。対象はすべてのモバイル・デバイスで、 iOS、Androidとモバイル・ウェブがサポート されている。Twitterでは「このアップデートで関連あるツイート、トレンド、フォローしたいユーザーなどがすべて単一のストリーム中に表示されるようになった」としている。

このアップデートで、ユーザーはアプリのどこからでも検索アイコンをタップして検索が可能になった。今回のアップデートは日頃よくツイートやリツイートをするかしないかにかかわらず、すべてのユーザーのTwitter体験を改善することが目的だ。Twitterは前からツイートしなくてもTwitterは楽しめますと言ってきた。

それはそのとおりだったが、自分が興味のある対象をすぐに簡単に見つけることができればユーザーは今以上にTwitterを楽しめるはずだ。@ツイートであろうとスーパーボウルを観ているときに自分が投稿したツイートであろうと、すぐに発見できるように検索機能を着実に改善していくことはTwitterがフル機能のソーシャル・ネットワークとなるために欠かせない過程だ。

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変更の詳細はこちらに

見つける: 「見つける」中のすべてのコンテンツ、ツイート、アクティビティ、トレンドなどはiPhoneでもAndroidでも単一のストリームになった。アクテビティとトレンドは「見つける」タブのトップの新しいプレビュー画面をタップして開くことができる。

検索: 新しい検索結果はキーワードと関連性の高い順にツイート、写真、アカウントが単一のストリームとして表示される。iPhone版では新しい検索アイコンが追加され、アプリのどの部分からでも即座に検索が実行できるようになった(このアプリのトップの検索ボタンはAndroid、iPadにはすでに実装ずみ)。ツイート作成ボタンの隣の虫メガネのアイコンが検索ボタンだ。

つながり: つながりタブのコンテンツを見やすくするため、デフォールトのビューには新しいフォロワー、リツイート、@ツイートが単一のストリームで表示されるようになった。ただし「設定」タブで「つながりタブに@ツイートだけを表示する」にチェックを入れればそのようにできる。

リンク:i ツイート中のURLをクリックすると直接引用元ウェブページが開くようになった(従来はツイートをタップするとまず表示が拡張され、ウェブページを開くためにはさらにURLをクリックする必要があった)。

リンクをクリックすれば二度手間なしに直接ページが開くのは快適だ。Twitterには引き続き動作の効率化に取り組み、またユーザー行動への理解をさらに深めてもらいたい、たとえば、私があるフォロー相手の写真入りのツイートを頻繁に拡張表示していたら、そうしたツイートが自動的に拡張表示になるようにしてほしい。

[写真: Flickr]

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

緊急速報: Twitterのパスワードを今すぐ変えなさい

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Twitterがハッカーの攻撃を受け、25万人のユーザに被害が及んだ。その25万名はTwitterから、パスワードを変えよというメールをもらった。こんなことは今回が初めてではないが、今度の被害は本格的だ。前回のような、誤報のメール洪水を伴うハッキングではない。

Twitterはブログでこう書いている〔Twitter日本語ブログ〕:

今週発見した異常なアクセスパターンは、Twitterのユーザデータへの不法アクセスによるものだった。実行中の犯行も一件発見したが、それに関してはしばらくのちに、プロセスを遮断できた。しかし弊社のその後の調査によると、犯人たちは一定数のユーザ情報…ユーザ名、メールアドレス、セッショントークン、暗号化され擬装された状態のパスワード…にアクセスしていた。その数は、およそ25万名である。

これは、どういうこと? われわれにはまだよく分からないが、Twitterは、これが相当“高度な”ハックだと見なしている:

この犯行はアマチュアの仕事ではなかった。また、今回一度かぎりの犯行ではないと思う。犯人たちの手口はきわめて高度であり、弊社以外の企業や団体も最近同様の攻撃を受けたものと思われる。

おかげで、週末にやることができたね、Twitterさん。Twitterからメールが来たことを、まだ知らない人もきっといるよ。ぼくなんか、おかしなメールは全部、迷惑メールフィルタが捨ててしまうからね。

でも、実際に起きたわけだから、困ってしまう。しかし、人の不幸は蜜の味、とも言うよね。自分はハックされなかったから、自分がクールな人間じゃなくて、せっかくのスリルを味わえないのでつまらない、と言った友人もいる。

Twitterは次のような助言をしている。これは、ユーザからの非難を逸らすことが目的かもしれない:

国土安全保障省とセキュリティのエキスパートからの助言に基づき、ユーザにはご自分のコンピュータのブラウザ上でJavaをディスエーブルにすることを推奨する。

それよりも、あるいはそれに加えて、パスワードを変えるのだ。ハッキングされるスリルは、万人のものだからね。

[写真クレジット: Flickr]

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

緊急速報: Twitterのパスワードを今すぐ変えなさい

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Twitterがハッカーの攻撃を受け、25万人のユーザに被害が及んだ。その25万名はTwitterから、パスワードを変えよというメールをもらった。こんなことは今回が初めてではないが、今度の被害は本格的だ。前回のような、誤報のメール洪水を伴うハッキングではない。

Twitterはブログでこう書いている:

今週発見した異常なアクセスパターンは、Twitterのユーザデータへの不法アクセスによるものだった。実行中の犯行も一件発見したが、それに関してはしばらくのちに、プロセスを遮断できた。しかし弊社のその後の調査によると、犯人たちは一定数のユーザ情報…ユーザ名、メールアドレス、セッショントークン、暗号化され擬装された状態のパスワード…にアクセスしていた。その数は、およそ25万名である。

これは、どういうこと? われわれにはまだよく分からないが、Twitterは、これが相当“高度な”ハックだと見なしている:

この犯行はアマチュアの仕事ではなかった。また、今回一度かぎりの犯行ではないと思う。犯人たちの手口はきわめて高度であり、弊社以外の企業や団体も最近同様の攻撃を受けたものと思われる。

おかげで、週末にやることができたね、Twitterさん。Twitterからメールが来たことを、まだ知らない人もきっといるよ。ぼくなんか、おかしなメールは全部、迷惑メールフィルタが捨ててしまうからね。

でも、実際に起きたわけだから、困ってしまう。しかし、人の不幸は蜜の味、とも言うよね。自分はハックされなかったから、自分がクールな人間じゃなくて、せっかくのスリルを味わえないのでつまらない、と言った友人もいる。

Twitterは次のような助言をしている。これは、ユーザからの非難を逸らすことが目的かもしれない:

国土安全保障省とセキュリティのエキスパートからの助言に基づき、ユーザにはご自分のコンピュータのブラウザ上でJavaをディスエーブルにすることを推奨する。

それよりも、あるいはそれに加えて、パスワードを変えるのだ。ハッキングされるスリルは、万人のものだからね。

[写真クレジット: Flickr]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Google Mapsがコミュニティの協力で北朝鮮の地図を詳細化

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Google Mapsは、強力なプロダクトであるのみならず、強力なプラットホームでもある。つまり、世界中の人たちがMap Makerツールを使って、Googleの地図をより詳細に、正確に、そしてより今日的にすることに貢献できる。北朝鮮の地図に関してもまさにそれが起きた、とGoogleは今日(米国時間1/28)発表した

Googleの、Map Maker担当のシニアプロダクトマネージャJayanth Mysoreが、北朝鮮地図の詳細化について、こう述べている:

この地図を作るために、市民地図作者たちのコミュニティがGoogle Map Makerに集い、道路名や重要箇所を加えるなどの貢献を行った。この取り組みはMap Makerにおいてすでに数年を経過し、そして本日ついに、北朝鮮の新しい地図をGoogle Mapsで提供できることになった。これにより、北朝鮮の地図は従来よりもずっと豊富な情報と細部を見られる。

しかしこの地図は、まだ完全ではない。地図のおもしろいところは、世界が絶えず変化している場所であるところにある。私たちは世界中の人たちが、Google Map Makerを使って地図の改良を継続されることを、大歓迎いたします。今後も北朝鮮の地図に関しては正しい更新を続け、その結果をGoogle Mapsに反映して参ります。

以下が、北朝鮮の地図の昔と今だ。Map Makerのコミュニティのおかげで、相当詳しくなっている:

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Map Makerのコミュニティの活動について、本誌は最近報じた。彼らはごほうびとして、Googleからお金ではなくバッジをもらえる。作業のベースはGoogle Mapsだけではないが、それが重要な部分であることは言うまでもない。

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たしかにGoogle Mapsは独自の方式で世界最良の地図サービスになっているが、最近ではAppleも、そのGoogle的な方法を採用して追いつくつもりでいる。今Google Mapsの編集に参加しているのは、世界中の200あまりの国/地域の人びとだ。

かなり残念なのは、この方法のほうが、Googleのストリートビューの撮影車が北朝鮮国内を走り回るよりも、現時点では安全なことだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))