「10秒で消える」写真共有サービス、SnapchatがAndroid版にもビデオ撮影機能を追加

snapandroid

投稿が最長10秒で自動的に消える写真共有サービス、SnapchaがAndroid版にiOS版と同様のビデオ撮影機能を追加したベータ版を発表したのはつい10日前だった。

それが早くも今日(米国時間2/21)、ビデオ撮影機能つきのアプリがGoogle Play公式に登場した。共同ファウンダーのEvan Spiegelは今月上旬のわれわれの取材に対し て「SnapchatのAndroid版にビデオ機能を追加するには苦労させられそうだ。数々の画面サイズ、CPUなどに対応させなければならない」と述べていた。

今回のアップデートはAndroid 2.2以降をサポートしている。共同ファウンダーのDaniel Smithのブログ記事

今回のアップデートで通知システムなどUIも若干改良されている。メッセージの受け取りに関してユーザーがカスタマイズできるようになった。カメラ機能とフレームレートにも改良が加えられ、ユーザー体験が向上している。

Snapchatにとって今年はすばらしい出だしとなっている。Benchmarkから1350万ドルの資金の調達に成功し、Android版をリリースし、毎日6000万のスナップがアップロードされるまでに成長した

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

Twitter、偽メールによるログイン情報詐取防止のためのDMARC採用をアナウンス

twitter-bird-calloutTwitterが同社ブログでアナウンスしたところによると、メールを利用したフィッシング対策として、DMARCを採用しているのだとのこと。DMARCはセキュリティ対策のためのプロトコルで、Twitterからのものであると見せかける偽メールを排除するために利用するもの。第三者がTwitter社に成りすまして、ログイン情報の確認などと見せかけてセキュリティ情報を盗み出すことを防ぐ効果が期待される。

Twitter社によると、今月初めからDMARCの利用を開始しているのだとのこと。すなわち運用開始からしばらく時間が経っているわけだ。ただ最近、さまざまなハッキング行為が明らかになったこともあり、セキュリティ対策についてのアナウンスしておくべきタイミングだと考えたわけだろう。Twitterでは最近ジープやバーガーキングに対するハッキングがあり、またBETおよびMTVによる偽ハッキング事件もあった。悪意ある「アタック」が本物であろうとニセモノであろうと、Twitter利用者からは、セキュリティ対策についての注目が集まることとなった。それも今回のアナウンスに繋がっているわけだ。

DMARCはメールが登録されている送信者から送られたものかどうかを識別する機能を持つ。そして正式なメールのみを流通させるというプロトコルだ。技術的な面に興味のある方はこちらに詳細が記載されている。現在のところではAOL、Gmail、Microsoft、およびYahoo! Mailなどでサポートされていて、かなりの範囲に広がっているということが言えよう。尚、Twitterについては悪意ある攻撃から守るために、2段階認証などを望む声もある。

TL;DR: Twitterのセキュリティ対策についていろいろと注目が集まっており、Twitter社としては自社の講じている対策についてアナウンスする必要性を感じたわけだ。

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(翻訳:Maeda, H)

Facebook、グラフ検索の公開範囲を拡大、待ち行列登録の勧誘も

発表から5週間、Facebookは今日(米国時間2/21)「グラフ検索の現状」をメンロパーク本社で記者発表した。公開範囲は当初の10万ユーザーから「数十万」へと広がり、友達を早期利用の待ち行列に登録するよう誘うニュースフィード記事も表示されている。

今日の午前、私はFacebookが大量の行列待ちユーザーをグラフ検索に受け入れたことに気付いた。それがわかったのは、新しいユーザーが利用可能になるとFacebookが自動的にニュースフィード記事を公開するようになったからだ。例えば「Eric Eldonがたった今グラフ検索を使えるようになりました」という具合だ。これをクリックすればその人も早期利用リストに登録できる。Facebookはこれについて、待ち行列の登録者を増やすためのバイラル作戦だと私に言った。グラフ検索がクールな新機能なので自分にも使わせてくれと頼みたくなるに違いない、というストーリーだ。

Facebook Graph Search Viral Story

ユーザー数と公開状況の報告に加え、今日の「グラフ検索ホワイトボード解説」では、Facebookの主任エンジニア数人が登場し、人々がどのようにこの新しい内部検索エンジンを使用し、舞台裏はどう動いているかについて深く堀り下げた。

グラフ検索担当ディレクターのTom Stockyは、初期段階の使用パターンを見ると、人々はグラフ検索をFacebookと同じ目的で使っていると指摘した。つまり、友達と写真を見ることだ。「ただし第3位は〈場所〉」とStokcyは言った。地域店舗が勇気づけられる兆候だ。「興味」に関する検索クエリは少なかった。

Facebookを驚かせたのは、ユーザーが友達を探すやり方だった。多くの人たちが“photos of my ‘friends’”ではなく、”chums”、”besties”、”buddies”、”homies”、”peeps”など[いずれも「親友」を表わす俗語]を使って検索していた。これらの単語は当初グラフ検索を困らせたが、専門の自然言語チームがこうした類義語を認識するシステムを構築した。

Graph Search TV Done

次に、Facebookはグラフ検索のスケールアップに取り組んでいる。裏方システム(Unicornと呼ばれる)を強化してさらに多くのユーザー向けに公開すること、および外国語に対応して英語以外にも拡大することの両方だ。しかし、後者のためには各言語の文法や類義語を認識するために言語学者を雇う必要があるかもしれない。あるいは、サイト全体の翻訳と同じようにクラウドソーシングを使う方法を見つけるかもしれない。

同社は、「OR」検索を可能にするための文法問題にも取り組んでいる。現在は、”friends who Live in New York who Like Game Of Thrones and Downton Abbey”[ニューヨークに住んでいるGame Of Thronesとダウントン・アビーの好きな友達]を探すことはできるが、”Friends who live in New York who Like U2 or The Rolling Stones”[ニューヨークに住んでいるU2かローリングストーンズが好きな友達]を検索して一緒にロックコンサートに行く人を簡単に見つけることはできない。

しかし、グラフ検索が真の潜在力を見せるのは、検索結果をFacebookにしかできないやり方で並べ替えることだ。例えば、「TechCrunchで働いている人」を探すと、わが社の本当の従業員が全員表示されるが、ジョークや技術屋のふりのするために勤め先をTechCrunchにしている人々は出てこない。グラフ検索は賢明にも、TechCrunchで「働いている」人々は互いに友達であることを考慮している。本当の社員同志は友達になっていることが多いので、誰が本物で結果のトップに表示すべきなのかをシステムは知っているのだ。さらにFacebookは、プロフィールに検証済みの @techcrunch.comアドレスが入っていることも正統性を示す証の一つとして利用している。

Books Liked By Foudners

文書内の単語の重みを評価するTF-IDF法という古くからある方式が、Facebookで新たな使われ方として、グラフ検索結果の並べ替えに役立っている。グラフ検索で「ファウンダーに〈いいね!〉された本」を検索すると、たとえ最も多くの人が「いいね!」していたとしても、ダビンチ・コードや聖書が上位に来ることはない。代わりに、TI-IDF法のおかげで、一般集団と比較してファウンダーに特異な本が表示される。The Tipping Point[『急に売れ始めるにはワケがある 』]や Design For Hackersが上位に来るところにグラフ検索の賢さがうかがえる。

FacebookのMike Curtissは私に、TF-IDFについて「友達が〈いいね!〉したテレビ番組」を例にとって説明してくれた。「TF-IDFには微妙なバランスがある。これを使わなければ単なる人気番組の宣伝になってしまう。しかし、特定個人の好みに合わせてバイアスをかけることができれば、客観的に最も人気があるものとは別の結果を得られる。これが使えるのは有難い。良い指標になる。「いいね!」が最も多いものを見せたり、ある人にとって独特のものを見せることは可能だが、最も興味のある結果を提供するためには多くの場合バランスが重要だ」と彼は言った。

Facebookは、同社の持つソーシャルデータを活用して、事実上ユーザー一人ひとりのカスタム検索エンジンを作ろうとしている。さらに検索結果をTF-IDFで並べ替えることによって、Googleと異なるだけでなく、重なる部分ではよりよい結果を出す可能性も秘めている。

グラフ検索のしくみについて、確実な一次資料にあたりたければ、Tom Stockyと前Google社員で現在Facebookのグラフ検索担当ディレクター、Lars Rasmussenを私がインタビューしたビデオをご覧あれ。



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(翻訳:Nob Takahashi)

コラボレーションで, そしてドラッグ&ドロップでWebサイトを簡単に自作できるサービスPadlet

padlet_hi_res

WordpressやBlogger、Tumblrなどは、誰もが容易にWebサイトを作れるための優れたサービスを提供している。しかしそれでも初心者は、バックエンドやCMSの複雑さを前にしてたじろぐ。とりわけそれらのプラットホームは、シンプルであると同時に、ユーザの多様なニーズに対応するため、相当複雑な機能もあるからだ。

Y Combinatorの育成事業から巣立ち、今日(米国時間2/21)一般公開されるPadlet(元Wallwisher)は、分かりやすく使いやすいドラッグ&ドロップ方式により、一般人によるWebサイト制作に、上記の有力プラットホームをもしのぐ容易さと短い工期を提供する。しかもPadletはGoogle Docsみたいに、複数のユーザが同時に協力しながらページを作っていける。つまり、コラボレーションのできるWebサイト制作サービスなのだ。

“一般の人が考えるのは、‘これをインターネットに載せたいけどやり方が分からない’という単純なニーズだ”、と協同ファウンダのNitesh Goalは言う。“その質問の答えは、25ぐらいあるね。画像ならFlickr、ビデオならYouTubeとか。うちは、インターネットにいろんなものをポストすることを、いちばん素早く、いちばん簡単にできるようにしたいんだ”。

このサービスはすでに今日から利用できるが、Webサイトの制作を民主化することはすばらしくても、でも問題は、それを誰が利用するかだ。

Padletの考えでは、ユーザはきわめて多様だろう、プロジェクトマネージャはPadletを使ってクリエイティブなホワイトボードを作り、先生たちは生徒とコラボレーションするだろう。企業や団体がファンのための参加性の高いページを作っている例もある。たとえばこれこれ、そしてこれなど。

“コンピュータ知識のない人たちに、とても好評だ。でも、Bloggerなどを使いこなしていたコンピュータ通の人たちにも、広く使われている”、と協同ファウンダのPranav Piyushは言う。“そういう人たちは、対話とコラボレーションのできる場を、作りたがっているんだ”。

Padletには、ユーザが自由に使えるオプションの種類がとても多い。コンテンツのレイアウトはドラッグ&ドロップでやるから、これにも大幅な自由と柔軟性がある。またコラボレーションに関する設定により、ページを変更してもよい人と、だめの人を分けられる。ページのリンクの共有は、誰にでもできる。

さて、それでは収益源は?

Padletには、すでに売上がある。自分だけのプライベートなPadletを使いたい中小企業などには、プラットホームそのもの(のコピー)を有料で提供しているのだ。そういう分身的なPadletは、ストレージもユーザ側のものを使い、アップロードはそこへ行われる。Padletのサーバに、ではなく。

今後の、拡張の計画もある。

“自分のサイト〜ページ上で決済と支払ができるようにしたい、というユーザはとても多い。今後は、支払ウィジェットの提供などにより、そのニーズに対応していきたい”、とPlyushは語る。“今はまだ、きわめてベーシックだが、今後はもっと高度な対話的機能をいろいろ盛り込んでいく予定だ”。

Padletは今日から利用できる。アクセスはここから。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

「インターネット上のタイムマシーン」サービスを提供してきたMemolane、突然のサービス停止をアナウンス

Memolane LogoUpdate:ソーシャルネットワーク上での過去の行動をアーカイブして閲覧できるサービスを提供してきたMemolaneが、サービスを停止することとなった。同社ブログにて停止をアナウンスしている。

何の前触れもなく、急な話に感じられる。Memolaneに蓄積された情報はアメリカ時間の2月22日(つまりは明日)に削除されるのだそうだ(何時なのかという情報は明らかにされていない)。Memolaneにある情報というのは、それぞれ他のソーシャルネットワークからもってきたものではある。であるので、元情報が消えてしまうということにはならない。しかしそれにしても、あまりに突然の停止アナウンスに戸惑っている人も多いことだろう。

スタートアップが十分な成功を収めずに消えていってしまうのを見るのは寂しいことだ。しかし、Memolaneの場合は、詳細は不明ながら明るい未来があるものなのかもしれない。Memolaneによると、同社チームは「Memolaneの機能を拡張的なサービスを展開する企業に合流」することになるのだそうだ。Memolaneのファウンダー兼CEOであるEric Lagierに質問を送ってみている。合流することになる企業はどこなのか、合流というのが買収を意味するのかどうかなど詳細を尋ねてみているのだ。返事があり次第、更新情報を掲載することとしたい。

Update:Lagierから返事があった。但し「現在のところ、詳細は明らかにできない」というものだった。ちなみにサービスを停止することになった時点で、Memolaneは5名のスタッフで運営されていたのだそうだ。

Memolaneのサービス開始は2010年のことだった。ベンチャーキャピタルよりトータルで250万ドルの資金を調達している。サービスのコンセプトは、FacebookやTwitterでの過去の行動を振り返ることのできる「タイムマシン」サービスを提供するということで、なかなか面白いものだった。しかし、ややタイミングも悪かったのかもしれない。Facebookも、2011年9月に、自前でタイムライン機能を実装することとなった。これによりMemolaneの価値が減じてしまったという面はあるだろう。

また、Timehopというサービスも生まれ、過去のソーシャル活動を表示しつつ、いろいろと見て回ることのできる仕組みが面白いもので、大人気となった。そのような中、Memolaneとしても奮戦し、新機能のリリースも続けてきた。しかしついに、単独で戦っていくことは不可能と結論し、白旗を掲げることとなったわけだ。終わりを告げるブログ記事では、敵であったはずのTimehopやJolicloudの名前をあげて紹介してもいる。

「終わり」を宣言したブログ記事を以下に掲載しておこう(英文まま)。

“Here at Memolane, we’ve had an amazing two years helping people see, search and share all of their social media content from across the web. Our goal was to make it exciting to relive great adventures with friends. We are proud that we could bring joy to people’s lives by sending out daily emails with fun memories from the past. As well, it has been a thrill to share in the excitement when one of our fans rediscovers a precious moment that was once lost.

Today we want to share the exciting news that our team is joining another company that will utilize the Memolane features in an expanded way, adding more value to all the great memories captured on social media.

Unfortunately this also means that we will be shutting down the memolane.com service. Your account with Memolane and all its content will be deleted on Friday Feb. 22th 2013. Please note that Memolane only aggregates content so all of your social media memories will still be available on the existing social media services you use.

As well, if you love receiving your daily MemoMail, there are other services which you can use, such as Timehop. JoliCloud also offers a service for accessing all your social media. Check it out!

Since our launch almost three years ago at StartupWeekend CPH 2010, we have seen continued innovation around our vision of rediscovering great memories. With the launch of Facebook Timeline we saw the ultimate validation of our vision.

If you feeling a bit nostalgic then you can read all about how it all started. Also, feel free to send us a message on Twitter or Facebook. Also check out our FAQs post for more information.

Finally, we would like to share a word of heartfelt thanks with our loyal users, partners and our incredible team. We cannot thank you enough for all of your support, feedback, and warm wishes over the years.

And as always…

Keep making great memories, thanks for being part of ours!
Eric, Nikolaj and the Memolane Team”

原文へ

(翻訳:Maeda, H)

「インターネット上のタイムマシーン」サービスを提供してきたMemolane、突然のサービス停止をアナウンス

Memolane Logoソーシャルネットワーク上での過去の行動をアーカイブして閲覧できるサービスを提供してきたMemolaneが、サービスを停止することとなった。同社ブログにて停止をアナウンスしている。

何の前触れもなく、急な話に感じられる。Memolaneに蓄積された情報はアメリカ時間の2月22日(つまりは明日)に削除されるのだそうだ(何時なのかという情報は明らかにされていない)。Memolaneにある情報というのは、それぞれ他のソーシャルネットワークからもってきたものではある。であるので、元情報が消えてしまうということにはならない。しかしそれにしても、あまりに突然の停止アナウンスに戸惑っている人も多いことだろう。

スタートアップが十分な成功を収めずに消えていってしまうのを見るのは寂しいことだ。しかし、Memolaneの場合は、詳細は不明ながら明るい未来があるものなのかもしれない。Memolaneによると、同社チームは「Memolaneの機能を拡張的なサービスを展開する企業に合流」することになるのだそうだ。Memolaneのファウンダー兼CEOであるEric Lagierに質問を送ってみている。合流することになる企業はどこなのか、合流というのが買収を意味するのかどうかなど詳細を尋ねてみているのだ。返事があり次第、更新情報を掲載することとしたい。

Update:Lagierから返事があった。但し「現在のところ、詳細は明らかにできない」というものだった。ちなみにサービスを停止することになった時点で、Memolaneは5名のスタッフで運営されていたのだそうだ。

Memolaneのサービス開始は2010年のことだった。ベンチャーキャピタルよりトータルで250万ドルの資金を調達している。サービスのコンセプトは、FacebookやTwitterでの過去の行動を振り返ることのできる「タイムマシン」サービスを提供するということで、なかなか面白いものだった。しかし、ややタイミングも悪かったのかもしれない。Facebookも、2011年9月に、自前でタイムライン機能を実装することとなった。これによりMemolaneの価値が減じてしまったという面はあるだろう。

また、Timehopというサービスも生まれ、過去のソーシャル活動を表示しつつ、いろいろと見て回ることのできる仕組みが面白いもので、大人気となった。そのような中、Memolaneとしても奮戦し、新機能のリリースも続けてきた。しかしついに、単独で戦っていくことは不可能と結論し、白旗を掲げることとなったわけだ。終わりを告げるブログ記事では、敵であったはずのTimehopやJolicloudの名前をあげて紹介してもいる。

「終わり」を宣言したブログ記事を以下に掲載しておこう(英文まま)。

“Here at Memolane, we’ve had an amazing two years helping people see, search and share all of their social media content from across the web. Our goal was to make it exciting to relive great adventures with friends. We are proud that we could bring joy to people’s lives by sending out daily emails with fun memories from the past. As well, it has been a thrill to share in the excitement when one of our fans rediscovers a precious moment that was once lost.

Today we want to share the exciting news that our team is joining another company that will utilize the Memolane features in an expanded way, adding more value to all the great memories captured on social media.

Unfortunately this also means that we will be shutting down the memolane.com service. Your account with Memolane and all its content will be deleted on Friday Feb. 22th 2013. Please note that Memolane only aggregates content so all of your social media memories will still be available on the existing social media services you use.

As well, if you love receiving your daily MemoMail, there are other services which you can use, such as Timehop. JoliCloud also offers a service for accessing all your social media. Check it out!

Since our launch almost three years ago at StartupWeekend CPH 2010, we have seen continued innovation around our vision of rediscovering great memories. With the launch of Facebook Timeline we saw the ultimate validation of our vision.

If you feeling a bit nostalgic then you can read all about how it all started. Also, feel free to send us a message on Twitter or Facebook. Also check out our FAQs post for more information.

Finally, we would like to share a word of heartfelt thanks with our loyal users, partners and our incredible team. We cannot thank you enough for all of your support, feedback, and warm wishes over the years.

And as always…

Keep making great memories, thanks for being part of ours!
Eric, Nikolaj and the Memolane Team”

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(翻訳:Maeda, H)

Canon、プロのデザイナー向け混合ARシステム、MREALをリリース―超リアルなプロトタイピングが可能に

20130221_hiRes_interactivedemo

今日、Canon〔アメリカ法人〕は混合拡張現実システム、 MREALをリリースした。ヘッドマウントディスプレイを装着したユーザーは周囲の現実の中に3次元の仮想物体を置いて観察するることができる。デザイナーにとってはまさに夢の実現だ。

ARは一般ユーザー向けの応用としてはまだこれといって目立った成果を挙げていないが、工業デザインの分野では画期的な飛躍となるかもしれない。CanonのMREALの価格は12万5000ドルで、当然プロの使用を前提としている。

MREALのヘッドセットはGoogle Glassのように軽量で洒落たデザインではない。透過式で情報を表示するのではなく、ヘッドセットに装備されたカメラで正面の映像を取り込み、その上にバーチャル物体を重ねて表示するようコンピュータが処理する。バイザー内には2台のディスプレイがあり、リアルタイムで3D動画ストリームが表示される。Glassのように長時間装着することを前提にしたシステムではない。しかし極めて高精細度の3D動画で、現実の周囲の状況に重ねて仮想物体を見ることができる。たとえば自動車デザイナーはショールームに置かれた車体がその照明の下でどのように見えるか限りなくリアルに体験できる。〔キヤノンのMRシステムの紹介ページ

20130221_hiRes_3dcardemo本体12万5000ドル、プラス年間2万5000ドルのメンテナンス料金では一般人が気軽に買うというわけにはいかないが、プロのデザインのあらゆる分野に大きなインパクを与えそうだ。デザイナーやエンジニアが用いるのはもちろん、開発中の製品に対する消費者の反応を得るためにも大いに役立つ。また発明家が投資家に対して「完成すればこうなる」とアイディアを売り込む際にも威力を発揮しそうだ。もちろんiPhoneのケースを作るというならこんな高価なシステムを使っては引き合わないだろうが、Lit Motorsのように次世代電気自動車を開発しているなら、十分に合理的な投資といえる。

GoogleがGlassを発表したインパクトでサードパーティーが眼鏡タイプの情報デバイスの開発を始めたのと同様、Canonのような世界的有名企業からこうした画期的システムがリリースされたことは、ステートアップが似たような機能でもっと安価なソリューションを探し始めるきっかけになるに違いない。ARが小規模なビジネスでも利用できるような価格になることを期待したい。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

Canon、プロのデザイナー向け混合ARシステム、MREALをリリース―超リアルなプロトタイピングが可能に

20130221_hiRes_interactivedemo

今日、Canon〔アメリカ法人〕は混合拡張現実システム、 MREALをリリースした。ヘッドマウントディスプレイを装着したユーザーは周囲の現実の中に3次元の仮想物体を置いて観察するることができる。デザイナーにとってはまさに夢の実現だ。

ARは一般ユーザー向けの応用としてはまだこれといって目立った成果を挙げていないが、工業デザインの分野では画期的な飛躍となるかもしれない。CanonのMREALの価格は12万5000ドルで、当然プロの使用を前提としている。

MREALのヘッドセットはGoogle Glassのように軽量で洒落たデザインではない。透過式で情報を表示するのではなく、ヘッドセットに装備されたカメラで正面の映像を取り込み、その上にバーチャル物体を重ねて表示するようコンピュータが処理する。バイザー内には2台のディスプレイがあり、リアルタイムで3D動画ストリームが表示される。Glassのように長時間装着することを前提にしたシステムではない。しかし極めて高精細度の3D動画で、現実の周囲の状況に重ねて仮想物体を見ることができる。たとえば自動車デザイナーはショールームに置かれた車体がその照明の下でどのように見えるか限りなくリアルに体験できる。〔キヤノンのMRシステムの紹介ページ

20130221_hiRes_3dcardemo本体12万5000ドル、プラス年間2万5000ドルのメンテナンス料金では一般人が気軽に買うというわけにはいかないが、プロのデザインのあらゆる分野に大きなインパクを与えそうだ。デザイナーやエンジニアが用いるのはもちろん、開発中の製品に対する消費者の反応を得るためにも大いに役立つ。また発明家が投資家に対して「完成すればこうなる」とアイディアを売り込む際にも威力を発揮しそうだ。もちろんiPhoneのケースを作るというならこんな高価なシステムを使っては引き合わないだろうが、Lit Motorsのように次世代電気自動車を開発しているなら、十分に合理的な投資といえる。

GoogleがGlassを発表したインパクトでサードパーティーが眼鏡タイプの情報デバイスの開発を始めたのと同様、Canonのような世界的有名企業からこうした画期的システムがリリースされたことは、ステートアップが似たような機能でもっと安価なソリューションを探し始めるきっかけになるに違いない。ARが小規模なビジネスでも利用できるような価格になることを期待したい。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

Google、Chrome OSノート、Chromebook Pixelを発表―Core i5、12.85インチ・タッチスクリーン、1TBのGoogle Driveつきで価格1299ドル、4月にLTE版も

P1110538

数週間前から噂になっていたGoogleのChromebookの新機種Chromebook Pixelが先ほど発表された

これまでのChromebookとは異なり、Pixelはクラウドのヘビーユーザーをターゲットにしたプレミアム・デバイスで、ハードウェアのスペックは強力だ。モニタは12.85インチ、2560×1700(435万ピクセル)、画面比率3:2、CPUはIntelCore i5、それに1TBのGoogle Driveストレージが3年間無料で利用できる。

またGoogleはVerizonと提携して近くLTE内蔵版を発表する。こちらは月100MBの接続とGoGoの機内WiFiサービスが12回分無料提供される。

Pixelの目玉はなんといっても239ppiの高密度スクリーンだ。 これはMacbook ProのRetinaディスプレイの220ppiをわずかだが上回る。Googleは「ノートパソコンで世界最高のピクセル密度を実現した」と誇らしげに語っている。

chromebook_pixel_specs

ベーシック版のWi-Fiモデルの価格はアメリカで1299ドル、イギリスで1049ポンドだ。PixelはすでにGoogle Play で購入可能になっている。また明日の朝にはアメリカでは一部のBest Buy、英国ではCurrys PC Worldの店頭にも並ぶ予定だ。LTE版は1449ドルでアメリカでは4月発売予定。Wi-Fi版はフラッシュドライブが32GBだが、LTE版は64GBに強化される。

GoogleはOEM先を明らかにしなかったが、台湾で組み立てられたと述べている。

今日、サンフランシスコで行われたプレスイベントでGoogleの副社長、Sundar Pichaiは「ハードウェアはすばらしいと思う。われわれはクラウドの住人であるようなパワーユーザー向けのデバイスを作りたかった。今やラウドにすべてを依存しているユーザーが存在する。そういう人たちにとってPixelは完璧なノートパソコンだ」と述べた。

P1110533

Pixelを最初に開いたユーザーがまず驚くのは画素密度の高さと同時に、横3、縦2という異例な画面比率だろう。Pichaiによれば、Googleはユーザーがこのデバイスをどのように利用するかを検討し、ウェブのコンテンツは依然として水平方向に表示されることが多いところから通常の16:10ではなく、3:2に決定したのだという。

タッチスクリーンには0.55mm厚のゴリラガラスが直接融着してある。Googleはこのスクリーンはスムーズに反応し画質も極めて高いとしている。私が実際に触ってみたところ誇張ではないとわかった。AppleのRetinaディスプレイに十分匹敵する。

Googleは「Pixelはハイエンド機だ」と強調した(その点は価格を見ただけでもわかる)。スクリーンの開閉は高級車のドアのようだし、アルミのボディーの角はスムーズに丸められて抱えたときの感触をよくしている。Googleはあらゆる面で機能の高度化を進めている。たとえば第3のマイクが装備されていて、周囲の雑音と同時にユーザー自身がキーボードを打つときに立てる音をキャンセルするようになっている(Pixelにはハングアウトその他のビデオチャット用に720pのウェブカムが装備されている)。

chromebook_pixel

しかしPichaiは「このデバイスはパワーユーザー向けだが、Chromebookのコンセプトは変わらない」と強調した。

またChromeブラウザ自体もタッチ操作のために最適化されている。たとえばメニューも指でクリックしやすいように大きくされている。Pichaiは「近いうちにあらゆるノートパソコンにタッチスクリーンが搭載されることになると思う」と述べた。

Macbook Airとの差を尋ねられて、Pichaiは「Pixelのスクリーンの方が解像度が高いうえにタッチスクリーンを備えている。Appleには、特に12インチ・クラスにはこうした機能を備えた製品はない」と述べた。

Pixelの価格に市場がどう反応するかは不明だが、Chromebookとして最高の出来栄えであることは間違いない。 ハードウェアはスペックも細部の仕上げも非常に高度だ。しかし1299ドルという価格では、Appleのノート、あるいはウルトラブックを選ぶユーザーも多いだろう。

以下にハードウェアのスペックを掲げておく。

Pixel_back_angle_whiteINPUTS
Gorilla® Glass multi-touch screen
Backlit Chrome keyboard
Fully clickable, etched-glass touchpad
HD Webcam

SCREEN
12.85″ display with a 3:2 aspect ratio
2560 x 1700, at 239 PPI
400 nit screen
178° extra-wide viewing angle
DIMENSIONS
297.7 x 224.6 x 16.2 mm
3.35lb / 1.52kg
PORTS
2 x USB 2.0
mini-display port
2-in-1 card reader supporting: SD, MMC

INNARDS
Intel® Core™ i5 processor (Dual Core 1.8GHz)
Intel® HD Graphics 4000 (Integrated)

4 GB DDR3 RAM

32 GB solid state drive (64 GB for LTE model)
AUDIO
Headphone/microphone jack
Built-in microphone array
Integrated DSP for noise cancellation
Powerful speakers tuned for clarity
INDUSTRIAL DESIGN
Active cooling with no visible vents
Machined from anodized aluminum
ENERGY STAR® certified
BATTERY
Up to 5 hours of active use (59 Wh battery)
NETWORK
Dual-band WiFi 802.11 a/b/g/n 2×2
Bluetooth® 3.0
GOODIES
One terabyte of Google Drive cloud storage, free for 3 years
12 free sessions of GoGo® Inflight Internet
100 MB/month for 2 years of mobile broadband from Verizon Wireless (LTE model). Carrier terms and conditions apply.

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

C#とVisual Studioを使ってiOS/Androidアプリを書けるIDE的サービスXamarinがバージョンアップ

xamarin_ios

Xamarinは、C#でiOS、Android、OS X、Windowsなど向けにクロスプラットホームなアプリケーションを書ける、というサービスだが、このほどそのバージョン2.0をローンチした。重要機能のほとんどすべてがアップデートされたが、デベロッパにとって最大の関心はたぶん、プラグインにより、MicrosoftのVisual Studioを使ってiOSアプリをC#で書けるようになったことだろう。

また、これまではMonoという社名がブランドだったが、これからはすべてXamarinブランドになる。

Xamarin 2.0ではVisual Studioを使ってiOSアプリを書けるほか、無料のStarter Edition(初心者エディション)も提供される。

この新バージョンでは、Xamarin Studioという名のIDE(integrated development environment, 統合開発環境)が提供される。XamarinのCEO Nat Friedmanが今日の発表声明文の中で、このIDEは“iOSやAndroidのSDKをしっかり統合しているので、アプリを構築し、シミュレータと実機の上で試験とデバッグができる”、と述べている。Xamarin Studioには、デベロッパたちがIDEに一般的に望む機能、たとえばコード補完、現代的なデバッガ、IDEの中からアプリをパッケージして配布できる機能、などがある(iOSアプリをTestFlightで配布することも可能)。Android向けにはXamarin独自のUIビルダが提供され、iOSではAppleのXcode Interface Builderをデベロッパは使う。

xamarin_for_ios_in_visual_studio

このほかに、Component Storeというものがあり、ここでデベロッパは、ユーザインタフェイスのコントロール類とか、各種のサードパーティクラウドサービスへの接続、チャートやグラフ、といったコンポーネントを互いに共有ないし売買できる。その一部は無料だが、有料のサービスに結びついているものも多い。ただし、購入や支払はXamarin上でできる。

新たに提供される無料の(やや制約のある)Starter Editionは、Xamarinのサービスを主に個人デベロッパ向けに提供する。制約は、完成したアプリのサイズ(コンパイル後のコードが最大32Kまで)と、ノンサポートであることだ。Xamarinの有料バージョンは、1プラットホームにつき年額299ドルから、企業向けには999ドルから、となる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

PS4でSonyは土俵際に立つ, くたびれた戦略と変化への盲目

Screen Shot 2013-02-20 at 6.17.09 PM

SonyのPlayStation 4が今日(米国時間2/20)派手にデビューした。そのプレゼンテーションは、電子企業でもありメディア企業でもあり、しかも大ヒットしたビデオゲームのプロデューサーでもありパブリッシャーでもある同社ならではの、大がかりな演出が凝らされていたが、しかしその華麗さは傷心を隠していた。Sonyの2012FYの決算は58億ドルの損失を計上し、ハードウェアPS3、 PSP、PS2はどれも売上が前年よりダウンした。そしてMicrosoftが家庭用メディアセンターという守りの切り札を使ってきた今日このごろ、ゲーム専用機の未来は、投資機会としてもいよいよ露骨に危うい。

Sonyが今日披露したものは、次世代のゲームプラットホームではない。それは、今の、変化してやまない世界に、企業としていかに対応するか、という問いへの答だ。しかしその答は、あなたが期待したものではなかったかもしれない。Sonyは、脱リビングルーム、ゲーマー中心主義を掲げた。しかし同社が10分の時間を費やして語ったのは、ハードウェアとそのスペックに関してだ。その後、クラウドゲームについて少し語り、一連のゲームのデモへとプログラムは進んだ。そのデモは、およそゲームのデモというものの定番のような作りで、見る人をエキサイトさせない。

弱みはほかにもあった。それは、優れたグラフィクスという衣裳をまとっていた。カーレースのシミュレータがデモされ、それは何か革新的なチームプレイができるらしい。でもそれのデベロッパは、スウェードのテクスチャを見せることだけに、力を注いでいた。次に、Sucker PunchのInfamousのスピンオフゲーム。ミュータントが登場するそのゲームは、Infamousの最初の二つのタイトルはぼくも本当に好きだから、ほどほどにクールだった。それからインディーのゲーム。それらは、変化があるぶんAAAのタイトルよりはおもしろかった。そして、毎度おなじみの真打ち: Square Enix、Ubisoft、Blizzard(Diablo III)、Bungie(新作)などなどのご登場。という次第で、全体としてのメッセージは明確だ: Sony PS4は大転換ではなくて既存種の進化、すなわち、今ゲーム専用機は、昔持っていた意味を失ってしまった、ということを、物理的に表現した製品だ。

以下は、今日のSonyの巨体のごときプレゼンテーションへの反応の例だ。ぼくだけが意地悪な皮肉を言ってるのではない、とお分かりいただけるだろう。

[ツイート訳: どのゲームもパーティクルレンダリングの技術的デモみたいだね。もしかして、名前もParticleStation 4に変わったんじゃないの?]

[ツイート訳: これで、任天堂とSonyの違いがはっきりしたね。任天堂はゲームの仕組みを重視しているが、Sonyはグラフィクスにしか関心がないようだ。]

そのあと、Moveコントローラが出てきた。やめとけ、Sony。MoveコントローラがPS4によって救われる、と考えているのなら、あんたの頭はおかしいよ。今や、ハンズフリー(hands-free, 手を使わない)のKinectの時代だろ。ゲームのコントローラは人の体の動きを追う、というイノベーションの時代だ。人びとが、端にボールのついた棒で3Dの像を作る、と考えているのなら、あんたは完全な狂気だ。何か違うものを持ち出すのならともかく、(おそらく他社の)既存のツールでもっと良くできるものを、今さら持ち出したってしょうがない。Moveに関しては、それを放棄して損失を減らすことが、ベターな戦略だったはずだ。

Sonyに欠けていたものは、もっと幅広くアピールするデバイスを作るための議論だ。Sonyには、ストリーミングメディアのパートナーが必要だった。IPTVをやりたいと喉から手を出しているケーブルや衛星のプロバイダたちだ。そういう統合なら、モバイルデバイスとの接続も、ちっちゃな画面に古いゲームと売れ残りのソーシャル機能、ではないものになるはず。つまり最小限必要なのは、それらをすべて盛り込んだ物理デバイスだ。そして、“Holiday 2013″(今年のクリスマス商戦)なんか、あてにしない大きな自信。同じ意味で、グラフィクスに、アイ(eye)キャンデー(目のための飴)に、パーティクル技術のデモに、商品価値があると錯覚しないこと。ゲーム業界がそれらに依存したのは、過去のことだ。でも、どれだけ高度なグラフィクス技術に凝っても、iOSやAndroidなどから押し寄せるモバイルという大津波には勝てなかったことから、旧専用機勢力は深刻に学ぶべきだ。

sony playstation 2013

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Pinterest、シリーズDラウンドで2億ドルを調達、評価額は25億ドル(確認済)

コンテンツ発見ウェブサイト、Pinterestは、利用者がお気に入りの写真やビデオをバーチャル「コルクボード」に貼ってシェアできるサービスとして一気にメジャーになったが、それが単なる見かけだけでなく、大きなビジネスになることを証明しつつある。

Pinterestは今日(米国時間2/20)、新たに約2億ドル調達ラウンドを完了したことを正式に発表した。リードしたのは新しい出資者、Valiant Capital Management。PinterestにとってシリーズDとなる同ラウンドには、他にAndreessen Horowitz、Bessemer Venture Partners、およびFirstMark Capitalらの既存投資家が参加した。今日の午後このニュースを最初に報じたのは、AllThingsDのKara Swisherで、その後Pinterestは、調達ラウンドおよび評価額についてTechCrunchにメールで知らせた。

2箇所の情報源によると、Walt Disney Co.もこの最新ラウンドへの参加に関心を示しており、それに関して数週間前から噂になっていた。しかし、どうやら結局投資には至らなかったようだ。

資金調達のための評価額は25億ドルだったと、Pinterestの広報担当者がメールに書いている。資金は一般的な成長に向けての取り組みに投入される予定だ。雇用、新しい製品とテクノロジーの開発、インフラの整備、海外での成長、およびM&A。Pinterestはサンフランシスコに拠点を置き、社員は現在約100名。

同社はCEO Ben Silbermannからの以下のメッセージも公開している。

「われわれは、何百何千万という人たちが大好きものを発見し、人生で大切なことのインスピレーションを受けるのを手助けすることに焦点を当てている。この出資によってわれわれは、このビジョンを実現するための大きなリソースを得られる。」

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(翻訳:Nob Takahashi)

飽和に達しそうなアプリストア, 新人はわずかに全体の2〜3%

crowded apps

アプリストアの分析サービスを提供しているDistimoが今日発表したレポートによると、iPhone App Storeの最上位250社のパブリッシャー(デベロッパ企業)のうち、“新人”はわずかに2%にすぎない。AndroidのストアであるGoogle Playでは、3%だ。今日のモバイルアプリストアでヒット作を生むことがいかに難しいかを、これらの数字は物語っている。

同じレポートによると、小さな国では新人の比率がやや高くて、Google PlayもiPhone App Storeも共に6%だ。

最上位250社の全売上額の中で、新人たちのシェアはどれぐらいだとお思いか? iPhone App Storeでは、わずかに0.25%、Google Playでは1.2%だ。非常に厳しい市場である。

Google Playでは、新人が比較的好調なのは最初の一瞬だけだ。これらのことが暗示しているのは、ストアが、あるいは市場が、完全な飽和状態に達しているのかもしれない、ということだ。数の多さでいえば、やや先輩であるiOS Storeの方がGoogle Playより多いのだけれど。

New publishers represent a small part of the revenue

このレポートは、2012年10月から2013年1月までのiOS App StoresとGoogle Playにおけるトレンドを調べている(下図)。ただし、時期が時期だけに、クリスマス関連作品の成績がやや良い。Elf on the ShelfやElf Yourself(OfficeMax社)が上位にあるのも、そのためだ。

Top 10 new publishers in he U.S. (Oct 2012- Jan 2013)

上の図は、iPad、iPhone、Google Playの三ストアにおける同期間中のベスト10だ。ゲームが多いのは予想どおりだが、ゲーム以外では写真やビデオ関連に人気がある。例外的にGoogle Playでは、Snapchatがトップの座を奪っている。

さらに興味深いのは、人気作の中で、新作≠新人の作、であることだ。つまり人気の新作は、すでにブランドが確立しているデベロッパ企業のプロダクトが多い。

Google PlayとiOS App Storeを比べると、新作の比率が高いのは前者だ。上の図では、Google Playが6、App Storeが2だ。App Storeの承認過程が難関であるため、とDistimoは推量している。

新作はGoogle Playの方が儲かる

新人が実績を上げることが困難なマーケットプレースではあるが、新作がヒットするという事例は、わりと頻繁にある。合衆国では、iPhone App Storeの上位300アプリのうち17%が新作、Google Playでは12%だ。また上位300アプリの全売上に占める新作の比率は、Google Playが18%(アプリ内購入を含む)に対して、iPhone App Storeは12%となり、新作にとってはAndroidがやや有利だ。

The revenue share of Google Play s new applications is larger than the Apple App Stores

100万の節目に達するのは…

新作アプリのどれだけが、100万というマイルストーン(milestone, 里程標, 節目)に達するのだろう? 本誌TechCrunchでは、ダウンロード数やアクション/アップデート数やユーザ/ビジター数が100万に達したスタートアップやプロダクトを、お祝いの意味でよく取りあげる。今、ダウンロード数100万に達することは、どれぐらいのハードルなのか?

Temple Run 2やGoogle Maps、LINE POPなどの有名プロダクトは、ローンチ後わずか2日でこの節目をクリアしている。このレポートの調査期間中に100万に達した新作アプリの上位10は: Temple Run 2、Google Maps、LINE POP、Disney Where’s My Valentine?、Facebook Poke、Angelina’s Valentine、NokiaのHERE Maps、Majic Jungle SoftwareのThe Blockheads(本当の新人!)、そしてGameloftのZombiewoodとHeroes of Order & Chaosだ。

Top 10 new applications to achieve one million downloads worldwide (Oct 2012-Jan 2013)

ダウンロード数よりお金が重要

次は、ダウンロード数100万ではなく、売上100万ドルという節目だ。このレポートには有名ブランドが多く載っている(下図)。Angry Birds Star Wars (とHD)は、1週間で100万ドルをクリアした。Grand Theft Auto: Vice CityとTemple Run 2もだ。なお、上位10のうちの8つが有料アプリ(Paid)で、さらにその半分はアプリ内購入(In-App)がある。2つの無料アプリ(Free)にも、アプリ内購入がある。

Top 10 new apps to reach $1M revenue milestone worldwide (Oct 2012-Jan 2013)

[画像クレジットImages:Distimo]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Saber Blastは、小さな会社がマーケティング同盟を組んでソーシャルメディアを活用するサービス

スモールビジネスや新しいブランドは、ソーシャルメディアの海の中ではイワシにすぎない。しかし、一匹では弱い小魚も群れをなせばはるかに強くなる。それが新しい連合マーケティングツール、Saber Blastがベータを終えて開業した理由だ。

このサービスに登録した会社は、他の会社やブランドと力を合わせ、ソーシャルメディアのコンテンツをRTしたりシェアしたりする。これは、Airbnbのような宿泊シェアサービスが、LyftやGetAroundなど移動に重点を置いたピアツーピアサービスと組めばうまくいく、というアイディアに基づいている。これらのサービスは、旅行者は宿泊と移動の両方を必要とし、顧客はピアツーピアサービスを使うことに慣れつつある、という意味で共通点を持っているが、会社同志は直接競合していない。

Saber Blastでは、LyftとAirbnb、あるいは誰でもが同盟を組み、互いのコンテンツをそれぞれのメディアチャネルを通じてRT、シェアし合う。何をシェアして何をシェアしないかに関しては利用者が全面的に決められるが、仲間のコンテンツをシェアすればするほど、自分のコンテンツを相手が流してくれる可能性が高くなる。

Saber Blasterのウェブには、連合を形成したり、連合がプロモーションを依頼したり、シエア、分析などを行うためのダッシュボードがあり、操作はすべてここで行う。

Screen Shot 2013-02-20 at 1.42.20 PM

Saber Blastは、有料購読モデルによって収益化しており、20社、2000メールアドレスまで月額20ドルから最上位パッケージの月額100ドルまで段階に分かれている。

FounderのMatt Ackersonは、これが4社目の設立となり、Saber Blastはスモールビジネスやスタートアップを対象としているが、大小のブランドも恩恵を受けられると言っている。

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(翻訳:Nob Takahashi)

Firefoxの先行テスト版がWebRTC, H.264, MP3をデフォルトでサポート

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Firefoxブラウザのテスト専用の先進的バージョンFirefox Nightlyで、WebRTCがデフォルトでサポートされた。WebRTCは、プラグインなしでブラウザ自身がリアルタイムのUDP通信を行う規格で、とくにオーディオやビデオによる対話やコンテンツ配布に適している。これまではFirefox Nightlyのオプションとしてサポートされていたが、これがデフォルトになったことにより、数か月後には安定版(正規リリース版)の工程に組み入れられることが期待される。

MozillaのPaul RougetとRober Nymanが今日の発表声明の中で、“これは大きな前進である。これにより特殊な設定や構成を必要とせずにWebRTCを直接、Webブラウザの中で動かせるようになる”、と書いている。

おそらく今年いっぱい、WebRTCがにぎやかな話題になるだろう。主なブラウザがこぞって、その実装を開始しているからだ。Chromeはすでにバージョン23から安定版でWebRTCをサポートしており、最近Mozilla とGoogleは、二つのブラウザのユーザ同士がWebRTCを使って対話できる、というデモを公開した。

なお今回のFirefox Nightlyでは、H.264とMP3形式がサポートされる。ただしデコードはオペレーティングシステムが行い、今はWindowsの7以上のみでサポートされる。MacとLinuxのサポートは、目下開発中だ。

Mozillaが今週初めに発表したように、このNightlyリリースはWindows 8のMetroインタフェイスをサポートしている。

WebGLのデモも…

ちょっと関係のない話題だが、Mozillaは今日(米国時間2/20)、WebGLの すばらしいデモ発表したACTISKUのAnthony Liotが書いたこのデモは、Webブラウザもついにここまで来たか!と思わせる最先端のグラフィクスであり、しかもデベロッパはプラグインに依存せずにクロスプラットホームな体験をユーザに容易に提供できる。ただし現状では、Internet ExplorerがまだWebGLをサポートしていない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

YouTube、GengoおよびTranslated.netと提携して、ビデオ字幕の有料翻訳依頼を便利に

先ほどYouTubeは、プロが翻訳した字幕を効率よくユーザーに提供するために、人気翻訳サービスのGengoおよびTranslated.netと提携したことを発表した。パブリッシャーはYouTubeのインターフェースを通じて、翻訳に必要な時間と料金の見積りを得られる。ただし発注、支払い手続きは翻訳サービスのウェブサイトで行う必要がある。Googleは今後提携サービスを追加していく予定だ。

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昨年9月、YouTubeはいくつかの機能を追加し、パブリッシャーがGoogle Translator Toolkitを使ってビデオを300種類以上の言語に翻訳できる一連のツールを提供した。今日(米国時間2/20)のニュースは、パブリッシャーが以前より多少有料翻訳を使いやすくなった、という意味にすぎない。今後も自分の翻訳をアップロードする(あるいはクラウドソースする)ことは可能だ。

もちろんGoogleは、自動的にいくつかの言語でビデオに字幕を付けており、今後も他の言語への翻訳に自社の機械翻訳アルゴリズムを積極的に使っていくだろう。しかし同社は、現時点では最高の翻訳ツールでも完璧にはほど遠いため、専門家による翻訳へのニーズがあることをはっきり認識している。

Googleは、GengoおよびTranslated.netに作業を依頼するパブリッシャーは、自分のビデオに標準キャプショントラックを用意しておく必要があると注意している。

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(翻訳:Nob Takahashi)

Twitter、Ads APIを公開―Adobe、Salesforceなどの有力サードパーティー5社が広告代理店に

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先ほど、Twitterは公式ブログの記事で広告APIを公開したことを発表した。ブランドはTwitterに直接申し込むのではなく、APIパートナー企業を通じてTwitter上での広告キャンペーンを実施することができる。

TechCrunchのIngrid Lunden記者が「Twitterは今年の第1四半期に広告APIを公開するもよう」という記事を書いたが、実際そのとおりになった。またIngridは「現在のTwitterの広告掲出インタフェースは一度に1本のプロモートツイートしか処理できない。これは大企業にとっては手間がかかり過ぎる。APIはこのプロセスを自動化して効率的にすると同時により洗練された広告ターゲットの選定も可能にするだろう」と述べた。

広告APIを利用する最初のパートナーはAdobe、Hootsuite、Salesforce、SHIFT、TBG Digitalの5社だ。Twitterによれば、この5社と1月からテストを続けてきたという。パートナーの数は今後かなり急速に増えるだろうと予想される。事実、ブログ記事にはパートナーに応募する方法が掲載されている。

Twitterによれば今回のプログラムは次のとおり。

Twitterで広告をしたい皆さんは、近くわれわれのAds APIパートナーを通じて新しい方式の広告キャンペーンを実施できるようになります。Twitter広告を既存の多チャンネル広告戦略の一環に組み込むことが可能になります。同時に重要なことは、AdsAPIの利用によってユーザーがもっとも興味をもつようなプロモートツイートが表示されます。このAPIはマーケティング担当者にとって適切な相手に適切なメッセージを届かせるための新たな強力な武器となるでしょう。しかも簡単に大規模化できます。

この記事は広告APIがTwitterのユーザー体験に配慮していることを示唆している。また記事の別の箇所で、「Twitterへの関心が高まるにつれ、われわれはより多くの広告ではなく、より良い広告の掲出に努力してきました」と述べている(もちろん一部のTwitterユーザーは広告関連の告知に対してはなんであれ常に疑いの目を向けるのだが)。今回の告知では広告APIがユーザー体験にどんな変化を与えるのか具体的には明らかにされていない。しかしAPIのそもそもの目的が広告掲出プロセスの効率化である以上、広告が増えることは間違いあるまい。「より良い広告」が実現するよう祈りたい。

われわれは昨年12月にTwitterの売上が3億5000万ドルを記録という記事を書いた。その中で「Twitterは数年以内に売上10億ドルの達成を期待している」と報じた(目標とする時期については諸説ある)。Ads APIはこの目標を達成する上での重要な一歩になりそうだ。

アップデート: 私はTBGのCEO、Simon MansellにAPIのテスト結果について取材することができた。MansellによればTBGは5社の広告クライアントについてすでにAPIを利用したか、今後利用を開始するという。その成果については「まだ初期の結果なのであまり断定的なことは言えない」としながらも、「あるクライアントの場合、所定の反応を得るための広告コストが61%も減少した。別のクライアントはTBGが提供するAPIを通じてスーパーボウル広告に4万ドルを投じた」と述べた。

Mansellはまた「Twitterの広告プラットフォームは将来大きく拡張されるものと期待している。今回リリースされたのはその第一歩で、広告掲出のプロセスの自動化によるTwitter広告の効率化だ。たとえばキーワードの成果をモニタして成績をすぐに判断できるようになる。今後、TBGではリアルタイムでダイナミックに広告キャンペーンが展開でき、即座にコストパフォマンスを判断できるようなツールを開発していく予定だ」と語った。

一方、AdobeもAPI利用の初期の結果を発表し、「あるクライアントのフォロワーを63%増やすことに成功した。またフォロワーあたりの広告コストを60%、約2ドル低減させた」と述べている。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

GoogleついにGlassの見え方を公開―ハッシュタグ#ifihadglassで応募すると購入できるキャンペーンも

Googleは徐々にGoogle Glassの秘密のベールを上げ始めている。新たな告知のたびに少しずつ情報が追加される。今回発表された上のビデオではついにGoogle Glassを現実の環境で使ったときユーザーにどう見えるのかが公開された。ビデオで着用者は飛行機からスカイダイビングしたり空中ブランコを飛び移ったりしている。最初のコンセプトビデオがいろいろ議論を呼んだが、もうコンセプトではない。本物なのだ。

Glassを着けて街に現れるのはサーゲイ・ブリンだけではなくなる。Googleは開発者以外にもGoogle Glassの購入を認めることにした。ただし応募して選出される必要があるし、Explorer Editionは依然として1500ドルもする。しかしGoogle Glassが手に入るのだ!

このキャンペーンに応募するには#ifihadglassというハッシュタグでTwitterかGoogle+に50語以内で「自分ならGoogle Glassをこう使う」という内容を投稿しなければならない。写真やビデオを含めることもできる。締め切りは2月27日だ。Googleは今回何台のGlassを用意しているか発表していないが、激しい競争になることは間違いないだろう。

ビデオで公開されたGlassのUIは当初のコンセプトビデオのものに較べてはるかに目立たないスタイルになっている。小さい円い印やポップアップ通知は消え、ユーザーは視界の右上隅の単一の半透明な窓だけを通してGlassから情報を受取る。コンセプトビデオではさまざまな情報が視界のあちこちに飛び出してきていたが、現在のUIでは検索結果、各種通知からハングアウトまですべてこの窓に表示されるようだ。.

Google Glassが世界に遍在するようになったとき、広告は表示されるのか?

その点についてはまったく不明だ。Googleは一般消費者がGlassを入手できるようになる時期を明らかにしていないが、これは賢明な戦略だろう。

Googleはコアなファンから順次Glassを渡していく方針だ。そういうファンからは初期のバグを修正するための有益なフィードバックを得られる。実際、GoogleGlassは一般ユーザーに販売できる段階にはなっていないと思う。そのときが来るまで一般ユーザーは時折YouTubeに発表されるプロモーションビデオで我慢するしかない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

初心者が挫折脱落しない楽しいピアノ学習サービスを目指すPlayground Sessions

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Khan AcademyやCourseraなどは、本格的な高等教育を民主化しようとしているが、趣味の世界にも従来の対面型の教育をソフトウェアによってディスラプトすべき(あるいはより強化すべき)分野は数知れず多い。

音楽、とりわけ初心者レベルの音楽も、その一つだ。クリエイティブが売りもののニューヨークの広告代理店BBHからスピンアウトしたPlayground Sessionsが今日(米国時間2/19)、新しいピアノの教え方をローンチした。ユーザはMIDIのキーボードを使い、ビデオで示されるお手本を見て(聴いて)演奏し、するとソフトウェアが即座に講評をフィードバックする。Webサービスではなくデスクトップアプリケーションなので、まずそれをPlayground SessionsのWebサイトからダウンロードする。タブレット用のアプリケーションも、もうすぐ出る。

私は20年以上ピアノを弾いているし、コンクールに出たこともあるが、でも私にピアノを教えたのは、とっても厳しいロシア人ピアノ教師だった(今ではそのことを、とてもありがたく思っている)。

ショパンの「革命」エチュードを自分一人で弾けるようになるのは難しいだろうが、Playground Sessionsの対象は本当の初心者レベルで、個人教師に1時間40〜60ドル以上も払うレベルではなく、バッハのパルティータではなくポップスを弾きたい人だ。

というと、だいたい想像つくと思う。まず、いくつかの初心者向けチュートリアルがあって、コード進行とか、音符や調号の意味など、音楽の基礎的な概念を学ぶ。チュートリアルをデザインしたのは、ニューヨーク大学の音楽教師Alex Nessだ。

それから対話的な楽譜とビデオによるレッスンで、ケイティ・ペリーの“ファイアーワーク”とか、デヴィッド・ゲッタの“ウィズアウト・ユー”などの弾き方を学ぶ。曲はiTunesみたいなストアで5ドル99セントぐらいで売っている。

協同ファウンダのChris Vanceの説では、“すぐに脱落する人が多いのは、楽しくないからだ。画一的に押しつけられる課題曲。それの、自分のへたくそなピアノ演奏を聴いても、モチベーションは上がらない。Playground Sessionsがやろうとしているのは、従来の教え方の欠点…自分の好きな曲を選べない、自分の持ち曲だという感覚を持てない…を克服することだ”。

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Playground Sessionsでは、ユーザが自分が弾きたい曲を選び、MIDIキーボードでそれを弾き、どれだけ正しく弾けたかというフィードバックをもらう。また、前回に比べてどれだけ上手になったか、も指摘してくれるし、現状で問題のある箇所も教えてくれる。

Playground Sessionsのレッスンは1年制と3か月制があり、それぞれ料金は月額9ドル99セントと14ドル99セントだ。

Playground Sessionsは、アドバイザーとしてクインシー・ジョーンズやDavid Sidesと契約している。前者はマイケル・ジャクソンやフランク・シナトラを手がけたこともある大物プロデューサー、後者は今YouTubeで人気の、ポップスをピアノで即興アレンジ〜演奏する名人だ*。〔*: YouTube上の彼のビデオにはPlayground Sessionsの広告が入る。〕

BBHのパイロット部門であるZAGやVance自身、それに匿名のエンジェルたちが同社に投資している。ZAGは、少なくとも100万ドルは出したらしい。エンジェルたちによるシードラウンドは、9月だった。

Playground Sessionsのようなピアノレッスンサービスはほかにもあるが、でも全体としてはとても若い市場だ。JoyTunesなんかはタブレットを使い、MIDIキーボードは不要だ。ただしタブレットタイプは、どっちかというと、子ども向けのようだ。ギターのお勉強サービスも、TechCrunch Disruptで決勝に残ったIncident、iPhoneをギター本体に接続するgTar、ギター教習アプリWildChords(会社はOvelin)など、いろいろとある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

韓国のスタートアップイベントbeLAUNCHの日本サテライトイベント、2月27日に開催

日本にもテック業界のスタートアップのイベントはいくつかあるが、日本以外のアジアでもスタートアップのイベントはいくつかある。その規模は日本よりも大きく、たとえば、シンガポールで開催されるEchelonStartup Asiaなどが有名だが、韓国で開催されるbeLAUNCHも大きなイベントだ。昨年は1300名を超える参加者が集まり、20組のスタートアップがピッチコンテストに参加している(賞を獲得したのは教育サービスのKnowReなど)。

今年もbeLAUNCHは5月1日と2日にソウルで開催されるのだが、この日本版のサテライトイベントが来週2月27日に開催される。ここでは、韓国の著名ベンチャーキャピタリストでK Cube VenturesのFounder、JImmy Rim氏などが講演を行うが、メインは5月に開催される本大会に向けて日本代表のスタートアップを決めるピッチコンテストだ。ピッチコンテスト参加企業によってbeLAUNCHへの参加券と韓国行きのチケット代をかけてピッチによるバトルが繰り広げられる。僕も審査員として招かれていて、このイベントに参加する予定だ。

来週開催と差し迫っているが、このピッチコンテストに参加したいスタートアップを現在も募集しているようなので、興味があるファウンダーはこのイベントの事務局に連絡してほしい(連絡先はyouth.venture.summit@gmail.com)。事務局側で審査の上、出場が可能かどうか決まるという。なお、ピッチは英語で行うことが条件だ。

このほかオーディエンスもまだ募集している。参考のためにイベントの概要を書いておこう。

beLAUNCHスタートアップバトル in Tokyo
開催日時:2013年2月27日(水) 19:00~
開催場所:STARTUP Base Camp (東京都港区赤坂八丁目5番26号)
参加費:一般1,000円(学生無料)