FB Messengerの責任者、スタン・チュドノフスキー氏がDisruptに登場

Stan Chudnovsky(スタン・チュドノフスキー)氏の登場は2016年以来であり、きっと興味深い話がたくさん聞けるはずだ。

チュドノフスキー氏は現在、Messenger担当バイスプレジデントとして引き続きFacebook Messengerの責任者を務めている。日本時間9月15日~19日開催のDisrupt 2020では、Messengerが進化してきた過程を詳しく話してくれるだろう。

中でもMessenger Roomsのリリースは最大のチャレンジの1つだ。このサービスでは、FacebookやMessengerから(最終的にはFacebookのほかの製品からも)ビデオ通話の開始や参加ができる。ソーシャルディスタンスが求められる時代に、簡単に会えることを魅力として打ち出しているが、打倒Zoomを見据えているのであればFacebookの道のりはまだまだ遠い。

一方で、ヘイトスピーチやデマをいとも簡単に拡散させてしまうメッセージアプリへの監視がますます強化されている。Facebookのアプリケーションの中で、この問題に最も目に見えて苦しんでいるのはWhatsAppだが、Messengerにもまた、COVID-19パンデミックに関する正確な情報を人々が共有できるようにするためのツールが追加されている

それに加え、コロナ禍におけるFB Messengerの現状や今後の最優先課題について最新の情報が聞けるはずだ。さらには、メッセージアプリ全体ついての考えやスタートアップについての話も期待できる。というのも、同氏はFacebook以前、Jiff、NFX、Ooga Labs、Wonderhillなどのスタートアップを共同で設立した経験を持っているためだ。

メッセージアプリの未来について詳しくは、日本時間9月15日~19日に完全バーチャル形式で開催されるDisrupt 2020で。今すぐDisrupt Digital ProパスまたはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入して、是非パネルディスカッションを最前列でご覧いただきたい。皆さんの参加を心待ちにしている。他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%割引が適用されるので、ぜひ活用いただきたい。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

Disrupt 2020にて、初めての資金調達を行う方法を学ぶ

初めての資金調達をいかに行うか、その方法を決定するのは常に難しい問題である。間違った決断は発足間もない企業に悪影響を与えかねないからだ。日本時間9月15日から19日まで開催されるDisrupt 2020では、初期段階の複数の企業を導いてきた3名の素晴らしい投資家および専門家を紹介する予定だ。

傍からみていると、初めての資金調達プロセスは単純なものに見える。しかしそのプロセスの中で陥る可能性のある多くの落とし穴がある。まず投資家へのアプローチの仕方を理解するだけで、いとも簡単に混乱しそうになる。

Disruptに登場する、初めての資金調達のあらゆる点に精通している3名とは、Inspired Capital Partners創設者でマネージングパートナーのAlexa von Tobel(アレクサ・フォン・トベル)氏、Homebrewの共同創設者でパートナーのHunter Walk(ハンター・ウォーク)氏、そしてCowboy Venturesの投資パートナーであるTed Wang(テッド・ワン)氏である。

フォン・トベル氏は、2008年にLearnVestを創設した。LearnVestは2015年5月Northwestern Mutualに買収されたが、これはここ10年で最大のフィンテック買収の1つとなった。彼女は同社のデジタルトランスフォーメーションの舵を取りつつ、オバマ大統領のグローバル起業家アンバサダーの初代メンバーになり、Forbes30(30歳未満)、Fortune40(40歳未満)、世界経済フォーラムの若手グローバルリーダーに指名されるなど、数々の栄誉を受けてきた。

Inspired Capital Partnersは、昨年フォン・トベル氏が元米国商務長官で億万長者の相続人であるPenny Pritzker(ペニー・プリツカー)氏と共同で立ち上げ、最初の資金として2億ドル(約210億円)を調達したことにより、女性によって立ち上げられたベンチャーファンドとして一躍トップに躍り出たファンドである。 彼女たちはフィンテックのRho Business Bankingで490万ドル(約5億2000万円)のシードラウンドを主導し、KindurやUmbrellaなどのスタートアップのラウンドに参加した。また、女性経営者のプライベートネットワークであるChiefへの2200万ドル(約23億3000万円)のシリーズA投資ラウンドも共同で主催した。

ウォーク氏は2013年、初期段階のベンチャー向けファンド、Homebrewを共同で創設し、Chime、Plaid、Cruise、Gusto、Bowery Farming、Finnixなどといったスタートアップに投資を行い成功に導いている。彼は、最初の仮想世界Second Lifeを生み出したLinden Labでキャリアの初期に得た教訓、そしてその後の10年間に渡るGoogleでの経験、そしてなによりYouTubeでの製品への取り組みから得た経験を投資に活かしている。最近では、HomebrewはHummingbirdおよびThird Wave AutomationのシリーズAラウンドに関与しており、シードおよびシリーズAラウンドについての至急報で頻繁に言及されている。

ワン氏は、Facebook、Twitter、Dropbox、Square、Sonos、Spotify、Jetなどといった企業と関与してきたことから、特に消費者向け製品に関する専門知識を持っている。 とはいえ、彼はZuora、Apprio、Blue Kai、Adap.tvに関与した経験もあり、エンタープライズ向け製品に対する知識も豊富だ。 ワン氏はシリコンバレー有数の弁護士として、シード投資のベース層の多くを開拓し、オープンソースのファイナンスドキュメントであるSeries Seed Documentsを作成しGitHubに投稿している。

Cowboy Venturesは、仕事と私生活を「再想像」する製品に投資しており、パンデミックへの対応という点でこの上ない立場を確保している。 最近ではLaunchNotes、SVT Robotics、Planet FWD、Crunchbaseに投資を行っている。

今年のDisrupt 2020は日本時間9月15日から19日まで、バーチャル形式で開催される。今すぐDisrupt Digital ProパスまたはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入し、このパネルディスカッションを最前列でチェックしてほしい。他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%割引が適用されるので、ぜひ活用いただきたい。

それでは会場で。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

FableticsのAdam Goldenberg氏とKevin Hart氏がDisrupt 2020でD2Cについて語る

小売業界は、新型コロナウイルスのパンデミックにより大きく揺らいでいる。全国の店舗が閉鎖され、同時にオンライン販売が急増した。D2Cブランドは、その多くがオンラインと実店舗の両方のチャネルを展開しており、数週間から数カ月の間に前例のない変化を経験した。

こうした状況を紐解くため、Fableticsの共同CEOであるAdam Goldenberg(アダム・ゴールデンバーグ)氏と、Fableticsの今年のメンズラインで同社とパートナーを組んだ俳優のKevin Hart(ケヴィン・ハート)氏を、日本時間9月15日から9月19日まで開催されるDisrupt 2020にお招きする。

Fableticsは2013年に設立され、D2Cのアクティブウェアにおいて真に技術優先のアプローチをとってきた。特に店舗販売に関しては徹底したものだ。同社は店舗内のヒートマップを利用して、来店者の動向や商品への関心を把握するとともに、試着室にiPadを設置し、来店者が試着中に閲覧したり店員を呼ぶことができるようにした。

同社の共同創設者にはKate Hudson(ケイト・ハドソン)氏が名を連ねており、同氏によりFableticsの製品が定期的にソーシャルメディアに投稿されるため、競合他社に対するマーケティング上の優位性を持っている。

特にコロナウイルスの影響で、ドレス類をクローゼットの奥にしまって家でくつろぐ人が増えていることから、アスレジャー(スポーツウェアを普段着に取り入れたスタイル)が熱い注目を集めている。

ゴールデンバーグ氏は、高校生の時にGamer’s Allianceを設立し、人生の早い段階で起業家としてスタートした。会社は最終的にIntermix Mediaに売却され、同氏は19歳でチーフオペレーティングオフィサーに任命される。その後、Alena Mediaを創設し、それが最終的にTechStyleの雛型となった。2010年に設立されたTechStyleは、JustFab、Shoedazzle、FabKids、Savage X Fenty、Fableticsなど、世界で人気を博すデジタルファーストのファッションブランドを手がけている。

「Jumanji(ジュマンジ)」「The Upside(人生の動かし方)」を始め何十ものスタンドアップスペシャルでおなじみのケヴィン・ハート氏は、ブランドの大規模なカテゴリー拡大を象徴するメンズウェアライン、Fabletics Menの立ち上げをリードした。同氏によると、男性向けアクティブウェアの多くは顧客が求めていない技術に過剰な投資をしているが、Fabletics Menは異なるアプローチを取っているという。

Fableticsとの仕事と並行して、ハート氏は技術投資にも注力しており、Hungry(顧客と独立したシェフをつなぐケータリングのマーケットプレイスを提供)とRun The World(バーチャルイベントのスタートアップ)に小切手を書いている。

ゴールデンバーグ氏とハート氏に、パンデミック禍におけるD2Cの世界の激変についてや、同社が競争についてどう考えているか、そしてFableticsが次に何をしようとしているかについて話を聞く。また、ハート氏が最も興味を持っているテクノロジーのトレンドと投資のテーマについても話題を振る予定だ。

Disrupt 2020は、充実したスピーカーのラインナップ、ネットワークとコネクションの豊富なオポチュニティを用意して、日本時間9月15日から19日まで開催される。今すぐDisrupt Digital ProパスまたはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入し、このパネルディスカッションのライブを最前列でチェックしてほしい。他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%割引が適用される。ぜひ活用いただきたい。

それでは会場で。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

Disruptの歴史の中で最も重要な意義を持つ製品開発パネルディスカッションへようこそ

まもなく、世界で最も有力なテクノロジー企業で活躍する最高峰の製品開発者たちが、日本時間9月15日から19日に開催されるバーチャル版Disruptのステージに登場し、Zoom、Slack、Facebook、Amazon、Hulu、Oculusで数十年にわたって培ったヒントやコツを披露する。

これは、よくあるような技術開発に関するものではない。技術製品開発に特化した、ぜひ参加すべき、最高に意義あるパネルディスカッションだ。

Zoomの製品管理責任者であるOded Gal(オーデッド・ガル)氏を始めとして、Amazon、Hulu、Oculus、Flipboardにまたがるキャリアで製品開発において際立った知見を有するEugene Wei(ユージン・ウェイ)氏、Inspiritの共同創設者でFacebookアプリのプロダクトデザイン事業部長を務めたこともあるJulie Zhuo(ジュリー・ツオ)氏、Slackで製品戦略と開発、設計、研究を統括するTamar Yehoshua(タマル・イェホシュア)氏が登壇する。オーディエンスの皆さんにも、こうした設計の功労者、ニルヴァーナへの道を歩む製品開発の先駆者たちに質問を投げかける手助けをしていただきたく思う。

このセッションでは、コミュニケーション、ソーシャルネットワーキング、バーチャルリアリティー、D2C(消費者への直販)など様々な業界において、ゼロからの一歩ではなく、一歩から億単位の高みまで飛躍する方法について議論が繰り広げられるだろう。

この格段に特別なExtra Crunchパネルディスカッションに向けて、今すぐにも投げかけるべき質問を準備してほしい。著名で尊敬を集めるパネリストたちについて、知っておいてほしいことをいくつかご紹介しよう。

オーデッド・ガル氏は、Zoom入社前はBlue Jeans NetworkとCisco Webexに勤務し、Radvisionの事業開発ディレクターも務めていた。

ジュリー・ツオ氏は、Facebookアプリのプロダクトデザイン事業部長として、ユーザー数を1千万人から20億人に増やした実績を持つ。同氏はまた「The Making of a Manager」というベストセラーの著者でもあり、この著作は、2019年にAmazonのビジネスとリーダーシップに関する最も優れた著作の1つに選ばれている。

ユージン・ウェイ氏は、Amazon、Hulu、Flipboard、Oculusで製品チームを率いていた。

タマル・イェホシュア氏は、かつてGoogleで副社長を務め、検索、アイデンティティ、プライバシーなどGoogleの最も重要な分野の製品とエンジニアリングにおいて、リーダーの役割を担っていた。それ以前は、AmazonのA9で広告テクノロジー事業部長を務めていた。

このパネルディスカッションは非常に高い価値があるので、TechCrunchは、ディスカッションの進行を是非どなたかに代わりにやっていただくべきと考えているほどだが、そこは皆さんという強力な参加者が協力してくれることを幸運に思う。

このチャンスを逃さず、今すぐチケットを手に入れよう。

今年のDisrupt 2020は日本時間9月15日から19日まで、バーチャル形式で開催される。今すぐDisrupt Digital ProパスまたはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入し、このパネルディスカッションを最前列でチェックしてほしい。それでは会場で。他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、本ページを経由してチケットを購入すると5%割引が適用されるので、ぜひ活用いただきたい。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

サムスンが再度の単独製品イベントを9月23日に開催、廉価版のGalaxy S20 Fan Edition登場か

リアルなイベントについ言えることが1つある。企業は山ほどのニュースを詰め込まなくてはいけないと思っている。実際、広い会場一杯の人々を国中、あるいは世界中から集めようというのだから、それに見合うだけの興奮をたくさん与えたいと思うのも当然だ。

サムスンは、8月はじめのGalaxe Noteイベントで詰め込み型のイベントを開催した。新しいスマートフォン、新しいイヤフォン、新しいウォッチ、新しいタブレット、さらには近日発売になる折り畳み式端末のプレビューもあった。数週間前、この会社は次のイベント全体を新しいGalaxy Foldに当てた。そしてその数週間後、もう1つのイベントを計画している。

関連記事:Samsung’s new Galaxy Fold arrives September 18 for $2,000(未訳記事)

9月23日のイベントは、Galaxy S20 Fan Editionに特化したものになる可能性が強い。サムスンではよくあるように数カ月前からリーク情報が出回っている製品だ。このイベントでほかのニュースがたくさん出てこないと決まったわけではないが、Foldのイベントは少々私の期待を下げるものだった。2020年に単独製品のイベントをやる価値を会社はどう考えているのか、プレスリリースかなにかでもいいのではないのか。

関連記事:Galaxy Note 20 Ultraファーストインプレッション、現時点で入手できる最も優れた5G対応モバイルハードウェア

ともあれこの「Fan Edition」でサムスンは、Note 7の改造版など、フラグシップ製品の低価格版を発売するという、久しく絶えていた戦術を再び実行しようとしている。

今回予想されるのは、サムスンの主要製品であるGalaxy S20の低価格版だ。実質的には、すでに複雑化している同社の低価格製品群の最新シリーズである「Lite」製品ラインの再ブランド製品になりそうだ。

詳細は、米国太平洋標準時9月23日午前7時(日本時間9月24日午前0時)にわかるだろう。

画像クレジット:Samsung

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Disrupt 2020でVCの現状について語られる必見のセッション

表面的には、ベンチャーキャピタルの世界は年ごとに大きく変わることはなさそうだ。しかし実際には、業界は非常に流動的であり、多くの企業が多様性の欠如と向き合い、後継者問題に対処し、古くなった投資先企業が増加し続ける状況に直面している。これらは現在見られる問題のほんの数例だ。

事実、この業界で最も大きな変化の一つであり、何年も前に顕われて終わりが見えないものが、細分化である。かつてはクラブのような業界であったが、今日では世界中で日々、本物のドルに支えられた新たなプレイヤーが出現している。

Disrupt 2020でお迎えするのは、自分たちのキャリアの多くを強力な会社で過ごしてきた3人のベンチャー投資家であり、つい最近、独自のブランドを構築するために大胆にも独立したプレイヤーたちだ。彼らと議論できることは本当に楽しみである。

彼らの助けを借りて、業界を揺るがしている現在の動向について掘り下げていく。

Lo Toney(ロー・トニー)氏は、Cake FinancialでVP、Zyngaでゼネラルマネージャー、オンラインコーディングのスタートアップでCEOを歴任したのち、ベンチャーキャピタルの世界に飛び込んだ。最初はComcast Venturesで、後にGVでパートナーとして数年間活動した。

影響力のあるAlphabetのベンチャー部門にとどまる気持ちがあったかもしれないが、彼はその道を取らなかった。将来性のある多様なファンドマネージャーやスタートアップを見つけて資金調達することにますます重点を置いていたGVでの仕事を自分自身でやることにしたのだ。現在、Plexo CapitalはAlphabetを最大の資金提供者に数えているだけでなく、約20以上のファンドと多くのスタートアップに出資している。そのほとんどが有色人種によって運営されているため、トニー氏はまた、多様性を競争上の優位性と認識している人たちにとっても重要な存在となっている。

Renata Quintini(レナータ・クィンティーニ)氏は、共同創設者のRoseanne Wincek(ロザンヌ・ウィンセク)氏と共に、昨年静かに新会社Renegade Partnersを設立した。ウィンセク氏は以前、ベンチャー企業大手IVPで働いていた。クインティーニ氏も同様に、評価の高い機関において多くの投資担当の役割を担ってきた。Stanford Management CompanyでVCとプライベートエクイティ投資に特化した投資マネージャーを務めたほか、Felicis Venturesでゼネラルパートナーとして従事し、衛星企業のPlanet、自動運転スタートアップのCruise Automation(現在はGMが所有)、Dollar Shave Club(ユニリーバに売却)、Bonobos(ウォルマートが買収)などの数々の新星たちと仕事をしてきた。

事実、Lux Capitalがクインティーニ氏を引き抜いたのも驚きではなかった。しかし、クインティーニ氏と渡り合える深い科学の専門知識を誇りにするLuxでさえ、自分だけのものを作るために去ろうとする彼女をとどまらせることはできなかった。

Dayna Grayson(ダイナ・グレイソン)氏も、同じような来歴を持つ。システムエンジニアリングを学び、プロダクトデザインの仕事をしてからベンチャーキャピタルの世界に入った。ボストンに拠点を置くNorthbridge Venture Partnersのプリンシパルを務めた後、ベンチャーの巨人NEAのパートナーとなった。

ワシントンD.C.に拠点を置く同社にて、金属3Dプリンティング企業のDesktop Metal(5年前に設立された企業で、順調に行けば間もなく株式公開され、数十億ドルの価値を持つ企業)の買収など数多くの取引を主導してきた。

グレイソン氏はそこで長く活躍できただろう。しかし彼女は、NEAにおける8年近くのキャリアを終えて、昨年末、アーリーステージのベンチャー企業Construct CapitalをUberの最初の社員であったRachel Holt(レイチェル・ホルト)氏と共同設立した。

どのように大手企業と競争しているのか、コロナ後の世界におけるスタートアップについてどう考えているのか、ベンチャーキャピタルは損失を出す事業投資に偏り始めているのかどうか、あるいは逆に、そのオポチュニティが今も無限にあるのかどうかなど、起業家的な投資家である彼らと多くのことを語り合いたい。SPAC、ローリングファンド、またダイレクトリスティングの最近の展開についても言及されるだろう。

VCの現状を論じるこの非常にタイムリーな会談を見逃す手はない。

Disrupt 2020は日本時間9月15日〜19日まで開催され、今年は100%バーチャルで行われる。Digital Pro PassまたはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入して、グレイソン氏、クインティーニ氏 、トニー氏が登壇するライブ会談を最前列で視聴しよう。皆さんの参加を心待ちにしている。

他の登壇者の情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると、5%割引が適用されるので活用してほしい。セッションの視聴など機能を限定した45ドルの格安チケットも販売中だ。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

Laura Deming氏、Frederik Groce氏、Amish Jani氏、Jessica Verrilli氏、 Vanessa Larco氏がDisruptに参加

今年のTechCrunch DisruptでのStartup Battlefield(スタートアップバトルフィールド)コンテストは、応募者からすれば今までにない激戦となるだろう。Cloudflare(クラウドフレア)、 Dropbox(ドロップボックス)、Vurb(バーブ)、Mint(ミント)、 GetAround(ゲットアラウンド)、Fitbit(フィットビット)、Yammer(ヤマー)などの何年にもわたり舞台に上がっている革新的なブランドを考慮してもこれは事実と言える。Startup Battlefieldの参加者は、投資家から合計90憶ドル(約9535億円)を調達し、これまでのTechCrunch Disruptの歴史10年目にして、115のイグジットを達成させている。

これは誇りとなる記録であり、今後も維持していきたい。よって、適切な審査員を選ぶことが重要となる。そのため、今年のStartup Battlefieldの審査員に選ばれた5人をここで特集できることは光栄である。5人の審査員は、それぞれ異なるスキルと専門知識を有しているが、彼ら全員が誰もが切望するStartup Battlefieldの優勝者を決定するキーパーソンとなる。

ニュージーランド出身のLaura Deming(ローラ・デミング)氏は、自宅で教育を受け、数学と物理学に没頭し、老化生物学に深い関心を持つ。実際彼女は人生の終幕に夢中になるあまり、11歳の時に憧れの生物学者であるCynthia Kenyon(シンシア・ケニヨン)氏に手紙を書き、家族旅行中にサンフランシスコの研究所に伺ってもいいか尋ねている。ケニヨン氏は快諾し、最終的には、デミング氏を現在の姿であるベンチャーキャピタリストとしての道に導いた。デミング氏は長寿と生物学的研究に励み、老化の影響の低減または逆転に貢献している。膝関節症治療法を開発したUnity Biotechnology(ユニティー・バイオテクノロジー)と犬の延命に焦点を置くCelevity(セレビティー)は、前Thiel Fellow(ティール・フェロー)のポートフォリオでの唯一の有望株だ。

Frederik Groce(フレデリク・グロース)氏は、ベイエリアで育ち、スタンフォードで政治学を学んだ後、Storm Ventures(ストーム・ベンチャー)で投資家となった。その後すぐに、黒人ベンチャーキャピタリストを結び付け、助け合い、前進させるために組織されたBLCK VCを共同設立した。グロース氏は、Storm(ストーム)入社前に2年ほど、Stanford Student Enterprises(スタンドフォード・スチューデント・エンタープライズ)で、CEO兼財務マネージャーとして勤務している。これは、少数の企業を監督するスタンドフォートの学生が学生のために運営する非営利団体で、アクセラレータープログラムやコンサルティングループも含まれている。現在同氏は、Stormの代表としてルームメイトと一緒に、不動産マッチングプラットフォームであるRoom8(ルーム8)など様々な企業に関与している。また同氏は、恵まれないコミュニティ出身の少数派の大学生が働く、East Bay College Fund(イーストベイカレッジファンド)のメンターとしての顔も持つ。

Amish Jani(アミッシュ・ジャニ)氏は、20年近くVCとして働いており、Pequot Ventures(ピクォートベンチャー)で8年勤務した後、2008年に、ニューヨークでFirstMark(ファーストマーク)を共同設立した。同氏は、SaaSアプリケーション、eコマース企業、インフラストラクチャーのスタートアップ企業の主要取引を含む、クラウドとインターネット全体に多大な投資を行っている。彼にとって最も利益の出た取引のひとつは、おそらくShopify(ショピファイ)だろう。同社は時価総額1300憶ドル(約14兆円)に上る現在カナダで最も価値のある企業だ。2004年に設立され、2015年に上場したが、これは、AラウンドとBラウンドそして会社最後の自己投資イベントであるCラウンドにいたFirstMark(ファーストマーク)とジャニ氏を含む4つのベンチャーラウンドが上がった後だった。

マラソン選手でもあるJessica Verrilli(ジェシカ・ヴェリーリ)氏は、Digits(デジット)、Lambda School(ラムダスクール)そしてThe Wing(ザ・ウィング)などで役員を務める投資家兼運営者だ。同氏は、過去2年半GVのジェネラルパートナーだった。以前はTwitter(ツイッター)でキャリアを積み、同じくTwitterで一緒に勤務していた5人の女性と投資団体である#ANGELS(#エンジェルズ)を共同設立した。 また、Twitter時代は10年近くかけて、スタートアップからソーシャルメディア大手になるまで、企業開発および戦略のVPとしてTwitterを成長させた(同氏は、Vine(ヴァイン)、Periscope(ペリスコープ)そしてTweetdeck(ツイートデック)の買収を監督した)。#ANGELSの共同設立者の中には、現在は自身の投資を管理しているKatie Jacobs Stanton(ケイティ・ジャコブス・スタントン)氏と2018年後半にパートナーとしてLightspeed Venture Partners(ライトスピードベンチャーパートナーズ)に参加したJana Messerschmidt(ジャナ・メッセルシュミット)氏がいる。

最後に、今年は2016年からパートナーとして大手ベンチャー企業であるNEAに勤務しているVanessa Larco(ヴァネッサ・ラルコ)氏も迎える予定だ。ラルコ氏は、Microsoft(マイクロソフト)でプログラムマネージャーとして勤務した後、Box(ボックス)で製品管理のディレクターとして就任した。Microsoftでは、Xbox Kinect v1の音声認識エクスペリエンスチームを先導した。ジョージア工科大学の卒業生は、彼女の設計と分析に対する情熱は、ゲーム業界と生産性アプリ両方に費やされた日々の賜物だと声をそろえる。確かに同氏は、Cleo(クレオ)、Rocket.Chat(ロケット.チャット)、Mejuri(メジュリ)、EvidentID(エビデントID)、Greenlight Card(グリーティングライトカード)、Feather(フェザー)、Lily AI(リリーAI)などの有望株に積極的に投資している(同氏は、Robinhood(ロビンフット)、Willow Pump(ウィローパンプ)、Forethought AI(フォアソートAI)、そしてOmniSci(オムニサイ)のボードオブザーバーである)。

審査員としてこれ以上の適材はいないだろう。今年必見のイベントに彼らを審査員として迎え入れることを非常にうれしく思う。

Disrupt 2020は日本時間9月15日〜19日まで開催され、今年はバーチャルで行われる。

Digital Pro Pass、またはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入して、是非最前列でStartup Battlefieldコンテストをご覧いただきたい。他の登壇者情報など、イベントの詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%の割引が適用されるので、ぜひ活用いただきたい。

Disrupt 2020特設ページへ

Disruptで組み込み金融が未来のフィンテックである理由を学ぶ

フィンテック業界はここ数年、激しい変化の波にもまれてきた。Robinhood(ロビンフッド)、Revolut(レボリュート)、Coinbase(コインベース)などの消費者向けフィンテックスタートアップ各社が大成功を収め、数百万人の顧客を獲得している。それと同時に、法人向け企業は、決済からAPI駆動型統合およびリスク査定まで、金融を真にデジタル化するインフラストラクチャーを構築してきた。

こういった理由から、Disrupt 2020で組み込み金融とフィンテックに特化したパネルを開催できることをうれしく思う。バーチャル・カンファレンスは、日本時間9月15日から19日まで開催予定だ。

この話題を挙げるにあたり、フィンテックのすべてに尽力するベンチャー投資グループであるAnthemis(アンテミス)のパートナー、Ruth Foxe Blader(ルース・フォックス・ブレード)氏を招待した。彼女は、 +Simple.fr(+シンプル.fr)、Axle(アクセル)、そしてFluidly(フルードリー)などのさまざまなフィンテックやインシュアテックのスタートアップ企業に投資をしている。

Anthemis(アンテミス)で勤務する前は、Allianz(アリアンツ)で、インシュアテックのベンチャー向け投資を担当していた。また、デジタル変革を主導するためフォーチュン500の企業の数社とも連携している。

さらに、このパネルには、Hope Cochran(ホープ・コクラン)氏も同席する。彼女は、キャンディークラッシュの開発元であるゲームスタジオ King(キング)でCFOを務め、IPOで会社を先導し、Activision(アクティビジョン)に59憶ドル(約6,233億円)でKing(キング)を買収させるといった大胆な舵取りを行った。

また、彼女のコーポレート・ディレクターとしての功績はこれだけではない。2013年のSprint(スプリント)による Clearwire(クリアワイア)の買収時にClearwire(クリアワイア)CFOとして職務に当たっていた。現在は、Madrona Venture Group(マドロナベンチャーグループ)でマネージング・ディレクターを務めている。

最後に、Accel(アクセル)のパートナーとして企業の成長ファンドに取り組んでいるJohn Locke(ジョン・ロック)氏もお招きする。彼は、数多くの投資の中でも、Braintree/Venmo(ブレインツリー/ベンモ)、GoFundMe(ゴーファンドミー)、Monzo(モンゾ)、WorldRemit(ワールドレミット)、Xero(ゼロ)などと取引を行っている。

ご覧のように、彼は世間が同社らをフィンテックスタートアップ企業と認識する前から、フィンテックスタートアップ企業を入念にフォローしていることで有名だ。

Disrupt 2020では、「ある時点において、テック企業はすべて、組み込み金融製品によってフィンテック企業になるのだろうか」や「組み込み金融製品を提供する新たな巨大テック企業が台頭するのだろうか」といった問いをはじめとする、フィンテック業界の今後についてディスカッションを行う予定だ。カンファレンスは、日本時間9月15日から9月19日まで行われるのでぜひ参加してほしい。

Disrupt Digital Pro Passまたは初期段階の創業者向けのDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入しよう。メインステージでのインタビューの他、実用的なアドバイスが聞けるExtra Crunchステージでのワークショップや、AIを利用したネットワーキングプラットフォームのCrunchMatchなどすべてのプログラムにアクセスできる。Disruptに登録した瞬間からCrunchMatchにアクセスができ、人々と繋がることが可能だ。潜在的な顧客や投資家との1対1のビデオ通話を予定したり、将来の従業員を面接したりして、このツールを最大限に活用しよう。

他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%割引が適用されるので、ぜひご活用いただきたい。

Disrupt 2020特設ページへ

Disruptで戦術的なアドバイスを黒人創設者向けに提供

ジョージ・フロイドの死と人種差別に対する抗議デモの余波を受け、多くのベンチャーキャピタリストがテクノロジー業界における多様性の改善を望んでいると言う意思を発表した。具体的に言うと、より多様な創設者に資金を提供したいと言う意味だ。

彼らのコメントは実に称賛に値するものだが、言うは易く行うは難しである。実際にその日がいずれ来るとしても、それまでには時間を要するだろう。歴史的に過小評価され、見過ごされ、さらに悪い状況に置かれてきた黒人創設者らはそれまでの間、テクノロジーおよびベンチャーキャピタル業界でどのように舵を取っていけば良いのだろうか。

この質問に答えるため、日本時間9月15日〜19日まで開催されるDisrupt 2020に3人の黒人創設者を招き、彼らがどのように資金を集めスタートアップを立ち上げたのか直接話をうかがえることとなった。

講演者の1人であるMichael Seibel(マイケル・セイベル)氏はスタートアップ・アクセラレーターであるY Combinatorのパートナー兼CEOとして、現在は彼自身がスタートアップに資金を提供している。しかしそれ以前はJustin.tv(後にゲームストリーミング界の巨人Twitchとなった)とその後スピンオフしたSocialcam(Autodeskが買収)の共同創設者兼CEOを務めた過去を持つ。そのため彼は創設者と投資家両方の立場から話をすることができるだろう。

セイベル氏に加え、Y Combinatorに投資を受けた2人のスタートアップ創設者が参加してくれる。家具に特化したマーケットプレイスAptDecoのReham Fagiri(リーアム・ファギリ)氏と、理容店向けのソフトウェアを提供するSquireのSonge LaRon(ソンジ・ラロン)氏である。Extra Crunchのステージでこの3人に登壇してもらい、黒人創設者が心得ておくべきことや彼らがどんなステップを踏んで成功へと駆け上ったのかについて、可能な限り事細かく話を聞きたいと思う。

日本時間9月15日~19日に開催されるDisrupt 2020で、詳細を確認していただきたい。Disrupt Digital Pro Passまたは初期段階の創業者向けのDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入しよう。メインステージでのインタビューの他、実用的なアドバイスが聞けるExtra Crunchステージでのワークショップや、AIを利用した無料のネットワーキングプラットフォームのCrunchMatchなどすべてのプログラムにアクセスできる。Disruptに登録した瞬間からCrunchMatchにアクセスができ、人々と繋がることが可能だ。潜在的な顧客や投資家との1対1のビデオ通話を予定したり、将来の従業員を面接したりして、このツールを最大限に活用しよう。

他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%の割引が適用されるので、ぜひ活用いただきたい。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

5G iPhone発表か?アップルのスペシャルイベントは日本時間9月16日午前2時にバーチャル開催

新しいApple WatchとiPadに関する噂はこれまでのところ大部分が外れている。当たったのはアップルの次の大きなイベントへの招待が始まるという点だ。事実、同社はは恒例の秋の(バーチャル)イベントが9月15日午前10時(日本時間9月16日午前2時)に開催されると発表した。

これはiPhone 12の到来を告げるものであり、アップルもついにiPhoneに5Gテクノロジーを採用するだろう。もちろん、今年は5G採用がスマートフォンの売り上げ伸びが鈍るのを抑える役割を期待されていたが、我々の生活のあらゆる側面同様、これも新型コロナウイルスによって大きな打撃を受けた。感染蔓延は同社が新世代のスマートフォンを来週に間に合うように準備ができるのか、それともさらに別のバーチャルイベントが必要になるのかという疑問も呼び起こした。

スマートフォンビジネスには感染蔓延が大きな穴をうがったが、最近のアナリストの統計によれば、iPhoneはライバルに比べて被害が軽かったようだ。多数の産業のサプライチェーンも著しく阻害された。7月の四半期決算の電話記者会見でアップルはiPhone 12の発表が「数週間遅れる」ことを認めた。これは同社とって前例のない動きだったが、それをいうなら我々が直面しているのが前例のない時代だ。

イベントに新しいApple Watchが登場するのはほぼ間違いない。Apple Watchは引き続き同社のベストセラーアイテムとなるだろう。これまでに出た噂のほとんどは、血中酸素濃度測定機能の追加などヘルスモニター能力に関するものだった。バッテリー駆動時間を延ばすこともApple Watchにとって非常に重要なポイントだ。watchOSの最新バージョンに睡眠モニタが追加されたことを考えるとこれは必須となる。

アップルは大型ライブイベントをバーチャルで開催する要領をWWDCで確立している。数か月の準備期間があったことでもあり、9月15日のイベントも高い水準で実施されると期待できる。

画像:Apple

原文へ

(翻訳:滑川海彦@Facebook

Benchmarkのピーター・フェントン氏のDisrupt参加が決定

Benchmark(ベンチマーク)はかつて、シリコンバレーの典型的なベンチャー企業だった。小規模で、専門的で、創設者らに友好的でありながら同時にアグレッシブでもあった。4億5000万ドル(約477億円)の範囲内で次々と資金を調達し、常に同程度の資金規模を維持していた。

長年が経過し、世界は変わった。ベンチャービジネスの主要ブランドの多くが過去10年の間に巨額の資金調達を繰り返し、現在は数十億ドルを管理するようになった。彼らは現在、大規模な「才能あるチーム」を監督しているのである。

しかしBenchmarkは違った。1995年の設立当時とほぼ変わらず、ファンドをクローズするたびに同程度の比較的保守的な額の資本を調達している。一握りのジェネラルパートナーと各パートナーについたエグゼクティブ・アシスタントのみで運営し、プリンシパルもアソシエイトもいない。いまやBenchmarkは典型的なベンチャーキャピタルではなくなった。むしろ異例の存在となったのだ。

この企業の舵を取っているのは誰なのか。同社の全パートナーが、投資していた時期が90年代後半であっても10年前であっても、Benchmarkとの関係を維持しているようだが、現在最上級の位置にいるのはPeter Fenton(ピーター・フェントン)氏だ。Benchmarkで最も有名な投資家であるBill Gurley(ビル・ガーリー)氏が同社に参加してから21年。同社での積極的な役割から離れ、バトンを渡した相手がフェントン氏だ。2006年に33歳でAccel(アクセル)から引き抜かれたフェントン氏は、2018年にBenchmarkでの積極的な投資を辞めた同僚のMatt Cohler(マット・コーラー)氏やMitch Lasky(ミッチ・ラスキー)氏などの誰よりも長く同社での投資を続けている。

フェントン氏は、Benchmarkの現在のメンバーを確立させる際にも重要な役割を果たしている。ジェネラルパートナーのSarah Tavel(サラ・タベル)氏がまだGreylock(グレイロック)でパートナーだった頃に初めて連絡をとり引き抜いたのがフェントン氏だ。

最近同社に加わった2人のジェネラルパートナー、Eric Vishria(エリック・ヴィシャリア)氏とChetan Puttagunta(チェタン・パッタグンタ)氏を呼び寄せた背景にどの程度フェントン氏が関わっているのかは明らかではないが。しかし、実は公の場に登場するのが比較的珍しい同氏が今年のTechCrunch Disruptに登壇するため、直接話を聞くことができる。

フェントン氏と話せるのはとても楽しみだ。長い間トップVCと見なされてきたが、控えめで目立たない人物でもあるため、フェントン氏と幅広い議題について話し合う機会を心待ちにしていた。ベイエイリアからの人口流出が現地のスタートアップシーンに及ぼす影響や、回転資金制度に対する同氏の考え、BenchmarkがSPACを後援したり、さらには管理したりする可能性があるのかなどを話し合う予定だ(SPACの詳細については最近別の記事を寄稿している。またその後すぐ、ビル・ガーリー氏も、SPACが以前よりも理にかなうものになった理由について書いている)。

また、フェントン氏が今後Benchmarkを代表してより大きな役割を引き受けていくのか、という点も聞いてみたい。Uberへの早期投資だけでリミテッドパートナーに70億ドル(約7400億円)以上の利益をもたらしたと報告されていることもあり、同社の巨額の利益を考えるとそれは必要ではないのかもしれない。とは言え、BenchmarkやSequoia(セコイア)のような企業はこういった偉業を成し遂げるからこそトップに留まっているのである。

どちらにしても、今年のイベントでフェントン氏とのトークは見逃せない。同イベントはどの点をとっても素晴らしいプログラムになるように形作られている。Disrupt 2020は日本時間9月15日〜19日まで開催され、今年は100%バーチャルで行われる。Digital Pro Pass、またはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入して、是非フェントン氏の講演中継を最前列でご覧いただきたい。

他の登壇者の情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すれば5%の割引が適用されるので、活用していただきたい。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

社会に影響を与えるスタートアップを育てるには、Disrupt 2020で学ぼう

多くの創業者が世界を変えようとスタートアップを設立している。しかし、「この世界をより良い場所にする」と叫んでいるだけでは何も変わらない。

Promiseの創業者であるPhaedra Ellis-Lamkins(ファイドラ・エリスラムキンス)氏とUncharted Powerの創業者であるJessica O. Matthews(ジェシカ・O・マシューズ)氏は、「社会に役立つ」企業を設立するだけでなく、それぞれの事業を確実に拡大し成功へと導いている。この両氏が9月14日~18日に開催されるDisrupt 2020のバーチャルステージに登場する。社会に影響を与えられる企業の設立に意欲を燃やす他の創業者や企業家を目指す皆さんに役立つアドバイスが聴けるはずだ。

エリスラムキンス氏は長く労働協議会の責任者を務めてきたが、女性実業家の顔も持つ。同氏の労働協議会での経験には、サウスベイAFL-CIO労働評議会の役員を務めていたことも含まれる。同評議会は、カリフォルニア州のサンタクララ郡やサンベニト郡の100を超える団体、11万人を超えるメンバーで構成される労働組合組織である。また、カリフォルニア州シリコンバレーの経済格差に取り組むWorking Partnerships USAの代表者も務めていた。さらには、貧困対策組織のGreen For AllのCEOも経験している。

Promiseを共同で創業する前は、Honorの経営にかかわっていた。ミュージシャンのプリンスとも彼の原盤権の保護をめぐって仕事をしたことがある。現在、エリスラムキンス氏はTipping Pointの取締役会のメンバーも務めている。

マシューズ氏はUncharted Powerを22歳の時に創業し、CEOを務めている。同社は住宅の太陽光発電、電気自動車の充電スタンド、IoTセンサーなど、分散型発電アプリケーションを1つのサステナブルネットワークに相互に接続できるテクノロジーを開発している。最終的には、送電網を使うソリューションと送電網を使わないソシューションの隔たりをなくし、どこでも電力が使えることを目標としている。同氏はまた、黒人女性の創業者の中で当時最大の資金調達をシリーズAラウンドで達成している。

マシューズ氏はナイジェリアと米国の二重国籍者で、ハーバード大学で心理学と経済学の学位、ハーバードビジネススクールでMBAを取得している。特許は取得済みと出願中を合わせて12を超えており、これには同氏が19歳で初めて発明した発電できるサッカーボール「SOCCKET」も含まれている。

また、同氏は数々の成功により、2012年にはバラク・オバマ大統領からホワイトハウスに招待され、中小企業を代表して米国特許法改正に署名している。

すでにお聞き及びかもしれないが、今年のDisruptはバーチャルで開催される。このため、これまでよりもたくさんの人に安全にイベントに参加してもらうことができる。Disrupt 2020は9月14日~18日に予定されている。Disrupt Digital Pro PassまたはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを今すぐ購入しよう。メインステージでのインタビューのほか、実用的なアドバイスが聞けるExtra Crunchステージでのワークショップ、AIを利用した無料のネットワーキングプラットフォームのCrunchMatchなどすべてのプログラムにアクセスできる。Disruptに登録した瞬間からCrunchMatchにアクセスができ、人々と繋がることが可能だ。潜在的な顧客や投資家との1対1のビデオ通話を予定したり、将来の従業員を面接したりして、このツールを最大限に活用しよう。

他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%の割引が適用されるので、ぜひ活用していただきたい。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

Carbon HealthとColorの創設者がDisrupt 2020に参加

新型コロナウイルスのパンデミックはありとあらゆる産業に影響を及ぼしたが、ヘルスケア業界はおそらく、現在も進行中のパンデミックによって最も変革しなければならない立場にある業界だ。世界的な健康危機によって変容した世界に適応するため、まったく新しいヘルスケアの形を生み出した2人のスタートアップ創設者の視点や見解を、TechCrunchのDisrupt 2020で是非ご覧いただきたい。

Carbon Health(カーボンヘルス)の共同創設者兼CEOのEren Bali(エレン・バリ)氏と、Color(カラー)の創設者兼CEOのOthman Laraki(オスマン・ララキ)氏が今年の9月14〜18日に開催されるDisruptのバーチャルステージに参加する。バリ氏のCarbon Healthはスマートテクノロジーを備えた最新の診療所と遠隔医療機器を使用することにより高水準の遠隔診療を可能にし、プライマリケアと緊急医療における新しいスタンダードの構築にフォーカスしているスタートアップだ。一方ララキ氏のColorは、集団ゲノミクスのプラットフォームを適応させ、新型コロナウイルス用のテストをコア機能として追加。大量診断のベストプラクティスを確立して共有することを目的としている。

パンデミックの出現以来ヘルスケアがどのように変化したか、また他の問題が見落とされることなく、高レベルのプライマリケアを受け続けたいと考えている人々にとってそれが何を意味するかについて話し合う予定だ。また、プライマリケアワーカーに必要不可欠な検査リソースを提供するなど、対面による検査機能を展開するためにサンフランシスコ市と協働したColorの経験についても取り上げるつもりである。その他にもパンデミックが収束するまでに直面する可能性のある課題と、今後数十年にわたってコミュニティと個々のケアへの取り組み方がどのように変わっていくかについても話していきたいと思う。

米国内および世界中において前例のないこの緊急事態下で、Carbon HealthとColorの両社は共に新型コロナウイルステストの最前線にいる。米国内でのテストにおいて何が正しく、何が間違っているのか、そして今後の見通しを理解するために非常に有益な見解を持っているに違いない。

今年のDisrupt 2020は9月14日から18日までバーチャル形式で開催される。他の登壇者の情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると、5%割引が適用されるので、ぜひ活用いただきたい。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

Disrupt 2020に参加してTC10に会おう

2020年に物足りなさを感じているなら、Disrupt 2020でさらに特別なひとひねりを効かせてみよう。カンファレンスが完全バーチャルで実施されるのは史上初めてだが、見どころはそれだけではない。この催しも、今回でもう10周年。世界を変えようとしていると、時はものすごい速さで流れていくものだ。

Disruptの10周年を記念した新しい試みも用意されている。ここでは、TC10についてご紹介しよう。

TC10は、これまで10年間のDisruptカンファレンスにおいて柱となってきた起業家や投資家によって構成されるグループだ。くつろいだトークにしろパネルディスカッションにしろ、ショーでの発言者となり、Startup Battlefield(スタートアップコンペ)の審査員を最低3回務めてきた人たちである(審査員でなかった年の方が少ない人さえいる)。

今年のショーでも、くつろいだトークやスタートアップコンペの審査から、Pitch Deck Teardown(セールスプレゼンテーションの添削)に至るまで、全体を通じてTC10がフィーチャーされることになっている。個人的にはこの点を一番楽しみにしている。

セールスプレゼンテーションの添削では、ショーの参加者が提出した本物のスタートアッププレゼンテーションの分析が行われる。世界的な投資家や起業家がそれぞれのプレゼンテーションのスライドを1枚ずつチェックし、気に入った点や気に入らない点、自分だったらどう変えるか、そういったフィードバックを返してくれるのだ。起業家にとっては、投資家がプレゼンテーションのどこに注目するのかがはっきりわかるだけでなく、それぞれの投資家や起業家によって優れたプレゼンテーションの意味がどれほど異なっているかも明らかになる。企業創設者として、プレゼンテーションを対象者に応じてどのようにカスタマイズする必要があるのか、貴重な知見が得られるだろう。

セールスプレゼンテーションの添削には、今すぐ申し込むことが可能だ。

前置きはこれぐらいにして、Disrupt 2020のTC10を皆さんにご紹介しよう。

Aileen Lee(アイリーン・リー)

アイリーン・リー氏は、シード期にフォーカスしたファンドであるCowboy Ventures(カウボーイ・ベンチャー)の創設者。同社は、大規模な成長市場において働き方とライフスタイルを考え直し、同社が「Life 2.0」と呼ぶものを実現可能なテクノロジーを構築する、群を抜いて優れたチームを応援したいと考えている。同氏はこれまでにKleiner Perkins Caufield & Byers(クライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤー)のパートナー、およびRMG Networks(RMGネットワーク)のCEOを務めてきた。

MITの卒業生であるリー氏はハーバードビジネススクールのMBAを持ち、アスペン研究所のHenry Crown Fellow(ヘンリー・クラウン・フェロー)でもある。

Disrupt登壇回数:9回

Image Credits: Cowboy Ventures

Charles Hudson(チャールズ・ハドソン)

チャールズ・ハドソン氏は、Precursor Ventures(プレカーソル・ベンチャーズ)のマネージングパートナー兼創設者である。同社はアーリーステージ向けのベンチャーキャピタル企業として、非常に有望なソフトウェア企業とハードウェア企業の起業当初の投資ラウンドにおける投資を重視している。同社設立以前、同氏はSoftTech VC(ソフテックVC)のパートナーとして、モバイルインフラでの投資チャンスの見極めに努めていた。

Disrupt登壇回数:3回

Image Credits: Kathleen Dylan Studios

Cyan Banister(シアン・バニスター)

シアン・バニスター氏が夢中になっているのはアーリーステージのエンジェル投資だ。未来がどのように変わるかを想像することに多くの時間を使い、自分と同じように未来を想像するだけでなく、実際にそれを形にしていく人たちに投資している。つい最近まで、同氏はサンフランシスコでも最上位層のファンドであるFounders Fund(ファウンダース・ファンド)に在籍していた。これまでに成功させた投資のほとんどは雇用の創出と柔軟性に関する共通のテーマを持つものであったが、その投資実績は宇宙船からサンドイッチの配達まで多岐にわたる。現在は、Long Journey Ventures(ロングジャーニー・ベンチャーズ)のパートナーである。

Disrupt登壇回数:6回

Drew Houston(ドリュー・ヒューストン)

ドリュー・ヒューストン氏はDropbox(ドロップボックス)の共同創設者兼CEOであり、2007年にArash Ferdowsi(アラシュ・フェルドーシ)氏とともに同社を設立してから、シンプルなアイデアを、世界中で6億人以上が利用するサービスへと育ててきた。同氏は2006年にMITで電気工学とコンピューターサイエンスの学士号を取得している。USBドライブを持ち歩いたり、ファイルを自分宛てにメールしたりすることにフラストレーションを感じていた同氏は、卒業するとそうしたフラストレーションを後にドロップボックスとなるデモへと結実させた。現在、ドロップボックスは世界有数のビジネスコラボレーションプラットフォームであり、有料プランの利用者は1500万人以上を数え、世界各地の12のオフィスに3000人近い従業員が在籍している。

Disrupt登壇回数:3回

Kirsten Green(カーステン・グリーン)

ユニークな職業経歴と投資分野で身につけた経験をあわせ持つカーステン・グリーン氏は、2010年にサンフランシスコを拠点とするForerunner Ventures(フォアランナー・ベンチャーズ)を立ち上げ、創設者兼マネージングパートナーを務めている。買い物の新しいプロセスが直線的に成長し、上昇の機が熟していることを見て取った同氏は、先導者のメンタリティと分析的な視点によって、経験が重視される小売業界のトレンドに先行し、魅力的なブランドプラットフォームと先見の明を持つ起業家を見い出している。

Disrupt登壇回数:3回

Image Credits: Forerunner Ventures

Megan Quinn(メーガン・クィン)

メーガン・クィン氏はNiantic(ナイアンティック)の最高執行責任者として、同社全体のビジネスオペレーションと国際的な展開を監督している。同氏は、2015年にはSpark Capital(スパーク・キャピタル)のジェネラルパートナーとして、Glossier(グロシエ)、Handshake(ハンドシェイク)、Pendo(ペンド)、Rover(ローヴァー)、InVison(インヴィジョン)など、グロースステージでの投資にフォーカスしていた。この時期、同氏は投資ラウンドのシリーズBにあったナイアンティックに対するスパーク・キャピタルの投資を主導し、ナイアンティックの経営に参加することとなった。ベンチャー業界入り以前、同氏はGoogle(グーグル)とSquare(スクエア)において製品リーダーの立場にあった。

Disrupt登壇回数:3回

Image Credits: Megan Quinn

Michelle Zatlyn(ミシェル・ザトリン)

ミシェル・ザトリン氏はCloudflare(クラウドフレア)の共同創設者兼COO。同社はインターネットのセキュリティ、パフォーマンス、信頼性といった分野をリードする企業で、CNBCによって「破壊的革新を生み出す企業50社」に選ばれている。また、ウォールストリートジャーナルでは2年連続で最も革新的なインターネットテクノロジー企業に選ばれ、世界経済フォーラムではテクノロジーのパイオニアに選ばれている。クラウドフレア創設以前、同氏はグーグルや東芝に在籍し、スタートアップ2社も立ち上げ、成功させている。マギル大学から優秀学士号を受けており、ハーバードビジネススクールでMBAを取得するとともに、起業家精神に対するDubliner Prize(ダブリナー賞)も受賞している。

Disrupt登壇回数:3回

Niko Bonatsos(ニコ・ボナツォス)

ニコ・ボナツォス氏は、総計約50億ドル(約5000億円)の調達実績を持つベンチャーキャピタル企業、General Catalyst(ジェネラル・カタリスト)のマネージングディレクター。同社のサンフランシスコベイエリアのオフィスで働く同氏が重視する投資戦略は、製品の実現力が高く、しっかりとした学習意欲があり、何百万という人々の役に立つ可能性のあるイノベーションを起こそうという気持ちを持つ、前例のないテクノロジーを創出した企業を見つけること。同社での9年間に、同氏はAtrium(アトリウム)、Audius(オーディウス)、Cover(カヴァー)、Hive(ハイヴ)、HubHaus(ハブハウス)、ClassDojo(クラスドジョ)、Paribus(パリバス、CapitalOneが買収)、Sleeper(スリーパー)、Snap(スナップ、NYSE: SNAP)などへの投資を助けてきた。

Disrupt登壇回数:4回

Image Credits: General Catalyst

Roelof Botha(ロエロフ・ボサ)

ロエロフ・ボサ氏はシリコンバレーでの企業設立に15年以上関わってきた。その経歴は、スタンフォード大学でMBAを修めながら、2000年3月にはまだ黎明期にあったPaypal(ペイパル)に入社したことに始まる。2001年にCFOに着任すると、2002年当初のIPO、およびそれに続くeBay(イーベイ)による買収の両方で同社を率いた。2003年にはSequoia Capital(セコイア・キャピタル)に参加し、企業の創設者たちが耐久性のある事業を展開するよう助けている。米国オフィスのリーダーであるほか、グローバルなSequoia Partnership(セコイア・パートナーシップ)でも3人のスチュワードの1人となっていて、インターネット、サービス、ソフトウェアへの投資に重点を置いている。

Disrupt登壇回数:8回

Susan Lyne(スーザン・レイン)

スーザン・レイン氏は、ニューヨーク市を拠点としたアーリーステージ向けファンドであるBBG Ventures(BBGベンチャーズ)の創設者兼ジェネラルパートナー。同社は、実力がまだ過小評価されているものの、集団的また個人的な経験を変えていく潜在性を持つ人が創設した企業への投資を実施している。2014年以来、同ファンドはZola(ゾラ)、The Wing(ザ・ウイング)、Modsy(モジィ)、Lola(ローラ)、KiwiCo(キウィコ)、Glamsquad(グラムスカッド)、HopSkipDrive(ホップスキップドライブ)、Spring Health(スプリング・ヘルス)、Blueland(ブルーランド)など60社以上に投資してきた。BBGベンチャーズ設立以前、同氏はスタートアップから株式公開企業に至るまで、メディア、テクノロジー、エンターテイメントといった分野のあらゆる規模の企業で経営に関わっていた。

Disrupt登壇回数:6回

今すぐDigital Pro Pass(ディジタル・プロ・パス)を入手し、9月14日から18日にかけて開催されるDisrupt 2020でTC10に会いましょう。登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、本ページを経由してチケットを購入すると5%割引が適用されるので、ぜひ活用していただきたい。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

12月開催のSight Tech Globalでメガネに取り付ける視覚障がい者支援デバイスのOrCam開発者が講演

テクノロジーの進化をデバイスの小型化と性能で測るなら、イスラエルのOrCam Technologiesは好調だ。同社のOrCam MyEyeはメガネのつるにフィットし、これまでの同種の製品よりずっとパワフルで小さい。2020年7月にAIベースの新しいスマートリーディング(PR Newswire)ソフトウェアがリリースされて、このデバイスはテキストやラベルを「読む」だけでなく、名前で人を特定したり周囲の重要なものごとを説明したりできるようになった。AIベースのスマート音声アシスタントで、主に視覚障がい者であるユーザーとやりとりをすることもできる。

バーチャルイベントのSight Tech Globalで、OrCamの共同創業者で共同CEOのAmnon Shashua(アムノン・シャシュア)教授が講演をする。2020年12月2~3日にバーチャルで開催されるこのイベントは、AI関連テクノロジーが障がい者支援技術やアクセシビリティに今後どのような影響を与えるかをテーマとする。参加は無料で、現在事前登録を受け付けている

シャシュア氏はテクノロジーの世界では傑出した存在だ。OrCamの共同創業者であることに加え、自動車の安全性向上や自律運転ナビゲーションのためのコンピュータビジョンのセンサーとシステムを提供するMobileyeの創業者でもある。Mobileyeは2017年に、Intelに153億ドル(約1兆6300億円)で買収された。これはイスラエル企業の単一の買収としては史上最大規模だ。

シャシュア氏はおばの勧めでOrCamを始めた。視力を失いつつあったおばは、甥のシャシュア氏に科学者、そしてAIの専門家としての並はずれた才能を生かして助けて欲しいと願っていた。シャシュア氏はその目標を胸に、共同創業者のZiv Aviram(ジブ・アビラム)氏とともに2010年にOrCamを始めた。同社はIntelなどの投資家から1億3040万ドル(約138億3500万円)を調達し(Reuters記事)、OrCam MyEyeデバイスを50カ国以上、数万人のユーザーに販売している。OrCam MyEyeの米国での価格は3900ドル(約41万円)で手頃な価格ではないが、同社は生産が増えればデバイスの価格は今後下がっていくとしている。

障がい者支援技術の新時代を迎え、オフラインで動作する軽量のOrCam MyEyeのアプローチは挑戦的なものだ。このデバイスはTIMEのBest Invention of 2019に選出されている(TIME記事)。高度なセンサーと電子機器の小型化は、支援技術の基盤となるこじんまりとしたセンサーアレイにつながるだろうか?AIベースの自然言語処理は必要に応じて連携して動作する、多目的でカスタマイズ可能なパーソナルアシスタントにつながるだろうか?

「OrCamの計画では、究極の支援技術はコンピュータビジョンと自然言語処理のバランスをうまくとったものでなくてはならない。例えば最近公開した『スマートリーディング』機能は、どのテキスト情報を抽出してユーザーに伝えるかをデバイスに教えるためにNLP(自然言語処理)を利用している。ユーザーはNLPを利用して、自分が何を知りたいかを正確に指定できる。その例として、最近搭載した『オリエンテーション』機能を使うとユーザーはデバイスに対して、シーンの中にあるオブジェクトを説明しそのオブジェクトに向かって音声でガイドするようにと指示することができる。『オリエンテーション』機能は語彙の面でも、『トイレの看板が見えたら教えて』というような探索の面でも、見えている範囲の中で空いている場所はどこかという障害物回避の面でも向上している。こうした要求を実現するための技術的な課題は、コンピューティングとアルゴリズムの進歩にまさに大きく依存している」とシャシュア氏は語る。

さらにシャシュア氏は語る。「私のいう『コンピューティング』とは、処理性能を小型化する傾向がますます強くなり、小さなバッテリー駆動のフットプリント上で高度なアルゴリズムを動かせるようになるということだ。私のいう『アルゴリズム』とは、人間の知性を模倣するディープテックがますます高度になるということだ。この2つが組み合わされて、視覚障がい者支援技術の将来に強い影響力がもたらされる」。

シャシュア氏は1985年にテルアビブ大学で数学とコンピュータサイエンスの学士を取得し、1989年にワイツマン科学研究所でコンピュータサイエンスの修士号を取得した。1993年にはマサチューセッツ工科大学(MIT)の人工知能研究所に勤務しながら脳・認知科学の博士号を取得した。

Sight Tech Globalは12月2〜3日に開催されるバーチャルイベントで、参加は無料だ。現在、事前登録を受け付けている

Sight Tech Globalではスポンサーを募集している。現在はVerizon Media、Google、Waymo、Mojo Vision、Wells Fargoがスポンサーとなっている。イベントはボランティアによって運営され、イベントの収益はすべてシリコンバレーにあるNPOのVista Center for the Blind and Visually Impairedの収入となる。

関連記事:OrCamがAIを活用した聴覚補助デバイスを発表

カテゴリー:イベント情報

タグ:アクセシビリティ OrCam

画像クレジット:Jonathan Hepner

原文へ

(翻訳:Kaori Koyama)

TechCrunch Disruptのアジア向けセッションが誕生、日本からはスマニュー浜本氏が登壇

既に発表されているとおり、10周年を迎える今年のDisruptは100%バーチャルで開催される。TechCrunchのアジアチーム(著者Catherine Shu、Rita Liao、Manish Singhの3名)はモスコーニセンターで皆さんにお会いすることはできないが、今までで最も参加しやすいDisruptになることは間違いない。また、今回初めてアジアに焦点を当てたセッションがアジェンダに組み込まれることとなった。

アジア向けのセッションは、アジアで高い影響力を持つテクノロジー企業、スタートアップ、投資会社に携わる人々を迎えてアジア地域の日中の時間帯に合わせて放送され、その後ライブQ&Aセッションも行われる。TechCrunchのチームは数か月かけてDisruptステージ、Extra Crunchステージ、バーチャルネットワーキングのCrunchMatch、Digital Startup Alleyなどのプログラムをオンライン向けに用意しており、もちろんDisruptの参加者全員がすべてのプログラムにアクセスできる。

スタートアップのトレンドや技術に関する最近の重要なトピックの多くは、アジアが発祥となっているものやアジアの企業によって推進されたものであり、アジアには中国、インド、インドネシアなどの巨大市場をはじめとする、世界で最も複雑でダイナミックな市場が複数存在する。

これらのセッションは、日本時間では9月15日〜18日の正午から午後1時と、アジア地域の参加者にとって便利な時間帯に開催される。各インタビューの後はライブQ&Aに参加できるため、聞きたい質問を準備しておこう。

インドはFacebook(フェイスブック)にとってユーザー数の面で最大の市場だ。今回は、Facebook IndiaのトップであるAjit Mohan(アジット・モハン)氏が登壇者として参加する。

また、2年前にUber(ウーバー)の東南アジア事業を買収し、現在は東南アジア最大のオンデマンド配車プラットフォームの1つとなったGrab(グラブ)の地域統括責任者、Russell Cohen(ラッセル・コーエン)氏も参加してくれる。

インドで最も評価の高いエドテックスタートアップBYJU(バイジュー)の創設者であるByju Raveendran(バイジュー・レヴィーンドラン)氏は、今年最も重要なトピックの1つであるオンライン学習について話してくれる予定だ。

アジアの技術イノベーションが世界の他の地域に与える影響を示すもう1つの手本として、日本と米国という2つのまったく異なるマーケットで複数のニュースまとめアプリを運営するSmartNews(スマートニュース)の共同創設者兼COOであり、チーフエンジニアも務める浜本階生氏も登壇する。

日本版編集部追記:我らが日本からの登壇者、浜本氏のプロフィールを以下に紹介しよう。当日のセッションにもぜひ注目いただきたい。

2005年東京工業大学工学部情報工学科卒業。2007年に『EatSpot』で、価格.com WEBサービスコンテスト最優秀賞、2009年に『Blogopolis』でYahoo! JAPAN インターネットクリエイティブアワード 一般の部 グランプリなどを受賞。共訳書に『実用Git』(オライリー・ジャパン)など。Webに氾濫する情報の整理、可視化に興味を持つ。株式会社Rmakeの取締役を経て、「世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける」ことをミッションに、2012年にスマートニュース株式会社(旧社名: 株式会社ゴクロ)を共同創業。2019年6月より現職。

創設者のラインナップには、自身のスタートアップMisfit(ミスフィット)をApple(アップル)に売却し、連続炭素繊維を使用した3Dプリントを行っているArevo(アリーヴォ)の最高経営責任者となったSonny Vu(ソニー・ヴー)氏も含まれる。

Anker(アンカー)のSteven Yang(スティーブン・ヤン)氏には、どのようにして同社を最も人気があり評価の高いスマートフォン用充電器およびモバイルバッテリーブランドの1つに築き上げたかについて話を伺う予定だ。

シンガポールを拠点とする介護と遠隔医療のスタートアップ、Homage(ホーメッジ)の創設者であるGillian Tee(ジリアン・ティー)氏は、世界で最も弱い立場にいる人々をテクノロジーがどう助けることができるかについて、自身の洞察をシェアしてくれる。

投資については、Race Capital(レースキャピタル)のジェネラルパートナーであるEdith Yeung(イーディス・ヤン)氏から、中国とシリコンバレーにおいて盛り上がりを見せるテクノロジートレンドについて話を聞きたい。

また、東南アジア最大のマーケットであるインドネシアで最も多くの結果を生み出しており高い影響力を持つ投資会社の1つEast Ventures(イーストベンチャーズ)からは、同社初の女性パートナーであるMelisa Irene(メリッサ・アイリーン)氏が登壇する。

さらに、Blume Ventures(ブルームベンチャーズ)の共同創設者であるKarthik Reddy(カーティック・レディ)氏は、インドのスタートアップエコシステムの構築を支援する際の課題とチャンスについて話してくれる予定だ。

各セッションの後にはライブQ&Aがあり、参加者は講演者に直接質問をするチャンスがある。Disrupt 2020のアジェンダはこちらのページで確認できる。各セッションの詳細を伝える記事など、イベントの詳細は以下の特設ページでご確認いただきたい。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%割引が適用されるので、ぜひご活用いただきたい。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

Disrupt 2020に参加すべき5つの理由

なぜDisrupt 2020に参加すべきなのか?私たちは未曾有の時代に生き、かつてない難問に直面している。だが、これまでにない好機もまた同時に存在している。今こそクリエイティブなスタートアップ・マインドや全力で既存の価値基準を打ち砕くメーカーのチャンスの時だ。

米国時間9月14~18日に開催される今年のDisruptは、まったく新しいバーチャル方式のグローバル・テック・サミットとして実施する。そのため、バーチャル・カンファレンスの物理的距離を埋める為の強化を行った。ビジネスチャンスを見つけて評価・活用するために必要な人とのつながり、スキル、知識を構築できるように考えられている。

難しい話は抜きにして本題に入ろう:Disrupt 2020に参加すべき5つの理由だ。

1. 延長されたDisruptの日程

Disruptの開催期間を丸5日間へと延長した。これでDisruptの全てを体験する時間がさらに増えた。Disruptのステージからテクノロジー、投資、ビジネスの第一人者たちのインタビュー、パネルディスカッションをお届けする。スタートアップの成功に欠かせないことや誰も話題にしてこなかったCOVID-19について取り上げる予定だ。増え続けるDisruptのアジェンダの一部を紹介しよう。

  • 「How Things Get Build in the Middle of a Pandemic(パンデミックの最中にモノを作る方法)」、Anker CEOのSteven Yang(スティーブン・ヤン)氏(Anker)、Kate Whitcomb(ケイト・ウィットコム)氏(Chrysalis Cloud)、Sonny Vu(サニー・ヴー)氏(Alabaster)
  • 「The Black Founder Experience: Tactical Advice for Underrepresented Entrepreneurs(黒人創業者に向けて:レプリゼンテーションが不足している起業家のための戦略的アドバイス)」、Michael Seibel(マイケル・サイベル)氏(Y Combinator)、Songe LaRon(ソンジュ・ラロン)氏(Squire)、Reham Fagiri(レハム・ファギリ)氏(AptDeco)
  • 「How to Raise Your First Dollars(初めての資金調達を成功させるには)」、Alexa von Tobel(アレクサ・フォン・トベル)氏(Inspired Capital Partners)、Hunter Walk(ハンター・ウォーク)氏(Homebrew)、Ted Wang(テッド・ワン)氏(Cowboy Ventures)

2. CrunchMatchでの数週間に渡る人脈作り

世界中からの数千人に及ぶDisruptの参加者と結びつくには、それを支援する効果的な手段が必要になる。人工知能搭載のネットワーキング・プラットフォームのCrunchMatch(技術者との集団面談みたいなもの)が無料で利用可能だ。Disruptに登録するだけで、開催数週間前から、今すぐ事業を拡大するために必要な人々と結びつくことができる。新たな顧客との接触、投資家への売り込み、エンジニアや開発者の募集、あるいは採用候補者との面接を1対1のビデオ通話で行う予定を入れておこう。

3. Extra Crunch Stage(Extra Crunchステージ)

ビジネスに使える実用的な情報が得られるワークショップを探している?それならExtra Crunch Stage(Extra Crunchステージ)がおすすめだ。マーケティング、ビジネス開発、投資のトップエキスパートたちが、危機に直面した際の戦略の変更方法、セールス・チームの構築、厳しい経済状況における資金繰りなどのテーマを取り上げる対話型セッションだ。

4. Pitch Deck Teardown(セールスプレゼンテーション添削)

潜在的投資家に確かな第一印象を与えたい?それならスタートアップの目標と可能性を的確に反映したプレゼン資料が必要だ。Pitch Deck Teardown(セールスプレゼンテーション添削)セッションでは、トップクラスのベンチャー・キャピタリストが初期段階のスタートアップのプレゼン資料を批評し、改善するためのヒントを提供してくれる。添削を希望する場合は、プレゼン資料をここから送信しよう

5. Disruptが提供するもの

ネットワーキング、資金調達、ブランドの露出、新たな考え方は、Disruptの恩恵の一部に過ぎない。

「Disruptには資金調達や事業を広げる方法に関するアドバイスから露出やブランド認知に至るまで、初期段階の創業者が必要とする全てがある。一流のパネリストや業界のリーダーたちの話を聞くことは、最先端技術や検討する余地のある新たな市場について考えるのに役立つ」 — Joel Neidig(ジョエル・ニーディグ)氏、SIMBA Chain創業者

「Disruptに参加する利点は、自社製品の紹介、投資家や潜在的な顧客とのネットワーキング、他の創業者たちと会社を立ち上げるのに必要だったことについて話ができることだ」 — Felicia Jackson(フェリシア・ジャクソン)氏、CPRWrap考案者並びに創業者

「Disruptはオンライン食料品店、人工知能やビッグ・データのような異なる業界のトレンドに関する素晴らしい洞察を提供してくれる」 — Daniel Lloreda(ダニエル・ジョレーダ)氏、H20 Capital Innovationジェネラル・パートナー

最も革新的な新進気鋭のスタートアップが世界中から何百も集う、獲得賞金10万ドル(約1000万円)のStartup Battlefieldプレゼンテーション・コンテストやDigital Startup Alleyなど、Disruptの注目イベントはまだまだ語り尽くせない。

Disrupt 2020ではどんなチャンスが待っているだろう?チケットを購入して、その機会に備えよう。登壇者の情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、本ページを経由してチケットを購入すると5%の割引が適用されるので、ぜひ活用いただきたい。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

米人気司会者のコナンがDisrupt 2020に参加

テレビ番組の司会者であるConan O’Brien(コナン・オブライエン)氏は、2010年、長年雇用されていたNBCから番組開始わずか6ヵ月で時間枠を変更するよう言い渡された。それに対し彼が中指をたてて別れを告げたのは有名である。彼は、同年後半、ケーブルネットワークのTBSに活動拠点を移した。当時、NBCでの降板の記憶がまだ新しいにも関わらず、「I’m with CoCo」とツイートしてくれたファンに支えられ、彼はオンラインメディア会社であるTeam Coco(チーム・ココ)を立ち上げた。

ネットワークの幹部たちは、当初彼らの動きを笑い飛ばしていたが、彼はファンの支持のおかげでその数年後、メディアのあちこちで姿を見せるようになり、その人気がさらに高まった。テレビ視聴が一層細分化する中、彼は、約2850万人のTwitterのフォロワーを引きつけ、Team Cocoは、800万人以上のYouTubeチャンネル登録者を獲得している。さらに、配信開始から2年となる「Conan O’Brien Needs a Friend」は、現在アメリカ国内のポッドキャストで最も人気の番組となっている。

しかし、オブライエン氏は、現状に甘んじる人間ではない。パンデミックの中、TBSの番組をZoomで配信し続け、幅広いゲストを招き、型にはまらない対談を配信し続けている。それだけでなく、Team Cocoは毎週欠かさず、オブライエン氏のポッドキャスト番組を配信している。7月下旬にオブライエン氏と番組プロデューサーであるMatt Gourley(マット・ガーリー)氏そして信頼を置くアシスタントのSona Movsesian(ソナ・モヴセシャン)氏が各自必要な休暇を取ることを謹んで発表したにも関わらずである。

同氏は、去年Varietyで「ポッドキャストは、フィットネスジムや地下鉄でも、イヤフォンを付けて視聴できるため、私たちの生活の大部分を占めています。自分の番組が視聴者にとってどれほどの意味を持つかは想像もつきません」と語っている

オブライエン氏の労働倫理のこともあり、彼が今年のTechCrunch Disruptに参加してくれことを我々は非常に嬉しく思っている。彼に質問したいことは山ほどある。特にこれまで Team Cocoとして成し遂げてきたこと、そして今後数年で彼の会社がどうなっていくのかなどは興味深いものがある。今後、さらなる活動の多様化が予測される。なかでも、ポッドキャストで急激に伸びているのが「Literally! With Rob Lowe」だ。

また、彼は、今年初めて無観客での配信を体験したため、彼のコメディのビジュアルブランドがポットキャスト形式では機能しないのではないかと心配したかどうか、そして近年脚光を浴びているSpotifyとの様々なポッドキャスト契約に関してどう思っているのかも聞いてみたい。

さらに、1993年から深夜番組を担当してきたオブライエン氏は先ほど紹介したVarietyでのインタビューで、「僕はいつも深夜番組をチェックする人間だったんだ。でも、今は自分の番組は見ずに、『Killing Eve』をビンジウオッチしているよ」と、自身のテレビ視聴の習慣がここ数年で完全に変わったことを語った。このため、2022年の年末にTBSとの契約が満了したら、彼自身のオンラインでの勢いがテレビ番組の出演にどう影響するかに関しても質問したい。

「国宝」そして「国民の声」と自称するオブライエン氏との対談には期待が募るばかりだ。(彼は自身のTwitterのプロフィールで「みなさん、ごめんなさい」と書いている。

今年のDisrupt 2020は米国時間9月14日から18日まで、バーチャル形式で開催される。今すぐ Disrupt Digital Proパスまたは Digital Startup Alley Exhibitor Packageを購入し、オブライエン氏の話を最前列でチェックしてほしい。他の登壇者の情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、本ページを経由してチケットを購入すると5%の割引が適用されるので、ぜひ活用していただきたい。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

エドテックのベテラン投資家がDisrupt 2020で、一夜にして訪れたブームについて語る

コロナウイルスが大流行したことにより、何百万という学生がリモートによる教育を突然受けることになり、エドテックへの注目が活性化している。しかし、騒ぎの背後に、エドテックが注目される前からこの分野で長いこと投資を続けてきた投資家たちがいる。

エドテックの今後、今何が熱いかなどをよりよく理解するために、トップ投資家の3人に TechCrunch Disruptで話をしてもらう。3人とは、Owl VenturesのIan Chiu(イアン・チウ)氏、Lightspeedの Mercedes Bent(メルセデス・ベント)氏、そしてReach Capitalの Jennifer Carolan(ジェニファー・カロラン)氏である。彼らは、Byju、Masterclass、Quizlet、Newsela、Labster、Winnie、Outschoolといった新興企業に分類される企業に投資している。

彼らが行っている何十億ドルもの投資についてはもちろん話を聞こうと考えているが、私が最も知りたいのは、この3人がどのように相乗効果を生み出してきたかである。彼らは、エドテックが注目を集める以前からこの分野へ意図的に注力してきたのであり、付け焼き刃ではない非常に深いレベルの話を聞くことができるだろう。

例えば、Lightspeedによると、ベント氏は、オペレーション、カスタマーサービス、人材管理と採用、製品管理、設計、販売、マーケティング、戦略、および一般的管理など、ほぼすべてのスタートアップを担当してきた。彼女は、General Assemblyでの約 5 年も含め、直近の8年間をキャリアモビリティーの分野で過ごしてきた。ベント氏は教育への彼女の思い入れは、発明と幼いころから始める学習の重要性を教える、祖父母や両親が彼女の人生で果たした個人的役割によるものだと語った。

「コロナウイルスの教育への影響があるため、通常よりも多くの時間をエドテックに費やしています。3月以前は、エドテックに費やす時間は全体の三分の一でしたが、現在はほぼすべての時間を費やしています」と彼女はTechCrunchに語った

イアン・チウ氏は米国に移民してきて教育の学位を取った両親の子息であり、彼が言うには、このことが彼が早くからこの分野に焦点を合わせるきっかけになったとのことである。

彼の経歴をみると、早くからこの分野へ取り組んでいたことがわかる。チウ氏は、約20年前に出版された、奨学金と大学費用の値上がりについて論じた本の筆頭著者である。Owlに入る前は、Bain & Company、Silver Lake Partners、Warburg and Pincus で経験を積んだ。

「この分野におけるデジタルの普及は既に始まっていたものの、この前例のない時代にそれが急激な高まりをみせているため、私たちは今6兆ドル(約640兆円)に上る教育市場における分岐点に立っています」と彼は述べた

最後になるが、ジェニファー・カロラン氏はExtra Crunchステージに現場の視点をもたらしてくれるだろう。カロラン氏はシカゴの公立学校に7年務めた後、スタンフォードへ行き、最終的にベンチャーに関わるようになった。

「コロナ後の学校が違ったものになることは疑いがありません。このパンデミックで両親/保護者は、教師の役割がいかに大変で技術のいるものか、はっきり認識したと思います。パンデミックで、学校が果たす保護機能も強調されています。米国における5000万人の学齢期の子供うち、92%が公立学校に通っているのです」と彼女は語った

カロラン氏の述べたことは、エドテック内の一般的なバランス、つまり、裕福で特権的な家族だけでなく、すべての家族のためのソリューションを生み出している企業からベンチャー規模の利益を得る方法に光を当てている。

TechCrunchの一大年次イベントであるDisruptは、2020年の今年、初めて完全にバーチャルな形で行われ、そのため、より多くの人に参加していただける。参加者には講演者、投資家、創設者との交流をはかっていただきたい。Disrupt は9月14日~18日まで開催される。参加者がこれらの素晴らしいプログラムすべてに参加できるよう、会期を5日間にしている。他の登壇者の情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認して欲しい。なお、本ページを経由してチケットを購入すると5%の割引が適用されるので、ぜひご活用いただきたい。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

BlavityとThe Shade Roomの創業者がDisrupt 2020に参加

メディア業界は現在、長年の懸案だった多様性や表現、人種の問題の改善に取り組んでいる真っ最中だが、Morgan DeBaun(モーガン・デボーン)氏とAngie Nwandu(アンジー・ワンドゥー)氏は長年、多様性の高いデジタルメディアのランドスケープ作りに邁進してきた。その両氏が、9月に開催するDisrupt 2020に参加してくれる。

デボーン氏は、2014年創業のミレニアル世代の黒人に的を絞ったデジタルメディア企業 Blavity(ブラビティ)の共同創業者である。BlavityはMichael Brown(マイケル・ブラウン)射殺事件の余波を受け、より多くの情報とつながりのニーズに応える形で創業した。同社は創業以来、GV、Comcast Ventures(コムキャスト・ベンチャーズ)、Plexo Capital(プレクソ・キャピタル)から資金提供を受けており、デボーン氏は現在もCEOを務めている。

一方でワンドゥー氏はDisruptではお馴染みの人物だ。私は2017年にThe Shade Room(ザ・シェイド・ルーム)の創業者である彼女と、黒人セレブリティのニュースで大勢のソーシャルメディアオーディエンスを獲得したことについて、話す機会があった。当時 The Shade Roomには890万人以上のInstagramフォロワーがいたが、その数は現在、2倍以上の 1990万人となっている。

今回は、デボーン氏とワンドゥー氏の両氏から話を聞く予定だ。起業当時の話や、コロナ禍で広告業界が現在直面している問題、メディア企業(TechCrunchを含む)が現在の政治的・文化的局面にどのように対応すべきかなど、聞きたいことは山ほどある。すべてを聞き出せるように頑張りたい。

9月14日~18日に開催されるDisrupt 2020で、今後のデジタルメディアの行方についてご確認あれ。他の登壇者の情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。また、本サイトを経由してチケットを購入すると、5%割引が適用されるので活用いただきたい。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)