任天堂とNianticがARの「ピクミン」シリーズ新作を共同開発

米国時間3月22日、Pokémon Goのから5年近く経つNianticは、任天堂との共同開発で同社のピクミンリーズの新作を開発すると発表した

Nianticによると、アプリは東京で開発し2021年後半にローンチするとのこと。

Nianticはプレスリリースで「このゲームのプレイには、ウォーキングを励まし、ウォーキングをもっと楽しくなるアクションが含まれている」と述べている。また、同社の拡張現実のプラットフォームを利用してリアルの世界をアプリの体験に盛り込まれているというが、おもしろそうだ。

ポケモンGOはメディアから姿を消したが、このサンフランシスコのゲーム会社に今でも大きな売上をもたらしている。2020年の売上は10億ドル(約1090億円)を超えている。最近、モバイルゲームに食い込みたいと努力している任天堂は、同社のこれまでの大人気シリーズをベースとするゲームをいろいろリリースしてきたが、どれもポケモンGOほどの成功を収めていない。

Nianticはこれまでに5億ドル(約540億円)近くの資金を調達し、最近の評価額は40億ドル(約4350億円)だった。

任天堂と提携して@NianticLabsのリアルワールドARプラットフォームで作るモバイルゲームの開発を発表できるのはとてもうれしいことです。任天堂の人気キャラクターに新しい命が吹き込める。私たちがARアプリの独占パートナーになることも、喜ばしいことです。

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(文:Lucas Matney、翻訳:Hiroshi Iwatani)

任天堂子会社NERDが「スーパーマリオ 3Dコレクション」で採用したエミュレーション技術など公表

任天堂子会社NERDが「スーパーマリオ 3Dコレクション」で採用したエミュレーション技術やディープラーニング紹介

Nintendo

スーパーマリオ35周年記念の1つとして発売された「スーパーマリオ 3Dコレクション」は、NINTENDO 64向け「スーパーマリオ64」、ニンテンドー ゲームキューブ専用の「スーパーマリオサンシャイン」、Wiiで発売された「スーパーマリオギャラクシー」の3世代マリオが1本に詰め合わされています。

これらをNintendo Switchに移植する上で影ながら貢献していたのが、任天堂の子会社でソフトウェアやミドルウェア開発に特化したフランスのNERD(Nintendo European Research and Development)でした。3本のマリオを任天堂の最新ハード上に再現するため、NERDがどのような技術を駆使したかが公式サイトで語られています。

NERDは任天堂のヨーロッパ研究開発部門として知られており、長年にわたって数々のプロジェクトを支えてきた存在です。Wii UのニンテンドーDSバーチャルコンソールやNewニンテンドー3DSの「3D立体視の調節機能」しかり、ミニファミコンやミニスーファミも元々はNERD開発チームが関わっていたプロジェクトが商品化したかっこうです。

さて今作でNERDによる主な貢献は3つ。まず独自のゲームキューブエミュレーション技術であり、「スーパーマリオサンシャイン」を動かすのに使われています。最大の課題の1つは、スイッチのカスタムプロセッサ上でGC(略称)の古いとはいえ強力なMPU(マイクロプロセッサ)をエミュレートすることで、ゲームをフル速度で実行するには多くの最適化トリックが必要だったと語られています。

2つ目が、「スーパーマリオサンシャイン」開発チームと協力して現代的な機能を追加したこと。これには16:9のHDレンダリングやJoy-Conによる新たな操作が含まれているとのことです。またゲーム内の画像は、NERD独自のディープラーニングエンジンによりHDにアップグレードされたと述べられています。

最後に「スーパーマリオサンシャイン」については、GCとWiiのハードウェアアーキテクチャが似通っていることを活用し、「グラフィックスとオーディオエミュレーション技術」を提供して移植を支援したとのことです。

現代のゲーム専用機は過去と比べれば強力になっているとはいえ、普及を前提とした価格からプロセッサや搭載RAMも抑えめとなり、レトロゲーム機といえども丸ごと仮想マシンとして再現するエミュレーションは荷が重いと思われます。そうした強力とは言い難いハード上で快適にゲームを動かすために培われた技術が、噂されているNintendo Switch Pro(仮)にも活かされるのかもしれません。

(Source:Nintendo European Research & Development(NERD)、via:Nintendo EverythingEngadget日本版より転載)

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任天堂が2021年3月期の決算発表、Switch累計販売数7987万台・あつ森累計3118万本に

任天堂が2021年3月期の決算発表、Switch累計販売数7987万台、あつ森は累計3118万本に

任天堂は1日、2021年3月期の決算発表を公開しました。当第3四半期(2020年4月1日~12月31日)の連結売上高は1兆4044億円で前年同期から37.3%増、総利益は7688億円で65%増とのことです。

その絶好調を支えているのがゲーム専用機ビジネス(前年同期比38.4%増の1兆3610億円)であり、Nintendo Switchの累計販売数量がニンテンドー3DSを超えたことも合わせて発表されています。

同期におけるモバイル・IP関連収入等は420億円で、前年同期比で13.8%増。決して伸び幅は小さくはないものの、ゲーム専用機の凄まじい勢いの前にはかすむ形となっています。

飛躍的な売上増の主役となったのは、やはりNintendo Switch関連の好調な売れ行き。ハードウェアはファミリー全体で前年同期比で35.8%増の2410万台、内訳はスイッチが1677万台でLiteが733万台といずれも加速度的に売れており、折れ線グラフでは一度は落ち着いたものの再び急勾配を登る成長ぶりが確認できます。

  1. 任天堂が2021年3月期の決算発表、Switch累計販売数7987万台、あつ森は累計3118万本に

そしてソフトウェアも前年同期比43.0%増の1億7610万台であり、ほぼ倍増といっていい数字です。やはり巣ごもり需要を反映するように「あつまれ どうぶつの森」が1941万本(累計3118万本)、「スーパーマリオ 3Dコレクション」が832万本、ユーザーを家の広さで選ぶはずの「マリオカート ライブ ホームサーキット」も108万本、少し懐かしい感のあった「ピクミン3 デラックス」も194万本を販売。そして一時は在庫切れを繰り返していた「リングフィット アドベンチャー」も595万本に達しており、当期のミリオンセラータイトルはサードパーティ製も含めて29タイトルにも及ぶとのことです。

さらに決算発表に伴ってゲーム専用機販売実績ページも更新。スイッチは7987万台を記録し、ついに3DS(7594万台)超えを果たしました。

今なお任天堂の最も売れたハードはニンテンドーDSの1億5402万台であり、据え置きゲーム機としてWiiの1億163万台もそびえ立っていますが、まだスイッチはライフサイクルも半ば頃で伸びしろは十分にあるはず。間もなくゲームボーイアドバンス(8151万台)を乗り越えていくと思われます。

Engadget日本版より転載)
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任天堂が「ルイージマンション3」のゲームスタジオNext Level Gamesを買収

ゲーム大手のSony(ソニー)とMicrosoft(マイクロソフト)はM&Aを戦略的成長計画の重要な一部としているが、任天堂は外部の人材を自社のビデオゲーム帝国に引き込むことに常に消極的だったように見える。しかし米国時間1月5日、同社は「Luigi’s Mansion 3(ルイージマンション3)」を開発したカナダを拠点とするデベロッパーのNext Level Gamesを買収すると発表した。

任天堂がスタジオを買収するのは、2007年に「Xenoblade Chronicles(ゼノブレイド)」の開発元であるMonolith Soft社を買収して以来のこととなる。

Next Level Gamesは10年間以上にわたり、任天堂がライセンスしたIPを独占的に開発しており、「Super Mario Strikers(スーパーマリオストライカーズ)」シリーズやモバイル版の「Metroid Prime(メトロイドプライム)」「ルイージマンション」など、同社のセカンドティアに位置するタイトルを数多く手がけてきた。

バンクーバーを拠点とするNext Level Gamesは、以前はファーストパーティIPの提供が少なかったが、Nintendo Switch向けの「ルイージマンション3」を発売して以来、大きな成功を収めている。最近の決算報告によれば任天堂は同タイトルを約800万本販売し、Nintendo Switchのトップセールスタイトルの1つとなったと発表している。

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter

AWSが任天堂の「Nintendo Switch Online」に採用されていることを発表

AWSが任天堂の「Nintendo Switch Online」に採用されていることを発表

アマゾン ウェブ サービス ジャパンは12月25日、任天堂の「Nintendo Switch」ソフト向け有料サービス「Nintendo Switch Online」において、AWS(アマゾン ウェブ サービス)が採用されていることを発表した。

AWSが採用されることで、任天堂のサービスはゲームプレイの需要拡大に応じて容易にスケールできるようになり、増加するサービス規模に対して柔軟な対応が可能としている。

AWSは2011年から任天堂に採用されており、ニンテンドー3DSやWii Uのオンライン機能においても活用されてきた。Nintendo Switchにおいても、プッシュ通知をはじめ、ゲームをダウンロードできるニンテンドーeショップなど様々な機能でAWSが利用されているという。

Nintendo Switch Onlineは2018年9月に開始。これらの実績が考慮され、AWSは、世界で2600万超える(2020年9月16日発表)会員が利用する「Nintendo Switch Online」にも採用された。

任天堂は、クラウド向けに構築されたMySQLに対応したリレーショナルデータベース「Amazon Aurora」と、コンピューティングエンジン「AWS Fargate」を利用しており、フルマネージド型のコンテナオーケストレーションサービス「Amazon Elastic Container Service」(ECS)でサーバーレスコンピューティングを実現している。

「オンラインプレイ」「セーブデータお預かり」「スマートフォン向けアプリ」などのサービスにAWSを活用。オンラインプレイに対応したタイトルのヒットを契機として飛躍的に伸びた会員数にも対応が可能となったとしている。

AWSは、コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワーキング、分析、ロボット工学、機械学習および人工知能(AI)、IoT、モバイル、セキュリティ、ハイブリッド、VRおよびAR)、メディア、ならびにアプリケーション開発、展開および管理に関する175種類以上のフル機能のサービスを提供。

AWSのサービスは、24リージョンにある77のアベイラビリティーゾーン(AZ)で利用可能。これに加え、オーストラリア、インド、インドネシア、日本、スペイン、スイスを含む6つのリージョンにおける18のAZの開設計画を発表している。

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レゴスーパーマリオの世界が拡張、カスタムツールやマリオのパワーアップ、新キャラも登場

LEGOと任天堂のパートナーシップは、2020年初めにインタラクティブなレゴ スーパーマリオ スターターコースで十分に素晴らしいデビューを果たしたが、今回はそれを補完するようにデザインされた追加セットが登場した。このセットには新しいMaster Your Adventure Maker Setが含まれており、3つの新しいブロックを使ってレゴマリオの反応を微調整するカスタマイズオプションが追加され、各レベルのルールをシャッフルする新しい方法が追加された。またレゴと任天堂からは追加のテーマ別拡張セット、マリオ用の新しいパワーアップ、レベルビルドに組み込むことができるミステリーキャラクターの第2シリーズも登場する。

画像クレジット:Nintendo

Master Your Adventure Maker Setには合計366個のピースが含まれており、59.99ドル(約6300円)で販売される。拡張セットにはジャングルをテーマにしたプレイセットのChain Chomp(19.99ドル、約2100円)、Piranha Plan(29.99ドル、約3100円)、Piranha Plan(29.99ドル、約3100円)、そしてWigglerをテーマにしたマリオが探検できるPoison(39.99ドル、約4200円)が含まれる。レゴマリオの2つの新しいパワーアップは、ペンギンスーツとタヌキスーツで、それぞれ9.99ドル(約1000円)だ。

シリーズ2の新キャラクターパックは、それぞれ4.99ドル(約520円)で販売される。シリーズ2のキャラクターパックは開封するまで中身が見えないパッケージに入っていて、どのキャラクターが入手できるかは確率で決まっている。シリーズ2のキャラクターはSpiny Cheep Cheep(トゲプク)、Ninji(ハックン)、Foo(キリフキー)、Parachute Goomba(パラクリ)、Fly Guy(プロペラヘイホー)、Poison Mushroom(毒キノコ)、Para-Beetle(パタメット)、Thwimp(コトン)、Bone Goomba(ほねクリボー)などだ。

画像クレジット:Nintendo

これらはすべて、レゴ直販および小売パートナーから2021年1月1日より発売される。ホリデーシーズンの直後ということもあり、人気のギフトセットとしては少し物足りないようにも思えるが、任天堂はオリジナルのスターターコースや他のキットも販売している。

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画像クレジット:Nintendo

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter

PS5と新Xbox発売直前の10月、Nintendo Switchが米国ゲーム機市場を独占

NPDの最新のデータによると、2020年10月の任天堂の携帯ゲーム機の販売台数はまたしても好調だった。米国におけるNintendo Switchの販売台数(スタンダードモデルとLiteを含む)は73万5000台で、2008年10月にWiiが80万7000台を販売して以来、任天堂のゲーム機としては最高の販売台数となった。

米国で最も売れたゲーム機として23カ月連続で記録を続けるNintendo Switchにとって、好調な2年間だった。任天堂は報告書で、これまでに全世界で6300万台以上を販売したと付け加えている。​2020年は同社にとって特に好調で、これはパンデミック関連の注文と、圧倒的な強さを誇っていた「あつまれ どうぶつの森」のような人気タイトルによるものだ。

Xbox Series X / SやPlayStation 5の発売が1カ月後の11月に迫っていたため、Microsoft(マイクロソフト)やSony(ソニー)のファンの多くが、新型ハードの購入を控えていたことは間違いない。NPDによると、任天堂はその間の競合他社の減少を相殺した。​ただしブラックフライデーでのバンドル販売を考慮しても、任天堂の家庭用ゲーム機販売の支配は11月に終止符が打たれるかもしれない。

「FIFA 21」は2020年10月に最も売れたゲームであり、同サッカーゲームの参入タイトルとしては初めて発売時に米国で1位を獲得した。また「マリオカート ライブ ホームサーキット」は全体5位で任天堂では最も売れたゲームだったが、同社は月間トップ20に9タイトルもランクインした。

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(翻訳:塚本直樹 / Twitter

スーパーマリオ収録の任天堂「ゲーム&ウオッチ」レビュー、ゲームのストックに最適

任天堂は、これまでの歴史からノスタルジーをベースにした新製品を掘り起こすことを決して止めることはないだろうが、少なくともそれは冷静で時には気前が良いという傾向がある。この「ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ」は初代「スーパーマリオブラザーズ」とその続編である「スーパーマリオブラザーズ2」がプレイでき、実用的ではない時計としても機能するスタンドアローンタイプの携帯ゲーム機だ。

この小さなゲームシステムは、世界で最も実用的なものではないが、魅力的なハードウェアとなっている。

サイドのボタンでゲーム&ウオッチをオンにすると、当然のことながら、ゲームモードとウォッチモードを選択できるようになる。ゲームモードではオリジナルの「スーパーマリオブラザーズ」か米国未発売の「スーパーマリオブラザーズ2」もしくはマリオが加速するボールをジャグリングするゲーム&ウオッチの「ボール」を再現したゲームを選べる。

画像クレジット:Devin Coldewey / TechCrunch

画面は確かに小さいが、明るくシャープで、どうやらオリジナルの任天堂ゲームの正確なピクセル寸法を表示しているようだ。オリジナルのファミコンのコントローラー以外でのゲームプレイに違和感はあるが、コントローラーの反応はよい。ゲーム&ウオッチのボタンは少々柔らかい感じがするが、私自身のスキル不足以外には何の不満もなく最初のコースをクリアすることができた。

セーブや巻き戻しには対応していないが(クリアできない99%の人にとって必須の機能だと思うが)、少なくとも一度でクリアする必要はない。電源を切ったり、他のゲームやモードを切り替えたりすると、ゲームの進行状況はそのままフリーズされる。つまり2、3駅、地下鉄に乗ってプレイしていたとしても、先のプレイが失われ最初から挑戦しなければならないといった心配はない。

画像クレジット:Devin Coldewey / TechCrunch

プレイヤー2も同じコントローラーを使うことになるので、友達と交換しながら(もちろん消毒した後で)プレイできる。

ジャグリングゲームは、ちょっとした気晴らしとしては楽しいが、他の電子ゲームと同じように約60秒の間に、本当に退屈なものから、ほぼ無理なものになってしまう。

画像クレジット:Devin Coldewey / TechCrunch

「ウオッチ」モードでは、現在時刻がレンガで作られた魅力的な小さな風景が表示され、マリオが画面下のgoombas(クリボー)を踏みつけたり、Bullet Bill(キラー)を避けたりしながら走っている。さらにしばらくするとムーンウォークをしたり、パイプを取り付けたりと、ちょっとしたお茶目な仕草を披露してくれる。通常の背景から丘の背景、キノコ型の背景に切り替えることもできる。時計としては使うことはないが、プレイ中にスマホを取り出したくない場合は、それでいい。

50ドル(約5230円、日本では税別4980円)だとちょっと高く感じるかもしれないが、おそらくその価値はある。もし初代から「スーパーマリオブラザーズ3」まで入っていたら、お買い得だと思うだろう。私はきっと楽しく壮大な長さの「3」を楽しみながら進めていくだろう。

しかし実際には、この価格を正当化するのは難しい。もちろん任天堂を愛する友人や愛する人へのプレゼントとしては別だが、だからこそ、「ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ」は今年のホリデーシーズンに飛ぶように売れるのではないかと思う。新しいNintendo Switchのハードウェアもなく、NINTENDO64ミニも、任天堂のプラットフォームに必須のゲームタイトルがないことを考えても、少々ドライに感じるかもしれないが、この「ゲーム&ウオッチ」はレトロ志向のゲーマーの空腹を数日間満たすのに十分、そしてデバイスとしても十分まとも製品だ。

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画像クレジット:Devin Coldewey / TechCrunch

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(翻訳:TechCrunch Japan編集部)

任天堂の新型RCマリオカートがすごく楽しそう

こんな年じゃなければ、任天堂はマリオカートライブホームサーキットのデモをライブで開催していたはずだ。ラボやリングフィットアドベンチャーの時のように、イベントスペースを貸し切って厳選した報道関係者を招待し、ゲームを実際に体験できるはずだった。しかし、2020年の今年はそんなやり方はしない。

ほかの誰かがプレイするRCゲームをテレビ会議ソフトウェア越しに見ることは決して理想的とは言えない。しかし、今は何にもまして大変な時期なのだ。それはさておき、任天堂は今回作ってきた製品は一番理想的な環境でなくてもうまくいくと証明をすることになるだろう。確かに、自分のSwitchで実際にゲームをやらないうちにちゃんとしたレビューをするのには抵抗があるが、マリオカートライブのデモが本当にすごいことは自信をもって言える。

Image Credits: Nintendo

最近発売されたマリオレゴのセットと同様、今の子供が羨ましく思えるようなおもちゃだ。正直に言うと私はがっかりもした。というのもコースが作れるような広いスペースが家にはないからだ。買い手市場らしいので、こうなったら家を買いに行こうかとも思う。いずれにせよ、マリオとリアルのRCカーの組み合わせはすぐに思い付くようなことではあるが、その出来栄えはすばらしい。

このゲームで任天堂は、違和感のない巧みな方法で拡張現実も実現している。これまでも同社のARはあった。ポケモンGOが有名だろう。だがこれは公平な立場で言うとNiantic(ナイアンティック)社によるところが大きく、多くの人が得意げに指摘しているように本当のARではない。ポケモンGOもそうだが、任天堂は他社と密接に連携してきた。今回は、ニューヨーク州を拠点とするVelan Studios(ベラン・スタジオ)が相手だ。Guha Bala(グーハ・バラ)氏とKarthik Bala(カーシック・バラ)氏の兄弟が設立した。彼らはオールバニを拠点とするゲーム開発会社で、現在はActivision(アクティビジョン)社が所有しているVicarious Visions(バイカリアス・ビジョンズ)の創設者でもある。

このスタートアップ企業のブログに次のようにある。「ベランの少人数のチームから実験として始まりました。たくさんの試作品と同様、目標は”楽しいことを見つける”ことでした。RCカーにドローン部品、カメラ、センサーを組み込んで、ほかにはない三人称視点でドライブを楽しめるものを作ろうとしました。すばらしいスピード感で、まったく違う視点で世界を見ることができました」。

Image Credits: Nintendo

マリオカートライブで実現された両者の相乗効果は完璧で、Switchを活用することですべてが生き生きとしたものになる。これは任天堂がラボやリングフィットですでにやってのけていることと同じだ。もちろん、ゲームで体感できるマジックのほとんどはレーシングカーによるところが大きい。現在のキャラはマリオとルイージのみ(その他のキャラについては今のところ何の発表もない)で、車にはSwitchでFPVを実現するためのカメラと必要なすべてのセンサーが搭載されている。

任天堂はオンボードセンサーやハードウェアに関する質問に答えなかったが、デプスセンシングの果たす役割が大きいと思われる。箱から出してキャリブレーションする必要はない。すぐにスタートさせて周囲を走らせることができる。4つのゲートを組み立てて周回コースを設置し、カートを走らせればコースが完成する。任天堂のグラフィックはすばらしく、ジュゲムがペンキのバケツを落とすとキャラが走り出し、タイヤの軌跡が描かれる。

Image Credits: Nintendo

ゲーム内で起こっていることも巧みに連動する。速度やステアリングにちゃんと影響するのだ。最高速度も50~200 ccのクラスから選べる。ARを取り除いたデモでは、ゲーム内のエレメントが実際のカート速度にどのように影響しているのかがわかる。その他のエレメント、例えば、たまに突如発生する砂嵐ではカートがドリフトして横滑りする。また、カートがテーブルの脚にぶつかるとゲーム内でも同じようになる。マリオカートでおなじみのコインもゲットできる。

カートに関してだが、任天堂によるとカートはきわめて頑丈で、ぶつかっても大丈夫なようにバンパーが付いているそうだ。最高速度で走っていても何ら損傷しないはずだという。そうは言っているが、例えば、カートがぶつかって棚から重い本が落ちてきたらやはり損傷するかもしれない。任天堂はカートの修理には対応するが、特に保証は提供しないという。

Image Credits: Nintendo

レースは最大4人で対戦できる。プレイするにはそれぞれにカートが必要だ。実際、ゲームは任天堂ストアから無料でダウンロードできるがカートがなければ何もできない。カートを準備するまではゲームの予告映像を見るしかない。今のところゲーム内の対戦相手はクッパたちだけだ。

Image Credits: Nintendo

カートもそうだが、任天堂はおそらく、いや確実に追加のキャラをこれから出してくるはずだ。スマッシュブラザーズのようにたくさんのキャラの登場を期待したい。また、マリオメーカーのように、キャラも車もカスタマイズしてゲーム内のFPV ARオーバーレイで楽しむこともできる(他のプレーヤーには見えないが)。

マリオカートライブホームサーキットは10月16日発売、価格は9980円(税別)である。プレイするにはSwitch、またはSwitch Liteのいずれかが必要になる。

関連記事:イマジニアがNintendo Switch用ボクシングエクササイズ最新作「Fit Boxing 2」を12月3日発売

カテゴリー:ゲーム / eSports

タグ:任天堂 マリオカート

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

「ゼルダの伝説 BoW」の前日譚「ゼルダ無双 厄災の黙示録」が11月20日発売

任天堂は同社のモダンクラシックである「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(Breath of the Wild)」(未訳記事)のサプライズスピンオフとして、その前日譚となるアクションゲーム「ゼルダ無双 厄災の黙示録(Hyrule Warriors: Age of Calamity)」を発表した。プレイヤーはいつもの通りリンクをプレイするほか、4人の英傑とゼルダ姫本人も操作して、「ブレス オブ ザ ワイルド」から100年前の世界でガノンとの戦いに挑む。発売は2020年11月20日だ。

このゲームの目的が、2019年に発表された後日譚を待ち焦がれるファンの声を鎮めるためであることは明らかで、ロングランのベルトスクロールアクションゲーム、無双シリーズの一作品である最初の「ゼルダ無双」を制作したコーエーテクモゲームスが開発した。しかし前作はゼルダがモチーフとなったアクションゲームとしての色が強く、任天堂がより絵画的で様式化されたタイトルに移行する前の古いリアリスティックスタイルのゲームだった。

「厄災の黙示録」は、「ブレス オブ ザ ワイルド」の新しいルックスだけでなく、キャラクターや設定も引き継いだ正真正銘の前日譚だ。

ブレス オブ ザ ワイルドにおける最大の注目すべき点はゼルダ姫で、長年の伝統に逆らい、彼女はただの単なる捕らわれの姫君であるだけでなく、リンクや他の英傑たち以上に興味深いキャラクターとして描かれている。彼女の好奇心と学問への熱意はプレイヤーを魅了しながらも、プレイしている英傑たちは強く賢いが、それ以上ではないことを理解させた。そして誰もがゼルダ姫を求めていた。

画像クレジット:Nintendo

後日譚はそのむずがゆさを解消してくれるに違いないが、それまでの間はこの前日譚で、戦うゼルダ姫と一緒に遊び回ることができる。これは滅多にないお楽しみ(ゼルダ姫をプレイできるのは前作の「ゼルダ無双」とごくわずかなタイトルだけ)であり、次回作の前触れであることを期待したい。

最近私は、3Dのマリオゲームを現代のプレイヤーに届けたりする任天堂の保守的で期待はずれのアプローチに失望していたが、ゼルダシリーズは一度ならず、再発明とアップデート(未訳記事)に成功しり。無双シリーズは、新たな境地を切り開いたことで知られているわけではない。何百というモンスターや敵の兵隊を殺すのが主題だ。しかし、ゲーム界で最も愛されたゼルダシリーズにとって価値ある追加ラインナップであることは証明できるだろう。ともあれこのゲームに頭脳的パズルを期待してはいけない。

ゲーム内容と予約の詳細は任天堂の公式サイトで詳しい。ついては任天堂のサイトにある

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

任天堂が往年のゲーム&ウォッチをマリオ版としてカラー画面・USB-C化でリメイク、11月13日に5478円で発売

任天堂が最初に作った携帯ゲーム機はなにか?「ゲームボーイ」ではない。任天堂は、あの象徴的な灰色の獣を発売する10年近く前から「ゲーム&ウォッチ」を作っていたのだ。同社は9月2日、「ゲーム&ウォッチ」を現代風にアレンジした限定版で復活させることを発表した。

スーパーマリオブラザーズ35周年記念の一環として発売されたこの時計は、完全にマリオをテーマにしたもので、その名も「ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ」。

初代「ゲーム&ウォッチ」と同じく、遊べるタイトルがかなり限定されている。公式ページでは、「スーパーマリオブラザーズ」「スーパーマリオブラザーズ2」、そして1980年4月に発売されたゲーム&ウォッチの第1作「ボール」をマリオの皮を被せてリメイクした合計3タイトルが挙げられている。全部でたった3つのゲームだが、このような以前のデバイスで起こったことを見てきたことを考えると、ファンがこのゲームを開いて、あっという間にそれ以上のゲームが出てきても驚かないだろう。

40年近くで多くのことが変わってしまったので、任天堂はこのゲーム&ウォッチに、おそらくいまでは当たり前のように思えるいくつかのアップグレードをこっそりと施している。例えば、オリジナルのディスプレイが白黒だったのに対し、このゲームはフルカラー液晶を搭載しており、USB-Cで充電することができる。任天堂によると、1回の充電で約8時間持つとのこと。

時計モード

付属のゲームをプレイしていないときは、マリオがテーマの35種類のシーンが用意された小さなポータブル時計になる。もし任天堂がこの時計を正しく機能させることができれば、多くの人々の机の上で永久的な地位を得ることができるだろう。

任天堂は「近いうちに」としているが、具体的な生産台数は明らかにしていない。11月13日にメーカー希望小売価格5478円で出荷され、2021年3月末までの期間限定生産となっている。

画像クレジット:任天堂

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(翻訳:TechCrunch Japan)

おなじみのマリオカートを自宅の床で楽しめるAR版が登場、コントローラーにSwitchを使用

任天堂は、その最も愛されているIPを変形させる方法の数を無限にもっているようで、正直驚きを隠せない。リアルに印象的なスーパーマリオブラザーズのレゴキットに続いて、Mario Kart Live: Home Circuitを発表した。この新しいおもちゃは、現実のRCカーとNintendo Switchを巧みにマッシュアップしたものだ。

このハイブリッドポータブルゲームシステムは、マリオとルイージのカートに搭載されたカメラを利用して、画面上で一人称視点のレース体験を提供する。現在、このゲームを紹介するティザービデオが公開されている。

ご覧のように、おなじみのマリオカートのような感覚を自宅の床の上にARで重ねて楽しむことができる。ユーザーが一連のゲートを配置して円形のコースを作るという非常にシンプルなセットアッププロセスがあり、ロボット掃除機のルンバの境界線を設定するよりもはるかに楽しいバージョンだ。現在は、マリオとルイージの2つのキャラクターしか用意されていないが、それぞれの価格は100ドル(約1万600円)。なお、対人モードでは最大4人のプレイヤーで楽しめる。

動画を見る限りでは、雪のレベルやピラニアプラントだらけのジャングルなど、現実世界の障害物とおなじみのキャラクターや環境を組み合わせて、箱から出してすぐにかなりリッチな体験ができるように見える。

各キットにはレーサー1台、ゲート4つ、サインボード2枚が含まれている、近日中に予約受付を開始し、米国では10月16日に出荷を開始する予定だ。

画像クレジット:任天堂

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(翻訳:TechCrunch Japan)