体験型ストアのb8taが埼玉県越谷市に新店舗を4月27日オープン、家電お試しサービスのレンティオ取扱製品が体験可能に

体験型ストアのb8ta Japanが埼玉県越谷市に新店舗を4月27日オープン、家電お試しサービスのレンティオ取扱製品が体験可能に体験型ストア「b8ta」(ベータ)を手がける​b8ta Japan(ベータ・ジャパン)は3月14日、日本国内4店舗目となる「b8ta Koshigaya Laketown」を4月27日にオープンすることを発表した(埼玉県越谷市・イオンレイクタウンkaze内)。また、家電製品を中心としたレンタル・販売サービス「レンティオ」を運営するレンティオとの業務提携も明らかにした。新店舗では、レンティオが取り扱う調理家電の試用も可能となる。

b8taは「リテールを通じて人々に新たな発見をもたらす」(Retail Designed for Discovery.)をミッションに掲げ、商品の販売ではなく消費者に体験してもらうことを主軸とし、スタートアップ企業などの新製品をメインに取り扱っている。今回新たにオープンするb8ta Koshigaya Laketownは、東京以外で初めての出店となる。この新店舗では、オープン時には国内外合わせて40ブランドの商品を取り扱う予定。

レンティオは、カメラや家電製品を中心とする3000種類以上の最新製品を購入前に試用できるサービス。レンタル品をネットで注文し、実際に使った上でユーザーが返却するか購入するかを選ぶことができ、「買う」「買わない」以外に「買わないで使う」というRent to ownの選択肢を提供している。

今回のb8ta Japanとレンティオの業務提携により、b8ta Koshigaya Laketownの店内ではレンティオが取り扱う一部の調理家電を実際に試用することが可能となる。店内には来場者が実際に利用できる「ライブキッチン」が設置され、簡易的な調理をすることができ、気に入った調理家電はその場でレンティオのレンタルサービスに申し込むことができる。

「b8ta Koshigaya Laketown」詳細

  • 開業日:2022年4月27日
  • 営業時間:商業施設に準拠
  • 定休日:商業施設に準拠
  • 所在地:〒343-0828 埼玉県越谷市レイクタウン4丁目2番地2 kaze 2階 C-207(イオンレイクタウンkaze

体験型ストア運営のb8ta Japanが日本における全ライセンス取得し米国b8taから独立、アジア進出も視野

体験型ストア運営のb8ta Japanが日本における全ライセンス取得し米国b8taから独立、アジア進出も視野

体験型ストアb8ta(ベータ)を国内で3店舗運営するb8ta Japan(ベータ・ジャパン)は2月24日、米国b8ta inc.から、日本国内向け事業における商標権およびソフトウェアのライセンスをb8ta Japan JV, LLCにおいて2021年12月末独占的に取得したと発表した。

b8ta Japanでは現在、合同会社から株式会社への移行の準備を進めており、これを機に第三者割当増資を実施し、日本のb8ta事業を一気に加速させる。体験型ストア運営のb8ta Japanが日本における全ライセンス取得し米国b8taから独立、アジア進出も視野

b8ta Japanは、米国VCのEvolution Venturesとb8ta.incの合弁会社、ベータ・ジャパン合同会社として2019年に設立。日本国内における事業を運営してきたが、2020年9月には米国b8taとの資本関係を解消、b8taの商標とソフトウェアの日本国内での使用に対してライセンス料を支払うモデルに移行していたという。

そして今回、約1年にわたる協議の末、日本国内における事業に関わる「b8ta」の商標権およびソフトウェアのライセンスをb8ta Japan側で独占的に取得することで合意に至った。

なお2022年2月18日、米国b8taは全店舗閉店したが、b8ta Japanは米国b8taから独立した法人であり、日本国内における運営には一切影響はない。事業継続に必要な資産はすべてb8ta Japan側で確保しており、今後とも米国の事業に左右されることなく日本での事業展開を継続する。

代表の北川卓司氏は、「これからも創業者の掲げたミッションである『リテールを通じて人々に新たな発見をもたらす』を体現し、日本国内でb8taの店舗事業、また付随するRaaS(Retail as a Service)の新事業を拡大して参ります。また、日本からアジアの他地域への進出も計画しており、売ることを主目的としない店舗の更なる拡大を進めていければと考えております」と述べている。

体験型ストア「b8ta」が国内3店舗目を渋谷に11月オープン、試飲・試食も可能なカフェスペースにより食品カテゴリー拡充

体験型ストア「b8ta」が国内3店舗目を渋谷に11月オープン、試飲・試食も可能なカフェスペースにより食品カテゴリー拡充

b8ta Japan(b8ta、ベータ)は8月16日、国内3店舗目となる「b8ta Tokyo – Shibuya」を発表した。2021年11月中に、渋谷区にオープンする予定。住所は、〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1丁目14番11号 小林ビル1階。営業時間は11:00~19:30。定休日は不定休。

渋谷駅から徒歩約1分という好立地にオープンする新店舗のコンセプトは、「より進化した体験型ストアを見据えた実証実験店舗b8ta 1.5」。b8ta Japan代表の北川卓司氏によると、実店舗での体験価値向上のために今どのような機能や体験が実店舗で求められているのかを探るという。b8taのビジネスモデルであるRaaS(Retail as a Service)を進化させるため、3つの新しい取り組みを実施する。

3つの新しい取り組み

  • 新たにカフェスペースを設置し、食品カテゴリーの体験拡充:カフェスペースではコーヒーなどの飲み物を提供。既存店舗では取り扱いが少なかった食品カテゴリーを充実させ、試飲・試食など五感に訴える体験を充実させる
  • 店内での体験をリッチにするアプを開発:より手軽に店内で商品・サービスの体験や発見できるようにする。帰宅後も店内で体験した商品情報を覚えておけるアプリを新たに開発し、提供
  • フレキシブルなイベントスペース:従来の店舗では店内のレイアウトを自由に変更することが難しかったが、可動式什器を導入することで、大型商品設置やイベントなどの様々なニーズに沿ったレイアウトを可能にする

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カテゴリー:その他
タグ:小売(用語)b8tab8ta Japan日本(国・地域)

凸版印刷がスマホに挿して使えるI-PEX製匂い測定デバイス「noseStick」をb8taで期間限定展示

凸版印刷がスマホに挿して使えるI-PEX製匂い測定デバイス「noseStick」を期間限定展示

凸版印刷は9月30日、I-PEX(旧社名: 第一精工)開発の匂い測定デバイス「noseStick」(ノーズスティック)と、凸版印刷が企画・モデル開発を行う測定アプリケーションを「b8ta Tokyo-Yurakucho」(東京都千代田区有楽町 1-7-1 有楽町電気ビル内1階)において出展すると発表した。展示期間は、10月1日~11月30日の期間限定となっている。

b8ta Tokyo-Yurakuchoでは、実際にnoseStickを使った匂い測定デモを体験可能(noseStickは、現在開発段階で参考出展)。noseStickは、スマホに挿すだけで匂いの計測が可能なデバイスで、I-PEXが匂いセンサーの開発・デバイス提供を行い、凸版印刷がセンサーの販売活動を行うとともに、顧客の匂い課題に対応したAIを開発している。今後は、データベース構築、AIを搭載したアプリケーション開発も進めていくという。

b8ta Tokyo-Yurakuchoにおいて、様々な人がnoseStickに触れ、体験してもらうことで、新たなビジネス用途での活用に向けた協業先を募り、PoC(Proof of Concept/概念実証)を進めていく。両社は今後も「匂いセンサーエコシステム」の実現に向けて、これまで存在しなかった匂いを通じた総合的なサービスの提供を目指す。

noseStickに組み込まれた匂いセンサーは、I-PEXが開発した複数の検知素子が検出する「匂い分子のパターン」を認識・識別可能。

チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)の圧電薄膜に異なる感応膜を塗布した検知素子10種類を1枚のセンサーチップ上に搭載。電圧をかけて共振している感応膜に匂い分子を付着させ、共振周波数の変化から数値データを取得、パターンを照合することにより匂いを識別している。

PZTの圧電薄膜を用いたMEMSの活用により小型・低コスト化が見込めるとともに、検知素子の数を増やすことでより多くの匂いを識別可能としている。

凸版印刷がスマホに挿して使えるI-PEX製匂い測定デバイス「noseStick」を期間限定展示

凸版印刷によると、食料品の品質・鮮度管理、工場などでの危険臭気検知、呼気や体臭から疾患検知、ホテルや介護施設、自動車内の空間品質管理など、匂いをセンシングすることで解決できる課題は多数ある一方、センサーとアプリケーションを組み合わせたサービスはこれまでなかったという。これを受け、匂いセンサーとAIを組み合わせて顧客の課題を解決する「匂いセンシング事業」を、凸版印刷とI-PEXは2019年より共同で推進している。

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RaaS(リテール・アズ・ア・サービス)を展開するスタートアップのb8ta(ベータ)は5月28日、今夏に日本で展開する際に取り扱う商品を先行公開した。同社は、各社の最新プロダクトをいち早く試用・購入できる店舗を米国で展開。2020年夏には、東京にある新宿マルイ本館、有楽町電気ビルへの2店舗の同時出店を予定している。詳細なオープン日時は現在のところ公表されていない。

同社は日本進出にあたり、米国拠点のベンチャーキャピタルであるEvolution Venturesと合弁でb8ta Japanを設立。Evolution Venturesには、丸井グループ、三菱地所、カインズが出資しているほか、b8ta本体には凸版印刷が出資している。

先行公開された商品の中には、日本初登場のARスマートゴーグルのSmart Swim Gogglesなどがあるが、ほとんどがすでに販売されている商品か、その派生商品をかき集めた印象だ。IoTなどに特化せずジャンルもさまざまで、いまひとつ焦点を絞り切れていない。まずは多くのユーザーの注目を集めることを目標としているのだろう。

Smart Swim GogglesFORM
ARディスプレイ内蔵しており、水泳のタイムや距離、スプリットと言った情報をリアルタイムで表示可能なAR スマートゴーグル

Pico G2 4KPico Technology Japan
コンテンツを高画質で視聴できる4Kスクリーンを採用したスタンドアロン型VRヘッドマウントディスプレイ

Meural Canvas IIネットギアジャパン
本物の絵画の筆使いや色彩を精緻に表現できるスマートアートキャンバス。サンプラー画像のほか、自分の家族やペットの写真などを、そのときの気分や時間帯、部屋の雰囲気 にあった絵画や写真を選んで飾ることができる

ditiポプロモビル
職人が最後まで組み立たステンレスの自転車。頑丈 な U 字型フレームを採用

オリガミクス和紙布スリッポン細川機業
「紙」を「織る」ことで機能性に優れた布素材(和紙布=わしふ)から生まれたスリッポン

千休千休
京都府産宇治抹茶を使った甘さ控えめな本格抹茶ラテの素。抹茶味ではなく抹茶本来の味を楽しめる

ガジェット

  1. Neo_ smartpen

    Neo smartpen
  2. PLEN_Cube

    PLEN Cube
  3. Qrio

    Qrio Lock
  4. Moflin

    Moflin
  5. LS_Mini_Next

    LS Mini Next

Neo smartpen(NeoLAB)
紙に書いてデジタル化できるペン

PLEN Cube(PLEN Robotics)
顔認証機能をベースとしたAIアシスタント

Qrio Lock(Qrio)
スマートフォンで操作できるスマートロック

Moflin(Vanguard Industries)
日本発のAIペット型ロボット

LS Mini Next(Live Smart)
アプリからもLINEからも家電をまとめて操作できるIoT デバイス

オーディオ

  1. Aura_Studio_3

    Aura Studio 3
  2. GLIDiC_Sound_Air_TW-6000

    GLIDiC Sound Air TW-6000

Aura Studio 3(Harman International)
インテリアにモダンミックスを与えるスピーカー

GLIDiC Sound Air TW-6000(SB C&S)
最新技術を搭載した完全ワイヤレスイヤフォン

ビューティー&コスメ

  1. BULK_HOMME

    BULK HOMME
  2. IKKI

    IKKI

BULK HOMME(バルクオム)
男性のライフスタイルに「スキンケア」という新しい価値を提供

IKKI(パルディア)
いまと未来の粋肌をつくるメンズコスメ

ファッション

  1. KAPOK_KNOT

    KAPOK KNOT
  2. less_is

    less is

KAPOK KNOT(KAPOK JAPAN)
5mmの薄さでダウンの暖かさを実現したコート

less is(CORES)
ミニマリストのしぶ氏が監修した手ぶらのためのバッグ

アウトドア

PowerArQ 2(加島商事)
500Whのポータブル電源

食品

True Food Chocolate(True Food & Design)
100%自然由来の原材料を使って作られた低糖質チョコレート

ライフスタイル

  1. ston_BREATHER

    ston-BREATHER専用カートリッジ各種
  2. MARK_IT_BY_KINTO

    MARK IT BY KINTO
  3. MOLLIS

    MOLLIS
  4. Trican

    Trican
  5. Plantui6

    Plantui6
  6. root_C

    root C
  7. Crinsui

    和食のためのクリンスイ
  8. PETOKOTO_FOOD

    PETOKOTO FOODS
  9. Hikari_TV-VF-HOTEI×Hokuto_no_Ken

    ひかりTV-VF HOTEI×北斗の拳 バーチャル3Dフィギュア
  10. SWANSWAN Sleeim

    SWANSWAN Sleeim
  11. Qoobo

    Qoobo

ston-BREATHER 専用カートリッジ各種(BREATHER)
「ひと息で、ひと休みをあなたの力に。」するデバイス

MARK IT BY KINTO(KINTO)
レーザー刻印によってパーソナライズタンブラーをつくれるサービス

MOLLIS(KINTO)
植物のある心地よい暮らしを楽しめるように生まれたD2Cブランド

Trican(Wexthuset Japan)
スウェーデン・トライカン社が人間工学に基づいて設計したサンカクバケツ

Plantui6(Wexthuset Japan)
フィンランド発の室内水耕栽培ステーション

root C(New Innovations)
AIカフェロボット

和食のためのクリンスイ(三菱ケミカル・クリンスイ)
お米・お茶・出汁をおいしくする、ポット型浄水器本体 + 専用カートリッジ

PETOKOTO FOODS(シロップ)
オーダーメイドフレッシュドッグフード

ひかりTV-VF HOTEI×北斗の拳バーチャル3Dフィギュア(NTT ぷらら)
ライセンスキーを入力して携帯をかざすと現れるバーチャルバンド体験

SWANSWAN Sleeim(oneA)
睡眠の質を測定するウェアラブルデバイス

Qoobo(ユカイ工学)
しっぽを振って応えてくれるセラピーロボット

カインズ全16 商品

  • 引っ張って取り込みやすいインテリアハンガー
  • ロング丈も掛けられる折り畳みランドリーラックパタラン
  • 食品用ラップケース スパッと切れるラップケース -箸先がつかない菜箸
  • 整理収納小物ケースSkittoスキット
  • 取っ手が外せるストーンマーブルフライパン・鍋 5 点セット
  • 絡まりにくい傘立て
  • 立つほうきとちりとり
  • 折り畳み自転車 スライク外装6段18インチ
  • どこでも背もたれになるリビング枕 W
  • キャリコG
  • インテリアキャリコM
  • Kumimoku防滴・防じんスチールケース
  • Kumimokuスチール AC タップ4個口
  • キャットインテリアタワーNECOTAセットカーサ

今夏日本進出のb8taがスタートアップ・D2C支援プログラムを発表

米国で、ガジェットやテックプロダクトなどを試したり購入したりできる体験型小売店を展開するb8ta。今年1月、サンフランシスコ拠点のVC、Evolution Venturesと合弁で日本法人b8ta Japanを設立し、アジア初となる2店舗を東京・新宿と有楽町へ今夏、同時出店することを明らかにしていた。

そのb8ta Japanが4月1日、スタートアップ企業やD2Cブランドを支援する「b8ta スタートアップ・D2C サポートプログラム」提供を発表した。通常日本のb8ta店舗へ出品する際には月額30万円前後の費用がかかるが、同プログラムの採択企業に対してはb8ta Japanが1社当たり上限22万円、最大2カ月間補助する。本日より、応募フォームで受付を開始する。

b8taは2015年に創業。その特徴は、オンライン小売で商品を閲覧するような気軽さで、新しいコンセプトを持つプロダクトを実店舗で触ってみたり、使ってみたりすることができる点だ。メーカーの側は、テナント料や従業員の賃金などの固定費を抑えながら、顧客にプロダクトを見せる場を提供できるだけでなく、どのようにプロダクトを体験したのか、分析レポートを得ることもできる。

b8taはパロアルトで最初の店舗をオープンして以来、Retail as a Service(RaaS)スタートアップとして、1000点以上のブランド、プロダクトを紹介してきた。現在は新型コロナウイルスの感染拡大により、残念ながら米国の店舗はクローズしているが、ドバイの1店舗を含めた25店舗を世界で展開する。

今夏に日本でオープンするのは、有楽町電気ビル1階に店舗を構えるb8ta Tokyo – Yurakuchoと、新宿マルイ本館1階に出店するb8ta Tokyo – Shinjuku Maruiの2店舗だ。

b8ta Tokyo – Yurakucho 外観イメージ

b8ta Tokyo – Shinjuku Marui 内装イメージ

サポートプログラムでは、応募企業の中から選考の上、上述した出店料補助のほか、2店舗で今夏、今のところ8月8日に開かれる予定の店内イベントに、b8taと共同開催で出展できる。

応募期間は4月14日の23時59分まで。ガジェットや家電だけでなく、ファッション、コスメ、飲料・食料や、アプリ、サブスクリプションサービスなど、さまざまな商品・サービスで応募できる。ただし4月30日時点で日本国内での販売が可能な製品・サービス、または体験可能なプロトタイプが存在していることが条件だ。

b8ta Japanは、新型コロナ感染拡大による経済活動への影響が懸念される中で「可能な限り多くのスタートアップ企業やオンライン中心で事業を展開するD2Cブランドのリアル店舗出店をサポートし、当座の売上支援を行いたい」と同プログラムの提供について説明している。

また、b8ta Japanカントリーマネージャーの北川卓司氏も、以下の通りコメントしている。

「小売業をはじめとした多くのサービス業が昨今の事態で大きな影響を受ける中、体験をメーンにおくb8taもアメリカやドバイの店舗で打撃を受けています。自社を含め多くのスタートアップやD2Cが難しい局面にある中、1社でも多くのスタートアップやD2Cブランドをサポートすることで、新しいテクノロジーや、今まで触れたことの無い面白い商品やサービスとの出会いを創出し、少しでも日本を元気にすることが出来ればと願っています」(北川氏)

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「体験型小売店+ソフトウェア」RaaSスタートアップb8taの戦略

11月14日(木)・15日(金)の両日、東京・渋谷ヒカリエで開催されたTechCrunch Tokyo 2019。Day1冒頭のFireside Chatには、RaaS(リテール・アズ・ア・サービス)スタートアップ、b8ta(ベータ)CEOのVibhu Norby氏が登壇。「最新ガジェットを試し購入できるリテール・アズ・ア・サービスb8taの戦略」と題して、同社が展開する体験型小売店ビジネスとソフトウェアプラットフォームについて語ってくれた。モデレーターはEngadget Chinese編集長のRichard Laiが務めた。

「リテールは死んだ」時代に小売サービスを始めたb8ta

b8taは米国で、ガジェットやテックプロダクトなどを試したり購入したりできる体験型小売店「b8ta」を展開している。製品を提供する企業側は、b8taが全米20カ所に構えたスペースを借りてプロダクトを展示できる。

b8ta店舗内を紹介する画像

Norby氏は「世界中から探してきた優れたプロダクトを、顧客は使って試すことができる。顧客がどのように製品を使い、どんな経験をしたのか、開発企業にはフィードバックを伝えている」とb8taのモデルについて説明する。

「b8taは2015年の創業以来、4年間でおよそ1500の新製品を市場に出してきた。ハードウェアやエレクトロニクス製品中心にフォーカスしてきたが、プラットフォームをほかのカテゴリにも広げており、(昨年から営業を停止していた)Toys “R” Us(トイザらス)の米国での復活にも関わっている。顧客はフェイク(モックアップや動かないサンプル)ではない製品を体験することができる」(Norby氏)

2015年というと、米国ではオンライン小売が優勢で、マーケットはリテール業界には消極的だった時期だ。Norby氏は「2013年ぐらいから『リテールは死んだ』と言われていて、2015年に小売サービスに進出するというと『なぜ今そんなものを始めるのか』といわれる時代だった」と語る。

「オンラインでは確かにスクリーンでいろいろなことができるが、プロダクトに触れることはできない。リテールで、店舗で何ができるかと言えば、行かなければ分からない体験、例えばスピーカーの音質やブランケットの肌ざわりを体験することができるということだ」(Norby氏)

また「カスタマーリレーションシップが作れない売り方をメーカーも望んでいない」とNorby氏は続ける。「メールなどの通知ではなく、双方向のリレーションシップが持てる方法を、店舗でのビジネスモデルで実現できないかと考えた」(Norby氏)

Norby氏が着目したのは、新しいコンセプトを持ち、誰も見たり触ったりしたことがないようなプロダクトだ。「新製品は続々と出ている。カテゴリーも増えている。20年前にはコストが高くて作れなかったハードウェアが作れるようになった」(Norby氏)

こうしたプロダクトが世に出るときの小売の課題は、その良さ、新しさが伝わりにくいところだ。Norby氏は「日本の小売店でもそうだと思うが、製品が棚には載せられていても使い方が分からなかったり、見て楽しめなかったりする。Googleのスマートスピーカーが置いてあっても『OK Google、○○してみて』といって得られる体験の良さは分からない」と話している。

そこで「いろいろな製品を試してみたい」という声に応えられるビジネスモデルを、リアルな場を持つリテールで実現したのがb8taというわけだ。

リアルな場+顧客の体験まで一貫して提供するRaaS

b8taのソリューションは、RaaS(リテール・アズ・ア・サービス)として提供されている。プロダクトを持つ企業に対しては物理的なスペース提供のほかに、店舗を運用するためのPOSやプロダクトのデータベース、在庫管理、従業員のシフト管理や教育の仕組み、顧客体験の分析レポートなどがパッケージされている。

「ブランドと契約するときには、顧客の体験まで統括できる。お客さまがプロダクトをどう使って、どういう体験をしたのかをレポートして、メーカーに伝えている」(Norby氏)

メーカーがリアル店舗を運営して顧客との接点を持とうとすると、テナント料・家賃や従業員の賃金が固定費として必要になる。これを「アズ・ア・サービス」として提供するb8taは「特に新しい製品では有効だ」とNorby氏はいう。b8taでは、従業員のトレーニングをかなり重視しているという。「1〜2週間かけてトレーニングを行い、プロダクトやブランドに関する質問に答えられるようにする」(Norby氏)

Norby氏はトイザらスとの協業にも触れ、「子どもは実際の製品に触りたがるものだ。だから体験型小売でのエクスペリエンスが合うのではないかと考えた」と話している。米国テキサス州ヒューストンと、ニュージャージー州パラマス(ニューヨーク・マンハッタン近郊)に、間もなく2店舗を開店するトイザらス。子どもが実際に遊べるツリーハウスや遊び場など「細かいところまでこだわって作った」という店舗に「ぜひ来てほしい」とNorby氏は話す。

またb8taでは、おもちゃに続いてアパレル業界への進出も検討しているという。Norby氏は「業界は違っても『試すことができる場』ということでは同じ」として、鏡や壁、スクリーンに情報を表示し、照明にもこだわった“アダプティブ”な試着室を構想していると述べている。「アウトドアウェアにしてもスーツにしても、環境によってどういうものを着ればよいか、どう見えるかは違ってくる。例えば、こうやってステージに上がるときとか」(Norby氏)

リアルなスペースを提供するという点では、店舗がどこに位置しているか、ということも重要なのではないかと思われるが、Norby氏は「期待していなかった場所の店舗がよい店になっている」という。「シリコンバレーで成功するのは分かるけれどと言われるが、実際にはアーリーアダプターはどこにでも住んでいる。どんな人がいるか、というときにどの町かは関係がない」(Norby氏)

現在米国で20店舗を展開するb8ta。Norby氏は数週間後に初の国外店舗となるドバイに出店を控えていることも明かしている。海外への出店には以前から興味があり、いくつかの市場に注目していたそうだが、ドバイには現地パートナーの存在もあり、ビジネス面でもアクセスしやすいことから出店を決めたということだ。

次の市場として、日本はどうかと問われたNorby氏は「まだ発表できることはないが、よい市場だとは思う」と述べている。「リテール業界が強く、銀座などのショッピング街もある。アジアのハブとして、中国をはじめとした観光客も集まり、技術もある。アジアのどこかで出店を、と言われたら日本はよい環境だと思う」(Norby氏)

最新ガジェットを試し購入できるリテール・アズ・ア・サービスのb8ta、TechCrunch Tokyoに登壇決定

今年も11月14日、15日に渋谷ヒカリエで開催される、スタートアップとテクノロジーの祭典、TechCrunch Tokyo。今日は新たにリテール・アズ・ア・サービスのパイオニアとも言えるスタートアップb8taのCEO、Vibhu Norby氏の登壇が決定したので皆さんにお知らせしたい。

2015年創業のb8taは米国で、オンライン販売されている様々なガジェットやテックプロダクトを試しに使ってみたり購入することのできるショップ「b8ta」を展開している。ガジェットなどを製造しているスタートアップなどの企業はb8taの場を借り、プロダクトを展示。プロダクトの横には展示企業によるカスタマイズが可能なデジタルディスプレイが設置されており、店員としての役割を果たす。

  1. b8ta Austin exterior

  2. b8ta Austin interior

  3. b8ta Santa Monica exterior

  4. b8ta Santa Monica interior

  5. b8ta Seattle exterior

  6. b8ta Seattle interior

2018年以降はb8taのリテール・アズ・ア・サービスのビジネスモデルとソフトウェアプラットフォームを他の企業に提供し始めた。GoogleやMacy’s、トイザらスと手を組んでいることで注目を集めている。また、2019年1月にはリテールテックのスタートアップBrickworkの買収し、同社のソフトウェアプラットフォームのオンライン化を目指すことを発表した。

Norby氏には、b8taが掲げるリテール・アズ・ア・サービスとは何か、そして社会にどのようなインパクトをもたらしているのか、詳しく話を聞きたいと考えている。また、日本にもガジェットファンは多く存在するが、日本出店はあり得るのだろうか?

現在発売中のTechCrunch Tokyo 2019のチケットは後述のとおり。

  • 学生向けの「学割チケット」(1万8000円)
  • 5人以上の団体向けの「団体チケット」(2万円×5枚以上)
  • 「前売りチケット」(3万2000円)
  • 専用の観覧エリアや専用の打ち合わせスペースを利用できる「VIPチケット」(10万円)
  • 設立3年未満のスタートアップ企業の関係者向けの「スタートアップチケット」(1万8000円)
  • 設立3年未満のスタートアップ企業向けのブース出展の権利と入場チケット2枚ぶんがセットになった「スタートアップデモブース券」(3万5000円)

チケット購入はこちらから

米トイザらスのウェブサイトが再開、オンライン販売は小売大手Targetが担当

Toys “R” Us(トイザらス)が、小売大手Target(ターゲット)との新たな提携を得てオンラインに戻ってきた。トイザらスが経営破綻した後に買収し親会社となったTru Kidsは、米国全土での実店舗オープンの第一歩としてToysRUs.comのウェブサイトを再開したと発表した。復活に向けた戦略の一環で、トイザらスのウェブサイトの製品ページから購入しようとするとTarget.comにリダイレクトされるようになっている。

両社は契約条件を明らかにしていないが、売上に関しては双方にメリットのあるシナリオになっていることは明らかだ。トイザらスは、今でもトップランクの知名度を誇るドメインであるtoysrus.comからすぐにキャッシュフローを得られる。一方のターゲットは、トイザらスの経営破綻と再開を知らずにToysRUs.comを訪れた買い物客が流入して新たな売上が増える。

トイザらスの新しいウェブサイトは、オンラインの買い物客をターゲットにリダイレクトするだけではない。最新のおもちゃのトレンド、人気ブランドに関する記事やビデオのほか、詳細な製品レビュー、おもちゃの人気リスト、ブランドごとのページなどがトイザらス自体のサイトに掲載されている。購入しようとしたときだけ、顧客はターゲットにリダイレクトされて手続きをすることになる。

トイザらスのサイトの購入ボタンには、ターゲットのサイトで購入するということが明確に書かれているので混乱することはない。ターゲットのブランド色である赤と白のボタンで「buy now at [target].com」と書かれているのだが、[target]の部分は文字列ではなく、ターゲットのロゴのアイコンになっている。

トイザらスからターゲットにリダイレクトされて購入する場合でも、ターゲットから直接購入するのと同じメリットがある。配送や店舗受け取りで注文できるほか、Target Circleのポイントが貯まるし、ターゲットのREDcardで支払うと5%割引になる。

両社の新しい提携関係は、従来型のオンラインショップで製品を購入する顧客をリダイレクトするだけではない。

トイザらスが今秋、テキサス州ヒューストンとニュージャージー州パラマスに体験型店舗をオープンする際に、ターゲットがオンライン販売のフルフィルメントも担当する。

Tru Kidsは今年7月に、技術系スタートアップのb8ta(ベータ)と提携し、STEAM(Science、Technology、Engineering、Art、Mathematicsの頭文字。科学、技術、エンジニアリング、アート、数学の教育のこと)ワークショップや子供が中に入って遊べるツリーハウス、映画やゲームのシアターを備え、ブランドがインタラクティブに製品を展開できる、最新型の店舗を作ると発表していた。

新たにオープンする店舗では、購入したい製品が店舗にない場合にその場で注文すると、Target.comで処理される。

ターゲットのマーチャンダイジング担当シニアバイスプレジデントのNikhil Nayar(ニキル・ナヤ)氏は「おもちゃ、デジタル、フルフィルメントにおけるターゲットのリーダーシップは、トイザらスにとって最高のプラットフォームだ。トイザらスのファンを再び呼び戻し、ターゲットで簡単で便利に購入してもらうことができる。トイザらスの新しい展開にターゲットの利点を生かすことで、我々はおもちゃを購入する人にもっと貢献でき、新たな成長を加速して、おもちゃにおけるリーダーシップを確立できる」と述べている。

ここ数週間で、ターゲットはトイザらスのほかにもおもちゃ関連で注目すべき提携を発表していた。8月末にターゲットは、同社の店舗内にミニディズニーストアを開設し、おもちゃ、アパレル、コレクターズアイテム、生活雑貨などを販売することでディズニーと合意したと発表していた。すでに25のディズニー「ショップ・イン・ショップ」がオープンし、2020年にはさらに数十のショップがオープンする予定だ。

以前のトイザらスの役員で現在はTru KidsのCEOのRichard Barry(リチャード・バリー)氏はターゲットとの提携について「我々の米国での戦略は、体験を重視し、充実したコンテンツを備えたオムニチャネルの方針を通じて、トイザらスブランドを最新の形で蘇らせることだ」と述べている。

同氏は「こうした戦略の基盤には、小売業のリーダーの手助けが必要だ。新しいトイザらスの購入体験は家族が無限におもちゃを発見し、遊び、楽しめるように設計されており、ターゲットはこの体験を支援する理想的な小売業者だ。ターゲットはおもちゃの品揃え、デジタルの強み、短時間配送に優れているので、トイザらスが目指す体験を実現する力になるだろう」と説明している。

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(翻訳:Kaori Koyama)

Toys “R” Usが技術系スタートアップb8taと共同で未来のオモチャ屋さんをオープンする

GoogleやMacy’sなどとの提携を行ってきたリテール・アズ・ア・サービスのスタートアップ企業b8ta(ベータ)は、子ども向けのオモチャ市場に参入する。Toys “R” Usを所有するTru Kids Brandsとの合弁事業の一環として、b8taは、その体験型小売の専門性を、このオモチャ小売り業界の象徴的存在に投入する。双方の企業は、このベンチャーの50パーセントを所有する予定だ。

およそ8カ月から10カ月間、共同で事業を行ってきたb8taとTru Kids Brandsは、間もなくその成果を公表する。彼らが開発した新店舗では、映画館に、子どもたちが遊べるビデオゲームやツリーハウス、STEAM(科学、技術、工学、アート、数学)教育のワークショップなどが展開される予定だ。11月、ヒューストンとニュージャージーにオープンする最初の2店舗は、およそ180坪。これに約280坪の未来の未来の店舗が併設される。これまで親しまれてきたToys “R” Usの店舗はおよそ840坪の規模であったため、これに比べると、ずいぶん狭い。

b8taのソリューションは、精算、商品目録、POS、在庫管理、従業員のスケジューリングなどのためのソフトウエアとして、体験型小売店に物理的な形で現れる。そのためオモチャメーカーは、Toys “R” Usの店舗にてインタラクティブな形で製品を展示させる有償オプションを選択できるようになる。さらにこれらのメーカーは、店舗内の体験に加え、店舗で製品を購入するかオンラインで直接購入するかの選択肢を客に与えることができる。

「これは、b8taが磨いてきた体験型小売と、手を使った実体験を合体させるものとして、とても興味深く思っています」と、Tru Kids BrandsのCEO、リチャード・バリー(Richard Barry)氏はTechCrunchに語った。「製品の展示方法を決める権利をメーカーに与え、インターネットでの体験も提供します」。

この合弁事業は、昨年、アメリカでのToys “R” Usの営業停止の後、Tru Kids Brandsが2月に復活させると発表した後に始まった。b8taにすれば、経営に苦しむ小売店の中の隙間市場を発見したといったところだろう。昨年6月、Macy’sはb8taの少数株を取得し、その一部を同社の店舗の強化に振り向けた。それは、Macy’sが店舗の大量閉鎖を行っていた最中のことだった。

Toys “R” Usの事業は、子ども分野への事業拡大の機会だとb8taは見ている。

「憶えておいでかも知れませんが、私たちは、私たちのビジネスモデルとアプローチを、他の分野の店舗デザインに活かしたいと表明しました」と、b8taのCEOバイブー・ノービー(Vibhu Norby)氏はTechCrunchに話した。「昨年、私たちは子ども市場に大きな関心を持ちました。ほぼ同時期に、Toys “R” Usに関するニュースを聞き、面白いことになったと感じたのです」。

それからしばらく経ち、ノービーはバリーに紹介され、アメリカでToys “R” Usを運営する合弁事業のアイデアがまとまった。来年、彼らはアメリカ全国の人通りの多い場所にも新店舗を展開する予定だ。今日までにb8taは、Macy’s、Sound Ventures、Khosla Venturesなどから3900万ドル(約42億円)の資金を調達している。

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(翻訳:金井哲夫)