Facebook、GIFのサポートを開始―ウェブ上のGIFがニュースフィードで再生される

2015-05-30-facebook

今日(米国時間5/29)、FacebookはニュースフィードでGIFをサポートし始めたことを明らかにした。ただし今のところユーザー全員がGIFアニメを見られるわけではない。このアップデートは順次公開中だという。この動きはFacebookにとって大きな方針の変更だ。これまでFacebookは「ニュースフィードの見た目があまりにもカオス化する」として意識的にGIFをサポートしてこなかった。

FacebookはGIFの代わりにビデオに力を入れてきた。2013年後半には自動再生ビデオがサポートされ、これはGIFよりもさらに動きが派手だったが、依然としてGIFのサポートはなかった。昨年夏に TwittertもGIFを採用したが、Facebookの方針は変わらず、Facebookの公式な態度はGIFのサポートはくだらないミームでニュースフィードが汚染されるおそれがあるというものだった。

今日、その長年の方針が変わったことになる。

fb-gif

新機能が利用可能になっているかどうかは、Giphy、Imgur、TumblrなどのサイトのGIF画像のURLを自分の近況にコピー&ペーストして投稿してみればよい。ユーザーのアカウントでGIFが有効になっていれば公開されたGIFがアニメーションするはずだ。現在のところユーザーがGIFファイルを直接アップロードしてアニメーションさせることはできない。〔訳者の環境では有効〕

昨日までFacebookでGIFを表示しようとすればGiphyを利用した非公式の迂回策しかなかった。今日のアップデートでウェブ上のGIFをGiphy以外でも自由にFacebookで共有できるようになった。

われわれはブランドのページでもGIFを試してみたが作動しなかった。Facebookはまず個人ユーザー向けにこの機能を公開しているのか、企業の利用は制限しようとしているのか、どちらなのかは不明だ(この点をFacebookに問い合わせ中)。

またGIFはiOSのFacebookネーティブアプリ上では自動再生されるが、モバイル・ブラウザで開かれた場合は再生されない。われわれはこうした点を含めてGIFサポートの詳細についてFacebookに問い合わせているので、回答があり次第報告する。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

ついに! YouTube純正GIF化ツールが登場

11月に「YouTubeは、それぞれのビデオからGIFを作るGIFジェネレーターを実装すべき!」という記事を公開した。「それはないよ」と言っていた人もいたが、多くの人が賛成してくれた。

どうやら、YouTubeも賛成の意思を示してくれたようだ。いつの間にやら、GIFメーカー機能を実装したようなのだ。

今のところ、すべてのビデオで利用できるというわけではないようだ。しかし存在するのは事実だ。たとえばPBS’ Idea Channel(最初にこの機能について言及したのはAndy Baioだ)のビデオでは概ねGIF化可能であるようだ。いずれかのビデオをクリックて共有ボタンをクリックするとGIF化メニューが現れる。

GIF画像の作り方は簡単だ。GIFメニューをクリックして、表示される編集画面でスタートポイントおよびエンドポイントを選ぶ。キャプションもここで入力することができる。そして「GIFの作成」というボタンをクリックして完了だ。処理速度も驚速で、GIFはYouTubeのサイトに保存される。

ツールの見た目は、私が作成して記事で紹介したモックアップにそっくりだ。YouTubeがきっと何ヶ月ないし数年をかけて考えてきたものなのだろうけれど、「私のアイデアだ」というのも間違いではあるまい。

「ぜひともGIF化してみよう」と思った人も多いだろう。しかし先にも書いた通り、YouTubeの純正ツールはまだすべてのビデオに対応しているわけではない。もし対応していないビデオをGIF化しようと思うなら、こちらのツールを試してみても良いのではなかろうか。URLの一部を変更するだけで、簡単にYouTube上のビデオをGIF化できるすぐれものだ。

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(翻訳:Maeda, H


YouTubeビデオのURLに「GIF」の文字を加えるだけでGIF化するツールが登場

YouTube動画をGIFアニメ画像にしたいと考える人は多いだろう。しかしわざわざ専用のアプリケーションを用意してまではしたくないと考えている人が大半なのではないかと思う。

そういう人達に、ここで簡単なワザをお教えしよう。URLに「GIF」を挿入するだけでOKなのだ。「www.」の後「youtube.com」の前に入れる。

下のGIFのような具合だ。

文字でも説明しておこう。

www.youtube.com/watch?v=dQw4w9WgXcQ

上のようなYouTubeのURLを、下のように書き換えるのだ。

www.gifyoutube.com/watch?v=dQw4w9WgXcQ

URLをこんな風に書き換えれば、あとはエンターキーを叩くだけでGIF化される。

ちなみにこれはYouTubeの公式ツールではない(個人的にはYouTubeはぜひともツールを作るべきだと感じてはいる)。よって、上の方法が動作しなくなる可能性はある。ドメイン名を外部サービスで勝手に利用しているとして、YouTubeの法務チームが動き出すとあっという間に閉鎖に追い込まれるかもしれない。なので試して見たい方はお早めにどうぞ。サービスを構築したのはGIFを活用したメッセージアプリケーションのGlyphicの開発者たちだ。

注意:現在、サイト上ではビデオのどの部分から始めて、どれだけの長さをGIF化するかを指定することができる。しかしこれはどうやら正確に動作していないようだ。フレーム単位で正確に指定してGIF化したいということであればGIFGrabberGIFBreweryなどのツールを使うと良いだろう。

訳注:役者の環境でうまくGIF化できるケースもありますが、うまく動かないように思えることもあります。失敗したら、別のビデオで試してみるのが良いかもしれません。

[Via HackerNews]

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(翻訳:Maeda, H


ショック! Twitterがサポートを始めたGIFアニメはGIFではなかった―しかしうまい考え

昨日(米国時間6/18)、TwitterはGIFアニメのサポートを開始した。しかし、Twitterが表示するアニメはまるきりGIFではなかったことが判明した。なんたるショック! 

だが、パニックに陥るには及ばない。これはTwitterとしてとても巧みな手なのだ。

まずEmbedlyがTwitterフィードに表示されるGIFがGIFファイルではないことに気づいた。 それどころか画像ファイルですらない。実は音無しのビデオファイルなのだ。HTML5にビデオタグを使って埋め込まれたMP4ファイルだった。ユーザーがGIFをアップロードしてもTwitterはMP4に変換してしまう。

GIFとMP4の差などささいなことのように思われるかもしれないが、実は大きな違いが出る。圧縮だ。

GIFは1987年に登場し、1989年にアニメーションをサポートし始めたたいへん古いフォーマットだ。良い点はどんなデバイス、プラットフォームでも表示できるところだ。悪い点は…なにしろ30年も前のテクノロジーだけにあちこちにやつれが見えている。わずか数秒のGIFでもサイズは何メガバイトもあり、色はおそろしく悪い。

一方、ビデオ圧縮テクノロジーはこの30年で長足の進歩を遂げた。GIFに比べるとMP4は動きが2倍も滑らかで色は3倍もきれいだ。そしてファイルのサイズは4分の1だ。

つまりTwitterとしてはMP4フォーマットを使うことでプロバイダに支払う帯域料金が大幅に節約できるし、ユーザーにとってはロード待ちの時間が短縮される。

デメリットがないわけではない。一部のブラウザはいまだにHTML5のビデオ・タグを正しく処理できない。そこでTwitterはそういうブラザに対しては(奇妙な選択に思えるが)Flashを使っている。しかし数年後にはウェブ全体でGIFからMP4への切り替えが進むだろう。

さてそうなると気になるのは音無しでループする短いアニメを何と呼べばよいかだ。

たいていの一般ユーザーは実装技術などには興味がないので、すでに普及しており覚えやすいGIFという名前を使い続けるだろう。これを変えようとするのは山に向かって「動け!」と叫ぶのも同様の無駄な努力になりそうだ。誰も電子写真複写とはいわずにゼロックスと呼ぶし、写真を編集することはフォトショップと呼ぶ。インターネットを検索することはBingを使っていてもググると呼ぶ。数年後にはGIFも無音の短いループアニメを指す一般名詞になってるのではないか?

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


アニメGIFを撮れるRaspberry Pi内蔵のデジカメOTTOはヒップな機能満載

カメラといえば写真かビデオを撮るものだが、このたびKickstarterに登場したOTTOは、アニメGIFを撮るのだ。下図でお分かりのように、ハンドルを手回しする。カラフルだ。ちょっとレトロなデザイン。ヒップなカメラという形容がふさわしいカメラは、こいつが初めてではないか。発売予定は12月だが、その後遅くとも2か月以内にはUrban Outfittersに登場するだろう。

このカメラは、GIFを作るだけじゃない。スマートフォンのアプリでいろんなモードを選べるのだ。GIF撮影、時間差、証明写真、フィルタ、それにコミュニティのライブラリで入手できるユーザお手製のモード。Raspberry Pi内蔵の商用製品も、これが初めてだろう。だから誰もがハックしたり拡張したりできる。

USBスロットがあるので、ほかのハードウェアの機能を導入できる。たとえばFlashFlashは、Arduinoを使ったフラッシュで、ハイファイブをするなど、特定のアクションでロボットみたいなGIFを作れる。

ぼくはまず、OTTOのヒップなデザインが気に入ったけど、96×96のOLEDディスプレイ、35mm f/2.0のレンズ、そしておもしろいトリックの数々、これらを総合するとハッカブルな写真ハードウェアとしては上出来の部類だ。お値段は199ドルだが初期の支援者には149ドル…デジカメとしても相当お安い。しかも買ってからいろんな設定変更や改造ができるのだ。

このカメラを作ったオークランドのチームはThomas DeckertとDave RauchwerkとGustavo Huber。サンフランシスコのハードウェアアクセラレータHAXLR8R の出身だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Pinterest、アニメーションGIFを正式にサポート開始

今週初め頃から、PinterestがアニメーションGIFをサポートし始めたらしいという話題があちこちにあがるようになっていた。これまでは、アニメーションGIF(以下、GIF)を貼り付けても普通の静止画としてしか表示されなかった。これがPinterest上でも動作を確認できるようになりつつあるという話だった。そして本日、Pinterestもウェブ上で正式にGIFをサポートし始めている旨のアナウンスを行った。モバイル版でも「間もなく」サポートされるそうだ。

Pinterestによると、日々100万人程度がPinterest上でGIFを閲覧しているのだとのこと。登録GIF画像数も1000万枚以上になるのだそうだ。Pinterestのアナウンスによれば、これまでにPinされたものも、元がGIF画像であるものは、GIFとして扱われるようになる。

今後登録するものについては、Pinterestに登録した時点で左下に「Play」および「Pause」のボタンが表示されるようになるようだ。

ちなみにこれは投稿時(Pin時)に、GIFを静止画として登録するのかどうかを選択するということではない。このボタンは各フィード上(メインフィード、カテゴリフィード、検索結果のフィード)に表示されるようになるのだ。表示される時点では従来と同様に「静止画」風に表示されるのだが、Pinされた画像がGIFである場合には、「Play」ボタンを押して動かして見ることができるということだ。これまではアニメーションを確認するためには、Pinがリンクされている元サイトに飛ぶ必要があった。

GIFというのは昔からウェブ上ではいろいろな場面で利用されてきた。このGIF共有に最も利用されているように思われるのがTumblrだろう。しかしPinterestがGIFを正式サポートすることで、この状況も変化することになるかもしれない(しかも最近はTumblrのトラフィックが伸びていないらしいのだ)。

ちなみにFacebookはビデオのオートプレイ機能を実装している。今後はGIFもサポートするのではないかという噂もある。GIFサポートには技術的な問題は何もない。しかし今のところはタイムラインを騒々しく見せたり、あるいは低品質なGIFが動き回ることによるユーザーエクスペリエンスの品質低下を心配しているようだ。

そのような中、PinterestのGIFサポートは「おいしい」狙い目なのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H


GIF大好きな人にとっての必携ツール、Gif.Meという名前のChrome拡張機能が登場

Gif.meというのは新しくリリースされたChromeの拡張機能だ。インターネットで見つけたGIFを右クリックひとつで保存して共有することができる。

とても便利だ。

ウェブで発見したGIFの上で右クリックしてGIFME THISを選ぶと、画面右に表示されるGIF MEフォルダに保存され、いつでも確認することができるようになる。GIFへのリンクをコピーするのもクリックひとつで行うことができる。さらにはタグを付けてGIF MEライブラリを管理しておくこともできる。

GIFの保存管理のためのツールというのは誰もが必要とするものではないだろう。但し、少なくとも私のような(GIFおたく的)存在にはなくてはならないツールだ。

多くの人は、GIFを見たくなったらおそらくネットから探してくるというのが一般的だろう(Giphyのようなサービスを使うことが多いだろうか)。あるいは面白いものを見つけたときにブックマークしておいて、それを時々見なおしたりするだろうか。人によってはファイルをダウンロードしておくという人もいるかもしれない。

おたくな人々は、マクロを組んでおいて、思いついたときに必要なGIFを呼び出せるようにしている人も多い。

そうした振る舞いをしている人(ないし、そこまでいかなくても、ちゃんと整理しておきたいと思う人)にとっては、このGif.me拡張機能が必携ツールとなるのではないだろうか。さまざまな苦労が右クリック一発で解決することとなる。

また、ファイルのURLはそのままで変更されることはない。これも著作権的に好ましいことだろう(訳注:但し、ファイルへの直接リンク形式です)。

試してみたいと思う方はこちらからインストールすることができる。

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(翻訳:Maeda, H)


Flipboard、iOS版もGIFに対応するアップデートをリリース

GIFのないインターネットなど、とても耐えられない。多くの人に同意していただけるものと思う。しかしiOS版Flipboardは、ながらく利用者にGIFなしの世界を強いてきた。しかしそれもようやく終わる。Android版にならって、ついにiOS版でもGIFがサポートされることになったのだ。

今回のアップデートにより、ニュースフィード内でもGIFが楽しめるようになったし、“Just GIF It”(猫中心に関連画像など)、“GIF Pop”(ちょっと怖面白い画像コレクション)、あるいは“GIF Me A Break”(アーティスティックなGIF集)といった、GIFを集めたマガジンも楽しめるようになっている。

また、最新版では他にもいろいろなアップデートが行われている。最も目立つのは「トップストーリー」だろう。News、Sports、Tech、およびBusinessといった「セクション」を購読している場合、自動的に新しいものないし人気のコンテンツが上の方に一覧表示される機能だ(訳注:たとえば「海外版」→「セクション」→「Business」を選ぶと表示されますが、表示されないものもあり、どういう場合に表示されるのか、今のところちょっとよくわかりません)。

また、マガジンを10ページ以上分フリップすると、自動的に共有プロンプトが表示されるようにもなっている。また、3つ以上のマガジンを作成している人には、自動的にプロフィールページが作成されるようにもなっている。GIFをサポートしたことに比べれば大したことはないかもしれないが、それでも便利に感じる人もいるだろう(少々押し付けがましい感じがする人もいるかもしれない)。

インターネット上でGIF人気はますます高まっている。Tumblr、Cinemagram、そしてVine(これはちょっと種類が違うか)などのビッグネームも、ループアニメーションの楽しさを訴えている。生まれたばかりのスタートアップも含めれば、非常に多くがGIFアニメをフィーチャーするサービスを提供している。

たとえば5月にスタートしたStillyも、ワンクリックで動画GIFを作成できる。Tumblerは6月から、ウェブカメラを使ってGIFが作成できるようになった。また、GIF風の短い音楽ビデオの作成サービスであるCoubも、同月に100万ドルの資金を調達している。

さらに、ViberやWhatsAppの競合にあたるPingerも数日前からGIFメッセージをサポートするようになっている。

騒々しさを増すインターネットにて、Flipboardも利用者が求めて止まないコンテンツを提供するようになったと言うことができるかもしれない。

アップデート版はこちらからダウンロードできる。

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(翻訳:Maeda, H)