GoProを使ったライブ中継は2015 NHL All-Star Weekendから開始される予定で、実際にプレイヤーにGoProを取り付けてプレイヤー視点のライブHD映像を見ることができる予定だ。GoProは2015年シーズンを通してHD映像を撮影していく予定で、レギュラーシーズンおよびプレイオフについても、これまでと違う視点からみたアイスホッケーを楽しめることとなりそうだ。
今回の話のみならず、スポーツ中継のシーンではこれまで以上に臨場感をもたらすカメラへのニーズが高まっている。ESPNはWinter X Gmaeにドローンを採用したいとアナウンスしているし、またGoPro Professional Broadcast SolutionもWinter X Gameでの可能性をテストしているところだ。スノーモビルのスピード&スタイル部門で優勝したColton MoorがGoProを装着していた。ちなみにNFLでは、しばらく前からワイヤ上を走るリモートコントロールカメラが利用されている。GoProはスノーボードやマウンテンバイク、スケートボードなどで利用される機会が増えており、そうした話題の技術を取り込むことで、NHLとしても若年層の興味を取り込むメリットがあるのだろう。
Wall Street Journalの記事はGoProの独自ドローンのリリース時期を「来年後半」と予想している。2015年のクリスマス商戦に間に合うかどうか興味が持たれるところだ。GoProはコンシューマー向けドローン市場の2強、ParrotとDJIと差別化する特長を打ち出さなければならない。4K機能を含む次世代カメラ、高度な映像安定化メカニズム、進歩したコントロール・ソフトウェアなどが必要となるだろう。DJIを始め、ドローン・メーカー側でも付加価値でより高価な製品が販売できるよう、独自カメラの搭載を始めようとしている。
「HERO4はその世界的スケールでの実績によって、GoPro史上最も成功した新製品となった」とGoProのファウンダー・CEO Nicolas Woodmanは言った。彼は、GoProユーザーがコンテンツを作成、シェアしやすくするために、同社のデスクトップ並びにモバイルのコンテンツ管理アプリケーションを改善したことを強調した。
Johannes KopfとMichael CohenとRichard Szeliskiによるこの新しいプロジェクトは、もうすぐWindowsのアプリケーションとして提供されるそうだが、長い一人称ビデオを彼らが作った特殊なアルゴリズムで加工することにより、新しい、よりスムーズな(揺れや振動のない)カメラの動きを仮想的に作り出す。