iPhone 5の[Sleep/Wake]ボタンの不具合をAppleが無料修理

iPhone 5の[sleep/wake] ボタンが効かない、無反応、という問題に悩まされていたユーザを救うための企画をAppleがローンチした。Appleによると、この欠陥の被害者は2013年の3月以降に生産されたiPhone 5sのユーザの“ごく一部”で、iPhoneのシリアル番号をAppleがこの企画のために特別に作ったサイトに入力してやると、自分が該当者かどうか分かる。

[sleep/wake] ボタンの動作が不調、と感じられるユーザはそのサイトで自分のデバイスをチェックするよう、Appleは推奨している。もしも該当したら、最寄りのApple Storeまたは公認サービスプロバイダへiPhoneを持参、または郵送すれば修理してもらえる。持参したときは、16GBのiPhone 5を代替機として貸してくれる。ただし修理完了の時点で、それは返却しなければならない。

この企画の適用範囲は合衆国とカナダだけだが、5月2日にはほかの国にも適用される。今その問題が生じていなくても、心配ご無用。[sleep/wake] ボタンの不調に関する無料修理(リプレース)は、ユーザが購入したときから向こう2年間有効である。だからあと1年は、問題が起きても無料で直してもらえる。

〔訳注: この記事は、repair(修理)とreplace(交換)の両方の言葉が使われている。でも後者なら、ストアに持参すれば即対応できると思うが…。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


アプリのクラッシュはiPhone 5sの方がiPhone 5/5cよりも多い

今や最新最速、そして最ゴールドのiPhoneもあるけれど、ちょっと困ったことに気づいている方もおられるだろう。アプリが、前よりも頻繁にクラッシュするのだ。

しかもそれは、あなたの使い方のせいではない。

ピカピカでめちゃ速いiPhone 5sは、新しいハードウェア、すなわち強力な64ビットプロセッサを導入したために、サードパーティのアプリケーションとやや相性が悪い。

Crittercismが調べた結果がAllThingsDに載っているが、それによると、アプリはiPhone 5sで動かすと100回に2回クラッシュするが、同じ構造を共有するiPhone 5とiPhone 5cでは、100回に1回しかクラッシュしない。

その原因は、デベロッパたちはiOS 7への対応では苦労したけれど、新しいハードウェアアーキテクチャ、とくに64ビットプロセッサに関しては、何もしなかったからだ、と思われる。

でも、5sは、ハードウェアの上位移行としては上出来の部類だ。デベロッパたちは、64ビットへの移行に際してコードをほとんど書き換える必要がなかったからだ。

しかもAppleはすでにこの問題を知っていて、OSのアップデートを二度もリリースしている。だから、あわてずに、待てば海路の日和あり、だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


MicrosoftがApple製品下取りサービスを拡張: 状態の良い中古iPhone 4S/5を200ドル以上で

あなたの手からなんとかしてApple製品を取り上げたいMicrosoftは今日(米国時間9/27)から、同社の下取りサービスを拡張して、旧型のiPhoneを換金してくれる。

もしもあなたが“優しく使用した”状態の良いiPhone 4Sや5を持っているなら、Microsoftはそれに200ドル以上を払う。た・だ・し、それはMicrosoft Storeのクレジットなので、AppleのハードウェアをMicrosoftのグッズと交換する、ということなのだ。

Microsoftは、何をどうしてほしいのか? iPhoneを手放してSurface 2の予約注文やWindows Phoneの携帯電話Lumiaをトライしてほしいのだ。Microsoftはお金持ちであり、モバイルのマーケットシェアがほしい。この二つの状況から、当然のように出てくる戦略だ。

Microsoftは、iPadに関しても同社のストアのクレジットをくれる。つまり、Microsoft製品と競合するApple製品を持ってる人からそれを買い上げて、自社のハードウェアに乗り換えてほしいのだ。同社は、PCに関してこんなことをしたことはない。Microsoftが自社製品としてPCを製造ないし販売したことは、一度もないからだ。

ある意味でこれは、果敢な動きだ。長年Apple製品を使ってきた人が、同社のハードウェアを必ず気に入る、という方に大金を賭けているからだ。ただしそうやって大量のApple製品を集めた結果がどうなるか、それはまだ分からない。今から分かっていたら、賭(かけ)とは言わない。

MicrosoftはNokiaのハンドセットビジネスを買収中だし、自らOEMになることを選んだ第一世代のSurfaceに代わる新しいSurfaceを発表したばかりだ。Microsoftのデバイスビジネスはいまだによちよち歩きだから、こんな奇手がこれからもまだまだ登場するだろう。

画像クレジット: brett jordan

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Apple高マージンの秘密; iPhone 5sの製造原価は199ドル, 5cは173ドル

Appleの新製品が出るたびに、検索企業のIHSはその部品を調べ上げて原価を試算する。それによって、Appleがその製品を消費者に1台売るたびにいくら儲けるのか、およその見当がつくのだ。

AllThingsDがIHSから入手したiPhone 5sとiPhone 5cに関する初期の試算によると、16GBの5sの材料原価は少なくとも191ドル、組み立て費用が8ドルで、製造原価は199ドルとなる。64GBの5sが最高で208ドル、これは昨年IHSがiPhone 5の最小ストレージ製品に関して出した最小推定額205ドルに近い。

iPhone 5cの製造原価は16GBモデルが173ドル、32GBモデルが183ドル、これには組み立て費用7ドルが含まれている、という試算だ。指紋センサー(単価7ドル)や13 LTE用の特注RFチップなど新しい部品を導入したにも関わらず、Appleはいつものように前世代製品に比べてコスト削減に成功している。RFチップセットは5sも5cも同じで、単価は32ドルだが、iPhone 5の5バンドLTE用推定34ドルに比べて安い。

Appleは製品の原価や供給コストを明かさないから、IHSによる計算の妥当性は分からないが、彼らはこういうことを昔から長年やっているので、それほど大きな外れはないだろう。Appleの、供給価格を下げてマージンを上げるというやり方は、依然として健在だ。むしろ、今回がいちばんうまくいった、とも言えるかもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


iPhone 5S、3色で登場 ― CPU、カメラ、指紋認証など新技術も盛りだくさん

いよいよ次世代iPhoneが発表となった。

2色のiPhoneがデルとか、指紋認証機能が搭載されるというようなが流れていた。またおそらくはプロセッサおよびカメラのアップデートも行われるだろうと見られていた。

噂の真偽の程はどうだっただろうか。

いろいろとアナウンスがあったのだが、取り敢えずiPhone 5Sに関するところをみておこう。

カラーバリエーション

iPhone 5Sには噂通り「ゴールド」が加わった。また2色ではなく3色となっていて、あとのふたつは「スペースグレイ」と「シルバー」だ。

「ゴールド」についてはAppleらしくないとして反対する声も多かった。しかしMGの記事にもあったように、「ゴールド」は実際に登場することとなった。

「派手」な感じではなく、高級感のある「ゴールド」となっていて、まずAppleらしく仕上がっているとみて良いのだろう。また、じつのところiPhone 5のようにスレートにするよりも、ゴールドにする方が技術的に易しいというメリットもあるようだ。さらに、iPhoneのケースを見ると、どうやらゴールドの売れ行きが非常に良いようなのだ。つまりはiPhoneの「ゴールド化」を利用者が望んでいて、Appleはそれを提供しただけと見ることもできるわけだ。

デザイン

外見はiPhone 5からさほど大きく変わっているわけではない。バックパネルは2つの色にわけられていて、これはカラーバリエーションが生まれても同様となっている。スリムさも以前のものと変わらない。但し、ホームボタンは変わった。ボタンの中の四角はなくなり、ボタンの周りをリングが囲むデザインとなった(後述)。

新プロセッサ

外見的に大きな変更はないと書いたが、内部は全く異なったデバイスに仕上がっている。最大の変更点はA7プロセッサの採用だ。A7はAppleのデザインしたARM CPUだ。iOS 7も64ビットに最適化されており、A7はこれを最大限に活かす64ビット対応プロセッサとなっている。ダイサイズは102mm^2で、10億以上のトランジスタを集積するものとなっている。

簡単にいえばA6とほぼおなじサイズで、倍のトランジスタを搭載している計算になる。64ビットアプリケーションに加えて、32bitアプリケーションも動作するようになっている。

Appleによると、このプロセッサはA6と比較して2倍位上の性能を持つものなのだそうだ。初代iPhoneと比較すればCPUパフォーマンスは40倍となり、グラフィック性能も56倍になっているのだとのこと。

またM7というモーション・コプロセッサも搭載している。これはA7と連携して働くもので、ファイロスコープ、加速度センサ、およびコンパスからの情報を処理するようになっている。フィットネス系アプリケーションなどでも、このコプロセッサ搭載の恩恵を受けることになるのだとPhil Schillerは言っている。どうやらNikeが、5Sのアーキテクチャをフルに活用するアプリケーションを開発中のようだ。

バッテリーサイズについての言及はなかったが、A7はバッテリーを効率的に使えるようになっているとのこと。3G回戦で利用する場合、連続通話時間は10時間で、LTE環境でのブラウジングでも10時間利用できるそうだ。待ち受け時間は250時間で、オーディオ再生は40時間行うことができるとなっている。

カメラ

カメラもまたかなりのアップデートがなされた。iPhone 5との比較で、ピクセル面積を15%拡大している。。また開口部f/2.2で5枚構成のレンズを搭載しているとのこと。オートフォーカスおよび自動シャッター速度/露出補正機能を搭載している。

またTrue Toneという新世代デュアルLEDフラッシュも搭載している。これにより、従来のフラッシュ撮影時のような白飛びや、青みを配することができるようになっている。LEDの一方はノーマルなホワイトのもので、もう一方がアンバーとなっている。iPhoneは、この2つのLEDを1000通りの方法の中で最適な形で組み合わせ、部屋の明るさや被写体の明度に最適な形で写真を撮影する。

さらに手ぶれ補正はもちろん、秒間10枚を撮影するバーストモードもサポートしている。シャッターを押している間、秒間10枚の写真を撮影し続け、その中から最適な画像ないし一連の画像を選択して提示してくるようになっている。

さらに加えて、スローモーションオプションというものもサポートされた。これは720pで毎秒120フレームのビデオを撮影するものだ。撮影を終えたあとにスローモーションにする部分を選択する。選択外の部分はノーマル速度で再生される。

指紋認証センサー

これも噂通り、新しいiPhoneにはTouch IDと名付けられた指紋認証センサーが搭載されている。これによりさらなるセキュリティ性能が実現されるわけで、iOS 6のPassbookを一歩進めるユビキタス・モバイルペイメントシステムも実装できるようになる。

Appleによると、iPhone利用者の半数がパスコードの設定を行なっていないのだそうだ。Appleがホームボタンに指紋認証センサーを登載したのは、そうした状況に対処するためでもある。

センサーの厚みは170ミクロンで、解像度は500ppi。指がどの角度に傾いていても認識できるようになっている。尚、ホームボタンの周りにはステンレス製のセンサーがあって、指が近づいたことを認識するようになっている。つまり、もはやホームボタンは指を「置く」ための場所になったわけで、もう「押す」必要もなくなったわけだ。

動作の内容を説明すれば、このTouchIDスキャナは、高解像度で利用者の指を捉えて分析するわけだ。スキャナに読み取られた指の画像がどこに保存されるのかと心配になる人もいるかもしれない。もっともな心配だが、この画像がiCloudやAppleのサーバに保存されること決してないようになっている。

価格

以前のiPhoneと価格は変わらない設定になっている。2年契約の16GBモデルで、200ドルからということになっている。

  • 16GB: $199
  • 32GB: $299
  • 64GB: $399
  • iPhone 4S: free

現在のところまだプレオーダーは始まっていない。ただ店頭での発売は9月20日を予定している。

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(翻訳:Maeda, H)


AppleのiPhone下取りプログラムは既に試行中。しくみはこうだ

近くAppleは、直営店に旧モデルを持ち込んで新機種を購入できるiPhone下取りプログラムを導入する。本誌は、そのやり方に関する興味深い情報を入手した。一部のAppleストアでは既に試行されている。

同プログラムに関しては今日、いくつか報じられており、MacrumorsのEric Slivkaは、プログラムのトレーニングが行われていることを伝え、9to5MacのMark Gurmanは、開始時期が9月中であると引用している。

しかしこの下取りプログラムは、すでにAppleストアの一部で試行されていることを本誌は発見した。そこでは本番の準備が行われているだけでなく、ここ数週間実際に顧客から下取りを行っている。情報筋によると、このプログラムはどの直営店でも提供されているものではないと説明されている。一部のパイロットストアでは、現時点で1日に複数の下取りを処理している。

プログラムのしくみはこうだ。顧客は、動作可能で水没損傷のないiPhoneをApple直営店に持ち込む。これを店員が、店のiMacやiPadを通じてアクセスできるオンラインサイトの助けを借りながら査定する。その後、顧客は端末の状態について一連の質問に答えて価格が決定する。

この手順は、Appleが現在iPhoneリサイクリング・プログラムで行っているやり方に似ているが、あれは郵送のみの対応で、様々な種類の製品が対象であり、店頭では行われていない。もし顧客が古い壊れて価値のない端末を下取りに出したい時は、単なるリサイクルとして持ち込める。

下取り価値は、端末の色、物理的損傷、水没損傷など様々な要素によって決められる。価格は運用に入る前に吟味されることになるだろうが、16GB iPhone 4および4Sで、120~200ドル程度になるようだ。状態の良い16GB iPhone 5が250ドル前後で、これはGazelleGlydeNextWorthなど、他の下取りサイトよりも低い。

それでも、店頭で行われることの利便性は間違いなく有利に働くだろう。店へ行くだけで完結するのは、郵送して待っているよりも強い。

書類が揃ったら、下取り価格がギフトカードに加算される。クレジット残高は新機種に適用され、残金があればギフトカードに残る。旧機種は店が保有する。下取りプログラムは、店頭で新機種を購入する場合にのみ適用されるので、下取りだけしてギフトカードをもらうことはできない。

下取り価値は新機種の購入に充てられるが、顧客は[キャリアの]アップグレード・クレジットを保有している必要がある。このためキャリアのチェックが入る。アップグレード・クレジットのない顧客は、キャリアに早期解約金を払い、クレジットを別のキャリアで使う新機種に充当することができる。

現在下取りされた端末は、まとめてどこかに送られ、恐らく新興国市場向けに、整備されて再販されているようだ。下取りが行われている店では再販されていない。Apple直営店で、この選択肢が得られることを、利用者はかなり喜んでいるようだ。

もちろんこれは、現在行われているやり方なので、実運用に入ると変わる可能性がある。何か重要な変更があれば続報する。本誌はAppleに新プログラムの詳細に関してコメントを求めているが、まだ返答はない。

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(翻訳:Nob Takahashi)


Apple、2013年Q1:iPhoneとiPadが共に売上新記録を達成。それぞれ4780万台と2290万台

先ほどAppleは、昨年12月末締め2013年第1四半期決算を報告し、全般的にハードウェア販売が好調だった。中でもiPhoneは四半期に4780万台を売り、前期比、前年比共に伸び、iPadも2290万台で新記録を達成した。

当期は全期間にわたってiPhone 5が販売された初めての四半期であり、年末商戦も大きく後押しした。今月アナリストらは、需要の鈍化によってiPhone 5の生産が削減されたことを示唆していた。

iPadの販売台数2290万台は、昨期の1400万台から大きく伸びた。前年同期の1540万台からも33%増加した。昨期のiPadは、予測を下回った

Appleはモデル毎の内訳を公表していないが、同四半期の大部分に販売されていたiPad miniが、年末商戦と共に売上増に貢献したと見るのが妥当だろう。またAppleが、改訂版のLightningポート塔載第4世代iPadをミニ版と共に発売したことも忘れてはいけない。

しかしながらiPad miniは、利幅が他の製品と比べて著しく小さいことから、埋め合わせるにはもっと売る必要がある。

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Appleはこの3ヵ月間に、4780万台のiPhone販売した。昨期は2690万台、前年同期は3700万台で、対前年比は23%増だった。

アナリストらは、Appleがその最も強い市場である米国、英国などの先進国で飽和状態になり、そのために生産が削減されたと考えている。

しかし、Appleは次世代iPhoneを2種類作っていると噂されており、その一つは新興国市場向けの廉価版だと言われている。

iPodに関しては、カラフルなiPod製品がAppleの減退気味の事業に、なんとかわずかな生命を吹き込むことに成功した。iPhoneの登場によって、明らかにこの事業は食われているが、それでもAppleは1270万台を売り、昨期を530万台上回ったが、対前年比は18%減だった。

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(翻訳:Nob Takahashi)