Twitterが世界のリーダーたちの暴言のリツイートを禁止

Twitterは、ルールに違反している世界のリーダーからのツイートへの対話の仕方を制限することを発表した。

同社によると、今後は人を不快にさせるようなツイートをいいねしたり、リプライ、シェア、またはリツイートすることを禁ずるが、コメントや普通のツイートの中で問題のツイートを引用することは許される。

その理由は、ユーザーは今世界で起きていることを、口汚いツイートも含めて知るべきだが「ルール無視の黙認は許さないためだ」という。

口汚いツイートへのいいね、リプライ、シェア、リツイートはできなくなる。コメントでリツイートして自分の意見を表明することはできる。

Twitterは「ルールを破っている世界のリーダーに対して何もしない」という非難と、表現の自由の間で板挟みになっていた。

Twitterは米国時間10月15日の無署名のブログ記事で、「世界のリーダーたちのTwitter上の行為に対して前例のない措置を講じた」と言っている。

昨年Twitterは「北朝鮮に対する宣戦布告の脅しなど物騒なツイートを書くドナルド・トランプを禁じない」という立場を明らかにした。しかし、イランの最高指導者ハメネイ師の場合は、彼のツイートの1つが削除された

Twitterは「世界のリーダーたちのアカウントが弊社のポリシーよりも上位にあることはない」とし、「テロを奨励するツイートや暴力による脅し、プライベート情報のポストなどを行う者は、誰であれ禁止される」と説明する。

しかし、Twitterはこれに続けて「世界のリーダーが関与している場合は、その発言への公共的関心が明らかに存在するならば、そのコンテンツをそのまま残すという小さな過ちを、私たちはあえて犯すこともある」とも語る。、

そしてそんな場合には「そのコンテンツにルール違反であるという注記を付け、人々がコンテンツを見られるためのリンクを置く」として、7月の約束を補足している。

Twitterは、こんなツイートもしている。「目標は、ルールを正しく公平に適用することである。そうすることによって、弊社の検閲方針を正しく理解していただけると思っている。弊社はオープンな会話の場を提供するとともに、人々がリーダーの言葉を聞き、彼らの説明責任を明らかにする権利を保護する」。

関連記事:Twitter asserts that it won’t ban Trump because he’s a world leader(トランプは世界のリーダーだから暴言ツイートを禁じないとTwitterが発表、未訳)

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Twitterは国がコントロールしているメディアの広告出稿をブロック

Twitter(ツイッター)は今、同プラットホーム上における国営メディアを広告出稿を禁じている

この新しいポリシーは同社が、中国と結びついた数百ものアカウントが関与している情報操作を見つけてから数時間後という早さで発表された。それらの情報操作は、香港で数週間続いている抗議活動に続くさまざまな出来事をめぐって「政治的不和」を撒き散らそうとする努力の一環だ。週末には100万を超える香港住民が、彼らが中国政府による権利の侵害と見なすものに対して通りに出て抗議運動を展開した。

関連記事
Twitter says accounts linked to China tried to ‘sow political discord’ in Hong Kong(中国と結びついている複数のアカウントが香港の政治抗争を煽っている、未訳)
Twitter is blocked in China, but its state news agency is buying promoted tweets to portray Hong Kong protestors as violent(Twitterがブロックされている中国で国営通信が香港の抗議運動は暴力と主張するツイートによる広告を展開、未訳)

Twitterは今回の声明で、国が資金を提供していて、言論機関として政府から独立していないメディア企業による同プラットホーム上の広告出稿を禁ずる、と言っている。BBCのDave Lee(デイブ・リー)記者によると、同じように国が資金を出していても、Associated Press(AP)やBritish Broadcasting Corp.(BBC)、Public Broadcasting Service(PBS)、そしてNational Public Radio(NPR))などは今回の規制対象にならない。

Twitterの声明によると、規制対象となるアカウントはTwitterの利用はできるが、同社の広告プロダクトにはアクセスできない。

声明では「あなたがフォローすることを選んだアカウントとの会話に参加することと、フォローしていないアカウントからの広告上でコンテンツを目にすることとは異なる。どちらに対しても弊社のポリシーはあるが、とくに広告主対してはより厳しい基準を設定している」とも記載されている。

そのより厳しい基準が今回適用される対象は、その財務や編集を国がコントロールしているメディアだ。Twitterによると、そのポリシーの適用はメディアのメディアとしての自由や独立性を基準にしている。とりわけ、記事やビデオに対して編集的コントロールが及んでいたり、出版物に対して財務的所有権を有していたり、政府が編集者や放送者やジャーナリストに影響力や妨害を揮っていたり、出版や流通に政治的圧力が及んでいたりするメディアは広告出稿を禁じられる。

また、エンターテインメントやスポーツ、旅行などの広告は規制を免れるが、その中にニュースがある場合には、その広告へのアクセスをTwitterはブロックする。

規制対象となるメディアは本日から30日以内にそれらの広告を取り去ること。それをしなかった場合は、Twitterが現在行われている広告キャンペーンを停止する。

国営メディアは相当前から、偽情報の源として非難されてきたし、2016年の大統領選ではロシアが行った主に民主党を非難する広告キャンペーンが問題になった。Twitterは、前にも国が金を出しているニュース企業を追放したことがある。2017年10月には同社プラットホーム上におけるRussia TodayとSputnik紙の広告出稿を禁じた。しかしRussia Todayは、Twitterは選挙前には同紙に広告出稿を強力に売り込んだと言っている。

関連記事: Twitter bans Russia Today and Sputnik from advertising on its service(Twitterがロシアの有力メディアの広告出稿を禁止、未訳)

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Twitter、新たな会話表示機能とオンライン利用者の表示機能を実装か?

TwitterのCEOであるジャック・ドーシーが、Twitterの新機能についてツイートしていた。新機能とは、オンラインになっている利用者を識別したり、あるいはやり取りされる会話を見やすくするものだ。

ツイートでは、オンラインのユーザーを示す機能を「プレゼンス」(presence)と呼んでいる。会話はスレッド形式で表示されるようになる様子。ドーシーのツイートには、新機能がどのようなものかを示すサンプル画像も含まれていた。

新機能が実装されれば、オンラインである利用者とのやりとりが容易になるのだろう。また、現在の仕様にくらべて、会話内容をフォローするのも簡単になるようだ。

ただし、このドーシーのツイートについて、とくにオンライン利用者の識別機能については反対の声も大きい様子。

プロダクト部門のトップであるSarah Haiderは、利用者からの懸念ないし疑問の声に答えている。曰く、オンラインであるかどうかを示す機能については、利用者各自が望むように制御できるようにしたいとのこと。オンラインであることを知られるのがいやな利用者は、自分の状態(オンラインであるかオフラインであるか)を隠す機能を用意しようと考えているようではある。

会話を見やすくする方向については賛成の声が大きそうであるものの、デザイン面についてはさまざまな意見があるようだ。たとえば、かつてTechCrunchの記者であり、現在はVCとして業界に関わっているM.G. Sieglerは「フラットデザイン」が良いとは思わないと言っている。iMessage風のインタフェースにすべきという声もあるようだ。個人的には会話のフォロー機能の改善には大賛成だ。会話のやり取りをフォローするのにいちいちクリックすることが要求されたりしなくて、現在の仕様よりも簡単に会話のやりとりをフォローできるのなら、それだけで便利になると思う。

ただし、オンラインであるかどうかを明示する機能を付加するというのは、良い考えのように思えない。個人的な利用目的から考えても、Twitterにそうした機能は必要ないように思う。会話は、その会話が行われる環境に応じた速度で行われるようになるものだ。すなわち、リアルタイムで会話することもあるし、あるいはタイムラグをもちつつ会話することもあるのだ。オンラインになっている利用者をわかりやすく示すというのは、たしかに便利なこともあるのかもしれない。しかしTwitterにそのような機能は必要ないと思うし、これに同意してくれる人も多いのではないかと思う。

今回紹介した機能が、いつから一般に公開されるのか(あるいはされないのか)は不明だ。一部のテストグループでは、新機能がすでに利用可能となっているようではある。TechCrunchではTwitterに質問を投げ、現在は回答待ちだ。新機能の公開スケジュールが明らかになればお伝えしたい。ただ、「それはどうでも良いので編集機能を実装せよ」という声の方が大きいようには感じている。

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(翻訳:Maeda, H

Twitterは今年の一年弱で新たに23万5000のテロ宣伝アカウントを停止、2/3は人的努力による発見

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昨年Twitterは、テロを宣伝するアカウントを停止してきた。同社の発表では、2015年半ばから2016年の初めまでで12万5000のアカウントを停止した。そして今日(米国時間8/18)の同社の発表では、さらに23万5000のアカウントが停止され、2年間の計で36万アカウントになった。

Twitter自身も認めるように、テロを宣伝するアカウントを早く見つけることは難しいが、しかし同社によると、一日の停止数は昨年の80%増となっている。大きなテロ攻撃があった直後には、停止アカウント数が急増するそうだ。

同社は、ツイートの一定のパターンを見つける、同社独自のツールにより、迅速な対応に努めている。そしてTwitter上のダーイッシュ(Daesh)のトラフィックは最近の2年間で45%減少した。発見されたアカウントのうち、アルゴリズムによるものはその約1/3で、残る2/3はTwitter自身による徹夜努力の産物だ。

今Twitterに詳しい情報を求めているので、得られ次第この記事を更新したい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

¡Finalmente! Facebookの近況アップデートが複数言語で書けるようになる

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本日(米国時間7/1)Facebookは、近況アップデートを複数の言語で簡単に投稿できる新機能を発表した。これまでは、各言語の翻訳テキストを含めた長い記事を投稿するか、言語毎に別々の記事を投稿する必要があった。

去る2月にFacebookは、Facebookページのオーナーが複数言語で近況アップデートを書ける機能のテストを開始したことを発表したが、このたびそれが一般ユーザーにも拡大されることになった。

使い方はこうだ。まず、ある言語で記事を書き、”Write post in another language”[他の言語で投稿する]のリンクを押す。どの言語を使うかを選び、翻訳記事を書いたら、それで終るかさらに別の言語を追加することもできる。読者は好きな言語のテキストを読むことができる。

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簡単そうに聞こえるが、Facebookによると、これを実現するにはかなりの開発が必要だったという。例えば、翻訳テキストを全部保存する方法が必要になるが、元々システムは一メッセージに一言語という前提で作られていた。

もう一つの課題は、どのユーザーにどの言語を見せるかの決め方だ。Facebookは「いくつかの情報を元に、どの言語を読者が求めているかを決める。アカウント設定の言語や地域、そのユーザーが通常投稿しているテキストの言語等だ(単純ベイズ分類器を使って、システムが識別できる全言語のテキストについて確率分布を求める)」と言っている。

Facebook広報はわれわれにこのシステムを「AI」として売り込もうとしたが、単純ベイズ分類器はかなり古くから出回っている(トーマス・ベイズがこの理論を示したのは18世紀のこと)。しかしFacebookは、この複数言語の翻訳テキストを、同社の機械翻訳システムの改善に役立てる計画であるとも言った。「これは、Facebookに分断する言語の壁をなくすという当社のビジョンに、われわれを一歩近づけるものだ」と同社は言った。

テストグループに入っている人は、アカウントの「言語」セクションで複数言語による投稿を有効にすることができる(Facebookページのオーナーでまだ機能を有効にしていない人は、ここに説明がある)。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ハートはお気に召さない? Twitterがマルチ絵文字によるリアクションをテスト中

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そう、 〈お気に入り〉が〈いいね〉に変わった。スターがハートに変わった。ツイーターの中にはこの変更を喜ばない向きもあるが、Twitterは、問題なく浸透している ― 新規ユーザーの間ではむしろよくなっている、と言った。

今日(米国時間11/16)本誌は、常に様々なことをテストしているTwitterが、絵文字を使って複数の方法で感情を表現する機能をユーザーに使わせているという情報を得た。ハートは忘れよう。そしてスターも。もしお望みなら。

これはボタンを無意味にするのか? もっと意味あるものにするのか? 私にはまだわからない。何かに反応する際に個人的感情を表せることは魅力だが、〈自分の〉感情が表現されなければ人々は不満を持つだろう。

先週パリで起きた事件によって、Twitterで「どう感じる」かを聞かれることに焦点が当てられた。そしてその主張はもっともだ。

[最近の愚かな攻撃に関する怒りのツイートに「ハート」をつけられれば、発信者に私の感情を伝えられるのに。]

CEO Jack Dorseyは、Twitterのシンプルさへの方向性を称賛していたが、このテストは混乱を避ける目的の変更を、再混乱させているように見える。たしかに、〈何にでも〉「いいね」や「好き」を付けるわけにはいかないし、Facebookもその点を回避する方法を探っているが、選択肢が多すぎると煩しいだけではないだろうか。

絵文字返信の「選択ホイール」は、Pathのデザインと少し似ている。

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Facebookが最近追加しようとしている機能は、明らかに影響を受けている。

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議論するまでもなく意味のあることが一つある。選択肢の中に有料絵文字が入ることを想像してほしい。一時的でもよい。あるブランドの新しいXXXXXXのプロモーションでもよい。そう、Twitterは新しい金儲け方法を見つけるのが実にうまい。

Twitterにコメントを求めているので、情報が入り次第更新する。

アップデート:Twitterの広報担当者から以下の声明が送られてきた:

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Twitter、GIFアニメをもっと楽しくする新機能 “ScratchReel” を公開

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Twitterはビデオで遊べる新しいオモチャ、”Scratchreel” を発表した。要するにこれは、短いGIFアニメを前後に擦ってクールな効果を出すしくみだ。

こちらのネイティブツイートで実際にどんなものかを感じてほしい。
[訳注:埋め込まれた状態では動作しない]

The Vergeによると、この機能はTwitterが2014年に買収したSnappyTVのチームによって作られた。

GIFアニメがこのプラットフォームでかなりの人気であることを考えると、こういうオモチャを投入することによって、コンテンツの魅力をさらに高めることができるだろう。あなたの大好きなネコGIFが、もう少しクールになる。TwitterのFlockイベントによって、新しい機能がいち早く世界に広がるのは良いことだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Twitter、ハート導入1週間後の「いいね」は6%増

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今日(米国時間11/10)サンフランシスコで行われたOpen Mobile Summitで、Twitterの製品担当副社長、Kevin Weilが、新しい〈ハート〉がユーザーの行動にブレーキをかけていないことを明らかにした。

むしろ、行動は増えている。

[〈お気に入り〉から〈いいね〉への変更によって、最初の一週間でユーザーの反応行動は6%増えた。]

[@kevinweilによると、人々はTwitterで〈いいね〉 (❤️)を〈お気に入り〉 (⭐️) より6%多く使っている。わかりやすいから、と彼は言っている]

理由? Weilによると、「わかりやすいから」。うなずける。これまでにいくつ〈お気に入り〉をもらえただろうか。増加は既存ユーザーで6%、新規ユーザーで9%だった。

スターからハート、そして〈お気に入り〉から〈いいね!〉への公式な変更は、11月3日に行われた。人々は不満を漏らしたが、大した違いはなかった ― ハードコアユーザーであるあなたの予想通り。

「スターをハートに変えるという大きな変更に際して、われわれは数多く議論を重ねてきた。多くの国々で多くの方法をテストした。様々なアイコン、様々な言葉を」、とWeilは言った。

「ハートは万国共通のシンボル。ずっと包活的なシンボルでもある」とWeilは付け加えた。

結局人々はハートの方が好きになるだろう。しかし、反対する意見も十分うなずけるものだ。一度決められた人の考えや行動を、こんな形で切り換えることは容易ではない。再び変更がないことを願うばかりだ…あるいはアイコンを広告主に入札させるようなことも。

Weilの発言はPeriscopeでストリームされたので、ライブを再現することができる(ウェブとAndroid版Periscopeの新機能のおかげで早送りや巻戻しも可能)。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Twitterのフィードバック要請 #HelloWorld、3日間で5746ツイートを集める

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CEO Jack DorseyはTwitterのデベロッパー会議 Flightの基調講演で、もっとデベロッパーの声を聞き会社の透明性を高めるすることを約束した。

Dorseyは、誰もが全員(特に39ヵ国から来た1500人の参加デベロッパーたち)、同社の製品について、どうすれば良くなるかを #HelloWorldのハッシュタグを使って提案することを要請した。

Twitterでは、お好きなことを何でもツイートしてください。Twitterに対する改善要望のようなツイートは、ハッシュタグ#helloworldでツイートしてください。私たちはそれらを真剣に検討し、このプラットホームを、ユーザのみなさまが誇りに思えるサイト、もっともっと利用したくなるサイトに、していきたいと思います。それは一晩では実現しませんが、これからの私たちが正しい意思決定をしていくことを、確信いたします。

今日(米国時間10/30)、Twitterはその進捗を報告した。

ブログ記事にチームはこう書いた:

JackのFlight基調講演後3日間で、計5746通のツイートが寄せられた。そのうち約700通がプラットフォームに焦点が当てられていた。大多数はTwitterの消費者アプリまたは当社ビジネス全般についてだ。Hacker News等のオンラインで起きている会話にも目を通した。

現時点では5746よりずっと多く受け取っているに違いない。今後もペースは遅くなっても続くだろう。

最後まで成し就げることが、サードパーティーデベロッパーの勢いを取り戻す鍵だ ― Twitterユーザー一般についても。会社は成長を加速するために新たな製品とアプローチに取り組んでおり、あらゆる助力を必要としている。そのアプローチがリップサービスであろうとなかろうと、何かをすると言い、実際にそうすることは、この会社にとって生涯あらゆる場面で重要だ。

Twitterは上位の要望項目をあまり具体的には語らず、Momentについては「数多くのフィードバック」があったとだけ言った。何かが反映された時には、提案した人がわかるようにしてくれることを願いたい。

一般ユーザー向け製品に関する上位の要望項目は以下の通り:

ツイートを編集できるように
140文字制限の撤廃(およひ同数の撤廃しないことへの要望)
リスト機能の改善
製品全体のアクセシビリティーの改善
多数のMoemntsに関するフィードバック
検索を改善するための提案

プラットフォームに関する要望は次の4分野に分けられると同社は言っている:

TwitterのAPI速度制限とトークン制限の変更
APIをもっと公開しベータアプリケーションをオープンにする
透明性の拡大とGnip利用へのアップグレード方法の明確化
デベロッパー契約とデベロッパーポリシーの明瞭化

つまり透明性が ― これまで以上に ― 今後の成り行きの鍵を握っている。

しかし、一つだけ…

どうかお願いだから、ツイートの編集はやめてほしい。Kim Kardashianは、これを提案したことで、未だに私の仮想ブラックリストに載っている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

世界の殆どで、Twitterはこう使われている

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何だかよくわからないが、Twitterには3.16億人だかのユーザーがいて、成長していない。 彼らは成長できるのか? 成長するのか? Twitterが何とかして消費者と共に勢いづき、投資家の信頼を取り戻したいのなら、答えなければいけない質問がたくさんある。

Twitterにとって一般認知度は問題ではない。Twitterを使っていない、そして今後も使うことのない多くの人々もTwitterが何であるかを知っている。そこは人々がわめき散らす場所だ。時々ニュースが湧き出るところでもある。そしてスポーツチームがダベりあう場所。

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先週末ESPNの人気番組Sports Centerで、ヤンキースがワイルドカードゲームのホーム球場開催権を得たことを聞いた。そうなったことは知っていたが、上のような劇場状態のことは知らなかった。

– チームAが他球場の途中経過をツイートで発表する
– チームBがそのツイートにお気に入りをつける
– チームAが元ツイートに対するチームBのアクションについてツイートする

私はTwitterでヤンキースをフォローしていない。誰がするものか。私はフィリーズファンだ。私は全く見ていなかった。

しかし…

ESPNが私に見せて、説明した…背景と共に。テレビ局は非常に「押しつけ」がましいやり方で、一般消費者であってコアなTwitterユーザーでない私に、Twitterは重要であり「誰もが」そこにいることを改めて強調した。もちろん画面にはお気に入りをつけたりシェアするためのボタンはない。しかしESPNのようなチャンネルが生放送時間を費してツイートを説明するのを見て、私はこのサービスがわれわれの生活に組み込まれていることを思い知らされた…好調な四半期決算を見るのとは違う形で。そう、企業経営にとっては決算の方が重要だ。すべては自然に起きている。

同じことは殆どのニュースネットワークで、もちろんCNNでも起きる。Twitterのニュアンスは、ツイートする人の個性によってほぼ作られ、われわれの日常に入り込んでいる。どの会社もそのためなら何でもする。そうだろうか? いや、それを収益化できればの話だ ― Twitterにはできていない。

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なぜTwitterは、ツイートを表示したり話題をシェアしたりすることを、自分たちよりうまくテレビ局やメディア企業にやられているのか。これはIT業界最大の謎の一つだと私は思っている。もし一連のツイートが主要なテレビ視聴者にとって十分意味があるなら、なぜオンラインでTwitterそのものの群がる人々にとって十分でないのか?なぜ、文脈のあるツイートによる魅力的体験は、4~5年来既にTwitterを使う唯一の方法になっていないのか?

¯_(ツ)_/¯

誰がTwitterの次期CEOになろうとも、この会社は他の全員が既に見つけている答を見つけ出す必要がある ― そしてウォール街が喜ぶようにそれを実行することが。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Twitterの投票(二択質問)機能はとってもひどいアイデアだ

If you use this photo, please link to www.CGPGrey.com for attribution.

ついにやった。Twitterがその掟(おきて)を破った。新しいCEOが、ではない。違う。それは、ユーザが関心を持つであろうコンテンツを配布するための、新しい方法でもない。

それは、投票だ。

そのまだ未完成な機能が多くのTwitter社員とアーリーアダプターたちのストリームを襲った。例を一つここに埋め込んでもよいが、長すぎる。画像にしよう:

Screen Shot 2015-09-25 at 9.43.25 AM

Twitterの良いところは、Jack Dorseyや創業者チームがこれまで何度も言ってきたように、人びとが自分の考えを共有し、自分の想いを語り、そのすべてをリアルタイムで行うことだ。投票以上に、これと対極のものはほかにない。実情は、Twitterはお金儲けをするために(統計的に扱いやすい)定型データが欲しいのだ。大量の定型データが欲しい。Facebookが、ずっとずっと昔に思いついたことだ。3億のユーザの140文字の物思いをスキャンして感情や兆候を知る代わりに、彼らは投票機能を展開することにした。

Do you like me? Y/N

私を好きですか? Y/N

ぼくもTwitterで、素敵なフォロワーのみなさまに、質問をしたことはある(今、あらためてお詫びしたい)。そのときは、すばらしい答が得られた。答がすばらしかった唯一の理由は、答を一つとか二つとか三つとか四つとかに制限しなかったからだ。答、といっても、140文字しか書けないし、その中にはユーザ名もある。にもかかわらずすばらしいから、まるで奇跡だった。

でも、こいつはどう?

Screen Shot 2015-09-25 at 9.50.56 AM
[質問訳: オプションが二つしかなくて、本当にいいですか?]

奇跡もクソもない。

投票でも、自分の考えを答えることはできるが、そのためなら、投票は最適の方法ではない。投票の答には、ツイートのほかの要素(テキスト、写真、…)をほとんど付けられないから、人が考えを表す最適の方法ではない。こんなものを、ユーザが求めたのか? これでTwitterの新規ユーザがぐっと増えるのか?

ありえないね。

ブランド(〜企業)やメディアやスポーツチームなどは、昔から二択の質問が好きだ。BuzzFeedもこのクソを埋め込んだし、それに来年は大統領選挙がある! でも、あなたが誰かに投票をぶつけたら、その人の本当の声を聞くことはできない。そんなの、心理学のイロハのイだ。しかし、Twitterは考えた: Twitterユーザの言葉は信用できない、Twitterは彼らに何もしてやれない(それは難しすぎる)、ツイートの構造を工夫すべきだ、コンテンツからお金を得るためにも…。

Screen Shot 2015-09-25 at 10.03.03 AM

これがいつ、Twitterの正式機能になるのか、その発表はない。上に書いたようなテストを今やってる、ということは、いずれ正式機能になるのだ。Twitterにコメントを求めたら、“Twitter上でユーザに投票を求める新しい方法を実験中である”、という答が返ってきた。

Screen Shot 2015-09-25 at 11.42.50 AM

やれやれ(ため息)。

こんなものより、バカな人たちからのいじめ(ハラスメント)がなくなって、もっと多くの人が、もっとたくさん自分の心を語れる方法でも考えろ。TwitterをかつてのMyspaceのQ&Aウィジェットみたいにしてしまったら、ユーザが増えるどころか、近寄らない人が増える。(投票ツイートをポストする人や企業の)うそっぽいプロフィールなんか、見たくもないね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa