Nintendo Switchのネットサービスは年会費20ドルで2018年にローンチ

Switchを持ってる人に重要なニュース: Nintendoが、この新しいゲーム機のネット上のサービスに関して詳細を明らかにした

今ゲームは、一般的に、ネットなしには語れない。Switchのサービスでは、その会員がクラシックゲームのライブラリ(図書館)にアクセスでき、友だちとネット上でプレイでき、そのためのアポイント(日時の約束)やチャットができる。これらのほかに、モバイルのアプリだけに提供されるサービスもある。それは、前から分かっていたことだけどね。

この、Nintendo Switch Onlineと名付けられたサービスは2018年に完全にローンチし、年会費19ドル99セントになる。そこまでずっぽり入れ込みたくない人用には、1か月3ドル99セントや3か月7ドル99セントのプランもある。これと同じ数字を、同社は前にも発表していた。XboxやPlayStationのネットサービスより安いけど、伝統的にNintendoのネットサービスは無料だった。

完全ローンチの前の限定バージョンは無料だ。この夏出る予定のモバイルアプリでも、それは同じだ。

嬉しい変更もある。クラシックゲームは1か月に1本という計画だったが、同社がKotakuに確認したところによると、その制限は撤廃された。

以下が、Nintendoの声明の原文〔英文〕だ:

Nintendo Switch Onlineの会員は、引き続きネットでもクラシックゲームをプレイできる。会員であれば、プレイの本数制限、回数制限、時間制限等はない。好きなだけプレイできる。

Nintendo Switch Onlineの会員は、Super Mario Bros. 3, Balloon Fight, Dr. Marioなど、さまざまなクラシックゲームをプレイできる。今後、さらに多くのゲームを発表していく。ネットサービスの立ち上げ時点では、クラシックゲームのライブラリにはNES〔ファミコン〕のゲームがある。Super NES〔スーパーファミコン〕のゲームは検討を継続するが、現時点でそのほかの発表の予定はない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Nintendo Switch版Minecraft登場

先週開催されていたMicrosoftのBuild 2017イベントの、多数の発表の1つにはなっていなかったが、(米国時間)5月11日朝、Microsoftは、数年前に25億ドルで買収したゲームであるMinecraftが、Nintendo Switchに登場することを発表した。Microsoftによれば、この新しいゲームにはコンソールバージョンと同じ機能が含まれており、さらにマルチプレイヤーのミニゲームBattle and Tumbleも含まれているということだ。

そしてSwitchの柔軟性のおかげで、もし全員がSwitchを持っているなら同時に8人のプレイヤーがオンラインで、もしくはローカルで遊ぶことができる。あるいは1台のコンソールを使って同時に4人が1台のテレビの分割画面上で遊ぶこともできる。もしテレビがない場合には、本体のスタンドを使ってテーブルモードで遊ぶこともできる。この場合でも最大4人のプレイヤーが分割されたスクリーン上で同時に遊ぶことができる。プレイヤーたちは好みに応じて、Joy-ConまたはProコントローラーのいずれかを使用することができる。

Switchはポータブルなので、家を出ても引き続きプレイすることができる。Microsoftによれば、大画面テレビを使っていたとしても、あるいは携帯モードで使っていたとしても、ゲームは720pの解像度かつ60fpsでスムースに動作する。

このエディションでは、MicrosoftはSuper Mario Mash-Up Packも投入している(Wii U版にもMarioのテクスチャとスキンがあった)。

このパックには、マリオの音楽やキャラクターだけでなく、クリボーやパックンフラワー、象徴的なパイプなどのマリオをテーマとしたワールドが含まれている。Super Mario 64からの15曲と、ゲームからは、ピーチ姫、キノピオ、ヨッシー、コクッパ、ワリオといった40のキャラクターが取り込まれている。

Nintendo Switch版Minecraftにはこの他にも、中国神話、ハロウィン、ギリシャ神話といったいくつかのワールドを加わっている。またRedstone Specialists、Battle and the Beastの複数のスキンパック、そして2つの詰め合わせパックを含む多くのスキンパックも加わっている。

Microsoftによればこのゲームは(米国時間)5月11日から公開されるが、まずは北米のNintendo eShopで公開され、翌日にはヨーロッパと日本でも公開される予定だ。物理的パッケージ版も将来登場の予定である。

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(翻訳:Sako)

Nintendo Switchのメモリを覗く/書き込むハッカーツールPegaSwitchが一般公開

Nintendo Switchが本当にハックされたのか、と世間が騒いだ翌日(米国時間3/14)、プログラマーたちのグループがPegaSwitchをリリースした。この“ツールキット”を使えば、無署名のコードをSwitchの上で…一定の制約はあるが…実行できる。完全なジェイルブレークではなくて、ジェイルブレークのきっかけになりそうな概念実証だ。

LiveOverflowと名乗るそのハッカー集団の一人は、“これで個々のファンクションを呼び出せる。まだ本格的なプログラミングはできない”、と言っている。“でもシステムを調べていくための入り口としては十分だ。恒久性はないし、任意のコードを実行できるわけではない”。

このエクスプロイトを試すには、自分のマシンの上でこのプログラムを動かし、Switch用のDNSサーバーをそのマシンのIPアドレスにセットする。SwitchがWi-Fiに接続しようとすると、それはそのマシンに捕(つか)まり、とてもシンプルなシェルからメモリに自由に何でも読み書きされるようになる。これまでのジェイルブレークならコードは本物の署名されたプログラムのように動くが、これはSwitchの脳を勝手に覗き込んでいるだけだ。

この方法で海賊版のゲームをプレイしたりはできない。このエクスプロイトは、いつシャットダウンしてもおかしくない。でも、Switchの内部に関心のある人にとっては、とてもおもしろいツールだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

このアダプターを使えば、NES ClassicでNintendo Switchのコントローラーを使える

Nintendo Switchのコントローラーは、トラブルはあるものの、順応性は高い。8bitdoの17ドルのRetro Receiverとアップデートされたファームウェアを使えば、最新のコントローラーをNES Classicで使える。Retro Receiverは様々なBluetoothコントローラーをNES Classicにつなぐためのハードウェアで、8bitdo自身が売っているNES30コントローラー・レプリカやPlayStation 4、Wii U Pro等々に対応している。

新しいファームウェアを入れると、左右のジョイコンとProコントラーラーが使えるようになる。Retro Receiverには元祖NES、SNESに差し込むバージョンもあり、Switchの最新コントローラーを年代物のゲーム機でも使えるようになる。

これはコントローラーを集約したい人にとって嬉しい知らせだ 。ジョイコンとProコントローラーをMacとPCとAndroidデバイスでほぼ追加ソフトウェアなしで使えるというニュースに続く朗報た。

もちろんNintendoはまだSwitchのコントローラー問題を解決しなくてはいけない。多くのユーザーが本体同梱の左ジョイコンで接続問題を経験している。Nintendoは他のワイヤレス機器と離して使うよう推奨しているがほとんどの場合現実的ではない。根本的解決はハードウェア修理しかない。

ともあれ、NES Classicのコントローラーに万が一何かあったときの備えとして有用な選択肢だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Nintendo Switchの左ジョイコン接続トラブルはハードウェアが原因

Nintendo Switchは素晴らしい。プレイしていない時でさえ私はゼルダのことを考えている。しかしお気づきの方もいるだろうが、左の「ジョイコン」コントローラーに接続の問題が見つかっている。Nintendo自身も対策を推奨している。そしてTechCrunchが入手した情報によると、接続問題はソフトウェアに留まらずハードウェアにも及んでいてジョイコンのリコールもあり得るという。

しかしなぜ、左のジョイコンだけが問題で右は大丈夫なのか? どちらも同じBroadcomのBluetoothトランシーバーを使っている。しかし、Nintendo Switchの分解記事を見ると2つのコントローラーは全く同じではないことがわかる。iFixitの写真を見てみよう。

ボタン配置の違い以外に、右側のジョイコンには赤外線センサーとNFCセンサーが付いている。左よりも部品がびっしり詰まっている。NintendoがBluetooth信号の強度を上げるために専用のアンテナをつけたのはそれが理由だ。基板の上に乗っているグレイのケーブルがBluetoothアンテナだ。

しかし左ジョイコンにはアンテナを基板に直接配置する場所が十分あるとNintendoは考えた。Ars Technicaが見つけたSpawn WaveのYouTubeビデオが説明しているように、基板の半島部分がアンテナだ。

これは実際にプレイしている時に左ジョイコンのコマンド送信に時々問題が起きることを意味している。Nintendoは、Switchをできるだけソファに近づけ、ルーターやケーブルや他の電子機器と離して置くことを推奨している。ただこれはあまり現実的でな方法ではない。

今Nintendoにはいくつか選択肢がある。将来の購入者のためにアンテナを改善した改訂版を開発することはできるはずだ。欠陥ジョイコンをリコールすれば全員がハッピーになれる。

ただこれは左ジョイコンが全く使えないという話ではない。本体から離れすぎていると不具合が起きやすいというだけだ。対策方法を推奨することで、Nintendoは何としてもリコールを避けようとしている。果たしてこれで十分なのかどうか今後に注目したい。

(さあ、ゼルダをやらなくちゃ…)

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ニンテンドースイッチは3月3日発売、日本での価格は2万9980円に——予約は1月21日より

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2016年秋に発表された任天堂の次世代ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」の詳細がいよいよ明らかになった。任天堂は1月13日、東京にてイベント「Nintendo Switch プレゼンテーション 2017」を開催。同時にオンラインでの動画配信を行った。発表によると発売は3月3日。日本のほか、米国、カナダ、欧州各国、オーストラリア、香港などでの同日発売となる。希望小売価格は2万9980円。(米国では299.99ドル)。日本での予約は1月21日から各種店頭で受け付ける。すでに開発が発表されていた任天堂のタイトル「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」もNintendo Switch版、Wii U版ともに3月3日に発売する。

据え置きゲーム機ながら、本体にモニターを完備、コントローラー部分を中心の接続部から左右に分離できるのは既報(こちらこちら)の通り。今回発表されたコントローラーの正式名称は「Joy-Con(ジョイコン)」。このjoy-Conと、液晶パネルを備えた本体部を組み合わせてさまざまなプレイスタイルを実現している。テレビと本体を接続して、コントローラーでプレイする通常の「TVモード」や、本体部とコントローラーを直接接続して携帯端末として利用する「携帯モード」、本体部の液晶にゲーム画面を表示し、コントローラーの左右部分を2人のプレーヤーがそれぞれ利用する「テーブルモード」などを想定する。

本体のバッテリー持ち時間はゲームにより2.5〜6時間程度。USB-C端末を通じて、プレイしながらACアダプタや携帯バッテリーで充電をすることも可能。また本体液晶は静電容量式タッチパネルとなっている。Wi-Fiを搭載するほか、最大8台までのローカルでの接続も可能だ。

Joy-Conは押し込み可能なアナログスティックやA、B、X、Y、L、Rといったボタンのほか、HOMEボタン、画面キャプチャーのボタンを備える。当初は静止画のキャプチャーを撮り、SNSにシェアできるが、将来的には動画キャプチャーにも対応する予定だ。また加速度センサー、ジャイロセンサーも左右のJoy-Conに備えるほか、もののかたちを認識するカメラ、臨場感のある触覚を提供する「HD振動」といった新しいセンサーを備える。

コントローラーは通常の黒色に加えて、蛍光色の赤と青を用意。またJoy Conの接続レール部分に差し込むストラップも各色販売する。

もちろん対戦やボイスチャットなどのオンラインサービスも提供予定だ。オンラインサービスは当面無料だが、2017年秋以降は有料化する予定。なおこれまでのゲーム機にあったリージョンロック(地域ごとに起動できるゲームソフトの制限をかけること)はかけないという。

ゲームソフトのラインナップも続々発表されている。左右のJoy-Conをそれぞれ使って体感操作をする格闘ゲーム「ARMS」(今夏発売)、画面ではなく一緒に遊ぶ相手の目や動作を見てプレイするゲーム「1-2-Switch」、人気シューティングゲームの続編「スプラトゥーン2」(今夏販売)や人気アクションゲームシリーズの「スーパーマリオ オデッセイ」(今冬発売)、モノリスソフトの「ゼノブレイド2」(2017年発売)、コーエーテクモホールディングスの「ファイヤーエムブレム無双」といったゲームタイトルのほか、50社を超えるソフトメーカーが80タイトルのゲームを開発中だという。

任天堂と言えば最近ではディー・エヌ・エー(DeNA)との提携を契機にスマートフォンアプリにも本格進出したことが話題。2016年末リリースした「スーパーマリオラン」でも注目を集めた。

ただ販売台数で見ると、現行機である「Wii U」は1336万台(2016年9月末時点)。同じく据え置き型ゲーム機であるソニー・インタラクティブエンタテインメントの「プレイステーション 4」の販売台数は5000万台(2016年11月発売の「プレイステーション 4 Pro」を含む)ということで、Nintendo Switchがどこまでこの状況を巻き返すのかは気になるところ。一方で株式市場は今回の発表を冷静に見ているようだ。任天堂の株価はは前日比1450円安(-5.75%)の2万3750円で取引を終了している。

これが任天堂の次世代ゲーム機、Nintendo Switchだ―ビデオで概要判明

2016-10-21-nintendo-switch

1年前から噂の的になっていた任天堂の秘密兵器がベールを脱いだ。これが次世代ゲーム・システム、Nintendo Switchだ(これまでの開発コードネームはNX)。

任天堂が上のプレビュー・ビデオを今朝(米国時間10/20)リリースした。任天堂が次世代ゲーム・コンソールの開発をしていると公式に認めたのは2015年3月にさかのぼる。ただしそれがどんな製品になるのか明かしたのは今回が初めてだ。

噂のとおり、新システムは家庭用据え置き型とポータブル型のハイブリッドだ。家庭用の大型TVで使う場合は専用のコントローラーで接続し、操作できる。コントローラーの両側面をスライドさせて外し、ポータブル・ディスプレイ(このユニットがゲーム機としての心臓部分を内蔵)に取り付けると、ユーザーは出先でゲームの続きを楽しむことができる。

任天堂では、しばらく前から次世代コンソールは2017年3月に出荷されるとしてきた。このビデオも最後にこのスケジュールを確認している。開発は軌道に乗っているらしい。

1-brain

任天堂Switchの据え置きモード。中央に見えるドックユニットに携帯用ディスプレイ兼ゲーム機本体機能がセットされ、充電されている。

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コントローラーはこのように分解される。右側と左側を上にスライドして外すことができる…

3-voltron

分解したコントローラーをポータブル・ディスプレイ/ゲーム機本体の両側に下向きにスライドさせてセットする。

4-portable

ポータブルゲーム機の完成だ。ボルトロン、変身せよ! 

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ポータブル・ユニットでゲームをプレイする場合でもコントローラーとディスプレイは分離可能。ディスプレイはスタンドとヘッドフォンジャックを備える。

7-controllers

任天堂では伝統的なスタイルのProコントローラーを出荷する。スライド式コントローラーでは物足りないユーザーはこちらを使える。

8-multiplayer

マルチプレイヤーがサポートされることも確認された! 複数のユーザーが一つのポータブル・ディスプレイを見ながら対戦することもできるし、それぞれのユーザーが自分のSwitchを使うこともできる。スライド式の新しいJoy Conコントローラーを使ってもいいし、自分のProコントローラーを使うこともできるようだ。任天堂ではそれぞれ独自のディスプレイを必要とするならプレイヤー全員がSwitchを持ち寄ることが可能だとしている。

さらに取材中…

〔日本版〕 任天堂ではSwitchのニュースリリースを公開している。文章は日本語で写真も掲載されているがビデオは任天堂サイト内のURL。現在サイト内のビデオ再生はかなり重いので、上記YouTube版のほうがすばやく再生できるもよう。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+