Samsung Galaxy Note 20 Ultraの実機レビュー

Samsung Galaxy Note 20 Ultraは価格が1399ドル(約14万8000円)のスマートフォンだ。Samsung(サムスン)の標準的な価格と比較しても、ハイエンドの高級デバイスである。このスマートフォンを購入するのはおそらく、飛行機に早めに搭乗して、他の乗客がぞろぞろと後方の座席に向かうのを眺めて優越感に浸るタイプの人だろう。

本記事で取り上げるGalaxy Note 20 Ultraに搭載されている機能のほとんどまたはすべては、最終的には比較的安価なモデルにも搭載されるようになる。しかし、Galaxy Note 20 Ultraは、高いお金を払ってでも他のユーザーより1年早く最新機能を使いたいという人向けのデバイスだ。

その代表的な例が5Gである。昨年のモデルではまだ高級機能だった5Gだが、Noteシリーズでは今や標準となっている(Galaxy Sシリーズでも、6か月後に出る新しいモデルではほぼ間違いなく標準となるだろう)。世界の携帯電話ネットワークは当時まだ5Gに対応していなかったかもしれないが、やはりお金を余計に支払うことをいとわない新しいもの好きの人向けの最新技術だった。

実のところ、Note 20とNote 20 Ultraのどちらも、いや、そういう意味では、S20シリーズのどの製品も、高級スマートフォンであることは間違いない。価格面では400ドル(約4万2000円)の差があるにもかかわらず、Note 20とNote 20 Ultraの大きな違いは片手で数えられるほどしかない。一番の明白な違いは画面だ。本当に高級デバイスかどうかは画面を見ればわかる。Note 20 Ultraの画面は本当に大きい。

ただ、Note 20が6.7インチ(2400×1080)でUltraが6.9インチ(3088×1440)なので、違いはわずかだ。S20シリーズの6.2インチと6.9インチの開きに比べると、差はかなり小さい。最大画面サイズがS20と同じで、しかもNote 20とNote 20 Ultraの画面サイズの違いが比較的小さいのというのは、Noteシリーズ全体にとって結局はマイナスになる。個人的には、ハイエンド機種はスマートフォンの画面サイズという点で限界に近づいているように思える。これは繰り返し言ってきたことだが、今回もそう感じる。

Image Credits: Veanne Cao

サムスンは9年前、Noteシリーズで、当時は不可能だと思われていた5.3インチの画面サイズを実現した。それをさらに6.9インチにまで拡大できたのは、サムソンが画面占有率の改善に尽力してきた成果だ。とはいえ、Ultraの画面は本当に大きい。筆者は片手で握ったときに手の指が完全に回りきらない。手やポケットの大きさにもよるだろうが、正直なところ、ここまでサイズが大きいと、それだけで買うのを控える人もいるだろう。

ここまで大きなスマートフォンを持つ利点は、バッテリー用に広いスペースを確保できることにある。Note 20 Ultraのバッテリー容量は4500mAhだ(Note 20は4000mAh)。悪くないが、S20 Ultraの5000mAhに比べるとかなり小さい。これは、内部面積のかなりの部分を占めるSペンのせいだろう。筆者は1回の充電で24時間以上(28時間近く)使うことができた。「一日中使える」というサムソンのベンチマーク結果を余裕で達成したことになる。

もちろん、結果は人によって異なる。米国では5Gの受信可能地域がまだ限られていることを考えるとなおさらだ。今回サムソンから送られてきたのはVerizon製SIMカードが挿入されたモデルだった(ちなみにVerizonはTechCrunchの親会社)。筆者が住んでいるクイーンズ地区では5Gネットワークに接続できなかったが、週末に歩いて橋を渡り、マンハッタンに入るとすぐに5Gにつながった。もっと理想的な環境であれば、LTEと5Gでバッテリーの消費量をより正確に比較評価できたと思うが、今(2020年)の段階でそのような環境を望むのは無理というものだろう。

Image Credits: Veanne Cao

Note 20とNote 20 Ultraのもう1つの大きな違いは、もちろんカメラだ。カメラモジュールも非常に大きい。デザインに多少の改善が見られるが、正直なところ、これでもまだかなり大きいと感じる。しかし、カメラの機能を考えれば、この大きさも許容範囲だろう。新しいNoteはどちらもトリプルカメラシステムを搭載しいるが、Ultraでは、広角レンズが12メガピクセルではなく108メガピクセルとなっており、これに12メガピクセルの超広角レンズと12メガピクセルの望遠レンズを組み合わせている。

Image Credits: Brian Heater

セットアップはS20 Ultraとほぼ同じだが、いくつか重要な違いがある。初心者でも使いやすいように、TOF(time-of-flight)の代わりにレーザーオートフォーカスが採用されている。もちろん、将来性という点ではTOFのほうが優れている。TOFは、最新のポートレートモード需要に対応できるだけでなく、モバイルソフトウェアにおける拡張現実の重要度が増せば、今後さらに重要な役割を果たすようになるだろう。とはいえ、日常的な写真撮影には、レーザーオートフォーカスのほうがより実用的だと思われる。また、このカメラの設定では、ポートレートモードを有効にしていなくても、リアルで効果的なぼけ味を入れることができ、接写撮影では非常に効果的だ。

Image Credits: Brian Heater

もう1つ、大きく変わった点がある。それは、スペースズーム機能の最高倍率が調整されたことだ。S20 Ultraで初めて導入されたこのスペースズーム機能は、驚異の100倍ズームが可能という謳い文句だった。しかし実際には、100倍に近い拡大率で撮影すると使い物にならず、期待外れだった。ほとんどの写真は抽象的な印象派の作品のようになってしまったからだ。Note 20 Ultraでは、高画質を確保しつつも、より扱いやすい50倍ズームが最高倍率となっている。

Image Credits: Brian Heater

50倍ズームにすることで画質が相当に劣化するリスクはあるが、総合的には100倍ズームよりもはるかに満足できる仕上がりになる。全体として、Note 20 Ultraのズーム機能は素晴らしい出来だ。デフォルトの写真ソフトウェアを使用する場合は、3本木のアイコンのままにして3つの主要カメラを切り替えて使用することをお勧めする。これにより、光学ズームが最大10倍に抑えられる。もちろん、必要に応じて、もっと高い拡大率も使える。

Image Credits: Brian Heater

サムソンは、カメラの品質を上げる方法として、主としてハードウェアの改善に重点を置いてきた。その成果は、撮影される写真を見れば明らかだ。これは、コンピュテーショナルフォトグラフィーによって他社との差別化を図ってきたGoogle(グーグル)のアプローチとは対照的である。Pixelのカメラ自体はかなり良い出来なのだが、高画質ズーム機能ではNoteにかなわない。もちろん、サムソンのアプローチはコストがかかる。このレビューでは、なんと言っても1400ドル(約14万8000円)のスマートフォンの話をしていることを忘れないでほしい。

画面は本当に素晴らしい。個人的には、色が過飽和気味になることがあるように感じるが(特に明るい赤の場合)、これは画面設定で「vivid(鮮やか)」を「natural(自然)」に切り替えるだけで簡単に修正できる。人によっては、「natural(自然)」にすると赤が少しくすんだ感じに見えるかもしれない。いずれにしても、これは単に個人の好みの問題なので、いろいろと試してみることをお勧めする。リフレッシュレートは120Hzに設定されており、流れるような動きを再現できるが、これもバッテリーを節約する必要がある場合は簡単に無効にできる。

指向性マイクは、S20で導入された機能だが、その良さがあまり知られていない。これを使うと、デバイスの位置に基づいて、どの方向から収音するかを決定できる。さらに気が利いているのは、録音時にGalaxy Live Budsをマイクとして使える機能である。これは特に、騒がしい環境で立ったままインタビュー動画を撮るときに便利だ。

Image Credits: Veanne Cao

Note 20はSnapdragon 865+チップ(基本的にはS20に搭載されたフラグシップ製品Snapdragon 865のオーバークロック版)を搭載した最初のデバイスの1つだ。クロック速度が若干向上し、グラフィックパフォーマンスは10パーセント向上している。2020年に、モバイルプロセッサの性能がこれ以上向上することはない。サムソンがMicrosoft(マイクロソフト)と一部のGame Passコンテンツの独占使用契約を締結した点については、もう少し詳細な情報を書く予定だ(個人的には、Bluetooth対応のモバイルXboxコントローラのリリースが本当に待ち遠しい)。

とはいえ、このデバイスで日常的なタスクの大半をこなせる。また、最新のSnapdragon製チップと12GBのRAMの組み合わせにより、クラウドゲーミングにも優れた性能を発揮するだろう。ストレージも128GBと大容量で、512GBまで拡張可能だ。さらには、microSDスロット(S20の2モデルにも搭載されているが、通常のNoteには搭載されていない)を使えば、なんと1TBまで拡張できる。

今後もNoteの新モデルがリリースされるたびにレビューを書くつもりだが、筆者は、Noteデバイスを10年近く使っているものの、スタイラスペン派ではない。それでも、筆者のひどい手書き文字を認識できるこのデバイスの能力にはいつも感心する。ここで特に宣言することでもないが、近いうちにスタイラスペン派に転向するかもしれない。Sペンは洗練されており、この数世代で応答性も大きく向上した。Air Actionsを使用すると、スタイラスペンを画面から離して使える。素晴らしい機能だが、やはり筆者は使わないと思う。もう1つ新しく追加された機能として、Audio Bookmarkがある。これを使うと、作成中のメモに録音音声を同期させることができる。もちろん便利な機能だが、その便利さが際立つのは、今後数世代のうちにライブの文字起こし機能à la Google Recorderが導入されたときだろう。

Image Credits: Veanne Cao

サムソンの主力製品を筆者が半年ごとにレビューする記事をいつもお読みいただいている方は、筆者が次に何を言うか見当がつくかもしれない。今回のNoteの新モデルは、何か重要な変更があるわけではなく、旧モデルの改良版という感じが強い。もしお使いのNoteが2~3年前に購入されたものであれば、慌てて買い換える必要はまったくない。2~3年というのは、モバイル業界のライフサイクルでは同じフェーズに属する期間だ。全体として、アップデートは改良的なニュアンスが強い。

それでも、旧世代のデバイスと同様、Note 20 Ultraは、現時点で入手できる最も優れたモバイルハードウェアである。特にカメラの素晴らしい機能は注目に値する。ただし、いつものことながら、最高のものは高い。1400ドル(約14万8000円)のAndroidスマホを買ってもいいと思えるなら、Galaxy Note Ultraは最高レベルのデバイスだ。

関連記事:サムスンが折り畳みスマホGalaxy Z Fold 2イベントを日本時間9月2日深夜0時にバーチャル開催

カテゴリー:ハードウェア

タグ:Samsung Galaxy スマートフォン レビュー

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(翻訳:Dragonfly)

IFAのエグゼクティブディレクターがコロナ禍でもリアルなテックイベントを続ける理由を語る

6月に全米民生技術協会(CTA、Consumer Technology Association)は、例年1月に開催する全米最大規模のコンシューマー・エレクトロニクス・ショーであるCES 2021を通常開催することを発表した。一時は、2年連続で新型コロナウイルスの感染蔓延の影響の辛うじて回避するするイベントになるはずだった。しかし1カ月後に主催者は方針を転換し、1月のCES がバーチャルになると発表した。失望したかもしれませんが、驚くべきことではないだろう。

過去5カ月間、MWCからE3、WWDC、Computex、そして初めてオンラインのみで開催されるTechCrunch取材のDisruptまで、次々とリアルイベントのショーの中止が発表されてきた。一方、ある主要な家電見本市では、この傾向を打破するために長い間計画きた。9月3日、IFAはドイツ・ベルリンでリアル
開催される。しかし、今年のイベントはこれまでとは劇的に異なるものになるだろう。

「通常、IFAは40以上のホールで開催されます。今年は、現時点ではステージと記者会見用のホールが2つ、展示ホール、プレスセンターホール、IFA NextとShift Mobility用のホールが1つあります」と、IFAのエグゼクティブ・ディレクターであるJens Heithecker(イェンス・ハイテッカー)氏はドイツからの電話で説明している。「出展社数は昨年の2300社に対し、170~180社程度になるだろう」とも語った。

ハイテッカー氏は、今年のショーについて語るとき声のトーンで憂鬱さを隠そうとしない。「少し詩的な表現をすると、例年の夏の終わりには、ベルリンには特別な空気があり、朝外に出ると、この空気を感じます」と同氏。「今年も同じような空気が流れていますが、ホールや展示会場のエリアを見るたびに、多かれ少なかれ空っぽになっています」と続けた。

私はこれまで何度かIFAに参加してきたが、いつもその組織的かつ混沌とした様子に心を打たれてきた。もちろん、どのテック系のトレードショーにもこのような要素はあるが、IFAは一般にも開放されており、メッセ・ベルリンのコンベンションセンターの迷路のようなホールは、業界の専門家や小さな子供を連れた地元の家族連れなど、独特な混在状況を生み出していた。A地点からB地点への移動にどれだけの時間を割くかによって、面白さと狂気が交互に現れるのだ。

今年のショーは「IFA 2020 Special Edition」と名付けられた。これは基本的には、過去数年に比べて大幅に規模が縮小されることを意味している。ハイテッカー氏によると、限定された招待者リストから約1100名のプレス関係者が登録しているという。私も招待リストに載っていたが、多くの人がそうであるように参加しないことを選んだ。率直に言って、ドイツに飛んで出展者や仲間のジャーナリストと一緒に会場内に立つというアイデアは、今回に限っては国内から追随するよりもはるかに魅力がないように思える。

私自身の安全意識が、新型コロナウイルスの感染蔓延に対する母国の対応の悪さに彩られているのは確かだ。しかし、世界では2450万人の感染者と83万3000人の死者が出ており、世界中で感染者数が増加し続けている。もちろん、ドイツは新型コロナウイルスへの対応には概ね成功しているが、それにも懸念がある。ノルウェーのようなほかのヨーロッパ諸国がドイツ人旅行者を検疫リストに追加している間、数が上昇しているので、国は再開計画を一時停止に入れている。

「3月の終わりまでに、私たちは自分たちで統計を作成し始めました」とハイテッカー氏。ドイツで増加している数字は、少なくともドイツ北部では主に検査を受けた人の数が2倍になっていることに起因しています。つまり、陽性検査を受けた人の割合は以前と同じです。だから我々は、状況によってより多くの人々を見つけるでしょう。一般的な状況は北部では悪化していません。ドイツ政府が今のところ南ヨーロッパ、特に南ヨーロッパでの休暇から戻ってくる人々を恐れているからです。それが今のところ、私たちが毎日のようにすべての数字を非常に近くに追っている主な理由です」と続けた。

限られたゲストリストという性質上、ASUS(エイスース)の最新ゲーム用ラップトップのよさを知ってもらうためにメディア関係者が小さな子供たちを押しのけていた過去数年間に比べて、参加者にとってソーシャルディスタンシングのほうがはるかに簡単に練習できるようになる。もちろん、単にスペースを増やすだけでは、ゲストがIFAに掲載されているマスクと社会的距離の1.5mの要件を守るとは限らない。

「参加者に気を配るためにマスクを着用する人が増えているので、距離を保つことになります」とハイテッカー氏は説明する。同氏は、このような社会的安全ルールを守ることを拒否した場合、参加者は施設から追い出されると付け加えているが、このような動きは当然ながら最後の手段である。

同組織はx「旅行規制が根強いため、アジアの企業がライブイベントに参加できない」として、ショーのグローバル・マーケット部分を取りやめることも決めた。2016年にOEM/ODM、小売業者、流通業者向けに開始されたこのイベントは、展示会の大部分とアジア諸国からの参加者を集めた。6月下旬、っサムスンは同イベントから撤退することを発表し、代わりにIFAの直前に独自のイベント「Unpacked」を選択した。

ハイテッカー氏は、サムスンの決定はハードウェア大手の英国オフィスからの言葉に基づいていると考えている。「2カ月、3カ月前、同社はどんなジャーナリストもIFAに参加するとは想像できなかった」と同氏はTechCrunchに語った。「また、あなたが『我々はIFAにすでに登録しています。必ず行きます』 と告げても信じなかった」とも語る。

同氏は、サムスンが本質的にIFAの存在感を利用して発表会を開催していると考えているが、サムスンが最終的にIFAに直接参加しなかったことを後悔するだろうと付け加えている。「サムスンは今年のIFAの前で記者会見を行い、業界のために、新製品のために、我々が醸成した注目度を利用していた。我々のショーの中ではなくても、IFAの力や活動を利用している」と同氏。「私たちはIFAを新しいプラットフォームで開催し、オンラインプレゼンテーションであっても、出席している人が誰でも、より大きなインパクトとはるかに多くの視聴者を、サムスンが自主開催するよりもはるかに多くの効果を得られる自信がありました」と続けた。

画像クレジット:Michele Tantussi / Getty Images

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(翻訳:TechCrunch Japan)

サムスンが折り畳みスマホGalaxy Z Fold 2イベントを日本時間9月2日深夜0時にバーチャル開催

バーチャルイベントの素敵なところの1つは、基本的に好きなだけ開催できることだ。国内を移動して、あるいは国境を超えての出席の依頼はしにくいが、1時間ライブストリームを視聴してもらうことはできる。

米国東部時間9月1日午前10時(日本時間9月2日深夜0時)、サムスンは折り畳みスマートフォンのGalaxy Z Fold 2にフォーカスした「Unpacked Part 2」をバーチャル開催する。第2世代のフォルダブル(折り畳み)は最近開催されたGalaxy Note 20イベントでほんの少し登場したが、時間のほとんどは新商品のスマホ、ウォッチ、ヘッドフォン、タブレットに充てられた。

正直なところ、我々は初代の多くの欠点を解決しようとしている今回の折り畳み機構について結構なことを知っている。まず初めに、スクリーンが補強されている。ヒンジもディスプレイの裏側にゴミが入らないようにアップグレードされている。取り外しできるように見えた保護レイヤーとともに、これらは初代で報告されたさまざまなスクリーンダメージの原因だ。筆者は壊れやすいスクリーンのために代替の端末を壊してしまった

今回のイベントは、もともとはIFAでの開催を計画していたもののようだ。サムスンは結局、新型コロナウイルス感染蔓延の懸念からベルリンで開催されるIFAへの参加を見合わせた。同社が追加で発表するハードウェアがない限り、前回のUnpackedよりも今回のイベントはコンパクトなものになると筆者は想像している。

新型折り畳みスマートフォンの予約受付はイベント開催日に始まる予定だが、出荷日や価格はまだ明らかになっていない。発表する人のために何かをとっておく必要がある。多くの点からして2000ドル(約21万円)した初代と似たような価格になると思われる。

画像クレジット: JOSH EDELSON / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

韓国内での新型コロナ感染再蔓延を受けサムスンがリモートワークの準備を進める

サムスンは一部の従業員を対象に、リモートワークのトライアルを始めると報じられている。これは3月以来最大の、新型コロナウィルスの感染拡大を受けてのことだ。同社の代表者の1人によると、このパイロットプログラムはサムスンの携帯電話および家電部門の一部の従業員を対象に行われる予定(ロイター記事)で、トライアルの評価後にさらに広範に実施される可能性があるとのこと。

韓国内で確認された新型コロナウィルス感染者数は、4月に一度安定した後、この数週間のうちに再び上昇を始めている。ジョンホプキンス大学のデータによれば、8月27日の時点で過去1か月で4503件の新規症例と13件の死亡が記録され、韓国内で確認された症例の総数は1万8706件、死亡は313件となった。

これまで韓国政府は、広範囲にわたる検査、接触者追跡、および移動制限命令を通じて、病気の蔓延をほぼ阻止することに成功(ウォール・ストリート・ジャーナル記事)していた。

しかし、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が「新型コロナウイルスが我が国に入って以来最大の危機」と表現した最近の流行は、韓国が新型コロナウイルスに向けての緊急対応システムを再稼働させる(ウォール・ストリート・ジャーナル記事)ことを意味する。つまり、すべての集会を10人までに制限する、より厳格な物理的距離確保命令の再発令だ。

6月に、サムスンの韓国内研究センターの1つが閉鎖され、そしてある従業員の子供が新型コロナウイルスの検査で陽性となったことを受け、1200人の従業員が自宅で仕事をするように命じられた(Business Korea記事)。4月に同社は、世界中の従業員のために地域対応チームを設置したことと、「可能な限り在宅で働くよう従業員に強く助言した」ことを発表した(サムスンプレスリリース)。

TechCrunchはサムスンに対してコメントを求めている最中だ。

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(翻訳:sako)

Samsung Pay Cardが英国でローンチ、英フィンテック企業のCurveと提携

Samsung(サムスン)の新しいマスターカードのデビットカードであるSamsung Pay Cardが米国時間8月18日、イギリスでローンチされた。

ロンドンに拠点を置くCurveと提携し、既存の銀行カードをすべて1枚のカードとデジタルウォレットに統合。これにより簡単に預金が管理でき、もちろんより広い範囲でSamsung Payが利用できるようになる(未訳記事)。

当然ながら、Samsung Pay Cardのユーザーは他のCurve機能が利用できる。その中には預金先にまったく依存しないカード支出の単一ビューだけでなく、インスタント支出通知、銀行より安いFX手数料、リンクされた銀行口座からのP2P支払い、および遡及的に支払いソースを切り替える機能が含まれている。

後者は「Go Back in Time」と呼ばれるもので、取引が行われた後にあるカードから別のカードに取引を移すことができ、支出をより柔軟にコントロールできる。例えば自分のリンクされたデビットカードのいずれかから大きな買い物をしたが、キャッシュフローのために別のクレジットカードに請求する方が良いと判断したとする。CurveとSamsung Pay Cardなら、それが可能だ。

さらに特典として、Samsung Pay Cardユーザーは特定の加盟店での買い物の1%、またSamsung.comでの購入金額の5%のキャッシュバックを得られる。

Samsung UK & Irelandでコーポレートバイスプレジデントを務めるConor Pierce(コナー・ピアース)氏は次のようにコメントしている。「サムスンはイノベーションの力を信じており、Curveとのパートナーシップをつうじて、サムスンのスマートフォンやスマートウォッチを中心に、顧客の支出管理方法を変える先進的な一連の機能を提供する。これは銀行業の未来であり、私たちはこの旅を顧客とともに続けることを楽しみにしている」。

関連記事:サムスンUnpackedイベントまとめ、5G対応のNote 20やTab S7、第2世代折り畳みスマホZ Fold 2などが登場

カテゴリー:フィンテック

タグ:Samsung Samsung Pay Card Curve

画像クレジット:Samsung

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

Galaxy Watch 3ファーストインプレッション、やはり回転ベゼルは素晴らしい

サムスンは、素晴らしいスマートウォッチを作っている。この事実は、シングルプレイヤー、つまりアップルによって伝統的に支配されてきたカテゴリについての議論の中では見過ごされがちだ。しかし最近、世界的に状況が少し変わってきている。アップルの市場シェアはやや低下しており、ファーウェイとサムスンがその一部を拾い上げている(canalysレポート)。

米国では、ファーウェイは米中問題という明白な理由からプレイヤーとしての存在感は薄くなっている。グーグルのWear OSはいまのところうまくいっていない。グーグルの買収ターゲットであるFitbit(フィットビット)は、独自のスマートウォッチで業界にインパクトを与えたものの、期待するほどの影響力は発揮できなかった。Garmin(ガーミン)も同じようにうまくやっているが、比較的ニッチな市場を狙っている。Androidとの互換性を求めている人、あるいはiPhoneとの互換性を求めている人にはサムスンがベストだ。

サムスンは以前から、同社のスマートウォッチと同様の考え方でウェアラブル製品に取り組んできた。多くのオプションと多くの機能、大きく派手なフットプリント。しかし、Galaxy Watch 3の最も注目すべき機能は、回転ベゼルの復活だろう。同社は最近、Activeシリーズで回転ベゼルを廃止し、触覚フィードバック(Haptic Approximation)機能を推してきた。それは間違いだったと思う。

回転ベゼルは、ディスプレイの境界線を回すことで画面を切り替える機能で、長い間Gearシリーズの最も特徴的なUIだった。もちろん、スマートウォッチのUIとしては圧倒的に最高だ。Apple Watchのデジタルクラウンもそれにもおよばないだろう。サムスンにはさまざまなスマートウォッチのシリーズがあるにもかかわらず、回転ベゼルを排除してきたのは不可解だったのだ。ありがたいことにGalaxy Watch 3には回転ベゼルが戻ってきた。回転ベゼルは、時計本体のほかの部分と同じステンレススチールで作られており、より良いグリップを持たせるためにギザギザになっている。スクリーン間をスムーズに回転させる機能自体は満足のいくものだ。

ベゼルは、ケースサイズの全体的な縮小に合わせて少し薄くなっている。全体としては、オリジナルのGalaxy Watchよりも14%薄く、8%小さく、15%軽くなっている。45mmモデルはほかのスマートウォッチと比べてもまだ大きいといえ、私の長年の不満の1つに対処する方向に向かってはいる。41mmバージョンも同様だ。これまでのGalaxy Watchは、昼夜を問わず身につけるデバイスとしては必要以上にかさばるという問題があった。

本体はまだ私の個人的な好みとしては少し大きいが、Activeシリーズを除けば、ここしばらくの間でサムスンのスマートウォッチの中では間違いなく快適なモデルと言える。メタリックボディーは、スマートウォッチとしてはかなり時代を超越したデザインで、数世代前から定番となっているスポーティーな外観も踏襲している。個人的にはもう少しシンプルなミニマリズム的なものが好きなのでGear S2シリーズは理想的なのだが、多くの人はもう少し複雑なものを好むことも認識している。

画面のサイズは、45mmモデルが1.4インチで、41mmモデルが1.2インチ。Apple Watchは、44mmモデルが1.65インチ、40mmモデルが1.5インチなので、それよりも小さい。しかし円形のデザインは画面サイズ以外の印象を与える。画面は素晴らしくクリアであり、環境光センサーによって昼間でも文字などがハッキリ見える。付属には本体にマッチしたレザーバンドが含まれている。もちろん、無数にあるサードパーティー製バンドと交換することも可能だ。

Galaxy Watch 3のOSとして採用されているTizenは、常に奇妙な選択のように見える。しかし、グーグルは独自のウェアラブルOSの普及に難航しており、サムスンの自社のスマートウォッチ用OSとしてTizenを最適化してきた。アプリ数についてはApple Watchに遠くおよばないが、ここで重要なパートナーとなるがSpotifyだ。アップルがスマートウォッチとストリーミングの両分野で重要なポジションを占めていることを考えると、今回の提携は双方にとって理にかなっている。そのほかの重要なポイントとしては、プレイリストをデバイスに直接ダウンロードできる機能がある。スマートフォンを家に置いたままでも外で運動できるのだ。

Galaxy Storeに欠けているものはアプリだ。文字盤は現在8万種類以上あるし、モジュール式のコンプリケーションも40種類ある。また、写真などを取り込んでカスタム文字盤を作成することもできる。

バッテリーに関しては、常時点灯のディスプレイをオフにしていれば丸2日に2時間ほど満たないほどの時間、連続して使えた。手首に大きな腕時計をつけて眠りにつくのが快適だと仮定すれば、週に数日の睡眠トラッキングを利用するのに役立つだろう。慣れるまでには少し時間がかかるとは思うが。なお、Always-onを有効にするとバッテリーの持続時間は半分ほどになる。

Galaxy Watch 3は、選択したワークアウトを自動検出する機能を備えている。ランニング分析機能は、Galaxy Active 2で導入された機能に加えて、もう少し詳細になっている。ランニングが完了したあと、ランニングのメカニズムを詳細に分析し、ランニングに関連したケガを軽減するためのアドバイスをもらえる。ちなみに私は元ランナーなので、フォームが悪いと怪我をしやすいというのは事実として知っている。

アップルがwatchOS 7でApple Watchの睡眠追跡機能に本腰を入れ始めたことを受け、サムスンは自社の体験を改善しようとしている。Galaxy Watch 3は、浅い眠り、深い眠り、レム睡眠を分解し、就寝中の状態を教えてくれる。私は40歳代のスコアを得られたが、同じ年齢層でも70歳代前後のスコアの人もいた。個人的には、自分自身がよりよい睡眠状態を獲得するために「新型コロナウイルスについて常に考えないようにする」機能が必要だと感じる。

米国では、2つの重要な健康関連機能がすぐに利用できる状態ではない。具体的には心電図モニターと血圧計は承認を待たなければならないので、いまのところ評価は保留せざるを得ない。

気になる価格だが、サムスンはGalaxy Watch 3で価格競争をしようとしているわけではないようだ。41mmモデルが400ドル(約4万2700円)、45mmモデルが430ドル(約4万6000円)というのは、スマートウォッチとしてはプレミアム価格。同社がファーウェイやFitbitのような企業を主要なライバルと見ていないことは明らかだろう。サムスンはフラッグシップのスマートフォンと同様に、アップルをしっかり視野に入れており価格もそれに見合っている。Apple Watchは依然としてiOSユーザーにとって最良の選択肢だが、Androidに関してはサムスンが提供するプレミアムサービスに対抗できるものは少ない。

画像クレジット:Brian Heater

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(翻訳:TechCrunch Japan)

Galaxy Tab S7+ファーストインプレッション

サムスンのUnpackedイベントでは、5つの主要な新しいデバイスが発表されたが、Galaxy Tab S7シリーズはそれほど注目されていなかった。Galaxy Noteシリーズのようなスター性はないし、新しい折り畳み式やBluetoothイヤホンのような目新しさもないので当然かもしれない。一般的にタブレットは、かつてのように刺激的なプロダクトではないのだ。

しかし、サムスンはタブレット端末を相変わらず作り続けている。同社が多くの種類のタブレット端末を作っているのは、もちろん需要があるからだろう。それぞれが異なる価格でターゲットとする顧客層を持っているとはいえ、なぜこれほど多くの種類を作れるのか不思議だが。その中でGalaxy Tabシリーズは、常に注目すべき製品であり、Galaxyシリーズを補完するためにデザインされたプレミアムなタブレット体験を提供している。

実際のところAndroidタブレットの大部分が低価格端末に属するが、サムスンは依然としてiPadと真っ向から勝負できる端末を製造している数少ないメーカーの1つだ。なお、最新モデルにはいくつかの重要な機能があるが、今回送られてきたレビューユニットのGalaxy Tab S 7+では使えないので、またの機会に紹介する。

さて、このデバイスは、5G接続に対応する最初のタブレットの1つだ。価格や発売時期はまだ未定だが、正直なところ多くの人が自宅で仕事を続ける現状では、タブレット端末にモバイル接続を求める需要はそれほど多くないだろう。新型コロナウイルスが終息して旅行などが再開したときには、また別の話になるかもしれないが。

とはいえ、サムスンがUnpackedイベントの直後に送ってきたモデルはまさに野獣ともいえるスペックだ。価格は849ドル(約9万円)からで、上位モデルはメモリーが6GBから8GB、ストレージが128GBから256GBにアップ。そして、最先端のSnapdragon 865+を搭載する非常に高性能なマシンに仕上がっている。

デザインも、このプレミアムなスペックにマッチしている。初期モデルのようなプラスチックではなく、光沢があり頑丈なガラスとアルミニウムのデザインに変更されており、価格に違わぬプレミアムな外観だ。重さは、12.4インチモデルは1.26ポンド(約570g)。少し重いが、12.9インチのiPad Proは1.41ポンド(約640g)なのでiPad Proよりは軽い。要するにこれらのデバイスは、ベッドに横たわっているときに顔の上に持ち上げやすいようには設計されていないということだ。

もちろん、これらは本当のマルチタスクの仕事用マシン、ホビーマシンとして意識して設計されている。私は仕事ではタブレット端末ではなくノートPCを使って原稿を書く派だが、このカテゴリーが近年進歩していることは評価している。また、Androidデバイスであれ、Surfaceであれ、iPadであれ、職場のPCとタブレットを交換することに成功している人を何人か知っている。

タブレット端末を仕事用マシンとして評価する際に重要になるのが純正ケースだろう。サムスンはこのケースをいくつかの点で改善している。タイピング性能についてはノートPCの専用キーボードには及ばないが、かなり洗練されている。カバーに内蔵されているバネの影響もあり、キーには適度なストロークがある。レザーケースは2つに分かれているので、キーボードがなくてもスタンドとしても使える。もちろん、この種のケースのトレードオフとして、カバーを外さないと膝の上では使いづらいという欠点はある。

そして、サムスンのタブレット端末といえばS Penだ。Galaxy Tab S7シリーズにはスタイラス用のスロットは用意されていないが、S Penはもちろん付属しており、少し弱いがデバイスの上部に磁気で吸着する。同社はこのS Penのための小さなエコシステムを着実に作り上げており、私の読みにくい筆跡を認識して変換してくれることに感心する。まじめな話、私のすでにひどい字の書き方は、時間の経過とともに衰えるばかりだ。

120Hzのリフレッシュレートを備える美しいOLEDディスプレイもポイントだ。ただし、作業内容によってはバッテリーを節約するために切り替えが必要になるかもしれない。バッテリー容量は、8000mAhと10900mAhでどちらのモデルも十分な容量を備えている。5Gモデルは間違いなくヒットすると思う。

そして、サムスンはDeXをこれまで以上に強く推進しているようだ。キーボードを接続したときにデスクトップ風の画面に自動的に切り替わるように設定できる。インターフェースもWindowsのデスクトップ体験に近いものを目指しているが、多くのアプリはまだDeXをサポートしておらず、全体的にまだぎこちない。マルチタスク機能などを改善する方法であれば容易に想像できるが、それがすべてではないだろう。

画像クレジット:Brian Heater

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(翻訳:TechCrunch Japan)

サムスンUnpackedイベントまとめ、5G対応のNote 20やTab S7、第2世代折り畳みスマホZ Fold 2などが登場

Samsung(サムスン)が初めて開催したバーチャルのUnpackedイベントは、全体的な演出と総じてぎごちない点で、Microsoft(マイクロソフト)とApple(アップル)の最近のイベントの中間ぐらいの出来栄えだ。開始が数分遅れ、画面上の数々のプレゼンテーションはぎごちなさに輪をかけた感じだが、全体としては、同社が「The Next Normal」と呼ぶだけあって、上品な仕上がりの初のバーチャルイベントだった。

ショーの終盤にモバイル部門のトップを務めるTM Roh(TM・ロー)氏が「サムスンの未来は5Gとフォルダブルが大黒柱だ」と説明した。たしかに5Gは当然だろう。今回のイベントで同社は、同社の主力機のすべてにわたって、次世代ワイヤレス技術(5G)を標準仕様にしていく第一歩を踏み出した。また、同社のタブレットにもそれは最初にお目見えすることになる。

予想どおりのビッグニュースは、サムスンの長年のお気に入りデバイスであるファブレット系列だ。Galaxy Note 20は6.7インチと6.9インチのどちらもモデルも5G対応になった。Ultraバージョンはリフレッシュレートが120Hz、ハイブリッド方式の50倍スーパーズームだ。今年始めに紹介されたGalaxy S20と同じ技術を使っている。

UWB(Ultra-Wideband、超広帯域無線)も登場したが、これはあまり強調されなかった。UWBの新しい機能としては、近接ファイル共有、セキュリティ関連製品メーカーであるAssa Abloy(アッサアブロイ)の未来解錠(アンロック)機能、AR(拡張現実)要素よる電話機捜索機能などがある。Xboxのトップを務めるPhil Spencer(フィル・スペンサー)氏が短時間リモートでカメオ出演し、Game Passへのアクセスも発表した。100以上のタイトルが、Galaxy Note 20シリーズでストリーミングで楽しめる。

価格は、6.7インチが1000ドル(約10万5500円)、6.9インチが1300ドル(約13万7000円)だ。発売は8月21日の予定。

そのほかで5Gの仲間に新たに加わったのはGalaxy Tabシリーズだ。サムスンによると、この系列には「5Gをサポートする米国で初のタブレット」が含まれる。Galaxy Tab S7、同S7+はそれぞれ、ディスプレイが11インチと12.4インチで、価格は650ドル(6万8500円)と850ドル(約9万円)だ。5Gバージョンは、価格の発表なし。

新しいウェアラブル製品が2つ発表された。中でもエキサイティングなのはGalaxy Buds Liveだろう。同社のワイヤレスイヤーバッドは一貫してしっかりした作りだ。最新バージョンではやっとアクティブノイズキャンセリングが導入された。ちょっとクールな機能としては、インターネットに接続されたGalaxy Noteデバイスではマイクロフォンと二役になる。この豆みたいな形のBudsは、本日から170ドル(約1万8000円)で買える。

Galaxy Watch 3の最もエキサイティングな部分は「ベゼルの復活ではない」と言ったら嘘になる。それは長年、サムスンのスマートウォッチの最良の部分だった。睡眠とフィットネスのトラッキング機能が改良され、ECGモニター(心電図モニタ)も搭載されている。同社によるとこちらは、FDA(米食品医薬品局)の認可が下りたばかりだ。Galaxy Watch 3の価格は、41mmが400ドル(約4万2000円)、45mmが430ドル(約4万5000円)だ。さらに、50ドル高いLTEモデルも出る予定となっている。

気になる折り畳み(フォルダブル)についても最新モデルが発表された。そのGalaxy Z Fold 2は、韓流スーパースターであるBTSの力を借りている。ニューバージョンの注目ポイントは、旧バージョンの大量の問題点の修復がほとんど。例えば、画面のガラスの強化、蝶番にゴミが入って画面が壊れる問題など。フォルダブルに関する詳しい情報は、9月1日に改めて発表される。

画像クレジット: Samsung

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

サムスンのGalaxy Tab S7では5G対応モデルも登場へ

Samsung(サムスン)は5Gに本腰を入れている。同社は次世代ワイヤレス技術のアーリーアダプターであり、新たに発表されたGalaxy Note20にも導入した。そしてサムスンの新型タブレットは、アップグレードオプションとして5Gへの接続に対応することになる。

今日のUnpackedイベントで発表された5機種の中に含まれているGalaxy Tab S7とS7+は、プレス資料によると「米国で初めて5Gに対応したタブレット」として登場するという。なお製品が対応しても、通信キャリアがどれだけの範囲で5Gサービスを提供するかどうかは別問題だ。

両モデルはそれぞれ11インチと12.4インチの画面を搭載し、Dolby Atmosとサムスン独自のAKGチューニングによる4基のスピーカーを備えている。内部スペックとしては6GB/8GBのメモリ、128GB/256GBのストレージを搭載し、microSDカードは1TBまで拡張可能。バッテリーの容量はS7が8000mAh、S7+が1万900mAh。5Gが生活にどれだけの影響を与えるかは気になるところだ。

Galaxy Tab S7は秋のいずれかの時点で発売され、価格はS7が650ドル(約6万9000円)から、S7+が850ドル(約9万円)から。5Gモデルの価格設定やタイミングについてはまだ発表されていないが、サムスンはいずれ米国kで発売すると約束している。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

サムスンがAndroidタブ「Galaxy Tab S7/S7+」を発表、初のAndroid版「CLIP STUDIO PAINT」同梱

サムスン Galaxy Tab S7

サムスンは8月5日、11型Android 10タブレット「Galaxy Tab S7」、12.4型「Galaxy Tab S7+」および各5G対応版を発表した。

Galaxy Tab S7およびS7+は、スタイラスペン「S Pen」最新版が付属。CLIP STUDIO PAINT初のAndroidバージョンとして、プロ向けイラスト・マンガ制作ツール「CLIP STUDIO PAINT EX」を同梱しており、6ヵ月間無償利用できる。

サムスン Galaxy Tab S7

Tab S7/S7+ともマルチウィンドウ機能により最大3つのアプリを同時表示し切り替えながら利用できるほか、ブックカバーキーボードも付属しており、一般的なPCのように文字入力などを行える。

サムスン Galaxy Tab S7

また「Galaxy Note 20」シリーズ同様、Samsung Notesアプリを利用し、PowerPointデータ・Wordデータの書き出し、各種データの同期などを行える。

Galaxy Tab S7は、最大解像度2560×1600ピクセル(276ppi)の11型LTPS TFT液晶ディスプレーを搭載。リフレッシュレートは最大120Hzで、色域はDCI-P3準拠となっている。

メモリーは6/8GBで、ストレージは128/256/512GB。外部ストレージとして最大1TBのmicroSDカードを利用可能サイズは253.8×165.3×6.3mmで、重量は498g(Wi-Fi)、500g(LTE)、502g(5G)。

Galaxy Tab S7+は、最大解像度2800×1752ピクセル(266ppi)の12.4型Super AMOLED(有機EL)ディスプレーを搭載。リフレッシュレートは最大120Hzで、色域はNTSC準拠。またHDR10+に対応。サイズが285.0×185.0×5.7mmで、重量は575g(Wi-Fi/LTE/5G)。

Galaxy Tab S7は動画再生時最長15時間稼働可能で、Galaxy Tab S7+は最長14時間。どちらも高速充電をサポートしている。

サムスン Galaxy Tab S7

サムスン Galaxy Tab S7

 

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Samsung(サムスン)はバーチャル開催のUnpackedイベント向けに5つの「パワーデバイス」を約束していた。Note 20Galaxy Watch 3Tab S7(未訳記事)、Buds Liveはもうわかっている。で、残る1つは? 我々はこれまでの記事をベースに、サムスンが新たな折り畳み(フォルダブル)をデビューさせるはずと推測した。しかし最大の疑問は、最近発表されたGalaxy Z Flip 5Gのリフレッシュになるのか、あるいはまったく違うものになるのかということだ。

明らかになったは、最初のフォルダブル、つまりトラブルが続いたGalaxy Foldの後継機だ。出だしで何回か失敗したのちに、イノベーティブだが全体的に壊れやすい端末を「100万台販売した」(未訳記事)と同社は話す。しかし、今年初めに発表したクラムシェルスタイルのFlipは受けがよく、正直に言うとサムスンが最初にリリースすべき折り畳み端末だった。

そうしたことを踏まえ、同社は新バージョンのFoldをどうアップさせたのか?まず初めに、フロントのディスプレイに手を加えている。Galaxy Z Fold 2ではメーンのフォルダブルディスプレイが7.6インチなのに加え、フロントのディスプレイも6.2インチとかなり大きくなった。

カラーはミスティック・ブラックとミスティック・ブロンズで、新Notes、そして今日発表されたその他のデバイスとマッチしそうだ。

サムスンは発表資料の中で、「2つのフォルダブルデバイスをリリースし、ユーザーから最もリクエストの多かったアップグレードについてのフィードバックに耳を傾けた。さらに改善され、ユニークなフォーダブルユーザーエクスペリエンスをもたらす、意義あるイノベーションとなったGalaxy Z Fold 2を発表する」と書いている。

イベントは、人気の男性ヒップホップグループBTSが箱を開封して端末を取り出すという短いビデオで終わった。実際、同社はボックスの中身そのものについての説明に多くの時間を割いた。新モデルは薄く、スクリーン間のギャップが小さくなった。「スクリーンは前モデルよりもかなり強化され、ヒンジは再設計された」とサムスンは説明する。前バージョンよりすべてよくなっているようだ。

スクリーンのフロントは、サムスンブランド向けのフレキシブルなガラスUltra Thin Glass (UTG)を搭載している。新しいヒンジは60のパーツから構成され、さまざまな角度で開いた状態を維持できる(Flipと似ている)。また内部には「スイーパー」ブラシがあり、これは内部に入るゴミを最小限に抑えるためのものだ。この点は、前のFoldでは大きな失敗だった。

新フォルダブルのこうしたいくつかの詳細以外については、同社はまだ語る用意はできていないようだ。その代わり、追加の情報を来月明らかにすると約束した。9月に予定されていたIFAに代わるプレスイベントで発表すると思われる。完全な披露は9月1日に先送りされ、続いてプレオーダーの受付が始まる。願わくば、その際、実物を手にする機会があるといい。今度は優しく扱おう

画像クレジット:Samsung

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(翻訳:Mizoguchi

サムスンが新ワイヤレスイヤフォン「Galaxy Buds Live」を発表、2万円弱ででアクティブノイキャン搭載

サムスンは高品質のイヤフォンを数年前から作っている。特にエキサイティング、または革新的なものではないが、同社が置かれている競争の激しい市場では有望な選択肢の1つだ。本日開催されたUnpackedイベントでは、その増え続けるスマートフォンオプションのリストに新たなモデルを加えた。

すでに初期のリーク情報に基づいて「Galaxy Bean」のニックネームが付けられていたが、その理由は明白だろう。ここで最も注目すべきは、アクティブノイズキャンセリング機能が追加されたこと。これは高価格帯のイヤフォンが搭載する機能だった。

170ドル(約1万8000円)という価格は決して安くはないが、ソニーの「WF-1000 XM 3」(2万5880円)やアップルの「AirPods Pro」(2万7800円)ほど高価ではなく、購入を検討する価値はあるだろう。正直言って、誰もが200ドル(約2万1000円)以上を出してワイヤレスイヤフォンを買おうとしているわけではないし。

  1. Galaxy-Buds-Live_All-Colors_Closed

  2. Galaxy-Buds-Live_Mystic-White_Side_Closed-Case

  3. Galaxy-Buds-Live_Mystic-White_Side_In-Case

  4. Galaxy-Buds-Live_Mystic-White_Side_One-In-Case

  5. Galaxy-Buds-Live_Mystic-Bronze_Side_Out-of-Case

  6. Galaxy-Buds-Live_Mystic-Bronze_Side_One-In-Case

  7. Galaxy-Buds-Live_Mystic-Bronze_Side_In-Case

  8. Galaxy-Buds-Live_Mystic-Bronze_Front

  9. Galaxy-Buds-Live_Mystic-Black_Side_One-In-Case

  10. Galaxy-Buds-Live_Mystic-Black_Side_Out-of-Case

  11. Galaxy-Buds-Live_Mystic-Black_Side_In-Case

  12. Galaxy-Buds-Live_Mystic-Black_Side_Closed-Case

  13. Galaxy-Buds-Live_Mystic-Black_Front

  14. Galaxy-Buds-Live_Mystic-Black_Front_Out-of-Case

  15. Galaxy-Buds-Live_All-Colors_Top

Galaxy Buds Liveは、Buds+よりも大きい12mmのスピーカーと低音用ダクトを備えている。3つのマイクも内蔵しており、Galaxy Note 20を接続してビデオを撮影している間、電話のマイクを二重にすることができる。IPX2(水滴防御レベル)の防水仕様、取り外し可能な2つの異なるサイズのチップが付いており、耳の形状に合わせて選べる。

バッテリーは1回のフル充電で8時間(アクティブなノイズキャンセリングモードをオンにした場合は6時間)。さらにバッテリー内蔵の専用キャリングケースで充電すれば21時間使用できる。また、5分間の急速充電で1時間の再生が可能だ。Buds Liveはサムスンのサイトからすでに入手できる。

画像クレジット:Samsung
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(翻訳:TechCrunch Japan)

サムスンが新スマートウオッチ「Galaxy Watch 3」を発表、回転ベゼルがスリムになって復活

回転ベゼルは、スマートウォッチにおける戦いにおいて、常にサムスンの秘密兵器のように思える。それは間違いなく、最高の入力デバイスである。誰も、アップルのデジタルクラウンでさえ近付けないだろう。そのため、サムスンが「Active」シリーズのにこの回転ベゼルを採用しなかったのは少々不可解だった。同社「デジタルベゼル」が同じくらい良いものであることを皆に納得させよう考えていたのなら。

ありがたいことに、新しく発表された「Watch 3」はこのベゼルを取り戻した。同社は、それが「スリム化された」バージョンであることをアピールした。なぜなら、同社のスマートウォッチは、スマートフォンと同様、すこしかさばる傾向があったからだ。また同社は、手首に装着するハードウェアのランナップが多すぎる傾向もある。

Watch 3は、41mmと45mmの両バージョンが用意されており、前モデルより14%薄く、15%軽くなっている。同社はまた、1回の充電で丸2日間のバッテリ持続時間を約束している。これは、National Sleep Foundation(米睡眠財団)が承認した睡眠追跡機能の導入に必要な機能であり、呼吸、動き、およびレム睡眠サイクルを測定して、就寝中の体内活動をより詳しく把握することができる。

VO2最大血中酸素追跡、落下検出、ランニングコーチと40種類のトレーニング(そのうち7つは自動検出可能)のアクティビティトラッキングなどが備わっている。時計には、心電図と血圧計も搭載されており、どちらも韓国で利用可能だ(米国のユーザーはFDAの承認を待たなければならない)。

Watch 3は8月6日発売で、価格は41mm版が400ドル(約4万2200円)、45mm版が430ドル(4万5400円)。また、それぞれのLTE対応バージョンもあり、価格は450ドル(約4万7500円)と480ドル(約6万600円)。

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(翻訳:TechCrunch Japan)

ファーウェイが第2四半期スマートフォン出荷台数でサムスンを抜く

ここ数年はHuawei(ファーウェイ)にとって順風満帆な状況ではなかった。同社の急成長は米国政府との間で継続中な紛争、とりわけGoogle(グーグル)のアプリやサービスへのアクセスを妨害されたことで、中断されている。しかしCanalysの最新レポートによると、2020年第2四半期(4月〜6月)の世界スマートフォン出荷台数で、巨人のSamsung(サムスン)を抜いて首位に立ったことから、かなり明るい見通しが描けている。

このニュースはいくつかの理由から画期的な出来事であるが、Apple(アップル)でもサムスンもない企業がCanalysのチャートでトップになったのは、9年ぶりであるという事実も重要だ。ファーウェイの数字を押し上げているのはそのほとんどが、現在同社の全売上高の70%以上を占めている中国での売上高だ。

しかしここで重要なのは、ファーウェイがサムスンほど急速に縮小していないことだ。ファーウェイの全体の数字は前年比で5%減少している。しかしこの数字は、サムスンの30%の落ち込みほどではない。2社の巨人の出荷台数は、それぞれ5580万台と5370万台だった。

新型コロナウイルスの前からスマートフォン業界の状況は悪かったが、人々は必要のないアップグレードのために数百ドルから1000ドルを支払う志向が弱まっており、パンデミックはさらに全体的に悪影響をもたらした。ファーウェイの数字は中国以外で 27%減少したが、全体的な減少は中国での8%の成長によって軽減されている。一方サムスンは現在、中国市場の1%未満しか支配していない。

しかし将来に目を向けると、ファーウェイがトップの座を維持するのは難しいかもしれない。「ヨーロッパなどの主要地域の重要なチャネルパートナーはファーウェイの品揃えや販売モデル数を減らしたり、リスクを減らすために新しいブランドを導入することにますます慎重になっている」とCanalysのMo Jia(モー・ジア)氏はレポートで述べている。「世界経済が回復し始めれば、中国市場での強さだけではファーウェイがトップを維持するのには十分でないだろう」。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

サムスンはメモリー事業が堅調で営業利益は23%増

Samsung Electronics(サムスン電子)の7月30日の四半期決算発表は、慎重ながらも楽観的なトーンが漂った。同社は引き続き新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックの影響に対応しているが、リモートワークとリモート教育の増加を受けたデータセンターのDRAMチップ需要によりメモリー事業が堅調だった。

サムスンはGalaxy Noteやフォルダブルデバイスなどを含む旗艦スマホの新モデルを8月5日のオンラインイベント「Galaxy Unpacked」で発表する。しかし低〜中価格帯のスマホ販売増にも注力し、この部門が今年後半の売上高を牽引すると見込んでいる。

第2四半期の営業利益は、DRAMチップの販売増が主に貢献して前四半期比26%増、前年同期比23%増の8兆1500億ウォン(約7160億円)だった。売上高は前四半期比4%減、前年同期比6%減の53兆ウォン(約4兆6500億円)だった一方で、純利益は7%増の5兆6000億ウォン(約4900億円)だった。売上高はスマホや他のデバイスの販売低迷の影響を受けたが、マーケティング支出の減少や他のコスト抑制策によっていくぶん相殺された、と同社は述べた。

同社はまた、他のスマホメーカーとの激しい競争に直面していることにも触れた。実際、同社が第2四半期決算を発表した同じ日に調査会社Canalysは「Huawei(ファーウェイ)が米政府の規制にもかかわらず第2四半期に最も多くのスマホを出荷し、サムスンは初めて首位の座を明け渡した」とするレポートを発表(Canalysレポート)した。

明るい要素に目を向けると、Intel(インテル)はこのほど半導体製造をこれまで以上に外部に委託すると発表したが、多くのアナリストはサムスンがTSMCとともにこの外部委託促進の恩恵を受けると考えている。

リモートサービスがDRAMチップ需要を押し上げ

サムスンの半導体部門は、リモートワークやオンライン教育を支えるオンラインインフラを充実させる必要に迫られたデータセンターからのDRAMチップ需要に助けられた。PC需要も低価格帯のラップトップ販売により引き続き堅調だった。

しかしモバイルデバイス向けのチップ販売は、消費者がパンデミックの影響で支出を減らしたことを受けて振るわなかった。消費者が購入するモバイルデバイスは低〜中価格帯のプロダクトになる傾向があり、これらはさほどパワフルでないチップを使用している。

「一度限りの」収入でディスプレイ売上高アップ

サムスンのディスプレイパネル事業の売上高は、モバイルディスプレイの収益を押し上げた「一度限りの収入」のおかげで前年同期を上回った。その収入がどこからきているのか同社は詳細を明らかにしなかったが、Bloomberg(ブルームバーグ)は「予想よりも少ないディスプレイの発注となったことを受けてのアップルからの1兆1000億ウォン(約970億円)の調整支払いだった」と報道(Bloomberg記事)している。

しかしディスプレイに対する全体的な需要は、新型コロナウイルスがスマホ販売を直撃したために低迷している。営業損失は、人々の在宅勤務から発生したモニター購入で若干相殺された。

パンデミックによる不透明な見通しにもかかわらず、サムスンは同社の最大の顧客が新プロダクトを引き続き投入するために、モバイルディスプレイ需要は今年回復する、と述べた。また、新たなスマホとゲームコンソールがリリースされるのに伴い、モバイルとグラフィック向けのチップの注文が増加すると見込んでいる。そして、主に低〜中価格のスマホ販売が貢献して今年末までに「モバイルディスプレイの収益は本格的にリバウンドする」と予想している。

画像クレジット: JUNG YEON-JE/AFP / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

サムスンがグーグルとの連携を強化、自社スマートアシスタント「Bixby」を大幅縮小か

最近、Samsung(サムスン)のBixby(ビクスビー)はあまり話題に上がっていない。かつてBixbyはサムスンの巨大なハードウェアエコシステムの中心として売り出し中の存在だったが、最近は輝きを失ってしまったようだ。そして、ここにきて新たに報じられたところによると、サムスンは同社のモバイルデバイスからこのスマートアシスタントを完全に取り除くことを検討しているという。

米国時間7月29日付けのロイターの記事では「連絡文書」を見たと記載されている。詳細は不明で、サムスンは当然、Bixbyへの取り組みを大幅に縮小しているという推測を退けている。サムスンは同社製デバイスからBixbyやGalaxy Storeを削除するという推測について否定した。

サムスン広報はTechCrunchに対し「サムスンは自社のエコシステムとサービスに引き続き取り組む。同時に、Google(グーグル)やその他のパートナー各社と緊密に連携して最高のモバイルエクスペリエンスをユーザーに提供する」と述べた。さらに具体的に「サムスンはこれからもBixbyとGalaxy Storeをデバイス上で提供する。どちらのサービスもGalaxyエコシステムの重要な要素だ」とも述べた。

ロイターの記事によると、サムスンは同社のデバイス上でGoogleアシスタント、検索、Google Play Storeをもっと目立たせるレベニューシェア契約を検討している。これはグーグルがずっと求めてきたことだ。それもそのはずで、サムスンは現在Android市場で最大勢力だ。IDCの調査によると、直近の調査期間での世界の出荷台数のうち21.2%とサムスンが最大のシェアを獲得している。

Huawei(ファーウェイ)が17.8%と僅差の2位だが、これが現在のグーグルにとってどういう状況であるかということは誰もが知っている。サムスンとファーウェイの合計で、世界のスマートフォン市場の3分の1を優に超えている。

サムスンが何を取り込むかについては、Bixbyに何が足りないかということがおそらく重要だろう。これまでのところ、Bixbyの主なセールスポイントは、洗濯機などでも使える比較的汎用性があるということだ。もちろんこれまでのところ、それはサムスン製デバイスの世界の中だけにほぼ限られている。

一般にBixbyへの関心は低いが、これはサムスンの努力不足が原因ではない。同社は長い間、Galaxyデバイスに専用のBixbyボタンを搭載してきた。ただし同社は2017年からこのボタンの機能をユーザーが無効にできるようにしている。また投資不足でもない。同社はアシスタントを充実させるために多額の資金を投じて買収を実施し、Bixbyのロードマップで多くの予定を示してきた。

米国時間8月5日に開催されるサムスンのUnpackedイベントで、Bixbyに関する現在の同社の方向性について何らかの重要な考え方が示されるだろう。

画像クレジット:Brian Heater

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(翻訳:Kaori Koyama)

2mの落下に耐える新ゴリラガラス「Victus」は最新Galaxy noteに搭載され来月登場か

Gorilla Glass(ゴリラガラス)という名前は知らなくても、Corning(コーニング)が開発した極めて強固なこのガラスを使ったデバイスを持っている可能性は非常に高い。ゴリラガラスは落下やひっかきに対する耐性が極めて高く、スマートフォンから各種のウェアラブルデバイスまで各種の消費者向け製品に広く使われてきた。この10年で80億以上のデバイスに使われてきたと見積もられている。

このほどコーニング社はゴリラガラスの最新バージョン「Victus」を発表した 。このガラスは落下試験で2mの高さから固く荒い表面に落下しても耐え、スクラッチ耐性も現在のゴリラガラス6より2倍もアップしているという。全体として大変いいニュースのようだ。

2018年に登場した現行モデルはゴリラガラス6だが、新しいガラスの名称は従来の番号システムによるものではない。そこで私はビクタスという単語をWikipediaで調べてみた(私もたまにはWikipediaを調べる)。

  1. 語源はラテン語のvīvō(=生きる)
  2. 生き方、ライフスタイルという意味がある
  3. カタロニアの人類学者アルベルト・サンチェス・ブリオニが著した歴史小説の題名(まあどうもこれは関係なさそうだ)

コーニング社の広報担当者は、これまでの番号システムを捨てて新たな命名法を取った理由を説明して「現行のフラッグシップ製品であるゴリラガラス6に対して新製品は強度、スクラッチ耐性ともに極めて大きな改良が行われている。これほど飛躍的な改良を受けた製品であるからにはその名称もまったく新しいものであってもいいと考えたわけだ」と述べている。

それでは1年半か2年後に新バージョン登場するとVctus2になるのだろうか?それともまったく新しい別のラテン語名を採用するのか?これは今のところ不明だ。

ともあれこの新ガラスはサムスンのデバイスに採用され「近く発表される」という。「近く」というのはサムスンが8月5日に予定しているGalaxy Noteの新製品5モデルの発表会(未訳記事)を意味しているのはほぼ間違いない。Galaxy Note 20はこのガラスが採用されるデバイスの候補として極めて有力だ。表面だけでなく裏面にも使われるのではないかと思われる。

画像:Corning

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

サムスンの折り畳みスマホGalaxy Z Flipの5G版は8月7日発売

Samsung(サムスン)は、同社のビッグイベントであるUnpackedに先駆けてこの数週間、ニュースを小出ししてきた。同社は米国時間7月20日に「新型のGalaxy Noteを含む5つの強力な新製品をお披露目する」と発表(未訳記事)した。しかし米国時間7月22日に、その謎の新製品の中には「Galaxy Z Flip 5Gがない」ことが明らかになった。Flip 5Gの公式発表を、本日やってしまったからだ。

このデバイスの発売は8月7日で、価格は1450ドル(約15万5000円)だ。どう考えても安くはないが、最初のGalaxy Z Flipよりも170ドル高いだけだ。そして最初のGalaxy Foldより約500ドル安い。Flipはもちろん、次々と問題続出のFoldよりもずっと好評だ。というか、このデバイスをめぐる世論は「Foldをお蔵入りにしてFlipを最初のフォルダブルにしたほうがサムスンのひどい頭痛も治る」方向に傾いている。

関連記事:Living with the Samsung Galaxy Z Flip(未訳記事)

特筆すべきは、このニューバージョンのデバイスは、Qualcomm(クアルコム)のSnapdragon 865 Plus 5Gチップ以降の、より新しいチップをサポートするサムスンの初めての製品であることだ。本体色はミスティック・グレーとミスティック・ブロンズの2色。プレスリリースに記載されているそのほかの内容は、「遠い昔の」2020年2月に発売された初代Flipに似ている、

  1. sam1

  2. sam2

  3. sam3

  4. sam4

  5. sam5

このデバイスは、同社の2タイプあるフォルダブルの1つで、ほかはGalaxy Fold 2だ。それは、この前のデビュー機と同じく、とても高価なお値段が付くのだろう。

画像クレジット: Samsung

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

サムスンが8月5日に新Galaxy Noteをオンラインイベントでお披露目

Samsung(サムスン)のGalaxy Unpacked 2020は米国時間8月5日に予定されている。最近のトレンドと同様に発表はすべてオンラインで行われる。Microsoft(マイクロソフト)やApple(アップル)などによる、大きなバーチャルイベントに倣ったかたちとなる。この形態は同社にとって初めてのものとなる。サムスンは2020年2月にGalaxy S20の発表を行ったが、それは新型コロナウイルス(COVID-19)でロックダウンが行われる直前のタイミングだった。

画像クレジット:Samsung

8月に行われるイベントの見出しは間違いなく、サムスンの人気ファブレットの次期バージョンになるだろう。Galaxy Note S20は、いかにもサムスンらしくすでにネット上でちらほらリークされている。最も注目されたのは7月初めで、同社のロシアサイトがNote 20 Ultraのカッパーカラーを掲載したときだった。Galaxy Unpacked 2020の招待状にはカッパーカラーのSペンが同じような色の水たまりに滴る様子が描かれている。

関連記事:Samsung Unpacked 2020で縦折りスマホGalaxy Z Flipなどが登場

プレミアムモデルには、Galaxy S20 Ultraと同じく折りたたみ式のズームレンズを搭載している。いくつかのリーク写真を見ると、デザインには小さな変更があり、一部のボタン位置が入れ替わり、Sペン用のスロットは充電ポートの左になった。その他の詳細も、8月5日までにはほとんど確実にリークするだろう。それが、いつものやり方だ。イベントの予定表には他にもたくさんのデバイスが載っているはずだ。サムスンはいつもUnpackedで、数多くのアイテムを紹介している。アクセサリーやオーディオ製品、ウェアラブルデバイスもその候補だ。

注目すべきことにサムスンは、2020年9月初旬にも独自のバーチャルイベントを開催すると発表した。同社は当初、IFAへの参加する予定だったが、最終的に、そして当然のことながらより良い方法を考えていた。8月5日のイベントは、Samsung.comで東部時間午前10時(太平洋時間午前7時)に開始する。

画像クレジット: Samsung

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

サムスンが9月にドイツで開催されるIFA 2020への参加見送り、自社オンラインイベントを開催

これと同じような話を聞いたことがあったら、私を止めて欲しい。とある大企業が、実際に人と人が会う展示会には参加せず、代わりにオンラインのみにすると明らかにした。先の韓国のメディアの報道を受け、Samsung(サムスン)は欧州最大のコンシューマーテック見本市に参加しない(The Korea Herald記事)ことをTechCrunchに認めた。

「我々の最新ニュースや発表を9月初めに自社のデジタルイベントで共有することを決めた」と同社はTechCrunchに述べた。「当社はIFA 2020に参加しないが、将来IFAとのパートナーシップを継続することを楽しみにしている」。

今回の決定は、新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックがまだ続いていることを受けてのものだ。米国時間6月30日に、欧州連合は15カ国からの旅行者を7月1日から受け入れると発表した。新型コロナの感染拡大がまだ懸念されている米国やブラジル、ロシアからの旅行者は引き続き除外される。

筆者はこのところIFAに携わっている人たちと連絡を取ってきたが、誰もが状況を注意深く見守っていることは明らかだ。筆者はまたサムスンのニュースを受けて、フォローアップの連絡を取った。イベントそのものをなくすまでではないようだが、2020年はドミノ現象が繰り返さるのを目にした。この現象で最も知られているのは、欧州の展示会であるMobile World Congress(モバイル・ワールド・コングレス)だろう。1カ月かそこらかけてじわじわと中止に至った。

IFAの主催者は2020年5月中旬、十分な対策を講じて展示会を開催すると発表した。「主催者は公衆衛生の状況が全体的に9月までに改善していることを願っている」としつつ、「可能な限り厳しい安全基準で実施することを決めた」と発表文に書いている。その対策とは1日あたりの出席者を最大1000人に制限する、プレスリリースを厳格な招待制にするなどだ。

だが、現在の新型コロナ感染拡大の状況からすると、多くの出席者は単に展示会を遠くから見守ることを選びそうだ。

画像クレジット:Michele Tantussi / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi