SEOとローリング・ストーンズの5つの類似点

ストーンズファンには怒られてしまいそうですが、ロック、いや音楽業界の歴史に残る偉大なバンド、ローリングストーンズとSEOの共通点について畏れ多くも考えてみた記事を。ネタ記事だろう、、、と思って読むと意外と面白いおススメの内容です。 — SEO Japan

2012年夏、ローリング・ストーンズは、ロンドンのMarquee Clubでの初ライブから50周年を迎えた。

彼らを好きにしろ嫌いにしろ、ドラッグや酒の問題、何回かのバンドメンバーの変更、時折起こる引退や解散のうわさにも関わらず、最初のロックンロールの不良少年たちは半世紀持続したのだ。(“これが最後のツアーだ”という噂が長年にわたってたくさんのコンサートチケットを売ったことは確かだ。)

私が初めて完全にストーンズを“知った”のは、ストーンズやザ・フーなどのパフォーマンスを記録したフィルム“The Rolling Stones Rock And Roll Circus”を見た時だった。それは1968年に撮影されたが1996年まで公開されなかった。フロントマンのミック・ジャガーのステージパフォーマンスは、しっかりと職務を果たしている他のバンドメンバーと共に、信じられないほど素晴らしい―よく知られている興奮してアリーナを気取って歩くうぬぼれの強い雄鶏のモノマネとはまったく違う。

あなたがファンかどうかは分からない。ましてやストーンズを知らないかもしれないが、否定しようがないことが1つある。SEOはローリング・ストーンズに似ている。こじつけのように聞こえる?読み進めて、考えを変えよう!

ミック・ジャガー

“性差を表した男らしさの定義を開拓し、今では現代若者文化の一部となっている自己発案と性的柔軟性の土台を築いた”といわれるパフォーマンススタイルでかつて“ロックンロールの歴史の中で最も有名で影響力のあるフロントマンの1人”と呼ばれた彼。ジャガーは間違いなく職業的にも個人的にも長い間たくさんの注目を集めてきた。

全てのブランドは、オーディエンスの注目を獲得するために第一焦点としてダイナミックで魅力的なフロントマンを必要とする。SEOでは、ウェブサイトの検索エンジンランキングがまさにジャガーのようだ。人々はジャガーのステージ上の動きに心を奪われ、同じようにランキングでの動きに心を奪われる。しかし、ミックがストーンズの提示する唯一の焦点ではないのと同じように、ランキングはSEOの唯一の焦点でもない。実際、多くのSEO担当者がランキングよりもサイトトラフィックとコンバージョンにより焦点を合わせることを勧める。

しかし、結局のところ、良くも悪くも、ミックが最大の注目を浴びるのだ。そして、それはSEOにおけるランキングも同じだ。

キース・リチャーズ

青年時代に無断欠席で大学から追い出され、大人になってからはドラック関連の罪で5回裁判にかけられ、かつて“狂気、不良、危険な奴”と呼ばれた、リチャーズはこのバンドの紛れもない問題児だ。

リチャーズはドラッグでいっぱいの自分の“汚れた”血を新鮮な血液と入れ替えるためにスイスを定期的に訪れたという都市伝説が流れた。リチャーズはルックスが良くパーティ好きなストーンズのギタープレイヤー、ブライアン・ジョーンズに嫉妬したために、1969年ジョーンズが自宅のプールで溺死したことに関与もしくは原因となったという根も葉もないうわさもあった。

リチャーズのように、SEOには少し評判の問題がある。私たちのメール受信箱は、どこそこのSEO会社を雇うことによってどんなキーワードでも私たちのサイトが1位になれるという約束でいっぱいだ。SEOは、いんちきなセールスマンと同じレベルであると一部の人には受け取られている。中にはSEO担当者を“不道徳なSEO実施”でGoogle検索の結果を操作することを専門としたプロだと見る人もいる。

全ての専門的職業には良い行動をする人と悪い行動をする人がいて、SEOも何ら変わりはない。リチャーズはきっと自分の問題児のイメージについて笑いが止まらないし、SEOコミュニティは少々汚された評判と格闘するのだ。

ロニー・ウッド

ジェフ・ベック・グループやフェイシズやバーズなどの有名バンドの元メンバーだったウッドは、ギタリストのミック・テイラーの代わりとして1975年にストーンズに加わった。ウッドは、リズム、リード、ベース、スライドギターを担当する。また、自分でもしくは共同で詩を書いたり、歌ったりもするし、ソロアルバムも出した。何にもまして、ウッドは有名なビジュアルアーティストで、自分のラジオ番組を持ち、自分のレコード会社“Wooden Records”を所有する。明らかにロニーは多彩な顔を持っている。

SEO担当者はロニーとたくさんの共通点がある。なぜなら、彼らも多彩な顔を持つからだ。私たちは、HTMLやCSSやJavaScriptの仕組みの他に検索エンジンがどのようにウェブサイトをクロールしインデックスするかも知らなければならない。私たちは、アナリティクスとペイド・サーチのことをよく知っていなければならない。ユーザー体験(UX)とコンバージョン率の最適化に精通していなければならない。Excelの名人でなければならないし、ログファイルの読み方を知っていなければならないし、さまざまなコンテンツマネージメントシステムを操作する方法に関する実際的な知識を持っていなければならない。

そして、それはSEO担当者が知る必要のある、できる必要のあることのほんの上っ面をなでているだけだ。もっとたくさんのことがある。私が思うに、ロニーはSEO担当者でいることに共感するだろう。

チャーリー・ワッツ

熟練したジャズドラマーのワッツは、1963年にストーンズに加わった。ステージの上や外でのワッツの振る舞いはとても控えめで落ち着いている。きらびやかな他のバンドメンバーと比べた時は特に。過去49年間レコーディングおよびライブツアーで堅実にドラムをたたいているワッツは、スポットライトを浴びることも個人的問題もほとんどなく自分のすべきことをやってきた。静かに絶え間なく、ワッツは質素にストーンズに貢献してきた。

SEOはソーシャルメディアマーケティングほどイケてる流行でもない。SEOはペイド・サーチほどすぐに測定可能でもない―結果を見るには長い時間がかかる。しかし、SEOは静かに絶え間なくトラフィックをもたらし、時にその大部分をもたらす。

SEOは、トラフィックとコンバージョンの確固たるバックボーンをウェブサイトに供給する安定したドラムビートなのだ。ソーシャルネットワーキングサイトは現れたり消えたりするかもしれないし、有料キャンペーンの予算は縮小したり枯渇したりするが、SEOはファンファーレやスポットライトもほとんどない中で懸命に働き続けるのだ。ワッツのように。

イギリスの最新ヒットメーカー、The Rolling Stones

それは1964年5月のデビューアルバムのタイトルだった。その後の50年で、彼らは20枚以上のスタジオアルバムをリリースし、数々のヒット曲を出した。しかし、時々、ストーンズがローリングをやめる―つまり解散もしくは引退するといううわさが流れた。それらのうわさは続いている

“SEO”という用語は1995年に作られ、その後の18年で‘ヒット’を次から次へと作り出した。もちろん、SEOに関係する人なら誰でも、SEOは死ぬもしくはすでに死んだといううわさや主張を聞いたことがあるはずだ。しかし、SEO死亡の多くの声明にもかかわらず、それはローリングし続けている…ローリング・ストーンズのように。

SEOがローリング・ストーンズに似ている点は他に何があると思うだろうか?あなたの考えを是非聞きたい。下のコメント欄でシェアして欲しい。


この記事は、Portentに掲載された「5 Ways SEO is Like the Rolling Stones」を翻訳した内容です。

私はそこまでストーンズファンというわけではありませんが、かなり楽しめた記事でした。この筆者、なかなかセンスありますね。順位とミック・ジャガーをなんだかんだいっても結局一番注目してしまうという類似点でつなげたのにまずやられました。他もナルホドね、、、と思わず唸ってしまう対比の仕方でネタ系コンテンツ記事はこうあるべきだ、と思わせてくれる内容でした。 — SEO Japan [G+]

プラットフォーム大戦争:Facebook対Apple対Android対Twitter

昔の怪獣映画みたいなタイトルになってしまいましたが、誰もが気になるオンラインプラットフォームの行方について、Andrew Chenが考えた記事を。 — SEO Japan

どのプラットフォーム用に作るべきかという選択がはっきりとしない。数十年ぶりのことだ。

80年代および90年代の頃は、それは明白だった:Microsoftに基づいて作る。そして、2000年から2008年までは、プラットフォームに一番身近なものはGoogleだった。そこでは、デベロッパーはトラフィックを獲得するためにSEOやSEMの戦術を使った。そして突然、Facebookプラットフォームが成長した。本当に大きく成長した。そして、モバイルがやって来た。

これが最後に起きたのは、1980年代始めだった
突然、あなたは実際にどのプラットフォームに基づいて作るのか選ぶことができるようになる。不思議だ。これは歴史的な出来事だ―このようなたくさんの選択肢が最後にあった時、私たちはWindowsかOS/2かオリジナルのMacの間で選択していた。

もちろん、十分な資金のある人達は、それら全てを基に作ることができる―しかし、もしあなたがまだ初期のスタートアップなら、まずは1つに倍掛けして、けん引力を獲得してからマルチプラットフォームに進まなければならない。

プラットフォームを評価する
どのプラットフォームが一番か評価するためには、いくつかの考え方がある:

  • どれが最も関連性のあるユーザーへのアクセスを提供するか?
  • どれが最も安定しているか?
  • 競合アプリを作ってあなたのものと置き換えようと最もしそうもないプラットフォームはどれか?

Apple
結局のところ、プラットフォームが本当に役に立つ場所はディストリビューションだと思うのだ。Appleが提示したように、あなたが何百万人ものユーザーへのアクセスをデベロッパーに与えることができれば、彼らに全く新しいプログラミング言語や新しいテクノロジーの山を学ばせることができる。GoogleやYahoo!のAPIは大量のデータへのアクセスは提供してくれるが、ディストリビューションという意味では余り役に立たない。Appleの最大の問題は、彼らのランキングシステムは既に勝者に埋め尽くされており、割って入るのが難しいことだ。

Facebook
Facebookは、むしろ自由競争で、新しいアプリが割って入ることができるが、かなり不安定で常にプラットフォームの中身を変えている。プラスの側面は、彼らの絶え間ない変化が、冒険好きなデベロッパーが飛び込むチャンスの新しい窓を案内することだ。

Twitter
消費者製品としてのTwitterはとてもシンプルだが、それを活用するためのマーケティングチャンネルは多くない。彼らはアプリストアを持たないし、アプリページを持たないし、発見するのが難しい。現在のところ、プラットフォームとしては、Twitterはそれほど良くない。

Android
Androidは、開発するのに優れたプラットフォームの可能性を持っているように見えるが、iOSの世界にも大部分のデベロッパーが見落としてきたチャンスがまだたくさんある。私の意見に反して、いずれはAndroid先行アプリの成功例をいくつか目にするだろう。もちろん、分断化は大問題だし、RovioやInstagramと同じレベルのけん引力を持ったAndroid先行アプリの存在証明はまだ存在していない。

もっと多くのプラットフォームが登場する?
Windows Mobileを除外するのはやめておこう。MicrosoftとAppleがデスクトップアプリストアを作っており、もしかすると、ネイティブ・アプリケーションの復活さえあるかもしれない。PinterestやDropboxのような興味深い新興企業もある。それらは数億人ユーザーまではいないかもしれないが、すぐにそこに到達するかもしれない。

マーケティングチャンネルは短期的に緩和すると予測する
ここにはたくさんの面白い選択肢がある―そして膨大なチャンスがある。私は、プラットフォーム間の競争がディストリビューションチャンネルの緩和をもたらすのを目にすることになると思う。例えば、うまくいけばFacebookは、ソーシャルゲームデベロッパーがモバイルに吸い取られるのを見るのではなく、もう少し開放して、もっとたくさんのトラフィックを提供するだろう。今後が楽しみだ。


この記事は、@andrewchenに掲載された「War of the platforms: Facebook, Apple, Android, Twitter」を翻訳した内容です。

実は昨年夏の記事ですが、まだその戦争は終結していませんし、今でも十分に通用する内容でした。軽い推察レベルの記事でしたが、的は得ていると思います。さて5年後、このプラットフォーム戦争は誰が勝利者になっているでしょうか? — SEO Japan [G+]

11のクリエイティブなリンク構築戦略

最近のGoogleのSEO取締度アップに伴い、以前に比べてリンク構築に関する記事が少なくなってしまったSEO Japanです。とはいえ、やっぱりリンクは今でも(極めて)大事、ということで、今回はパンダ・ペンギン後の時代でも効果的なリンク構築を行うためのクリエイティブなアイデアを11紹介した記事を。コンテンツマーケティングで自然に被リンク構築という手段が王道ではありますが、まだまだ意識的にリンク構築を狙う手法は色々あります。 — SEO Japan

昔流のやり方でリンクを築くのはうんざり?そう、何千ものウェブマスターにリンクを請うメールを送信する手法だ。勘違いしないで欲しいが、それらは今でも効果がある。しかし、退屈な作業であることは間違いない。

では、他にどんな方法を使ってリンクを築くことができるのだろうか?

クリエイティブな戦略はたくさんあるが、ここではあなたが精力を使い果たさずにリンク構築ができる11の楽しい方法を紹介する。

戦略1: エイプリルフール

エイプリルフールをリンク構築に活用したらどうだろうか?見え透いたエイプリルフールのジョークをするのではなく、TechCrunchをお手本にしてみてはどうだろう。

彼らは、数年前の3月31日に、“The AdSense”と呼ばれたRichard Rosenblattのヨットに関するブログ記事を書いた。多くの人はその記事が本物だと信じ、600人以上の人がそれについてツイートをしたり、それにリンクをしたりもした。(註:リチャード・ローゼンブラットは低品質コンテンツ&アドセンスで広告収入を荒稼ぎしていたことで名高いコンテンツファーム「ディマンドメディア」のCEO)

優れたエイプリルフールのジョークを作ることのカギは、それを現実的に見せることだ。エイプリルフールの前日に何かをして、それを現実的に思わせるように手を加えるのだ。TechCrunchはRosenblattにこの記事について話している声を録音してもらい、それをもっと現実っぽく思わせたのだ。

もしあなたが自分のエイプリルフールのアイディアでリンクを構築したいのなら、それは優れたものでなければならない。二流ではだめだ。

戦略2: エキスパートへのインタビュー

リンクを構築する最も簡単な方法の1つは、エキスパートにインタビューをすることだ。あなたがいかに素晴らしく、あなたをインタビューしたいと思っているというメールが送られてきて、ノーと言う人は珍しい。

私自身、毎週4件くらいのインタビューを依頼されるが、決してノーと言わない。さらには、私は何十人もの人にインタビューを依頼するためのメールを送ってきたが、ノーと言われることはめったにない…これは、私のブログが有名ではなかった時でさえ機能した。

では、エキスパートをインタビューしてどのようにリンクを構築するのか?大部分のエキスパートはウェブサイトを持っているため、彼らにインタビューをしたなら、それを彼らの読者に共有することや、それをツイートしたりFacebookに投稿することをお願いできる。

90%の確率で、人々は少なくともそのインタビューをTwitterやFacebookで共有し、40%の確率で自分のウェブサイトからそれにリンクするということが分かった。リンクの確率を増やすチャンスを上げる1つのこつは、インタビューを依頼する前に相手がプレスページを持っているかどうかを確かめることだ。もし持っていれば、彼らがあなたのインタビューにリンクするチャンスは95%以上になる。

戦略3: インフォグラフィック

複雑なデータを理解しやすいものにするのが私は好きなため、これは私のお気に入りのリンク構築の手法だ。Mintは、初期の頃、この戦略をよく使って、複雑な金融データを美しいグラフィックを介して理解しやすくした。

私たちもまた、KISSmetricsでこれをした。私たちのインフォグラフィックは3741のリンクを獲得したのだ

では、インフォグラフィックからリンク生成をするためのカギは何か?まずは、埋め込みコードを各インフォブラフィックの下に用意して、人々がリンクバックできるようにすること。そして、このブログ記事に書いてあるプロモーション戦略に従うことだ。

戦略4: クイズ

あなたはOatmealの仕掛け人としてMatt Inmanを知っているかもしれないが、大部分のSEOプロは、彼をクイズの達人として知っている。彼は、最初SEOmozでキャリアをスタートし、その後リンクベイトを介したリンク生成を始めた。

彼は、あなたは一度の勝負で何人の5歳児と戦うことができるか?のようなバイラル効果のあるクイズを作ることによって全てのオンラインデート用語でMingle2を1位にした。そして彼は、同じ戦略を用いて、ペイデイローンに関連した全てのキーワードで、あるペイデイローンサイトを1位にしたのだ。

現在、MattはThe Oatmealにクイズを載せているので、もしあなたが、1000のリンクを構築したいのであればその戦略を真似することを検討すべきだ。今では彼のデートサイトとペイデイローンサイトはどちらもGoogleによってダメ出しをされており、真似するには注意をしなければならないが、以下のルールに従えばそのような問題はないはずだ

  1. クイズはあなたのウェブサイトに関係がなければならない – あなたがデートサイトを運営しているのなら、5歳児のケンカに関するクイズを作ろうとしないこと。
  2. 上位表示したいキーワードをアンカーテキストを使用しないこと – 各クイズの最後は、あなたの得点を見せびらかす埋め込み可能なバッジであるが、そのバッジには上位表示させたいキーワードをバッジのアンカーテキストを含むべきではない。アンカーテキストは、あくまでクイズ名であるべきだ。
  3. 自分のクイズページにリンクする – バッジはあなたのホームページにリンクするのではなく、クイズにリンクバックするべきだ。

戦略5: パーソナライズした動画

Elf Yourselfを覚えているだろうか?? JibJabはOfficeMaxのためにそのキャンペーンを作り、何十万もの人々がエルフ化した。彼らは自分たちの顔写真をアップロードし、JibJabがそこからElf動画を作った。

この動画の最後には、他の人に共有したり、自分のブログに投稿したりすることができるリンクが提供される。

Open Site Explorerによると、Elf Yourselfには10,000以上のリンクがある。クリスマスの宣伝動画としては立派なものだ。

人々が動画をパーソナライズすることを可能にするクリエイティブな動画コンセプトを思い付くことができれば、あなたはそれをリンク構築に活用することができる。人々は面白いパーソナライズされた動画を共有することが好きなのだ。

戦略6: イベントのスポンサーになる

リンクを構築する簡単な方法の1つは、イベントのスポンサーになることだ。カンファレンスサイトでは、ありとあらゆるスポンサーを一覧表にしていて、多くの場合はそれらのスポンサーにリンクバックしている。

これは面白いアイディアもしくはクリエイティブなリンク構築戦略のようには思えないかもしれないが、こう考えてみるのだ…あなたはそのカンファレンスに行くことができる

もしあなたが企業世界で働いていているなら、オフィスの中で働くことに少し飽きているかもしれない。だから、カンファレンスに参加することによって一息つくのが良いだろう。

カンファレンスサイトからリンクを獲得する際には、将来は閉鎖されるかもしれないということを頭に入れておくこと。つまり、あなたは毎年そのイベントのスポンサーになり続けなければならないということだ。もしあなたが小さな会社なら、その費用はすぐにかさむが、カンファレンスに行くのは楽しい。

戦略7: NPOのスポンサーになる

私はNPOの世界が好きだ。なぜなら、それはあなたが残りの世界にお返しをする素晴らしい機会だからだ。NPOのスポンサーになれば、多くの場合あなたはリンクバックを獲得することができる。

私がかつてKISSinsightsを運営していた頃、私たちは自分たちの製品を非営利に無料で提供し、彼らは私たちにリンクバックしてくれていた。ある非営利がブログでの宣伝と引き換えに無料アカウントを依頼してきた時にこのコンセプトを思い付いたのだ。

この戦略の最高の部分は、それが現金の交換を必要としないことだ。あなたは自分の時間、製品、サービスをリンクのために捧げる。それが何であるにせよ、非営利には大きな予算がないためにほぼどんなことでも受け入れるということが分かっている。

戦略8: 写真を撮る

画像、特にハイクオリティなストック写真画像を探している人は常に存在する。私自身は画像にお金を支払うことを厭わないが、それはすぐにとても高い値段になり得る。

もしあなたが一眼レフのデジタルカメラを持っているなら、外に出て自分の業界に関するもののハイクオリティな写真を撮ろう。そして、自分のウェブサイト上のページに載せて、それらがロイヤルティフリーの画像であることを人々に知らせるのだ。ただし、いずれかのあなたの画像を使用することに決めた場合にはあなたにリンクバックする必要があるという要請をすること。

この戦略の素晴らしい点は、あなたの業界にいる人々がそれらを使用する可能性が高いために、関連性の高いリンクを獲得することだ。

戦略9: 奨学金

Ross HudgensはたくさんのハイクオリティなEDUリンク(註:eduドメイン、つまり大学・学校からのリンク)を築くことで有名なSEOのプロだ。そして、彼はあまりお金をかけずにそれをやっている…では、どうやっているのだろうか?

自分の会社に関連した奨学金を作るのだ。それは、あなたが還元とリンク構築を同時にする最高の方法だ。例えば、あなたがマーケティングエージェンシーなら、1人の学生に年間1000ドルを提供するデジタルマーケティング奨学金を作ることができる。

Rossは、マーケティング奨学金のような奨学金を作ると、マーケティング科を持つ全ての大学にその奨学金について知らせる。大学はそれを生徒に知らせるために自分たちのサイトに掲載するため、最終的には数百ものEDUリンクとなるのだ。

もし奨学金を作りたいのなら1つやらなければならないことがある。それを“本物”にすることだ。SEOはリンクを構築するためだけに奨学金を作ろうとしている。それが合法であるかどうか確かめること。あなたは毎年お金を提供しなければならないし、もし可能ならば奨学金受給者への支援を試みること。例えば、私はマーケティング奨学金を作って、お金を提供し、受給者に有給のインターンシップさえも提供する。

戦略10: マスコミに取り上げられる

マスコミに取り上げられることの副作用は、あなたが自分のウェブサイトにより多くのリンクを築くことだ。Forbesのようなサイトがあなたの会社について書いてそれにリンクしないことはめったにない。

メディアがあなたやあなたの会社について取り上げる時、大半のケースではあなたのサイトやブログにリンクする。もしリンクを築きたいのなら、自分のビジネスや起業家的な成功でマスコミに取り上げられるのはどうだろうか?

地元のPRエージェンシーを訪ねて、彼らがあなたのためにできることを確かめよう。もしくは、大金を持っていないのなら、自分でマスコミに取り上げられる方法を学んだりHelp a Reporter Outのようなサイトを使用するのだ。

私自身は、成果報酬型モデルを実施しているPRserveのようなPRエージェンシーを採用している。もし自分がマスコミに取り上げられれば支払いをし、取り上げられなければ一銭も支払うことはない。

戦略11: 身の回り品をあげる

無料のものが好きな人がいる。それが高かろうが安かろうが関係なく、人はプレゼントをもらうことが好きなのだ。自分が手に入れる無料のものについてだけ話す一人の人物が、Shoemoneyだ。

毎週金曜日に、彼は誰かからもらった新しいTシャツを着た自分の写真を撮る。そして、そのシャツについてブログを書き、そのシャツをくれた会社にリンクバックするのだ。

クリエイティブになって、ブロガーに身の回り品を提供し始めるのだ。Tシャツから、帽子、小物、あなたのブランドに関するその他の物まで、とにかく無料で提供し始めるのだ。ブロガーはあなたを愛するだけでなく、あなたの会社についてブログを書いたり、あなたのウェブサイトにリンクし始めるだろう。

結論

リンク構築の可能性は無限大だ。あなたは多くの異なる方法でリンクを構築することができる。ただクリエイティブでいなければならないだけだ。長年の間に私が学んだことは、最高のリンクビルダーはクリエイティブな人であるということだ。

Matt Inmanがオンラインデート用語でサイトを1位にするとは誰も思っていなかったが、彼は自分独自のリンク構築のやり方で何か月かでそれを実現した。

今回紹介したリストは単にリンク構築の表面を引っかいているだけにすぎず、あなたはとにかく既成概念にとらわれずに考えることが重要だ。あなたが考えるクリエイティブなリンク構築の方法は何だろうか?


この記事は、Quick Sproutに掲載された「11 Creative Ways to Build Links」を翻訳した内容です。

コンテンツマーケティングと大げさに話を拡げる気はありませんが、コンテンツを活用した手法が多かったですね。日本でも今年エイプリルフールを活用したキャンペーンは多くのサイトが手がけていましたが、あれだけ皆がやっていると、リンク数にしてもソーシャルでの拡がりにしても実際の効果ってどうなんだ、って気にならなくはないですが・・・。日常的に上に書かれているような企画をで継続的に打っていくことが重要と思う最近です。アイデアと発想力次第で意識的なリンク獲得もまだまだできる。 — SEO Japan [G+]

記念すべきAppleの最初の製品

徹底したデザインと細部へのこだわりで知られるApple、そしてその思想の根源ではスティーブ・ジョブスが常にいたわけですが、そんなAppleが最初に出した製品は一体どんなものだったのでしょうか?そこにデザインや細部へのこだわりは見られるでしょうか?新今回から新たに登場するシリコンバレー在住の連続起業家兼投資家のアンドリュー・チェンのブログより。あのマーク・アンドリーセンが愛読していることでも知られるハイレベルな人気ブログですが、最初ですし軽い記事から! — SEO Japan

スティーブ・ジョブズがどんなに素晴らしく、彼がいかにして最高のもの以外は決して妥協しなかったか、というような与太話をデザイナーが話すのが私は大嫌いだ。確かに、それは真実だ。しかし、1980年以降ずっと彼の会社は公開会社であり、何十億ドルも持っており、何千もの驚くほど才能のある人たちをチームに抱えていたのだ。

以下は、IPOの前、それが創設者と最初の製品だけだった一番初めの頃の話だ:

Appleの最初の製品、The Apple Iは組み立て済みのサーキットボードとして販売され、キーボードやモニター-やケースのような基本的な機能はなかった。このユニットの所有者はそれにキーボードと木製のケースを自ら追加した。

それはマザーボードだったのだ。コンピューターでさえなくて、単なるマザーボードだ。

私たちがゼロから何かを始めようとする時には、何もないところからスタートしなければならないし、最初の製品は恐らく最低である、ということを覚えておくことが大切だと思う。あなたが本当に作りたかったものが、オールアルミニウム製のRatinaディスプレイ付きMacbook Airだった時、それはマザーボードになるのだ。

それでも、あなたはどこかから始めなければならない。


この記事は、@andrewchenに掲載された「Apple’s Minimum Viable Product」を翻訳した内容です。

いや、これはこれでマザーボードとしてデザインへのこだわりが、、、あるようには見えないですか 汗 ま、誰しも理想はありつつも最初は何もないところから、できる範囲でスタートするんですよね。仕事もスタートアップもそこを耐えきり、自分がやりたい方向性で持っていけるかが勝負です。– SEO Japan [G+]

新旧SEO対決 – 全体像を把握せよ!

Googleの進化と共にSEOの手法も進化してきましたが、今回はそんな新旧SEOを比較しながらこれからのSEOについて考えた記事をサーチエンジンランドから。 — SEO Japan

先日、私は「Algorithms in a Nutshell」と言う本に綴られた名言を再び読んだ。簡単に言うと、この本の著者は次のように指摘している:

「… 問題を解決するには、まずは全体像から手を付けるべきである… [なぜなら、全体像を理解していない状況では誤った問題を解決する、もしくは、その他の - より適切である可能性がある - 答えを見逃してしまう可能性があるためだ。.

この考え方は、「新しい」SEOと「従来型」SEOの戦いを見事に表していると私は感じた。SEOのエキスパートは、「新しい」SEOを定義し、宣伝する前に、全体像を把握し、理解する必要がある。

流行りの戦略ではなく、SEOのプロが常に考慮するべき全体像に焦点を絞るべきではないのだろうか?その流行りの戦略は、全体像に一致するだろうか、あるいは、重要視する必要も、考慮に入れる必要もないだろうか?

今回は、私が感じたSEOの新旧対決について、私の見解を聞いてもらいたい。 

SEO, strategy, HTML, keywords - photo

キーワードは常にSEO戦略の要素の一つであった。ウェブ文書のラベルとディスクリプションには、関連性と情報の手掛かりを伝えるキーワードが含まれているためだ。

キーワード、関連性、そして、表示

開けても暮れてもキーワード - キーワードは、SEO担当者の呪文と化している。私自身、この呪文を何度も口ずさんできたため、他人のことをとやかく言える立場ではない。

しかし、SEOのエキスパートは何について繰り返し口ずさんでいるのだろうか?キーワードだろうか?実は、そうとは限らない。

私達は次のような様々なタイプのラベルについて、この呪文を繰り返している。この点こそが、見過ごしている全体像なのかもしれない:

  • コンテンツのラベル
  • ナビゲーションのラベル
  • ドキュメントのラベル

一つ前のパラグラフを読み直した際、関連と言うワードが、私には際立って見えた。

本当の全体像は、関連性なのかもしれない。キーワードは、人間と機械に関連性を伝える上で重要なのかもしれない。

従って、「過去」の概念がキーワードであり、(常に存在する)「全体像」が関連性なのではないだろうか。

サイトの構造 & デザイン

サイトの構造、ページのレイアウト、そして、デザインは、以下の要素を伝える上で今でも重要である:

  • 場所の要点
  • 情報の手掛かり
  • (コンテンツに対する)アクセシビリティ
  • ビジュアルの階層

サイトの構造には、インフォメーションアーキテクチャ(IA)とテクニカルアーキテクチャの双方が含まれる点を忘れてほしくない。時間の経過とともに強化され、コンテンツの自然な発展を可能にする構造を用いる必要がある。

このようなコンセプトは“新しい”SEOなのだろうか?エリック・ワード氏や私のようなSEOの草分け的存在は、このような全体像のコンセプトを随分昔から理解しており、テクノロジーの進化に合わせて、メソッドを調整してきた。

ここで、別のホットな話題に触れる必要がある…

リンク構築 + ソーシャルメディア = 認証

セレナ・ナラヤサミは、記事「自動車産業から得た教訓: ソーシャルを活用して、自然なトラフィックの勢いを得る」の中で次のように指摘していた:

「リンクは、優れたソーシャルキャンペーンの副産物だと考えられることは少ない。ブランドのソーシャルメディアキャンペーンは、「フォロワーとオーディエンスを増やす」と言う単純な目標を掲げていることが多い。広報の手段を構築する以外にもソーシャルメディアには、メリットが存在する。ファンやフォロワーを適切に活用することで、ソーシャルメディアは、リンクおよびブランドに関する言及を自然に増やす上で中心的な役割を果たすのだ。」

私は後者の指摘を行うことがよくあるため、この記事の見解には大いに同意している。ソーシャルメディアを認証および信頼の一つの形式と私は見ている。

エリック・ワードは、リンク構築を - グーグルの知名度が上がり、人気が出る前 - 1990年代から行っている(ジョン・アウデッテ氏のマルチメディアマーケティンググループ等)。

ソーシャルメディアは、随分前から存在する。現在、ニュースグループやフォーラムの代わりに、フェイスブック、ツイッター、グーグル+等のサービスが利用されることが多い。このようなサービスが、永遠に続くとは限らない。

しかし、認証および信頼は、検索エンジンのユーザーの経験において重要な要素の一つであるため、姿を消すことはない。

Searcher Experience Honeycomb by information architecture guru Peter Morville

信頼性は、検索ユーザーのポジティブな経験において、重要なポイントである - ピーター・モーヴィル氏から許可を得て、転載させてもらった。

(フルサイズのイメージを見たい方、そして、モーヴィル氏の「ユーザーエクスペリエンスのハチの巣: 検索ユーザー版」の見解が気になる方は、フリッカーにアクセスしてもらいたい)。

ウェブ検索ユーザーの行動

検索/発見の行動は今でも重要であり、ナレッジグラフ、そして、進化を続けるセマンティック検索の台頭により、情報を提供する目標が注目を集めつつある。

フリーサイズのレスポンシブデザインを推奨する人達は多いが、ユーザーが、大きなスクリーンとは異なるアプローチで、モバイルデバイスで求めるコンテンツを探し、見つけている点をいまだに理解していない。

例えば、手っ取り早く事実を把握するための検索(インフォメーショナルタイプの検索)は、大きなスクリーンを持つコンピュータと比べ、モバイルデバイスで一般的に行われることが多い。

ナビゲーショナルクエリ、そして、トランザクショナルクエリは、デスクトップ/ノートブックで実施されることが多く、今も重要度は高い。しかし、ユーザーエクスペリエンスのエキスパートは、全体像にも注意する必要がある - 検索ユーザーの経験において、ファンダビリティは重要な役目を担っている。

上のユーザーエクスペリエンスの蜂の巣をもう一度よく見てもらいたい。「Findable」(ファインダブル)が含まれている。インフォメーションアーキテクチャの重鎮、ピーター・モーヴィル氏が、著書「Ambient Findability」の中で指摘しているように、「見つけることが出来ないものは、利用することが出来ない」のだ。

それでは「新しい」SEOは、「過去」のSEOと大幅に異なるのだろうか?確かに細かい部分は異なるかもしれないが、全体像は変わっていない。冒頭の引用は、SEOを深く理解する上で重要である。全体像を理解しなければ、恐らく、誤った問題を解決してしまうだろう。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「SEO Smackdown Round 2: Old Vs. New Search Engine Optimization」を翻訳した内容です。

正直、タイトル程は面白くなかった内容でしたが 汗、ま、軽めのSEOエッセイ記事と考えればこれはこれでありかと。途中で紹介されていたユーザーエクスペリエンスの蜂の巣は、SEOやコンテンツマーケティングを考える際にも参考になる表だな、と思いました。 -- SEO Japan [G+]

6人の賢者が語るソーシャルメディアマーケティングの最新事情

4月を迎え今年こそはソーシャルメディアマーケティングに本格的に取り組みたいと考えているマーケッターや会社も多いかもしれません。ソーシャルメディアマーケティングについて学びたい人には既に多数の書籍もありネット上にも情報が溢れていますが、常に休むことなく変化・進化し続けるのがソーシャルメディアの世界。今回はソーシャルメディアマーケティングの最前線で活躍する6人のプロフェッショナルに2013年のソーシャルメディアマーケティングに関して様々な質問をし答えをもらった最新のソーシャルメディアマーケティング事情について学べる記事を。 — SEO Japan

ソーシャルメディアはほとんどの2013年のビジネスプランの要であるが、多くのマーケッターとビジネスエグゼクティブは今でも、測定可能な結果につなげるためにそれをどのようにして効果的に使用するかを解き明かそうとしている。

あなたのソーシャルメディアマーケティングの取り組みを成功への軌道に乗せる手助けをするため、私たちは6人のトップソーシャルメディアエキスパートに3つの質問をして、ソーシャルメディアランドスケープがどのように進化していて、それがビジネスにとってどんな意味を持つのかについての見解を得た。彼らは、このトピックに関して8冊の本を書いていて、売れっ子のコンサルタントやスピーカー達である。(ちなみに、あなたは、4月7日、8日、9日のSocial Media Marketing Worldで彼らと個人的に会ったり話を聞いたりすることができる。)

エキスパートの紹介:

  • Jay Baer ― Convince & Convert、The NOW Revolutionの共同著者。Twitter: @JayBaer
  • Ric Dragon ― Dragon Search Marketing、Social Marketologyの著者。Twitter: @RicDragon
  • Derek Halperin ― Social Triggers
    Twitter: @DerekHalperin
  • Dave Kerpen ― Likeable Local、Likeable Media、Likeable Social Media and Likeable Businessの著者。
    Twitter: @DaveKerpen
  • Joe Pulizzi ― Content Marketing Institute、Managing Content MarketingおよびGet Content Get Customersの著者。
    Twitter: @JuntaJoe
  • Michael Stelzner ― Social Media Examiner、LaunchおよびWriting White Papersの著者。
    Twitter: @Mike_Stelzner

1.たった一つだけソーシャルメディアプラットフォームを持つことができるとしたら、あなたはどれを選びますか?また、それを選ぶ理由は何ですか?

  • Jay Baer: Twitter。なぜなら、それは簡潔さを強いるし、モバイルや短時間で最新動向を把握するのが最も簡単だからだ。
  • Ric Dragon: Google+ – なぜなら、それを好きにしろ嫌いにしろ、Googleはいまだに900ポンドのゴリラであり、デジタルマーケティングの駆動力だからだ。Facebookは楽しいし、LinkedInには勢いがあるし、私はTwitterで大きな成功を収めてきた―しかし、私はデジタルマーケティング業界にいるため、Googleに協力するほかないのだ。
  • Derek Halperin: 私が頼りにしている唯一のソーシャルメディアプラットフォームは、自分のウェブサイトSocial Triggersだ。私はTwitterやFacebookも楽しむが、結局のところ、私は自分が作る全てのものをコントロールすることを好む。そして、自分自身のウェブサイト以上に自分でコントロールできるものはない。私が選ぶ次のプラットフォームは、Eメールリストだ。なぜなら、自分の見込み客とクライアントとやり取りするのにこれ以上の方法はないからだ。
  • Dave Kerpen: 私はLinkedInを選ぶだろう。なぜなら、それは私の最も価値のあるキャリアコネクションを含んでいるし、私が自分の職業上のコンテンツの大部分を獲得する場所でもある。
  • Joe Pulizzi: 私はSlideShareを選ぶだろう。SlideShareは眠れる獅子で、いまだに大部分のマーケッターが使用していない。つまり、それを使っている人たちにより多くのチャンスを与えるということだ。
  • Michael Stelzner: Facebook。なぜなら、そこにはこのプラットフォーム上で発生する個人表現と最高のエンゲージメントがあると思うからだ。そして、私が知っている全ての人がそこにいると言っても構わない。

実用的なマーケティングの見解: ユーザーやマーケッターに関してFacebookには数があるが、それを選んだソーシャルメディアエキスパートは1人だけだ。私はGoogle+の使用に関するRic Dragonの理論に強く同意する。(私たちのGoogle+のアドバイスはこちら。)そうは言っても、Derek Halperinのように、私は自分のブログを選ぶだろう。ちなみに、私のクライアントの多くは、SlideShareがビジネスを推進すると言うJoe Pulizziに賛成している。

2.あなたのお気に入りの新しいソーシャルメディアツールは何ですか?その理由は?

  • Jay Baer: Little Bird。なぜなら、話題のエキスパートを素早く簡単に調査したりモニターしたりすることができるため。(実を言うと、Jayは投資家だ!)
  • Ric Dragon: 残念ながら、お気に入りのツールはない。しかし、それが何かを物語っているのかもしれない。例えばブログを読むための手段を提供するiPadのPulseなど、過去2年間で登場したどんな素晴らしいツールも私の毎日のルーチンの一部になることはなかった。
  • Derek Halperin : 私のお気に入りのソーシャルメディアツールは、私のEメールサービスプロバイダーのAWeberだ―この会社は私がSocial Triggerを購読する全ての人達に更新情報のためにEメールを送ることを許可する。
  • Dave Kerpen: 私のお気に入りの新しいツールは、Brewsterだ。なぜなら、私の全てのソーシャルコンタクトを1つの場所に保管することができ、旅行中に彼らと個人的に情報交換することができるからだ。
  • Joe Pulizzi: Little Bird…ソーシャルメディアインフルエンサーのリストを作るため。プライスレスだ。
  • Michael Stelzner: 私はTweetBotが好きだ。iPhoneからTwitterアカウントを管理するのを純粋な喜びにしてくれる。

実用的なマーケティングの見解: 多くの人に尊敬されるソーシャルメディアエンティティはなかったが、Derek Halperinが勧めるように自分独自のEメールリストを持つことは非常に価値がある。AWeberのような経験豊富なESPによってホストされるEメールリストは、もしソーシャルメディアがなくなったり検索が変化してもあなたのビジネスを前進させ続ける。なぜなら、それはあなたがコントロールするコミュニケーションの形態だからだ。

3.多くのビジネスがソーシャルメディアを使用する際におかす最大の過ちは何ですか?また、それを修正するためにすべきことは何ですか?

  • Jay Baer: 既存顧客の話を聞いたり励ましたりするためにソーシャルを使用するのではなく、顧客獲得ツールとしてソーシャルメディアに焦点を合わせること。
  • Ric Dragon: 多くのビジネスは真の目的なしにソーシャルメディアを実行することを始める。望む結果の全体的な展望への深い理解を持つことが必須だ―あなたの組織の目標から、リーダーシップのビジョン、ゴール、目的から具体的なメトリクスに至るまで全てのことだ。上司がマーケティングマネージャーのために1,000ドルのシャンパンを買いに行くように仕向けるのはどんな結果だろう?その全てが理解された後、それらの結果を計画するための実行プランを作ることができる。
  • Derek Halperin : ビジネスがソーシャルメディアに出くわした時におかす最大の過ちは、自分たちがしようとしていることに関係のないことを共有することだ。私は多くの企業が文字を入れた画像を共有し(Facebookで目にする馬鹿げたバイラル・イメージのことだ)、穴埋め問題に答えることによって会話を強いる(確かに、そのようなものは高い相互作用を獲得するが、それはビジネスと何の関係があるのだろうか?)のを目にする。
  • Dave Kerpen: ビジネスがおかす最大の過ちは、自分たちをあまりにも宣伝しすぎることだ―話しすぎ、売り込み過ぎで、十分に聞いたり関与したりしていない。落ち着いて、話を聞き、優れたコンテンツを通して関係を築き、その後で販売するのだ。
  • Joe Pulizzi: そのチャンネルを使用している従業員が、なぜ会社がそのチャンネル(すなわち、FacebookやTwitter)を使用しているのか根底の目的を知らないかもしれないこと。修正については…トレーニングをたくさんすること。従業員は、自分たちがそれらのチャンネルを使ってすることがそのビジネスに役立つ(もしくは傷つける)理由、目的、しくみを知る必要がある。
  • Michael Stelzner: 彼らは、コンテンツを備えた独自のプラットフォームを築くというよりも、ソーシャルネットワークに投資しすぎている。

実用的なマーケティングの見解: 各回答はマーケティングの成功に必要とされる異なる側面を提供している。(Social media – the one thing 70% of businesses do wrongもチェックするといいかもしれない。)さらに、ソーシャルメディア戦略を5つのステップで作成する方法を紹介しよう:

  1. まず始めに、ソーシャルメディアの会話を聞く。
  2. ビジネスゴールに通じるソーシャルメディアアクティビティのゴールを設定する。
  3. 関係を築くためにソーシャルメディア上で他者とやりとりする。
  4. 自分のソーシャルメディアアクティビティと一体化したコンテンツマーケティング戦略を作る。
  5. 結果を自分のビジネスの目標にまで遡る。

これら6人のエキスパートからの見解が明らかにしているように、ソーシャルメディアの成功を達成するのに1つの決まった道はない。あなたが提供するもの、ターゲットオーディエンスのニーズ、ビジネスゴールに合わせて自分のソーシャルメディアマーケティングを作ることが非常に重要なのだ。

自分のソーシャルメディアマーケティングを次のレベルに進めたい?もしそうなら、Social Media Examiner’s Social Media Marketing Worldで、これらの6人のエキスパート(およびWho’s Who of Social Mediaの40人以上の他の人達)とつながろう。このイベントは売り切れ必至なので、今すぐにチケットを手に入れよう!


この記事は、Heidi Cohenに掲載された「Social Media Marketing: The Inside Scoop From 6 Experts」を翻訳した内容です。

イベントのPR色が強かったものの、内容は十分参考になるコンテンツマーケティングの見本のような記事でした。最初のプラットフォームの回答が足並みそろえたように皆が違う答えだったのが笑えますね。SEOであればGoogleが気にするべき唯一のプラットフォームですが、ソーシャルメディアマーケティングはプラットフォームも手法も様々、自分なりのやり方で進んでいけば良いと思います。ユーザーが多い所は競争も多く、少ない所は逆に圧倒して目立つ可能性もあるわけで。

3つ目のソーシャルメディアマーケティングの過ちに関する答えも興味深かったです。最初の「顧客獲得ツールとしてソーシャルメディア」(を捉えるのは間違い)は、思わずドキリとした企業マーケッターさんも多いのではないでしょうか。まぁ、最終的にはそこであっても、対話や支援を行って中長期的な関係を顧客・潜在顧客と築きたいですね。

繰り返しになりますが、この賢人達と直に会って話せるなら思わずイベントに参加したくなってしまう、グッドジョブな記事でしたね。ちなみに記事中で紹介されているLittle Birdもかなり使えそうなソーシャルモニタリングサービスです。しかし本当にアメリカは次から次に新たなサービスが登場しますね。。。 — SEO Japan [G+]

B2Bマーケッターが学ぶべき最も価値のあるレッスン

インターネットを活用したB2Bマーケティング、様々な手法や戦術が取り組まれてきたと思いますが、今回は筆者自ら「最も価値がある」と言い切るB2Bマーケティングのレッスンについて。 — SEO Japan

Image via BigStockPhoto.com

ジャーナリスト、そしてマーケティングライターとして、私の仕事は物事を単純化することだ。それはこんな風に進むことが多い:

私はミーティングに参加する。私のクライアントは、その製品と市場を本当に良く知っているため、他にもたくさんの人を招いた。これらは専門家たちだ。

握手と名刺交換と世間話の後、私は聞き手モードに入る。私のデジタルレコーダーが回っている。私は書いている。私は、時々、質問を差し挟むかもしれない。通常、サポートのためにスライドデッキが使用される。必ず、クライアントチームは私にメールする必要のあることのちょっとしたリストを用意する。なぜなら、それが物事をはっきりさせるからだ。これらのミーティングは長時間かかる傾向がある。

クライアントが話し終わって私の質問もなくなると、彼らは、“Barry、あなたはどう思いますか?”と言う。一旦停止し、殴り書きをする。そして、私は幸運を祈り、ありたっけの誠意をかき集めて、こんな風に答えるのだ:“あなたの製品は人々の時間を節約するように聞こえます。”

沈黙。ゴクリという飲み込む音。恐怖。誰も次に進みたがらない。携帯電話をチェックする人々。私はもじもじしている。私はどこで間違ったのか?私の何が悪いのか?

安堵。頭がゆっくりとうなずき始める。みんな私の簡単な評価に食ってかかりたいが、できない。次第に、誰かが思い切って言う:“その通りだ。素晴らしいよ、Barry。”

何が私をこんなにも賢くするのか?

おっと、恥ずかしい。私はそんなに賢くない。私はこれをしばらくやっているのだけれど。これに関する本はあるのか?ない。私は争ってそれから記事を抜き出そうとしている。でも、“それ”って何?

それは私の教訓だ。私があなたに伝えた教訓はとても価値があった。

B2Bマーケティングでは、あなたの価値命題は2つのことに関する。たった2つだ。

  1. 時間
  2. お金

以上。時間とお金。時間はとてもシンプルだ。あなたの価値命題は、それを節約することにある。それを作ることではない。

お金はもっと複雑だ。あなたのお金問題には2つの側面がある。1つ目に、あなたは自分の顧客のお金を節約することを提案できる。2つ目に、あなたは彼らがお金を儲けることを提案できる。

これはビジネスだ。

申し訳ないが、私はあなたがもっと手の込んだことをすることを許可できない。私たちはここで下着を売っているのではないのだ。

B2Bはメインストリームの消費者市場と同じではない。消費者の世界では、あなたの価値リストはもう少し長くなる―セックスアピール、愛、楽しみ、思い出、パワー、高い評判、快適さを重視したタグのない下着…マイケル・ジョーダンはこれらの戦略に役立つかもしれない。

あなたには私の言っている意味が分かるだろう?このリストはかなり幅広い。

B2Bではそうではない。時間とお金だけなのだ。快適さは、あなたがそれを時間かお金に結び付けることができない限りは、ダメなのだ。

では、なぜ価値命題のミーティングは拷問のような長くてじれったいのか?それには理由がある。

企業は、自分の顧客が自分達の製品について気にしていると考える。

それは真実だ。これは、企業が考えていることなのだ。でも、実際にはそれは間違っている。あなたの顧客は、あなたの製品について気にしていない。本当に。

私は今、いくつかのクライアントと価値命題を作る段階にいる。私がその中のあるクライアントと経験してきたこのプロセスの流れは、私が自分の主張を通すのに役立ち、全く同じではないにしても似たような状況をたくさん示す働きをするはずだ。

そのクライアントは、商品サービスを少し楽しむ。私たちみんなそうなのでは?でも、彼は自分の会社はより強い価値命題を持っていると心から信じている。彼はこう説明する:

全ての従業員がMBAを持っている。彼らが期限を守らないことは決してない。会社はその仕事に対していくつかの賞を獲得したことがある。彼らはユニークな企業文化のために、一流の雇用主として認識されている。彼らは厳正な国際スタンダードに適合し、最良のベストプラクティス―ジャストインシステム生産システムシックス・シグマ改善のような証明されているもの―を使用する。クライアントは、この会社の超真剣なサービス方向性のために馬鹿らしいほどに忠実だ。そしてあっと驚くのはこの後だ…

彼らには、他の会社が提供すると主張することができないソフトウェアとハードウェアの相応しいコンビネーションを備えた優れたインフラがある。あなたは、それは技術水準であると言うかもしれない。あいたたた。

この全ては有効な価値命題とはかけ離れているため、もしこの半分が事実なら、この会社は責任を持って効果的に行動しているように思われる。ボスは本当にそれをもたらすことができる。彼はマイケル・ジョーダンとほぼ同じ位に説得力がある。

しかし、彼は価値命題が何であるかを分かっていない

彼はそれを“About Us”ページ、もしくはパンフレット、もしくはコマーシャル、もしくはスライドショー、もしくは保留メッセージ、もしくは決して関係を重要な次のステップつまりは決断プロセスへと動かすことのないつまらないことと混同している。

この情報を聞いた誰かが、“それは価値があるように聞こえる。そのCEOとはどこで会うことができるのか?”と返答すると思うだろうか?

それは起こらない。

クライアントは、みんな彼の会社に夢中にさせられ、彼が未来について長々としゃべる恐ろしい罠の犠牲になったのだ。では、なぜ彼はそんなことをしたのか?

彼は自分の会社を差別化しようとしていた。それは良く聞こえる。でもそうではない。

あなたがビジネスをするやり方で自分の会社を差別化したい?あなたはそうすべきだ。もしくはそうしようとすべきだ。あなたが自分のメッセージをはっきりと言う方法で自分の会社を差別化したい?確実にそれは賢い考え方だ。

違った考え方をする、それが大事と思うかもしれない。でも、それでB2Bでは、あなたは価値命題を差別化することはできない。もしそうすれば、あなたの命題には価値がない。

あなたは時間もしくはお金について私に伝えることができる。

以上。私はビジネスパーソンだ。あなたもビジネスパーソンだ。それが私たちが大切にするものだ。そして、それが私たちが大切にする全てだ。

スケーラビリティ?いいや。インターオペラビリティ?いいや。リライアビリティ?コンパティビリティ?申し訳ないが、私はあなたが思い付く最後に“ビリティ”のつくたくさんの言葉なんてどうでもいいのだ。もしあなたがクロスプラットフォーム、またはユーザーフレンドリー、またはミッションクリティカル、または市場で証明済み、または業界最先端などであるとしても、私はほんの少しも支払わない。

もしあなたが、意味のない古臭い自分勝手なハイフンでつながった決まり文句を無理やり食べさせようとするつもりなら、私はここから出て行く。次のようなハイフンでつながった価値命題を試そう:(1)Time-saving(時間節約)、(2)Money-making(お金を稼ぐ)

それなら私は話を聞く。さあ続けてくれ


この記事は、Convince & Convertに掲載された「The Most Valuable Lesson a B2B Marketer Will Ever Learn」を翻訳した内容です。

B2Bサービスを手がける人間として思わず読み込んで唸ってしまった記事でした。「B2Bマーケティングは時間かお金が全て」、いわれてみると、確かにそうかもしれません。そう考えるとB2Cより簡単な気がしますが、それを説得させ実際に使ってもらうまでには過去の慣習も含め中々簡単にいかないのがまたB2Bの難しいところなんですけどね。全てのB2Bマーケッターはこの記事をじっくり読んで自分のB2Bマーケティングがどうあるべきか、じっくり考えるべし。 — SEO Japan [G+]

ECサイトのコンバージョンを改善する11の鉄則

SEOによる集客やコンテンツ・インバウンドマーケティングを活用した顧客育成が大事といっても、やっぱりECサイトにとっては最後のコンバージョンをいかに起こさせるかが重要。今回はECサイトにおけるコンバージョンの鉄板ルールを11紹介した、新たなECサイト担当者も多いであろう4月にふさわしい記事を。 — SEO Japan

あらゆるeコマースが、商品を販売するウェブサイトの力に依存している。店舗内で顧客に「何かお探しですか?」と尋ねる販売員がいないため、ウェブサイトに販売を任せるしかないのだ。

多くの会社の経営者は、消費者をセールスファネル内で動かす上で、コンテンツに頼っている。戦略的な意味で、そして、消費者に購入を説得する上で、サイトのコンテンツは当然鍵を握っている。しかし、コンテンツ以外にも、サイト自体もまた重要である。コンテンツがメッセージを伝える間、サイトは、消費者が購入プロセスを進む行為を促進しているだろうか、それとも、妨げているだろうか?

11 ways to improve e-commerce website page conversion rates

イメージ

買い物客は、商品を購入するためだけにウェブサイトにアクセスしているわけではない(サイトの運営者側にとっては、最も望まれる行動)。商品を学び、リサーチを行い、競合者が提供している商品と比較するためにサイトを訪問している可能性もある。

- 内部のサイトナビゲーション、または、外部のサイト検索を介して – 商品ページにアクセスする際、買い物客は、情報のニーズが満たされなければ、購入について検討すらしない。

だからこそ商品ページは重要なのだ。商品ページは、買い物客が求める情報を提供するだけでなく、顧客が関連する価格の情報、配送料、保証、返品の条件等を見つける上でサポートする役目を担っている。

効果的な商品ページは、ビジターの様々なニーズを満たすことが出来る。商品の情報だけでは不十分である。ユーザビリティとコンバージョンを考慮して商品ページをデザインする必要がある。効果的な商品ページは、知識および感情のレベルで(コンテンツ)、そして、潜在的なレベルで(ユーザビリティ)ビジターをコンバートする力を持っている。

以下に、商品ページを最高の販売スタッフへと変える上で役に立つ、商品ページのコンバージョンの最適化に関する11点のアドバイスを挙げていく。

商品ページのレイアウトに一貫性をもたせる

ある商品から別の商品に対して、出来るだけビジュアル面で継続性を持たせるように努力してもらいたい。CMS(コンテンツ管理システム)では、単一のテンプレートを利用するべきである(または良く似たテンプレート)。

イメージ、商品の説明、仕様、そして、価格は、商品ページから別の商品ページに移動するビジターのために、全て同じ場所に掲載する必要がある。この一貫性があるおかげで、それぞれの商品で情報を探しまわる必要がなくなり、また、遥かに情報を比較しやすくなる。

プリンターフレンドリーなページを提供する

中には購入の準備が整っていないビジターもいる。商品の情報をプリントアウトし、後で見直す、または、他の誰かに見てもらうことを望む人もいる。商品ページをプリンターフレンドリーにして、商品の情報が、読みやすく、比較しやすく、さらにはメモを取りやすいフォーマットで、印刷され、保存され、そして、回覧されるように工夫しよう。

以下に、プリンターフレンドリーではないページの例を掲載する。印刷されたページで不要な箇所を全て赤で囲んだ。

Non Printer Friendly Page

このページ、そして、プリンターフレンドリーなページでは、ブレッドクラムやその他のコンテンツに向かうリンク等、不要なナビゲーションの要素を取り払う必要がある。念のために言っておくが、印刷されたページでナビゲーションリンクをクリックすることは出来ない。実際に私は試したことがある。

また、全ての関連する情報が明確に印刷されることを確認してもらいたい。フォントのスタイル、フォントのサイズ、そして、印刷されたページの情報の配置を検討する必要がある。不要な要素を全て取り除いたら、残りのコンテンツが鮮明に印刷されるだけの十分のスペースを確保することが出来るはずだ。

連絡先の情報を公開する

理想を言うと、商品ページで販売を完了したいところだが、必ずしも完了するわけではない。事実、買い物客が、ウェブサイトでは提供されていない情報を求めていることがあり、質問に答えてもらう手段を用意する取り組みは、購入を完了する上で欠かせない。

連絡先の情報を提供することで、サイトで答えが提供されていない質問に関するeメールや電話が増えるものの、この情報がない場合、顧客を完全に失ってしまうリスクがある。ウェブサイトで情報を探し出すことが出来なかった、もしくは、さらに説明が必要であったために、ビジターは連絡を取る。そのため、ニーズを満たす人物に連絡を取ることが出来る手段が用意されていない場合、購入してもらえる確率は激減する。

Contact Info on product page.

商品をしっかり説明する

すべての商品に、商品のサマリー、概説、または、説明を付ける必要がある。この情報は、商品が何なのか、何をするのか、そして、何を達成するのかを買い手に説明する上で最も重要度が高い。商品ページの要であり、買い物客を、当該の商品が求めている、または必要としている商品であると説得する上で(または説得に失敗する)鍵を握る。

詳細な商品の情報を提供する

商品の要約に加え、商品の機能、仕様、そして、メリットに関する詳細な情報を提供するべきである。一部の機能にさらに情報を加える必要がある場合は、より詳しい情報が掲載されたページへのリンクを加えることも可能である。出来るだけこのページに多くの情報を詰め込み、ビジターがなるべく商品ページを去らなくても済む状況を作り出してもらいたい。

高画質の画像を利用する

イメージは、買い物客が、購入を検討している商品を理解し、判断する上で、極めて重要である。また、モニターの質が急速に改善されていることもあり、高画質の画像のみを利用するべきである。

Hi-res vs. fuzzy images

右側の画質の低いイメージが、大幅に見劣るわけではないが、若干目にかかる負担は大きい。画質の低いイメージが利用されていると、商品に対する印象まで低くなってしまう。良質な画質のイメージは、商品に対するイメージも改善する。

高度な画像を加える

商品を判断する上で、画像1枚だけでは物足りないことがある。さらに画像、そして、エンハンスト画像を加えて、買い物客がよりインタラクティブなフォーマットで、画像を見ることが出来るように工夫してもらいたい。様々な角度から見た商品の画像、使用中の商品の画像、収納した商品の画像、拡大した商品の画像、動画、あるいは、拡大するオプション等の追加を検討してもらいたい。

Alternate Image Views

このような高度な画像を通じて、ビジターは、実際に手に取ることが出来ない商品をより正確に評価することが可能になる。この評価を行うことが出来るかどうかが、購入の決定を左右する可能性がある。

商品の比較を組み込む

出来るだけ、商品を横に並べて比較する機能を導入し、それぞれの商品の機能やメリットの違いを紹介するべきである。この比較により、買い物客は、求めている商品であることを再確認することが可能になり、その結果、返品の確率は減少する。横に並べた比較は、店で実際に買い物をする際のメリットを模倣しており、オンラインではあまり味わうことが出来ない。

価格の情報を目立たせる

全ての商品の価格の情報を、商品ページの分かりやすい場所に表示させなければならない。大半の買い物客にとっては、価格に折り合いがつかなければ、商品の質や価値は何の意味も持たないことになる。

最終的な価格を掲載することが絶対に不可能な場合を除き、価格情報を隠したり、「詳細は電話でお問い合わせください」等のメッセージを掲載するべきではない。「価格を最初に確認」することで、期待の目安となり、購入しないビジターからの電話や問い合せを除外する効果が見込める。

海外向けの価格情報を掲載する

商品を海外に向けて販売しているなら、様々な通貨で価格の情報を表示することを薦める。ビジターに自国の通貨を選択させて、その場で計算させることが出来る。サイトに異なる通貨の価格を表示することが出来ないなら、通貨の変換を行うサイトへリンクを張り、買い物客が自分で容易に計算することが出来るようにひねりを加えてもらいたい。

コール・トゥ・アクション

最後に(最も重要)、全ての商品ページに、コール・トゥ・アクションを少なくとも1つ(もしくは1つ以上)掲載しておく必要がある。何よりも重要なアクションは「今すぐ買う」だが、必要に応じて、別のアクションを加えることも出来る。例えば: 「今すぐ購入する」、「買い物かごに加える」、「保存して後で確認する」、「ウィッシュリストに加える」、「比較する」、「印刷」する等が考えられる。

それぞれのコール・トゥ・アクションは、具体的な意図を持ち、買うか去るかの二者択一を強制することなく、ビジターに引き続きサイトを利用してもらうことが出来る。ただし、選択肢を大量に詰め込むのではなく、ビジターにとって価値のあるものだけ提供するように心掛けてもらいたい。

calls to action

情報提供と販売が、商品ページの大きな2つの役割である。通常、十分な情報を提供しない限り、購入は行われない。情報が多ければ多いほど、当該のページが「販売スタッフ」として好成績を上げる可能性は高くなる。

十分な情報を得た買い物客は、単に購入を行うだけでなく、最善の買い物を行い、再び、戻ってくるだろう。

早く売れたものの、利益が損失に変わる問題が発生することがある。しかし、適切な商品を探す上で、そして、情報に基づいた購入を行ってもらう上で、必要な情報をビジターに与えるべきである – こうして利益は生まれる。後は、その利益が今後も続くことを願うばかりである。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「11 Simple Conversion Strategies Many Product Pages Fail To Incorporate」を翻訳した内容です。

どれも基本的なモノばかりでしたが、改めて読むと自身のサイトを基本に忠実か見直してみたいと思える内容でしたし、これからECサイトを手がける方には是非参考にしてほしい基礎知識ばかりでした。拡大を続けるEC市場ですが、ソーシャルコマース等、新たな試みも色々ありますが、常に基本は外さないようにしたいですね。

また冒頭のくだりで思い出しましたが、少し前までアニメや疑似人工知能、チャットを使ったウェブコンシェルジェ的サービスが色々と存在し、導入テストをしていたECサイトも多かったと思いますが、今ではすっかり見なくなりましたね。結果(=コンバージョン)につながらなかったから衰退したのでしょうけど、ネットショッピングは限りなく能動的な行動なのでしょうか。この記事を参考にユーザーが思うままに自由にふるまえる環境を提供することが何より大事なのでしょうね。 — SEO Japan [G+]

Googleリーダーの終了、ブログの終焉

先日、GoogleがGoogleリーダーを終了することを発表したことが大きな話題となりました。一時、RSSの可能性を信じていた人間としては(くどいですが本も2冊書きました)、RSSリーダーはともかくRSSは残っているわけですが、色々感慨深いものがあったわけですが、カリスマブロガーのミッチ・ジョエルもGoogleリーダーの終了に衝撃を受けた一人ということで、彼なりの感想を書き連ねた記事を。 — SEO Japan

私は、自分のブログを愛している。あなたのブログを愛している。私は、ブログを愛しているのだ。

私を古くさい人間と呼んでくれて構わない。ブログを愛することは、私がより新しいものを愛さないこととは無関係だ。私は、TwitterFacebookGoogle+やその他の場所に投稿したり、共有したり、繋がったりすることも好きだが、ブログには特に目がない。先日、Gina Trapaniのこんなツイートを読んで衝撃を食らった:“なんと、Google Readerが終了する。まさに、ブログや古臭いニュースリーダーの終焉だ。‘Subscribe in Google+’を待とう。”では、私はこのブログのことを忘れて、自分が考えていることについてGoogle+やFacebookやTumblrなどに投稿しなければならないのだろうか?GoogleがGoogle Readerのサービスを中止することに決めた(それに関する詳細はこちら:余生を過ごしたGoogle Reader:製作者Chris Wetherellの内省)ことが分かって私は落ち込んだ。

告白の時間。

私はGoogle Readerの熱心なユーザーでありエヴァンゲリストだった。そんな訳で、私は会う人みんなにGoogle Readerをベストブログのトップに居続ける手段、さらにはGoogle Alertsを管理する(受信箱をいっぱいにしたくない場合)手段として使用することを勧めていた。それは、私がウェブブラウザ(Google Chrome)を開く時の最初のタブだ。それは数百(もしかすると数千)ものブログやウェブサイトなどで満たされ、私の仕事をもっと良くするためには何が最も重要であるかの視点をキュレートしたものを与えてくれる。私は、Google Readerを数か月間見ていなかった。もしかするともっと長いかもしれない。何が起きたのかって?TwitterやFacebookのような場所で適切な人たちと繋がることによって、あなた達みんなが―本質的に―キュレーションの優れた原動力になったのだ。もし何かが本当に重要なことならば、あなたはそれをツイートしたり、FacebookかGoogle+に投稿し、その情報が私のところにやって来る。ここで打ち明けると、Eメールも私に情報を伝える強力な手段になっている。私は、何が起きているのか素早く教えてくれるeニュースレター(MashableMediaPostなど)をたくさん購読している。だから、Google Readerを愛しているのと同時に、それを勧めるし、それは素晴らしいツールだと思っているし、実際にそれを使用している。

これはブログの終焉ではない。

私が見聞きしたことから判断すると、Google Readerはニッチな製品だったようだ。それは私にとって素晴らしいものだったし、あなたやたくさんのジャーナリストやメディア関係の人にとって素晴らしいものだったかもしれないが、一般人はRSSという魔法を決して理解しなかった。マーク・ザッカーバーグとFacebookの人間が、私たち個人のプロフィールページ全てをニュースフィードに変えて、RSSをカーテンの後ろに置くと、RSSは私たちの時代精神から消え、ソーシャルプラットフォームが1ページのコンテンツから情報を引き出すために使用するコードのラインの1つとなった。ブログのもともとの力は発行のし易さではなく、ブログを購読する力にあり、ブロガーが更新した時に知らされることだった。RSSはニュースフィードの次の世代で、それはブログを有名にし、アクセス可能にする重要な原動力だったのだ。つまり、ある意味で、Trapaniは正しい:古臭いニュースリーダーはFlipboardなどのようなものに置き換えられたかもしれないが、これはブログの終焉ではない。

ブログをやめないで。

ブログを書くということは、RSSやニュースリーダーやそのようなものが全てではない。ブログを書くことは、誰もが考えを持ち、その考えを世界に共有するために―文字で(画像、オーディオ、動画などによってサポートされて)―簡単に無料で配信する能力なのだ。私の恐れは、Google Readerが消え、その次にFeedburnerが消える(死の看取りがされているところ)時、人々がこのタイプのコンテンツを見つけたり、共有したり、追加したりする手段が減少することだ。ブログは重要だ。これはブログの終焉ではない。そうは言っても、私は人々がどのようにブログを発見するのかを知りたい。私たちは、本当に、もしあなたが1つのブログ記事に関する特定のツイートを見るために特定の時間にTwitterにいなかったら、ブログを書くことが森の中に落ちた木のようになる時代にいるのだろうか?そうではないと願いたい。同時に、Mashableがこんなものを提供している:Google Readerの代わりをチェックしよう

あなたの見解は?これはブログの終焉なのか、それともGoogle Readerが単に存続可能なビジネスではなかっただけなのか?


筆者について:ミッチ・ジョエルは数々の受賞歴を誇るカナダ発のデジタルマーケティング/コミュニケーションエージェンシー、Twist Imageの代表です。2008年にはカナダで最もソーシャルメディア上で影響力のある人物、そして40歳以下で最も有名な40人の一人、さらに世界で最も影響力のあるオンラインマーケッター100人の一人に選ばれました。著書である「Six Pixels of Separation」(Grand Central Publishing – Hachette Book Group)は、ビジネス/マーケティング書として英語圏で大ベストセラーになっています。ミッチのブログはこちらから。


この記事は、Six Pixels of Separationに掲載された「End of Blogs」を翻訳した内容です。

ブロガーとしての立場からGoogleリーダーの終焉について率直な感想を書いた内容でした。Googleリーダー終了をきっかけにRSSリーダーを使うことを止める人は少なからずいると思いますし、新たなニュースリーダーを活用して、ブログ・サイト単位で無く記事単位でウェブの情報を収集する人がそれなりに増えるのは避けられないと思います。

ブログのトラフィックへの影響がどれ位あるのかなんともいえませんし(私自身も不安な一人)、日本に比べても大量のオーソリティブログが各ジャンルに存在する米国のブロガーの杞憂は相当のものでしょう。同時に、RSSじゃないですけど、ブログ自身は終わっていないわけですからね。ニュースやブログ購読の仕組み自体が新たな進化の時代に入っていくと思いますが、ブログを通じた情報発信は残ると思いますし、ここで頑張り続けたブロガーにとっては、オーソリティとしてその権威を一歩も二歩もレベルアップできるチャンスかもしれません。

ちなみに乗り換えRSSリーダーに迷っている方はこちらの記事もどうぞ。 — SEO Japan [G+]

ソーシャルコマースを活用する10の選択肢

ブレイクしそうでブレイクしない日本のソーシャルコマース。その定義に関しては5から19まで色々ありますが、基本的には、ソーシャルメディアを活用したEコマース、またはその活用手法という、ざっくりな理解でよいのではと思います。今回は定義をさらに具体化しようということで、ソーシャルコマースの実戦方法を10簡潔にした紹介した記事を。 — SEO Japan

ソーシャルコマースは、製品開発から購入後のファンやブランド・アドボカシーまでマーケティングプロセス全体にわたる顧客の買い物体験のためのソーシャル・コンテクストを提供する。

ソーシャルコマースは進化し続け、ソーシャルメディアコンテンツの要素とモバイルデバイス(主にスマートフォン)の即時性との関わりを導入している。結果として、あなたの顧客は、あなたの店で買い物をしながら、幅広いグループのインフルエンサーに相談したり、あなたの店とオンライン競合他社を比べているのだ。

あなたがどのようにしてソーシャルコマースを自分の全体的なマーケティングプランに組み込むことができるのかを判断する手助けをするため、ここでは10種類の選択肢を紹介する。

ソーシャルコマースの選択肢

ソーシャルコマース

できること

企業にとっての利点

クラウドソース

Threadless、Lego、Starbucks

客が製品のアイディアおよび改善点を投稿し、投票もする。

消費者が求める製品を提供する。
社外でアイディアを秘密調査する。

評価&レビュー

Amazon、Yelp、TripAdvisor、製品ウェブサイト

客が製品について評価したり、コメントしたり、投票したりする。

客が信用する情報を提供する。

Q&Aフォーラム
(Bulletin掲示板やTwitterを含む)

FlyerTalk、Being Girl

客および企業が製品に関する質問に答える。

客の質問に回答する。異論に打ち勝つ。

ソーシャルショッピング

This Next、Kaboodle
Levi’s Friendsストア

客が写真と投票を友達に共有する。

友達の体験でライブショッピングをエミュレートする。

ファンページ(Facebook上もしくはあなたのウェブサイト)

Victoria Secret PinkのFacebook Page;
1-800 FlowersのFacebook Page Mattel

客が割引を受けたり、質問の回答をもらったり、買い物をしたり、ロイヤルティを示したりする。

購入時に追加情報や割引を提供する。ファンと交流する。

グループ割引

Groupon、Social Living

客は割引された商品を手に入れる。

店舗へのトラフィックを増やす。

割引/クーポン
―フラッシュマーケティング、Twitter、モバイルを含む

Woot、@DellOutlet、Gilt

客はソーシャルメディアプラットフォーム上で割引を手に入れる。

取引を成立させるためにタイムリーなオファーを配信する。

2Dコード(別名QRコード)

製品包装、ソーシャルメディア、サードパーティメディア

客は2Dコードをスキャンして詳細情報や割引などを手に入れる。

購入時に追加情報を提供する。

ロケーションベースのサービス(チェックインを含む)

Facebook Places、Google Latitude、Foursquare、Gowalla

客はゲームシステムに参加する。客はあなたの所に行きたい気持ちになる。

店舗訪問の動機を提供する。ロイヤルティに報いる。

TwitterおよびFacebookを介したソーシャルカスタマーサポート

@ComcastCares、
@Delta Facebook

客は製品について質問をし、複雑な問題を解決してもらう。

取引を成立させるために、費用効率が高いカスタマーサービスを提供する。

要するに、あなたの見込み客と顧客は、あなたが提供するもののためのソーシャル・コンテクストを提供するために、家族と友人とソーシャルメディアコンタクトからの助けを求めることになるのだ。あなたから購入するように彼らを説得するために彼らを支援してみてはどうだろう?

他にこのリストに追加したいソーシャルコマースの選択肢はあるだろうか?もしあるとしたら、それは何で、それはどのように機能し、その利点は何だろうか?


この記事は、Heidi Cohenに掲載された「Social Commerce: 10 Options & How to Make Them Work For You」を翻訳した内容です。

手法やアイデアの整理には参考になった記事だったのではないでしょうか。気になる項目があれば、導入企業名で検索して確認してみてください。どれもわかるように、決して難しいものではありませんが、効果的に導入できればAmazonのレビューシステムしかり、Threadless(ちなみに私の元仕事仲間が運営しています)のユーザー投稿システムしかり、サイトの強力な武器にすることができます。余り重たく考えずにシンプルなところから始めてみませんか、ソーシャルコマース。 — SEO Japan [G+]

コンテンツマーケティング・メトリクス

最近、コンテンツマーケティング関連の記事を紹介すると妙に緊張する私ですが 汗、さて今回は、コンテンツマーケティングの効果測定を考えてみようという記事を。単純なアクセス数やコンバージョン数だけではその価値を測りきれないコンテンツマーケティング、様々なメトリクスをチャート形式で紹介することにチャレンジした内容をHeidi Cohenから。 — SEO Japan

あなたのコンテンツマーケティングは順調?

コンテンツマーケティングがそのビジネスゴールを確実に達成するように、あなたは進捗状況と結果を測定しなければならない。コンテンツマーケティング・メトリクスは、従来のトラッキング分析とコンテンツ制作に関連したより具体的な質問の組み合わせを包含する。

制作に関連したコンテンツマーケティング・メトリクス

あなたのコンテンツマーケティングプログラムにおける、従来のマーケティング・メトリクスにはないソフトな要素をトラッキングすることから始めよう。これらの因子は、あなたのプログラムのコンテンツがあなたのゴールとターゲット市場のニーズを基にしたそのビジネス目標に見合っていることを確かめるために検証することを目的とする。ここでは、あなたのコンテンツマーケティングの量と質を評価するための7つのコンテンツマーケティング・メトリクスを紹介する。

  1. どんな種類のコンテンツが作られるのか? 情報カテゴリを明確に考え、種類ごとにコンテンツをトラッキングする。どれくらいの頻度でコンテンツは作られるのか?もしくは、アップデートされるのか?これらのアップデートは何によって決まるのか?
  2. どんなコンテンツの形式が作られるのか? 例えば、ブログ記事、写真、動画など。
  3. 誰がコンテンツを作るのか? 具体的に誰がコンテンツ開発に責任を負うのか?これには、部署による社内リソース、外部代理店、顧客、大衆が含まれる。顧客もしくは大衆がコンテンツに貢献するのか?もしそうなら、どんな種類のコンテンツで、どれくらいの量で、どれくらいの頻度なのか?コメント、採点、レビュー、投票、アンケート結果を見落とさないこと。
  4. コンテンツはどこに置かれるのか? オウンドメディアなのか、サードパーティメディアなのか、ソーシャルメディアなのか。 全てのオンラインコンテンツとソーシャルメディアと同様に、コミュニケーション、製品パッケージ、店舗情報のようなオフラインコンテンツも含めること。
  5. コンテンツにブランドが組み込まれているか? あなたはこのブランド・インパクトをどのようにトラッキングするのか?このブランディングは、それがあなたの会社の情報として認識されることを確実にするためにさらなるクリエイティブな作業を必要とするのか?
  6. コンテンツマーケティングがどのように製品もしくはオンラインプレゼンスと結びついているか? これは、ウェブサイトまたはブログまたはQRコードへのリンクかもしれない。他に必要とされるコンテンツはあるか?
  7. 見込み客をコンテンツマーケティングに引き付けるために関連したマーケティングが必要とされるか? もしそうなら、このマーケティングは全体的なマーケティングプランに組み込まれるか?そのコストは予算に含まれるか?

既存のトラッキング項目によるコンテンツマーケティング・メトリクス

これらは、既存のトラッキングシステムを使用してモニターされるコンテンツマーケティング・メトリクスだ。それらは、5つの基本的なメトリクスカテゴリに分類される。


コンテンツマーケティング・メトリクス

カテゴリ

トラッキングする要素

メトリクス

- 1つのコンテンツにどれくらいの訪問者/閲覧者がいるのか?ユニークビジターの数は?

- コンテンツマーケティングはリード生成を改善したのか?

- 訪問者数、ユニークビジター数

 

- 販売見込み客の数

行動

- 訪問者はコンテンツでどれくらいの時間を過ごすのか?

- 彼らはコンテンツを共有するか?

- 彼らは継続中のコンテンツに登録するか?

- 彼らはあなたが求める次の行動をするか?(あなたは相応しい行動喚起を用意しているか?)

- サイト滞在時間、ページ滞在時間

- ツイート数、Facebookいいね!の数、友人へのメールの数
- Eメールニュースレター、RSS、ダウンロードなど

- アクションの数(固有のプロモコードが重要!)

ブランド・インパクト

- あなたのコンテンツのブランド・インパクトは何か?コンテンツマーケティングはブランディングを改善したか?

- 改善されたブランド・センチメント、購入の意思、ブランド・リコールなど

収益

- コンテンツマーケティングに関連した売り上げはどうか?

- コンテンツマーケティングはコンバージョン率を改善したか?

- アーンド・メディアの価値は何か?

- コンテンツマーケティングが返品商品を減らしたか?

- 合計売上、合計販売数、平均注文数

- コンバージョン率
 
 
- アーンド・メディアのドル価値

- 返品商品の数、返品商品の金額

費用

- コンテンツ制作のコストは?(クリエイティブ、テクニカルサポートなどを含む)

- コンテンツマーケティングは検索マーケティング費用を減らし、結果を改善したか?

- 合計コスト(社内コストに対する社外コストの発生)
 
 
- 検索マーケティング費用、キーワードごとの検索ランキング

あなたがどこから始めるとしても、コンテンツマーケティングプログラムがそのゴールに見合っていることを確かめるために、コンテンツマーケティングプログラムのソフトとハードの両方のメトリクスをトラッキングすることが大切だ。たとえあなたのメトリクスが完璧に満たないとしても、コンテンツマーケティングの結果を測定し始めて、やっていくうちにそれらを洗練していくのだ。

このリストに追加したいその他のコンテンツマーケティング・メトリクスはあるだろうか?もしあるなら、以下のコメント欄に投稿して欲しい。


この記事は、Heidi Cohenに掲載された「Content Marketing Metrics」を翻訳した内容です。

現状のアクセス解析ツールでは上記のメトリクスを調べるのも手間がかかりそうですが、いずれはダッシュボード化されて簡単にコンテンツマーケティングの効果測定が行えるサービスが登場してくるのでしょうか。今を生きるウェブマーケッターの皆さんはできるところから地道に効果測定しつつ、コンテンツマーケティングに励んでいくしかなさそうですが。。。無駄に思える作業も増えるかもしれませんが、そこから得るものは大きいはず。 — SEO Japan [G+]

出会い系サイトは中国の結婚相手探しをどのように変えているか?

ネットが普及して政府がメディア規制に追われている中国ですが(私も上海にたまに行きますがTwitter/Facebookが使えないのが毎度困ります)、ネットで結婚相手を探す人が大量に増えている”ネットで結婚”革命もまた起こっているようです。日本でも出会いなり結婚相手探しに活用されてきたインターネットですが、今回は中国の「出会いサイト」の現状を探った記事をThe Next Webから。 — SEO Japan

世界で最も人口の多い国の10億人以上の住民は、それだけの人に囲まれているのだから人と出会うことにそれほど苦労しないだろうと思いがちだが、それはいささか還元的でもある。中国は、かつてないほどの数の住民が都市に移り住む激動の時代にあり、古くからのコミュニティ構築の方法は、高層ビルマンションや都市生活にはとても当てはまらない。

様々な理由が混ざり合って、中国の独身者にユニークな状況を生み出したのだ。現在、デートをする人たちは、一人っ子政策と経済改革、一部の人に関しては新たに芽生えた繁栄に影響を受けた世代だ。それと同時に、都市への人口移動は、中国の巨大都市で何百万もの若い人々をよそよそしく扱ってきた。なおかつ、彼らは素早い技術発展の中に生きている。これらの人達は、インターネット、インスタントメッセージ、携帯電話の世代の子どもなのだ。

最高のテクノロジーが問題を解決する。そして、たくさんの中国インターネット企業が、中国の男性と女性を結びつける手助けをするという高まる問題を解決することに着手し始めた。大家族全員が結婚の仲介に関与することが多いため、若い人達は伴侶を見つけるという大きなプレッシャーに直面する。リサーチャーのLeta Hong Fincherは、女性、特に20代半ばを過ぎた大学院の学位のある人が、それにまともに直面すると考えている。

“私は個人的に、自分がインタビューした女性が生活のあらゆる領域から結婚に対する激しいプレッシャーを受けているのを目にする。男性にもプレッシャーは存在するが、男性には女性ほどのプレッシャーは見られない。”と、彼女は言った。

実際に同じような動きが、政府の公式チャンネルからも生じている。最近Fincherは、ある年齢以上の独身女性を表す“売れ残りの女”(剩女, shengnu)というこの国の正式呼称に焦点を合わせて、The New York Timesの論説の中で言及した。政府の立場は、27歳だが、その他の意見は一般的に25歳から30歳に及ぶ。彼女の社説は、中国のPhoenix TVチャンネルで話のタネになったために、実際に中国で反響を呼んだ。

Fincherによると、中国女性連盟は、“学歴が高く、ハイクオリティな女性”として分類されるいわゆる“売れ残りの女”のためのお見合いイベントを企画してきた。政府が学歴のある独身女性に圧力をかけているのは、家族をこの国の安定と等しいと見なすからだ、と彼女は推測する。

“これは2007年から実際に政府が“shengnu”という言葉を押しつけてきた理由の1つであり、“協和的な社会”を宣伝する1つの手段である、というのが私の主張だ。中国では、あなたは何にもまして社会的に安定しなければならないし、協和的な社会の基本は協和的な家族であると、最高幹部によって宣伝されている。家族と結婚に関する公式発言を見ると、彼らはよく協和的な家族と言っている。あなたはどうやって協和的な家族を手にするのだろうか?そう、結婚しなければならないのだ。“

ああ、それが難しいところなのだ。

もしあなたが運命の人だったなら

中国で最近大ヒットしているのが、Jiangsuテレビ局によるFei Cheng Wu Raoのデート番組だ。文字通り“真剣じゃないなら、邪魔しないで”と訳され、“If You Are the One(もしあなたが運命の人だったなら)”という英語名で通っているこの番組は、イギリスのTake Me Outと似ている。この番組について詳しく知りたいのなら、Kristin GrahamがMinyanvilleでこのオーディションのプロセスについて非常に貴重な英語での解釈を提示している。彼女が実際の番組に出たようには見えないが…。

TVは、優れたエンターテイメント―特に他の人が苦境に立ってもじもじするのを見ること―を生み出すが、実際に番組に出ることができる人は一握りであるため、中国国民は自分の運命を変えるために、それに相当するもの、つまりはインターネットに目を向けた。

良い運命

Fincherはオンラインデーティングに直接注目していたわけではなかったが、この件は彼女の調査中に定期的に持ち上がっていた:

“私がインタビューをした女性のかなり多くが、‘売れ残りの女’になることを恐れて、結婚を切望して、[オンラインデーティング]を指摘した”、と彼女は言った。

良い運命という意味を持つJiayuanは、中国でオンラインデーティングサイトのトップに位置付けられている。興味深いことに、その創設者であり共同CEOのGong Haiyanは、初期の中国のデーティングサイトに偽のプロフィールを書いたというネガティブな経験をし、修士号の勉強しながら2003年にJiayuanをスタートした。少なくとも彼女にとって、その製品は役立った―Gongは、Jiayuanで夫と出会ったのだ。Gongについて詳しいことは、Evan OsnosがThe New Yorkerで彼女の紹介をしているので読むと面白い。

去年の相次ぐ中国のテック企業のIPOの一部として、JiayuanはNew York Stock Exchange(DATE)にリストされ、1億ドル近くの資金調達をしたと報告された。去年5月には初期価格10.70ドルで市場に出ており、その株は特に良かったわけではなかった。それは去年夏に上がったり下がったりして、今年始めに3.70ドルで底をついた。それ以降、これを書いている時点では約6ドルまで戻った。

一部の株のいざこざは現在の経済状態のせいである可能性が高いが、その運命は、Jiayuanが関与した注目の刑事事件と訴訟によって改善しなかった。中国中央テレビ局は、去年7月に1人の男性がこのサイト上で会った女性に対して詐欺行為をしたことで懲役2年半を言い渡されたと報道した

しかし、この会社は今も利益を上げている。その第二四半期では、収益9900万RMB(1586万ドル)および営業利益1850万RMB(296万ドル)をもたらした。そして、6月30日時点で6770万人の登録ユーザーを誇る。

見知らぬ人々との出会い

しかし、オンラインデーティングは、過去10年のものだ。次は、近くにいる新しい人と出会うのを手助けするiPhoneとAndroid用の人気のソーシャルネットワーキングアプリ、Momoについて書こう。今は、ソーシャルで、ローカルで、モバイルな世界だ。そしてそれは、Momoの世界が勝つことを意味する。

Momoは、中国語の“見知らぬ人”が由来の名前だ。去年8月のローンチ後、このアプリは1年そこらで1600万人以上のユーザーを集めた。1周年に1000万を達成したということは、たったの2か月でさらに600万人を獲得したということを意味する。

The Next Webは、海外プロジェクトを率いるMomoのVP、Zhang Yingと、このスタートアップの経営責任者であるWang Liと直接話をして、この会社の成功について詳しいことを聞いた。中国の文化的背景がMomoがけん引力を得るのを手助けした、とWangは言った。

彼がより直接的であると見なしているアメリカ人と比べて、“中国人は簡単ではない。彼らはウェブサイトを介してコミュニケーションを取ることや、文章を介してコミュニケーションを取ることを好む”と、彼は言った。

Zhangは、中国の都会に住む人達は近くに住む人のことを知らないことが多いのを理由に、このアプリの必要性を強調した。

“新しいテクノロジーを使って、私たちは自分の隣人を再発見することができる。中国において、隣人のコンセプトは、現在のコミュニティではある意味失われている。このアプリを使って、私たちは新しいコミュニケーションチャンネルを築くことができるのだ”、と彼女は言った。

Momoは、若者の間で簡単な性行為を手助けするという悪評を得たが、Zhangは、このアプリ自体は“人をもてあそぶための機能を提供していない”し、根本的にはとても基本的なコミュニケーションサービスであるということをすぐに指摘した。

それに、このアプリのユーザーの間では真剣なお付き合いも発展している。この会社は、少なくとも30組のカップルがMomoで出会った後に結婚したことを聞いている。それは多くはないように思われるかもしれないが、このアプリはまだ1年と少ししか経っていないため、一般的に見るとそれらはかなり早い関係である。

また、Zhangは、多くのユーザープロフィールには現在の職業や学歴などの詳細情報が含まれているため、Momoを使って求職者を探す求人担当者もいる、と言った。

私は、TencentのWeChatがMomoのライバルなのかどうか尋ねた。このメッセージアプリは見知らぬ人と会うための独自の機能を持っているためだ。しかし、Wangは、この二つは異なるレベルで機能し、Tencentははるかに大きいのだと言った。Jiayuanに関しては、Zhangは、このサイトは真剣な関係により焦点を合わせていて、Momoよりも年齢層の高い人達を対象としている、と言った。

では、Momoのユーザーはどれくらい若いのだろうか?平均年齢はおよそ25歳で、このアプリは学生に人気がある。面白いことに、このサービスの男女比は2対1で、業界平均よりも良いと彼らは言った。このサービスが、Andoroidは男性に傾いているが、iPhoneでログインする女性のパーセンテージがより高いということも特筆するに値する。

一方で、Momoはおよそ70人の従業員を抱えており、そのユーザーと同じように、彼らもかなり若い。労働者の平均年齢は24~25歳であると、二人のエグゼクティブは言った。

今後のことを見ると、この会社は、特定の建物や複合施設内にいる映画ファンのようなグループにユーザーが自ら参加することを可能にする新しいグル―プ特性の採用を促進させることに取り組んでいる。

私は、Momoユーザーが結婚したり真剣な付き合いを始めたらこのサービスを使うのを止めるのかどうか興味があったが、Wangは、ユーザーは時と共に変化するソーシャルニーズとしてこのサービスを採用するだろうと期待している。例えば、家族が近所に自分達と同じ年頃の子どもがいる他の家族を見つけるのにMomoを使うことができるかもしれない。

もちろん、自分のパートナーがこのアプリを使い続ければ、嫉妬する男性や女性がいるのは自然なことだが、Momoのスタッフはそれを個人的な問題と謳い、自分達はソーシャルネットワーキングサービスアプリを作っているだけで、それをどのように使用するのかはユーザーに決めさせているのだと言った。

Momoには海外志向があり、もうすぐ英語版がリリースされる予定だ。最近彼らのオフィスを訪ねた時に見たところでは、それは現在のアプリの必要最低限のものだけを装備したバージョンのように見えるが、Facebookのインテグレーションには興味をそそられた。Facebookは中国ではブロックされており、それは今後もそのままである可能性が高いため、10億人のユーザーネットワークとのインテグレーションは、海外進出をはっきりと意味している。

中国のこのような会社によくあることだが、Momoはまだ収益化に焦点を合わせていない。その代わりに、次第に収益をもたらすという理解と共に継続したユーザー成長に注意を払い続けている。

しばらくの間は継続するのに十分なお金を持っているといいのだが。今年始め、伝えられるところによれば、Eコマース大手のAlibabaが投資家の1人としてサインしたという話と共に、MomoがシリーズBファンディングで4000万ドルを調達したという噂があった。私がそれについて尋ねた時、どちらのエグゼクティブも詳細について認めなかったが、この会社が1億ドルで評価されたことは明かした。

私の初めての体験

私は数日前にMomoに登録し、これを書きながら検証した。私が結婚していることを考えれば、面目を失わずにこのアプリを携帯に持つことができる唯一の方法は、調査の下であるということだ。この記事に取り組むために椅子に座っていた時に、私はこのアプリから初めてのお知らせ音を受け取った。近所にいる自称26歳の女性ユーザーがチャットをしたがっていたのだ。

私たちは少しささいなやり取りをし、その後、私は自分がMomoについて書いているのだと述べ、いくつか質問をしたいと言った。どれ位このアプリを使っているのかと尋ねると、彼女はベータ版の頃からメンバーで、たぶんユーザーの“第一陣”だと答えた。

このアプリを使う理由を尋ねると、彼女は、モバイルアプリ開発業界での自分の仕事が新しいアプリの最新動向を把握させるのだと言った。さらに、このサービスを“ユーザー心理”を研究するために使用するのだと付け加えた。そして、彼女は私にミルクティーをおごると言った。

私は、Momoでの1つの偶然な出会いが平均的なユーザーを示すということには懐疑的だが、それは、人々がこのサービスでチャットを始めることができる気楽さを間違いなく強調している。

アンダーグラウンドなゲイコミュニティ

中国政府はいわゆる“協和的な”家族を強く求めているにもかかわらず、ソーシャルメディアはその機関の祝福を受けないかもしれないカップルに機会を開いてきた。ゲイとレズビアンのコミュニティはこの国では主としてアンダーグラウンドであるが、そのメンバーの多くが繋がりのためにSina Weiboマイクロブロギングサービスを始めているという証拠がある。ゲイやレズビアンコミュニティのメンバーの中には、中国におけるゲイであることに対する根強いタブーが理由で、2つ以上のアカウントを作る人もよくいると、Fincherは言った。

“Weiboは中国のゲイコミュニティに大きく寄与してきた”と、彼女はTNWに教えてくれた。

Sina Weiboは厳しく規制され検閲されているが、個々の投稿は気付かれないように振る舞っていることが多い。この夏にSina Webio上で婚約を発表して話題となった一組のゲイカップルが、今月初めに自分たちの結婚式への公開招待状をこのサービス上に送信したと、Bloombergが報告している。地方自治体からの圧力が、彼らに元々の会場を断念することを余儀なくさせ、最終的にこの二人は人前で式をすることになったのだ。その後、その動画が国内のソーシャルネットワークに出回った。

公式見解では今でもゲイの結婚を禁止しているものの、政府は少なくともこの1つのケースを大目に見る意思を表している。この結婚式は、それを中国での“高まる寛容さ”として説明した国有のChina Radio Internationalからの英語コメントにおいて賛同を引き起こしたのだ。

画像クレジット: STR / AFP / GettyImages; FREDERIC J. BROWN/AFP/Getty Images, OR忠少 / Sina Weibo


この記事は、The Next Webに掲載された「One in a billion: How technology is transforming dating in China」を翻訳した内容です。

以前、上海に行った時に、公園で何十人という年配の親御さんたちが息子のお見合い・結婚相手を探してお互いに紹介しあっている姿を見て衝撃を受けた私ですが、時代は大分進歩しているようですね(あの光景は光景でまた味わいがありますが・・・)。出会いサイトというとどことなく怪しい響きも漂う日本ですが(実際、やらせ中心の出会えない出会いサイトも多いようですし)、中国では真面目に結婚相手を探す目的で使う人が大半なのでしょうか。後半でてきたMomoはロケーションを活用した日本でイマイチ流行らない今風なサービスですが、1年で1000万人のユーザーがいるのは流石、規模間では圧倒的な中国。同性愛のコミュニケーションにネットが使われているというのも、かつての日本以上にゲイがタブーな中国だけに納得ですが、ネットをきっかけに同性愛に対する寛容が深まればいいのですけど。

しかし他にもデート番組のリアリティショーが大人気なんて、日本に住んでいるとわからない中国の意外な(?)一面がわかったりして面白い記事でした。最近は、尖閣問題など衝突が激しい日中関係ですが、実際行ってみると全く普通に楽しく過ごせましたし、若者はどこの国の若者も皆同じだなぁ、と思いましたし、大抵の人はちょっと知り合いになると優しくしてくれますし、まぁ、日本の完璧なサービスを期待する人には無理でしょうけど(そんな国は他にないですけど)経済的にも文化的にも関係が改善されることを密かに願う私でした。 — SEO Japan [G+]

SEOコンサルタントを苦しめる10のシチュエーション

Googleの外部リンク対策の高度化でリンク便りのSEOが以前ほど効力を失っている今、サイトの内部を改めて見直そうとしているウェブサイト担当者も多いのではないでしょうか。今回はSEOをサイトに導入する際に難題となりうる要素をSEOコンサルタントがサイトにSEOを施す時に見立てて解説した実戦的な記事をサーチエンジンランドから。 — SEO Japan

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SEOコンサルティングに10年以上携わった経験を基に、私はこの業界およびクライアントに関する「難題を10点」リストアップした。

皆さんも同じような経験をしたことがあるはずだ。まずは私からSEOコンサルタントを困らせる問題を10点挙げさせてもらう。

1. 応急処置

私達のクライアント – 通常は敏腕の経営者 – は、SEOに関して、なぜか応急処置を求める傾向がある。SEOの複雑さ、そして、適切な取り組みから得られるメリットを理解しているものの、手っ取り早いメリットを望むクライアントは多い。

私のクライアントは、四半期または年間の成果で、評価される。事実を基にした説得力のあるピッチを行い、長期的なアプローチを採用して、24-36ヶ月間のスケジュールで取り組みを行うことで、収益を2倍に増やすと力説しても、納得してもらえないことがある。長期的な戦略は気に入ってもらえない。早く結果を出したいのだ。クライアントは1年間のスケジュールを好む。

役員会議を前にして、心配するクライアントからeメールが送られてくることがある。自然のトラフィックの目標を12ヶ月の数値に分類し、きれいなグラフを描き、その後、(困ったことに)初期の会話で同意したトラフィックの量に全く届いていないことが判明したのだ。

企業は、自然の検索は重要であり、焦ってはいけない点を理解する必要がある。応急処置は、手っ取り早くメリットを得られるかもしれないが、維持することも、長続きすることも期待するべきではない。

2. 「でも、競合者は___をしている。」

答えに特に困るのは、「競合者は___をしている。なぜ、私の会社は____をしたらいけない?」と言う質問だ。

多くのサイトは、グーグルのガイドラインを無視し、検索アルゴリズムの抜け穴をついている。怪しいリンク構築、完全一致ドメイン、重複するコンテンツでのランキング等の行為に手を染めている。このような手法によって、短期間において、競合者をリードすることが出来る可能性はある。

グーグルは、数々に明るい未来を約束(実現することはほとんどない)して、ウェブマスターに対して、このような取り組みを思い留まらせようと脅している。しかし、SEOコンサルタントとしては、言葉だけでは満足することが出来ない。

私が暮らすノルウェーの人口は、500万人である。割と少ない部類に入るだろう。しかし、この国で特に規模が大きく、トラフィックの多いサイトのSEOを担当する際、検索ランキングを操作しようとする不正行為および悪質な行為に対して、グーグルが効果的な対策を用意していないために、私はよく恥ずかしい思いをする。個人的には、グーグルは、ノルウェーでは質の低いコンテンツを取り除く取り組みに失敗していると思う。質の低いサイトを報告しても、対処してもらえない。

クライアントに申し訳なく思うときもある。競合者は数年に渡って、不正行為を働いているにも関わらず、誰も止めず、ペナルティも科されていない。不正行為を介して莫大な利益を得ている。一方、私のクライアントは正当なホワイトハットのSEOを実施し、ベストプラクティスを採用し、ガイドラインに配慮しているものの、質の低いサイトよりも低いランクに甘んじている。SEOコンサルタントにとっては、フラストレーションの溜まる状況だ。皆さんも同じ経験、または、似たような経験を味わったことがあるだろうか?

3. 「時間給」の問題

SEOコンサルティングプロジェクトの入札への参加を求められることがある。プレゼンを行い、提案書を提出する – すると数日後、または、1週間後、顧客候補から電話が入り、私の時間給が高過ぎると指摘される。その他の提案には満足しているものの、競合者は、低い時間給を提示していると述べ、値下げしようと試みるのだ。

確かに私の会社の時間給は高いかもしれない。しかし、それは、競合者が、SEOに対して異なるアプローチおよび取り組み方を採用しているためだ。それよりも、私が、クライアントの収益を増やす額がいかに多いかに注目してもらいたいものだ。収益の目標やターゲットをいかに早く達成するか、そして、事業を成長する上でいかに効果的に支援するかを見てほしい。

優秀なSEOコンサルタントは、単なる技術者ではない。優れたSEOコンサルタントは、分析に秀でている。貴重なデータにアクセスすることが可能なコンサルタントは、事業の発展に貢献し、会社を新たな手法で成長させる案内役を務める。このような価値を「時間給」で評価するのは、無意味だが、このケースには頻繁に遭遇する。皆さんはどのように対処しているだろうか?

4. SEOは劣悪な製品を補うことは出来ない

SEOは何もかも直すことが出来るわけではない。この業界特有の伝説とは相容れないかもしれないが、事実である。製品、サービス、または、カスタマーサービスが三流なら、または、“良質”ではないなら、SEO業者にトラフィックの増加を要請する前に、まずは質の問題をどうにかしてもらいたい

SEOは事業の成果を拡大するこが出来る。顧客に価値を与えるような優れた製品を持っているなら、SEOは、接触範囲を広げつつ、利益を増やす上で役に立つ。

5. 「いいえ」ともっと頻繁に言えるように訓練する

私もこのアドバイスに従う必要がある。顧客候補にミーティングを求められる際、嫌な予感がする時がある。2年の間に、3度目となるエージェンシーの切り換えを考えているのかもしれない。現在のSEOベンダーに不満を持っているのかもしれない、あるいは、エージェンシーと対立し、コンサルタントを変えたがっているのかもしれない。

このタイプのクライアントは、せっかちであり、落ち着きがなく、一緒に仕事をするのが大変だと感じることがよくある。些細なことが、行動やSEOコンサルタントに対する態度に影響を与えてしまう。眠れない夜、四半期の芳しくない成果、上司による手荒な評価等に遭遇すると、衝動的に適当な結論に飛びつき、自分自身の判断に後悔し、周りを悪者に仕立て上げる。

コンサルタントとして、遭遇したくないケースである。このようなクライアントの態度は、モチベーションを下げ、ムードを台無しにする要因になる。このような関係はすぐに解消しなければならない。このような状態を迎えたら、堂々と「No」と言おう。既存のクライアントであっても、「終わり」を宣言するべきだ。

クライアントを失うかもしれないが、それでも、正しい判断であることに変わりはない。「エネルギーを吸い取られる」クライアントを維持すると、その他のコンサルティングビジネスに壊滅的な結果をもたらす可能性があるためだ。

6. アクセスカウンターに固執する

「アクセスカウンター」を好きな人達は大勢いる。アクセスカウンターと言う用語は、ここでは正確ではないかもしれない。しかし、多くのクライアントは、いまだにページビュー、検索ランキング、その他の質の低いKPI(主要業績評価指数)に必要以上に重点を置いている。

この指数は事業のパフォーマンスを正確に反映しているわけではない。適切なKPI(日本語)に焦点を絞るべきである。行動に移すことが可能な指標を採用するべきだ。なぜなら、この行動こそが、直接、収益に影響を与えるからだ。SEO戦略を通して、改善するべき指数と言えるだろう。

多くのクライアントにとっては、今でもランキングが最も重要である。しかし、SERPでのサイトの配置は、事業を成功に導く階段の一つの段に過ぎない点をSEOは理解している。コンバージョン率を上げ、セールスを高め、その結果、収益を増やすことが出来なければ、1位を獲得したとしても無意味である。

7. SEOは飾りに過ぎない

SEOには、何もかもを変え、魔法のように最高の結果をもたらす力があると言う天真爛漫な考えを持っている人達がいる。ウェブサイトの開発の準備が整って初めてSEOに相談するタイプの人達だ。

残念ながら、この、計画も構成も中途半端なサイトは、十分な成果をもたらすことはない。このタイプのサイトの修正には、高額のコストが必要とされる。そのため、SEOの要素がその他の要素と調和し、シンクロして、素晴らしい成果を得られるように、計画段階からSEOコンサルタントに参加させるべきである。

8. ITコンサルタントは何でも直すことが出来る

私の家族は、いまだに、私が「ITコンサルタント」だからと言って、プリンター、パソコン、携帯電話、スキャナー、あるいは、コンピュータウイルスの問題を私が解決することが出来ると信じている。テレビ、ケーブルの接続、さらには、衛星受信アンテナの修理まで頼まれることがある。

仕事でも同じ現象が起きている。クライアントは、ウェブデザイナー、ウェブディベロッパー、有料検索のエキスパート、そして、SEOコンサルタントを区別していない。「肩書きにITがつくなら、電気が流れるものは何でも直すことが出来る」と考えているのだろう。現実はそこまで単純ではない。

9. 「コンテンツは簡単だ」

申し訳ないが、簡単ではない。余白をテキストで埋め、キーワードを詰め込むだけなら簡単だが…

自分でコンテンツを作ることが出来ると主張するクライアントが後を絶たない。「優秀なコピーライターやライターを抱えている」とクライアントが言っても、もはや私は喜べない。当該のライターがSEOを深く理解しているケースは限りなくゼロに近い。

このような「内部のエキスパート」に頼ると、必ず期待を裏切られ、最終的に、必要とされる作業を教えなければならなくなる。これはSEOの予算に盛り込まれ、その他のSEOのタスクに用いられる予算が削られてしまう。皆さんは、同じような事態に直面したことはあるだろうか?

10. 有料リンクを得る

SEOに関する会話でリンク構築が取り上げられると、リンクの購入に関する問題が浮上する。グーグルのペンギンアップデートの影響が至る所に見られる中、「ペイパーリンク」の取引をオファーする人達から、敢えてリンクを買おうとする意図が私には分からない。

この行為は危険であり、私は必ずこのような要請は却下している。しかし、一部の企業は、悪質、または、ブラックハットなリンク構築の手法を続け、ペナルティを受けたら今度はSEOを非難する。

以上。今回は、SEOコンサルタントとして、不満を感じる点を幾つか挙げた。今回紹介したケースとは異なる状況に直面した人もいるはずだ。その場合は、コメント欄で是非教えてもらいたい。このような厄介な問題を議論し、解決策を見出していこうではないか。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「10 Things Most SEO Consultants Hate」を翻訳した内容です。

見立てたというか、本当にSEOコンサルタントの嘆きに近い内容の記事でした。とはいえ、SEOをアウトソースする会社さんもインハウスで努力する会社さんも記事に書かれた各項目に学べる要素は多少なりともあったのではと思います。現役のSEOコンサルタントやSEO会社の方には面白く読めた記事でしたね。苦労しているのは、あなただけじゃない! — SEO Japan [G+]

スタートアップや製品に優れた名前をつける方法

以前、スタートアップのネーミングに関する記事を紹介しましたが、日本でも引き続きスタートアップブームは続いているようですし、久しぶりに新たなネーミング方法に関する記事をThe Next Webから。 — SEO Japan

このシリーズ記事を読んできた人なら、力強いブランドを作る自らの道を歩んでいるはずだ。もしも以前の記事を見逃したのなら、ここここここここで読むことができる。何を導入する必要がありどのようにしてそれらを作ることに取り掛かるべきなのかに関する綿密な導入部が終わった今、より詳細なところに入って、物事のやり方に関していくつかの指針をあなたに与える時が来た。今週、私たちは、あなたが自分の製品もしくはスタートアップの名前をどのように選ぶことができるのかについて目を向けるつもりだ。

名付けは、スタートアップが助けを求めて私たちのところにやって来る時に、要請されることの上位に入る。それは、間違いなくあなたのブランドの最も重要な要素の1つであり、時におざなりにされることだ。名前は、あなたのストーリーの入門書であり、人々があなたから何を期待すべきかの初めての体験を与えるものだ。これから何がやって来るのかのトーンを設定することができ、あなたが違うことを示すことができるものだ。

もちろん、名前を見つけることは、公園を散歩する(あなたが優れたアイディアを得る場所)のと同じ位に簡単にも、喧嘩(私が数多く目にしてきたこと)と同じ位に難しくもなり得る。良い名前を見つけるのに秘密の方式などないが、適切な道筋へとあなたを導くことができるいくつかのポイントは存在する。それでは、私たちが新しいブランドと一緒に仕事をする時に役に立つことが判明した一連のアドバイスを紹介しよう。

ユニークな名前にする

ユニークな名前は、あなたのブランドにとって最も価値のある資産の1つだ。それは、ドメイン名を探したり、競合相手から目立たせるのを簡単にする。以前に使用されたことのない1つの言葉や言葉の組み合わせを見つけることはほぼ不可能なため、クリエイティブになること。自分自身の言葉を作り出したり、言葉をマッシュアップしたり、短縮したりして、どこに行き着くか見てみるのだ。

一般的な名前は避ける

はっきり言って、一般的な名前は最悪だ。パーソナリティに欠けるし、ジェネリック薬と同じくらいのブランド価値を持つ。それらはきちんと仕事をするし、私たちはより安い代替品が現れた時にはそっちに移ることができる。考えてみるのだ。あなたは一般的な名前を持ったブランドに忠実だろうか?なぜ私たちは、Amazonから本を買い、Appleからデザイン性の高いガジェットを買い、IKEAから家具を買うのか?それについて考えてみると、大部分の人気ブランドは一般的な名前を持たない。

混乱を避けるために言っておくが、さまざまな状況の中で共通の言葉を使用すべきではないという意味ではない。Appleはリンゴ狩りや流通会社にとっては一般的な名前かもしれないが、彼らがDigital Equipment Corpのような企業と対戦していた70年代にはものすごくユニークで革新的な名前だったのだ。

シンプルな名前にする

Yes! 50 Secrets from the Science of Persuasion』という本の中に、私がしているこの素晴らしいアドバイスの科学的証拠を見つけた。名前は、読みやすく、発音しやすく、覚えやすくなければならない。人々は、あなたの社名や製品名を発音できることが理由で、より肯定的に感じ、あなたを信頼するのだ。

シンプルな名前にする方法:

- 簡単なつづり:難しいつづりを避け、それが発音と同じように綴られていることを確認すること。人々は、口コミを介してあなたのことを知るため、広まりやすい名前を持つことが必要不可欠だ。あなたのところにやって来るために人々がドメインを入力することを当てにしないとしても、あなたを見つけるためにどこかで検索する必要がある。

- 短くする:短ければ短いほど、ユーザーがその名前を覚えるのは簡単になる。

- 文字を繰り返す:使う文字の種類が少なければ少ないほど、覚えやすくなる。

- 文字と数字を混ぜない:どちらか一方にすること。文字と数字の組み合わせは、覚えるのも綴るのも難しい。

- 流れる:流れるような名前は覚えやすい。それは、80年代と90年代にjinglesが私たちに物を買わせた方法だ。聞こえが良くて会話の中で簡単に流れる名前を探すのだ。

どの文字から始めるか

他よりも効果的な文字がいくつかある。Guy Kawasakiは、ディレクトリやイベントで高い位置にリストされることを理由にアルファベットの最初の方から文字を選ぶことを勧めている。『Yes!』の中では、大衆市場の製品またはサービスを作っている場合は、見慣れないZやXやQなどの文字で始めることは避けるべきだということが判明した。

手に入れることができるリソースは何でも使う

名前を思い付くことには、たくさんの知力とクリエイティブなひらめきを要する。辞書や百科事典を準備して、ウィキペディアを開き、小説を手にして、探索を始めるのだ。関連付けをしたり、可能性を探索したりするのだ。Google翻訳を使って他の言葉を見てみたり、自分が見つけた名前が他の文化では攻撃的な意味ではないことを確かめよう。

チームや外部からの意見を得る

自分のチームを参加せることは、それが適切に行われるのなら良い考えだ。名前をめぐる論争で麻痺状態になってしまうことは避けたい。あなたの目的は、できるだけ多くの意見を得て、チームにその名前を投げて、彼らがどう反応するかを見ることだ。アドバイザーなどの外部からの意見を得ることも、勝利の名前を特定するのに役立つ。

そのままにしておく

クリエイティビティは、奇妙な獣だ。それは必要とする時にはほとんどやって来ることがない。最高の名前は、長いブレインストームやグループ会議の最中にやって来ることはほぼないだろう。それは恐らく、あなたがシャワーを浴びている時か、自転車に乗っている時か、芝を刈っている時にやって来る。この潜在意識の作業から有用な結果を得る最高の方法は、以下のステップに従うことだ:

  1. 自分のブランドや自分を象徴することについて全ての情報を集める。人々があなたについて覚えておくべきことを特定する。
  2. アイディア、価値、原則を探索し始める。それらの繋がりを特定し、それらが過去に表わされてきた方法を見つける。
  3. 名前を考え出すことを始める。実行可能性については気にせず、頭に浮かんだことは何でも生み出す。
  4. 他に何も出て来なくなるまで2と3に継続して取り組む。
  5. 潜在意識が仕事をするように、数日間そのままにしておく。すると、素晴らしい名前と共に‘見つけた!’という瞬間に達するはずだ。

このアプローチが科学的ではないことは知っているが、本当に効果があるのだ。

ドメイン名について

私は、このリストをドメイン名に関する重要なポイントで締めくくることにする。ドットコム・ドメインを獲得することが時には不可能なことがあり、それは、あなたがユニークで新しい名前を思い付くべき理由の1つだ。他に検討すべきことは、どれくらいの頻度で人々があなたのドメインをアドレスバー内に入力するかだ。もしあなたがモバイルアプリや“オフライン”の製品を作っているのなら、ドットコムはそれほど重要ではないかもしれない。ドットコム・ドメインを所有しているに越したことはないが、時には自分のローカルエリアに焦点を絞ったり、人々がどのようにあなたを見つけるのかを特定することが、とても良い名前を議論に呼び戻すことを可能にする。

名前はあなたに関することだということを決して忘れないこと。それは、人々にあなたがなぜこんなにも他とは異なるのか、彼らが何を期待すべきなのかを紹介する。それは、あなたのコアバリューを垣間見せるべきだが、あなたが何をするのか正確に説明する必要はない。人々は説明を信用するのではなく、頼りにすることができる名前を信用するのだ。

もしあなたが名前を見つけることに問題を抱えていたり、もっと他のアドバイスがあったら、コメント欄で教えて欲しい。

画像クレジット: Giant Ginkgo


この記事は、The Next Webに掲載された「A great name wins — Here’s how to find yours」を翻訳した内容です。

内容的には前回の記事と重なるところも多かったですが、視点を多少変えて読み直すとまた新鮮さもありますね。実は私も夏に向けて1つ新しい会社を設立予定なので、この記事で得た知識をベースに熟考することにしたいと思います。ちなみに夏リリース予定の新サービスは既に名前も決まっておりここに書いてあるルールにはほぼ全て当てはまるのですが、さてさて成功してくれればいいのですけど。。。中身はともかく、名前って第一印象や覚えやすさでとっても大事な要素であることは疑いないですし、スタートアップや新サービスを計画中の方にもこの記事を参考に素敵な名前を思いついてほしいです! — SEO Japan [G+]

ソーシャルビジネスで消費者革命を勝ち残る4段階

ブライアン・ソリスが語る消費者革命が起きている現代、そして未来を企業が勝ち残っていくための戦略を4ステップにわけて簡潔に紹介した記事を。ブライアン・ソリス入門編的な内容で、ソーシャルメディア全盛時代に企業がどう消費者とメディアに立ち向かっていくかについて考えさせられる内容です。 — SEO Japan

抗議活動として「占拠」が行われるようになった今日、企業は、近年で最も規模の大きい消費者の抗議活動で示唆されたテーマについて、熟慮する必要性に迫られている。占拠を大義のない暴動だと過小評価する人達もいるが、この抗議活動が二度と起きないように、あるいは、少なくとも、皆さんの企業に対して起こさせないように、学べることは多いと私は考えている。

ビジネスの未来

抗議活動に対するきかっけは多岐に渡り、また、個人によっても異なるが、もう我慢の限界だと参加者の誰もが感じていた点は明らかである。経済、社会経済の平等性、そして、企業および政府による消費者の軽視に対するフラストレーションと不満が爆発し、行動と変化を世界に求めたのであった。従来型のビジネスの終わりを私達が目撃したと言っても過言ではない。失業および企業の拝金主義に対して、ウォールストリートで始まった抗議活動は、世界82ヶ国で2,773の占拠コミュニティに瞬く間に拡大していった。

この抗議活動から、学べることがある。それは、占拠を動かす原理が企業や産業に向けられるのは時間の問題であると言う点だ。この点を理解しているかどうかに関わらず、不満に寄与する感情は、占拠の以前から存在している。兆候は至るところに見られ、テクノロジーとソーシャルメディアによって、容易に活動を組織し、立ち上がることが出来るようになったのだ。

現在の防御の最前線について考える際、好ましくない経験、交流、または、サポート等の不満につながる感情を、総合的なマーケティングやカスタマサービスを通して、把握することが出来ると言う見解は、時代遅れである。この考え方は、「サービス」に耐えるのがどれだけ辛いかを考慮する、中世の拷問部屋を思い起こさせる。人々が抗議を行うには、それなりの理由が必ずある。エキスパートは、市民および消費者の革命のソーシャルネットワークの役割を強調しているが、この2つの革命に共通するのは、テクノロジーだけでなく、民衆の不満もその一つであり、この不満がテクノロジーを介して、変化を引き起こす。

これが重要なポイントである。変(進)化または変革は、ソーシャルメディアが原因で起きているのではなく、期待と忍耐が常に進化しているため、起きているのだ。現在と過去との違いは、早さ、そして、規模のみである。昔と比べて、現代の消費者は大きな力を持っている。そして、消費者は、デジタルダーウィン説と私が呼ぶ考え – テクノロジーと社会が適応するスピードよりも早いペースで進化する現象 – の始まりを告げている。その裏で、企業は、学び、交流し、あるいは、適応する新たな機会を見過ごしており、デジタルダーウィン説への貢献に失敗している。

#AdaptorDie

現在、成功に会社の規模は関係ない。マーケティングの状況および消費者の期待に適応する力によって、結果は左右される。新しいコンセプトではないが、そのコンセプトを実現するために、企業は途方もない旅に出なくてはならない。これが以前との違いである。

多くのビジネスモデルは、業務、効率、成長の機会、そして、損益の管理に焦点を絞っており、柔軟性に欠けている。このアプローチは長年に渡って功を奏してきた。しかし、デジタルでの影響力が物を言う現代においては、インターネットに接続した顧客、そして、消費者一般が、その声に耳を傾け、ビジネスのエコシステムの一翼を担うべく、声を上げている。その結果、経営者達は、新しいメソッド、テクノロジー、そして、システムを受け入れ、関係者と交流し、力を合わせ、関係者のエンゲージメントおよびコラボレーション、そして、その結果生じる経験および今後の強化方針の原動力を改善する、新たなフレームワークを構築しなければならないのだ。

そのためには、変革を使命に掲げる専門のチームを確立する必要がある。まずはコラボレーションおよび意思決定戦略に関して、関係者と意思決定者との協力体制を調整する必要がある。すぐに実現するようなプロセスではない。構造を変更する、場合によっては一から作り直していく必要がある。完了するまでに数年を要することもあるだろう。

これは、社内で始まり、最終的に社内および社外に影響を与える、4段階に渡る困難な取り組みを通して実現されていく。そして、新たなポテンシャルを推進する一人として、皆さんからまずは行動を起こさなければならない。

1. 情報収集 – ニューメディアツールを使って、キーワードと感情を含む情報を集める(迷惑にならない方法で)。経験を改善するため、トレンド、見解、そして、機会に注目する。

2. 学習 – 役割と責任を決め、手順を策定し、発見および革新に関するルートを特定する。アクティビティを実用的な見解に変換し、会社の分野および部門を直接的なエンゲージメント、または、製品やサービスの改善を介して、マーケットに結びつける双方向のルートを確保する。

3. 参加 – ビジネスの状況は、消費者によって作られるのではなく、経験を分かち合うことで、消費者と共に作り上げていくものだ。顧客および従業員を含む関係者は、会社が耳を傾け、学んでいる点を理解しなければならない。 エンゲージメントは、コラボレーションを介して経験を動かし、形作る上で鍵を握る要素である。こうすることで、有意義なコミュニティ、そして、最終的に顧客ロイヤリティが構築されていく。

4. 適応 – 顧客は必ずしも自分が何を求めているのか分かっているわけではない。しかし、求めていないものはハッキリと理解している。ステップ1から3を介して得た全ての情報は、日常的な事業の運営の一環として、“相応しさ”を得るため、会社が適応するにはどうすればいいのかを示している。プロセス、システム、そして、テクノロジーは、消費者の革命に動かされ、リアクションを起こすための力だけでなく、最終的にこの革命を導くための力に根差している。

顧客および従業員との関係を見直し、潜在的な問題を回避し、標準的な事業の運営の一環として、より前向きな交流と経験を導くチャンスとも言える – これこそがビジネスの未来である。情報収集および学習で始まり、交流と適応でクライマックスに達する。

だからこそ、マーケッターの役割が今まで以上に重要になっているのだ。既に得ている知識、そして、これから学ぶ知識は、事業や会社が成熟し、“相応しさ”を改善し、より重要な経験を提供する上で会社を後押しする。その結果、好感度、ロイヤリティ、支持、そして、最終的につながりは強化される。このようにして、全てにおいて重要な機会および前に進む道を実証していくのだ。皆さん一人一人が主役である。


この記事は、Brian Solisに掲載された「Will you fall or thrive in this consumer revolution? Believe it or not, you decide」を翻訳した内容です。

読んで納得、実行するのは難しい、代表格のような内容でしたが、ユーザーに占拠活動まで起こされるかはともかく、今低迷しているかつて日本を代表する大企業には、情報収集や学習はもちろんしていたのだとは思いますが(せめてそう信じたい)、参加そして何といっても適応が十分にできなかったところが多くありそうですね。日本経済も表目上は好転の兆しを見せつつありますし、うまく適応していってくれることを望みます。。。もちろんベンチャーやスタートアップであれば、逆に大手が苦しむ中、チャンスでもあるわけですから、独りよがりにならず、情報収集&学習&参加を通して市場や顧客の声を学び、スピード感ある適応力で柔軟にピボットし、成功に導いていってほしいものです。と、私もそんな一人として頑張ります。。。 — SEO Japan [G+]

データドリブンな未来のSEOを実践するための11の指標

パンダ・ペンギンアップデートに代表されるGoogleの進化とソーシャルメディアの普及に伴うユーザーの変化のダブルパンチで、SEOもこれまでのもう一段階、いや二段階位の進化を求められています。SEOにもコンテンツマーケティングを活用すべきとの話もありますが(コンテンツマーケティングに注力してSEOはそっちに取り込んでいくべき、でも別にいいです)、今回は最近IT業界でバズワード化しているビッグデータのSEO、ならびに検索マーケティングに活用する可能性について考えた記事を。 — SEO Japan

マーケティング業界に参入するには、今が最高のタイミングであり、スリルを味わえる。顧客のデータを集める、新しいデータ主導型のアプローチとインフラは、マーケティングの戦局を大幅に変えており、データがもたらす新たな見解を基に行動を起こすことが出来る人達にとって、大きなチャンスが到来している – マーク・ジェフリー ケイログ経営大学院

ジェフリー氏の指摘は正しいと私は思う – マーケティング業界に参入するには、今が最高のタイミングであり、スリルを味わうことが出来る。

現在、マーケティングのパフォーマンスを計測するコストは低く抑えることが可能であり、また、容易に計測することが出来るため、マーケティングの機会を見つけ、つかみ取るべきである。適切なデータを集めて、分析することが出来れば、より秀でた決断を下し、成功の確率を高められるだろう。

グーグルが、強引な手法を使ってシステムの操作を難しくしているため、次世代のマーケティングは、顧客維持、チャーン、収益性、顧客生涯価値等の従来のマーケティングの計測基準と緊密に統合させるべきである。ビジターの獲得に高額なコストがかかる場合、当該のビジターが、獲得する価値があるビジターである点、そして、ビジターのポストクリックを引き込めば引き込むほど、グーグルに対して、より適切なサイトであるように見える点を確認しなければならない。

それでは、測定し、行動を起こす上で重要なメトリクスを幾つか見ていく。

しかし、その前に….

データドリブンの現状

たとえ一部の検索マーケッターが異なるアプローチを選んでいたとしても、全ての検索マーケッターが、データドリブン(註:データ志向・データ重視的意味ですが、ニュアンスを無くさないよう本記事ではデータドリブンで通します)の考え方を把握しておくべき理由はもう一つある。

それは、グーグルがデータを基に動く企業だからだ。

グーグルの次の一手を読むには、グーグルのように考える必要がある。
グーグルの従業員は、- データ – を考慮し、- データ – に基づいて行動を取る。

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グーグルの元デザイナー、ダグラス・バウマン氏は、ビジュアルデザインの決定において、直観よりもデータにあまりにも頼り過ぎていると感じたため、グーグルを去った。

グーグルのチームは、2本の青い線のどちらが良いのか決めることが出来ない。そのため、2種類の青の間の41の色調を試し、どの青のパフォーマンスが高いのか確認する。最近は、ボーダーの幅は3ピクセルがいいのか、4ピクセルがいいのか、あるいは、5ピクセルがいいのかで意見が割れ、また、自分の主張の正しさを証明しろと言われた。これでは仕事にならない。このような些細なデザインの決定について議論することに嫌気が差した。もっと刺激的なデザインの問題がこの世の中にはあるはずだ。

データを基に行動を取るのであれ、直観に頼るのであれ、データドリブンの考え方、そして、その考え方がもたらす会社のカルチャーを関連付けることが出来るなら、グーグルをより深く理解することが出来るようになる。検索エンジンのユーザーの満足度は、グーグルのレーダーにハッキリ現れ、グーグルは時間の経過とともにさらに改善し、さらに精度を増していく。

パンダアップデートは、ユーザーエンゲージメントの問題を重要視していた。ユーザーを引き込むことが出来ないサイトが、上位にランク付けされる確率は低い。

インターネットマーケッターのジム・ボイキン氏は、グーグルは「ロングクリック」に興味を持っていると指摘している:

最も基本的なレベルにおいて、グーグルはユーザーの満足度を把握することが出来る。トルストイの言葉を借りるなら、「幸せなユーザーは同じ反応を示す」と言うことだ。ユーザーの幸福感を最も顕著に示すのが、「ロングクリック」である。これはユーザーが検索結果に向かい、理想的には上位の結果をクリックし、戻ってこないケースである。つまり、グーグルはクエリを全うしたことになる。一方、不満を持つユーザーは異なる反応を示す。最も分かりやすいのは、「ショートクリック」であり、リンクに従ったものの、すぐに検索をやり直す行動である。「ユーザーが何かを入力して、すぐにクエリを変更する場合、満足することが出来なかったことを意味する。結果の次のページに進んだ場合も、不満の表れである。グーグルのサービスに対するユーザーの不満を意味する、このような兆候を活用して、調査を行うことで、検索を改善することが出来る。」と(アミット)パテル氏は指摘している。

ブランドに関しては、知名度が高ければ高いほど、トラフィックの一部が事前に認められるようになる。ブランドアウェアネスは、直帰率を下げ、その結果、エンゲージメントのシグナルは改善される

あらゆるサイトが、意図的なブランド関連のトラフィック、そして、一般的な検索のトラフィックを得る。サイトが多くのブランド関連の検索を得ている場合、このタイプの検索は前向きなエンゲージメントの目安となり、サイト全体を押し上げる効果がある。次の表はあくまでも概念を表したものだが、要点を理解する上で役に立つはずだ。ブランドトラフィックが増えるに従い、総合的なエンゲージメントのレベルは上がっていく。

サイトおよび企業のメトリクスが、ビジターの満足度において良好なら – つまり、ビジターが製品を買う/記事を読んでいる/友達に薦めている – グーグルが、関連性のシグナルを高く評価している可能性は高い。ユーザーはサイトに到達し、戻るをクリックしているのではない。サイトに没頭し、時間を割き、サイトについて語り、そして、再びサイトを訪問している。

サイトへの繰り返しの訪問、とりわけ、グーグルにログインしたクレジットカードを登録しているユーザーの訪問もまた、ユーザーが製品を気に入り、求め、そして、高く評価しているシグナルとして、グーグルは注目している。

パンダアップデート以降、SEOでは、ビジターのポストクリックの行動が最も重要視されるようになった。ビジターの満足度を最適化するためには、ポストクリックの行動を計測し、オファーを調整しなければならない。パンダアップデート以降の環境下で、私がうまくいくことに気づいたモデルがデータドリブンのアプローチであり、このアプローチはPPCで主に利用されている。現在もリンクを構築し、有益なページを配信する必要はあるものの、ビジターがサイトにアクセスした後の行動に焦点を絞る必要がある。そのため、私達は行動のデータを集めて、分析し、配信戦略に反映させるようにしている。ビジターが求めるものを確実に提供するためだ。

データドリブンマーケティングとは?

データドリブンマーケティングとは、文字通りデータを集めて、分析を行い、マーケティング戦略に明晰な見解をもたらす取り組みである。

ビジターにとってどれだけ適切なのかを計測する手段であり、適切であればあるほど、エンゲージメントのメトリクスは上向きになる。過去のビジターの行動を基にサイトを常に調整し、さらに適切なサイトに変えていくことが出来る。

そうすれば、誰でも成功することが出来る。

データドリブンマーケティングは、3つの段階を経て行われる。ビジターの行動を計測し、分析するフレームワークを設定し、ビジターのデータを使って仮定をテストし、そして、コンテンツ、チャンネル、および、オファーを最適化し、最大限の見返りを得る。このプロセスは、PPCで多用されている。

ウェブが登場する以前は、このタイプのデータを得るには多額の投資が必要であった。大企業は、調査の実施、フォーカスグループの決定、そして、フィールドワークの実行をマーケットの市場調査員に任せていた。

最近では、消費者からデータを集め、キャンペーンを調整する取り組みは、分析ソフトを起動させ、行動を観察するプロセスを作って、結果を基にアプローチを修正するだけで済む。貴重なデータの分析およびマーケティングが、少ない予算で実施することが出来るようになったのだ。

にも関わらず、多くの企業がデータドリブンマーケティングをいまだに実施していない。

また、実際に実施ている企業の多くは、適切なデータを計測しているとは言い難い。適切なデータを獲得し、分析することで、競合者の大半よりも優位な状況に身を置くことが出来る。

マーク・ジェフリー氏は著書「データドリブンマーケティング」の中で、フォーチュン 500でパフォーマンスが低い企業は、平均的で予算の4%をマーケティングに割り当て、一方、パフォーマンスの高い企業は、平均で20%以上をマーケティングに割り当てていると指摘している。パフォーマンスの低い企業は、需要の生成 – セールス、クーポン、イベント – 等に力を入れ、一方のパフォーマンスの優れた企業は、ブランドおよびマーケティングのインフラに焦点を絞っている。インフラには、マーケティングのデータを手に入れ、分析する上で必要なプロセスとソフトウェアが含まれる。

そのため、より大きな成功を収めている会社は、パフォーマンスの低調な企業よりも、ツールとプロセスに資金を投じているのだ。

中小企業に関しては、必要なツールの多くは既に揃っている。適切なデータの取得および分析においては、プロセス、そして、適切な質問を尋ねる取り組みが鍵を握る。

適切な問いとは?

ビジターの満足度を計測し、最適化する上で役に立つ一連のメトリクスが必要である。

ジェフリー氏は、マーケッターの15のデータ分析の領域を特定している。この領域の一部は、検索マーケティングに直接関係しているが、関係していない領域もある。しかし、関係がなくても、少なくとも認識しておく価値はあるだろう。なぜなら、従来のマーケティングマネージャーは、このタイプのメトリクスを利用しているため、検索マーケティングと従来のマーケティングが交差する場所について考える上でインスピレーションを得られるかのもしれないからだ。データドリブンマーケティングを短期で集中的に学び、マーケティング担当者の考えを深く理解したいなら、データドリブンマーケティングを読むことを薦める。

  • ブランドアウェアネス
  • テストドライブ
  • チャーン
  • 顧客満足度
  • テイク率(興味を示したものの、実際には行動を起こさなかったビジターの割合)
  • 収益
  • 正味現在価値
  • 内部収益率
  • 資本回収
  • 顧客の生涯価値
  • コスト・パー・クリック
  • トランザクションコンバージョン率
  • 広告利益
  • 直帰率
  • 口コミ(ソーシャルメディアの接触範囲)

このリストを再定義し、ビジターのエンゲージメントおよび満足度に関して、サイトおよびオファーを最適化する取り組みにおいて、現実的に利用することが可能な一部のメトリクスに絞って、話を進めていく。この取り組みを実行に移すことで、おまけとして、グーグルが求めており、上位にランクインする際に役立つ、適切な関連性(相応しさ)のシグナルも得られる。因みに、メトリクスの大半は、PPCをベースとしている。

まずは、…ダッシュボードが必要である。ダッシュボードとは、一目で、時間の経過とともに計測された進捗状況を見ることが出来る場所を指す。第三者のツールから選ぶことも、あるいは、自分で作ることも出来るが、重要なのは、ダッシュボードを手に入れ、利用することである。ビジターのエンゲージメントに関して、現状、そして、今後の方向性を計測する手段が必要である。

1. トラフィック Vs リード

トラフィックは、ディスプレイおよびブランディングにおいては、有効である。サイトが、サイトのビューの数に応じて収益を上げている場合、トラフィックを計測することになる。

その他のサイトにおいては、トラフィックとリードを組み合わせることで、重要な情報を得ることが出来る。トラフィックが増加しているものの、リード – もしくは理想的な行動の測定値(ここでは総称してリードと呼ぶ)が変化していないなら、そのトラフィックは価値があると言えるだろうか?リードが完了した数を記録すると、トラフィックの価値を把握することが出来る。トラフィックが高いものの、エンゲージメントが低いなら、ビジターは戻るをクリックしている。これはグーグルにとって望ましいシグナルとは言えない。

また、このデータは、オファーおよびコピーの調整とテストのベースとなる。エンゲージメントは、コピー/オファーを調整した後、増加/減少しただろうか?

2. 検索チャンネル Vs その他のチャンネル

検索トラフィックは、例えば、ソーシャルメディアのトラフィックよりも、より多くのリードをもたらしているだろうか?その他のチャンネルよりも多くのリードを与えているだろうか?多くのリードをもたらしているなら、その他のチャンネルよりも検索マーケティングへの予算を増やす正当な理由になる。

比較/対比することが出来るように、マーケティングチャンネルを分離しよう。

3. チャンネルの成長

SEMのチャンネルは成長しているだろうか、変わっていないだろうか、それとも、その他のチャンネルと比べ、衰退しているだろうか?

ターゲットおよび段階的な目標を定めるべきである。コピーとオファーを調節し、成果を計測するプロセスを作ろう。求める行動へのコンバージョンが高くなればなるほど、関連性のシグナルも高まる可能性があり、より多くの見返りを得られるようになるだろう。

このメトリクスをさらに細かく設定することも出来る。特定のページが、キーワードのクリックの結果として、他のページよりも多くのリードを生成しているなら、チャンネル全体のパフォーマンスを改善するため、どのキーワードの領域を拡大し、活用すればいいのか分かる。ビジターがページからページへとスキップしているかどうかを区別するのは難しいが、サイトのパフォーマンスに貢献しているエントリのページおよびキーワードの目安を得る効果はある。

4. 有料 Vs 自然

検索キャンペーンがPPCとSEOの双方を用いているなら、2つのソースを分ける必要がある。SEOがより多くのリードをもたらしているなら、ブログの投稿、記事、リンク戦略等への投資を増やす方針を正当化することが出来る。

PPCの方が多くのリードを獲得しているなら、PPCのトラフィックに投じる資金を増やし、オファーとランディングページを最適化し、A/Bテストを実施した方が無難である。当然だが、ここで得られた情報をSEOに反映させることが可能である。PPCでコンテンツがうまくいっているなら、少なくとも、エンゲージメントに関しては、SEOでもうまくいく。

5. コール・トゥ・アクション

どうすれば、コール・トゥ・アクションが効果を上げているかどうかを把握することが出来るのだろうか?コール・トゥ・アクションの文言を変えるべきだろうか?どのコール・トゥ・アクションが、最も望ましい成果を上げるのだろうか?どの位置が良いのだろうか?リンクの色は結果に影響を与えるだろうか?

このタイプのテストはPPCでは浸透しているが、SEOではあまり行われていない。SEOのページがこのような方針で最適化されているなら、エンゲージメントのレベルを高めつつ、クリックバックを減らすことが出来るだろう。

6. 再訪

ビジター全員が初めてサイトを訪問し、二度と戻って来てくれないなら、関連性のシグナルは低い。

だからと言って、サイトが妥当であるとグーグルに見なしてもらうために、必ずしも全てのサイトが多くのリターンビジターを必要としているわけではない – 単発の販売サイトはリターンビジターが少なく、ブログは多い。しかし、当該のサイトが、リターンビジターを得ているサイトのグループに属している場合、比較されてしまう可能性がある。

リターンビジターと初めてのビジターを計測しよう。とりわけ競合者のリターンビジターの比率が高いと思われる場合、ビジターに戻って来てもらえる方法を考えるべきである。

7. コスト・パー・クリック/トランザクションコンバージョン率/広告利益

PPCのマーケッターはこの手のメトリクスには慣れている。クリックごとに料金を支払い(CPC)、ビジターが理想の行動にコンバートすることを祈る。この測定基準とトランザクションコンバージョン率(TCR)および広告利益(Return on Ado Dollars Spent:ROA)とを組み合わせることで、キーワードマーケティングの効果を把握することが可能になる。TCR = トランザクションコンバージョン率とは、ウェブサイトにクリックしてアクセスした後、購入した顧客の確率であり、ROAとは支払った広告投資に対する利益を意味する。

この3つの測定基準は、とりわけSEOへの投資がその他のチャンネルに関連している場合、SEOにとっても、貴重な情報を得る上で役に立つ。コスト・パー・クリックに関しては、キーワードの価値を実証したいなら、アドワーズの相場を用いて、自然のキーワードに割り当てることを薦める。遥かに低いクリック単価でビジターを獲得しているなら、SEOのチャンネルは効果的である。SEOにおけるコスト・パー・クリックは、また、クリック数で分割されたSEOキャンペーンのコストの総額とも言える。

8. 直帰率

パンダ以降、直帰率は、重要な測定領域になると推測する人達が多い。パンダに関係なく、明らかに直帰率を低く抑えておきたいところだ。

上位にランク付けされているものの、直帰率が高い場合、ページのコンテンツが適切ではない可能性がある。アルゴリズムが見る限り、適切なのかもしれないが、ビジターの意図とは一致していないと思われる。このようなページは、時間の経過とともにランキングを徐々に下げる可能性があり、ビジネスにとってプラスに働くことはない。

9. 口コミ(ソーシャルメディアの接触範囲/ブランド)

他の人達の話題に上がっているだろうか?会社名を繰り返し取り上げてもらっているだろうか?頻繁に話題にしてもらっているだろうか?企業名をベースに大勢の人にグーグルで検索してもらうことが出来れば、そのワードを“自分のもの”にすることが出来る。すると、グーグルは当該のサイトを結果で返さなければならなくなる。さもなければ、ユーザーから不十分と見なされてしまうためだ。

以前、口コミを計測する取り組みは難しかったが、最近は、ソーシャルメディア、そして、様々な情報収集ツールのおかげで、遥かに容易に計測することが可能になった。アーロン・ウォールは、SEOにおけるブランドの影響について多くの記事を投稿しているので、この分野に明るくないなら、ブランドの台頭ビッグブランド、そして、パンダを考慮した潜在的なブランドシグナルに目を通しておくことを薦める。

10. 収益

収益が全てである。

収益にプラスの影響を与える点を証明することが出来れば、その検索マーケッターは、慰留され、予算を増額してもらえる可能性は高くなる。これは、ビジネスの収益が増えれば、ビジターが満足している確率が高くなる点を除いて、パンダの最適化とは、直接関係があるわけではない。

利益 = 収入 – 経費。検索マーケティングキャンペーンは、経費よりも多くの収入を得ているだろうか?どのようにこの点を計測し、証明することが出来るのだろうか?検索マーケティングキャンペーンが焦点を絞っているのは、収益性の高い製品だろうか、それとも、低い製品だろうか?どの製品が会社にとって最も利益をもたらすのか理解しているだろうか?顧客は製品にどのような価値を見出しているのだろうか?

このような領域をまとめて計測する手段はない。そのため、測定基準を考慮し、測定する方法を考案し、ダッシュボードに加えていく必要がある。

11. 顧客の生涯価値

重要度の高い顧客もいれば、低い顧客もいる。一部の顧客は、利益につながらない製品やサービスを購入し、二度と戻ってこない。その一方で、最も収益性の高い製品やサービスを買い、何度も何度も戻って来る顧客もいる。

その検索キャンペーンがサイトに迎えているのは前者のタイプだろうか、それとも後者のタイプだろうか?顧客の生涯価値を計算するのは困難であり、検索マーケッターがアクセスすることが出来ない社内のシステムが必要になる可能性がある。しかし、既に会社がこの情報を得ているなら、検索マーケティングキャンペーンのコストの妥当性を検証し、最も見返りの多いキーワードの領域にキャンペーンを絞る上で役に立つ。

一部のメトリクスは、ランキングとは関係なく、マーケティングの価値に着目している。しかし、従来のマーケティングの測定対象、そして、検索マーケティングの測定対象の説明には、共通する点が幾つかある。今回紹介したメトリクスは、利用可能な多くのメトリクスの一部に過ぎない。そこで、皆さんが利用している他のメトリクス、そして、その利用方法を、是非、教えてもらいたい。

ビジターの経験を考慮した最適化

上述した測定基準をテストし、コンテンツおよびオファーを分析 & 最適化すると、収益が増えるだけでなく、ビジターに対する“相応しさ”に関して、ビジターが取るクリック後の行動のおかげで、グーグルの目に、好ましく映るだろう。

この取り組みを適切に行っていれば、ビジターはサイトに没頭する。戻るボタンをクリックするのではなく、サイト上のリンクをクリックし、その他のページに目を通し、フォームに記入し、ページをブックマークし、ソーシャルメディアで他の人達に伝えてくれるだろう。これは全てエンゲージメントのシグナリであり、エンゲージメントのレベルが高ければ高いほど、通常は、より相応しいページだと考えられる。

これは、たとえ検索チャンネルにこだわり、SEOを前面に押し出していたとしても、SEO主導のマーケティングのアプローチよりも深い領域に達する(SEO主体のアプローチは、最近までは確かに有効であった)。データドリブンのマーケティングでは、新しいユーザーおよび初めての訪問だけでなく、リターニングビジターおよびその後のエンゲージメントのレベルを重要視している。検索エンジン経由のビジターは、初めてのクリックおよび閲覧を遥かに超える価値を持っている。

データドリブンのコンテンツおよびオファーの最適化は、今後のSEOのあるべき姿と言えるだろう。


この記事は、SEO Bookに掲載された「Post Panda: Data Driven Search Marketing」を翻訳した内容です。


しかしこの記事を読んでいると、ますますSEOの範疇がわからなくなってきますね 汗 Googleがクリック後のユーザー行動をある程度監視しており検索結果にも影響を与えているであろうことは以前からいわれていましたが(どれ位はともかく)、これこそ正にビッグデータの本格活用。ウェブマスターとしては少なくとも自身のサイトのユーザー行動をきちんと分析して、それをサイト改善・ユーザー行動のさらなる喚起に活かしていくことがウェブサイト成功の王道でもあり、そしてSEOの成功にもつながるようです。

これはこれで真実と思いますが、しかしこういう記事を読んでいると私も意見しておいてなんですが、最近色々いわれている***マーケティングとかどうでもいいというか全部まとめてもう一回ウェブマーケティング一言でリセットしなおしても良いんじゃないかという気もしてくる私でした。なんて、最近はオフラインマーケとかも増えているので面倒ですが。。。ま、言葉の定義考える暇があれば戦略立案と実行、後は改善サイクルの繰り返しに時間をかけたい私です。 — SEO Japan [G+]

「コンテンツマーケティングが新しいSEO」である理由

先日、「コンテンツマーケティングが新しいSEO」という記事を紹介した所、思った以上に反響がありました。その中で、Web Shufuさんに書いていただいた「「コンテンツマーケティングが新しいSEO」ではない理由」の内容が大変興味深く、また諸々改めて考える点もありましたのでSEO Japanでは珍しく下記に意見記事に対するレス記事として私の意見を書いてみたいと思います。尚、Web Shufuさんの記事を事前に読まないと全く意味不明な内容ですのでまだの方はお先に是非。 — SEO Japan

まずWeb Shufuさんの記事ですが、「コンテンツマーケティングが新しいSEO」という物言いが嘘であり、それを私がわかったままSEOの権威を守るためにあえて掲載している、というような指摘をいただきました(ざっくり&個人的視点すぎてゴメンナサイ)。記事全体の書かれている内容自体は同意できる点も多かったのですが、この記事タイトルが嘘である、という点について私の意見を述べさせていただきます。

記事の前段の説明によれば嘘の理由は「SEOはコンテンツマーケティングの手段であるから」、ということかと思いますが、もちろんそれはそうかと思いますが、SEOをずっと行ってきた人間からすると「コンテンツマーケティングはSEOの手段」でもあります。コンテンツマーケティングを昔から実践していた!と偉ぶるつもりはありませんが、サイトへの集客窓口を広げるためのコンテンツ提案やコンテンツ作りはSEOの作業範囲で過去も10年前からやっています。

あくまで私自身の考えですが、SEOは検索エンジン、コンテンツマーケティングはコンテンツを主軸に置いているだけで、基本マーケティング施策という意味では似たような話かとは思っています。検索エンジンじゃなくて検索ユーザーだろう、という話もありますがそういう面倒な議論は省きます。コンテンツマーケティングの定義はもっと拡い、SEOは集客だけで視点が狭い、という意見もありますが(その前提でWeb Shufuさんの記事も書かれていると思いますが)、SEOはSEOなりに集客だけでなくその後のコンバージョンや顧客育成、ブランディング等もそれなりに考えています。コンテンツマーケティングが言葉として話題になる以前は、SEOの範囲は集客に加えどこまでが含まれるのかという話がSEO界隈でよく議題になりましたし、実際、集客以降の施策を行っているSEO会社やSEO担当者も少なからずいるとは思います。

最も、現時点でもSEOは主に検索エンジン経由の集客のみをさす言葉ですし、どちらかというと普及以前に定義に関する議論がされているようなコンテンツマーケティングに比べるとマーケティング施策としての定義や体系化はきちんとされていません。本当は検索マーケティングの中核手法であり、立派に体系化できるマーケティング概念のはずなのですが、検索広告と分けて取り扱われていたり、SEOサービス会社も部分的手法の提供に従事し自らの範囲を狭めてきた点は否めませんし(反省)、特に日本では検索エンジンマーケティング(Search Engine Marketing / SEM)が検索広告とほぼ同一視されSEOと分けて考えられただけでなく(私は元々SEOというよりSEMを提唱していたのですが)、ネット広告市場の成長ドライバーだったので仕方ありませんが、検索広告部分のみ注目され、集客以降の施策は余り注力されてこなかったこともあり、Web Shufuさんのような批判が展開されるのは十分理解できます。

同時に、またこれも個人的な印象になってしまいますが、大規模事業者の場合はSEOを集客のみの1パーツとして扱う場合も多いですが、中小規模サイトなどではSEOからウェブマーケを始め、同じ担当者がそのままマーケ全般をやりきっている場合も多いと思いますし、ユーザーの検索行動調査から始まる全体のマーケ活動全てをSEO(検索マーケティング)で括ってしまっている場合もあると思います。その観点からいえばコンテンツマーケティングもその一部と考えることができなくはないのでは、と思っています。

私自身も自身が15年前、お金が無かった時にベンチャーを起こして検索エンジン経由で集客を始め成功したのが今の仕事のきっかけですし、SEOサービス以外にもウェブメディアやECサイトを運営していますが、それこそ企画の段階から常に検索ユーザーを意識してそこから最後まで考えていきますのでコンテンツマーケティング的なこと(&顧客育成的なこと&ブランディング的なこと諸々)もその過程で実施していますが、実際にやっていることはともかく全てSEO(正確に言うと検索マーケティングですが)起点で考えてしまっています。浅はかな奴といわれればそれまでですが、とりあえずどうにか各事業回っていますし個人的にはネットの検索行動自体が衰退するまではその路線で進めて今後も良いと思ってはいます。

元記事の筆者はその代表格のような人間で、B2Bのサービスサイトで長年ウェブマーケに取り組み、結果サイトの集客の大半を検索エンジン経由で獲得し、そこから多くの顧客を得続けているからこそ、検索エンジン経由の集客を最重視しており、それを実現するためのマーケティング施策をSEOと呼び、その手法として今後はコンテンツの活用が重要と考えており、そのままタイトルにした、という話かと思います。多少キャッチ―さは意識したかと思いますが、嘘をついているつもりはないと思いますし、私自身そのタイトルが嘘にも思えません。私はSEO屋ですから「SEOの権威を守るため」といわれても仕方ありませんが、元記事の筆者はウェブサービス運営会社の経営者ですし。そういう記事を掲載したのはお前だろ、といわれるかもしれませんが、記事の内容を読んでいただければ分かりますが、どちらかというとSEOよりコンテンツマーケティングを大絶賛している内容ですし。。。過去のSEOに頼り続けたければそもそもこんな記事は載せません 汗

2000年代検索マーケティング全盛時代からウェブマーケに取り組んできた事業者の中にはソーシャルメディアの活用や、コンテンツ等を活用した中期長期型の顧客育成や手法に対応できていない所も多くありますし、SEO Japanでもそんなサイトやウェブマーケッターさんを支援、そして私自身が勉強する意味でもSEO以外の幅広い記事を日々紹介しています。ただ元々紹介するソースにしても私のコメントにしても検索・SEOよりの視点になりがちなので、今回のご指摘は逆にありがたく読ませていただきました。

本来は、SEO/SEM側の人間が、コンテンツマーケティングやインバウンドマーケティングに対抗できるようなサーチマーケティング論や体系を構築・提示・実践していくべきなのでしょうが、現状、私のそこまでの覚悟も知力も体力もありません。批判は甘んじてお受けいたしますが、自分の価値を守るため嘘と知りつつ釣りタイトルの記事を掲載する奴と思われるのに耐えられなかったので 汗 私の考えを一筆書かせていただきました。所詮SEO屋の枠を抜け出せない奴。。。と思われればその通りかと思いますが、嘘で人を欺くつもりはなかったことはご理解いただきたく思います。Web Shufuさんはじめ、今後も皆様から様々なご意見いただければ嬉しく思います。


実は上の記事、元々、Web Shufuさんの記事のコメント欄に投稿しようと思ったのですが、長くなりすぎたのでさらに加筆してSEO Japanに投稿することにしました。今回のタイトルもWeb Shufuさんの記事タイトルにからめたバズ狙いタイトルではありますが、上に書いたように私自身は「コンテンツマーケティングが新しいSEO」と思っているので特に嘘をついているつもりはありません。

またこういう記事を書くと「コンテンツマーケティングとSEOの主導権争い」と思われそうで怖いのですが、そういう意図は一切ありません。その点に関しては結論からいうとどうでもいいですし、主導権なら喜んでお譲りいたします。パンダアップデートにしろ、最近のコンテンツマーケティングブームにしろ、皆さんに心配される程、ビジネスへの影響もありませんし、所詮その程度のレベルでやっていますので。私自身がSEOに長年取り組んできた人間ですし、このブログも名前通りSEO Japanですし、SEOに興味がある読者の方を想定してSEO起点に視点がなりがちというだけという話です。重要なのは「検索エンジンで検索しているユーザーの集客と顧客化」のみであり、SEO Japanではそれに効果がある手法は積極的に紹介しています。

結果、SEO Japanでも日本でコンテンツマーケティングという言葉が騒がれる前から見出しの書き方から記事のソーシャル拡散方法までコンテンツマーケティング系の記事を大量発信していますし、逆にリンク関連の記事やテクニカルなSEO手法の解説記事は最近は余り紹介していません。SEO屋がコンテンツマーケティングをPRしてどうする?という話もありますが、その点は特に余り気にしていません。そもそも私自身はコンテンツマーケティングは人に教えられたり、人や会社に代行させるものではなく、自らが日々のマーケティング活動の中で体感し、会得していくものだと思っており、その部分をビジネスにするつもりもありませんし、SEO Japanが基礎知識習得の参考になればそれで十分です。結果、私の会社のSEOサービスを利用しない会社さんも出てくるかもしれませんが、それはその会社さんの事業にも貢献できた&自身の「大人の余裕ブランディング」にプラスになったとむしろ喜びたいです。

私の会社も総合マーケティングサービスを手掛けられるにこしたことはありませんが、リソースも限界がありますし、ピンポイントでのサービス(インフォグラフィックLPOなど)しか提供していません。このブログが直接的にビジネスに役立つことは多分他の業種特化型ブログに比べると少ないでしょうし、コンテンツマーケティング・インバウンドマーケティング的には正しくないアプローチな気もしますが(実際、趣味?のスタートアップ系の記事も多く会社の人にSEOの記事を増やして!と怒られることも多々あります)、まぁ多少なりとも会社のブランディングには役立っていますし(と、信じたい)、幅広い種類の記事も多少は最近話題のフィルターバブルを打ち破るきっかけにもなり良いのでは勝手に納得しています。何より、私自身が興味があることじゃないと長続きしませんし。経営者だから許される道楽ともいえますが、少なくとも今日食べた豪華ディナーの自慢をするよりは多少は価値のあることを提供できているのではと思いたいです。

ダラダラと長文かつ何故か最後は自虐的になってしまい恐縮ですが 汗 私の一意見ということでWeb Shufuさん始め皆様今後ともよろしくお願いいたします m(_ _)m — SEO Japan [G+]

真のソーシャルメディア戦略を持つ企業が進む6段階

久しぶりのブライアン・ソリスから今回は企業のソーシャルメディア戦略を6段階にわけて考えた記事を。新しい季節の4月に、企業のソーシャルメディア活用を考えるにはとっても参考になる記事です。 — SEO Japan

ビジネスの世界では、ソーシャルメディアは、eメールのように扱われることが多い。あらゆる会社がソーシャルメディアを導入している。弊社、アルティメーターグループが、2012年の後半に700名のエグゼクティブとソーシャルメディア戦略の担当者に行った調査では、参加者全員が程度の違いはあれど、ソーシャルメディア戦略を利用していると答えていた。しかし、eメールとは異なり、フェイスブックやツイッター等を介して、効果的にコミュニケーションを取る方法をマスターとしているとは言い難い。

ここ数年の間、企業は、ソーシャルメディア戦略をマーケティング、サービス、そして、その他の関連する取り組みに採用するペースを早めてきている。しかし、ソーシャルメディアの採用、そして、顧客と従業員の関係、および、収益への影響の理解は、必ずしも比例しているわけではない。 ソーシャルメディア戦略と企業の価値感の間には溝があるため、大勢のエグゼクティブは、総合的なアプローチ、そして、そのアプローチを支えるために構築したインフラについて見直しを迫られている。この内省的なプロセスは、日頃のソーシャルメディア戦略を、より深いソーシャルビジネス戦略に変えるモチベーションを企業に与えつつある。

シャーリーン・リーと私は、昨年、時間を割いて、企業がソーシャルメディアにアプローチする仕組み、計画、プロセス、そして、成果が時間の経過とともに成熟する経緯を徹底的に調査した。その結果、興味深い傾向が浮かび上がった。この結果は、新たにリリースしたレポート、「ソーシャルビジネスの進化 – ソーシャルメディアの転換の6つの段階」の中で取り上げている。

調査結果は、控えめに言っても、衝撃的であった。ソーシャルメディアプログラムおよびキャンペーンを実行する企業、そして、ソーシャルビジネス戦略に具体的に投資する企業との間に大きなギャップが見られた。アルティメーターは、ソーシャルビジネスを、ソーシャルメディアとソーシャルな手法を会社に徹底的に統合して、事業のインパクトをもたらす取り組みと定義した。

裂け目の片方には、何も意図せず、または、成果を目標に結びつけることなく、積極的にソーシャルメディアに投資する企業(部門)が存在する。もう一方の側には、ソーシャルメディアとソーシャルな手法を企業全体に徹底的に統合し、目に見える事業のインパクトをもたらすことに成功している企業がいる。

事実、ソーシャル戦略が事業の成果に結びついていると感じると答えた企業は34%であり、企業の部門が共通するビジョンの下、協力する体制が整った、総合的なアプローチを行っていると答えた企業は28%だけであった。また、来年以降を見越した計画を策定していると自信を持って答えたのは12%のみであった。しかし、最も衝撃的だったのは、エグゼクティブが、「会社のソーシャル戦略に関して、詳しく知らされている、関与している、そして、協調している」企業の割合が、調査に参加した企業の5割だけであった点だ。

しかし、望みがないわけではない。シャーリーンと私は、1)組織の戦略上の目標と明確に一致しているかどうか 2)組織的な協調および当該の戦略の実施を支えるサポートがあるかどうかが、ソーシャルビジネス戦略を成功に導くための重要な基準である点に気づいた。そして、大半の企業は、成熟する上で、6つの注目すべき段階を進む(または、既に進んでいる)ことを見抜いた。

以下に6つの段階を挙げていく:

段階 1: 計画 – “情報収集”

1つ目の段階の目標は、戦略の進展、組織的な協力体制、リソースの推進、そして、戦略の実行の強固な土台がある点を確認することだ。この段階では、1.顧客の声に耳を傾け、ソーシャルメディアでの行動に関する情報を学ぶ、2.実験プロジェクトを用いて、ソーシャルメディアの取り組みの優先順位を決める、そして、3.評価を行い、内部の準備の状態を評価する等の取り組みが重要な鍵を握る。

段階 2: プレゼンス – “主張する”

主張を行う行為は、計画からアクションへの自然な進化を表している。ソーシャル戦略を実施していくにつれ、経験によって、ソーシャルメディアでの組織的な、情報に基づくプレゼンスが確立されていく。この段階では、1.ソーシャルメディアのコンテンツを活用して、既存のマーケティングの取り組みを拡大する、2.情報を提供して、取引後の課題を支える、3.部門の目的、または、役割の目的に測定基準を合わせる等の取り組みが重要である。

段階 3: 交流 – “会話が関係を深める”

この段階に進むと、企業は、ソーシャルメディアは「あったらいいね」ではなく、関係構築において欠かせない要素だと考えるようになる。この段階では、1.会話に参加して、コミュニティを構築する、2.交流および影響力を使って、購入までに要する時間を効率良く短縮する、3.消費者同士の交流および直接的な交流を介して、サポートを提供する、4.リスク管理およびトレーニングのルールを確立して、発想を変える、5.エンタープライズ用のソーシャルネットワークを介して、従業員の交流を促進する等が重要な鍵を握る。

段階 4: 形式化 – “規模を考慮して整理する”

まとまりのないソーシャル戦略を実施すると、段階 4へ組織を移す主な原動力にマイナスの影響を与える可能性がある。この段階では、3つの主要なアクティビティ:エグゼクティブの支援の確立、ハブ – CoE(センター・オブ・エクセレンス)の構築、そして、組織全体を対象とした管理基準の策定に対して、形式化されたアプローチが用いられる。企業は、潜在的なCoEの落とし穴を考慮しておく必要があるが、計画を形式化することで、長期的な規模の問題に直面する可能性がある。

段階 5: 戦略 – “ソーシャルビジネス化”

企業が成熟の段階に移行すると、ソーシャルメディア戦略は、実際の事業へのインパクトをもたらすようになり、認知度はますます高くなる。その結果、経営陣および部門のトップがソーシャルのポテンシャルに注目するようになる。この段階では、1.ソーシャルをあらゆる組織の領域に統合する、2.エグゼクティブの関与を獲得する、3.運営委員会を設立する、4.ソーシャルの取り組みを事業のユニットに押し出す等の取り組みが重要な役割を持つ。

段階 6: 集中 – “真のソーシャルビジネス”

部門を横断して機能し、エグゼクティブからの支持を取り付けた結果、ソーシャルビジネス戦略は、進化する組織に浸透していく。この段階に進むためには、企業は単一のビジネス戦略のプロセスに力を入れなければならない: つまり、ソーシャルをデジタルに融合し、1点集中型のメディアを用いて、総合的な消費者経験を生み出し、総合的なソーシャルな文化を作る取り組みである。


この記事はBrian Solisに掲載された「The Gap Between Social Media and Business Impact: 6 stages of social business transformation」を翻訳した内容です。

どちらかというと大企業向けが自身のソーシャルメディア戦略を状況把握するための内容ですが、中小企業やスタートアップでもソーシャルメディアの活用レベルを再確認する指針としては使えるかと思います。さて、あなたの会社のソーシャルメディア戦略はどのステージだったでしょうか? — SEO Japan [G+]

スタートアップがデザインを優先事項にすべき理由

最近のスマホアプリやウェブサービス、以前に比べるとデザイン的にも優れたものが増えてきたと思います。その機能以上にユーザビリティ的な使いやすさはもちろん、デザイン的なオシャレ度やクール感がサービスの成功を左右するようにもなってきた時代、今回はスタートアップがデザインが力を入れるべき理由について考えた記事をテックメディアの中でも以前からデザインには人一倍こだわりがあるThe Next Webから。 — SEO Japan

テクノロジーを活用したスタートアップを始めることについて考えている?もしくは、既にテクノロジーベースのベンチャー企業やスタートアップを経営しており、それを成長させることに積極的に取り組んでいる?あなたが上記2つのどちらかに入る場合、デザインはあなたの優先事項の1つだろうか?

大半の場合、そうではない可能性が高いだろう。大部分のテクノロジーベンチャーやスタートアップにとって、その焦点は、製品とそれが見込み客にどう役立つかに合わせられる。そしてそれは、彼らの焦点が合わせられるべき場所だ。しかし、利益を上げることもしくは資金を調達することのどちらかを優先事項として求めるのと同時に、あなたはデザインも優先事項とすることを検討すべきかもしれない。

“ちょっと待って、デザインだって?でも、私はデザイナーじゃないし!”あなたが大きな声ではっきりと言うのが聞こえる。起業家、特にテクノロジー界隈のスタートアップやベンチャー起業家の大部分はデザイナーではない、それは分かっている。これこそが、テクノロジーをベースにしたビジネス/スタートアップがデザインを優先事項とすべきいっそうの理由なのだ(例えそれがデザイナーを雇うことを意味するとしても)。

テクノロジーをベースとしたビジネスやスタートアップでデザインを優先事項とすることが、あなたのマーケティングの結果や、顧客があなたをどのように見るかに大きな違いを作り、最終的にはあなたの収益性を助ける。もし私が、“なぜテクノロジーベンチャーやスタートアップがデザインを優先事項にすべきなのか”に対して5秒で回答をするように追い込まれたなら、回答はこうなる:

優れたデザインは、ビジュアルコミュニケーションを介して、注目を引き付け、維持する。

誰かと話すときにボディランゲージがコミュニケーションの形であるのと同じように、印刷やウェブの形式で情報を提供する時、デザインはビジュアルコミュニケーションの1つの形なのだ。あなたのウェブサイトにはあなたの製品/サービスについて話すたくさんの言葉が入っているが、その言葉が全てなくなったら、あるいはあなたの話さない外国語で書かれたら、あなたのウェブサイトは何と言っているだろうか?それはまだ同じことを言っているだろうか?

あなたのビジネスは、あなたが使用する言葉がするように、デザインを使って全く同じことを言っているべきだ。それは、デザインを使って注意を引く最高の方法だ。デザインがビジュアルコミュニケーションの形である時、私たちが自分を提示する方法は、私たちが自分について言葉で言うことよりもずっと多くのことを意味する。これは、テクノロジーベンチャーやスタートアップにも当てはまる。

テクノロジーが私たちの周りで変化し続ける時代では、新しいアプリとウェブサイトは毎日のようにローンチされ、新しいテクノロジーが市場にもたらされ、ますます多くの人が同じタイプの提供物―多くの場合は同じスタイルでデザインされたもの―を目にし始め、同じものを聞いたり読んだりしている(例えば、“これはあなたの生活を楽にするでしょう”とか“とても使い易い”など)。

あなたが顧客の注目を集めるだけでなくそれを維持してワクワク感を呼び起こすことを期待して言葉で伝えているのと同じことを、視覚的に伝えることにどれほど長けているかがあなたを区別する。この注目が素晴らしいことをもたらす:あなたの製品/サービスに関する噂、あなたの名前を共有し始めるブランド支持者、あなたが提供する物を購入したことがある人あるいは購入したい人による全体的な良い印象、そして最終的にはより多くの顧客とより高い収益。

テクノロジーベンチャーもしくはスタートアップの全てのピースが上手にデザインされていることを確実にすることに時間、努力、気配りが注がれる時、それは自然と視覚的手掛かりを介した注目を要求し、重要な情報を伝えながら注目を維持する。最後の要素はベンチャーやスタートアップが最も求めるものだ―注目を維持すること。どんなビジネスもほんの数秒(それは大部分の人がオンライン上の何かに注ぐ時間のスパンである)以上の注目を維持することができる時、あなたは、数少ないビジネスだけがやってきたこともしくはできることを成し遂げる:ワクワク感だ。優れたデザインは、使用された言語ですでに伝えたことを効果的に伝えるため、ワクワク感を呼び起こす。

デザインを優先事項にすることによって、あなたは、自分の見込み客と世間にあなたがフレッシュな存在であること、他とは違うこと、プロフェッショナルであること、あなたが提供する物について真剣で情熱に満ちていることを伝えられるのだ。それは、テクノロジーの世界にいる最新で最高のものを探している顧客をあなたが理解していることを示す。それは、あなたがたくさんの時間を調査と開発に費やしたことや、あなたのマーケティングの取り組みが集中的であることを示す。

上記の理由全てを説明することは私にとっては簡単だったが、テックをベースにしたビジネスにおけるデザインの重要性を説明する一番良い方法は、デザインを優先事項にしたビジネスの例をいくつか示すことだ。

Square

Squareは、私がデザインを優先事項にすることについて話すときのお気に入りの例だ。知らない人のために説明すると、Squareはカード払いの認証プロセスを簡略化することを使命としたスタートアップだ。そのスマートフォンもしくはタブレットアプリと無料のカードリーダーを使用して数分で簡単に支払いの受け付けをすることによって、小企業がクレジットカード払いを受け付ける方法を変えた。さらにSquareは、その手数料を理解しやすくした:スワイプごとの一律したパーセンテージで、隠れた手数料はない。

彼らが提供しているものおよびそのサービスが提供される方法に関して最も魅力的なことは、彼らのデザインの扱い方だ。ちょっと調べただけで、それがデザインを優先事項にしたということが分かる。Squareは、その名前にマッチするロゴを開発し、そのロゴの形をあらゆる場所で使用した:カードリーダー、サイトのナビゲーション上のアイコン、さらにはカードリーダーのパッケージや、説明書やパッケージの角の丸い四角形に至るまで。Squareのカードリーダーのパッケージだけ見ても良くデザインされていて、最近PayPalが出したSquareの競合製品のパッケージがそこから多くのヒントを得たということが分かった。

Squareのパッケージング以外に、そのウェブサイトはナビゲートが簡単で有益だ―デザインは小奇麗でシンプルだ。Squareの主なセールスポイントは、ユーザーが気楽にこのサービスを使い始められることであるため、簡潔だが有益なコピーで情報を提供しながらサイトをシンプルに維持することによってそのことを伝えた。ユーザー用のダッシュボードに至るまで、それはナビゲートし易く、大量の選択肢やリンクでユーザーを圧倒させることなく金融情報を簡単に見ることができる。

Squareはそのクレジットカード払いの根本的な新しい方法で注目を集めただけでなく、ウェブサイトからダッシュボードや、カードリーダー、パッケージング、マーケティングにまで及ぶデザインの使用によってその注目を維持することができたのだ。Squareはとてもシンプルだが洗練されたデザインを選び、それはSquareのメッセージにマッチしただけでなく、新しいスタートアップにお金や慎重に扱うべき情報を預けることを検討している見込み客の信頼を育むのに役立った。

Foodspotting

ビジネスをスタートしたが最初からデザインを優先事項にしなかった企業やスタートアップにとっても、デザインを優先事項にすることを始めるのに遅すぎるということはない。最近ウェブサイトをデザインし直したFoodspottingの例を見てみよう。彼らが当初はデザインを優先事項にしていなかったと言っているわけではないが、今デザインが優先事項であることは間違いなく明らかだ。

Foodspottingはウェブサイトをデザインし直して、とてもクリーンでミニマリストなデザインにした。先にリンクした記事が示すように、それはサイト上のたくさんの“がらくた”を取り除き、地図よりも食べ物の写真にもっと焦点を合わせたよりシンプルなデザインを選んだ。食べ物の写真を目立たせて食欲をそそることによって、そのリデザインの中で食べ物を光らせたかったのだ。

このウェブサイトのリデザインは、今年初めのアプリのリデザインの後に続き、デザインが優先事項であることを示している。Foodspottingは、そのビジネスの中心であるアプリを改善する必要性を感じ、うまくデザインされた優れた機能のアプリを提供することによってサービスを改善したかったのだ。創業者のAlexa Andrzejewskiがブログ記事の中で述べたように(上のリンク)、彼女のチームはモバイルアプリとウェブサイトの体験を単一化したかった。そして、それはデザインを介して達成された。Footspottingは注目を集めている。人々は新しいリデザインについてワクワクし、そしてそれが生み出している噂のおかげでこのサービスを他の人々に紹介している(私のように)。

結論

テクノロジーベンチャーとスタートアップがメッセージを正しくすることやマーケティングに費やす全てのお金があれば、その一部のお金はデザインを優先事項にすることや、マーケティングコピーを使って言っているのと同じことを顧客に視覚で伝えるために使うことができるだろう。デザインが優先事項にされる時、あなたの顧客にはそれが分かり、彼らは反応する。それは、あなたが彼らの注意を獲得して、彼らがそれについて友人や家族に話したり知っている人に共有し始めるほどに長くそれを維持してきたからだ。優れたデザインはあなたを良く見せ、顧客にあなたが提供するものに対してより気を配らせ、それら全てのことがあなたの利益や販売を手助けする。優れたデザインは、ビジュアルコミュニケーションを通して注目を引き付け、維持する。

画像クレジット: Ms. Time Wave


この記事は、The Next Webに掲載された「Why tech-based small businesses and startups should make design a priority」を翻訳した内容です。

ユーザーの興味を一瞬でも長く引き付けるためにデザインは重要。。。スタートアップにとっては注目こそが最初の生命線でもありますし、大切なことであるのは間違いありません。もちろん、見た目のインパクトは凄いものの、使い勝手は難しい、なんてことにならないよう、ユーザビリティとのバランスは最大限注意したいですが。私も6月に向けて新規ウェブサービスを開発中ですが、多少エッジの効いたデザインが勝負しようと思っているものの、使いやすさとのバランスで日々試行錯誤しながらチャレンジしている途中です。。。スタートアッパーな皆さん、共に頑張りましょう。 — SEO Japan [G+]

2013年Googleの面白機能一覧【最新版】

以前、Googleの隠れた面白検索機能とネタサイトを101まとめた完全ガイドという記事を紹介しましたが、その最新版が出ていたので紹介を。前回の記事程網羅はされていませんが、新しいネタが色々産み出されているようです。。。 — SEO Japan

google-easter-egg-240グーグルは、奇妙なロゴエープリルフールのジョーク等、冗談が好きなことで有名である。今回は、今年のイースターの休日を祝うため、グーグルのエンジニア達が、時間を割いて自分達を追い詰めようとする積極的なユーザーのためにひた隠しにしている「イースターエッグ」を紹介する。

イースターエッグとは、バーチャルなイースターエッグのことであり、意図的に隠されたメッセージ、分かる人にしか分からないジョーク、または、コンピュータプログラム、ウェブページ、ビデオゲーム、映画、本、または、クロスワード等の機能のことを指す(ウィキペディア

easter egg典型的な例: アニメーションの回転する3Dのイースターエッグ(クリックすると回転するイースターエッグを見ることが出来る)。

しかし、通常の「イースターエッグ」、作品の中に隠され、見つけるためには探しまわらなければいけないアイテム、そして、特定の出来事や重要な出来事を祝うために、グーグルが有効にする特別な機能との見分けがつかなくなることもある。後者をイースターエッグと呼ぶ人達は多いが、この類のアイテムは、期間限定で公開され、グーグルがスイッチを切ると見つけることが出来なくなってしまう。

「xmas」や「christmas」等は、「一時的な」イースターエッグであり、グーグルは、この検索に対して、祝日に当たる期間において、検索バーの下にカラフルな一連の光等を表示する。同じように、ほぼ同じ時期に「hanukkah」を検索すると、ダビデの星のような形の光の列が現れ、また、「kwanzaa」を検索すると、キナラの蝋燭が浮かび上がる。

確かに楽しいものの、私個人は、「本来」のイースターエッグではないと思っている。そこで、この投稿では、いつでも検索して、見つけることが可能な「恒久的」なイースターエッグに絞って紹介していく。大半のイースターエッグは、巧妙なだけでなく、楽しい: これから紹介する例の中にも多く含まれているが、中には特別な知識が必要とされるイースターエッグもある。

注記: 上の回転する卵を含む、この投稿で紹介するグーグルイースターエッグの一部を見るには、ブラウザの最新版が必要である。グーグルクロームでは全て正常に動作するものの、ファイヤーフォックスやその他のブラウザでは、動作しないものもある。

グーグル検索のイースターエッグ

Tilt”または“Askew“の検索

google-easter-egg-tilt グーグルは検索結果をクエリを文字通り理解して、斜めに表示することがある。“askew(斜め)”または“tilt,”で検索を行うと、結果が若干傾いた状態で表示される。ここではSEOによる操作は関係なく、「通常」の検索結果として動作するものの、ただ単に傾いて見えるだけである(日本語「斜め」で検索しても同じ結果になる)。

Recursion“の検索

google-easter-egg-recursionウィキペディアによると、“recursion(再帰) …は、同じ方法でアイテムを反復するプロセスを指す。再帰が最もよく利用されるのは、数学とコンピュータ科学であり、記述しているものそれ自身への参照が、その記述中にあらわれると定義されている。当然、グーグルはもしかしてrecursion?と尋ねる(日本語で“再帰”と検索しても同じ結果になる)。

the answer to life the universe and everythingの検索

google-easter-egg-42名作「The Hitchhiker’s Guide to the Galaxy」の中で、著者のダグラス・アダムスは、“the answer to the ultimate question of life, the universe and everything is 42(生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答えは42)”と綴っている。長年に割って、数字「42」に隠された意味を解読しようとする試みが行われてきたが、アダムズ自身が、後に「答えは簡単だ。あれはジョークだった。数字、しかも、普通の小さな数字にする必要があり、42を選んだ。2進法やら、ベース13やら、チベットの僧侶やら、すべてナンセンスだ。」と語っていた。「机に向かい、庭を見つめ、42でいいやと思った。そして、42とタイプした。それだけだ。」ナンセンスであれ、どうであれ、グーグルの計算機はこのクエリに対して、42を返す(日本語でも同じ結果になる)。

do a barrel roll“の検索

google-easter-egg-barrel バレルロールとは、航空機のマニューバであり、パイロットは一定の高度を維持し、 – 樽の内側で飛行機の着陸装置が回転するように – 前進しながら、360度機体を回転させる。 グーグルは、検索結果を360度のループを介して「回転」させ、詩情豊かな捉え方をしている。

zerg rush“の検索

google-easter-egg-zerg“zerg rush”(ザーグラッシュ)とは、テレビゲーム「スタークラフト」で生まれた、レベルの低いグループ、または、装備の薄いグループが敵のグループに一斉に襲い掛かり、圧倒する戦法である。「zerg rush」で検索をかけると、「0」を使った一斉攻撃が行われ、最後にGood Gamesの略「GG」が表示される。ちなみに、0を3回クリックすると、0を倒すことが出来るものの、あらたな集中攻撃が行われ、ページの下から検索結果が破壊されていく。

conway’s game of life“の検索

google-easter-egg-conway 英国の数学者、ジョン・ホートン・コンウェイは、「細胞」が時間の経過とともに相互に作用し合い、進化していく段階を見ることが出来る、「生命」のコンピュータによるシミュレーションを初めて考案した人物である。コンウェイの「game」はとても単純であり、プレイヤーは細胞の初期形態を作り、作動させ、後は進化を観察するだけだ。このシミュレーションは、様々な分野のコンピュータサイエンスのリサーチで用いられてきた。

anagram“の検索

google-easter-egg-anagram anagram(アナグラム)は言葉遊びの一つであり、創造力が必要とさる。そして、「ルール」厳守のゲームである。アナグラムは、ワードやフレーズを、同じ文字を順序や並びを変えて、別のワードやフレーズに変えるゲームである。優れたアナグラムは、語呂合わせや風刺(例えば、old west actionのアナグラムである「Clint Eastwood」等)に変わる。長年に渡って放映されているテレビ番組 Doctor Whoの文字の順番を変え、別のフィクションの番組 tourchwoodにすることも出来る(anagram dr whoで検索)。

define anagram“の検索

google-easter-egg-define-anagramグーグルは、「define」(定義)で始まるクエリの辞書の定義を提示する。定義は、ワードのタイプに関する情報、発音、そして、時には正しい発音を聞くことが可能なオーディオへのリンクを提供している。「define anagram」で検索をかけると、グーグルは素晴らしい「もしかして…」を提供する。

bacon number [俳優の名前]“の検索

google-easter-egg-bacon これは「六次の隔たり」と呼ばれるセオリーであり、全ての人や物は6人以下の仲介者によってつながると主張する考えである。このセオリーを利用した「ケビン・ベーコンとの六次のつながり」は、俳優を6人以下の仲介者でつなぐ遊びがある。「bacon number」の後に俳優の名前を入力し、検索をかけると、グーグルは、ケビン・ベーコンからの距離を計算する。

グーグルの計算機イースターエッグ

グーグルの計算機を、検索エンジンの拡張機能として考えて – 検索ボックスに数式を直接入力すると、検索結果の上に答えを表示してもらえる。以下に計算機能を使った楽しいグーグルイースターエッグの例を幾つか紹介していく:

binaryの検索

google-easter-egg-binary “binary”を検索すると、結果の数が、通常の10進法の数ではなく、2進法(binary)で表示される。“hexadecimal”(16進法)や“octal”(8進法)でも同じような結果になる。

once in a blue moon“の検索

google-easter-egg-bluemoon グーグルは、数字に関連する決まり文句に対しても、有益な結果を用意している。“once in a blue moon”で検索を行うと、“1.16699016 × 10-8 hertz” が答えとして提供される。この結果を秒から年に変換すると(1ヘルツは1秒当たり1サイクル)、2.7年になる – これは「blue moon」(青く見える月)が発生する日の間隔を表している。「blue moon」と言うフレーズは、月の色とは全く関係がない。1ヶ月の間に2度満月が見られる月のことである。この月は、太陰周期とカレンダーを駆使して計算すると、約3年に一度のペースでやって来ることが分かる。

また、“a bakers dozen“(パン屋の1ダース)、“the loneliest number”(曲「One is the Loneliest Number」より)、そして、“the number of horns on a unicorn”(ユニコーンの角の本数)等の数字に関するフレーズでも、面白い結果を得ることが出来る。

google-easter-egg-heart 数学が大好きなら、グーグルが計算し、上のイースターエッグのように、分かりやすいグラフを表示する複雑な数式を自分で作ることが出来る。

以下の数式を検索すると次のグラフが表示される:

sqrt(cos(x))*cos(300x)+sqrt(abs(x))-0.7)*(4-x*x)^0.01, sqrt(6-x^2), -sqrt(6-x^2) from -4.5 to 4.5

バレンタインデイのイースターエッグにピッタリだ。

グーグルマップの楽しいイースターエッグ

検索結果だけではなく、グーグルはマップの検索結果でも質と精度を高めるべく、日々努力を重ねている。それでも、優秀なプログラマー達は、地図の検索結果にもイースターエッグを埋め込んでいる。基本的に害はなく、楽しいものばかりである。地図の結果でイースターエッグを表示させるには、通常のイースターエッグと比べて難しい。そのため、リンクを提供するのではなく、皆さん自身で結果を再現することが出来るように、スクリーンショットとルート・乗換案内を掲載しておく。まずは、グーグルマップにアクセスする必要がある。

徒歩: The ShireからMordorへ

google-easter-egg-shire

  1. グーグルマップのホームページで、ルート・乗換案内をクリックする
  2. Aには“The Shire”、Bには“Mordor”と入力する
  3. 青い検索ボタンをクリックする
  4. “徒歩”アイコンをクリックする

 

徒歩で中国から日本へ

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  1. グーグルマップのホームページでルート・乗換案内をクリックする
  2. Aには“China”、Bには“Japan”と入力する
  3. “検索”ボタンをクリックする
  4. “徒歩”アイコンをクリックする

ステップ300に注目してもらいたい: 太平洋をジェットスキーで横断する

第三者のグーグルイースターエッグ

グーグルイースターエッグを作成しているのはグーグルだけではない。グーグルの経費で外部が作成したイースターエッグの例を挙げていく:

  • グーグルグラビティは、グーグルのホームページを、まるでブラックホームが吸い込んだように、破壊する。
  • グーグルスペース。グーグルのホームページがアングリーバード化する。
  • グーグルスフィア。グーグルのホームページが天体のようにぐるぐる回る。
  • Where’s Chuck Norris?(チャック・ノリスはどこ?)「グーグルはチャックノリスを探しません。なぜなら、チャック・ノリスは見つからないからです。逆にチャック・ノリスに見つけられてしまうでしょう。」と言う警告を受ける。
  • エピック・グーグル。グーグルが巨大化する。

何か見過ごしているイースターエッグはあるだろうか?取り上げられていないイースターエッグをご存知なら、是非、コメント欄で紹介して頂きたい。

(ストックイメージ: Shutterstock.com – ライセンス契約の下利用している)

この記事は、Search Engine Landに掲載された「The Big List Of Google Easter Eggs」を翻訳した内容です。

最初の3Dなど、幾つか新ネタが登場していて面白かったです。googlemapの中国→日本は時期が時期ですが思わず笑ってしまいました。Googleの日中関係の改善を願う気持ちが密かに表れているのでしょうか・・・。 — SEO Japan [G+]