2017 年もありがとうございました!ブログのアクセスランキングで振り返る 2017 年

2017 年もいよいよ終わりが近づいてまいりました。今年もウェブマスター向け公式ブログをはじめ、ウェブマスター ヘルプ フォーラムGoogle ウェブマスター コミュニティ、そして ウェブマスター オフィスアワー やイベントなど、多くの方にご参加、ご愛読いただき、ありがとうございました!

みなさんにとって今年はどんな一年だったでしょうか。今年は Google Analytics によるセッション数ランキングトップ 10 でウェブマスター向け公式ブログの 1 年を振り返ってみたいと思います。
  1. 日本語検索の品質向上にむけて
  2. 医療や健康に関連する検索結果の改善について
  3. モバイル ファースト インデックスに向けて
  4. Google 検索における最新の品質向上について
  5. HTTPS をランキング シグナルに使用します
  6. Google の検索結果からコンテンツを削除するには
  7. 3/24 開催イベントのお知らせ「オンラインメディアのための Google 検索入門&コンテンツ制作のベストプラクティス」
  8. Chrome の HTTP 接続におけるセキュリティ強化に向けて
  9. HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります
  10. 良質なサイトを作るためのアドバイス
2016 年はモバイルの話題が中心でしたが、2017 年は検索結果の品質に関連する記事が 1 位、2 位、4 位、そして 10 位と数多く読まれていたようです。モバイルの記事は昨年 11 月にアナウンスしたモバイルファーストインデックスの記事が 3 位に入りました。また、HTTPS 関連の記事もトップ 10 に 3 つの記事が入っており、ホットな話題だったことが伺えます。

また、2017 年は Google Dance Tokyo#GoogleDanceTokyo) など主催イベントを 2 つ開催しました。特に今年初めて開催したオンラインメディア向けのイベント(#読者ファースト)はランキングでも 7 位と多くの方に関心を持っていただいたようで、来年もまた何か開催できたら、と思っています。

そして残念ながらランキング入りは逃したものの、ブログ ホスティング サービス運営者のみなさまと取り組んでいる Advanced Hosting Meetup プログラムは、参加サービスが増えるなど、活動の幅も広がっております。来年も少しでもユーザーのみなさまが快適にインターネット上の情報にたどり着けるように努力していきたいと思います。

最後となりますが、みなさんが年末年始も安心してオンライン ショッピングをご利用いただけるよう、昨年に引き続き #NoHacked キャンペーン(Twitter はこちら)を実施しましたので、ぜひご覧ください。みなさまの Tips も #NoHacked をつけてご投稿いただければと思います。

それでは、2017 年もありがとうございました!2018 年もどうぞよろしくお願いします。

Takeaki Kanaya, Kazushi Nagayama and Anna Ogawa, Search Quality Team

【音声検索】今後重要になるコンテキスト(文脈)について。コンテンツとの違いは?

SEOに詳しい人であれば、誰しも耳にしたことがある「コンテンツ・イズ・キング」
SEOにおけるコンテンツの重要性を表した言葉として知られています。
現代のSEOではリンクが王様であった時代を経て、コンテンツが最重要として捉えられる
ようになりましたが、音声検索ではコンテキスト(文脈)がコンテンツと同様に重要になる
と言われています。今回は、How Voice Search Changes Everythingの著者である
Duane Forresterがインタビューで語ったコンテキストの重要性についての内容をご紹介します。– SEO Japan

Yextのインダストリーインサイト部門長のDuane Forresterは自身のeブック「How Voice Search Changes Everything(音声検索はすべてをどのように変えるのか)」、そしてマーケターが音声競争の中ですべきこととは何かについて述べた。

voice_search_changes_everything

2016年に、Googleはモバイル検索全体の内20%が音声検索になると言った。それ以来、米国内での仮想アシスタントの所有数は拡大し、数千万もの音声対応デバイスが使用されている。

モバイルフォンに加えて、音声が主要な検索インターフェースになる、それが現実となったのだ。音声ファーストなマーケットに対応するために、マーケターはモバイルファースト戦略についてすぐに反芻しなけらばならない。eブック内で示したように、音声検索はすべてを変えるのである。

本の著者であるYextのインダストリーインサイト部のトップのDuane Forresterと、マーケターが検索ユーザーインターフェースの革命に対して何を準備できるのか、音声検索の今後の展望などについて、腰を据えて話し合った。

検索領域での最大プレイヤーの優越性に挑戦するためには、音声のエンゲージメントが必要だ

Michelle Robbins(以下MR):ではまず、なぜこのeブックを出版されたのですか?

Duane Forrester(以下DF):Yextで取り組んでいることとして、クライアント自身にどのデータをコントロールできるのかを理解させ、またそのデータの管理する方法を提供しているよ。この領域を開拓するサポートをたくさんしてきたね。わたしは、個人的にはいつもアーリーアダプターになってきた。ここ10年では幸運なことに牽引的なテクノロジーを間近で見て、個人的に触れ合う機会に恵まれ、また「音声」が今日の形に発展したように、その発展に献身しながら見守ってきたんだ。

MR:音声領域の主なプレイヤーは確立していますね。ほかの競合が音声領域に割り込む余地はあるのでしょうか?

DF:もちろんだ。中国では次々とスマートスピーカーの領域に参入する会社が生まれているよ。多くの会社は長くは続かないだろうが、来年には新しいデバイスが私たちを支えるものとして欠かせないものになり、価格破壊が起こり導入率が上がるだろう。

広まっていくものの多くはスマートスピーカー対応デバイス(たとえば、Googleアシスタントを内蔵したサムスンTV)になるだろうが、消費者の視点からみると、「アシスタントが埋め込まれいるから」購入するというよりは、その特定の商品が「広く認知されているブランドのもの」だから購入するのだ。サムスンTVを購入する人々はGoogleアシスタント(もしくはSiri、Cortana、IBMなど)が理由ではなく、サムスンのTVが素晴らしいからこそ購入する。音声検索は良い機能だ。近い将来私たちの生活に馴染むだろう。しかし、時間が経過し、多くの先導者がより差別化され進化したテクノロジーを生み出したとしたら、状況は変わってくるだろう。

MR:人々が音声対応デバイスの受け入れ始めたことのほかに、何か変化はあったでしょうか。

DF:みんなデバイスに話しかけることへの抵抗がなくなってきたね。これがここ5年間で音声検索を受け入れられる主な要因となったのだろう。Amazonが世界中のリビングに数百万もの製品を導入したことで、傑出したサービスや結果がなく人々にも受け入いれられていなかったものも、成長を始めたようだ。

音声検索が完全に受け入れられるのも時間の問題だろう。サービスの認識率が98%を超え、消費者がデバイスをアップグレード、もしくは新しい音声対応のデバイスとの接点を持つ限り、受け入れは拡大していくであろう。それらのいずれも音声は克服していくだろうが。

MR:どのようにしてマーケター、特にSEOマーケターは「コンテンツ・イズ・キング」(=価値あるコンテンツの適用)にフォーカスした状態から、「コンテキスト・イズ・クイーン」(=オーディエンスの文脈に沿って内容を検討)の世界、すなわちたった一つの検索結果に対して準備した状態にシフトすれば良いのでしょうか。

DF:その答えは明白だ。コンテンツに対してのすべての投資は、音声検索の世界でリターンを返し続けている。むしろ、本当に今日私たちが描いているコンテキスト(文脈)ファーストのシナリオを達成するためには、私たちは深く・詳細で・リッチなコンテンツが必要だ。
しかし、ここではなおコンテキストが役割を果たしている。もし「気温」について聞かれたら、検索結果は関連要因の一部から場所を決定するだろう。例えば「22度」のような答えは、他のコンテキストでは「薄っぺらい」と思われてしまうに違いない。しかし、「外の気温は何度?」という答えにしてはパーフェクトだね。

もうすこし複雑なものであれば「ハリーポッターは誰?」と「ハリーポッターって何?」なものがあるかもしれない。前者では想像上の「人物」として答えられる一方、後者はフィクションの「作品」として回答が返される。後者の答えはより深くなり、ウェブサイトより情報が豊富な答えが導き出されるだろう。

the_nuance_of_voice_search

※画像注釈:「ハリーポッターは誰?」「ハリーポッターって何?」という2つの質問を各デバイスに投げかけた結果

・Google Home・・・正解。二つの質問の違いを正確に理解し、それぞれの文脈に沿った回答を返した。
・Amazon Alexa・・・正解。二つの質問の違いを正確に理解し、それぞれの文脈に沿った回答を返した。
・Apple Siri・・・不正解。二つの質問とも認識はしたが、同一の回答を返した。さらに言うと音声の読み上げはなく、Wikipediaの文章を表示するのみであった。
・Microsoft Cortana・・・不正解。二つの質問とも認識はしたが、「ハリーポッターって何?」の質問に対しては音声で読み上げ、「ハリーポッターって誰?」という質問に対してはWikipediaの冒頭文を表示しただけだった。

「私たちは検索エンジンからまだベストな戦略を引き出せていないが、私たちが知っているいくつかのベストな戦略はアンサーボックスのようなものだ。そしてますます、アンサーボックスのコンテンツは消費者のクエリを反映するようになっていると言われている。

あなたのサイトに使える戦略として、以下にショートリストがある。こちらは通常のクオリティーのコンテンツ作成や、SEOのベストな戦略に加わるものである。

1 ロングテールの会話的なフレーズにも対応していること
2 あなたの製品やサービスに関連したよくある質問に対して、詳しい答えを構築すること
3 適切な範囲で、あなたのコンテンツにSchemaなど構造化データを用いること
4 クローラーがあなたのコンテンツを確実に見つけることができるよう自身のサイトを整理すること
5 あなたのサイトをスマホ最適化すること(もはや選択の余地はない)
6 セキュリティーを優先事項すること(信頼のシグナルになる)

1枚の写真は、1000の言葉の価値を持つ

MR:これから音声検索においてどんなイノベーションが起こっていくのでしょうか?

DF:もしあなたが音声対応デバイスでショッピングしたことがあれば、画像が加わることによって飛躍的に改善する領域があることに気づいただろう。音声システムに「青いセーターが欲しい」と聞いてみると、購入するのに必要だった視覚的な情報が抜け落ちてしまうことが分かるだろう。

要するに、音声検索の次のステップで画像検索が必要となってくるということだ。Amazonで売られている商品を見て、画像も認識してくれる音声対応デバイスが近い将来でてくることを期待している。eコマースの時代、音声の使いやすさはさらに拡大していくであろう。

MR:マーケターは新しいフィールドにおいてどのような種類の技術に投資をするべきなのでしょうか?

DF:ちょうど数年前に選択肢としてあったものが、必須となっている。モバイルフレンドリーであることはもはや必須要件である。また、サイトの安全性は急速に差別化要因になってきている。コンテンツのマークアップはやった方がよい、というレベルのものではなく、やらなければらならいものである。技術的な仕様への適用力は毎日のように成長しており、競争の場は変化している。もし検索エンジンがプロトコルを利用する価値があると判断した場合、注意を払う必要があるだろう。

schema.orgなどのマークアップは、検索エンジンがあなたのウェブサイトやコンテンツの信頼性を高める助けをしており、それを利用するべきだ。安全であることは消費者を守ること、すなわち検索エンジンが積極的にサポートしている領域への投資となる。そしてあなたがあなたのお客様と本当に寄り添っていきたいのであれば、彼らのカスタマージャーニーを学ぶために、今日にでも音声対応デバイスを買うとよいだろう。セットアップを行い毎日使うとよい。この習慣は新しい機能を明らかにし、カスタマージャーニーに合わせるための機会を明確にしてくれるだろう。

MR:効率的に競争していくためには、組織は音声検索の世界においてどのような人員投資をすべきでしょうか。

DF:ビジネス上のプレイヤーは既に必要となるスキルセットを持っている可能性が高い。
もし、彼らがチームにSEOに携わる人を置いていたら、素晴らしいスタートをきることができるだろう。
しかしながら、音声検索や画像検索のように新しい環境で、真にアドバンテージを得るためには、新しい機会について広い理解を持ち、会社内に影響を与え、様々な領域での経験に基づいた指示を与えることができるような人物が必要だ。それがデジタル・ナレッジ・マネージャー(DKM)の役割になる。

DKMは会社がテクノロジーの進歩についていけるようにしてくれる一方で、会社の中のすべての資産が最大の効果を発揮できるよう、それらを調整するような役割をしてくれる。大元となるディレクションはDKMが出す。さらに戦術的なレベルでいうと、テクニカル面に堪能なSEO担当者がリサーチから、コンテンツ開発、展開まで最適な形で取り組みを行うであろう。これらの努力の組み合わせは、会社が競争するフィールドの中で、リーダー的なポジションをとるための助けになるだろう。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Voice search: Content may be king, but context is queen in the new voice-first world」を翻訳した内容です。


特に今年に入って海外のSEO界隈では、音声検索が関心の高いトピックになっています。
日本でも今年にGoogleHomeやAmazonEchoが発売されたことを受けて、今後音声検索のニーズは高まっていくことが予想されます。
音声検索がさらにスケールした際に、自社のサービスや製品をどのような形で訴求していくのか、後追いにならないためにも、今の内から準備されておくのが良いかもしれません。まずはお手元にスマートスピーカーを一台置いてみてはいかがでしょうか。– SEO Japan

#NoHacked 3.0: 役立つリソース

#NoHacked キャンペーンを開始して 3 週間経ちました。今回は、サイトを安全に保つために役立つリソースをいくつかご紹介します。

  • 興味深い研究成果:
    ハッキング手法は常に進化しており、最新の傾向を把握してより効果的に対処するためには日々の研究が欠かせません。情報セキュリティ研究サイトでは、Google の最新の研究成果を公開しています。このうち、ウェブサイトへの不正アクセスに関する研究成果の一部をご紹介します。
  • ハッキングされたサイトに関するよくある質問
  • ハッキングされたサイトに関する用語集
  • #NoHacked 3.0 はこれで終了しますが、さらにコンテンツを用意して近いうちにまた開催する予定です。それまでの間、ご不明な点がありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムにご投稿ください。また、サイトへの不正アクセスに関してフィードバックやご質問があった場合もぜひ、ウェブマスター ヘルプ フォーラムまでお寄せください。Google 社員やセキュリティに詳しいユーザーからアドバイスを得られると思います。

    この投稿で #NoHacked キャンペーンは終了します。このキャンペーンを通じてコンテンツをお楽しみいただき、ハッカーの攻撃を防いでサイトの安全を確保していただければ幸いです。

    モバイル ファースト インデックスに向けてサイトを準備するためのヒント

    Google がモバイル ファースト インデックスの実験を開始することを発表した約 1 年前、この取り組みの進捗状況については追ってサイト運営者の皆様にお知らせすることを約束し、この数か月間、ハングアウト オンエアによるオフィスアワーPubcon などのカンファレンスで発表を行ってきました。

    概要を説明すると、Google の現在のクロール、インデックス登録、ランキングのシステムは、主にデスクトップ版のコンテンツを見ています。ただし、デスクトップ版とモバイル版でコンテンツが大きく異なる場合、この方法ではモバイル検索に不都合が生じる可能性があります。モバイル ファースト インデックスは、インデックス登録とランキングの決定についてモバイル版のコンテンツを使用することで、ユーザー(主にモバイル ユーザー)が探している情報を見つけやすくするための仕様です。この変更後は、スマートフォン用 Googlebot によるクロール回数が大幅に増え、検索結果に表示されるスニペットや Google のキャッシュ ページ内のコンテンツにはモバイル版のページのものが使用されるようになります。

    昨年のブログでご説明したように、レスポンシブ ウェブ デザインを採用しているサイトや動的な配信(デスクトップ版と同等のコンテンツとマークアップをすべて含んでいる)を正確に実装しているサイトに関しては、通常は特に何もする必要はありません。ここでは、モバイル ファースト インデックスに向けてサイトを確実に準備していただけるよう、いくつかのヒントをご紹介します。
    • モバイル版のサイトでも、高品質で重要なコンテンツを揃えるようにします。テキスト、画像(alt 属性を設定)、動画などを、通常のクロールやインデックス登録が可能な形式で準備します。
    • インデックス登録やユーザーが使いやすい検索機能を実現するためには、構造化データが重要です。モバイル版とデスクトップ版の両方のサイトに構造化データを追加するようにしましょう。モバイル ページの構造化データの URL はモバイル版にアップデートしましょう。
    • メタデータはモバイル版と デスクトップ版のどちらのサイトにも必要です。インデックス登録や検索結果の表示の際に、メタデータがコンテンツについてのヒントとなります。タイトル、メタ ディスクリプションなどは、モバイル版と PC 版の両方のサイトの全ページで同じ内容にしましょう。
    • モバイル用の別の URL を使用するサイトでは、モバイル版とデスクトップ版をリンクするための既存の rel=canonical 要素と rel=alternate 要素をそのまま使用します。
    • モバイル用 URL の hreflang リンクを確認します。国際化対応のために link rel=hreflang 要素を使用する場合は、モバイル用 URL とデスクトップ用 URL 間のリンク要素を個別に設定します。モバイル用 URL の hreflang では、別の言語や地域のバージョンのモバイル用 URL を指定する必要があります。デスクトップ用 URL の場合も同様にして hreflang リンク要素を使用します。
    • サイトをホストするサーバーについて、クロール速度が上がった場合に対応できるだけの容量があることを確認します。これは、モバイル版のサイトを別のホスト(たとえば m.example.com)から配信している場合に必要です。レスポンシブ ウェブ デザインを採用しているサイトや動的な配信を行っているサイトには関係ありません。
    Google では上記の基準に基づいて、モバイル ファースト インデックスに対応しているかどうかをサイトごとに評価し、準備が整ったサイトから移行していく予定です。このプロセスは、ごく一部のサイトに対してすでに開始されており、検索チームが経過を注意深く観察しています。

    モバイル ファースト インデックスの導入については、今後も慎重に取り組んでまいります。Google では、このように時間をかけて進めていくことで、ウェブマスターの皆様にモバイル ユーザー向けのサイトを準備していただけると考えています。そのため、モバイル ファースト インデックスのロールアウトを完了する時期についても、現在のところ特に定めていません。ご不明な点などございましたら、お気軽にウェブマスター ヘルプ フォーラムライブイベントなどでお知らせください。

    #NoHacked 3.0: 一般的なハッキングのケースを修正する

    これまで #NoHacked では、ハッキングの検出と防止に関するヒントをご紹介してきました。ハッキング攻撃を検出できるようになったところで、今度は、一般的なハッキング手法とその修正方法をご紹介いたします。

    • キーワードとリンクのクローキングによるハッキングを解決する
      キーワードやリンクのクローキングによるハッキングでは、意味不明な文、リンク、画像を含む大量のページが自動的に生成されます。これらのページには元のサイトのテンプレート要素が使用されていることがあるため、一目見ただけではターゲット サイトと区別がつきにくく、コンテンツをよく読むまで気付かないこともあります。通常このタイプのハッキングでは、クローキング手法を用いて悪意のあるコンテンツを隠し、挿入したページを元のサイトの一部として表示するか、404 エラーページを返します。
    • 意味不明な内容によるハッキングを解決する
      意味不明な内容によるハッキングでは、キーワードが埋め込まれた意味不明なページがターゲット サイト内に大量に自動生成されます。このハッキングの目的は、ハッキングしたページを Google 検索結果に表示し、訪れた人を無関係なページ(たとえばアダルトサイト)にリダイレクトすることです。
    • 日本語キーワードによるハッキングを解決する
      一般に、日本語キーワードによるハッキングでは、ランダムに生成されたディレクトリ名で、ターゲット サイト上に日本語テキストを含む新しいページが作成されます。こうしたページは、偽ブランド品を販売するストアへのアフィリエイト リンクを収益源としているのが特徴です。また、Google 検索への表示も目的としています。ハッカーのアカウントがサイト所有者として Search Console に登録されているケースもあります。

    最後に、サイトをクリーンアップして問題を修正したら、Google チームがサイトを審査できるように、再審査リクエストを送信してください。

    ご不明な点などありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムでお気軽にご投稿ください。それでは、また来週お会いしましょう。

    検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドを大幅に改訂しました

    世の中には、優れたウェブサイトを作成するための情報が溢れています。そんな中 Google によく寄せられる質問の 1 つが、「検索エンジンと相性の良いウェブサイトを作成したいのですが、おすすめの方法は?」というものです。これまで Google では、初心者向けのリソースとして「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」と「ウェブマスター アカデミー」を提供してきましたが、このたび SEO スターター ガイドを大幅に改訂し、検索エンジンと相性の良いウェブサイトの作成に役立つリソースとして公開することになりました。

    これまでの SEO スターター ガイドでは、検索エンジンがウェブサイトのコンテンツを、より簡単にクロール、インデックス登録、認識できるようにするためのおすすめの方法を紹介してきました。一方ウェブマスター アカデミーでは、サイトを作成し、Google 検索に掲載する方法を学習するための情報やツールを提供してきました。これら 2 つのリソースには、目的や内容の面で重複する部分があったわけです。そこで今回、ウェブマスター アカデミーと旧版の SEO スターター ガイドの PDF を廃止し、ユーザー フレンドリーで安全なウェブサイトの作成方法を網羅したガイドへと刷新しました。

    今回廃止された古い SEO スターターガイドとウェブマスターアカデミーの画像

    改訂版の SEO スターター ガイドは、旧版のスターター ガイドとウェブマスター アカデミーに代わるものです。これまで公開していたドキュメントに加え、検索エンジン最適化の必要性、構造化データ マークアップの追加、モバイル フレンドリーなウェブサイトの構築などの節を新たに設けました。
    新しい SEO スターター ガイドは、現時点では 9 つの言語(日本語、英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、トルコ語)での提供となりますが、近日中にこれ以外の 16 の言語にも対応する予定です。

    新しくなった SEO スターター ガイドをぜひご一読いただき、ご意見をお寄せいただけたらと思います。

    ご質問がありましたら、お気軽にウェブマスター ヘルプ フォーラムまでお寄せください。

    #NoHacked 3.0: ハッキング防止のヒント

    #NoHacked(英語) では先週、ハッキングの検出と、サイトがハッキングされる原因について解説しました。今週はハッキングの防止に焦点を当て、ヒントをいくつかご紹介します。

    • スパマーがウェブサイトのハッキングでよく利用する手段:
      攻撃からサイトを守るためには、サイトへの不正アクセスがどのように発生したかを把握することが重要です。ここでは、スパマーが主にどのような方法でサイトに不正アクセスするかを説明します。
    • 提供元に注意を払い、無料提供の有料テーマやプラグインに十分気をつける
      有料のプラグインが無料で提供されているサイトを見かけたことがある方もいらっしゃるかと思います。通常は購入しなければならないプラグインを無料で提供しているサイトに遭遇した場合は、十分にご注意ください。多くのハッカーは、人気のプラグインをコピーしておとりに使い、「バックドア」(マルウェア)を設置して対象のサイトに侵入できるようにします。同様のケースについて詳しくは、Sucuri 社のブログ(英語)をご覧ください。
      また、質の高い正規のプラグインやテーマであっても、次のような場合は危険なものとなる可能性があります。
    • 新しいバージョンが入手可能となったときにすぐに更新しない
    • テーマやプラグインのデベロッパーが更新を行わないので、時間の経過とともに古くなる

    どのような場合でも、サイトのソフトウェアをすべて常に最新の状態にしておくことは、ウェブサイトをハッカーから守るうえで不可欠です。

  • WordPress のボットネット
    ボットネット(英語)とは、第三者の管理下にあるマシンやデバイス、ウェブサイトの集まりで、多くの場合、悪意のある行為(ウェブスパムのキャンペーン、クリックボット、DDoS など)を働くのに利用されるものです。サイトがボットネットに乗っ取られていても、サイトには明確な変化が生じることがほとんどないため、見つけるのは困難です。しかし、サイトがボットネットに取り込まれると、サイトの評判、リソース、データが危険にさらされることになります。ボットネットの詳細や、ボットネットの検出方法、ボットネットがサイトに及ぼす影響について詳しくは、WordPress や Joomla! のボットネットに関する記事(英語)をご覧ください。
  • ご不明な点などありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムでお気軽にご投稿ください。それでは、また来週お会いしましょう。


    医療や健康に関連する検索結果の改善について

    Google では、今週、日本語検索におけるページの評価方法をアップデートしました。

    この変更は、医療や健康に関する検索結果の改善を意図したもので、例えば医療従事者や専門家、医療機関等から提供されるような、より信頼性が高く有益な情報が上位に表示されやすくなります。本アップデートは医療・健康に関連する検索のおよそ 60% に影響します。Google では、医療や健康だけに限らず、今後も継続的に検索の改善に取り組んで行きます。

    現在、毎日数百万件以上の医療や健康に関する日本語のクエリが Google で検索されています。これを分析してみると、医療の専門用語よりも、一般人が日常会話で使うような平易な言葉で情報を探している場合が大半です。日本のウェブには信頼できる医療・健康に関するコンテンツが多数存在していますが、一般ユーザー向けの情報は比較的限られています。

    もし、あなたが医療関係者で、一般のユーザーに向けたウェブでの情報発信に携わる機会がありましたら、コンテンツを作る際に、ぜひ、このような一般ユーザーの検索クエリや訪問も考慮に入れてください。ページ内に専門用語が多用されていたら、一般ユーザーが検索でページを見つけることは難しくなるでしょう。内容も分かりづらいかもしれません。ユーザーがあなたのサイトを見つけるために使用している検索キーワードのリストは、Search Console で確認することができます。もし、そのリストが専門用語で占められていたら、一般ユーザーの多くはあなたのサイトの情報にアクセスできていない可能性があります。

    Google では、アルゴリズムの改善やウェブマスターへの情報提供などを通じ、検索の改善に日々努めています。もし問題のある検索結果を見つけた場合には、デスクトップでは「フィードバックを送信」から、モバイルの場合は「ご意見・ご要望」からお知らせください。検索を改善するための情報として活用させて頂きます。

    AJAX クロールのページのレンダリング

    AJAX クロールに関するスキーム(英語)は、JavaScript ベースのページに Googlebot がアクセスできるようにするための方法として導入されましたが、廃止の予定であることを以前にお知らせいたしました。長期間にわたる Google のエンジニアの取り組みによって、Googlebot による JavaScript のレンダリング能力は大幅に向上してきました。こうした進歩を踏まえて、2018 年の第 2 四半期に、サイト側に JavaScript ベースのページのレンダリングを求めるのではなく、Google 側でレンダリングする形へと移行します。つまり、AJAX クロールに関するスキームは使用されなくなります。

    ご存じのとおり、AJAX のクロールに関するスキームでは、URL に「#!」が含まれているページか、「fragment メタタグ(英語)」が設定されているページのいずれかを対象として、URL に「?_escaped_fragment_=」が含まれたページをクロールします。この URL でクロールされるページは、完全にレンダリング済みのページか、それと同等の状態のページ(そのウェブサイト自体で作成されるもの)である必要があります。

    今回の変更に伴い、#! が含まれている URL は Googlebot によって直接レンダリングされるようになり、ウェブサイトの所有者はレンダリング済みのページを提供する必要がなくなります。こうした URL のページは Google 検索結果に引き続き表示されます。

    ほとんどの AJAX クロールのウェブサイトに対しては今回のアップデートに伴う大きな変化はないものと想定していますが、ウェブマスターの皆様は以下に説明するようにページを再度確認してください。サイトに潜在的な問題が検出された場合は通知が送信されます。

    サイトにおいて現在、#! が含まれている URL か fragment メタタグのいずれかをお使いの場合は、以下の手順を行うことをおすすめします。

    • Google Search Console でウェブサイトの所有権を確認して Search Console のツールへのアクセス権を取得し、問題が検出された場合に Google から通知が届くようにします。
    • Search Console の「取得してレンダリング」を使ってテストします。#! が含まれている URL とエスケープされた URL のテスト結果を比較して、違いがないかを確認します。ウェブサイトのさまざまな部分についてこのテストを実施します。サポートされている API について詳しくはデベロッパー向けドキュメント(英語)をご覧ください。また、必要に応じてデバッグガイド(英語)もご参照ください。
    • Chrome の [要素を検証] を使用して、リンクに「a」HTML 要素が使われていることと、必要に応じて(ユーザー作成コンテンツ内など)rel=nofollow が指定されていることを確認します。
    • Chrome の [要素を検証] を使用して、ページのタイトルと description メタタグ、robots メタタグ、その他のメタデータを確認します。また、レンダリングされたページで構造化データ(英語)が利用可能となっているかどうかも確認します。
    • Flash や Silverlight といったプラグイン ベースのテクノロジーに含まれているコンテンツを検索のインデックスに登録するには、JavaScript か「標準の」HTML に変換する必要があります。

    この変更がウェブサイトの運営と管理をより容易にし、サイト側でページをレンダリングする必要性が軽減することを願っています。ご質問やご意見がございましたら、お気軽にウェブマスター ヘルプ フォーラムJavaScript サイトのワーキング グループ(英語)までお寄せください。

    #NoHacked 3.0: サイトがハッキングされているかどうかを確認する方法

    先週、#NoHacked が Google+Twitter に帰ってきました!#NoHacked とは、ハッキング攻撃に対する認識を高め たり、サイトをハッカーから守るためのおすすめの方法をお知らせしたりすることを目的とした、Google のソーシャル キャンペーンです。今回はこのブログで、#NoHacked キャンペーンの内容についてご紹介します。

    サイトがハッキングされる原因とは何でしょうか。ハッカーがウェブサイトに不正アクセスする目的はさまざまであり、ハッキング攻撃はそれぞれまったく異なるため、いつも簡単に見つかるとは限りません。ハッキングされたサイトを見つけるのに役立つヒントをいくつかご紹介します。

    • はじめに:
      Google や他のサービスからセキュリティに関する通知を受け取った場合は、まず、「サイトがハッキングされているかどうかを確認する方法」のガイドをご覧ください。このガイドでは、サイトに不正アクセスの形跡がないかチェックするための基本的な手順をご案内しています。
    • Google 検索で表示されるアラートについて:
      Google は様々な方法でマルウェアや不正なハッキングを検出しています。マルウェアの検出ツールでは、不正なハッキングは検出されません。つまり、セーフ ブラウジングのサイト ステータスで問題がなくても、それはあなたのサイトがハッキングされていないとは限りません。
    • 「アクセス先のサイトで不正なソフトウェアを検出しました」と表示された場合、サイトがマルウェアの配布に利用されていることが Google で検出されています。
    • 「アクセス先のサイトには有害なプログラムがあります」と表示された場合、サイトで望ましくないソフトウェアが配布されていると見なされています。
    • 「偽のサイトにアクセスしようとしています」という警告は、サイトでフィッシングやソーシャル エンジニアリングが行われている可能性があることを示しています。サイトがハッキングされ、このような行為に利用されているおそれがあります。
  • マルバタイジングとハッキングの違い:
    マルバタイジング(悪意ある広告)による悪質なサイトへのリダイレクトは、あなたのサイトに掲載している悪質な広告によって引き起こされます。サイトの閲覧者を他のサイトにリダイレクトしてしまうため、あなたのサイトがハッキングされたと感じるかもしれませんが、実際には悪質な広告による仕業です。
  • オープン リダイレクト: サイトでオープン リダイレクトが有効になっていないかどうかを確認する
    ハッカーは、自身の URL を隠すために正規のサイトを悪用する場合があります。その方法の 1 つに、オープン リダイレクトを利用して、サイトにアクセスしたユーザーをハッカーの選んだ URL にリダイレクトさせるという手法があります。こちら(英語)で詳細をご覧いただけます。
  • モバイル チェック: 必ずモバイル ブラウザからシークレット モードでサイトを表示してみましょう。不正なモバイル広告ネットワークがないかチェックしてください。
    広告や他のサードパーティ要素などの不正なコンテンツによって、知らないうちにモバイル ユーザーがリダイレクトされることがあります。こうした行為は、特定のブラウザからしか見えないため、検出されにくいものです。必ず、サイトのモバイル端末向けバージョンとデスクトップ向けバージョンで同じコンテンツが表示されることをご確認ください。
  • Search Console を利用して通知を受け取る:
    Search Console は、Google がウェブサイトについてウェブマスターと連絡をとるための手段となります。また、Search Console には他にも、ウェブサイトの改善や管理に役立つさまざまなツールが含まれています。サイトの主要な開発者でない場合でも、必ず Search Console でサイトの確認手続きを済ませてください。Search Console のアラートやメッセージは、サイトで重要なエラーが検出された場合にウェブマスターに知らせるためのものです。
  • 上記の方法をお試しになってもハッキングの形跡を見つけられない場合は、セキュリティ担当者にお問い合わせいただくか、ウェブマスター ヘルプ フォーラムに投稿していただき、再確認してください。


    #NoHacked キャンペーンは、今後 3 週間にわたって実施されます。毎週初めにここで 1 週間のまとめを掲載しますので、Google+Twitter で Google をフォローしていただくか、このブログの内容をチェックしてください。今後ともよろしくお願いいたします。

    コンテンツマーケティングの成果を倍増させるFacebook広告活用術(確定版)

    弊社では、コンテンツマーケティングを実践し高い成果を上げているクライアント様に対して、さらなる成長を目的にFacebook広告の活用を提案している。 もし、あなたがコンテンツマーケティングの成長につまづいているなら、ぜひ […]

    「イベント」マークアップに関するお知らせ

    最近ユーザーから、検索結果の「イベント」スニペットが表示されるべき場所に、イベントと関係のない情報(たとえばクーポン情報)が表示されるとの報告が寄せられています。

    このような表示はユーザーにとって非常に紛らわしく、Google のガイドラインにも反します。そのため、ガイドライン(英語)に修正を加え、より明確にしましたのでご確認ください。

    問題となっているのは、以下のような場合です。

    クーポンなどを表示する場所に「イベント」マークアップを使用して、特典について記述しているサイトをよく見かけます。割引クーポンはユーザーにとって特別なものではありますが、やはりそれを「イベント」としてアピールするべきではありません。イベント マークアップ(英語)を使用してイベント以外の情報を記述すると、実際には何のイベントも開催されないにもかかわらず、時間になると何かが始まるかのようにリッチ検索結果が表示されるため、ユーザーのエクスペリエンスは確実に低下します。

    どのようなサイトが問題なのか、いくつか例を見てみましょう。

    このようなサイトは、ユーザーに誤解を与えるおそれがあるということで、手動による対策の対象となることがあります。その場合は、Search Console アカウントに通知が届きます。手動による対策の対象になった場合、サイト全体の構造化データ マークアップが検索結果に反映されなくなることもあります。

    このブログ記事では特にクーポンを取り上げましたが、これ以外にもイベントと無関係な情報を「イベント」としてマークアップすると、このガイドラインが適用されます。つまり、マークアップをタイプの異なる情報に使用すると、手動による対策の対象になるおそれがあるということです。十分にご注意ください。

    詳しくは、デベロッパー向けドキュメント(英語)をご覧ください。ご不明な点がありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムでご質問ください。

    ユーザーに高品質の AMP ページを

    AMP 形式の検索結果に関するユーザーの利便性を改善するため、AMP のコンテンツの同一性に関するポリシーの適用方法を変更します。2018 年 2 月 1 日以降、AMP ページのコンテンツを(オリジナルの)正規ページのコンテンツと同等にすることがポリシーによって義務付けられます。AMP はランキング要素ではなく、AMP に関する掲載順位のポリシーに変更はありません。

    オープンソースの Accelerated Mobile Pages プロジェクト(AMP)は 2015 年に開始されて(英語)以降急速に成長しており、2,500 万超のドメイン(英語)で AMP 形式が導入されています。AMP を導入することで、最終的にはコンテンツへのエンゲージメントの促進につながる利便性が高まります。この急成長には、コンテンツを利用するユーザーにしっかりとこの利便性を提供し続けるという責任も伴います。

    サイトによっては、非 AMP の正規ページと AMP ページという 2 つのバージョンのコンテンツが公開されている場合があります。このような場合、ユーザーが同じコンテンツを利用できるよう、両方のページでコンテンツを同等にしつつ、AMP ページ経由では利用が高速かつスムーズになるようにするのが理想的です。しかしながら、一部のサイトにおいて AMP ページのコンテンツとオリジナル(正規)ページのコンテンツが異なるケースが見られます。

    ごく少数ながら、AMP ページがティーザー ページとして使用されている場合があります。そうしたページでは最小限のコンテンツしか含まれていないため、ユーザーの利便性が著しく低下してしまっています。そのような場合、ユーザーは実際のコンテンツにアクセスするためにもう一度クリックしなければなりません。次の画像は、AMP ページではメインの記事のテキストが少しだけ表示され、記事全体を読むにはクリックして別のページにアクセスするよう要求される、といったページの例となります。

    AMP は、ウェブのパフォーマンスの大幅な向上と、高速で一貫したコンテンツ利用のエクスペリエンスの提供を目指して導入されました。こうした目標を踏まえて、今後、ページを Google 検索結果に AMP ページとして表示するためには、AMP ページと正規ページのコンテンツを同等にすることを要件として義務付けます。

    非 AMP ページに含まれる重要なコンテンツが AMP ページに含まれていない場合、ユーザーには非 AMP ページが表示されます。検索結果での掲載順位には影響しませんが、こうしたページは AMP を必要とする検索機能(AMP のトップニュース カルーセルなど)の対象にはなりません。また、ウェブマスターには Search Console を通じて手動による対策のメッセージで通知され、サイト運営者が問題を修正すると AMP ページが再び配信されるようになります。AMP オープンソース プロジェクトのウェブサイトでは、高速で見やすく、成果の高い AMP ページの作成に役立つガイドを掲載しています。

    今回の変更によって、正規ページと AMP ページの間でコンテンツ の同一性を保つ流れが促進されることを願っています。コンテンツの同一性を実現することによってサイトの利便性が高まり、最終的にはユーザーの満足度の向上につながるのです。

    SEO + UX =成功 の法則

    かつては現在に比べると技術的要素が強かったSEOも、検索ユーザーを満足させることが重要な要素となり、「UX(User Experience)」の重要性がより強くなっています。
    「UX」という言葉は広義で、曖昧だからこそ、SEOにおける「UX」という言葉の定義を再確認するために、本記事をご活用いただければ幸いです。
    — SEO Japan

    近年SEOのベストプラクティスはUXへの考慮を含むようになってきた。
    コラムニストのSherry Bonelliが、SEOとUXがいかにしてユーザーと検索エンジンを助けるのかを説明する。

    SEO + UX =成功 の法則

    古き良き時代のSEOはシンプルだった。ページをキーワードで埋め尽くし、1位にランクインすることができた。ああ、あの簡単な日々に戻れたら…
    今日、どのページを検索結果(SERPs)の上位に表示させるかを決める際に、Google(と他の検索エンジン)は何百もの要素を考慮に入れている。

    この新しい現実はユーザー体験(UX)の要素が、SEOのベストプラクティスになだれ込んでいるという事を意味している。
    あなたのサイトはどれだけ誘導されやすいだろうか?ユーザーが滞在してエンゲージしたいと思うコンテンツを持っているだろうか?
    安全で、モバイルフレンドリーだろうか?

    SEOとUXの関係性は、SEOは検索エンジンをターゲットとしており、UXはWebサイトの訪問者をターゲットとしている、と考えるべきだ。

    以下が、SEOとユーザー体験共に影響する一般的なWebサイトの要素だ。

    見出し

    印刷物の見出しが情報を探すのを容易にしているように、Webサイトの見出しも訪問者と検索エンジンがページを徘徊して、理解して、分析するための助けとなっている。
    見出し(<h1>, <h2>, <h3>, <h4>, <h5> そして <h6>)は読者と検索エンジンに対して、段落/部分がどのような内容であるのかを伝え、そしてコンテンツ内の論理階層を示さなければならない。
    見出しは読者がページ内で迷ったときも助けとならなければならない。
    単一のh1タグだけを使用することで、検索エンジンとユーザーがページの主題を知ることができる。h1は基本的に、トップの近くに表示されているコンテンツの最初のピースである。(h1は本でいうところの「章」だと考えるとよい)

    他のヘッダー(h2からh6まで)は、残りのページを適切に構成するためにh1に従わなければならない。
    他の見出しは、利にかなっている限り、一つのページで何度か使用することができる。
    全てを使用する必要はなく、時にh1と少しのh2だけで事足りてしまう事もある。

    簡単なナビゲーションとサイト構造

    いまだにサイトナビゲーションの事について話しているのは、クレイジーだと思われるかも知らないが、話そうと思う。
    これを理解していないサイトが、世の中にはあまりにもたくさんあるのだ。サイト構造はユーザーにとって重要であるだけではなく、
    検索エンジンのためのあなたのサイトのロードマップでもある。

    あなたのサイトの訪問者の多くは、ホームページ経由で流入していないことを心にとめておいた方が良い。
    つまり、どのページにユーザー(もしくは検索エンジンのクローラー)がランディングしようとも、あなたのサイトは簡単にナビゲートできなければならない。

    サイトのナビゲーションは、ファンシーなポップアップや、長い選択肢、ユーザーがあなたのサイトの別のセクションやホームページへの戻り方が分からなくなった際のかくれんぼや行き止まりのための場所ではない。

    ヘルスケア大手のAnthemのホームページの、デスクトップとモバイルでメニューをクリックした時に画面全体で表示されるメニューを見てほしい。

    Anthemホームページ
    Anthemナビゲーションメニュー
    Anthemモバイルメニュー

    メニューが画面全体に表示されるので、ユーザーはナビゲーションの下のコンテンツを読むことができない。これはとても残念なユーザー体験を生み出してしまっている。
    人々がモバイルデバイスを使う時、このようなメニューでは我慢できない可能性がある。

    付け加えてクリーンなサイトのナビゲーションとサイト構造は、Googleの検索結果に表示されるサイトリンクとして現れる可能性もある。
    サイトリンクは検索結果ページの表示域を奪い、競合への余地を少なくする(願わくば、あなたのサイトがさらにクリックされる)助けとなる。
    サイトリンク

    Googleのアルゴリズムはどのサイトがサイトリンクを得るか(どのサイトが得ないか)を決定する。彼らはこの決定を主にサイト構造に基づいて行う。

    我々はユーザーに関して有用だと考えたときのみ、サイトリンクを表示する。
    もしあなたのサイトのサイト構造が、アルゴリズムが良いサイトリンクを探させないような構造になっていたり、あなたのサイトのサイトリンクがユーザーのクエリに関連性がないと我々が判断すれば、表示は行わない。

    ユーザーシグナル

    私はユーザーシグナルが、検索エンジンのランキングにとってより重要な要素になると考えている。
    訪問者がクリックするようなGoogleマイビジネスへの投稿があるか?モバイルデバイスを使っているユーザーがclick-to-callの機能を使用して電話をかけているか?満足した顧客は星5つの評価を残していて、あなたはそれに反応しているだろうか?
    Googleが、サイトの滞在時間や直帰率などが直接のランキング要素ではないとしているが、これらのシグナルと上位表示には強い相関関係があることを研究が示している。
    Googleがすべてを見ていて知っているとしよう。
    あなたの顧客が、あなたと持つであろう全てのタッチポイントと交流は、あなたのコンテンツにユーザーが興味がありエンゲージしていることをGoogleに対して示すことになる。

    サイトスピード

    サイトスピードは長らくGoogle検索のランキング要素になっていて、さらにモバイルページスピードは(デスクトップ以上に)このランキング要素を決定する為に使用されている。
    なので、素早くロードするページを用意するのだけが重要という訳ではなく、モバイル体験は速い必要がある。
    Googleのページスピードインサイトツールは、URLを入力することで、モバイルレスポンシブに関して持つであろう問題を確認する事を可能にする。

    驚くべきことに、強大な開発力とITの予算を持つ大きなサイトですらスピード問題を抱えている。Harbard Business ReviewのサイトのPoorの結果を見てほしい。

    Harvard Business Reviewスピードテスト

    便利さゆえにモバイルデバイスで閲覧されることが多い、重いコンテンツを持つニュースサイトなどは、特にサイトスピード問題に気を付けなければならない。

    モバイル体験

    「モバイル体験」について考えるとき、スピードは考えなけらばならないことの一つであるが、見た目、雰囲気、ナビゲーション、テキスト、イメージなどサイト全体の話もまたしかりである。
    Googleが2015年のモバイルフレンドリーアップデートを発表して以降、ウェブマスターとSEOの専門家は「モバイルフレンドリー性」をランキング要素として考慮する必要性が生じた。
    そして、モバイルファーストインデックスが2018年に来ると言われている中で、Googleのアルゴリズムがランキングを計算する際、モバイルサイトがメインWebサイトとして扱われるようになるので、良いモバイル体験はさらに重要となる。

    ユーザーもGoogleも探しているものを素早く探せる必要があるので、ナビゲーションはモバイル体験の重要な部品の内の一つだ。ボタンサイズとデザインでさえ、モバイルウェブサイトのやり取りに影響を与える。
    モバイルWebサイトのすべての要素がユーザー体験に影響があり、そしてSEOにも直接(ないしは間接)的に影響を与える。

    ローカルビジネスのWebサイトの検索の例でいうと、下記で示しているものを見つけた。
    このサイトのモバイルサイトでいうと、半分以上の画面表示領域が巨大なロゴやソーシャルメディアボタンなどの不要な情報で埋め尽くされている。
    さらに、彼らのメニューはとても小さく、また「メニュー」とすら言わず「~へ行く」と表記し、遥か離れた右側のメニューへのリンクを張っている。
    これはとてもユーザーフレンドリーな体験とは言えない。

    hometownrestyling

    この会社は画面上部の散らかっているものを片付け、彼らのメニュー、商品そしてサービスをモバイルユーザーに対してさらに目立たせなければならない。
    このようなシンプルでスマートなデザインの決定は、長い道を通ってユーザーだけではなく、Googleも喜ばせることができるのだ!

    SEOとUX:勝利のコンビネーション

    あなたは幸運なことに、SEOとUXがいかにして手を取り合って、人間の訪問者と検索エンジンのウェブサイトの成功体験を創っているかを見ることができただろう。
    しかしどう思うだろうか?コンテンツを作るとき、サイトのユーザーの事を考えるだろうか?あなたのサイトが素晴らしいモバイル体験を創ることを担保するために、デザインチームとどのようにやり取りすればよいか?
    あなたにとってのSEO要素とUX要素のバランスは何だろうか?我々はそれを聞くことを楽しみにしている!


    この記事は、Search Engine Landに掲載された「SEO + UX = Success」を翻訳した内容です。


    SEO関連の本やセミナーでもよく耳にするようになった「UX」
    Googleの進化の流れに従うのであれば、今後もより重要な要素となることは間違いありません。
    自分のサイトではどのようなUXが最適なのか、それを定義することが今後より重要となってくるのかもしれません。
    — SEO Japan

    【保存版】Google Search Console(サーチコンソール)を使って、サイトを改善するためのガイド

    ニール・パテル氏によるサーチコンソールを使いこなすためのマニュアルとなります。
    昨年ご紹介させていただいた同氏のサーチコンソールに関する記事と比べ、より「出来ることベース」でのアプローチとなっており、また各項目をさらに深堀りしているという点で異なった観点の内容となっております。昨年の記事をご覧いただいた方でも、復習にお役立ていただける内容となっております。– SEO Japan

    【保存版】Google Search Console(サーチコンソール)を使って、サイトを改善するためのガイド

    サイトのコンバージョンとリードを最適化することは、ビジネスにおける最高の投資のうちの一つだ。
    滞りなく運営され、コンバージョンを生み出すウェブサイトは、いざと言うときビジネスの助けになる。
    しかしこれは簡単ではない。コンバージョンは勝手に生じるわけではないのだ。
    ありがたいことにGoogleは、サイトが欠いている、あるいは苦労していることに取り組む助けとなる無料のツールを用意している。

    例えば、Googleのサーチコンソールがある。

    これはGoogleの視点からあなたのサイトを診断するのにはもってこいのツールだ。
    しかし使いかたは複雑で、サイトの改善アクションにつながるアドバイスが得られないこともある。

    たくさんのデータと情報のセットがあるが、現状の分析データを改善するステップはない。

    そして売上と収益を上げ続けるためには、サイトを改善し続けなければならない。
    私は個人的にサイトを直すために何度もGoogle サーチコンソールを使っていた。

    これはGoogle Analyticsでは収集できないデータを提供してくれる。しかし重要な点は、データをどのようにして自分にとって良い形で使うかを知ることだ。

    今日はGoogleサーチコンソールを用いてサイトを改善し、コンバージョンをもたらすために、業界内の人間から見たいくつかの洞察を共有する。

    Googleサーチコンソール とは何か?

    Google サーチコンソールとはオーガニック検索でのプレゼンスを確認し、調整するためにGoogleが無料で提供しているツールだ。

    Googleのサーチコンソールとは何か?

    Google検索内で良い順位を保つことにおいて、SEO屋の親友である。
    Googleサーチコンソールは、なぜあなたのサイトがオーガニック検索内で良い(もしくは悪い)動きをしているのかを理解するのを助けてくれる。

    サーチコンソールを使うことで、Googleがあなたのコンテンツにアクセスできることを確認し、サイトをクリーンに保つためにスパム関連の問題を監視するのに役立ち、新しいコンテンツをクロールされるよう申請できたり、古いコンテンツを削除できるようになる。

    ビジネスを持っている人、 SEO専門家、サイト管理者、ウェブ開発者、そしてウェブサイトを所有もしくは運営している人ならばこのツールは使い道があるだろう

    ウェブサイトのトラフィック、ランキング、検索結果、サイトエラー、リダイレクトなどに関するたくさんの詳細データを見つけることができる。

    もしサーチコンソールのセットアップをしていないのならば、数分でサイトをシステム内に入れることができる。

    サーチコンソールのページへ行き、バーの中にwebサイトURLを入力し、「プロパティを追加」を押して確認してください。

    サーチコンソールへようこそ

    これが終われば、ウェブサイトのURLを確認しGoogleのEメールアカウントに紐づけることができる。

    アカウントが作成できたら、次に基本を学ぼう。
    コンソールのダッシュボードに行くと、左側にオプションのリストがある。

    オプションリスト

    このオプションメニューがダッシュボードだ。
    ここからサーチトラフィックや、検索順位やサイトの見た目、クロールデータ(404エラーのような)、セキュリティ問題、ウェブツール、インデックスされたリンクなどのデータにアクセスすることができる。

    それぞれのセクションはサイトに関するユニークなレポートをそれぞれ示し、サイトがどのように振る舞うかの重要な情報を与えてくれる。

    しかし、サーチコンソールの欠点は行動を促すような洞察と問題の解決法を提供してくれないことだ。

    疑わしい問題点を修正することの助けにはならない。それを理解することの助けにもほとんどならない。

    くまなく理解するために、手始めにサーチコンソールを使ってみると良い。

    一度使いこなせるようになったら、以下のサーチコンソールを使ってサイトを修正するヒントを見ると良い。

    トラフィックをもたらしているクエリを見つける

    サーチコンソールの素晴らしい恩恵の一つは、トラフィックをもたらしているクエリを見つけさせてくれることだ。
    Googleアナリティクスもかつてこのデータを提供してくれたが、今はもうしてくれない。

    例えばアナリティクスを使って、行動フローレポートを見るとキーワードデータとして以下のものがあるだろう。

    トラフィックをもたらしているクエリ
    ありがとうGoogleアナリティクス!このデータはSEOにとってとても有用なデータだ!(皮肉)
    アナリティクスはキーワードのデータを提供してくれていたが、今はその多くがダークトラフィック(流入元が分からないトラフィック)か「not provided」として分類されている。

    これはマーケティングの改善には約に立たない。

    もしサーチコンソールの使い方を知っていれば、たくさんの有用なキーワードデータを見つけることができる。

    クリック、インプレッション、クリックスル―レート、特定のキーワードとページの順位などでさえ知ることができる。

    暗中模索をしてSEOに挑戦しなくても、ページが特定のキーワードに対してのパフォーマンスを確認することができる。

    これらのデータをもとに将来のサイトやページに関する決定や変更を行う事ができるようになるのだ。

    始めるためにはサーチコンソールを開き、「検索トラフィック」の中の「検索アナリティクス」 レポートをまずは開く。

    検索アナリティクス

    データについて触れる前に、重要な指標を選択しなければならない。
    クリック、インプレッション、CTR、そして掲載順位を確実にクリックするように。

    クリック、インプレッション、CTR、掲載順位

    これらは、何がサイトにトラフィックをもたらしているのかを決定するのに重要な指標だ。

    次に、このレポートで何を分析したいのかを選択しなければならない。
    クエリセクションで始めることを私はおすすめする。

    クエリセクション

    クエリを選択することで、サイトにトラフィックをもたらしているすべてのキーワードを見ることができる。

    何も示してくれないGoogleアナリティクスの空データを使うことはもうやめましょう。
    下へスクロールして、現実の人々があなたのウェブサイトを見つけるのに使った検索クエリの膨大なリストを見てみましょう。

    検索クエリリスト

    これはGoogleアナリティクスが提供してくれないデータの宝庫だ。多くの有料SEOツールもこのデータをもってすらいない。
    右側を見ると、各キーワード毎の指標を確認することができる。

    キーワード毎の指標

    クリック、インプレッション、CTR、掲載順位を見ることができるのだ。

    このデータを使って、どのキーワードが最も良いパフォーマンスを誇るかを確認するとよい。
    人々が興味を持つような新しいコンテンツの作成にさえ使う事ができる。

    私はこれをいつもやる!もし検索クエリのデータの中で新しいトピックを見つけたら、ブログの投稿の中に入れ込むのだ。

    長いコンテンツは勝つことができ、これらの検索で人々が僕のサイトを見つけてくれることは既に知っている。
    つまりこれらのトピックについてブログを投稿するだけで、簡単にトラフィックを得ることができるということだ。

    もし、さらなるオーガニックトラフィックを得たいのならば、サーチコンソールを使って人気のクエリを探す必要がある。

    バックリンクを精査する

    サーチコンソールを使ってサイトの改善を行う中で、私の好きな方法はサイトへの最善のバックリンクを特定することだ。
    サーチコンソールは、誰が最も頻繁にあなたのサイトをリンク先に指定しているかについて、多様なレポートを提供してくれる。
    これはあなたのサイトを加速させるような更なるバックリンクを作り出す機会を与えてくれる。

    バックリンクはサイトの視認性を加速させる事においては、大きな要因である。
    オーガニック順位はバックリンクに依存している。

    百万以上のSERPsを対象にしたBacklinko’sの調査によると 、トップにランクインしているコンテンツは最も多いバックリンクを獲得していた。
    総外部バックリンク数

    トータルの外部バックリンクは大きなランキング要因である。検索結果画面のトップにランクインしているコンテンツは35,000余りのバックリンクを持っていた。
    しかし、これだけがすべてではない。
    どれだけのドメインからバックリンクを得ているかの数もランキングの中では重要な役割を担っている。

    参照ドメイン数の数

    これは、トータルのリンク数に加えて、様々なサイトからのバックリンクが必要であることを意味している。
    しかしまた言わせてもらうと、これだけがすべてではない。

    高いドメインオーソリティを持つ高品質なウェブサイトからのリンクも必要だ。
    いくつかのディレクトリからのリンクを得ただけで、良いランキングを望むことは難しい。

    ドメインリンクのオーソリティ

    バックリンク元サイトのドメインオーソリティが高ければ高いほど、よりオーガニック検索結果で良い順位を加速させることができる。

    バックリンクはSEOの親友だ。最高の外部リンクを見つけるために、バックリンクの数を絶えず監視する必要がある。

    そして更なるリンクを生み出すために、今ある結果をさらにレバレッジすることができる。

    手始めに、自分のサーチコンソールの一部のデータをもって試すことができる。
    サイトへのリンク」へ行こう。

    「サイトへのリンク」レポート

    ここから、あなたのサイトが得ている最も良いリンクを分析することができる。どの他のサイトがあなたのサイトに最も良くリンクしているのか見ることができる。

    もし一つのウェブサイトから大半のリンクが来ていることに気づいたならば、新たなサイトにリンクを飛ばすことをマーケティング戦略に盛り込むことができる。
    それに加えて、サーチコンソールは最もリンクされている自分のコンテンツを示してくれる。

    最もリンクされたコンテンツ

    「最も多くリンクされているコンテンツ」の下の「詳細 ≫」をクリックすると、あなたのサイト向けにリンクを張ったすべてのサイトのマスターリストを確認することができる。
    更なるアウトリーチのために、これらのリンクたちをスプレッドシートにダウンロードすることさえできる。
    もしすでにそのサイトからバックリンクを獲得しているのならば、メールを送って相互リンクを提案してみよう。

    これが私のお気に入りのテンプレートだ。

    ○○さん、こんにちは。
    私のサイトの最新の記事にリンクをいただき、ありがとうございます。
    私の方でもあなたの__にリンクを張らせていただきました。
    とても素晴らしい記事で、私のサイトでも紹介させていただきました。

    最近私の方でも「(ここに記事名やリンク)」という記事を最近投稿させていただきました。
    数週間前に○○さんが投稿されていた記事に近いような内容です。

    もし可能であればご一読いただき、ご自分の記事の価値を高めるように感じた場合は、
    記事の中でご紹介いただくことなど可能でしょうか。

    何卒よろしくお願いいたします。

    ニール

    バックリンクはSEOの戦略を高めるのに重要だ。サーチコンソールを使いあなたが獲得しているベストなリンクを探し、更なるリンクをレバレッジするためにこのデータを用いることを試すとよい。
    もしサイトを目立たせたいのならば、更なるバックリンクを得る必要がある。

    HTMLを改善する

    ウェブサイトをページスピードインサイトで確認したことがあるなら、サイトをにとって厄介な問題はたくさん存在することをご存知だろう。
    大きいイメージ、重いページの部品、ぞんざいなHTML、そしてコーディングの問題などがそれだ。
    これらはあなたが思う以上に一般的なものだ。
    私のページスピードインサイトの結果を見ていただきたい。

    ページスピードインサイト

    JavaScript、CSS、HTMLの行数を減らすことはページスピードの改善の大きな要素だ。
    そしてスピードはサイトの改善にとって重要だ。

    Googleの2016年の研究で、早いロード時間のサイトは直帰率が低いという結果が分かっている。
    フルサイトの早い表示は直帰率を下げる

    もし多くの顧客をつなぎとめ、競合に奪われないする様にするためにはスピードは重要なポイントとなる。
    Backlinkoはさらにサイトの成功とスピードについて重要なデータを見つけている。

    平均ロードスピード

    Googleの上位にランクインしているコンテンツは最速の平均ロードスピードを誇っている。
    コンテンツが早くロードするほど、オーガニック検索でも良いパフォーマンスをもたらす。
    しかしページスピードが重要でありHTMLがそれに影響があると知ることは戦いの半分にしか影響を与えない。
    HTMLは簡単に直せるものではない。考え抜かれたHTMLとはそもそもどんなものだろうか?
    そこでサーチコンソールの登場だ!ダッシュボードへ行き、「HTMLの改善」レポートをクリックしよう。

    HTML改善

    これがあなたのサイトで問題となっている事項だ。

    HTML改善事項

    例えば、現在私のサイトではメタディスクリプションが重複している。さらにメタディスクリプションが短すぎるという警告も出ている。
    それに
    タイトルタグも重複してしまっている。
    これらの問題すべてがHTMLに影響を与え遅く、パフォーマンスの低いサイトにしてしまうのだ。

    これらのHTMLの改善提案のうち、「複数のメタディスクリプション」など一つでもクリックをすれば、それが生じているページのまとめを見ることができる。

    HTML改善複製メタディスクリプション

    「このテーブルをダウンロード」をクリックすると、重複しているメタディスクリプションが存在しているページとテキストが説明されているcsvファイルを入手することができる。

    幸運なことにこれらを修復するのはとても簡単だ。

    やることはYoastのようなプラグインを使って、SEOフレンドリーで簡単なメタディスクリプションを作ること、それだけだ。

    Yoast SEO

    これらの問題が存在する全てのページへ行き、重複コンテンツの削除を行うのだ。
    コーディングなしでHTMLのエラーを改善するために、それぞれを新しいメタディスクリプションに置き換えよう。

    数日したらサーチコンソールに戻ってきて、Googleがそれらの変化を汲み取ったか確認しよう。

    これらの変更のうちのいくつかを行うだけでより速く、バランスのとれたサイトになるのだ。

    インデックスされたページを確認する

    HTMLを改善したら、どれだけのページがインデックスされたか確認する必要がある。
    この情報は「Googleインデックス」の中の「インデックスステータス」にて確認できる。

    インデックスステータス

    どれだけの数のリンクがインデックスされて、そのうちのどれだけがロボットによってブロックされたか、を理解するためのシンプルで素晴らしいグラフをGoogleは与えてくれる。

    インデックスステータスグラフ

    それでは、これはなぜこれは有用なのだろうか?

    この機能は、どれくらいの数のページがインデックスされ、検索結果に表示されているのかを予測するのを手助けしてくれる。さらに、どれくらいのページがGoogleクローラをブロックしているかも教えてくれる。

    もしインデックスされたくない特定のページがあるのであれば、ここから排除することができる。

    サイトマップにあるrobots.txtファイルで何が問題を引き起こしているのか確認すると良い。
    サーチコンソールから、さらに直接特定のURLの診断を行うためには、次のヒントに従うとよい。

    フェッチ&レンダリングでURLをテストする

    サーチコンソールが提供している中で、私のお気に入りのツールの一つはフェッチ&レンダリングツールだ。
    フェッチ&レンダリングツールは、Googleがどのようにあなたのサイトをクローリング、スキャンしているかを知るのを助けてくれる。

    フェッチを使って、Googleクローラがあなたのページへアクセスできるかを決定したり、どのようにページがレンダリングされているのかを確認したり、クローラをブロックしているどんな画像やスクリプトでも特定することができる。
    これは本質的にはあなたのサイトのクロールをシミュレーションするもので、デバッグや大きな問題を修復したりするのに使える。

    もしサイトの順位にトラブルがあれば、多くの要因によるものかもしれない。

    クローリングはあなたのサイトに影響を与えているエラーを見つけ出すのに最善のツールのうちの一つだ。
    このレポートにアクセスするためには、「Fetch as Google」のレポートに行こう。

    フェッチ&レンダリング

    ここからテストしたいURLを入力することができる。

    URL入力

    URLの文字列を入力し「取得してレンダリング」を押そう。これで特定のウェブページをレポートし、サンプルクロールを実行することができる。
    このテストクロールは数分で終わるはずだ。

    生成されたレポートをクリックして、Googleがスキャンしないであろうそのページの要素を検証することができる。

    もしどのように優先度付けするか分からない場合は、右側の「重大度」の指標を見るとよい。

    フェッチ&レンダリング重大度

    もし大半の問題が重大度が「低い」と判断されていた場合、重大度が高いものまで飛ばしてしまってよい。

    このツールの最も良いところの一部はGooglebotがどのようにあなたのコンテンツを見ているかと、ページの訪問者がどのようにあなたのサイトを見ているかを比較できるところだ。

    ページ見た目Googlebot vs 読者

    ここで重要なのは端から端まで各ページをスキャンして、Googlebotがどのコンテンツを見ているかを判断できる点だ。

    ユーザーが見えていたとしても、もしGooglebotがスキャンできなければ、ランキングパワーは一切付与されない。

    フェッチ&レンダリングレポートで表れなかった要素を探そう。これらのアイテムはあなたのウェブサイトのパフォーマンスとオーガニック順位を高めることができる。

    リッチカードとAMPの実装、およびモニタリング

    Googleは2016年にリッチカードを世の中にリリースした。

    彼らは、Googleで検索する人の視覚的な欲望に対してさらに訴えかけるであろうコンテンツを、サイト管理者が表示する新しい方法として開発した。

    リッチカードを使う事で、更なるトラフィックとエンゲージメントをもたらす機会を得ることができる。

    リッチカードは本質的には新しいリッチスニペットの形だ。

    リッチカードとは何かのアイディアを得るためには、なんでも良いので基本的なGoogle検索を行うとよい。
    例えば「アップルパイ レシピ」は詳細のリッチカードを表示する。

    アップルパイレシピ

    リッチカードを使用することは、間違いなくさらなるクリックをもたらす。

    ユーザーにメタディスクリプションを無理やり読ませることなく、詳細の情報を見せることができる。

    他の検索結果と区別できるような画像すら与えてくれる。

    これは、リッチカードがどのように働きリッチスニペット(強調スニペット)とどのように異なるのかの良い例だ。

    通常検索結果、強調スニペット、リッチカード

    それでは、なぜこれがサーチコンソールに関係があるのか?リッチカードはサイトの改善とどのように関係するのだろうか?
    実は、サーチコンソールにはリッチカードのパフォーマンスに特化したレポートとセクションがある。

    リッチカードのパフォーマンス

    リッチカードは検索での見栄えにおいてポジティブな影響がある。
    例として、もう一度アップルパイの話を見てみよう。

    アップルパイリッチカード

    それぞれの記事が、どのようにリッチスニペットを持っているかを気付いただろうか?これは良いスタートだ。
    これらのスニペットは、間違いなく良い結果とクリックスル―レートを生み出すだろう。

    しかしBetty Crockerの3位の検索結果が、リッチカードが使用されているおかげで、実質的に1位にランキングしていることにも気づいただろうか?

    これは、驚くべきことだ。

    上位2つの競合を、それらのサイトが持っているランキングの力やバックリンクを使わずに、少しの努力するだけで追い抜かすことができる。

    もし全員がリッチスニペットを使用していたら目立つことはできない。しかし、リッチカードはあなたのサイトを成功させるのに必要な加速装置かもしれない。

    それでは、今日すぐにリッチカードのセットアップを行う準備はできているだろうか?

    WordPressGoogleAMPプラグインを使う事から始めよう。

    WordPressAMPプラグイン

    このプラグインでカードとAMPページをすぐに作成することができる。
    モバイル検索結果の注目ニュースを見ると、それらはAMP化されていることが多い。

    AMPはスピード、CTR、そしてコンバージョンの助けになる。

    AMPのウェブサイトによると、マイルストーン社はAMP化とリッチカードを導入し、驚くべき成功を得たとのことだ。

    83%のモバイルでのコンバージョンと取引の向上、総じて68%のコンバージョンの増加、予約による収益が52%増加していたことが分かった。

    マイルストーンAMP結果

    GoogleのAMPとリッチカードが、サイトを修復しさらなるコンバージョンを生み出すのは周知の事実だ。
    ありがたいことに、GoogleのサーチコンソールはAMPページを監視するのを助けてくれる。

    検索表示

    AMPのプラグインを実装し、最新の投稿のいずれかに適用させると良い。ここからAMPページビルダーを使用して、最新の記事のAMP版のモバイルページを作成することができる。

    AMPページビルダー

    Googleのサーチコンソールは、AMPとリッチカードの使用の進捗を追跡するには素晴らしい方法だ。
    これはCTR、コンバージョンなどを改善させるのに役立つ。

    あらゆるモバイル関連の問題が早いか監視する

    モバイルページをチェックして、最適化することは大変で面倒な仕事だ。通常のページの要素がモバイル画面にてフィットしてうまく機能するようにするのは、しばしば難しく時間のかかることだ。

    しかし成功を模索しているのならば、モバイル最適化には注力しなければならない。
    かつてモバイルのトラフィックは「未来の波」と呼ばれていた。
    しかし、スマートフォンやモバイルデータの成長に注意を払っているのであれば、未来はすでに来ていることがわかるだろう。

    StatCouter and BGRによると、現在インターネットの使用は大半がモバイルとタブレットデバイスから来ているようだ。

    インターネット利用の世界シェア[デスクトップvsモバイル&タブレット]

    インターネットのトラフィックになればデスクトップはもはやキングではない。多くの人があなたのサイトをモバイルで検索しているのだ。

    これはエラーのないモバイルページを作ることの重要性が、かつてないほど高まっているということを意味している。

    サーチコンソールはここでも、素晴らしいデータセクションを持って、アナリティクスのプラットフォームが検知できないようなエラーを特定する助けとなってくれる。

    はじめにダッシュボードの「モバイルユーザビリティ」をクリックし、サイトのパフォーマンスを影響しうるユーザビリティの問題を確認しよう。

    モバイルユーザービリティ

    ここからあなたのサイトを苦しめているもっとも大きな問題を見ることができる。
    例えば、クリック可能な要素、テキスト、モバイルにおけるコンテンツのサイズを分析することができる。

    モバイルユーザービリティレポート

    モバイルのパフォーマンスの重要性は高まっている。
    実際、あなたのサイトのトラフィックの多くがおそらくモバイルからであることを考慮すると、デスクトップのパフォーマンスより既に重要になっている。

    モバイルユーザビリティレポートの中のモバイルページのタブを保持しておくように。

    よりクロールとランキングされるようにページを申請する

    サーチコンソールでやるべき最後のステップは、すべての新しい記事投稿をインデックスさせることだ。

    やりすぎのように見えるかもしれないが、Googleは時に最新の記事をインデックスしてくれないことがある。

    それはあなたの大変な仕事がすべて無駄になることを意味する

    さらに、もし新しいコンテンツを加えて古い記事をアップデートした場合、ページを再インデックスするようにした方がよい。

    サーチコンソールへ行き、ホームページから新しいリクエストを提出しよう。

    サーチコンソールリクエスト

    単純にURLを入力するか、URLをアップデートし、「インデックス登録をリクエスト」を押してGoogleにクロールもしくは再クロールをしてもらおう。

    結論

    あなたのサイトをコンバージョンに最適化させるのは重要で、プラットフォームの全体を知る必要がある。

    あなたはどのセクションに自分の注意を傾け、注力すべきかを理解したいはずだ。

    もしGoogleサーチコンソールのアカウントを持っていないのならば、アカウントを作るところから始めよう。
    頭から飛び込む前に、手始めとしてプラットフォーム自体の準備をしよう。

    一度プラットフォームの準備ができたら、データを自分にとって良い形で使う事ができる。

    クエリレポートから始めてみよう。アナリティクスはもはやキーワードのデータをあなたには提供してくれない。しかし、サーチコンソールはしてくれる。

    これらの新しいクエリを使って、ブログ投稿に情報を反映し、ウェブサイトを最適化しよう。

    次に、サイトのバックリンクプロフィールを検証し、あなたのサイトにリンクを張っているサイトを見つけよう。このデータはさらなるリンクを獲得するのに使う事ができる。

    HTMLのパフォーマンスを確認するのも忘れないように。HTMLはしばしば遅い、もしくはパフォーマンスの低い原因の一つだ。

    次に、インデックスされたページをチェックするのを忘れないように。Googleがあなたのページをブロックしていないことを確かめよう。

    フェッチ&レンダリングツールを使って、Googleがスキャンしていないあらゆるページに対してテストを行い、ウェブサイトのクローリングを改善しよう。

    最後に、サーチコンソールでリッチカードとGoogleAMPを実装、モニタリングしつつ、モバイル分析にも注意を払おう。

    Googleサーチコンソールはサイトを改善し、コンバージョンをより素早くもたらすための助けとなる。

    Googleサーチコンソールを使って、あなたがサイトを修復した最善の方法は何だろうか?


    この記事は、NEILPATELに掲載された「An Insider’s Guide to Using Google’s Search Console to Fix Your Site」を翻訳した内容です。


     

    サーチコンソールは改善が繰り返され、新しい機能がどんどん追加されています。今後検索ユーザーの行動が変わっていくにつれて、サーチコンソールで必要とされる機能も変わってくることが予想されます。とくにアメリカをはじめとした海外では、日本よりも音声検索などへの関心が高く、サーチコンソールもそのような流れを反映した仕様に変更されていくかもしれません。検索の変化の流れにキャッチアップできるよう、ぜひご活用いただければと思います。– SEO Japan

    Pubcon2017 / Google Webmaster Relations キーノートで学んだ6つのこと

    現在ラスベガスで開催されている「Pubcon2017」の中のGoogle Webmaster Relationsのセッションレポートが、Search Engine Journalにて早速公開されていたのでご紹介します。
    先週SEO Japanにてご紹介した強調スニペットに関する話題にも触れていますので、今ホットなトピックをぜひご確認ください!– SEO Japan

    Pubcon2017 / Google Webmaster Relations キーノートで学んだ6つのこと

    *リンク先は一部を除き英語記事となっています。

    今日ラスベガスで、Googleのトリオ、ゲイリー・イェーシュ氏、ネイサン・ジョンズ氏、エリック・クアン氏らが様々な質問に答えるべく、Googleウェブマスタ―リレーションキーノートに登壇した。
    以下が我々が否認リンク、強調スニペット等に関してGoogleから学んだ興味深い内容の一片である。

    1.手動アクションがあるまでリンク否認はしない

    Googleは悪質なリンクを無視してくれるほど賢いのか?それともリンク否認ツールを使うべきか?

    Googleの方々によると、最も賢い方法はとても簡単だ。
    ・手動ペナルティを受けたら、リンクを否認する。
    ・もしペナルティを受けていないのであれば、リンクの否認に関して心配する必要はない。

    イェーシュ氏は「みんなリンクに関して少し心配しすぎだ」と言及し、クアン氏は同意した。初期の段階から、Googleは常に注意深くそして適切な判断をもってツールを使うべきだと言ってきた。
    クアン氏は「私は毎日それを心配したり、そのための更新を続けたりはしない」といった。
    イェーシュ氏は、Googleのシステムを信頼しており、ポルノサイトからリンクを受けても自分は心配はしないと加えた。
    否認リンクについて考えることが時間の無駄であることを考えると、特に何百、何千ものバックリンクを受けているのであれば、サイトの改善に時間を使った方がましな発見があるだろう。

    2.強調スニペットは変わりやすい

    イェーシュ氏は、強調スニペットはアクティブに開発している最中なので、変わりやすいものと考えた方が良いと述べた。
    これはGoogleの人たちが、より精密で正確、高品質な強調スニペットをすべてのデバイスに提供するために、新しいアルゴリズムを考え出しているからだ。
    もしも仮に今日強調スニペットを取ったとしても、24時間で失う可能性もある。
    なぜなら我々がどういう条件で強調スニペットを発生させたいか、また強調スニペットになるために満たさなければならない条件をすこし変えていたりするからだ。
    彼は強調スニペットを獲得する方法を考えるのは良いことだとしながらも、とても変わりやすいなものなので公式に勧めることはできないとした。
    「強調スニペットを獲得するためにページ内に番号なしリスト<ul>を使うべきと言うのはとても無責任だ。なぜなら明日にはオーダーリスト<ol>に変わっているかもしれないからだ。」

    3.SEO専門家たちはリンクデータに対してGoogleに支払う準備が出来ている

    Googleは無限の資源を持っているように見える。それではなぜGoogleはバックリンクのデータをサーチコンソールのプロ(有料)版として提供しないのだろうか?Majestic、ahrefs、Mozのように。

    Googleはこの提案を以前から受けており、ジョンズ氏は好意的に受け止めている。
    非公式な調査ではほとんど皆そのようなデータのために、Googleへ$49もしくは$99を支払うとしている。
    このGoogleにとって数百万ドル規模となるアイディアに関しての議論を受けて、SEJのコントリビューターであり、ServeyMonkeyのエリック・シュワルツ氏はこの調査をTwitterで公開している。

    4.本当にGoogleのクロールバジェットを心配する必要はない

    オーディエンスからは、クロールバジェットの最適化に関する質問あった。しかしイェーシュ氏はGoogleの資源を消費することは本当に心配しなくても良いと述べた。
    また「我々はたくさん資源を持っている」とも。「フェイスブック規模のサイトでない限り、我々の資源を消費することは心配しなくても大丈夫だ」とのこと。

    5.Googleポストクリックデータを使用している

    別のオーディエンスからの質問は、Googleがポストクリックデータのいずれか(例:直帰率、滞在時間)をランキングの要因として使用しているかというものだった。

    ジョンズ氏はポストクリックデータを、多種多様のアルゴリズムやその変更が検索結果に対して全体的にポジティブに働いているかを評価するという範囲において、使用していると認めた。

    しかし、それはGoogleがポストクリックデータを直接のランキング要因として使用しているわけではない。

    6.キーワードのデータは返ってこない

    長きにわたってSEOに携わっている専門家は、(not provided)時代に失われたキーワードデータがGoogleAnalyticsに帰ってきてほしいと願っている。これを取り戻せる日はやってくるのだろうか?
    イェーシュ氏曰く、期待はしないでほしいとのこと。サーチコンソール内のサーチアナリティクスを使う必要がある。

    イェーシュ氏がサーチコンソールにやがて実装されるかもしれないと述べたひとつのキーワードの機能は、音声検索とタイプクエリを選別する方法になるかもしれない。
    彼は「出版社たち担当していてこれを必要としている人たちを現在説得している」と追加した。


    この記事は、Search Engine Journalに掲載された「6 Things We Learned at the Google Webmaster Relations Pubcon Keynote」を翻訳した内容です。


     

    1.の否認リンクに関しては、ネガティブリンクがマイナス評価につながることもあり、一概には言えない部分もあるかもしれません。
    しかし、リンク否認に関するトピックや、クロールバジェットに関してはSEOに携わるものとして無視できない領域です。また強調スニペットに関しては、音声検索が拡大する潮流を受けて重要性が増しているホットなトピックです。
    強調スニペットの種類等に関しては以下の記事でご紹介していますので合わせてご確認ください↓
    今さら聞けない強調スニペット。全種類のまとめから対策まで— SEO Japan

    BtoBサイトのSEOに関する「よくある質問」に答えてみた

    こんにちは、デジタルマーケティング事業部でコンサルタントをしている藤沢です。(部署名がWebコンサルティング事業部からデジタルマーケティング事業部へと変更となりました。)

    前回はBtoBビジネスにおけるコンテンツとSEOの重要性という内容でブログを執筆しましたが、今回もまたBtoBSEOをテーマに書いていこうと思います。

    今回は、BtoBサイトの運営をしているWeb担当者やマーケターの方から聞かれたことのある質問をいくつかご紹介し、個人的な見解をライトに書いていきます。これからSEOに取り組もうと思っている方などの一助となれば嬉しいです。

    Q.1:SEOのためにサービスサイトをつくるべきですか?

    SEOに取り組むには対象となるサイトが必要ですが、運営しているサイトがコーポレートサイトのみの場合、そのコーポレートサイトでSEOに取り組むべきか、それともコーポレートサイトとは別に専用のサービスサイトを制作したほうがいいのか、どっちのほうが効果が高いか、といった質問をいただくことがあります。

    たしかにコーポレートサイトを活かしたほうが、リンク資産やコンテンツ資産が1つのドメインに集約されるため、SEO的に有利に働いたり、新しくサービスサイトを立ち上げるよりも早く検索エンジンからのサイト評価を受けられるため、プラスに働くこともも考えられますが、このような場合においては、そもそもどちらがSEO効果が高いかといったSEO中心の観点で考えるべきではないと考えています。(当たり前のような話ですが、割と聞かれるのであえてQAのネタにしてみました。)

    コーポレートサイトには多くの場合、見込み顧客・既存顧客・パートナー企業・株主・投資家・求職者・社員など様々な属性のユーザーが異なる目的をもってサイトにやってきます。そのため一番に考えるべきは、それぞれのユーザーが欲している情報を的確に届けることであり、それを実現するための全体設計が何よりも重要です。

    以下はコーポレートサイト、サービスサイトのそれぞれでSEOに取り組む場合のメリット・デメリットです。

     

    171206_コーポレートサイトとサービスサイトでSEOする場合のメリットデメリット

     

    そもそも、「SEOをやるためにサイトを作る」わけではなく、「企業の情報をステークホルダーに正しく届ける」ことや「サービスの認知向上によってビジネスに繋げていく」ことが目的でサイトを持つと思うので、「どちらでやる方がSEO効果が高いのか」と考えるのはおかしな話ではありますが、たしかに企業やサービスの特性によっては予めSEOも考慮した上でどちらで取り組むべきかを検討しておいた方がよいケースもあるため、そういった方は上記比較表を参考にしてみて下さい。

    結論、「どちらがSEO効果が高いのでおすすめ」というのはなく、企業やサービスごとにケース・バイ・ケースで考える必要があります。

    Q.2:どんなキーワードを狙っていくべきですか?

    次に紹介するのはキーワード戦略系の話です。前回のブログでも少し触れた内容ですが、よく質問されるため改めてご紹介します。

    以下はtoBサイトで狙っていくべきだと考えるキーワードを5つに区分してみたものです。

    BtoBサイトのSEOで狙っていくべくキーワードを5区分にしたもの

    ①指名検索キーワード:社名、サービス名、製品名

    ②メインキーワード:「勤怠管理」「勤怠管理システム」

    ③製品・サービスに関する情報収集キーワード:「勤怠管理システム 料金」「勤怠管理システム おすすめ」

    ④課題やニーズに関する情報収集キーワード:「ペーパーレス化 方法」

    ⑤用語の意味を知りたい:「クラウド勤怠管理とは」

    BtoBサービスでSEOに取り組むのであれば、上記①~④はいずれも狙っていくべきキーワードだと言えます。また、専門分野においては「〇〇とは」のような言葉の意味を調べるクエリも多くなる傾向があり、そのような業界においては⑤も狙っていきたいキーワード群の一つとなります。

     

    個人的にはBtoBサイトのSEOにおいて、最も重要なのはキーワード調査だと考えています。キーワード調査の段階で漏れが発生してしまうと、集客の機会損失にも繋がってきます。特に上記でいうところの「④課題やニーズに関する情報収集キーワード」は検索Volが比較的多く、顕在化するまえのユーザーにアプローチできるキーワードのため、SEO戦略上とても重要なキーワードと言えますが、キーワードツールなどを叩いたりしても、関連語などには表示されづらいため、メインキーワードの周辺にある関連キーワードばかりを探していても、そういったキーワードは調査の過程で漏れが発生しがちな印象です。

    では、どのようにキーワード調査の漏れをなくすのかですが、効果的な方法として、自社の顧客情報からヒントを得る方法をオススメします。

    具体的には、

    • 顧客が抱えていた当時の課題や導入背景を営業にヒアリングしてみる
    • 問い合わせフォームに届いた顧客からのメッセ―ジを見返してみる

    などの方法がオススメです。自社の顧客が「どんな課題を解決するために」「どのような製品・サービスと比較検討し」「何に魅力を感じて導入に至ったか」を明らかにすることで、今まで見えてこなかったキーワードが見つかったり、自社ならではのキーワード戦略が見えてきたりするため、toBサイトのキーワード調査には顧客情報を参考にして考えるのが効果的だと思います。

    Q.3:集客に向かない接客コンテンツはSEO的に重要ですか?

    弊社のクライアントに提案する施策のなかには、導入事例ページの作成や、LP作成などの項目も含まれます。SEO(=集客を増やす)とは一見無関係なため、「それって重要なんですか?」とたまに聞かれたりしますが、最終的な成果を出すためにはめちゃくちゃ重要なのでご紹介します。

    購買プロセスごとに対応するコンテンツ

     

    • 集客用コンテンツ:「コラム」「用語集」など集客には向いているが自社製品・サービスの魅力を訴求するには不向きなコンテンツ
    • 接客用コンテンツ:「製品情報」「費用・サポート」「導入事例」「選ばれる理由」など製品・サービスの魅力を訴求することに向いているコンテンツ

    BtoBでのSEOは、例え狙ったキーワードで上位表示されたとしても、自社の課題解決に繋がるイメージをユーザーに訴求出来なければ、CVには至らずサイトから離脱して終わりでしょう。なぜならBtoBのユーザーは自社の課題解決につながるかどうかをじっくりと吟味し、他製品と比較検討をし、場合によっては複数社からのコンペ提案を受けた上で、最終的な導入先を決定するからです。

    そのため、SEOに取り組むうえでも、集客のことだけを考えて「集客用コンテンツ」を拡充するだけでは最終的な成果には繋がらないということをまず前提として考えるべきで、集客したユーザーにどのような態度変容をさせるべきか、どのページに遷移させたほうがいいか、どうナーチャリングするか、といったユーザー別のCVシナリオを併せて検討し、シナリオ達成のために必要な「接客用コンテンツの拡充」についても併せて取り組んでいく必要があります

    参考:SEO=「ユーザーにとって役に立つコンテンツを作る」に対する違和感

    参考:検索ボリュームがないキーワードでSEOを行う必要があるのかという話

    Q.4:外部リンクはどうやって集めればいいですか?

    BtoBサイトにおいてメインキーワードの上位表示はサービスの認知を高める上でもCVを増やす上でも重要で、メインキーワードの上位表示のためには継続的な外部リンク獲得が必要になります。

    外部リンクを獲得するための方法についてもよく聞かれるのですが、以前にブログ記事でリンク獲得方法について一度ご紹介したため、今回は要点だけまとめておきます。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

    SEO HACKS式リンク獲得方法

    • 運営している別サイトにリンクを貼る
    • 企業間・個人間の関係性でリンクをもらう
    • 専門家でないと少し理解が難しいテーマを初心者が見ても分かってもらえるよう噛み砕いて解説するような記事を書く
    • 需要のあるトピックについての知識・経験・ノウハウをまとめた記事を書く
    • 時事ネタや速報系の記事を書く
    • 理解しづらい概念・考え方などを体系的に解説した記事を書く

    まとめ

    今回はtoBサイトのSEOにまつわるよくある質問をいくつかご紹介しました。あくまでも個人的な見解なので違ったご意見を持つ方もいらっしゃるかと思いますが、今回は実際によく受ける質問とそれに対して自分が施策・回答してきた内容ということで、寛容にみて頂けますと幸いです。

    他にもBtoBサイトのSEOで「こんなことに悩んでいる」「こんなことを知りたい」といった声があればおいおい追記していくかもしれません。

    BtoBサイトのSEOに関する「よくある質問」に答えてみたナイル株式会社 - SEO HACKSで公開された投稿です。

    初心者必見。テクニカルSEOに関する19の事実

    特にSEOを始めたばかりの方であれば、テクニカルSEOの領域は専門的で分かりにくく思いがちです。
    また、正しい知識がないままにサイトの運営をしてしまうと、不必要な心配をすることになったり、知らぬ間に思わぬリスクを抱えてしまう事もあります。
    今回ご紹介する記事では、これらの懸念を回避するために初心者の方はもちろんのこと、SEO経験者でもいま一度確認しておきたいテクニカルSEOの重要ポイントを19個ピックアップしています。

    どれもベーシックな内容ですが、それだけにSEOを語る上では必須となる項目ばかリですので、これを機にぜひチェックしてください。

    — SEO Japan

    初心者必見。テクニカルSEOに関する19の事実

    *リンク先は一部を除き英語記事となっています。

    テクニカルSEOは素晴らしい領域だ。そこにはエキサイティングにしているたくさん小さなニュアンスがあり、実践するものには優れた問題解決能力と本質を思考する力が求められる。
    この記事では、いくつかの興味深いテクニカルSEOの事実を紹介する。
    即座に効果を出すというものではないかもしれないが、SEOの知識を強化するのに役立つし、検索結果内のWEBサイトランクを高めるのに役立つだろう。

    では早速リストを見ていこう。

    1.ページスピードは重要

    多くの人がページのロードスピードが遅い事をユーザーにとって迷惑ものだ程度に考えているが、それがもたらす結果はそれだけにはとどまらない。
    ページスピードは長らく検索ランク要素となっており、Googleは近々モバイルページスピードをモバイル検索結果のランク要素として利用するとしている。
    (もちろん、読者も短いページロードスピードも好むだろう)

    多くの人がGoogleのページスピードインサイト(ツール)を、サイトスピードの解析と改善策の提案を得るために活用している。
    モバイルのパフォーマンスの改善を特に考えている人向けに、Googleはモバイルに特化した新しいページスピードツールを発表した。
    このツールは3G回線であなたのページをテストし、ページロード時間をチェックし、モバイルでのユーザビリティ等を評価する。

    2.robots.txtファイルは、サイトのメインディレクトリに配置されなければならない。

    このファイルはクローラーに認識されるために、小文字で命名(robots.txt)されなければならない。さらにクローラはサイトのメインディレクトリだけを参照する。
    もしそこで見つけられなければファイルが存在しないと推測し、クロールを続ける。

    3.クローラはいつでも無限スクロールにアクセスできる訳ではない

    そしてもしクローラーがアクセス出来なければ、ページに順位がつかない。

    無限スクロールを自分のサイトへ使用するときは、長いスクロールページに加えてページネーションが実装(ページが分割)されていることを確認しよう。
    replaceState/pushStateを無限スクロールのページに導入することも確認しよう。これは多くのweb開発者が気づいていないちょっと面白い最適化だ。
    なので、無限スクロールにおいてrel=”next” and rel=”prev“をコード内で確認しよう。

    4.Googleはサイトマップをどのように構築しようが気にしない。

    XMLファイルである限り、サイトマップをどのように構築しても構わない。
    つまりカテゴリのブレイクダウンと、全体の構造はすべてあなた次第で、Googleがどのようにクロールするかには影響を与えない

    5.noarchiveタグは、Google内ランキングには悪影響を与えない

    このタグは、Googleが検索結果でキャッシュ版のページを見せないようにするもので、ページ全体のランキングにはネガティブな影響は与えない

    6.通常Googleは、ホームページを最初にクロールする

    これは決まり事ではないが、通常Googleはホームページを最初に見る。例外としては、特定のページへのたくさんのリンクがページ内に存在している場合などだ。

    [質問者]ジョンさん、Googleボットは常にホームページからクロールするものですか?
    [ジョン・ミューラー氏]いいえ、しかし往々にしてサイトの中でホームぺージが一番最初に見つかるのです。

    7.Googleは内部リンクと外部リンクを別々にスコアリングしている

    あなたのコンテンツやウェブサイトへのサードパーティサイトからのリンクは、自分自身のサイトからのリンクとは別物として評価される。

    8.グーグルサーチコンソール内でクロールバジェットの確認ができる

    クロールバジェットとは、限られた時間の中で検索エンジンがクロールできる、もしくはしたいと思っているページの量だ。自身のサーチコンソール内で確認することができる。
    必要であれば、そこからバジェットを増やすことも試せる

    クロールバジェット

    9.SEO的な価値を生まないページをDisallowページに指定することで、クロールバジェットが改善される

    SEOの改善に不可欠ではないページは、プライバシーポリシー、期限切れのプロモーションキャンペーン、利用規約などを含む。
    私のルールは、そのページがランキングを目的としていないもので、100%ユニークなコンテンツ品質を持たないならば、ブロックするようにしている。

    10.サイトマップについて知ることはたくさんある

    ・XMLサイトマップはUTF-8でエンコードされていなければならない
    ・URLのセッションIDを含んではならない
    URLの数は5万個以下で、50MBを超えてはならない
    ・サイトマップインデックスファイルは、複数のサイトマップよりも推奨されている。
    ・ビデオ、画像やニュースなど、メディアの種類に合わせて別のサイトマップを使用することができる。

    11.Googleのモバイルクローラが、どのようにあなたのウェブサイトを「見て」いるのかを確認できる

    モバイルファーストインデックスに移行する中で、自分のページに対してモバイルデバイス上での動作確認を行う事は、かつてないほど重要になっている。
    モバイルデバイス上のユーザビリティに対して問題のあるページを特定するために、サーチコンソールのモバイルユーザビリティレポートを使用すると良い。
    モバイルフレンドーテストを試すこともできる。

    12.Googleの検索結果の1ページ目のうち、半分はHTTPS

    ウェブサイトのセキュリティはどんどんと重要になっている。安全なサイトへのランキングブーストに加えて、現在Chromeはユーザーがセキュアでないサイトに遭遇した時に、警告を発するようになった。
    そしてウェブマスターがこのアップデ―トに対して反応したようだ。MOZによると、検索結果の1ページ目の半分以上のウェブサイトがHTTPSになっているようだ

    13.ページロードタイムを2~3秒で抑えるよう努力すべき

    Googleのウェブマスタートレンドアナリストのジョン・ミューラー氏は、ロード時間を2~3秒に抑えることを勧めている。(これより長かったとしても、必ずしもランキングに影響を及ぼすわけではないが)

    14.robots.txtでの命令は、Google内ランクすることを(完璧には)止められない

    robot.txt内の「Disallow」の命令に関して多くの誤解がある。robot.txtファイルは、単にGoogleに対してdisllowedされたページ、フォルダ、パラメータをクロールしないように伝えるもので、
    これらのページがインデックスされないわけではない。Google’s Search Console Help documentationには以下のようにある。

    Googleの検索結果から隠す目的でrobots.txtを使うべきではない。なぜなら他のページがそのページを示していることにより、robots.txtファイルを避けてインデックスを受けるということが考えるためだ。
    もし検索結果に対して自分のページをブロックしたいのであれば、パスワード保護やnoindexタグや命令など他の方法を使うとよい。

    15.新しいドメインから主要ドメインに対して、権威(canonical)を追加できる

    これにより新しいドメインの名前をマーケティング活動の中やほかの場所で使用しながらも、古いドメインの価値を維持できる。

    16.Googleは同一の箇所で、少なくとも1年はリダイレクトを続けることを推奨している

    Googleがサイトの引っ越しを認識するまでに数か月かかることから、Googleを代表してジョン・ミューラー氏は301リダイレクトを少なくとも1年間はかけ続けることを勧めた
    個人的には、重要なページ ― たとえばランキングやリンク、そして別の重要なページに対してのリダイレクトのオーソリティを持つページは、削除しないべきだと勧めている。

    17.Googleのサーチボックスをコントロールできる

    Googleは時に、あなたの検索結果の中にサーチボックスを含ませることがある。
    このサーチボックスはGoogle検索によってもたらされており、あなたのサイト内の関連コンテンツをユーザーに見せる機能をしている。

    サーチボックス

    望むのであれば、このサーチボックスを自分の検索エンジンによって強化したり、モバイルアプリの結果を含ませることができる。
    さらにnositelinkssearchboxメタタグを使用することにより、サーチボックスを無効化することができる。

    18.notranslateタグを利用することにより、検索の中で翻訳されるのを防ぐことができる

    notranslateメタタグは、Googleに対してこのページの翻訳を他の言語でのGoogle検索に提供しないよう伝える事ができる。
    もしあなたが、Googleの翻訳力に対して懐疑的であるならば、これは良い選択肢だ。

    19.Firebase app indexingを使うことによって、アプリをGoogle検索に含めることができる。

    もしインデックスされていないアプリを持っているのであれば、ぜひ検討すべき。
    Firebase app indexingを使うことで、既にアプリをインストールしているユーザーが、関連キーワードでGoogle検索をしたとき上に、
    あなたのアプリ内での結果を検索結果内に表示されせられるようになる。

    テクニカルSEOに精通するために
    もしテクニカルSEOに通じていたいのなら、良いサイトがある。

    ・まずバリー・シュワルツが毎週更新しているビデオを見ることをおススメする
    ・次に、Search Engine Landも見るべきだ。
    ・3つ目に、Google Webmaster Centralのブログに参加すべき。
    ・最後にGoogle Webmaster hangoutに参加したり、録画されたものをYouTubeで観るのも良いアイディアだ。

    19個のテクニカルSEOの事実を楽しんでいただけただろうか。
    実はまだまだあるのだが、その中でも今回はとくに面白いものをピックアップした。


    この記事は、Search Engine Landに掲載された「19 technical SEO facts for beginners」を翻訳した内容です。


     

    サイトの運営に携わるものとして、テクニカルSEOは避けては通れないものです。
    苦手意識を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、最低限抑えるべきポイントを理解しておくことはきっと今後のサイト運営の役に立つはずです。

    今回ご紹介した19個の中には、本当に初歩的な内容もあれば、SEOの知見をお持ちの方からすると思うところがある項目もあったかもしれません。
    この項目って場合によってちがうよねなど、記事に関するコメント等があればTwitterなどで発信いただけると幸いです。
    — SEO Japan

    今さら聞けない強調スニペット。全種類のまとめから対策まで

    Googleのアルゴリズムの著しい進化や、音声検索の普及が進むにつれて、
    強調スニペットの重要性は日に日に増しています。しかしながら、強調スニペット、リッチスニペット、リッチアンサーなど
    様々なコンセプトが入り交じり、どんどん理解が難しくなっているのが現状です。そんな中で、「強調スニペットとは何なのか?」「何が強調スニペットで、
    何がそうではないのか?」それを振り返るために有用な記事をご紹介します。
    いま一度強調スニペットの全体像を振り返るためにご活用ください!– SEO Japan

    数ある強調スニペットの全種まとめ

    *リンク先は全て英語記事です。

    オーガニック検索の結果がPPC広告に侵食されるにつれて、ナレッジグラフや、「他の人はこちらも質問」ボックス、強調スニペットはSEO専門家に新しい希望を示している。
    それも良い意味でだ。
    Googleが強調スニペットを表示する検索結果は、日に日に増えている。そして70%以上は2位から10位の間の検索結果から引用されており、SEO担当者にとって最前線に躍り出てポジション0を達成する良い方法となっている。

    さらに良いことに、強調スニペットは1位の検索結果からトラフィックを奪っている(強調スニペットが検索結果に表示されていないとき1位の検索結果は26%のクリック率を誇るが、強調スニペットがある検索結果ではこれが19.6%に下がる。)

    もし競合の順位が1位で、あなたのページが5位でくすぶっているのなら、強調スニペットはオーガニック的に競合の一歩先を行く現実的な手段となり得る。

    たしかに全体で見れば、強調スニペットは少しだけオーガニック検索結果のクリック数を減らしているかもしれない。しかしこれらはすべてGoogleのゲームで我々はプレイヤーに過ぎないので、全体で失ったものを嘆いてもしょうがない。

    強調スニペットとはつまり何か?

    強調スニペットの種類について話す前に(それが読みたい、と言う場合はどうぞ下にスクロールしてください)、いくつかの定義について復習しておこう。特殊な検索結果は色々な名前で呼ばれているので、強調スニペットとは何か(そして何でないか)をはっきりさせたいと思う。

    1.リッチアンサー(強調スニペットではない)

    リッチアンサー、またの名をインスタントアンサー(元クイックアンサー)は、Googleによる簡易的な回答でサイトへのクレジットが無い。
    これらは一般的には、地球の大きさ(ネタバレすると、3,959マイル)や、10+2(ネタバレすると、12)などのように、短的な事実の回答だ。
    Googleは、これらの事実は公有の情報の一部なので、クレジットを提供する必要はないとしている。

    リッチアンサー

    2.ナレッジグラフ(強調スニペットではない)

    ナレッジグラフは、しばしばいくつかのソースから引用され、検索結果の右側に美しい大きなボックスの中か、検索結果の上の画像ギャラリーの中(それかカルーセル)に表示される。
    概してブランド、人、組織などの検索結果でよく見かけられる。
    ナレッジグラフ

    3.強調スニペット

    強調スニペット(時にリッチアンサーやアンサーボックスと呼ばれる)はリッチアンサーやナレッジグラフのように検索結果のトップに位置するが、Googleがオーガニック検索結果の1ページ目のうちのひとつから情報を引っ張ってきて、そのウェブサイトにリンクを通してクレジットを与えるという点に置いて異なる。
    これら3つ全てでGoogleは検索者の生活をかんたんにしようとしている。すなわち、追加での検索を強制させwebサイトへクリックさせるのではなく、検索結果の中で検索者の質問に回答している。

    強調スニペット

    4.リッチスニペット(強調スニペットではない)

    同じスニペットという語を使ってはいるが、似ているのは名前だけだ。
    Schema.orgの構造化スキーマデータを使用しているサイトのマークアップ情報に応じて、リッチスニペットはオーガニック検索結果を充実させ、しばしば検索結果の表示領域を少しだけ拡大する。これらの検索結果は、評価の星や写真、レビューに加えて、製品の入手可能情報、価格情報と一緒に現れる。
    リッチスニペット

    強調スニペットの種類

    概していうと、強調スニペットは次の3つのうちの1つに該当する。それはパラグラフ(段落)、リスト、テーブルスニペットだ。
    強調スニペット種類別の割合
    これらが検索結果でどのように見え、どのような種類のクエリがそれぞれベストかを見てみよう。

    パラグラフ(段落)スニペット

    これは私たちに馴染みの深い典型的な強調スニペットだ。検索者の質問に答えるために、Googleが検索ページからテキストを抽出したものだ。
    このスニペットがクリックスルーレートを悪化させるのではなく、改善させるようにするためには、質問に対して即座に回答し、検索者の興味をそそり、かつクリックしたくなるような追加の情報を含む必要がある、
    FAQページは複数の短い質問に対して一度に答えるのには最適だが、専門的なブログなどはより複雑な質問に適している。
    パラグラフ(段落)スニペット

    ・〇〇する(を入手する)にはどのようにすればよい?
    ・〇〇はだれ?
    ・なんで〇〇なの?
    ・〇〇ってなに?
    などのような質問に対してパラグラフスニペットを見るだろう。
    パラグラフ(段落)スニペットの例:ブリトニースピアーズとは誰か?

    番号リストの強調スニペット

    この強調スニペットは何かを行う時の手順をリスト化している。例えばレシピなどがそうだ。
    番号リストの強調スニペット

    下部の例の素晴らしい点は、簡単にステップを踏んで段階的に説明してくれることが理解できるにも関わらず、検索者は付随する写真を見たり、詳細を読んだりするために思わずクリックしてしまうことだ。
    番号リストの強調スニペットの例:タイヤの替え方
    ・レシピ
    ・DIYタスク
    ・どのように〇〇すれば良いか?
    ・〇〇ってなに?
    などに対して、番号リストの強調スニペットを見るだろう。

    箇条書きリストの強調スニペット

    これはコンテンツマネージャーやSEOの専門家が喜ぶものだ。
    ランキング化をしようが、単にリスト化しようが、箇条書きにされた文章はこのタイプの強調スニペットのために作られた。
    箇条書きリストの強調スニペット

    ・良いものの一覧
    ・ランキング項目
    ・ランキングではない項目
    ・特徴的な項目
    などに対して、箇条書きリストの強調スニペットを見るだろう
    箇条書きリストの強調スニペットの例:iPhone価格

    テーブル強調スニペット

    テーブルスニペットは、驚くべきことに全スニペットの29%を占めるほど一般的なものだ。

    Googleはこの機能を見せびらかすのが本当に好きだ。下記の例にあるように、単に元のデータの形の通り引用するだけでなく、
    ユーザーが探している特定の情報を引用し、独自のテーブルを再構築することができる。

    実際このウェブサイトは、「2016年と2015年の売り上げ」、「前年比」、そして「各年の市場シェア」でソートすることが可能な上位自動車ブランドのリストである。
    動的テーブル強調スニペット

    しかし私が「2016年の自動車の売り上げ」と調べたために、Googleはテーブルの下部にまでスクロールして私が必要としているものを引用し、
    2016年のブランド毎の総売上を示した独自のテーブルを作成した。

    動的テーブル強調スニペット(Google生成)

    上の例はソート可能な動的なテーブルだが、強調スニペットになるためにテーブルを装飾する必要はない。
    Googleが下部のスニペットのために引っ張ってきた情報はシンプルで、静的で、ソートができないテーブルだ。

    静的テーブル強調スニペット

    強調スニペットのテーブルは1列以上にもなりえるので、表示する情報が制限されているように感じないでほしい。

    静的テーブル強調スニペット(複数列)
    実際、テーブル強調スニペットになる事を目的とする際は、サイズが重要になる。
    つまりあなたのサイトへのクリックする可能性を増やすためには、テーブルに4行以上持たせるようにした方がよい。

    ・リスト
    ・価格
    ・評価
    ・データ
    などに対して、テーブル強調スニペットを見るだろう

    YouTube強調スニペット

    強調スニペットを考えるとき、自分のウェブサイトを越えて考えるべきだ。GoogleはこれをYouTubeからも引っ張ってくるので、あなたのビデオが選ばれるように最適化した方が良い。
    Googleはビデオ内の特定のクリップを表示したり、

    YouTube強調スニペット(クリップ)
    または、ビデオ説明文内のテキストを用いて検索者の質問に回答する。
    YouTube強調スニペット(説明文)

    テーブル強調スニペット(ビデオで説明することが難しい)のクエリ以外で、強調スニペットに利点のあるクエリであれば、このYouTube強調スニペットを見ることができるだろう。

    2者1体の強調スニペット

    下記の例にあるように、ときにGoogleは検索者の回答に答えるために、複数のサイトから引用することがある。テキストはCosmopolitan Magazineから引用され、画像はToutubeのものが使われている。
    2者1体の強調スニペット

    強調スニペットになる可能性を向上させるために、有用で説明的な画像をコンテンツ内に含むとよい。
    ・強調スニペットに利点があり、テーブルで表示されるよりも良い種類のクエリ
    であれば、この2者1体の強調スニペットを見るだろう。

    どのようにして強調スニペットを勝ち取るか?

    これで強調スニペットが何をできるかが分かったところで、どのようにすればこれらになることができるのだろうか?

    このトピックに関しては、Search Engine Jornalに貢献している仲間であるアダム・ハインツマンが書いた「9 Tips On How to Rank for Featured Snippets」を含む深く探求された記事がいくつかあるが、いくつかのベストプラクティスを紹介したいと思う。

    1.質問に対して注力しつつ、KW調査を実施する

    質問は強調スニペットに最高のエサとなりえる。

    AhrefsやSEMrushのような有料ツールは、あなたが注力しているキーワードの中でどれが強調スニペットにランクインし、どれがしていないか(競合はしているか)を可視化する。
    上位のロングテイルの質問のキーワードを可視化してくれる無料ツールは、GoogleやAnsweThePublic内の「他の人はこちらも質問」のセクションを含んでいる。

    どのようにして強調スニペットを勝ち取るか?1

    2.キーワードに対して注力するコンテンツおよび画像を作成する。

    強調スニペットは、数行のテーブルないしはテキスト(正確には54-58英単語)からを表示する傾向がある。

    質問に対してひとつかふたつの基礎的な文章で回答し、補助的なコンテンツで深く回答するのが理想だ。

    これはHostGatorでの実例だが、ひとつのロングテイルキーワードに集中したブログを書き、
    キーワードにあったaltテキストを付随させた画像の作成を行った。

    どのようにして強調スニペットを勝ち取るか?2

    3.Googleが正しいフォーマットで簡単に読めるにする

    ステップ1と2は肉とジャガイモだが、塩胡椒を忘れてはならない。

    Googleが読みやすいように、ベーシックなHTMLタグを使いページを成形しよう。つまり、<h2><h3>タグは質問や箇条書きのポイントであり、<p>段落はテキスト、<ol>や<ul>そして<il>はリストのアイテムのためにあるということだ。
    どのようにして強調スニペットを勝ち取るか?3

    結論

    Googleが賢くなり音声検索を利用する人が増えるにつれ、強調スニペットが表示されるクエリの数は増え続けるだろう。
    サイトが大きかろうが小さかろうが、検索ランクが1位だろうが10位だろうが、だれでも強調スニペットになることができる。
    だからこそ今日から取りかかろう!


    この記事は、Search Engine Journalに掲載された「A Complete List of the Different Types of Featured Snippets」を翻訳した内容です。


     

    強調スニペットの重要性が将来的に増してくることは間違いありません。
    今後「あれ?これって強調スニペットだっけ?」「強調スニペットってどういう種類があったけ?」となった際は、ぜひこの記事で書かれていた内容に立ち返っていただければ幸いです。
    — SEO Japan

    より良質のコンテンツをユーザーに

    Google は、世界中の情報を整理するという使命(英語)のもと、検索品質評価ガイドライン(英語)に準拠した質の高いコンテンツをユーザーに届けたいと考えています。ユーザーの役に立つ質の高いコンテンツは、その大部分がプロとして情報提供するサイトによるコンテンツです。このようなサイト運営者様の成功を Google としても後押ししたいのです。

    情報提供のエコシステムは、主に広告と定期購読といった収入源によって支えられていますが、定期購読を採用する場合は、検索を有効に活用するうえで微妙なバランス感覚が必要になります。定期購読コンテンツはペイウォール方式を採用するのが通例であるため、定期購読を利用していないユーザーはコンテンツにアクセスできません。ペイウォールの向こう側に良質なコンテンツがあっても、そのことを知らないユーザーは、無料コンテンツを提供する別のサイトに移ってしまう傾向が強いことが評価を行う中で明らかになっています。定期購読コンテンツの有益さがユーザーに認識されていなければ、定期購読を申し込んでもらうことは容易ではありません。実際、定期購読が必要なサイトを敬遠するユーザーが一定数いることが、Google が行った調査の結果からわかっています。したがって、定期購読コンテンツが有益であることをユーザーに知ってもらうために、コンテンツの一部を無料サンプルとして提供することが不可欠なのです。

    Google ウェブ検索(英語)ニュース(英語)に適用される First Click Free(FCF)ポリシーは、この問題に対処するために作成されました。FCF は、サイト運営者様には定期購読コンテンツのプロモーションとユーザー獲得の機会を、Google ユーザーには質の高いコンテンツに出会える機会を提供するものです。Google はこの一年にわたり、サイト運営者様にもご協力をいただいて、ユーザーの満足度や情報提供エコシステムの持続可能性といった面から FCF の効果を調査してきました。その結果、FCF そのものは妥当なサンプル提供モデルであるものの、効果的なサンプル提供モデルの選択は、各サイトで独自にご判断いただく方が良いということがわかりました。そこでこのたび、検索に含める要件から FCF を除外し、最新のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に違反しない限りは、無料サンプルをさまざまな方法で提供できるようにすることにしました。この方式を「Flexible Sampling(フレキシブル サンプリング)」と呼ぶことにします。

    そもそも FCF の導入に至った理由の 1 つは、クローキングの問題に対処することでした。クローキングとは、ユーザーに配信するコンテンツと Googlebot がクロールするコンテンツを異なるものにする行為です。スパマーがよく使う手は、検索結果の掲載順位を操作する目的で、検索エンジンに対してはその評価が高そうなコンテンツ(たとえば健康に良い料理のレシピ)を表示する一方、ユーザーに対しては別のコンテンツ(たとえばダイエット薬の販売ページ)を表示するという方法です。こうした「おとり」手法は、期待していたのと違うコンテンツを見せられるという不快感をユーザーを与えます。ペイウォール方式を採用するサイトには、ページに新しい構造化データを追加することを強くおすすめしています。この構造化データを追加していないと、ペイウォールがクローキングの一種と解釈され、ページが検索結果から削除される可能性があるためです。

    Google では、今回の調査結果に基づいて、フレキシブル サンプリングを実装するためのおすすめの方法(英語)を解説したガイドを作成しました。Google が提案するサンプル提供方法は 2 種類あります。1 つは、ユーザーに一定数の記事を無料で提供し、その後にペイウォールを提示する「メータリング」、もう 1 つは記事を完全には公開せず、一部だけを無料で見せる「リードイン」です。

    メータリングについては、1 日単位ではなく 1 か月単位で設定する方が柔軟性が高く、安定した環境でテストできると考えています。たとえば、1 日に 3 件のサンプルを提供するよりも 1 か月に 10 件提供する方が、件数の変更がユーザーに及ぼす影響が小さく、件数を柔軟に調整できるからです。最適な無料サンプル数は、それぞれのサイトやそのユーザー層によって異なりますが、Google では、無料サンプルの数を 1 か月あたり 10 件から始めることを推奨しています。これは、定期購読の可能性があるユーザーに、サイトのコンテンツを十分に体験してもらうためです。まずは 10 件からテストしてみて、コンバージョンを最大化できるサンプル件数を特定することをおすすめします。

    リードインの場合は、記事の一部(たとえば冒頭の数文)のみを表示します。これによりユーザーは、定期購読コンテンツの質の高さを体験できます。完全にブロックされているページとの比較で考えれば、リードインの方がコンテンツの有用性や価値を実感しやすいことは明らかです。

    今回の変更が、良質なコンテンツを提供するサイト運営者様のさらなる成長を可能にし、ユーザーにより質の高いコンテンツを提供することにつながるものと期待しております。