コンテンツマーケティングの名言「Content is King」を最初に言ったのはビル・ゲイツだった。

先週、投稿したコンテンツよりコンテキストが王様という記事、内容に納得すると共に冒頭に出てきた「ビル・ゲイツが最初にコンテンツが王様といった」という一言が妙に頭に残っていました。建前・本音含め日本の誰よりも「コンテンツが王様」と書いてきたSEO Japanですが、ビル・ゲイツが発した言葉とは露知らず。彼がそんな発言をするイメージも実際にマイクロソフトがやってきたことからも微塵も感じられないのですが、今回気になりすぎてネットで調べた挙句、原文らしきものがインターネットアーカイブに残っていました。一読した所、その内容に余りに衝撃を受けたため、より多くの方に是非読んでいただきたく、ここに翻訳して紹介します。 — SEO Japan

コンテンツは王様

放送業界と同じように、インターネットで生じる利益の大半は、コンテンツによってもたらされる。

50年前に始まったテレビ革命は、テレビメーカーを含む、様々な業界に波及していったものの、長期的な成功を手中に収めたのは、メディアを使って、情報や娯楽を提供した人達であった。

インターネット等のインタラクティブなネットワークにおいては、「コンテンツ」の定義は広範に渡る。例えば、コンピュータソフトウェアもコンテンツの形式の一つであり — 非常に重要度は高い。事実、今後もMicrosoftは、このタイプのコンテンツを最も重要視していくだろう。

大半の企業にとっては、情報や娯楽が、重要なコンテンツに該当する。どんなに小さな会社であっても、コンテンツビジネスに参入することが出来る。

PC、そして、モデムを持っていれば誰でも作ったコンテンツを配信することができる点は、インターネットの魅力の一つである。ある意味、インターネットは、コピー機のマルチメディア版である。オーディエンスの規模に化関わらず、原稿を低価格でコピーすることができるためだ。

パブリッシャーは、基本的にコストを全くかけずに情報を世界中に配信することができる。チャンスに満ち溢れており、多くの企業が、インターネット向けのコンテンツを作成する計画を立てている。

例えば、Microsoftは、インタラクティブなニュースビジネスを行うため、テレビ局のNBCと提携を結んだ。MicrosoftとNBCは、ケーブルニュースネットワークのMSNBC、そして、インタラクティブなニュースサービスを共同で運営していく。NBCは、このジョイントベンチャーにおいて、引き続き編集を担当することになる。

今後、ソフトウェアやニュース等の人気の高いコンテンツのカテゴリーだけでなく、ゲーム、娯楽、スポーツプログラム、ディレクトリー、案内広告、そして、その他の主要なジャンルのオンラインコミュニティのコンテンツににおいても、強烈な競争が発生することになる。その結果、当然、勝つ者が現れる一方で、失敗する者も現れる。

印刷雑誌は、同じ関心を持つ読者を抱えている。オンライン版の雑誌が、このコミュニティに貢献することは目に見えている。

しかし、雑誌をそのまま電子の領域に移動するだけでは、オンラインで成功を収めることはできない。オンラインメディアの欠点を克服するだけの深さ、そして、インタラクティビティ(双方向的な要素)が、印刷メディアのコンテンツには欠けているためだ。

インターネットユーザーに、コンピュータの電源を入れて、スクリーン上のコンテンツを読んでもらいたいなら、奥深く、最新の情報を用意しなければならない。検索して、見つけることができる点も条件の一つである。オーディオ、さらには、動画を提供する必要もある。また、通常の雑誌の「投書欄」と比べて、遥かに個人的に関与する機会をユーザーに与えなければならない。

印刷媒体でオーディエンスに製品を提供する企業が、インターネット上でコンテンツを提供するビジネスを、どの程度成功に導くことができるのかに関して、大勢の人達が否定的な見方をしている。印刷雑誌の未来そのものが、インターネットの登場により疑問視されている。

例えば、インターネットは、専門的な科学の情報を交換する仕組みに革命をもたらしている。印刷版の科学雑誌は、発行数が少なく、そのため、価格が高くなる傾向がある。大学の図書館は、科学雑誌の顧客の大半を占めている。専門的なオーディエンスに対して情報を配信するこの手法は、ぎこちなく、ペースが遅く、また、高額のコストがかかるものの、代案が存在しない状態であった。

しかし、現在、一部の研究者が、インターネットを使って、科学的な発見を世界に配信しつつある。この取り組みは、由緒ある印刷媒体のジャーナルの未来に脅威を与えている。

インターネット上の情報の範囲は、時間の経過とともに、大幅に広がり、消費者にとって魅力的なメディアとなる。今のところ、ゴールドラッシュのような雰囲気は、米国内に限られているものの、コミュニケーションのコストが低下し、それぞれの国でその国の言葉で綴られたコンテンツが、一定の量を越えると、インターネットは世界を圧巻することになるだろう。

コンテンツのプロバイダーにコンテンツの対価が支払われなければ、インターネットは発展しない。長期的な見通しは良いものの、コンテンツを提供する企業は、広告や購読から収益を得ることに苦戦するため、短期においては、多くの失望をもたらすだろう。現時点では、うまくいっているわけではなく、また、今後も、しばらくは、思い通りには、ことが運ばないかもしれない。

少なくとも、インタラクティブな配信の取り組みに投じる資金や労力の多くは、ほぼ奉仕活動、もしくは、デジタル以外の世界で販売する製品を宣伝する活動に投じられている。このような取り組みは、「いずれ誰かが利益を得る方法を発見する」と言う考えに基づいていることが多い。

長い目で見ると、広告は有望である。インタラクティブな広告の長所は、多くの情報を伝えるのではなく、注目を集めるだけで良い点である。インターネットユーザーは、広告をクリックして、詳しい情報を取得し、一方、広告スポンサーは、クリックしているかどうかを計測することができる。

しかし、現在の購読または広告による収益は、ゼロに近い — 合計で2000-3000万ドル程度である。広告のスポンサーは、常に新しいメディアの利用に消極的であり、そして、インターネットは、確実に新しく、今までとは異なるメディアである。

大勢のインターネットユーザーは、広告を見ることに快感を覚えているわけではないため、広告主の消極的な姿勢には、ある程度、同情の余地がある。多くの広告主が、ダイヤルアップ接続でのダウンロードに時間がかかる、大きなイメージを用いていることが、理由の一つである。雑誌の広告も大きなスペースを取るものの、読者はペラペラとページをめくることができる。

インターネットへの接続スピードが早くなれば、広告が読み込まれるまで待たなければならないストレスは減り、やがて、完全になくなるはずだ。しかし、数年間は我慢しなければならないだろう。

コンテンツプロバイダーの中には、一部のコンテンツを無料で提供する購読モデルを試している人達もいる。購読料金を要求した途端に、サイトのビジターの人数は、大幅に減り、広告スポンサーになるメリットは少なくなる。

コンテンツに対する料金の支払いが、まだ受け入れられないのは、小額の料金の請求が、実用的ではないからだ。電子取引のコストと煩わしさにより、小額の購読料金を請求する方針は、非現実的である。

しかし、1年以内に、コンテンツプロバイダーが、情報に対して1セント、または、数セントを請求するメカニズムが登場するはずだ。5セントを要求するページを訪問するために、小切手を切る、または、請求書が送られてくるのは、理に叶っていない。 1セントが請求され、蓄積していくことを承知で、見たいページをクリックするシステムが必要である。

このテクノロジーが登場すると、パブリッシャーは、大勢のオーディエンスを集めるために、小額の料金を請求する煩わしさから開放されるだろう。

成功を収める者は、アイデア、経験、そして、製品の市場、つまりコンテンツの市場として、インターネットを進歩させていく。

1996年3月1日
ビル・ゲイツ

[インターネットアーカイブのマイクロソフトサイトより]

インターネットを軽視して出遅れたことを自ら認めているだけに、半信半疑で読み進めましたが、この文章を書いた時点ではインターネットに本格的に取り組み出した後とは思いますが、それでも相当のビジョナリーですね。

「Content is King」は文章のタイトルで出ているだけのようですが、内容は正に「コンテンツは王様」な内容。コンテンツの条件に、「検索して、見つけることができる」Google誕生はるか以前の1996年にSEOの重要性を理解し、「オーディオ、動画を提供する必要もある」今日のマルチメディア展開や「個人的に関与する機会をユーザー」ソーシャル&コミュニティの重要性を示唆、、、正に今日、コンテンツマーケティングが重要視される理由そのものです。そして既存の紙媒体との軋轢や広告モデル、決済システムまで、ほぼその予見通りになったことばかりというか、インターネットの歴史を振り返った文章のようでもあります。

スティーブ・バルマーの破天荒すぎるキャラも魅力でしたし、スティーブ・ジョブスという強力すぎるビジョナリー兼ライバルもいたわけですが、ビル・ゲイツもそのイメージ以上に思慮深く常に人の何歩も先を考えている人物だったのでしょうね。 — SEO Japan [G+]

URL正規化の方法、、の前に考えるべきこと

主に制作とか開発の仕事をされている方と話していて、URL正規化についての考え方、についてちょっと違うんじゃないのと思うことがあるので書きます。すごく基本的なことなのですが、あまり話題として触れられていないように思ったので。

URLの正規化とは何ぞ、という方にまず解説

検索すればそういう記事はとてもたくさん出てきますが、サッパリでピンと来ませんという人のために、かなり粗いんですけど例えを入れておきますね。まずはイメージから。

例えばSalesforceみたいな基幹システムを色んな人が好き勝手触ってると、いつの間にかどんどんデータが乱れてくることってありますよね。その中でも結構やっかいなのがこういうデータの重複登録問題。

電話番号違い、社名表記違いなどで同じ企業データが重複判定されずに複数存在してしまっている状態

例えばですが、こういう感じですね。こうなってしまうと企業データを検索して新しいデータ入力しようとしたりするときに無駄な確認とか処理が発生しますよね。もちろんトラブルの原因にもなるのでこれはよろしくないです。

で、こういう風に「複数存在してしまっているけど実質同じものはひとつにまとめた方が良いよね」というのがいわゆるSEOの正規化のイメージです。

(補足)
もともと正規化って「”名寄せ”みたいな感じ」って言ったほうが近いものがあるかもしれませんが、SEOの話題としては必ずしも名寄せとは感覚が同じでない場合とかもあるのでそういうことにしておきます。

どっちにしても「1つであるべきデータがバラバラになっていたら管理とか処理にあたって色々不都合ありますよね」ということだと思っていて下さい。

SEOでいうところの正規化について

SEOでいうところの正規化のイメージは、「複数の異なるURLに同じコンテンツが存在する場合、どのURLを検索エンジンが評価すれば良いのかを1つ定めてそこに評価をまとめる」ということです。

実質的に同じコンテンツが、異なる複数のURLで閲覧できてしまう状態から、正規化処理を行いひとつの代表的なURLを指定しそこに評価を統一する

検索エンジンも、同じコンテンツなのに別々のURLでそれが返されてしまうと、「どれを見ればいいんだろ?」ということになって正しい処理が行われなかったり、少なくとも無駄な処理をさせることにはなってしまうわけですね。

規模や内容によりますが、あまりにこうした問題がサイト全体で好き勝手に発生しまくっているという状況はSEO上かなりネガティブになり得ることですので、きちんと整備しておくことに越したことはありません。

さてようやく本題です。

まず最初に考えるべきは「重複させないための仕組み」

冒頭の例に戻りますが、ああいう形での重複データがあると、検索して最新状況確認する際に色んなとこに情報が散らばってたりしていて、「誰だよこっち書いた奴、こっちにまとめろよ」みたいなことになるわけですね。

この状態は間違いなく色々不便かつ正しくない状態なので、避けるべきことです。

1つ2つあるだけならまだしも、これが数百とかに渡って大量の重複データがシステム内に存在する、あちこちに情報が散乱してまとまってない、みたいな状態になっていたらもうカオスですよね。

で、この時にその部署の管理者が真っ先に考えるべきことって、「重複が原因で顧客データに不備があってで何かトラブルが発生したときの対応策」とか「重複データをどのデータにまとめるかのルール」ではなくて「重複データが発生しないための仕組み」ですよね。

予めシステム側で上手く照合されるように良い塩梅の条件決めておくとか、オペレーター側での指導や管理の徹底だったりとか、そういうことで問題が起こらないように仕組みを作っておくわけです。

最近LINEマンガでROOKIESを久々に読んだのですが、

「あらかじめ打球を予測していとも簡単に捕る。それが本当のファインプレーだ」

と池辺教頭もおっしゃっていまして、それと同じ理屈です。

コンテンツに対してURLが一意であることが理想

SEOに話を戻します。前の話をURL正規化の話に無理やり帰着させて、「URLがばらけるから正規化しよう」ではなくて「URLがばらけないように作ろう」が先にあるべきだ、という話ですね。

テクニカルに「こうすればいいんです!」みたいな応急処置を積み重ねていくと、後々どこでどんな処理をしていたかとか分からなくなったりリニューアルの際に抜け漏れが発生したり、あまり良いことはありません。

もちろん、www.とか拡張子とか「/」有無とかutm系のパラメータとかそういう当たり前に発生するものはいつも通りの転送やcanonicalなどで正規化処理をする必要がありますので(今回は解説割愛)、そういうもの以外での不要な正規化処理を避けようとすることが大事ということです。

分かりやすい例で言えばクロスカテゴリ(財布(アイテム)×シャネル(ブランド)みたいにあるカテゴリと別のカテゴリとの掛け合わせ)が発生するようなサイトでこういう形を稀に見ます。

経路によって、クロスカテゴリのページや商品のページのURLが変化してしまっている例 実質的に同じコンテンツが複数存在するのが当たり前の仕様なのでこれはよろしくない

こういう仕様でガッチリとシステムを固めてしまうとあまり簡単にはいじれなくなりますので無理やりcanonicalで対応するような処理をする必要が出てきます。

この場合は、複数の可能性が考えられる経路やカテゴリに、クロスカテゴリのURLや商品ページのURLが依存してしまってるのが問題ですね。

ディレクトリの従属関係を予め決めておく、商品ページはカテゴリから独立したディレクトリ配下のURLにする、などの考慮があると一意のURLが定まる

これは一例ですが、このように商品のURLはカテゴリや経路に依存しない仕様にしておかないと、というような配慮があれば正規化処理などここではもともと考える必要もなかったわけです。

よほど大規模だったり複雑なサイトでなければ、最初にURLについて考えておけば大抵の問題は回避できるんじゃないかなと思います。それなのに「URLもちゃんと考えておかないと」って考えて設計しようとしている方って意外に少ない気がします。

あるコンテンツに対してURLは一意、が基本

「ひとつのコンテンツに対してURLがひとつ」であるべきで、余計な正規化処理をしなくてよいURLの設計を心がけてみてください。

SEOってサイトとかページとかではなく本質的にはURL単位でクロールされ、URL単位でインデックスに格納され、URL単位で評価が付きます。そういう意味ではURL設計を考慮することは基本的なSEOのひとつです。

仕事柄、色んなエンジニアの方と話す機会ありますが、「URLをどう吐きだすかとか深く考えたことなかったッスねー」という感じの人は (受託開発してるとかメディア運営してるとか関わらず)多かったりします。

特に幅広いコンテンツを扱うとか大量のコンテンツを扱う、とかの場合、このあたりのURLの考慮の有無によって後々余分な処理をするための工期が削減できる、改修や拡張が入った時にも変更が少なくて済む、変更が少なくて済むということは実装ミスによる検索トラフィック損失などのリスクが減らせる、というわけです。

補足:検索エンジンが進化しても機械への配慮はしておく

「Googleも上手く対処できるようになってるから細かいことはあんまり気にしなくていいよ」とはGoogleがよく言っていることで、確かにそうなってきています。しかしここは受け手としては「検索エンジンの技術に合わせることに躍起になってコストかけなくていいよ(Googleが頑張るからさ)」と捉えたいところ。

サイトを作る方は、「それでもサイトを制作する時には(検索エンジンに限らず)機械への配慮を怠らない」と考えるべきと思います。SEOに限って言えば、そうすることで防げる損失がかなり大きい場合も珍しくありません。

ということで、この記事を読んで「へぇそういうこともあるのか」と感じた方は、是非参考にしてみてください。

ヴォラーレ株式会社 土居

ナチュラルリンクを獲得する基本的な考え方


Googleは被リンクを評価しなくなったというデマ情報が出回ったことがあるが、決してそんなことはない。
被リンクはSEOにおける位置づけが低下しているという考え方もあるが、これもまた正しいとは言えない。

被リンクの重要性は全く変わっていない、あるいは逆に高まっているのかもしれない。
位置づけが低下したのは人工的な被リンクである。

2012年ぐらいまでは人工的にリンクをバンバンつければ、バンバン順位が上がったので、SEOと言えばほぼ人工リンクのことだったと言っても差し支えなかった。

なんだかんだといいつつも、コンバージョンが取れるビッグキーワードでの上位表示は、人工リンクによるSEOに占められていたわけだ。
(私自身の見解としては人工リンクはSEOではない。ユーザーにとって不必要なコンテンツが検索上位に表示させようと企てることは最適化の真逆だと思う)

現在は人工リンクでの上位表示が難しくなってきた。
とはいえ、被リンクの重要性が下がっているとは言えない。
今でもGoogleはコンテンツの重要性を判断するための最終的な決め手として、リンクの評価に頼らざるを得ない。
コンテンツの正当性を判断する術がないからである。
内部だけ判断しても、正しいかどうか判断しようがない。

タラバガニ1匹を殻ごとキッチンタイマーで叩いてつぶします。
つぶしたタラバガニを電子レンジに移します。
生クリーム200cc・卵2個・砂糖大さじ5・オリーブオイル300cc・パン粉100gを加え、
湯煎しながらトロリと角が立つまでよく混ぜます。
一口大に丸めて串に刺し40度の油で120分揚げます。
皿に盛って青のり、ハバネロソース、細かくちぎったキッチンペーパーをたっぷりふりかけて完成です。

Googleにはこんなデタラメなレシピの情報があったとしても、これがデタラメかどうかなど判断し得ない。
共起語などもたくさん含まれるので、それっぽくGoogleには映るだろう。

これは極端な例としても、内部だけでコンテンツの正当性を評価するのは不可能なのだ。

弱腰外交でナチスの勃興を助けてしまったネヴィル・チェンバレンの後を受けて、未曽有の国難の時にイギリスの首相になったウィンストン・チャーチルは、

「民主主義は最悪の政治形態であると言える。
ただし、これまで 試されてきたいかなる政治制度を除けば」

という有名な言葉を残している。

リンク評価はこれに非常に似ている。

「リンクは最悪のコンテンツ評価指標と言える。
ただし、これまで 試されてきたいかなる評価指標を除けば」

と言ってもいい。
Google登場前までは数多くの検索エンジンが存在し、内部要因だけでコンテンツを評価していた。
しかし、Googleが導入したリンク評価のアルゴリズムによって、ぼぼすべての検索エンジンは淘汰されるに至った。

確かにリンクはスパムの温床であるのだが、それよりもましな評価指標が存在しないのである。

当面リンクが重要であることは変わらないはずだ。

これまでは人工リンクでも容易に上がったので、天然リンクをわざわざ獲得する必要は低かった。
しかし、人工リンクでは上がりにくくなったり、リスクが増えた結果として天然リンクの価値の重要性はむしろ上がっているとも考えられる。

なので、被リンクは積極的に獲得しに行かねばならないと私は考えている。

どうやってリンクを獲得すればいいのか?
そのキーワードは、

「心を込める」

ことに尽きると思う。
言い換えてみよう。

「愛すること」

でもある。
他のブロガーの記事を読んで、

「面白かった、ためになった。」

といった、感嘆の念や感謝の気持ちがあれば、それを素直にソーシャルネットワークや自分のWebサイトに書く。
良質だと感じたコンテンツに対して、率直に心から感想を述べること。
このような文章は元々のコンテンツを作った人の心を動かす。

私のブログにも時々ピンバックが飛んでくるのだが、内容のいい悪いはともかく記事をよく読んだ上での感想や、補足などがあったりするととてもうれしく感じる。
本当にうれしいのである。

もちろんピンバックを受け入れて、こちらからもリンクするし、相手のブログも読みに行くし、そこに気になる記事があれば紹介したくもなる。
「にんげんだもの」
って相田みつをばりにそう思うわけだ(意味不明)。

逆に、記事について何の言及もなくただピンバックだけ飛ばしてくるようなサイトに対しては、好意を持つどころか逆にスパマーに対するいらだちを感じさせる。
これもまた「にんげんだもの」ってことである(なんのことやら・・・)。

心を動かすには愛がいる。

批判も同様だ。

上辺だけのでは心は動かせない。
愛の反対は憎しみではなく、無関心だという。
相手に対して無関心であることは字面からでも伝わる。
無関心であるにも関わらず、リンクを求められることほどつまらないことはない。

良い記事を書く人を敬愛し、コメントやピンバックを送る。
拡散している記事だけど間違っていればそれをきちんと指摘する。

このようなことを繰り返すと、誰でも結果として品質の高いリンクを得ることができる。
手あたり次第ピンバックするのではなくて、自分が紹介する価値があると確信するWebサイトからだけリンクがもらえるのだ。

遠回りのようだが、被リンクは安全性が重要でリスクを考えれば100本のごみリンクより、良いサイトからの1本のなリンクが重要なのである。
良いサイトからの正当なリンクをもらうためには、他の人のサイトのコンテンツに敬愛の念を持ち紹介することだ。

人間には二つの耳があり、一つの口があるという。

他人の言うことを二つ聴くうちに、一つしゃべるぐらいがちょうどいいという比喩だ。
たくさん他の人のコンテンツを読み、良いと思ったコンテンツを紹介する。
自分が主張したいことよりも、他人の意見をたくさん読む。その結果として、

「これは本当に素晴らしいコンテンツだな、是非紹介したいな」

と思ったコンテンツを紹介する。これが被リンクの極意だと思うわけなのだ。

15種類のブログプラットフォームを分析:あなたにピッタリなのはどれ?

ブログといえば知らない間にWordpressが定番プラットフォームに君臨してしまいましたが、米国を見ると新たなブログプラットフォームが定期的に生まれているようです。今回はそんなブログプラットフォームを15比較紹介した記事をThe Next Webから。次に使うブログプラットフォームや、新規サービスのヒントになるかも? — SEO Japan

2,3年前の兆候では、ブログを書くという技術は、FacebookやTwitterなどのソーシャルネットワークの手によって痛い死に方をするであろうと簡単に推定できた。確かにソーシャルは私たちのオンラインでのコミュニケーションの取り方を変えたが、依然として物事の中心にあるのはブログだ。

実際、ブログを書くのに今ほど適した時はないというのが真実だ。ソーシャルネットワークがオーディエンスを築いてコンテンツを読者に届ける手助けをし、より定評のあるブログやウェブサイトが自分よりも小さなサイトにリンクしたりアグリゲートしたりして、記事を読む訪問者の大群を送り込んでいる。―The Daily Mail aside

しばらく休んでいたブロガーも、新しいホームを探しているブロガーも、初めてオンラインで書くつもりのブロガーも、これから私たちが紹介するのが世の中にあるブログプラットフォームだ:

WordPress: WordPress.com and WordPress.org

WordPressには次の2つの選択肢がある:.wordpress.comドメイン―例:jonrussell.wordpress.com(独自のドメインを使用するために料金を支払うこともできる)―を提供し、制限付きのカスタマイゼーションが含まれた無料のホステッドサービス。または、自分のサーバー上でもっと支配権を持ってWordPressをホストしたり、思う存分テーマを編集したり、コードをハックしたり、好きなだけWordPressプラグインを追加したりすることが可能な完全に自由な.orgバージョン。

簡単に言うと、WordPressは、ブログの父である。このプラットフォームは、Webのおよそ19パーセントの動力源で、4500万回以上ダウンロードされている。

このプラットフォームの中核となる強みの1つは、WordPressユーザーが高機能で強力なプラグイン(機能)を自分のブログに追加したり、新しいレイアウトやデザインでそれを修飾したりすることを可能にする何千ものカスタマイゼーションや微調整を生み出してきたクリエイティブのコミュニティだ。

良い点:カスタマイゼーション、カスタマイゼーション、カスタマイゼーション!

悪い点:幅広い選択肢は、経験の少ないユーザーにとっては混乱を招くことがある―慎重に歩くこと。

判定:今でも最高の選択肢。WordPressは、高機能のウェブサイトを開発しようとしている会社や個人にとっては特に便利だ。

Blogger: Blogger.com

Googleがブログに関して勧めているのが、使い易い無料プラットフォームのBloggerである。始めるために必要なのはGmail/Googleアカウントだけだ。

Bloggerブログは、新しい背景やレイアウトを使って簡単にカスタマイズすることができる。当然ながら、このプラットフォームには、Googleのアドセンス広告プログラムやGoogle+(コメント用)などその他のGoogleサービスがもともと備わっているし、Feedburner(RSS配信用)は簡単に設定できる。

良い点: 使いやすく始めやすい。

悪い点: とりたてて高機能ではなく、Googleと結びつきがある―忘れないように言っておくが、GoogleはGoogle Readerを滅亡させた。

判定: この分野ではあまり人気はないが、Bloggerは、この作者を含め、多くの人がオンラインで初めて書いた場所でもある。そのカスタマイゼーションの選択肢は他のものより劣っているし、レイアウトは新しいプラットフォームと比べると少し時代遅れに見える。

Tumblr: Tumblr.com

ブログ界の寵児、Tumblrは、間違いなく、ブログとソーシャルメディアを組み合わせた最初の主流サービスだった…そして、次第にYahooがそれを購入するために11億ドルをしぶしぶと出すこととなる。

Tumblrは、他のユーザーのコンテンツを自分のTumblrアカウントにリブログできるという気楽さのおかげで、TwitterやFacebookと似たようなユーザーの強力なコミュニティを持つ。それが、このプラットフォームをWordPressのようなものとは異なるものにしているのだ。そして、ユーザー(特に若い世代)は、独自のコンテンツを生み出すよりも自分が好きなアイテムをキュレートするためにTumblrブログに転換する傾向がある。

さらなるメリット:Tumblrはカスタムドメイン名に対応している。また、写真アップロードなどモバイルからの使用が非常に簡単だ。

良い点:Yahoo所有であること―Yahooが購入のために突然舞い降りた時、Tumblrにはほとんどお金がなかった。

悪い点:Yahoo所有であること―YahooのCEO、Merissa Mayerは、Tumblrブログに広告が進出することをほのめかした。

判定:ブログというよりはソーシャルネットワークに近いが、てっとり早く簡単なものを探しているなら良い選択肢だ。私たちは、Tumblrブログをキープしながら別にメインブログを持っている企業が増えていることにも気が付いている。

Medium: Medium.com

もしブログがバーだったなら、たぶんMediumは、今現在最も流行に敏感な場所だろう。Twitter創設者のEv WillamsとBiz Stoneが始めたというだけでなく、それは、ユーザーが他の人の作品を編集したり注釈を付けたりすることが可能な機能を含む‘ソーシャルレイヤー’を持ち、当然ながらTwitterと上手く統合している。

Mediumはカッコいいが、他のプラットフォームと比べていくつか大きな違いがある。一つには、その機能は柔軟性に欠ける。そのネットワーク上で他のコンテンツにリンクする方法は、ライターが立ち去るほどにイライラするのだ。Twitterはグローバルタウンスクエアと呼ばれてきたが、その意味では、Mediumは、人々が興味深いトピックにもっと詳細に手を加えようとする140文字の叫びとカオスとは一線を画している。

このサービスはまだ全ての人に公開されているわけではないが、Mediumは以前から招待者を増やしていて、既存ユーザーは友達にこのサービスへの参加を要請することができる。また、この会社は、Twitterで目にした会話を基に招待者を抽出しているようである。

良い点:自分のコンテンツを大きなオーディエンス(潜在的には)に見せびらかすには素晴らしい場所。

悪い点:ライターにとっては、カスタマイゼーションの欠如と、コンテンツ発見に関するいくつかの問題がある。

判定:Mediumはやってみる価値はあるが、そこで書いている人の多くが、2番目もしくは3番目のブログとして使用している。

Svbtle: Svbtle.com

デザイナーDustin Curtisのブログプラットフォームは、私の意見では、世に出ているあらゆるブログプラットフォームの中で最も巧妙なユーザー体験を持つ。(Svbtleブログを持つ人として話している。)

ユーザーインターフェースは、メモ帳もしくはTo Doリストのような感じで、ちょっとした思い付きを書き出したりアイディアを思い付いたりできる場所になっているが、一方でMarkdownにも対応している。

読者が目にするレイアウトを見ただけでも、その上品さとこのサイトの背景にある考え方が分かる。Svbtleは、見込みユーザーが参加の申し込みをすることを許可していて、あなたはサイト上にリストされたEメールアドレスを介して自分の正当性を述べることができる。

良い点:美しいデザイン。

悪い点:選ばれた数のユーザーにのみ公開。面白いことに、コメントシステムがない―それは良い点でもあり悪い点でもある。

判定:Svbtleウェブサイトは、近々全ての人に公開されると言っているが、現時点では限られた人しか利用できない楽しいブログプラットフォーム。

Quora: Quora.com

人気のQ&AサイトQuoraの機能をここで見ることに驚くかもしれないが、Quoraは2012年1月にユーザーブログを追加したのだ

特定のトピックに関してストーリーを伝えたり知恵を分け与えたりすることを求めているブロガーは、知識を見せるプラットフォームとして、Quoraを便利だと思うかもしれない。投稿はQuoraのタグを使用して分類され―検索可能にするため―、ほんの少しの運と適切なコンテンツがあれば、みんなの目に触れ広く共有される可能性がある。

しかしながら、パーソナライゼーションはなく、Quoraは、ウェブ上の‘ホーム’というよりは自分のライティングや知識を見せる場所に近い。

良い点:興味深い新規コンテンツを吸い上げる力強いコミュニティ。

悪い点:パーソナライゼーションと、個人ブログの‘ホーム’感の欠如。

判定:Quoraブログは、自分のステイタスを高めることを求めているインフルエンサーや、Quoraコミュニティに入りたいと思っている人にとっては興味深いものだ。2番目もしくは3番目のブログとして適している。

Postach.io: Postach.io

人気のメモアプリEvernoteは、そのプラットフォーム内であなたが書いたコンテンツを共有させてくれるが、それは実際にはブログではない。そこでPostach.ioの出番だ。

このブログサービスは、Evernoteに入り込んで、専用のノートブックを使ってEvernoteから直接投稿を書いたり、‘published’、‘page’、‘avatar’のようなキーワードを設定することを可能にしている。単にEvernoteからコンテンツを書くだけでなく、Postach.ioは、コメントエンジンDisqueに接続し、Googleアナリティクスに対応し、カスタムドメインやソーシャル共有、そして面白いことにMarkdownも許可している。

このサービスは、現在ベータ版ではあるが、それらの機能とカスタマイズ可能なテーマの幅広いセレクションがPostach.ioにPosterousのような簡単に書けるブログという感じを与えている。

良い点:軽量で使い易い。

悪い点:限定されたカスタマイゼーション。

判定:ブログシーンにおいては比較的新しいが、サードパーティアプリおよびサービスのEvernoteコミュニティのおかげで、ちょっとした思い付きやマルチメディアが豊富な投稿を書く際には、検討するに値するプラットフォームだ。

Google+: Plus.google.com

Google+はソーシャルネットワークなのか?Googleはそうではないと言っている―同社は、それはソーシャルネットワークよりも広いものだと考えている―そして、このサービスの様々なトップユーザーたちがそこでコンテンツのようなブログを書き、時には素晴らしいエンゲージメントを生み出している。例えば、TNWの貢献者Robert Scobleは、Google+に“自分の未来を賭けること”を選択して、ブログの量を少なくした。

結局のところ、Google+はブログではないが、エンゲージメントを増やすためにそのコミュニティに入りたいのなら、ブログを書くことができる場所だ。近頃では、ほとんどのコンテンツはソーシャルメディアで共有されるのだ。それをソーシャルメディアで始めて何がいけないのだろう?あなた次第だ。

良い点:Google+には強力なコミュニティがある。

悪い点:ブログプラットフォームではないため、カスタマイゼーションもしくはその他の機能がない。

判定:一部の人にとっては十分であるため、選択肢として外すことはできない。

Facebook Notes: Facebook.com/notes

私たちはここで全てのソーシャルネットワークをブログとして扱うというリスクを冒す気はないが、Facebookは、そのNotes機能が基本的にブログプラットフォームであるとう理由からこのリストに追加された。

世界最大のソーシャルネットと繋がったFacebook Notesは、画像、URL、引用のブロックなどの全ての基本機能を使って投稿を書くことを可能にする。デザインと洗練さで賞を獲得することはないが、メッセージを発信するにはシンプルな方法だ―特にあなたがFacebook上に確立されたファンを持っているならば。

良い点:毎月11億人のユーザーがFacebookを使用している。

悪い点:FacebookだけがWebではない。

判定:私たちは、Facebookはもう十分なのだ。それを単なる一つの機能として追加するのではなく、専用のブログ体験を提供することに専念した大量のサービスが存在する時には特に。

SETT: Sett.com

SETTは、エンゲージメントを約束するコミュニティに焦点を合わせた新しいプラットフォームだ。スタイルはMediumとSybtleに似ていて、そのユーザーコミュニティーをベースに、ライターが平均して98%以上多くのコメントと、多くの注目を獲得するのを手助けすることができる。

このプラットフォームは、読者がブログをフォローしたり、似たような投稿やブロガーを見つけたり、お互いにコミュニケーションを取ったりすることを可能にする―読者がブログのトピックについて議論できる‘部屋’もあるのだ。このサイトは、エンゲージメントに明確に焦点を合わせていて、ブロガーがオーディエンスとコミュニティを育む手助けをすることを約束している。

良い点:素晴らしいエンゲージメントと、オーディエンスを見つけるチャンスを自慢にしている。

悪い点:まだ始まったばかりで、他のプラットフォームの機能がない。

判定:この将来有望なプラットフォームは、オーディエンスを確立する手段として投資する価値はあるかもしれないが、エンゲージメントを作ることができるという保証は限られていると感じずにはいられない。結局のところ、優れたコンテンツが読者とオーディエンスをもたらすのだ。

Ghost: Tryghost.org

Ghostはオープンソースのブログプラットフォームで、目標の25万ドルの遥か上の30万ドル近くを資金調達して2013年5月に無事にKickstarterを卒業した

今、このサービスはKickstarterで彼らを支援した人達のみに公開されているが、“2013年夏の終わりあたり”に全ての人に公開すると言っているため、それほど先のことではない。

このプラットフォームは、その上品さと、完全にカスタマイズ可能なシステムでブロガーを“インスパイアする”ことを約束したチームについて、Web上で大絶賛された。それには、“全てのオプション機能、テーマ、プラグイン、このサービスでしか利用することのできないいくつかの追加機能を備えた完全なGhostソフトウェア”、レスポンシブデザイン、“革命的な”ダッシュボードなどが含まれる。

良い点:斬新なスタイルと新しいアプローチをもたらす。

悪い点:今現在は利用できない。価格を含む詳細がまだ伝えられていない。

判定:Ghostはたくさんの人々をワクワクさせ、新しい刺激をブログにもたらすことを約束している。しかしながら、詳細に関してはもうしばらく待たなければならない。

Squarespace: Squarespace.com

Squarespaceは、ビジネスユーザーの間で人気のあるブログプラットフォームだ。ブログを作ってホストすることは単なる一部で、eコマースサイトをはじめとする様々なウェブサイトを作成および管理するために使用することができる。

大部分の他のプラットフォームとは異なり、14日間のトライアルを除いて、無料オプションは存在せず、年間プランで月8ドル以上のコストがかかる。しかしながら、このプランは、クラウドベースのホスティングやメンテナンスを含め、ブログやウェブサイトの全ての要素を網羅している。

良い点:見事にデザインされた、完全に網羅された機能とサービス。

悪い点:価格が高い。明確にブログに焦点を合わせたものよりも、ビジネスサイトを作るのにより適しているかもしれない。

判定:もしあなたがビジネスを持っているのなら、検討すべきだが、もっと小さな規模でブログやサイトを設定するつもりなら、他の選択肢の方が良い。

Typepad: Typepad.com

もう一つのブログの重鎮、Typepadは‘ブログ’が始まった頃から存在している。今日、Typepad上のブログは、毎月8.95ドル以上のコストがかかり、それには一連のデザイン、無制限のストレージ、カスタマーさビスが含まれている。

Typepadは、その安定性を強調している。そして、間違いなくこのプラットフォームは‘独創的な’サービスで、使い易いがWordPressよりはカスタマイズ性が低くパワフルではない。

良い点:設定が簡単、使い易い。

悪い点:無料ではない、制限がある。

判定:Typepadには、カルト的ブロガーSeth Godinを含め、未だにユーザーがいるが、他の選択肢には、独自のカスタムドメイン名を含んだより優れた無料プラットフォームがある。

Posthaven: Posthaven.com

Twitter所有のもと今年ついにWebから姿を消したPosterousの閉鎖から生まれたプラットフォームが、Posthavenだ。

このサービスは毎月5ドルの料金で、基本的にはPosterousの‘ライトブロギング’体験を真似したもので、記事やマルチメディアを簡単かつ迅速に配信することができる。Posthavenのチームは、今後それは買収されたりオフラインになったりすること―Psterousのユーザーが大打撃を受けた2つのこと―は決してないと約束している。

良い点:オフラインになる危険がない。

悪い点:未だ初期段階にあり、他のサービスがすでに提供している機能をいくつか追加している段階だ。

判定:Posterousが好きだった人で、サービスに支払うことは未来の保障を提供するのだということを知って、彼らのブログに投資する準備ができている人にとっては良い選択だ。

アップデート – LinkedInを追加した。

LinkedIn Influencers: Linkedin.com/today/influencers

Webトップのビジネス向けソーシャルネットワーキングサービスは、2012年10月に‘インフルエンサーのためのブログをローンチし、オバマ大統領やRichrd Bransonのような人々を含め150人の著名なビジネスリーダーが登録している。

残念ながら、これを読んでいる人達にLinkedInブログを書く資格がある可能性は低い―これは1パーセントのインターネットユーザーのためのものなのだ。LinkedInがそのソーシャルネットワークをユーザーと企業のためのコミュニケーションプラットフォームへとますます転換していることを踏まえると、いつかは、私たちもそのブログを利用できるようになる可能性が残っている。しかし、それを当てにしないことだ。

良い点:数少ない特権階級のためのプラットフォーム。

悪い点:数少ない特権階級のためのプラットフォーム。

判定:今はまだ、平均的なインターネットユーザーのための選択肢ではない。

最後に、ブログ革命の堕落したヒーローのために記録を残すことにしよう。

Posterous:Posterousは、2012年3月にTwitterによって買収された時には、余命いくばくもないように思えた。この取引は、このサイトの背後にいるデベロッパーの才能を手に入れるために行われたように見えた。その閉鎖を決める運命の日は2月にやって来た。そして、2013年4月30日、Posterousはインターネットを去ったのだ。

Xanga: かつてブログのパイオニアだったXangaは、6万ドルの資金調達をするキャンペーンが目標を達成した後は、生命維持装置につながれたままだ。この会社は、8月後半まで寄付を募っていて、その後、再ローンチする予定だ。死亡記事を載せるのは早すぎただろうか?

LiveJournal:まだ死んではいないが、この元大ヒットプラットフォームは今、ロシアのメディア会社によって所有されたコミュニティベースのソーシャルネットワークだ。

今度はあなたの番だ:このリストで見逃しているものはあるだろうか?あなたのお気に入りのプラットフォームは?その理由は?

コメント欄でその他のサービスをチェックする時間を設け、その後で良いものをリストに追加するつもりだ。

ヘッドライン画像:Shutterstock


この記事は、The Next Webに掲載された「The 15 best blogging and publishing platforms on the Internet today. Which one is for you?」を翻訳した内容です。
記事は昨年後半書かれたものにつき、多少古い情報があれば恐縮です。。とはいえ、今でも十分使える内容と思うので紹介させていただきました。 — SEO Japan [G+]

185億円の損失を出した大コケ映画に学ぶあなたのビジネスを失敗作にしない6つの方法

SEO、コンテンツ関連の真面目な記事を連投してきた後は、コンテンツマーケティングの一例を。日米共に昨年公開されたジョニー・デップ主演の超大作かつ大コケ作品を反面教師としてビジネスを失敗させないためのアドバイスを考えたコピーブロガーらしいブログ記事です。世の中で話題のトピックを記事ネタに活用する好事例。 — SEO Japan

新しいローン・レンジャーの映画を見ただろうか?もしもあなたが大部分の映画常連客と同じなら、見ていないはずだ。

あなたは、代わりに他のヒット作品を見た。もしくは、ビーチへ行った。もしくは、家でTVドラマを一気に見た。ローン・レンジャーは、15ドル(さらにポップコーンも)を支払って見る気のするものには思えなかったのだ。

では、なぜここでこの数億ドルの失敗作について話すのか?

なぜなら、この映画がうまくいかなかった(利益を得るという意味で)理由は、来る日も来る日もビジネスをダメにする理由と同じだからだ。そして、大失敗を分析することによって、私たちはあなたのビジネスを成功させる要因のいくつかを発掘することができるのだ。

ローン・レンジャーは失敗するはずではなかった。ディズニーの配給責任者Dave Hollisは、Yahoo Moviesに悲しそうにこう伝えた:

私たちにとって悔しい点は、私たちがここに全ての材料を持っていたということです。最高傑作のフランチャイズ権、世界で最も成功しているプロデューサーと受賞歴のあるディレクターと世界の映画大スターのチームがあれば、成功の可能性は著しく高いとあなたは考える。しかし、私たちはそれをうまくできなかったのです。

失敗は繰り返す。成功と同じように。なぜローン・レンジャーが撃沈したのか、そして、あなたのビジネスはその最悪の結果を避けるためにどのようなことを学ぶことができるのかについて話をしよう。

問題点その1: 批評家が寛容ではなかった

この夏は、一般的にヒット作にとっては素晴らしい夏ではなかった(いくつかの例外はある)が、ローン・レンジャーは特に際立っていた。

もしローン・レンジャーが専門家の懸念通り1億9000万ドルを損失すれば、この映画は史上最大の失敗作という残念な栄誉を手に入れることになるだろう。~ World News Views

共演スターのジョニー・デップは、この映画の失敗を、映画が公開される前にすでに始まっていた酷いレビューのせいにしている。The Guardianの“全速力なんてものではなく、電気ソケットにひずめが引っ掛かった死んだ馬のむち打ちをダラダラと続けた感じ”というようなフレーズを引き出す映画なら、興行成績で何らかの問題に直面するかもしれない。

しかし、私たちみんなが知っているように、批評で失敗してもたくさんのお金を稼いでいるものは数多くある。実際、ワールド・ウォーZは、ローン・レンジャーと同じように、公開前に批評家に激しくけなされていたが、それでも興行成績で5億ドルを記録し、ブラッド・ピットの最高のヒット映画となっている。

ここからは、もっとビジネスライクな視点から見ていこう。

問題点その2: ローン・レンジャーは右へ倣えの製品だった

ディズニーのDave Hollisが言ったように、ローン・レンジャーは、私が押出映画製品(Extruded Film Product ―EFP)と呼んでいるもの―お金を稼ぐために計画された“確実な”要素の型通り集めたもの―の典型的な例だ。

ビジネス版で言うと、自分が特別にしたいことではないかもしれないが、世間一般の通念では常に需要があると言われている“安全な”ビジネスである。あなたの魂は創作ダンスに打ち込みたいと叫んでいるのに、ママは歯科矯正医になりなさいと言っているのだ。

大きな予算のついた映画を見に行く人なら誰でも知っているように、押出映画製品はたくさんのお金を稼ぐことができる。ディズニーは、一体なぜ今回はそうならなかったのか嘆き悲しんでマスコミに話したのだ。しかし、その理由を見つけ出すのは難しいことではない。

ローン・レンジャーのような失敗作には、成功するEFP(およびビジネス)が絶対に持っている材料が欠けているのだ。例えば、『怪盗グル―のミニオン危機一髪(Despicable Me 2)』にはそれがある―そして、興行成績でローン・レンジャーをピシャリと叩いた。

その欠けている材料については後で話すが、まずはそれほど“確実”ではない要素について話そう。

失敗を防ぐためのアドバイス

自分のビジネスを一般的な右へ倣えの製品にさせないこと。あなたと同じ製品またはサービスを提供する他の全ての人とあなたの違いが何であるかを見いだすことに時間をかけるのだ。

問題点その3: ローン・レンジャーはブロッコリー・アイスクリームだった

映画界での一般通念では、もはや西部劇を見たい人などいない。海外の観客は特にだ。

そして、それは取るに足りない要因ではない。“宇宙空間での西部劇”という説明が、恐らく、壮大なテレビ番組『ファイヤーフライ 宇宙大戦争(原題:Firefly)』を運命づけたのだろう。それは、ブロッコリー・アイスクリームのように聞こえた―番組製作者(Joss Whedom)は興味があったが、実際、その他の人達は求めていなかったのだ。当時、その口コミがたくさんのオーディエンスに広まり、その番組はなくなった。

(もちろん、Whedonは、次第に自分の才能を観客が飢えているものへと向けるようになった―それがスーパーヒーロー『アベンジャーズ』だ。)

映画―そして、ビジネス―は、観客がすでに渇望しているものに取り組むことによって、より安全な賭けをすることができる。だから、“パーソナルトレーナー”は、“メクラネズミの世話係”よりも安全なキャリア選択なのだ。

しかし…

『ランゴ』、『ジャンゴ 繋がれざる者』*、『許されざる者』、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』、『明日に向かって撃て!』は全て西部劇だが、西部劇が特に流行っていなかった時代にたくさんの観客を魅了した。

なぜそれらの映画は、“西部劇が終わった”時代に成功したのだろうか?それらの映画には、ジャンルを超越した素晴らしい脚本があった。それらが非常に素晴らしかったために、見ないわけにはいかなかったのだ。そして、それを見た全ての人が、あなたの肘をつかんで、あなたもそれを見に行くように言ったのだ。

失敗を防ぐためのアドバイス

あなたが提供するものに対して実際に顧客の欲求があることを確かめること。あなたのビジネスは、まあまあ良いものならば、“変な”製品やサービスのアイディアでも生き残るかもしれないが、次のファイヤーフライ、つまりその時代にオーディエンスを見つけることのできなかった見事なアイディアになるのは楽しいことではない。

問題点その4: ローン・レンジャーの脚本は最悪だった

ローン・レンジャーに対する一部の良いレビューは、脚本についてはあまり触れず、ほとんどがトント役のデップの演技や華麗なアクションの連続について話している。

良いレビューでさえも、脚本が曲がりくねっていて、構成が欠けていることについて触れている。

その膨れ上がる予算問題を見て、ローン・レンジャーの崩壊を予測した観察者もいる。なぜなのか?理由はこうだ:

コントロールの利かなくなっている予算は、通常、映画制作者が映画を作り始める時に確固たるビジョンを持っていないことを意味する。将来のビジョンがなければ、映画がどんなものに仕上がろうと、事実上それは膨大な量の書き直しとイメージし直しの結果であるということを意味する。それでは、なぜこれが問題なのか?なぜなら、それが起こる時、最終的な製品は、それが持つはずだった効果的なストーリーテリングの力と同じ種類の力、始めから非常に興味を引き付けて話さない物語そのものを生み出さないからだ。~ James Gadea at policymic

成功するヒット映画の世界では、ライター(それとは反対のジョークをよそに)が主導権を握る。壮大なストーリーの力がなければ、押出映画製品は、単に押し出されたようにしか感じないのだ…

優れた文章がヒットの可能性を作り出す。そして、力強い文章―特に説得力のあるストーリーを伝える文章―が成功するビジネスを作ることができるのだ。

あなたのビジネスがビッグアイディアを持っている時―そして、興味をそそる方法でそのアイディアのストーリーを伝える時、オーディエンス(顧客)はあなたに引き付けられ始めるのだ。

失敗を防ぐためのアドバイス

自分のビジネスのビッグアイディアを知ること。時間をかけて、説得力があり興味のそそる方法で自分のストーリーを伝えること。私たちは、あなたがこれをどうやってすればいいのかを教えるための完全無料のライブラリを用意している。

問題点その5: ローン・レンジャーにはG.A.Sが欠けていた

最後に、ローン・レンジャーが撃沈したのは、G.A.Sの欠乏が理由だと私は考える。(ごめんなさい、これは、Give A Shit(気を使う、注意を向ける)の略だ―詳しいことはこの投稿で読むことができる。)

書き直しによって脚本は長すぎて分かりにくいものに膨らんでしまっただろうか?気にするな、オーディエンスはバカだからそんなことに注意は払わない。

親は、時折タランティーノレベルの暴力に逸脱するバカなコメディに子どもを連れて行きたくないと思うだろうか?そんなこと心配するな。どっちにしても子どもが何をしているかなんて誰も監視していない。

この映画は平凡でつまらない?そんなわけがない。だってジョニー・デップを使ったんだから。頭には鳥が止まってるし

私は、その映画がEFPであることを責めているのではない―それは、近頃のハリウッドが生み出すものだ。

しかし、もしあなたが公式を書くつもりなら、それについて気にかけなければならない

実際、私は、この映画の先駆け(同じ優秀なチームで作られた)であるパイレーツ・オブ・カリビアンがこれほどものすごい成功を収めたのはこれが理由だと思うのだ。誰もが海賊映画を特に強く求めていなかった。ディズニーの乗り物を基にした映画なんてもっとだ。

それは、脚本から演技や衣装や監督まで、全てが想像以上に良かったのだ。この映画は素晴らしい、本当に素晴らしいといううわさが立った。公式通り?間違いなく。しかし、それは見事に実行された公式だった。

今、あなたのビジネスはユニークな存在かもしれないし、超競争率の高い右へ倣えの世界で自分自身を差別化することに毎日励んでいるかもしれない。

オーディエンスを見つけることができれば、どちらの場合も上手くいく。

しかし、あなたはそれにたくさんのG.A.Sを注がなければならない。

* 注: 『ジャンゴ 繋がれざる者』は、“西部”ではなく“南部”だが、西部劇のような外観で、西部の音楽で、テーマとストーリー展開は完全に西部劇そのままだし、Sergio Corbucciによる1966年の西部劇“ジャンゴ”からかなり多くを取り入れている。もし、西部劇が興行成績の害となるなら、『ジャンゴ 繋がれざる者』は失敗していたはずだ。


この記事は、Copy Bloggerに掲載された「How to Prevent Your Business from Becoming an Embarrassing Failure」を翻訳した内容です。

流石コピーブロガー、映画をネタに思わず読んでしまう内容に仕上げていますし、コンテンツマーケティング、そしてビジネス自身にとってもそれなりに学べる点もあったのではと思います。余談ですが、ローン・レンジャーは製作費250億円、宣伝費175億円で合計425億円(1円=1ドル計算)かかったそうです。ハリウッドの大作映画、毎年100本以上作られていますが、IT業界も真っ青の投資ビジネスですよね。。。 — SEO Japan [G+]

「Context is King」 – コンテキストが王様の時代

「コンテンツが王様」「Content is King」、今日のSEO、そしてコンテンツマーケティングブームを代表する名言です。しかしコンテンツはあくまでコンテンツ、実際はそれが存在するコンテキストを通して初めて意味や価値を持つともいえ、その意味ではコンテキストこそ真の王様なのかもしれません。米国フォード社のデジタルマーケッターによる一歩進んだ考察を。 — SEO Japan

ビル・ゲイツが、あの名言、「Content is king」(コンテンツが王様)を残したのは、20年近く前の1996年だ。同氏の主張は、今でも大部分において正しい。

2006年、シェル・イスラエル氏ロバート・スコブル氏は、共同で「Naked Conversations」を執筆した。この本は、現在のソーシャルビジネスの時代の到来を予言していた。両氏は、この時代が、ブログ、そして、顧客と会話を交わす(そして、恐らく、顧客の声に耳を傾け、顧客の要望を学ぶ)企業の力を軸として展開されると推測していたものの、ソーシャルメディアが、企業のコミュニケーションで担う大きな役割の土台を作っていた。

そして、2013年、スコブル氏とイスラエル氏は、再び、これから世界が向かおうとしている目的地を「The Age of Context」の中で、再び言い当てている。両氏は、この本の中で、5つの影響力を持つ要素を特定している — ソーシャル、モバイル、データ、センサー、位置情報。これは、人工知能を持つコンピュータが登場する映画「2001年宇宙の旅」のようなSFではなく、– たとえ、全容は明らかになっていなくても、現実の世界の話であり、事実、この5つの要素は私達の身の周りに存在する。今なら「Context is King」(コンテキストが王様)と言っても、全く問題はないはずだ。

この本で、スコブル氏とイスラエル氏は、様々な例、そして、この5つの原動力をビジネスに活用している企業 — Uber、Apple、Phillips、Google Glass等を紹介している。あまりにも多くて、ここで全ての会社の名前を挙げることは出来ない。シェル・イスラエル氏はジャーナリストとして経験を豊富に持ち、そして、ロバート・スコブル氏は、起業家や重役に対してインタビューを精力的に行っている。その結果、リサーチの行き届いた内容に仕上がっている。

ここでは、交通の章で取り上げられていたFordの例を詳しく見ていくことにする。個人的にコンテキスト(事情、背景)の面で関連しているためだ。イスラエル氏とスコブル氏は、Googleの自動運転車が、1秒につき700メガバイトのデータを生成する(偶然にも2013年版のFordのFusion は、既に1秒間に数百メガバイトのデータの生成に成功しており、1600万行のコードを持っている — TwitterとFacebookを合わせたコードよりも多い)と指摘しているものの、全ての車がこのレベルの量のデータを生成すると、クラウドが破壊されるとも推測している。

嬉しいことに、この本ではFordのテクノロジーが少し紹介されている。勿論、全ての情報を網羅することは不可能だが(インフォマーシャルではないので確実に無理)、とりわけ人気の高いイノベーションの一つに数えられる、MyKeyが取り上げられていた。MyKeyとは、ドライバーが、キーフォブをプログラムして、最高速度、ラジオのボリューム、ラジオ曲を制限し、また、シートベルト着用のリマインダー、そして、早い段階での燃料の減少に関するリマインダーを発するシステムである。また、ZipcarTechShop、そして、ネットに接続した車の中心にスマートフォンを据え、持ち込まれたデバイスを承認する、SYNCおよびMyFord Touchハンズフリー車載用インフォテイメントシステムへのFordの取り組みも触れられている。

当然ながら、自動運転を行う車は、大きな注目を集めるはずである。最近、この類の車は、大勢の消費者の好奇心を掻き立てているように思える。しかし、Ford – そして、その他の多くの自動車のメーカー – では、個々のポイントが既に明らかになっており、あとは点と点を結ぶだけである、と言う事実を理解していない人もいる。例えば、私が運転するFusionは、視界に入らない可能性がある車が存在する際、左のサイドミラーで伝えてくれるBLIS(Blind Spot Information System: ブラインドスポット情報システム)、そして、後方から車が近づいている際に、知らせてもらえるCross-Traffic Alertを搭載している。Active Park Assistは、ハンドルに触れることなく、駐車することが出来る。また、Adaptive Cruise Control(適応走行制御機能)とLane Keeping Assist(車線保持補佐機能)のおかげで、前を走る車のスピードに合わせて運転し、また、レーンからはみ出ると、車をレーンの内側に戻してもらえる。

このテクノロジーを全て組み合わせると、自動運転が実現する。イスラエル氏にも伝えたように、Fordでは、車を運転する楽しさ、そして、ハンズオンの運転を可能にする点を重要視している。時間の経過と共に、そして、特定の目的においては、「ドライバー不在」のシナリオが、受け入れられるようになるだろう。しかし、大勢の車のオーナーが、単純に後部座席に座るとは私には思えない。周りの自動車が予測出来ない動きを取ることもあるため、やはり、ドライバーはハンドルの近くにいる方が良い気がする。

ビル・フォード会長は、Fordを創設した祖父が約束した – 全ての国民に安価な交通手段を提供することと言う目標は、巨大な都市が集まる世界でのFordの役割であり、ただ単に自動車を増やすのではなく、機動性の改善に貢献することだと、熱く語ることがよくあるそうだ。 車-to-車のコミュニケーション、そして、車-to-グリッドのコミュニケーションは、データを処理する上で役に立ち、センサーと位置情報を用いて、運転の状況を把握し、リアルタイムのアップデートを介して、フィードバックをドライバー/車体に与える。これは、そこまで型破りなアイデアではない。


シェル・イスラエル氏とロバート・スコブル氏は、Fordの技術を支えるK. ベンカテシュ・プラサド氏を取材している。同氏は、Open Innovationの取り組みをリードし、テクノロジーアドバイザー委員会に名を連ね、パロアルトにあるFordのシリコンバレーオフィスに主に勤務している。 プレサド氏もまた、自動車は究極のモバイルデバイス」だと指摘しており、「認知装置」と呼んでいる。

コンテキストの時代において、これは重要な意味を持つ。人間の感覚、そして、意思の疎通のみに頼ることは出来ないためだ。車を運転している時は尚更である。SYNCテクノロジーが搭載されたFordの車は、テキストを聞き、ドライバーが、スマートフォンに触れることなく、事前にプログラミングされた応答を最大で15本送信することが可能であり、また、電話を「おやすみモード」に設定することも出来る。しかし、自動車によって、既に大量のデータのやり取りが行われており、また、様々な第三者のサービスが、製品を提供している点を考えてもらいたい。自動化、そして、調整を運転の習慣(そして、好み — 自動車のパーソラナイゼーションが進んでいくため)にさらに活用することで、ドライバーが、指を動かすことなく、「コンテキスト」において、関連する情報につながり続ける状況を作り出すことが出来るようになるかもしれない。

可能性に関して、スコブル氏とイスラエル氏が、一歩先を進んでいることは間違いない。両氏は「Naked Conversations」で7年前に時代を読む力を証明していた。しかし、現在は、世界はさらに早いペースで動いており、「The Age of Context」では、さらに近い将来、このスキルを証明するようになるだろう。両氏が本の中で紹介した優れた起業や製品をほんの少しでも実感してもらえたら嬉しい。

実際に本を読んでもらいたい。ただし、現金で購入することを薦める。クレジットカードを使うと、「コンテキスト」を知られてしまう可能性があるためだ ;-)


この記事は、Scott Montyに掲載された「Context is King」を翻訳した内容です。

ウェブマーケティングに限定して考えると、そもそものフレームワークがある程度絞り込まれており、Content is Kingの発想で十分な気もしますが、実際はコンテキストを考えることがまず大事なのでしょうし、ウェブマーケティングにおいても、コンテキストをどこまで考えられるかがコンテンツの活用法も相当に変わりそうです。しかし米国の最新自動車業界事情を考える時、ついついテスラばかりが思い浮かんでしまいますが、フォード含め既存の大手メーカーがシリコンバレーと本格的に連動して今後の自動車シーンをリードする可能性もなくはないよな、とこの記事を読んで思ってしまいました。日本勢も負けじと頑張ってほしいです! — SEO Japan [G+]

SEOで本当によく見る”もったいない”内部リンク設計

SEOといえばコンテンツや外部リンクの話はしょっちゅう出てくるものの、内部リンクをどう作るかみたいな話はあまり出てこないな、という気がしています。今回は実はとても大切な内部リンクの、よくありがちなミスとその対策について見ていきたいと思います。

内部リンクの作り方は大事なのにあまり話題にならない

最近良く、SEOでリンク買うのはダメ→良いコンテンツを作ればいいんだ!という論調の記事を見かけることがありますが、ただコンテンツを充実させればいいというわけではありません。

もし良いコンテンツがあって多くのリンクを集めていたとしても、それを検索エンジンが正しく評価できる設計でサイトが作られていなければ、十分にSEOの効果が発揮されない場合も多くあります。

逆にいえば、ある程度の地盤となるコンテンツやリンクといったSEOの資産があれば、テクニカルな改善によってパフォーマンスは大きく向上します。

その重要な技術のひとつが内部リンクの構築方法です。ユーザーにとって内部リンクはページからページヘ快適に移動するための手段でありナビゲーションですが、SEOの観点からすると

  • クローラーがサイト内を巡回するための経路
  • サイトの構造やページ毎の意味情報を伝える手段

などの役割を果たします。

検索エンジンはページ内にあるリンクのURLを読み取ってクロール対象を決定します。また、内部リンクも外部リンクと同様、より多くのリンクが集まっているページが評価される仕組みになっています。

サイト内で適切にリンクの受け渡しを行い、重要なページに評価を集めるという施策を行うのは基本なのですが、意外とこのあたりのことをしっかり考えて作られているサイトはそこまで多くないように思います。

この記事では、内部リンクに関して良くみられる、適切とは言えない実装について解説します。

SEOでよく見る”もったいない”内部リンクの事例

現場でよくあるケースとしてはこういうのでしょうか。

  • 重要なコンテンツがクロールされにくくなっている
  • 検索結果に表示させる必要のないページが大量にインデックス対象になっている
  • 重要なページにリンクが集められていない
  • アンカーテキストにキーワードが含まれない
  • 正規のURLにリンクされていない

以下、順番に見て行きます。

重要なコンテンツがクロールされにくくなっている

例えば、求人検索や物件検索、ホテルの予約などを行うサイトでよくありがちなのがこのパターンです。

検索エンジンは、HTML上にURLが記載され、aタグでリンクされているものはクロールの対象としてページランクを受け渡しますが、Javascriptで構築されたリンクやフォーム形式で取得するコンテンツを必ずしも正しく処理できるとは限りません。

トップページにフォームがポンとおいてあり、ユーザーはそこから目的のページを探せるけれど、静的なリンク(aタグで記述されたリンク)が設置されていないがために検索エンジンはその先のページを上手く把握できないようになっているサイトが多くあります。

※静的なリンクはないけどユーザーはコンテンツを見つけられる形式の例
検索ボタンを押せば検索できるが、クローラーがその先のコンテンツを取得できないためコンテンツが発見できない。

Javascriptやフォーム形式が悪いということではなく、それだけでは検索エンジン最適化としては不十分ということです。検索流入口としたい(orなり得る)ページを正しくクロール・インデックスしてもらうには、タグでのリンクをきちんと設置する必要があります。

※検索エンジンもユーザーもコンテンツを見つけられる形式の例
重要なページにはaタグでリンクすることで検索エンジンがこの先の内容を見つけることが出来る

※Javascriptやフォームのような形式であってもクローラーがユーザーに近しい動きをし、情報を取得するようにはなっていますが、それは「可能である」ということであって「何も問題がない」ということでは決してありません。この辺りは勘違いされている方が多いポイントですのでご注意ください。

検索結果に表示させる必要のないページが大量にインデックス対象になっている

サイト内のリンクを重要度の低いページにばかり流してしまっている、そもそも必要の無いページをクロールさせたりインデックスさせる要因になってしまっているという課題です。

様々パターンはあるのですが、制作担当者が良かれと思ってやっているのが裏目に出てしまっている例としてよく見るのが、インデックス数を増やすために細かくカテゴリを分けすぎている、などです。

例えば、検索できる求人ページが500あったとして、それを見つけるのに5000個のカテゴリはいらないわけですよね。一概には言えませんが、かなり細かく分けても数百もあれば検索条件としては十分なはずです(それで賄えないものはフリーワードなり他の探し方で補うなどが出来るはず)。

かつては、「インデックスされているページが多いほどSEOには良い」という理屈が実際に成り立ってしまっていた側面があり、その名残でとにかくページを増やすためだけに不要な(中身もなく、検索されることもないし、ユーザーも使用しないような)カテゴリを機械的に作りまくっている、というサイトを見かけます。

“コンテンツの品質”が評価として重要度を増して以降、こうしたほぼ存在意義を持たないページが量産されているようなサイトは検索結果で露出されにくくなっており、インデックスを整理するという意味でも内部リンクのコントロールは重要になっています。

重要なページにリンクを集められていない

先のパターンと表裏一体ではありますが、今度は上位表示されるべきページに対してリンクが集められていないというパターンです。

例えば、パンくずリストひとつを取り上げてみても、末端の詳細ページからいきなりトップページに戻ってしまっていて、SEOにとって重要な中間のカテゴリページにリンクが渡っていないというサイトはよくありますね。

パンくずリストはサイトの構造を検索エンジンが理解するためにシグナルとして使われる要素でもありますので、単に上位ページに戻れるという仕組みだけではなく、サイトの構造やコンテンツの従属関係を正しく伝えられなければなりません。

重要な中間ページにリンクが返せるように設計するのが良く、「案件詳細」とか「検索結果一覧」みたいな適当なリストにしないこと

パンくずリストに限らず、図の良くない例のように重要なページに下位ページからリンクが返されていない場合、複合キーワードとしてヒットしてほしいい重要なキーワードでの評価を高められないため、露出の可能性が大きく下がってしまいます。

ここでも、サイト設計の段階でSEOを考慮しなければ修正がなかなか大変な場合も多いです。

アンカーテキストにキーワードが含まれない

アンカーテキストのキーワードマッチという点で言えばSEO上の重要度は以前よりも下がっているとは言え、特に理由がなければアンカーテキストは極力リンク先のページが何のページかが分かるように記述するべきです。

画像でリンクする場合にはalt属性に代替テキストを記述しなければなりませんが、その場合「画像を外してページを見た場合にどういうテキストでリンクされているか」を考えて代替テキストを作ります。

正規のURLにリンクされていない

www.の有無や拡張子(index.html)やスラッシュ有無など基本的な正規化処理は行われているのに、そのページに対するリンクは正規URLに向けられていないというケースもよく遭遇します。

余計なリダイレクトを挟むことはユーザーにも負担をかけSEO上もプラスにはなりませんので、面倒でもリンク先URLは書き換えておくべきです。

まとめ

以上、SEO実務上よく出会う不適切な内部リンクのパターンをピックアップしてみました。どれも基礎的なお話でしかありませんが、こんなの全て完璧にできているよ、というサイトのほうが少ないのではないでしょうか。

こういったものは、必ずしも技術的に難易度が高いというものではなく、「知っていればそうしていたけど、特に気にしてなかったからそうしなかった」という理由で不適切な実装をされているケースが大半だと認識していますので、それは単純にもったいないですよね。MOTTAINAI。

MOTTAINAI  モッタイナイは、世界中のアイコトバ。

とはいえ、規模が大きくなりサイトが複雑になればなるほど面倒なことが多いですし、どのページをインデックス対象にするか、どの部分を重要なページとみなしリンクを配分するかなどはサイトによって大きく変わってきますし、一概に「正解」を定義することはできません。

こういったところの微妙なニュアンスなどもセミナー等でコミュニケーションする中で知ってもらおうというような活動もやってます。こういうノウハウ系の記事もちょこちょこと更新していけるよう頑張っていきますので、引き続きよろしくお願いします。

ヴォラーレ株式会社 實川 節朗

検索順位を決めるSEO要素の進化、過去10年間の歴史

SMX West 2014も無事終了、進化を続けるSEOシーンに改めて休まず勉強を続けることの重要性を感じられずにはいられませんでした。今回はそんな進化を止めない検索結果の順位要素を過去に遡って比較してみてみようという面白い試みをサーチエンジンランドから。SMX Westでも講演したMozのランド・フィッシュキンが毎年発表しているSEOの順位要素データを元になっており、信頼性も高いそうなだけに興味深い内容。今日にいたる検索アルゴリズムの変遷、そして最新アルゴリズムの意味をより深く理解できると思います。 — SEO Japan

懐かしい話をしよう。SEO業界の有名人、ランド・フィッシュキン氏は、2005年に「Search Ranking Factors」(検索ランキングの要素)調査を立ち上げ、2年に1度のペースで、スタッフを交えて、鋭い見解を提供してきた。

8年間を通じた変化を見ていくと、面白いトレンドが浮かび上がってくる。経営陣または投資家に対して、SEOへの投資の必要性を説明することに苦労しているなら、過去を遡った見解が、役に立つ可能性がある。

簡単に背景を説明

誤解しないでもらいたいことがある。この調査には、1年分だけでも大量の情報が詰め込まれており、5年分の調査を簡潔にまとめる取り組みは、大変な労力が要求される。そのため、これは包括的な概要ではなく、「ハイライトのハイライト」と考えてもらいたい。

この調査では、一流のSEOのエキスパートが、様々なSEOの要素のインパクトを点数で評価している。対象となる要素は2年おきに改訂され、改善されているため、調査と調査を直接比較することは、不可能である。そこで、私は2011年と2013年に加えられたデータの相関関係ではなく、調査のデータ自体に注目した。

Mozの取り組みに固執する記事を作成することで、幾つかリスクが生まれる。まず、私がイメージギャラクターのように見えてしまう。しかし、保証しよう。これは広告目的の記事ではない。事実、SEO関連の情報は、Mozだけではなく、様々なサイトから仕入れている。次に、フィッシュキン氏から金銭が供与されているように思われる可能性がある。念のために言っておくが、その気があるなら、いつでも歓迎する。

控えめな見解: 2005年 & 2007年

Moz.comでは、2005年と2007年版のオリジナルの「Search Ranking Factors」調査を見つけることが出来なかった。しかし、Archive.orgで粘っていたところ、情報を見つけることに成功した。SEOの歴史が好きなら、このページをクリックして2005年版を、そして、このページで2007年にアップデートされたバージョン2に目を通してもらいたい。

Original 2005 Search Ranking Factors study by Rand Fishkin.

2005年に初めて実施されたSEOmozの「Search Ranking Factors」調査

2007 v2 Search Ranking Factors study by Rand Fishkin.

2007年に発表された「Search Ranking Factors」のバージョン 2

フィッシュキン氏が、2005年に671名がdel.icio.usでタグ付けし、「精力的にアップデートされた」VaughnsのGoogleのランキング要素リストに肉薄していることを喜んでいる姿を見て、思わず笑ってしまった。今なら、671回シェアしてもらうまでに2分間もかからないだろう。

Rand celebrates 671 del.icio.us tags in 2005.

2005年に671人にdel.icio.usでタグ付けされたことを喜ぶランド・フィッシュキン氏

2005年の調査には、12名の寄稿者(+ フィッシュキン氏)のみが参加していたが、2013年には120名以上に増えている。しかし、初回の調査では、今でも十分に興味深いデータが提供されている。2005年に特定されていた特に重要なランキング要素を以下に挙げていく:

  1. タイトルタグ
  2. リンクのアンカーテキスト
  3. 文書内で利用されているキーワード
  4. 文書のアクセシビリティ
  5. サイト内部のページから文書へのリンクの本数
  6. サイトの主なトピック
  7. リンクを張るページへの外部リンクの本数
  8. トピックのコミュニティでのサイトの人気度
  9. サイトの広範囲でのリンクの人気
  10. キーワードのスパム行為(「害をもたらすランキング要素」)

No.2「リンクのアンカーテキスト」を除く、全ての要素は、今でもある程度な重要な要素として健在である。

また、現在も、タイトルタグに注意する方針は、とても有効であり、キーワードスパムは慎むべきである。このデータに対して、「SEOが常に変化している」ことを示す、励みになる見解だと認識する方もいるかもしれない。しかし、2005年の時点で、今も尚、重要視されている「変わらない」トレンドが現れている — それは、適切なコンテンツ & 適切なリンクだ。

2007年版の上位の要素では、新しい要素が加わり、また、一部の要素に対して、変更が加えられたり、具体的に示されており、若干の変化が見られる:

  1. タイトルタグ内のキーワードの利用
  2. サイトの広範囲でのリンクの人気
  3. 被リンクのアンカーテキスト
  4. サイトの内部リンク構造でのリンクの人気度
  5. サイトの年齢
  6. サイトへの被リンクのトピックの関連性
  7. トピックのコミュニティでのサイトの人気度
  8. 本文のテキストでのキーワードの利用
  9. リンクを張るサイトの広範囲でのリンクの人気度
  10. サイトへの新しい被リンクの割合

リンクに関連する要素が、上位の大半を占めている(Wiepのリンクの価値の要素に関する調査も併せて紹介している)。これは、SEO業界自体が、生まれてから間もなく、有効な手法と無効な手法に関して、様々な考えが存在した時代に、SEO業者に対して、初めて示された有益なアドバイスであった。

このバージョンも、完全一致のアンカーテキストが有効であった時代を反映している。しかし、言うまでもなく、この数年後、Googleが質の低いリンクを取り締まり、完全一致のアンカーテキスト頼みのサイトは、しっぺ返しを食らうことになった。

2009年、2011年 & 2013年: 新たなトレンドが現れる

Mozは、2009年以降の調査を誇りに思っているようだ。2009年、2011年、そして、2013年の調査はMoz.comで簡単に見つけることが出来た。

The 2009 version of Search Ranking Factors, a.k.a. “V3.”

Search Ranking Factorsの2009年版、別名「V3」

Search Ranking Factors 2011 study.

Search Ranking Factors 2011年版

The most up-to-date Search Ranking Factors study from 2013.

Search Ranking Factorsの最新版(2013年)

2009年版2011年版、そして、2013年版の調査の形式は、過去の調査の形式から大幅に進化している。2009年の調査を最後に、総合的なランキング要素のリストが姿を消した。また、2009年版では、トップ 5のみが取り上げられている:

  1. 外部リンクのキーワードに焦点を絞ったアンカーテキスト
  2. 外部リンクの人気度(外部リンクの量/質)
  3. リンクのソースの多様性(固有のルートドメインからのリンクの本数)
  4. タイトルタグ内のキーワードの利用
  5. 信頼されているドメインからリンクの距離に基づくリンクの信頼度(例: TrustRank、Domain mozTrust等)

このデータは、当時、リンク構築が到達した熱狂的なレベルを反映している。このデータを見たら、方法が何であれ、誰でもリソースの大半をリンク構築に注ぎたくなるはずだ。

ドメインレベルでのリンクのオーソリティの基準

リンク構築の要素を具体的な領域に絞ると、面白いトレンドが幾つか見えてくる。 例えば、ブランドに関する事項は、2009年には全く触れられていない。しかし、この調査がリリースされる6ヵ月前に、ヴィンスアップデートの導入が行われていた。しかし、2011年、サイトのリンクプロフィールにおけるブランドの用語の割合は、ドメインレベルでのリンクのオーソリティの基準で8位、そして、2013年には6位に順位を上げていた。

また、ドメンイレベルでは、信頼性 vs 量に関するトレンドが新たに表れていた。2009年、被リンクの信頼のレベルは、ドメインレベルでのリンクの基準で1位に挙げられていた。2011年では3位、そして、2013年では2位であった。しかし、2011年と2013年の調査では、「固有のリンクを張るドメインの量」は、当時、そして、今でも、ドメインのリンクプロフィールの基準として、最も重要視されている。

しかし、ペンギンアップデートが行われ、ペナルティーを受けるサイトが続出しており、このデータは、直観とは相容れない結果となっている。事実、マット・グラット氏による2013年のレポートでのコメントは、上位の調査の結果を疑問視していた — 「Googleは、リンクの量を今まで以上に軽視しているように見える。その結果、重視されるリンクを獲得するインパクトが、さらに大きくなっているような気がする。」

また、リンクの多様性が、2009年の3位から、2011年と2013年には8位に順位を落とす中、トピックに関連するリンクの重要性は、上位を維持していた。

ページレベルでのリンクベースの特徴

完全一致のアンカーテキストは、どのように衰退していったのだろうか。2009年と2011年では1位に輝いていたものの、2013年には13位に大幅に順位を下げている。2013年のリストにいまだに残っていることが意外であったが、今も健在である — 事実、現在でも、完全一致のリンク構築を大々的に行うエージェンシーから距離を置こうとするクライアントに出会うことがある。

再び、「ページに対してリンクを張る固有のドメインの数」が2位に君臨し、シンプルな人気の重要度が浮き彫りになっている。リンクのトピックの関連性は、2009年の6位から、そして、2011年の7位から、2013年には3位に順位を上げており、注目に値する。しかし、このカテゴリーで特に影響力の強い要素の表現に最大のトレンドが反映されている。

2011年、5つの重要なページレベルでのリンクの要素には、軒並み「量」と言うワードが用いられていた。2013年になると、トップ 5には「多様性」、「量」、「トピックの関連性」、「多様性」、そして、「量」と言うワードが並んでいる。量は2013年でも重要視されているものの、その他のリンクの要素も重要と見なされるようになり、ハミングバードによってリンク構築がどのように変化するのか、そして、リンクの本数が、ランキングに今後も大きなインパクトを残すかどうかが問われるようになった。

ソーシャルの計測基準(ページレベル)

ソーシャルの分野に注目せずに、この記事を終えることは出来ない。2011年は、Twitterがソーシャルを制覇しており、この調査のソーシャルの基準を圧倒していた。2013年、Twitterに代わって、Google+が、調査結果を独占していた。

ただし、どう考えても、SEO業界は、検索へのソーシャルのインパクトを推測する取り組みを苦手にしている。例えば、2011年は、調査の参加者によると、Twitterの独り勝ち状態であった。しかし、同じ調査の相関関係のデータは、Facebookの要素が最も影響力が強いと示唆している。 そして、2013年、大勢のSEOのエキスパートが、Google+がランキングに多大な影響を与えると考えていた。しかし、Google自体は、何度もこの指摘を否定していた。

2013年版の調査での2点のコメントに、ソーシャルの現在、そして、未来への影響に対する、SEO業界の不安が集約されている気がする:

ハンナ・スミス氏: 「申し訳ないが、ページレベルのソーシャルの基準が、アルゴリズムで役割を果たしている、と言う指摘を受け入れられるだけの証拠を私は見たことがない。」

トッド・マリコート: 「Googleが、Google+を利用をさらにプッシュし、Google+のネットワークが大きくなると、そして、重要な関連性のデータの源として、信頼することが出来るようになると、さらに多くのソーシャルシグナルをグーグルは採用するようになるのではないだろうか。」

不透明な未来

ソーシャル、さらには、リンクでさえ、ランキングに影響を与えるのかどうか、今でも明確な答えは出されていない。リンク構築は、かつて、SEOの基本戦略であったが、一部の人達にとっては、一日も早く忘れたい苦い思い出となった。しかし、どのような種類の取り組み — リンク構築の取り組みも含む — が今後も利益をもたらすのかに関して、明確な手掛かりを与えている、大きなメタのトレンドが存在する。

「SEOではユーザーに焦点を絞れ」、「SEOの戦略は実際のビジターにメリットを与えなければならない」等の指摘は、至る所に転がっている。このような考えは、失敗や上位にランクインする効果のある取り組みに基づいているわけではない。長続きする検索ランキングの要素は、上位の獲得に有効であり、実際のユーザーにメリットを与える。そして、この要素こそが、今後も長期間に渡って、利益を与えてくれると期待することしか私達には出来ない。

リンク構築、そして、重要なリンクの獲得にも同じことが言える。過去のトレンドに基づくこの見解を考慮すると、今後も重視されるリンク構築では、アルゴリズムだけでなく、人間のユーザーに価値を与えることを意識しなければならないだろう。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「How Fast Is SEO Really Changing? A Look Back At Search Ranking Factors」を翻訳した内容です。

サイト&ページ要素は当然としてもリンクやソーシャル要素の影響の変化が時代毎に出ていましたね。リンク中心のSEOがかつてあれだけもてはやされたのも過去のデータを見るに当然という気もします。ソーシャルに関してはGoogle+の影響力が話題にはなりますが、プラットフォームとしてはFacebookどころかTwitterにも限りなく後れを取っていますし、GoogleもそれをSEO要素に取り入れすぎることへはリスクもあり、かといってFacebookやTwitterがデータ提供してくれるとも限りませんし、非常に悩ましい状況なのでしょうね。記事で締めくくられているように「不透明な未来」ではありますが、「ユーザーに価値を与える」べく地道にコンテンツマーケティング的な努力をしていくしかないのでしょうか。 — SEO Japan [G+]

一年で最もお金を使う日は・・・?

タイトルは、日経電子版やわらか経済NEWSのCMのキャッチフレーズ。この疑問に完璧にお答えするインフォグラフィックをご紹介します。– SEO Japan

お金に関するインフォグラフィック紹介第三弾「一年で最も支出が多い日は・・・?」

一年で最も支出が多い日は元旦(インフォグラフィック)※画像をクリックすると「マネースクウェア・ジャパン(M2J)の運営するHarmoney.jp」のサイトに飛び、全体をご覧いただけます。

2位は大みそか(日経電子版やわらか経済NEWS)一年で最もお金を使う日は?(日経電子版やわらか経済NEWS)※日経電子版「やわらか経済NEWS」カレンダー篇


答えを最初に発表すると、一年で最も支出が多い日は「元旦」です。平成24年、1世帯の1日の平均支出額は14,280円でした。そのうち8,748円(支出の61%)はお年玉。これは、総務省が公開している家計調査というデータから算出しています。

毎月オレンジ色になっている三本の線は1日、16日、25日の支出額(平成22年~24年の平均値)。給料日には、うっかり9,000円程使ってしまうようです。

給料日には支出が多くなる(インフォグラフィック)

よく見るとバレンタインデーよりもホワイトデーの支出額の方が高いですね。ホワイトデーのお返し相場は1.6倍というデータもあるので、当然かもしれません。その他、5月5日のこどもの日には毎年かしわ餅や、お子様ランチが食べられている事も分かります。

Harmoney.jp – お金に関するテーマについて、日々発信していくマネー情報サイト -
【インフォグラフィック】1年で最も支出が多い日は…?みんなの支出365日カレンダー

詳細は全体を表示してお楽しみください。

本インフォグラフィックは弊社がリサーチ、デザインをお手伝いさせて頂きました。

紹介している画像には含まれていませんが、12月は一年で最も支出が多くなる月で、クリスマスイブにはケーキなどを買って平均9,631円支出しており、年末は餅、かまぼこ、鯛などを購入して1日に1万円以上支出しているようです。3年分の平均支出額を計算しているため、年によって日付が変わるイベントの支出まではくみ取ることはできませんが、色々な視点で見ると発見が多いインフォグラフィックではないでしょうか。 — SEO Japan [G+]

SMX West 2014-マット・カッツも登場!GoogleとBingになんでも聞こう!!

GoogleのWebスパムチームのトップとBingのプロダクトマーケティングマネージャーをスピーカーに迎え、SEOについての質問に答えてもらうセッション。Dannyを加え、仲の良さがうかがえるセッションでしたが、質問の内容と回答はストレートなものでした。初頭からMatt Cuttsが彼の取り組みについて、オープンに語ってくれています。– SEO Japan


原題:Meet The Search Engines

Speakers:
Matt Cutts, Distinguished Engineer, Google Inc. (@mattcutts)
Duane Forrester, Sr. Product Manager, Bing (@DuaneForrester)

(以下、スピーカーは略称を用います。Danny Sullivan=Da、Matt Cutts=Ma、Duane Forrester=Du。)

Da
各位、今はどんな肩書き?
Du
Bingマスターツールなどをやってる。シニアプロジェクトマーケティングマネージャー。
Ma
多分エンジニアでいいんじゃない?
Da
今どんなことを取り組んでいる?
Ma
モバイルとSSLとJava Scriptかな。Java Scriptを読み込めるようにしている。もし、クローラーをブロックしているのであれば、CSSも含め、解除してほしい。

あと、次のパンダアップデートに取り組んでいるよ。今回はあまり大きなインパクトはないよ。結果はローカルビジネスの人たちに良いことになると思う。

モバイルからのトラフィックの拡大は著しい。Googleではどのくらいかはわからないが、増加しているのは間違いない。Twitterは75%がモバイルかららしいね。こうした事実を踏まえ、モバイル対応をしっかりして欲しい。モバイル対応が貧相であれば致命的だ。

セキュリティも重要な課題だ。サイトにhttpsを採用することを検討してほしい。世界はより安全な検索を望んでいる。

リンクネットワークについてだけど、ヨーロッパの有名なゲストブログに何らかのアクションを起こすよ。

Webマスターアカデミーについての改良も検討している。

また、IEからのトラフィックが落ちているとしたら、一時的な現象だ。数週間後には戻るはずだ。

Da
”(not-provided)”問題については?
Ma
実は僕もあの部屋にいたんだ。アミットは安全に検索できる現在の状況に満足しているみたいだね。でも、(いままでの)自然検索からのキーワードが戻ってくることはないと思う。彼も言っていたとおり、(ユーザーと広告側の)不一致を解消するために、色々なチームと共同して作業しているよ。
Da
ナレッジグラフは?
Ma
ユーザーが使用するに連れ、情報は拡大していくはずだ。Googleは検索結果をより早く返そうと努めている。ユーザーにとってもっと便利になるようにね。ナレッジグラフも同様の目的だ。
Da
ペナルティを受けたサイトのコンテンツを新しいドメインに載せる。ペナルティは継続されるか?
Ma
ビルで例えてみよう。どこかの部屋がペナルティを受けて、別の部屋に引っ越したとする。そういった場合、どこの部屋に引っ越したかはすぐにわかるよ。どこに重複コンテンツがあるかをGoogleは見ている。
Da
全部あきらめて全く新しいページにすることは?
Ma
それはいいと思うよ。新しいドメイン、新しいコンテンツであれば。
Da
どのくらいBingつかってる?
(→会場の反応は少人数)
ところで、マットは?
(→僕はGoogleだよ)
Google使ってるのか!?
(一連のやり取りに会場爆笑)
Da
新規ドメインはランキングにどう影響している?
Du
ドメインを選ぶときは検索エンジン視点ではなく、ユーザー視点であるということ。URLにキーワードが含められていても、そのキーワードで上がるわけではない。”ブランド.com”とすべきで、あなたのそのドメインを守るべきだ。
Da
ハックサイトについて。優先度は?
Ma
非常に優先事項が高いよ。セキュリティソフトを導入している企業は多いが、スキャンをしていない企業が驚くほど多い。
Du
知人のWordPressのサイトが長い間ハックされたままになっている。彼はそれを、ハッキングされたらこういった見かけになる、と他のWebマスターに伝えるため、そのままにしている。彼のWebマスターツールにはハックされているというメッセージは来ていない。
Da
ハックされたサイトとランクについて。
Ma
過去にハックされててもそれが現在のランクに影響することはないよ。通常はね。
Da
Getty’sの新しい機能はリンクスキーマになるか?
Ma
リンクを獲得する目的か、画像の属性を伝えるためか?Getty’sの場合は後者だと思うけど。ウィジットについてはもう説明する必要がないと思うけど、それと同じだと考えていいと思う。隠しリンクの場合、Googleはそういったリンクをカウントしない。
Da
Google+の場合は?リンクスキーマかな?
Ma
Google+についてはリンクのことは考えなくていい。
(会場からの質問)bingについて。サポートチームなどはあるか?
Du
ダイレクトEメールサポートがある。すぐに返信がこなくても担当がカレンダーを持ち、期日にポップアップするようになっている。返信までには数日かかるかもしれない。スパムについては報告してもらうシステムになっている。
Da
Google Glassにスパムスキャン機能があればいいね。スパムサイトを見ればすぐにわかるように。(笑)
Ma
そんな機能つけてみるよ。(笑)
Da
モバイルについて。Webサイトのサイズはランクに影響?
Ma
最適化しているかどうか。例えばフラッシュ。ない方が上位に行く可能性がある。モバイルに最適化されていないサイトの評価を下げる、という方法は考えている。これからモバイルの需要が大きくなるが、その潮流に合わせてのアイデアだ。
Du
品質による。クエリとの関連性、ユーザーエクスペリエンス、デザインなどの総合的なもの。
Da
ペナルティにレベルは設定している?
Ma
多くのペナルティについてレベルは設定していない。また、できる限りのことは自動処理している。たまにだまそうとする人がいる。だからマニュアルも使う。基本的に外部リンクはだめ。スパムメールと一緒だと思う。絶対に安心!なんて書いてあっても開く人間はいない。ホワイトハットのリンクビルディングと言っている業者も似たようなもの。
Da
ペンギンのスケジュールは?
Ma
たぶん今は決まったものはない。
Da
アルゴリズムのペナルティについて。悪いリンクを処理しても、新しくロールアウトされないと解除されない?
Ma
その通りだよ。
Da
なぜWebマスターツールを通して、パンダに引っかかったかを伝えない?
Ma
Webマスターとのリバースエンジニアリングが始まってしまう。どのシグナルが悪いかと最終的にはわかってしまうかもしれないから。
Da
パンダにひっかかって解除されたら、ペンギンもOKということか?
Ma
そうとは限らない。
Da
SEMで大事なことは?
Du
いろいろある。まずはコンテンツとユーザビリティだ。あとはソーシャル、リンク、さらに基本的なSEOの技術かな。
Ma
コンテンツの質だね。オリジナルな調査、インタビュー、ユニークなサービス。いろいろあるけど。
Da
オーソリティは重要?
Ma
誰が何についてかいたか、などは検索エンジンがさらに使用していくだろう。ただし、オーソリティの利用目的はたった一つ。コンテンツのより深い理解だ。
Da
リンクはネガティブSEOに使用できるのでは?
Ma
そうは思わない。GoogleはネガティブSEOかどうかも認識できる。もちろん、完全ではないが。
Da
モバイルのランクはPCのランクに影響する?
Ma
そうでもないよ。
Da
全部のリンクデータがほしい。
Ma
それはできない。今の量でもスパム報告には十分な量だ。
Da
ペナルティを受けてなくても悪いリンクは否認すべき?
Ma
その通り。ドメインレベルで否認することを忘れずに。
全体を通して印象的だったのが、Mattがセッション中もセッション後の囲み質問の際にも、オーディエンスからの要望などをメモ帳に書き留めていたことです。(もちろん、ポーズなのかもしれませんが、ユーザーの改良に向けての取り組み方が伝わります。)どうしてもGoogleへの質問が多くなってしまいますが、DuaneもBingの状況を丁寧に話してくれていました。Mattの冒頭の発言以外は、既に重要という認識のある事柄でしたが、彼ら二人からの発言のため、より信頼度が深まったと思います。– SEO Japan

匿名サイトが大ブーム、Instagramが50億の広告契約 – 米国発ウェブマーケティング業界ニュース3月中旬号その2

米国発ウェブマーケティング業界ニュース3月中旬号2通目をお届け。今回は旬なニュースが盛り沢山! — SEO Japan

President Obama goes on Between Two Ferns on funnyordie.com to promote healthcare.gov

今週の3分で読めるウェブマーケニュースでは、・匿名は利益になる、・redditは話のネタとして最高、・OmnicomとInstagramが契約を結ぶ、・Facebookに動画広告が登場、・WeChatがアプリ内にEコマースを導入、・ソーシャルイノベータと凡人の違い、・コンテンツマーケティングの辛い現実、・SXSWの本当の姿、・信頼が一番大事等の話題を伝える。

それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える関連するリンクをまとめて紹介していく。

毎週、経営者の方々が、最新の変化、報道する価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。

他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。

インダストリー

Two-thirds of 16-24 year olds are second-screening with their mobile devices - from GlobalWebIndex

プラットフォーム

  • Whisperがさらに3000万ドルの資金を調達した。同社には2億ドルの価値があると言われている(re/code)。
  • 5週間前にローンチされたばかりのSecretには、4000万ドルの価値が見積もられており、同社は1000万ドルの資金を獲得している(WSJ Digits)。

Shh!

計測/基準/ビッグデータ

法律/人事

コンテンツ

  • 「ソーシャルは、マーケティングの中心であり、モバイルは乗り物であり、コンテンツマーケティングは、この2つの欠かせない領域に入る最高の手段である」 — Social Media Weekカンファレンスのコンテンツマーケティング革命に関するプレゼンでの一幕(Percolate)。
  • コンテンツマーケティングの辛い3つの現実」は、成功を収めたプログラムの隠された事実に迫っている(The Digital Influence Mapping Project)。
  • コンテンツマーケティングは、通常のコンテンツよりも遥かに質が高いコンテンツを必要とする。
  • カスタマージャーニーを理解するには、新たなリサーチを行う必要がある。
  • 編集を意識して(オーディエンスにとって刺激的であり、役に立つ)コンテンツを作成するには、トレーニング、育成、そして、練習が求められる。
  • 信頼に関して2点:
  • ブックマークする、後で読む、視聴するアイテム

    • SXSWはテクノロジーをメインとしたイベントではなく、マーケティングにおけるイノベーションを中心としたイベントである(AdAge)。
    • 2025年、インターネットは、どのようになっているのだろうか?「2025年のデジタルライフ」では、エキスパートが推測する未来の世界が描かれている。目に見えない情報、教育の装着可能化および民主化、まん延するオンラインのアクティビティや製品の暗い現実、そして、未来を迎える用意ができていない地理と政治の関係等が取り上げられている(WSJ Digits & Pew)。
    • 今週、オバマ大統領が、ザック・ガリフィアナキスが司会を務めるトーク番組「Between Two Ferns」に登場し、世間を驚かせた。HealthCare.govに対する若い世代の登録を促すことが、番組に出演した理由であった。素晴らしい成果が出ている。


    現在、Funny or Dieが、最も多くの加入者をHealthCare.govにもたらしています


    この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital 3/12」を翻訳した内容です。

    小粒なネタが中心だった気もしますが、しかし匿名サイトが大ブームとは、、、(というか正確には大ブームを見越した巨額投資ブーム)Snapchatの成功があってのことなのでしょうが、さてどうなることやら。匿名サイトといえば、歴史も人気も米国のはるか先をいっている日本ですが、余り匿名サイトに投資という話は聞きませんね。今後米国の流れに乗って国内でもそういった動きがあるかも? — SEO Japan [G+]

    SMX West 2014-SEOの疑問をエキスパートにぶつけてみよう!!

    SMX West 2014最後のセッションは、さまざまな質問にエキスパートたちが回答するセッションです。モデレーターはDanny Sullivan。日々直面するSEOの課題に対し、エキスパートたちはどのように取り組んでいるのでしょうか?– SEO Japan


    原題:Meet The SEOs

    Speakers:
    Rae Hoffman, CEO, PushFire (@sugarrae)
    Warren Lee, Senior Global SEO Manager, Digital Media, ADOBE (@warrenleemedia)
    Laura Ann Mitchell, Digital Marketing Strategist, Intel
    Marshall Simmonds, Founder and CEO, Define Media Group, Inc. (@mdsimmonds)

    (以下、スピーカーは略称を用います。Danny Sullivan=Da、Rae Hoffman=Ra、Warren Lee=Wa、Laura Ann=La、Marshall Simmonds=Ma。また、上記スピーカ一覧には含まれていませんが、IntelからJenniferという女性も参加し、Jeと略しています。)

    Da
    コンテンツでは何が重要か。数か?質か?
    Wa
    もしそれが自社の弱い部分(サイトでカバーしていない部分)であれば、多いほうがいい。
    Ma
    作成するために作るのではないと思う。作成チームが情熱をもって書く内容であるべき。ツールがこのキーワードで作れと言っているから作る、ということにはしない。
    Wa
    ビジネスモデルによると思う。どうやったら有益な情報を与えることができるか。
    Ra
    オーディエンスによる。今の時代はコンテンツをメディアのように作るべき。ちゃんと目的をもってスケジュールを作成して。
    Da
    オーサーシップ。会社のコンテンツから自社の作者にリンクを張っていた場合、その作者が会社をやめてしまったらどうするか?
    Ma
    オーサーシップは優れたシステムだ。Google+をセットアップしたほうが良い。どんな人でも作るべき。会社を辞めた後でも、あなたの作成したコンテンツだという事実を、後にもつなげるため。
    La
    自分のブランドを守る。あなたのブランドについて語る人に注意を向ける。信用のおける人にのみ、リンクを張る。
    Wa
    オーサーシップはランキングには影響しないと思う。パーソナライゼーションとCTRに貢献するもの。
    Da
    インターナル検索はブロックすべきか?
    Ra
    Googleはインターナル検索でインデックスしないと言っている。無駄にGoogleのクロリーングに時間を使わせないこと。クローラーをインターナル検索に誘導すべきではない。
    Ma
    サイトはユーザーのために使うべき。
    Wa
    Googleにコンテンツを発見させるためなら良い場合もある。ただし、彼らのクローラーを無駄に使うことには、やはり、なる。
    Da
    Facebookは検索エンジンになるだろうか?
    Ra
    Facebookは(Facebook)内部の検索もまだ十分にできていない。だから、外部の情報も検索できるようになるとは思わないな。
    Da
    SEOの値段はどうやって決めてる?
    Ma
    プロジェクトの質にあった対価で決まる。契約に縛られるものでない。代理店側からもクライアント側からも、質の低い人たちと働きたくはない。SEOというよりは、マネジメントの問題かも。現在は、SEOはコンテンツマーケティングの一部だ。価値を創造することがメインであり、どのくらいの価値をクライアントに提供できるかによって値段は決定する。
    Ra
    値段はサービスの質によって決定される。クライアント側の質も値段に影響するのも事実。従来のリンクビルディングのように、○○本いくら、○○月いくら、という内容であるべきでない。クライアントに価値を提供できない場合は、お金をもらうべきでない。
    Da
    インテルへの質問。検索をどのように使用している?
    La
    過去はSEOが重要であったが、今はコンテンツを知らせるために使用している。検索結果には常に注目していて、広告を載せるべきサイトを判断する材料にしている。ドメインの強さだけで見ていない。あるキーワードでどこかのお店が検索結果の上にあり、ユーザーがクリックしているようであれば、そこに載せる。そこに広告を載せる価値があるかを判断するので、検索結果だけを見ているわけではない。また、ユーザーがどのように検索を利用しているかを調べることで、彼らが何を知りたがっているかを調査する。それをもとにコンテンツを作成する。テレビなどの他のチャネルも重要。可能であれば、ソーシャルでユーザーが何を語っているかも調査する。
    (オーディエンスからの質問)
    大企業のTLDの使い方。”.com”を全て使用するか。例えば、ドイツでは”.de”を使うか。
    La
    私たちの場合はカントリーコードを使用している。検索エンジンに強力なシグナルを伝えるために。
    Wa
    アドビでは”.com”でサブディレクトリを作成。ビジネススタイルにもよると思う。
    Da
    Google+からどんなどんな利益を得ている?Googleはランキングに影響しないと言っているが、パーソナル検索においては、影響がみられるケースが多々ある。
    Ra
    Google+なんて利用していない、という人が多くいるが、実際にはすごい数のメンバーのいるコミュニティもある。また、GoogleはGoogle+の重要度を高めていくと言っていることも忘れずに。
    Ma
    コミュニティの構築と個人のブランドを作る手段。ランキング操作の手段にはならない。
    Da
    ローカルビジネスは意識している?
    Wa
    多くの地域で成功するコンテンツというのを、作成する際には気をつけている。
    Da
    インハウスSEOチームと一緒に働きたい?エージェントして。
    Ra
    インハウスのメンバーと仕事するのは苦にならない。みんなSEOを知ってるから。ただ、コンテンツチーム、ソーシャルチームなどと一緒に働く機会も多くて、そのあいだの調整のほうが大変。現在のSEOの性質としてだからしかたがないのだけど、彼らはSEOが彼らの領域を侵していると感じるみたいだ。
    Je
    私達からしても、SEOのエージェントと働くことは好きだよ。さっきもでてたけど、その人たちと働きたいと思うかが大事。
    Da
    リンクについては?(ロシアについての話題になるが、さすがによくわからないという返答)
    Wa
    他の国ではスパムが多いと聞く。まだ効果はあるようだけど、マシンラーニングなども導入されるからそろそろまずいのでは?
    Da
    ペナルティ。クリーニングの方法でアドバイス
    Ra
    クライアントには、ペナルティ以前のオリジナルランクにはもどらないと、まず伝える。
    Da
    サーバーサイドのSEOについて。
    Ma
    スピードのことかな?できるだけ早くしたほうがよい。いろいろな方法があるはずだ。これはSEOの話じゃない。1%でもスピードを改善するだけで、大きなインパクトがあるよ。
    Da
    好きなツールは?
    (各位、それぞれ使用している3rdパーティ製のツールや自社作成のツールを返答する中。。。)
    Da
    私の好きなツール提供会社がある。Googleというサイトだ。(笑)彼らのサイトからWebマスターツールというツールを使用できるが、まずはそれを使いこなそう。もちろん、3rdパーティ製のツールも好きだけどね。

    エージェント側からもインハウス側からもメンバーを集めていたので、両方の意見を聞けたことはよかったですね。SEO担当における役割が多様化している昨今、外部か内部か、グローバル企業かローカルビジネスか、取り組む課題は様々なようです。役割の多様化は作業の細分化を生み、今までよりも多くの人がSEOにかかわるようになっていきます。大事なことは、それぞれの作業を尊重しあい、ユーザーの価値の創造という共通意識を持って仕事に取り組むということでしょうか。
    企業におけるSEOの役割はこれからも重要であり続けると思います。SEO Japanでは今後もこうしたカンファレンスに参加し、最新の情報と企業の取り組みについてレポートすることで、SEOの現在位置をお伝えできればと思っています。このレポートでSMX West 2014のレポートは全て完了となりますが、お読みくださった全ての方々に感謝の言葉を述べさせていただきます。ありがとうございました!– SEO Japan

    コンテンツマーケティングを成功に導く10の小さな取り組み

    コンテンツマーケティング関連記事第二弾はカリスママーケッター、ニール・パテルによる、さり気ないのに有益すぎるティップス集を。釣りタイトルに惑わされて読まない(そういう人いますよね)ままだと勿体ない充実の内容。 — SEO Japan

    content marketing

    何がコンテンツマーケティングキャンペーンを成功に導くのかご存知だろうか?意外なものが、結果を大きく左右する。もちろん、品質の高い、詳細なコンテンツは重要である。しかし、成功を保証するわけではない。

    それでは、何が鍵を握っているのだろうか?

    数多くの小さな取り組みである。その中には、楽に実行に移すことが出来るものもある。覚悟を決めて、時間を割いて、以下の単純な手法を実施するだけで良い。

    それでは、コンテンツマーケティングの目標を達成するための10点の取り組みを挙げていく:

    手法 #1: Twitterのプロフィール間で相互にプロモーションを行う

    Twitterは、コンテンツマーケティングの取り組みで大きな役割を担っている。まずは、下の表で、過去30日の間に、Quick Sprout(私が運営するサイト)がTwitterから得たトラフィックをチェックしてもらいたい:

    twitter traffic

    Twitterが、トラフィックの大半を占めるほどのレベルに達するわけではないが、コンテンツをインフルエンサーに発見してもらえる効果はある。そして、インフルエンサーは、コンテンツをリツイートし、さらに、ブログで読者とシェアするようになる。

    それでは、どうすればTwitterのトラフィックを最大限まで増やすことが出来るのだろうか?簡単なものだと、例えば、社内で、別のスタッフのTwitterのプロフィールと自分のプロフィールの間でプロモーションを行う手がある。恐らく、個人のプロフィールと会社用のプロフィールを持っているのではないだろうか?少なくとも、スタッフのうち数名はTwitterのプロフィールを持っているはずである。

    経歴欄を介して、プロモーションを実施する:

    twitter bio

    ご覧のように、私はCrazy EggとKISSmetrics(どちらも私が運営するウェブサイト)のTwitterのプロフィールに@記号を使って、経歴欄からリンクを張っている。さらに、共同創設者のTwitterのプロフィールにもリンクを張っている。

    twitter bio hiten

    共同創設者、そして、その他にも数名のスタッフが同じことを実施している。

    チーム内の全員にTwitterのプロフィールを宣伝してもらうと、すぐにフォロワーを増やすことが出来る。こうすることで、最新のブログの記事をツイートで告知すると、より多くのトラフィックが寄せられるようになる。

    手法 #2: クリックされるキーワードをヘッドラインで用いる

    コンテンツマーケティングの最も重要なポイントは、コンテンツの質だと考えてる人達は多い。この考え方は、ある程度、的を射ているが、ヘッドラインが面白くないなら、誰にもコンテンツを読んでもらえない。

    ヘッドラインによって、ビジターが数百人になるのか、あるいは、数千人になるのかが決まる。

    以下のワードは、多くのクリックを獲得する傾向が見られるため、幾つかヘッドラインで利用してもらいたい。

    1. How to(方法)
    2. [リストに関連する数字]
    3. 無料
    4. You(あなた、君、皆さん)
    5. アドバイス
    6. ブログの記事
    7. なぜ
    8. 最高
    9. すごい

    上のキーワードは注目を集める効果があり、タイトルタグでも利用すると、自然のリスティングからのクリックスルー率が改善されるはずだ。

    もっと詳しく知りたいなら、Copybloggerのヘッドラインの公式を参考にしてもらいたい。基本的には、上のキーワードを1つか2つ利用するだけで良い。

    手法 #3: Facebook Connectを使ってEメールを集める

    かつて、RSSフィードから多くのトラフィックが寄せられていたが、RSSフィードが使われなくなると、大半のブロガーはEメールアドレスを集める方針に戻した。なぜなら、Eメールをチェックする行為は、絶対に消えないからだ。

    早くEメールリストを拡大したいなら、Facebook Connectを使うべきだ。Facebook Connectは、Facebookにログインしているユーザーが、ボタン一つでブログを購読することが出来るツールである。名前、そして、Eメールアドレスすら入力する必要がない。

    facebook connect

    Aweberを使って、ボタンを1回クリックするだけで、このタイプのオプトインフォームを作ることが可能である。

    Facebook ConnectをEメールのオプトインに用いた前回のA/Bテストでは、コンバージョン率が24.1%増加していた。

    つまり、Facebook Connectを利用すると、新しいブログの記事を投稿する度に、24%多くのビジターにEメールを送信することになる。

    手法 #4: ブログの記事を疑問で締める

    ブログで記事を投稿しても、コメントが1本も寄せられないことにうんざりしているだろうか?私は、この敗北感を嫌と言うほど味わったことがある。そこで、読者に参加してもらうため、様々な手法を試すようになった。

    コメントの本数を増やす効果が最も高った手法が、何だったか想像することが出来るだろうか?当たり前に思えるかもしれないが、それは、ブログの記事の終わりで、質問を投げ掛ける手法であった。

    時間を割いて、記事を最後まで誰かが読んだなら、その読者は没頭していたことになる。つまり、没頭しているなら、記事の最後の質問に対して、コメントを介して、質問に答えてくれる可能性は高い。

    Quick Sproutで私が実施した実験の結果を紹介しよう:

    • ブログの記事の最後に質問を加えると、平均で18%コメントが増えた。
    • ブログの記事の最後で「パンダアップデートから、どのようにしてペナルティを回避しますか?」等の高度な質問を投げ掛けた場合、「トラフィックを増やすために、他にどんな取り組みを実施することが出来ますか?」等の一般的な質問を投げ掛けた場合と比べ、投稿されるコメントは11%少なかった。

    実際にブログでテストする必要はあるが、ブログの記事を一般的な質問で終わらせる努力をしてもらいたい。

    手法 #5: ざっと目を通せるようにする

    Quick Sproutの記事には、全て小見出しが盛り込まれていることに気づいた方はいるだろうか?通常、本文内に2つか3つ小見出しを使い、最後に見出し「Conclusion」(結論)を用いている。

    この記事では、小見出しは、手法 #1、手法 #2等が該当する。小見出しを利用すると、コンテンツを飛ばし読みすることが可能になり、各記事の重要なポイントを学びやすくなる。

    昔は小見出しを使っていなかったが、小見出しを利用すると、ブログの記事に対するサイトの滞在時間が増えることが判明した。この手法を用いる以前の各記事の平均滞在時間は、2分41秒であった。しかし、現在、平均滞在時間は、3分26秒まで伸びている。

    また、テストを通して、小見出しが、コンテンツの長さよりも、サイトの滞在時間に大きな影響を与えることにも気づいた。ブログの記事の長さを1000ワードから1500ワード以上、さらには、2000ワード以上に増やしたところ、平均のサイト滞在時間は、ほとんど増えなかった。しかし、小見出しを加えることで、没頭する読者が増加した。サイトに滞在する時間が長くなると、ブログの記事を実際に読んでいる可能性は高いと言えるだろう。

    コンテンツに目を通すビジターの人数を増やしたいなら、小見出しの利用を検討してもらいたい。

    手法 #6: ブログでイラストを描く

    先日、Digital Telepathyのデザイナーと話をしている時、特別にイラストを描くと、トラフィックが大幅に増えると言う意見が出た。Super Fast Businessを運営するジェームズ・シュラムコ氏は、まさにこの傾向を実感しており、全ての記事にオリジナルのイラストを掲載している。

    custom image

    私のように絵心がないなら、Fiverrを利用して、$5でオリジナルのイラストを作ってもらおう。

    カスタムメイドのイラストを使うと、トラフィックを、3倍とまではいかなくても、2倍増やすことが出来ると主張する人もいる。私自身は、そこまで大きな変化は実感していないものの、イラストを使ったところ、トラフィックは、14%から26%増加した。

    ちなみに、私はストック写真の画像を利用しているが、トラフィックが増加するようなことはない。

    手法 #7: コンテンツを数回シェアする

    トーマス・タングズ氏は、ブログで同じコンテンツを数回ツイートすると、トラフィックが増えるかどうかを試していた。フォロワーの大半は、ツイートを見ていないのではないかと感じたことが、この実験を行ったきっかけであったようだ。

    twitter retweets

    実験の結果、同じコンテンツをツイートする度に、前回のツイートのリツイートの75%に該当する数のリツイートが行われることが判明した。要するに、ブログの記事を3回ツイートしたところ、約131%多くのリツイートを獲得することに成功したのだ。

    ツイッターのトラフィックを増やしたいなら、ツイートを送信する時刻を決めるべきである。なぜなら、投稿する時間は、読者の人数に大きな影響を与えるためだ。

    twitter timing

    上の画像を見れば分かるように、ビジビリティを高めたいなら、8時から17時の間にツイートを送信すると良いだろう。また、金曜日は、特に効果が高いようだ。

    手法 #8: 数字を重視する

    コンテンツマーケティングは、直接的なコンバージョンではなく、間接的なコンバージョンをもたらす。KISSmetricsのリードの多くは、コンテンツマーケティングを経由している。月によって差はあるものの、少なくとも、リードの50%は、コンテンツマーケティングの取り組みによって生まれている。

    コンテンツマーケティングを行った結果、トラフィックが増えることに気づくのではないだろうか?自然な検索であれ、リファラーであれ、ソーシャルネットワークであれ、もしくは、Eメール経由であれ、トラフィックは増加するはずだ。しかし、限りある時間の中で、どの取り組みに最も力を入れる必要があるのか、把握しておきたいところだ。

    assisted conversions

    Google Analyticsのアカウントで、「コンバージョン」、「マルチチャンネル」、「アシストコンバージョン」の順にクリックしていこう。コンバージョンのトラッキングを設定していることが前提だが、収益のチャンネルを分類する、上の画像のような表が表示されるはずだ。

    この表を基に、どの取り組みに力を入れるべきか判断することが出来る。例えば、私は自然のトラフィックとリファラーのトラフィックを増やすことに力を入れている。なぜなら、この2つのチャンネルは、とりわけ見込みがあるからだ。直接的なトラフィックは、コントロールすることが難しいため、私なら焦点を絞る対象には選ばない。

    アシストコンバージョンを確認すると、コンバージョンをもたらしているチャンネルにとって、有効なコンテンツを作ることに力を注げるようになる。例えば、ソーシャルメディアのチャンネルに働きかけるなら、TwitterやFacebookを使ったマーケティングに関する記事を増やす。しかし、自然なトラフィックを増やすことに私は力を入れたいため、How-To記事等、検索で長期間に渡って上位を維持する、時間を問わないコンテンツの作成に力を注いでいる。

    手法 #9: コンテンツカレンダーを利用する

    コンテンツマーケティングにおいて、私が犯したミスの中で最も痛かったのは、一貫性に欠けていたことだ。怠けて、ブログの記事の投稿のペースが落ちると、トラフィックは21%減少した

    それでは、どうすれば一貫性を保つことが出来るのだろうか?編集カレンダープラグインを利用すると良い。

    calendar

    編集カレンダーを利用すると、記事が配信される日、そして、ギャップや重複が存在する日を容易に見つけることが出来る。このツールは、ブログの投稿を考慮して作られているものの、コンテンツカレンダーとして利用することも可能である。

    コンテンツマーケティングの取り組みが軌道に乗り始めたら、Kapostにアップグレードすることも出来る(マーケティングチームのメンバーが増えることが前提だが)。しかし、しばらくは、無料なので、編集カレンダープラグインを利用することを薦める。

    手法 #10: うまくいった作品を再現する

    人気の高いコンテンツのアイデアが、なかなか浮かばずに苦労しているだろうか?これ以上、苦しむ必要はない。競合するサイトを5つ選び、URLをQuick Sproutの分析ツールに入力しよう。

    レポートが読み込まれたら、「social media analysis」タブをクリックしてもらいたい。

    social media results

    このツールは、ソーシャルメディアの観点から、競合者が作成した人気の高いブログの記事を発見する。さらに、このリストを具体的なソーシャルのチャンネルで並び替え、人気を集めているタイトルを知ることが出来る。

    続いて、(競合者を露骨にコピーすることがないように)当該の記事に捻りを加えて、自分のブログで作成していく。

    こうすることで、シェアされないコンテンツではなく、ソーシャルシェアを多く獲得するコンテンツを作ることが可能になる。

    結論

    コンテンツマーケティングで重要なのはコンテンツだけではない。コンテンツのレイアウトやツイートを送信するタイミング等、ちょっとした調整を行うと、より多くのトラフィックを得られるようになる。

    これは、マーケッターの多くが、忘れてしまった基本中の基本だと言えるだろう。コンテンツを作るために時間を割くつもりなら、コンテンツから出来るだけ多くのトラフィックを獲得する取り組みも行うべきである。

    コンテンツマーケティングの取り組みで、より多くのトラフィックを得る方法を他に知っていたら、コメント欄で発表してもらえないだろうか?


    この記事は、Quick Sproutに掲載された「Low Hanging Fruit of Content Marketing: 10 Quick Changes That Will Bring Big Results」を翻訳した内容です。

    同じような記事を連発しているといえばしているニール・パテルなんですが、どれも納得するしかない内容なのは流石です。ワードプレスの編集カレンダープラグインは知りませんでした。時間がある時は1日も3本以上アップする日もあれば忙しい時は1週間投稿0のSEO Japanとしては活用すべきな感じですが。。。なんとなく投稿頻度に自分の現状が出ている気がしてこれはこれでいいかな、と思ったりもしているマーケティング無視な私でした。投稿がないと、書かないと!という気になるのも事実なんですけどね。 — SEO Japan [G+]

    FacebookがWiFi無人飛行機買収? – 米国発ウェブマーケティング業界ニュース3月中旬号

    最近、新たな取り組みで始めた米国デジタルマーケティング界隈の最新ニュースを抜粋してお届けするニュース。米国フォード社で活躍する超有名デジタルマーケッターのスコット・モンティのブログより。これを読めばあなたも米国デジタルマーケティング通を気取れること間違いなし! — SEO Japan


    今週の3分で読めるウェブマーケニュースでは、・Twitter、Samsung、そして、エレン・デジェネレスが世界記録を達成、・Mashable、資金の調達に成功、・Yahoo!、提携を中止する、・Getty Imagesの写真が無料になる、・メッセージアプリの台頭、・メジャーなソーシャルメディアの特徴、・FacebookがWiFi無人飛行機の買収に乗り出す、・ビッグデータのデメリット、・ソーシャルメディアと訴訟、・ニュースビジネスの未来、・インターネットを駆け巡ったジョン・トラボルタの大失態等の話題を伝える。

    それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える関連するリンクをまとめて紹介していく。

    毎週、経営者の方々が、最新の変化、報道する価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。

    他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。

    インダストリー



    ブラッドリーの腕がもう少し長ければ…お気に入りの写真
    • SXSWのインタラクティブ部門が、今週開幕するが、この業界の人間なら、製品の立ち上げや発表を行う場として、SXSWがもはや役に立たなくなったのではないかと考えている人もいるだろう(Wall Street Journal)。
    • MashableはTribune Companyから資金を調達した。Mashableは、テクノロジー/ソーシャルメディアのニュースから、一般的なニュースサイトへの脱却を試みている。この取引の結果として、Mashableのコンテンツは、Tribune新聞に掲載される可能性はある(re/code)。
    • Comcastが動画広告サーバーのFreeWheelを買収し、同社の動画広告プラットフォームにこのテクノロジーを利用する(TechCrunch)。
    • Yahoo!が、同社の全ての製品からGoogleとFacebookのサインインのオプションを削除している(The Verge)。
    • Getty Imagesは、3500万枚の画像を無料で埋め込むことが出来るようにした。同社が著作権を保有する画像を、個人や検索エンジンが、無断で利用する行為を辞めさせることが出来ないと判断したGetty Imagesは、YouTube、Twitter等と同じ道を辿りエンベッドコードを公開して、画像を無料でシェアすることが出来るようにした(British Journal of Photography)。

    プラットフォーム

    • Facebookは、若者に偏りがちだが、中高齢のユーザーもハイペースで参加しており、さらに、富裕層のユーザーも増えつつある。その上、Facebookは、大勢の米国外のユーザーを抱えている。
    • Instagramのユーザーベースは、主に女性によって占められているが、これはPinterestにも共通する。
    • Twitterは、大型のソーシャルネットワークにしては、驚くほど若年のユーザーが多い。また、収入に関しては、全ての層に平均的に分散している。
    • LinkedInは国際色豊かであり、男性のユーザーがやや多い。
    • Google+は、最も男性のユーザーの割合が多いソーシャルネットワークである。
    • Pinterestは、タブレットのユーザーが多く、また、女性のユーザーから支持を受けている。
    • Tumblrは、自己表現に関心を持つ、10代および若者の間で人気が高い。
  • マーケティング業界は、Google+に対して、ほとんど関心を持っていないと言えるかもしれないが、Tumblrには対する関心はさらに低い(Business Insider)。
  • Google+ is of little interest to marketers but Tumblr is even less significant in 2014

    Google+に関心を示さないマーケッター達

    2014年に優先するべきソーシャルネットワークと位置づけるマーケッターの%

    Twitter is growing in the US - particularly in age groups over 18-24

    年齢ごとの米国のTwitterユーザーの浸透度 2012-2018年

    各グループのインターネットユーザーの%

    注記: Twitterのアカウントに何らかのデバイスを使って、少なくとも1ヶ月に1度はアクセスするインターネットユーザーが対象


    Percent of US population that uses Twitter is growing

    米国のTwitterユーザーの浸透度 2012-2018年

    Twitterのユーザー数(-百万)

    _%の変化

    ソーシャルネットワークユーザーの_%

    インターネットユーザーの_%

    人口の_%

    注記: Twitterのアカウントに何らかのデバイスを使って、少なくとも1ヶ月に1度はアクセスするインターネットユーザーが対象


    計測/基準/ビッグデータ

    • デューク大学院Fuqua経営学科が発表したCMO(マーケティング主任)を対象とした最新の調査により、マーケティングの分析データを活用することが出来る人材が、多くの企業に欠けていることが浮き彫りになった(Convince and Convert)。
    • ビッグデータの最大の難点は、ノイズからシグナルを区別する取り組みである – 特定のウェブユーザーのグループが、ウェブ全体の世界を反映しているとは限らない。要するに、Twitterでトレンドになっているイベントが、実は全くトレンドにはなっていない可能性もある(NY Times Media Report)。
    • トレーダー向けのマーケットのトレンドを読むツールが新たに開発された: Bloombergが発表した感情分析ツールは、アクティビティにおいて急激な上昇が見られた際に警告し、良いニュースなのか、悪いニュースなのかを特定する(GigaOm)。

    Bloomberg stations will now show representative Twitter postings with sentiment that may help them determine the direction of stock prices

    法律/人事

    コンテンツ

    ブックマーク/後で読む、または、視聴するアイテム

    解説

    インターネットは、情け容赦のない場所となることもある。


    日曜日の夜に放映された第86回アカデミー賞で、世界中に広まった失言があった。俳優のジョン・トラボルタが、歌手のイディナ・メンゼルを紹介する際に、大失態を犯してしまった。読み方を誤ったぐらいなら、まだ許されたのかもしれないが、完全に別人の名前としか思えない「アデル・ダジーム」と堂々と紹介してしまったのだ。



    イディナ・メンゼルの歌が始まるや否や、トラボルタの失態を咎める発言がネットに拡散した。Twitterはこの話題で持ち切りになり、BuzzFeedは「ジョン・トラボルタがオスカーの受賞者を全員読み上げなければいけなかったら」と言う実に不名誉なリストを作成した。Slateに至っては、アデル・ダジーム 名前生成ツールなるものを作成していた。

    See how John Travolta would have mispronounced your name at the Oscars

    ジョン・トラボルタは、Twitterでトレンドのトピックとなり、月曜日、そして、火曜日の大半、この位置をキープしていた。Googleでジョン・トラボルタの名前と「オスカー」または「イディナ・メンゼル」を検索すると、1億以上の結果が返される。

    セレブが失敗すると痛い目に遭うように、ブランドにも同じリスクが存在する。適切な文法を利用し、スペルに注意する必要がある。過ちは、伝えようとするメッセージよりも目立ってしまうのだ。 テレビ中継される授賞式ほど、大勢のオーディエンスを抱えているブランドは、ごく僅かだが、私達の行動や発言は、何らかの方法でオーディエンスに伝わる。他人の悪口を言うことに快感を覚える人達 — さらにはファンもまた、人為的なミスに対して、非難する機会を窺っている可能性がある。

    誰もが、メンゼルさんほど寛容だとは限らない:




    ありがとう、ジョーン・トロモルトさん!

    アデラ・ダジーム(@AdelaDazeem)


    それでは、また来週。以上、スチュアート・モーファイでした。


    この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital – 3/5/2014」を翻訳した内容です。

    かなり勉強になりつつ、面白いのがいいですね。超高度キュレーションとはこのこと、という感じです。好評なら翻訳続けます! — SEO Japan [G+]

    コンテンツを裸の王様にするな

    先週はSMX Westのライブレポートをお届けし、すっかりSEO色に染まり直ったSEO Japanでした。同時に、SMX WestのキーノートがSEO Japanでもお馴染みのコピーブロガー代表のブライアン・クラークであったことにも象徴されるように、今日のSEOとコンテンツマーケティングが切っても切れない関係になっていることは間違いありません。ということで、コンテンツマーケティング関連の記事を今週は色々紹介していきたいと思います。第一弾はあのSEO Bookによるコンテンツ論。 — SEO Japan

    一部のマーケッターは「コンテンツは王様」を真に受けている。しかし、大半の会社においては、(ケースバイケースだが)「収益が王様」であり、「注目が女王様」であり、コンテンツは、この2つを得るために用いられる手段でしかない。

    問題は、コンテンツを簡単に作ることが出来てしまう点である。コンピュータもコンテンツを作成することが可能だ。コンピュータなら休むことなく長文のコンテンツを次々に生産することが出来る。コンピュータが用いられていないとしても、インターネットでは、大勢の人達が、ペースを落とすことなく、コンテンツの山に次々と作品を投じている。

    コンテンツの作成および配信に対する消耗が少なくなると、インターネット上の大量のコンテンツは価値のない商品になる。そのため、注目を集め、維持することは難しいものの、一度、この取り組みを成功させると、収益にプラスの影響がもたらされる。

    当然、一部のコンテンツは有益である。有益なコンテンツを作ると、注目を勝ち取ることが出来る。最も多くのコンテンツを獲得するコンテンツは、オーディエンスのニーズが強い作品であり、他の場所ではなかなか見つからず、オーディエンスが見る可能性がある場所、あるいは、オーディエンスの知り合いが見る可能性がある場所に掲載されている。タイトルタグを持つだけの記事は、埋もれてしまう確率が高い。一方、グーグルのハミングバードアルゴリズムを突破する秘密のコードを備えた記事は、大勢のビジターをもたらすはずだ。

    ただし、多くのウェブサイトがこのアルゴリズムを突破した時点で、アドバンテージは失われる。

    ユーザーが求めているコンテンツとは?

    オーディエンスに気に入られると、コンテンツは、王様になることが出来る。コンテンツプロデューサーは、オーディエンスが求めているコンテンツを見つけ出す必要がある。 グーグルは、意地を張って、キーワードのデータを伏せ、このタスクの難易度を上げる決断を下している。グーグルの所謂「プライバシー」戦略の下、ハミングバードは、セマンティック分析を使い、ペンギン/パンダは、エンゲージメント(参加を介した交流)のスタッツを利用していると見られており、ページレベルおよびパスレベルの最適化は、今度において、力を入れる価値がある分野だと言えるだろう。

    しばらく、この取り組みから遠ざかっているなら、今のうちに、コンテンツを吟味し、評価しておくと良いだろう。

    有益な過去のデータ

    過去のキーワードのデータを持っているなら、保存しておこう。今から同じことをするライバルに大きく差をつけることが出来るためだ。今後、このデータを取得するコストは大幅に高くなる。

    まずは、既存のコンテンツを評価しよう。どのタイプのコンテンツが最も有効だろうか?動画だろうか?テキストだろうか?コンテンツの内容にも注目してもらいたい。以前、どのようなキーワードを使って、ビジターはコンテンツを見つけていたのだろうか?過去のキーワードのデータとコンテンツを比較してみよう。

    このサイト、そして、コンテンツの評価ツールと参照情報を参考にしてもらいたい。

    キーワードからコンテンツの需要を把握することが出来ないなら、ビジターがコンテンツに対して、求めているものを、どうすれば知ることがで出来るのだろうか?もっと深いレベルでオーディエンスを理解する取り組みを行う必要がある。さらに曖昧なアプローチを採用していく。

    アクティビティのシグナルに注意を払う

    分析は病みつきになりやすく、多くのツールは、リアルタイムでビジターの行動を報告してくれる。ページのエンゲージメントレベルを確認してもらいたい。ページでユーザーはどんな行動を起こしているのだろうか?読んでいるのだろうか?寄稿しているのだろうか?「戻る」をクリックして、別のアイテムを探しているのだろうか?

    エンゲージメントレベルの高いページを、インフォメーションアーキテクチャにおいて、目立つ場所に配置してもらいたい。反対に、エンゲージメントレベルの低いページは、格下げするか、修正する必要がある。コンテンツを分類して、訪問数に関して、人気の高いページを識別し、この情報をランキングレポートに反映させると良い。こうすることで、キーワードを推測し、ユーザーが適切だと見なす、そして、魅力的に感じるコンテンツに焦点を絞ることが出来るようになる。オーディエンスも分類するべきである。ビジターによって、反応するコンテンツは異なる。どのグループがどんなコンテンツを贔屓するのか、理解しているだろうか?年齢の高いオーディエンスは、どのようなコンテンツを求めているのだろうか?若いオーディエンスは、どのようなコンテンツを楽しんでいるのだろうか?ユーザーを分類する方法に関して、幾つか参考になるアイデアが掲載されているので、このページに目を通しておこう。

    ユーザーの行動は、ますます複雑化している。複数のチャンネルで、複数名の影響を受け、複数回訪問して、購入に至る。そのため、ユーザーの分類を行うことで、「人」に焦点を当てることが可能になる(全く同じ理由で、複数のチャンネルのファンネルを分析、そして、アトリビューションのモデル化が重要視されている)。
    現時点では、ウェブ分析は、ブラウザに格納された第一者のクッキーによって、人物を特定する。理想とは言い難いものの、以前と比べると、遥かに優れている。時間の経過と共に、ユニバーサルアナリティクスに拡大してい中で、明確に許可を得た上で、様々なブラウザ、チャンネル、そして、デバイスで、人物を計測する選択肢は増えていくだろう。

    サイト内の検索

    グーグルが、キーワードを与えてくれないなら、自らキーワードのデータベースを作れば良い。サイト内の検索を使ってもらう手段を考えてみよう。ビジターが、最も検索しており、目を通しているコンテンツに注目すると良いだろう。 各種のキーワードの用語を強調するナビゲーション用のリンクを用意する手もある。例えば、ページの上部に、それぞれのキーワードに対して、関連するキーワードに関する選択肢を与えた状態で、リンクを配置することも可能である。それぞれのユーザーが、優遇しているキーワードの用語を特定してもらいたい。

    は、ビジター達は、ウェブサイトの左、右、または、上部のサイトナビゲーションを忠実に利用していた。しかし、2つのサイトが、ウェブサイトを移動する仕組みを大幅に変えた — その1つがアマゾンだ。アマゾンは、とても規模が大きく、多くの製品を販売しており、また、複雑であるため、ユーザーの多くは、サイトにアクセスすると、すぐにサイト内検索を行う。そして、もう1つのサイトはグーグルである。グーグルは、グーグルにアクセスし、求めている情報を入力し、検索ボタンをクリックする行為を習慣化させた。その結果、大勢のインターネットユーザーは、ウェブサイトを訪問すると、愛情を込めて作成したナビゲーションの要素を無視し、サイトの検索ボックスを利用する。ナビゲーションの中心的なメソッドとして、サイト検索が活用される回数が増えると、サイト検索で得たデータを理解することが、重要になる。

    配信

    どこから注目は寄せられるのだろうか?言及されているのは嬉しいが、コンテンツへ向かうリンクに注目が流れていないなら、基準として誤解を招く可能性がある。コンテンツをシェアしてもらっているだろうか?それなら、どのトピック、そして、どのコンテンツが、シェアされている回数は多いだろうか?

    繰り返すが、何を話題にしているのかに関して、そして、その結果、どのような行動を取っているのかに関して、オーディエンスを理解することに帰着する。「デジタルマーケティング分析: 消費者のデータの意味を解明する」の中で、作者は、「学ぶ課題」を作る方針を薦めている。 言及、そして、言及の回数のみに注目するのではなく、具体的なブランド、もしくは、サービスの特徴に焦点を絞るべきである。ビジターが目の前にいると仮定して、ビジターに答えてもらいたい具体的な問いについて考えてもらいたい。

    例えば、当該の分野の製品の価格に、消費者はどのような反応を示しているのだろうか?どのような不満を持っているのだろうか?何が起きると喜ぶのだろうか?否定的な話をしているだろうか?反対に、何か前向きな話をしているだろうか?新たなライバルはどのサイトだろうか?

    この問いに対する答えは、豊富な手掛かりをもたらす。その後、このデータをコンテンツに反映させ、問題をコンテンツの中で解決することが出来るようになる。


    この記事は、SEO Bookに掲載された「Time For A Content Audit」を翻訳した内容です。

    SEO Bookにしては意外と軽めのないようでしたが、納得できる内容でした。量より質、という話かと思いますが、具体的に質の高め方を説明してくれているのは初心者コンテンツマーケッターには参考になるでしょう。しかし前半の「大半の会社においては、「収益が王様」であり、「注目が女王様」であり、コンテンツは、この2つを得るために用いられる手段でしかない。」という一言は重かったですね。「コンテンツが王様」といわれても、というか昔からいわれていますし理解してもいるのですが、どこか薄氷の上で語られているような気分になる自分もいるのですよね。コンテンツをあくまでも本来の目的を達成するための手段と捉えている故の気持ちかもしれませんし、実際そうだと思うのですが、本当に王様扱いしなければ、肝心の収益や注目も付いてこない時代になりつつあるわけで、その意味で、コンテンツを裸の王様から真の王様に変える努力に真剣に取り組む必要があるのかもしれません。 — SEO Japan [G+]

    何も知識がないのに企業のホームページ担当になってしまったら


    知識が何もないのに、企業のホームページ担当になってしまうというケースはよくあることだ。
    零細企業であれば、たいていホームページ担当者は最初はそんな感じである。

    従業員の数が50人ぐらいいるようなそこそこ大きな会社であってもえてしてこんなことが起きる。
    単にパソコンが得意だからっていう理由でホームページの担当者にさせられてしまうのである。

    パソコンが得意だ。

    といってもYoutubeの面白い動画をよく知ってるとか、Yahoo!オークションでものを売り買いしているとか、パソコンの自作が好きとか、そんな理由でパソコンが得意という評価になったりする。
    パソコンの自作をするなんていうと、一般の人から見てとてもとてもすごい技術だと勘違いされるかもしれない。
    実際はねじ回しだけ以外不要の組み立て家具よりも簡単だ。
    こんな理由でホームページ担当にさせられてしまうことはあり得る。

    まったくホームページの知識がなくて
    担当になった場合どうすればいいのか?

    である。
    ホームページに関する技術は非常に広く、そして深い。

    デザインをするデザイナー、デザインをホームページとして実現するコーダー、検索から集客する技術としてSEO、検索連動型広告から集客するSEM・・・、ホームページに来訪した人の行動を分析して改善計画を作るアクセス解析・・・

    といったように、ホームページをビジネスとして成立させるために必要な技術の要素は多岐にわたり、それぞれその分野だけで食っている専門家が存在している。
    全ての分野において専門家になるのは不可能だし、一つの分野だけでも極めるのは容易ではない。

    ホームページをビジネスとして成功させようとしたならば、容易ではないにもかかわらずこれらのスキルがすべて必要だ。
    大手企業ではこれらの技術を持った専任担当者をそれぞれ雇っていることも普通だ。

    中小零細企業であったとしても、大手企業でもホームページに求められるものは同じである。
    結局のところどのレベルを求めるか?という差であろう。
    しかし、中小零細企業であったとしてもすべて大手に劣っていていいわけではない。

    中小零細企業も大手企業も同じ土俵で戦えるのがインターネットの世界だ。
    創意工夫と努力によって大手と対等に戦いうる。
    全ての分野では対等に戦えなくても、限局化した局面では大手企業を圧倒することも可能だ。

    実は大手企業であってもすべての要素において、優れた運営をしているわけではないことがほとんどであり勝てないということはない。

    とは言え、全然知識がなければどうすればいいのか?

    最も重要なのは

    ホームページに対してどれだけの期待を会社は寄せているのか

    を見極めることだと思うのだ。
    たいてい中小零細企業のホームページ担当者というものは、他の業務と兼任である。
    総務や経理といった事務業務と兼務だったりするだろう。

    現在の仕事だけで余裕がなければ、ホームページの運用まで手が回らないはずだ。
    ならば、運用の業務についてはそれがうまくいかなくても、責任が自分に及ばないようにするのがまず第一選択肢だと思う。
    でも、それを気にする必要はない。しょせんその程度しか会社は期待していないのだ。

    ユーザーからの問い合わせメールにだけはきちんと対応するが、それ以外は業者に丸投げして、自分が非難されないようにするべきだろう。
    消極的に見えるが、そもそも主業務をおろそかにしたら怒られてしまうのであれば仕方があるまい。

    ※自分のスキルアップのためにサービス残業して頑張るというのであればそれはそれでいいと思う。

    それとは逆に会社が期待をしており、ホームページの運営業務にそれなりに時間を与えてくれ、成果を出すことが自分の評価になるのであればやらねばならない。

    そんな立場になってしまった人に伝えたいことがある。

    「ホームページの運営っていうものは成果が見える楽しいものだ」

    ということだ。
    自分がやったことが成果として反映する面白い業務であるということをまず知ってほしい。
    やらされ仕事と思ってやると苦痛だが、自分で主体的に取り組めばこれほど面白い仕事っていうものもなかなかない。
    創意工夫が自分の成果として反映する、そんな仕事はあまりないだろう。

    私ならこういうことを担当者にお勧めするのだ。

    1.ホームページの運営にかかわる全ての分野についての全体像を把握する

    このような本はおすすめである。
    上記のようなホームページの運営に必要な様々な基礎知識をたった1冊に凝縮して解説した本である。
    6人の共著からなるのだが(ほとんど大阪人なのは単に偶然・・・ではないだろう)、著者がその分野の第一人者であり、網羅的に解説された良書だ。
    この本をまずは読むことをお勧めしたい。

    2.他社のホームページを多数見て自分なりに感覚を養う

    デザインのどこが気に入ったか?気に入らなかったか?
    様々な情報に対してスムーズにたどり着けたか?

    といった点を簡単に文字としてまとめながら見ると、漫然と見るよりも自分なりの視点が養われるようになるだろう。
    毎日同業者や、他業者でも自分の会社と同じぐらいの規模の会社などを見たりすると得るものがあるはずだ。
    ずっと継続すると、力がついていくだろう。

    3.HTMLとCSSは最低限勉強する

    1冊でいいのでHTMLの本を買って勉強しよう。
    少しはホームページを自分でも作れないと話にならない。
    外注するにしても、少しはわからないとまったく業者の仕事の良否の判断が全くできない。

    4.SEOとリスティングを勉強する

    SEOに関しては無料のいい情報源がある。
    Google 検索エンジン最適化スターターガイドというコンパクトにまとまったGoogle社の公式のガイドブックがある。
    これを読めば正しい基礎知識を得られる。
    怪しい有料の情報源を読むよりはるかによい。

    多忙な企業のホームページ担当者はこの程度知っていればまずまず充分だろう。
    これを読んで、ホームページを増強すればそこからアクセスを集められるようになるはずだ。

    リスティングは少々費用は掛かるが、月間10万円程度予算をかけられるのであれば、即効性のある方法である。
    1ページだけでもきちんと自社の製品やサービスの他社にない良いところをきちんとアピールするページを作り、そのページにリスティングで誘導すれば成果が出るのが早い。
    日々、改善することでどんどん良くなるのがリスティングの面白いところで、まるでロールプレイングゲームみたいな感じだ。


    1.~4.までの過程にはどれくらい時間をかければいいのか?
    一通り勉強するのに3か月程度だろうか。

    3か月後には、リスティングなりSEOなりで集客するための施策を始められるのではないかと私は思っている。

    大変だと思うのだが、これほど手ごたえがあって面白い仕事っていうものもなかなかないと思う。
    是非頑張ってほしいと思う次第である。

    参考ページ:

    やる夫が企業サイトのSEOに挑戦するようです
    4年前の記事だが、マンガになっており面白くわかりやすい。今読んでも十二分に通用する内容である。

    零細企業のSEO

    音楽家の皆さん、あなたの次の公演日をナレッジグラフに表示しましょう

    大好きなバンドを Google で検索したとき、ナレッジグラフが表示され、そのバンドに関する情報が一覧できることに気づいた方もいるかと思います。この中には、コンサートのスケジュールに関する情報も含まれています。このスケジュールが正しく、完全であることはファンにとってもアーティストにとっても重要です。そこで、この表示に関して新しいアプローチをはじめることにしました。これからは、アーティストの公式ウェブサイト上に構造化データのマークアップが存在する場合、そこから直接その情報がナレッジグラフ内に表示されることになります。

    もしあなたがアーティストの公式ウェブサイトの管理者なら、幾つかの方法 (英語) でこれを試してみることができます。
    1. schema.org マークアップをサイト上で実装する。 RDFa や microdata に加えて新しくサポートされた JSON-LD フォーマットを利用すれば、今までにない簡便さでこれが実現できます。
    2. もっと簡単な方法は、 Bandsintown や BandPage、ReverbNation、Songkick や GigPress といった、既に構造化データマークアップが埋め込まれているイベントウィジェットを利用することです。
    3. また、ウェブマスター ツールのデータ ハイライターを利用すれば、マウスだけであなたのサイト上のイベントをラベリングすることができます。
    どの選択肢を選ぶにせよ、ヘルプ センターに詳細が載っています (日本語版も鋭意作成中です)。質問がありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムをご利用ください。

    SMX West 2014-ハミングバードアップデートとエンティティサーチ革命

    最新のGoogle検索エンジンのアップデートである、ハミングバード。Googleの新たな試みの中心となるものです。前回のSMX East 2013でも開かれたセッション(こちらをご参照ください)ですが、その後の進捗状況は非常に気になるところです。検索の未来を語る上で欠かすことのできない技術。最新の取り組みは、どこまで進んでいるのでしょうか?– SEO Japan


    原題:What Is Hummingbird & The Entity Search Revolution

    Speakers:
    Janet Driscoll Miller, President and CEO, Marketing Mojo
    Warren Lee, Senior Global SEO Manager, Digital Media, ADOBE
    Marcus Tober, CTO, Searchmetrics Inc.

    Warren Lee
    ハミングバードとは
    新しい検索アルゴリズム。Googleの検索の90%に影響。従来の機能と全く新しい機能を組み合わせたものであるが、今現在の検索の需要に対応しようとするものだ。
    ハミングバードは従来のランキングファクターを変更するものではない。新たに、”関連性”というファクターを追加するものだ。そのため、コンテンツの品質は引き続き重要になる。

    今の検索の需要とは
    デスクトップPCのシェアは縮小しており、モバイルのシェアが拡大している。

    エンティティ(Enities)
    人々、場所、物事などの関連性

    サーチエンティティ(Search Entities)
    キーワード間の関係性。

    ハミングバードの新しい部分とはなにか?
    ナレッジグラフが第一歩。

    “頭がいたい”と”頭痛”
    “頭が痛い”での検索結果は画像(痛そうな)、”頭痛”での検索はWikipediaや治し方のサイト。それぞれの意味を理解した検索結果を出している。

    どう現在のSEOに影響しているか。
    漠然としたクエリ(”猫”など)は競争力が一段と高まった結果、ロングテールの重要性がより一層高まった。そのため、キーワードの選定が更に大事になる。

    KW選定に役立つツール
    ・LSI(http://lsikeywords.com/)
    ・Ubersuggest(http://ubersuggest.org/)

    取り組む理由として
    検索エンジンのアップデートに合わせての対応ではなく、自身のコンテンツがよりオーディエンスに貢献できるように考えるきっかけとして考えてほしい。

    Marcus Tober
    Googleはクエリの意味を理解する
    世界で一番大きな山は?◯◯は誰?などのクエリにも答えてくれる。

    ハミングバード以前
    同意語や似た意味のクエリの場合、それぞれのクエリに対する別の検索結果を表示。

    ハミングバード以降
    同意語や似た意味のクエリの場合、それぞれのクエリに対する同一の検索結果を表示。

    完全ではない
    “the knots”と検索するとネクタイの結び目の画像が1位に表示され、ナレッジグラフも表示される。ただし、”how to tie knots”と検索してもネクタイの結び方が上位表示されない。

    検索結果画面の変化
    ・検索結果画面で、ユニークドメイン数の減少。
    ・Navigational keywords は4%しか下がってないが、Informational Keywordsは6.5%も下がっている

    クエスチョンクエリ
    what、who、howなどがついた検索でも、検索結果画面でのユニークドメイン数が減少。

    関連性にフォーカス
    ハミングバード以前と以降で同一クエリの検索結果のサイト数が変化。ハミングバード以前は、あるクエリで検索した結果、関連性へのフォーカスが低かったため、さまざまなサイト(ドメイン)が表示され、全体の検索結果の数も多かった。ハミングバード以降は、関連性へのフォーカスが強まったため、対象となるサイト数が減少した結果、全体の検索結果の数が減少した。

    Janet

    モバイルの急増
    例えば、Youtube。モバイルからのトラフィックが激増している。デスクトップは全体的に減っている。また、モバイルとデスクトップとではユーザーの行動が全く違う。

    ボイスサーチ
    ハミングバードは会話型の検索であり、ボイスサーチを手助けする。また、モバイルの増加はボイスサーチの需要を高める。

    混乱する必要はない。
    このような大規模な変革が行われているが、慌てる必要はない。リリース後まだ間もない、新しい技術。冷静になってSEOの優先順位をつける。

    構造化データの準備を進めるべき
    自分自身がナレッジグラフの一部になる。
    もしなれなかったら将来のトラフィックに非常に大きな影響がある。

    ナレッジグラフがもたらす困難な状況
    例えば、bengal tiger。画面右側にナレッジグラフがあり、そこで情報がもたらされている。その結果、画面左側のリンクを押す必要はない。

    パブリッシャーにとっては非常に大変だ
    ナレッジグラフで完結してしまう。つまり、上位表示されてもクリックされない。Webサイト戦略はどうすればいい??それを考える必要がある。

    シボレーの例
    ナレッジグラフが表示され、その間に広告(近くのディーラー情報)がある。

    ナレッジグラフを最適化すべきか?
    もちろん。モバイル時は非常に需要が高いため。

    ハミングバードへは?
    あなたのコンテンツはよく書かれているか?そして、それは会話式であるか?

    エンティティ検索
    1.エンティティは他者との関連性
    2.あなたのKWで一位になる。
    3.構造化データ
    4.Freebaseに情報を入れる

    最後に
    ・ハミングバードは検索結果ページの数を減少させている。
    ・そのため、ある検索の結果が悪く、次違うクエリでも一緒、ということもある。Googleはテストしている。

    ハミングバードが導入されてから数ヶ月。検索への影響は確かにあるようです。しかしながら、前回のセッションとの比較で大きな変化があったかというと、そこまで大きなものはありませんでした。まだまだ導入段階であるため、こうしたイントロダクションのセッションも需要が高いみたいですね。今のうちに私もしっかりと理解を深めていきたいと思います!– SEO Japan

    SMX West 2014-Disneyは?eBayは?構造化データ超会議

    Webサイトへ正確な情報を伝える技術、構造化データの導入が進められています。導入しているサイトの数はまだ多くはないかもしれませんが、先行して導入したサイトがどのような結果を生んでいるのか、非常に気になるところです。世界中にユーザーを持つ大規模サイトのDisneyとeBayの事例もあり、必見のセッションとなっています!– SEO Japan


    原題:Structured Data Super Session: What You Need To Be Doing Now

    Speakers:
    Benu Aggarwal, President and Founder , Milestone Internet Marketing
    Frank Cheng, Head of SEO, eBay Classifieds
    Jeff Preston, Senior Manager, SEO, Disney Interactive

    Benu Aggarwal

    スキーマとは何か
    検索エンジン向けにサイトをデザインする。最適な情報を、検索エンジンが望む形で。

    例1:空港に近いバンコクのホテル
    上記のフレーズに組織、地域、Nearby(近さ)という属性をつけ、検索エンジンに伝える。あなたのビジネスの内容と地理的な情報を密接にくっつけることができる。

    例2:rice
    以前は、コメなのか大学名なのかを判断できなかった。大学という属性をつけることで、riceがHarvard大学のライバル校だと認識させることができる。

    リッチスニペットとは
    Googleの検索結果画面にでてくる、各サイトへのリンクの下部に数行で表される情報。ユーザーに検索結果と検索クエリの関連性を伝えるためにデザインされている。

    スニペットを導入するための3ステップ
    1.マークアップのフォーマットを選ぶ
    2.対象のコンテンツを選ぶ
    3.テストツールを使い、テストを行う。

    なぜ?
    セマンティック検索のためにあらゆる属性をマークアップする。

    検索の進化
    1.パンダとペンギンは戦術、ハミングバードは戦略。
    2.ハミングバードは実際の意味を理解する。実際の意味はSchema.orgによって伝えられる。
    3.検索結果はより良い物になる。

    Googleの最新機能
    1.ボイスサーチ
    2.会話型検索
    3.ナレッジグラフ

    ハミングバードへの準備
    道順を調べる時、従来はGoogle mapsを開き、住所を入力し、道順を確かめていたが、これから(今は)「サンタクララのハイヤットまでの道順」と音声で入力し、答えてくれる。
    高品質のWebサイトはユーザーのクエリの意図を理解した上で最適な答えを提供するようになる。

    ツール
    Microdata Generator(http://www.microdatagenerator.com/)

    Schema.orgの例
    1.フッターに表示させるスキーマ
    2.サイトの全体の構造
    3.CMSレベルでの投入

    インデックスページの上昇例
    導入後にインデックスページ数が上昇した例。

    Schema.orgを導入する上で
    Schema.orgの導入ではなく、コンテンツの再構築という認識で行うこと。そのため、すべてのコンテンツを確認し、もう一度つくり上げる。CMSレベルでやることもいい。

    Frank Cheng
    eBayのサイトについて
    ・世界中で1億人のユニークビジター
    ・ブランド全体で10個のサイトを運営

    ハミングバードとともに構造化データは重要になった
    クエリ内のいくつかのキーワードを理解するのではなく、クエリのセンテンス全体の意味を理解する。単純なキーワードマッチのページを表示するのではなく、ページのマッチングをもっと高めることが目標。

    構造化データの導入ステップ
    1.Schema.orgに行き、適用できるタイプのものがあるか確認。
    2.カテゴリを全部見て親しい意味のマークアップを適用する。
    3.HTMLコードに上記の変更を加える。
    4.Googleのツールでテストをする。
    https://www.google.com/webmasters/tools/richsnippets
    5.パンくずリストにはマイクロデータのサイトを。
    https://support.google.com/webmasters/answer/185417

    適切なデータタイプを選ぶ
    サイト内には異なったカテゴリと属性があるが、それぞれに最も適したものを使用する。もっとも近いSchema.orgのデータタイプは何かを見極める。導入自体は、実は簡単だが、正しいものを導入するのは難しい。テストが必要。

    導入したページ数
    ここ数年で、構造化データを導入したページ・アイテムの数を300%増やした。

    導入後の結果
    Googleがもっとクローリングするようになっている。より多くのページがインデックス化された。その結果、あるページでは150-200%トラフィックが増加。

    もちろん、トラフィックの増加が、構造化データだけのおかげとはいえないが、(他のことももちろんやっているから)、その影響は多いと思う。

    リッチスニペットとナレッジグラフ
    Googleがどのように使用しているかを確認できる。

    要点
    ・最初にすべてのカテゴリに適切なものをするのは不可能。とくに大規模のサイトでは。
    ・一番大きな恩恵はクローラビリティとCTRの増加(ランキングが同じでも、ナレッジグラフやリッチスニペットのおかげでCTRがあがる)
    ・未来のために備えよう。

    Jeff Preston
    構造化データとSEO
    ・検索エンジンがWebサイトの内容の理解を深める助けになる。
    ・検索エンジンのランキングとFacebookの投稿を改良する機会を与える。
    ・他のSEOの問題を解決するものではない。
    もしも、同一ページタイトルの使用などのSEOの問題がある場合は、まずはそちらを直すべきだ。

    Schema.org
    Google、Yahoo、Microsoftがサポート。インラインマークアップ。

    Open Graph
    Facebookがサポート。また、Google+とTwitterも使用。メタタグ。また、Wordpressとの相性もよい。

    Open Graphの特徴
    ・タイトル、ページの種類、サムネイルなどのページの基本情報を提供する。
    ・動画、画像、音楽にも適用可。
    ・公式Webサイトと公式Facebookページとの連携。
    ・導入が楽。

    Open Graphの例
    MUPPETSのページ。これは映画のページで、タイトルはMUPPETTSで、公開日は◯◯日だ、などの情報をFacebookに伝える。

    Schema.orgの特徴
    ・サイトのデータを表すマイクロフォーマットのボキャブラリー。
    ・HTML5に対応。
    ・ボキャブラリーは拡張可。(数は日々増えている。)
    ・メジャーな検索エンジンにサポート。

    動画の例
    1.ディズニーはWebサイトで動画を公開している。ユーザーがその動画を見るためにタイトルを検索すると、検索結果 画にその動画の画像が表示される。しかし、その画像リンクをクリックしたらゲームのページに移動した。
    2.おそらく、動画とゲームのページの区別が検索エンジンにできていなかった。
    3.Scmea.orgを動画ページ入れGoogleに内容を伝えたところ、適切に表示。結果、トラフィックの増加につながった。

    興味深い結果
    Open Graph、Schema.org、XMLsitemap (動画用)を組み込み、結果を調べた。
    ・Schema.orgは70%
    ・Open Graphは20%
    ・XMLsitemapは10%
    Googleの表示率は上記のとおりに。動画をもってたらSchema.orgを入れてみよう。

    サイトナビゲーションの例
    サイト内のリンクの内容を伝える。このリンクがメインだ、等。

    イベントの例
    ミュージックアワードの場合、これは音楽のイベントだよ、開始時間はこれだよ、場所はここだよ、アドレスを載せるよ、などを伝える。結果、リッチスニペットにイベント名や場所が表示される。
    商品の例
    ベストバイで販売しているグッズに導入。オーガニック検索の表示が30%上昇。

    Twitter Cards
    ツイッターで表示する画像をコントロールできる

    Q1.動画とゲームの例について。ゲームサイトへのリンクはどのくらいで消えた?
    A1.導入して、クローラを呼びよせて。。。。1週間以内でゲームサイトへのリンクは消えたよ。

    Q2.セキュリティサイトへの導入は?
    A2.httpsのページにも導入している。

    Q3.メインサイトとマイクロサイトがある場合は?
    A3.まずメインサイトに導入する。そこから関連性のあるマイクロサイトのページにつける。まずはメインサイトにクローラーがきて、その後にマイクロサイトのページに行く。

    Q4.Disneyは多言語のサイトもあるけど、どう対応している?
    A4.ディズニー独自のCMSを使用していて、CMSレベルで変えている。フランス語やドイツ語なども対応済みだ。

    Q5.日本語の場合は英語とかなり違う言語だけど、どう?
    A5.日本語は実は対応していないから詳しくはわからないけど、導入すればきっとポジティブな結果が出ると思うよ。

    構造化データの導入をすでに行っている企業があり、とても良い結果がでているようです。世界的な大企業ですから、こうした新技術に投資できるリソースがあるのですね。しかし、導入についてはそれほど難しくないとの意見もありましたので、まだまだ浸透の浅い時期に先んじて行うと、後の結果に大きな影響をあたえるかも??– SEO Japan

    「SEOノウハウ」って何だろうね、という話

    “SEOノウハウ”という表現、よく使われますけど、これまたエラく曖昧な、そしてその言葉を単独で使えば、何とも胡散臭い言葉だと自覚しています。この業界では特に、でしょうか。「僕らSEOのノウハウたくさん持ってるよ」とかドヤ顔で言われても何言ってるのか正直よく分からないですよね。

    (※って言って”SEOノウハウ“って調べたら僕が以前に取材頂いた記事が1位に、、すみませんでした)

    話を戻して、何をもってSEOのノウハウというんだろう、ということについて。言葉を明確に定義する必要もないとは思うんですけど、「言葉にするなら多分こういうものかな」って言えば自分はしっくりくるなと思ってる内容をまとめてみようと思います。

    「SEOノウハウ」がそれ単独で出来ることは少ない

    ちょっと話は逸れますが、例えば、大学生3人で始めたばかりのスタートアップ企業が、いきなりリクルートさんの主力Webサービスと同じサービスをWebで展開しても同じことはできないですよね(例に出してしまってすみません)。資金力、人的資源、組織力、ノウハウ、運用歴、ブランド、何もかもが圧倒的に違うわけですね。

    そしてそれはSEOにしても同じことが言えます。

    表面的なサイトの形や機能は同じように構築すれば同じようにできることは多いと思いますが、じゃあ既にそのジャンルのトップ(キーワードの順位だけじゃなくて事実上のトップ)に長らく君臨するようなサイトはそういう要素だけで出来上がってるの?と言えば全然違うわけです。

    世間一般にSEOが強いとされるサイトを見てその表面だけ真似ても、長期的に蓄積されてきたWeb上の資産は一朝一夕ではまねられません。そういうサイトのSEOの”強さ”の土台となっているのは「SEOのノウハウ」なんていうものではなく、サイトへの投資、ビジネスへの投資そのものだったりします。

    だから単にSEOに詳しい人がいるだけでは、ビジネスを加速させることには限界があるわけですね。

    SEOに長けている人がWebに関わると何が変わるのか

    じゃあ、SEO強い人がいると何が良いのよ?というお話で。SEOに関する知見の多寡によって差が出るのは、次のような項目なんじゃないかと思っています。

    • そのビジネスにおけるSEOの重要度の評価を適切にできるかどうか
    • そのサイトでの理想的なSEOのイメージ(将来像)を持てているかどうか
    • 現状の課題を正しく認識し、現実的かつ妥当な施策のプランニングができるかどうか
    • サイト運用や企業活動の実績をどれだけ有効なSEO資産に転換できるか
    • 蓄積されたSEO資産をどれだけ有効な検索トラフィックに転換できるか
    • 検索トラフィックをどれだけ資産や収益に転換できるか

    せっかく良質なサイトを運用していてもこのノウハウが欠如すれば100の投資をした結果のリターンが20しかないかもしれない(実際そういうサイトは多いですよ、勿体ない)。

    でも、ある程度の知見があればこれを150にできるかもしれない。
    本当にSEOに強い人がやればこれを300まで持っていけるかもしれない。

    ちょっと雑ですけど、個人的には、SEOのノウハウというのはそういう類のものだと思っています。

    ちなみに”SEO資産”というと何とも怪しい表現ですが、砕けて言えば「検索エンジンに認識・評価され検索結果により多くサイトが露出されるための材料となるもの」みたいな感じでしょうか。

    コンテンツやリンクといった直接的な資産は分かりやすいですが、「継続的にサイトに訪れ、リンクや共有をしてくれる可能性の高いユーザー」みたいなものとかそういうのも本質的にはサイトの資産と考えるべきかなとも思います。

    何にしてもサイトに色んなものを蓄積していくことは必要

    基本的には先ほどこういうものになります。ただし、人工リンクみたいにサイト自体の改善をせずに評価を底上げするようなやり方を除き、100の投資自体はきちんとする必要があるんですよね。

    つまりサイトに対する100の投資を300のリターンに出来るような”SEOに強い人”がいたとしても、投資が10のサイトであればそれを30にすることしかできないんですね、超単純計算では。

    その場合、別のサイトでそれなりのスキルを持った人たちが100の投資で150のリターンを返してきているなら、そのサイトには勝てないわけです。

    多分これがSEOノウハウというもののある意味での限界かなと思っています。

    何もない状態で出来ることがほとんどなくて、何かする場合には基本的に何をするにもSEOが関わってくるのでそこにいちいちSEOを考慮した要件や仕組みを組み込んでいく、そんなイメージです。

    しかし、言うは易し、するは難し

    簡単に言っていますが、先ほど挙げたようなこと(資産を蓄積し大きなリターンに転換する)を本当に上手に実現しようと思うと、SEOと一言で言っても本当にいろんなことを知っていないといけないし、最低でも、相応に広い視野を持たないといけないのです。

    また、必要な素養が幅広いので大変です、ということ以上に、明確なリターンが見えるわけではなく、かつ確かな正解のないものに、そうした動きを積極的にしていきましょうよ、としてそれを実行に移すまでのハードルが、企業によっては非常に高いと思うんですよね。

    そういうところを少しでもカバーできればと思って(勿論、あわよくば案件のご相談など頂ければと思って)セミナーとか勉強会とかもやっているわけですね。今は需要の濃い話題とか、検索エンジン周りに寄せていますが、今後少しずつ領域広げてバリエーション増やしていきたいなとも思っています。

    そんな感じで引き続きよろしくお願いいたします。

    ヴォラーレ株式会社 土居