先週、投稿したコンテンツよりコンテキストが王様という記事、内容に納得すると共に冒頭に出てきた「ビル・ゲイツが最初にコンテンツが王様といった」という一言が妙に頭に残っていました。建前・本音含め日本の誰よりも「コンテンツが王様」と書いてきたSEO Japanですが、ビル・ゲイツが発した言葉とは露知らず。彼がそんな発言をするイメージも実際にマイクロソフトがやってきたことからも微塵も感じられないのですが、今回気になりすぎてネットで調べた挙句、原文らしきものがインターネットアーカイブに残っていました。一読した所、その内容に余りに衝撃を受けたため、より多くの方に是非読んでいただきたく、ここに翻訳して紹介します。 — SEO Japan
「Content is King」は文章のタイトルで出ているだけのようですが、内容は正に「コンテンツは王様」な内容。コンテンツの条件に、「検索して、見つけることができる」Google誕生はるか以前の1996年にSEOの重要性を理解し、「オーディオ、動画を提供する必要もある」今日のマルチメディア展開や「個人的に関与する機会をユーザー」ソーシャル&コミュニティの重要性を示唆、、、正に今日、コンテンツマーケティングが重要視される理由そのものです。そして既存の紙媒体との軋轢や広告モデル、決済システムまで、ほぼその予見通りになったことばかりというか、インターネットの歴史を振り返った文章のようでもあります。
スティーブ・バルマーの破天荒すぎるキャラも魅力でしたし、スティーブ・ジョブスという強力すぎるビジョナリー兼ライバルもいたわけですが、ビル・ゲイツもそのイメージ以上に思慮深く常に人の何歩も先を考えている人物だったのでしょうね。 — SEO Japan [G+]
ブログといえば知らない間にWordpressが定番プラットフォームに君臨してしまいましたが、米国を見ると新たなブログプラットフォームが定期的に生まれているようです。今回はそんなブログプラットフォームを15比較紹介した記事をThe Next Webから。次に使うブログプラットフォームや、新規サービスのヒントになるかも? — SEO Japan
実際、ブログを書くのに今ほど適した時はないというのが真実だ。ソーシャルネットワークがオーディエンスを築いてコンテンツを読者に届ける手助けをし、より定評のあるブログやウェブサイトが自分よりも小さなサイトにリンクしたりアグリゲートしたりして、記事を読む訪問者の大群を送り込んでいる。―The Daily Mail aside
SEO、コンテンツ関連の真面目な記事を連投してきた後は、コンテンツマーケティングの一例を。日米共に昨年公開されたジョニー・デップ主演の超大作かつ大コケ作品を反面教師としてビジネスを失敗させないためのアドバイスを考えたコピーブロガーらしいブログ記事です。世の中で話題のトピックを記事ネタに活用する好事例。 — SEO Japan
コントロールの利かなくなっている予算は、通常、映画制作者が映画を作り始める時に確固たるビジョンを持っていないことを意味する。将来のビジョンがなければ、映画がどんなものに仕上がろうと、事実上それは膨大な量の書き直しとイメージし直しの結果であるということを意味する。それでは、なぜこれが問題なのか?なぜなら、それが起こる時、最終的な製品は、それが持つはずだった効果的なストーリーテリングの力と同じ種類の力、始めから非常に興味を引き付けて話さない物語そのものを生み出さないからだ。~ James Gadea at policymic
流石コピーブロガー、映画をネタに思わず読んでしまう内容に仕上げていますし、コンテンツマーケティング、そしてビジネス自身にとってもそれなりに学べる点もあったのではと思います。余談ですが、ローン・レンジャーは製作費250億円、宣伝費175億円で合計425億円(1円=1ドル計算)かかったそうです。ハリウッドの大作映画、毎年100本以上作られていますが、IT業界も真っ青の投資ビジネスですよね。。。 — SEO Japan [G+]
「コンテンツが王様」「Content is King」、今日のSEO、そしてコンテンツマーケティングブームを代表する名言です。しかしコンテンツはあくまでコンテンツ、実際はそれが存在するコンテキストを通して初めて意味や価値を持つともいえ、その意味ではコンテキストこそ真の王様なのかもしれません。米国フォード社のデジタルマーケッターによる一歩進んだ考察を。 — SEO Japan
ビル・ゲイツが、あの名言、「Content is king」(コンテンツが王様)を残したのは、20年近く前の1996年だ。同氏の主張は、今でも大部分において正しい。
そして、2013年、スコブル氏とイスラエル氏は、再び、これから世界が向かおうとしている目的地を「The Age of Context」の中で、再び言い当てている。両氏は、この本の中で、5つの影響力を持つ要素を特定している — ソーシャル、モバイル、データ、センサー、位置情報。これは、人工知能を持つコンピュータが登場する映画「2001年宇宙の旅」のようなSFではなく、– たとえ、全容は明らかになっていなくても、現実の世界の話であり、事実、この5つの要素は私達の身の周りに存在する。今なら「Context is King」(コンテキストが王様)と言っても、全く問題はないはずだ。
可能性に関して、スコブル氏とイスラエル氏が、一歩先を進んでいることは間違いない。両氏は「Naked Conversations」で7年前に時代を読む力を証明していた。しかし、現在は、世界はさらに早いペースで動いており、「The Age of Context」では、さらに近い将来、このスキルを証明するようになるだろう。両氏が本の中で紹介した優れた起業や製品をほんの少しでも実感してもらえたら嬉しい。
ウェブマーケティングに限定して考えると、そもそものフレームワークがある程度絞り込まれており、Content is Kingの発想で十分な気もしますが、実際はコンテキストを考えることがまず大事なのでしょうし、ウェブマーケティングにおいても、コンテキストをどこまで考えられるかがコンテンツの活用法も相当に変わりそうです。しかし米国の最新自動車業界事情を考える時、ついついテスラばかりが思い浮かんでしまいますが、フォード含め既存の大手メーカーがシリコンバレーと本格的に連動して今後の自動車シーンをリードする可能性もなくはないよな、とこの記事を読んで思ってしまいました。日本勢も負けじと頑張ってほしいです! — SEO Japan [G+]
SMX West 2014も無事終了、進化を続けるSEOシーンに改めて休まず勉強を続けることの重要性を感じられずにはいられませんでした。今回はそんな進化を止めない検索結果の順位要素を過去に遡って比較してみてみようという面白い試みをサーチエンジンランドから。SMX Westでも講演したMozのランド・フィッシュキンが毎年発表しているSEOの順位要素データを元になっており、信頼性も高いそうなだけに興味深い内容。今日にいたる検索アルゴリズムの変遷、そして最新アルゴリズムの意味をより深く理解できると思います。 — SEO Japan
また、ドメンイレベルでは、信頼性 vs 量に関するトレンドが新たに表れていた。2009年、被リンクの信頼のレベルは、ドメインレベルでのリンクの基準で1位に挙げられていた。2011年では3位、そして、2013年では2位であった。しかし、2011年と2013年の調査では、「固有のリンクを張るドメインの量」は、当時、そして、今でも、ドメインのリンクプロフィールの基準として、最も重要視されている。
サイト&ページ要素は当然としてもリンクやソーシャル要素の影響の変化が時代毎に出ていましたね。リンク中心のSEOがかつてあれだけもてはやされたのも過去のデータを見るに当然という気もします。ソーシャルに関してはGoogle+の影響力が話題にはなりますが、プラットフォームとしてはFacebookどころかTwitterにも限りなく後れを取っていますし、GoogleもそれをSEO要素に取り入れすぎることへはリスクもあり、かといってFacebookやTwitterがデータ提供してくれるとも限りませんし、非常に悩ましい状況なのでしょうね。記事で締めくくられているように「不透明な未来」ではありますが、「ユーザーに価値を与える」べく地道にコンテンツマーケティング的な努力をしていくしかないのでしょうか。 — SEO Japan [G+]
紹介している画像には含まれていませんが、12月は一年で最も支出が多くなる月で、クリスマスイブにはケーキなどを買って平均9,631円支出しており、年末は餅、かまぼこ、鯛などを購入して1日に1万円以上支出しているようです。3年分の平均支出額を計算しているため、年によって日付が変わるイベントの支出まではくみ取ることはできませんが、色々な視点で見ると発見が多いインフォグラフィックではないでしょうか。 — SEO Japan [G+]
GoogleのWebスパムチームのトップとBingのプロダクトマーケティングマネージャーをスピーカーに迎え、SEOについての質問に答えてもらうセッション。Dannyを加え、仲の良さがうかがえるセッションでしたが、質問の内容と回答はストレートなものでした。初頭からMatt Cuttsが彼の取り組みについて、オープンに語ってくれています。– SEO Japan
原題:Meet The Search Engines
Speakers:
Matt Cutts, Distinguished Engineer, Google Inc. (@mattcutts)
Duane Forrester, Sr. Product Manager, Bing (@DuaneForrester)
全体を通して印象的だったのが、Mattがセッション中もセッション後の囲み質問の際にも、オーディエンスからの要望などをメモ帳に書き留めていたことです。(もちろん、ポーズなのかもしれませんが、ユーザーの改良に向けての取り組み方が伝わります。)どうしてもGoogleへの質問が多くなってしまいますが、DuaneもBingの状況を丁寧に話してくれていました。Mattの冒頭の発言以外は、既に重要という認識のある事柄でしたが、彼ら二人からの発言のため、より信頼度が深まったと思います。– SEO Japan
小粒なネタが中心だった気もしますが、しかし匿名サイトが大ブームとは、、、(というか正確には大ブームを見越した巨額投資ブーム)Snapchatの成功があってのことなのでしょうが、さてどうなることやら。匿名サイトといえば、歴史も人気も米国のはるか先をいっている日本ですが、余り匿名サイトに投資という話は聞きませんね。今後米国の流れに乗って国内でもそういった動きがあるかも? — SEO Japan [G+]
SMX West 2014最後のセッションは、さまざまな質問にエキスパートたちが回答するセッションです。モデレーターはDanny Sullivan。日々直面するSEOの課題に対し、エキスパートたちはどのように取り組んでいるのでしょうか?– SEO Japan
原題:Meet The SEOs
Speakers:
Rae Hoffman, CEO, PushFire (@sugarrae)
Warren Lee, Senior Global SEO Manager, Digital Media, ADOBE (@warrenleemedia)
Laura Ann Mitchell, Digital Marketing Strategist, Intel
Marshall Simmonds, Founder and CEO, Define Media Group, Inc. (@mdsimmonds)
エージェント側からもインハウス側からもメンバーを集めていたので、両方の意見を聞けたことはよかったですね。SEO担当における役割が多様化している昨今、外部か内部か、グローバル企業かローカルビジネスか、取り組む課題は様々なようです。役割の多様化は作業の細分化を生み、今までよりも多くの人がSEOにかかわるようになっていきます。大事なことは、それぞれの作業を尊重しあい、ユーザーの価値の創造という共通意識を持って仕事に取り組むということでしょうか。
企業におけるSEOの役割はこれからも重要であり続けると思います。SEO Japanでは今後もこうしたカンファレンスに参加し、最新の情報と企業の取り組みについてレポートすることで、SEOの現在位置をお伝えできればと思っています。このレポートでSMX West 2014のレポートは全て完了となりますが、お読みくださった全ての方々に感謝の言葉を述べさせていただきます。ありがとうございました!– SEO Japan
同じような記事を連発しているといえばしているニール・パテルなんですが、どれも納得するしかない内容なのは流石です。ワードプレスの編集カレンダープラグインは知りませんでした。時間がある時は1日も3本以上アップする日もあれば忙しい時は1週間投稿0のSEO Japanとしては活用すべきな感じですが。。。なんとなく投稿頻度に自分の現状が出ている気がしてこれはこれでいいかな、と思ったりもしているマーケティング無視な私でした。投稿がないと、書かないと!という気になるのも事実なんですけどね。 — SEO Japan [G+]
ビッグデータの最大の難点は、ノイズからシグナルを区別する取り組みである – 特定のウェブユーザーのグループが、ウェブ全体の世界を反映しているとは限らない。要するに、Twitterでトレンドになっているイベントが、実は全くトレンドにはなっていない可能性もある(NY Times Media Report)。
先週はSMX Westのライブレポートをお届けし、すっかりSEO色に染まり直ったSEO Japanでした。同時に、SMX WestのキーノートがSEO Japanでもお馴染みのコピーブロガー代表のブライアン・クラークであったことにも象徴されるように、今日のSEOとコンテンツマーケティングが切っても切れない関係になっていることは間違いありません。ということで、コンテンツマーケティング関連の記事を今週は色々紹介していきたいと思います。第一弾はあのSEO Bookによるコンテンツ論。 — SEO Japan
SEO Bookにしては意外と軽めのないようでしたが、納得できる内容でした。量より質、という話かと思いますが、具体的に質の高め方を説明してくれているのは初心者コンテンツマーケッターには参考になるでしょう。しかし前半の「大半の会社においては、「収益が王様」であり、「注目が女王様」であり、コンテンツは、この2つを得るために用いられる手段でしかない。」という一言は重かったですね。「コンテンツが王様」といわれても、というか昔からいわれていますし理解してもいるのですが、どこか薄氷の上で語られているような気分になる自分もいるのですよね。コンテンツをあくまでも本来の目的を達成するための手段と捉えている故の気持ちかもしれませんし、実際そうだと思うのですが、本当に王様扱いしなければ、肝心の収益や注目も付いてこない時代になりつつあるわけで、その意味で、コンテンツを裸の王様から真の王様に変える努力に真剣に取り組む必要があるのかもしれません。 — SEO Japan [G+]
大好きなバンドを Google で検索したとき、ナレッジグラフが表示され、そのバンドに関する情報が一覧できることに気づいた方もいるかと思います。この中には、コンサートのスケジュールに関する情報も含まれています。このスケジュールが正しく、完全であることはファンにとってもアーティストにとっても重要です。そこで、この表示に関して新しいアプローチをはじめることにしました。これからは、アーティストの公式ウェブサイト上に構造化データのマークアップが存在する場合、そこから直接その情報がナレッジグラフ内に表示されることになります。
最新のGoogle検索エンジンのアップデートである、ハミングバード。Googleの新たな試みの中心となるものです。前回のSMX East 2013でも開かれたセッション(こちらをご参照ください)ですが、その後の進捗状況は非常に気になるところです。検索の未来を語る上で欠かすことのできない技術。最新の取り組みは、どこまで進んでいるのでしょうか?– SEO Japan
原題:What Is Hummingbird & The Entity Search Revolution
Speakers:
Janet Driscoll Miller, President and CEO, Marketing Mojo
Warren Lee, Senior Global SEO Manager, Digital Media, ADOBE
Marcus Tober, CTO, Searchmetrics Inc.
Warren Lee ハミングバードとは
新しい検索アルゴリズム。Googleの検索の90%に影響。従来の機能と全く新しい機能を組み合わせたものであるが、今現在の検索の需要に対応しようとするものだ。
ハミングバードは従来のランキングファクターを変更するものではない。新たに、”関連性”というファクターを追加するものだ。そのため、コンテンツの品質は引き続き重要になる。
ハミングバードが導入されてから数ヶ月。検索への影響は確かにあるようです。しかしながら、前回のセッションとの比較で大きな変化があったかというと、そこまで大きなものはありませんでした。まだまだ導入段階であるため、こうしたイントロダクションのセッションも需要が高いみたいですね。今のうちに私もしっかりと理解を深めていきたいと思います!– SEO Japan
Webサイトへ正確な情報を伝える技術、構造化データの導入が進められています。導入しているサイトの数はまだ多くはないかもしれませんが、先行して導入したサイトがどのような結果を生んでいるのか、非常に気になるところです。世界中にユーザーを持つ大規模サイトのDisneyとeBayの事例もあり、必見のセッションとなっています!– SEO Japan
原題:Structured Data Super Session: What You Need To Be Doing Now
Speakers:
Benu Aggarwal, President and Founder , Milestone Internet Marketing
Frank Cheng, Head of SEO, eBay Classifieds
Jeff Preston, Senior Manager, SEO, Disney Interactive
構造化データの導入をすでに行っている企業があり、とても良い結果がでているようです。世界的な大企業ですから、こうした新技術に投資できるリソースがあるのですね。しかし、導入についてはそれほど難しくないとの意見もありましたので、まだまだ浸透の浅い時期に先んじて行うと、後の結果に大きな影響をあたえるかも??– SEO Japan