ハリウッド女優で投資家のケリー・ワシントン、Disrupt 2020に登場

Kerry Washington(ケリー・ワシントン)氏の功績はハリウッドの至る所に見られる。エミー賞、SAGアワード、ゴールデングローブ賞にノミネートされた俳優、監督、プロデューサーの顔を持つ彼女は、「スキャンダル 託された秘密」のオリヴィア・ポープ役(1974年以来、ネットワークドラマではじめてアフリカ系アメリカ人女性として主演を務めた)からHuluの「リトル・ファイアー〜彼女たちの秘密」やNetflixの「アメリカの息子」(両作品でメーンキャストとして出演)の制作など、さまざまなプロジェクトにかかわってきた。さらに、「SMILF」、「スキャンダル 託された秘密」、「インセキュア」など多くの作品で監督を務めていることも忘れてはならない。

しかし、ワシントン氏は単なるハリウッドのスーパースターでは収まらない。

ここ数年間で、テクノロジーの分野にも深く関与している。ただ資金を出すだけではない。

ワシントン氏は、女性専用のコワーキングスペースを提供するThe Wingへの7500万ドル(約80億円)規模の投資プログラムに参加している。また、スターやセレブ達がファンともっと直接つながれる(Twitterの自己紹介に記載した番号に「テキストメッセージ」を送ることができる)プラットフォームのCommunity(コミュニティ)にも投資しているほか、歯列矯正のD2CプラットフォームであるByte(バイト)にも投資している(クリエイティブアンバサダーも務めている)。

ワシントン氏はTechCrunchの5月のインタビューで彼女の投資先はすべて、投資していることに誇りを持てる企業ばかりだと語っている。

「商品の品質や人々の生活の質を高めるという点において素晴らしい企業ばかりです。発言力を持つという考えは本当に重要です」と述べている。

集まれるスペースを作ることでも、素敵な笑顔を生み出すことでも、スターとより直接的につながれるようにすることでも、彼女の投資先は人々に声を上げる力を与える点でほかにはない共通性がある。

ワシントン氏はまた、活動家でもある。

2013年にはNAACPのプレジデント賞、2015年にはGLAADメディア賞のヴァンガード賞を受賞しているほか、2016年にはACLU Bill of Rights賞を受賞している。2018年、#MeToo運動の高まりで世界が大きな変化を遂げたとき、ワシントン氏もハリウッドのTime’s Up運動のリーダーとして、Natalie Portman(ナタリー・ポートマン)氏、America Ferrera(アメリカ・フェレーラ)氏、Reese Witherspoon(リース・ウィザースプーン)氏と共に活動した。

さらには、Michelle Obama(ミシェル・オバマ)前大統領夫人の「When We All Vote」キャンペーンの共同委員長も務めているほか、非営利組織と共同で投票率の上昇を目指すイニシアチブ、Influence Change 2020の発起人でもある。

言うまでもないが、Disrupt 2020ではワシントン氏からさまざまな面白い話が聞けるはずだ。

最近のテクノロジー分野への投資や運営について、また今後数年のうちに最も期待できると彼女が感じている分野について、さらには、Netflix、Hulu、Quibi、Disney+、HBOなどが台頭し急速に変化しているメディア業界や、ユーザーの生活様式の変化に合わせて進化するネットワークについてもぜひ聞きたい。

大統領選挙を控えた今年、「Black Lives Matter」運動が大きな広がりを見せる中、彼女の行動主義者としての活動について話を聞くほか、テクノロジーの世界が多様性、公正、包括性といった点でまだ期待通りではない部分やそれを改善するにはどうすればよいかについても彼女の考えを聞いてみるつもりだ。

ワシントン氏に聞きたいことは山ほどある。どんな話が聞けるか本当に楽しみだ。

Disrupt 2020は米国時間9月14日から18日まで、今年はバーチャル形式で開催する。今すぐDisrupt Digital ProパスまたはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入し、ケリー・ワシントン氏の話を最前列でチェックしてほしい。それでは会場で。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

CRISPRの先駆者、ジェニファー・ダウドナ氏がDisrupt 2020に登場

Jennifer Doudna(ジェニファー・ダウドナ)氏は合成生物学の分野で大革新を引き起こした人物である。同氏の発見によって世界中の研究者が生物界をプログラムし、再プログラムできるようになったのだ。9月に開催されるDisrupt 2020では、そんな同氏から話を聞けることとなった。

カリフォルニア大学バークレー校の化学、分子、細胞生物学部門の教授、グラッドストーン研究所の主任研究員、カリフォルニア大学サンフランシスコ校の教授として、ダウドナ氏は遺伝子編集技術研究、CRISPRの最前線に立っている。

ダウドナ氏とEmmanuelle Charpentier(エマニュエル・シャルパンティエ)氏が、微生物の免疫応答を誘導するCRISPR-Cas9酵素を使用してゲノムを編集できると最初に発表したのは、わずか8年前のことだ。この発見は、生物学に対する人間の認識の歴史において最も重要な進歩の1つであることが判明し、またこの発見は世界を劇的に変化させる潜在性を持っている。

ダウドナ氏は、James Watson(ジェームズ・ワトソン)氏の本『二重らせん』をハワイの自宅にある父親の本棚で発見したことから、彼女自身の生化学分野への道のりが始まったと説明している。文学教授の娘としてハワイで育った幼少期時代からダウドナ氏は科学のキャリアを追求したいと考えていた。しかし同氏が科学の人間的側面に目を向けたのは、ワトソン氏の有名な本を読んでからのことだ。

同氏の科学的研究とスタートアップでの取り組みは今、この革新的な科学分野の将来性に人類を開眼させる可能性をもたらしている。なぜならダウドナ氏は自身の研究活動に加えて、Mammoth Biosciences(マンモス・バイオサイエンス)、Caribou Biosciences(カリブー・バイオサイエンス)、Intellia Therapeutics(インテリア・セラピューティクス)、Editas Medicine(エディタス・メディシン)など、数多くの企業の共同創設者となっているからだ。

これらの企業は世界が直面している最大の課題のいくつかに取り組んでいる。Mammoth Biosciencesは新型コロナウイルス(COVID-19)における新しいテスト方法の開発ぶに取り組んでおり、Caribou Biosciencesは新しい癌治療を追求。また上場企業のEditas Medicineは眼球、神経変性疾患、血液疾患、癌などに対する治療の研究に取り組んでいる。

遺伝子編集が何らかの影響を与えていない業界は今やほとんどないだろう。材料科学から食品科学、農業から医学まで、CRISPRテクノロジーは全産業を再構築する機会を生み出しているのだ。

Solugen(ソルジェン)のバイオベースの化学物質に使用されている、遺伝子組み換えの有機体によりImpossible Foods(インポッシブル・フーズ)の代替肉の味が肉らしい味になった。また、CRISPR編集済み細胞は、特定の種類の癌を治療するための初期試験で安全であることが証明されている

有用性の幅広さと、研究者がテクノロジーにどのような制限を課すべきかという問題が渦巻く中、ダウドナ氏がDisruptのステージで話すべきことはたっぷりとあるだろう。最近同氏によって発表された、唾液ベースの高速COVID-19テストを用いた大学キャンパスの安全性の向上に関してなど、さまざまな事について話を聞けるに違いない。

Disrupt 2020はすべてバーチャルな形で米国時間9月14日から18日まで開催される。アクションへの参加やバーチャル出展が可能な数種類のDigital Passをご用意している。詳しくはこちらから見ていただきたい。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

Airtable CEOのHowie Liu氏がDisrupt 2020に登壇

企業向けのコラボレーション型ソフトウェアは現在非常に勢いを増している。中でもAirtableはまさに飛ぶ鳥を落とす勢いである。

コラボレーション型の柔軟なデータベース製品を提供する同社は、CRV、Benchmark(ベンチマーク)、Coatue Management(コーチューマネージメント)、Thrive Capital(スライブキャピタル)などの投資家から1億7000万ドル(約179億円)以上の資金を調達している。そんなAirtableの共同創設者兼CEOのHowie Liu(ハウイー・リュー)氏がDisrupt 2020に参加してくれることになり、非常に楽しみだ。

リュー氏はデューク大学を出た後、自身の最初の会社を立ち上げた。自動CRMシステムを提供するeTacts(イータクツ)だ。同社は、YouTube(ユーチューブ)、Powerset(パワーセット)、Delicious(デリシャス)の創設者や、Ron Conway(ロン・コンウェイ)氏、Ashton Kutcher(アシュトン・カッチャー)氏などの投資家から投資を受けた。

リュー氏はその後Salesforce(セールスフォース)向けのソーシャルCRM製品を主導し、そしてAirtableで再び自身の道を進み始めることを選択した。

Airtableはソフトウェアを民主化するという広大な使命を基に2012年に設立された。本質的にAirtableはリレーショナルデータベースである。素人はこれをGoogleスプレッドシートやMicrosoftExcelの強化版のようなものだと思うだろうが、実際はそれよりもはるかに奥深いものである。

ソフトウェアはデータ(正確に言えば整理されたデータ)に基づいて構築されている。多くの人はデータをコンパイルし、整理してスプレッドシートにすることはできるが、ソフトウェア製品に飛躍させることはできない。Airtableはそれを開発者ではなくとも、誰にでも可能にすることを目的としているのだ。

とは言うものの、同社はいくつかのハードルに直面している。 Airtableは、販売目標の追跡から製品ロードマップの整理、ワークフローの管理まで、さまざまな方法で使用できる製品だ。このタイプのオープンエンド製品では、それを最大限に活用する方法、または単にそれを使用する方法についてエンドユーザーを教育するのが難しい。

我々は非常に複雑な製品を最もユーザーフレンドリーな方法で構築する方法について、リュー氏と話し合う予定でいる。また、大企業のほとんどが支出をストップまたは減少させている現在における企業向けソフトウェアの販売状況、ノーコードおよびローコードソフトウェアの将来、そして超成長についての同氏の考え方についても尋ねる予定だ。

Disrupt 2020はすべてバーチャルな形で米国時間9月14日から18日まで開催される。アクションへの参加やバーチャル出展が可能な数種類のDigital Passをご用意している。詳しくはこちらから見ていただきたい。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

9月14日〜18日にバーチャル開催するDisruptについてのオンラインQ&Aを今週末実施

ピボットといえば、パンデミックによって対面式のカンファレンスの性格が一変させられたことが大きい 。これによってTechCrunchもDisruptカンファレンスの開催方式を急遽変更せざる得なかった。Disruptは毎年1万人以上の参加者を集める大規模なイベントだ。これをオンライン開催に組み替えるのは非常に手強いタスクだった。ハードルも無数にあった。

多くの読者がバーチャル版Disrupt 2020がどのように開催されるのか知りたいと考えていると思う。TechCrunch では、太平洋時間8月14日(金)午後12時(日本時間8月15日午前4時)からZoomでQ&Aセッションを開催する。Disruptについてどんな疑問でもここで直接質問することができる。編集マネージャーのJordan Crook(ジョーダン・クルック)、運営ディレクターのJoey Hinson(ジョーイ・ヒンソン)、マーケティング・ディレクターのAlexandra Ames(アレクサンドラ・エイムス)が回答する。

回答者はまず最初に物理的な開催をバーチャル開催に切り替えるためにどのような作業をしたか、またバーチャル版のフォーマットがどのようなものであるか、参加するためにはどうすれば良いかなどについて説明する。オンライン開催のメリットの1つは世界中どの地域からでも自由に参加できることだ。確かにバーチャルDisruptは物理的会場で開催されるカンファレンスとは大きく異なる。しかしカンファレンスがもたらすメリット、チャンスは依然として現実的であり無数に存在する。

Disrupt 2020カンファレンスは来月9月14日から18日(日本時間9月15日から19日)まで5日間にわたって開催される。バーチャル版では投資家と話し合うチャンスがいっそう増えた。イノベーションが続く世界のマーケットに向けた新しいプロダクトやスタートアップをDigital Startup Alleyで発見することができるだろう。また良い記事を書くために懸命に材料を探しているジャーナリストとも話し合える。企業提携やブランド確立についても多くのチャンスがあるだろう。1対1のビデオミーティング、人脈を広げるためのネットワーキングイベントも用意されている。毎年よびものとなっているStartup Battlefieldではでは最新の世界から集まった優秀なスタートアップに声援を送り、テクノロジーの世界でもっとも影響力のある人々からなる審査員と交流できるチャンスもある。

来月のDisruptについて質問があればさっそくQ&Aセッションに参加登録をしておこう。実際にカンファレンスを実行する担当者から詳しい回答を得ることができる。こちらからあらかじめ疑問を送っておくことができる。疑問が解決すればいよいよDisruptチケットを購入しよう。たずさわっているビジネスを正しい方向に向けて前進させるための世界に類のないチャンスが待っている。

Disrupt 2020への出展またはスポンサーを考えている企業はこちらの様式に記入の上、スポンサー営業チーム宛送信していただきたい。

原文へ

(翻訳:滑川海彦@Facebook

アトラシアン共同創業者CEOのキャノンブルックス氏がDisrupt 2020に登壇決定

グーグルが一般に広く知られた存在であるように、Atlassian(アトラシアン)は、ソフトウェアエンジニアなら誰もが知っている会社だ。2002年に設立し、シドニーに本拠を置く同社は、法人向けコラボレーション用のツールとサービスを開発している。創業以来、順調に業績を伸ばし、2015年、株式を公開した。

そのアトラシアンの共同創業者で共同CEOのMike Cannon-Brookes(マイク・キャノンブルックス)氏をDisrupt 2020にお迎えできることになったのでお知らせしよう。TechCrunchのチーム一同、待ちきれない思いでいることは言うまでもない。

起業家精神という意味では、キャノンブルックス氏は1つの会社を創業から株式公開まで導き、その間あらゆる面で社の成功に尽力した数少ない創業者の一人だ。

アトラシアンは法人向けコラボレーション、とりわけエンジニアリグと開発チーム向けのコラボレーション製品の分野ではパイオニア的な存在であり、長年にわたって、Jira、Confluence、HipChatなどの頑強な製品群をリリースしてきた。

キャノンブルックス氏は、創業時の資金調達、製品開発、Trello(トレロ)など他社の買収、株式公開に至るまで、あらゆる局面で指揮をとってきた。アトラシアンは創業時から現在まで、創業国であるオーストラリアに本社を置き、インボイス業務も本社で行っており、南半球の国で創業したテック系スタートアップで最も成功した会社と言えるだろう。

アトラシアンの際だった特徴の1つは、マイクロソフトやIBMといった大手ソフトウェア企業と違い、正式な営業販売部門なしでここまで成功したという点だ。同社の販売マーケティング費用は、他の法人向け大手ソフトウェア企業と比べれば本当にわずかである

「創業当初から、営業販売員はソフトウェア企業を破綻させるという直感みたいなものがありました」と、キャノンブルックス氏は2015年のAustralian Financial Reviewの記事で語っている。「このやり方でうまくいくことを納得してもらうのが、おそらく一番大変な仕事だったと思います。このやり方に納得できないがために、多くの優秀な人たちが当社への入社をあきらめたり、投資やアドバイスという形で当社をサポートすることを拒んだりしました」。

アトラシアンという会社は、とてつもなく高性能の流通販売の弾み車を作り上げ、そこに「卓越した製品」という1つの必須材料を組み込んだものだ。卓越した製品を低価格で提供すれば誰にでも売ることができる。誰にでも売るには、透明な価格体系と無料お試し期間を用意してオンラインで販売することが必要だ。無料お試し期間を用意するなら、卓越した製品を開発しなければならない。そうすれば弾み車が回転していく。

このモデルはとてもよく機能した。

アトラシアンの製品は、Spotify、NASA、Sotheby’s、Visaなど、小企業から大企業まで、世界中16万社で利用されている。

キャノンブルックス氏は、技術分野の投資家でもあり、ソフトウェア、フィンテック、農業、エネルギーなどの各分野に投資している。また、Zoox(ズークス)の取締役でもある。

キャノンブルックス氏と膝を交えて、この20年間のアトラシアンの軌跡と今後の展望について伺えるのは本当に楽しみだ。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

テック見本市IFAは9月にベルリンでリアル開催決定、ただしメインイベント「Global Markets」は中止

7月末にCESの主催者は2021年の会場でのイベント開催中止を発表した。このニュースはベルリンで開かれるIFAの主催者に、予定されているイベントについて情報を出すよう作用したようだ。9月開催を前にIFAはかなり積極的に情報発信しようとしてきた。

例えば、8月4日のプレスリリースには「IFA 2020スペシャルエディション:IFAグローバルプレスカンファレンスでノンストップのニュース発表ーグローバルブランドが最新のプロダクト、年末商戦に向けたニュースやサービスを発表する」とある。筆者は件名くらいしかプレスリリースを見ていない。要するに「IFAはあらゆることにもかかわらず開催でき、また開催しなければならない」ということだ。

しかし8月10日朝、主催者はカンファレンスのメインイベントであるGlobal Markets(グローバルマーケット)を今年は開催しないと発表した。2016年に始まったこのイベントは、OEMやODM、小売業者、流通業者が一堂に会するためのものだ。今回のプレスリリースには「IFA 2020スペシャルエディション:業界からかなりの関心があったがIFA Global Marketsは2021年に延期」と書かれ、「Tech is Back」のバナーも付けられている。「出席者、時にアジアマーケットからの参加者にとって移動が問題となっていた」とIFAは記している。

「現在も続く移動規制によってアジアの企業がベルリンでのライブイベントに参加できない」とIFAのエグゼクティブ・ディレクターであるJens Heithecker(イェンス・ハイテッカー)氏はリリースで述べた。「そうした状況下で、多くの企業がIFA Global Markets参加を来年に延期しなければならなかった。消費者・家庭エレクトロニクス産業におけるアジアのサプライヤーはIFAの大部分を占める」。

IFAは今年実際に会場で開催することを選択した、かなり少ないテックショーの1つだ。ただし、出席者数の制限を含め、多くのセーフガードや規制を案内している。8月10日にリリースされたドイツ企業調査(CNBC記事)では、新型コロナウイルス感染者の増加(BBC記事)を受け、社会生活の規制がさらに8カ月半続くと予想していることが示された。

IFA 2020は9月3〜5日に予定されている。

画像クレジット:Michele Tantussi / Getty Images

[原文へ]

(翻訳:Mizoguchi

不動産を再発明する方法をDisrupt 2020で学ぼう

世界的なパンデミックの影響を受けた多くの業界と同じく、不動産業界も完全に冷えきっているようだ。展示イベントが行えないため住宅販売数は急落し、客がいないため貸店舗の契約もなくなり、経済成長が見込めず、不透明な先行きのせいで投資家は数週間から数か月投資を控えているため不動産価格が下落している。

しかし、テック企業から見ると、不動産業界は今、会社を立ち上げて資金を調達するには最も面白い業界の1つかもしれない。いくつものスタートアップが何年にもわたってこの硬直化した不動産業界への参入を試みたが、昨今のコロナ禍によって不動産業界が厳しい状況に直面している今こそ、スタートアップが壁を破って参入するチャンスだ。

Disrupt 2020(米国時間9月14日~18日)のExtra Crunchステージでは、資産価値数兆ドルの不動産市場をこの21世紀の世界で活性化させようとする意欲にあふれた創業者向けに、どこにマーケットがありどのようなビジネスチャンスがあるのかを検討してみたいと思う。ありがたいことに、世界で一流と呼ばれる不動産関連テック投資家に、そのようなビジネスチャンスと今後の可能性について話を聞けることが決定した。

ステージには、Bain Capital Ventures(ベインキャピタル)のMerritt Hummer(メリット・ハマー)氏、Fifth Wall(フィフスウォール)のBrendan Wallace(ブレンダン・ウォレス)氏、Andreessen Horowitz(アンドリーセン・ホロウィッツ)のConnie Chan(コニー・チャン)氏をお迎えする。

ハマー氏は、ベインキャピタルの不動産テックおよびフィンテック分野のグロース投資パートナーだ。ハマー氏は数年前、Material Bank(マテリアル・バンク)に対する2800万ドル(約30億円)の資金調達ラウンドをリードした。マテリアル・バンクは、塗料の見本や材料見本の物流プラットフォームで、建設中に建築家や建築業者が適切な塗料・材料を選択できるように設計されたサービスだ。これは簡単そうに見えるが、決してそうではない。マテリアル・バンクはメンフィスにあるFedExの配送センターの隣に施設を建設し、ロボットを駆使して見本注文を顧客に短納期で納めている。

ウォレス氏はフィフスウォールの共同創業者です。フィフスウォールは不動産テックに特化したベンチャーキャピタルで、2019年の二次ファンドで約5億ドル(約536億円)今年前半の小売り専門ファンドで1億ドル(約107億円)を調達した。フィフスウォールが出資している不動産系スタートアップには、Opendoor(オープンドア)、Hippo Insurance(ヒッポ・インシュアランス)、Loft(ロフト)などがある。エンジェル投資家としても長年の実績があるウォレス氏はIdentified(アイデンティファイド)を創設した実績もある(アイデンティファイドはその後Workday(ワークデイ)に買収された)。

チャン氏は、アンドリーセン・ホロウィッツのゼネラルパートナーとして、同社で米国、中国、アジア諸国間の橋渡し役を務めてきた。今、ソーシャルディスタンスを守るため、人が直接会う多くの展示ホールが閉鎖されている、チャン氏は今年前半、こうした現状に対応するバーチャルイベント開催用プラットフォームRun the World(ラン・ザ・ワールド)に出資した。この企業は最近投資先として人気があり、数週間前にも、Founders Fund(ファウンダーズ・ファンド)がリードする別の資金調達ラウンドを発表した

この3人から不動産業界の現状について共に学ぼう。不動産業界は変化が激しく、トラクション(牽引力)を獲得することで影響力を発揮できる業界だ。また、リモートワークが急速に浸透し旅行・観光業界が大きく落ち込んでいる世界で、不動産の持つ意味についても視野を広げてみたいと思う。この機会をぜひお見逃しなく。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

スポーツスタートアップのookamiが学生向けオンラインランニング大会開催、アシックスジャパンとタッグ

ookami アシックスジャパン オンラインランニング RunToFeel Cup for Students

スポーツスタートアップ企業ookamiは8月7日、アシックスジャパンとの協業のもと、学生向けランニング大会「#RunToFeel Cup for Students」を開始した。大会期間は8月31日23:59まで。

参加希望者は、まずアシックスのランニングアプリ「ASICS Runkeeper」(アシックス ランキーパー)を使用しランニングを行う。その後記録を画像に書き出し「#RunToFeel #BeAPlayer」というハッシュタグとともにSNS(Twitter・Instagram)に投稿すると、エントリーが完了する。

ookami アシックスジャパン オンラインランニング RunToFeel Cup for Students

ランキング上位3名には、優秀賞としてアシックス最新のランニングシューズ、また抽選で3名に特別賞としてアシックスのランニング用ウエストポーチが授与される。RunToFeel Cup特設ページでは参加方法や参加者のランキングを確認できる。

  1. ASICS Runkeeperアプリ(iOS版Android版)をダウンロードして「8月の#RunToFeelチャレンジ」に参加
  2. Twitterからのエントリーの場合「#RunToFeel」「#BeAPlayer」をつけて走った画像を投稿。Instagramからエントリーの場合「#BeAPlayer」「@playerapp」をつけて、走った画像を投稿。ストーリーズでもエントリー可能
  3. 「ランニングシェアの回数」で日本中の学生と競争できる。 #●●部 も追加すると部活の部ランキングにも参加可能

Player!」は、誰もが、自分の好きなマイスポーツを作り、応援できて、盛り上げられるプラットフォーム。自分ならではのお気に入りのスポーツをみつけて、そのスポーツを好きになり、そのスポーツを盛り上げていくことに貢献できたら楽しいとしている。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、多くのマラソン大会が中止・延期になる中特定の場所に集まらず開催できるオンラインマラソンに注目が集まっているという。

オンラインマラソンの特徴は、走る場所に制約がなく自由にコースを選べ、実施期間の中で好きな時間にランニングに取り組めることとしている。また、オンライン上で走ったスピードや距離、回数など様々なランキングを競ったり、オリジナルの完走証などをオンライン上で獲得できるといった、従来のマラソン大会とは異なるオンラインならではの魅力を挙げている。

2014年4月設立のookamiは、「人」と「情報技術」の調和によって、スポーツの新しい価値を創造するスタートアップ企業。テクノロジーの進歩により個人のライフスタイルが大きく変わっており、伝統的なスポーツエンターテイメントのあり方も変換点が求められているという。同社は、世界のスポーツに革新を起こすべく、スポーツエンターテイメントアプリ「Player!」を開発・運営。より豊かなスポーツライフを、スポーツの感動を、世界中の少しでも多くの人々に届けられるよう全力で挑戦をしていくとしている。

関連記事
テレビでも現地でもない“新しいスポーツ観戦”の形を——「Player!」が数億円を調達
“スポーツライブ×コミュニティ”アプリの「Player!」、運営元がIMJやグリーV、朝日などから調達
為末大氏も支援するスポーツエンタメアプリ「Player!」、運営元がグリーベンチャーズから資金調達
横浜DeNAベイスターズとKDDIが「バーチャルハマスタ」無料トライアル実施、スマホ・PC・VRデバイス対応
仮想サイクリング環境「Zwift」を長野県こもろ観光局が採用、大規模仮想サイクリングイベント開催へ

Disrupt 2020でバーチャルネットワーキングを最大限に活用する方法

Disrupt 2020」―学び、アクションを起こし、ビジネスチャンスをつかむ5日間―が米国時間9月14~18日に開催される。参加準備はお済みだろうか。今年のプログラムとネットワーキングはバーチャルで行われるが、得られるつながりと特典はこれまで以上だ。バーチャルネットワーキングはインパクトが弱いのでは、とお感じの方に良いお知らせがある。

当社のAIネットワーキングプラットフォームCrunchMatchは今年、さらに性能が強化された。そのため、バーチャルコンファレンスにおける物理的な距離を感じさせないだろう。

CrunchMatchは、あなたのビジネス目標にマッチする人を見つけるためのプラットフォームだ。具体的な条件、目標、関心事などのプロフィールを作成すると、CrunchMatchのアルゴリズムが起動し、あなたと同じような考えを持つスタートアップ起業家やインフルエンサーを探し出す。マッチングされた相手に会うことを希望する場合は、CrunchMatchからミーティング時間が提示され、相手にご都合伺いのメールが送信される。

CrunchMatchプラットフォームはとてもスマートで便利なツールだ。どのような人がいるのか確認し、適切な人を見つけて連絡を取り、ミーティングの約束を取りつけることができる。私は1日に5~6件のアポイントメントを取ったこともある。少人数のミーティングだったが、お互いに知り合うにはちょうどよく、参考になる情報をたくさん得られた。
ーFelicia Jackson(フェリシア・ジャクソン)氏、投資家、CPRWrap(CPRラップ)創業者

この新しい強化されたCrunchMatchは何がそんなに違うのだろうか。まず、AIエンジンがアップグレードされ、迅速かつ正確なマッチングとレコメンデーションが可能になった。登録時にご入力いただいた情報を取り込み、他の参加者とマッチングすることで、オンボーディングのプロセスがよりシンプルになる。また、使い込むほどに賢くなり、適切なチャット相手を見つけるといった仕事もこなしてくれる。

Digital PRO Passを購入いただいた方はどなたでもCrunchMatchをご利用いただける。Disrupt 2020には世界中から参加者が集まるので、より的確で効率的なネットワーキングを行うのにCrunchMatchは最適なツールだ。

それだけではない。Disrupt Digital Startup Alley Packageをご購入いただいたスタートアップ創業者の方は、この改良されたプラットフォームを使用して自社のプロフィールとランディングページを作成し、自社製品やサービスの宣伝、プレゼン資料の投稿、マーケティング用動画の埋め込み、リードの追跡などを行うことができる。

メリットはまだある。CrunchMatchは、Disrupt 2020の開催数週間前から利用可能になる。だから、自身のスタートアップを紹介し、スタートアップエコシステムの中にいる潜在的な顧客、投資家、その他の専門家たちと対面のテレビ会議をスケジュールする時間を十分に確保することができるだろう。自社の製品とサービスに注目を集めて人材を募集し、あなたのビジネスを世界中にアピールしよう。

Disrupt 2020であなたを待ち受けているビジネスチャンスを最大限に生かしてください。Digital PRO PassまたはDisrupt Digital Startup Alley Packageを購入し、CrunchMatchを活用して、あなたのビジネスを前進させてくれる人たちとすぐにつながりましょう。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

世界スタートアップ協業マッチングコンテスト「TOKYO CHALLENGE 100」参画大手企業の募集開始

TOKYO CHALLENGE 100

東京都、日本経済団体連合会(経団連)、日本貿易振興機構(JETRO)およびプロジェクトニッポンは8月6日、大手企業100社による国内外スタートアップとの協業マッチングコンテスト「TOKYO CHALLENGE 100」(T-100)の実施に向け、参画する大手企業の募集を開始した。

東京都、経団連、JETRO、プロジェクトニッポンは2019年10月、「東京グローバルスタートアップエコシステム構築に向けた連携に関する協定書」を締結。同協定に基づき、プロジェクトニッポン運営のオープンイノベーションマッチングイベント「第8回 Innovation Leaders Summit」(ILS2021)の期間中にT-100を実施する。ILS2021は、2021年3月3日から開催の予定。

TOKYO CHALLENGE 100の参画ガイドの請求は、ILS公式サイトから行える。

T-100およびILS2021には、すでに20ヵ国超の駐日大使館や外国機関が、自国のスタートアップを招聘するパートナーシップメンバーとして参加を表明済み。2019年のILSの海外スタートアップ参加数177社を大幅に上回る企業の参加が見込まれている。

T-100は、大手企業100社以上が新事業テーマや自社課題を発信し、世界各地の有望スタートアップ数百社からアイデアや解決策を収集。各社あたり3社~6社の協業候補となるスタートアップを選出し、協業に向けた話し合いを進めていくという、世界でも類を見ない大規模なオープンイノベーションマッチングプログラム。

選出されたスタートアップ約300社は、当該企業と協業に向けた商談ができるだけでなく、特典としてPR支援や東京進出支援を受けられる。また大手企業各社にとっては、自社にフィットする世界の有望スタートアップと商談できる機会となる。

TOKYO CHALLENGE 100

TOKYO CHALLENGE 100 参画申込み

  • 大手企業の先行申込み締め切り: 2020年10月14日
  • 大手企業の最終申込み締め切り: 11月18日

TOKYO CHALLENGE 100マッチング商談会

  • 対面: 2021年3月3日~5日 虎ノ門ヒルズ
  • オンライン: 3月8日~12日 ILSオンラインマッチングプラットフォーム(海外企業との商談はオンラインのみ予定)

Disrupt 2020の早期割引は8月8日(土)まで

初期段階スタートアップの厳しい競争の世界でさえ、一定数の先延ばし屋、怠け者、のんびり屋、優柔不断、そして土壇場まで決断を下せないひとがいる。もしあなたがそうした属性の方なら、良いお知らせだ。

米国時間9月14日から18日にかけて開催される、Disrupt 2020への早期割引の申し込みの締め切りが、延長された。先延ばし屋の守護聖人Saint Expeditusのおかげだ。新しい締め切りの米国時間8月7日午後11時59分(PDT)(日本時間8月8日(土) 15時59分)までにパスを購入すれば、最大300ドル(約3万1700円)を節約できる。祈りや願いは届くものだ。

パスを買うことで、これまでで最大かつ最長の、TechCrunch Disruptへの5日間の扉が開かれる。世界中から何千人もの参加者と、何百社ものイノベーティブな初期ステージスタートアップを世界中から引き寄せるこの会議以上に、ビジネスのスピードを加速するための良い時間、場所、機会は見つけられないだろう。

Disrupt 2020に参加すべき、4つの世界クラス理由を以下に示そう。

世界クラスの登壇者:Disruptのどのステージでも聞くことができる、テクノロジー、ビジネス、投資の世界での最先端の意見を、是非聴いて欲しい。Sequoia CapitalのRoelof Botha(ロエロフ・ボサ)氏、UreekaのMelissa Bradley(メリッサ・ブラッドリー)氏、SlackのTamar Yehoshua(タマル・イェホシュア)氏といった人たちは、登壇者のほんの一例だ。登壇予定者はこの特集ページで随時公開していくのでチェックして欲しい。

世界クラスのスタートアップ:TC Top Pickを含む、Digital Startup Alleyに出展する何百ものイノベーティブなスタートアップたちをご覧いただきたい。この精鋭集団は、私たちの厳格なスクリーニングプロセスを経て、この栄誉ある場所にやってきた。これ以上に多彩で興味深いスタートアップたちに会える機会は滅多にない。

世界クラスのネットワーキング:AIを利用したネットワーキングプラットフォームであるCrunchMatchは、創業者、潜在的な顧客、R&Dチーム、エンジニア、投資家同士の出会いを、より簡便なものにする。1対1のビデオ会議をスケジュールしたり、採用または拡張ピッチセッションを開催したりして欲しい。CrunchMatchは、Disruptの数週間前にリリースされるので、スカウト、詳細調査、スケジュールのための時間をたっぷりとることができる。

世界トップクラスのピッチング:TripIt(トリップイット)、Mint(ミント)、Dropbox(ドロップボックス)などの大成功企業を含む、900を超えるスタートアップがこれまでに競い合った、壮大なピッチコンテストのStartup Battlefieldをお見逃しなく。今年のスタートアップたちが、名誉と10万ドル(約1060万円)の賞金を掴むために、本気の勝負にでることは間違いない。

これでもまだ参加理由が足りないだろうか?SIMBAチェーンの創業者である、Joel Neidig(ジョエル・ネイディグ)氏の戦略ブックの中から以下の文を引用しよう:

私たちの第一の目標は、人々にSIMBAチェーンプラットフォームの機能を知ってもらうことでした。Disruptに参加することは、あなたの名前を広め、顧客基盤を構築するための素晴らしい手段です。

先延ばし屋でなかなか動けないあなたにとって、これが300ドル(約3万1700円)を節約する最後のチャンスだ。米国太平洋時間8月7日の23時59分(日本時間8月8日(土) 15時59分) までにパスを購入して欲しい

原文へ]
(翻訳:sako)

IVS LaunchPad 2020 Summerの優勝は製造業向けの異常検出AIを開発・提供するアダコテック

インフィニティベ ンチャーズサミットは7月31日、スタートアップ企業と投資家をつなぐ大型イベント「Infinity Ventures Summit 2020」内で、スタートアップ企業14社が集うピッチコンテンスト「IVS LaunchPad」を開催した。例年はリアルイベントとして開催されてきたが、今回はコロナ禍を受けて完全オンラインのライブ中継で実施された。IVS LaunchPadの応募総数は150社超と過去最多となり、決勝では海外2社を含む14社のスタートアップが激戦を繰り広げた。

激戦を勝ち抜いて優勝したのは、製造業向けの異常検出AIを開発・提供するアダコテック。2位は電動小型モビリティーサービス運営のLuup、3位はAIによる画像認識を活用した自動収穫ロボットを開発するAGRIST、4位はネット接続のカメラやセンサーから取り込んだ映像を機械学習によってAIが解析するプラットフォームを開発するPowerArena、5位は水中可視化装置「AquaMagic」を開発すAquaFusionとなった。

Sportip

Sportipセラピストやトレーナー、コーチなどの指導者をコーチングするアシスタントAI「Sportip Pro」やオンラインAIフィットネス「Sportip Meet」を開発。Sportip MeetはSportip Proで培った解析技術を応用して、個人の身体や姿勢の状態をチェックし、AIが最適なトレーニングメニューを提案してくれるサービス。フォームを点数化して友人などとの競争を可能にする機能もある。トレーニングの内容は、トレーニング、ストレッチ。ヨガなどを予定しており、大手フィットネスジム、個人のパーソナルトレーナー、整体師、理学療法士、健康経営に関心のある企業などへの提供を計画している。Sportip Proと併用することで、オンラインとオフラインの指導をより効率的に実施可能になるとのこと。

関連記事:筑波大発のAI運動解析スタートアップSportipがオンラインフィットネスサービス「Sportip Meet」の事前登録を開始

RIM

ゲーム大会開催の運営負荷を解消するツール「GameTector」を開発。大会主催者は、エントリー選手の管理、対戦表の作成、独自の結果報告システムを利用することで大会をスムースに運営できるという。また、参加選手は大会での戦績が蓄積され、選手自身が戦績を見返すことができる。GameTectorは2019年1月にサービスを開始し、これまでに約1万大会、参加者数は累計14万人の実績がある。2020年は2000大会開催を突破している。

YOUTRUST

YOUTRUST副業・転職のリファラル採用プラットフォーム「YOUTRUST」を運営。「友人の友人」までの副業・転職の意欲がリアルタイムで閲覧できるのが特徴で、副業・転職希望者と採用を希望する企業の利用を想定している。企業ごとに情報が集約される「カンパニーページ」をフォローすることで、企業の最新情報を自然とキャッチできるほか、YOUTRUSTのSNS上のタイムラインの「募集タブ」から応募すること可能だ。そのほか、友達、投稿、企業の一括検索機能などもある。

関連記事:「友人の友人」までの副業・転職意欲を確認できる「YOUTRUST」が資金調達

Luup

Luup電動マイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」を運営。短距離移動インフラの構築を目指しており、街中でエネルギーをモビリティに供給するシステム構築や街に合ったサービス形式で街の人々のニーズに応える種類・台数のモビリティの提供を計画中。現在は電動アシスト自転車だが、規制緩和を見据え電動キックボードや乗車する人に合わせて形状や最高速度が変わるマイクロモビリティを開発中だ。直近では、ANRI、ENEOSグループのCVC(Corporate Venture Capital)であるENEOSイノベーションパートナーズ、大林組などによる第三者割当増資で約4.5億円の資金を調達。

関連記事:電動マイクロモビリティシェアのLuupがANRIやENEOS、大林組から約4.5億円調達

tsumug

TiNKスマートロックや空室利活用サービスを開発・運営。同社開発のスマートロック「TiNK」は、スマートフォンの専用アプリのほかテンキーやNFCで解錠できるのが特徴。ワンタイムキーの発行やキーシェアリングの機能もある。直近では、TiNKを利用したワークスペース「TiNK Desk」を展開。現在、福岡では、福岡地所グループが所有するホテル「ザ・レジデンシャルスイート・福岡」の客室を始め3拠点、東京では東京メトロの六本木駅、六本木一丁目駅の2拠点がある。

関連記事:コネクティッド・ロック「TiNK」公開、アパマン連携で2021年までに100万台設置へ、メルチャリへの提供も

東急

ROADCAST東急グループのアセットを生かし、落書きなどのリスクがある建物の外壁などの空きスペースをアート性の高い広告や屋外型アート展に活用することを目指す「ROADCAST」サービスを展開。2019年8月にスタートし、東京・渋谷で100カ所以上の建物の外壁をアートウォール広告にした実績がある。2020年は他エリアへの展開も予定している。また、アートウォールを広告事業のほか、地方都市の観光事業などにも活用したいと考えている。

ビズ・クリエイション

住宅見学予約クラウドツール「KengakuCloud」(ケンガククラウド)を開発。工務店や住宅メーカー、設計事務所をターゲットにしたKengakuCloudは、岡山県倉敷市の総合住宅展示場「ハウジングモール倉敷」などに導入されている。「グループ連携機能」を使えば、複数社の予約制イベント情報を連携先ウェブサイトに自動収集し、予約を一括管理できる。新サービスの「KengakuCloud for オーナー邸見学」は、町中の空き家や居住中で売り出し中の一軒家を内覧するための予約管理システム。売り主や売却を担当する不動産会社に負担をかけずに仲介業各社が自由に内覧時間を調整できる。将来的には売り主と買い主を直接結んで物件内覧を可能するのが目標だ。

クイッキン

旅行者のスマートフォンを活用した宿泊施設向けサービス「aiPass」を開発。予約確認メールのほか、ホテル設置のQRコードを読み込むことチェックインが可能。ルームサービスやチェックアウトも旅行者のスマートフォンを使え、すべてを一元管理できるのが特徴だ。aiPassはプラグインで拡張できる仕様になっており、導入する宿泊施設別に機能を追加することもできる。コロナ禍のいま、非対面・非接触・三密回避というメリットがある。クイッキンは、福岡市と福岡地域戦略推進協議会が実施する実証実験プロジェクト「福岡市実証実験フルサポート事業」にも採択されている。

リーナーテクノロジーズ

支出管理プラットフォーム「Leaner」を開発・運営。企業活動にかかわる各種コストを管理可能なSaaSで、会計データをアップロードするだけで支出を費用別に分類してくれるのが特徴だ。費目ごとの金額を他社と比較することもできる。具体的には、間接費管理にかかわる重要指標を一元管理
するダッシュボード、コストの管理水準のスコアリング、コストを組織別・取引先別に分析、取引先との契約更新や切り替え交渉の案件管理、契約書情報の登録による自動更新や見直し時期の管理、レポート形式でデータを社内共有といった機能を搭載する。

関連記事:支出管理SaaS「Leaner」運営のリーナーテクノロジーズが3億円を調達

B2MB2M越境オンライン商取引プラットフォーム「B2M」を開発・運営。安全性の高い256ビット暗号、75種類以上の半自動化されたリスク管理機能、超低遅延処理などが特徴。VISA、Mastercard、ALIPAY、WeChat Pay、HSBC、JPモルガン、DBSなどの金融機関と連携している。

アダコテック

Adacotech製造業向けの異常検出AIを開発・提供。特徴は15年の研究・開発により、一般的なディープラーニングの100分の1程度の教師データしか必要としないため、サンプルデータ取得の負担が小さい点、一般的な非線形式ではなく積和演算により算出するためCPU負担が小さくため市販のPCで運用が可能な点だ。自動車部品など検査・検品や、新幹線トンネルなどの非破壊検査などに導入が進んでいる。

PowerArena

PowerArenaネット接続のカメラやセンサーから取り込んだ映像を機械学習によってAIが解析するプラットフォーム「PowerArena」を開発。生産のボトルネック、設備のOEE(総合設備効率)の低下、予定外のダウンタイムといった工場の問題を可視化できるほか、街中やショッピングモールなどでリアルタイムに群衆の状況を監視・分析できる。現在、繊維工場や餃子製造工場などに導入されている。

AGRIST

AGRISTAIによる画像認識を活用した自動収穫ロボットを開発する宮崎拠点のスタートアップ。現在、宮崎県新富町の農家と連携して開発を進めている。一般社団法人AgVenture Labとゼロワンブースターが共同運営する「JAアクセラレーター」にも採択されており、今後はJAグループが保有するさまざまなアセットを活用してロボットの社会実装を目指す。

AquaFusion

AquaFusion水中可視化装置「AquaMagic」を開発。AquaFusionによると、従来の魚群探知機の100倍以上の分解能を有しており、コストは既存の高性能魚探の半額程度で、サブスクリプションモデルも用意している。魚群探知機だけでなく、水産資源調査、魚の養殖業、海洋開発、海洋環境調査など水中情報の可視化手段で事業展開していく予定だ。なお、AquaMagicで収集した水中情報は、同社が提供するAIサービスによって処理・加工し、高度付加価値情報として顧客に提供する。

セコイア・キャピタルのボサ氏がDisrupt 2020に登場

米国のベンチャーキャピタル業界でトップ投資家になることを夢見る人にとって、Roelof Botha(ロエロフ・ボサ)氏のキャリアは、まさに最高のサクセスストーリーだと言えるでしょう。

ボサ氏は、モバイル決済企業Square(スクエア)へのアーリー段階での投資など、自身の投資キャリアでも驚くべき成功を収めてきましたが(SquareはIPO後5年が経過していますがボサ氏は今でも同社に取締役として在籍しています)、2017年には、同氏が17年前に最初に入社したベンチャー企業Sequoia Capital(セコイア・キャピタル)で米国トップの座に就きました。

セコイアが米国で最も力のあるベンチャー企業として広く知られていることを考えると、米国トップの地位に就くのは並大抵のことではありません。実際、Forbes誌の2020 Midas Listでは、ボサ氏は世界第3位のベンチャー投資家としてランクインしており、1位にランクインしたNeil Shen(ネイル・シェン)氏のすぐ後ろに付けています。ちなみにシェン氏はSequoia Capital China(セコイア・キャピタル・チャイナ)の創業者兼経営パートナーです(同社のグローバルマネージングディレクターはDoug Leone(ダグ・レオネ)氏)。

ボサ氏はこのような輝かしい役職に就いているだけでなく、それに相応しい豊富なインサイトを持っています。そのボサ氏を今年のDisrupt 2020(開催期間は9月14日~16日)にお招きできることになり、本当に嬉しく思います。

もちろん、聞いてみたいことはいくらでもあります。ボサ氏のキャリアは一見、目標に向かって順風満帆だったように見えますが、その20年以上におよぶキャリアの中では経済的に大きな浮き沈みも経験したことがあり、厳しい時代を切り抜けるために何が必要なのかをよく理解しておられます。

ボサ氏が母国である南アフリカから米国に最初にやってきたのは、元McKinsey(マッキンゼー)コンサルタントとしてスタンフォード大学でMBAを取得するためでした。同氏は2000年、ちょうどインターネットバブルが崩壊しつつある頃に卒業しましたが、設立されたばかりの決済系スタートアップPayPal(ペイパル)に開発担当ディレクターとして何とか入社を果たし、その後、同社の財務担当副社長、そしてCFOにまで昇格します。

その後セコイア・キャピタルに入社しますが、若きボサ氏は好機を逃しませんでした。同社によるYouTube(ユーチューブ)への投資を主導し、取締役に就任したのです。その直後の2006年に、当時は創業1年半のスタートアップだったユーチューブをGoogle(グーグル)が当時としては破格の16億5000万ドル(約1769億円)で買収ました(昨年YouTubeは150億ドルの収益を上げています)。

しかし、常に順調だったわけではありません。実際、ボサ氏のポートフォリオには、厳しい戦いを強いられている企業があります。例えば、同氏が取締役を務めているEventbrite(イベントブライト)は、新型コロナウイルスによりイベントビジネスが壊滅的なダメージを受けたため、45%の人員カットを断行しました。また、やはり同氏のポートフォリオに含まれる最近流行のマイクロモビリティ企業Bird(バード)は、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため大半の米国市民が外出を控えているため、大量一時解雇を実施しました。

Disruptでは、ボサ氏がこれらのスタートアップにどのようなアドバイスをしているのか、また、ベンチャー産業全体の展望についてもお話を伺う予定です。具体的には、このままコロナ対策をしながら事業を継続させるのか、あるいは「2020年のブラック・スワン」(セコイアは創業者への手紙で新型コロナウィルスをこう呼んでいる)が解決する時期について根拠のない楽観主義に屈するのか、という2つの選択肢のバランスをスタートアップがどう取るべきかついてお聞きします。

現在、テック業界を作り変えているグローバルシフトについて興味のある方は、どうぞお見逃しなく。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

エレクトロニクス見本市CESの2021年1月のリアル開催中止、オンライン開催へ

CES 2020は、新型コロナウイルス(COVID-19)が真の世界的パンデミックになる前になんとか開催された。そして7月28日まで、CESの主催団体CTAは次回も開催する予定でいた。しかし、CEOのGary Shapiro(ゲーリー・シャピロ)氏は、ラスベガスで例年開催されるCESの中止をビデオを通じて発表した。CES 2021はこの業界の他のイベントと同様、オンラインでのみ開催される。

中止のニュースはこの業界の人にとって驚きではない。2021年1月というタイムラインは、ソーシャルディスタンスの手段をとるかどうかを決めるにはかなり早いかもしれない。ベルリンのIFAはまだ2020年の開催を計画している一方で、他のメジャーなテックイベントは中止、もしくは今後の状況が読みづらいためにすべてオンライン開催となった。

「新型コロナが猛威をふるう中で、10万人を超える人々が安全に屋内で集うというのは不可能であり、また2021年1月までにワクチンが広く利用できるようになるというのは望めないとの結論に至った」とシャピロ氏はLinkedInへの投稿に書いた。「世界でこれ以上感染者を増やしてはいけない。新型コロナ拡散を避けることで我々の責務を果たす決定をした」。

屋内会場に多くの人を集めるのに加え、国際イベントという性質は現在も続く新型コロナ拡大の主要な原因となる。米国が世界の感染者増加をリードしているという事実はいうに及ばないだろう。にも関わらず、ラスベガスのCarolyn Goodman(キャロリン・グッドマン)市長は4月から積極的に経済再開を押し進めていた。

筆者は毎年参加する多くの人に話を聞いたが、CESのようなイベントへの出席については抵抗が残っているようだ。さらに踏み込んでいうと、新型コロナ拡大の温床になることは組織の評判に傷がつく。イベント中止が正しい判断だ。

もちろんCTAはオンラインでのみのイベント開催の人気ぶりを継続させる体制を整えている。CTAは業界ニュースやプロダクト発表のためのプラットフォームとして機能することに関しては世界とコネクションがあり、注目されている。

「最高のグローバルデジタルイノベーションイベントにすることを約束する」とシャピロ氏は書いている。「5Gや人工知能、自動運転車、モビリティの新たな形、デジタルとテレヘルス、レジリエンス、ロボティクス、ドローン、エンターテイメントの新たな形、8K Ultra HDスクリーン、スマートTVなどの福音を、自宅やオフィスからCESにアクセスできる好奇心旺盛な人、起業家、投資家、事業者、メディアに届ける」。

もちろん、この規模のイベントを成功させるには手際の良さを要する。デジタルイベントへの移行に関して、TechCrunchは学習曲線の険しさを理解している。組織にとっておそらく最も困難なことは、大企業の参加を維持することだろう。大企業の多くはイベントに参加するのではなく、すでに自社イベント開催での発表を想定している。

E3 2020が教訓となる。2020年のイベントは2つのコンソール発表によってより盛代なものになるはずだった。しかしSony(ソニー)とMicrosoft(マイクロソフト)はいずれも、PlayStation 5とXbox Series Xを発表するのに自社イベントを選んだ。Samsung(サムスン)もまた、安全上の懸念を理由にIFAから撤退した後、自社開催の発表会を発表した。

CESデジタルイベントは1月第1週に予定されていて、詳細は間もなく発表される。「CES 2022は、実際のイベントとデジタルイベントの最もいい部分を組み合わせて、ラスベガスで開催する計画だ」とCTAはプレスリリースで述べている。それがそのときまでに選択肢となることを願っている。しかし現状では、どうなるか誰にもわからない。

画像クレジット:David Becker / Getty Images

原文へ
(翻訳:Mizoguchi

TechCrunch Disrupt 2020のStartup Battlefieldがバーチャル開催に

バーチャル開催?と思った方、読み間違いではないのでご安心ください。TechCrunch Disruptが完全バーチャル開催となることが決定しました。バーチャル開催となると、Startup Battlefieldはどうなるのでしょうか。そう、ビジネスチャンスが今までよりも大きくなります。

なぜなら、これはTechCrunch史上最大のコンファレンスだからです。そのため、世界中の優良企業や大手のローンチプラットフォームが参加し、世界中の多くの投資家たちが注目し、マスコミの注目度も高くなります。このコンファレンスは世界各地から参加可能で、開催期間は9月14日~18日までの5日間です。創業者の皆さん、この機会をお見逃しなく。申し込み締め切りは6月19日です。お急ぎください。

成功するスタートアップ創業者は、難しい局面も決断力と粘り強さで切り抜けます。そして、あらゆるチャンスをつかみ前に進む道を切り開きます。さあ、道を切り開く準備はできていますか。10万ドルの賞金(株式取得なし)とDisrupt Cupを獲得するチャンスです。

バーチャルのStartup Battlefieldは昨年のオンラインバトルとほぼ同じですが、いくつか工夫を凝らしてあり、特典も追加されています。

まずは応募しましょう。応募資格は、アーリーステージであること、MVP(実用最小限の製品:minimum viable product)としてテック・コンポーネント(ソフトウェア、ハードウェア、またはプラットフォーム)を持っている、メディアで大きく取り上げられたことがない、の3点だけです。こ条件を満たしていれば、世界中どこの会社でも応募資格があります。さらに良い知らせがあります。Battlefieldの応募・参加には費用は一切かかりません。テッククランチが株式を取得することもありません。

テッククランチの編集チームがすべての応募を確認し、テック業界全体から現状を打破するような革新的なスタートアップを見つけ出します。そして、あなたのビジネスの行方を変える力を持ったインフルエンサーの前でバーチャルなバトルを繰り広げるスタートアップを選びます。

次にバトルに向けて準備を行います。バトルに参加するすべてのチームは、テッククランチのチームが実施する数週間のトレーニング(無料)を受講します。このコーチングによって、あなたのピッチは戦闘態勢に変わり、ビジネスモデルから余分なものがそぎ落とされ、プレゼンテーションのスキルが研ぎ澄まされ、デモがさらに洗練されます。また、市場開拓戦略から経営幹部としてのコミュニケーション術まで、ビジネスのさまざまな側面を展開するためのヒントについて業界の専門家から話を聞きます。

そして、バトル本番を迎えます。バトル当日には、一流のVCおよび科学技術者で構成される審査員たちの前で、各チームが6分間のプレゼンテーションを行います。プレゼンテーションの後には容赦ない質疑応答がありますが、すでにコーチングの内容を身につけたあなたは落ち着いて対応できるはずです。審査員は決勝に進むチームを選びます。決勝に進んだ創業者たちは、コンファレンスの最終日に、まったく別の審査員の前で再度プレゼンテーションを行います。

選りすぐりの決勝進出者の中から、審査員がDisrupt Cupと賞金10万ドルを獲得する優勝者を発表します。イベント全体が世界中のオーディエンスの前でオンラインで行われます。オーディエンスはDisrupt Digitalパスですべてのアクションを観ることができます。

ここからネットワークを広げてビジネスを成長させましょう。賞金を手にするのは1つのスタートアップだけですが、Startup Battlefieldに参加したすべてのスタートアップは、投資家、メディア、潜在的な顧客に認知されることになります。その価値は計り知れません。また、Startup Battlefield OBの仲間入りも果たします。このスタートアップOB集団はこれまで合計で90億ドルの資金を調達し、115社がイグジットを達成しています。Vurb(ヴァーブ)、Dropbox(ドロップボックス)、GetAround(ゲットアラウンド)、Mint(ミント)、Yammer(ヤマー)、Fitbit(フィットビット)といった会社が有名です。プライムネットワーキングとはまさにこのことです。

Startup Battlefieldの参加者は、Digital Startup Alleyに出展することもできます。また、以下の追加特典も得られます。

一流の音声ウェビナー:業界トップの人物に、今回のパンデミックおよびその後に適応し前進するための考え方と戦略をお話し頂きます。このウェビナーシリーズは、Startup Alleyの出展者のみご覧頂けます。

  • TechCrunch.comへのローンチ記事掲載。
  • TechCrunch.comでプロモーション用のYouTube動画を紹介。
  • Extra Crunchの無料サブスクリプション。
  • 今後のTechCrunchイベントへのフリーパス。

以上に加えて、マスコミと投資家から注目され、CrunchMatch(AIによるネットワーキングプラットフォーム)を利用してバーチャルミーティングを設定できます。追加の特典はまだまだあります。こちらで随時ご確認ください。

あなたには決断力があります。あきらめない粘り強さもあります。Disrupt 2020のStartup Battlefieldへの参加を申し込んで、あなたを成功へと導く機会をつかんでください

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

AIスタートアップの登竜門「HONGO AI 2020」参加企業の募集開始、12月4日のライブ配信にて最優秀賞を決定

東京大学の本拠地である本郷をAIスタートアップの拠点としてコミュニティ形成や活性化を目指す団体であるHONGO AIは7月14日、AIスタートアップのピッチイベント「HONGO AI 2020」を12月4日15時〜19時にオンラインで開催することを発表した。

HONGO AI 2020では、コンサルティングファームの経営共創基盤、ソフトバンク系でAI系スタートアップへの投資を進めるVCであるディープコア、Deep30投資事業 有限責任組合、東京大学エッジ キャピタルパート ナーズ(UTEC)、東京大学協創プラッ トフォーム開発、独立系VCのANRIが代表幹事を務める。

昨年に第1回としてHONGO AI 2019を開催。応募32社から14社がファイナリストとして選出され、データ解析により材料開発を効率化するMI-6が最優秀賞に輝いた。

HONGO AI 2020は本日から参加スタートアップを募集し、締め切りは8月28日を予定。最終選考委員には2019年と同様に、東京大学 大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻 教授・産学協創推進本部副部長を務める各務茂夫氏、東京大学 大学院工学系研究科 人工物工学研究センター 技術経営戦略学専攻・教授を務める松尾 豊氏、Mistletoeファウンダーの孫 泰蔵氏などが決まっている。

TechCrunch Disrupt 2020、バーチャル開催決定

掲題のとおり、年に一度のTechCrunchのビッグイベントDisruptが、2020年は完全バーチャル開催となる。ご想像のとおり、これは主に、新型コロナウイルスが世界に及ぼした影響によるものだ。しかし、これはかつてないほど多くの人たちにDisruptにアクセスしてもらえる良い機会でもあり、私たちも大変楽しみにしている。また、開催期間も5日間(9月14日~18日)となり、すべての素晴らしいプログラムを皆さんに余裕をもってご覧いただけるようになるだろう。

バーチャル開催の準備は大変な仕事だが、TechCrunchはこの難題に本当にワクワクしながら取り組んでいる。当社は参加者が直接顔を合わせるリアルイベントの作り方には長けている方だ。でも今は、ルールが書き換えられ、今度はバーチャルイベント空間でこれまでと同様の高いクオリティでイベントを開催するためのチャンスを与えられたと考えている。

TechCrunchの記事でも何度も取り上げているが、今はテック業界にとって試練のときだ。企業、投資家、起業家にとっては、大きなリスクもあるが、同時に大きなビジネスチャンスでもある。そして、Disruptの目的もまさにそこにあるのだ。新しい現実を理解し、この難局を乗り切るだけでなく一花咲かせることもできるような忍耐強く革新的な企業を育てること、それがDisruptの存在意義である。

前回の金融危機の最中またはその後に設立された代表的な会社として、Uber(ウーバー)、Slack(スラック)、Pinterest(ピンタレスト)、Airbnb(エアビーアンドビー)、Square(スクエア)、Instagram(インスタグラム)、Stripe(ストライプ)などがある。Disruptでは、これらの企業と創業者から教訓を学び、投資家には今後スタートアップに期待することについて話を聞くつもりだ。

TechCrunchの仕事は、スピーカー、スポンサー、参加者、そして何よりDisruptを利用するスタートアップのために最高のバーチャルエクスペリエンスを構築することだ。バーチャルイベントでもリアルのイベントとまったく同じように、投資家と会ったり、革新的な製品を発表したり、メディアとつながったりできる。また、数百社のスタートアップをチェックすることや、スタートアップの世界の最重要人物の話を聞いてやり取りすること、そしてバーチャルなネットワーキングイベントに参加することも可能だ。さらには、新たなパートナーシップを築き、自社のプログラムについて話し、何を作っているのかを認識してもらうことだってできる。

何より楽しみなのは、バーチャル開催になったことで、誰でも、世界中のどこからでもこのイベントに参加できるようになったことだ。これにより、今年のDisruptは、これまでで最大の規模、なおかつ最も多様性のあるイベントになると予想される。

Disruptにはこれまでも世界中の起業家が集まってきたが、今回は参加のハードルが一段と低くなっている。今年のStartup Battlefieldには、サンフランシスコからソウルまで、世界中の優れた企業が参加できるのだ。地理的または物流上の制限がないため、本当に興味深い企業が集結する可能性がかつてないほど高くなっている。

2020年が始まった当初は、今年、このような大きなプロジェクトを開催することになるとは予想もしていなかった。しかし、準備はできている。新型コロナウイルスの本格的な感染拡大が始まったというニュースを受け、TechCrunchのチームはすぐに行動を開始した。Extra Crunch Liveを立ち上げ、Aileen Lee(アイリーン・リー)氏、Kirsten Green(カーステン・グリーン)氏、Mark Cuban(マーク・キューバン)氏、Charles Hudson(チャールズ・ハドソン)氏、Roelof Botha(ロエロフ・ボサ)氏などのゲストを招いてバーチャルイベントを実施してきた。そこで学習したさまざまなことを、Disruptの2つのバーチャルステージでのプログラムに生かしたいと考えている。

すべてのプログラムに対するライブストリームまたはビデオオンデマンドでのアクセス、的を絞った素晴らしいネットワーキングの機会、Startup Alleyへのアクセス、スポンサーへのアクセスが可能なDisrupt Digital Pro Passを作った。また、バーチャルスポンサーシップオプションも開始した。このオプションでは、パートナーに自社ブランド構築機会を提供し、コンテンツを配信し、興味深い人たちとつながり、ビジネスの繁栄を促す重要な関係を構築することが可能だ。

Disruptの開催日(9月14日~18日)まで、あっという間だ。どうぞ登録はお早めに。

今回のDisruptは、TechCrunchの歴史のなかでも前代未聞で、大胆で、ワクワクする試みだ。僕たちと同じ気持ちを持ってくれているオーディエンスの皆さんをお迎えできることを非常にうれしく思う。

それでは、史上初のバーチャル版TechCrunch Disruptで皆さんにお会いできることを楽しみにしている。


Joey Hinson, Director of Operations

Matthew Panzarino, Editor in Chief

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

サムスンが9月にドイツで開催されるIFA 2020への参加見送り、自社オンラインイベントを開催

これと同じような話を聞いたことがあったら、私を止めて欲しい。とある大企業が、実際に人と人が会う展示会には参加せず、代わりにオンラインのみにすると明らかにした。先の韓国のメディアの報道を受け、Samsung(サムスン)は欧州最大のコンシューマーテック見本市に参加しない(The Korea Herald記事)ことをTechCrunchに認めた。

「我々の最新ニュースや発表を9月初めに自社のデジタルイベントで共有することを決めた」と同社はTechCrunchに述べた。「当社はIFA 2020に参加しないが、将来IFAとのパートナーシップを継続することを楽しみにしている」。

今回の決定は、新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックがまだ続いていることを受けてのものだ。米国時間6月30日に、欧州連合は15カ国からの旅行者を7月1日から受け入れると発表した。新型コロナの感染拡大がまだ懸念されている米国やブラジル、ロシアからの旅行者は引き続き除外される。

筆者はこのところIFAに携わっている人たちと連絡を取ってきたが、誰もが状況を注意深く見守っていることは明らかだ。筆者はまたサムスンのニュースを受けて、フォローアップの連絡を取った。イベントそのものをなくすまでではないようだが、2020年はドミノ現象が繰り返さるのを目にした。この現象で最も知られているのは、欧州の展示会であるMobile World Congress(モバイル・ワールド・コングレス)だろう。1カ月かそこらかけてじわじわと中止に至った。

IFAの主催者は2020年5月中旬、十分な対策を講じて展示会を開催すると発表した。「主催者は公衆衛生の状況が全体的に9月までに改善していることを願っている」としつつ、「可能な限り厳しい安全基準で実施することを決めた」と発表文に書いている。その対策とは1日あたりの出席者を最大1000人に制限する、プレスリリースを厳格な招待制にするなどだ。

だが、現在の新型コロナ感染拡大の状況からすると、多くの出席者は単に展示会を遠くから見守ることを選びそうだ。

画像クレジット:Michele Tantussi / Getty Images

原文へ

(翻訳:Mizoguchi

WWDC基調講演中に新OS、新機能の発表でアップル株価はどう動いたのか?

米国時間6月22日にApple(アップル)はWWDCで基調講演を行った。事前録画されたビデオで幅広いテック業界の人びとを説得しようとするバーチャルイベントだ。

TechCrunchはクパチーノ発の最新情報について山ほどの記事を載せているが、イベント中のアップル株価の動きにも注目した。これはTechCrunchの伝統であり、イベントの最中に同社株がはさほど大きく取引されることはないが続けている(未訳記事)。

しかしアップルには他の船(企業)を揺らす能力があり、2018年のハードウェアイベントでApple Watch Series 4が発表された後、Fitbit株が暴落したときに我々はそれを認識した。というわけで、この短い記事はアップル自身の株価だけでなく、他の誰が影響を受けるかにも注目する。

講演中の株価状況

WWDC基調講演が終わところで、この長尺のビデオ講演による株価の変化を時間とともに示した。

Data via Yahoo Finance. Annotations via TechCrunch.

ここから何を読み取ればいいのかわからなくても、心配ない。実際のところ、このグラフの分析は少々難しかったため、本誌はアップルの発表ごとにそのニュースが投資家にどう影響を与えたかを調べてみた。

それでは、アップルのイベントをライブブログで紹介する本誌の伝統にならって、TechCrunchは世界初のアップル基調講演「株価ライブブログ」をお送りする。さあ始めよう。

  • 12:18 ET:アップル株は2.12%高の357.13ドル。本日(米国時間6月22日)のアップル株は株式市場全体の上昇とともに値上がりしたが、これまでのところ上昇率はMicrosoft(マイクロソフト)とほぼ同じで、Alphabet(アルファベット)の約2倍だ。
  • 1:04 ET:株価は変わらない。WWDCが始まりCEOのTim Cook(ティム・クック)氏が会社のこと、今後起きること、パンデミック危機、構造的人種差別、国家の暴力などについて話している。
  • 1:07 ET:アップルが新しいiOS機能を紹介している。株価は動かない。
  • 1:15 ET:Siriのアップデートが登場し、アップル株は2.2%上がったが事実上変わらず。
  • 1:20 ET:メッセージ機能のアップデートでも株価は変わらず、アルファベット株にも影響なし。
  • 1:29 ET:App Clipsも株価を変えられず、2.15%高のまま、iOSアップデートもアップルの株価に何ら影響せず。
  • 1:42 ET:iPadのアップデートを詳しく紹介、キーボードは少々過大評価されているのでペンシルの利用が伸びると見ている。株価はほぼ不変の2.03%高。
  • 1:44 ET:アップルの大ヒット製品Air Pods Proの最新情報にも株価は変わらず+2.14%。
  • 1:51 ET:Apple WatchとwatchOS 7にも株価変わらず。
  • 1:54 ET:手洗いに役立つApple Watchアプリ、新型コロナウイルス(COVID-19)蔓延を心配する市場を動かせず、+2.16%で変わらず。
  • 2:00 ET:アップルのかなりのプライバシー改訂も株価を動かせず2.05%高。
  • ちなみにNasdaq(ナスダック総合指数)は再び10,000ポイントを超えた。
  • 2:13 ET:macOSアップデート、株価変わらず。
  • 2:19 ET:+2.16%で変わらず。
  • 2:25 ET:アップルがSafariについて話している。株価は+2.19%でほぼ平坦。
  • 2:31 ET:プロセッサーについて話し+2.28%。
  • 2:33 ET:Intel株も変わらず、今日の+0.38%を維持。
  • 2:41 ET:アップルのデベロッパー向け最新情報が続き株価は+2.34%とわずかに上昇。
  • 2:46 ET:アップルがアップル製チップへのデベロッパーの移行、Intelチップ版macOSの将来、本格的チップメーカーとして将来につい語る。株価はティム・クック氏が話を終えたとき2.30%増だった。

以上、ここまで。

アップルの発表が株価を変化させないことについて、この長々しく退屈なジョーク記事を書いたのには理由が2つある。第一に、投資家はアップルの発表の意味をまるで理解できていないことが明らかだから。第二に、この事実が効率的市場仮説の信奉者をからかっているからだ。投資家たちはその規模によらず、以前よりはるかに多くの情報を持っているが、彼らの見るところ、アップル株の価値は以前とまったく変わっていなということのようだ。

画像クレジット:Bloomberg / Getty Images

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Apple+向けアシモフの「ファウンデーション」の予告編初公開

2020年のオンラインWWDCではApple TV+はさほど大きくフィーチャーされていなかったが、キーノートで「ファウンデーション」の最初のティーザー予告編が公開された。

このシリーズはIsaac Asimov(アイザック・アシモフ)のSF古典をベースとしている。銀河帝国の崩壊とそれに続く混乱の期間をできる限り短縮するためにハリ・セルダンが発明した心理歴史学が重要なモチーフだ。

YouTubeなどオンラインで公開された予告編はWWDCのライブストリーミング版より長く、製作総指揮兼ショーランナーのDavid S. Goyer(デビッド・ゴイヤー)氏のコメントも収められている。TechCrunchでもアシモフの生誕100年を記念した記事を掲載しているが、ゴイヤー氏は「この50年、『ファウンデーション』の映画化が模索されてきた。アシモフのこのシリーズは『スター・ウォーズ』にも極めて大きな影響を与えている。史上最高のSFだ」と述べている。予告編にはゴイヤー氏をはじめとするクリエイターのチームがこの作品の映画化にどのように取り組んだか、ヒントもある。

原作は何世紀もの期間に及んでおり、主人公も作品ごと代わっている。動画ではJared Harris(ジャレッド・ハリス)がセルダン役を続けるように思えるが、途中で別の俳優に代わる可能性もある(Netflixの「ザ・クラウン」でハリスが演じたジョージ6世はすぐに消えてしまった)。

また、主要な登場人物には非白人の女性が含まれている。原作にはアクション場面が少なく会話が多いが、Apple TV+の動画版ははるかに視覚的に魅力的なスペクタクルとなっている。

「ファウンデーション」のリリースは2021年に予定されている。

原文へ

(翻訳:滑川海彦@Facebook