ブログ最前線2014 : 1,000名調査で分かった成功するブログの秘訣

コンテンツマーケティングでブログの価値が改めて見直されている今日この頃。多数のブロガーにインタビューを取ってわかったブログの改善ポイントをまとめたお役立ち記事を今回は紹介します。海外調査がベースですが、日本でも導入できそうなティップスが満載。ちなみに英語のワード(単語)数が出てきますが、日本語の場合は2.5倍(1000ワードなら2500文字)で考えると妥当かと思います。 — SEO Japan

The State of Blogging 2014

人気の高いブログをチェックし、自分のブログのどこがいけないのか思い悩んだことはあるだろうか?

成功しているブロガーは、いとも簡単にブログをヒットさせているように見せる。

一生懸命仕事に励んでいるようには見えないものの、ブログの記事を投稿する度に、ソーシャルネットワークで大々的に取り上げられ、多くのコメントが寄せられる。

どんな方法を使っているのか気になるのではないだろうか?ブログに関するアドバイスに耳を傾け、推奨されている取り組みを全て実施しているものの、結果は、理想とは程遠い。

幸いにも、大勢のブロガーが同じ悩みを抱えている…

このポイントを説明する上で、うってつけの実話がある:

私が通販サイトのColumbia Houseで、あるプロモーションを行った際、最初の数回は、大当たりした。しかし、全く同じプロモーションを繰り返していると、パフォーマンスは下がっていった。オファーをアピールすればするほど、効果は落ちていく有様であった。

その理由は…

新鮮味が消えてしまったからだ。その結果、目立たなくなり、注目を集めることは出来なくなった。

ブログのアドバイスにも同じことが当てはまる。エキスパートの提案を実行に移すブロガーが増えるにつれ、時間の経過と共に、効果は薄くなっていく。

スターと比べるのではなく、仲間が実施している取り組みを精査して、集団から飛び出すために何をすればいいのか考えるべきである。

そこで役に立つのが、アンディー・クレストディナとOrbit Mediaが公開した「Blogger Survey」だ。この調査には、「ブログの現状 2014年版」と言う名称がピッタリ当てはまる。Orbit Mediaは、11問のシンプルな質問を1033名のブロガーに投げ掛け、普通のブロガーが何をしているのか明らかにしている。

ブログの現状 2014年版

Orbit Mediaの調査を基に、「ブログの現状 」を検証していく。これから紹介する3つの問いに対する大勢のブロガーの答えを精査すると、集団から一歩抜け出す上で効果的なヒントが浮かび上がってくる。

The State of Blogging 2014


1. ブログの記事は平均でどれぐらいの長さですか?

  • ブロガーの82%は、1000ワード以下の記事を作成している。Orbit Mediaによると、平均のワード数は800ワードである。
  • ブロガーの5%は、1500ワード以上の記事を作成する。

注記: SEOの面で理想的な記事の長さは、1500ワードとされている。

集団から抜け出す方法:

  • 記事を長くする。と言っても、1500ワードに到達するまで、ワード数を増やせば良いわけではない。
  • 余分なワードを減らす。その代わりに、オーディエンスが求めている有益なデータや分析結果を提供しよう。

2. どのぐらいの時間をかけて、通常の記事を書いていますか?

  • ブロガーの54%は、ブログの記事を書くために2時間(もしくは2時間以下)を割いている。
  • ブロガーの5%は、6時間以上を費やして、記事を作っている。

集団から抜け出す方法:

  • 記事を作成するための時間を増やす。つまり、リサーチ、検証、編集を徹底的に行う必要がある。意外にも、人気の高いブロガー達は、コンテンツを1本作成するために、長時間をかけている。

3. いつブログに取り組んでいますか?

  • ブロガーの50%は、平日の9時-17時にブログの作業を行っている。(そのうち、22%は勤務時間以外はブログから距離を置く)。会社のために、仕事として、あるいは、事業を支えるために、ブログの作業を行っている(例: 個人事業主)。
  • ブロガーの78%は、「自分の時間」にブログに取り組む(勤務時間外)。つまり、この人達にとって、ブログは、仕事とは一線を画した、個人的なアクティビティであり、また、勤務時間外に実施する必要がある。

集団から抜け出す方法:

  • 様々な時間帯で記事を作成してみる。最も自分に合う時間を見つけよう。
  • 様々な状況下で作業する訓練をする。いつ、どこで、インスピレーションやチャンスが訪れるか分からない。

ブログの人気を高める5つの簡単な解決策

集団から抜け出すには、平均的なブロガーよりも、多くの取り組みを行う必要がある。

1. オーディエンスのレーダーに映る頻度で記事を投稿する。

「どれぐらいの頻度で記事を投稿すればいいのか?」を問うブロガーは多い。

ブログの現状 2014年版によると:

  • ブロガーの54%は、少なくとも週に1本記事を投稿する。
  • ブロガーの26%は、月に1本(以下)を投稿する。(注記: この中には、その気になった時に記事を投稿すると答えた14%も含まれる。)

Hubspotによると、ブログから糸口を得るためには、週に2-3回記事を投稿すると良いようだ。

Easy Blogging Fixes - publishing frequency


Actionable Marketing Guideブログでは、私は、時間の経過と共に、投稿の頻度を変えていった。当初、高い頻度で記事を投稿していたものの、徐々に7-3本に減らしていった。

頻度が高いと、トラフィックは増えるものの、一匹狼のブロガーにとっては、良質な記事を作成するために必要な時間を確保するのは容易ではない点に気づいた。

簡単な解決策:

少なくとも週に1回、同じ曜日の同じ時間に投稿する。オーディエンスを増やすためには、ブログに力を入れる必要がある。

ブログはメディアのプラットフォームであるため、定期的に記事を投稿して、本気度を読者に見せるべきである。ただし、自らに課したスケジュールを絶対に守る必要がある。

どんなに退屈なビジネスであっても、このハードルを乗り越えられるはずだ。5つの基本的なコンテンツのフォーマットを用意してもらいたい。最低でも、顧客の疑問を集め、製品の使い方を説明し、顧客にスポットライトを当てる努力はしてほしい。

週に1本の記事を投稿することが出来ないなら、その他の配信方法を検討する。他のブログに寄稿する、または、特集記事を作る手がある。また、SlideShare等、別のフォーマットを試してみよう。

2. ブログに編集者を迎える。

大勢のブロガーは、「これはブログであり、なぜ編集者が必要なのか?オーディエンスはそんなこと気にしていないはずだ」と考えがちである。

本当だろうか?

ブログの現状 2014で明らかになった事実を知ってもらいたい:

  • ブロガーの73%は、編集者を用いていない。多数派に属していても、読者が喜んでいるとは限らない。
  • ブロガーの14%は正式に編集者を雇っている。このカテゴリーに該当するのは、編集者を雇う資金を持つ、本格的なブログ、– メディア、または、企業のいずれかのブログだと考えられる。

ブログの編集に関するブロガーの考え方とは異なり、Disruptive Communicationsが2013年に実施した調査によると、読者の43%はコンテンツ内の文法や表現を気にしている。また、読者の25%はコンテンツがあまりにも宣伝色が強いと感じている。

Disruptive Communications-Grammar-2013


編集は、アマチュアのブロガーとプロのブロガーを区別する。

ブロガーの調査に対するヘネケ・ドゥイスターマットのコメントでも指摘されているように、一部のブロガーは自力で巧みに編集している。 しかし、スキルと時間の双方が求められることを理解してもらいたい。

Social Media Examinerは、4週間に渡って、複数の人物がチェックするプロセスを採用している。これが、質の高さに貢献している。

簡単な解決策:

投稿する前のプロセスに、編集を導入する。

携帯電話での記事作成を含む、簡潔なコミュニケーションの利用が進んでおり、多少、文法の誤りを犯している可能性が高い(ちなみに、Heidi Cohenでは、出版経験を持つウェブマスターが記事をチェックしている)。

また、スペル & 文法チェックツールを使う手もあるが、完璧ではない。ミスを見逃してしまうと、コンテンツや画像の価値は下がってしまう。

別人に見てもらうと、このようなミスを拾い、さらに、意味が通っている点、そして、ブランドのイメージに反することを言っていない点をチェックしてもらえる。

他人に投稿をチェックしてもらっていないブロガーは非常に多く、集団から抜け出す方法として、これ以上シンプルなものは存在しない。

編集してもらうとコストが高くつくと思うかもしれないが、安く済ますことも出来る。以下に、財布に優しい編集の担い手を挙げていく。

  • 配偶者、パートナー、または、子供にコンテンツを見直してもらう。
  • 社内に編集のスキルを持つ人物がいるかどうか確認する。
  • 仲間のブロガーに編集してもらい、自分も相手のブログを編集する。アイデアを出し合う際にも、仲間のブロガーは役に立つ。
  • 英語またはジャーナリズムを学ぶ学生に少額のバイド代を払って、編集してもらう。

3. ブログの宣伝をレベルアップする。

記事の作成に力を入れるものの、エネルギーを使い果たし、広い範囲で配信する取り組みを怠るブロガーは多い。

ブログの現状 2014によると:

  • ブロガーの94%は、ソーシャルメディアを介してコンテンツをシェアしている。(個人的には、当然100%だと思っていた)
  • ブロガーの51%は、SEOを実施している。15名のSEOのエキスパートが推奨する取り組みを読んで、ブログのSEOを改善しよう)
  • ブロガーの35%は、Eメールを利用している。
  • ブロガーの15%は、インフルエンサーに接触している。
  • ブロガーの5%は、広告に資金を投じている。(Facebook広告等のネイティブ広告を含む)

基本: 大半のブロガーは、少なくとも1つの配信の形式を試している

ただし、全てのブロガーが上に挙げたメソッドを上手に活用しているとは言い難い。

ブログの記事の宣伝において、Social Triggersを運営するデレク・ハルパーンの右に出る者はいない。ハルパーンは、時間の8割をコンテンツの宣伝に、2割をコンテンツの作成に割くアプローチを推奨している。

簡単な解決策:

出来るだけ記事の宣伝に力を入れる。コンテンツを作ることに全力を注いだはずであり、自慢してもいいはずである。投稿する頻度は低くなるものの、コンテンツを存分に宣伝することが可能になる。

当然、「私を見て!今見て!とにかく見て!」とブログを大声でアピールするのではなく、バランスの取れた配信プランを策定する必要がある。

これから、ブログの配信に関する7つの簡単なアドバイスを紹介する。(完全版のリストには、The Beatlesにインスパイアされて作成された64点のアドバイスが掲載されている)

  1. ソーシャルシェアボタンを記事に加える。「友達にEメールで教える」選択肢を与える。(詳細は、ソーシャルメディアを使ってブログを宣伝する23の方法を参考にしてもらいたい)
  2. ソーシャルシェアの障害を取り除く。ClickToTweetやPinThis等のソーシャルシェアを楽に行うためのツールを記事に導入する。
  3. Yoast等のSEOプラグインをインストールする。専門家ではなくても、SEOの基礎を正しく実行することが出来る。
  4. Eメールを活用する。各ブログの記事に対して専用のEメールを作成する作業は手間がかかり、コストもかかると思うかもしれないが、Feedburner等の無料のツールを使って、メールを送信することが可能だ。
  5. フィードを提供する。RSSが、滅亡する運命にあることは百も承知だが、一部の読者は今でもRSSを愛用している。
  6. 記事の中で言及した人達に接触する。個人的な接触に敵うものはない。ソーシャルメディアでフォローされていると思い込むのは危険だ。
  7. ブログを支援する少額の予算を確保する。この予算を、特別なプラグイン、Facebookの広告、そして、PRに利用しよう。(ソーシャルメディアを使わずにブログを宣伝する方法を知りたい方は、このページで紹介している34点のアドバイスを参考にすると良いだろう)

4. ブログの投稿にテキスト以外のコンテンツのフォーマットを加える。

ブログのコンテンツを多様化しよう。ブログは、様々なコンテンツのフォーマットを形式する上で、うってつけのプラットフォームである。

以下に、ブログの現状 2014で明らかになった事実を挙げていく:

  • ブロガーの75%は、画像を1枚利用している。ここも、100%に到達していないことが意外であった。人間は、視覚を重視する生き物であり、画像は人間の注目を引きつける効果がある。
  • ブロガーの45%は、複数の画像を用いている。
  • ブロガーの31%は、リスト形式の記事を利用している。リストは、ブロガーにとって強力な武器である。
  • ブロガーの15%は、動画を利用している。
  • ブロガーの3%は、オーディオを利用している。

ブログの現状 2014版の結果は、Social Media Examinerの「2014 ソーシャルメディアマーケティング業界レポート」の結果と一致している。


State of Blogging 2014


簡単な解決策:

テキスト以外のフォーマットを使ってブログの投稿を強化する。

画像は簡単だ。大半のブロガーは、読者を引き込むために、画像を利用している。それだけで満足してもらいたくない。最低でも、スクリーンショットを掲載し、視覚的なプレゼン資料を用いて、テキストにスポットライトを当てる努力をしよう。読者は、アドバイスを求めている。

ブログを目立たせたいなら…

オーディエンスに話しかけよう。文字通り、話しかけるのだ。「そんなことは、既にブログで実施している」と言いたくなるかもしれないが、ポッドキャストを提供しているのだろうか?Social Media Examinerのマイク・ステルツナーは、数年前からポッドキャストの重要性を指摘してきた。Copyblogger等のサイトもポッドキャストの利用を始めている。

デレク・ハルパーン [Social Triggers] 曰く、[Smart Passive Income]を運営するパット・フリン]が、「読者の20%がiTunesでブログを見つけた」と言っていたようだ。

また、ハルパーン自身、ポッドキャストを1月上旬に初めてリリースしたところ、1月27日には、Social Triggersのトラフィックは、先月のトラフィックを43%上回る勢いを得ていた。

5. ゲスト投稿を用いてプラットフォームを拡大する。

ゲスト投稿(つまり、別のブログで記事を配信する取り組み)は、別のブログのオーディエンスに自分の名前を知ってもらう効果がある。(ちなみにこのブログはゲスト投稿を受け入れていない)

以下に、ブログの現状 2014によって判明した事実を掲載していく: (四捨五入しているため、100%にはならない)

  • ブロガーの42%は、ゲスト投稿を一度も行ったことがない。
  • ブロガーの32%は、自分のブログの取り組みにおいて、ゲスト投稿の占める割合が、5%以下と答えている。
  • ブロガーの16%は、自分のブログの取り組みにおいて、ゲスト投稿の占める割合が、5-25%と答えている。
  • ブロガーの6%は、自分のブログの取り組みにおいて、ゲスト投稿の占める割合が、25-50%と答えている。
  • ブロガーの5%は、自分のブログの取り組みにおいて、ゲスト投稿の占める割合が、50-100%と答えている。

質の高い記事を作成するには、時間と労力が必要になる。にも関わらず、無料で他のブログのために働く暇がある人など、いるのだろうか?

アンディー・クレストディナは、1週間に1本、別のウェブサイトに記事を提供することで、ブロガーとしての地位を確立し、レオ・ウィドリッヒは、ゲスト投稿を介して、BufferAppの顧客を0名から100,000名に増やすことに成功している。

簡単な解決策:

質の高いブログのために記事を作成し、自分のブログを軌道に乗せる。

難しそうに聞こえるかもしれないが、思っているほど難易度は高くない。これから、簡単な計算を用いて、説明していく。

Hubspotの推奨通りに、週に3本の記事を投稿していると仮定する。すると、平均で1年間に156本の記事を作っていることになる。

  • ブログの5%以上をゲスト投稿に当てる場合、記事を8本増やす必要がある。つまり、1ヶ月に~1本余分に記事を作れば良い。
  • ブログの25%以上をゲスト投稿に当てる場合、記事を年間で40本増やす必要がある。週に1本記事を増やす程度で済むが、容易ではないかもしれない。作成するブログの記事は33%増える計算になる。

1週間に1本記事を投稿している場合、1年間に52本の記事を作成することになる。

  • 記事を5%増やして、ゲスト投稿に当てるなら、3本記事を追加する必要がある。この場合、増える記事の本数は、四半期に1本以下となる。
  • 25%増やす場合、14本記事を加える。これでも、月に1本と少し増やす程度である。

一流のブログで記事を受け入れてもらうには、それ相応の努力が必要になる。ジョン・モローのようにゲスト投稿を成功させた人物の取り組みを、時間を割いて分析してみよう。

憧れるブロガーと関係を構築しておくと、ゲスト投稿に関連する作業を軽減することが出来る。

 

ブログの集団から抜け出すには…

確かに、余分に作業をこなさなければならない。

しかし、他のブロガー達が重視していない領域にスポットライトを当てると、この目標をより効率良く実現することが可能になる。

ブログの様々な取り組みをテストしていると、最も効果の高い取り組みが分かるようになる。

とりあえず、継続的に調整を行い、時代にの流れにマッチさせる必要がある点だけは、間違いない。

他に推奨したいブログに関するアドバイスがあれば、理由と共にコメント欄で教えてもらいたい。


この記事は、Heidi Cohenに掲載された「The State Of Blogging 2014 [Research - Charts]」を翻訳した内容です。

英語圏の調査とはいえ、日本でも十分参考になるデータやアイデアが豊富な記事でした。私も週末再度読み直してSEO Japanの改善につなげたいと思います。。。とりあえずよくやるタイポミスは直したいですが 汗 — SEO Japan

完璧なブログのデザインを構成する11の(データドリブンな)要素

TechCrunch等、有名メディアのSEOやリデザインに関わり、自らも複数の人気ブログを運営する米国の天才デジタルマーケッターが語る、集客からコンバージョンまでより効果の高いブログデザインのツボとは。よくあるリスト記事と侮れない有益な情報が満載。 — SEO Japan

design

完璧なデザインのブログを作ろうとしているだろうか?コンテンツを読んでもらい、ソーシャルウェブでシェアしてもらい、そして、何よりも検索エンジンの結果で、上位にランク付けしてもらえるようなブログを目指しているだろうか?

私はGawker MediaTechCrunchを含む、多くの人気の高いブログのSEOを担当したことがあり、人気が高い理由を知っている。そして、幸いにも裏付けるデータも持っている。

そこで、人気の高いブログを作ろうとしている方のために、ブログのデザインに欠かせない11点の要素を紹介していく:

要素 #1: スレッド表示のコメントを採用する

様々なコメントのシステムが存在する。DisqusやFacebook等、選択肢には事欠かない。しかし、どのコメントシステムが、最も優れているのだろうか?

それは、スレッド表示のコメントだ。

なぜなら、このタイプのシステムを用いると、通常、投稿されるコメントの本数が、記事1本につき、16% – 33%増える効果があるためだ。コメントが多ければ多いほど、各ページのテキストの量は増える。そして、テキストの量が多いと、ランク付けの対象となるロングテールのキーワードが増える

スレッド表示のコメントにこだわるべきだ。アクティブなFacebookのコミュニティを抱えていたとしても、Facebookのコメントシステムの利用は避けた方が無難である。コメントを所有するのはFacebookであり、検索エンジンのトラフィックの増加には貢献しない。

要素 #2: スニペット

Quick Sprout(私が運営するサイト)のホームページには、記事の全文を表示していない。1つか2つ段落を見せているだけだ(スニペット)。このアプローチには、コールトゥアクション「クリックして続きを読む」に反応し、記事の残りを読むよう促す効果がある。

次の2つの主な理由があるため、全文ではなく、スニペットを用意してもらいたい:

  1. 注意が持続する時間は短い – 注目が持続する時間は、8秒間のみである。スニペットのみを見せると、読者が複数の記事から読む記事を選択することが出来る。読者は、興味のある記事に遭遇するまでスクロールを続け、その後、記事を読む。
  2. コンテンツの重複を避ける – 記事全文をホームページに掲載すると、コンテンツの重複が発生し、検索ランキングにマイナスの影響がもたらされる。そのため、スニペットの利用が推奨される。

ホームページでは、複数のコールトゥアクションのテキストをテストして、クリックして、記事を読む人の人数が一番多いバージョンを見つけたいところだ。私は以下のフレーズを試したことがある:

  • 続けて読む
  • もっと読む
  • クリックして続きを読む
  • 続ける

この中で、「クリックして続きを読む」が、その他の3つフレーズよりもクリックスルー率が10%以上高いことが判明した。もちろん、私のブログで功を奏したフレーズが、その他のブログでも役に立つとは限らないため、ご自身のブログでもテストを行うべきである。

要素 #3: スクロールするソーシャルボタン

Quick Sproutで様々なソーシャルボタンを試した。記事の始め、そして、終わりにボタンを配置したことも、記事の途中でツイートを要請したこともある。しかし、常に最も効果が高いデザインは、スクロールするソーシャルボタンである。

SharebarFlare等のプラグインは、ソーシャルトラフィックを27%増加させていた。

social media

スクロールするソーシャルボタンのプラグインを利用する際は、ボタンの数を3つに限定してもらいたい。つまり、読者が利用しているソーシャルネットワークの中で、人気が高いネットワークを3つ選ぶ必要がある。ちなみに、私のサイトでは、Facebook、Twitter、Google+が該当する。

選択肢を増やし過ぎると、経験上、ソーシャルトラフィックは減ってしまう。

要素 #4: フォントのサイズは11、もしくは、それ以上

約1ヶ月前、テキストのサイズが読みやすさに影響を与えることを記事の中で指摘した。

私は13のブログでテストを行い、フォントのサイズを8から9に引き上げると、読者がサイトでコンテンツを読む時間が13秒増加した。サイズを10にすると、さらに8秒間増え、11にすると、6秒間増加した。

ただし、ArialやTimes等の読みやすいフォントを利用していることが前提である。読みにくいフォントを利用しているなら、サイズを大きくしたところで、大きな効果は見込めない。

信じられないなら、実際にフォントを大きくしてみると良いだろう。

要素 #5: 右側にサイドバーを配置する

一部のブログでは、サイドバーが左に掲載されている。サイドバーを両側に用意しているブログもある。私は幾つか異なるレイアウトのタイプを試したが、コンテンツを左側に配置し、サイドバーを右側に配置するレイアウトが、最も効果的であった。

このレイアウトでは、読者は、コンテンツに集中することが可能であり、一方のブロガーは、サイドバーで、その他のアイテムを宣伝することが出来る。メインのコンテンツは、60%以上のスペースを占める必要がある。ビジターは、ブログの記事を読むために、ブログにアクセスしているのであり、その他の要素で気を散らすべきではない。

サイドバーをどうしても左側に配置したいなら、それでも構わないが、私が行ったテストでは、コンテンツを読む人は15%-25%減少してしまうことが判明している。

要素 #6: 経歴を紹介する

企業のブログを運営しているのであれ、個人的なブログを運営しているのであれ、読者とつながりを作るべきである。個人的なレベルでのつながりが存在しない状態では、コメントの投稿や購入は期待できない。

オープンに接すると、読者との絆を作ることが出来る。サイドバーで、簡単な経歴を紹介し、詳細な経歴ページにリンクを張ろう。

企業のブログを運営しているなら、設立者、もしくは、ブログを管理するチームの経歴をサイドバーに掲載する手がある。その際は、経歴の上に写真を掲載しよう。つながりを築くためには、ブロガーの姿が「見える」ことが条件となる

要素 #7: Eメール購読の選択肢を用意する

前にも指摘したことがあるが、Eメールアドレスの収集は、トラフィックを増やす上で、非常に重要度が高い。サイドバー上部のオプトインを利用することも、あるいは、もっと積極的に集めたいなら、ポップアップを利用することも可能だ。

emails

無料のEブック、または、コースを提供すると、Eメールの購読者が増える。また、名前とEメールアドレスではなく、Eメールアドレスのみを求める場合も、オプトインが10%前後増える。

今年の6月、Quick Sproutが得たトラフィックの28%は、Eメール経由であった。コメントとソーシャルシェアの大部分を占めていたのも、Eメールの購読者であった。

いずれにせよ、読者のEメールアドレスの収集を始めるべきである。新たにブログの記事を更新した際に、通知することが出来るためだ。

要素 #8: 人気が高い~ウィジェットを利用する

私のブログで最もクリックされている領域が、どこなのか見当をつけることが出来るだろうか?実はコンテンツではない

サイドバーには、ガイド、特に人気の高い記事、そして、現在人気が高いコンテンツを紹介する領域が用意されている。

popularity contest

ここが最もクリックされる回数が多い領域である。トラフィックを重要な記事に導くだけでなく、私が採用するクロスリンクの手法により、検索エンジンのランキングにもプラスの効果をもたらす。

Popularity Contest プラグインを利用しているなら、誰でもこのメリットを得ることが出来る。ただし、私のタブと同じようなタブを使いたいなら、ディベロッパーに調整を頼む必要がある。

要素 #9: Yoast SEOプラグインを使う

これほど簡単な調整方法はない。長い目で見ると、飛躍的に検索エンジンのトラフィックは伸びていく。

WordPressでブログを運営しているなら、Yoast SEO プラグインをインストールしよう。WordPressを利用していないなら、この記事で紹介している手順に従って、自力でSEOを実施する必要がある。

要素 #10: シンプルな配色とデザインを心掛ける

色によって意味は異なる。慎重にブログで利用する色を選んでもらいたい。心理的な観点においてだけではなく、選択する色は、色々な意味で重要である。色によって、コンテンツは読みやすくもなり、反対に、読みにくくもなる。

例えば、黒い背景に赤いテキストの組み合わせは、白い背景に黒いテキストの組み合わせと比べると、読みにくい。

出来るだけ余白のスペースを取り、テキストには黒を用いて、デザインをシンプルにするよう心掛けると良いだろう。ビジターはブログのコンテンツを読むためにアクセスしているのであり、デザインを複雑にする必要はない。コンテンツを読みやすくすることを目標に掲げよう

要素 #11: 画像を利用する

Quick Sproutでは、全ての記事の冒頭に画像を配置している。以前は、画像を掲載しないこともあったが、テストを行った結果、ホームページで記事をクリックする人が増えることが判明した。

images

どれぐらい増えたか想像してもらいたい。実は37%も増えたのだ。たった1枚画像を加えただけだ。魅力的な画像を用いているなら、良い結果が出るはずだ。反対に醜い画像を用いているなら、クリックする人は少なくなってしまう。

私はストック写真を利用している。著作権使用料無料の写真を使う手もあるが、通常、質はそれほど高くない

結論

トラフィックを増やすブログをデザインするのは、難解な取り組みではない。 今回紹介した手順に従うだけで良い。そうすれば、トラフィックは増えていく。

全ての変更を加える時間がないなら、スクロールするソーシャルボタンのプラグインとスレッド表示のコメントをインストールする作業から始めよう。この2点のシンプルな変更により、ソーシャルメディアのトラフィック、そして、検索トラフィックは、長期的に伸びていくだろう。

完璧なブログのデザインを構成する要素は他にもあるだろうか?

この記事は、Quick Sproutに掲載された「11 Essential Elements of a Perfect Blog Design (a Data Driven Answer)」を翻訳した内容です。

一番目のコメントに関しては日本のブログは米国程、コメントが活発に投稿されませんし、スパムコメント排除に時間がかかったりしてしまうので微妙な所とは思いますが、他はどれもタイトルだけ見ると一般常識の範囲と思いつつも、読んでみると、改めて気づきのある内容でした。統計値も多く、適度にデータドリブンなものも多かったですし、どれもテストしてみる価値は十分にありそうな内容でした。 — SEO Japan [G+]

オムニチャネルのトップランナーが語る、インバウンドマーケティング戦略

2013年末から急激に小売業界を賑わしている「オムニチャネル」というキーワード。実店舗やオンラインストアをはじめとする、あらゆる販売・流通チャンネルを統合しようとする、これら一連のムーブメントの立役者ともいうべき存在が、 [...]

ブログを更新することで得られたメリットと、逆に大変だと思っていること

土居です。2014年に入って、特に3月くらいから割とまじめにこのブログを更新しています。

目的はいくつかありますが、色んな人にこのサイトとかうちの会社のことを知ってほしいとかいうこともありますし、もちろんサービスに関する問い合わせとか個別の相談とかが増えれば嬉しいなとも思っています。トラフィックを増やすとかSEOを強化するとかいうのももちろん狙いには入ります。

あとコンテンツ大事ですよという提案してる身ですので自分たちが最低限は実践してそれなりの結果を見せていないと説得力がないよなというのもちょっとあります。

あとは、「ああこの会社はこういう感じでSEOやってるのね」という印象を持ってほしいというのがあります。少なくとも「どんな依頼内容、どんな条件でも喜んでお受けします!」とはいきませんので、ある程度は自分たちの特徴を知ってもらえると良いことがたくさんあります。

ということで、色々とメリットはありますが、一方でそんなに「みんなとにかく書いたらいいよ!」とは決して思っていません。ということで「ブログ論」みたいでどうかなとも思いましたがブログ論にならないようにこのあたりまとめてみました。

ブログを書くことでメリットと感じていること

もちろんSEOとかWebとか企業向け、っていう条件に依存する部分も大きいのですが、半分くらいは汎用的に参考にできる内容ではないかと思います。

トラフィックが増えて知ってもらえる機会が増える

まあ、これはもう言うまでもなく、というか記事を作って告知すれば人が見に来てくれますし、検索エンジンに認識されれば検索結果にも表示されるようになりますし、何にしてもトラフィックが増えます。

そして、トラフィックが増えるということはリンクやシェアも得られる可能性が増えます。誰も見てくれないコンテンツは誰からもリンクもシェアもされません。

言いかえればトラフィックが増えたら増えた分だけ、検索やらソーシャルやら色んなところからトラフィックが更に増えやすくなるということです。リンクが増えればリンクを通じたトラフィックも得られます。という正のサイクルが出来ますので通常ではトラフィックが増えることのデメリットは特にありませんね。

コンテンツを公開していくことでの直接的に最も分かりやすい成果地点はここです。実際にはブログ含めて月10~15くらい(3月以前は月2~5くらい)の地味なコンテンツ更新ですがトラフィックはこんな感じでちょっとずーーつ伸びております。

SEO HACKSサイトのトラフィック推移。過去1年間徐々に成長し、2014年3月以降は伸び幅も大きい

数字は自慢できるほどの規模ではありませんので内緒にしておきますが、更新を頑張り出した3月以降は検索トラフィックも検索以外トラフィックも増えていることはなんとなく分かっていただけるかと思います。

問い合わせとかセミナー参加が増える

トラフィックが増えるので、集まるユーザーが自社のターゲットと大きくズレていなければ、当然何かしらより深い接触を持つ機会も増えます。具体的にはうちで言えば、SEOのお仕事の相談とかセミナーへの参加とかです。

ここが少しずつでも目に見えて増えてくると、ビジネスインパクトという大義名分だけではなく単純なモチベーションの維持と会社として一定のコストを割く根拠付けになります。

ブログ更新においては「どういう記事が人気が出てPVを稼げるか、バズらせられるか」ではなくて「自分のサイトを見に来てほしいと思う人たちが日常的に調べそうな話題、あるいは今まさに困っていそうなこと」にスポットを当てて情報を更新していくのがおそらく誰にでも出来て、ターゲットとしたいユーザー層にリーチできて、しかも効果に繋げられる考え方です。

前者は慣れとかセンスとかにも依存する部分が多いと思いますが、後者は実際にお客さんと触れ合う機会が多い人であれば、時間さえ取れれば絶対無理!ってことはないでしょう。

僕は派手なコンテンツのプロモーションとか全く得意ではありませんので後者みたいな考え方を推奨しています。前者がダメとかでは決してありません。前者みたいなことをやるのも選択肢に入れ、やるならそういうことが得意な人に頼む方が良いと思います。

リンクがもらえるのでSEOもちょっとずつ良くなる

ただブログ記事を作って告知するだけではなくて、短期的な反響を得るだけでもなくて、「リンクをもらう」ことももちろん視野にいれないといけないのですが、一応そういうときに頭の片隅でいつも考えていることは

  • 人気とか影響力のあるサイトにリンクされたい
  • なるべく多様なサイトからリンクされたい
  • できれば継続的にリンクを得たい

などのことです。話題とか自分たちに書けることによってどういうポイントに重きを置くかは変えています。「あーこのテーマだと多分キツイな」とか「この記事なら継続的にリンクもらえるな」とかそういうのは何となく想像しています。さすがに自分が得意な分野では6割くらいは想像通りになります。

得意な分野だと上手く言って不慣れな分野だとうまくいかないのは、読者のことをよく知ってるかどうかが分かれ目だと思っています。読者のことをある程度でもわかっていれば読者の反応は予想できますし、分かっていなければ予想するのは難しいですよね。という理屈です。

だからこういうのは自分個人の提案というよりも色々勉強したりクライアントから教えてもらったりとにかくユーザーを知ることから始めないとなかなかいい提案できないです。だからこういうコンサルはとても大変で、ジャンル問わずうまく出来る人はすごい人だと思っています。

リンク数の推移としては、ahrefsという調査ツールだとだいたいこんな感じです。

ahrefsによるリンク獲得推移データ。過去1年間、着実に伸ばし特にここ最近は伸び幅も少し大きくなっている。

まあ特段多くはないですけど、書いた分だけ少~しずつ増えているくらいの感じでしょうか。本音を言えばもっと爆発的にガツーンと行きたいのですがまだそこまでのサイトでもなければ僕の文章力もないので仕方ないのでしょうが。

ちなみに、人気とか影響力のあるサイトに掲載されるためには、そういうサイトを運営してる人とかその周辺にリーチして読まれて「へーこいつ中々いいこと言ってんじゃん」という評価をもらえることを前提に記事を書くのですが、そのためにまずはその人が好みそうなテーマで記事を書いてみたり。話の主旨をその人の好みに合わせたり。とか少しは工夫しています。

また、多様なサイトからリンクされるには、SEO関係者しか興味ないマニアックなネタばかりを公開しても仕方ない(リーチできる属性が限られる)のでいくつか工夫が必要で。

例えば、「SEOだけどめっちゃ業者向けに書く」とか「すごい初心者向けに書く」とか「制作とかの仕事をしてる人向けに書く」とか「リスティングの人に興味持ってもらえそうな話題を書く」とか「アクセス解析とかの人に向けて書く」とか、関連業界だけどちょっとSEOの記事じゃないところに向けて書きます。

例えば

この辺りの記事はまさにそんな感じですね。

高速化、とかステータスコード、とかユニバーサルアナリティクス、とかタグマネージャ、とかその辺はSEOにも関わる話題ですが、それを本業としている人達にもリーチしやすくなります。こういう記事はトラフィックと普段もらえない層からのリンク集めが主な目的です

公開後の情報拡散がある程度うまくいくとそれなりに反響があり、反響があると検索結果が向上して、その後そのテーマで調べてくれた人がちょくちょくリンクしてくれたりが継続的に発生します。ただこのあたりはこのブログのテーマ的にもブログとかソーシャルとかの利用者層が多いのでそうなりやすいという側面があるのは間違いないのですが。

1つのコンテンツで何十本も毎回リンクがもらえるわけではありませんが(そういうコンテンツだけを価値とするのであれば、ほとんどのコンテンツの価値が適性に評価されなくなってしまう)、5本のリンクを10回集められれば50本のリンクなので、そう考えれば難しい感じではないですね。これはいつも自然リンク集めに困っている企業さんにアドバイスしている内容でもあります。

  • 情報源としてそれなりに信頼しても良さそう
  • ある程度まとまって網羅された情報 or 細かく具体的なニーズにこたえる内容
  • 検索結果で上位表示されている
  • 見てくれる人がブログとかソーシャルメディアを日常的に利用してる

この条件が満たされることだけ考えて運営していけば割と継続的にリンクは伸ばせそうですね。先ほど紹介したような、「出遅れた感ある話題をけっこう大げさに網羅してまとめたりしてる」ような記事ってぶっちゃけこの辺が目的だったりします。断片的な情報はめちゃくちゃ多くても、網羅してる記事は割と限られているのでそこを狙ってるだけといえばそうなのですが。

本筋から外れますが一番最後の要件だけ、そのサイトのジャンルに大きく左右される要素だったりしまして。

自然リンク<<ブラックハットなリンクなキーワード市場、かつそもそも自然リンクを貼ってくれる人が比較的少ない、という条件ですと頭をひねらないとホワイトハットでは今はまだ厳しいです。

サイトの利用者そのものがリンクを貼ってくれることを期待できないのであれば、リンクを張ってくれそうな人(属性?)に焦点をあてて、その人たちに情報をリーチしていくような取り組みが必須になります。「集まる」よりも「集める」にフォーカスするわけですね。

例えば、賃貸物件の一般的なポータルサイトを立ち上げて自然なリンク集めをしようと思っても、「この物件マジ良かったよ!おすすめ!」「品川区のILDKの新築マンションは、例えばこういう物件があるようです。」なんてリンクはまず期待できませんね。

でもそういうサイトに自然リンクを集めたいのであれば、リンクのターゲットを変えて、彼らがリンクをくれる理由をあの手この手で作らないといけないのですね。特に小規模な事業者であればあるほど、この辺のリンクを取りに行く工夫と貪欲さが必要になります。

そして正直に言えば、どんなジャンルでも工夫すればある程度までは行けると思いますが、それだけで検索結果の面取り合戦でバチバチ戦えるかと言えばそれはテーマ次第かなあと思います(少なくとも僕のスキルだとそうです)。

既にある程度知ってもらえている分、営業コストは下がる

これは、「いつもブログ見させて頂いてます」とか「ちょくちょくセミナー行かせてもらってます」っていうところから始まる商談がどれだけ話が早くてお互いに助かるかというのを体験している人は分かると思いますが。

受注が決まる、だけではなく出来ること出来ないこと、得意不得意が割と明確な状態をスタートラインに仕事の話ができるので、仕事受ける受けないの話も早いということです。

相談いただくサイトも、「あーこれなら自分らが上手いことアドバイスできそう」みたいなサイトが割合として多くなります。ココらへんは表面的な数字で現れにくいのですが、確実にそういう効果もあるとは感じます。

大変だなと思っていること

ここからは、ありきたりな内容かもしれませんが。

書くのにめっちゃ時間かかる

まあ一番のネックはここですよね。僕が書く場合ですとだいたい1記事あたり3~6時間くらいです。他の人が3~4時間くらいかけて書いたものを校正するには、内容によりますが1~5時間程度です。まあどのみち平均5時間くらいかかるんですね、きっと。

大半の時間は構成考えるのと内容のチェックと、場合によっては記事を書くにあたっての調査や事実確認です。書くことが決まれば書くのはそんなに時間かかりません。

その割には記事は大したことないね、と感じる方も多いかもしれませんが、結構色々気をつけて書いたりまとめたりすると、僕だとこれくらいかかってしまったりします。完全にそれのみに集中できればもっと短縮できると思いますが他業務の合間を使って書いているのでなおさらですかね。

例えば、意見や見解なのか事実なのかの区別とか、明確な因果関係とか根拠があるのかないのかとかも分かるようにしたいです。あとは曖昧な場合とか断言できない場合はそういう表記を心がけています。「誤解を恐れずに言えば」とか言い回したまに使いますが、正直言えばかなり誤解を恐れています

このサイトの記事全般がちょっと回りくどくて読みづらかったり補足説明だらけの文章になっているのは、文章力が欠如している以外にもそのせいもあると思います(多分)。

一応、ポリシー的なところで言えば、簡潔でキャッチーでライトで読みやすい文章よりも、ちゃんと読んでくれたら役に立つ、とか逆に誰かの迷惑にならない、みたいな文章にすることを優先しています。まあこの辺は運営者の意図次第なので僕が無駄に気にしすぎなのは間違いないと思います。「生」が付くほど真面目な性分なのが玉にキズですね。もっと言えば「は」がつくほど緻密なのも玉にキズです。

専門分野なので記事の品質を担保するのが大変

ある程度は話せる、実務ではちゃんとやってる、というのと、ブログという形式のアウトプットとして一定以上の品質で出せるというのはスキルとして全然違うと思っています。つまりそれなりの文章を安定して書き続けられる人はどこの会社も限られていると思うのです(スキルだけではなく業務的な事情も含めて)。もっとライトなテーマなら別ですけどね。

ですので社内の他の人に書いてもらう場合でも、テーマを決めたり、予め骨格を決めたりして、あとは書く人の得意分野に合わせて書いてもらって、文章とか表現でちょっと気になるところから修正したり、事実に反することが書いてないか、とか誰かが誤解してしまう表記になってないか、とかそういうところも基本的にはけっこう細かく見ます。妥当なツッコミや指摘を頂いたらその旨追記したり引用させて頂いたりします。

ということで、とにかく分担してみんなで書こうぜ!というのがそんなに簡単にできないというのもまあひとつの悩みですね。現場のメンバーはやっぱり実務を優先しないといけないのでここにリソース割きまくるとかも出来ないですし。

逆にインターン生とかに勉強がてらSEO用語集とかまとめて記事にしてもらったりはしてますし(もちろん最低限は全てチェックします)、信頼できる方に寄稿して頂いていたりもありますので、現実的な運用に耐えうる体制を組んで更新量を担保することは工夫すれば出来るとは思います。

その人(その会社)の底が知れることのデメリットも考慮する

あんまり浅い内容の記事とか変な内容の記事ばかり出してしまうと、検索を中心にトラフィックは増えていくと思いますし一時的に成果と言われるようなものが出ると思いますが、やっぱり印象とかブランドとかいう意味でいうと長期的には何かしらは損ねてしまうんだろうなとは思います。

ある意味、自分の手の内を多少明かすことなんてのは別に問題ないと思いますが、読者から見てその人(とか会社)の底が知れるというのは微妙かなあと思います。さすがにある程度のリタラシーがある読者さんであればその辺りの分別はつくでしょうし。

僕個人としては、こういう商売で「広告」という形式ではなくて「情報発信」を通じてユーザーとの接点を増やしていく以上は、こういう目にみえない「読者が受ける何かしらポジティブな印象」みたいなものを少しずつ積み重ねていくことも大事にすべきと思っているんですね。もちろんこのサイトはまだまだですので今後もそういうのを積み重ねていくために頑張ろうと思います。

逆に、トラフィックがいくらあっても、自分たちにとって重要な読者層に「こいつら、微妙だわ」って思われたら、獲得したトラフィックの価値は激減します。数字だけ見ていたら見えない部分ですので、なおさら自分たちがそうなってしまわないかビクビクしてるという側面も少しあります。ドメイン名でのエゴサーチは欠かせません。

ですので、SEOについては全ての読者に一定のリタラシ―や判断能力があるわけでは決してないテーマですので、企業としての情報発信にはそれなりの覚悟と責任を持ってやっています。特にWebコンテンツの場合はそれがずっと残ってしまい将来に渡り多くの人に見られる可能性があるのでなおさらかと。一対一でしゃべるのはそういう意味ではある程度気楽なのでいくらでもペラペラしゃべりますけどね。

ちなみに:「ブログとかでいろいろ情報公開しちゃって大丈夫?」みたいな話

そもそも本とかブログで書けるような、逆に言えば調べようとすればみんなが調べられる内容などは、ほとんどが一般論ですし手の内というほどのものでは決してないのでいくらでも放出して問題ないという認識です。受験勉強で言えば参考書読めば分かる、一般的な定理とか公式とか汎用的な解法とかが予備校や塾の重要なノウハウと言えないのと同じで。

本当に大事なのは一般論としての情報ではなく、個々のケースでの施策をどうプランニングするかと、その根拠となる知識と経験です。それは多くの場合で一般化して話せることでは決してありません

運営してる母体やその規模、ビジネスモデル、掲載されている情報の性質、担当者のスキル、予算、時間的制限、事業的制約など色んな要素が同一でない限り、同じようなサイトでも優先して行う施策は変わるはずです。

なので一般的なこういう話題はいくらでも出して良いんじゃないかなと個人的には思います。少なくともなんの役にも立たない情報だとは思っていませんし。

まとめ

ということで、僕はSEOみたいなテーマでブログを更新する、それによって何かしらビジネス上の成果を得る、というのはけっこう大変なことだと感じています。成功例と失敗例でいえば後者が圧倒的かなと。うちもめちゃくちゃ成功しているかといえばまだまだこれからの積み重ねだと思いますし。

もちろん良い情報が増えることはとても良いことですので大歓迎ですが、SEOについては明らかに間違った情報(ちょっと違う、はもちろん、ぜんぜん違う、というレベルまで幅広く)が発信される可能性が極めて高いのと、一方でそれを誤った情報として認識できる人が少なすぎる点から、情報の流通はよりカオスになりがちなテーマだと認識しています。なので余計に気を遣います。

ただ、総合すれば、色々大変なことはあるけど、ちゃんとやれば得られるものは多いので、何だかんだやるべきで、やるならしっかりコストをかけてやるべきと思っています。ただ上記のような理由から、適当な情報をまき散らさないためにできる努力を怠らないことも、情報を積極的に出すことと同じくらい大事なことという認識でございます。

このブログもいつの間にかそろそろ40記事くらいになりますので、もっともっと成果に繋がると良いなと思います。ということで何かお仕事ありましたら是非くださいますと幸いです。

以上、今後共よろしくお願いします。

元雑誌編集者が語る、あなたの”コンテンツマーケティング”が上手くいかないワケ

コンテンツが重要、という考え方が徐々に浸透しつつありますが、ここでは元雑誌編集者、という視点から、Web媒体のコンテンツ制作の現場についての「それってどうなの?」な色々について取り上げて解説します。今回はコンテンツ制作部門の寺田による執筆です。

コンテンツを作ることがコンテンツマーケティングではない

「オウンドメディア」「コンテンツマーケティング」などというキーワードが注目を集めています。SEOの現場でも、GoogleがブラックハットSEOについて厳しいアップデートでのぞむ一方、「これからはコンテンツマーケティングだ!」「オウンドメディアで自社サイトをメディア化するんだ!」と、”ユーザーの役に立つ”コンテンツが重視される傾向にあります。

この流れ自体は誰の目にも素晴らしいことです。ただ、とりあえずコンテンツをジャンジャン書いてページをたくさん作ったところで、思ったようにアクセスが取れなかったり、アクセスは増えても商売につながらなかったり、ということも珍しくはないでしょう。

でも、実際に多くのWebのコンテンツを見ていると、これって実は当たり前というか。

結論から言うと、「メディア」って相応の労力(またはお金)や時間をかけたり、伝え方ひとつとっても様々な工夫をしていかないと、十分な効果は得られないんですよ。なのに、「何でもいいからコンテンツを作る」で走ってしまっているから失敗しているだけなんです。冷静に考えれば、それって”マーケティング”でもなんでもないですよね。

元雑誌編集者から見たWebコンテンツ制作現場

以前、10年ほど雑誌制作の現場にいました。そこからWeb業界に移籍してきたので、すべてが新しいことだらけなのですが「コンテンツを作る」という業務は同じなので考え方は同じというか。要は「人が読みたくなる文章を書く」ということは同じですからね。

雑誌からWebへと媒体が変わっても引き続きコンテンツ制作に関わっているのですが、Web業界で仕事をしていると「アレ?!」と感じることがあるので違いを軽くまとめてみます。

1. 誰が書いたかわからない記事・・・って大丈夫?

最近はクラウドソーシングって流行ってますよね。この業界に移籍して初めて知りましたが、文字単価0.2円(500文字書いても100円!)とかでの発注もあるみたいです。とにかく安い。。

クラウドソーシングという世界そのものについては、発注者にとってもクリエイターにとっても様々な課題を解決し得る、画期的な仕組みだと思っています。ライターとしても、空いた時間を有効活用できるので人気を集めてます。発注者側としても、コストを抑えてコンテンツが制作できてWin-Winです。

ただ、それをどう活用するかというのは利用者次第だと思っていまして。例えば、用途によりますが、どこの誰が書いたかわからない、何を情報ソースにしているかも不明な記事を、ロクにQAもせず自社名義のサイトに掲載されているものをしばしば見かけますが、それって皆さん怖くないんでしょうか?

もちろん、クラウドソーシングに登録されている方の中にもきちんとしたライター経験者も多くいます。でも少なくともしっかりした実績と実力のある方で、文字単価0.2円みたいな報酬で一生懸命文章を書きたいという人はそこまでいらっしゃらないと思います。

また、なにか問題が起きても「しーらない」でドロンされちゃったらどうするんだろうと。雑誌の現場だと、たまに聞くんです。いわゆる「飛んじゃった」ってやつで。

徹夜続きのデスマーチな現場だとありがちです。いきなり会社に来なくなったり、連絡が取れなくなったりする人。デスマの現場で誰か飛んじゃったら炎上どころの騒ぎじゃないので、やっぱり信頼できる人と仕事したいですよね。

2. 何を伝えたいのかわからない、ゆるい原稿

紙媒体だと誌面に限りがあるので、文字数との戦いは避けて通れない苦悩です。ガッツリ2時間かけて取材して聞いてきた内容を400文字にまとめてくれ、なんてことも多々あります。一方でWeb系の制作は物理的な文字数の制限がなく、「1000文字以上であればOK」といった発注も多いですよね。非常にざっくりしています。

それで、前述のクラウドソーシングみたいな文字単価の設定だと、ネットの情報を切り貼りしたような内容の浅い記事ができあがります。まぁ、これも必然というか。ボランティアではありませんから、ギャラ200円の原稿に何十分も時間かけてリサーチとかインタビューなんてなかなか出来ないですよね。

そうすると、どこかのまとめサイトとかWikipediaとかの内容を集めてきた薄ーい1000文字の原稿ができあがります。極端に言えば「伝えたいこと?そんなの関係ないよ」の世界です。

しかし、その文章はサイトに掲載することだけが目的なのでしょうか?違いますよね。そのコンテンツによって誰かの問題が解決したり、サイトを訪れたユーザーがあなたのサービスや商品のことを好きになったり、そういうことが目的なのですよね。であれば、それが伝わるように文章を作らなければいけません。

3. そもそも、見直ししてる…?

紙媒体だと印刷したらやり直しが効かないので、何度も何度も、これでもかというくらい校正確認をします。書いた本人はもちろん、ディレクター>編集担当者>取材対象者>デスク>クライアント>校閲者>編集長…といった感じで初校・再校と校正確認がまわるのです。

校正を経て、最終的には納品時の原型を留めていないことだってあります。それはそれでどうなんだという話もありますが、電話番号ひとつ、値段の桁ひとつ、間違えるだけで大変なことになると徹底的に叩き込まれるので穴のあくほど何度も校正が鉄則です。

ところがWeb サイトの場合、掲載後だって修正が可能なためか「この記事、見直し…してるよね?」という初歩的なミスがあるのにそのまま掲載されているものが多いです。読めばわかるレベルの大量の誤字脱字がそのまま、明らかに論理的な飛躍があるのにスルーというのは・・・残念ながら、悪い意味で行間から書き手の気持ちが伝わってきます。

ただでさえ、モニターで確認する原稿は、紙に出力して確認する原稿よりも間違いを見落としやすいという特性があります。それを考えると、納品前に数分程度の見直しだったら何度やってもいいと思うのですけど。

「編集者のように考えよう」とよく言われるけれど

簡単に3つほど挙げてみましたが、要はWebの場合、記事の質が「軽い」んです。コンテンツマーケティングの文脈ではよく「編集者のように考えよう」と言われていますが、自社サイトをメディア化するのであればしっかりとユーザーに“刺さる”コンテンツが必要です。

前述したような幾多のチェックを突破して掲載される雑誌の記事は、企画から取材・校正と膨大な時間と人件費を使って鍛えられ、磨き上げられます。

例えば、「東京○✕△グルメ」のような120ページくらいの情報誌であっても、制作費だけでウン百万円とかは必要になります。それでも雑誌になって800円くらいで2万部も売れたらOK、という感じでしょうか。

さらに企画から制作、印刷まで終えて本屋さんに届くまでには3ヶ月~半年とか時間が必要です。つまり何がいいたいかというと、メディアにはお金も時間も労力もかかるということです。それでも紙媒体はご存じの通り「出版不況」なので、利益を出すのは大変です。

ここで例えば、1つの雑誌(メディア)を創ると考えて上記と同じリソースを1サイトの「コンテンツ」として投下したらどうでしょうか。

じっくりと練られたクオリティの高いテキストと写真。例えばあなたのサイトにそういうレベルの1000文字の記事が100本200本あるだけで、それなりの集客効果が期待できるのではないでしょうか。

雑誌とWebのメディアが大きく異なるのは、日本全国で実売2万部の雑誌を手にすることができる場所は限られますが、Webコンテンツはいつでもどこでも、極端な話では何年後にも多くの人に見てもらえる可能性があるということです。つまり、そのコンテンツは資産として長く有効活用できるのです。

SEOの世界でもかつて通用したテクニック的な手法が通用しなくなっていますので、なおのこと、こういうところに積極的に投資しない手はないのでは、と思います。

問題は、ユーザーに何を伝えたいか

そもそも論になってしまいますが、企業のオウンドメディアで大事なのは「サイトへの流入が増えるだけの記事」ではなく「あなたのサイトが大事にしたいユーザーによろこばれる記事」ではないでしょうか。

今日もどこかでユーザーは困っています。困っているからこそ検索などを活用して解決策を探し、よりベストな方法を検討しているのでしょう。

彼らに伝えなくてはいけないのは、どこかで聞いたような解決方法の切り貼り記事ではなく、知識や経験に裏打ちされた「役に立つ情報」です。

それは新製品を使ってみた体験レビューかもしれないし、リアリティのある見積もりデータかもしれないし、あなたの会社が信念を持って取り組んでいる商品やサービスに関する知識を深めるためのコンテンツかもしれません。

ただ、少なくとも確実なのは「伝えたい」という気持ちの無い原稿からは何も伝わらないということです。逆に言えば、「伝えたい」という気持ちがあれば、それは必ず伝わるものです。

「伝える」ための5つのヒント

長くなってしまいましたが、「コンテンツマーケティング」だ「オウンドメディア」だと流行りのWebマーケティングに便乗したところで、「伝えたいもの」がない浅いコンテンツをどれだけ投下したところで、あなたのビジネスやサイトを訪れたユーザーを取り巻く問題は解決しません

一方で、慈善事業ならまだしもビジネスの観点から考えると「いつか伝わると思います」ではプロダクトとして社内コンセンサスも何も得られないでしょう。

気持ちだけではなく、実践的なWebライティングの経験やサイト構築の戦略といったナレッジが必要となります。メディアとして、想いを伝えるためにはテクニックが必要です。例えば、

  • あなたのサイトに来てほしいターゲットユーザーは、どんな人ですか?
  • あなたは彼らのどんな問題をどのように解決できますか?
  • そのターゲットユーザーには何をしてほしいですか?
  • 競合他社と差別化したいポイントはどこですか?
  • 上記の目的を果たすために、どんな記事をユーザーに読んでもらうべきですか?

といったことを常に心がけながら、コンテンツの制作・運営を進めることが重要です。そうすれば、オウンドメディアに必要なリソースは大きく削減できることでしょう。

そのためには制作チーム内で、それがたとえクラウドの向こうにいるライターだとしても、しっかりとビジョンを共有してみてはどうでしょうか。また出来あがってきた文章に、編集者はひと手間もふた手間も加えて、情報発信側の熱のこもったコンテンツとして公開してみてはどうでしょうか。

ぜひこの機会に、こうしたことを改めて一緒に考えてみて下さい。

最後に宣伝ですが、もし、こういうことを相談できる人が周囲にいない、考えてはいるんだけど手が回っていない、そういう方がいらっしゃいましたら、私たちはそうしたコンテンツ制作や企画の後方支援的なお手伝いもしておりますので、何でもお気軽にご相談ください。きっと何かの力になれると思います。

※よろしければこちらも合わせてお読みください※
Webサイトに必要なコンテンツとSEOについて
「ユーザー」から出発するWebコンテンツ企画の5ステップ【基本編】(外部サイト)

ヴォラーレ株式会社 寺田

このサイトの運営をお手伝いして頂ける方を募集します

さて、普段からこのブログを見て頂いている分には、空気感としては至って冷静に、割と草食系な記事を連投しているイメージを持っておられる方は多いかもしれません。

しかし運営側の実情をお伝えしますと、やれ更新頻度をもっと上げられないのか、やれそのための時間を作れ、など社内で上からも下からも横からもあれやこれやと日常的に言われている状況でございます。

個人的な感情としては好き勝手言いやがってとか思いつつ、いい機会ですしこちらのサイト運営のお手伝いを専任で行って頂ける方をここで募集してみることにしました。

ところでこのブログって何のために書いてるの?

さてここからはちゃんと真面目な話ですが、このブログについては、僕の文書でのアウトプットの主戦場としてやってる意味もありますが、ビジネス的な視点で言えば、

  • SEOについて色んな人により深く興味を持ってもらうこと
  • このサイトを知ってくれる人が増えること
  • このサイトに定期的に訪れてくれる人が増えること
  • 僕らが何を考えてSEOをやっているのかを色んな人に知ってもらうこと
  • ヴォラーレという会社に興味を持ってもらうこと
  • 最終的にはお仕事の相談やセミナーへの参加が増えること

こんなことがざっくりとした目的になっています。そして徐々に目に見えてそういう感じになってきました(ので余計にこういう所に力を入れようという空気になっているわけですね)。

ですので単純に流行りそうな記事を書いてとにかくPVを増やしたい、とかそういうことではないのです。僕らと仲良くなれそうな人が定期的にチェックしに見に来てくれる、みたいなサイトを目指しています。更新頑張り始めたのはここ数カ月ですけれども。

なんとも短期的な効率は決して良くないかもしれませんがそんな目論見でやっているサイトですので、真面目にお手伝い頂ける方がいらっしゃると嬉しいなと。

ということで誰か手伝ってくれませんか

こんな感じのメンバーを募集しています。

求めるスキル

こんな人が来てくれるとうれしいです。しかしこんな人がそうそう都合良くいるんでしょうか。

  • WebとかSEOとか検索が好きな人、勉強してる人、勉強したい人
  • リサーチ力、学習能力、文章作成力が高い人
  • ブログ等、Webで文章を書くことに慣れている人
  • 適当な仕事をしない人、長続きする人
  • 僕と気が合いそうな人

やってほしいこと

  • WebとかSEOとかに関してどんどん情報収集して学習してください
  • 有用なネタになりそうな話題を草稿として書いてください
  • 内容として問題がないのであればガシガシ投稿して下さい
  • あとは能力次第で色々お任せしていきます

お金以外に得られるもの

  • WebとかSEOとかをもっと知ることが出来ると思います
  • 僕が教えられることはいくらでも教えます
  • 自分の書いた文章をそこそこの数の人に見てもらえます(※1)
  • 僕とかうちのメンバーと仲良くなれます(※2)

※1:最近は1記事あたり1000~5000PVくらいです。
※2:人によりますが。

条件

とりあえず一旦は社員、アルバイト、大学生インターンなど特に問いません(週3~4とかでも大丈夫)。ただし、正社員なら相応のスキル(最低でもSEO実務経験者)を求めます。記事内容の監修は僕が行います。

こういうの大好き、みたいな大学生さんとかでも上記条件にマッチしているのであればきちんと教えられますので大歓迎です。

「別の団体の人間として寄稿とかって有りですか?」というのも内容次第では歓迎です。

何にせよ興味あればご連絡頂ければと。

どんな会社?

ちょうど弊社の採用サイトをリニューアルしたところなので興味あれば是非見て頂ければと。全体的に僕の露出が少ないのが会社の意図的なものかどうなのかはやや気がかりです。

ヴォラーレ株式会社 採用サイト
ヴォラーレ株式会社 採用サイト

働くメンバーはこんな人たちがいます
オフィスはこんな感じです

以上です

と、まあこういう感じです。あまりにも唐突な求人でアレなのですが、詳細は先ほどの採用サイトを見てそれらしきところからご応募頂くか、日常的にエゴサーチは欠かしていませんのでtwitterなどでコメント頂ければと思います。僕のtwitterアカウントに直接メンション頂いても構いません。

ヴォラーレ株式会社 採用サイト
僕のTwitterアカウント

以上よろしくお願いいたします。

ヴォラーレ株式会社 土居

15種類のブログプラットフォームを分析:あなたにピッタリなのはどれ?

ブログといえば知らない間にWordpressが定番プラットフォームに君臨してしまいましたが、米国を見ると新たなブログプラットフォームが定期的に生まれているようです。今回はそんなブログプラットフォームを15比較紹介した記事をThe Next Webから。次に使うブログプラットフォームや、新規サービスのヒントになるかも? — SEO Japan

2,3年前の兆候では、ブログを書くという技術は、FacebookやTwitterなどのソーシャルネットワークの手によって痛い死に方をするであろうと簡単に推定できた。確かにソーシャルは私たちのオンラインでのコミュニケーションの取り方を変えたが、依然として物事の中心にあるのはブログだ。

実際、ブログを書くのに今ほど適した時はないというのが真実だ。ソーシャルネットワークがオーディエンスを築いてコンテンツを読者に届ける手助けをし、より定評のあるブログやウェブサイトが自分よりも小さなサイトにリンクしたりアグリゲートしたりして、記事を読む訪問者の大群を送り込んでいる。―The Daily Mail aside

しばらく休んでいたブロガーも、新しいホームを探しているブロガーも、初めてオンラインで書くつもりのブロガーも、これから私たちが紹介するのが世の中にあるブログプラットフォームだ:

WordPress: WordPress.com and WordPress.org

WordPressには次の2つの選択肢がある:.wordpress.comドメイン―例:jonrussell.wordpress.com(独自のドメインを使用するために料金を支払うこともできる)―を提供し、制限付きのカスタマイゼーションが含まれた無料のホステッドサービス。または、自分のサーバー上でもっと支配権を持ってWordPressをホストしたり、思う存分テーマを編集したり、コードをハックしたり、好きなだけWordPressプラグインを追加したりすることが可能な完全に自由な.orgバージョン。

簡単に言うと、WordPressは、ブログの父である。このプラットフォームは、Webのおよそ19パーセントの動力源で、4500万回以上ダウンロードされている。

このプラットフォームの中核となる強みの1つは、WordPressユーザーが高機能で強力なプラグイン(機能)を自分のブログに追加したり、新しいレイアウトやデザインでそれを修飾したりすることを可能にする何千ものカスタマイゼーションや微調整を生み出してきたクリエイティブのコミュニティだ。

良い点:カスタマイゼーション、カスタマイゼーション、カスタマイゼーション!

悪い点:幅広い選択肢は、経験の少ないユーザーにとっては混乱を招くことがある―慎重に歩くこと。

判定:今でも最高の選択肢。WordPressは、高機能のウェブサイトを開発しようとしている会社や個人にとっては特に便利だ。

Blogger: Blogger.com

Googleがブログに関して勧めているのが、使い易い無料プラットフォームのBloggerである。始めるために必要なのはGmail/Googleアカウントだけだ。

Bloggerブログは、新しい背景やレイアウトを使って簡単にカスタマイズすることができる。当然ながら、このプラットフォームには、Googleのアドセンス広告プログラムやGoogle+(コメント用)などその他のGoogleサービスがもともと備わっているし、Feedburner(RSS配信用)は簡単に設定できる。

良い点: 使いやすく始めやすい。

悪い点: とりたてて高機能ではなく、Googleと結びつきがある―忘れないように言っておくが、GoogleはGoogle Readerを滅亡させた。

判定: この分野ではあまり人気はないが、Bloggerは、この作者を含め、多くの人がオンラインで初めて書いた場所でもある。そのカスタマイゼーションの選択肢は他のものより劣っているし、レイアウトは新しいプラットフォームと比べると少し時代遅れに見える。

Tumblr: Tumblr.com

ブログ界の寵児、Tumblrは、間違いなく、ブログとソーシャルメディアを組み合わせた最初の主流サービスだった…そして、次第にYahooがそれを購入するために11億ドルをしぶしぶと出すこととなる。

Tumblrは、他のユーザーのコンテンツを自分のTumblrアカウントにリブログできるという気楽さのおかげで、TwitterやFacebookと似たようなユーザーの強力なコミュニティを持つ。それが、このプラットフォームをWordPressのようなものとは異なるものにしているのだ。そして、ユーザー(特に若い世代)は、独自のコンテンツを生み出すよりも自分が好きなアイテムをキュレートするためにTumblrブログに転換する傾向がある。

さらなるメリット:Tumblrはカスタムドメイン名に対応している。また、写真アップロードなどモバイルからの使用が非常に簡単だ。

良い点:Yahoo所有であること―Yahooが購入のために突然舞い降りた時、Tumblrにはほとんどお金がなかった。

悪い点:Yahoo所有であること―YahooのCEO、Merissa Mayerは、Tumblrブログに広告が進出することをほのめかした。

判定:ブログというよりはソーシャルネットワークに近いが、てっとり早く簡単なものを探しているなら良い選択肢だ。私たちは、Tumblrブログをキープしながら別にメインブログを持っている企業が増えていることにも気が付いている。

Medium: Medium.com

もしブログがバーだったなら、たぶんMediumは、今現在最も流行に敏感な場所だろう。Twitter創設者のEv WillamsとBiz Stoneが始めたというだけでなく、それは、ユーザーが他の人の作品を編集したり注釈を付けたりすることが可能な機能を含む‘ソーシャルレイヤー’を持ち、当然ながらTwitterと上手く統合している。

Mediumはカッコいいが、他のプラットフォームと比べていくつか大きな違いがある。一つには、その機能は柔軟性に欠ける。そのネットワーク上で他のコンテンツにリンクする方法は、ライターが立ち去るほどにイライラするのだ。Twitterはグローバルタウンスクエアと呼ばれてきたが、その意味では、Mediumは、人々が興味深いトピックにもっと詳細に手を加えようとする140文字の叫びとカオスとは一線を画している。

このサービスはまだ全ての人に公開されているわけではないが、Mediumは以前から招待者を増やしていて、既存ユーザーは友達にこのサービスへの参加を要請することができる。また、この会社は、Twitterで目にした会話を基に招待者を抽出しているようである。

良い点:自分のコンテンツを大きなオーディエンス(潜在的には)に見せびらかすには素晴らしい場所。

悪い点:ライターにとっては、カスタマイゼーションの欠如と、コンテンツ発見に関するいくつかの問題がある。

判定:Mediumはやってみる価値はあるが、そこで書いている人の多くが、2番目もしくは3番目のブログとして使用している。

Svbtle: Svbtle.com

デザイナーDustin Curtisのブログプラットフォームは、私の意見では、世に出ているあらゆるブログプラットフォームの中で最も巧妙なユーザー体験を持つ。(Svbtleブログを持つ人として話している。)

ユーザーインターフェースは、メモ帳もしくはTo Doリストのような感じで、ちょっとした思い付きを書き出したりアイディアを思い付いたりできる場所になっているが、一方でMarkdownにも対応している。

読者が目にするレイアウトを見ただけでも、その上品さとこのサイトの背景にある考え方が分かる。Svbtleは、見込みユーザーが参加の申し込みをすることを許可していて、あなたはサイト上にリストされたEメールアドレスを介して自分の正当性を述べることができる。

良い点:美しいデザイン。

悪い点:選ばれた数のユーザーにのみ公開。面白いことに、コメントシステムがない―それは良い点でもあり悪い点でもある。

判定:Svbtleウェブサイトは、近々全ての人に公開されると言っているが、現時点では限られた人しか利用できない楽しいブログプラットフォーム。

Quora: Quora.com

人気のQ&AサイトQuoraの機能をここで見ることに驚くかもしれないが、Quoraは2012年1月にユーザーブログを追加したのだ

特定のトピックに関してストーリーを伝えたり知恵を分け与えたりすることを求めているブロガーは、知識を見せるプラットフォームとして、Quoraを便利だと思うかもしれない。投稿はQuoraのタグを使用して分類され―検索可能にするため―、ほんの少しの運と適切なコンテンツがあれば、みんなの目に触れ広く共有される可能性がある。

しかしながら、パーソナライゼーションはなく、Quoraは、ウェブ上の‘ホーム’というよりは自分のライティングや知識を見せる場所に近い。

良い点:興味深い新規コンテンツを吸い上げる力強いコミュニティ。

悪い点:パーソナライゼーションと、個人ブログの‘ホーム’感の欠如。

判定:Quoraブログは、自分のステイタスを高めることを求めているインフルエンサーや、Quoraコミュニティに入りたいと思っている人にとっては興味深いものだ。2番目もしくは3番目のブログとして適している。

Postach.io: Postach.io

人気のメモアプリEvernoteは、そのプラットフォーム内であなたが書いたコンテンツを共有させてくれるが、それは実際にはブログではない。そこでPostach.ioの出番だ。

このブログサービスは、Evernoteに入り込んで、専用のノートブックを使ってEvernoteから直接投稿を書いたり、‘published’、‘page’、‘avatar’のようなキーワードを設定することを可能にしている。単にEvernoteからコンテンツを書くだけでなく、Postach.ioは、コメントエンジンDisqueに接続し、Googleアナリティクスに対応し、カスタムドメインやソーシャル共有、そして面白いことにMarkdownも許可している。

このサービスは、現在ベータ版ではあるが、それらの機能とカスタマイズ可能なテーマの幅広いセレクションがPostach.ioにPosterousのような簡単に書けるブログという感じを与えている。

良い点:軽量で使い易い。

悪い点:限定されたカスタマイゼーション。

判定:ブログシーンにおいては比較的新しいが、サードパーティアプリおよびサービスのEvernoteコミュニティのおかげで、ちょっとした思い付きやマルチメディアが豊富な投稿を書く際には、検討するに値するプラットフォームだ。

Google+: Plus.google.com

Google+はソーシャルネットワークなのか?Googleはそうではないと言っている―同社は、それはソーシャルネットワークよりも広いものだと考えている―そして、このサービスの様々なトップユーザーたちがそこでコンテンツのようなブログを書き、時には素晴らしいエンゲージメントを生み出している。例えば、TNWの貢献者Robert Scobleは、Google+に“自分の未来を賭けること”を選択して、ブログの量を少なくした。

結局のところ、Google+はブログではないが、エンゲージメントを増やすためにそのコミュニティに入りたいのなら、ブログを書くことができる場所だ。近頃では、ほとんどのコンテンツはソーシャルメディアで共有されるのだ。それをソーシャルメディアで始めて何がいけないのだろう?あなた次第だ。

良い点:Google+には強力なコミュニティがある。

悪い点:ブログプラットフォームではないため、カスタマイゼーションもしくはその他の機能がない。

判定:一部の人にとっては十分であるため、選択肢として外すことはできない。

Facebook Notes: Facebook.com/notes

私たちはここで全てのソーシャルネットワークをブログとして扱うというリスクを冒す気はないが、Facebookは、そのNotes機能が基本的にブログプラットフォームであるとう理由からこのリストに追加された。

世界最大のソーシャルネットと繋がったFacebook Notesは、画像、URL、引用のブロックなどの全ての基本機能を使って投稿を書くことを可能にする。デザインと洗練さで賞を獲得することはないが、メッセージを発信するにはシンプルな方法だ―特にあなたがFacebook上に確立されたファンを持っているならば。

良い点:毎月11億人のユーザーがFacebookを使用している。

悪い点:FacebookだけがWebではない。

判定:私たちは、Facebookはもう十分なのだ。それを単なる一つの機能として追加するのではなく、専用のブログ体験を提供することに専念した大量のサービスが存在する時には特に。

SETT: Sett.com

SETTは、エンゲージメントを約束するコミュニティに焦点を合わせた新しいプラットフォームだ。スタイルはMediumとSybtleに似ていて、そのユーザーコミュニティーをベースに、ライターが平均して98%以上多くのコメントと、多くの注目を獲得するのを手助けすることができる。

このプラットフォームは、読者がブログをフォローしたり、似たような投稿やブロガーを見つけたり、お互いにコミュニケーションを取ったりすることを可能にする―読者がブログのトピックについて議論できる‘部屋’もあるのだ。このサイトは、エンゲージメントに明確に焦点を合わせていて、ブロガーがオーディエンスとコミュニティを育む手助けをすることを約束している。

良い点:素晴らしいエンゲージメントと、オーディエンスを見つけるチャンスを自慢にしている。

悪い点:まだ始まったばかりで、他のプラットフォームの機能がない。

判定:この将来有望なプラットフォームは、オーディエンスを確立する手段として投資する価値はあるかもしれないが、エンゲージメントを作ることができるという保証は限られていると感じずにはいられない。結局のところ、優れたコンテンツが読者とオーディエンスをもたらすのだ。

Ghost: Tryghost.org

Ghostはオープンソースのブログプラットフォームで、目標の25万ドルの遥か上の30万ドル近くを資金調達して2013年5月に無事にKickstarterを卒業した

今、このサービスはKickstarterで彼らを支援した人達のみに公開されているが、“2013年夏の終わりあたり”に全ての人に公開すると言っているため、それほど先のことではない。

このプラットフォームは、その上品さと、完全にカスタマイズ可能なシステムでブロガーを“インスパイアする”ことを約束したチームについて、Web上で大絶賛された。それには、“全てのオプション機能、テーマ、プラグイン、このサービスでしか利用することのできないいくつかの追加機能を備えた完全なGhostソフトウェア”、レスポンシブデザイン、“革命的な”ダッシュボードなどが含まれる。

良い点:斬新なスタイルと新しいアプローチをもたらす。

悪い点:今現在は利用できない。価格を含む詳細がまだ伝えられていない。

判定:Ghostはたくさんの人々をワクワクさせ、新しい刺激をブログにもたらすことを約束している。しかしながら、詳細に関してはもうしばらく待たなければならない。

Squarespace: Squarespace.com

Squarespaceは、ビジネスユーザーの間で人気のあるブログプラットフォームだ。ブログを作ってホストすることは単なる一部で、eコマースサイトをはじめとする様々なウェブサイトを作成および管理するために使用することができる。

大部分の他のプラットフォームとは異なり、14日間のトライアルを除いて、無料オプションは存在せず、年間プランで月8ドル以上のコストがかかる。しかしながら、このプランは、クラウドベースのホスティングやメンテナンスを含め、ブログやウェブサイトの全ての要素を網羅している。

良い点:見事にデザインされた、完全に網羅された機能とサービス。

悪い点:価格が高い。明確にブログに焦点を合わせたものよりも、ビジネスサイトを作るのにより適しているかもしれない。

判定:もしあなたがビジネスを持っているのなら、検討すべきだが、もっと小さな規模でブログやサイトを設定するつもりなら、他の選択肢の方が良い。

Typepad: Typepad.com

もう一つのブログの重鎮、Typepadは‘ブログ’が始まった頃から存在している。今日、Typepad上のブログは、毎月8.95ドル以上のコストがかかり、それには一連のデザイン、無制限のストレージ、カスタマーさビスが含まれている。

Typepadは、その安定性を強調している。そして、間違いなくこのプラットフォームは‘独創的な’サービスで、使い易いがWordPressよりはカスタマイズ性が低くパワフルではない。

良い点:設定が簡単、使い易い。

悪い点:無料ではない、制限がある。

判定:Typepadには、カルト的ブロガーSeth Godinを含め、未だにユーザーがいるが、他の選択肢には、独自のカスタムドメイン名を含んだより優れた無料プラットフォームがある。

Posthaven: Posthaven.com

Twitter所有のもと今年ついにWebから姿を消したPosterousの閉鎖から生まれたプラットフォームが、Posthavenだ。

このサービスは毎月5ドルの料金で、基本的にはPosterousの‘ライトブロギング’体験を真似したもので、記事やマルチメディアを簡単かつ迅速に配信することができる。Posthavenのチームは、今後それは買収されたりオフラインになったりすること―Psterousのユーザーが大打撃を受けた2つのこと―は決してないと約束している。

良い点:オフラインになる危険がない。

悪い点:未だ初期段階にあり、他のサービスがすでに提供している機能をいくつか追加している段階だ。

判定:Posterousが好きだった人で、サービスに支払うことは未来の保障を提供するのだということを知って、彼らのブログに投資する準備ができている人にとっては良い選択だ。

アップデート – LinkedInを追加した。

LinkedIn Influencers: Linkedin.com/today/influencers

Webトップのビジネス向けソーシャルネットワーキングサービスは、2012年10月に‘インフルエンサーのためのブログをローンチし、オバマ大統領やRichrd Bransonのような人々を含め150人の著名なビジネスリーダーが登録している。

残念ながら、これを読んでいる人達にLinkedInブログを書く資格がある可能性は低い―これは1パーセントのインターネットユーザーのためのものなのだ。LinkedInがそのソーシャルネットワークをユーザーと企業のためのコミュニケーションプラットフォームへとますます転換していることを踏まえると、いつかは、私たちもそのブログを利用できるようになる可能性が残っている。しかし、それを当てにしないことだ。

良い点:数少ない特権階級のためのプラットフォーム。

悪い点:数少ない特権階級のためのプラットフォーム。

判定:今はまだ、平均的なインターネットユーザーのための選択肢ではない。

最後に、ブログ革命の堕落したヒーローのために記録を残すことにしよう。

Posterous:Posterousは、2012年3月にTwitterによって買収された時には、余命いくばくもないように思えた。この取引は、このサイトの背後にいるデベロッパーの才能を手に入れるために行われたように見えた。その閉鎖を決める運命の日は2月にやって来た。そして、2013年4月30日、Posterousはインターネットを去ったのだ。

Xanga: かつてブログのパイオニアだったXangaは、6万ドルの資金調達をするキャンペーンが目標を達成した後は、生命維持装置につながれたままだ。この会社は、8月後半まで寄付を募っていて、その後、再ローンチする予定だ。死亡記事を載せるのは早すぎただろうか?

LiveJournal:まだ死んではいないが、この元大ヒットプラットフォームは今、ロシアのメディア会社によって所有されたコミュニティベースのソーシャルネットワークだ。

今度はあなたの番だ:このリストで見逃しているものはあるだろうか?あなたのお気に入りのプラットフォームは?その理由は?

コメント欄でその他のサービスをチェックする時間を設け、その後で良いものをリストに追加するつもりだ。

ヘッドライン画像:Shutterstock


この記事は、The Next Webに掲載された「The 15 best blogging and publishing platforms on the Internet today. Which one is for you?」を翻訳した内容です。
記事は昨年後半書かれたものにつき、多少古い情報があれば恐縮です。。とはいえ、今でも十分使える内容と思うので紹介させていただきました。 — SEO Japan [G+]

Googleの「ゲスト投稿はペナルティ対象」騒動を一刀両断

日本では余りこれまで有効活用されてこなかったゲストブログ、他のブログやサイトに自分の記事を掲載してもらい、そこからリンクを得る、一種のホワイトハットなリンク構築手法として海外ではかなり活用されてきました。ところが最近、余りにSEO目的で質を伴わない記事や、手法が行き過ぎた例が出始めたため、Google自らゲストブログはペナルティ対象になりうるという宣言を出す始末。ゲストブログ自体を完全否定した発言ではなかったと思いますが、こういう時には少なからず大騒ぎする皆さんが一定数表れるのも日米問わずまた事実ですよね。米国を代表するコンテンツマーケティングブログであり、自身のサイトにも多数のゲスト記事を掲載しているコピーブロガーがそんな騒動に一言。 — SEO Japan

Guest Blogging is Not Dead

最近、グーグルのスパム対策を統括するマット・カッツ氏が、ゲスト投稿に関して、相手選手を罵倒したリチャード・シャーマン(アメフト選手)のように激しく口撃した。

ゲスト投稿の衰退と崩壊」と言うタイトルが与えられた記事の要点をまとめると、次のような内容になる:

ゲスト投稿は、かつて、インターネットユーザーに接触する上で信頼のおける手法であった。しかし、現在は、スパム行為が横行している。そのため、ゲスト投稿を配信するブログは、グーグルのお仕置きの対象になると考えるべきだ。

以下に、実際の記事の一部を抜粋する:

もうダメだ。ゲスト投稿は終わった。スパム化が進み過ぎたからだ。

Copybloggerでは、ゲストの寄稿者が記事を配信している。同じことをサイトで行っている方もいるははずだ。また、ゲストとして記事を1度、2度、あるいは、何度も投稿したこともあるのではないだろうか?私達は、とんでもないヘマをしてしまったのだろうか?一人残らずお仕置きを食らうことになるのだろうか?

そんなことはない。しかし、私の言葉を鵜呑みにしてもらっても困る。

ゲスト投稿は終わっていない

カッツ氏のブログの記事が、ツイッターユーザーの間で広まり始めた頃にツイートを投稿した、CopybloggerのCEOの言葉なら信頼することが出来る:

本物のメディアを作るためにサイトを運営している人にとって、この「ゲスト投稿の危険性」を指摘する現象は、バカバカしいと思えるはずだ。

— ブライアン・クラーク(@brianclark)2014年1月20日

その後、次のように解説している:

@MichelleDLowery @mattcuttsが、数名の寄稿者を抱えるオンラインマガジンに言及しているはずがない。

— ブライアン・クラーク(@brianclark)2014年1月20日

@MichelleDLowery 厳しく品質の基準を設定している雑誌のように対応すれば、全く問題はない: @mattcutts

— ブライアン・クラーク(@brianclark)2014年1月20日

そして、最後に究極の教訓を送っている:

@joehall 確かに君の言う通りだ。しかし、@mattcuttsの発言に応じて、サイトのタイプを変える必要があるのか?たとえ何があろうと、品質を優先するべきだ。

— ブライアン・クラーク(@brianclark)2014年1月20日

何があろうと質を優先するべきだ

万が一、コンテンツが、ゲスト投稿と言う形式を採用していることを理由に、質の高いコンテンツを提供しているサイトにペナルティーを与えるなら、グーグルは検索エンジンとして失格である。一方、仮想のアルゴリズムの変更を追求する戦略を採用しているなら、その時点で、私達もパブリッシャーとして失格である。

品質を求める戦略は無敵だ。

ゲスト投稿は、「終わった」わけでも、滅亡したわけでも、破滅したわけでもない。厳しい基準を設け、オーディエンスを適切にもてなし、目先の利益ではなく、長期的に成功を収めることが出来るように心掛けるべきである。

つまり、スパマーのように振る舞うべきではない。こう言えば、分かってもらえるはずだ。

このシンプルな原則に従っていれば、外部の寄稿者による記事を配信していても問題ない。そして、他のサイトに寄稿していても問題ない。

グーグルが愚かなら、そして、パブリッシャーがスパマーなら、確かに危険な状態に身を置かれていると言えるだろう。しかし、そんなことは、マット・カッツ氏に言われるまでもなく、誰にでも分かるはずである。

アップデート: 誤解を解く

マット・カッツ氏は、次のようにゲスト投稿に関する記事をアップデートしている:

追加: ほとんどの人は私の言いたいことを理解してくれたようだが、もう少し情報を加えたいと思う。私は大切なものを取り上げようとしているのではない。今でも、ゲスト投稿を行う理由は数多くある(見てもらう機会を増やす、ブランディングを行う、接触範囲を拡大する、コミュニティを構築する等)。このような理由は、グーグルが生まれる前から存在し、今後も消えることはない。実に素晴らしい、質の高いゲストブロガーも存在する。検索エンジンに対する最適化を行う(SEO)ためのゲスト投稿に言及している点をハッキリさせるため、少しタイトルをいじった。

また、私は数名のライターを抱えるブログに言及しているわけでもない。Boing Boingのような数名のライターが所属する品質の高いブログは、ウェブが生まれる前から存在し、魅力的であり、素晴らしく、そして、有益である。

私が強調したいのは、品質の低い多くのサイト、あるいは、スパムサイトが、リンク構築の手法として「ゲスト投稿」にしがみついており、このスパム行為は右肩上がりに増え続けている、と言うことだ。そのため、見知らぬ人から連絡があり、ゲスト投稿を提案されたら、まずは疑うべきである(少なくとも注意してもらいたい)。


この記事は、Copybloggerに掲載された「Matt Cutts Declares Guest Blogging “Done” … Are We All Screwed?」を翻訳した内容です。

最後はマット・カッツのフォロー発言まで紹介されていましたが、まさしく読んで納得の記事でした。「バカバカしい」ことは気にせず、優良メディア作りに励むのみ。 — SEO Japan [G+]

ブログの月間訪問数を短期間で10万件に増やす具体的方法

ニッチながら様々なオンラインビジネスを成功させているニール・パテル、その原動力が彼が運営する複数の人気ウェブマーケティング系ブログ。今回はそんなカリスママーケッターが語るブログのアクセス増加方について。よくある同種の記事とは違い、具体的かつ示唆に富んだアドバイスは本物を感じさせます。 — SEO Japan

私はトップ 100に入るブログのうち20のブログでマーケティングを実行(日本語)した実績を持つ。また、自分のビジネスのために作った3つのブログは、最低でも月に10万回の訪問を獲得している。

このブログ、Quick Sproutに関しては、月間訪問数が10万に達するまで4年と9ヶ月を要した:

quicksprout blog traffic

KISSmetricsでは、10万に達するまでに、1年と10ヶ月間かかった:

kissmetrics blog traffic

そして、Crazy Eggでは、月間訪問数が10万回に届くまで、1年と6ヶ月間を要した:

crazyegg blog traffic

上のグラフを見れば分かるように、10万人に到達するまでにかかった時間は、短縮されている。4年と9ヶ月間から、最終的に1年と6ヶ月間で、この偉業を達成することが可能になった。

この功績に関しては、運はまったく関係ない。実は私は公式を見出しており、この公式は毎回結果を出す。例えば、今日この公式を再び活用したら、1年間以内に同じような結果を出すことが出来るはずだ。

今回は、10万回/月の訪問をブログで達成するために、私が利用している公式を伝授する:

多ければ多いほど良い

Quick Sproutに関しては、1週間に1本ではなく、1週間に2本記事を投稿すると、若干トラフィックの量が増えることに気づいた。 KISSmetricsでは、1週間に5本記事を投稿するまで、トラフィックが大きく増加することはなかった。しかし、KISSmetricsに関しては、週に2本から、一気に週に5本に増やしていた。

そのため、KISSmetricsは、Quick Sproutよりも遥かに成長するペースが速くなった。さらに、最近では、5本/週ではなく、6本投稿するテストを行っている。

1週間に5本の記事を投稿した際は、月間の訪問数は42万2885回であった。

kissmetrics september blog traffic

1週間に6本の記事を投稿してみたところ、トラフィックは、50万1573回にアップした。.

kissmetrics october blog traffic

毎週投稿する記事の本数を1本増やすことで、ブログのトラフィックを18.6%増加させることに成功した。ちなみに、一流の20サイトのブログ(すべてトップ 100入りを果たす)のマーケティングを担当した際、毎日3本の記事を投稿すると(21本/週)、容易に100万回/週を達成することが判明している。

頻繁に投稿する際は、コンテンツの品質を保つことが重要である。 質の低いブログの記事を大量に投稿したところで、トラフィックに大きな変化は起きない。

インフォグラフィック

インフォグラフィックを利用すると、容易にトラフィックを増やすことが出来る。Mashable等のブログで、この手法は抜群の効果を発揮していた。また、KISSmetricsでも急激なトラフィックの増加をもたらしていた。

47点のインフォグラフィックから、2年間で、2,512,596回の訪問、そして、3741サイトからの41,142本の被リンクを獲得した。

2010年8月のトラフィックを報告するページのスクリーンショットに目を通してもらいたい:

kissmetrics august blog traffic

次に2010年9月のトラフィックを確認してもらいたい:

kissmetrics september blog traffic

インフォグラフィックのおかげで、訪問数が5万6,380から、14万6,197に増えていた。この戦略は、とても効果が高かったため、毎週インフォグラフィックを作って、トラフィックの底上げを行った。現在、インフォグラフィックを配信していなくても、過去の作品から、月に5万回の訪問が寄せられる。

この戦略を真似したいなら、このブログの記事にある手順に従うと良い。人気の高いインフォグラフィックを作成する上で必要な知識を全て得ることが出来るはずだ。

人と検索エンジンを考慮してタイトルを作る

私の3つのブログは、検索エンジンから多くのトラフィックを獲得している。理由が知りたい方も多いのではないだろうか?勝因は、人と検索エンジンの双方にとって、魅力的なタイトルを作ったことだ。

crazyegg search blog traffic

まずは、Crazy Eggブログを見てもらいたい。先月、検索エンジンから12万7,373回の訪問を獲得した。これは、グーグルと人のためにタイトルを作った結果である。

この戦略では、短期においては、あまり大きなトラフィックを得られるわけではないものの、半年以内に、検索エンジンのトラフィックが増えていくようになる。この時点から、四半期ごとに継続してトラフィックが増加する。

トレンドになっているトピックを取り上げる

最も多くのトラフィックが寄せられるのは、当該の分野のメジャーな出来事を取り上げた日であった。

例えば、Quick Sproutでは、パンダやペンギン等のグーグルのアップデートを取り上げると、トラフィックが急激に増加していた。ハミングバードをKISSmetricsで取り上げた日でも、同じような現象が起きていた。

アップルのマーケティングを同社のイベントの前後にブログで取り上げた際も、やはり、トラフィックが急激に増加していた。

このタイプのトラフィックの良いところは、イベントが終わった後、急激に増加する以前のトラフィックよりも、若干トラフィックが増えている点である。

トレンドになっているトピックを取り上げたいなら、グーグルトレンドを使って、ホットなトピックを特定すると良いだろう。ただし、何でも取り上げれば良いわけではない。自分の分野と関連していることが大前提である。グーグルトレンドで、少し検索を行えば、検索量の増えているトピックと減っているトピックを把握することが出来る。

会話のようなトーンで記事を綴る

Quick Sproutでは、1本の記事に176本のコメントが寄せられていることをご存知だろうか?砕けたトーンで記事を作成していることが、その理由だ。

「トップコメント投稿者」等のテクニックを使えば、コメント数を増やすことは可能だが、ブログの記事を小論文ではなく、会話のように綴ることで、自然により多くの読者からコメントが寄せられるようになる。

また、次の手法を使って、同じような効果をブログにもたらすことが可能である:

  • コンテンツで「皆さん」と「私」を利用する。
  • ブログの記事全体で、質問を投げ掛ける。
  • 誰でも理解することが可能なコンテンツを作る…要するに、5年生に伝えるつもりで書く
  • 段落を短く保ち、余計な情報は省略する。

コメントは読者の忠誠心を高める上で心強い味方となる。ブログで頻繁にコメントを投稿している読者は、コンテンツを読んでいる何よりの証拠であり、ソーシャルウェブでシェアしてもらえる可能性は高い。

一人ではなく、複数のライターが記事を投稿している場合、コメントとエンゲージメント(参加を介した交流)は減る。読者が、一人のライターとつながりを形成する機会が少なくなるためだ。 Crazy EggとKISSmetricsを見れば一目瞭然だ。この2つのブログは、複数のライターを抱えており、その多くは、会話のようなトーンを用いていない。その結果、Quick Sproutと比べて、遥かにコメントの本数が少ない。

私の友達のブログ(私のブログのデザインを模倣している…お望みなら皆さんも真似して頂いて結構)は、月間の訪問数は2000回のみだが、一部の記事は13本のコメントを獲得している。これは、会話のように記事を綴っているためだ。

フェイスブックのコメントを使って、エンゲージメントとソーシャルトラフィックを増やそうとしているなら、考え直すべきだ。私が担当した人気の高いブログは、フェイスブックよりも、グーグルから多くのトラフィックを得ていた。フェイスブックのコメントのテキストはインデックスしてもらえないため、検索トラフィックは少なくなる。

提案とオプトインでeメールアドレスを集める

私が作ったブログには、ある共通する傾向が見られる…eメールが、大きなトラフィックの源になっている点だ。

11月、eメールは、Quick Sproutでは、トラフィック全体の18%、KISSmetricsでは6%、そして、Crazy Eggでは4%を占めていた。

割合としては少なく思えるかもしれないが、それには妥当な理由が2つある:

  1. 3つのブログは大量のトラフィックを獲得しており、ビジターの人数においては、数%であっても、大きな違いをもたらす。
  2. Quick Sproutを除く2つのブログでは、eメールの収集に失敗している。KISSmetricsとCrazyをQuick Sprout並に最適化していたら、大幅にeメール経由のトラフィックの割合は増えていたはずだ。

ブログでより多くのeメールアドレスを集めたいなら、この記事で描かれている2つのステップに従うと良い。この記事には、必要な知識が全て掲載されている。また、単純にWP Lead Magnetプラグインをダウンロードする手もある。これは、Quick Sproutで私が使った戦略であり、素晴らしい成果を上げた。

eメールリストを入手したら、新しい記事を投稿する度に、ブラストを送信するべきである。なぜなら、トラフィックを増やし、より多くのコメントを集め、そして、何よりも、ソーシャルシェアを生み出すからだ。事実、eメールの購読者は、ブログの通常のビジターよりも、コンテンツをシェアする可能性が3.9倍高い

コンテンツマーケティングは必ずしも運任せのゲームではない

ブログの最も重要な要素はタイトルである。どれだけ内容が素晴らしくても、タイトルが三流なら、記事を読んでくれる人は少なくなる。

大方、コンテンツマーケティングは、– 大勢の人達に読んでもらえるか、誰にも相手にされないかの — イチかバチかの賭けである…と考えられているが、必ずしも運任せにする必要はない。

Social Crawlytics等のツールを使って、競合するブログで人気を集めているコンテンツのタイプを把握することが出来る。例えば、マーケティングに関するブログを運営しており、Quick Sproutで人気の高いコンテンツを確認したいなら、www.quicksprout.comと入力すれば、次のような表が表示される:

social crawlytics

続いて、ソーシャルサイト、または、合計でソートすることが出来る。事実上、人気の高いブログの記事とタイトルが全て表示されるはずだ。トップ 5の記事を見ると、advanced guide to seocontent marketinggrowth hackingが入っていることが分かる。 つまり、高度なガイドを作成し、マーケティング関連のトピックに対して、私と同じようなタイトルを使えば、多くのトラフィックを得ることが出来る。

結果を出すトピックとタイトルを探し出す作業に加え、この記事で紹介した公式を使えば、魅力的なタイトルを作り出すことが出来るだろう。この記事では、意見を使って、切迫感を醸し出す方法、または、タイトル内で好奇心を喚起する方法を伝授している。

ソーシャルメディアのプロフィールを構築する

また、私が運営している3つのブログからは、ソーシャルメディアサイトからも多くのトラフィックを獲得している特徴が見られる。過去30日間のデータを紹介していく:

  • KISSmetricsは、ソーシャルサイトから3万6,862回の訪問を受けた。
  • Crazy Eggは、ソーシャルサイトから5,976回の訪問を受けた。
  • Quick Sproutは、ソーシャルサイトから2万5,350回の訪問を受けた。

どのようにして、このような成果を実現したのだろうか?ソーシャルプロフィールを構築しているためだ。以下の戦略に従えば、同じようにソーシャルプロフィールを作ることが可能だ:

ソーシャルプロフィールを構築する際は、忍耐力が必要になる。通常、ソーシャルメディアからブログへ一貫してトラフィックが寄せられるまでには、6ヶ月間を要する。

メジャーなソーシャルメディアサイトに力を入れるだけでなく、当該の分野の小規模なソーシャルメディアを活用することも検討してもらいたい。例えば、InboundGrowth Hackersは、マーケティング分野に特化したソーシャルメディアである。平均で、InboundとGrowth Hackersは、私のサイトにそれぞれ、400回、1700回の訪問を導いている。莫大な数ではないものの、確実にトラフィックを増やしてくれている。

提携

Crazy Eggブログを立ち上げてから数ヶ月以内に、月間の訪問数は3万回を突破していた。その方法を伝授しよう

SEOでも、ソーシャルメディアでもない。提携を介して、この功績を実現したのだ。私が最初に提携先として選んだのはSmashing Magazineであった。なぜなら、Crazy Eggは、同サイトのRSSフィードに組み込まれており、1ヶ月間に22181回の訪問を獲得していた。

smashing magazine network

この提携にかかったコストは$0であった。Smashing Magazineのネットワークに含まれている点を示すバッジをブログに掲載しただけだ。

私が参加したネットワークは、Smashing Magazineだけではない。それ以前に、9rulesのネットワークに参加したこともある。様々なブログネットワークが存在する。自分のブログが該当する業界のネットワークを探せばよい。

ただし、ブログネットワークだけで、満足するべきではない。自分のブログにトラフィックをもたらすことを交換条件に、コンテンツを別のブログとシェアする手もある。Business Insiderは、この記事等、Quick Sproutの記事を配信している。Business Insiderに対して、記事の中で私のブログに向かうリンクを掲載して欲しいと頼むと、快く受け入れてもらえた。

Business Insider等の人気の高いブログは、コンテンツを探している。求めているコンテンツを提供すれば、サイトにリンクを張り、大勢のビジターを送り込むことに反対するはずはない。

提携を結ぶには、同業界の人気の高いブログに継続的に接触する以外、他に手はない。大半のブログはコンテンツを受け入れてくれない、もしくは、ネットワークに参加させてくれないだろう。しかし、10サイトのブログにコンタクトを取れば、少なくともそのうちの1つは、「OK」と答えるはずだ。

まとめ

Quick Sproutを、10万回/月間訪問に到達させるまでには、数年間を要した。しかし、もっと短い期間で同じ結果を出すことは出来る。 Quick Sproutを始めた頃、フェイスブックやツイッターは、今ほど人気が高くなかった。

また、当時と比べると、現在では、活用することが可能なサイトや提携の機会は多く、以前よりも、良質なブログの記事を求めている人達もまた多い。

是非、試してみてもらいたい。上述した手順を踏めば、すぐに10万回/月間訪問数を突破することが出来るかもしれない。

その他に、同じ偉業を達成する上で貢献した戦略をご存知なら、コメント欄で発表してもらいたい。


この記事は、Quick Sproutに掲載された「How to Grow Your Blog to 100,000 Visits a Month Within 1.5 Years」を翻訳した内容です。

リアルな数字を元に具体的なアドバイスを丁寧に解説してくれた記事でした。私もブログ運営者としてどれも納得の内容です。この10万件という数字、特定業界やB2B向けにターゲティングされたブログとしては日米共にそれなりの数字なのではと思います。ちなみにSEO Japan、元々のサイト開設は2002年ですが、2011年に更新を再開してから10万到達までは半年程度でした。とはいえそこからユーザー数はさほど伸びず、月間の訪問者数は10万~15万を行き来する感じです。 — SEO Japan [G+]

ウケるSEOブログの作り方

海外では以前から多数存在するSEO関連のブログ、SEO Japanでもその多くを紹介しています(最近、更新頻度が少なめで恐縮ですが・・・)。コンテンツマーケティングが普及してきたのか、日本でも最近になってSEOブログが増えてきたと思いますし、その多くは海外ブログに引けを取らない充実の内容なのは、翻訳記事をお茶を濁しているSEO Japanにとっては羨ましくもありますが、日本のSEOシーンにとっては喜ばしいことですね。今回は米国の人気SEOブログの筆者がSEOブログの課題やあるべき姿について書き下ろした非常に興味深い記事を紹介します。盛り上がりつつある日本のSEOブログシーンをさらに盛り上げるヒントが隠されているかも? — SEO Japan

SEOブログはつまらない。インターネット上には、SEOを取り上げるブログが多数存在するものの、その多くは同じ情報を何度も何度も取り上げているだけである。事実上、情報がリサイクルされているのだ。90%が他人の受け売りのこともある ? 私はこのトレンドを「SEO情報のロングテール」と呼んでいる。

このテールは、必要以上に長い。

ある意味、このSEOブログのスタイルは、受け入れられていると言える。正直に言うと、私も同罪である。現在、Single Grain SEO blogの立ち上げに取り組んでおり、このブログでは、出来るだけこの不名誉を回避する努力をしている。しかし、この恥ずべきスタイルのブログは、クライアントにとって有益であり、私達がターゲットにしているオーディエンスの大半を占める、情報を持たない人達に基本的な情報を与えることが出来る。だからと言って、面白くなるわけではない。優れたブログは、情報を紡錘で巻き取り、セーターを編み、その後、裁断して、再び紡錘に巻き込む行為とは一線を画している。

優れたブログは無限に続く

最高のブログは、– 生きている間に、全てのトピックを網羅することが出来ない — 無限、もしくは、無限に近い情報を取り扱っている。無限に近い情報は、必然的にコンテンツが個性的になり、質が高く、面白く、その結果、卓越したブログを生み出す。

残念ながら、無限に続くトピックは、稀である。トピックによって差はある。SEOの範囲は、ブログで取り上げる価値があるものの、SEO業界の人間にとっては、ほとんどの場合、戯言にしか聞こえないほど限られている。 範囲が広くなればなるほど、独自のコンテンツをもたらす変化は増え、そして、独自のコンテンツが出来上がる確率は高くなる。SEOから、インターネットマーケティング、そして、マーケティングへと幅を広げていくと良い。

しかし、ジレンマを抱えることになる。範囲を広げていく際に、広げる範囲が狭過ぎることもあれば、あまりにも広げ過ぎて、誰にも気に留めてもらえなくなることもある。近寄り過ぎると、結局、同じことを何度も繰り返すことになる。中間に位置することが、個性を出す上で、意見を混合する上で、そして、ブログを改善する上で、有効に働く。

ブログで無限に宣伝を行いたいなら、「人」を取り上げるべきだ。60億人が、ランダムに一度に交流する混沌とした環境が生まれているため、「人」の話題は、ブロガーにとって、無限大の可能性を秘めている。人をトピックに取り上げれば、差別化を行うことが出来る。なぜなら、例えば、ジョージア州のアトランタで、ピーナッツバタートーストをミームとして、CDを宣伝するパンクロッカーに出会ったストーリーのように、ブロガーが属する世界において、記事の取り上げる話題は、必然的に独自の話題になる。

反対に、SEOの基本やSEOのみを取り上げれば、退屈なブログが出来上がってしまう。 SEOは無限ではないためだ

この分野で取り上げるトピックには限りがある。検索エンジンは、特定のアルゴリズムのレベルを除いて、特に心配する必要があるテーマではない。リンク構築の手法は、分野によって異なる。しかも、大半のリンク構築の業者が、利用することが出来ないものばかりである。SEOブロガーとして、オーディエンスの好奇心を誘い、斬新なストーリーを提供し、認められるには、「人」を意識する必要がある。

最新のニュース企業批判自社のアプリを作り、記事で取り上げる取り組み有名なSEOのプロへのインタビュー…このような取り組みによって、印象に残り、紹介する価値のあるブログを作り出されている。ベストプラクティスを何千回も繰り返す行為に甘えていたSEOブログの世界では、「人」を取り上げる以外の選択肢は見当たらない。

それでも、重要であることに変わりはない

「人」は大事だ。話をするのも重要だ。その結果、新鮮さを維持することに成功し、ネットワークが生まれ、最終的にリンクにつながる。作業を中断して、ある程度関連性があり、創造力を多少刺激する記事を読む行為は、考えている以上に重要度が高い。MozSEOBookOutspoken Mediaが新しい記事を投稿すると、ワクワクする。それぞれ、独特のスタイルを持っている。このようなサイトの記事を読むと、1日を乗り切る力が湧き、創造力が活性化されていく — 無限のポテンシャルを秘めていると言える。

「人」を取り上げるには、割と勇気がいる。反論される可能性があるためだ。しかし、それも、面白味の一つだと言えるだろう。言い返す必要がある。なぜなら、言い返すたびに、新しい何かが生まれる。オーディエンスは、その「新しさ」を求めている。

そして、この「新しさ」こそが、ブログで取り上げる価値があるトピックだと言える。


この記事は、Ross Hudgensに掲載された「The Real Reason SEO Blogging Sucks」を翻訳した内容です。

タイトルと比較して、いきなり世の中のSEOブログにダメ出しな冒頭でしたが汗、これからSEOブログを立ち上げようと思っている方、現状のSEOブログの方向性に悩んでいる方に何かヒントになる点はあったでしょうか?実際、アプローチ次第ではまだまだ開拓の余地があるSEOブログ界隈だと思いますし、新たなライターの登場に期待したいですね。

私の場合は、2002年初めに勢いで20~30ページの(多分日本初の)SEO情報サイトとしてSEO Japanを立ち上げましたが(当時の記事)、その頃はブログ自体存在しなかったですし、その後も旬な情報を提供し続けるのは結局海外情報の受け売りな部分が多く更新も大変だし辛いな、、、と考え10年近く(汗)全く更新していませんでした。2010年から志向を変えて海外イベントのリアルタイムレポートという形で復活させましたが、すぐに記事ネタに枯渇し海外ブログの引用記事に走ろうかと思いましたが、そもそも単純に海外の人気ブログを翻訳紹介すればいいのでは?と思い立ち、幾つかのブログに連絡を取ってみた所、意外と快諾されたので今に至る次第です。ただの翻訳ブログのくせに偉そうにするな!と文句をいわれることもありますが、まぁ、この路線は路線でそれなりに需要もありますし、自分自身が勉強を続ける源にもなるので良いかとは思っています。

と、何故か自身の告白になってしまいましたが、日本オリジナルの素晴らしいSEOブログも次々と生まれているようですし、今後の発展に期待したいですね! — SEO Japan [G+]

【保存版】ブログのアクセスアップに効く21個のチェックポイント

BtoB企業でも見込み顧客獲得のためにブログを立ち上げる会社が増えています。 ガイアックスでは、自社でも10個近くのBtoBブログを運営しており、月間30万PV、400〜500件のリード獲得に成功しています。 そこで今回 [...]

【お知らせ】ITスタートアップのためのライティング講座に登壇します

お知らせになりますが、10月17日(木)にITスタートアップのためのライティング講座 〜コンバージョン率を5倍にするライティング術とコンテンツマーケティング〜 にINBOUND marketing blog 編集長の栗原 [...]

意外と知られていない企業ブログの記事ネタ発想法【BtoB企業編】

企業ブログを開始・運用するにあたって「どんな記事を書けば良いかわからない・・・」というご相談をいただきます。

米Content Marketing Instituteによる調査「B2B CONTENT MARKETING」では、回答者の60%以上が「コンテンツを作成すること」を一番の課題に挙げており、魅力的なコンテンツを継続して作成することに苦労している企業は多いようです。

そこで今回は、INBOUND marketing blog でも使っている企業ブログで使える記事ネタの発想方法を2つご紹介します!

企業ブログの記事ネタ発想法

1. 営業現場あるある

1つ目は営業現場でよく聞かれる質問への回答です。

例えば、CRMシステムを提供する企業の場合、お客様から以下のような質問をされているはずです。

  • データベース設計で最低限必要な項目はなんですか?
  • 営業部門に必ずデータを入力してもらうにはどうすれば良いですか?
  • 定期的なメール配信以外にはどんな使い方がありますか?

コンテンツ作成の基本は「自分が言いたいことではなく、相手の知りたいことを書く」ですが、これらはまさに「相手が知りたいこと」。

そして、営業パーソンはこれらの質問に対して、毎回ほぼ同じ回答をしているのではないでしょうか。
既に営業パーソンが回答している内容なので、記事にまとめやすいですし、模範解答例を作るつもりでまとめておくと営業効率アップにもつながります。

さらに「営業活動の中でよく聞かれる質問とそれへの回答」を洗い出すと、かなりの数になるので継続性の面でも優れています。

INBOUND marketing blogでは、以下のように「営業現場あるある」発想法を活用しています。

・Q:BtoB企業のWebサイトで、参考になるサイトってありますか?
→A:BtoBサイトに関わる人はチェックしたい!お手本になるWebサイト101選

・Q:ガイアックスさんの営業がアウトバウンド主体からインバウンド主体になるまでにどんなことをしたんですか?
→A:【実録】テレアポ中心営業からインバウンドマーケティングに移行するまでに通った3つのフェーズ

・Q:BtoB企業なのでFacebookページで投稿するネタが少ないのですが・・・
こんなにあった!BtoB企業がFacebookを活用するために載せるべき20個のコンテンツ

2.頭の中の疑問に答える

2つ目は発想法1を発展させた、購買プロセスの中で顧客が疑問に思うであろうことへの回答です。

例として、給与計算アウトソーシングを導入する顧客が、検討を始めてから最終的に意志決定するまでに抱くであろう疑問を考えてみます。

  • なぜ、給与計算アウトソーシングを使った方が良いんですか?
  • どこからどこまでの作業をアウトソースできますか?
  • 導入するまでに社内でやるべきことはありますか?
  • 自社で給与計算する場合と比べて、どれぐらいコストが下がりますか?
  • うちの会社で導入した場合、いくらかかりますか?
  • なぜ、貴社に依賴した方が良いんですか?他の会社との違いは?
  • 導入した後に、やるべきことはありますか?

発想法1と同様に、上記の質問には営業現場やサポートなど、顧客と接する部門の担当者が口頭で答えていたり、営業・提案資料の一部に書かれているのではないでしょうか。

それをブログを通じてコンテンツとして提供することで、Webで情報を探している顧客が知識を獲得したり、適切な判断をする手助けができます。

INBOUND marketing blogでは、以下のように「頭の中の疑問に答える」発想法を活用しています。

・Q:なぜ、Webを営業に活用した方が良いんですか?
→A:Web担当者なら知っておきたい、BtoB企業がWebを営業に活用するメリット8つ

・Q:Webを活用した顧客獲得を実現するまでにやるべきことは何ですか?
→A:サイトリニューアル後に押さえておきたい、Webを活用した顧客獲得までに必要な3つのSTEP【SlideShare】

・Q:具体的にはどんなコンテンツを用意すれば良いですか?
→A:BtoBサイトの魅力を高める32個のコンテンツとサイト事例

・Q:社内でコンテンツを作るのが難しいのですが・・・
→A:コンテンツ企画の前に!Web担当者のためのペルソナデザインマニュアル
→A:事例コンテンツを強化しよう!お客様インタビュー作成マニュアル

「顧客が知りたいこと」をコンテンツとして用意する理由

インターネットの普及により、私たちが何かを調べるとき、購入するときにGoogleやYahoo!などの検索エンジンで情報を探すことが一般的になりました。
その変化はBtoBの購買現場でも起きており、従来の「営業に売り込みを受ける文化」から「Webを使って自ら情報を見つけ出す文化」へと移行しています。

米コーポレート・エグゼクティブ・ボードが1400社以上のBtoB企業を対象に実施した調査によると、購買プロセスのうち、平均して60%近くが営業担当者が訪問する前に終わっていました。

そのような変化の中で、製品・サービスの購入時に最も参照されるBtoB企業のWebサイト(※1)には会社情報や製品情報、価格などのカタログ的な情報ばかりで、2つの発想法の例に挙げたような顧客が抱える様々な疑問・質問に答えよう、という姿勢は少ないと言わざるを得ません。

しかし、顧客がWebを使って自ら情報を見つけ出し、自社に最適なソリューションを探していることを考えれば、Webサイトやブログを通じて顧客が抱える疑問や質問に答えるコンテンツを用意する必要があります。

・課題解決に役立つ情報を提供してくれた会社
・当該分野について専門家として十分な知識を持っている会社

だと思ってもらえるように「顧客が知りたいことは何か」という視点を忘れずに、コンテンツを充実させていきましょう。

※1:日本ブランド戦略研究所 業務上の情報源における企業サイトの位置付け

顧客獲得型BtoBサイトにおける目標設定方法

ビジネス全体はもちろん、営業・マーケティング施策には「目標」が必要です。とはいえ、いままで実施したことがないプロジェクトで正しく目標を設定することは簡単ではありません。

そこで今回は、これからWebを営業に活用する企業様の参考になればと思い、顧客獲得型BtoBサイトにおける目標設定の方法をご紹介します!

そもそも、なぜ目標設定が必要なのか

目標を掲げれば、そこに至るまでに必要な施策を考え、実行できるようになります。実行した後も、目標が設定してあれば、結果を受けて分析し、次の改善案を考えることができます

以前、インタビューした株式会社アトリビュートの矢口さんは「取り組みの初期に数値がない場合は、まずはプロトタイプを作ってスタートすれば良い 〜 結果を受けてどうなったかを考察していくプロセスが大切」とおっしゃっていましたが、いままでWeb活用に取り組んだことがない場合でも、最初にきちんと目標設定をすることで、効率的にゴールまで到達できます。

※参考記事
2003年に実践していたインバウンドマーケティングと正しく進むための心得

顧客獲得型BtoBサイトで使われる指標

目標設定のためのフレームワークや指標は数多くありますが、顧客獲得型BtoBサイトでは、受注までのプロセスごとに目標数値(数と率)を入れていく方法がわかりやすいでしょう。

  • 訪問数
  • リード獲得数
  • 商談数
  • 有効商談数
  • 受注数

この5つの指標と、それに紐づく

  • CV率
  • 商談化率
  • 有効商談化率
  • 受注率

は最低限、設定するようにしましょう。訪問数・リード獲得数だけで目標を立ててしまうと、正しい成果がわからず、後々の社内説得や予算取りの時に苦労します。

また、最後の受注数にLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)を掛け算して、合計金額を算出しておくと、リード獲得単価や商談獲得単価の上限がわかるため、他のマーケティング施策を検討する際に便利です。

目標設定までの手順

STEP1:まずは、現状の数値を入れてみる

はじめに過去1年間のデータを取得して、現状の数値を入力します。

STEP2の売上目標から逆算する作業から始めると、現状に基づかない達成不可能な数値になる危険があります。必ず、現状把握から始めるようにしましょう。

STEP2:経営指標から逆算して、必要な数値を算出する

次に売上や商談数の目標から逆算して、数字を埋めていきます。

この時、STEP1の数値を参照しながら、改善が見込めそうな箇所や改善するとインパクトが大きい箇所の数値を中心に伸ばす想定で目標数値を決めましょう。

STEP3:達成可能な目標かどうかチェックする

最後にSTEP2で立てた目標数値が、現実的に達成可能かどうかをチェックします。

サイト訪問数やリード獲得数であれば、Google キーワードプランナーaramakijake.jpなどのツールを使って、対策するキーワードの検索ボリュームを調べ、検索結果画面でのクリック率(3〜5%)とCV率(ホットリードでは0.5%〜1%、コールドリードを含めると1.5〜2%前後)を掛け算することで、おおよその実現可能性をチェックできます。

指標作成時の注意点

上記以外にも例えば、サイト訪問数を参照元(検索エンジン経由・ノーリファラー・参照サイト)ごとに分解して、目標数値を立てることもできますが、あまり指標の数が多くなると、本当に大切な箇所が見えなくなります。

成果を測るための指標と、分析・改善のための指標は切り離して把握することをおすすめします。

上級者向けSEOガイド4/9 : ワードプレス攻略

上級者向けにSEOの主要項目を徹底解説していくシリーズ第四弾、ここにきて意外なというか、ワードプレスのSEO攻略法について。SEO Japanでも過去にワードプレスのSEOに関する記事は何度か紹介してきましたが、本シリーズの記事となれば、その究極版と成り得る可能性大。ワードプレスユーザーは是非一読あれ。 — SEO Japan

これまでのチャプターでは、ウェブサイトを最適化する上でのベストプラクティスを幾つか紹介してきた。このチャプターでは、さらに具体的に、ワードプレスに絞って、話を進めていく。ワードプレスは、世界で最も利用者が多いコンテンツ管理システム(CMS)である。事実、私のブログの読者の多くは、ワードプレスを利用している。そこで、チャプター 4では、ワードプレスを効果的に利用する高度なアドバイスを提供していきたいと思う。


1. ワードプレスのサイト向けの高度なインデクセーション(Yoast SEO)

ワードプレスの設定を終えた時点で、大半のユーザーは基本を押さえているはずである。しかし、このチャプターでは、定番プラグインであるYoast SEOでの設定を手順を追って確認し、どのように利用するべきかを考え – さらに、一般的な利用方法を紹介していく。

注意: Yoastの設定で表示されるオプションの一部は、利用しているテーマによって異なる。私はベーシックな無料のテーマを使ってデモを行うが、オプションの中には、皆さんが実際に利用しているテーマとは、若干異なるものもあるかもしれない。

通常の設定

Title setting – 何らかの理由で、タイトルタグの設定が機能していない場合、チェックを入れる必要がある。

Sitewide meta setting – 通常は「noindex subpages of archives」のみにチェックを入れる。

Clean up the <head> – チェックを入れる必要はない。

投稿のタイプの設定

このセクションでは、タイトルとディスクリプションのテンプレートを設定し、また、このパーツのインデクセーションを管理する。

投稿とページの双方をインデックスしてもらう必要がある。インデックスを拒否するケースは稀である。

通常は、メディアをインデックスする必要はない。

タクソノミー

Categories – 通常はカテゴリをインデックスしてもらいたいはずである。

Tags – インデックスする必要性は低下しつつある。グーグルは以前と比べると、タグを結果で返す行為を控えており、また、代わりにページ、投稿、カテゴリを上位にランク付けしてもらいたいはずである。

Format – チェックを外しておく方が安全である。

その他

Author Archives – インデックスさせるべきではない。また、作者が一人のサイトを運営しているなら、無効にしておこう。ユーザーはブログのホームページにリダイレクトされる。

Date Archives – このアイテムに対するインデックスを回避させておきたいが、有効にしておこう。有効にしておくと、ユーザーは投稿を日付ごとに閲覧することが出来るようになる。

XML サイトマップの設定

注記: 他にXMLサイトマップ用のプラグインを利用していない点、そして、テーマがこの機能を有効にしていない点を確認してもらいたい。

Ping – ヤフー!とask.comを両方ともピングすることが可能である。

Exclude Post Types – インデックスしていないアイテムは全て除外するべきだ。要するに: インデックスしていないページのボックスにチェックを入れる必要がある。

カテゴリのディスクリプション

Yoastでは、次のように、メタタグに対するデフォルトのカテゴリのディスクリプションを表示するように、テンプレートを設定することが出来る:

しかし、このディスクリプションをそもそも書き忘れると言うミスを犯す人達が大勢いる。Posts->Categoriesにアクセスし、新しいカテゴリを加えると、Descriptionのエリアが、メタディスクリプションの設定になる。

.htaccessファイルを編集する

このガイドで紹介する全ての.htaccessのメソッドは、Yoast SEOで実装することが出来る。ファイルの編集にアクセスしよう – 追加のコードは一番下に表示されることが多い:


2. ワードプレスの安全対策

これはSEOのみに関連することではないが、セキュリティの問題は、ウェブサイトの利益に大きなダメージを与える可能性がある。SEOは確かに魅力的な取り組みだが、サイトの安全が確保されていることが前提である。

そのため、ワードプレスに利用することが可能な、追加のセキュリティ対策を幾つか紹介する。コードが若干目立つため、以下の手順に不慣れなら、助けを求めてもらいたい。しかし、技術的な作業にある程度慣れている人なら、十分に対応することが出来るはずである。

1. ファイルパーミッションを変更する

以下の2つのコマンドを実施し、ファイルパーミッションを再帰的に変更する。サーバーへのシェルアクセスが必要になる。

ディレクトリ:

find /path/to/your/wordpress/install/ -type d -exec chmod 755 {} \;

ファイル:

find /path/to/your/wordpress/install/ -type f -exec chmod 644 {} \;

2. ワードプレスインクルードを保護する

.htaccessファイルにアクセスする必要がある。繰り返すが、慎重に作業を行い、自信がないなら、テストサイトで実施するか、助けを求めよう。

上に次のコードを加える:# Begin WordPress

例:

# Block the include-only files.
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteRule ^wp-admin/includes/ – [F,L]
RewriteRule !^wp-includes/ – [S=3]
RewriteRule ^wp-includes/[^/]+\.php$ – [F,L]
RewriteRule ^wp-includes/js/tinymce/langs/.+\.php – [F,L]
RewriteRule ^wp-includes/theme-compat/ – [F,L]

# BEGIN WordPress

このコマンドは、「include」ファイルのディレクトリへの外部からのアクセスを遮断する。

注記: 複数の作者が在籍するサイトでこのセキュリティ対策を実施したいなら、次の列を削除しよう:

RewriteRule ^wp-includes/[^/]+\.php$ – [F,L]

3. wp-config.phpファイルを確認する

因みに、wp-config.phpに、ユーザーネームとパスワードが保存されていることを知っていただろうか?ウェブホストを介して、ワンクリックのインストールオプションを利用したなら、wp-config.phpに直接触れたことは一度もないはずである(自分でインストールする場合、このファイルに接する機会がある)。

オプション A – wp-config.phpのレベルを一つ上げる

wp-config.phpは通常、ルートディレクトリに存在する。

しかし、wp-config.phpをルートディレクトリの1つ上に押し上げることが可能である。例:

オプション B – .htaccessファイルのコード

ファイルを動かしたくないなら、このコードを.htaccessファイルで利用する手がある。

次のコードを.htaccessファイルの一番上に置く:

<files wp-config.php>
order allow,deny
deny from all
</files>

すると、ブラウザで開くことが出来なくなる。


3. ワードプレスのコメントの返信リンクをnofollowにする

appearance->editor->functions.phpの順にアクセスする。

以下のコードをfunctions.phpファイルの一番下に貼り付ける:

// コメント返信リンクにrel="nofollow"を加える

function add_nofollow_to_reply_link( $link ) {
   return str_replace( '")\'>', '")\' rel=\'nofollow\'>', $link );
}


add_filter( 'comment_reply_link', 'add_nofollow_to_reply_link' );

デフォルトのアンカータグの結びを置き換え – nofollowを加えているのは、str_replace()関数である。

ファイルを忘れずにアップデートしておこう。

また、SEOmozのツールバーを使って、リンクがfollowedなのか、nofollowedなのかを手っ取り早くチェックすることが出来る:


4. SEO Smart Linksを使って内部リンクを構築する

- ウェブサイト内部でページをリンクで結ぶ – 内部リンクの重要性は、重々承知しているはずだ。しかし、大半のブログの投稿は、どのような運命を辿るのかご存知だろうか?時間の経過と共に、ホームページとの距離が遠くなり、リンクジュースは薄れていく。新しい投稿やページから継続的にリンクを張っているなら話は別だが。

このセクションでは、SEO Smart Linksプラグインのインストール、設定、そして、利用方法を紹介する。(リンクを張るべきページの特定に関する詳細は、#24 – スクリーミングフロッグを使って、サイトをクロールを参考にしてもらいたい)。

例えば、2012年4月9日に投稿した次の記事から、2011年12月5日に投稿した記事に私はリンクを張っている。

SEO Smart Linksプラグインを導入する 

それでは、このプラグインを詳しく説明していく。SEO Smart Linksを使うと、古い投稿への内部リンク構築が容易になる。

ステップ 1: プラグインをインストールする

次のURLにアクセスする http://wordpress.org/extend/plugins/seo-automatic-links/または、ワードプレスで「SEO Smart Links」を検索し、ワードプレスにインストールする。

ステップ 2: 設定する

ここで混乱が生じる可能性があるが、私が手を貸すので心配する必要はない :-)

リンクが表示される場所を選択する:

  1. Posts
  2. Pages
  3. Prevent links in Headers

        

重要度がとりわけ高いページを持っているなら話は別だが、TargetsとSettingsでは、Postsのみ、Process only single posts(単一の投稿のみ処理)、Process RSS Feeds(RSS フィードを処理)を選択することを薦める。

Ignore posts and pages

  1. ここで、プラグインに特定のページまたは投稿にリンクを張らないように要請することが出来る。

Ignore keywords

  1. ここでは、リンクを張る際に特定のキーワードを避けるよう要請することが可能だ。

次に、特定のキーワードが現れた際に、リンクを張る投稿を加えていく(このプラグインの中で、最も役に立つ機能だと言えるだろう)。

Custom Keywords

  1. Prevent duplicate links
  2. キーワードとURLを入力する
  1. 好きなだけキーワードを加えることが可能である。キーワードの間にコンマを振る必要がある
  2. キーワードからリンクを張りたいURLを入力する
  3. リンクをコントロールしたい全ての投稿に対して、同じ作業を行う

最後に、Limitsを設定していく:

Limits

  1. Max Links – 通常の長さの投稿に対しては、5本に抑えるようにしている。
  2. Max Single – 1
  3. Max Single URLs – 1

External Links

  1. Nofollow – 必ずしも有効にする必要はない
  2. Open in new window – ユーザーエクスペリエンスを考慮して、このアイテムをチェックするようにしている。また、サイトに戻って来てもらえる可能性も高い。

内部リンク構築 – おまけのアドバイス

自力で内部リンクを構築している人に重要なアドバイスを提供する。

  1. スニペット、または、投稿の一番上からリンクを張ろう – こうすることで(短期的に)リンクはホームページに表示され、過去の投稿に対して、重要なオーソリティを送り返すことが出来る。
  2. 上に近ければ近いほど、多くのリンクジュースがもたらされる。
  3. ユーザーを対象としたテストを行った結果、ユーザーは7語前後で構成されたアンカーテキストをクリックする傾向が見られた。

6. SERP/ワードプレス内の日付を削除する

ワードプレスのユーザーから、グーグルの検索結果ページから日付を削除する方法を訊かれることがたまにある。以下の例のように、日付を表示したくないケースが時折発生する。

time()関数を探し、置き換えるには

恐らく、この作業において最も難しいのは、ワードプレスで適切な場所を探し出し、コードを変更するプロセスではないだろうか。ここで探す必要のある関数は‘the_time()’である。

the_time()がよく見つかる場所を3つ挙げていく:

  1. archive.php
  2. index.php
  3. single.php

ワードプレスのファイルを検索する方法

1. FilezillaのようなFTPクライアントを利用する。

2. ワードプレスのテーマのファイルをローカルのコンピュータにダウンロードする(バックアップとして、いずれこの作業を実行するべきである)。

ワードプレスの設定全体ではなく、フォルダーのみをコピーすること:

wp-content/themes/your-active-theme-folder

3. Textwrangler等のテキストエディタを使って複数のファイルを検索する。

Search->Multi-File Searchの順にアクセスする…

Findフィールドに‘the_date’を入力する。

Otherをクリックして、テーマのフォルダにアクセスし、選択する。

テーマの名称を除き、次のようにダイアログと選択を設定する必要がある。

Findをクリックする

‘the_time’を含む全てのファイルがリストアップされた結果が表示される。 これは、ワードプレスのエディタで直接編集する必要のあるファイルである。

全てのファイルでthe_time()を変更する

恐らく、次のように表示されているのではないだろうか:

<?php the_time('F jS, Y') ?>

次のコードに置き換える:

<script language="javascript" type="text/javascript">document.write("<?php the_time('F jS, Y') ?>");</script>

仕組み: PHPの関数をJavaScriptで囲んでいる。グーグルは、ディスクリプションに対する日付を引き出す際は、JavaScriptを利用しない。そのため、ユーザーには表示するものの、グーグルには読まれない状態を作り出すことが出来る。


7. オリジナルの作者経歴ページを作成する

ワードプレスのデフォルトの“author archive”は、当該の作者が投稿した記事を全てリストアップしているだけである。私のオーサーページ: http://www.quicksprout.com/author/admin/ は、投稿した記事のリストである。そのため、私はインデックスを回避している。

独自のオーサーページの効果が最も高いのは、複数の作者が在籍するブログである。作者が一人しかいないサイトを運営しているなら、「about」ページを作った方が無難である。それでは、数名のライターが存在するサイトを運営していると仮定して、指導していく。

以下の5つのステップを踏むことになる:

ステップ 1 – ファイルの設定

ステップ 2 – 既存の作者を探す

ステップ 3 – 草稿の作成

ステップ 4 – 変数

ステップ 5 – まとめる

完全なコードのサンプル

ステップ 1 – ファイルの設定

author.phpを編集する必要がある。

appearance->Editorの順番にアクセスし、author.phpを探す。

デフォルトのテーマ、twentyelevenとtwentytenにはauthor.phpファイルが用意されている。/span>

見つかったなら、これから編集していくので、バックアップを作っておく。

見つからなかったら、archive.phpのコピーを作り、名前をauthor.phpに変更する。

最後に、編集しやすいように整理する:

新しいバージョンのauthor.phpをテキストエディタで開く(自信があるならapearanceのエディタで全て実行することも可能だが、薦められない)。

betweenget_header()からget_sidebar()までを削除する。

ステップ 2 – 既存の作者を探す

次に、コードを加えて、既存の作者を見つける必要がある – 次のコードを利用しよう:

<?php
$curauth = (isset($_GET['author_name'])) ? get_user_by('slug', $author_name) : get_userdata(intval($author));
?>

ステップ 3 – 草稿

これはテクニカルな分野ではないが、作者ページのレイアウトのラフな草稿を作っておくことを薦める。こうすることで、変数の設定が楽になる。テキストエディタの中で、草稿を作ることが可能だ。

コードを入力する前に、どのように情報を表示するのかを理解する上で大いに役立つ。

ステップ 4 – 変数

次に、表示したい情報に基づき、コードを構築する上で必要な変数を取得する。

以下にauthorの変数を全て挙げていく:

  1. $curauth->aim;
  2. $curauth->description;
  3. $curauth->display_name;
  4. $curauth->first_name;
  5. $curauth->ID;
  6. $curauth->jabber;
  7. $curauth->last_name;
  8. $curauth->nickname;
  9. $curauth->user_email;
  10. $curauth->user_login;
  11. $curauth->user_nicename;
  12. $curauth->user_registered;
  13. $curauth->user_url;
  14. $curauth->yim;

必要な変数は次の通りだ:

  1. $curauth->nickname; (名前を表示するために利用されることが多い。displaynameを利用することも出来る)
  2. $curauth->user_url;
  3. $curauth->user_description;

ステップ 5 – まとめる

注記: 恐らく、実際のHTMLとCSSのスタイリングは、この例とは若干異なるだろう。この例は、コードを構築する様々な方法の一つに過ぎない。

初めに、作者の経歴情報を掲載する – これはあくまでも例である。

HTMLに慣れているなら、問題なく変数を追加していくことが出来るはずだ。

次の情報を表示したいなら:

<h2>About: Neil Patel</h2>

実際の名前を変数とphpラッパーに置き換えればよい。つまり、次のように ニール・パテルを<?php echo $curauth->nickname; ?>に置き換えることになる:

<h2>概要: <?php echo $curauth->nickname; ?></h2>

以下にコード全体の例を掲載する:

<h2>概要: <?php echo $curauth->nickname; ?></h2>

   <dl>

       <dt>ウェブサイト</dt>

       <dd><a href="<?php echo $curauth->user_url; ?>"><?php echo $curauth->user_url; ?></a></dd>

       <dt>プロフィール</dt>

       <dd><?php echo $curauth->user_description; ?></dd>

   </dl>

次にループを開始し、投稿を配置していく。コードの例を、説明と共に下に掲載する:

上のセクションと同じように – HTMLを作成するものの、ワードプレスの変数に並べる必要がある。

完全なコードの例

以下にauthor.phpファイルの完全なコードの例を記載する。テーマに合うように、コードの一部を少し変更する必要があるかもしれないので注意しよう。

<?php

get_header(); ?>

<?php

        $curauth = (isset($_GET['author_name'])) ? get_user_by('slug', $author_name) : get_userdata(intval($author));

?>

<!–Author Bio Box–>

<h2>概要: <?php echo $curauth->nickname; ?></h2>

   <dl>

       <dt>ウェブサイト</dt>

       <dd><a href="<?php echo $curauth->user_url; ?>"><?php echo $curauth->user_url; ?></a></dd>

       <dt>プロフィール</dt>

       <dd><?php echo $curauth->user_description; ?></dd>

   </dl>

<h2>作者 <?php echo $curauth->nickname; ?>:</h2>

   <ul>

<!– The Loop –>

   <?php if ( have_posts() ) : while ( have_posts() ) : the_post(); ?>

       <li>

           <a href="<?php the_permalink() ?>" rel="bookmark" title="Permanent Link: <?php the_title(); ?>">

           <?php the_title(); ?></a>,

           <?php the_time('d M Y'); ?> in <?php the_category('&');?>

       </li>

   <?php endwhile; else: ?>

       <p><?php _e('No posts by this author.'); ?></p>

   <?php endif; ?>

<!– End Loop –>

   </ul>

</div>

<?php get_sidebar(); ?>

<?php get_footer(); ?>


8. WP-Super Cacheを利用する

WP Super Cacheは、重いPHPファイルの代わりに、静的なHTMLページを生成する。こうすることで、サイトのスピードが大幅に改善される。このプラグインの設定は、特に初めて利用する場合、割と難しい。そのため、この時間を節約する優れたプラグインの最善の設定を、手順を追って説明していく。

プラグインの参照資料が必要なら、次のURLにアクセスして、専用のワードプレスのページを参考にしよう: http://wordpress.org/extend/plugins/wp-super-cache/

似たような名前のプラグインが幾つかあるので、プラグインインストーラで選択する際は、適切なプラグインかどうか確認してもらいたい:

インストールを終え、プラグインを有効にしたら、タブで重要な設定を行っていく。それでは、手順ごとに説明していく。

なかなか見つからないなら、settings->WP Super Cacheの順にアクセスしていこう。

タブ 1 – Easy

このタブは名前の通り、簡単である。キャッシングを有効にするだけでよい。

タブ 2 – Advanced – 設定の選択

次のオプションを選ぶ:

  1. Cache hits to this website for quick access(アクセスをスピードアップさせるための、このウェブサイトに対するキャッシュヒット)
  2. Use PHP to serve cache files(PHPを使ってキャッシュファイルを提供する)
  3. Compress pages so they’re served more quickly to visitors(ビジターにより早く表示するため、ページを圧縮する)
  4. Don’t cache pages for known users(既知のユーザーに対してはページをキャッシュしない)
  5. Cache rebuild(キャッシュを復元する)
  6. Mobile device support(モバイルデバイスに対応する)
  7. Extra homepage checks(追加のホームページのチェック)

キャッシュが機能していることを確認する

先に進む前に、この時点で、キャッシュが適切に機能していることを確認しておきたい。また、プラグインを設定する際は、定期的にウェブサイトにアクセスして、何も壊れていないことをチェックするべきである。

キャッシュをチェックするには:

  1. サイトのページを訪問する
  2. ソースを見る
  3. 一番下までスクロールする
  4. コード内のWP Super Cachingのコメントを探す:

タブ 2 – Advanced – ガレージコレクションの設定

ガレージコレクションを設定することで、古いファイルや過去にキャッシュされたファイルが削除される頻度をコントロールすることが出来る。要するに:

  1. 頻繁にアップデートされるサイトは、頻繁にガレージコレクションを実施する必要がある。
  2. 一方、頻繁にアップデートされないサイトは、ガレージコレクションをそれほど頻繁に実施する必要はない。

設定のオプションの説明

ガレージコレクションに対する選択肢は2つある:

  1. timerは、定期的なインターバル(秒)で実行するスケジュールを組む。この選択肢は、頻繁にアップデートされるサイトに向いている。
  2. clockは、毎日一連の決められたスケジュールに沿って実行する – 1日に2回、または、1時間に1回。これは、アップデートされる頻度が少ないサイト向きの選択肢である。
  3. eメールで通知を受けることも出来る。

それでは、2つの異なる設定のオプションを見ていこう。

新鮮なデータを大量に提供するサイト

多くの新鮮なコンテンツを提供しているなら、ゴミ箱を空にする回数を増やし、中断期間を短くすることを薦める。この場合、次のように設定していく:

Timeoutを毎分に設定する(60秒)。そして、timerを90秒ごとに実施するように設定する。こうすることで、新しいファイルが作られる度に、古いキャッシュのファイルを捨てることが出来る。これは頻繁にアップデートされるサイトの基準値であり、状況に応じて、インターバルを調節していってもらいたい。

あまりアップデートされないサイト

これから紹介する設定は、多くて1日に1度しか新しいコンテンツが投稿されないようなサイトに向いている。また、サイドバーにウィジェットやRSSフィードがないサイトもこの選択肢を利用することになる。

        

上の設定は、1日または数週間に1度アップデートされるかどうかのサイトに対する設定である。timeoutを10日間に設定する(864000秒)。このケースでは、clockを使い、インターバルをtwicedaily(2回/日)に設定している。サイトに適切な時間を選んでもらいたい。新しいコンテンツを夜に投稿する傾向があるなら、- 10:00pmに実施し – 新しいコンテンツを投稿した直後にゴミ箱を空にして、再びキレイな状態を保つために、10:00amにも実施することを薦める。

ガレージコレクションを無効にする

何らかの理由で、ガレージコレクションを無効にしたくなったら、timeoutをゼロにする。


9. ワードプレスのプラグインリスト

最後に、実践的ではないが、私自身が実際に役に立つと感じた貴重なワードプレスのプラグインを紹介していく。不完全なリストや標準以下のプラグインを含むリストは無数に存在するが、私の知る限り、これ以上、広範なリストは作成されていない。

注記: このガイドを作成する時点で有効なプラグインをリストアップしているが、皆さんが実際にこのガイドを読む頃までに、役に立たなくなっていることも考えられる :)

これで強力なワードプレスのサイトが出来あがったはずだ。ワードプレスに関しては、オンサイトの最適化の最後のセクションでも取り上げている。次のチャプター「高度なデータリサーチ」では、オフサイトのSEOに取り掛かる。

上級者向けSEOガイドの記事一覧はこちらから


この記事は、Quick Sproutに掲載された「Chapter 4: Word Press」を翻訳した内容です。

いきなりYoast SEOのディープな解説から始まりましたが、かなり細かな設定ができるみたいですね。量以上に質が問われる最近のGoogle、SEO Japanにも早速導入してみたいと思います。その後のhtaccessや安全対策も対策済みの人も多いと思いますが、確認の意味でも読む価値ありの内容。その後も、ホントに痒い所に手が届きすぎるような項目と詳細な解説。。。ワードプレスのSEO、システム的な部分はこの記事一本で120%十分すぎる内容でした。 — SEO Japan [G+]

BtoBサイトに関わる人はチェックしたい!お手本になるWebサイト101選

BtoB企業でもWebサイトからのお問い合わせ獲得を中心に、Webを営業に活用する会社が増えてきました。
それに伴い、ここ1年ぐらいでBtoBサイトのデザインやユーザビリティ、コンテンツのレベルが急激に高まっています。

今回はもともと個人的にストックしていた200個ほどの優れたサイトと追加で調べた100個ほどの優れたサイトの中から、特にお手本になると感じている101個のサイトご紹介します。

お手本になるBtoB企業のWebサイト101選

1.Mr.ステッカー

第二階層以下のページからお問い合わせフォームへの導線が特徴的です。
また、創業40年の実績や経験、品質をうまく訴求しています。

2.日立ハイテクノロジーズ

製品説明ではなく、“使い方の提案”を主軸にしたサイト。
ユーザが不安に感じる「検証体制」や「導入後のサポート」についても詳しく説明しています。

3.大塚倉庫

TOPページの構成と数字を上手に使った事業案内ページが印象に残ります。

4.東西

キービジュアルの質問形式のナビゲーションが新鮮。
お客様からの質問とそれに対する回答で構成されたサイトです。

5.日本電産

グローバルメニューをクリックすると、画像付きのナビゲーションが表示されます。
さすがに技術情報ページが濃いです。

6.パナソニック「制御機器」

FAQ形式のブログからホワイトペーパーダウンロードやメールマガジン登録につなげています。
ブログ以外にも技術的なお問い合わせのコーナーが充実しています。

7.村田製作所

動画コーナー「ムラタチャンネル」が有名ですが、個人的にはメールマガジン登録画面の丁寧な作りやノイズ対策部品「PLT10H」サイトの完成度の高さが好きです。

8.日本ガイシ株式会社

自社製品が日常生活のどこで使われているかを解説したセラミックアカデミーは多くの製造業の会社に参考になると思います。

9.大阪有機化学工業

最近人気の「◯分でわかる」コンテンツですが、3分でわかる大阪有機化学工業は特にわかりやすいです。

10.住友ベークライト

キービジュアル配下の製品の探し方はおそらく過去見たサイトの中で最多。
プラスチック100周年記念」は歴史のある企業ならではのコンテンツです。

11.甲陽物流

全体の構成、ページ内の文章からお客様目線で設計されたことを感じるサイト。
お客様の声」の中で「2.甲陽物流のここがイヤ!」という改善点を挙げてもらい、それに対する改善策も紹介しています。

12.東海バネ工業

完全受託生産といこともあり、製品紹介ではなくバネに関するお役立ち情報を中心にしたサイト。
ばね探訪は自社製品の宣伝をせず、ものづくりの現場をレポートしていて読み応えがあります。

13.ヘイシンモーノポンプ

製造業のWebサイトの中で個人的に一番参考にさせてもらっているサイトです。
ユーザ目線に立った豊富なコンテンツ(モバイルサイトやサポートサイトも用意)を高頻度で発信し、定期発行のメールマガジンで紹介しているようです。

14.タクミナ

カタログダウンロードページが使いやすいです。また、スムーズフローポンプページはたくさんの情報がありますが、非常にコンパクトにまとまっています。

15.日機装

扱う製品・サービスの数が多い中、製品・サービスのトップページでカテゴリだけ先に6つ提示して、その後に選ばせる構成がわかりやすいです。

16.トパック

製品が日常生活のどんな所で使われているのかを列挙した活躍フィールドが参考になります。
ロータリー式三方シール包装機開発秘話も熱い想いが伝わってくるようで素敵です。

17.スガツネ工業

そのまま真似するのは難しいと思いますが、見積もりがしたくなるフォームです。

18.東洋鋼鈑

歴史のある会社ならではのコンテンツ「東洋鋼鈑のあゆみ」が特徴的です。

19.オーエスジー

日本の製造業のサイトでも徐々に増えてきましたが、製品説明動画をYouTubeにアップしています。200人近くのチャネル登録者がいるようです。

20.高石工業

メールマガジン登録時にゴムに関する虎の巻資料をもらえます。

21.信州吉野電機

臨場感のある開発ストーリーページが熱いです。

22.アミタ

コーポレートサイトとは別に環境ビジネス、環境事業、CSR、廃棄物管理に関する情報サイトを運営しています。
また、メールまたはFAXで毎月配信される「AMITAのリサイクル通信」の紹介ページがものすごく充実していました。

23.モリヤマ

扱う製品ならではのオリジナルなTOPページのデザイン・構成です。

24.成瀬化学

各ページがスクロールがいらないぐらいコンパクトにまとまっています。
工法紹介ページでは工法ごとにお役立ち資料がダウンロードできるようになっています。

25.ミナミサワ

取付けのハウツーや設置までの流れ、自動水栓のメリットなど購買プロセスの中でユーザが疑問に思うであろうことへの回答を行っています。

26.江商螺子

雑誌のようなレイアウトで作成されたBtoBでは珍しいコーポレートサイトです。

27.建設システム

製品一覧の探し方がユニークで、通常の詳細ページとランディングページ的に構成された特集ページの両方に遷移できます。

28.ウチダシステムズ

TOPページではターゲットごとに入り口を設け、遷移した先では「お客様の課題から解決するウチダシステムからのご提案です」という流れで課題から探せるスムーズな導線設計です。

29.アプラス

豊富な情報が上手に整理されたサイト。業種別のご提案例では業種ごとに課題解決例を提示しています。

30.オフィスナビ

BtoBのFacebookページの活用事例として有名なオフィスナビさん。
Facebookだけでなく、オフィス移転チェックリストなどのお役立ち情報も充実しています。

31.CTCシステムサービス

ユーザインターフェイス、コンテンツ面で極めて完成度の高いサイト。キャッチコピーも考え抜かれている印象で、自社の強みを適確に訴求しています。

32.リザーブリンク「ChoiceRESERVE」

お問い合わせからの流れをこんなに丁寧に解説したページは見たことがありませんでした。
どのページも丁寧な作りで見ているだけで勉強になります。

33.カイロスマーケティング

ページ内でコンテンツエリアごとに色を変えていて見やすいです。

34.ロカリサーチ「LOKA」

シンプルな色使いですが、見出しを上手に使っているため目線の移動がスムーズにできます。

35.ソニックガーデン「SKIP」

必要十分なコンテンツを適確な順番で載せている印象を受けます。
ブログでは実際に支援してきたからこそ書けるオリジナル性の高い記事を公開しています。

36.Zendesk

お問い合わせボタンやプラン比較のページなど、デザインの工夫により視線を誘導したい箇所にスムーズに視線を誘導しています。
また、ホワイトペーパーが充実しているのも特徴です。

37.カオナビ

各所でオリジナルなイラストを使っており、一度訪問すると強く印象に残るサイトです。
活用シーンの「立場別の活用シーン」はBtoB企業であれば、参考にできる会社も多いのではないでしょうか。

38.ラウンドアバウト

サイト全体のバランスの良さだけでなく、「本当にガラケーは不要?」や「今、考えるガラケー対応」などのユーザ視点のコンテンツが用意されています。

39.Wantedly

採用事例ページの導入事例の探し方がユニークです。
また、事例インタビューは採用担当者と採用された人の双方へのインタビューしているのが良いなぁと思いました。

40.Salesforce.com

次々と質の高いコンテンツが追加されるため、同じサイト運営者として刺激を受けています。
Social Success」では外部エキスパートと方と連携し、コンテンツマーケティングに取り組んでいます。

41.カンム

シンプルなサイトですが、「加盟店様向けのメリット」「金融機関様向けのメリット」とユーザごとの導線を綺麗に分けているサイトです。

42.LOCUS

「サポート」カテゴリ内の「制作の流れを知ろう」「後悔しない制作会社の選び方」「制作料金はどう決まる?」がユーザ目線に立って丁寧に記述されていています。

43.チャットワーク

キービジュアルの動画と、メールとの比較・Skypeとの比較がわかりやすく、何度も見に行っています。

44.Backlog

お客様インタビューが動画だけでなく、一言コメントの抜粋があるのが良いです。
プランと料金ページ
も非常にうまく情報整理、デザインがされています。

45.NTT西日本「オフィス光ソリューション」

コンテンツが豊富にありますが、導線がうまく整備されているため、回遊しやすいサイトです。
動画や漫画を使ったスペシャルコンテンツも見応えがあります。

46.SuperStream

信頼感の訴求が非常に上手なサイトで、製品説明や導入事例での動画活用も参考になります。

47.デンソークリエイト「TimeTracker FX」

各ページ下部のお問い合わせエリアがわかりやすいです。
また、概要を理解してもらうために「2分でわかるTimeTracker FX」を用意しています。

48.プラスアルファ・コンサルティング

グローバルナビを有効に活用することで、コーポレートサイト内で4つの商材をうまく紹介しています。

49.ビートラックス

TOPページでは様々な数字を使って、自社の特徴を訴求しています。
ヒット記事を連発しているブログ「fresh trax」を注目です。

50.Fastask(ファストアスク)

コンテンツが豊富なサイトで、特に「ネットリサーチの活用と作成方法」ページではネットリサーチの利用者向けに役立つ情報を多数発信しています。

51.スカイアーク

キャラクターを活用したFacebookページで有名なスカイアークさんですが、Facebook以外でも社長ブログ・広報ブログ・エンジニアブログ・コラムなど、様々な切り口の情報発信にも力を入れています。

52.東洋ビジネスエンジニアリング「MCFrame」

コンテンツ、ユーザーインターフェイス、デザイン、どれをとっても最高レベルのサイト。
外部エキスパートと連携したコラムコンテンツと「個人情報取扱への同意」後、画面遷移なしで入力画面が展開されるお問い合わせフォームには驚きました。

53.ユニオンシステム

お客様サポートサイトを含めると、BtoBサイトで必要とされるコンテンツがほとんど網羅されています。

54.SurveyMonkey

詳細な活用事例の紹介だけでなく、ベストプラクティスや活用のヒントが紹介されています。

55.サイボウズ「ガルーン クラウド版」

クラウド版ガルーン Garoon on cybozu.com はじめ方ガイド」ページはユーザの頭の中の疑問を順々に答えるような構成になっています。

56.見込客をグングン育成する!BtoBマーケティングお助けガイドお助けガイド

最近オープンしたサイトですが、ユーザの社内検討や日々の施策実行をまさに「お助け」するようなコンテンツで、コンテンツ企画の参考になります。

57.Ginzamarkets

SEOを中心とした日々のサイト運用に役立つ非常に質の高い情報をブログで発信しています。
ブログ記事の下にホワイトペーパーも必見です。

インタビュー:Ginzamarketsに学ぶ!コンテンツを作り続ける理由と大切にしている考え

58.カゴラボ

主要な情報がひと通り閲覧できるTOPページとEFOが施されたお問い合わせフォームが参考になります。

59.フィードフォース

ともすると孤立しながちなブログメディア、情報サイトですが、「feedforce全力ブログ」ではグローバルナビをうまく使うことで、サイト側との連携を保っています。

60.ブライトコーブ

アメリカ本社がコンテンツマーケティングに関する調査レポートを発表していますが、「ラーニング」の顧客事例やウェビナー、動画、ホワイトペーパーが充実しています。

61.TAM

コーポレートサイト以外にもSocial Media 360.jpTips NoteWORLD EC REPORTMobileFirst.jpなど複数の情報発信サイトを運営されています。

62.アシアル

豊富な講演・執筆実績をまとめた実績紹介ページのインターフェイスが参考になります。

63.ペイジェント

ターゲットを分類し、グローバルメニューで振り分けています。
「サービスの説明」ではなく、「課題解決の支援」を中心としたコンテンツなだけでなく、競合が多数いる業界で、自社の優位性を明確に訴求しています。

64.NIFTY Cloud

Webから見積書発行まで可能なクラウド 見積シミュレーターはユーザにとって嬉しい機能ではないでしょうか。

65.デジタルアーツ

ターゲットごとにグローバルナビで入り口を分けていてわかりやすいです。
最近は動画や漫画、啓発コンテンツなどが大幅に充実している印象があります。

66.サイバーエリアリサーチ「らくらくログ解析」

通常のテキスト&画像の説明ではなく、漫画「WEBコンサルタント カンナがゆく!」を使ってサービス紹介をしているので理解しやすいです。

67.テスク

企業規模別、部門・立場別、業種・業界別、課題・検討背景別に分けられた課題解決ページが参考になる構成です。
メールマガジンでもコラム形式でお役立ち情報を発信されています。

68.Sansan

導入検討に必要な情報が網羅的に用意されていますが、情報がきれいに整理されているため、目的のコンテンツにたどり着きやすいです。事例集も従業員規模別に用意していて、BtoBサイトではあまり見ない丁寧さ。これ以上ないぐらいにコンパクトにまとまったフォームが個人的に印象深いサイトです。

69.トライコーン『クライゼル』

事例を出せない企業様もいるかと思いますが、トライコーンさんの利用用途ページが参考になると思います。

70.テラデータ

製品・事例カタログだけでなく、ホワイトペーパーを40個以上用意しています。
情報ライブラリーページを見るとデータウェアハウスに関する最新情報・市場動向・エキスパートインタビューなど、市場のリーダーとして情報発信をしているのが伝わってきます。

71.Coverity

顧客企業ページで圧倒的な実績数字、会社情報の受賞歴ページで様々な表彰歴を紹介し、市場のリーダーであることを強く印象づけています。

72.ワイズマン

地図を活用した導入実績ページがわかりやすいです。
また、自社メディアとして「ふくしの樹」を運営し、福祉に関する情報を発信されています。

73.ソフトクリエイト「ecbeing」

TOPページを見てもわかるようにユーザが必要とするであろうコンテンツが網羅的に用意されています。
それだけでなく、TOPページのキービジュアル、選ばれる理由特徴紹介で競合との違いを強く訴求しています。

74.フォーデジット「CREATIVE SURVEY」

ページ下部にある資料請求・お問い合わせフォームへのボタンデザインが秀逸です。
事例紹介ページでは詳細な数字や資料を公開し、仮説・結果・考察のプロセスまで丁寧に解説しています。

75.イー・ガーディアン

第二階層以下のページでは、サイドカラムからすぐにお問い合わせできるメニューが新鮮でした。

76.ペイパル

見出しやコンテンツエリアにメリハリが効いているため、スクロールしていても内容をぱっと理解できます。

77.TIS Direct Web

ものすごい数のサービス・ソリューションと、それに紐づくコンテンツを掲載していますが、フリーワード検索などの4つの切り口から探せるようにしたり、サイドカラムにアクセスランキングを掲載したりと、コンテンツを見つけてもらいやすくする工夫をしています。

78.Google Apps for Business

プレゼン資料を見ているかのような閲覧性。
下層ページには遷移させず、詳細情報のボタンをクリックすると、その場で情報が表示されるのも特徴的です。

79.アラタナ「SketchPage」

TOPページにある現在の開発進捗状況はASPサービスを提供する企業は参考になりそうです。
また、アイコンや画像を使ったフッターも複数商材を提供する会社は要チェックです。

80.ビービット「WebAntenna」

営業現場でよく聞かれているであろう他社のアクセス解析ツールとの違い他社の広告効果測定ツールとの違いページが充実しています。

81.ネクスウェイ「店舗matic 良いお店創りポータル」

事例・ノウハウ・調査・セミナーレポートなど、店舗運営関係者に対する情報提供サイト。
店舗運営者の目線に立った各種コンテンツは、きっとコンテンツ企画の参考になると思います。

82.シックス・アパート

導入事例ページは過去見たサイトの中で一番丁寧に作られ、数も多いです。
Blog on Business(製品導入事例集)」でダウロード資料としても活用しています。

83.ECマーケティング

導入事例で具体的な数字で訴求しており、その他にも料金・実施スケジュールページなど、曖昧な部分を極力減らしたページ構成が強く印象に残ります。

84.キャドセンター

スマートフォンやタブレットからの閲覧を想定したBtoBでは先進的なサイトです。

85.エスキュービズム「EC-Orange POS」

豊富な導入事例や動画の活用、「小売×IT」の未来を考えるブログなどハイレベルなコンテンツが揃ったサイトです。

86.ブイキューブ

サービス紹介から各製品に遷移した第三階層以下のページが個別サイトのような作りになっています。
お客様事例ページの導線設計も多くの企業様の参考になると思います。

87.弥生

かなりの数の商品を扱っていますが、グローバルメニュー・タブメニューをうまく使い、回遊しやすいサイトになっています。
製品操作・業務お役立ち動画も相当のボリュームが用意されています。

88.リクルートマネジメントソリューションズ

メルマガ登録ページがランディングページ構成になっており、力を入れているのが伺えます。

89.クレオ「ZeeM」

課題解決ノウハウ集を担当業務別に掲載しているのは見習いたいポイントです。

90.J-Motto

ロゴの横に「利用実績4,000社以上!」とあるのが目立ちます。
また、他社比較ページは具体的な社名を出して、機能比較をされています。

91.ソーシャルアプリサポート

コラムではアプリ開発会社様向けのカスタマーサポート情報を公開するなど、情報提供に力を入れています。

92.クラウド付きバックアップアプライアンス

ほぼ毎日更新されているネットセキュリティブログに加えて、会社内の様々な情報も発信しているFacebookページでは投稿に対する反応率が高いです。

93.インフォテリア

ページ下に設置されたホワイトペーパーや講演資料などのライブラリーが豊富に用意されています。

94.Kapost

コンテンツマーケティングのためのソフトウェア「Kapost」。さすがにContent Marketing Resourcesページには100個近くのコンテンツがあります。

95.Moz

マーケティングデータの解析ツールを提供する「Moz」。
SEOのベストプラクティスがwiki的にそれぞれ1ページにまとまったSEO Best Practicesは参照しやすく、情報としての価値も高いです。

96.37signals

小さなチーム、大きな仕事』で有名な37signalsですが、1999年からSignal vs. Noiseというブログを運営していて、デザイン、プログラミングなど幅広い記事を公開していて、そこから認知獲得・ツール利用等につなげています。

97.HubSpot

ブログは1日2~3本の更新、slideshareには500以上のスライドを公開するなど、徹底した役立つ情報発信を行っています。

98.Marketo

マーケティングオートメーションツールを提供するMarketo, Inc.
BtoBマーケティングに関するブログを1日1記事ペースで投稿していますが、インフォグラフィックスの活用が有名な会社です。

99.Mediative

eBook・ブログ・ニュースレター・ウェビナー・チートシートなど情報提供系コンテンツを前面に押し出したサイト。
フッター上のソーシャルメディアアカウントへのリンク箇所がおしゃれです。

100.ExactTarget

企業向けのデジタルマーケティングソフトウェアを提供するExactTarget。
充実したリソースページに加え、グローバルナビの展開の仕方やAbout Usページの下にあるサービス範囲のコンテンツがユニークです。

101.Desk.com

グローバルナビを展開すると表示されるアイコン付きのメニューが押しやすいです。
ブログやホワイトペーパーなどのリソースページも充実しています。

コンテンツ企画の前に!Web担当者のためのペルソナ作成マニュアル

企業がWebサイトをリニューアルしたり、コンテンツを考える際、伝える相手(顧客)のことをどれぐらい理解しているかによって、できあがる物と効果は大きく変わります。

伝える相手が曖昧では、当たり障りのない一般的な物になってしまいますし、相手に対する理解が浅ければ、深く刺さるメッセージやコンテンツは作れません。
そこで今回は、顧客や顧客のニーズを徹底的に理解するために有効な「ペルソナ作成」の手法をご紹介します!

目次
  • 「ペルソナ」とはなにか
  • ペルソナ作成 3つのメリット
  • ペルソナ作成 5つのステップ
  • ペルソナシートにまとめる
  • ペルソナシートを作った後にすること
  • 最後に

「ペルソナ」とはなにか

ペルソナとは「企業が提供する製品・サービスにとって最も重要で象徴的な顧客モデル」と定義されます。(※出典:ペルソナ&カスタマ・エクスペリエンス学会)


一般的に使われることが多い「ターゲット」では対象となる顧客の部署や役職などのスペック情報をまとめますが、「ペルソナ」はそこからさらに踏み込んで、顧客の価値観やパーソナリティ、ライフスタイルなどを含んだ“人物像”(それもあたかも実在しているような“人物像”)を描き出します。

例えば、「売上高100億円規模の機械メーカーに勤める情報システム部門の人」ではなく、「売上高100億円規模の機械メーカーの情報システム部門で4年間勤め、システム開発プロジェクトの経験が豊富。次期エースとの呼び声が高い、ゴルフ好きのAさん」といった、その人の顔が具体的にイメージできるレベルまで掘り下げます。

また、顧客像を描き出す際に、定性調査や定量調査などのデータに基づいて記述する点もペルソナの特徴の一つです。

ペルソナ作成 3つのメリット

ペルソナ作成には3つの大きなメリットがあります。

1.顧客客(ユーザ)を深く理解できる

ユーザインタビューやユーザ観察を繰り返す中で、顧客に対する理解が深まります。
また、実際の調査・データに基づいているため、各部門の主観的な意見や経験をまとめた「ターゲット」よりも精度の高い理解ができるようになります。

2.企業目線ではなく、ユーザ目線の発想がしやすくなる

「ユーザ目線」や「ユーザ視点」ということはよく言われますが、言うは易し行うは難しで、企業はついつい自分たちの都合を優先し、自分たちが伝えたい情報ばかりを出してしまうものです。

その解決策の第一歩は、相手(顧客)のことをしっかり理解すること。

顧客のことを理解すればするほど、抱える課題やニーズを鮮明にイメージできるようになるため、「ペルソナAは製品導入にあたり、どんな情報を必要としているか」「ペルソナBだったら、このコンテンツを読みたいと思うか」といったように相手(顧客)を起点とした発想が生まれやすくなります。

3.意思決定が迅速になる

Webサイトリニューアルやインバウンドマーケティングのコンテンツを作成する場合、営業担当やマーケティング担当、経営陣など、複数の人と関わりながらプロジェクトを進めることになります。

もしその時、それぞれのメンバーがそれぞれの経験からイメージした「ターゲット」で話をしていると、意思決定に時間がかかってしまったり、伝えるべき内容がブレてしまう可能性があります。

逆に、具体的な人物像まで描かれた「ペルソナ」が決まっていれば、同じ顧客像をイメージしながら議論ができるため、判断にブレがなくなり、意思決定のスピードが上がります。

ペルソナ作成 5つのステップ

それでは、ペルソナ作成の具体的な流れを見ていきましょう。

STEP1:顧客をいくつかのグループに分ける

業種や企業規模・部署・役職などの属性情報、既に保有している顧客情報などから、主要な顧客をいくつかのグループに分けます。

STEP2:ペルソナを作成するグループを選ぶ

グループの中で優先順位を付け、ペルソナを作成するグループを選びます。

STEP3:ユーザ調査をする

ペルソナを作成するグループの顧客に関する情報を集めます。
ユーザインタビューやユーザ観察がよく使われますが、アクセス解析データや一般に公開されている調査結果なども参照すると良いでしょう。

STEP4:調査結果をまとめ、ペルソナを作成する

インタビューやユーザ観察の結果をまとめ、その中から代表的な行動パターンやパーソナリティを抽出していきます。

STEP5:他のグループのペルソナを作成する

2で選んだグループ以外のペルソナを作成します。
BtoBの場合は、購買プロセスに複数人が関わるため、様々な階層・役職の人を想定するようにしましょう。
※参考:BtoBの購買行動における特徴と企業に求められること

最終的にできあがるペルソナは3~5種類になることが多いですが、米セールスフォース社では6種類のペルソナを作成したと紹介されています。
※参考:#SocialSuccess – An Inbound Marketing Case Study for B2B – Moz

ペルソナシートにまとめる

ユーザ調査の結果をまとめた「ペルソナシート」を作成します。
以下のような項目について明文化していきましょう。

●ペルソナ名とキャッチコピー
●顔写真
●エピソード
●個人情報
・年齢
・業種
・上場有無
・売上高
・従業員数
・部署/役職
・居住地
・家族構成
●デジタルプロフィール
・よく見るサイト
・ソーシャルメディア利用状況
●役割
・職務内容
・仕事への想い
・会社から与えられたミッション
・製品、サービスを利用する上での役割
●ゴール
・長期的な目標
・直近の目標

これ以外にも必要な項目があれば、随時追加していきましょう。

ペルソナを作った後にすること

ペルソナが完成したら、彼らが課題を認識してから、製品を導入し、ゴールを達成するまでの理想的なシナリオを描きます。

そして、そのシナリオの中でどうやったら彼らにリーチできるか、どんな情報・メッセージなら興味を持ってもらえるか、継続的な関係を作っていくにはどうすれば良いか、といった自社の営業・マーケティング施策やコンテンツシナリオを考えていきます。

ペルソナがブログ記事を読んだ時に「この記事はまさに自分に向けて書かれている!」と感じてもらえるよう、ペルソナと自社との接点を最適化していきます。

最後に

ペルソナ作成は30分や1時間の会議で簡単にできるものではありませんが、伝える相手を深く理解できていれば、Webサイトをリニューアルしたり、コンテンツを考える時だけでなく、様々な場面での意思決定に大きなプラスをもたらします。
予算やリソースとの兼ね合いもあるかと思いますが、できるだけ多くの人にペルソナ作成のブレスト・調査・明文化のプロセスに参加してもらうようにしましょう。

アイキャッチ画像:Post-it Art @Kautbullinger 2012

【完全版】企業ブログを立ち上げる時に押さえておきたい31個のポイント

INBOUND marketing blogは昨年の6月にリニューアルを行い、本格運用をスタートしました。その際に最も力を入れたことの一つが、ブログのデザイン・構成面です。

ガイアックスソーシャルメディア・ラボ編集長、現Startup Ideas & Framework編集長の井出さんにブログの相談をした際に「サービスを一個立ち上げるつもりでやらないと成功しない。」とアドバイスされたのがきっかけでした。なので、かなりのこだわりを持ってリニューアルし、今も月に3、4箇所は改善を行なっています。

今回は、本ブログのリニューアル時に使った構成書をもとに、読まれるブログにするために必要な31個の要素をご紹介します。

目次
  1. ブログデザインの6要素
  2. 記事一覧ページの7要素
  3. 記事エリアの11要素
  4. サイドメニューの7要素

ブログデザインの6要素

1.オリジナルデザイン

既存のテンプレートは使わずに、その会社らしさ、そのブログらしさを感じられるデザインを目指しましょう。

2.1000px前後の横幅

ブログは基本的に文章で構成されるため、1,000px前後の広めの横幅が好まれます。記事エリアも680px前後と広めが良いでしょう。

3.記事は左カラム

Webユーザビリティの世界ではよく言われることですが、「人の目線はF字型に遷移する」という研究結果があります。
記事エリアは左カラム、サイドメニューは右カラムにすると読みやすいです。

視線誘導については07design.blogさんの記事を参考にしました。

4.フォントサイズは14px以上

文字が小さいと見えにくい人もいますし、どうしても詰まった印象になってしまうので14px以上がオススメです。
最近では、スマートフォンで読む人も増えているので、スマートフォンで閲覧した時にも負担なく読めるかを確認しましょう。

5.背景色は白系

文字の読みやすさや、企業としての信頼感を考えると背景色は白系が良いでしょう。

6.フォントにもこだわる

長い文章でもストレスなく読んでもらえるように、フォントにもこだわりましょう。INBOUND marketing blogでも、Webサイトとは別のフォントを選びました。

フォントの選び方はこちらの記事が勉強になります。

一覧ページの7要素

1.ブログタイトルとロゴ

何について書いているブログなのかが直感的にわかるブログタイトルにしましょう。人気ブログでは、ブログ専用のロゴがあるところもあります。

2.記事タイトル

ブログ一覧ページに訪れたユーザが、読みたい記事を選びやすいようにタイトルエリアを目立たせ、クリックしやすくしましょう。

3.画像

一覧ページには10個前後の記事が並ぶので、テキストだけではどうしても見づらくになります。
btrax社のブログ「freshtrax」では、600px × 450pxの画像を使っていて、非常に見やすくなっています。

4.サマリー

記事の冒頭の一部を表示して、「続きを読む」で記事に誘導します。

5.ソーシャルボタン

その記事がどれぐらいの人気を集めているのかが一目でわかるようにします。

6.カテゴリやタグ

記事がどんなカテゴリに属する内容なのかわかるように、カテゴリやタグを表示します。

7.更新日

もちろん記事の更新日も記載します。

記事エリアの11要素

1.タイトル

ユーザの興味を惹くキーワードや数字を入れるなどして、読みたくなるタイトルを考えます。
SEOを意識し過ぎると不自然なタイトルになってしまうので、あくまでユーザ視点に立って“読みたくなるか”という視点で考えましょう。

2.ソーシャルボタン

Twitter、Facebook、はてブ、Google+、最近ではPocketへのリンクを設置しているブログが増えています。

ファーストビューエリアと記事を読み終わった後の2箇所に設置しているサイトが多いです。

3.アイキャッチ画像

タイトル直後に記事に関連した画像や、記事タイトルが入った画像を入れます。
アイキャッチ画像の有無で、記事ページに訪れたユーザの印象が大きく変わります。

4.目次

文章が長くなる場合は、冒頭に目次を設置しましょう。
ユーザが記事全体の長さを把握できるように目次に番号を振ると親切です。

5.目立つ見出し

見出しや小見出しが目立つデザインにすると、文章と見出しで強弱が付き、メリハリのある印象が生まれます。

Webは流し読みされやすいので、見出しだけを読んでも何が書いてあるのかわかるようにしましょう。

6.画像を有効活用

画像やイラストを使うことで、文章が格段に読みやすくなります。
文章が長くなっていると感じた時は、画像やイラストが使えないか検討しましょう。

7.わかりやすいリンク

ブログは他のサイトや過去記事へのリンクを頻繁に行います。リンクテキストに色を付けて、クリックできることがひと目でわかるようにします。

8.余白

改行をうまく使い、適度に余白を作ると、文章がグルーピングされて格段に読みやすくなります。

余白の有効性については下記の記事が非常にわかりやすいです。

  • どや!?アクセスアップ10倍のためのブログ運用術と運営方法
9.CTA

記事を読んでもらった後に、ダウロード資料や読んで欲しいページへのリンクなどより深い情報を案内します。

※「CTA」とは、Call To Actionの略で「行動喚起」を意味します。
「お問い合わせはこちら」「いますぐ資料請求」「製品デモを見る」など、ユーザにクリック(行動)を促すものを指し、バナーやボタン、テキストリンクの形で表現されます。

10.関連記事

記事の最後に関連した記事をいくつか並べましょう。
記事を読んでくれたユーザは、その記事が扱うテーマについて関心を持っています。関連した記事を探しやすくしておきましょう。

11.コメント欄

ブログのコメント欄は読者の声を聞き、交流ができる貴重な場です。

サイドメニューの7要素

1.ブログ内検索

ブログに訪問したユーザの中には「ピンポイントでこの情報を知りたい」という方もいます。そのような方向けに、ブログ内検索を設置することで素早く記事を発見してもらえます。

2.定期購読してもらう仕組み

TwitterやFacebookアカウントへのリンク、RSS購読ボタン、メールマガジン登録フォームを設けることで、ブログの更新情報を届けられるようにしましょう。

3.人気記事一覧

過去の記事の中で特に読まれている記事を表示しましょう。
多くの人に読まれた人気記事を読んでもらい、ブログのファンになってもらいましょう。

4.カテゴリ一覧

記事に付けたテーマである、カテゴリやタグから検索できると便利です。

5.著者プロフィール

誰が書いているかがわかる方がブログに対する信頼感や親近感を持ってもらいやすいです。

人気の企業ブログでは、著者の顔写真、プロフィール、ソーシャルメディアアカウントへのリンクを用意しています。

6.ブログ紹介

著者プロフィールだけでなく、ブログ自体の紹介ページです。
なぜそのブログを書いているのか、何を伝えたいと思っているのかを理解してもらうことは非常に重要です。

7.Webサイトへのリンク

ブログに訪問したユーザは多くの場合、貴社が何を提供している会社なのかを知りません。企業サイトやサービスサイトへの導線を用意し、リード獲得、商談につながるようにしましょう。

強化すべきポイントがわかる!BtoB企業の営業・マーケティング施策マップ

Web中心の営業活動への移行を進めているBtoB企業様から「次に何を強化すれば良いか知りたい」というご相談を多くいただきます。

“ユーザの視点に立って、Web施策全体を見渡し、優先順位をつけて対応していく”が原則になりますが、施策が多岐にわたる中で、自社のできている点、できていない点を把握する作業は意外に難しいものです。

そこで今回は、自社の営業・マーケティング施策を見直す際に使える、BtoBの営業・マーケティング施策マップをご紹介します!

営業・マーケティング施策マップの見方

※クリックすると別ウィンドウでPDFが立ち上がります

図の一番上に、左から順に顧客の購買段階を並べています。
その下は購買段階ごとに、具体的なニーズ例を記載しています。自社の製品・サービスに置き換えてお使いください。

そして、購買段階ごとに適した施策をWebとリアルの両方でマッピングしています。

取り組み済みの施策にチェックを入れていくと、今後どの層に対する施策を強化すれば良いのかのヒントになると思います。
※リアルの「セミナー」は課題認識・情報収集段階に適した施策としていて、既存顧客向けにセミナーを実施する場合もあり、あくまで一般的に多い用途の方で記載しました。

営業・マーケティング施策マップ(Web版に絞ってご紹介)

SEO

検索行動は「○○について知りたい」という具体的な意図があって初めて行われるため、課題認識以降のニーズが顕在化した段階に適した施策です。
また、課題認識/情報収集段階では「Webサイト制作」などのカテゴリーキーワード、比較検討/導入・決定段階では「GaiaX」や「INBOUND」などのブランドキーワードで検索されます。

リスティング

SEO同様に、課題を認識し、具体的に何か探しているユーザの集客に優れています。
まだ課題を認識していない潜在層に適したディスプレイネットワークやサイトに訪問済みの顕在層に適したリマーケティング広告も増えています。

ソーシャルメディア

ブログ記事などをシェアしてもらい、ソーシャルメディア上で将来の見込み顧客となる潜在層に認知してもらうことに適しています。

また、Facebookページ、Twitterアカウントでの情報発信は、認知拡大だけでなく、潜在顧客・見込み顧客との関係構築にも有効な施策です。

記事広告・タイアップ広告

メディアで記事広告を掲載することで認知拡大とニーズ喚起を行います。

プレスリリース

プレスリリースを配信することでメディアに掲載してもらい、認知を拡大します。
リリース内でリリースを出す社会的な背景にも触れることで、ニーズの喚起も可能です。

コンテンツ作成代行サービスのリリース内で、コンテンツ作成代行に関する調査を掲載

リサーチ

業界全体に関するリサーチを実施して、発表します。
役立つリサーチ結果であれば、プレスリリースとしてメディアに掲載されやすいですし、提案資料内でデータとして使うなどリアルの営業施策でも活用できます。

BtoBマーケティング全般に関するリサーチを定期的に発表しているシャノン

ブログ

検索エンジンやソーシャルメディアと相性の良いブログは優れた集客施策なだけでなく、自社のノウハウや業界の最新情報を発信することで信頼感醸成のコンテンツになります。
記事内容によっては、無関心~情報収集段階の層以外にもアプローチできます。

※BtoB企業ブログで使えるコンテンツアイデア19個

動画

製品の背景にあるストーリーを伝え、共感してもらいニーズを喚起する目的での動画活用が増えています。
その他、製造業では既存顧客向けにメンテナンス情報を動画で説明する企業が増えています。

キービジュアルに動画を掲載している弊社「Co-Work」のサイト

ダウロード資料

ブログやソーシャルメディア経由で流入してくる比較的検討度の低い層向けのコンテンツです。
「お問い合わせ」や「資料請求」のような検討度の高い層向けの窓口だけでなく、「資料ダウロード」のような課題認識/情報収集段階の層向けの窓口も用意しましょう。

タブレット活用に関するeBookがダウロードできるエスキュービズム

ニーズ・課題から探す導線

製品からだけでなく、ニーズ別や課題別に探せるようにすることで、まだ導入する製品を決めていない検討段階の低い層がサイト内を回遊しやすくなります。

お悩みから探せる日立ハイテクテクノジーズ

用途例・活用例

製品がいくつかの課題を解決できる場合は、用途例や活用例を紹介することで、自社の課題に当てはめて判断してもらえ、ニーズを喚起できます。

お客様インタビュー

導入の背景・選んだ理由・導入後の効果までを第三者に語ってもらうことで、導入までの流れを具体的にイメージしてもらえます。
企業・製品としての強みも第三者の口から語ってもらうことで、信頼性が増します。

導入事例

導入企業一覧や業界別・規模別・エリア別の導入数を紹介します。
Web上で競合と比較検討された際に、自社を選んでもらうために有効なアピールになります。

※BtoBサイトで使える事例掲載方法10パターン

製品・サービス紹介ページ

具体的に製品を検討している見込み顧客の視点に立って、公開する情報を検討し、概要や特徴、スペック情報などを掲載します。

導入の流れ

製品導入を起案し、稟議を上げることになる見込み顧客をサポートするために、導入までの流れを紹介します。
導入までの流れの中で、先に考慮すべき点やよくある失敗があれば先に伝えましょう。

価格表

導入検討を進める購買担当者にとって、必須の情報です。
複数社のサイトを見て、必ず競合と比較される部分なので、慎重に公開範囲や見せ方を検討しましょう。

選ばれる理由

営業パーソンが製品の詳細情報だけでなく、自社の強みや特徴を説明するように、Webサイト上でも自社が選ばれる理由を明文化して説明しましょう。

外部評価

強みを自ら明記するだけでなく、第三者からの表彰やランキング、評価が掲載できれば、信頼感の向上に役立ちます。

多数の受賞歴を紹介しているコベリティ

よくある質問

業者選定の際に、見込み顧客は「○○機能に対応しているか」「納期はどれぐらいか?」といった疑問を抱いています。
営業現場でよく聞かれる質問にWeb上で回答することで、業務効率化やお問い合わせの精度向上が期待できます。

ランディングページ

情報収集/比較検討段階の見込み顧客獲得のために、リスティング広告と併用して使われます。

会社情報

製品比較や発注の際に、信頼できる会社かどうかの判断で会社情報は必ずチェックされます。
サービスサイトやランディングページ内にも会社情報を掲載するようにしましょう。

オンラインセミナー

セミナーは、BtoBの購買プロセスの中で情報収集の手段として非常に重要な位置を占めます。
まだまだリアルで開催されることが多いですが、場所、時間の制約を受けないオンラインセミナーも今後拡がっていくでしょう。

セミナーレポート

セミナーに当日参加できなかった方だけでなく、今後セミナーへの参加を検討する方への情報として、セミナーレポートを作成しましょう。
開催したセミナーの内容をレポートするだけなので、効率的にコンテンツ作成ができます。

写真を豊富に使い、読みやすいセミナーレポートを公開しているロフトワーク

メールマガジン

メールマガジンは購買プロセスの前段階から見込み顧客と継続的な関係を構築するのに優れた施策です。

展示会で獲得したリードのうち、見込み度の低い顧客に対して、メールマガジンで継続的なコミュニケーションを取り、1年後・2年後に訪れる購買タイミングで選んでもらえるようにしましょう。

オンライン注文・見積書発行

製造業において、製品や部品の注文がWeb上でできるサイトが増えています。また、価格体系が明瞭な商材で、Web上で見積書の発行までできるサイトも多くなってきました。

製造業、工事業、の現場で必要な工具や部品が買えるMonotaRO.com

会員サイト

主に既存顧客に向けて、CADデータや図面資料などの専門的な情報を会員登録したユーザ限定で公開します。

製品の取扱説明書、CADデータを会員専用サイトで公開しているタクミナ

サポート情報

既存顧客向けにメンテナンス情報や製品のアップデート情報、製品の使い方提案を発信します。

Webサイトで新機能の紹介や使い方の説明をしているサイボウズLiveMAGAZINE

Googleアナリティクスとワードプレスを使ってエンゲージメントを計測する方法

ユーザーのエンゲージメント(ちょうど良い日本語訳が見つからないのですが、ユーザーの参加レベルのような意味合いでしょうか)に関する記事はSEO Japanでもたまに取り上げていますが、今回は実際に自身のサイトにおけるユーザーエンゲージメントの度合いを探りたいあなたのためのエンゲージメントに特化した測定指標と測定方法について紹介します。ワードプレスとGoogleアナリティクスという組み合わせとしてはトップクラスのツールを元にした記事となっており参考になるウェブマスター、ブロガー酸も多いのでは? — SEO Japan

ブログを運営し、優れたコンテンツを配信している自信があっても、エンゲージメントには手が届かないように思える。良質な記事を作成すると、高く評価してもらい、ツイートしてもらい、共有してもらい、そして、+1してもらえる – しかし、実際にコンテンツはどのぐらい読んでもらえているのだろうか?

グーグルアナリティクスで、キーワードがコンテンツにビジターを導く仕組みにおける、検索およびキーワードの領域を理解したら、次の段階に進むべきだえる。ページから検索結果へすぐに戻るユーザーの行動(直帰)は、グーグルにマイナスのイメージを与えると考える人達は多い。当該のユーザーは、事実上、サイトにマイナス票を投じ、「クエリを入力した際、このページを求めていたわけではない」と発言していることになるためだ。

この考えが正しく、また、私も同意すると仮定すると、ユーザーの行動を調査して、直帰率を削減する取り組みは、特定のフレーズに対して上にランク付けしてもらう確率を高める方法として、有効だと言えるだろう。上位のランクとユーザーを満足させるコンテンツを合わせると、目標達成につながる。次のようなサイクルで、この取り組みを実施することが出来る。

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ビジターはどれだけの間ページにとどまり、実際にどの程度スクロールしているのだろうか?今回は、コンテンツのページに関するビジターのエンゲージメントを計測する上で、私が持っているアイデアを幾つか検証していきたい。

まず、優れたコンテンツを持っている必要がある。3-4つのキーワードフレーズを含む300ワードのコンテンツを作ることに苦戦し、ユーザーがページに到達した後の行動などどうでもいいと考えているなら、優れたコンテンツを重要視しているとは言えない。一方、読者を没頭させ、読者や顧客としてビジターを維持することを考慮して、コンテンツを作成しているなら、この記事を読み進めていってもらいたい。

グーグルアナリティクス

グーグルアナリティクスを使って、ページのエンゲージメントを測定する方法には、簡単な方法と難しい方法がある。最も容易なのが、イベントの測定である。しかし、求めるイベントを実装し、発動する方法には、簡単な方法と複雑な方法の2種類がある。

スクロールの深さ

ユーザーがスクロールする、または、特定のポイントを通過することで、イベントを発動するように設定することが可能である。確かに素晴らしいアイデアだが、私自身は、ワードプレスのプラグインを使わずに、この方法を実施したことはない。だからと言って、不可能と言うわけではい。私のようなコーディングの初心者が実装するには複雑過ぎるだけである。

このタイプの計測をワードプレス以外のサイトに実装したいなら、ジャスティン・カトロニ氏が投稿した記事 ? そして、Savio.noのこの記事に目を通してもらいたい。この2本の記事は、手順ごとに設定方法を説明している。一方、ワードプレスを利用しているなら、運が良いと言える。その訳をこれから説明する。

イベントの評価

シンプルなサムズアップ、または、サムズダウンによる評価を行うボタン(駐:親指を上げている・下げている評価ボタン)をコンテンツの最後に加えるのは、良いアイデアだと思う。星評価システムを加える手もある。読者がボタンまでスクロールダウンし、いずれかのボタンをクリックした場合、グーグルアナリティクスのダッシュボードでイベントがトリガーされる。こうすることで、少なくともページをスクロールダウンした点は分かるようになる。

また、読者が気に入ったコンテンツと気に入らなかったコンテンツを知る上でも役に立つ。ただし、この評価を得るのは容易ではなく、総合的なサンプルの票を得られるように、十分な量のトラフィックが必要になる。

コンテンツのページネーション

これは、コンテンツを提供する方法の中で、個人的に一番嫌いな方法かもしれない。多くの大規模なニュース/マガジンサイトは、この方法を採用している。この方法は、直帰率が低く、「1回の訪問当たりのページ数」が多いことをアピールして、広告料金を高く設定するために用いられているはずである。とは言ったものの、記事の「ページ 2」にイベントの計測を設定することで、ページ 1の一番下まで、何人のビジターが目を通したのかを把握する上で目安になる。

ページ解析

この機能は、グーグルアナリティクスのヘビーユーザーの間でもあまり利用されていない気がする。確かに初めて公開された際、ページ解析機能は質が低く、あまり役に立たなかった。当時と比べると、この機能は大幅に進化している。ただし、注意するべき奇妙なポイントがまだ幾つか残っている – 見ているページから、複数本のリンクが同じページに向かっていると、このページへの全てのリンクが同じ数字を報告する。

例えば、- ホームボタン、ワードプレスの管理者バーのホームボタン、そして、ヘッダーのロゴは全て私のホームページにリンクを張っているが、それぞれ異なるアプローチで利用されている。しかし、グーグルはユーザーの8.3% – 全て同じ確率 – が、全てのルートを辿ってホームページにアクセスしているとレポートしている。これは、正しい情報ではない。この3つのアイテムが同じページに向かっているため、グーグルは、クリック数を合計しているだけである。この点に関しては修正してもらう必要があるが、それだけでこのツールを役立たず呼ばわりするべきではない。

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例えば、ページ解析のおかげで、ページの右上のソーシャルメディアリンクが全く利用されていないことが分かった。そのため、エンゲージメントを促すために、この要素のデザインを変更する必要がある。クリックされていないと言うことは、誰も利用していない。そのため、対策を講じる必要があるのだ。

ワードプレス

ブログを作成し、アップデートするために利用することが可能な様々なプラグインやコンテンツ管理システムが存在するものの、私はワードプレスのみを利用している。ドルーパルやジュームラを利用しているなら、申し訳ないが、これから提供するアドバイスは役に立たない。私はコンテンツエンゲージメントを計測する上で有効な優れたワードプレスのプラグインを発見した。そのうちの幾つかは、グーグルアナリティクスのイベントセクションで計測値をレポートしてくれる。しかも、全て無料で利用することが出来る。

グーグルアナリティクススイート

グーグルアナリティクススイートプラグインは、グーグルアナリティクスとグーグルアドセンスのアカウントを結びつけ、ページビュー、スクロール量、ページ速度、ダウンロード、そして、アドセンスのリンクをイベントとしてレポートする。簡単に設定することが可能であり、グーグルアナリティクスのカウントに容易に引っ張り込むことが可能だ。

以下のイメージには、このプラグインをインストールした数時間後のイベント計測のスクロールに関する情報が掲載されている。これで、読者がページをどこまでスクロールダウンしているかが分かる。また、このデータをリアルタイムで閲覧することも可能である。

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グーグルアナリティクスプラグイン- Yoast

Yoast de Valk氏が開発したこのグーグルアナリティクスのプラグインを私は愛用している。インストールおよび設定が容易であり、様々なイベントのレポートを提供してくれるからだ。ジャスティン・カトロニ氏は、ブログの中で、このプラグインを使って、スクロール量をイベントに実装することが出来ると指摘しているが、今のところその証拠はつかめていない。

このプラグインの長所は、外部へのリンクとアフィリエイトリンクを追跡することが可能な点である。多くのサイトにリンクを張っているなら、「exit page」- ビジターが消えただけ – ではなく「exit link」として計測することが出来る。これはインデックスツール/ヤフー!ウェブアナリティクスがかつて得意にしていた分野であり、グーグルが不得手としている分野である。

また、外部サイトへのクリックをページビューとして計測し、アナリティクスのダッシュボード内の「サイトのコンテンツ」と「すべてのページ」で容易に区別することが出来る。

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ユーザーがページをどのように利用しているかを把握することは、ユーザーがページにアクセスしている点を把握することと同じぐらい重要である。レシピを紹介しているのであれ、コンピュータを販売しているのであれ、ユーザーがサイトのページに到達した後、どのような行動を取っているのかを理解すると、ニーズを満たすコンテンツを作成する上で大いに役立つ。

分析せずにユーザーの行動を把握することは出来ない。自分のサイトに合う方法が見つかるまで、上述したメソッドを幾つか、または全て試してもらいたい。ユーザーが没頭するコンテンツのタイプ、そして、ユーザーが読む確率が高いコンテンツの形式を理解したら、より効率良くコンテンツを作成することが出来るようになるはずだ。

PS: コメント欄の指摘によると、私はツールの価値をさらに高める設定のステップを幾つかスキップしていたようだ。

Yoastのプラグインはとても便利だが、本人が、ページビューではなく、外部クリックをイベントとして設定することを薦めている。プラグインの設定で、Advanced Settingsにアクセスし、「Track Outbound Links as Pageviews」(アウトバウンドリンクをページビューとして計測する)ボックスのチェックを外す必要がある。因みに私がインストールした際は、このチェックは外されていた。

また、ページ解析に関して、グーグルは、ランディングページではなく、リンクでアトリビューションを設定する修正を行ったと発表した。そのため、アナリティクスのコードを少し変更する必要がある – このブログの投稿で分かりやすい説明が提供されている。

最後に、この記事で正確な情報を提供する上で貢献して頂いた、SearchEngineManおよびポール・トンプソン氏に感謝の意を伝えたい。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「How To Measure Content Engagement And Effectiveness With Analytics & WordPress」を翻訳した内容です。

予想以上にシンプルな内容でしたが、グーグルアナリティクススイートプラグインというのは気になりますね。SEO Japanもワードプレス+アナリティクス(+アドセンス)で運用していますし、早速導入してみたいと思います! — SEO Japan [G+]