ここ数ヶ月、私は結構な時間、ヘッドセットを顔につけてVRを体験した。それが私の人生を豊かにしたか、あるいは混乱させたかは分からない。少なくともVRゲームは本当に楽しめるものになり始めていて、動画コンテンツは今後一層良くなるだろうとお伝えすることはできる。
Playstation VRがローンチし、コンシューマーが高品質なVRを楽しむための3つの代表的な製品がある。最初の質問は、これを今買うべかどうかだ。
ハードコアなゲーマーなら答えは「イエス」だ。常に最新テクノロジーのアーリーアダプターであるなら、それも「イエス」だ。いつもBurning Manに行っている、あるいは常にBurning Manの話をしているなら、その答えも「イエス」だ。その他の人にとってはというと、私は懐疑的だ。これらを買うために貯金する必要はないだろう。Gear VRもしばらくの間、十分だと思えるほどのものだ。
ここ数ヶ月の間で知り得たことは、PCで動くヘッドセットのアップデートサイクルは、モバイル端末と同じ頻度ではなく、ゲームコンソールの期間(おそらく3、4年おき)と同じくらいになるだろうということだ。
コンシューマーが個人的にこれに投資するには、高額すぎるだろう。また、光学やセンサーなどの発展のおかげで次のヘッドセットでは技術的に大きな飛躍が見込まれる。そうなれば、次の変更で、大部分に互換性が残るとは限らない。少し興味があって、これらのハイパワーのヘッドセットの第2世代を待つというなら、それは2019年か2020年頃になるだろう。
この記事を読んでいて、まだVRを購入するという選択肢が残っているなら、主要なヘッドセットの概要を簡単にここにまとめたので参考にしてほしい。
PlayStation VR
レビュー記事はこちら
+ ヘッドセット、カメラ、コントローラーが付いて499ドル
+ PS4システムが必要
+ 既存のMoveモーションコントローラーを使用
+ ディスプレイ解像度1080×960 OLED (片目ごと)
+ ディスプレイのリフレッシュレート:120Hz
HTC Vive
レビュー記事はこちら
+ 全部込みで799ドル
+ 強力なPCが必要
+ SteamVR OS
+ ルームスケールのトラッキングとモーションコントローラー付き
+ ディスプレイ解像度:1200×1080 OLED (片目ごと)
+ ディスプレイのリフレッシュレート:90Hz
Oculus Rift
レビュー記事はこちら
+ ヘッドセットとXbox Oneコントローラーで599ドル
+ Touchコントローラーは199ドル(12月6日発売予定)
+ 強力なPCが必要
+ Oculus Home OS
+ ディスプレイ解像度 1200×1080 AMOLED(片目ごと)
+ ディスプレイのリフレッシュレート:90Hz
結局どれがいい?
各ヘッドセットは上記に挙げた通りだ。では、どれを買うべきか?単刀直入に回答したいと思う。
高額なPCを買いたくないのなら、PS VRがいいだろう。ベストなヘッドセットではないが、価格が適正で定期的なシステムアップグレードの時にGPUで見栄を張り合る気苦労もない。また、Sonyはゲームスタジオとの関係性を築いているので、良いゲームタイトルがこのプラットフォームに最初に登場する可能性が高い。
VRの保守主義者で、VRがオープンプラットフォームであることを保証するために個人的に投資しようと思うのなら、HTC Viveがいいだろう。OculusとPlaystationは独占的だが、HTCはValveのSteamVRシステムを活用していて、1つのコンテンツが異なるヘッドセットで利用できるようになることを目指している。
しかし、VRに多額を費やしてもいいという気持ちがあるならOculus Riftがいいだろう。現段階ではViveの方が全体の体験はいいだろうし、トラッキングも素晴らしいが、新しく出るTouchコントローラー(12月6日発売予定)が一番良いものだ。OC3で見たOculusだけで遊べる良質なゲームの多さも衝撃的だった。いくつかの最新のテクノロジーで、少しパワーの落ちるPCでも動かすことが可能にもなる。また、親会社のFacebookとの距離が近いことは、このVR大手がゲーム以外のソーシャルアプリでも最先端を行き、そのネットワークが持つポテンシャルを引き出すだろう。XBox OneのコントローラーではVRのコンテンツ体験はパッとしないものだったが、ヘッドセットが脚光を浴びる時代はこれからだ。
まだVRは始まったばかりだが、早すぎるということもない。このどれを買ったとしても、大きく外すということはないだろう。Google Cardboardからその機能、複雑さ、価格から大きく飛躍した。あなたのニーズに合った最良のVR体験を見つける参考にしてほしい。
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(翻訳:Nozomi Okuma /Website)