15万ドルのKickstarterプロジェクトからビッグビジネスに育ったSwivl–思い切った方向転換が成功の鍵


[Swivlはターゲットを教師やプレゼンテーションに変えた]

Brian LambがSwivlを始めたときは、ビデオアーチストやプレゼンターなどが自分のライブの姿を容易に記録に残せるようにしたい、と考えていた。小さな賢いドックがBluetoothでリモコンされてパンする装置Swivlは、Kickstarterで15万7000ドルを集め、2012年に発売された。

最初の盛り上がりがおさまったころから、奇妙な電話がかかってくるようになった。教師たちが、この製品を使って自分の授業や講義を自分で記録したい、というのだ。しかし彼らが自分の携帯で長時間の撮影をするのは、共有や電池寿命の点でも難しい。そこで、教育用の製品に改造してくれ、という電話がますます多くなった。

という次第で、Swivlはピボットした(pivot, 方向転換)。

今同社の主なお客は、講師、教師、プレゼンターなどで、新たに作ったアプリを使うと、誰もがiPhoneを数回クリックするだけで、講義の記録とストリーミングと共有ができる。スケートボーダーたちが自分の絶妙のオーリーを記録するツールではなく、教師たちの必需品になった。

ハードウェアは大幅にアップグレードした。今では学校への営業に力を入れている。今のLambは、教師が気に入るのも当然だな、と思っている。“先進国ではすべての教室にSwivlのような装置があるようになるだろう”、と彼は展望している。

Lambにインタビューして、プロジェクトの現状や、大きな方向転換をしたことへの感想、わずか数年でクラウドファンディングのプロジェクトがビッグビジネスに育ってしまうってどんな感じ?、などなどを聞いてみた。詳しくは、上のビデオを。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ガジェット紹介:スマートフォンを風力で充電するTrinity他

編集部注: Ross Rubinは、テクノロジー、メディア、および通信のコンサルティング会社、Reticle Researchの主任アナリストで、Backerjackのファウンダー。彼のブログはTechspressive。Backerjackは、毎週3件のIT系クラウドファンディングのニュースを紹介している。

Trinityは、スマホを充電するミニ風力発電機

誰もが体験したことがあるはずだ。バッテリーが切れ近くに電源がない。街中であればスターバックスを探すという選択肢もあるが、キャンプやハイキングに行った時には望めない。

Trinityは、携帯デバイスを充電できるポータブル風力発電システムだ。小型のタービンが15Wの発電機を回して内蔵バッテリーを充電する。microUSB経由で充電することもできる ― あまり風のない時は。足が3本あり三脚として使うことも、地面に平らに置くこともできる。Trinityは本体が12インチ(30 cm)、脚部が11インチ、色は白。

Kickstarterページはこちら

ALYTは、声で制御するスマートホーム

スマートホームの夢は、住んでいる場所に話しかけ、室温やセキュリティーを任せ、問題を発見してもらえるようになることだ。もちろん、スマートホームのテクノロジーが出現して以来、その目標に向かって前進を続けているが誰も到達していない。

ALYTはAndroidが走るハブで、これらの問題を解決しようとしている。オープンプラットフォームとしてありとあらゆる形式のワイヤレスデータを扱うことによって、ALYTは、音声およびビデオ認識を利用して家庭におけるあらゆる物ごとを制御できる ― デベロッパーがそのためのアプリを作りさえすれば。iOS、Android、Bluetooth、NFC、Z-Wave、3.5G等をサポートするALYTシステムの柔軟性は、様々な種類の創造的開発を可能にしている。

Indiegogoのサイトはこちら

Open-Meは24時間どこからでもガレージドアを制御できる

ホームオーナーは、常に何かをし忘れたのではないかと心配になる。オーブンがつけっぱなしじゃないか? 玄関のドアはロックしたか? ガレージのドアは閉まっているか? 今、あるハードウェアとアプリの組み合わせによって、最後の問題は問題ではなくなった。
Open-Meは、ガレージのドアに取付ける超音波センサーで、家庭のWiFiネットワークに接続する。アプリをチェックすることによって、ユーザーはガレージのドアがわずかでも開いているかどうかを確認し、リモートで開閉することができる。さらにGPSを利用することによって、同期されたスマートフォンやタブレットが、一定距離以内に近づくとドアを開き離れるとドアを閉じることができる。

Open-Meの詳細はこちら

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


ガジェット紹介:スマートフォンを風力で充電するTrinity他

編集部注: Ross Rubinは、テクノロジー、メディア、および通信のコンサルティング会社、Reticle Researchの主任アナリストで、Backerjackのファウンダー。彼のブログはTechspressive。Backerjackは、毎週3件のIT系クラウドファンディングのニュースを紹介している。

Trinityは、スマホを充電するミニ風力発電機

誰もが体験したことがあるはずだ。バッテリーが切れ近くに電源がない。街中であればスターバックスを探すという選択肢もあるが、キャンプやハイキングに行った時には望めない。

Trinityは、携帯デバイスを充電できるポータブル風力発電システムだ。小型のタービンが15Wの発電機を回して内蔵バッテリーを充電する。microUSB経由で充電することもできる ― あまり風のない時は。足が3本あり三脚として使うことも、地面に平らに置くこともできる。Trinityは本体が12インチ(30 cm)、脚部が11インチ、色は白。

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ALYTは、声で制御するスマートホーム

スマートホームの夢は、住んでいる場所に話しかけ、室温やセキュリティーを任せ、問題を発見してもらえるようになることだ。もちろん、スマートホームのテクノロジーが出現して以来、その目標に向かって前進を続けているが誰も到達していない。

ALYTはAndroidが走るハブで、これらの問題を解決しようとしている。オープンプラットフォームとしてありとあらゆる形式のワイヤレスデータを扱うことによって、ALYTは、音声およびビデオ認識を利用して家庭におけるあらゆる物ごとを制御できる ― デベロッパーがそのためのアプリを作りさえすれば。iOS、Android、Bluetooth、NFC、Z-Wave、3.5G等をサポートするALYTシステムの柔軟性は、様々な種類の創造的開発を可能にしている。

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Open-Meは24時間どこからでもガレージドアを制御できる

ホームオーナーは、常に何かをし忘れたのではないかと心配になる。オーブンがつけっぱなしじゃないか? 玄関のドアはロックしたか? ガレージのドアは閉まっているか? 今、あるハードウェアとアプリの組み合わせによって、最後の問題は問題ではなくなった。
Open-Meは、ガレージのドアに取付ける超音波センサーで、家庭のWiFiネットワークに接続する。アプリをチェックすることによって、ユーザーはガレージのドアがわずかでも開いているかどうかを確認し、リモートで開閉することができる。さらにGPSを利用することによって、同期されたスマートフォンやタブレットが、一定距離以内に近づくとドアを開き離れるとドアを閉じることができる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


クラウドファンディングのカンファレンスで見つけた自分の足で歩く自転車

でっかくて、車輪の代わりに足先が複数ある脚(あし)のある自転車が欲しかった人、ついに出ましたよ。名前はBoneshakered Bigwheelで(マジに)で*、作者のRonald L. Schroerによるこの一台しかない手作りのプロジェクトは、後輪があるべき場所に脚がある異様な三輪自転車だ。ほとんどすべて木製で、前輪は“ヒプノホイール(hypno-wheel)”になっているので、乗っても見ても快感を得られる。〔*: Boneshakered Bigwheel, 直訳: ガタガタ観覧車。〕

Ronaldがこのプロジェクトをデモしたのは、フロリダ州Jacksonvilleで行われた、クラウドファンディングのカンファレンスの会場で、実はぼくが今日(米国時間4/10)の午後ここでスピーチすることになってる。クラウドファンディングをする/求めるカンファレンスは、これまでなかったと思うし、そこにこんな、やはり前例のない自転車が登場することもおもしろい。Kickstarterなどのメインストリームなサイトでは芽が出そうもない、奇抜なプロジェクトを見られることは、絶対すばらしいね。

Ronaldに、大量生産を考えたことはあるか、と聞いたら、需要があるかどうか分からない、と言った。この自転車をおもしろいと思った読者は、ぜひここで彼にご出資を。ぼくのうちにガレージがあったら、ぜひ一つ買って、ブルックリンでフィクシー(fixie)(固定ギア自転車)に乗ってる連中を、びっくりさせたいね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Kickstarter、第1四半期で4500件ほどのプロジェクトを成功させ、1億1200万ドルを調達

Kickstarterが第1四半期の状況についてのレポートを発表した。やや軽めのノリのブログ記事だが、いろいろと興味深いデータが掲載されている。

CEOのYancey Stricklerによると、目標額を調達したプロジェクトは4,497件で、1日あたりの平均で124万4868ドルの資金提供申し込みがあったとのこと。4ヵ月合計では1億1203万8158ドルということになる。ニール・ヤングのPonoPlayerなども、多いに話題になった。

Stricklerの発表によると、最も多くの支援者を集めたのは「ヴェロニカ・マーズ」だった。支援者数は9万1585人にのぼったそうだ。ちなみにKickstarterからは7本のオスカーノミネート映画および2本のグラミー賞受賞映画が誕生している。

メールでの問い合わせに対しStricklerは「今年になってたった3ヵ月の間に実現できたことについては、満足以上のものを感じます。今年の間に、いったいどれだけのことが成し遂げられるのか、わくわくしています」と述べていた。

先日の記事でもお伝えしたように、Kickstarterのクラウドファンディング総額は10億ドルに達した。CrowdtiltやIndiegogoなどとは激しい競争を繰り広げてもいる。但し、さまざまな数値で見る限りは、Kickstarterが一歩抜けだした状況にあるというところであるようだ。

via CrowdfundInsider

原文へ

(翻訳:Maeda, H


私のクラウドファンディング出版プロジェクト、中間報告―いちばん有効だったのは意外にもメール

覚えている読者もいると思うが、私はヤング・アダルト向けの小説をクラウドファンディングで出版しようとしてきた。45日間のクラウドファンディング・キャンペーンも終了まで2日を切った。結果は大成功で、大金が集まった。正直なところ、今は少々怖くなっている。

私は児童書に経験の深いプロの編集者に依頼して綿密なチェックをお願いしている。想定された読者にはわかりにくい表現を修正したり、表記を統一したりするのに忙しい。引用符ひとつにしても開く引用符と閉じる引用符を正しく使わねばならない。執筆中は気にしないでいたことがこの段階では重要になってくる。

キャンペーンも事実上終了なので、この辺で集計結果を検討してみることにした。まずはトラフィックのソースだ。

ひと目見て明らかなとおり、メールの効果が抜群だ。私は大量の勧誘メールを送った。気がすすまなかったのだが、非常に大きな成果があった。こういったプロジェクトでは大量のメーリングリストを持っているか、プロバイダーから信頼できるリストを購入するかしないと失敗間違いなしだ。ただし私はドローン・ヘリスマートウォッチを開発していたわけではなく、児童書を書いていたのだということは繰り返しておく必要がある。私のメーリングリストは個人的な知り合い、Mailchimpやその他のアドレス収集サービスに登録した人などからなっている。こうしたリストはまさに「金鉱」だった。.

FacebookとTwitterは金額でそれぞれ3位と4位になっている。しかしソーシャルメディアで大量のメンションを得てもその結果はさらに大量のメンションが得られるだけだ。これは非常に苛立たしい体験だ。ソーシャルメディアは人々に大量のクリックをさせるが、金を払わせる効果は薄い。もちろんプロジェクトによって違いはあるだろうが、私ならソーシャルメディアは話題づくりのツールと考え、実際の売り込み効果は期待しない。.

次の表は国別の金額だが、当然ながら英語圏がほとんどを占める。トルコが3位に入っているのは「著者とディナーを共にする」という高額のオプションを選んだ支援者がいるからだ。〔訳者も電子版を1部予約したが、Japanが地域として表示されていないところをみると他に支援者はいなかったもよう〕

次のグラフは時系列での予約金額の推移だが、これは面白い。メーリングリストによるメールの送信と見事に一致している。他のスパイクはIndiegogoが私のキャンペーンをニュースレターのトップで紹介してくれたときだ。

見てのとおり、トラフィックと金額の間にはゆるい相関がある。平均して1回の訪問で1.50ドルが集まった。これはなかなかの好成績だ。


最後にソーシャルメディアによるメンションのグラフィックスを見ておこう。私自身はもちろんTwitterのスーパーユーザーなどではないが、何人かの有力な友人のメンションで何度か夜空に開く花火のようにトラフィックが殺到した―そして花火のように消えた―ことがわかる。私は決してソーシャルメディアの力を軽視するつもりはないが、少なくともソーシャルメディアだけに頼るのは得策ではないと言える。

私はその他のセールス努力もした。24時間に限って一部3ドルというキャンペーンもしたし、ビデオも作った。有益な助言だとは思ったが、私がする勇気がなかったのが「すでに予約した支援者にもっと高いオプションを勧める」ことだった。

今後もクラウドファンディングをするつもりかと尋ねられれば答えはイェスだ。大勢の人々にメールを送って、言い方は悪いが、金をねだるという経験はなかなか楽しかった。その間に長年疎遠になっていた友達と旧交を復活させたり、私とディナーをしたいというすばらしい読者に出会ったり(Kerem OzkanとNick Saltarelli)した。TechCrunchで個人的プロジェクトについて書くのはいささか身勝手のよう思われるかもしれないが、クラウドファンディングで出版を考えている皆さんに多少でも参考になれば幸いだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


すべてのクラウドファンディングサイト~プロジェクトを横断的にまとめて分類評価するBackerJack

クラウドファンディングは今や大はやりだから、それ専用のブログがそろそろあってもよい。アナリストのRoss RubinがBackerJackを作ったのも、それがねらいだ。クールなクラウドファンディングプロジェクトをあちこちから集めて、分類して、評価しながら紹介することを目的とするサイトだ。Engadgetと本誌TechCrunchのコラムニストでもあるRubinは、Reticle Researchでテクノロジとモバイル方面を担当しているが、彼が本当にやりたいのは、インターネットの上でランダムに選んだ誰かに200ドルを送って、彼/彼女がスマートウォッチを送り返してくれるのを待つことだ。

BackerJackのサイトはまだよちよち歩きだが、彼はすでにかなりの数のクールなプロジェクトを調べ上げ、それらを紹介する記事を執筆中だ。テクノロジについて書くことではベテランの域だから、記事に関しては不安はない。

今回はRossに、ちょっとしたインタビューを試みた。彼のサイトについていろいろ聞くためだが、サイトの名前が、子ども向けの本に出てくる突然変異したスズメバチの名前にそっくりである理由も聞きたいと思った。


TC: なぜこのサイトを始めたのか?

Ross Rubin: ぼくはアナリストとして、イノベーションが製品化されて市場に出る過程に関心があった。クラウドファンドされるプロジェクトを紹介している優れたサイトは多いけど、どれもプロジェクトを個別に扱っているから、目的や性格が共通する複数のプロジェクトを一望することができない。それを、BackerJackでやろうと思ったんだ。

TC: クラウドファンディングに興味を持つ理由は?

RR: いや、クラウドファンディングそのものではないね。今クラウドファンディングは、チャリティーや社会的活動や芸術表現や起業目的など、いろんな目的に利用されている。でもBackerJackが着目するのは、クラウドファンディングと製品開発との関わり方だ。今あるクラウドファンディングサイトは、もっぱら資金募集が中心だが、ぼくのサイトのミッションはコンセプトから購入と使用に至るまでの全過程をカバーすることだ。

TC: 名前の響きがTracker Jackerに似ているね。きみが主人公のKatnissなの?


RR: その映画は見てないけど、たぶんCracker Jack(蜜塗りポップコーン)の大箱を持って見るべき映画だろうね。あのキャラメルをコーティングしたポップコーンとピーナッツは、Frito-Layの登録商標だけど。

TC: どんなクラウドファンディングプロジェクトが好き?

RR: Mytroよりもさらにマイナーなロングテイルだね。でも今ぼくがこのインタビューでタイプしているのは、iPad用キーボードBrydgeなんだ。Oonaでクラウドファンドされたやつ。ぼくがクラウドファンディングに関心を持ったきっかけは、Sam Gordonだ。すごく野心的という点では、Scanaduだな。まるでSFだよ、あれは。

TC: これまでいくつぐらいのプロジェクトに投資した?

RR: 200はゆうに越えてるね。はるばる中国まで行って、連中とビールを飲む、というレベルには達してないけどね。

TC: きみのクラウドファンディングブログをクラウドファンドしてもらうつもりはないの?

RR: それは考えたけど、無料のブログサイトでは投資した人たちへのお返しが難しい。コーヒーテーブルのプロジェクトならコーヒーテーブルに関する本をプレゼンとすればよいかもしれない。ぼくのBackerJackも、今後の機能や拡張次第では、クラウドファンディング向きになると思うけどね。

〔訳注: BackerJackのbackerとは、クラウドファンディングプロジェクトに資金を出す人、支援者、の意味。英語の普通名詞だから、どんな英和辞典にも載っているでしょう。〕

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


すべてのクラウドファンディングサイト~プロジェクトを横断的にまとめて分類評価するBackerJack

クラウドファンディングは今や大はやりだから、それ専用のブログがそろそろあってもよい。アナリストのRoss RubinがBackerJackを作ったのも、それがねらいだ。クールなクラウドファンディングプロジェクトをあちこちから集めて、分類して、評価しながら紹介することを目的とするサイトだ。Engadgetと本誌TechCrunchのコラムニストでもあるRubinは、Reticle Researchでテクノロジとモバイル方面を担当しているが、彼が本当にやりたいのは、インターネットの上でランダムに選んだ誰かに200ドルを送って、彼/彼女がスマートウォッチを送り返してくれるのを待つことだ。

BackerJackのサイトはまだよちよち歩きだが、彼はすでにかなりの数のクールなプロジェクトを調べ上げ、それらを紹介する記事を執筆中だ。テクノロジについて書くことではベテランの域だから、記事に関しては不安はない。

今回はRossに、ちょっとしたインタビューを試みた。彼のサイトについていろいろ聞くためだが、サイトの名前が、子ども向けの本に出てくる突然変異したスズメバチの名前にそっくりである理由も聞きたいと思った。


TC: なぜこのサイトを始めたのか?

Ross Rubin: ぼくはアナリストとして、イノベーションが製品化されて市場に出る過程に関心があった。クラウドファンドされるプロジェクトを紹介している優れたサイトは多いけど、どれもプロジェクトを個別に扱っているから、目的や性格が共通する複数のプロジェクトを一望することができない。それを、BackerJackでやろうと思ったんだ。

TC: クラウドファンディングに興味を持つ理由は?

RR: いや、クラウドファンディングそのものではないね。今クラウドファンディングは、チャリティーや社会的活動や芸術表現や起業目的など、いろんな目的に利用されている。でもBackerJackが着目するのは、クラウドファンディングと製品開発との関わり方だ。今あるクラウドファンディングサイトは、もっぱら資金募集が中心だが、ぼくのサイトのミッションはコンセプトから購入と使用に至るまでの全過程をカバーすることだ。

TC: 名前の響きがTracker Jackerに似ているね。きみが主人公のKatnissなの?


RR: その映画は見てないけど、たぶんCracker Jack(蜜塗りポップコーン)の大箱を持って見るべき映画だろうね。あのキャラメルをコーティングしたポップコーンとピーナッツは、Frito-Layの登録商標だけど。

TC: どんなクラウドファンディングプロジェクトが好き?

RR: Mytroよりもさらにマイナーなロングテイルだね。でも今ぼくがこのインタビューでタイプしているのは、iPad用キーボードBrydgeなんだ。Oonaでクラウドファンドされたやつ。ぼくがクラウドファンディングに関心を持ったきっかけは、Sam Gordonだ。すごく野心的という点では、Scanaduだな。まるでSFだよ、あれは。

TC: これまでいくつぐらいのプロジェクトに投資した?

RR: 200はゆうに越えてるね。はるばる中国まで行って、連中とビールを飲む、というレベルには達してないけどね。

TC: きみのクラウドファンディングブログをクラウドファンドしてもらうつもりはないの?

RR: それは考えたけど、無料のブログサイトでは投資した人たちへのお返しが難しい。コーヒーテーブルのプロジェクトならコーヒーテーブルに関する本をプレゼンとすればよいかもしれない。ぼくのBackerJackも、今後の機能や拡張次第では、クラウドファンディング向きになると思うけどね。

〔訳注: BackerJackのbackerとは、クラウドファンディングプロジェクトに資金を出す人、支援者、の意味。英語の普通名詞だから、どんな英和辞典にも載っているでしょう。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ミニ・ドローンのPocket Drones、Kickstarterで大人気―一夜で6万ドル以上を集める

Pocket DronesがKickstarterで当初の目標の3万ドルを上回る5万ドルを一夜にして集めてしまった。

Pocket Dronesは昨夜、CES 2014で開催中のわれわれのHardware Battlefieldコンテストでプロダクトを発表したばかりだ。同社は長年の友人でDrone User’s Groupのモデレーターを務めるTim Reuter、TJ Johnson、Chance Rothの3人が、小型で安価な誰でも使えるドローンを作ることを目的に共同で創業した。

現在5万1000ドルがKickstarterに集まっており、金額はさらに増えつつある〔1/10朝で6万6814ドル〕。

「われわれの使命は空飛ぶロボットをできるかぎり多くの人の手に届けることだ。いってみれば空の民主化だ」とReuterは言う。

Pocket Droneは小さなサイズにもかかわらず、GoProカメラを搭載でき、折り畳めばカーゴポケットにも(なんとか)収まってしまう。RFコントローラか専用アプリをインストールしたタブレットから操縦できる。コントローラなしのドローン本体が415ドル、コントローラ付きだと455ドルとなる。Kickstarterでの予約はこちらから

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Kickstarterの2013年のクラウドファンディング実績―出資者300万人、総額4億8000万ドル、目標額達成プロジェクト1万9900件

クラウドファンディングの業界標準ともいうべきKickstarterが2013年の運用実績を発表した。

これによると、2013年にはKickstarterのプロジェクトに300万人4億8000万ドルを出資した。1日当たりにすると平均して131万5520ドルの出資が集まった計算だという。

ただし、出資された金額の多さに比べて目標額を達成したプロジェクトの伸びは少なく、2013年に目標金額に達したプロジェクトは1万9911件だった。

2012年の出資総額は3億2000万ドル2011年は1億ドル弱だったから、クラウドファンディングのパイは着実に成長を続けている。ただし、大躍進だった2011年から2012年の伸びには及ばない。成長が鈍化ぎみな理由のひとつとして、クラウドファンディング市場にライバルが多数参入し、競争が激化したことが挙げられるだろう。資金募集者も多くのクラウドファンディング・サイトに分散したため、Kickstarterへの登録プロジェクトの件数の伸びもやや鈍っている。

2013年のKickstarterへの支援者300万人に対し、2012年は224万人、2011は100万人だった。ここでも成長の鈍化が認められる。2013年に目標額の調達に成功したプロジェクト数は1万9911件と対前年比で伸びてはいるが、2012年が1万8109件、2011年が1万1836件だったから、やはり成長はスローダウンしている。市場が成熟に向かうにつれてある種の「クラウドファンディング疲れ」が生じるのはやむを得ないところだ。

それでも全体としてみれば2013年のKickstarterは前年より確実に大きくなっている。今年のクラウドファンディング市場はますます競争が激化しそうだが、その中でKickstaterのパフォーマンスがどうなるか注目していきたい。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Indiegogo上の資金募集ページを企業が自分のWebサイトに埋め込める

今のインターネット上には、クラウドファンディングのWebサイトに事欠かない。みんな、あなたがご自分のビッグアイデアを実現するのを助けたくて躍起になっている。でも、それらの中の二大サイトといえば、KickstarterとIndiegogoだ。とくに前者は、クラウドファンディングという部屋ただ一頭いる体重800ポンドのゴリラだ(==ずばぬけて大きい)と言われている。

昨年の夏に本誌が取り上げた調査報告によると、Kickstarterが調達した資金の額はIndiegogoの6倍だ。Indiegogoはこれに反論している。

しかしいずれにしても、トップはKickstarterで次位がIndiegogoである、という見方が一般的だ。そこでIgはKsにない魅力的な機能により、利用者を増やそうと努力してきた。たとえば今日(米国時間1/7)同社が発表したIndiegogo Outpostという機能は、Igにおける資金募集活動告知を、企業が自分のWebサイトに埋め込める、というものだ。

この機能があると、Igは有名企業などのWebサイトに向かうトラフィックの一部をビューワ、ひょっとすると未来の投資者として利用できるし、企業のWebサイトはIgの埋め込みがあることでサイトの魅力を高められる。

Igの協同ファウンダでCEOのSlava Rubinはこう言う: “要するにIndiegogoの上の資金募集ページが、将来投資者になるかもしれないオーディエンスと直接出会える方法を、いろいろ探したいのだ”。そして見つけた場所の第一号が、企業のWebサイトなのだ。たしかに、Indiegogoやクラウドファンディングを知ってる人は少ないが、有名某社を知ってる人や、そのサイトを訪ねる人は多い。

Outpost機能を使ったそういう資金募集は、あくまでも、Indiegogo上の募集ページのミラーだから、Igの月間900万というユニークビジターの目にも触れる。あなたは、どっかの企業サイト上で孤立するわけではない。

このOutpost機能を、IgのKs対抗策の一つとして見た場合には、どんな結果が期待できるだろうか。たとえばOutpost機能を利用した資金募集活動は、同社自身の分析ツールを利用できるし、Google AnalyticsやKISSmetrics、Mixpanel、Facebookへの振り向けなど、サードパーティのツールも統合できる。要するに外部の良いものは何でも利用して、その総合力をKsのサイズに負けない大きさにしたいのだ。

またOutpostは、Ig本体のマーケティングチャネルに含められるし、その教育的リソース(Trust and SafetyのチームやCustomer Happinessのチームなど)にもアクセスできる。まさに、Igの一部と言っても過言ではない。

Outpostツールのローンチは今年の第一四半期内だ。利用やセットアップに関して料金は取らない。IgがOutpostの実装のために使っているHTMLやJavaScriptの技術は、Google MapsやFacebookのコメント、Google Analyticsなどが外部Webサイトの機能増強のために使っているものと同じ埋め込み技術だ。

こうやって外部サイトの一部を実家の離れとして利用するようになると、その離れに悪い奴が出入りする危険性もある。しかしそんな奴のページには、実家に本体がないから、すぐバレる。Ig上の本体ページと、企業サイト上のミラー、という正しい関係が見当たらないことは、簡単にチェックできる。それが、Outpost機能の有効な不正対策だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


エフェクター型ドラムマシーンのBeatBuddy、indiegogoでも大人気

こんなものがあれば良いと想像すらしていなかった。indiegogoでクラウドファウンディングによる資金調達を目指しているBeatBuddyの話だ。エフェクターの類に見えるが、これが実はドラムサウンドを鳴らすためのマシンなのだ。ギター・エフェクターに繋いでブレイクビーツのようなサウンドを鳴らすことができる。ギターを弾きながら、同時にドラム演奏をするようなこともできる。

簡単に言ってしまえばエフェクター型ドラムマシンということだが、製作者によれば、これまでに存在しなかったプロダクトであるとのこと。さまざまなドラムパターンやフィルインを足だけで操作することができ、またコンピューターを使って事前にさまざまな設定を行っておくこともできる。テンポの変更はペダルについているノブで行う。目標資金調達額は7万5000ドルであったが、すでに11万8000ドル以上の資金が集まっている。最初期申込み割引価格である179ドルでの申込みは既に完売となっている。プロダクト出荷時期は4月となる予定だ。

使い方は非常に簡単そうだ。ペダルを踏めばドラムパターンが流れる。パターンを演奏中に再度ペダルを踏めばフィルインを加えるたり、バースからコーラスへ移行することができる。サウンドについてはMIDI機器から読み込んでおいてもいいし、内蔵されている200以上のパターンをそのまま使っても良い。

1. ペダルを踏んでビートスタート

2. 再度ペダルを踏んでフィルイン追加。フィルインは毎回異なるものが再生され、ライブ感を出す

3. トランジションの際はペダルを踏み続ける

4. トランジション終了時にはペダルをリリースする。すると次のパートが演奏されるようになる(バースからコーラスへ等)

5. フットスイッチによりアクセントをつけることも可能(バース部分でのハンドクラップ音や、コーラス時のシンバルクラッシュ音など)

6. ペダルの二度踏みでエンドフィルを入れて演奏が止まる(三度踏みで即時停止)

尚、製品にはドラムトラック作成プログラムのGoranGrooves Studioも同梱されている。

開発チームはマイアミを拠点に活動していて、ギタリスト兼ソングライターのDavid Packouzが率いている。自分たちのホットなロックンロールにドラムサウンドを加える方法は他にもある。しかしこのBeatBuddyはとても面白そうだ。路上ライブなどでも、これを使ってで下手な演奏を隠すことが出来るのではなかろうか。いや、筆が滑った。ともかく注目を集めることは間違いないだろう。

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(翻訳:Maeda, H


アイアンマン・スーツの支援者をクラウドファンディングで募集中―本物そっくりで1999ドルから

1000ドル近いスターウォーズのストームトルーパーのスーツを何着も買うファンがいることを考えると、完全に本物をコピーし、自動的に開閉するフェイスマスクまで装備したアイアンマン・スーツを大量生産しようというクラウドファンディングのプロジェクトには大いに興味をそそられる。Iron Man FactoryによるこのIron Man Mark IIIプロジェクトは、あまりにもクールなのでなんとかライセンス問題をクリアして実現させてもらたいものだ。

ビデオに登場するプロトタイプはすべてのパーツを3Dプリンティングで製作している。効果的に照明が組み込まれ、重量は3kgと軽い。ボディーはカーボン/ポリマーで関節部分は金属製だ。スーツのサイズが56号未満、62号以上のユーザーは応募できない(ということは私はダメらしい)。

大量生産に入った場合、製造は深センのインジェクション・モールディングの工場で行われる。また北京にもデザイナーのチームがいる。現在、スーツのヘルメット部分だけを3Dプリンティングで少量受注生産しているという。

支援者のオプションは量産タイプのスーツ(1999ドル)、量産タイプのヘルメットのみ(1800ドル)、3Dプリントのスーツ(3万5000ドル)などとなっている。3Dプリント版は向こう3、4ヶ月のうちに出荷される。量産バージョンは6-8ヶ月後だ。実際に製品が発送されるまでカードからの引き落としは行われない。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

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あなたが今呼吸している空気はきれいかな?BirdiがWebとスマホ経由で教えてくれる

中国政府の考えでは、スモッグは国民を“一体化し、中国社会をより平等にし、人びとをよりおもしろくする”そうだが、われわれみんなは、人を殺すこともあることを知っている。Birdiの真価も、その点にある。それは空気の質をはかるセンサで、壁の中に隠れて、シンプルな煙感知器みたいに世界を監視する。ただし、火災の煙のような差し迫った死の危険性を教えてくれるのではなく、徐々に人を殺すスモッグについて教える。

Birdiの発売記念価格は99ドルだ。同社はPCH Internationalのインキュベータ、サンフランシスコでBrady Forrestが率いるハードウェア専門のアクセラレータHighway 1から孵化した企業だ。同社は、そこから最初に巣立った企業の一つだ。

Birdiは気温、湿度、二酸化炭素と一酸化炭素の量、空気中の微粒子の量、そして通常の煙も感知する。スモッグに関してはとくに、湿度と微粒子量が重要だ。電源が微弱になるとユーザに通知する。スマートフォンに接続してすべての感知データをアクセス無料のWebサービスに送る。そして空気の状態に異状が認められたら、警報をくれる。データを時系列で見ることもできる。

今indiegogoでクラウドファンディングを募っているが、目標5万ドルに対し1万ドル集まっている。ファウンダはMark BelinskyとJustin Alveyで、会社はニューヨークにある。彼らは、こう主張する:

室内の空気は外に比べて2倍から8倍は悪い。家の中の汚染源は、何だろう? それを知らない人がほとんどだが、喘息患者は増えつづけているし、悪い空気はがんの原因でもある。Birdiは、緊急な対策が必要なことと、空気の質を良くする方法を教えてくれる唯一のデバイスだ。

このような空気センサは、最近いろいろ出回るようになった。具体的な汚染源がないところでも、スモッグや微粒子が検出されることがある。それに、北京や上海の現状を見れば、空気の質が全世界的な問題になりつつあることが分かる。咳をしながら若死にする前に、Birdiが助けてくれることを、期待しよう。

〔↓この画像をクリックするとindiegogoのプロジェクトページへ〕

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


元Googlerによるプログラミング学習用目玉ロボット、クラウドファンディングにて資金調達中

来年のホリデーギフトとして流行るかもしれない。Play-iが、クラウドファンディングにて教育用ロボットの資金調達を開始したのだ。このロボットは、子供たちにコーディングの概念を教えることを目的に活用するものだ。

開発したのは、2010年に自ら設立したJamboolをGoogleに対して7000万ドルで売却し、そしてConsumer Payments部門の長を務めていたVikas Guptaだ。Play-iは募集開始から24時間で148,085ドルを集めており、さらに今年の春にはGoogle Ventures、Madrona Venture Group、その他の投資家より100万ドルの資金も調達している。

今回市場に出そうとしているロボットはBoとYanaという名前だ。それぞれ専用のアプリケーション経由で操作する。アクションボタンを入れ替えることにより、ロボットへの命令セットを作成できるわけだ。たとえば手を叩いて前進するようにさせたり、その場で回転させたりすることができる。他にも木琴を演奏させたり、誰かに試験管に入った花を捧げたりすることもできる。一般のプログラミング言語によるプログラミングとは違った感じだが、子供たちにロボットによるフィードバックを見ながら、ロジック(論理)を学ばせることができる。

BoとYanaはお互いを認識して行動することもできる。Boには車輪がついていて、その場でぐるぐるまわったり、どこかに走って行くことができる。Yanaには車輪はなく自分の力で移動することはできない。

子供にゲーム感覚でコーディングを教えるツールというのはいろいろと出てきている。たとえばMove the TurtleCargo-Botなども有名だ。したがってゲーム感覚でプログラミングを行ったり、あるいはプログラミングにより相互作用的なキャラクターを動かすなどというのも別に新しい試みではない。また、おもちゃを動かすということでいえばBee-Botなどの商品も世に出ている。Play-iのプロダクトが独創的なものであるというわけではないわけだ。

ただ、YanaとBoは(少なくとも大人の目で見た限り)とてもチャーミングで、プレゼントにも適しているように思う。プログラムに応じて大きな目を光らせ、何かを訴えかけてくる様子は「くすぐりエルモ」(Tickle Me Elmo)風でもあり非常に可愛らしい。Guptaによれば可愛さをアピールしようとデザインしたわけではないが、ペット風の外見は採用しないようにと意図してデザインしたのだそうだ。

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(翻訳:Maeda, H


アメリカのクラウドファンディングは”寄付”から本格的な”株式投資”へ; VCの淘汰も始まるか

【抄訳】

締切りを数百日も過ぎた今日(米国時間10/23)、SECの専門委員たちは全会一致で、スタートアップの株式クラウドファンディング(equity crowdfunding)の一般化/大衆化認めるにあたっての規則案を作成し公開諮問することになった*。これまでは株式クラウドファンディングは、SECから認可されている富裕な投資家にのみ許されていた。その規則案は長期の公開意見聴取を経てから、SECがあらためて正式に票決することになる。〔*: これまでのKickstarterなどで行われているクラウドファンディングは、法律的分類としては“寄付行為”。投資家がリターンを期待する株式投資ではない。〕

本格的なクラウドファンディングは、JOBS Actの三つのSEC対応項目の一つだ。それに関して今年の初めには、スタートアップに対し従来よりも簡便な報告義務を認めていたが、先月になってやっと、スタートアップや投資ファンドによる一般勧誘*(general solicitation)を禁じていた長年の禁令が撤去された。〔*: 非公開企業である小企業は、家族親戚友人など知人圏の25名に対してしか投資勧誘ができない。投資を広告などで一般的に募ること(一般勧誘)は不可だった。〕

SECの5名の委員が全員一致で採択した株式クラウドファンディングの規則案は、いくつかの制約を抱えたまま意見公募に向かうことになる。

まず、企業がクラウド(crowd)から調達できる資金は1年で100万ドルまで、となっている。また、年収20万ドル未満の者は、年収の一定率までの額しか投資できない。たとえば年収10万ドル未満の者は、その最大5%までまたは2000ドルまでしかクラウドファンディングできない〔10万ドルの人は5%==5000ドルではなく2000ドルまで〕。ただし現行案では、企業がクラウド投資家の収入を検証せよ、とはなっていない。しかしながらこの事案は、今度の意見公募における意見聴取案件の一つとなっている。

また、すべてのクラウドファンディング投資はCircleUpのようなクラウドファンディングポータル上で公開登録されなければならない。外国のクラウドファンディングポータルは、事前にSECの検査を受けなければならない。企業は投資家たち全員の正確なリストを記帳しなければならない。

【中略】

クラウドファンディングはママパパ投資家たちに危害を及ぼすこともありえる。だから、今回の規則案は制約を設けている。しかし実際には、クラウドファンディングが最大の危害を与えるのは、粗悪なベンチャーキャピタリスト(VC)に対してだ。この規則が成立すれば、スタートアップはそういうお粗末なVCたちにペコペコして物乞いならぬ金乞いをしなくてもすむようになる。これまでの身内だけと違って、一般勧誘ができる。そして誰でも(無認可の投資家でも)クラウドファンディングできる。この二項があることによって、スタートアップは自分たちのビジョンへの投資を、万人に求めることができるのだ。

以下はSECの規則案の全文だ:

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


小さな小さな物をプリントしたいあなたに。LumiFoldはポータブル小型3Dプリンター

マッチ箱くらいの大きさの物を作る超ちっちゃな折り畳み式3Dプリンターを作ろう、などと考える人が出てくるとは考えてもみなかった。 LumiFoldという名前のこのプリンターは、外寸90x90x90ミリの3Dプリンターで、UV感光樹脂を使ってそこそこの品質の作品を数分のうちにプリントできる。

個人的には、ポータブルで小型の3Dプリンターが欲しい正確な理由を見つけられずにいるが、きっとどこかの誰かが教えてくれるだろうと信じている。製作者たちはこのプロジェクトのために、ほんの1500ドルほどの資金を調達し、429ドルでプリンターを売ろうと考えている。組み立てキットなら少々安く買える。

作者であるイタリアのMarin Davideが、作った経緯をこう話している。

最初は、小さくてポータブルな3Dプリンターで歯科用の鋳型を作りたい、という消費者の要望を受けてデザインした。そのプリンターは安くて使いやすくしてほしいとも彼は言った。われわれはLumiFoldの開発に取りかかり、数ヶ月間の設計、プロトタイプ作り、再設計を経て現在のLumiFoldのデザインに至った。これがあまりに良い出来だったので、クラウドファンディングを通じて、安くてポータブルで使いやすい3Dプリンターに興味のある人たち全員に提供することにした。

もしテレビがわれわれに何か教えたことがあるとすれば、それは世界を動かすためには様々な一撃が必要だということだ。とは言うものの、この小さな樹脂プリンターは、これまで私が全く存在を知らなかったニッチを埋めようとするものだ。ポータブル3Dプリンターは、デザイナーがフィールドでプロトタイプを作ったり、アーティストがその場でプロジェクトを作るのに役立つかもしれない。あるいは、工場から遠く離れた場所で交換部品を作る一手段にもなるかもしれない。疑問は残るものの、可能性は無限だ。

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(翻訳:Nob Takahashi)


クラウドファンド: トップKickstarterと二位Indiegogoの差が拡大; Kは少額案件, Iは大型案件が多い

IndiegogoはいつもKickstarterに比べて影が薄いが、クラウドファンドを最初に始めたのは前者だ。今回、両者の違いを数字で表そうと思いついた連中がいる。クラウドファンドの世界でフリーの仕事をしているJonathan LauとEdward JunprungがIndiegogoのWebサイトをひっかいて、Kickstarterが無料で提供している統計データと比較できる数値を作り出したが、その結果はなかなかおもしろい。

Kickstarterにこれまで登場した資金募集案件は11万あまりだが、LauとJunprungがIndiegogoでかき集めた数字は44000件だ。この前の某記事では14万2301件となっているが、44000の方は不成功事案と獲得額が500ドル未満の案件が除かれている。つまりKickstarterの数字は全数だが、かき集め方式のIndiegogoの数字はそうでない。

これまでの成功事案の資金調達総額は、Indiegogoの9800万ドルに対しKickstarterはそのほぼ6倍の6億1200万ドルだ。Kickstarterは調達額100万ドルを超えたのが40件、Indiegogoは3件だ。資金募集の成功率はKicstarter 44%に対しIndiegogoは約34%だ(目標額500ドル未満の案件を除く)。今回のかき集め数値でなく前の記事の14万2301件をベースにすると、その記事どおりの9.3%になる。

一方、目標額に達しなかったので中途キャンセルになった寄金額の合計は、Kickstarter 8300万ドルに対しIndiegogo 7000万ドルで、ほぼ横並びだ。また、同じ調達総額に対し、事案数が、Kickstarterは比較的「少額多数」であるのに対し、Indiegogoは「高額少数」だ。後者(Indiegogo)では、調達総額の40%が総額10万ドル以上のプロジェクトだ。

KickstarterはWeb上のクラウドファンドサイトのトップとみなされているが、数字もそのことを証明している。Indiegogoはやり方が下手だとか間違ってる、と言うつもりはない。むしろIndiegogoの方が簡単に載せてもらえるし、資金募集の方式に柔軟性があり、ときにはばかばかしいほど高望みの案件もある。でもすでにこれだけの数字の違いが出ているということは、今後さらに差が拡大することを意味しているのだろう。そもそも案件のタイプが、Ind…とKic…ではかなり違うし、また投資者のタイプも違うようだ。

Lau and Junprungが作り出した数字の詳細はここにある。より詳しく分析してみたい方や、彼らと議論したい方は、ぜひ見ていただきたい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


すべてを見通すサウロン? いやいや、iDoorCamはWiFI接続の便利なカメラ付きドアホンだ

すべてを見通す恐るべき目、というわけでないが、iDoorCamはなかなかよく考えられた便利なガジェットだ。現在のドアホンの代わりに取り付けるだけで電源が供給され、設置は完了だ。

来客がボタンを押すとスマートフォンの画面で誰が来たのか確かめたうえで応対ができる。赤ちゃんが寝付いたばかりというときにはドアベルのスイッチを切っておくこともできる。このガジェットを利用すれば、出先にいてもドアカメラの映像を見たり来客と会話したりできる。

このプロジェクトの開発者はカリフォルニアのプロダクト・デザイナー、Andrew ThomasとDesiree Mejiaのコンビだ。現在AppleのiOS対応のハードウェアが完成しており、10月の出荷に備えて生産を開始するためIndieGoGoで出資者を募っている。

初期の出資者は127ドルでこのドアフォンが入手できる。最初のバッチの生産を開始するための目標金額は10万ドルだ。その後150ドルで市販される。

闇の大王モルゴスの副官サウロン同様、決意を固めたホビットにはしてやられるかもしれないが、UPSの配達人に大切な荷物を玄関の前に置きっぱなしで帰らないよう外出先から頼むことはできるかもしれない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Lomographyの新Kickstarterプロジェクトは伝説のポートレートレンズ、Petzvalの復刻

LomographyはKickstarterでiPhone向けフィルム・スキャナーへの出資を募って成功したニューヨークの光学機器メーカーだが、今回はPetzvalという19世紀の名レンズのデジタル一眼向け復刻版のKickstarterプロジェクトを立ち上げた。

Petzvalレンズは19世紀を代表する写真レンズで、独特のボケ味と極めて浅い被写界深度が特徴で、慣れればこのレンズで撮影された写真はひと目見てそれと判別できる。現代のデジタル一眼のセンサーと画像処理能力と組み合わせると一段と強い印象を与える写真になる。

Lomography版はオリジナルの特徴的なデザインを継承する。マウントはCanon EFとNikon Fが用意される。オリジナルより1段以上明るいf/2.2で、Lomographyによれば「色ののりもコントラストもすばらしい」という。焦点が合った部分の描写は極めてシャープだ。周辺減光は大きいが、これはオリジナルのPetzvalが芸術的意図からそのように設計されているという。

Petzvalレンズはポートレート写真で人物を浮き上がらせるのに効果的なように焦点深度がきわめて浅くデザインされている点もユニークだ。LomographyのPetzvalはオリジナル同様、ケーシングは真鍮で作られている。このクラシックでユニークな外観もボーナスだ。

Lomographyはこの10年にわたって主として復刻版のレンズや低解像度カメラを作ってきた。Petzvalは野心的な試みだが、今までの路線の延長にある。今回のキャンペーンでは10万ドルの調達が目標だが、すでに半額が集まったという。 レンズを予約できる出資額は300ドルからだが、この枠はもうすぐ売り切れる。350ドル、400、それ以上の枠が用意されている。

Kickstarterには失敗プロジェクトも多いが、財布のヒモのゆるいアーリー・アダプター層を対象に中規模の実績のあるブランドがユニークな新製品を売り込むにはかっこうのプラットフォームだろう。

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