Android Lollipopのイースターエッグは、Andy the Android版Flappy Bird

間もなくAndroid 5.0 Lollipopがやってくる。まずは新しいGoogleのNexusデバイスに搭載されることとなっている。ただ、このLollipopに同梱されるイースター・エッグについては、既にデベロッパー・プレビューにて確認することもできる。起動するには「Settings」メニューからAndroidのバージョンナンバーのところを繰り返しタップする。すると大人気となったFlappy BirdのAndroi Lollipopバージョンをプレイすることができるのだ。

やはり、なかなかおもしろいゲームだと思う。これがAndroid 5に無料で同梱されるわけだ。もちろん現在公開中の開発者バージョンが、そのまま正式版になるわけではない。一般向けの版にも実装されるのかどうかについては、Nexusが出てくるのを待つ必要があるだろう。しかし、これまでのGoogleのやり方をみれば、こうしたイースター・エッグを潜ませておくのはいかにもありそうな話に思える。

いずれにせよ、本家Flappy Bird作者のDong Nguyenのように、なんだか難しい理由からゲームを取り下げて、ベトナムに隠遁するというようなことはなかろうと思う。きっとみんなが遊べるようになるのではないかと、期待している。

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(翻訳:Maeda, H


Swing Copters:Flappy Bird作者発の新ゲームがまもなく公開予定

Flappy Birdの作者であるDong Nguyenによる、新しいゲームがリリースされるようだ。名前をSwing Coptersという。Flappy Birdの鳥を垂直に飛ばして、そして障害物が揺れ動くようになったゲームといった感じだろうか。容赦ない難しさは、さすがにFlappy Bird直系だ。

リリース日は21日が予定されている。広告掲載版が無料で、アドフリー版は99セントとなる。

TouchArcadeで独占先行レビューを行なっているが、それを見るとチープなグラフィックで圧倒的ないらいら感面白さを感じさせるのはさすがにNguyenだ。おまけに今回は、ただ静止している障害物を避けるだけでなく、揺れ動く障害物の間を縫っての飛行が必要となる。

(訳注:下のビデオだけでも十分にゲームの「魅力」を感じてもらえそうだ。)

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(翻訳:Maeda, H


Flappy Bird、ついに時空を超えてApple IIにも移植完了

真打ち登場、というのとは少々異なるが、これがひとつの到達点なのだろうと思う。何の話かといえばFlappy Birdだ。多くの人が、あらゆるプラットフォームに移植しようと時間を使ってきたが、ついに行き着くところに行き着いた感じだ。

その到達地点はどこか。1977年に世に出た伝説のApple IIだ。今や「新時代のHello, World」だとまで言われることすらあるFlappy Birdを、Apple IIではプレイすることができなかった。これを何とかしようと、開発者のDagen Brockが立ち上がった。6週間の間に暇な時間を見つけては開発に取り組み、ついに1メガヘルト(文末に注あり)のマシン上で60FPSで動作するゲームを作り上げたのだ(サウンドもあり)。

システムの特性を考慮にいれて、Brockはプロダクト(「Flapple Bird」や「FlapIIe Bird」と呼んで欲しいと言っている)を5.25インチあるいは3.5インチのフロッピーディスク上で利用できるようにしている。もし偶然にも当然にもApple IIを持っていないという場合にはエミュレート版がウェブに公開されてもいる(訳注:なかなかのできですのでぜひご覧ください)。

余計な話:もしApple IIを押し入れから引き出すなら、多くの人はFlapple BirdよりもOregon TrailやZork、あるいはAdventureなどで遊ぶ方を選択するだろうとは思う。

(物知りの方への注釈)文中の「メガヘルト」は「メガヘルツ」の「単数形」をイメージしたものです。しかしもちろん「ヘルツ」とは人名由来の単位であり、その単数形などは存在しません。

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(翻訳:Maeda, H


Android Wearに1番乗りでやってきたゲームはやっぱりアレだった

Android Wear端末に最初にやってきたゲームは何だろう。DoomやTetris、あるいはFar Cry 3などになると思った人も多いかもしれない。

いずれも間違いだ。やってきたのはFlappy Bird(のようなもの)だった。

Flappy Birdについてはいろいろと話したいこともあるが、しかし読者のほとんどが、Flappy Birdについてはよくご存知のことだろう。ともかくスマートウォッチ版Flappy BirdであるFlopsy Droidがやってきた。鳥の代わりにドロイドくんが飛ぶ。パイプにぶつかればゲームオーバーだ。

完成度はどうか。実のところ、まだまだといったレベルだ。製作者のSebastian Mauer自身も試行段階のものであるとしている。ドロイド君の動きにおかしなところがあるし、ゲームの開始方法もとてもスマートとは言えない。ひとつは「Okay Google — start Flopsy Droid」と声に出して命じる方法(実際に命じてみてもたいていは失敗してしまう)で、もうひとつはスマートフォン側で操作して開始する方法だ(それであればスマートフォンで遊べば良いのに)。

しかし、いろいろ不満はあるものの、Android Wearにゲームがやってきたわけだ。Android Wearが成功を納めれば、ゲーム開発者にとって魅力的なプラットフォームが新たに誕生することになるわけだ。これから「スマートウォッチ独自の魅力を活用するにはどうすれば良いのか」といったことを試行錯誤しつつ、さまざまなプロダクトが出てくることになるのだろう。

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[翻訳:Maeda, H


Flappy Bird、作者が復活を約束―マルチプレイヤー対応で「より中毒性の低いバージョン」

Flappy Bird物語の最新編の情報が届いた。以前はあれほど人嫌いだった作者が、メディアに登場してあの中毒性の高いゲームをマルチプレイヤー化して復活させると約束した。

今日、作者のDong NguyenはCNBCのClosing BellのKelly Evansに「Flappy Birdsをマルチプレイヤー・ゲームとして復活させる」と語ったという。ただし、実際にリリースされるのはしばらく後になる。またNguyenは「新バージョンでは中毒性を減らす」と語ったというが、あのゲームで大いに時間を無駄にしたプレイヤーたちに取ってはよいことだろう。.

Flappy Birdはごくシンプルだが極端に難しいスマートフォン・ゲームで、大人気となったが突然作者がアプリをストアから取り下げてしまった。いっこうにゲームをクリアできないことに苛立った一部のファンがNguenにしつこく嫌がらせをしたのも取り下げの原因ではないかと言われている。

Nguyenは以前にも少し違った形でゲームを復活させるとツイートしていたが、詳しいことは語っていなかった。今回は8月というスケジュールのようだ。新Flappy Birdsの登場が楽しみだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


苦手☓苦手=得意になるか。Flappy Birdと2048のケースで試してみよう

主なルールは「2048」という数字合わせゲームからとったものだ。そしてそこにFlappy Bird風のアクションを加える。

そして生まれたのがFlappy48というゲームだ(なんというか…、まあ面白い、かもしれない)。ともかく2014年に世の中を騒がせたゲームの「マッシュアップ」と言ってよいのだと思う。

ゲームの中、上下から突き出ている障害物を避けて進む。これはFlappy Birdと同じスタイルだ。そして障害を抜けると、そこに数字の書かれたタイルがある。このタイルは2048(「Threes!」風と言っても良いのだろうが、ちょっとその辺には深入りしない)風のものだ。

集めたタイルは2の累乗になるように組み合わせる。併せて2の累乗にならない場合は、単純にタイルが横並びに長くなる。当然ながら障害物を超えて進むのが難しくなる。「地獄の蛇」ゲームなんていうタイトルの方が相応しいのではないかとも思ってしまう。

ちなみに個人的には2048系のゲームは苦手だ。そしてFlappy Birdはうまくプレイできた試しがない。そんな場合でも2つを組み合わせたならば、なんとか楽しめるゲームになっているのではないかと考えてみた。

まったくそんなことはなかった。

ゲームはこちらから入手することができる。

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(翻訳:Maeda, H


Flappy BirdがApp Storeに戻ってくるようだ

この1ヵ月半の間、人生に退屈してしまったりはしていなかっただろうか。大人気となっていたFlappy Birdが、今年2月にApp Storeから姿を消してしまっていたのだ。しかし、ダウンロードをし損ねていた人にも希望はあるようだ。開発者のDong Nguyenによると、Flappy Birdの再公開を考えているのだとのこと。Gawkerの記事に「復活はあるのか」との問いかけに対して、明確に「Yes」と応えたツイートが掲載されている。

ツイートを見てみるとわかるように、Nguyenは復活の時期については明らかにしていない。「すぐに」(soon)ではないとのこと。おそらくは、何らかの追加機能を開発しているのかもしれない。あるいは再公開にともなって起こるであろう大騒ぎに向けて心の準備をしているということなのかもしれない。Rolling Stone誌のインタビューでも、Flappy Birdの復活に含みは持たせていた。それがTwitter上でのやり取りでよりはっきりしたということになるのだろう。

当方のスマートフォンには既にインストール済だし、また数千ドルの価格でeBayに出品する予定もない。なので個人的には復活を待望するということもない。しかし噂を聞いた時点でApp Storeから取り下げられていたという人にとっては良いニュース(あるいは時間を浪費する悪いニュース?)であることだろう。

Image credit: Bryce Durbin.

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(翻訳:Maeda, H)


AppleおよびGoogle、「Flappy」の名前が入ったゲームの登録を停止中

Flappy Bird現象はまだ沈静化していない。オリジナル作者であるDong Nguyenは、ゲームの人気が出すぎてとても対処できないとして、App Storeから既に削除している。しかしApp Storeチャートの上位には、多くのFlappy Birdクローンの名前が見える。いずれも、オリジナルの苛つかせられながらも、中毒状態になってしまうようなところを再現したものとなっている。

しかし、数多くのクローンによるこうした騒動も、ついに終わりを迎えようとしつつあるようだ。AppleおよびGoogleは、タイトルに「flappy」が付されたアプリケーションの登録を拒否するようになってきているようなのだ。

バンクーバーにてMind Juice Mediaのゲームデザイナーを務めるKen Carpenterによると、登録申請を行った「Flappy Dragon」という名前のゲームが登録を拒否されたのだそうだ。「他のアプリケーションの名前を“利用している”」というのが拒否の理由だったそうだ。

AppleのReview Gudelineに反していると指摘されたのだとのこと。内容を(原文のまま)掲載しておく。

Reasons:
22.2: Apps that contain false, fraudulent or misleading representations will be rejected

22.2
We found that your app, and/or its metadata, contains content that could be misleading to users, which is not in compliance with the App Store Review Guidelines.We found your app name attempts to leverage a popular app.

ここで指摘されている「他の名の知れたアプリケーション」(popular app)とは、もちろんFlappy Birdのことだ。但し、Appleの論拠とする条項は、既に存在しないアプリケーションについても適用されるものだろうか。

ポリシー変更により影響を受けた開発者は、もちろんCarpenterだけではない。Kuyi Mobileのツイートによると、複数の開発者が「Flappy」なゲームを登録しようとしてリジェクトされているのだとのこと。

しかし、Carpenterも言うように「Flappy Bee」、「Flappy Plane」、「Flappy Super Hero」、「Flappy Flyer」、あるいはさらにミックスした「Flappy Bird Flyer」などといったゲームが既に登録されている。また、「Flappy」の名前こそないものの、やはりFlappy Birdのクローンである「Splashy Fish」や「Ironpants」などが1位および2位につけてもいる。あるいは「Flappy」で「はじまらないだけ」の「City Bird – Flappy Flyer」は3位、そして「Fly Birdie – Flappy Bird Flyer」が7位となっている。

App StoreはすっかりFlappy Birdクローンに占拠され、そしてどうやらそれを歓迎している利用者もかなりの数に上るということらしい。

しかしもう充分だとも言えるのかもしれない。Appleとしても、こうした傾向を手放しで歓迎することはできないようだ。多数のクローンが登場することは、利用者を混乱させることにもつながる。Flappy Birdを巡る騒ぎは、普段ならスマートフォンのゲームチャートなどに興味を持たないような人々の関心もひきつけるに至った。そのような人がApp Storeにやってきて、そしてFlappy Birdを探し、ただ混乱してしまうという自体も起こっている様子。

但し、この状況に終止符を打とうとするAppleの行動は遅きに失したのかもしれない。「Flappy Birds」の名前を今後禁止するというやり方は、単に不公平感を持たせるだけになってしまう可能性もある。既に数多くの「Flappyなんとか」がApp Storeの、上位ランクに存在するからだ。不公平感をもたせずに事態を収拾したいということであれば、既に登録されているものについても、名前の変更を指示すべきだという意見もある(Update:どうやらそうした動きもあるようだ。次のようなツイートも投稿されていた)。

Googleも「Flappy」をリジェクト中

「Flappy Birdクローン」の存在を整理しようとすることについて、GoogleもAppleと同じ考えを持っているようだ。Kuyi MobileおよびHappy Mage Gamesが「Flappy」をタイトルに含んだゲームの登録をリジェクトされたと報告している。

Carpenterも「Google Playでも登録を拒否されたんだ」と述べている

最初は「Flappy Birdなき今、最高のflappingゲームだ」という説明を書いたのでリジェクトされたのかと思った。最初は普通に登録されて、しばらくの間はストア内で検索できたりしていたからね」とのこと。

しかし登録後しばらくしてGoogleはこのゲームの検索ができないようにした。それでもURLがわかっていればダウンロードできていたのだが、それもできなくなった。24時間後、登録停止を行った旨のメールが届いた。「こうした場合、まず警告がやってくることになっているはずなんだけど、こなかったんだ。なのでスパムフォルダーを何度も見なおしてみたよ。結局、何の事前通告もなく登録を削除されたということらしい」とCarpenterは言っている。「スパム条項に反していると言われたんだけど、具体的に何がどう違反しているのかは教えてもらっていないんだ」ということらしい。

説明文中でも「Flappy Bird」の名前を使わないようにして、ゲームの再登録も行ってみたとのこと。登録できたように見えたが、やはりしばらくすると消されてしまったのだそうだ。

AppleとGoogleにはこの件について問い合わせを行っているところだ。しかし週末でもあるので(またAppleはこうしたポリシーについての質問には回答しないことにしている様子)、返事があるにしてもしばらく時間はかかりそうだ。

Hat tip: Ouriel Ohayon; Image credit: Flappy tee, tweeted by @kunaalarya; Note: Post updated with additional comments from Carpenter after publication.

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(翻訳:Maeda, H


Flappy Bird + Snapchat? ゲームをクリアしないと見ることのできないメッセージを送るAmazing Cupid

自分がティーンエイジャーで、ちょっと嫌な相手から好意を持たれた(持たれてしまった)と考えてみよう。飼い主に気に入られようと必死になっている子犬のように、あなたの周りから離れなくなる。こんなときはどうすれば良いのだろう。もしサディスティックな感情を持っているのなら、お断りのメッセージをAmazing Cupidを通じて送るのが良いかもしれない。

Amazing CupidはFlappy Bird風のゲームで、送られたメッセージを見るには、送信者の設定した時間内に、やはり送信者の設定したスコアをクリアする必要がある。クリアできない場合は、送られたメッセージは永遠に失われることとなるのだ。

Flappy Bird類似のゲームは数多くリリースされている(実のところ、Flappy Bird作者のDong Nguyenがゲームをアプリケーションストアから削除してから、iOSアプリケーションチャートで首位になるものも登場している)。しかし、このAmazing Cupidを制作したTouchTenのCEOであるAnton Soeharyoは、勝手に真似をすることを潔とせず、Nguyenにゲーム部分でFlappy Birdと類似のものを制作する許可を得ているのだとのこと。メールでの問い合わせに対して、Nguyenもこの事実を確認している。

Amazing Cupidは現在Google Playストアでのみ公開中だが、iOS版も既にApp Storeに登録申請済みであり、TouchTen(こちらはインドネシアで活動している)によると、バレンタインデーまでには公開されるのではないかとのことだ。

このAmazing Cupidはマネタイズを目的とするものではなく、広告もTouchTenがリリースしている他アプリケーションのものに限っているのだとのこと。Amazin Cupidを通じてメッセージング関連アプリケーションの可能性を探りたい考えなのだそうだ。このAmazing Cupidの人気が出るのなら、メッセージング関連アプリケーションのリリースを検討していこうと考えているようだ。ちなみにこのTouchTenはCyberAgent Venturesの出資をうけて、モバイルゲームの開発を行っている。

ゲームは確かにFlappy Birdに似ているが、主役は鳥ではなく、青い髪をしたキューピッドだ。ゲームの目的は、無限に続くローマ建築風の柱にぶつからずにキューピッドを飛ばし続けることだ。失敗すると「そんなことでは恋など成就するわけもないね」(No wonder you’re alone)だとか「一緒にいるのが君であることにイライラしてきたよ」(Why am I grumpy? You are my only friend)などといった罵詈雑言を投げつけられることとなる。基準点をクリアすれば、ようやく隠されたメッセージを見ることができるようになる。

尚、Amazing Cupidでは、メッセージのやり取りに使うのではなく、純粋にゲームを楽しむこともできる(友達がいない人のための機能だろうか)。ゲームの難しさを楽しむ(そして中毒化する)ために、「ノーマル」、「難しい」、そして「超絶」(impossibro)といったレベルを用意するなど、Flappy Birdにはない工夫もこらしている。

なかなか面白いが、かなりイジワルな存在でもある。

「ちょっとした実験的な意味合いもあるのです」とSoeharyoは言っている。Snapchatを使って、内輪受けの写真などをやりとりすることが流行っているのを見て、自動消滅型の仕組みを使ってなにか面白いことはできないかと考えたのだという。「Snapchatはかなりストレートなものですね。メッセージを送って、それが自動的に消え去るというものです。そこにある種のゲーミフィケーションの仕組みを導入できないものかと考えてみたのです」とのこと。

Amazing Cupidにおけるメッセージング+ゲームの仕組みが流行るようであれば、この仕組を企業やセレブのマーケティングツールとして使えるのではないかとも考えているようだ。最初にメッセージを見た人に特別なプレゼントをあげるとか、あるいはプロモーションコード自体をメッセージにしておくという使い方も考えられる。

ところでSoeharyoは、いつかNguyenに会いたいとも語っている。Flappy Birdの作者であるNguyenは、Twitter上でFlappy Birdがあまりに広まったことにより、周りが騒々しくなりすぎたと言っていた。Flappy Birdが嫌いになったというようなこともツイートしていた。

「急激な変化で途方に暮れてしまったということなのでしょう」とSoeharyoはDongを思いやっている。「会ったことは無いのですが、メールでのやり取りはとてもフレンドリーな様子でした。とても良い人物なのだという印象を受けましたよ」とのこと。「ジャカルタに来るようなことも言っていました。その機会にはぜひとも会ってみたいですね。もちろん無理を言うつもりはありません。でも機会があるのなら、何か一緒にやってみたい気持ちを持っています」とのことだ。

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(翻訳:Maeda, H


人気沸騰中のFlappy Bird、しかし作者はアプリケーションストアからの取り下げを決意

人気モバイルゲームであるFlappy Birdの開発者いわく、明日にもこのゲームの公開を取りやめることに決めたのだそうだ。

開発者というのはDong Nguyenのことだ。ベトナムのハワイで開発している。その彼がツイートしたところによると「Flappy Birdファンの方々には申し訳ない。22時間後にFlappy Birdの公開を停止します」とのこと。「法律的な問題が生じたというわけではありません。ただ、もうこのゲームを巡る騒ぎに対応できなくなったということです」とも話している

最初のツイートが投稿されたとき、「売却の予定はないのか」と尋ねた人もいた。しかし「それはない」とのこと。ちなみに、これからもゲームをリリースしていく予定にはしているとのこと。

TechCrunchでも先週、メールにてNguyenにインタビューを行っている。Flappy Birdのあまりの人気(依然としてAppleのApp StoreおよびGoogle PlayにてNo.1となっている)にインタビューしたのだった。その時の話によると、開発元は.GEARS となっているが、Nguyenが個人で運営しているのだという話だった。彼自身もどうやらFlappy Birdの大ヒットには驚いている様子で「ただ、ゲームを作ってアップロードしただけなのですけれど」というようなことを述べていた。

Nguyenにはメールで質問を投げているところだ。何か新しい情報があれば更新しようと思う。おそらく、既にゲームをダウンロードした人については、これからもプレイできるのではないかと思われる。念のため言っておくが、これはNguyenに確かめたわけではない。

Kotakuの記事にあるように、Nguyenは今週の始めに「ゲームの成功について、皆あれこれと騒ぎたて過ぎているのではないかと思う。決してこのような状況を望んだわけではない。どうか落ち着いた時を過ごさせて欲しい」と述べてもいた

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(翻訳:Maeda, H


あまりの難易度で人気爆発のFlappy Bird。制作者によるゲーム3本が一気にトップ10入り

Flappy Birdはもう試してみただろうか。やけにフラストレーションがたまるゲームだ。ちょっとプレイするだけで、スマートフォンを壁に投げつけたい衝動に襲われてしまう。iOS版Android版がある。

開発したのはベトナムはハノイの開発者であるNguyen Ha Dongだ。現在、3本のアプリケーションがApp Storeでトップ10入りを果たしている。突然現れてきたパブリッシャーで、さらに何のクロスプロモーションも行なっていない中、突如3本がベスト10入りするというのは不思議な出来事のように思える。

ランキング入りしているあと2つのタイトルはSuper Ball Juggling(オリジナル記事執筆時点で2位)とShuriken Block(6位)だ。第一位となっているFlappy Birdに関する口コミ人気が影響してのことであるらしい。

Flappy Birdは8ビットゲームのような外見で、非常にシンプルなもののように見える。しかし、実は最高レベルに難しいゲームなのだ。操作自体は非常に簡単で、画面をタップするという操作しか行わない(行えない)。タップすることで画面上を飛ぶ鳥の高さを調節して、スーパーマリオから借りてきたような土管の隙間を、ぶつからないように飛ばせ続けるのが目的だ。ゲームの内容はこれだけで、他には何の要素もない。

「そんなものが面白いわけがない」と思った人は、ともかく一度プレイしてみると良いだろう。二桁得点をゲットできれば、友達にちょっと自慢できるくらいの難易度なのだ。簡単なように見えるのにうまくいかないのがイライラする。本当はもう少しうまくいくはずだなどと、つい何度も繰り返してしまうのだ。あまりにうまくいかず、中にはゲームをプレイさせることよりも、むしろ超絶な難しさを人に伝えたくなってしまう意識の動きを狙っているのではないかと噂する人もあるほどだ。確かに100回プレイして、それでも5点しか取れないような場合、人に言いたくなってしまうものではあるだろう(もちろん練習すればゲームの腕前も向上するようではある)。

ゲーム画面には「Start」ボタンおよび「Score」ボタンがあるだけだ。プレイ中、iOS版では「ポーズ」ボタンも表示されるが、これは実際に押そうとすればゲームオーバーになってしまうことだろう。ゲームと直接に関係しないものでは「Rate」ボタンも用意されているが、これで皆がゲームに対する「難しすぎるだろ」などの評価をシェアすることで、さらに話題の拡散に役立っている。また終了時にも「Share」ボタンが表示され、Facebook、Twitter、SMS、メールなどで友達に自分のスコアを伝えることもできるようになっている。ほんの少しだけ(たとえば数十秒)時間があるようなときでも何か時間つぶしはないものかと考えるような人には、きっと面白く(つぶすべき時間を過ぎてしまうかもしれないが)遊べるゲームだと思う。

プレイし始めると、すぐにゲームオーバーになり、そして再度チャレンジしてもまたすぐにゲームオーバーになってしまう。ゲームオーバーになれば、すぐに「Start」ボタンを押してしまう。そして最高点更新を目指して、ちょっとお馬鹿そうに見える鳥は飛び続けることになるわけだ。TechCrunch内では「Flappy Birdは身を滅ぼす」という声も聞こえ始めている。

これまでのところ、30万ほどの利用者がFlappy Birdの評価を書き込んでいる。多くの人がゲームの評価とともに、他の利用者への警告を行っている。曰く「ハイスコアを更新する達成感のようなものだけのためにゲームをし続けている」とか、「このゲームはやばい。やってみればわかるけれど、やってみてから誰も注意してくれなかったとか言うんじゃないぞ」なんてものもある。あるいは「絶対にダウンロードしてはいけない。そう言われたけれど、聞く耳をもたなかったんだ。今は後悔している」というコメントや、「ぼくの人生はオワリ。このゲームをダウンロードしてしまえば君の人生もこれでオワリ。きっと世界中の人がオワリになってしまうんだろう」などという哲学的な話も登録されている。

いったい誰がこんなゲームを作り、そしてなぜにこれほどまでに流行することとなったのだろう?

開発者の年齢は29歳で、ベトナムにて.GEARSというインディーズ開発スタジオを運営するNguyen Ha Dongという人物であるようだ(サイトの登録者も同名の人物であることから、この情報については間違いないものと思われる)。ゲームの開発を始めて4年になるのだとのことだ。ウェブサイトには「小規模なアーケードゲームの開発を行っています。スマートフォンやタブレット向けのものですが、せいぜい数分でプレイできる程度のものです」との情報が記されている。

さらに続きがある。「提供しているのは、ゲームにとっての黄金期であった昔に数多くリリースされた、ピクセル形式の画像によるゲームです。単純に見えつつも奥深く、面白くプレイしてもらえるものと考えています」とのこと。誤解のないように申し添えておきたいが、「面白く」というのは、「気が狂いそうにイライラとしてしまう」という意味であるようだ。ちなみにDongはあまり人前に出たがらない性格であるらしく、これによりゲームに神秘性が増していると言ってよいかもしれない。インタビューを申し込んでも断れるのが常で、過去の実績などについて問い合わせてみても「個人情報がいろいろと露出する事態は避けたいと考えています」というつれない返事が戻ってくるだけだ。

そのようなこともあって、これまではインターネット上でもDongの情報はほとんど露出してこなかった。HTML5 Game Devs Forumあたりでは活発に活動してはいるようだ。しかし.GEARSのサイトにも、必要最小限のことしか書いておらず、どういう人物たちが開発に携わっているのかは全く記されていない。

TechCrunchからメールでコンタクトしたところ、以下の情報を入手することができた。曰く.GEARSを運営しているのはDongひとりであるとのこと。またFlappy Birdのプログラミングに要した時間は2日ないし3日程度であったとのことだ。プログラミング以外の要素については、他のプロダクトで利用したものを再利用したとのことだった。.GEARSは現在のところ組織・団体ではないものの、今後のことを考えて、1人称として「we」を用いて記述してあるのだそうだ。Flappy Bird以外のプロダクトではこれまで、100分の1の注目も集めることはなかったとのことだった。

あまりにすごすぎるランキングの理由は?

ほぼ無名のDongが一気にゲームストアのチャート上位に名を連ねることになって、他のモバイル開発者やマーケッターは騒然となった。昨年リリースしたゲームがトップに登ってきたのだから驚きをもって迎えられたのも当然のことと言えよう。どのようにしてバイラルな広がりが起こったのだろうか。

「いつ」から人気が出たのかについては分析も比較的容易だ。App Annieなどのデータがあるおかげだ。話題になったアプリケーションも順位の上下を繰り返すのが一般的だが、Dongのゲームについては今年の頭あたりからトップランク張り付きの状態になっているのがわかる。

但し、データからわかるのはここまでだ。iOS版では独自のフレームワークを使い、そしてAndroid版ではAndEngineを利用している。そしてゲームには広告を表示するようになっているが、この広告の中でDongの他タイトルについての宣伝などは一切行なっていないのだ。そのような中で、一気に複数のアプリケーションがランクインを果たしたわけだ。

ところで、Flappy Birdが「どのようにして」、バイラル的拡散を果たしたのかということについては分析が一層難しい。Dongによると、Flappy Birdは現在、iOS版とAndroid版とで1日に2、300万件ダウンロードされているそうだ。しかし、ここに至るまでFlappy Birdはお金をかけたプロモーションを一切行なっていない。現在の地位も広告などのプロモーションのせいではないというわけだ。DongもTwitterでこの変についてやり取りをしている。

Flappy Birdが何の宣伝活動もなしに現在の地位に上り詰めたというのは信じがたいことだというツイートに対して、Dongは次のように応じている。すなわち「確かに信じがたいことだと思います。しかしゲームをアップロードする以外に割くためのリソースは何も持っていないのですよ」とのこと。ちなみにFlappy BirdのTwitter、Facebook、あるいはInstagramアカウントはすべてDongのものではないのだとのこと。「人気が出たのは幸運だったからでしょうか」と、Chocolate Lab Appsのインタビューに応えて発言している。

Chocolate Lab AppsのElaine Heneyは、Flappy Birdのレビューを書くのもブームのようになっていると指摘する。高得点がとれずいらいらばかりが募るゲームについて、出来る限りわかりやすい形で、しかし馬鹿馬鹿しい感じのするようなレビューを書くことが競争のように行われているのだ。このムーブメントの一端はTwitterで「#flappybird」のハッシュタグを検索してみればすぐに確認することができる。

Dongは「なぜこんなに人気が出たのか、実際のところはわかりません。プレイしているのは、ほとんどが学童期のの子供たちでしょう。プレイしてくれてありがとうと伝えたいですね。そして情報をシェアしてくれたので、こんなに人気を得ることができました」と言っている。しかし、そうした年齢の子供たちが、ここまでバイラル効果を生み出すほどに機能するのかについて疑念を持つ人たちもいることは付記しておこう。

ゲームの難易度が高すぎるという話については、クリアできない場面はないはずですとDongは述べている。ちなみに、ゲームリリース時のDong自身のスコアが、シルバーメダル(得点に応じてメダルが与えられるようになっている)の基準なのだそうだ。

「あわてて、強くタップしたりしない方がうまくいくと思います」とのTipsも教えてくれた。今後について問うと、まずはFlappy Bird、Super Ball Juggling、そしてShuriken Blockのアップデートを行うつもりだとの話だった。また、HTML5のSmashing Kittyを元にiOS向けのネコゲームを開発したいとのことだが、それは将来の話だ。「来週あたりには、これまでのゲームのアップデート版をリリースできると思います」という話だった。

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(翻訳:Maeda, H