IFAのエグゼクティブディレクターがコロナ禍でもリアルなテックイベントを続ける理由を語る

6月に全米民生技術協会(CTA、Consumer Technology Association)は、例年1月に開催する全米最大規模のコンシューマー・エレクトロニクス・ショーであるCES 2021を通常開催することを発表した。一時は、2年連続で新型コロナウイルスの感染蔓延の影響の辛うじて回避するするイベントになるはずだった。しかし1カ月後に主催者は方針を転換し、1月のCES がバーチャルになると発表した。失望したかもしれませんが、驚くべきことではないだろう。

過去5カ月間、MWCからE3、WWDC、Computex、そして初めてオンラインのみで開催されるTechCrunch取材のDisruptまで、次々とリアルイベントのショーの中止が発表されてきた。一方、ある主要な家電見本市では、この傾向を打破するために長い間計画きた。9月3日、IFAはドイツ・ベルリンでリアル
開催される。しかし、今年のイベントはこれまでとは劇的に異なるものになるだろう。

「通常、IFAは40以上のホールで開催されます。今年は、現時点ではステージと記者会見用のホールが2つ、展示ホール、プレスセンターホール、IFA NextとShift Mobility用のホールが1つあります」と、IFAのエグゼクティブ・ディレクターであるJens Heithecker(イェンス・ハイテッカー)氏はドイツからの電話で説明している。「出展社数は昨年の2300社に対し、170~180社程度になるだろう」とも語った。

ハイテッカー氏は、今年のショーについて語るとき声のトーンで憂鬱さを隠そうとしない。「少し詩的な表現をすると、例年の夏の終わりには、ベルリンには特別な空気があり、朝外に出ると、この空気を感じます」と同氏。「今年も同じような空気が流れていますが、ホールや展示会場のエリアを見るたびに、多かれ少なかれ空っぽになっています」と続けた。

私はこれまで何度かIFAに参加してきたが、いつもその組織的かつ混沌とした様子に心を打たれてきた。もちろん、どのテック系のトレードショーにもこのような要素はあるが、IFAは一般にも開放されており、メッセ・ベルリンのコンベンションセンターの迷路のようなホールは、業界の専門家や小さな子供を連れた地元の家族連れなど、独特な混在状況を生み出していた。A地点からB地点への移動にどれだけの時間を割くかによって、面白さと狂気が交互に現れるのだ。

今年のショーは「IFA 2020 Special Edition」と名付けられた。これは基本的には、過去数年に比べて大幅に規模が縮小されることを意味している。ハイテッカー氏によると、限定された招待者リストから約1100名のプレス関係者が登録しているという。私も招待リストに載っていたが、多くの人がそうであるように参加しないことを選んだ。率直に言って、ドイツに飛んで出展者や仲間のジャーナリストと一緒に会場内に立つというアイデアは、今回に限っては国内から追随するよりもはるかに魅力がないように思える。

私自身の安全意識が、新型コロナウイルスの感染蔓延に対する母国の対応の悪さに彩られているのは確かだ。しかし、世界では2450万人の感染者と83万3000人の死者が出ており、世界中で感染者数が増加し続けている。もちろん、ドイツは新型コロナウイルスへの対応には概ね成功しているが、それにも懸念がある。ノルウェーのようなほかのヨーロッパ諸国がドイツ人旅行者を検疫リストに追加している間、数が上昇しているので、国は再開計画を一時停止に入れている。

「3月の終わりまでに、私たちは自分たちで統計を作成し始めました」とハイテッカー氏。ドイツで増加している数字は、少なくともドイツ北部では主に検査を受けた人の数が2倍になっていることに起因しています。つまり、陽性検査を受けた人の割合は以前と同じです。だから我々は、状況によってより多くの人々を見つけるでしょう。一般的な状況は北部では悪化していません。ドイツ政府が今のところ南ヨーロッパ、特に南ヨーロッパでの休暇から戻ってくる人々を恐れているからです。それが今のところ、私たちが毎日のようにすべての数字を非常に近くに追っている主な理由です」と続けた。

限られたゲストリストという性質上、ASUS(エイスース)の最新ゲーム用ラップトップのよさを知ってもらうためにメディア関係者が小さな子供たちを押しのけていた過去数年間に比べて、参加者にとってソーシャルディスタンシングのほうがはるかに簡単に練習できるようになる。もちろん、単にスペースを増やすだけでは、ゲストがIFAに掲載されているマスクと社会的距離の1.5mの要件を守るとは限らない。

「参加者に気を配るためにマスクを着用する人が増えているので、距離を保つことになります」とハイテッカー氏は説明する。同氏は、このような社会的安全ルールを守ることを拒否した場合、参加者は施設から追い出されると付け加えているが、このような動きは当然ながら最後の手段である。

同組織はx「旅行規制が根強いため、アジアの企業がライブイベントに参加できない」として、ショーのグローバル・マーケット部分を取りやめることも決めた。2016年にOEM/ODM、小売業者、流通業者向けに開始されたこのイベントは、展示会の大部分とアジア諸国からの参加者を集めた。6月下旬、っサムスンは同イベントから撤退することを発表し、代わりにIFAの直前に独自のイベント「Unpacked」を選択した。

ハイテッカー氏は、サムスンの決定はハードウェア大手の英国オフィスからの言葉に基づいていると考えている。「2カ月、3カ月前、同社はどんなジャーナリストもIFAに参加するとは想像できなかった」と同氏はTechCrunchに語った。「また、あなたが『我々はIFAにすでに登録しています。必ず行きます』 と告げても信じなかった」とも語る。

同氏は、サムスンが本質的にIFAの存在感を利用して発表会を開催していると考えているが、サムスンが最終的にIFAに直接参加しなかったことを後悔するだろうと付け加えている。「サムスンは今年のIFAの前で記者会見を行い、業界のために、新製品のために、我々が醸成した注目度を利用していた。我々のショーの中ではなくても、IFAの力や活動を利用している」と同氏。「私たちはIFAを新しいプラットフォームで開催し、オンラインプレゼンテーションであっても、出席している人が誰でも、より大きなインパクトとはるかに多くの視聴者を、サムスンが自主開催するよりもはるかに多くの効果を得られる自信がありました」と続けた。

画像クレジット:Michele Tantussi / Getty Images

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(翻訳:TechCrunch Japan)

テック見本市IFAは9月にベルリンでリアル開催決定、ただしメインイベント「Global Markets」は中止

7月末にCESの主催者は2021年の会場でのイベント開催中止を発表した。このニュースはベルリンで開かれるIFAの主催者に、予定されているイベントについて情報を出すよう作用したようだ。9月開催を前にIFAはかなり積極的に情報発信しようとしてきた。

例えば、8月4日のプレスリリースには「IFA 2020スペシャルエディション:IFAグローバルプレスカンファレンスでノンストップのニュース発表ーグローバルブランドが最新のプロダクト、年末商戦に向けたニュースやサービスを発表する」とある。筆者は件名くらいしかプレスリリースを見ていない。要するに「IFAはあらゆることにもかかわらず開催でき、また開催しなければならない」ということだ。

しかし8月10日朝、主催者はカンファレンスのメインイベントであるGlobal Markets(グローバルマーケット)を今年は開催しないと発表した。2016年に始まったこのイベントは、OEMやODM、小売業者、流通業者が一堂に会するためのものだ。今回のプレスリリースには「IFA 2020スペシャルエディション:業界からかなりの関心があったがIFA Global Marketsは2021年に延期」と書かれ、「Tech is Back」のバナーも付けられている。「出席者、時にアジアマーケットからの参加者にとって移動が問題となっていた」とIFAは記している。

「現在も続く移動規制によってアジアの企業がベルリンでのライブイベントに参加できない」とIFAのエグゼクティブ・ディレクターであるJens Heithecker(イェンス・ハイテッカー)氏はリリースで述べた。「そうした状況下で、多くの企業がIFA Global Markets参加を来年に延期しなければならなかった。消費者・家庭エレクトロニクス産業におけるアジアのサプライヤーはIFAの大部分を占める」。

IFAは今年実際に会場で開催することを選択した、かなり少ないテックショーの1つだ。ただし、出席者数の制限を含め、多くのセーフガードや規制を案内している。8月10日にリリースされたドイツ企業調査(CNBC記事)では、新型コロナウイルス感染者の増加(BBC記事)を受け、社会生活の規制がさらに8カ月半続くと予想していることが示された。

IFA 2020は9月3〜5日に予定されている。

画像クレジット:Michele Tantussi / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

サムスンが9月にドイツで開催されるIFA 2020への参加見送り、自社オンラインイベントを開催

これと同じような話を聞いたことがあったら、私を止めて欲しい。とある大企業が、実際に人と人が会う展示会には参加せず、代わりにオンラインのみにすると明らかにした。先の韓国のメディアの報道を受け、Samsung(サムスン)は欧州最大のコンシューマーテック見本市に参加しない(The Korea Herald記事)ことをTechCrunchに認めた。

「我々の最新ニュースや発表を9月初めに自社のデジタルイベントで共有することを決めた」と同社はTechCrunchに述べた。「当社はIFA 2020に参加しないが、将来IFAとのパートナーシップを継続することを楽しみにしている」。

今回の決定は、新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックがまだ続いていることを受けてのものだ。米国時間6月30日に、欧州連合は15カ国からの旅行者を7月1日から受け入れると発表した。新型コロナの感染拡大がまだ懸念されている米国やブラジル、ロシアからの旅行者は引き続き除外される。

筆者はこのところIFAに携わっている人たちと連絡を取ってきたが、誰もが状況を注意深く見守っていることは明らかだ。筆者はまたサムスンのニュースを受けて、フォローアップの連絡を取った。イベントそのものをなくすまでではないようだが、2020年はドミノ現象が繰り返さるのを目にした。この現象で最も知られているのは、欧州の展示会であるMobile World Congress(モバイル・ワールド・コングレス)だろう。1カ月かそこらかけてじわじわと中止に至った。

IFAの主催者は2020年5月中旬、十分な対策を講じて展示会を開催すると発表した。「主催者は公衆衛生の状況が全体的に9月までに改善していることを願っている」としつつ、「可能な限り厳しい安全基準で実施することを決めた」と発表文に書いている。その対策とは1日あたりの出席者を最大1000人に制限する、プレスリリースを厳格な招待制にするなどだ。

だが、現在の新型コロナ感染拡大の状況からすると、多くの出席者は単に展示会を遠くから見守ることを選びそうだ。

画像クレジット:Michele Tantussi / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

IFA 2018のベスト新製品ピックアップ――Alexaルーター、8Kテレビ、3軸回転ゲーム座席など

ベルリンで開催中のIFAはコンシューマー・エレクトロニクス分野で世界的に有名なショーの一つだが、8月末から9月にかけてというタイミングにも大きな意味がある。多くのメーカーにとってIFAはクリスマス商戦に向けて主力製品を世界に披露するのに格好の舞台だ。

このところトレードショーとしてIFAの重要性が増しているのは主にこの理由だ。もっともSamsungやDJIといった巨大メーカーが新製品をIFAが開催される数週間前に発表してしまったため、この点では今年はやや盛り上がりに欠けたかもしれない。

しかしこのショーが面白いのはおかしなな製品が登場するからだ。 IFAはなぜか奇想天外なガジェットを引き寄せる傾向がある。今年もその例にもれなかった。以下ご紹介するのはもっとも重要な、もっとも優れた、もっとも奇妙な製品の例だ。

Alexaルーター

今年の大型トレードショーではいたるとこでスマートアシスタント製品が見られた。最新のトレンドはAlexa搭載ルーターだ。NetgearとHuaweiはルーターをスマートスピーカー化する。別にそんな必要ないと言うなかれ。どうせAlexaが家にあるならルーターにその機能があってもいい。両社の製品を比べると、家中にメッシュ・ネットワークを張り巡らせることができる点でNetgear版の方が説得力があった。

スーパーTV

消費者は隣人が持っているのより優れたテレビを買いたがる。テレビ・メーカーはこの傾向に大喜びで、ますます高精細度のテレビを開発してきた。今年のトレンドは8Kだ。まだメインストリームにはなっていない若いテクノロジーだし、8Kのコンテンツも少ない。しかしIFAのテレビはSamsung、LG、東芝、シャープ、その他、8K一色だった。

スマートフォン、スマートフォン

海外で発表されたスマートフォンの将来は運任せのところがある。アメリア市場への参入はハードルが高い。IFAでお披露目されたスマートフォンの多くはそもそもアメリカ市場にたどり着けないことが多い。とはいえ、今回のIFAでも各社からそれぞれ興味深いフラグシップモデルが発表された。いくつか代表的プロダクトを紹介してみよう。

  • ソニー Xperia XZ2:同社として初の6インチOLEDモデル。ソニーお得意のカメラと画像処理テクノロジーを搭載。
  • LG G7 One: Google Oneはもともと途上国向けのエントリーモデルだが、G7 Oneはフラグシップに近い高性能といういささか異色の製品だ。もっともスマートフォン分野ではLGは異色の製品を出すのを恐れていない。
  • HTC U12 Life:LGと同様、HTCのハンドセットも人目を奪う新機能よりコストパフォーマンスの良さを狙っている。U12はエントリーモデルの価格で中級機の性能が手に入る。

なんだかよくわからないがスゴイ

これがIFA名物の奇天烈な製品の代表だ。おそらく値段も高いはず。私が住んでいるニューヨークののアパートの部屋一杯になるサイズだ。しかし本格的なアーケード式フライトシミュレーターやカーレースを家で体験したいなら3軸で回転するAcer Predator Thronosは理想的なゲーム座席だろう。

その他

  • Lenovo Yoga Book C930:実用性はよくわからないが、興味を引く製品ではある。C930は Lenovoが伝統的なキーボードの代わりにeインクの電子ペーパーのタッチディスプレイを使おうとする努力の最新の例だ。
  • Polaroid OneStep+:おなじみのインスタントカメラの復活。いくつか新しい機能も含まれている。

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滑川海彦@Facebook
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SamsungのスマートベルトがKickstarterに登場、すでに満額突破、名前はWELTに

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ベルリンでは、それ〔ドイツ語Welt〕は“世界”という意味だ。そのことについて、いろいろ深読みもできるかもしれないけど、今のぼくはここ数日IFAを取材しておりまして、忙しすぎるのであります。

このガジェットがデビューしたのは1月のCESだったが、そろそろ潮時かもしれない。CESやIFAなどの見本市に登場するだけでなく、この製品はこのほど、配布日を来年の1月としてKickstarterに登場したSGNLのような圧勝ではないが、期限までまだ1か月以上あるのに、すでに目標額を突破している。

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この製品を作ったのはSamsungからスピンオフした小さなハードウェアスタートアップで、フィットネス追跡機能をベルトに収めることをねらっている。そういう製品は前にもあったが、今回のがいちばん良い出来栄えのようだ。WELTという名前以外の疑問点としては、フィットネス追跡製品が世の中にいろいろある中で、なぜわざわざ、ズボンがずり落ちないようにするための品物に、そんなものを組み込まなければならないのか?

実は、ぼくには分からない。しかしKickstarter上の230名あまりの支援者たちは、分かっているようだ。ベルトが得意なことといえば、腰回りを測ることかな。IFAの会場には、体脂肪を測る秤(はかり)などもいろいろあるが、そんなデバイスが提供している情報には、人をその気にさせるものもあれば、かえって、読む者をがっくりさせるようなのもある。

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結局のところ、これらのウェアラブルには、究極の、そして共通の問題があるのではないか。たしかに、正しいデータを提供してくれるだろうけど、人間を悪い生活習慣から抜け出させてくれる能力はあるのか?と。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

IFAにおけるQualcommのVRヘッドセット参考製品は4基のカメラでユーザーの目線の動きも追跡する

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かわいそうなQualcomm。いつも参考技術ばっかりで、完成した小売商品がない。舞台の黒子のように、ステージを引き立たせるけど、自分は小売店頭のスター製品のようにカメラのフラッシュを浴びたり、記者の集団に取り囲まれることもない。

このサンディエゴの企業はIFAの数日前に、自社だけの発表イベントを行ったが、SamsungでもSonyでもない同社の新技術は、ほとんど報道されなかった。それは新しくてとてもおもしろいVR技術だよ、と言ったら、みんなはこっちを見るかもしれない。でも、それは絶対に市販されない、と言ったら、誰もがそっぽを向くだろう。

でもそれが、参考技術というものの宿命だ。サードパーティのメーカーたちは今ごろ、応用製品を作ってみたくてうずうずしているかもしれない。だから彼らのヘッドセット製品が来年あたり消費者市場に出回るかもしれない。でもその前に、問題はたくさんある。、まず、こんな独特の技術に対する、消費者のニーズはどうか?

VR製品はすでにいろいろ・たくさんある、それなのに市場はまだ小さい。それだけでも問題なのに、そんな市場において、PCもスマートフォンも要らないスタンドアロンのデバイスはどうだろう? 魅力的なコンセプトだけど、PCと比べて処理能力はどうか? Gear VRやGoogle Cardboardなどと比べてお値段は?

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Alcatelの新しいヘッドセットにも同じような疑問符が付くけど、そのVisionという製品は違う市場をねらっている。発売時期は、他とぶつかると思うが。一方Qualcommの設計は、機能的にとても独特でおもしろい。最大の特徴は、4つのカメラを使う追跡システムだ。二つはユーザーの目線の動きを追跡し、他の二つはユーザーが動き回る位置を追跡する。

同社が作ったデモは、社内手作りデモによくある、かなり内容の浅いやつ。しかし、システムの全貌を見せてはいないけど、概念実証としては十分に強力だ。一匹の蛸が青い海に浮いていて、その目がユーザーの動きを追う。ユーザーは部屋中を動きまわりながら、あらゆる角度から蛸を見る。真下からでも(蛸の肛門か?)。

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一方、好奇心の強いドラゴンのデモでは、グラフィックがよくできている。片目1440×1440で、最大70fpsだ。目標とする処理能力はSnapdragon 820搭載のスマホなみ、というから、これぐらいの性能は欲しい。

同社によると、お値段は“ハイエンドのタブレットなみ”を目指している。Samsungのヘッドセットよりは高くなりそうだが、ただし別途スマートフォンを買う必要はない。しかしこの製品の成功は、消費者製品のメーカーの商品開発能力にかかっている。もちろん、コンテンツの出来栄えも。いずれにしても、消費者製品ではなく、たくさんのチップを売らなければならないQualcommにとって、参考技術の目的は自明だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

通勤中も仕事ができる「車内オフィス」プロジェクト、メルセデスとMicrosoftが共同開発

Mercedes-Benz F 015 Luxury in Motion: Das Hauptdisplay im Armaturenträger hält die fahrrelevanten Informationen und Bedienmenüs bereit. Dort lassen sich Funktionen wie Fahrzeuggeschwindigkeit, Navigation, Klimatisierung, Lüftung oder die Lautstärke des Infotainments per Gestik steuern ;

Mercedes-Benz F 015 Luxury in Motion: The main display in the dashboard shows the driving-related information and operating menus. Functions such as vehicle speed, navigation, climate control, ventilation and the infotainment system volume can be controlled by gestures here;

現在ベルリンで開催中のIFAショーで、メルセデス・ベンツが「車内オフィス(In Car Office)」と呼ばれる新プロジェクトを発表した。これはスマートな仕事効率向上のための機能を車の運転に融合させようという試みで、来年前半にも正式に提供を開始する予定だ。Microsoft Exchangeと連携し、仕事のカレンダーやTo-Doリスト、連絡先にもとづいて、自動車が行き先や電話すべき相手などを提案してくれるという。

この車内オフィス機能は、もちろん自動車をモバイルワークステーションに変えるために制作されたものではない。どちらかといえば、外出中にどのみち片付ける必要のある仕事関連のタスクを、もっと簡単に済ませることができるよう設計されている。

メルセデスの車内オフィス機能では、Exchangeカレンダーの予定にもとづいてカーナビゲーションに行き先を事前設定したり、入れておいたミーティングの予定に応じて車内通話システムから電話をかけるよう通知してくれたりする。商用での移動や通勤中に、すでにこうしたタスクを(危険を承知で)車中でこなしているような人々にとっては、運転中に気が散る原因や手動入力の必要を減らしてくれるものになりそうだ。

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(翻訳:Ayako Teranishi / website

VRヘッドセットがヘッドセットであってサングラスでない理由

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とにかく落ちる。しょっちゅう。そして、メガネが頻繁に外れてしまうことほどVRの現実逃避感を損うものはない。急に動かなければ問題はない。

永久に使えないアイデアだとは言っていない。この手のデバイスがそう遠くない未来に実用になる可能性はある。しかし今のところ、現実とつなぐためのケーブルは多すぎるし、メガネは重すぎる。よく知らないが、80年代にはこういうサングラスバンドを使う人たちがいたのかもしれない。今となっては不必要な問題に対するエレガントでない解答に思える。

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残念な名前のVRスタートアップ、DloDloは既に次世代製品の話をしている ― もっとスリムなワイヤレス版だ。それが出来たときには、もう一度この話ができるに違いない。しかし現時点では、「おいみんな、VRサングラスだぜ」というかけ声以上にはアピールしそうにない。

VRサングラスを試してみた。普通のヘッドセット以上の機能はない ― 実際、今出ているほとんどのVR製品よりも没頭性は低い。それでも、これをかけると、RiftやViveよりも、映画『ゼイリブ』に出てくるロディー・パイマーにように見えるので、究極的には何か意味を持つのかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

このリストバンドをつけると指が受話器になる

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IFAのSamsungブースでいちばん面白い部分は、いちばん控え目な部分でもある。広い会場に並んだテーブルの上では、Samsung以外の製品が数多く披露されている。そこは巨大電気会社が企業の壁を越えてインスピレーションを求める完全なる小宇宙だ。

そこにいる会社は、IT巨人とつながりがないわけではない。多くは元Samsung社員や電話機メーカーのスピンオフが作ったスタートアップだ。その中でも特に興味をそそられたのがSGNLだ。設立2年のスタートアップ、Innomdle Labの製品で、数日前にKickstarterでデビューして以来、すでに目標の6倍を越える資金を集めている。

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SGNLは、腕時計(スマートでもそうでなくても)に付けるストラップだ。体内伝導を利用して、手首の振動を手、指を通じて最終的に耳へと伝える。シークレットサービス捜査員のように指を立てるだけで電話を受けられる。これの実用価値について私は100%の確信を持てないでいるが、2000人以上の支援者がビデオを見て一目惚れした理由は完全に理解できている。

そして、実際これは使える。リストバンドはマイクを内蔵しているので、携帯電話をポケットに入れたままで話すこともできる。音質は明瞭とは言えない ― この種の技術を使ったヘッドセットを試した人ならわかるだろうが、専用スピーカーのようには聞こえない。会場の騒音のせいもあるかもしれないが、デモの音声は第2次大戦でウィンストン・チャーチルが話したラジオの音くらいのクリアーさだった。

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面白いかといえば、イエス。必要かといえば、ノー。しかし、Kickstarterで必要かどうが問題になることは滅多にない。プロジェクトはまだ半月以上クラウドファンディング期間を残しているので、興味のある人はチェックされたい。支援者への出荷は来年2月の予定。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

衣服の種類を判別して最適のサイクルを選ぶスマート洗濯機

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洗濯機は必要悪のようなものだといつも感じる。大きくて無能にみえるマシンは、よく壊れ、大切なものをなくし、きれいにするはずの服を傷めてしまう。

この何でも「スマート」な時代、洗濯機が無能な人間より物事を知っていることを期待してもいいはずだ。Hoover Europe(スピンオフして現在Candyというイタリア企業傘下にある)が今週IFAで発表したプロトタイプは、洗濯機が人の邪魔をするのではなく、人のために働く日が近づいていることを示す第一歩だ。

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このマシンは、オーナーの習慣に合わせて、一日のうちあまり電気を使わない時間に作動するスマートサイクルを備えている。もっと魅力的なのは、TED、といってもステージで誰かがしゃべるイベントではなく、Textile Expert Detectorという装置と連動することだ。

スキャナーを衣類の上に載せると生地の種類を判別する。その情報は洗濯機に送られ、どのサイクルで動くのがよいかを判定するのに使われる。

早ければ来年中にヨーロッパで出荷される予定。スキャナーは洗濯機本体には内蔵されず、スタンドアロンのデバイスとして使用するか、本体の側部に設置して利用者が服を放り込む前にスキャンする使い方になるようだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Kickstarterでも話題になったケース兼用の自撮り棒、いよいよ出荷・販売を開始

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自撮り棒を持ち歩くのが恥ずかしいという人も多いことだろう。そんな人におすすめのプロダクトがある。移動時にはスマートフォンケースとなり、そしてデスクでは角度自在のキックスタンドになってくれるというものだ。いくら高くても欲しいという人もいることと思う。今回紹介するプロダクトは40ドルという価格になっている。

名前はStikBoxで、なるほどよく考えられたアイデアだと言えるかもしれない。通常はiPhoneおよびSamsungのスマートフォン用のケースとして機能する。このケースの背面に、金属製自撮り棒を折りたたんで収納しているのだ。金属部分を引き出して伸長すれば、ケースが自撮り棒に早変わりするという仕組みだ。

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これはもともとKickstarterキャンペーンからスタートしたものだ。昨年末にキャンペーンを行い、その出荷が始まったところなのだ。通常の自撮り棒同様に、スマートフォンとの接続はBluetooth経由で行うようになっている。

自撮り棒を最初に使う際にはまずアプリケーションで設定を行う。ここで設定できる機能の多さも、他プロダクトとの差別化要因となっている。組み込まれたボタンで撮影を行うようになっていて、ちょっと離れた場所から(他の自撮り棒同様に)撮影することができる。

新iPhoneのリリース時には、より軽量のカーボンファイバー版をリリースする予定でもあるとのことだ。

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(翻訳:Maeda, H

HPがモジュール化したデスクトップPCをIFAで発表、サードパーティとパートナーすべきでは?

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たしかにこれは、IKEAの家具には見えないけれども、でもHPがなんとかおもしろいものを作ろうとしていることは分かる。“モジュール的でおもしろいもの”、と言うべきかな。

このようなモジュール状のデスクトップ機をトライするのは、同社が初めてではない。たとえば: Acer RevoやLenovo ThinkPad Stackがある。でも、出来栄えは今回の方がやや良さそうだ。Elite Sliceという名前は、もっとなんとかしてほしいけど。

しかし問題は、こういうPCのモジュール化という思想を、規格をオープンにせずに世の中に普及できるのか、という点だ。少なくともこのElite Sliceは、PC市場の極端な片隅的ニッチにおける、ある程度説得力のある製品なのだから。

HPの自称“モジュールの傑作(modular masterpiece)”は、積み木ゲームJengaのコンピューティングバージョンで、小さなホッケーパックのような本体に、いろんなピースをはめていく。それらをつなぐためのポートはHP Slice Connectorと呼ばれ、そのほかのLEGO的コンピューターも類似の方式を採用している。

スピーカーや外部ストレージ、ディスクドライブなど、分かりやすいモジュールもある。そのほかも、誘導式の充電器や、タッチ方式の会議用プレートなど、なかなか頑張っている。お値段は699ドルからで、モジュールはあとから加えてもよい。

おもしろいコンセプトだから、多くのサードパーティが参加すれば盛り上がるかもしれない。MotorolaがMoto Z系列でやったように。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

ASUSがラップトップのユーザーのためのポータブルな大型ディスプレイをデビュー

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AsusのZenScreen(上図)は、へんだけれどなぜか魅(ひ)かれるアヒルちゃんだ。タブレットでもないし、ノートブック兼用機でもない、15.6インチのポータブルスクリーンだ。つまり単独のデバイスというより、外出時のラップトップユーザーが使う予備のディスプレイだ。本機には、USB-AまたはCで接続する。

ASUSはポータブル(持ち運び)という特性を重視し、厚さ8ミリ、重さ1.8ポンドを実現している。ラップトップと一緒に持ち歩くのは重すぎる、と言う人もいると思うけど、長期出張の多いパワーユーザーは重宝するだろう。

ご覧のようにケースがキックスタンドになるが、それが嫌な人は、下部の切り込みにペンや鉛筆を挿入すると、それだけでも立つ(上図左)。ポートレートモード(縦型)でも立つから、仕事の性質によっては便利だろう。お値段はヨーロッパで269ユーロ(300ドル弱)だ。発売日は、発表されていない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

バング&オルフセンの高級ワイヤレススピーカーは、マティーニシェーカーに似ている

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他のことはともかく、Bang and Olufsenはどうすれば人に強く印象を与えられるかを知っている。今日(米国時間8/31)デンマークのオーデォイ会社は、新しいワイヤレススピーカーを2機種発表した ― サイズ違いのスピーカー2台と言うべきかもしれない。アルミニウム製の円錐形デザインはたしかに人目を引く。

BeoSound 1と2(この名前が10年ほど前に作られたマルチルームスピーカーで既に使われていたことは興味深い)には様々なワイヤレス接続オプションがある。Goolge Cast、Apple Play、DNLA の他もちろんBluetoothにも対応して360度サウンドを送り出す。

スピーカーの上部は音響上の理由から開放され、金属製の筐体は設置面に直接触れていないため、低音が下部から出ていくことができる。近接センサーを内蔵していてユーザーが近くに来るとメニューがポップアップするのも面白い。

2つのシステムの違いは、2の方が大きく、使用中ケーブルをつないでおく必要があることだ。

BeoSound 1 と 2は、モバイル端末なしでSpotifyおよびDeezeをアクセス可能で、TuneInラジオとも統合されている。BeoSound 1は現在発売中、2は9月末に発売予定だ。もちろん安くはなく、価格は仰天の1495ドルと1895ドル。いったいマティーニが何杯飲めるだろうか。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ハッセルブラッドのTrue Zoomは、モジュラースマホ Moto Zを本格的カメラに変える

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Motorolaのスマートフォン、Moto Zシリーズ用の最新アドオンは、魅力的なモジュラースタイルに本格的カメラの重厚感を付加する。HasselbladのTrue Zoomは、実質的にこのスマホを5.5インチビューファインダー付き薄型コンパクトカメラに変える。

Hasselbladという会社を知る人にとって、このモジュラーオプションが実に美しいハードウェア作品であることに驚きはない。色は高級感のあるマットブラック仕上げで、凹凸のあるグリップは片手での操作を可能にしている(ただし私は普通と同じようにスマホの縁を持っていた)。

上部には電源ボタンとシャッター/ズームのコンボボタンがある。前面には大きなXenonズームレンズが中心に置かれ、1/2.3インチのBSI CMOSセンサーを備える。ズームは光学10倍。これはモバイル機器としてはかなり常軌を逸したズームだ。シャッターボタンを一段押すと自動フォーカス機能が働く。暗いところでもよく働き、マクロではすばらしい仕事をする。

接続はすべてポート経由なのでBluetoothによる同期の心配はいらない。直結ということは、カメラがスマホのバッテリーで動くという意味であり、バッテリーが減りすぎるとカメラは使えなくなる。

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これはMotoエコシステムにとって、バッテリーパックとJBLスピーカーに続く魅力的な新製品だ。 おそらくMotorola期待のモジュラースマホにとって、最大の魅力が加わったと言っていいだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ロジテック、3台のデバイスを切り替えて使えるBluetoothマウスを発表

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PCを使うのにもっとも重要なデバイスといえばマウスだろうか。そのマウスが、3つのデバイスを制御できるようになった。Logitechが発表した新型マウスで、同時に3つのデバイスとペアリングできるようになっているとのこと。名前はスペック通りM720 Triathlon Multi-Device Mouseといい、もちろんWindows、Mac、Android、およびLinuxに対応している。ボタンを押すだけで利用するデバイスを切り替えることができるのだ。

本体とマウスの接続はBluetoothないし同梱のドングル経由で行う。1本の単三電池で2年間ないし「最大で1000万クリック」の間、動作するのだそうだ。もちろん、さまざまな条件により変動するものではあるだろう。本日より販売開始となり、70ドルの価格で複数デバイスをひとつのマウスでコントロールできるようになる。

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またM330およびM220の「サイレントマウス」シリーズの発表も同時に行った。「サイレントマウス」の名の通り、ほとんど音がしないままでクリック動作を行えるようにしたものだ。Logitecによれば「ネズミのように、気付かれることなく動きまわります」とのこと。ずっとマウスをクリックし続けているような人には役立つデバイスとなりそうだ。販売は来月からで、価格は25ドルないし30ドルとなっている。

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(翻訳:Maeda, H

日産自動車が実物大のSUVを3Dペン3Doodlerで‘描く’

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3Dペンって一体そもそも何をするんだ?という疑問への答が一つここにある。Nissan Europeなら何をするか。自動車会社だから当然、車を描く(あるいはアーチストたちを集めて描かせる)。そこで同社は、アーチストのGrace Du Prez(と職人たちのチーム)に頼み、同社の新型SUV、Qashqai Black Editionの実物大モデルを3Doodler Createで‘描かせた’(下のビデオ)。

この彫刻は、当然ながら、大量のプラスチックを使った。同社によると、3Doodlerのフィラメントを8.6マイル*使用し、制作に800時間を要した。同社はこれを、“世界最大の3Dペン彫刻”と呼んでいる。3Doodlerを自分の創作素材としてよく使っているDu Prezも、“こんなすごい大仕事は初めて”、と認めている。〔*: ビデオでは13.8キロメートル、と言っている。〕

ベルリンで開かれるIFAに向けての、派手なパブリシティとしては、上出来のようだね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))