Five Appは、メッセージで手話を送れるアプリ

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Mateusz MachとPiotr Polańskiは、気軽にハンドサインを送り合うアプリを作りかった。ふたりは、小さなキャラクターが、”I love you” や “I see you” の動作をするアプリを作った。ダウンロード数は56で、諦めかけようとしていた時、作業療法士のCindy Chenから、このアプリを聴覚障害者向けに修正してくれるよう頼まれた。

その後、1万人のユーザーと15万ドルの資金を得て、ふたりはFive Appを作った。聴覚障害者と聴者がメッセージで手話を送り合えるアプリだ。何故手話なのか? それは、手話がインターネットを横断して使える万国共通のコミュニケーション手段であり、ちょっとした工夫によって、手話利用者に楽しいメッセージを送れるからだ。

アプリはiOSおよびAndroidのテキストメッセージシステムで動作する他、Facebook Messengerでもアニメーションメッセージを送れる。最大の特長は? 小さなアニメーションキャラクターの表情を変えて、怒りやイライラや喜びを表現できることだ。

目の前にいる聴覚障害者と手話で会話することもできる。これは万能の手話通訳アプリでは[まだ]ないが、チームは別のやり方でこのアプリの価値を高めようとしている。

このアプリは、ふざけたハンドサイン送信アプリから実際に有用な言語アプリへと変身し、現在ポーランド最大の聴覚障害者組織である、Migaj.plで使用されている。チームはアプリのメッセージ部分を拡張して、「ねえ、飲みに行かない」と誰にでも送れるようにしようとしている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

あくまでもメッセージの秘密を維持するConfideが計$3.6Mのシード資金を獲得、有料機能「メッセージの撤回」をローンチ

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あらゆるものを秘密にするメッセージングプラットホームConfideが今日(米国時間3/10)、160万ドルの拡張シードラウンドの完了を発表し、総調達額は360万ドルになった。投資家は最初からの投資家、WGI Group, First Round Capital, SV Angel, CrunchFund, Marker, Howard Lermanなどなどだ。

Confideではユーザーがお互いにメッセージを送り合い、指でメッセージをドラッグするとメッセージを読める。指が触っているところのメッセージしか表示されないので、誰かが肩越しに全文を読むことはできない。

受信者がそのメッセージを出たり、返事を開始したら、元のメッセージは破壊される。

Confideは今回のシードまでに3年を要している。今ではアプリのデスクトップバージョンもあり、指でドラッグする同じやり方で写真や文書も送れるから、全体が一度に表示されることはない。

しかし今日Confideは、メッセージの撤回(取り消し)という有料の機能を導入した。

料金はまだ検討中だが(月額$1.99〜$3.99ぐらい)、メッセージの送り手が、相手がそれを読む前に取り戻すことができる。

メッセージの秘密性と自己破壊性を備えたプラットホームだから、メッセージの撤回は要らないだろう、と思うかもしれないけど、ファウンダーでCEOのJon Brodによれば、それは要望の多かった機能であり、テストした結果、出来栄えもとても良いそうだ。

今後の有料機能についてBrodは具体的に語らないが、真剣に考えているのは、消滅するビデオや音声チャットなど、使用するメディアの多様化だ。

Confideについて詳しく知りたい人は、ここへ

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Mailboxの後継をねらうメールアプリSparkがiPadにも上陸

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Sparkは、相変わらず広く使われているけど、今や死に体のMailboxに代わって使われることを期待している、新しいメールアプリだ。それがこのほど、iPadとiPad Proにもやってきたので、メールのパワーユーザーには嬉しいだろう。

このアプリには、「あとで読む」や「メールボックスの整理」など、人気の機能がいくつかある。でもこのシステムには、「読みました」(読了証)を作ったり、「顔文字」の返事を送ったりする機能もある。

9つの言語をサポートし、Watch OSでも使える。今回、UX(ユーザー体験)もアップデートした。チームは立ち上げのタイミングを、もうすぐ訪れるMailboxの死に合わせたかったようだ。後者は、“スヌージング”(休眠メール)のできる人気のメールアプリだった。

Macバージョンも、もうすぐ出る。アプリのダウンロードは、ここから。

参考ページ

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

ブームか本物か―チャットのPeach、急成長してSNSアプリのトップ10に

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事情に詳しい読者ならソーシャル・ネットワーク/メッセージ・アプリのPeach( 私も最近紹介した)についていろいろ聞いていると思う。一部からは「バカバカしいにもほどがある」と酷評されている。一部には熱狂的なファンもいる。大多数はその中間の意見のようだ。
そこで私の感想を述べると、Peachはその名のとおり、フレッシュだ。この感覚は表現が難しいが、要するにPeachは既存のチャット・サービス、Twitter、Path、WhatsApp、Messengerなどにないある種の新鮮さを感じさせてくれる。

ただしPeachについてはブームを作るための大掛かりなキャンペーンが展開されている最中なので、耳に入ることのいくぶんかは始めから割引きして聞く必要がある。そうであっても、まずはこのサービスを試してみることをお勧めしたい。 冷笑的な態度を誇示したいというだけで見逃すのはもったいない。どうもそういう人が多いらしいが。

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PeachはアメリカのApp Storeで無料アプリの総合120位、ソーシャル・ネットワークのジャンル(非常な激戦区だ)で9位に入っている。この状況は「単なるブームか、本物か」といった詮索をするよりも、新しいものを試してみることを躊躇しない一般ユーザーが大勢いると考えた方が建設的だろう。一般向けアプリはこれからまだ十分に伸びしろがあると思う。なるほどSnapchatの成長の勢いはすごいし、Messengerも日毎に機能を拡充している。それでも既存のプレイヤーとはどこか「ひと味違う」サービスが参入する余地は十分ある。

私は先週末、ずっとPeachを使ってみた。その結果、まず第一にいえるのは、ソーシャル・グラフにあまり大勢の友達を登録しないことが大切だ。Peachは友達との関係が親密なほど楽しい。Peachにはコンテンツの一部を友達と共有するためのMagic Wordsと呼ばれるコマンドライン・インターフェイスがあるが、これも いったん使い方の要領をつかむと何か重要なことを成し遂げたような達成感がある。さらに面白いコマンドが追加されないかと期待してしまう。

あとPeachで写真を撮るのも愉快だ。簡単にビデオないしアニメーションの効果を得られる。Facebook Boomerangに似ている。

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画期的なテクノロジーが含まれているかといわれればノーだ。しかし新しくてフレッシュなことは間違いない。SNSジャンルでアプリのトップ10に入るというのは大変なことだ。いかにマーケティングの努力をしようと、一般ユーザー側にオーガニックな盛り上がりがなければとてもそこまでランクを上げられるものではない。こうしたユーザーのほとんどはTwitterやメディアのテクノロジー記事など読まない層だ。

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画像: abbydonkrafts/Flickr UNDER A CC BY 2.0 LICENSE

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Appleはメッセージ入力中に相手のプロフィール写真を大きく表示する特許を取得していた

AppleInsiderは、Appleがアメリカ特許商標局(USPTO)から新しい特許の承認を受けていたことを見つけ出した。この特許はテキスト・メッセージを入力中に相手を間違えないようにするためのものだ。間違った相手にSMSのメッセージを送信してしまうほど最低な失敗はない。取り返しのつかない惨事を招く場合さえある。

Appleが特許を取ったシステムでは、テキストを入力に送信相手の写真を背景に大きくはっきり表示する。これならどんなにうっかりしていても今、誰に向かって送信しようとしているのか忘れる気づかいはあるまい。

グループ・チャットの場合はグリッドか横スクロールで全員の写真が表示される。さらに最後にメッセージを受けた相手をカラーで、他の相手をグレーアウトするなどのコミュニケーションを助ける機能も追加される。

相手の写真が得られない場合は男女別のシルエットが表示される。これでも多少は自分が送信しようとしている相手の属性を知る助けになる。またこの特許では、APIを通じてサードパーティーもこの機能を利用できるとしている。

テキスト・アプリの場合はDMほど間違いを犯しやすくないが、 それでも間違うことはあるし、その結果も同じくらい壊滅的だ。Appleは従来の可能な限りシンプルなUIという方針をある程度犠牲にしても、機能を優先することにしたようだ。それでもどぎついフルカラーで直接画像を表示するようなやり方は避け、透明性をコントロールするというような繊細なデザインを採用している。Appleの特許の通例で、すぐに実際の製品に採用されることはなさそうだが、Appleがユーザー体験のコアとなるような部分でも日々小さない改良を重ねていることのもうひとつの証拠といえるだろう。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


TwitterのDMが古典タンゴから自由なモダンダンスへ–フォローしてないフォロワーからでももらえる

Twitterが、ぼくのようなジャーナリストや、Twitterを公開とプライベートの両方のコミュニケーションに使いたいと思っている人にとて、とても便利な機能を実装した。このソーシャルネットワークではこれからは、自分のフォロワーの誰からでもダイレクトメッセージをもらえるのだ。自分がその人をフォローしている・いないに関係なく。

これにより、その人(フォロワー)をこっちからもフォローしなくては、その人からのDMをもらえないという、長年の面倒がなくなる。ときにはこのことを、DMハニーポット(蜜壷)として利用するユーザもいた。価値ありそうな情報をちらつかせて、フォロワー数を稼ぐ、という手口だ。これからは、フォロワーの誰からでもDMを受け取れる。そのためにはTwitterのアカウントのメインの設定ページへ行って、次のようなチェックを入れる(下図):


〔日本語版にはないよう(10/15現在)。〕

DMを自分がフォローしている人にしか送れないことには、二つの利点があった。ひとつは、フォローすることの義務化によりネットワークの成長が促されること。しかしもっと重要なのは、プライベートメッセージによるスパムの防止だ。それゆえ、従来のDMは、フィッシングが紛れ込んだり、ヘンな人をフォローしちゃったなんて場合を除き、比較的きれいだった。

今回のオプションを有効にすると、Twitterのインボックスがオープンな草刈り場になる可能性もある。だから、デフォルトでは無効なのだ。でもスパムを適当にあしらうことができれば、これは新しいコミュニケーションチャネルの開通であり、むしろ歓迎すべき変化だ。

出典: Verge.

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))