Pokémon Go、スポンサー付き場所で広告導入へ

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モバイル史上最大級のバイラルゲームとなったPokémon Goに、近々広告が入るらしいことがデベロッパーの話でわかった。

Financial Timesのインタビューで、NianticのCEO John Hankeは、「スポンサー付き場所」が、パワーアップとバーチャルアイテムのアプリ内購入に続く、新たな収益源になると話した。つまり小売店や企業は、自分の施設に顧客を呼ぶために、ゲームのバーチャルマップ上で目立って表示される機会を有料で与えられる。

Nianticの広報担当者は、広告とアプリ内購入の間での収益分配について、詳細を明らかにしていない。

Finantial Timesによると、Pokémon Goでストリート上の場所にマップされたバーチャル「ポータル」のネットワークは、Nianticが以前開発したゲーム、Ingressと似た物になるという。Ingressで料金を払ってスポンサー付コンテンツを作ったブランドには、薬局のDuane Reade、喫茶店チェーンのJamba Juice、およびレンタカーサービスのZipcarがある。Ingressの人気が高い日本では、コンビニエンスストアチェーンのローソンおよび三菱東京UFJ銀行が同様のゲーム内プロモーションの購入を決めている。

広告主は「訪問単価」で課金され、これはGoogle検索広告の「クリック単価」と同様のしくみだとHankeは話した。

米国の小売業の中には、ゲームの中で名前が出ることによって、リアルな客を大量に呼び込めるとことにもう気付いているところがある。「驚くほどの人数」と、ニューヨーク州クイーンズのロングアイランドシティーにあるL’Inizio Pizza Barのオーナー、Tom Lattanzioが、昨日New York Postに話した。Financial Timesの記事によると、このピザレストランは、店の場所にポケモンを誘い込むゲーム内パワーアップアイテムを10ドルで買って以来、売上が75%伸びた。

他の会社や団体も、建物の近くにあるPokestopの数を宣伝して訪問者を集めようとしている。例えばシカゴ美術館は、施設の周辺でポケモンをつかまえようと誘うツイートを発信した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ソフトバンクが2億ドル出資したモバイル広告のInMobi、対話的ビデオ広告のプラットフォームをローンチ

InMobiは119億ドルのモバイル広告マーケットでさらに大きなシェアを獲得すべく、今日(米国時間2/10)、新しいモバイル・ビデオ広告プラットフォームをローンチした。

この広告プラットフォームはInMobiがGoogleやFacebookに匹敵するようなエコシステムの構築を目指す努力の一環だ。昨年の10月、InMobiはモバイル広告の効果を強化するような広告パブリッシャー向けホワイトラベルのアプリストアを立ち上げている。

InMobiのCEO、Naveen Tewariは私の取材に対して、「向こう半年から1年の間にわれわれの既存の広告主の30-40%は新しいプラットフォームに移ると考えている。InMobiの売上の少なくとも25%は近くビデオ広告にシフトするはずだ。これは同時に、これまではテレビに出稿していた新しい広告主の獲得にもつながるだろう」と答えた。

InMobiが発表した顧客の反応からするとTewariの予測は楽観的にすぎるということはなさそうだ。

正式ローンチ前の数週間、世界で9社がベータテストに参加し、それぞれ5万ドルを投じてビデオ広告を掲載したところ、2億回の再生、6万件のコンバージョンがあったという。

新しいビデオ広告プラットフォームはテレビCMで流していたようなビデオを単にモバイル・デバイスに表示するわけではない。InMobiによれば「顧客との対話性を向上させることによって、テスト参加企業の場合、反応は5倍になり、売上も大きく伸びた」ということだ。これには昨年のOverlay Mediaの買収によるコンテキスト・ターゲティングの能力も大きな力になっている。

InMobiは2年後には売上10億ドルを達成すると期待されている(2013年の売上は5億ドル)。同社のモバイルへのシフトは、ユーザーがモバイル化しているだけでなく、もっとも多くのイノベーションと競争が生まれている分野だということもあって、なおさら重要だ。

ユーザー総数6億9100万人の広告ネットワーク(人数ではFacebookに次いで2位)のInMobiはこれまでに2億1600万ドルの資金をSoftBank、Sherpalo Ventures、Kleiner Perkins Caufield & Byersなどから調達している。2011年にシリーズCのラウンドでSoftBankから2億ドルを調達した後、InMobiはMMTGLabs、Appstores.com、Overlay Mediaの3社を買収している。

InMobiはコンテキスト対応モバイル・ビデオ広告を武器に差別化を図っている。これはOverlay Mediaを昨年買収したときからの戦略だ。 しかし同時にInMobiのビデオ広告はテレビCMでは不可能な対話性により、顧客からリアルタイムの反応を引き出すことができる点が重要だ。

InMobiのビデオ広告は個人の特性、ロケーションその他のコンテキスト情報にもとづいてターゲティングされている。たとえば、夏の暑い日にスターバックスの近所にいるユーザーのスマートフォンに冷たい飲み物の広告を表示するようなことができる。またビデオ広告をクリックしてリアルタイムで購入を行うことも可能だ。

「InMobiのモバイル・ビデオ広告はすでに10億回以上の再生に成功し、世界的なスケールを実証することができた」とプロダクト担当副社長のPiyushShahはコメントした。

InMobiのモバイル・ビデオへのシフトはオンライン広告市場の大きな流れを表すものだ。インストールベースも滞在時間でもますますユーザーのモバイル化が進み、GoogleからFacebookまで有力プレイヤーはすべてこの方向に動いている。伝統的なバナー広告はすでに過去のものだと考えられる中、どのプレイヤーがどのような成績を上げることになるのか注目だ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


Facebookモバイルの転換点:48%がモバイルのみ利用。Instagramもライバルアプリを圧倒

今日(米国時間10/30)発表されたFacebookの第3四半期業績は、モバイル事業の非常に好調な状況を示しており、同社はモバイルが利用と売上でデスクトップを越える転換点に近づきつつある。今日CEO Mark Zuckerbergは収支会見の席上、1日のユーザーの48%はモバイルのみからアクセスしていることを明らかにした。同社の広告売上の半分近く ― 49% ― がそこから生まれており、今や収益の中核を成しているのはモバイル広告だ。つまり第3四半期中に8.9億ドル近くが、アプリインストールやエンゲージメント広告などFacebookの様々な広告ユニットから生まれたことになる。

これはモバイル広告売上が年内にデスクトップを越えるという、FacebookがQ2に立てた予測に向けて同社が進んでいることを示すものだ。

その後CEO Sheryl Sandbergは、消費者がどれほどの時間をFacebookのモバイル環境で費しているかを示す衝撃的な数字を挙げた。Facebook傘下の非常に人気の高いモバイルファーストの写真ベースソーシャルネットワーク、Instagramの月間アクティブユーザーは現在1.5億人だ。これは、米国でモバイルに費される5分のうち1分に当たるとSandbergは指摘した。影響はデスクトップにも及んでいる。デスクトップでは8分のうち1分をInstagramが占めていると彼女は語った。

Facebookのモバイルトラフィックは、他の人気サイトと比較してどう位置づけられるのか。Sandbergによると、Facebookが全米のモバイル利用に占める時間は、「YouTube、Pandora、Yahoo、Twitter、Pinterest、Tumblr、AOL、Snapchat、およびLinkedIN ― を合わせたよりも多い」(この統計データはcomScoreの調査結果によるものと思われ、そこではInstagramとFacebookが合算されている)。

モバイルのみユーザーは、月間ベースでは2.54億人。月間アクティブユーザー(MAU)全体が11.9億人なので、MAUの21.3%が今やモバイルのみということになる。これは日間アクティブユーザー(DAU)におけるパーセンテージの半分以下ではあるが、Q2の19%から数字は伸びている。

デスクトップに関しては同じといかないようだ。CFO David Ebersmanは、ウェブの日間アクティブは「やや減少している」と語り、モバイルの現状と対照をなした。Facebookの全世界モバイル日間アクティブユーザー数は現在5.07億人で、Q2から0.38億人増えた。月間アクティブは8.74億人で0.55億人増だった。

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(翻訳:Nob Takahashi)


自分が今出している広告のソース別/広告ネットワーク別の成績を一望できるダッシュボードをMoPubが提供

複数の広告ネットワークやそのほかのソースから広告を出しているモバイルのパブリッシャーやデベロッパが、それらの全体を一望管理できるサービス、それがMoPubだ。今日(米国時間7/24)同社は、あって当たり前のようだけど重要な機能、すなわち各ソースの成績を視覚化できるダッシュボードの提供を開始した。

同社マーケティングディレクターのElain Szuによると、これまでパブリッシャーは、そのデータを一か所で見ることができなかった。個々の広告ネットワークに行ってみるしかなかったのだが、でもMoPubを介してすら、レポートをダウンロードしてオフラインで見る、という方法しかなかった。でも、すべての結果を一つにまとめるのは、技術的に困難だったが、もっと大きな問題は、どんな分析結果を揃えるか、それを決めることだった、と彼女は言う。

“いろんな高レベルの測度をパブリッシャーに総合的に提供して、経営資料として活用してもらいたい”、と彼女は言う。“小手先でそれらをいじることが目的ではない”。

上のスクリーンショットでお分かりのように、ダッシュボードには料金収入、インプレッション数、料金、CTR(クリックスルーレート)、FR(フィルレート)などがソース別に表示される。これらを一つのダッシュボードで見られることによってパブリッシャーは、キャンペーンや各広告ネットワークの効果などをチェックでき、広告在庫の割り当てを調整することもできる。

Szuによると、このダッシュボードのねらいは、広告を自分で管理しなければならないがその技能も時間もないというデベロッパや、企業のマーケティング担当者などのための便利なツールだ。大企業ともなると、このダッシュボードを見ながら出稿を日々微調整する使い方はしないと思うが、いずれにしても広告効果の全貌を一望にできる。

ゲームのHearts FreeやHangman FreeInなどを出しているOptime SoftwareのファウンダでCEOのJon Schlegelは。“マネタイゼーション戦略の好悪を判断するために、前からこんなものが欲しかったんだよ。広告ネットワーク各社の成績が分かるし、MoPub Marketplaceのデータを一か所で見られる。これまでのように、データを調べるために相当な時間を取られることが、なくなったね”、と言っている。

これまで招待制のベータテストをやっていたが、今日からはダッシュボードが全ユーザに提供される。5月に行った発表では、同社の年商は1億ドルに到達した

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


iOS、モバイル広告のシェア拡大。AT&TはiPhoneの王座陥落(Velti調べ)

AppleのiOSは、モバイル広告の市場シェアを一段と確固たるものにした。モバイル広告会社のVeltiが報告した。同社によるとAppleのシェアは2012年5月の59%から2013年5月には64%へと増え、新たなインプレッションの大部分をiPhone 5が獲得している。iPhone 5のシェアはこの1年間で7.4ポイント増え、iPadも3.7ポイントを加えたが、iPod touchは大きく後退した。

しかしiPhone全体では15%成長し、これは旧モデルのおかげで結果的にiOS全体の数字を押し上げた。AppleがiPod touchの不調を補う以上にシェアを伸ばしたのは、iPad miniのおかげだ。Samsungもシェアを伸ばしたが、ライバルAppleとは比較にならない。今後数ヵ月間市場は不安定になるとVeltiは予測しているが、これは9月に発売が噂される新しいiPhoneを期待しての買い控えによるものだ。もはやこれ年中行事となっており、モバイル広告におけるAppleの長期的支配には、さほど影響を与えないことを数字が示している。

もう一つ、iPhoneに大量の広告を送り込んでいるキャリアにも大きな変化が起きている。具体的にはかつて支配していたAT&TはVerizonにその地位を明け渡した。これはキャリア業界にとってはビッグニュースだ。Sprintも2012年5月よりシェアを落としているとVeltiは言う。T-Mobileのシェアはほんのわずかだが、データは5月までしかカバーしていないので、同社の新サービス “UnCarrier” の利用者が増えれば変わってくる可能性がある。

昨今多くのモバイルアプリを支えている広告を自分はあまり見たくない、という人たちに残念なニュースがある。広告主はより大きな広告ユニットへと切り換え、小さなものを捨てつつある。Veltiの分析によると、フルスクリーンの侵入型広告、および300 x 250、728 x 90の広告サイズが揃って伸びている一方で、iPhoneの320 x 50広告は利用が減っている。モバイル広告にとって大きいことは良いことのようだ。少なくとも広告主たちはそのように学習している。

モバイル広告レースに勝つことは、デベロッパーにとって極めて重要な指標であるモバイルアプリの利用と売上で優位を続けるAppleにとって、重要な鍵だ。これはiPhoneを消費者にとってふさわしい商品にするためのサイクルの一部でもあるので、Appleはリードを広げたことを喜んでいるに違いない。

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(翻訳:Nob Takahashi)


モバイル・アプリのインストを促すFacebook広告が大人気―3800のデベロッパーが2500万ダウンロードを呼び込む

Facebookのアプリ・インストール広告は今回のFacebookの四半期決算のスターだった。

シェリル・サンドバーグによれば、3800チームのデベロッパーがアプリ・インストールを促す広告を利用し、2500万のダンロードを呼び込むことに成功したという。iOSとAndroidのトップ100デベロッパーの40%が今年の第1四半期にこの広告を利用した。マーク・ザッカーバーグは、「われわれはモバイル・アプリ・インストール広告から本格的な収入を上げ始めた」と語った。

私が昨日の記事で紹介したように、あらゆるネットビジネスがモバイル化を進める中で、アプリ・ストアにおける競争は激しくなる一方だ。デベロッパーは自分のアプリをユーザーに発見してもらうためにあらゆる努力を払う必要がある。そのため昨年10月にスタートしたFacebookのアプリ広告には巨大な可能性がある。

Facebookのアプリ広告を使えばデベロッパーはモバイル版のニュースフィード中に大きなスクリーンショット、アプリの説明、インストール・ボタンを表示できる。Facebookの膨大なモバイル・ユーザー数のおかげで、こうしたインストール広告はアプリのプロモーションの必須に必須の要素となってきた。

ザッカーバーグは「iOSとAndroidは外部のアプリ・ストアなので、Facebookがそこからどうやって収益を上げるか当初はっきりしなかった。結局われわれはデベロッパーがアプリをプロモーションすることを助けるという手法に落ち着いた」と語った。

Facebookはアプリ発見広告に本格的に収益を上げる方法を見出した。7億5100万人に上る月間ユーザー数を背景に、サンドバーグは「われわれはデベロッパーに莫大な露出機会を与えることができるユニークな存在だ」と誇った。ザッカーバーグは「アプリ広告は本質的にモバイル広告に適合している。通常の広告の大半はクリックするとウェブサイトにジャンプする。ところがアプリ・インストール広告はアプリ・ストアのそのアプリのページを直接開く。モバイル・ユーザーは当然そのアプリ・ストアを以前に使ったことがあり、支払情報などはすべて入力ずみだ。アプリ購入は簡単だ。またデベロッパーにとってわれわれの広告のコストパフォーマンスは極めて高い」と述べた。

CFOのDavid Ebersmanは「アプリ・インストール広告はまだ開発途上だが、すでに非常にうまく機能している。売上の推移にも満足している」と述べた。

Facebookのアプリ広告は今後ますます重要性を増していきそうだ。モバイル広告の売上が3億7500万ドル、全売り上げの30%(前四半期は23%)にもアップしたのは明らかにアプリ広告の功績だ。

ただし、ライバルも同じことを考えている。Twitterも最近アプリ・インストール・カード広告を開始した。またHunter Walkなどの情報によればApple自身もAppStore内にアプリの広告を表示することを考えているという。

モバイル・アプリが全盛になればなるほどデベロッパーはライバルを出し抜く方法に苦心することになる。どうやらデベロッパーはFacebookその他のアプリ発見広告に今後ますます投資しなければならなくなるようだ。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+