Natureは、「自然との共生をドライブする」というミッションの実現によりフォーカスし、「Behind The Meter」事業の基盤構築を行うとともに、外付けIoT製品群を超えた、EVパワーステーション事業にも着手していく予定。Behind The Meterについては、家庭用太陽光の導入とエコキュート(給湯器)・蓄電池・EVなどのエネルギーマネージメントをセットで行うことで、戸建て住宅のエネルギー自給自足を再生可能エネルギーで実現する事業という。
Natureは、将来のエネルギーマネージメントを見据え、Nature Remoの開発・販売を主軸とした事業を展開し、2021年3月には新たに「Natureスマート電気」で電力小売事業に参入した。今後はより一層ミッションの実現にフォーカスし、「Behind The Meter」事業の基盤構築を行うとともに、外付けIoT製品群を超えた、EVパワーステーションの事業にも着手していく予定という。Behind The Meter事業については、家庭用太陽光の導入とエコキュート(給湯器)・蓄電池・EVなどのエネルギーマネージメントをセットで行うことで、戸建て住宅において再エネでのエネルギー自給自足を実現するものと位置づけている。
今回調達した資金は、電力小売事業拡販のための組織、販売体制、マーケティ ングの強化と、「次なる軸」とNatureが定める、家庭用太陽光発電、エコキュート、蓄電池、EVなどのエネルギーを一括管理して住宅のエネルギー自給自足を目指す「Behind The Meter」(ビハインド・ザ・メーター)事業の基盤構築に使われる。
従来モデルではセットアップ時にNature Remo自体のSSIDを選択して、パスワードを入力しなければならなかった。一方Nature Remo mini 2では、多くのWi-Fiネットワークの候補から接続先を選ぶ必要がなくなり、パスワードを入力する手間をひとつ省けたのは、ネットワーク機器の設定に慣れていない方にとって大きな進化だ。
「Nature Remo」アプリでアカウントを作成したあとに、「Remoをセットアップする」を実行すると、Bluetoothの使用許可を求められる。ここで「OK」を押せば、Nature Remo mini 2とNature Remo 3はデバイス一覧に自動的に表示される。旧モデルのようにSSIDを選び、パスワードを入力する必要はない
Nature Remo mini 2のLEDライトは小さく、側面に配置されている。なんらかのトラブルが起きているときにすぐ気付けず、ストレスがたまりそうだ
赤外線は壁に反射させても軽く7m(実測)まで到達
Nature Remo mini 2の進化点で個人的に最も気に入ったのが、赤外線の飛距離が約2倍に強化されたこと。Nature Remo mini 2の赤外線の飛距離について、スペック表に具体的な記載はないが、筆者が実際に試したところ壁に反射させても軽く7mは到達していた。反射による減衰がなければ、もっと遠くまで到達しているはず。部屋の中央のテーブルや壁などに設置しておけば、よほどの大豪邸でなければ部屋全体の家電をカバーできるはずだ。
これにより、需要家側に点在しているエネルギーリソースを、インターネット経由で統合的に制御でき、電力需給を管理するVirtual Power Plantへの活用も期待できるとしている。また、2022年予定のFIT制度からFIP制度への移行において重要になる、太陽光発電量の正確な把握と予測にも役立つという。
Virtual Power Plantとは、各家庭や地域に点在している、太陽光などの再生可能エネルギーや、蓄電池・電気自動車・エアコンなどのネットワークにつながった機器を制御し、ひとつの大型の発電所のように運用する仕組み。
Natureは12月3日、利用中の家電と組み合わせて手軽にスマートホームを実現できるスマートリモコン「Nature Remo」(ネイチャー リモ)シリーズのエントリーモデルとして、「Nature Remo mini 第2世代」(Nature Remo mini 2)を発表した。価格は税込6980円で、発売は12月24日。また直販サイトにおいて、先行予約受付を本日12月3日より開始した。
Nature Remo mini 2は、温度センサー、Wi-Fi機能(11b/g/n)を利用可能。サイズは58×58×16mmで、重量約23gとなっている。