フロリダのゲーム大会で銃乱射。容疑者含め3名が死亡

フロリダ州ジャクソンビルで起きた銃乱射事件で少なくとも11名が被弾し3名が死亡した。
現場は”Madden NFL 19“というゲームのライブストリーム中継されていた大会で、ジャクソンビルのアーケード The Landingで行われていた。 地元紙の報道による

ジャクソンビル警察は3名の死亡を確認し、うち1名は射撃犯自身だった。。

「The Landingの現場で目撃者と被害者の確認を終えたところだ」とMike Williams署長がFacebook Liveで中継された声明で言った。「追跡中の容疑者はいない。本件は単独犯による犯行だ。容疑者は現場で死亡した」。

Los Angeles Timesによると、射撃犯はゲーム大会の参加者で、敗れた後に他の参加者を襲い、その後自ら命を絶った。

イベントはTwitchでライブストリーム中継されており、複数のオーディオストリームで銃声が聞かれた。

複数のイベント参加者がTwitterで状況を伝えた。。

警察当局はTwitteで、目撃者はイベント——および銃撃——が行われたショッピングセンターの施錠された場所に隠れていたことを伝えた。

[警察はThe Landingの施錠された場所に隠れている多くの人たちを探している。冷静に隠れている場所に留まっていてほしい。現在SWATがThe Landingの中をしかるべき方法で捜索している。必ず見つけ出すので、それまで出てこないようお願いする]

「大変悲惨な出来事が起きてしまい、関係者全員に深い哀悼の意を表する」と主催者のElectronic Artsが事件に関する声明で言った。

Los Angeles Timesへのダイレクトメッセージで、目撃者の一人であるSteven “Steveyj” Javaruskiは、銃撃犯は「数人」を狙い少なくとも5人を撃ったあと自殺した、と言った

イベントはMaddenトーナメントの一環で250名が参加していた。ラスベガスで行われる決勝トーナメントの参加者を決める目的で行われていた。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

テレビでも現地でもない“新しいスポーツ観戦”の形を——「Player!」が数億円を調達

スポーツエンターテイメントアプリ「Player!」を運営するookamiは6月20日、NTTドコモ・ベンチャーズ、みずほキャピタル、朝日メディアラボベンチャーズ、アシックス・ベンチャーズ、グリーベンチャーズ、スパイラル・ベンチャーズらを引受先とする第三者割当増資を実施したことを明らかにした。具体的な調達額は非公開だが、数億円規模になるという。

今回のラウンドは2017年3月にIMJ Investment Partners、グリーベンチャーズ、朝日新聞社、個人投資家から数億円を調達した時に続くもの。ookamiでは調達した資金をもとに組織体制を強化し、事業の拡大と新しい広告商品の開発を進める。

大学スポーツを中心にアマチュアスポーツが拡大

Player!はさまざまなスポーツのリアルタイム速報を軸に、ファン同士でライブチャットを通じてコミュニケーションが取れる機能や、各競技のニュース記事を閲覧できる機能を持つサービスだ。好きなチームや気になる大会をフォローすることで、関連する情報を逃さずチェックできる。

現在はiPhone版とWeb版を提供。各機能は無料で楽しめる。

先日から開催されているサッカーのワールドカップをはじめとしたプロスポーツはもちろん、大学や高校といったアマチュアスポーツや、マイナースポーツにも対応しているのが大きな特徴。

メジャーなスポーツについてはテレビを見ながらPlayer!で他のユーザーと交流を楽しむ、という使い方もされているそう。この点はTwitterに近い感覚で使っている人も多いようだ。一方のマイナースポーツについては、今まで地方紙などでしか試合の情報を扱っていなかったようなものでも、Player!ならデジタル上で気軽にアクセスできる点がウリだ。

ookami代表取締役の尾形太陽氏の話では、2017年3月の調達時と比べてユーザー数は年次で約8〜9倍になっているそう。その要因のひとつが、大学スポーツを中心としたアマチュアスポーツのコンテンツの拡大だという。

「直近1年間では高校や大学、地域リーグといったマス向けというよりはロングテールよりの領域を強化してきた。数百万人のファンがいるわけではないけれど、数万人、数十万人の根強いファンがいるコミュニティにアプローチできてきている。実際にこのような競技でも1試合あたり数千人ほど集客できるようにもなった」(尾形氏)

たとえば大学スポーツはビジネスの観点からもポテンシャルがあるというが、どうしてもプロスポーツに比べるとその規模に限りがあるため、これまではあまり手付かずだった領域だ。Player!においても現時点では「まだコンテンツの供給量も十分ではない」(尾形氏)というが、それでも現役の学生やOB、保護者といった関係者を中心に利用が増加。大学側からも問い合わせが来るようになった。

今回の資金調達も踏まえ、Player!では大学スポーツを中心としたアマチュアスポーツ領域のコンテンツをさらに強化する方針。調達先であるアシックスやドコモとは事業面でも連携をとりながら、「まずは大学スポーツといえばPlayer!だよね、というレベルまで持っていきたい」(尾形氏)という。

ブランド・コンテンツ・ファンが一体になった新しいビジネスモデルを

ookamiのメンバー。写真左から3番目が代表取締役の尾形太陽氏

アマチュアスポーツの拡大と合わせて、尾形氏が今後注力していきたいと話すのが新しいビジネスモデルの構築だ。

スポーツマーケティングの軸となるのはスポンサーとなるブランド、各種チームや大会などのコンテンツ、それぞれのチームを応援するファンの3つ。ブランドがチームや大会をスポンサードすることを通じて、ファンに自社や自社の製品をアピールするというのが一般的な仕組みだろう。

ただ尾形氏によると「この仕組みではブランドからファンまでが一直線」である一方で、「近年はブランドがファン側によってきているのがトレンド。ブランドとコンテンツとファンが一体になってコミュニティを形成するようなモデル」が生まれ始めているのだという。

その一例として尾形氏があげるのが、今シーズンからJ1リーグに昇格したサッカーチームのV・ファーレン長崎。同クラブは2017年より「ジャパネットたかた」でおなじみのジャパネットホールディングスのグループ会社となり、代表取締役社長に髙田明氏が就任している。

「社長がサポーターと同じ席でチームを応援したり、J1昇格を一緒に喜んだりといったようにブランドがファンと同じ目線になっている良い事例だと思う。従来はファンから見えづらかったブランドの顔がよく見えることで、一体感が生まれる。結果的にブランド側としてもテレビCMなどに多額の予算を投じるよりも、高い広告価値を生み出す可能性があると考えている」(尾形氏)

これはあくまでデジタルではなくリアルの場の例だが、Player!ではこのような共感を得られるブランドの見せ方をデジタル上で模索しているそう。すでにこの1年間ほど個別でクライアントとテストマーケティングを実践していて、新しいビジネスモデルの実現を目指すという。

「目指しているのは新しいスポーツエンタメの形を提供すること。テレビでも現地でもできない『スマホだからこそ、デジタルだからこそできる観戦体験』を作っていきたい。同様にスポーツマーケティングのあり方も変わってきているので、新しいスポーツビジネスにも挑戦していく」(尾形氏)

為末大氏も支援するスポーツエンタメアプリ「Player!」、運営元がグリーベンチャーズから資金調達

player

午前中に紹介したサカチャンに続き、SportsTech領域の話題だ。スポーツエンターテイメントアプリ「Player!」を運営するookamiは5月11日、グリーベンチャーズが運営するファンドを引受先とした第三者割当増資を実施したことを明らかにした。調達額は非公開だが、数千万円程度と見られる。ookamiでは今回調達した資金をもとに経営基盤を強化。人材採用を進めてアプリ開発やマーケティングを加速するとしている。

Player!はスポーツ各ジャンルのニュースサイトを閲覧できるニュースリーダーの機能、そのニュースに対する「いいね!」やコメントを付ける機能などを提供するほか、スポーツの試合情報をリアルタイムで閲覧し、興味を持つユーザー同士でチャットができる「ライブ」などを備えるアプリだ。利用は無料だが、Facebookアカウントでのログインが必要。

ookamiは2014年4月の設立。ユーザーベースや元陸上選手の為末大氏のほか個人投資家からシードマネーを調達し、同年9月にPlayer!を公開した。2015年4月にはiOS向けにアプリを公開。その後もオプト元代表取締役の海老根智仁氏など個人投資家からの資金を調達している。

Player!のアプリダウンロード数やKPI等は非公開だが、「ユーザーの興味や試合の盛り上がりを測る独自のアルゴリズムによる通知などによって、ライブ機能の視聴率や滞在時間が向上している」(ookami代表取締役の尾形太陽氏)のだという。今後Player!ではライブスポーツの予約機能や動画視聴機能などを予定。「少しでも多くのユーザーにスポーツとの新たな接点や感動を提供していく」(尾形氏)としている。

GoogleがPlay Gamesのプレーヤー分析機能をアップデート、iOSサポートを改良、より詳細なユーザ実態報告

screen-shot-2015-07-17-at-3-30-41-pm

数か月前Googleは、Play Gamesのプレーヤー分析機能(Player Analytics)をローンチして、ゲームデベロッパが、自分のゲームをプレイしているユーザの実態を、もっとよく把握できるようにした。

今日(米国時間9/9)同社はこのサービスをアップデートして、ゲームプレイの最初の2分間のユーザの状況レポートや、デベロッパがユーザの状態に合わせてゲームの流れを変えられるために分析機能のAPIを公開、iOSのサポートを改良、などの新機軸を導入した。

とくに、ユーザの状態を時系列でチェックできるPlayer Time Series Explorer機能を使うと、ゲームの重要な時点でプレイヤーが何をしているかを理解できる。とくに重要なのが、プレイの最初の数分だ。その間(かん)にユーザは、そのゲームが難しすぎるか、やさしすぎるか、ちょうど良いかを判断する。この、今度導入された時系列レポートにより、デベロッパはその最初の時間帯に何が起きているかを知ることができ、ユーザの引き止め率(retention)を高めるためにゲームを改作したりできる。最初の数分間だけでなく、ほかの時点のレポートも得られる。

overlay (1)

また、このユーザ分析レポートのAPI、Player Stats APIによりデベロッパは、プレーヤーのタイプに合わせてゲームの流れを調整できる。たとえば、そのゲームをよく理解できないユーザに対しては、彼/彼女が迷う箇所で説明をポップアップできる。また、アイテムのゲーム内購入を勧めるために、アイテム無視で頑張る熱心なプレーヤーに無料のギフトを進呈してもよい。

pasted image 0 (1)

つねにAndroidに力を入れているGoogleだが、Player Analyticsは前からiOSをサポートしていた。今回同社はCocoaPodsのサポートを改良して、PlayのゲームサービスをXcodeで構成できるようにした。その新しいSDKはGoogleのサインイン・フレームワークをサポートし、GmailやYouTubeなどGoogleの人気アプリのアカウントからも認証できるようにした。これらのGoogleアプリをインストールしていないユーザには、SafariにスイッチせずにWebViewを立ち上げる。

SDKの新しい機能は明らかに、プレーヤーのエンゲージメントに力を入れている。今やゲームに対するプレーヤーの期待も、そしてゲームのビジネスモデルも変わりつつあり、プレーヤーの再訪率を高めることが前にも増して重要になっている。飽きさせないゲーム内ナビゲーションが、何よりも重要なのだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Media TempleがAWS上のマネージドホスティングを新プロダクトに

unnamed-9

ドメイン登録サービスGoDaddy傘下のMedia Templeが、AWSのためのマネージドクラウドホスティングソリューション(managed cloud hosting solution, 管理サービスつきのクラウドホスティング)をローンチする、と発表した。このサービスを利用する企業は、AWS上のクラウドの構成およびシスアドミンをMedia Templeに代行させることができる。

Media Temple自身が、AWSなどとも競合するホスティングサービスだから、このようなサービスは一見奇妙に感じる。なぜ今どき、管理代行を伴うクラウドホスティングサービスをAWS上で提供することになったのか? Media Templeのプロダクト担当VP Brian Kuhnと担当ディレクターBrendan Fortuneによると、同社自身は奇妙とは考えていない。“これはうちの顧客の高いレベルのニーズに応えるためであり、またそのニーズにはうち自身が確実に対応しなければならないのだ”、とKuhnは語る。

“これはMedia Templeの歴史とも関係があると思う”、とFortuneは言葉を加える。“うちは単純にホスティングを提供しているだけでなく、顧客たちにもっと一般的な、そして複雑なホスティング関連のソリューションを以前から提供してきた”。

これからのMedia Templeは、AWS上でプロジェクトを作りたいと考えている企業も顧客として、彼らの既存のプロジェクトをクラウドに移す手伝いをしたり、彼らのクラウドインフラストラクチャの管理やモニタリングやバックアップ、分析などの業務を引き受ける。

同社の既存の顧客の中にも、今後の成長のために今回の管理つきクラウドホスティングサービスを利用したい、と考えている企業がいる、と考えられる。またKuhnとFortuneの信念では、まったく新しい顧客も惹きつけるはずだ、と。

新しい顧客の例として考えられるのは、システムのより円滑な運用のために、今よりも複雑なクラウドアーキテクチャを求めているeコマースのサイトやクリエイティブエージェンシー、人気の高いコンテンツデベロッパ、インフラの管理を自分でやりたくないクリエイター、AWS上ですでにプロダクトを動かしているが管理をアウトソースしたいと考えているスタートアップ、などが挙げられる。

同社はこれまでの数か月間のベータ期間中に、複数の顧客の協力を求めて、いくつかのパイロットプロジェクトを動かし、新サービスの細部を煮詰めた。

2015-07-06_1623

料金はもっともベーシックなプランが月額199ドル、規模やニーズ次第でさらに加算される。たとえば専任の管理者を置き、レスポンスタイムに関するSLAを要求するユーザなら、月額399ドルだ。上限は月額1499ドルで、電話によるサポートがつく。

こういう、完全な管理代行を伴うホスティングサービスを提供しているところは、Media Temple以外にも、Rackspaceなど数社ある。クラウドプラットホームとしてはAWSとGoogle Cloud PlatformとAzureが三強になってしまっているし、またユーザ企業は単純なVPSサービスを卒業して大きく成長し、管理業務などはアウトソースしたい、と考えているところが少なくない。そこで三強以外のマイナー勢力は、まず既存の顧客の、そういう成長意欲に応える新たなサービスを、自らの新たな商機商材としたいのだ。成長機会を求める既存の顧客がAWSへ移行するのを、指をくわえて見ているのは、しゃくだもんね。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

FCバルセロナのイニエスタなども出資する、スポーツ選手用ウェアラブルのFirstV1sionが実戦デビュー

FirstV1sion

以前の記事でも紹介しているように、Gartnerはフィットネス系ウェアラブルの将来は明るいとみなしているようだ。ウェアのスマート化というのもその流れのひとつだということができる。スペインのスタートアップであるFirstV1sionが提供するのもそうしたウェア(ラブル)のひとつだが、このウェアがヨーロッパのプロバスケットボールの試合で実際に使われることになったそうだ。プレイヤーが身につけることにより、一人称視点のカメラアングルから試合を見ることができるようになるわけだ。

FirstV1sionのウェアラブルはこれまでにも、レアル・マドリードとバルセロナの試合にて、レフェリーが使用したことがある。しかし今回は、始めてプロフェッショナルゲームにおけるプレイヤー自身が身につけることとなった。身に付けるのはリトアニアのŽalgiris Kaunasで、相手はやはりレアル・マドリードとなっている。この試合の様子は世界中で12のチャネルにより放映されることになっていて、スペインでもCanal+が扱うことになっている。

FirstV1sionにウェアラブルにはHDカメラやマイクが搭載されていて、胸部に装着される形となっている。さらに心拍計や加速度計などのセンサー類も装備されており、一人称視点で楽しむのみならず、装着したプレイヤーの動作速度を数値で確認したり、生体データなどを確認することもできるようになっている。一人称視点カメラは、スポーツ界にいろいろと登場してきてはいる。FirstV1sionは、ここにセンサーを結びつけることで、さらに新しい世界を開こうとしているわけだ。

また、FirstV1sionは心拍計などでリアルタイムの情報を入手することで、プレイヤーの安全面にも役立つと主張している。もちろんそうはいっても主な目的はエンターテインメント面にあるのは間違いない。プレイヤーの生体データを収集してそれを放送画面に映し出すことにより、スポーツ観戦の面白さを広げようとしているわけだ。プレイヤーのさまざまなデータを閲覧することで、楽しみがいっそう増えると言うファンも多いことだろう(ただし、金曜日に放送されるEuroLeagueの試合ではカメラ画像のみが放送される予定だ。音声や生体データについては、今回は扱わない予定であるそうだ)。

FirstV1sionは、バルセロナのWayraの実施するアクセラレータープログラムから登場してきたスタートアップだ。母体であるスペインの通信会社のTelefónicaは、FirstV1sionに€60,000/$65,000を出資して7%の株式を取得している。他にはFCバルセロナでプレイするサッカー選手であるアンドレス・イニエスタやNBAのオクラホマシティ・サンダーでプレイするサージ・イバーカなども出資している。

さらにFirstV1sionはBank To The Futureを使った出資キャンペーンも実施中だ。より多くの資金を集めて、さらに多くのスポーツファンが一人称視点でスポーツを楽しめるようにしたいという狙いだ。5000名ほどの投資家から250万ユーロほどそ資金を調達することを目標としている。

原文へ

(翻訳:Maeda, H