Apple、全ポートに死亡宣告


つい先ほどAppleは最新のMacBookを発表した。それはそれは小さく、今のMacBook Airが2002年頃のDell Inspiron に見えるほどだ。しかし、あなたがパソコンの横についているあのポート類を実際に使っているヘンな奴でないことを願う。このMacBookにはUSB-Cポートが1つ付いているだけで、充電からビデオ出力、データ転送まですべてをこなす。

これが唯一のポートということは、パソコンとiPhoneを同時には充電できないことを意味している。外部モニターにビデオ出力しながら外部ドライブのデータを入力することも不可能だ ― 少なくともハブなしには。

このシングルポートは、AppleによるMacBookを極限まで薄くするという探求の副産物に違いない。ポートは場所を食う。構造上メスのジャックはそうそう小さくできない。

Appleが業界標準を捨てたのはこれが初めてではない。1998年、AppleはiMac G3にフロッピードライブもシリアルポートも付けず業界を震憾させた。代わりにAppleはCD-ROMとUSBポート2基を塔載した。2008年、Appleは自ら作った標準であるFirewireポートの使用を中止してビデオ制作者を大きく失望させた。AppleはCD-ROMも早々に捨て、Blu-rayは完全に無視している。

しかしAppleは行き過ぎたのではないか? シングルポートで充電から他のことまですることによって、ユーザーはこれまでの使い方をするために別のデバイスに頼る必要がある。

Appleは、コンピュータに何を付けるべきかに関して業界の支配を受けない。消費者も大変だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


Apple Watchのイベント開始直前、Googleは「個性」をアピールする広告ビデオを投入

Apple Watchイベントの開始直前、Googleは自社のYouTubeチャネルにてAndroid Wearのビデオ広告を投稿した。この広告でアピールしているのは「個性」だ。確かに、違いをアピールするのはそこだろう。

いろいろなバンドを選択できるとはいっても、Apple Watchはいずれも同じようなデザインだ。Android Wearには丸型もあるし、カメラ搭載モデルも存在する。またディック・トレイシーの映画を現実にするようなものも用意されている。さまざまなモデルが登場してきたAndroid Phoneと同様に、GoogleはデザインをOEMにまかせているわけだ。

確かにGoogleのアピールポイントはここにある。Googleのこの方針が正しいのかどうか、間もなく明らかになっていくのだろう。

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(翻訳:Maeda, H


Acerが高価なChromeboxを発売、ストレージはSSDでRAM 8GB、4kのモニタをサポート

Chrome OSがデスクトップ機に載ると、ユーザに提供できるオプションはそれほどない。しかしAcerが今日リリースしたやつは、ちょっとしたモンスターだ。その薄くて小さなボックスには、そのほかのChromeboxの倍近いお値段の強力なマシンが入っていて、その性能を聞いたら誰もChrome OS機だとは思わないだろう。

このCXI Chromeboxと呼ばれるかわいいマシンにAcerは、第四世代のデュアルコアCPUと言われるIntel Core i3 4030Uを投入している。ローカルストレージは16GBのSSDで、RAMは最大8GB、4Kのモニタを駆動できる。

お値段はRAM 4GBのが350ドル、8GBなら400ドルだ。HPやAsusのChromeboxの倍近いが、まあこの仕様なら、これぐらい行くだろう。

GoogleのChrome OSは、いろんな業界にお友だちができつつある。昨年末のIDCの調査では、このオペレーティングシステムを搭載したラップトップ、いわゆるChromebookが、2014年の全機種中で売上トップだった。Microsoftは最近、Chrome OSの成長に対抗するため、OEM向けのWindowsの価格を下げ、またこれを受けてHPなどの企業は低価格機を発売した。でもこのAcerの新機種が示しているのは、ChromebookとChromeboxがますます好調であること、そして、Microsoftはもっと正しい答を見つける必要があることだ。

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「噂」から「ニュース」にまた一歩近づいた12.9インチiPad、問題はユースケースの説得

大画面のiPadが出るという噂はいよいよしぶとい。Bloombergの今日の記事では、12.9インチのiPadは9月に製造ラインに乗る。それはこれまでの憶測より遅いが、画面のせいだ、とその記事は言っている。

でも大型のiPadの製造自体は、難しくないはずだ。問題は、そんな大きなタブレットの効用を、ユーザに説得することだ。他社はすべて、それに失敗している。iPadよりも大きなタブレットは、今では珍しくない。タブレットがタブレットになってからでも、数機種発売されている。でも、二つより多く挙げられる人はいるかな?

一分、待とう。

で、画面が12インチより大きいタブレットには、従来のラップトップやノートブックのような、ポータブルなコンピュータとしての利用が可能、という新しい局面がある。というか、ポータブルコンピューティングの新局面を開く。デベロッパも、画面が大きいことを意識しなければならないし、それは消費者の利益にもなる。ゲームはより没入的になり、アプリケーションはもっといろんなものを表示でき、スプレッドシートのセルが多くても困らない。当然それは、電池のメーカーにもチップセットにも、新しい課題を突きつける。

でも今のところ、大型タブレットの人気はいまいちだ。HPは1月にHP Slate 12、Samsungは昨年Galaxy Note Pro 12.1を発売した…最近はそれぐらいしかない。となると、このプロダクトカテゴリーを活気付ける仕事は、Appleにお願いするしかない。これまで優勢だった推測は、Appleは大型iPadで企業のタブレット導入を一気に盛り上げる、という説だ。

大型iPadの噂は数年前からあるが、このところディスプレイデバイスが良くなっているしAppleのチップセットも前より強力だから、急に現実味を帯びてきた。それに、バーベキューをやってないところに煙は立たない、とも言うしね。

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Sonyの新しい防水スマートフォンは、一見の価値あり


防水携帯電話はかなり前から出回っている。しかし、防水であるためには、MicroUSBポート等のコネクターに小さなゆるいカバーをつける必要がある。そして、そういうカバーは必ず壊れる。必ず。

しかし、Sonyの新しいAndroidフォン、Xperia M4 Aquaは、防水なのにあの厄介なキャップがない。microUSBポートは裸だ。しかし、悲しいことにSDカードスロットにはやはりカバーがある。

その他の部分は、他の中級機と同レベルだ。カメラは13MB/5MP、オクタコア64ビットSnapdragon 615がLollipop OSを動かす。Sonyはバッテリーの持続時間を2日間と言っている。

Sonyによると、この端末の防水にはいくつか条件がある。まず、1.5 mより深く沈めてはならない。つまり、川や海の深みに落とした時は運がないことになる。次に、塩水は避け、塩素消毒された水に入れるのは時々にすべきで、その後ゆすぐ必要がある。そしてもちろん、充電する前にUSBポートは乾燥していなければならない。

M4 Aquaの価格は299ユーロから。80ヵ国で発売されるが米国は含まれていない。Sonyは、米国ではフラグシップ機に注力すると言っている。【日本語版注:日本での発売は未定】

M4 Aquaはある程度の防水でしかない。しかし、その程度は他の主要携帯電話メーカーと比べて、明らかに上を行っている。私はM4 Aquaを持って泳ぐつもりはないが、毎晩の入浴でKindle本を読むには何の問題もない。

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ポルシェ、911に搭載する純正のBluetoothナビゲーションシステムを販売開始

クラシックカーに魅力を感じる人は多い。見た目も美しいし、満足感も得られる。ついでながらメンテナンス費用も一級品だ。ただ、時代を経た味わいを感じさせてくれるとはいえ、安全性や利便性の面からいえば最新モデルと比べて見劣りがするのは否めない。ポルシェはこの問題を解決するため、昔ながらのスタイルに最新技術を組み込んだラジオおよびナビゲーションシステムをリリースした。現代社会のいろいろから逃れるためにクラシック・ポルシェを運転しているのだという人意外にとっては、なかなか魅力的なプロダクトとなり得るのではなかろうか。

このラジオ/ナビゲーションユニットは、ポルシェの1dinスロットにぴったりおさまるようにできている。ポルシェ自家製のプロダクトであるので、Best Buyなどで購入するものとは違って、911の内装にもぴったりフィットするものとなっている。また、BluetoothおよびSDカードスロットも搭載されている。

昔のプロダクトに新技術を搭載する例として、なかなか魅力的なものになっているように思う。もちろん、911にナビを搭載することを「冒涜的」と考える人もいるのだろう。しかし一方で、まさに待ち望んでいたプロダクトであると考える人もいることだろう。

ドイツでの販売価格は€1,184となっている。アメリカでも販売されるのかどうかについて、まだ情報が得られていない。

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(翻訳:Maeda, H


Indiegogoが”製品が完成しなかった”クラウドファンディングのための保険オプションを開始

Indiegogoが、クラウドファンディングの最大の問題点に応えようとしている。プロダクトが実現しなかったとき、どうやって返金してもらえるのか? Indiegogoがこのたび設けた保険オプションを利用すると、発売予定日から一定期間内に製品が配達されなければ、支援者には出資金から保険料を引いた額が返金される。

保険料がけっこう高いので、今のところ三つのプロジェクトしか利用していない。その金額は、支援額の10-20%だ。電動自転車Sondorsの場合は、支援者への特別提供価格600ドルの保険に120ドルかかる。耳かけ型のスマートフォン/VoIP録音器Bluewireでは、170ドルに対して20ドルだ。保険がローンチしたのはつい最近だが、現時点ではSondorsの366名の支援者中ゼロ名が保険をかけている。耳かけ録音器では、5名だ。

最初にこの保険を提供したウェアラブルのストレスモニターOliveでは、3名がオプションの保険料15ドルを払った。

CEOのSlava Rubinによると、同社(Indiegogo)は定常的にいろんな新しい機能をテストしている。料金の額もテストの一部だ。Indiegogo自身が保険を提供することも、検討している。そのために、50万ドルの資金を確保してあるそうだ。

クラウドファンディングはまだ、比較的新しいサービスだ。消費者は、自分も参加することによって自分の夢の実現を助けたい、と願っている。でもハードウェアの場合は、製品が完成しないと被害者になったような気分になる。Indiegogoのオプションとしての保険は、その心配に対応するための良好な第一歩だが、現状は料金が高すぎて普及はちょいと無理だろう。

クラウドファンディングも、その次世代型では、保証が最初から組み込まれているべきだ。高額なオプションでは、だめだね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


今日はGoogle Glassが買える最後の日


GoogleはGoogle Glassの実験を終えようとしている。本日(米国時間1/19)をもってGoogleはこの新奇なデバイスの販売を中止する ― 少なくとも現在のモデルは。Googleは、同製品の開発は継続中であることを明言しており、いずれ新しいバージョンが発売される可能性は極めて高い。

先週のニュースで、Google Glassが市場から引き上げられ、プロジェクトはGoogle Xチームから独立して単独プロジェクトになることが報じられた。今後は、元Apple幹部でNestのファウンダー、Tony Fadellがプロジェクトを率いる。

Glassの未来は、有能な人々の手に託された。

Google Glassは3年前の2012年4月、高らかなファンファーレと共に発表されたが、消費者の心を把むことはなかった。しかしGlassは多くの想像力あふれるアイデアを引きだし、それはGoogleの計画どおりだったのかもしれない。

Googleの広報担当者が先週本誌に話していたように、Glassが開発されたExplorerプログラムの根底にあるアイデアは、そのテクノロジーを人々がどう使うかを知ることだった。十分多くのフィードバックを ― 良否共に ― 受け取った今、Googleは未来バージョンのGlassに集中するためにプログラムを終了することを決めた。

現行バージョンのGoogle Glassは今後も動作し続けるが、公式ソフトウェアアップデートは望めないだろう。今日が公式に入手できる最終日であるが、本稿執筆時点でGoogle GlassはGoogle Playストアでいつも通り入手可能だ

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


スキルなしの射手を名スナイパーにするTrackingPointスマートライフル実射レポート

1月の晴れた涼しい午後、私はラスベガスの郊外へ1時間ほど車を走らせた。魔法のようなスマートライフルをテストするためだ。開発者から受けた詳しい説明によると、この銃は誰でも、まったくスキルがなくても精密射撃ができるということだった。私は半信半疑だったが、ともあれ喜んで実地に試してみることにしたのだ。

私が広大な射撃施設に着くと、退職警官だと名乗る警備員に出迎えられた。メディアを好いてはいない雰囲気だった。大型のダッジで起伏した地形を縫う迷路を運ばれ、谷の縁に着いた。見渡すかぎりの砂漠は映画『アイアンマン』のオープニングのような光景だった。そこに改造されたAR-15ライフルが置かれていた。

ターゲットは300ヤード(270m)と500ヤード(457m)先に設置されていた。説明では、私でもTrackingPointの精密狙撃システムを使えば5.56mm弾をこれらの標的に命中させることができるはずだった。

TrackingPointの広報担当、Anson Gordonが要領を説明してくれた。クロスヘアをターゲットに重ね、ライフルの引き金の後ろにある赤いボタンを押してターゲットを指示する。引き金を引く。クロスヘアをもう一度ターゲットに重ねる。自動的に発射される。簡単だ。

実際、簡単だった。私は最初の1発から命中させることができた。事前の説明そのままの作動だった。

Gordonによれば、このシステムは4つの部分から成り立っている。スコープハウジングにはレーザー測距儀、ジャイロ、加速度センサー、磁気センサー、データ処理システムという全体の頭脳が収められている。射手は液晶スクリーンを見てターゲットを設定する。ライフルのロワーレシーバーにはターゲット指示ボタン、ズームボタン、カスタム・トリガーメカニズムが組み込まれている。台尻に収められたバッテリーが全システムを駆動する。また最大の効果を上げるためにはTrackingPoint専用仕様の弾薬を利用することが推奨されている。

テクノロジーはこうだ。射手は液晶ディスプレイを見ながら、トリガーガード内にあるボタンを押してターゲットを指示する。このシステムはターゲットが最大で時速30マイル(48km/h)の速度で移動していても追随する。スコープハウジング内のLinuxベースのシステムがターゲットを認識すると、即座にあらゆる射撃諸元を計算する。射手が引き金をフルに引く。しかしこの時点では銃は発射されない。射手がクロスヘア照準線をもう一度ターゲットに重ねるた瞬間に発射が行われる。システムは重力、空気抵抗、コリオリの力など必要な要素をすべて計算しており、銃身を飛び出した弾丸はターゲットに向かって飛んでいく。

スコープの光学系に入った映像はスマートフォン、タブレットにストリーミングされ、オンラインでの共有も可能だ。つまりコーチが助言したり、狩猟仲間が映像を楽しんだりするのにも使える。TrackingPointはいわば「ソーシャル・シューティング・システム」だ。

TrackingPointは2011年にJohn McHaleによって創立された。MacHaleはアフリカのハンティング・サファリから帰ったところで、自分の遠距離射撃の成果に不満だった。そこで「スキルのあるなしを問わず、誰でも精密射撃が可能なライフル」の開発を目標とするスタートアップが立ち上げられた。その成果がTrackingPointライフルだが、まさにSFの世界から飛び出してきたような銃だ。

重要な点はTrackingPointは全体として統合されたシステムで、その射撃管制能力は現代のジェット戦闘機に用いられているものに近い。つまり既存のライフルに後付することは不可能だ。

正直にいえば、この射撃体験はいささか拍子抜けだった。まったくドラマがない。私は引き金の引き方とか呼吸の整え方とか何もしらないし、またGordonも教えてくれなかった。教えられたのは単に「赤いボタンを押して、引き金を引け」ということだけだ。

TrackingPointシステムでは射撃の間隔は比較的長い。戦場で毎分何百発もの弾幕を張るような射撃の仕方には向いていない。ハンターとターゲット・シューターが想定される顧客だ。Gordonによれば、このシステムは対象動物を傷つけて長時間苦しませるような失中を無くせるので狩猟の倫理的側面を大きく改善するものだという。

システムにはWiFiが内蔵されており、光学系の映像をストリーミングする。GordonはiPad miniを通じて映像を見ながら初心者の射手をコーチしていた。射撃訓練にも非常に効果があることは一見して明らかだった。

ビジネス

ファウンダーのJohn McHaleは最初のスタートアップを1995年に3億7200万ドルでCompaqに売却した。これによりMcHaleは2400万ドルを資産を得た。その後McHaleはさらに2社を立ち上げ、Ciscoと3Comに売却している。つまりTrackingPointのファウンダーは成功した連続起業家だ。

TrackingPointはMcHale自身の出資も含め、3300万ドルの資金を調達している。最初のプロダクトは2013年に2万2000から2万7000ドルで発売されたが、このモデルは信頼性に欠け、完璧な製品とはいえなかった。しかしデモビデオがネットで評判を呼び、会社を存続させるだけの売上が得られた。

McHaleはレミントン、Amazon、SiemensやMotorolaの製品をデザインした会社などから優秀な人材をスカウトしている。 しかし初期製品の失敗でCEOは元レミントンの副社長のJason Schaubleから社内で開発の指揮を取ったJohn Lupherに交代している。

TrackingPointはアメリカ陸軍が6丁、カナダ陸軍が5丁、テスト用に購入しているという。

同社は製品の改良とコストの引き下げに務めてきた。私がテストした新システムはAR-15ライフルを含めて7500ドルだという。 テストした個体は最大射程1200m、対応移動速度10マイル(16kmh)だったが、追加費用を支払えばさらに高性能のモデルも購入できる。

TrackingPointでは .338口径の弾薬を使うMile Makerという製品を開発中だ。その名の通り、射程は1マイル(1600m)となる。つまりほとんど何の射撃技術もない人間が1マイル先の標的に難なく命中弾を送り込めるようになるわけだ。

Gordonの説明によれば、TrackingPointは射撃の安全性を高めるという。このライフルを発射するにはシステムを起動するパスワードを入力し、ボタンを押して目標を指示し、引き金を引いてからさらに照準を再度目標に合せなければならない。これは誤射、暴発の可能性をほとんどゼロにするはずだという。

その影響は?

どんな分野であれ、イノベーションを止めることは誰にもできない。TrackingPointは明らかに小火器の次世代の姿だ。射撃性能と安全性は格段にアップする。

すでにストリーミング機能がある以上、次の段階ではヘッドアップ・ディスプレイから操作できる偵察/狙撃兵用のデバイスが開発されることは必然だろう。そうなれば兵士はスコープを覗かなくても射撃ができる。TrackingPointではすでにこうしたデバイスを開発中で、ShotGlassと呼んでいる。

信頼性、耐久性、価格などいろいろな理由からTrackingPoint方式のスマートライフルが通常のライフルをすべて置き換えることにはならないだろう。ほとんど技術を必要としない銃を嫌うシューターも多いだはずだ。しかし銃は今後ますますスマート化していくだろう。なんとも怖い話だが、これは必然だ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


CES:SkySpecs、人間や電線を自動的に避けるGuardianドローンをデモ

SkySpecsはドローンの最大の問題を解決した。障害物の回避だ。今日(米国時間1/6)、CESで開催中のTechCrunch Hardware Battlefield 2015でSkySpecsは最初のプロダクト、Guardianを発表した。このドローンは人間が近づくと回転するブレードで怪我をさせないよう、後ろに下がる。 また飛行中、進路上に木や電線などの障害物があると自動的に避けることができる。

いちばん良いのは、このシステムが既存のドローン・プラットフォームに組み込める点だ。

SkySpecsは6年前からドローンの開発を続けており、DARPAが後援する権威ある国際ドローン・コンペ、MAGICでは2012年に1位を獲得している。ドローンに関してはトップクラスのチームだ。

SkySpecsによればGuardianはこのスタートアップの最初のプロダクトであると同時に、障害物自動回避機能のある最初のドローンだという。われわれのHardware Battlefield CES 2015のデモでは、人がローターブレードに近づくと自動的に離れていくという作動が確認できた。

SkySpecではこのテクノロジーを商用、産業用に実用化していく計画だ。

共同ファウンダーのThomas Bradyは私のインタビューに対して、「われわれはミシガン大学でロボット工学を学んだ後、SkySpecsを創立した。共同ファウンダーは、博士課程の学生やボランティア研究者で、地上、水上、空中のロボティクスの専門家だ」と述べた。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


Garmin、250ドルのVivoactiveでスマートウォッチ市場に本格参入

Garminが、ついにApple WatchやFitbit Surgeなどのスマートウォッチに対抗するプロダクトを投入してきた。名前をVivoactiveという。後発であることをメリットに、確かになかなかの魅力を備えたデバイスだと言えそうだ。

歩数計としての機能などをもっていて心拍計デバイスとも連携でき、GPSおよびタッチスクリーンを備えたデバイスとなっている。Garmin曰く、スクリーンは太陽光のもとでも可読性を備えたものとなっているのだとのこと。バンドは交換可能で、また用途に応じたバンドを用意しているとGarminはアピールしている。デザインおよび機能面ではモトローラーのMotoActive風でもある。実際、今はなきMotoActiveがもっていたゴルファー用機能も備えている。

Garminはこれまでにも安価なVivofitやスマートウォッチ風のVivosmartというプロダクトを投入してきた。今回のVivoactiveは、こうしたラインアップの中における最新機種として位置づけることも可能だろう。

直接的にはFitbit Surgeと競合するプロダクトとなる。価格は同程度ながら、それぞれに特徴的な面ももっている。たとえばFitbitは心拍計機能を内蔵している。Garminの方は50ドルほどのチェストストラップを別に購入する必要がある(正確性ではGarminに軍配が上がる)。またGarminはゴルフモードなども用意していて、より広い利用者層を想定しているようでもある。さらにGarminはConnect IQという開発者向けプラットフォームも用意していて、ウェアラブルデバイスの外観を変更したり、あるいはアプリケーションを開発できるようにもしている。

このジャンルについては、2015年にさまざまなメーカーからのプロダクト投入が予定されている。しかし搭載する機能によってはいろいろなプロダクトが出てくる余地はあるものと思われる。

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(翻訳:Maeda, H


贈る物に困った時のギフトガイド


誰にでも、何をプレゼントしてよいかわからない相手がいるものだ。その人は何でも持っている。この時代には、ウィスキーのボトルでも贈るのが安全だろう。あるいは、下のリストから一つ選ぶのもよい。このリストにある物を全部持っている可能性はまずないが、万が一の時は、ウィスキーに戻ろう。永遠に贈りつづけられるプレゼントだ。


DJI Phantom 2 Vision +

DJI Phontom 2 Vision + は、今一番お薦めのドローンだ。簡単に飛ばせて、ドローンの震動に耐えられるカメラが塔載されている。PhantomはそのGoProライクなカメラで魅力的なビデオや写真を撮り、モバイル端末にストリーミングすることさえできる。パイロットは、包みを開いた数分後には驚きの高さを楽しんでいるだろう。


Hurom Juicer

現在ジュースを作る方法には様々な選択肢がある。しかし、Hurom Juicerは、あなたの健康オタク(および予備軍)友達にとって最高のギフトとなるべく、いくつかの点で傑出している。第一に、遅いジューサーであり、フルーツや野菜を切るのではなく微粉砕することによってより良いジュースを作ると言われている。ジュースを分けたり、片付けに便利なスポイトも付属している。


Marshall Stanmore Speaker

いろいろなBluetoothスピーカーがある、そしてMarshall Stanmoreがある。恐らくこれは、ヴァン・ヘイレンのコンサートで使うに値する唯一のBluetoothスピーカーだ。スピーカーは樹脂で覆われグリルは布製だ。重さは11ポンド(5kg)。こいつは、それらしく見えるだけではなく、デュアルアンプが駆動するツインツイーターと5.25インチ独立ウーファーのおかげでそれらしい音を出す。しかし、冗談ではなく、このスピーカーはドシンドシンと動き回る。


GoPro Hero

誰にでもGoProは必要であり、129ドルの新機種Heroは入門機として最適だ。上位モデルのように高度な機能こそ付いていないが、HeroはYouTube遊びには理想的だ。何よりすばらしいことに、現在市場に出回っている多数のGoProマウントやアクセサリーを使える。Amazonやデパートにある無名カメラは無視して、Heroを選ぼう。


DacMagic

よく聞いてほしい。ご存じないかもしれないが、あなたのノートパソコンのオーディオ出力には何かが足りない。本来の姿にはほど遠い。そこでDacMagicの登場だ。この小さなアクセサリーをあなたのパソコンのUSBポートに挿すと、オーディオ出力が劇的に向上する。しかも、パソコンバッグの中で一切場所をとらないのも何よりだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


農業経営支援のFarmLogsが早くもシリーズB、$10Mを獲得

ほぼ1年前にFarmLogs 400万ドルのシリーズAの獲得を発表した。そして今日同社は、農業のデジタル化を推進するための新たな資金として、シリーズBで1000万ドルを獲得したことを発表した。

この新たな投資は既存の投資家であるDrive CapitalとHuron River Ventures、およびHyde Park Venture Partnersによって行われた。SV Angelと、Y Combinatorの社長Sam Altmanもこのラウンドに参加し、これでFarmLogsの総資金額は1500万ドルになった。

YCの2012年の冬季クラスを卒業してローンチしたミシガン州在籍の同社は、その後すさまじく成長し、2014年の前半でマーケットシェアが創業当時の3倍に増大した。新たな資金は今後のさらなる技術開発と、人員増に充てられる。〔この場合のマーケットシェアとは、(ユーザ農家の収量/全農家の収量)✕100%。〕

同社はシリコンバレーで創業され、その後ミシガン州Ann Arborへ移った。今年の初めにCEOで協同ファウンダのJesse Vollmarは本誌に、輪作計画の最適化と一層の合理化を行うシステムと、さまざまな営農データの自動収集に力を入れたい、と言っていた。

たとえばFarmLogsは、現代的な農業機械からのデータを費用の安いBluetoothで収集し分析している。これらのデータに基づいてFarmLogsは作物農家を、利益予測や経費記録、営農スケジュールの効率化などの面で支援している。

Vollmarは声明文の中で、“今後とも優秀な技術者、データサイエンティスト、デザイナーたちを増やしていきたい。弊社が持ち得た活力と、世界中の農家のために大きな価値を築ける弊社の能力には、われながら感嘆している。新たな資金により、より使いやすいソフトウェアを作り、すべての農家に最良の科学と技術を遅滞なくご提供して参りたい”、と述べている。

ヘタな駄洒落: もちろん、これから収穫量が増えるのはユーザの農家だけでなく、FarmLogs自身もだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


フォードの新車載IT、Sync 3はすぐれもの―OSはMicrosoft AutoからBlackberry QNXに乗り換え

フォード・モーターは今日(米国時間12/11)、次世代の車載情報システムを発表した。Sync 3と呼ばれるこのシステムは旧版に比べてはるかに高速で使いやすく、機能豊富なものに仕上がっている。しかしわれわれにとって最大の驚きは、OSがMicrosoft AutoからBlackBerry QNXことだ。

フォードがSyncの初代を発表したのは大昔で、2.0にアップデートされてからも数年経つ。Sync 3はSync 2に比べてあらゆる面で劇的な改良となった。

以前のSyncはひどいもので、タッチスクリーンとスマートフォンの機能がごたまざにしたコントロールは遅く、わかりにくく、反応するまではっきりわかるタイムラグがあった。コンシューマー・リポート誌に「車載ITがひどすぎるからフォード車は買うな」と書かれたほどだった。

本社敷地の奥深くで小人数のジャーナリストのインタビューを受けたフォードの副社長、CTOのRaj Nairは「Sync 3はフォード車の歴史中、もっとも深く研究されたプロダクトだ」と述べた。開発には18ヶ月かけ、フォード車のオーナー、2万2000人にベータテストを依頼したという。その結果、前のバージョンとは共通点がほぼゼロとなった。

Microsoft Autoプラットフォームの代わりにBlackBerry QNX OSが採用され、ハードウェアはTexas Instruments製だ。残念ながらSync 3は以前のSyncとは完全に別物のなので私の車を含め、既存の車種には後付けできない。

新しいプラットフォームのメリットは即座に感じられた。Sync 3は遅れなしにきびきびと反応する。UIはわかりやすくデザインはスマートだ。メニュー、画面切り替えも直感的に素早くできる。

Nairによれば、Fordの開発チームは最新のスマートフォンとタブレットをユーザー体験の目標としたという。そこでピンチによるズーム、スムーズなスクロール、画面の下部に常に表示されるメニューバーなどが実装された。

事実、新しいSyncはタブレットに近い操作感覚だ。スクリーン下部に「オーディオ、空調、電話、ナビ、アプリ、設定」と6つボタンが常に表示される(カーナビ・モードの場合のみ地図を広く表示するために一時下に沈んで隠される)。

アプリメニューからはPandoraのようなスマートフォンアプリが利用できる。フォードはオーナーの8%がスマートフォンを持っていることを知り、特にスマートフォン・アプリとの連動に力をいれたという。そのためフォードは有力なアプリ・デベロッパーと提携しており、Sync 3が新車に搭載されるときには、Spotify、Pandora、Stitcher、NPR One、SiriusXM Radio、iHeartRadio Autoが利用可能となる。



カーナビの検索機能も大きな改良点だ。ユーザーがWと入力すると先読み予測でWalmart、Walgreenなどの候補が表示される。検索用データはTelnavの提供で、地図の画像データと共にデバイス内にローカルに保存される(地図の利用は有料となるもよう)。ソフトウェアのアップデートはWiFi経由だ。

Fordの高級車ブランドであるリンカーンもこのシステムが搭載されるが、カラースキームを別バージョンになるようだ。

ただしフォードはAndroid Auto、Apple CarPlayの搭載を完全に断念したわけではなく、依然研究中ということだ。

Sync 3はSync 2とまったくご完成がなく、実際に消費者の手にわたるのは来年発売される新型車からとなる。私がSync 3に触れることができたのはほんの数分だったが、非常に大きな改良が行われたことは確認できた。Sync 3はAudiやBMWのシステムほど派手ではないし、Chrysler Uconnectとくらべても地味だ。しかしほとんどの消費者の要求に十分に答えられる水準に仕上がっている感じた。.

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


After SchoolがApp Storeに復帰。サイバーいじめ防止対策を追加


After Schoolが帰ってきた。匿名投稿アプリは今日一時姿を消した後、数時間後にApp Storeに戻った。アプリは今も学生向けに提供されており、匿名メッセージの投稿が可能だ。しかし、Appleの広報担当者によると、デベロッパーは不適切あるいは攻撃的コンテンツを防ぐための変更を施したという。

アプリには17歳以上の年齢制限が付加され、ユーザーはコンテンツにフラグを付けられるようになった。Appleはデベロッパーに対して、コンテンツを整理するよう伝え、私が見る限り再公開後に他人をいじめるような発言はない。

Appleは、サイバーいじめ等の攻撃的コンテンツに関する通報を極めて深刻に受け止めている。Apple広報者の一人が私に話したところによると、昨夜のTechCrunchの報道の後、Appleのデベロッパーチームはアプリ開発元に連絡を取り、公開を取り止め修正するよう依頼した。われわれは今日の7:00 am ESTにアプリが消えていたことに気付いたが、6:00 pm頃には戻っていた。

わずか数週間前に公開されたAfter Schoolの急速な悪名獲得は、Yik Yakの歴史を彷彿とさせる。攻撃的コンテンツの通報がほんの数件あっただけで、匿名投稿アプリはサイバーいじめの温床として非難の的となり、ついには(遅すぎると指摘する向きもあるが)、問題の投稿をする年齢層による利用を制限する手順を踏んだ。

いわゆるセーフガードが設けられているにも関わらず、私は地元の学校のサイトにログインしてコンテンツを閲覧、投稿することができた。地元高校のAfter School掲示版には現在735人のユーザーが登録されていて、そこは正に私が予想したものだった ― 高校生が高校生のように話していた。殆どのメッセージはボーイフレンドとフェラチオとにきびの話題だった。写真の中には多少きわどいものもあったが、別のユーザーに対する攻撃的コメントは見つからなかった。

今日のアップデートは、After Schoolユーザーたちの自治に依存している。ユーザーはコンテンツにフラグを付けて削除を要求できる。これだけでサイバーいじめを止めることはできないが、会社が攻撃的コンテンツを監視することには役立つだろう。

Appleがアプリ作者の利用規約違反を決して見過ごすこはなく、攻撃的コンテンツについては特にそうだ。今日のアップデートの後も通報が続くようなら、同アプリはすぐに削除されると私は予想している。

After Schoolの開発元は依然としてTechCrunchのコメント要求に答えていない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


ネットいじめアプリ「After School」、App Storeから消える。ただし今も稼動中


ネットいじめの温床が一つ消えた。昨日(米国時間(12/3)本誌が伝えたアプリ、After SchoolはもはやApple App Storeにはない。果たしてAppleが削除したのか発行元が取り下げたのかは、現時点では明らかになっていない。

Appleはこのアプリ削除について調査中であり、同アプリの発行元はTechCrunchからの複数回のコメント要求に答えていない。本誌がアプリの削除に気付いたのは今日(米国時間12/4)の7:00 EDT頃だった。

10月に静かに公開された匿名投稿アプリAfter Schoolは、高校生によるネットいじめに使われたことですぐに悪名を高めた。なぜか同アプリはミシガン州で流行が始まり、デトロイト学区は保護者たちにアプリに関する警告を発令し、かつて[匿名アプリの]Yik Yakが高校生の間で使われた時を思い出させるような問題の報告が無数に寄せられた。

そして昨日には、学校内銃撃の脅迫がアプリに書き込まれ、ミシガン州のある学校では警戒レベルが強化されFBI捜査が入った。

アプリはWhisper風アプリの学校版だが、Yik Yakとは異なりAfter Schoolは17歳以上の年齢制限を受けていなかったっため、保護者は子供がこれをダウンロードするとを防ぐことが困難だった。ユーザーが匿名で書き込んだ投稿は、同じ高校に通う生徒だけが見ることができる。Yik Yakやその前のask.fmと同様、高校生たちはAfter Schoolを、匿名によいるいじめ、嫌がらせ、脅迫等に使っていたとされている。ミシガン州のあるコミュニティーでは、Twitterでハッシュタグ #clarkstontakesastand を使って、人々にアプリの削除を呼びかけた。

残念なことに、アプリは本稿執筆時点でまだ機能している。アプリ発行者は本誌からの度重なる問い合わせにも回答を返していない。このアプリはサーバー側プログラムを利用しているため、理論上は動作を止めることが可能だが、そのためには発行者が閉鎖する必要がある。

情報が入り次第続報する。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


次世代Google GlassはIntelチップを採用か?!

こちらのWall Street Journalの記事が事実であれば、GoogleはまだまだGoogle Glassに対して真剣に取り組んでいるようだ。記事に曰く、次世代Google Glassの開発に力を注いでいて、また次バージョンではテキサス・インスツルメンツに代えてIntelのチップセットを採用する見込みであるとのことだ。いまさら言うまでもないが、Google Glassには改善の余地が多くあった。たとえばバッテリー持続時間はあまりに短かったし、外観もあまりに無骨であった。オタク専用デバイスから脱却するためには、CPU性能の向上も欠かせないものであった。

現在のところ、次期バージョンについての詳細は明らかになっていない。ただ、チップはIntelのものに変わるらしい。これが事実であれば、2012年のプロダクトリリース以来、最も大きなバージョンアップであるとも言えるだろう。

これまでのところ、Google Glassはプロダクトとしての安住の地を見つけることなく、いろいろとアップデートを試しているという状況だ。たとえば度付き眼鏡に対応したり、あるいは搭載RAM容量を増やすというようなことを行なってきた。

Intelの方も、長らく等閑視してきたウェアラブルおよびモバイルへの興味をあらわにしてきているところだ。たとえば昨年のInternational CESではモバイルへの強い意欲を示し、かつウェアラブルデバイスのデモを行ったりもしていた。また、今年になってはおしゃれそうに見えつつ、それでもごく限られたニッチを対象とするウェアラブルであるMICAを世に送り出してもいる。Intelのモバイルおよびウェアラブル指向が本物であるのならば、Google Glassにチップを搭載することは、少なくともPR的には大成功と言えるようになることだろう。

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(翻訳:Maeda, H


テクニクス、ハイレゾ音楽ダウンロードで復活


名高いターンテーブルのブランドであるTechnicsが、ハイレゾ音楽ダウンロードサービスを計画している。ただし、ニールダイヤモンドのハイレゾサービス、Ponoのように米国にやっては来ない。来年1月から、Technicsは英国およびドイツで24ビットトラックを提供開始する。

Technics Tracksと名付けられたこのサービスは、24ビットFLACでエンコードされた数万トラックを提供すると言われている。これは、おじいさんのiTunesではない。ハイレゾファイル形式は、従来のMP3等の音楽フォーマットと異なり、データ圧縮を行わないため、大容量ファイルを生かせる機器で再生すればより高い音質が得られる。

ニール・ダイヤモンドが最近スタートした類似サービスもハイレゾ音源のダウンロードを提供している。Ponoと呼ばれるそのサービスは、ダイヤモンドのポータブルFLACプレーヤー、PonoPlayerを支援するサービスだ。

MusicWeekの記事は、Technics Tracksは7digitalが開発したと報じている。

最後のTechnicsブランドのターンテーブルが市場を去ったのは2010年だが、Panasonicは2014年9月に、同ブランドを復活される意志を表明した。今回がその大きな計画の一環であることは明らかだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


DJI、360度撮影可能な変身ドローンInspire 1を発表


ドローンのトップメーカー、DJIが斬新なニューモデルを発表した。Inspire 1は、Phantomの成功を土台に、同社のプロ仕様ドローンで使われている技術を取り入れ、1マイル離れた場所からでも1080 pのビデオをストリーミングすることができる。3300ドルのInspire 1は決して安くないが、他に類を見ないテクノロジーが満載されている。

DJIは、Inspire 1がプロの機能を使いやすく実現している点を強調する。脚を上げる変身設計によって、12 MPの4Kカメラを360度自由に回転させられる。

DJIは、1マイル先から1080p ビデオをストリーミングできる同社のLightbridgeシステムをドローンに組み込んだ。DJIは通常このオプションを1400ドルで販売している。また、高額モデルと同様、Inspire 1にはコントローラーを2台接続できるため、一人がドローンを操縦し、もう一人がカメラを操作することが可能だ。

12MBのCMOSカメラは、自動水平化ジンバルに装着されており、スムーズなビデオ撮影が可能になっている。画角94度の広角レンズが広い視野を提供し、離陸後は脚を上げることによって360度回転できる。このドローンは鳥瞰の概念を再定義しようとしている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


BlackberryのCEO、次期QWERTY端末をブログでティーザー


Blackberryは健在だ。今日(米国時間10/29)CEOのJohn Chenは、近々BlackBerry Classicを発売することを公表した。それは、どうやら、クラシックなBlackBerryのようだ。

画面サイズやバッテリー寿命などの詳細は明らかにされていない。しかし、唯一あなたが知るべきなのは、このClassicに「Blackberry QWERTYキーボード」が塔載されることだ。

Blackberryは物理的キーボードの付いた携帯電話を諦めたことがない。2013年4月に発売されたQ10は、同社初のBB10 OS塔載QWERTYフォンだったが、少々老いを感じてきたし、魅力的デバイスとは言えなかった。この端末では筋金入りBlackBerry Boldユーザーたちを完全に満足させることができなかったとも聞いている ― Chen自身もブログに書いていることだ

Chenによると、Classicはスクリーンが改良され、BlackBerry 10の全機能がサポートされる。

何より重要なのは、Blackberryがコアユーザーの元に戻ってくることだ。この会社が生き残るためには、Blackberryを離れなかったユーザーたちを満足させると共に、かつてのBlackberryオーナーたちに、再度Blackberryを試すよう説得する必要がある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook