ペンギン・アルゴリズムの更新は、1月以内か。もしくは、3月以内の可能性も。

先日、大規模な順位変動がありましたが、Googleは早々にペンギンアップデートではないと発言していました。未だにペンギンアップデートは未更新のままとなっていますが、ゲイリー氏がローンチ時期について言及しています。– SEO Japan

*記事内のリンクは全て英語となっています。

ゲイリー・イリーズ氏がTwitterにて、ペンギンについて再度言及した。氏は、ペンギンアップデートの更新は2015年以内と予測していたが、クリスマスシーズンに差し掛かった結果、延期されている。今のところは、今月中(数週間以内)にローンチされると思われている。

今回のゲイリー氏の発言によると、新しいリアルタイムのペンギン・アルゴリズムは数週間以内にローンチされるはずだとしているが、”このクウォーター内”、を目標にしているとも述べている。つまり、予定通り今月にローンチされる可能性もあるが、3月にローンチされる可能性もある、ということだ。もちろん、誰が正確な時期を予測できるだろうか?

(ペンギンのローンチは)数週間内を予定している。我々は、このクウォーター内でのローンチを目指しているんだ。しかし、より正確な時期はわからない。

最後にペンギン(ペンギン3.0)が正式に更新されてから15ヶ月が経っている。2014年の12月にかけて、この更新による順位変動が見られたが、それ以来、(ペンギン関連の)変動は見られない。

もちろん、我々はアップデートが行われるべきだと考えているが、ゲイリー氏は非常に頑固者(たっぷりと皮肉を込めて)であるため、十分に準備がされていない状況でローンチすることはないだろう。

この件に関するTwitterはこちら。

この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Google: Real Time Penguin Algorithm Should Launch In Weeks」を翻訳した内容です。

アップデートがあろうとなかろうと、本質的にはやることに変わりがないかと思います。しかし、アップデートが予告されているのであれば、やはり気になってしまうのも性でしょうか。(笑)具体的な時期の言及はありませんでしたが、1月中にローンチされない可能性も出たということで、今回報告させていただきました。– SEO Japan

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新しい年に、新しいウェブサイトへ: 新しいウェブマスター向けウェブサイトのご紹介

新しい年を迎えて、Google のウェブマスター向けウェブサイトも新しくなりました

このサイトの作成にはあたっては、じっくりと時間をかけて、サイト訪問者の行動を分析したりユーザー アンケートを実施したりしました。その結果、サイトをカテゴリ別に分類することでさらに使いやすくすることができました。コミュニティやトップレベル ユーザーの皆様には貴重なフィードバックをいただき、ありがとうございました。

新しいウェブマスター向けウェブサイト

このサイトは、ウェブサイトの問題を解決するのに役立つヘルプリソースや、高品質サイトの作成や検索ランキングの向上に役立つ SEO 学習資料、そして担当チームやウェブマスター コミュニティから最新情報を知ることができる”つながる”ページで構成されています。また、次のような新機能も追加しました。

  • ウェブマスター向けトラブルシューティング: サイトを移転する方法や Search Console で表示されるメッセージなどについてサポートが必要なら、このトラブルシューティングが問題解決のお手伝いをします。また、Google 検索や Google Search Console でよく見られるサイトの問題を解決することもできます。
  • 人気リソース: 人気の Google ウェブマスター向け YouTube 動画や、ブログ記事、フォーラム スレッドをお探しの場合は、こちらをご覧ください。人気のリソースが一覧にまとめられています。このリソースは言語によって異なる場合があります。
  • イベント カレンダー:オンラインのオフィスアワーやお近くのライブイベントでチームの担当者とお話しになりたい場合は、こちらをご覧ください。オフィスアワーとイベントは、世界中で様々な言語にて開催しています。

何かご不明な点がありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムまでお知らせください。

ダニー・サリバン氏による、アミット・シンガル氏へのインタビュー。”モバイルファースト”な生活を送ることで、気づいたこと。

2015年にも色々と動きがありましたが、その内の一つにモバイル関連の動きを挙げる方も多いと思います。(少なくとも、私はその内の一人です。)改めて確認する必要が無いほど、Googleはモバイル推しを継続していますが、アミット・シンガル氏は、ほぼ全ての検索をモバイルデバイスのみで行っているようです。1年以上、そうした生活を続けているとのことですが、その中で氏が感じたことをダニー・サリバン氏がインタビューの中で明らかにしています。我々の明日の作業に直接関わるといった類の話しではありませんが、非常に興味深い内容であり、それは”Google検索のトップの言葉だから”という理由だけではありません。– SEO Japan

アミット・シンガル氏は、ほぼ全てのデジタルライフを、1年以上2つのスマートフォンのみで送っている。

Amit Singhal. Credit: Google

*記事内のリンクは全て英語となっています。

モバイルファーストという信念をしばしば耳にすることはあるだろうが、Google検索のトップは、ただその信念を口にするだけではない。彼は実際にそういった生活を送っているのだ。ほぼすべての検索を1年以上、モバイルデバイスのみで行っているようだ。

アミット・シンガル氏はGoogle検索のシニア・バイスプレジデントであり、同社の検索に関連するプロダクトの全てを統括している。2000年にGoogleに参加してから、ずっとこの役割を担ってきた。この数年間、私は彼に何回もインタビューをする機会を得ている。その内の一つは数か月前のことであったが、彼は2つのスマートフォンをテーブルの上に起き、検索の全てをモバイルで行っていると何気なく述べたのだ。

本当に?全ての検索をモバイルで行う?実際にそうだ、と彼は答えた。より多くの人々がGoogleで検索する際、デスクトップではなくモバイルで行うようになっているが、モバイルファーストについての話をするだけではなく、実際にそうした生活を送ることに意味があると感じたのだ。

非常に興味深い発言であったため、彼のモバイルライフについて話してくれるよう依頼した。下記は、そのインタビューで話された、トピックごとにQ&A形式でまとめた内容である。

Q:スマートフォンとモバイルデバイスのみを使おうと決めたのはいつのことですか?

シンガル氏:スマートフォンのみで生活しようと決めたのは、1年ほど前だったと思う。しかし、長いメールを仕事で打つ際はブラウザ(デスクトップ)を使用している。なぜなら、長いメールをタイプするのは、非常に困難であるためだ。しかし、大体においてはスマートフォンのみを使用している。

おもしろいことに、家をリノベーションしているため、今は仮住まいの生活を送っているんだ。ここ2~3週間はWi-Fi接続もないため、とても困っている。また、家にノートパソコンは置いていない。キーボードが付いたデバイスは家にはなにもないんだ。

Q:スマートフォンだけですか?タブレットは持っていますよね?

シンガル氏:いや、タブレットは持っていない。キーボードが付いたデバイスも、タブレットもないんだ。これ(Galaxy S6 Edgeを取り出しながら。また、彼はiPhone 6+も持っている)は十分に大きいしね。

Q:特別に気に入っているスマートフォンはありますか?

シンガル氏:我々は全てのプラットフォームでユーザーを持っている。そして、その全てを愛しているよ。(にっこりと笑いながら)

Q:では、仮に長いメールをタイプしなければならない場合ですが、オフィスにいる時がデスクトップをメインに使う時間ということですか?

シンガル氏:デスクトップやノートパソコンを使用するのはその時だけだね。たまに、セキュリティ関連の事情があるときはその限りではないが。私は一日の内、6時間から7時間ほどミーティングを行っている。また、ノートパソコンやタブレットを持ち歩いているわけではない。つまり、その時間私はスマートフォンを使用せざるを得ないんだ。その他の1時間は、長いメールをタイプしている時間だね。

Q:バッテリーは持ち歩いていますか?

シンガル氏:ははは。私がスマートフォンを2つ持ち歩いているのはそのためだ。万が一、片方がバッテリー切れをしてしまった時のためにね。

Q:そうした生活を送る中で、あなたが発見した最も大きなことは何ですか?例えば、最も大きな変更であるとか。もしあなたが”やった!モバイルの新しい使い道を思いついた!”というようなことがあれば、それは非常に興味深い。

シンガル氏:最も大きな発見は、Webの側面からも、アプリの側面からも、どちらも完璧には程遠いと感じたことだ。これが最も大きな発見だ。なぜなら、Webは、まだ、完全にモバイル用にデザインされていないからだ。

ログイン情報とパスワードをタイプしなければならないサイトに出くわすと、いつも身震いしてしまう。

これが、我々がAMP(Accelerated Mobile Pages)やその他のプロジェクトを取り組んでいる理由だ。こうした状況を、前に進めようとしているんだ。しかし、私は、ログイン情報とパスワードをタイプしなければならないサイトに出くわしたとき、いつも身震いしてしまう。本当にそうだと思っているんだ。Chromeはパスワードなどの情報を保存してくれるが、それでも素晴らしい体験だとは言えない。

Q:あなたがそう感じるのは、パスワードなどを入力することが手間であるためですか?

シンガル氏:その通り。非常に手間がかかってしまう。私はよく自分のパスワードを忘れてしまうんだ。だから、”パスワードを忘れてしまったため、一時的なパスワードを発行する”、などのリンクを探してクリックする。Gメールに戻って、内容を切り取り、貼り付けを行うが、目に見えない半角スペースを含ませてしまうこともある。悪夢だと言える。なぜなら、切り取って貼り付けを行う作業は正確には行えないからだ。私は、25セント硬貨ほどのサイズの親指を使用しなければいけないんだよ。

仮に、マウスポインターの大きさがこのくらいであれば(握りこぶしを作りながら)、Webデザインは今日のようなデザインになっていただろうか?

アプリについてだが、私はそんなに多くのアプリをダウンロードしていない。そのため、認証における問題はやはり起こってしまうのだ。もちろん、多くのアプリは私の認証情報を保存してくれる。しかし、3か月に1度しか使わないアプリをダウンロードすることはないんだ。

担当医が私に血液検査の結果を送ってくれるのだが、私はその医療団体のアプリをダウンロードしていない。Webサイトがあり、それは非常に上手くできている。そして、幸運にも、私は毎日血液検査の結果を知る必要はない。半年に1回くらいだ。

こうしたことが、最も大きな発見であった。我々を2つのプロジェクトにおいて前進させてくれたのだ。AMPが最も新しい試みであり、App Indexingがそのひとつ前の試みだ。この2つのプロジェクトは不足している部分を埋めてくれることになる。

AMPはコンテンツを配信するための非常に優れたシステムだ。そして、App Indexingは、上位5位の検索結果の内、40%のトラフィックがApp Indexingによるものだ。これにより、私がアプリ内検索を行う機会を減らしてくれているが、それにはいくつかの理由がある。

モバイルは根本的には”タップ”して操作するデバイスであり、”タイプ”するデバイスではない。

*注:”タイプ”とは”type”の和訳であり、”(文字を)入力する”という意です。

アプリ内での検索は非常に苦痛なものであると考えている。モバイルは、根本的には”タップ”して操作するデバイスであり、”タイプ”するデバイスではない。私は、望んでいる情報を手に入れるまで、何回タップを行わなければならないかをよく数えている。現在、Googleが使用しているオートコンプリート機能は、2~3回のタップで完結するような素晴らしいモデルを構築できている。2文字か3文字ほどの入力で大体私が手にしたい情報を得ることができているのだ。

多くのアプリは、こうしたオートコンプリートモデルを採用していない。アプリに伝えたい内容を入力するまでに、多くのタイプを必要としている。そのため、結局はGoogleで検索してしまう自分がいるのだ。欲しい情報を手に入れるためにね。これが、私が学んだものの内の1つだ。

Q:アプリやコンテンツで、あなたが頻繁に使用するものがあれば、例を挙げていただけますか?

シンガル氏:コンテンツがメインのアプリがそれに該当するだろう。例えば、Wikipediaなどだ。本当のアプリや機能性のあるアプリではなく、コンテンツがメインのアプリの1例であるが。つまり、私がよく使用するアプリは、一握りの数しかない。そこまで多くのタイプを必要としないものだ。

Q:検索という観点では、あなたが発見したことはありますか?モバイルで検索を行った際に、”こうした検索結果は考えたこともなかった。ユーザー行動について、こうしたことは意識したことがなかった。何らかの点で変更や改良が必要だろう。”と感じたことはありますか?

シンガル氏:最も大きな発見は、モバイルがタップして使用するデバイスであると気づいたことだ。そのため、あらゆることが、この気づきに基づいている。サインインしているユーザーへは、ユーザーが文字をタイプする前に、最後に検索したいくつかのクエリを提示している。これは、人々の検索行動を変えるだろう。なぜなら、多くの人々が繰り返し同じ検索を行うからだ。

例を挙げてみよう。”mo”とタイプしてみる。私は、”Mountain View”とは入力していない。(”mo”と入力すると”Mountain View”がサジェストとして表示されている。)非常に長い名前だね。誰が名づけたんだろうか?(笑いながらそう述べていたが、モバイルで”Mountain View”を検索する人のことを考えていない、ということを暗に意味している。)履歴を見てみよう。これが私の検索履歴だ。もちろん、(サジェストの中に含まれている)”Mountain View library”は私に関連した情報だ。これで検索は終了だ。

こうしたことが、我々の検索に対する基本的な考えに変化を与えている。別の例を見てみよう。これは私が個人的に使用しているものだ。これについて知っている人はそう多くはない。これは、私の義理の父親だ。(彼の義理の父親の連絡先を表示するために必要な)3文字を入力すれば出てくる。(アドレス帳から)電話を掛けようとした場合は、その他の多くの人の中から探し出さなければならないため、より多くの時間がかかる。つまり、こうしたとこが、今現在起こっていることの1つの例なのだ。

私は、モバイルでは、より多くの行動を行いたいと思っていることに気づいた。

その他にも、私は、モバイルでは、より多くの行動を行いたいと思っていることに気づいた。行動と消費のバランスの中で、より行動へ意識が向けられている、ということだ。それは、つまり、ビジネスに関連した行動だ。そうだろう?これは最もシンプルな行動の1つだ。言い換えれば、席を予約したりとか、そういった類のものだ。

Q:あなたはより多くのことをしたいと思っているのですか?それとも、より簡単に行えるようにしたいと考えているのですか?

シンガル氏:より多くのことをしたいと考えている。そして、我々のインターフェイスで行っているアクションを、より簡単にしたいとも考えている。今日行うことを試しに見せてみよう。今日は私の24回目の結婚記念日だ。”Tamarineレストランに今日の19:00に二人分、席を予約してくれ。”(電話に向かって話しかける。)

(本来であれば、GoogleがサポートしているOpenTableの予約画面を検索結果に表示されるが、今回はエラーが起こったようで、表示されなかった。)

OpenTableがタイムアウトにならなければ、私は簡単に席を予約できるだろう。実際、今日の早い時間に行ってみたのだが、今はタイムアウトになってしまっている。

これがアクションの1つの例だ。席を予約する、ディナーを食べる、という私のアクションだ。ビジネスに関連するアクションの最も簡単な例だ。私は、定期的に経路検索も行う。電話を手に取り、ボタンをタップし、行きたい場所を案内するように音声で頼む。こうしたことが習慣になりつつある。なぜなら、これもまた、アクションであるからだ。

そのため、モバイルは”(アクションを)行う”デバイスでもあると、気づくことができた。

Q:まだ不足していると感じていることはありますか?

シンガル氏:1つある。自分に関することなので、一般的な例であるとは言えないが。例えば、タイムアウトだ。今起こったことのように。なぜ、こうしたサービスはタイムアウトを設定しているのだろうか?

一般的な例も挙げてみよう。Webでは、あるクエリから別のクエリへ行ったり来たりしている。どこかへ旅行するための予約を取るとき、私が気に入ったホテルのレビューに出くわしたとする。そのために、そのホテルの情報をコピーし、貼り付けるといったことをする。

この作業は、モバイルでは非常に苦痛な作業だ。ここで、私の思考は邪魔されてしまう。なぜなら、モバイルでテキストの一部を選択することは、面倒な作業だからだ。コピーし貼り付ける、という作業はモバイルのために設計された作業ではない。(デスクトップでも十分に機能しているとは言えないが。)

いい意味での驚きは、私がよく使用している、ChromeのNow on Tap機能だ。これは非常に優れた機能だが、気に入っていない点は、Androidのみでしか使えないという点だ。(彼はChromeと発言していたが、実際にはAndroidという意味だろう。)また、(Now on Tapをサポートしている)アプリでテキストを読んでいなければ、使うことができない、という点でも不満がある。

これらは、我々が技術的には解決する方法を知っている、不足点と言えるだろう。しかし、これは技術的な問題が原因となっていないのだ。技術的な問題であれば、一貫したユーザー体験を提供することは可能なのだが。

物理的に行うことが困難であることに出くわしたとき、我々の思考は邪魔されてしまう。ここ10年か15年の間、我々の思考は、”マウイ島について調べているときに気に入ったホテルを発見した場合、コピーしGoogleに貼り付け検索を行う。”といった行動をするようにプログラミングされている。そして、作業を前に進めることができる。しかし、同じことをモバイルで行おうとしたら。。。(不満を示すようにため息をつく。)

Q:モバイルでは、文字を入力する場合と音声で検索する場合と、どちらが多いですか?

シンガル氏:文字を入力するよりも、スワイプと音声検索を多く使用するね。

Q:同じくらいの頻度ですか?それども、音声検索の方が多いですか?

シンガル氏:私は普段、ミーティング中は、多くの人に囲まれている。その間、電話に向かって話しかけることはできない。なぜなら、私はミーティングに参加しており、何か別のことを同時に見ているからだ。しかし、プライベートでは、よく電話に向かって話しかけているよ。

私の息子(彼には15歳になる息子がいる)はまだ働いていないから、プライベートの時間しかないと言える。私は、彼がモバイルデバイスで文字をタイプしていることはほとんどないと思う。これは冗談ではないのだが、彼が宿題をしているとき、片手にはペンを、そして、もう一方の手には電話を握りしめているのだ。

私が部屋にいて、彼が自分の部屋にいると、私はGoogleの音声をいつも耳にする。そこで私は、”しっかりと宿題をしているようだ。よしよし。”と思うのだ。

私は、彼が電話に向かって話しかけているのをよく目にする。”第二次世界大戦はいつ?”といった具合に。これは彼の習慣となっているのだろう。私が部屋にいて、彼が自分の部屋にいるとき、私はGoogleの音声をいつも耳にしている。そこで私は、”しっかりと宿題をしているようだ。よしよし。”と思うのだ。

Q:2016年に検索において、どういったことが課題になると考えていますか?

シンガル氏:我々にとって3つの大きな課題は、モバイルとモバイルとモバイルだ。そして、この分野において、我々は優位性を保っていると考えている。他の誰とも、どんなものとも比べてもだ。

これについて、私は非常に誇りに思っている。しかし、全てのプロダクトにおいて幸せだと感じているわけではない。音声検索、スワイプ入力、オートコンプリートについて、非常に大きく進歩できたことについては非常に満足している。

これは、Googleの検索がデスクトップよりもモバイルの方が多くなったという事実に表されているだろう。人々が容易に検索を行えるようにすることができた、という事実を物語っている。

また、ここ最近のGoogle Nowによる予測検索も楽しんでいる。いくつかの改良を行ったのち、非常に優れたものとなった。本当に楽しめているよ。

(彼は自身のGoogle Nowを開き、そこに表示される様々なカードを示しながら下記の説明をしてくれた。)

これが私に関連している情報だ。(彼はそろそろミーティングに向かわなければならない。)車を駐車した場所やクリケットについて。明日の朝に、南アフリカで行われる試合がある。ウォーリアーズ(バスケットボールチーム)は上手くいっていないようだ。株価の情報はこれだ。天気についての情報もある。非常に素晴らしい。こうした情報は私が興味のあるものばかりだ。

これらは、全て私に関連している情報だ。全ての人が、私と同じ(Google Nowで表示される)情報を手に入れる必要はない。

これからもGoogle Nowを利用してくだろう。何度も、何度も、何度もだ。そして、さらにGoogle Nowは進化することになる。

こうした”素晴らしい”と思える瞬間に立ち会うことができている。それは驚くべきことだ。

おお!(マークザッカーバーグ氏が資産の99%を寄付するというニュースをGoogle Nowで発見して叫んだ。)彼が自身の資産の99%を寄付すると決めたって??

ほら、こうのようにして、私は何かを学ぶことができるんだ。こうした、”素晴らしい”と思える瞬間が、私を再度Google Nowに呼び戻すんだ。こうした”素晴らしい”と思える瞬間に立ち会うことができている。それは驚くべきことだ。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「How Google’s Search Chief Has Been Living The “Mobile First” Life For Over A Year」を翻訳した内容です。

個人的には、”モバイルがタップで操作するデバイスであること”と”モバイル検索が増加した理由の一つには、Googleがモバイル検索体験の向上を進めたから”といった点に納得しています。Googleによる取り組みに一定の満足を示しつつも、完璧には程遠いという言葉も印象的ですね。既存のWebデザインをモバイル化する、という発想よりも、そもそものWebデザインについて、疑問を投げているように思えます。スマートフォンの登場以来、日々進化しているモバイルですが、その動きは今後も止まることはないでしょう。数年後、改めて読んでみると色々な発見がありそうな記事だと感じました。– SEO Japan

アルゴリズムを追い続けるか、オーディエンスを引き付けるか。SEOにおける、2つの新しい考え方。

先日ネガティブSEOについての記事を掲載しましたが、今回の記事もKeith Goode氏による記事となります。(Keith氏は弊社パートナー会社である、クロスフィニティ株式会社と業務提携を結んでいるseoClarity社のチーフ・エバンジェリストです。)2015年も色々と変化の多い年でしたが、2016年も引き続き変化の多い年となるでしょう。今年度のSEO戦略を構築するにあたり、ヒントとなれば幸いです。– SEO Japan

数年前では、SEOにおける”流派”はたったの2つしかなかった。ホワイトハットとブラックハットである。悲しいことに、(例えあなたが”善人”の立場であろうとも)あなたが起こしたアクションは、それがコンテンツ関連であれ、技術的なものであれ、Googleによる影響を受け、決定づけられていたのだ。

仕事の担保という意味ではありがたいことだろう。Googleが1年間に行う400ものアルゴリズムの変更が、この先何年も私に仕事を与えてくれると発言することに、少なからずの罪悪感は抱いていた。予算やリソースに対する制限は、単に私がサービスを提供するタイミングを延長させるに過ぎかった。当時は、SEO担当者が自身の役割に対して傲慢になりやすい状況と言えたのだ。

しかしながら、今日においては、マシン・ラーニングの到来、Googleの検索アルゴリズムの分散化、パーソナルアシスタント(Google Now、Siri、Cortanaなど)の露出の増加、パーソナル化された検索結果の強制などに伴い、SEOにおける新しい”流派”の誕生を目の当たりにしている。その新しい”流派”とは、以下の2つを指している。

  • アルゴリズムを追い続ける者
  • オーディエンスを引き付ける者

アルゴリズムを追い続ける者

もし、あなたがこのグループに属することになれば、順位変動、トラフィックの増減、Googleによる大規模なアップデートなど、その全てに対するリバースエンジニアリングを挑み続けることになるだろう。機会ではなく、障害に注力することになるとも言える。業界に関してのコンテンツのトレンドに対する早期のフォロワーとなることが、せいぜいだろう。

芳しくない順位への補償として、リンクへの注力は継続される。コンテンツ戦略は砕かれ、バラバラになり、行き当たりばったりのものとなる。技術的な側面は、ドメインの価値を下げ続ける内部リンクの効果の最大化が注力分野となるだろう。

オーディエンスを引き付ける者

こちらのグループに属した場合は、あなたの注力分野は、エンゲージを発生させる効果的なコンテンツの作成、最新のインターフェイスに迅速に対応するための技術的なインフラの整備、トレンドを追うのではなく生み出す存在となること、などになる。

ランキングの操作ではなく、ユーザーとの対話に注力分野を変更することで、リンクとソーシャルにおけるエンゲージメントは自然と発生するだろう。このグループによって作成されたコンテンツは、単純に情報を提供するコンテンツやエンゲージメントを発生させるコンテンツではない。購入が完了した後でさえ、オーディエンスがさらに欲する状態にさせるようなコンテンツである。自身のメディア以外でのブランド構築も積極的に行う。ソーシャルネットワーク、動画プラットフォーム、フォーラム、新規で立ち上げられた個人のメディアなどへの不安は全く無い。

そして、こうした変化は、Googleの進化に即したものであると言えるのだ。

パーソナルアシスタントとしてのGoogle

少々昔のことになるが、私が大卒で最初に就いた仕事はコンピューターの訪問販売のセールスマンだった。その内容は、現在の私のレジュメに含めていないほど、ひどいものであった。しかし、見込み顧客へ毎日電話営業をしている中で、非常に価値のあることを学んだ。エグゼクティブ・アシスタント(当時は”秘書”と呼ばれていた。私が古い人間であることは認めよう)は、彼らの上司にとっての門番であるということだ。そして、彼らに良い印象を与えることができなければ、意思決定者に近づくことは不可能となる、ということだ。

これは、完全にGoogleが向かっている方向と合致している。Googleは門番として振る舞うパーソナルアシスタントになり、あなたのサイトがユーザーのパーソナルな習慣や好みや癖に沿うものとなっているかを判断する、土台作りを行うのだ。

さらに、ユーザーを喜ばせたか、彼らを帰らせてしまったか、などの履歴を元に、あなたのサイトの価値を判断するようになるだろう。多くのユーザーの要求を満たす単一のアルゴリズムではなく、特定のユーザーにとって最適な情報、エンターテイメント、教育素材、商品、サービスなどをもたらす、自立性を持った70億の別々のアルゴリズムが存在することになる。映画”Her”(邦題は”世界でひとつの彼女”)の”サマンサ”を思い浮かべて欲しい。

つまり、あなたが検索とSEOが向かう方向を、どのように考えるかが問題となるのだ。もし、あなたがGoogleの検索結果で上位表示を操作させることは可能であると考えているのであれば、きっとフラストレーションが溜まることとなるだろう。しかし、あなたがユーザーの要求と、彼らがどのようにしてサイトやメディアと関わることを好むのか、という点について注力するのであれば、常に変化し続けるSEOで自身を見失うことはなくなるだろう。

パーソナル検索への準備をする方法

幸運にも、私が働いているseoClarityでは、業界内で最も先進的なSEOチームと仕事をする機会を得ることができている。また、成功している企業が、成功するために行っている事柄を目撃することができているが、それらを下記にまとめてみよう。

  • 彼らは技術的に迅速であり、変化を受け入れ、新しいチャネルに素早く自身を適合することができる。
  • 彼らは組織全体でSEOを民主化することに成功し、SEOチームが分析と個人学習に注力することを許可している。その結果、ライター、開発者、プロモーター、エグゼクティブ、マーケターが固有の規律内でベストプラクティスを採用することが可能となっている。
  • 彼らはユーザーのニーズを満たし、ユーザーの言葉で話しかけ、ユーザーが望む場所でコンテンツを消費できるための、個々のユーザーに対するコンテンツ戦略を構築している。
  • 彼らは測定基準を再定義し、ランキングやトラフィックを単純に追うのではなく、自身のサイトがどの程度エンゲージメントを発生させ、ユーザーが継続的に訪問しくれるサイトであるかを判断することに注力している。

次年度の計画建てを行う際に、これからの時代に求められる、コンテンツ戦略と技術的な要件の背後にある、インテントを考えるようにしよう。システムを操作することを試みるのか?情熱がなく、工夫のないコンテンツでユーザーを魅了しようとしているのか?言い換えれば、あなたはSEOを”検索エンジンの最適化(Search Engine Optimization)”として捉えているのだろうか?そうではなく、SEOに対する試みを”検索体験の最適化(Search Experience Optimization)”として捉えたことはあっただろうか?

この質問に対し、あなたがどう答えるかによって、あなたの今後の成功が決定されるだろう。

この記事は、RELEVANCEに掲載された「New SEO Schools of Thought—Algorithm Chasers vs. Audience Pleasers」を翻訳した内容です。

“Search Experience Optimization”という表現は個人的にもとても気に入っており、頻繁に使わせていただいております(笑)。ユーザーへの注力は以前から言われていたことではありますが、Google Nowを始めとしたパーソナル化の勢いも加速しそうで、SEOのあり方も繰り返し変化していきそうです。もちろん、根幹の部分が変わることはないでしょうが、新しく取り入れるべき要素は今後も増えていくのではないでしょうか?そろそろ新年ムードも収まりつつありますが、今年のSEO戦略に対し、常に意識しておきたいことだと思いました。– SEO Japan

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先週末のGoogleの順位変動やパンダアップデート関連の情報をまとめます。

明けましておめでとうございます。今年もSEO Japanをよろしくお願いします。(といっても既に1月も中頃ですが。。。)2016年になって早々に順位変動の話題がありました。昨年からもいくつか変動の話題があり、米国でのインパクトが大きかったと個人的には感じています。ペンギン、パンダ、コアアルゴリズムなど、色々な情報が絡んだため少々混乱もありましたが、今回はそれらの内容をまとめた記事となります。もちろん、こうした内容を詳細に把握することで何か対策が打てる(”対策を打つ”ということ自体ナンセンスかもしれませんが)、というわけではありませんが、知っておいて損になることもないと思います。今後新たな情報が出てくる可能性もありますが、一旦は落ち着いた状況とも思いますので、簡単に整理したいと思います。– SEO Japan

今回の記事は、先週末に起こったGoogleのコアアルゴリズムの更新とパンダアップデートに関するニュースについて、疑問や返答や追加情報などをまとめた内容である。

昨日、Googleは先週末にコアアルゴリズムのアップデートを行ったことを認めた。さらに、パンダアルゴリズムはコアアルゴリズムの一部となっていることも伝えている。我々はこの2つを昨日の時点で報じていた。パンダアップデートがコアアルゴリズムに追加されたのは数ヶ月前のことと思われるが、コアアルゴリズムの更新は先週末に行われている。

この2つのニュースが同日に報じられたことにより、ちょっとした混乱を招いたようだ。Googleがアルゴリズムについての情報を共有する度に、より多くの質問や混乱を招くこともある。この記事では、今回業界内で起こった混乱についてまとめ、現時点での状況を明らかにし、明確でない部分も共有したいと思う。

先週末のアップデートはパンダアップデートによるペナルティを更新したものではない。

Googleがパンダアルゴリズムはコアアルゴリズムの一部であると述べたため、「先週末のコアアルゴリズムの更新が新しいパンダスコアをサイトに割り当て、結果としてパンダアルゴリズムによってネガティブな影響を受けたサイトの一部が”開放”されたのでは」、と考えた者がいた。しかし、これは事実ではない。

ゲイリー・イリーズ氏は、パンダに関しては何も行っていないことを、Twitterでつぶやいている。彼は、”あなた方が目撃している最近の順位変動は、完全にパンダや他の動物に関連したものではない。”と述べている。

パンダアップデートはリアルタイムで更新されるわけではない。

混乱を招いたもう一つの点は、”パンダアップデートがリアルタイムになったのか”、ということである。しかし、パンダアップデートがリアルタイムになっているわけではない。ゲイリー・イリーズ氏はこうした発言に対して、すぐに反応している。リアルタイムにはなっていないと答えたのだ。

ゲイリー氏は、”リアルタイムのパンダアップデートという説は間違ったものだ”、と述べている。パンダアップデートはすぐに更新される、もしくは、リアルタイムで働くものではないと説明したのだ。

ジョン・ミュラー氏はハングアウトの動画でこれについての説明を追加している28分頃に、パンダスコアはリアルタイムや、コアアルゴリズムが更新された時点で割り当てられてはいない、と発言している。パンダスコアは、独自のタイミングで更新されており、更新期間は(その他のアップデートと)異なったものであるということだ。

パンダアップデートはより定期的なものになる。

ジョン・ミュラー氏は、同ハングアウトの30分頃に、次のような発言をしている。彼は、パンダアップデートは”若干早く、若干定期的に”なるだろうと述べたのだ。

彼の発言を下記に記載する。

つまり、我々はWebサイトの品質を見ているのであり、どのサイトが高品質か、どのサイトが低品質なのかを判断し、サイトのランキングを決定する際に、それらを考慮している。結果、こうしたアップデートを若干早く、若干定期的に行うようにする方法であるということだ。

上記の発言の数秒後、この発言についての約束はできないが、いずれそうなるのではないか、といった発言をしている。

パンダアップデートがコアアルゴリズムの一部になったことが意味するものとは?

パンダアルゴリズムがコアアルゴリズムの一部となっていない部分もある、という点についての議論は未だに続いている。実際、コアアルゴリズムの一部となったことで、何を意味しているのだろうか?パンダは独自に稼働するものなのか?コアアルゴリズムと伴に稼働するものなのか?一部はコアアルゴリズムと伴に稼働し、一部はそうではないのだろうか?

先週末のコアアルゴリズムの更新では、どのようなシグナルが用いられたのか?

先週末にGoogleの大きな変動があったことを多くの人が気づいている。しかし、パンダアップデートに関連したものではない、という情報も得ている。では、どのようなサイトが影響を受けたのだろうか?Googleは、基本的には、コアアルゴリズムのランキングシグナルやアップデートについて多くを語ることはない。我々がいつも混乱する、ファントムアップデートの一つなのだろうか?こうしたコアアルゴリズムの更新は、いつも謎に満ちており、その結果、Webマスターが内容を把握することが難しくなっている。

パンダアップデートがコアアルゴリズムの一部となったことで、何が変わったのか?

順位とパンダに影響を受けるWebマスターという2つの点において、大きな疑問が残っている。パンダアップデートがコアアルゴリズムの一部となったことで、何が変わったのか?こうした疑問について、Googleからの回答は得られていない。しかし、Googleに質問は送付しているので、彼らから返信があることを期待している。

先週末にコアアルゴリズムの更新が行われ、パンダアルゴリズムがコアアルゴリズムの一部となった。その結果、幾つかの疑問や混乱生じ、それらについての議論がSEOやWebマスター達の間で繰り広げられている。

こうした疑問が更なる疑問を呼ぶことになるだろう。しかし、多くの混乱がないことを望んでいる。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「SEOs Confused, Puzzled After Google’s Mystery Update」を翻訳した内容です。

パンダアップデートがコアアルゴリズムの一部となったのは数カ月前、という記載は、おそらくジョン・ミュラー氏の発言が元になっていると思います。さらっと、パンダスコアという言及がされていますが、こちらは存在が明確になっていたでしょうか??上部コメント欄でも言及しましたが、アルゴリズム対策という考えは本質ではないかと思います。ユーザーに焦点を当てたサイト作りをしていれば、ネガティブな影響は(事故的なものは例外として)あまり不安にならずに済むでしょう。しばらく議論が続く気配もありますが、続報が入り次第、紹介させていただきたく予定です。– SEO Japan

「Advanced Hosting Meetup」を実施します

この度、ホスティング サービス運営者のみなさまを対象にしたプログラム「Advanced Hosting Meetup」を開催します。このプログラムでは、3 か月間にわたってサービス運営上の工夫やスパム対策について情報交換、アイディア交換、共同での実験や調査等を行います。

ブログなどのホスティング サービスは、無料または低コストで簡単に利用できることから広く利用されています。一方で、サービスの運営においては、大規模サービスであるが故の運営上の工夫や、サービス上でのスパム行為への対処等、専門的なノウハウが求められることも多いでしょう。

Google サーチ クオリティ チームでは、これまでもホスティング サービスを運営するみなさまと、大規模サービスの運営、特にスパム サイト作成に利用されず、Google 検索と相性の良いサービスとするにはどうすればいいか等について考える場を設けてきました(ブログ記事 ハングアウト)。

こうしたイベントを通じホスティング サービスの方にお会いする中で「他のサービス運営者との情報交換は非常に役立つので、さらに続けたい」、「大規模サービス運営ならではの疑問をさらに解消する場が欲しい」というお声をたくさん頂きました。そこで今回、当プログラムを開始することとしました。

このプログラム では 2016 年 1 月から 3 月までの 3 か月間、Google サーチ クオリティ チームおよびプログラムに参加する他のホスティング サービス運営者のみなさまで、月に 1 回程度のミーティング(参加者のニーズに合わせて回数は変動します)、日常的なメール等でのコミュニケーションを通して、Google 検索と相性の良い大規模サービス運営やスパム サイト対策といったトピックについて、参加者同士の情報交換やディスカッションを実施します。プログラムを通して、参加者が具体的な成果(サービス運営上の改善、サービス上のスパム サイト減少等)を達成することを目指していきます。

参加のメリット 

  • ノウハウの具現化:普段のサービス運営の中でなかなか手がつけられないサービスの改善アイディアや効率的なスパム対策について、参加者同士で知見を持ち寄り、共同で実験や調査を行うことで、一サービスで取り組むよりも効率的、効果的に実際の施策に結びつくような場になればと思っております。
  • サービスの信頼性向上:検索エンジンと相性の良いサービスであること、スパム サイトの存在しないサービスであることは、ユーザーからの信頼や高い評価を得る上でも良い影響があると思われます。参加者のプログラム内での取り組みについては、後日当ブログ等でご紹介させて頂けたらと思っています。

お申込み

参加を希望するホスティング サービス運営者の方は、こちらのフォームから 2016 年 1 月 21 日(木)23:59 までにお申し込みください。プログラムの性質上、申込多数の場合は選考によって参加企業数を絞らせて頂く場合もありますので予めご了承ください。参加企業が決まり次第、当ブログにて発表いたします。

Advanced Hosting meetup プログラム概要

開催概要

ホスティング サービス間で Google 検索と相性の良い大規模サービス運営やスパム サイト対策といったトピックについて情報交換、ディスカッションを行う場を設ける。具体的アイデア、アクションプランが生まれ、各サービスのさらなる改善につながるきっかけを提供することを目指す。

スケジュール

  • 本日:プログラム開催の発表、参加企業の募集開始。
  • 2016 年 1 月:プログラム参加企業の決定。プログラム開始。
  • 以降、月 1 回程度のミーティングを実施。各ミーティングでは以下のような内容を想定しています(参加者のニーズに応じてミーティングの内容は変更する可能性があります)。
  • 1 月:プログラム キックオフ、参加者の自己紹介、プログラムの目標設定 
  • 2 月:参加者からのベストプラクティスの紹介(1)、Google team からの最新スパムトレンドのご紹介、ディスカッション
  • 3 月:参加者からのベストプラクティスの紹介(2)、Google team からの大規模サービス運営に関する Tips ご紹介、ディスカッション、プログラムの振り返り 期間中、ミーティング以外にもメール等を通して日常的に情報交換、ディスカッションを行います。
  • 2016 年 3 月:プログラム終了。
  • 2016 年 4 月:実施内容および成果の公開。
  • ご参加にあたって(参加要件)

    プログラムの性質上、以下の参加要件を設定させて頂きます。
    • ホスティング サービスを運営していること。
    • 期間中月に 1 回、2~3 時間程度のミーティングへの参加、およびメール等での日常的なコミュニケーションが可能であること。
    • Google 検索と相性の良いサービス運営およびスパム対策を目的としたサービスの仕様変更、機能の改善・追加等を実施できる可能性があること。
    • 自社で実施している Google 検索と相性の良いサービス運営およびスパム対策等の内容について可能な範囲でプログラム内で紹介頂けること。
    • プログラム中の取り組み内容について、当ブログ等 Google のサポート チャンネル上で後日公表することに同意頂けること(会社、サービス名を含む)。

    みなさまと実りある 3 か月を過ごせることを楽しみにしております!

    数億のモバイル ユーザーを保護するための取り組み

    この記事は 2015 年 12 月 7 日に Google Online Security Blog に投稿された記事「Protecting hundreds of millions more mobile users」の翻訳です。

    Google セーフ ブラウジングは長年にわたって 10 億人以上のパソコン ユーザーをウェブ上のマルウェアや望ましくないソフトウェア、ソーシャル エンジニアリング サイトから保護してきました。本日は、こうした保護が Android で Chrome ブラウザを利用する数億人のユーザーにも拡大されたことをお知らせいたします。

    利用方法

    Android 端末をお使いなら、おそらく、既にこの機能をご利用いただいています。Android 版の新たなセーフ ブラウジング クライアントは、Google Play 開発者サービスの一部として、バージョン 8.1 以降から組み込まれています。この機能を利用する最初のアプリは Chrome で、バージョン 46 以降の Android 版 Chrome のすべてのユーザーがデフォルトで保護されるようになりました。Chrome の [設定] > [プライバシー] メニューを開くと、[セーフ ブラウジング] がオンになっており、保護されていることを確認できます。危険なサイトの警告は以下のように表示されます。こうした保護はパソコンの場合と同様に、ユーザーのプライバシーを保護しながら行われます。

    モバイル ユーザーに対するこれまでの保護

    Android プラットフォームと Play ストアではこれまで長い間、有害な可能性のあるアプリからユーザーを保護してきました。攻撃者が対策を回避する技術を高めるにつれて、Google も検出能力をさらに向上させて Android アプリのユーザーの安全を保ってきました。しかし、モバイル ユーザーに対する危険のすべてがアプリに由来するわけではありません。

    これからの保護

    ソーシャル エンジニアリング(特にフィッシング)に対しては別のかたちの保護が必要です。不正なサイトの最新リストを端末上に保持して、ユーザーがそうしたサイトを閲覧する前に、確実に警告を出せるよう備える必要があります。しかしながら、こうした保護をモバイル端末上で提供することは、パソコンの場合よりもはるかに難しくなります。その理由として少なからぬ部分を占めるのが、リストを最新に保たなければならないという点です。

    • 世界中のほとんどのユーザーにとって、モバイルデータの費用はユーザー側の負担になります。データのサイズが問題となります。
    • 世界のほとんどの地域では、モバイルデータの回線速度は Wi-Fi よりも低速です。データのサイズが問題となります。
    • 携帯電話の繋がりやすさはさらに差が大きいため、適切なデータを端末に素早く配信することが不可欠です。データのサイズが問題となります。

    最小のデータで最大の保護を提供

    Google では、セーフ ブラウジングでモバイル端末に送信されるデータは1ビットも無駄にすることなくすべて保護の向上に役立たねばならない、という哲学を持っています。モバイル端末においてネットワーク帯域幅と電池は最も貴重なリソースであるため、どのようにしてモバイル ユーザーを保護することが最良なのかを入念に再検討する必要がありました。一部のソーシャル エンジニアリング攻撃は世界の一部の地域でのみ起きているため、そうした地域内に端末がある場合のみ、端末を保護する情報を送信します。

    また、最も危険性の高いサイトに関する情報をまず最初に送信します。新興諸国の速度の遅いネットワークでよくあるように、ほんのわずかな更新データしか送信できない場合、更新内容は本当に価値のあるものでなければなりません。そこで、私たちは Google の圧縮技術チームとも連携し、送信する更新データの量をできるだけ小さく抑えました。

    さらに、Android セキュリティ チームと協力して、端末上のソフトウェアによるメモリとプロセッサの使用を可能な限り抑えるとともに、ネットワーク トラフィックの最小化にも留意しました。こうした点すべてが重要なテーマです。ユーザーのデータ通信料や電池消費量をわずかでも浪費してはならないからです。

    より多くのモバイルユーザーを保護

    ユーザーに苦い経験をさせないよう、Google ではインターネット上の脅威への対策を続けています。同時に、こうした保護がユーザーのネットワーク費用や端末の電池に不当な負担を強いるものであってはなりません。世界中でモバイルウェブへの依存が高まり続けるなか、Google では可能な限り効率的な方法で、ユーザーをできるだけ安全にしたいと考えています。

    2015年もありがとうございました。- 今年の総まとめ

    2015 年もいよいよ終わりが近づいてきました。皆さまにとって、2015 年はどのような一年だったでしょうか。今年最後の投稿となる今回は、Google 検索に関する今年の出来事を振り返り、2015 年を皆さまとともにおさらいしていきたいと思います。

    モバイル関連の記事が注目を集める

    まずは、ウェブマスター向け公式ブログに投稿されれた記事のうち、今年一年アクセスの多かった記事をランキングでご紹介します。

    1. 検索結果をもっとモバイル フレンドリーに
    2. 検索ユーザーがモバイル フレンドリー ページを見つけやすくするために
    3. "Google Search Console" - ウェブマスター ツールが新しくなりました
    4. Google がお勧めするスマートフォンに最適化されたウェブサイトの構築方法
    5. モバイル フレンドリー アップデートを開始します
    6. Google の検索結果からコンテンツを削除するには
    7. HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります
    8. 誘導ページについて、品質に関するガイドラインを更新しました
    9. Google のインデックスからコンテンツを削除する方法
    10. 4 月 21 日のモバイル フレンドリー アップデートについてのよくある質問

    上記ランキングの中には、Search Console のように今年初めて登場した言葉も見受けられますが、一年を通して最も人気を博したトピックは "モバイル" でした。上位 10 件中 5 件もの記事がモバイル関連となるなど、ますます読者の皆さまのモバイルに対する関心の高まりを感じます。

    App Indexing

    2013 年の発表、そして 2014 年の一般公開以降、App Indexing は 多くのウェブマスターやアプリ デベロッパーの皆さんに利用され、Google 検索はより多くの モバイル アプリ内コンテンツをインデックスすることが可能になりました。今年は、ランキング要素の一つとして使用されることが発表され、検索結果でアプリ コンテンツがより簡単に見つかるよう変更が行われました。Google サーチ クオリティ チームでは、

    など、App Indexing に関してより良い体験を提供できる体制を整えました。

    Google Search Console

    一方、Google 検索に関心を寄せるのはウェブマスターだけではなくなったと考えた私たちは、今年 5 月、ウェブマスター ツールを Google Search Console として一新し、アプリ開発者向けの機能を提供するなど、様々なタイプの人たちに向けたサービスの提供を開始しました。もちろん、従来からある機能の改善も継続的に行っています。Search Console はこれからも検索に関心を寄せるすべての人にとっての包括的な情報源となることを目指していきます。Search Console に関する記事を読み直したい方は、Search Console ラベルより検索いただけますので、ぜひご活用ください。

    セキュリティ

    モバイルなどの話題が盛り上がる一方で、Google はユーザーやウェブマスターの安全性も決して忘れません。昨年に引き続き今年も #Nohacked キャンペーンを開催し、ハッキングを防止するための様々な方法を紹介しました。また、検索結果に表示されるサイトの不正なハッキングに取り組むことを目的に、一連のアルゴリズムの変更も行いました。さらに、セーフ ブラウジングによるユーザー保護の取り組みを紹介したり、HTTPS URL を優先的にインデックスしていくことを発表するなど、ユーザーがより安全にウェブ ブラウジングを行えるための情報提供と環境の改善に力を注ぎました。

    皆さんとともに

    そしてもちろん、今年もウェブマスターをはじめとする多くの方と出会えたことを私たちは大変嬉しく思います。今年はハングアウトを活用したウェブマスター オフィスアワーのみならず、東京をはじめ、岡山や大阪、金沢といった地域で行われるイベントにも参加し、参加者の皆さんと直接的な意見交換を行いました。また、米国本社では 2 年に一度の TC summit が開催され、ヘルプ フォーラムでユーザー サポートに日々大きな貢献をいただいている世界中のトップレベル ユーザーの方々と、貴重な意見交換や議論を行うことが出来ました。

    以上、今年も様々な取り組みが行われましたが、これらは、ヘルプ フォーラムや Google + コミュニティ、ハングアウトなど、様々な場所で皆さんにご参加いただいたり、フィードバックをご提供いただいたおかげです。どうもありがとうございました。Google サーチ クオリティ チームでは、2016 年も皆さんのお役に立つ情報を提供できるよう、継続的に取り組みを行っていきたいと思います。

    それでは皆さん、良いお年を!

    準備は大丈夫?ペンギンアップデート3.0の順位回復事例から見るペンギン対策

    年内最後のテーマは、年明け以降に更新が延期されたペンギンアップデートについてです。
    詳細のタイミングについては語られていませんが、年明け最初の大きなSEOの話題はペンギンアップデートの更新になる可能性も高いと思われます。
    今年のうちに心の準備ができるように、振り返りとしてこの話題に触れておきます。

    次回ペンギンアップデートの更新が年明け以降に延期

    2015年内に更新されると言われていた次回のペンギンアップデートが年明け以降に延期になったと話題になりました。

    ペンギンアップデートは、スパム行為や、ウェブマスター向けガイドラインに著しく違反しているWebページに対して検索結果の順位を下げるとされています。過去のペンギンアップデートでは、特にSEOだけを目的とした意味のないリンクを多く集めて順位を向上させているサイトの順位が変動するなど大きな影響がありました。

    参考:ペンギンアップデートとは

    次回からペンギンアップデートはリアルタイム更新

    また、次回の更新からはアルゴリズムに大幅に変更があり、これまでのペンギンアップデートは手動による不定期な更新でしたが、今後リアルタイムの更新になるとされています。リアルタイム更新になることで、ペンギンアップデートの影響を受けたとしても、これまでのように長く間隔を待たずに順位が回復できる可能性があります。

    そこで今回はペンギンアップデートの更新を目前に、2014年10月に更新された前回のペンギンアップデート3.0で、事前に対策を打っていて大幅に順位が好転したサイトの事例を紹介します。

    特定のキーワードでの順位が伸び悩んでいたり、過去に順位が変動してから長い間キーワードの順位が回復してこないなどの課題をお持ちであれば、リアルタイム更新になる前にペンギンアップデートに備えて今のうちに自社のリンクを見なおした方が良いかもしれません。

    ご紹介するクライアント様の背景

    今回ご紹介するのは、医療従事者向けの求人ポータルサイトです。2000年代の初頭から求人サービスを運営されており、多数の求人情報をサイト内に掲載しており、医療関係の協業会社も多く信頼も厚いサイトです。

    このサイトは、2013年にGoogleから部分一致のペナルティをうけていましたが、過去に委託していたSEO会社が設置していた外部リンクを削除・否認して再審査リクエストを送り、無事ペナルティを解除しました。

    しかし、ペナルティ解除以降も なかなかキーワードの順位は戻りませんでした。そのため引き続きGoogleSearchConsole(当時はウェブマスターツール)以外にも ahrefs や majesticSEO といったサードパーティ製のツールを利用して外部リンクを調査し、削除や否認などの対策を行いましたが、キーワードの順位は回復しませんでした。

    2014年のペンギンアップデート(ペンギン3.0)を待つ際に行なった施策

    引き続き外部リンクの削除・否認は行ってましたが、ペナルティは解除されたもののなかなか順位が戻ってこなかったので、ペンギンアップデートやGoolgeから特定のキーワードにフィルタがかかっているなどの影響が推測されました。

    そこで、当時もペンギンアップデートの更新が来るとアナウンスがあったので、それに備えることにしました。それまで使用していたドメインについている外部リンクからの影響を受け継がない形で移管を行い、新サイトでは人工リンクに頼らないサイト運営をご提案しました。ペンギンアップデートまでに行なった施策を紹介します。

    ドメインの移管

    下記の図のように旧ドメインから新ドメインへのリダイレクトはハブページを経由して301リダイレクトおこないました。

    ハブページにrobots.txtを用いてクローラーはブロックし、一方でブックマークなどをしてサイトを既に知っているユーザーには旧サイトのURLでもハブページを通して新サイトにリダイレクトされるようにしました。

    こうすることで、過去の被リンクの効果を引き継ぐこと無く、ユーザーを新サイトに転送することが可能になります。

     

    20151225_画像1ドメイン移管

    関連サイト(協業サイト)からのリンク取得

    同じ会社が運営している関連サイトや求人を出している医療機関・協業先などから積極的にリンクをもらえるように働きかけ、関連リンクを集めました。

    下記はahrefsを用いた当時のドメイン移管後の外部リンク数の数値です。

    20151225_画像2

    ?”自然リンク” の獲得のための特集コンテンツ作成

    ナチュラルリンクを獲得出来るように求人情報だけではなく、定期的に特集コラムなどリンクを集められるような記事コンテンツを増やしました。

    上記の施策を行い、ペンギンアップデートに備えていたところ、実際に2014年10月17~18日にペンギンアップデート(3.0)が更新されました。

    ペンギンアップデート3.0 (2014年10月17~18日)の影響

    ペンギンアップデート3.0が更新されから計測していたキーワードでゆっくりと順位が変化してきました。実際にどのように順位が変化をしたかをご紹介します。

    都道府県を掛け合わせたキーワードの順位推移

    まず「◯◯求人 × 都道府県名」のような都道府県名をかけわせたキーワードの順位が上昇しました。下の図は2014年の10月から2015年4月までの都道府県掛け合わせのキーワードの順位分布の推移です。

    20151225_画像4

    それまでグレーで示されている100位圏外であったキーワードが青色の50位以内や緑色の20位以内にランクインしてきたことがわかります。

    具体的には、下記のような都道府県の掛け合わせキーワードの順位がじっくりと回復していきました。

    20151225_画像4都道府県KW推移

    ※2014年10月~2015年8月の都道府県掛け合わせキーワードの検索順位

    対策キーワードのランキング分布

    その他にも”雇用形態”や”求人条件”などを掛け合わせたロングテールでのキーワード群でも徐々に順位が好転し、計測していた約1500のキーワードでの順位全体的に上昇してきました。

    下の図は、計測していたキーワードの順位の分布の比較です。

    20151225_画像3

    ※2014年10月時点と2014年7月時点の計測キーワードのランキング分布比較

    20151225_画像5

    ※2014年9月から2015年3月までの計測キーワードのランキング分布

    図からもわかるようにペンギンアップデート以後、10位以内のキーワードの割合が増えています。

    メインキーワードの順位

    ロングテールのキーワード群が除々に回復してくるのに伴い、最終的には「〇〇 求人」のようなメインキーワードでも順位が回復してきました。

    20151225_画像7メインキーワード推移

    ※2014年10月から2015年7月までのメインキーワードのランキング分布

    オーガニックの流入

    オーガニックの流入も順位の上昇によって旧ドメインとも比較して増加しました。
    具体的には、2014年11月から2015年6月までの半年間のセッション数が、前年比で46,470 から 62,680 と約1.2倍増加し、ペンギンアップデート3.0が更新した2014年10月から半年経過した2015年6月のオーガニックからのセション数は昨年比で1.5倍まで増加しました。

    20151225_画像8 検索流入推移

    ※ペンギンアップデート後の自然検索トラフィックのセッション数の推移

    人工被リンクの削除とナチュラルリンク獲得によって、ペンギンアップデート更新以降で評価が改善

    このような結果から判断できるのは、このクライアント様では、

    • 過去に設置したスパム判定される危険のある外部リンクからの影響を極力排除したこと
    • 関連する企業からのリンクや、特集コンテンツなどを通して”ナチュラル”リンクを集めたこと

    が、ペンギンアップデートが更新された際にGoogleからの評価向上につながったのではないかと考えられます。

    まとめ

    今回は2014年10月のペンギンアップデート3.0の更新の前後で順位が回復した事例を紹介しました。
    今回紹介したクライアント様のように特定のキーワードでの順位が伸び悩んでいたり、過去に順位が変動してから長い間回復してこない方などは、もしかしたらサイトに現在ついている外部リンクが影響している可能性も考えられます。

    もちろん、ペンギンアップデート以外にもGoogleのアルゴリズムは数多く存在するため、順位が好転しない理由はペンギンアップデートによるものではないかもしれません。

    しかし、多くの場合、人工リンクによる施策は功を奏さなくなってきています。順位が低く、人工リンク対策を行っているという方は、このタイミングを期に対策方針を変更するということも検討すべきでしょう。

    準備は大丈夫?ペンギンアップデート3.0の順位回復事例から見るペンギン対策ナイル株式会社 - SEO HACKSで公開された投稿です。

    準備は大丈夫?ペンギンアップデート3.0の順位回復事例から見るペンギン対策

    年内最後のテーマは、年明け以降に更新が延期されたペンギンアップデートについてです。 詳細のタイミングについては語られていませんが、年明け最初の大きなSEOの話題はペンギンアップデートの更新になる可能性も高いと思われます。 […]

    【シリーズ連載その3】Android 6 “Marshmallow”とSEO。モバイル検索における”Click to Search”機能。

    Android Marshmallowのシリーズ記事の第3弾(1記事目はこちら、2記事目はこちら)となります。今回がラストの記事となりますが、”Click to Search”に焦点を当てた内容となっています。(日本語では”タップして検索”と呼ばれており、Chrome>設定>プライバシーから設定することができます。)新たな検索を片手で行える機能であり、非常に重宝していますが、ユーザー行動にも影響を与えていると思います。誰もが使用している機能、とは言い難いと思いますが、SEO担当者として注目しておく必要はあるかと考えています。– SEO Japan

    Android Marshmallowの新しい機能と可能性がモバイル検索に及ぼす影響を考察するシリーズ記事の3本目(最終回)となる今回の記事で、シンディー・クラム氏は、”Click to Search”機能について見解を述べている。

    android-mascots-1920

    *記事内のリンク先は、一部を除き全て英語となっています。

    Android Marshmallowのリリースにより、Googleのクロールにおける技術がより洗練され、多様化している。音声やテキストベースの検索以上に、より状況に適し、より即時的な新しい入力方法が生まれ、検索のアクションは拡大を続けているのだ。

    今記事は、モバイルSEOの戦略にインパクトを与える可能性のある、Android Marshmallowについてのシリーズ3作目となる記事である。1本目の記事では、プライベート・インデックス(日本語記事はこちら)にスポットライトを当て、2本目の記事では、販売者のデータとGoogle Nowのカードの関係(日本語記事はこちら)を考察した。

    最終回となる3本目の記事では、Googleが新たに加えた、もう1つの変更点、”シングル・ジェスチャー”の検索アクションを取り上げていく。これは、Google Chrome内でワードやフレーズをロングタップをすれば、新しい検索を実行できる機能である。現時点では、このシングル・ジェスチャーの検索機能は、Androidのデバイスのみで提供されているが、Googleの新しいAndroid OSが掲げる目標とも大いに一致している。

    Googleは、まだ、Android Chromeの機能に対するこの変更に関して、公式な発表を行っていない。また、資料も提供していないため、ここでは”Click to Search”(クリックして検索)と呼ぶことにする。Click to Searchは、Android Chromeのみで提供されている。Android Marshmallowの場合は、Mailなど(ただし、YouTube, Google+、Messenger、News、PlayStore、Calendarは今のところ対象外)、もともと搭載されているOSのアプリからClick to Searchを利用することもできる。

    Click to Search Green Lantern

    Click to Searchにより、Googleは、「掘り下げて調べる」スタイルの検索を可能としている。つまり、ユーザーが検索結果ページに戻ることなく、あるいは、アドレスバーを探して、新しいクエリを投げることなく、検索の実行を可能にしているのだ。

    ユーザー体験においては、小さな改善だと思うかもしれないが、モバイルデバイスで新たにページを読み込む手間が省ける点、そして、なによりも、検索をするために新たに入力する手間を省ける点を忘れないでもらいたい。どちらも、モバイルデバイスで検索を行うユーザーにとっては、とても重要なポイントである。

    Click To Searchの仕組み

    ワードをタップして検索をスタートする機能は、このシリーズの1本目(日本語の記事はこちら)で言及した”スクリーン・クローリング”によって可能となる。「スクリーンのクロールが可能であれば、そのすべてを検索クエリの候補にしてしまおう」、というのがGoogleの考えだ。Googleは検索を始めた際のスクリーン上のコンテンツを基に、連鎖したクエリとNow on Tapの検索に対して、コンテキストの関連性を活用していることになる。

    この機能は、モバイルデバイスにとって素晴らしい機能となっているが、キーボードに制限がある場合、あるいは、モバイルウォッチのようなウェアラブルの、キーボードを持たないあらゆるデバイスのユーザーにも重宝する機能だ。このようなデバイスでは、ユーザーはGoogle Nowで、入力や音声コマンドによる最初のクエリを実行する。続いて、Android製のウォッチなどのインターフェースで、Click to Searchを利用して、もともとのクエリに関するより詳細な情報を検索することになる。

    この新しい検索方法により、ユーザーはAndroid Wearのデバイスからの検索をより行うようになる。単純に一つのWebサイトにとどまるのではなく、他のアプリやWebコンテンツにある詳細情報を検索することがてきるため、今滞在しているサイトやアプリの画面から去ることを厭わなくなるだろう。

    テレパシーが使えないことを前提にすると、スマートウォッチにおける検索において、最も直感的な体験と言えるだろう。Android MarshmallowとNow on Tapのユーザーにとっては、このシングル・ジェスチャーの検索アクションは、Now on Tap検索を開始するためにホームボタンを長押しするアクションにとても似ているのだ。

    このシングル・ジェスチャーの検索機能は、スマートフォンのあらゆる画面でのクロールを開始し、機能する。スクリーン上の(単一のワードだけではなく)テキストに関して、さらなる情報をもたらしてくれるのだ。この機能は、パブリック・インデックスとプライベート・インデックスから結果を引きぬくが、さらに、検索結果の下部にウェブサイト、および、アプリのアイコンを表示している。

    Click To SearchがSEOにとって重要である理由

    SEOに関しては、ハイライトしているワードに対する検索結果(Click to Searchの検索結果)は、Google.comで検索を始め、クエリを入力して表示された検索結果と同じとなっている。つまり、連鎖した検索結果でも、文脈を意識した検索結果でもない。現在、通常のGoogleの検索結果とClick to Searchの検索結果の違いは、表示方法にある。

    Click to Searchの検索結果では、プレビューボックスに1つだけ表示される(追加のクリックがなければ)。また、その検索結果は、フィーチャード・リッチスニペット(Answer Box)、ナレッジグラフ、ロケーション・カード、定義など、Googleによってキュレートされた結果となることが多い。そのため、このClick to Searchでウェブサイトを上位にランクインさせることは、非常に難しい。

    Click to Search DC Comics Example

    ただし、必ずキュレートされたGoogleの結果が表示されるわけではない。Wikipediaのエントリや実際のウェブサイトが、トップに表示されることもある。画像、YouTubeの動画、そして、基本的に、通常のモバイル検索に表示されるあらゆるアイテム(スポンサー付きのリスティングとPPCの結果も含む)は、Click to Searchの検索の1位となる可能性がある。

    SEOの担当者にとっては、このタイプの検索結果がモバイルユーザーの行動に与える影響を確認することが重要だろう。なぜなら、今まではユーザーを離脱させていたものが、この新しいインターフェースでは、ウェブサイト、アプリ、または、検索結果に直接導く可能性があるためだ。

    下記の例は、Target.comの買い物ページからスタートしている”superhero”のClick to Searchである。”men’s graphic tee”や”men’s t-shirt”のような、Eコマースにおける重要なキーワードであるが、通常は、競合するウェブサイトやGoogle Shoppingの結果がトップに表示されるだろう。

    Click to Search Superhero

    この新しいタイプの検索は、SEOの担当者に多くの疑問をもたらすだろう。このような新しいインタラクティブな検索は、ページビューやサイト滞在時間を減らすのだろうか?あるいは、スマートウォッチなどの小さなデバイスでは便利だと認識されるまで、こうした機能はユーザーに無視されるのだろうか?同様に、ホームボタンを長押しして、Now on Tapにアクセスする方法は受け入れるのだろうか?それとも、無視されるのだろうか?

    どちらも、クエリで1位にランク付けされる重要度を高めることに疑いの余地はないが、Googleはフィーチャード・リッチスニペットやGoogle PlayやPPC広告でこのスペースを埋めてしまう可能性がある。その場合、SEO担当者は、どのような対策を練ることができるのだろうか?Android MarshmallowとGoogle Now on Tapが進化し、この新しい検索のオプションが、どのように展開されていくのか、我々は注目する必要があるだろう。

    次に考慮するべきポイントは、Googleが、いつ、このタイプの検索を画像で適用するかということだ。2本目の記事(日本語記事はこちら)で取り上げたように、画像の関連性へマシン・ラーニングを活用するのだろうか。恐らく、間もなく、ユーザーはサイト内、あるいは、アプリ内の画像をクリックして、別のアプリやウェブサイト上の同じような商品を見つけることが出来るようになると考えている。

    もし、こうした画像検索が可能となれば、その検索結果は、プライベート・インデックスの情報に応じて、優先順位がつけられる可能性がある。ユーザーが過去に見たことのある、もしくは、大勢のユーザーがプライベート・インデックスに保存している、という理由で、特定のアイテムが上位にランク付けされるのかもしれない。画像のClick to Searchは、各種の検索を大幅に複雑化し、また、モバイルSEOの一部の領域を劇的に変えるポテンシャルを持っている。

    その一方で、ユーザーに大きなプライバシーの懸念を突きつける可能性もある(例えば、赤の他人が、路上で撮影した私の写真を投稿し、画像認識検索を用いて、私の個人情報を手に入れることは出来てしまうのか?それは勘弁してもらいたい)。しかし、Eコマースにおいては、論理的に考えて、画像認識による商品のマッチングが行われるようになるのは、当然の流れだろう。

    これに加えて、この新しいタイプの検索のアクションをどのようにレポートするのかも不明だ。マーケターが、このような検索を、どのようにレポートすることが出来るのか、また、功績を何に認めればよいのか、まったく分からない。Googleアナリティクスのプラットフォームやレポートプラットフォームもまた、こうした変更に適応しなければならないだろう。望ましくないユーザー体験を提供しているウェブサイト、そして、適切な情報に欠けるウェブサイトは、多くのトラフィックを失ってしまうように思える。

    ユーザーがあなたのサイトから”離脱したキーワード”(ユーザーがClick to Searchで検索したキーワード)を、Googleアナリティクスで分析できるようになってほしいものだ。Click to Searchのアクションは、Googleが非公開扱いするリファラーのデータの一部ではなく、サイト上のユーザー行動である。従って、アナリティクスに含まれるべきと考えるが、 どれだけ有用だとしても、キーワード関連のレポートは、実現する確率が低い気もしている。

    まとめ

    モバイル検索は、Googleにとって変化を起こすきっかけを作ったように私には思える。Googleは、様々な方法で、ユーザーがクエリを入力する必要のないブラウザとOSの開発を行っている。

    Google Now、Now on Tap、Android Marshmallow、Chromeに加わった画像認識、マシンラーニング、Click to Search、プライベート・インデックスは、アプリとウェブの境界線をぼやけさせているが、プライベートとパブリック、スポンサー付きとオーガニック、そして、コンテンツとクエリの境界線もまた曖昧にしている。

    こうした機能の全ては、間違いなく、ユーザー体験を改善し、より直感的な操作を実現しているが、マーケターとSEOの担当者にとっては、より複雑で、より面倒な取り組みが求められることになる。Googleが次に何を加えるのか、誰もが楽しみにしているが、資料の提供、追跡機能の追加、そして、クロスアカウントのユーザー体験への注力もGoogleには求めたい。何を隠そう、モバイルオーディエンスを受け入れる点に関しては、私達もGoogleと同じぐらい重視しているのだ。

    この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもSearch Engine Landを代表しているわけではない。

    この記事は、Search Engine Landに掲載された「Android 6 “Marshmallow” & SEO Series: Click To Search With Google Mobile」を翻訳した内容です。

    非常にマニアック(?)な機能であり、現時点では大きなインパクトを与える機能でもないでしょう。しかし、こうしたGoogleによる新しい機能が普及すればユーザー行動に大きな影響を与えることもあり、結果としてWebサイトの内容やSEO戦略にも影響を与えることもあります。ユーザーに焦点を当てることは何よりも重要ですが、Googleの新機能によってユーザー行動が大きく変化する場合もあるでしょう。新たな機能やサービスがユーザーにどのような影響を与えるか、日々考えることの重要性を改めて確認できたかと感じています。– SEO Japan

    続きを読む 【シリーズ連載その3】Android 6 “Marshmallow”とSEO。モバイル検索における”Click to Search”機能。

    Googleがナレッジパネル内のローカルビジネスのデータを管理するマークアップをテスト中。

    先日、”Place Actions“についての記事を掲載しましたが、ローカルビジネス用の構造化データについての話題です。ナレッジパネル内に表示されるデータについての情報をGoogleに送信することができるようになるとのことですが、マークアップを実装すれば100%その通りになる、という訳にはいかないとも考えています。現在は(おそらく)アメリカの限られたユーザーのみを対象としたテスト段階にあるようですが、近いうちにリリースされることが予測されます。– SEO Japan

    ローカルビジネス用の新しいマークアップ方式の内容を見てみよう。Googleがローカルビジネスの情報を更新することができるようになるが、現在はテスト段階だ。

    Googleは新しい構造化データについての説明ページを追加した。Googleへローカルビジネスのデータを提供することができる、という内容だ。ドキュメントによれば、現在はテスト段階であるが、近いうちに公開することを望んでいるとのことだ。簡単に言えば、あなたのWebページにマークアップを行うことで、ローカルビジネスについての変更を、Googleにより効果的に伝えることができるようになるのだ。Googleとローカルビジネスの両者にとって、コミュニケーションを容易にする変更だ。検索結果内に表示されるローカルのナレッジパネル内のデータをより正確に、よりリアルタイムなものにすることができるだろう。

    興味深い点は、Googleが先週MyビジネスのAPIをリリースしたばかりだということだ。これは、ビジネス(企業側)がGoogleへのデータ送信を容易にすることを目的としており、”プログラム的な”方法でローカルビジネスの情報を更新することができるものだ。

    今回の変更は、Webサイトに直接マークアップを行うことで、Googleがそのサイトをクロールし、マークアップを発見すれば、そのデータを用いてローカルビジネスのデータを更新するということになる。私は、Myビジネス内のデータも更新されるだろうと考えている。

    デベロッパーズサイトに掲載されているドキュメントには、以下の記載がある。

    現在、我々は限定されたデータプロバイダーと、この機能をテストしています。近いうちにこの機能を公開し、誰もが利用できるようになることを望んでいます。

    Googleがこの機能を公にリリースする時期は未定ではあるが、自身のサイトにマークアップを先んじて行うことはできるだろう。

    より詳細な情報は、こちらのドキュメントを参照して欲しい。

    今回の情報はRohan Ayyar氏が最初に気づいたものであり、私にTwitterで知らせてくれていた。

    この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Tests Markup For Managing Local Business Data For Knowledge Panel」を翻訳した内容です。

    記事内にあるRohan氏のツイートによれば、ロケーションページのガイドラインが、ひっそりとリダイレクトされており、構造化データのドキュメントに飛ばされていたとのことです。”Place Actions”のページが追加された時点で、該当の”Overview”のページも閲覧できていましたが、現在のページとは内容が異なっているようです。日本でもすぐに適用されるかどうかは不明ですが、先んじてマークアップしておけば、リリース後すぐに反映されるかもしれませんね。– SEO Japan

    続きを読む Googleがナレッジパネル内のローカルビジネスのデータを管理するマークアップをテスト中。

    HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります

    Google では常にユーザーのセキュリティを最優先に考え、長年にわたってウェブの安全性の向上やブラウジング体験の改善に取り組んできました。GmailGoogle 検索、YouTube では以前からセキュアな接続を実現しており、昨年は、検索結果での HTTPS URL の掲載順位を若干引き上げる取り組みにも着手しました。ウェブのブラウジングはウェブサイトとユーザーとの間の私的な体験となるべきであり、傍受中間者攻撃、データ改ざんの対象となってはいけません。Google が「HTTPS everywhere」の推進に取り組んできたのはこのためです。

    この流れの一環として、Google は、より多くの HTTPS ページを探すよう、インデックス システムを調整していることをお知らせします。具体的には、HTTP ページに対応する HTTPS ページのクロールを開始します。これは、対応する HTTPS ページがどのページからもリンクされていない場合にも対象となります。同じドメインの 2 つの URL が同じコンテンツを掲載していると思われ、かつ、両者が異なるプロトコル スキームで配信されている場合、通常、以下の条件を満たしていれば HTTPS URL を選択してインデックスに登録します。

    • セキュアでない依存関係が含まれていない。
    • robots.txt によってクロールがブロックされていない。
    • セキュアでない HTTP ページに(または HTTP ページを経由して)ユーザーをリダイレクトしていない。
    • HTTP ページへの rel="canonical" リンクが含まれていない。
    • noindex robots メタタグが含まれていない。
    • 同一ホスト上の HTTP ページヘのリンクが含まれていない。
    • サイトマップに HTTPS URL が掲載されている(または URL の HTTP バージョンが掲載されていない)。
    • サーバーに有効な TLS 証明書がある。

    Google のシステムではデフォルトで HTTPS バージョンが優先されますが、HTTP サイトを HTTPS バージョンにリダイレクトしたり、サーバー上に HSTS ヘッダーを実装することで、他の検索エンジンでも HTTPS バージョンを明示的に優先させることができます。

    今回の取り組みにより、ウェブの安全性がさらに高まることを嬉しく思います。Google 検索結果で HTTPS ページを表示することにより、Google では、セキュアでない接続を介してウェブサイトを閲覧してコンテンツ インジェクション攻撃を受けやすくなるリスクを減らしたいと考えています。ご質問やご意見がございましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムまでお気軽にお問い合わせください。

    ネガティブSEOの隠された世界。ネガティブSEOは存在し、それはリンクによるものだけではない。

    今回の記事は、seoClarity社のブログ記事の紹介となります。seoClarity社はアメリカに本拠を構える大手SEOツールベンダーであり、弊社のパートナー会社である、クロスフィニティ株式会社と業務提携を結んでおります。ネガティブSEOについての記事となりますが、リンクによるペナルティを狙った手法ではなく、ネットワークやサーバーサイドからのアプローチの内容を解説しています。アメリカではどの程度の影響があるのかは不明ですが、日本でも非常に限定的なことであるかもしれません。この記事の目的はあくまで注意喚起であることをご了承の上、お読みいただければと思います。– SEO Japan

    本インタビュー記事は、ログファイルやGoogleサーチコンソール、リファラデータで注視すべき点を指摘し、読者に対する注意喚起を行うことを目的としており、筆者及びseoClarity社はいかなるネガティブSEOの手法の利用を推奨・支持するものではありません。

    Clarity World Tourというイベントでシアトルを訪れた際、GreaterGood.comのTed Kubaitis氏と話しをする機会を得た。このイベントで様々場所を訪れ、多くの方と話しをすることができたが、彼との会話は、その中でも最も興味深い内容であった。Ted氏はネガティブSEOについて、多くのことを私に教えてくれた。そして、そうした攻撃の見抜き方を、私が今まで考えたこともなかった方法で、紹介してくれたのだ。

    ネガティブSEOとは何か?

    ネガティブSEOとは、競合のサイトから、検索エンジンへのシグナルに影響を与えることで、ターゲットとなるサイトにネガティブに働くことを目的とした戦略である。ネガティブSEOと聞くと、多くの人が競合サイトに向けた低品質なリンクの購入を思い浮かべるだろう。私も長い間そう考えてきた。しかし、実際は、ネガティブSEOは多様なスキルセットであり、低品質なリンクの購入よりも、さらに狡猾な戦術が用いられている。そのため、私はTed氏に、彼が自身の経験から学んだことを私に伝えてくれるよう、頼んだのだ。

    インタビュー内容

    Keith=seoClarity社。インタビュアー。
    Ted=GreaterGood.com。インタビュイー。

    Keith:まずは、Ted氏がネガティブSEOについて経験したことを、我々に快く共有してくれることについて感謝の意を表します。

    Ted:どういたしまして。

    Keith:Ted氏の職業はSEOという認識でよいですか?

    Ted:SEOは私の仕事の一部ですね。おそらく20%といったところでしょう。現在、私は大規模なECサイトで企業内のデータを収集し、管理する部門のディレクターを担当しています。ソフトウェアエンジニアでもあり、マーケターでもあります。以前は、特許を取得した技術を保持しており、ビジネス・インテリジェンスの分野でソフトウェア会社を設立していました。オンラインビジネスに関係した様々なことをやってきました。

    Keith:GoogleはネガティブSEOの影響を否定しています。ネガティブSEOは実際に行われており、サイトへの影響もあるのでしょうか?

    Ted:ネガティブSEOは実際に行われています。否定派の方がサンプルとしているサイトは偏ったものであると考えています。そうしたサイトは標的にされていないため、脅威は小さいと言えるでしょう。しかし、実際は、ネガティブSEOは拡大しています。大きな金額が動いており、あなたの法律の権限外にも競合がいます。多くの場合、この種の攻撃に適用される法律はないのです。ネガティブSEOの脅威は急速に高まっています。

    Keith:どのようにして、最初のネガティブSEOに気づいたのですか?

    Ted:始めは偶然でした。私も以前は、”ネガティブSEOは現実的でない”という側の意見を持っていました。私は会社のエンジニアとして働いており、そこは非常にオープンな環境でした。そのため、全員がその日に起こった問題を自動的に気が付くことができました。ある日、私は、ネットワークの担当者が非常に軽微なサービス妨害攻撃に対応していることをふと耳にしました。

    **ここから技術的な話しになるため、読み飛ばしてもかまいません。**

    このネットワーク担当者が対応していた攻撃は、”スロー・ロリス(slow loris)”攻撃というものでした。

    スロー・ロリス妨害
    スロー・ロリスはRovert ”RSnake” Hansenによって書かれたソフトウェアの一部であり、単一のマシンが他のマシンのWebサーバーを、最低限の情報量で、関係のないサービスとポートに影響を与えることにより、停止させることを可能にする。
    スロー・ロリスはターゲットとしたWebサーバーに接続し続け、Webサーバーを可能な限りオープンな状態にさせようとする。Webサーバーへの接続を継続し、不完全なリクエストを送り続けることで、これを実現する。定期的に、それに続くHTTPヘッダーを送付するが、そのリクエストが完了することはない。この攻撃を受けたサーバーは接続状態を継続するが、やがてその許容量を超えてしまうため、最終的にはクライアントからの別の接続を拒否してしまう。
    引用:Wikipedia

    **ここまで技術的な話し**

    この攻撃自体には大きな意味はありません。こうした攻撃を検知し、防御するためには1時間か2時間で済みます。そして、2週間か3週間ごとにこうした攻撃が繰り替えされます。この状態が何か月も、もしかしたら、何年間も続きました。この攻撃が開始された時期は特定できていません。

    我々はこの攻撃者の意図が分かりませんでした。一度検知すれば、対応は簡単です。容易に防ぐことができるのに、なぜ、こんなにも長い間攻撃を続けるのかが理解できませんでした。

    数か月後、私はSEOの収益における不安定な状況を説明するためのミーティングに参加しました。この時点でも、私はネガティブSEOを信じていませんでしたが、そのミーティングで私は寒気を感じました。ミーティングが終了した後、SEOの収益を示すグラフの上部にスロー・ロリス攻撃のグラフを載せてみました。すると、SEOの収益の下降が、”常に”スロー・ロリス攻撃の後に起こっていることがわかりました。この日から、私はネガティブSEOが現実的であり、そして、私を含めた多くの人が考えているものとは全く別のものであることに気づきました。これは、”非常に”効果的なネガティブSEOであり、バックリンクとは無縁のものだったのです。

    **ギークな情報**

    私はその後数週間、このネガティブSEOの攻撃に関してあらゆることを調べました。そして、その仕組みを理解しました。簡単に言うと、攻撃者は、Googlebotが我々のサイトをクロールするタイミングを見計らって我々のサイトを攻撃し、サーバーがGooglebotを含むすべてのアクセスに対し、500エラーを返すようにしむけました。Googlebotはエラーを返すページを検索結果から除外します。Googlebotは数日間該当のページを再評価しません。(これは、今日では起こらないことです。Googleは数時間内に再評価を行いますが、当時はそうした状況ではありませんでした。)そして、より厄介なことは、Googleが再評価を行い、該当のページがエラーを返さないと認識した後、以前表示されていた順位よりも下位に表示されるようになります。元の順位に戻るまで、2週間ほどその状態が続きました。

    **ギークな情報終了**

    当初、我々はこの攻撃が成功するとは思わず、脆弱なものと考えていました。実際は、非常に成功しており、非常に脅威的なものでした。長い間効果を出すものであり、攻撃が行われるたびに、我々の動きを封じていました。

    “この日から、私はネガティブSEOが現実的であり、そして、私を含めた多くの人が考えているものとは全く別のものであることに気づきました。これは、非常に効果的なネガティブSEOであり、バックリンクとは無縁のものだったのです。”

    ランキングを見ているだけでは、Googleの通常の変動による影響と思ってしまうでしょう。順位が2つ下がり、2週間後に戻ってきたという状況に注意を払うことはありません。我々は、20のWebサイトを運営しており、全体で40万ページあります。そして、そのWebサイトの多くが、共有サーバーを使用しています。Webマスターツール(原文ママ)では、複数のサイトを横断的に集約したデータを見ることができません。全てのサイトのSEOの状況をトラッキングしなければ、この状況には気が付かないでしょう。

    我々は攻撃が現実的であることと、その仕組みを理解しました。しかし、どのようにしてこの攻撃を止めることができるのでしょうか?

    この攻撃を効果的なものにするためには、攻撃者が、攻撃のタイミングとGooglebotが我々のサイトをクロールするタイミングを一致させる必要があります。どのようにして一致させるのでしょうか?私は4つの方法があると考えています。

    1. Googleのキャッシュをモニターし、キャッシュの日付が更新されれば、Googlebotによるクロールする時期がわかる。
    2. キャッシュの日付を分析し、Googlebotが再びクロールするタイミングを推定する。
    3. ユーザーエージェントを見るために、サイト間のスクリプトを行う。
    4. 頻繁に攻撃を行い、タイミングが合うことを期待する。

    私はこの攻撃者が非常に賢いと考えており、1番上の手法を用いたと思っています。

    私は全てのページに”NOARCHIVE”タグを設置することで、この攻撃に対応しました。この方法により、Googleが該当のページのキャッシュリンクを表示することをやめさせることができるます。結果、攻撃者が我々のキャッシュの日付から簡単にモニタリングすることを防ぐことが可能となりました。

    この措置を行った4か月ほど、攻撃はされなくなりました。我々は彼らに勝利したと考えました。しかし、それは間違いだったのです。

    2014年の第3四半期の後半に、我々は単独の非常に正確な攻撃を受けました。攻撃者は一時的に手を緩めており、再び攻撃をしに戻ってきたのです。攻撃者は我々の対応に気づき、より注意深く、より戦略的に攻撃のタイミングを狙ってきました。私がSEOに対して寒気を感じた、2回目の出来事でした。多くのオンラインのリテラーがそうであうように、我々も収益の大部分を第4四半期に売り上げます。攻撃者がブラックフライデー(アメリカでのクリスマス商戦の開始日)を待っていた、という考えをぬぐうことはできませんでした。彼らの攻撃の中でも、ブラックフライデーの1週間前に行われた攻撃は、最も重要な時期におけるSEOを破滅させました。

    我々は彼らがどのようにして攻撃のタイミングを決定しているかを把握しようとしました。しかし、把握することはできませんでした。ブラックフライデーの1週間前の被害は、今までで最も大きいものでした。その月、我々は60-70%のSEOからの収益を失いました。非常に落胆しました。

    こうした攻撃が甚大な被害をもたらし、今後も継続してくという事実を、我々の会社は公式に認めました。我々はセキュリティ強化に数十万ドルを投資し、リアルタイムで数百の異なる攻撃を検知し、ブロックできるようにしました。

    “SEOの収益に大きな影響を与えた出来事に対し、全てのログや証明データを確認し、状況を把握しようと試みました。”

    全てのWebサイトに新しいフィイヤーウォールを構築し、適切なURLの再配置が完了するのに、半年かかりました。我々は、ようやく勝利を手にすることができましたが、多くの時間と費用を割くこととなりました。今年、我々のSEOにおける収益が2桁成長を見込めることは非常に喜ばしいことです。その理由は、ネガティブSEOの攻撃をストップすることができたことが大きいでしょう。

    Keith:今まで聞いたこともないような攻撃や、人々が普段意識したことがないようなネガティブSEOは他にもありますか?

    Ted:私は、ここでお話した攻撃を”Googlebotの妨害攻撃(Googlebot Interruption Attack)”と呼んでいます。こうした攻撃によるネガティブSEOへの公式な名前はありませんが、その程度に新しい攻撃だということです。

    ブラックハット側の人間が行う戦略を紹介しましょう。過去にペナルティを受けている”汚れた”ドメインを獲得し、DNSをあなたのWebサイトに設定します。該当のペナルティが、少なくとも短期間は、あなたのWebサイトに受け継がれてしまいます。最悪な方法は、大量の”汚れた”ドメインから、あなたのサイトに目がけ、一気に設定をすることです。

    似たような方法として、”汚れた”ドメインからあなたのサイトへリダイレクト設定を行う、といったものがあります。”汚れた”ドメインが収集したバックリンクの影響を、現在通常稼働しているURLへ与えてしまうという効果があります。この方法の恐ろしいところは、攻撃者がリダイレクト先を変更すれば、こうしたドメインを再利用できるという点です。

    さらに、canonicalタグの設定をしていないページをターゲットとする方法もあります。偽のURLパラメータやアンカーテキストを追加するなどして、稼働しているがGoogleがまだ発見していない、というURLを作成します。そして、偽のURLがオリジナルのURLよりも上位表示するまで、偽のURLにリンクを構築します。オリジナルのURLはPRが低い、重複コンテンツとしてみなされ、検索順位が下がります。GoogleがPRを再度評価するまで、この効果は持続します。しかし、この攻撃は、自身の全てのページにcanonicalタグを設定することで防ぐことができます。

    大量のドメインを使用する方法もあります。ここでは”汚れた”ドメインである必要はなく、Googleにインデックスされ、多くのボットに回遊されているドメインが使用されます。数百ものドメインから単一のWebサイトにリンクを設置します。そして、ボットからのアクセスをサービス停止のシグナルとして利用するのです。

    “唯一の解決策は、SEOの収益を正確に捉え、定期的にモニタリングすることです。”

    悪質なリンクの購入は誰もが知っている方法です。しかし、その他にも多くの方法があります。悪質な人間の創造性に限定されるものではありますが、悪質な人間の創造性は非常に高いのです。正直に言って、非常に恐ろしいことです。自身を奮い立たせる必要があるイベントがあり、闇の部分を調査しなければいけない。常に次の攻撃を心配しているし、その代償を既に払っているかもしれないと考えてしまいます。

    Keith:こうした攻撃のサインを、どの場所で発見していますか?SEO担当者が見るべき場所はどこでしょうか?

    Ted:私は多くのSEO担当者と議論をしてきました。唯一の解決策は、SEOの収益を正確に捉え、定期的にモニタリングすることです。コンバージョンは大事ですが、SEOの健全さを図る指標として、収益を見ることの方が良いでしょう。収益は、インデックス状況、ランキング、トラフィック、コンバージョンなどの全ての要素を複合したものです。コンバージョンを見ることは大事ですが、大きく指針を動かすものではないため、ネガティブSEOのシグナルを発見することは難しいです。

    次に、エンジニアと相談することも大事です。彼らが取り組んでいる問題は、SEOの効果に直接影響します。ネットワークエンジニアが行っている火消し作業は、最適なサインの一つです。彼らが対応した問題の記録を取り、収益や他のKPIとの関連性を調査しましょう。

    さらに、ログも大事です。Webマスターツール(原文ママ)のクロールエラーのログを確認することで、Googlebotが直面した問題を知ることができます。

    1. 多くの500エラーは”Googlebotの妨害攻撃”の可能性を示唆
    2. 多くの404エラーは”汚れた”ドメインからのリダイレクトを示唆
    3. 多くの不可解なURLエラーや重複コンテンツのエラー
    4. 一般的に、ハッキングの痕跡はWebのログに現れる

    Keith:こうした攻撃を検知する方法を、どのようにして学びましたか?

    Ted:非常に困難でした。SEOの収益に大きな影響を与えた出来事に対し、全てのログや証明データを確認し、状況を把握しようと試みました。しかし、そうした全ての出来事が攻撃によるものではありませんでした。多くの場合、こうした出来事は我々のWebサイト側のエラーによるものでした。マーケティングチームが問題のあるトラッキングサービスをインストールしたため、といったこともありました。また、過去にペナルティを受けたことを知らずにドメインを購入し、そのドメインを使用したサイトからリンクを張られているといったこともあります。SEOの担当者として、こうした出来事を検知し、把握することが求められます。収益、ログ、日々の一般的な出来事などは、早期の検知のために非常に重要な要素です。

    Keith:SEO担当者はこうしたブラックハットのフォーラムなどを確認するために、時間をかけるべきだと思いますか?

    Ted:Yesでもあり、Noでもあります。こうした攻撃に対する理解が必要な状況であれば、Yesです。概して、他者を信用しているのであれば、こうしたフォーラムを利用することも手かもしれません。しかし、読者側に立った意見でいうと、SEOのフォーラムやブログは、SEO担当者の多くが経験したことのない問題に対して私が手助けをすると、嘘つきと非難されることがあります。くだらない批評を下す人たちが、証拠がないと言って、私を非難することは日常茶飯事です。SEOのプロフェッショナルが集まるコミュニティが、ただの喧嘩状態になることはあります。ブラックハットのフォーラムでは、私が直面した攻撃に対する調査の手助けしてくれました。どのような仕組みであり、どのように対応すれば良いのかなどを教えてくれました。GoogleやSEOのコミュニティは、概して、非協力的です。これについては、長い間忘れられない出来事となるでしょう。

    “Googleは根本的な問題を抱えています。ペナルティは簡単に兵器となり得るのです。Googleが善い行いを支持すれば、人々は善い行いを増やすでしょう。”

    Keith:どの程度、こうした攻撃が広まっていると思いますか?また、どのくらいの回数の攻撃を、あなたのサイトは受けましたか?

    Ted:何らかの理由で、我々は大きなターゲットとなりました。おそらく、我々は多くの商品を扱っており、アフィリエイトサイトと競合する商品も多くあったからです。オンラインのリテラーで、季節的な売り上げが多いのであれば、注意が必要です。私のサイトが直面した大きな脅威は、今のところ解決しました。しかし、多くのサイトが無防備であり、我々が用いた解決方法を採用していません。

    長年に渡り何百もの攻撃を受けていたはずですが、我々がそれに気が付いたのは、2014年になってからでした。多くのWebサイトにとって、”不明なものに対するセキュリティ”となります。この種の攻撃に対し、注意を払う必要は十分にあります。

    Keith:どのようにしてネガティブSEOの威力を軽減しましたか?例えば、不完全なパラメータの使用をどのように軽減させましたか?

    Ted:検知が最重要でした。問題に気が付かなければ、それを軽減させることは不可能です。不完全なパラメータについては、いくつか対応策はありますが、私が強く薦める方法は、canonicalタグを全てのページに使用することです。非常に厳格なURLに変更することもできます。しかし、ログや検索結果画面のURLなどをしっかりと確認しなければ、問題に気が付くことすら叶いません。

    Keith:ネガティブSEOの検知のために、プラットフォームはどのような手段を用いるべきでしょうか?

    Ted:収益を詳細に確認することは重要です。Googleからのみの損失が起こっていれば、重要なシグナルと言えるでしょう。私の場合、SEOの収益は複数のソースから得られています。 Google、Bing、Excite、AOL、Yahooなどの検索エンジン経由、ノートパソコンやISPのスタートページからのシンジゲート検索、メタ検索エンジンなどからです。

    収益の観測を行い、Googleからの収益のみが落ちていた場合、顧客行動によるものではないと考えることができます。例えば、春休みに入ったからということが理由であれば、すべてのソースからの収益が落ちるはずです。

    また、500エラー、404エラー、ログ内や検索結果画面の不可解なURLなどには目を光らせましょう。

    “ネットワーク管理者のフラストレーションの計測器”を作りだすことも大事なことでしょう。

    Keith:機械学習がいずれは手動によるアルゴリズムの操作を無効化させると考えますか?もしくは、我々は常に用心していなければならないのでしょうか?

    Ted:Googleは根本的な問題を抱えています。ペナルティは簡単に兵器となり得るのです。Googleが善い行いを支持すれば、人々は善い行いを増やすでしょう。善い行いへの賞賛や報告をもっと公に行い、取引先、顧客、サプライヤーなどとより良い関係を築くことに注力する。そうした取組を進めることが重要となるのではないでしょうか。

    不幸にも、Googleは場当たり的な対策しかしていません。その理由は私にはわかりません。個人的には、良いコミュニティのメンバーになることと、反していると感じています。

    機械学習については、激しい競争だと感じています。我々の多くが自身のサイトをGoogle内で上手く作用するようなシステムやプロセスを構築しています。私は、こうした競争が今後も続くものだと考えています。

    “何かが正しくなければ、その原因を突き止めることに熱心であるべきで、事前に感知する能力を磨く必要があります。そして、常に否定を行う人々が、あなたのこうした取り組みも否定するのを防ぐことも重要です。”

    Keith:SEOについて、何かアドバイスできることはありますか?

    Ted:変更箇所は最小限にし、測定は最大限行う。自身で証明できることを、行わない手はないです。測定できる結果があれば、それを再利用することができます。SEOの収益を、コストの正当性が見いだせないという理由で、敬遠しているのであれば、方向性を議論する機会を作りましょう。SEOはベクトルです。重要で、方向を示す役割があります。明日になれば、さらにその重要性は増します。

    まとめ

    ネガティブSEOは短期で、破滅的な結果を生むものではありません。ネガティブSEOに関係する出来事の検知は容易ではあります。しかし、ブラックハットSEOを成功させようとする試みは、多くの穴を作り、順位を下げるためのちょっとした罠を作り、トラフィックを失わせ、収益を損なわせます。そして、通常の手段では検知できないものです。スロー・ロリス攻撃から、改ざんされたパラメータ、そして、粗悪なリンクの購入など、ブラックハットSEOのツールボックスに入っている手段は一つではありません。そのため、自身のサイトにとってのSEOの成功を測定し、問題をモニタリングする方法は、複数あるべきです。このインタビューでは、Ted氏が、彼が取り組んできたネガティブSEO対策、現在のモニタリングの方法、攻撃を軽微にする方法についてのアウトラインを紹介してくれました。

    Ted氏が推奨する方法を下記にまとめます。

    1. システム担当者とネットワーク担当者と近しい関係を作り、彼らが潜在的な攻撃を探している取り組みの内容を知る。
    2. クロールエラーやサーバーエラーで、変則的なパターンがあれば、全て検証する。
    3. アナリティクスを使用し、変則的なパラメータがトラフィック内にあるかどうかを観測する。
    4. cacnonicalタグを使用し、厳格なURLを作成することで、ブラックハットと思われる者から外部のページを作成されることを避ける。
    5. 意味をなさないものがあれば、調査する。

    Ted KubaitisTed Kubaitis: GreaterGood.comのビジネスインテリジェンスのディレクター。エンジニア兼マーケターであり、彼の経験はNCSA Mosaicを使用する際にNDAにサインが求められた時代まで遡る。特許を取得した技術を保持し、ビジネスインテリジェンス業界でソフトウェア会社を設立した。


    この記事は、seoClarityに掲載された「THE SECRET WORLD OF NEGATIVE SEO」を翻訳した内容です。

    個人的には非常に新鮮な内容でありましたが、大手サイトのインハウスの方々にとってはそうではなかったかもしれません。(もしかしたら、これ以上にやっかいな攻撃を受けている可能性も。。。)今日のSEOの担当領域は多岐にわたっており、セールス、マーケティング、PRなどのチームといかに連携を進めていくかが重要だとよく言われています。その中には、もちろん、システム担当部署との連携も含まれるかと思いますが、サイトの安全性を担保するという目的でも、システム担当の方と話しを進めていくのは重要なことですね。記事内にもあるとおり、些細な変化に気を配る必要があり、根気のいる部分ではあると思いますが、上手くチェックが行われる工程が作れれば理想的だと感じました。– SEO Japan

    成功事例ばかり追いかけても、コンテンツマーケティングは成功しません。

    コンテンツマーケティングやオウンドメディアの話になると、「他社の成功事例を知りたい」というWeb担当者が非常に多くいます。今回は、コンテンツの4つの種類に基づいた他社様の事例を紹介しながら、成功事例を参考にするポイントをご紹介します。

    ヤフー、クリスマス関連キーワードの検索トレンドをインフォグラフィックで公開

    いよいよクリスマスが近くなり、街も賑やかになってきました。そんな中、Yahoo! JAPANがクリスマスに関するキーワードの検索動向を調査し、その結果をインフォグラフィックで公開したので、ご紹介します。– SEO Japan

    ※画像をクリックすると、公開元サイト(Yahoo!マーケティングソリューション ブログ)に飛びます。

    出典:検索キーワードで見るクリスマス – Yahoo!マーケティングソリューション ブログ

    2014年、「クリスマス」というキーワードの検索数は、11月から徐々に増加し、ピークは12月24日。他の月に比べ、12月に検索数が5倍以上増えるキーワードは、PC・スマートフォン共に「クリスマス レシピ」でした。平均検索開始時期は12月6~10日頃で、男性よりも女性の方が早く、期間も長く検索している事も、インフォグラフィックから分かります。

    クリスマス前に関連キーワードの検索が増えるのは予想できますが、こうして具体的な検索内容を見ると、男性よりも女性の方が子供のプレゼントを検索している人が多いなど、クリスマス商品を扱うマーケターにとっても有益な情報が得られるのではないでしょうか。 — SEO Japan

    続きを読む ヤフー、クリスマス関連キーワードの検索トレンドをインフォグラフィックで公開

    セーフ ブラウジングの保護対象が増えました

    この記事は 2015 年 11 月 13 日に Google Online Security Blog に投稿された記事「Safe Browsing protection from even more deceptive attacks」の翻訳です。

    セーフ ブラウジングは、8年以上のあいだ、従来のフィッシング攻撃から 10 億人以上のユーザーを保護してきました。そのあいだにも、ウェブ上で暗躍するハッカーたちは、ユーザーをだまして本来意図していない行動をとらせるために、さまざまな種類の不正行為を仕掛けています。つまり、フィッシング攻撃の様相は常に変化してきているのです。そこで Google では、ソーシャル エンジニアリングも対象にするよう保護の範囲を拡大しました。

    ソーシャル エンジニアリングは従来のフィッシングと比べてより広範囲なカテゴリであり、さまざまな不正なウェブ コンテンツを含んでいます。ソーシャル エンジニアリング攻撃とは、次のようなコンテンツを指します。

    • 信頼できる組織(銀行、行政機関など)を装っている、またはそのような印象を与えるコンテンツ。
    • ユーザーが信頼できる組織に対してのみ行うような行為(パスワードを共有する、テクニカル サポートに電話するなど)に誘導しようとするコンテンツ。

    Google や Chrome から配信されたコンテンツであるかのように装うソーシャル エンジニアリング攻撃の例を、以下にいくつかご紹介します。他の信頼できるブランドも同様に、ソーシャル エンジニアリング攻撃による不正行為に使用されていますのでご注意ください。

    これは、マルウェアや不要なソフトウェアをダウンロードして実行させようとするページです。Google が運営するサイトだと思わせるために Chrome のロゴと名前を使っています。こうしたコンテンツには、Google とは無関係であることを示す免責条項が目立たない場所に書かれている場合がありますが、このコンテンツが不正なものであることに変わりはありません。ウェブからファイルをダウンロードするときはいつでも注意を払うようにしてください。

    これはテクニカル サポートの電話番号をかたったページです。偽の警告メッセージを表示して、Google またはその他の信頼できる組織になりすました無関係の企業に電話をかけさせようとしています(Chrome では有料のリモート サポートは提供していません)。

    これは偽の Google ログインページです。ユーザーをだましてアカウントのログイン用認証情報を入手しようとしています。この種のフィッシングを行うサイトでは、クレジット カード情報などその他の個人情報の入力を要求されることもあります。フィッシング サイトはまるで本物のサイトのように見えるように作られているため、アクセスしている URL が本物に間違いないことをアドレスバーで確認するとともに、そのウェブサイトが「https://」で始まるかどうかもチェックするようにしましょう。詳しくはこちらをご覧ください。

    ソーシャル エンジニアリングのコンテンツが含まれるウェブページであることが特定されると、Chrome では次のようなページを表示してユーザーに警告します。

    (セーフ ブラウジングで誤って不正なサイトとして分類されているウェブページがある場合は、こちらからご報告ください)

    Google では、より多くのユーザーがオンライン コンテンツを安心して利用できるようにするため、セーフ ブラウジングによる保護を引き続き強化していきます。詳しくは、透明性レポートのセーフ ブラウジングに関するページをご覧ください。

    【シリーズ連載その2】Android 6 “Marshmallow”とSEO。商業データを用いたNowカード。

    シリーズ連載の第2弾の記事になります。(初回の記事はこちら。)Googleの予測検索にスポットを当てた記事ですが、AppleのSiriとの比較がよくされる内容だと思います。(MicrosoftのCortanaを忘れたわけではありません。)今回はショッピングに関わる話であり、対抗馬としてAmazon Primeが上がっております。Webでショッピングをする方も多いかと思いますが、より個人的で有益な情報が提示されれば嬉しい限りではないでしょうか。– SEO Japan

    Android Marshmallowの新しい機能は、モバイル検索の未来にどのような影響を与えるのか?シリーズ連載の第2回目となる今回の記事では、シンディー・クラム氏が、Google Nowの”Price Alerts cards(プライスアラート・カード)”と”Visually Similar Products(よく似た商品)”を取り上げている。

    google-now-1920

    *記事内のリンク先は全て英語となっています。

    Google Nowは、Googleの予測検索ツールであり、ユーザーが検索を行う前に、ユーザーのニーズを予測する試みを行う。Google Nowは、”answer card”という形式を用いて、スマートフォン、スマートウォッチ、あるいは、(プラグインをダウンロードしている場合)デスクトップのコンピュータに情報を提示する。

    前回の記事(日本語記事はこちら)では、Googleのプライベート・インデックスについての解説を行い、Google NowとNow on Tapにおける、ユーザーへの影響を取り上げた。今回の記事は、前回の内容に基づいて話を進めていく。3部作の2作目となる今回は、Googleのプライベート・インデックスが、ユーザーが興味を持つ製品の価格が下がった際に、どのようにユーザーに通知を送るのかを説明する。

    また、Googleの画像認識についても言及し、Google Now以外の場所に掲載されている、競合する製品を特定する機会にもスポットライトを当てている。前回の記事では、この機能を”スポンサー付き”Nowカードと呼んだが、Googleから次のような指摘を受けたため、名称を変更している。

    “Google Nowのカードには、現在、スポンサー付きのコンテンツは1つも存在しません。Google Nowのカードとして表示されるコンテンツとランク付けは、完全にオーガニックなものです。カードがユーザーを、スポンサー付きのコンテンツや情報を含む、ショッピングの結果に導くことはあります。そうした情報(例えば、値引きなど)は販売業者からの情報ですが、Nowカード自体にはスポンサーは付いていません。”

    モバイル広告の増加

    気づいていない方もいるだろうが、Googleは複数の異なるタイプの広告を追加している。モバイルインターフェースでは非常に目立つものだ。このようなスポンサー付きの結果は、フライト、ホテル、映画、テレビ番組、そして、一部の製品のクエリに対して提示されている。PPCの入札ではなく、フィードによるものであり、その下に掲載される自然検索の結果とは区別しにくいものとなっている。

    こうしたスポンサー付きの結果は、アプリ内検索に取られがちなトラフィックを取り戻すための手段だと考えられる。検索結果にこうした情報を直接掲載することで、Googleは情報を見つけやすく、そして、消費しやすくしており、ユーザーのアプリへの遷移を未然に防ぐ効果を見込んでいるのだ。

    これと同じ目的で、Googleは、商業的なGoogle Nowのプライスアラート・カードをテストしているように思える。最近までは、Google Nowのカードに対しては、すべて受動的で、オーガニックなものであったようだが、間もなく、このアプローチが変化する可能性がある。

    Amazon Primeの人気の高まりにより、Googleではなく、Amazonのプラットフォーム(アプリ、または、ウェブ)での検索が増えている。そうした状況の中、Google Nowはショッピングにおけるトラフィックを取り戻すためにGoogleが行っている取り組みと言えるだろう。

    Google Nowのプライスアラート・カードは、Adwordsに参加する販売サイトがGoogleに投稿する、GoogleショッピングのフィードとGoogle Nowとを結びつけている。このカードは、過去に閲覧したアイテムの価格が下がると、ユーザーにその旨を通知するものである。

    ビジネスの面では、Googleにとって理にかなった仕組みだと言えるが、その他にもメリットはある。Googleショッピングは、Google Nowのカードからモバイルトラフィックを得る上でもってこいの製品だ。なぜなら、信頼されているモバイルインターフェースを持ち、様々なデバイスのユーザーが容易にモバイルで買い物を楽しめることができるためだ。

    また、Webの販売業者にとってのメリットもある。モバイルのWebアクセスや、安全な支払い方法をセットアップしていない様々な種類のセラーへアプローチすることが可能となるからだ。

    Google Nowのプライスアラート・カードの仕組み

    Googleは、すべてのユーザーの、あらゆるデバイスでの行動に関するデータを、プライベート・インデックスに保存している。この中には、買い物やGoogleショッピング(そして、その他のEコマースサイトも含まれる可能性がある)の閲覧等、ウェブでのやり取りの情報も含まれている。

    この情報を用いて、GoogleはGoogle NowやNow on Tapにおいて”プライスアラート”を作動している。プライベート・インデックスからはページを訪問したことを把握し、また、Googleショッピングのフィードから、閲覧したアイテムの価格が下がったことを把握している。

    以下に、Google NowでTarget(アメリカの有名小売店)が送った値下げの通知の画像を掲載する(Targetは自身のウェブサイトで製品を販売しているが、Googleショッピングにも掲載している)。Google Nowのプライスアラート・カードは、過去に閲覧した製品をプレビューし、新たな価格を、Googleショッピングの購入ページに向かうリンクとともに表示している。

    スポンサー付きのGoogle Nowの通知では、製品をクリックし、直接Google Shoppingに向かうことができる。あるいは、”Compare products from other merchants(その他の販売者と製品を比較する)”と記された画面下のリンクをクリックすることもできる。このリンクは、同じページの下に掲載されているGoogleショッピングで購入可能なリスト(よく似た商品)にユーザーを導く。

    GoogleNow Shopping Price Drop Notification

    ユーザーの追跡がどのような仕組みで行われているのかは不明だが、恐らく、ユーザーのウェブ閲覧履歴をベースにしていると思われる。このGoogle Nowのカードは、Googleショッピング経由で保存されたクッキーを用いるという、従来の方法が用いられているかもしれない。しかし、この情報は、複数のデバイスではアクセスすることが難しいだろう。

    (理論的には、ページ上の製品スキーマによって作動する可能性も考えられる。しかし、ソースコードに目を通したところ、その証拠は見当たらなかった。)

    SEOの観点では、このGoogle Nowカードは、複数の理由で興味深い存在だと言える。まず、Google Nowのカードの生成に、製品のフィードを投稿し定期的にアップデートすることで、会社側(販売者側)が影響を与えることができるようになるかもしれない、初めてのケースと言えるからだ。販売者は、(カードが閲覧履歴をベースに生成され、価格が下がるとき限定で作動するため)カードに対する料金を支払うわけではない。しかし、販売者が参加費を支払うGoogleショッピングのユーザー体験の一部である点は明白だ。

    Googleは、次のように説明している。

    “上記の例を使って説明すると、ドレスの値下げのカードは、この特定のアイテムをリサーチしたことがあるユーザーのみに提示されます。そのため、値下げを伝えるカードは、ユーザーの役に立つ可能性が高いのです。 しかし、販売者は、カードを表示させるために、料金を支払う、つまり、カードのスポンサーになることはできません。”

    Googleは、こうした予測検索機能をAndroid MarshmallowとNow on Tapで構築しようとしているようだ。そのため、Googleショッピングのフィードの活用は、サイトのトラフィックとコンバージョンをアップさせる方法となり得る。デジタルマーケティングの”自然”な手法とは完全には言えないが、SEOを担当しているなら、少なくとも意識する必要はある。

    画像のクローリングとはどう関わるか?

    “よく似た商品”がランディングページ(“関連した商品”)に盛り込まれる点も興味深い。

    ここで注目すべき点は、Googleによる”よく似た商品”を特定する仕組みである。Googleフォトで用いられているマッチングアルゴリズムと同じアルゴリズムを使って、(前回の記事で例として紹介した、「my pictures of dogs」(犬の私の写真)の検索のように)写真の分類、グループ分けを行っているように思える。

    マシンラーニングのアルゴリズムは、日付と時間、および、場所をもとに自動的に写真を分類している。こうしたデータはすべて画像ファイルのメタデータから得ることができる。しかし、下記の画像のように、この技術は写真内の特徴を認識することで写真のグループ分けを行う画像認識とマシンラーニングも使用している。

    Google Photos Catigorization

    この点を踏まえて、下記の2つの”よく似た商品”のグループを見てみると、ある関係に気づくのではないだろうか。どちらの検索も”blue dress”というテキストのクエリで始まっている。

    1つ目の例では、メインの被写体がマネキンの”blue dress”がクリックされている。その結果、すべての”よく似た商品”では、マネキンがドレスを着ている写真となっている。2つ目の例では、最初の検索は同じく”blue dress”であるが、メインの被写体として人間のモデルが用いられた製品をクリックしている。従って、すべての”よく似た商品”は、人間がモデルの写真を掲載している。

    主な被写体がマネキンの”よく似た商品”

    Visually Similar Products - Mannequin

    主な被写体が人間のモデルの”よく似た商品”

    Visually Similar Products - Model

    SEO戦略に関しては、あなたが使用する商品画像における、非常に重要なことを示唆している。あなたが販売している商品が、あなたの商品よりも多く検索されている商品やブランドに似ている場合は特に重要だ。

    あなたの商品の写真を、人気の高い商品の写真、もしくは、需要が高い商品の写真と並べることで、ユーザーの買い物候補に食い込める可能性がある。特に、仕上がりがインターネット上では分かりにくく、技術的な特徴や比較する対象のないアパレル製品の場合は尚更だ。

    また、競合するアイテムが存在し、結果で上位にランクインしていることが前提だが、”よく似た商品”を用いると、利益本位のGoogle Nowのカードのマーケティングのメリットを制限する可能性がある。値引きの通知に反応するユーザーは、恐らく、たとえ別の小売店によるものだとしても、さらに低い価格のアイテムに魅力を感じる可能性があるためだ。

    例えば、Targetが販売する$13.98のドレスと見た目はほとんど同じであるModDeals(価格設定が低い洋服ブランド)に掲載されている$9.99のドレスを、インターフェース内でクリックを一度行うだけで、簡単に購入することができる。

    こうした顧客の流出を防ぐため、無料配送プランやロイヤルティプログラムの存在は、今まで以上に重要になる。なぜなら、別の小売業者からの購入を唯一防ぐ効果があるのは、最終的な価格、または、ブランドやサービスに対する信頼度のみだからだ。

    Google Nowのカードにおける商業的なコンテンツの行く末は、いまだにハッキリしていないものの、最終的にGoogleは、Google Nowのインターフェースで何らかのスポンサー付きの結果(一つ、または、多く)を盛り込むようになる確率は高いと考えている。Googleの基本的なビジネスモデルは、広告収入に依存しており、Amazon Primeの脅威を受け、Google Nowへのトラフィックが減少すれば、スポンサー付きの結果が現れるようになることは、疑いの余地がない。

    Googleショッピングのフィードを今まで検討したことがなかったEコマースサイトのSEOの担当者は、SEO戦略にGoogle Nowを盛り込むか、もしくは、他のチームと協力し、適切な統合を行い、Google Now内で存在を確立しなければならなくなるだろう。さらに、Google Nowがあってもなくても、画像認識アルゴリズムに対する最適化の取り組みは、(SEOに似ているが、形、色、そして、パターンをベースとしたコンセプトが必要な)オンラインセールスを増やす、新しく、比較的安価な方法として頭角を現しているように思える。

    SEOは変化している。そして、モバイルプラットフォームは、この変化を加速させている。一流のSEOの担当者は、今後、勝利を得るため、どんなスキルを習得する必要があるのだろうか。考えるだけでワクワクする。

    この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもSearch Engine Landを代表しているわけではない。

    この記事は、Search Engine Landに掲載された「Android 6 “Marshmallow” & SEO Series: Google Now Cards Featuring Merchant Data」を翻訳した内容です。

    値下げのお知らせ機能については、以前ホテルの値下げ情報についての記事を掲載しました。こうした情報もありがたいですが、日々の買い物についても値下げのお知らせが届けば嬉しいですね。また、個人の商品も含めることができれば、ネットオークションのような形で参加できるようになるかもしれないですね。(その際は個人のオーソリティや信頼性をどう担保するか気になりますが。)まだまだ取り組み段階の技術だと思いますが、業種によっては見逃せない情報ではないでしょうか。– SEO Japan

    続きを読む 【シリーズ連載その2】Android 6 “Marshmallow”とSEO。商業データを用いたNowカード。

    なぜ、我々はHTTP/2に対応する必要があるのか?

    先日、GoogleがHTTP/2を実装しているサイトへのクローリングを間もなく開始する、という記事を掲載しました。早ければ年内にも、ということですが、多くの方が注目している技術ではないでしょうか。HTTP/2の実装により、セキュア化(HTTPSが必須と言えるため)と高速化という、Googleが特に注目している部分を改善することができます。Googleのサポート時期はまだ明確にされていませんが、今のうちに準備を進めておくことは、決して無駄なことではないと思います。– SEO Japan

    先日、Googleは、GoogleBotが間もなくHTTP/2に対応することを明かした。今回はコラムニストのパトリック・ストックス氏の記事を掲載する。HTTP/2とは何か、SEOにどんな影響を与えるか、について解説した内容となっている。

    HTTP/2

    *記事内のリンク先は全て英語となっています。

    たった1つの変更を加えるだけで、ウェブサイトの読み込み速度が上がり、サーバーの利用するリソースが減り、サイトスピードを増加させるために開発者が必要とする作業時間が短縮され、その上、ランキングが上がると言ったら、私はうそつき呼ばわりされてしまうだろう。あまりにも出来過ぎた話は、逆に信頼に欠けるものだ。そうだろう?

    しかし、今回はその法則が当てはまらない。過去20年間のWebテクロノジー史上、指折りの進歩がついに現実となりつつある。しかし、SEO業界では、あまり議論されていないようだ。

    バリー・シュワルツ氏が投稿したGoogle Webmaster Central Hangoutを要約した記事の中で、GoogleBotが、今年の年末、あるいは、来年の年明けまでに、HTTP/2に対応するというGoogleのジョン・ミュラー氏の発言が取り上げられていた。この記事を読んだところ、私はSEO業界全体がざわめき、大々的に報じられることになると確信した。しかし、実際には、それほどの盛り上がりを見せなかった。

    HTTP/2への対応を行う理由は多くあるが、スピードの向上はその中でも大きな変化である。また、サイトスピードが上昇することで、ユーザー体験を向上させる効果もある。さらに、潜在的なランキング要素になるとも思えるのだ。

    HTTP/2とは?

    HTTP/2とは、Internet Engineering Task Force(IETF)が提唱するHTTPプロトコルの最新版である。HTTP/2は、1999年に策定されたHTTP/1.1を引き継ぐものである。Webは時間の経過とともに変化しているため、このプロトコルの更新は以前から切望されていた。今回の更新により、効率、セキュリティー、そして、スピードの面で進歩したのである。

    HTTP/2が誕生した経緯

    HTTP/2は、Google独自のプロトコルである、SPDY(2016年に廃止予定)をベースとしている。このプロトコルは、HTTP/2と同じ特徴を多く持ち、過去の互換性を保ちつつ、データの転送を改善していた。HTTP/2で用いられている多くのコンセプトは、SPDYで既に証明されている。

    HTTP/2における主要な改善点

    • シングルコネクション
      ウェブサイトを読み込むためにサーバーに接続する回数は、たったの1度だ。また、この接続は、ウェブサイトが開いている限り、開いたままの状態が継続される。その結果、複数のTCPコネクションを張るために必要な、ラウンドトリップの回数を減らすことができる。
    • マルチプレックス
      同じ接続で、同時期に複数のリクエストを送信することができる。 HTTP/1.1では、データの送信は、別の送信が完了するまで待たなければならなかった。
    • サーバープッシュ
      今後の利用のために、追加のリソースを(クライアントからのリクエストがなくても)クライアント側に送信することができる。
    • 優先順位づけ
      サーバーが優先順位の高いリソースを早く提供するため、依存関係のレベル(重み付け)がリクエストに割り振られる。
    • バイナリ
      サーバーがパースを簡単に行えるようになり、よりコンパクトに、そして、エラーを減らすことができる。テキストから、コンピュータのネイティブの言語であるバイナリーに情報を変換するために、余分な時間を費やす必要はなくなる。
    • ヘッダーの圧縮 HTTP/2は、HPACKという圧縮方式を利用しており、オーバーヘッドを減らすことができる。HTTP/1.1では、多くのヘッダーがすべてのリクエストにおいて、同じ値で送信されていた。

    画像の読み込みを例にHTTP/2の動きを確認できるデモがいくつかある。待ち時間が長くなるほど、HTTP/2の速さが際立つようで、これはモバイルユーザーにとっては朗報と言えるだろう。

    *上記、HTTP/1.1とHTTP/2の読み込み速度の比較デモのページです。

    HTTP/2への対応状況

    Can I useによると、アメリカのユーザーが用いるブラウザの76.62%、そして、世界全体のユーザーが用いるブラウザの67.89%が、HTTP/2に対応している。ただし、Internet Explorer 11はWindows 10でのみHTTP/2に対応し、また、Chrome、Firefox、そして、OperaではHTTPSの利用が前提となっている。

    ブラウザによって対応が変わるわけだが、各ブラウザからのあなたのサイトへの流入の比較は、Googleアナリティクスで確認することができる。ユーザー>ユーザーの環境>ブラウザとOS、で表示される画面で確認しよう。

    また、Apache、Nginx、IISなどの大半のサーバーソフトウェアや、AkamaiなどのメジャーなCDNも、HTTP/2を既にサポートしている。

    HTTPSとHTTP/2

    HTTP/2は、セキュアな接続もセキュアでない接続にも対応しているが、MozillaのFirefoxもGoogleのChromeもHTTPSでのみ、HTTP/2をサポートしている。残念ながら、これはHTTP/2の利用を望む多くのサイトが、HTTPSにも対応しなければならないことを意味している。

    しかし、幸いにも、Let’s Encrypt(2015年12月3日にパブリックベータをリリース予定)などの新しい取り組みが存在している。Let’s Encryptは、セキュリティ証明書をウェブサイトに無料で発行する新たな認証機関である。より安全なウェブを目指した、素晴らしい取り組みだと言える。

    *日本時間の12月4日にパブリックベータとなりました。

    HTTP/2の利用によるユーザーのための改善

    何といっても最大のメリットはスピードだ。そして、早ければ早いほど、ユーザー体験は良くなる。時間の経過とともに、そして、新しいプロトコルの力をユーザーが悟るにつれ、HTTP/2の接続でのスピードの増加を実感するはずだ。

    HTTP/2が開発者に与える影響

    HTTP/1.1の時代に使用されていた、Webの速度を改善するための多くの手法は、HTTP/2では不要となる。こうした最適化への取り組みには多くの開発時間がかかり、また、スピードとファイルの読み込みにおける性質的な問題を隠す取り組みでもあったが、同時に別の問題も引き起こしていた。

    • ドメイン・シャーディング
      複数のサブドメインからファイルを読み込むため、より多くの接続が行われてしまう。並列に行うファイル通信が増加すると、サーバー接続のオーバーヘッドが増えてしまう。
    • イメージスプライト
      画像ファイルを組み合わせることで、リクエスト回数を減らす。画像ファイルが表示される前に、ファイルの読み込みが行われる必要があり、大きなファイルは、RAMを独占してしまう。
    • ファイルの組み合わせ
      CSSとJavaScriptのファイルを、リクエストを減らす目的で、組み合わせること。その結果、リクエストを実施する前にユーザーはファイルを待つ必要があり、RAMを余計に食ってしまうデメリットもある。
    • インライン化
      CSSとJavaScriptのコードや画像をHTMLに直接埋め込み、接続を減らす。しかし、RAMに負荷をかけ、HTMLのダウンロードが完了するまで、ページの読み込みを送らせてしまう。
    • クッキーなしのドメイン
      画像、CSS、JavaScriptのファイルなどの静的なリソースは、クッキーを必要としない。そのため、開発者は、クッキーなしのドメインから、こうしたリソースを送り、帯域幅と時間を節約するようにした。HTTP/2では、(クッキーを含む)ヘッダーは圧縮されるため、リクエストのサイズは、HTTP/1.1と比較すると、大幅に小さくなる。

    最後に、REST APIを使用する私と同類のマニアックな人達には、今後は、リクエストをバッチ処理する必要がなくなったと伝えておく。

    HTTP/2の利用によるサーバーのための改善

    上記で紹介した手法の多くは、ブラウザーによって開かれた接続が増えるために、サーバーに余計な負荷をかけてしまう。このような接続に関連する手法は、HTTP/2では行う必要がない。つまり、必要な帯域幅は低くなり、ネットワークのオーバーヘッドは減り、サーバーのメモリの利用も少なくなるのだ。

    モバイルでは、複数のTCPの接続は、モバイルネットワークの問題を起こす可能性があり、その場合、パケットを落とし、再びリクエストを送信することになる。そして、リクエストが増えると、サーバーの負荷も増えてしまう。

    HTTP/2自体もサーバーにメリットをもたらす。まず、先程も触れたとおり、必要とされるTCPの接続は減る。また、HTTP/2はパースがより簡単であり、よりコンパクトで、エラーが少ないのだ。

    HTTP/2がSEO担当者に与える影響

    GoogleBotがHTTP/2に対するサポートを加えるため、このプロトコルに対応するウェブサイトは、スピードアップの恩恵を受け、ランキングが上がる可能性がある。その上、ChromeとFirefoxがHTTPSでのみHTTP/2をサポートするため、まだHTTPSに対応していないウェブサイトは、さらにランキングが上がるかもしれない。

    ただし、HTTPSに関しては注意点がある。HTTPSでは多くの技術的なアイテムを正しく実施しなければならず、この作業に失敗すると、HTTPから切り換えた際、少なくとも一時的に、ランキングが落ちてしまう可能性がある。

    HTTPSに切り換える際に、一番多く発生している問題は、リダイレクトにかかわるものだ。301の代わりに302を利用する問題だけでなく、リダイレクトの配置や作成、リダイレクトへのホップやチェーンの追加、過去のリダイレクトの処理忘れなどをよく見る。他にも、内部リンク、(可能な場合は)外部リンク、混合したコンテンツ、重複するコンテンツの問題、canonicalタグ、サイトマップ、トラッキングシステムなど、対処しなければ問題が山積みとなっている。

    以下の、ゲイリー・イリーズ氏の発言を肝に銘じておきたいところだ。

    【ツイートの翻訳】
    あなたがSEOを担当者であり、HTTPSへの移行に反対する意見を推奨しているのであれば、あなたの考えは誤っており、反省するべきだ。

    Googleのランキングシグナルに指定されている以外にも、ウェブサイトの安全性を高めるべき理由は他にもある。セキュリティ対策が実施されたサイトから、されていないサイトに移ると、ヘッダー内のリファラーのデータが失われてしまう問題は、あまり知られていない。

    Google Analyticsでは、本来ならば、リファラーのウェブサイトにトラフィックの出所が認められるべきところが、ダイレクトに指定されてしまうことになる。また、AT&Tが無料Wi-Fiのホットスポットで広告を挿入していたことが明らかになったが、HTTPSを使っていれば、ウェブサイトに広告を挿入される試みを防ぐことができる。

    読み込みに時間がかかると、コンバージョンにマイナスの影響を与えてしまうことや、ユーザーに見捨てられてしまうことがよく言われている。反対に、スピードアップがセールスとコンバージョン率を増やすこともよく言われている。HTTP/2は、より早く、より優れたユーザー体験を提供することを覚えておいてもらいたい。

    Googleは、理由があって、スピードをランキング要素に加えている。HTTP/2自体がランキング要素になるのかどうか、そして、Googleが、さらなるスピードアップに対してどれだけ点数を加えてくれるのか、興味深いところだ。

    SEOの担当者、開発者、サーバーの管理者、営業チームはもちろん、その他の大勢の人達もHTTP/2への取り組みに参加するべきだ。HTTP/2への対応が原因で、デメリットが発生することはない。HTTP/2でサイトを読み込むことが出来ない場合、今まで通りの方法で読み込むことになるだけである。そこで、私とともに屋上から、または、Twitterを使って叫ぼうではないか。

    「Everyone should be making the move to #http2!(みんなHTTP/2に対応すべきだ!)」

    最後になるが、ここで、先日、Internet Summitでビル・ハーツァー氏と交わした会話で浮かんだ、面白い考えを紹介しよう。それは、実は、GoogleがHTTPSを推奨し、HTTPS上でのみHTTP/2をサポートするのは、競合する広告ネットワークの一部を排除することになるためではないか、という考えだ。

    ハーツァー氏は、このアイデアに対する根拠はないと言っていたが、筋は通っている。小規模な広告ネットワークの多くは、HTTPSに対応しておらず、HTTPSを薦め、HTTPS上でのみHTTP/2をサポートすることで、Googleの広告のマーケットシェアが増える可能性が高くなる、という考えである。

    この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもSearch Engine Landを代表しているわけではない。

    この記事は、Search Engine Landに掲載された「Why Everyone Should Be Moving To HTTP/2」を翻訳した内容です。

    HTTP/2が直接ランキング要素になるかどうかはわかりませんが、ユーザー体験の向上はGoogleが重要視している部分であることは間違いありません。HTTPSについても同様のことが言えますが、あくまで、ユーザーのための対応という考えは忘れるべきではないでしょう。ちなみに、最後に述べられている広告ネットワークの締め出しについては、SEO Japanとしても確証がない情報であり、元記事の筆者の個人的な見解として認識していただければと思います。– SEO Japan

    続きを読む なぜ、我々はHTTP/2に対応する必要があるのか?

    Googleは2016年2月に検索からAMPページヘのトラフィック送付を開始する。

    GoogleがAMP HTMLによって作成されたページを検索に含める時期を発表しました。2016年の早期、という情報はありましたが、”2016年2月後半のできるだけ早い時期”を予定しているようです。AMPプロジェクトのブログによれば、TwitterもAMPページのテストを2016年の初期に始めるとのことです。その他、世界中の開発者も対応を進めており、16,000ページが毎日新しく作成されているとのことです。2016年の2月後半にSMX Westが開催され、SEO Japan(アイオイクス株式会社)も参加する予定ですが、新たな情報が発表されれば、改めて報告させていただきます。– SEO Japan

    AMPフォーマットを使用した読み込み速度の早いページが来年の始めにやってくる。また、”Fast”というラベルも表示されるかもしれない。

    *記事内のリンクは全て英語となっています。

    Googleが主導している、Accelerated Mobile Pagesプロジェクトが新たな局面を迎えた。Googleが2016年2月にAMPページを検索エンジンに取り込むと発表したのである。また、ページスピードを高める方法として、いずれランキングを押し上げる要因となるかもしれない。

    Googleはこのニュースを、その他の進捗も併せて、ブログで報告している。さらに、サンフランシスコでプレス向けの特別なイベントも本日開催した。

    このイベントでは、二つの重要なポイントが話された。AMPページがランキング上昇の要因となる可能性と、モバイルフレンドリーのように、”fast”ラベルが表示される可能性が明らかになったのだ。しかしながら、両者とも可能性の段階であることを付け加えておく。

    Googleはモバイルページのスピードをランキング要因としている。(どの程度の要因なのかについての議論は尽きないが。)AMPは読み込み速度とページ速度を改良するため、AMPページを持つパブリッシャーは検索結果において優先的に表示されるようになるだろう。Googleは明確にこれを認めているわけではないが、ページスピードの重要性は繰り返し述べている。AMPはページの読み込み時間を改良する最適な方法となりそうである。

    私は、AMPページに”AMP’d,”(”スマホ対応”と同様)というようなラベルを表示するのか、と尋ねてみた。Gooleの非公式な見解は、ラベルの表示は、ユーザーにとってよりわかりやすい、”fast”という表示になるだろう、といったものであった。

    Googleは、AMPをモバイルページの速度を早める唯一の方法ではないと、はっきり述べている。ラベルについても確証を述べているわけではない。また、AMPページを検索結果に表示させるにあたり、ユーザー体験とインターフェイスについては、引き続き取り組む事項であるとしている。

    Googleは既にAMPサイトのテストを行っているが、AMPページの表示がどれだけ早いかがわかるだろう。AMPページがGoogleの通常の検索に組み込まれた場合、どのように表示されるだろうか。”fast”ラベルについては、今のところは、一例に過ぎないだろう。

    この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Search Will Integrate AMP Pages In Feb. 2016, May Get Ranking Boost」を翻訳した内容です。

    記事内にもある通り、その他の進捗も伝えられています。”広告”、”分析”、”購読(有料ページや定期購読”、”コンテンツフォーマットの改良”、についての内容が更新されています。どれも、リッチな体験を提供するものの、ページのスピードを下げる要因となり得るものです。AMPはこうした要素を軽視していませんが、”ページ速度を保ちつつできるだけリッチな表現を許可する”、という非常に難しい課題に取り組んでいる印象があります。AMP独自のコンポーネントを使用することで実現できる内容は増えますが、内容はどんどん進化していくことでしょう。爆発的な普及が約束された技術ではありませんが、逐一情報は集めておこうと思います。– SEO Japan

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