子どもたちにプログラミングを教えるTynkerが、これからはロボットやドローンなどのデバイスも教材に

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子どもたちにゲームを作らせながらプログラミングを教えるTynkerが、今度はゲームを作るだけでなく、デバイスをコントロールするプログラミングの教程を加えた。デバイスは、ドローンやロボット、照明器具のような“スマートホーム”製品など、さまざまだ。同社はこの新しい教育課程を、今週サンマテオで行われたBay Area Maker Faireで発表し、またiPadとAndroidタブレットのアプリケーションの提供も開始する。

同社はこれまで、子どもたちがドラッグ&ドロップでキャラクターを動かしながらプレイするゲームを作り、それによってプログラミングの基本概念を習得するための、ツールやチュートリアルを主に作ってきた

過去3年間で、Tynkerでプログラミングを始めた子どもたちは2300万名を超え、合衆国とカナダとイギリスとオーストラリアで計2万あまりの学校が同社のカリキュラムを利用している。各月に100万から200万のユーザがTynkerにログインし、同社のユーザベースは1か月に50万ずつ増加している。

同社のiPadアプリはAppleのストアの展示商品にプレロードされていて、子どもたちが遊べるようになっている。Androidのアプリも、Googleの今度のDesigned for Familiesでローンチする。CEOのKrishna Vedatiによると、今年の同社の決算は黒字になりそうだ。

これからは“物のインターネット”へのプログラミングが加わるので、子どもたちはこれまでのように純粋にソフトウェアだけのプログラミングではなく、ドローンを飛ばせたり玩具をコントロールしたり、ロボットに命令するなど現実世界のオブジェクトの制御を体験することになる。立ち上げにあたってTynkerが協力を求めるのは、ドローンのParrotやロボットのSphero、照明システムHue/LuxのPhilips、などの企業だ。協力企業は今後さらに増える、と同社は言っている。

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子どもたちがTynkerのビジュアルなインタフェイスから、これらのオブジェクトをコントロールするプログラムを作れるために、新たなコードブロックが導入され、いくつかのサンプルコード的なテンプレートも提供される。たとえば”Flappy Drone”は、ドローンを障害物をよけながら飛ばせるプログラミングの例だ。人気のモバイルゲーム”Flappy Bird”に似ているので、この名前がつけられている。このほか、ロボットのレーシングゲームRobo Race、ドローンに曲芸飛行をやらせるStunt Pilot、インターネットに接続されている照明システムのコントロール、などが用意されている。

Vedatiによると今後Tynkerは、もっと多くの機種のドローンや、リモートコントロール玩具などをサポートし、AppleのApple HomeKitやParrotのFlower Powerなどとも統合し、またLegoやArduino、Raspberry Piなどのためのシンプルなプログラミングインタフェイスも提供して行く。

新たなコードブロックと学習用のパズルは、Google PlayiTunesで入手できる。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

IoT実現環境の有望株? Seed Labがディベロッパーキットをリリース

数カ月前、Seed Labsからなかなか面白そうなInternet of Things(IoT)実現ツールが発表された。未だ開発段階であるが、ライトのバルブ、電気ポット、あるいはトースターなど、さまざまなデバイスに組み込んで利用することを意図して開発されたローパワーのBluetoothチップだ。面倒な初期設定操作をできる限り省いているのも特徴だ。チップを組み込んだ電化製品を買ってくれば、ただちにスマートフォンと連携し、家庭内IoTネットワークを構築することになるのだ。

発表からしばらくは表立った動きがなかったが、ついに開発キットが公開されるはこびとなった。トースターや電球など、さまざまなものをスマートフォンから簡単に操作できるようになるのだ。開発キットはこちらでプレオーダーを受け付け中だ。

Seedのプラットフォームでは、WeMoのようにデバイスのペアリングに手間取ることもないし、またSparkのように細かい設定をする必要もない。スマートフォン側にSeedアプリケーションをインストールしておけば、直ちに連携して利用可能となる。またパブリックモードとプライベートモードが用意されていて、無用なアクセスを防ぐ機能もついている。チップを搭載した電化製品をグループ化して一括管理したり、あるいは設定を記憶させておくこともできる。状況に応じて好みの照明をワンタッチで作り出すこともできるのだ。

冒頭にも記したように、このSeedプラットフォームは開発段階にあるものだ。しかしプロダクトの説明を聞いたり、あるいは実際に動作する様子を確認したりする中で、来たるべきIoT環境の中で、なかなか有力なプレイヤーであるように思える。Rafal Hanの率いるSeedチームによると、数年のうちにはモノとのコミュニケーションを実現するプロダクトを生み出すべく、アプライアンスパートナーとの作業を続けているところなのだそうだ。

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(翻訳:Maeda, H


排泄物からさまざまな情報を収集するSmart Pipe紹介ビデオ

排泄物に興味はおありだろうか。あまりに多くのタンパク質が排泄されていないだろうか。何か消化不能なものが多く含まれていたりしないだろうか。そんなことをチェックしてくれるのがSmart Pipeだ。トイレ配管に繋いで、身体の中から出てきたものの成分を検出してくれる。ウンチをソーシャライズしてくれるのだ。

既に出荷可能段階にあるようで、これはまさにQuantified Self(健康管理のために身体の各種データを数値化して管理する)ムーブメントに破壊的イノベーションをもたらすものと言えそうだ。

UPDATE ― 上のプロダクト、全くの冗談プロダクトだったようだ。アダルトスイムInformercialシリーズのひとつなのだそうだ。しかしよくできたKickstarterビデオのようでもあり、ニュース番組や製品広告ビデオのようにも見えるクオリティだ。少々長いがつい見てしまう。実在しないプロダクトについても、これだけ手の込んだビデオを作れば、さまざまな分野から大いに注目を集めることになるだろう。そしてついにはウンチソーシャル化プロダクトが誕生することになるのかもしれない…。

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(翻訳:Maeda, H


スマートホームの何でも屋を目指すWithingsの現状をデモビデオに見る

 

ゆっくりと着実に、Withingsはそのプロダクトポートフォリオを構築して、ガジェットとデジタルサービスの本当に総合的なアプローチを展開してきた。最近、このフランス企業は最新の製品群をニューヨークのおしゃれなホテルの部屋に備え付けて、Withingsの完全にインターネットに接続されたホーム(コネクテッドホーム, connected home)がどんなものであるかを、われわれに見せつけた。

その中で同社がいちばん見せたかったのは、発表したばかりのホームモニタリングシステムWithings Homeだ。それは、視野角135度でズームや暗視ができるだけでなく、人やペットがいること、それに赤ちゃんの鳴き声のような特定のノイズも検出する。そのほか、空気の質や室温などを検知する一連のセンサも備えている。

これまた最新の製品であるスマートウォッチActivitéは、見たところふつうのアナログ時計とほとんど変わりないが、ユーザの活動やフィットネスの情報をアプリへたえず送り続ける。

Activitéは心拍計Withings Heart Rateにも接続するので、健康状態をより総合的に把握できる。

Withingsは、フィットネスも総合的にとらえる。たとえば活動時のデータだけでなく、睡眠時の体の状態も重視するのだ。

睡眠をモニタするAuraは、照明コントロールやスピーカー、センサなどを動員してユーザを睡眠へ導き、それからその睡眠を追尾、十分な休養とそれによる元気な目覚めを確保する。今回はAuraを十分に体験できなかったが、数週間後にはもっと深く追究しよう。

とりあえず今回は上のビデオで、Withingsが構想しているコネクテッドホームの姿を見て、楽しむことにしよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))