Appleの探し物トラッカー「AirTag」は税込3800円で4月30日発売、不要な位置情報追跡も防止

Appleの探し物トラッカー「AirTag」は税込3800円で4月30日発売、位置情報追跡の悪用も防止

Apple(アップル)は米国時間4月20日、iPhone用アクセサリーとして探し物トラッカー「AirTag」を発表した。鍵や財布など持ち物などにAirTagを取り付けておき、紛失などした際にAppleの「探す(Find My)」アプリを使い追跡・発見できる。直販価格は、1個セットが税込3800円、4個セットが税込1万2800円。注文は日本時間4月23日午後9時から受け付け、4月30日に発売する。

Hermèsとコラボレーションによる「AirTag Hermès」も発表された。キーリング、バッグチャーム、ラゲッジタグなどの革製アクセサリーとなっている。直販価格は、キーリングが4万1800円から、バッグチャームが3万5800円から、ラゲッジタグが5万3800円から(すべて税込)。

Appleの探し物トラッカー「AirTag」は税込3800円で4月30日発売、位置情報追跡の悪用も防止

AirTagは、ステンレススチールのボディを採用し、IP67等級の耐水性能と防塵性能をサポート。またユーザーは、AirTagを持ち物に割り当てて、「鍵」や「ジャケット」のような名前を付けたり、自分で選んだ独自の名前を付けたりできる。内蔵バッテリーにより1年以上動作し、交換のタイミングはiPhoneに通知するとしている。

AirTagの設定を終えると、「探す」アプリの新しい「持ち物を探す」タブに表示され、持ち物の現在位置や最後に確認された場所がマップ上で表示されるようになる。もしユーザーが持ち物を置き忘れ、それがBluetooth圏内にある場合は、「探す」アプリを利用して、見つけやすいようにAirTagから音を鳴らすことが可能。また、Siriに頼んで持ち物を見つけてもらったりも行える。

iPhone 11とiPhone 12のユーザーは「正確な場所を見つける」機能を利用可能

またAirTagは、Apple設計の超広帯域無線(UWB)チップ「U1」を内蔵しており、iPhone 11とiPhone 12のユーザーは「正確な場所を見つける」機能を利用可能。この機能により、紛失したAirTagが範囲内にある場合に、距離と方向をより正確に特定できるという。

Appleの探し物トラッカー「AirTag」は税込3800円で4月30日発売、位置情報追跡の悪用も防止

さらに「正確な場所を見つける」機能は、カメラやARKit、加速度センサー、ジャイロスコープからの情報を組み合わせ、ユーザーの移動に合わせて聴覚的・触覚的・視覚的なフィードバックを行い、AirTagを見つけられるようにする。

もしAirTagがBluetooth圏外にある場合には、「探す」ネットワークがAirTagを追跡する。「探す」ネットワークとは、10億台に及ぶApple製デバイスを指しており、紛失したAirTagからのBluetooth信号を検知し、位置情報を持ち主に中継するという。このプロセスはすべてバックグラウンドで匿名で行われ、プライバシーが守られるとしている。

またユーザーは、AirTagを紛失モードにすることで、範囲内にある場合や、広大な「探す」ネットワークによって見つけ出された場合に通知を受け取ることも可能。紛失したAirTagを誰かが見つけたときは、その人のiPhoneやNFC対応デバイスを軽くあてると、もし持ち主が連絡先の電話番号を提供していた場合には、その情報が表示されウェブサイトにアクセスできる。

プライバシー機能とセキュリティ機能

Appleは、位置情報やその履歴がAirTag内部に物理的に保存されることはないとしている。「探す」ネットワークとの通信は、エンドツーエンドで暗号化されるため、デバイスの持ち主だけが位置情報データにアクセスでき、AirTagを探す手伝いをしたデバイスの持ち主や位置情報は、Appleを含めて誰も知ることがないそうだ。

また不要な位置情報の追跡を防ぐため、AirTagが送信するBluetooth信号の識別子は頻繁に変更される。iOSデバイス側も、本来の持ち主の側にないAirTagを検知でき、時間が経過しても未知のAirTagがデバイスのユーザーと一緒に場所を移動している可能性がある場合、ユーザーに通知を行う。

Appleの探し物トラッカー「AirTag」は税込3800円で4月30日発売、位置情報追跡の悪用も防止

ユーザーがiOSデバイスを持っていない場合でも、持ち主から離れて一定の時間が経ったAirTagは、移動した時に音を鳴らして注意をうながすという。ユーザーが未知のAirTagを検出した場合、iPhoneまたはNFC対応デバイスを軽くあてると、指示が表示されて未知のAirTagを無効にする方法を案内する。

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アップルがポッドキャストの有料定額サービス開始を発表、米国では番組あたり約53円から

Spotify(スポティファイ)との競争が激化する中、Apple(アップル)は米国時間4月20日、ポッドキャストのサブスクリプション(有料定額制)配信サービスを開始すると発表した。同社の「Spring Loaded」イベントで発表された「Apple Podcasts(アップル・ポッドキャスト)」のサブスクリプションサービスは、リスナーが定額料金を支払うことで、広告なしの聴取、エピソードへの早期アクセス、お気に入りのクリエイターをサポートする機能などの「利点が追加」される。このサービスは、Apple Podcastsアプリのアップデートで利用可能になる。このアップル純正ポッドキャストアプリでは、引き続き無料のポッドキャストも探して聴くことができる。

今回の新サービス「Apple Podcasts Subscriptions(アップル・ポッドキャスト・サブスクリプション)」の発表は、Spotifyのポッドキャストリスナー数が、2021年に初めてアップルのそれを上回る見込みとの業界レポートが発表された直後のことだ。

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アップルのTim Cook(ティム・クック)CEOは、イベントの開始時にこのサブスクリプションを簡単に紹介し「Apple Podcastsのデビュー以来最大の変更」と言及した。

今回のアップデートでは、番組やエピソードのページが新たにデザインされ、ポッドキャストの聴取、フォロー、共有が容易になると、クック氏は述べている。また、お気に入りのクリエイターの番組を探したり、おすすめの番組を見つけられる「チャンネル」機能も新たに追加された。ここには無料チャンネルの他に定額料金を支払うことでさまざまな特典がある会員向けの有料チャンネルが用意される。

チャンネルとは要するに、クリエイターがキュレーションした番組のグループで、チャンネルごとに「独自のタイトル、説明、アートワーク」が付けられるという。

画像クレジット:Apple

また、エピソード型の番組では最新のエピソードから、連続型の番組では各シリーズの最初から自動的に開始できるようにする「スマートプレイ」ボタンも搭載される。その他の新機能としては、ユーザーが個々のエピソードを保存してオフラインで再生できるようになったほか、トップチャートにすばやくアクセスできるように検索タブが強化された。ポッドキャスター用のApple Podcasts Connect(アップル・ポッドキャスト・コネクト)ダッシュボードも刷新され、番組のメタデータの編集、番組の配信予約と管理、チャンネルへの追加、複数のユーザーと役割の管理、そして新たに用意されたパフォーマンス指標と可視化ツールによる番組の再生記録の追跡などが可能になる。

アップルはこの新サービスを、170以上の国と地域のリスナーに2021年5月から提供すると発表した。

アップルはプレスリリースの中で、最初のプレミアム有料配信は、Tenderfoot TV(テンダーフットTV)、Pushkin Industries(プーシキン・インダストリーズ)、Radiotopia from PRX(ラジオトピア・フロム PRX)、QCODE(キューコード)の他、NPR、Los Angeles Times(ロサンゼルス・タイムズ)、The Athletic(アスレチック)、Sony Music Entertainment(ソニー・ミュージックエンタテインメント)といった大規模ブランドなど「独立系の音声と一流のスタジオ」の双方から番組を提供すると述べている。

「15年前、アップルはポッドキャストを普及させ、クリエイターに最高のオープンプラットフォームを提供して、世界中の何億人ものリスナーに情報を提供し、楽しませ、刺激を与えてきました」と、アップルのインターネットソフトウェア&サービス担当上級副社長のEddy Cue(エディ・キュー)氏は声明の中で語っている。「現在、Apple Podcastsは、リスナーが何百万ものすばらしい番組を発見し、楽しむことができる最高の場所となっています。そして今回、私たちはApple Podcasts Subscriptionsによって、ポッドキャスティングを次の章に導くことを誇りに思います。このパワフルな新しいプラットフォームを世界中のクリエイターに提供できることに、私たちはワクワクしています。これを使ってクリエイターのみなさまがどのような作品を配信するのか、それを聴くのが楽しみで仕方ありません」。

画像クレジット:Apple

アップルがポッドキャストのサブスクリプションサービスを計画しているということは、Wall Street Journal(ウォール・ストリート・ジャーナル)が同社のポッドキャストアプリに有料配信オプションを追加する準備が行われていると報じたほか、Vox Media(ヴォックス・メディア)のPeter Kafka(ピーター・カフカ)氏が、アップルは新製品発表イベントで有料のポッドキャスト配信を発表するだろうと語ったことから、すでに予想されていた。

また、iOS 14.5ベータ版には、デザインが変更されたPodcastアプリの「今すぐ聴く」タブにアカウントボタンが設けられているなどのヒントも見られた。MacRumors(マックルーマーズ)は、番組の通知がこの場所に移されたことを報じ、将来的には有料サブスクリプションの管理もこの新しいエリアで行われるのではないかと予想していた。

定額制ポッドキャストへの参入は、Apple PodcastsおよびApple Musicの競合相手であるSpotifyが長年にわたって多額の投資を行ってきたことを受けたものだ。Spotifyはアップルに対する批判の先鋒でもある。

Spotifyは2021年2月、自社のプラットフォームに登録されているポッドキャストの数が、前年比3倍の220万件に増えたことを発表した。同社はまた、Joe Rogan(ジョー・ローガン)氏、Kim Kardashian(キム・カーダシアン)氏、 DC Comics(DCコミックス)、Michelle Obama(ミシェル・オバマ)氏、サセックス公爵および公爵夫人などのビッグネームと、長年にわたってさまざまな独占契約を結んできた。ポッドキャスト関連のスタートアップやアドテクノロジー、スタジオの買収も続けており、その中にはホスティングや広告を手がけるMegaphone(メガフォン)、Anchor(アンカー)の制作ツール、Gimlet(ギムレット)、The Ringer(ザ・リンガー)、Parcast(パーキャスト)といったコンテンツ制作会社が含まれている。

最近では、SpotifyはAnchorの機能を利用して独自のポッドキャストのサブスクリプションを計画していることを発表したり、ライブチャットアプリ「Locker Room(ロッカー・ルーム)」を運営するBetty Labs(ベティ・ラボ)の買収を通じてライブオーディオ分野にも投資を行っている。ちなみにSpotifyは、定額購読料による収入をポッドキャストの制作者に分配し、制作者は収益の大半を確保できると語っていた。

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ポッドキャスト制作者が知っておくべきこと

  • Apple Podcast Subscriptionsに詳しい人の話によると、アップルはポッドキャスト制作者がサブスクリプションの一部として提供する条件には口出ししないとのこと。これはオープンな市場であり、ポッドキャスト制作者は、広告なしの聴取、ボーナスエピソード、過去に配信された番組へのアクセスなどを提供するかどうかを選択することができる。
  • 番組は完全無料か有料、または誰でもアクセスできる無料コンテンツと有料会員へのアップグレード機能を組み合わせた「フリーミアム」のいずれかを選択できる。
  • 価格は、米国では月額約0.49ドル(約53円)からとなっており(App Storeとは違うようだ!)、クリエイターは自分で価格を設定することができる。
  • アップルは、ストリーミングサービスやその他のサブスクリプション製品と同様に、1年目は売上の30%を受け取り、2年目には15%に下げる。
  • ポッドキャスターは自分の番組をどこにでも配信することができる。Apple Podcast専用にする必要はない。つまり、Spotifyなどの他のプラットフォームにも有料コンテンツを提供し、収益を増やすことができるということだろう。
  • アップルは、現時点ではポッドキャスター向けに広告を販売していない。広告収入は、クリエイターが100%取得できる。
  • クリエイターは、Apple IDやそれに関連するメールアドレスなど、リスナーの個人データにアクセスすることはできない。ポッドキャストのアナリティクスでは、匿名化され、集約されたインサイトが提供される。
  • しかし「最も熱心なリスナー」や「上位の都市」などの新たな指標を追跡することはできる。これは、クリエイターが最大のファンに合わせてポッドキャストを調整したり、次のライブショーを計画したりするのに役立つだろう。
  • サブスクリプションは、個々の番組またはチャンネルと呼ばれる番組グループのいずれかに対して設定することができる。例えば、有料のポッドキャスト配信サービス「Luminary(ルミナリー)」は「チャンネル」だ。Radiotopia(ラジオトピア)のようなポッドキャストネットワークもチャンネルになる。
  • チャンネルも、個々の番組と同様に、無料、有料、フリーミアムのいずれかに設定することができる。また、国ごとに配信の有無や価格を設定することも可能。
  • サブスクリプションコンテンツのアップロードは、RSSではなくApple Podcasts Connect経由で行われる。

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タグ:AppleAPPLE SPRING HARDWARE EVENT 2021ポッドキャストサブスクリプションSpotify

画像クレジット:TechCrunch

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(文:Sarah Perez、翻訳:Hirokazu Kusakabe)

Apple M1搭載Mac miniに「10ギガビット Ethernet」オプションが追加、価格は税込1万1000円

アップルがApple M1搭載Mac miniに「10GB Ethernet」オプション追加、価格は税込1万1000円アップルが21日(日本時間)に開催した「Spring Loaded」イベントでは新型iMacなどが発表されましたが、その後ひそかにM1 Mac miniに10ギガビットEthernetオプションが追加されました。

上記のイベント終了後、公式オンラインストアでM1 Mac miniをカスタマイズする際に、標準のギガビットEthernetオプションよりも高速な「10ギガビットEthernet」を注文できるようになりました。このオプションは、2020年末にM1 Mac miniが販売開始された当初は用意されていなかったものです。

アップルがApple M1搭載Mac miniに「10GB Ethernet」オプション追加、価格は税込1万1000円

10ギガビットEthernetにアップグレードする場合、価格は+1万1000円(税込)。実はM1 Mac mini発売直後からアップル認定サービスプロバイダ向けの部品発注リストに10ギガビットEthernetに対応したロジックボードが掲載されていたことが明らかになっており、何らかの事情でストアでの提供が遅れていた模様です。

日々のWeb閲覧からクリエイティブな協働作業に至るまで、10ギガビットEthernetはスピードや生産性に貢献するはず。新iMacの予約開始は4月30日〜と少し先のため、こちらの方がすぐに役立つアップグレードと言えそうです。

M1 Mac mini

(Source:9to5MacEngadget日本版より転載)

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タグ:Apple / アップル(企業)APPLE SPRING HARDWARE EVENT 2021Apple M1(製品・サービス)Mac (製品・サービス)Mac mini(製品)

Tileがアップルの新しいAirTagを不正競争だと非難

Apple(アップル)の紛失物発見アプリが公式に発表された現在、それと競合するTileは、Appleの最新製品に対する同社の見解を、米国時間4月21日に行われる議会での証言の前に記録に残そうとしている。同社によると、4月21日には議会でAppleの事業慣習、特に今回の紛失物追跡分野への参入を詳細に検分するよう求めるという。

Tileは、Appleが近くTileがマーケットリーダーである紛失物発見ビーコンの分野に独自のデバイスで挑戦すると知ってから、Appleを厳しく批判してきた。同社はTileに接続している紛失物、財布やバッグ、鍵、自転車、札入れなどを消費者が見つけることのできるBluetoothを利用するキーチェインドングルで、新しい市場を切り開くことに成功した。同社はまた、紛失物が持ち主のBluetoothの圏外にある場合、スマートフォンにTileのアプリをインストールしている者同士が協力してその紛失物を見つける「発見ネットワーク」も導入している。

AppleはAirTagでこれらの能力を再現しているが、もっと精密なウルトラワイドバンドの技術のサポートを加えるとともに、AirTagを同社のファーストパーティーアプリである「Find My」に統合して、紛失物発見にiPhoneの大きなインストールベースを利用しようとしている。こうなると、それはTileにとって強敵となり、Appleの全デバイスに競合するAirTagがあるだけでなく、App Storeのポリシーにより、アプリ内購入によるサブスクの収益の一部もAppleが共有することになる。

AirTagの立ち上げよりも前にAppleは、Find Myアプリへのアクセスをサードパーティーに公開して、反競争的云々の苦情を避けようとした。また同社はTileの競合他社であるChipolo ONE Spotと提携して、AirTagと競合するその他の紛失物発見ツールを不利な扱いにはしない証拠を見せつけようとした。しかしこれまでのTileの主張は、自社独自のiOSアプリで築いてきたユーザーとの直接的な関係を捨ててまで、AppleのFind Myユーザーをサポートしたくはない、というものだ。そして、Appleには最初からファーストパーティーであるという利点と、大きなエコシステムのパワーがあるため、この紛失物発見の市場に参入すると決めただけでも簡単に市場を支配してしまうとTileは主張している。

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Tileは2020年にも、Appleが非難されていた反競争的振る舞いについて議会で証言し、米国時間4月21日にはMatchやSpotifyなどAppleを批判する他社とともにそれを再現するつもりだ。

企業は、Appleが最近、小企業に対しては下げたアプリ内手数料、いわゆる「アップル税」に反対している。大企業の多くは、Appleに一切支払いたくない。売り上げも経費も全部自分で把握し処理したい。また顧客との関係も、間にAppleが入るのではなく、直接的な関係にしたい。そしてTileやSpotifyなどのケースでは、Appleが独自のファーストパーティーアプリで直接競合しているようなビジネスに関して、Appleに金を払わなければならないのはフェアでないと感じている。

またTileは、独自のウルトラワイドバンドデバイスでAirTagと競合する、と2021年初めに発表している。でも、そんなデバイスが動くために必要なAppleのU1チップへのアクセスは、まだもらっていないようだ。Appleはチップセットのメーカーのための仕様書の草案を今春リリースする。

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Appleのイベントの後でリリースした声明で、TileのCEOであるCJ Prober(C・J・プローバー)氏は再び、Tileが作った市場へのAppleの進出を批判している。

弊社のミッションは紛失物や置き忘れた物を見つけるという日常的な悩みの解決であり、世界で最も価値ある企業の1つであるAppleが、Tileが開拓したカテゴリーに参入してその価値を検証していることを誇りにも思っている。

紛失物や置き忘れた物の発見に多くの人びとがTileを選んでいるのは、私たちが顧客に提供している差別化された価値のためだ。iOSとAndroidのデバイスで動く弊社のアプリから業界トップクラスの一連の機能を提供することに加えて、弊社のサービスはAlexaやGoogleなど主要な音声アシスタントのすべてとシームレスの統合されている。またすべてのユースケースと、多様なスタイルに手頃な価格で対応する形状により、万人向けのプロダクトになっている。

Tileはまた、HPやIntel、Skullcandy、fitbitなどのトップクラスのブランドとのパートナーシップを成功させ、弊社の発見技術をノートパソコンやイヤーバッド、ウェアラブルなどの大衆的消費者製品のマスマーケットにも広げている。パートナーは現在30社を超えているが、Tileの利点を数百万の消費者に浸透して、重要な物のすべてを追跡できる体験をさらに広げたい。

競争は、それがフェアな競争であれば歓迎する。残念ながら、自己のプラットフォームのアドバンテージを不正に利用してプロダクトの競争を不公平に制限するAppleの歴史は、多くのドキュメントからも明らかであり、その姿勢は疑わしい。またAppleとのこれまでの歴史から見ても、このカテゴリーへのAppleの進出を議会が詳細に検分することは、完全に適切であると私たちは考える。明日議会の面前でこれらの問題をさらに議論する機会を、私たちは歓迎する。

それに対してAppleは、Find MyのネットワークはTileの創業以前からあると指摘し、Tileも、もし選ぶならばFind Myを利用できると述べている。同社はまた、Tileのマーケットシェアは90%もあり、それに追いつくためには膨大な量のAirTagsを売らなければならないだろう、とも述べている。

Appleの声明は、次のとおりだ。

iPhoneはそもそもの最初からユーザーの位置データのプライバシーを保護し、すべてのアプリによるユーザーの位置へのアクセスと共有に関し、透明性とコントロールをユーザーに提供してきた。AppleがFind Myを作ったのは10年以上前であり、それによりユーザーが紛失したデバイスをプライバシーを確保しながら安全に見つけられるようにしている。その後私たちは、Find Myを拡張して、ユーザーが他の重要な品物も管理できるようにしている。また、位置を友だちや家族と共有して、自転車などのサードパーティー製品も見つけられる。私たちは常に、顧客の体験を向上する最良の方法として競争を歓迎している。そして私たちは、サードパーティーのデベロッパーが栄えるプラットフォームをiOSの中に作るために、懸命の努力をしてきました。

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(文:Sarah Perez、翻訳:Hiroshi Iwatani)

Apple M1搭載新24インチiMacは8コアCPU/7コアGPU版が15万4800円、8コアCPU/8コアGPU版が17万7800円

Apple M1搭載新24インチiMacは8コアCPU/7コアGPU版が15万4800円、8コアCPU/8コアGPU版が税込17万7800円Apple(アップル)は米国時間4月20日、Apple M1チップ搭載24インチiMacを発表した。カラーバリエーションとしてグリーン、イエロー、オレンジ、ピンク、パープル、ブルー、シルバーの7色を採用している。直販価格は、Apple M1のGPUコア数により違いがあり、8コアCPU/7コアGPU版が税込15万4800円から、8コアCPU/8コアGPU版が税込17万7800円からとなっている。4月30日から注文を受け付け、5月後半に発売する。

Apple M1搭載新24インチiMacは8コアCPU/7コアGPU版が15万4800円、8コアCPU/8コアGPU版が税込17万7800円

Apple M1搭載新24インチiMacは8コアCPU/7コアGPU版が15万4800円、8コアCPU/8コアGPU版が税込17万7800円

  • 8コアCPU/7コアGPU版Apple M1モデル:税込15万4800円から。256GB SSD。8GBユニファイドメモリー。24インチ4.5K Retinaディスプレイ。Thunderbolt/USB 4ポート×2。Magic Keyboard。カラーバリエーションはブルー、グリーン、ピンク、シルバーの4色のみ
  • 8コアCPU/8コアGPU版Apple M1モデル(256GB SSD):税込17万7800円から。8GBユニファイドメモリー。24インチ4.5K Retinaディスプレイ。Thunderbolt/USB 4ポート×2。USB 3ポート×2、ギガビットEthernet。Touch ID搭載Magic Keyboard
  • 8コアCPU/8コアGPU版Apple M1モデル(512GB SSD):税込19万9800円から。8GBユニファイドメモリー。24インチ4.5K Retinaディスプレイ。Thunderbolt/USB 4ポート×2。USB 3ポート×2、ギガビットEthernet。Touch ID搭載Magic Keyboard

24インチiMacは、8コアCPU/7コアGPUまたは8コアCPU/8コアGPUのApple M1チップを搭載。どちらも16コアNeural Engineを内蔵している。

21.5インチiMacの標準的なモデルに比べてCPUパフォーマンスが最大85%高速化、またGPUパフォーマンスが特定のアプリケーションで最大で2倍高速化したという。最速の21.5インチiMacの最もパワフルなディスクリートグラフィックス(外部GPU。dGPU)より最大50%速くなっているそうだ。これは、Apple M1チップ(8コアGPU)搭載24インチiMac試作モデルと、Radeon Pro 560X(4GB GDDR5)を装備したIntel Core i5-8500B(6コア/3.0GHz)搭載21.5インチiMacを使用し、2021年3月にAppleが実施したテスト結果という。

Apple M1搭載新24インチiMacは8コアCPU/7コアGPU版が15万4800円、8コアCPU/8コアGPU版が税込17万7800円

マザーボードは、ディスプレイ下部に内蔵。Apple M1により、冷却用ファンなども含め小型化を実現

メモリーは8GBで、16GBに変更可能。ストレージは256GB SSD。8コアCPU/7コアGPUの場合、512GB/1TB SSDに変更可能。8コアCPU/8コアGPUの場合は512GB/1TB/2TB SSDに変更できる。

ディスプレイとしては、最大解像度4480×2520ピクセル(218ppi)の24インチ4.5K Retinaディスプレイ採用。色域は色域はDCI-P3準拠。最大輝度500nit。周囲の光環境に合わせてディスプレイのホワイトバランスを動的に調整するTrue Toneもサポート。

また新たに、1080p FaceTime HDカメラを搭載。Apple M1の画像信号プロセッサー(ISP)と連携することで、各ピクセルを分析して補正するなど画質を向上させられるという。またM1のNeural Engineと連係して露出とホワイトバランスを調整するため、どんな明るさの場所でも美しく撮影できるとしている。

無線機能は、Wi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.0対応。接続端子としては、DisplayPort/Thunderbolt 3/USB 4対応のUSB Type-Cコネクターを採用。

Apple M1搭載新24インチiMacは8コアCPU/7コアGPU版が15万4800円、8コアCPU/8コアGPU版が税込17万7800円

またキーボードは、Magic KeyboardまたはTouch ID搭載Magic Keyboardを利用可能。Touch ID搭載Magic Keyboardの場合、キーボード上の専用セキュリティコンポーネントがApple M1のSecure Enclaveに直接つながり、エンドツーエンドで指紋データを守るため、暗号化されたチャンネルを形成する。Touch IDはファストユーザスイッチにも利用可能で、指で押すだけで違うユーザーのプロファイルに変更できる。

Apple M1搭載新24インチiMacは8コアCPU/7コアGPU版が15万4800円、8コアCPU/8コアGPU版が税込17万7800円

24インチiMacのサイズは54.7×46.1×14.7cm。重量は、8コアCPU/7コアGPU版Apple M1モデルが4.46kg、8コアCPU/8コアGPU版Apple M1モデルは4.48kg。

Apple M1搭載新24インチiMacは8コアCPU/7コアGPU版が15万4800円、8コアCPU/8コアGPU版が税込17万7800円

M1 iMacの電源アダプターはEthernetポートも搭載。iMac側には磁石で取り付けられる新しい電源コネクターで接続

画像クレジット:Apple

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ジェンダー差別疑惑を払拭、アップルが配偶者とティーンエージャーのための「Apple Card Family」を発表

Apple(アップル)は金融サービス巨人としての地位を徐々に確立しつつある。ユーザーの支払いカードを保管するデジタル・ウォレットを作り、独自のApple Card(アップル・カード)を2019年に提供開始した。米国時間4月20日の発表イベントで、Appleはその物語に新たな章を書き加えた。Apple Card Family(アップル・カード・ファミリー)は、パートナーや配偶者が共同でカードを保有し、13歳以上の家族にもApple Cardを使わせることができる。

Apple Card Familyは5月にまず米国でスタートし、ユーザーは最新バージョンのiOSにアップデートした後使えるようになる、とAppleが本日発表した。

発表のタイミングは興味深い。先月Appleおよび提携先のGoldman Sachs(ゴールドマン・サックス)は、Apple Cardの利用限度額などにおけるジェンダー差別疑惑を払拭したApple Cardが発行されて以来続いていた捜査の結果だ。

裁定の中で規制当局は、Appleの疑いは晴れたものの、この事例は信用度スコアにおける地域固有のジェンダーその他の差別、中でも配偶者とパートナーに関わる問題を浮き彫りにするものであると指摘した。

その意味で、この日の発表は驚きではないとする向きもあり、遅すぎたという人もいるだろう。

このサービスの発表は、問題を解決してそのストーリーを強調し、公正に行動する意志を、規制当局が察知するより早く正式に発表しようというAppleの努力を感じさせる。

「[Apple Card発行]当初に私たちが気づいたことの1つが、この業界では1枚のクレジットカードに2人の利用者がいる時の信用度スコア計算に公正さが欠けていることでした」とCEO Tim Cook(ティム・クック)氏が本日語った。「1人が良い信用履歴の恩恵に預かっているのに、もう1人は違う。私たちはこのしくみを再発明したかったのです」

(ちなみにこれは、別のレベルでも驚きではなかった。iOS 14.5のデベロッパー・プレビューは、AppleがApple Cardの複数ユーザーサポートを準備していることを暴露していた。成人の共同名義や家族が利用するための基盤づくりだ)

Cook氏が説明したように、配偶者やパートナーは利用限度額の共有と統合が可能になり、アカウントに関して同等の権利を持つ。「信用度の平等」構築のためだ。

「このソリューションは財政の公正化を後押しするものであり、ゲーム・チェンジャーです」と同氏は言った。実際、パートナーの1人に未払い負債があったり、債務不履行があったり、収益力に違いがあるような場合、そもそもパートナー同士が実際に財産を共有していれば、新しいしくみは収益力を高い側から他方に移す手段になる。これは理にかなったものであり、正直なところ遅すぎたといえる。

Apple Cardを13歳以上に使わせる際、限度額を設けることが可能で、ほかにも使い方に関する制御ができる。

これまた賢明な動きであり、Appleが全ユーザーのプライバシー・コントロールとデバイス毎のペアレンタル・コントロールで自身に「責任ある」テクノロジー企業の役割を与えてきたことの延長として、さらに新たな視点を加えて教育的ツールになろうとしている。

多くの親たちが、子供達の経済感覚を養うためにテクノロジーとアプリに目を向けている今、Appleがこの取組によって自身をパートナーとして位置づけようとするのは理にかなっている。

家族がより公平な方法で財政を管理できるようにする一方で、もちろんそこにはビジネス寄りの戦略がある。これによってAppleは、Apple Cardを使う潜在ユーザーのもっともっと大きな基盤を得る。多くのユーザーがDaily Cash(ウォレットのApple Cashカードで購入した金額の3%が毎日キャッシュバックされる)などのサービスを使い、カード番号もCVVセキュリティー・コードも有効期限も署名もない安全なチタン製Apple Cardを手にするようになる。

ちなみに、現在どれだけの人数がApple Cardを使っているのか、よくわかっていない。Cook氏は、2020年3月時点で310万人以上が使っていると推定されていたApple Cardを、「史上最も成功したクレジットカード発行」とだけ言った。

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(文:Ingrid Lunden、翻訳:Nob Takahashi / facebook

アップルがM1チップ搭載iPad Proを5月後半発売、12.9インチが12万9800円から、11インチは9万4800円から

アップルがM1搭載iPad Proを5月後半発売、12.9インチが税込12万9800円から11インチは税込9万4800円から

Apple(アップル)は米国時間4月20日、Apple M1チップ搭載iPad Proを発表した。直販価格は、11インチ・Wi-Fiモデルが税込9万4800円から、12.9インチ・Wi-Fiモデルが税込12万9800円から。4月30日から注文可能となり、5月後半に販売を開始する。

アップルがM1搭載iPad Proを5月後半発売、12.9インチが税込12万9800円から11インチは税込9万4800円から

  • 11インチ・Wi-Fi:128GB版9万4800円(税込)、256GB版10万6800円、512GB版13万800円、1TB版17万8800円、2TB版22万6800円
  • 11インチ・Wi-Fi+Cellular:128GB版11万2800円(税込)、256GB版12万4800円、512GB版14万8800円、1TB版19万6800円、2TB版24万4800円
  • 12.9インチ・Wi-Fi:128GB版12万9800円(税込)、256GB版14万1800円、512GB版16万5800円、1TB版21万3800円、2TB版26万1800円
  • 12.9インチ・Wi-Fi+Cellular:128GB版14万7800円(税込)、256GB版15万9800円、512GB版18万3800円、1TB版23万1800円、2TB版27万9800円

12.9インチモデル

新しいiPad Proは、8コアCPU・8コアGPU・16コアNeural EngineのApple M1チップを採用。従来のiPad Proと比べCPUは最大50%パフォーマンスが向上、GPUは最大40%向上しているという。メモリーは、128/256/512GBストレージ搭載モデルが8GB、1/2TBストレージ搭載モデルが16GBとなっている。

アップルがM1搭載iPad Proを5月後半発売、12.9インチが税込12万9800円から11インチは税込9万4800円から

ディスプレイとしては、最大解像度2732×2048ピクセル(264ppi)のLiquid Retina XDRディスプレイを採用。色域はDCI-P3準拠。コンテンツの動きに合わせて自動調整を行うProMotionテクノロジーによりリフレッシュレート最大120Hzに対応。最大輝度600nit(フルスクリーンの最大輝度1000nit、ピーク輝度1600nit)。周囲の光環境に合わせてディスプレイのホワイトバランスを動的に調整するTrue Toneもサポート。

1万個以上のミニLEDを利用したバックライトにより100万:1のコントラスト比を実現したという。2596のローカルディミングゾーンに画面を分割し、表示コンテンツに応じて各ゾーンの輝度を正確に調整しているそうだ。

アップルがM1搭載iPad Proを5月後半発売、12.9インチが税込12万9800円から11インチは税込9万4800円から

背面カメラとしては、1200万画素および絞り値f1.8の広角カメラ、1000万画素および絞り値f2.4・視野角125度の超広角カメラを搭載。前面には、TrueDepthカメラとして、1000万画素および絞り値f2.4、視野角122度の超広角カメラを採用している。カメラ類は、すべてスマートHDR 3をサポートしている。

TrueDepthカメラでは、センターフレーム機能により、被写体がフレームの中心から外れないように自動で水平方向に調整(パン)する。またビデオ通話時などに他の人がフレーム内に入ると、自動ズームイン・ズームアウトを行うとしている。

無線機能は、Wi-Fi 6(11ax)対応。またWi-Fi+Cellularモデルは5G通信に対応しており、nano SIM(Apple SIM対応)とeSIMを利用できる。センサーは、Face ID、LiDARスキャナー、3軸ジャイロ、加速度、気圧計、環境光を採用。

接続端子としては、DisplayPort、Thunderbolt 3およびUSB 4対応のUSB Type-Cコネクターを採用。本体カバーにもなる薄型キーボード「Smart Keyboard」および「Smart Keyboard Folio」を利用可能。このほかBluetooth 5.0をサポートしている。また、Apple Pencil(第2世代)を利用できる。

アップルがM1搭載iPad Proを5月後半発売、12.9インチが税込12万9800円から11インチは税込9万4800円から

サイズは280.6×214.9×6.4mm。重量はWi-Fiモデルが682g、Wi-Fi+Cellularは684g。バッテリー駆動時間は、最大10時間(Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生)。またWi-Fi+Cellularモデルの場合、携帯電話データネットワークでのインターネット利用時は最大9時間としている。

11インチモデル

11インチモデルは、最大解像度2388×1688ピクセル(264ppi)のLiquid Retinaディスプレイ採用。最大輝度は600nit。ProMotionテクノロジー、True Toneなどをサポート。色域はDCI-P3準拠。

サイズは247.6×178.5×5.9mm。重量はWi-Fiモデルが466g、Wi-Fi+Cellularは468g。バッテリー駆動時間は、最大10時間(Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生)。またWi-Fi+Cellularモデルの場合、携帯電話データネットワークでのインターネット利用時は最大9時間としている。

この他の仕様は、12.9インチモデルと共通。

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タグ:Apple / アップル(企業)APPLE SPRING HARDWARE EVENT 2021Apple M1iPad(製品・サービス)

アップルが「Spring Loaded」で発表した新製品まとめ、新iMac、iPad Pro、AirTagなど

Apple(アップル)のイベントの日だ。

Apple Cardの改良から新しいiMacやiPadまで、Appleは1時間のイベントでたくさんのニュースを発表した。しかし、すべての発表に目を通している時間がない方のために、それぞれのポイントをまとめてご紹介しよう。

Apple Card

画像クレジット:Apple

Appleはまず「Apple Card」の仕組みの変化について、簡単だが重要な説明を行った。「Apple Card Family」では、13歳以上の家族なら誰とでもカードを共有でき、追加ユーザーごとに利用限度額をカスタマイズできる。また、Appleカードを他の大人と「共同所有」することもできるようになり、両方の所有者が等しくクレジットを蓄積できるようになる。

Appleはまず、Apple Cardの仕組みの変更について、簡単に、しかし重要な説明を行った。「Apple Card Family」では、13歳以上の家族であれば誰でもカードを共有することができ、追加ユーザーごとに利用限度額をカスタマイズできる。また、他の大人とApple Cardを「共同所有」することも可能になり、2人の所有者が同じようにクレジットを貯めることができるようになる。

Apple Podcasts

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Appleは、Podcastアプリのデザインを一新し、それぞれのPodcastを有料購読(月額または年額)できるオプションを提供する。

パープルのiPhone

画像クレジット:Apple

今回、新しいiPhoneは発表されなかったが(iPhoneは通常、年内に発売される)、既存のiPhone 12とiPhone 12 miniに新色「パープル」が加わった。彼らはWilly Wonka(ウィリー・ウォンカ)の歌が使われたが……、まぁそれはパープルだからだろう。

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AirTag

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Appleはついに、ソファーで紛失したさまざまなAppleデバイスを探すのにときと同じく「Find My」アプリを使って、鍵やお財布、バッグなどを追跡するためのアクセサリーを正式に発表した。

AirTag」(不思議なことに「AirTags」ではない)と名づけられたこのアクセサリーは、1個29ドル(日本では税込3800円)、4個入りで99ドル(日本では税込1万2800円)、4月30日に発売される予定だ。バッテリーはユーザーが自分で交換できるが、奇妙なことにアタッチメントループは付属しない。キーホルダーなどに取り付けたい場合は、ケースを追加する必要がある。もちろん、Appleはそれを作り、販売する。

AirTagにはそれぞれスピーカーが内蔵されており、紛失したアイテムを見つけるのに役立つ。オンラインで購入すると、テキストや選択した絵文字を無料で刻印することができる。

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次世代Apple TV 4 K

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Appleは、2017年に初めて発売した「Apple TV 4K」を大幅に刷新する。その内訳は以下のとおりだ。

  • AppleのA 12 Bionicチップ搭載。
  • iPhoneを使って映像のキャリブレーションが行える。キャリブレーションプロセスを開始し、iPhoneの前面カメラをテレビに近づけると、Apple TV 4Kはそれに応じて自らのカラー / コントラスト出力を自動的に最適化する。
  • リモコンのデザインも一新。これまでのタッチパッド付きのリモコンから、iPodのようなスクロールホイールを備えた5方向のクリックパッド付きのリモコンに変更された。ボタンを押す代わりにテレビに話しかけたくなったときのために、側面にはSiriボタンが付いている。このリモコンは、前世代
  • Siri RemoはApple TV 4KおよびApple TV HD用として59ドル(日本では税込6500円)で別売りされる。
  • 32GBモデルが179ドル(日本では税込2万1800円)、64 GBモデルが199ドル(日本では税込2万3800円)。

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新しいiMac

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iMacがM1にシフトするときが来た!Appleは、iMacの新ラインナップを発表した。往年のiMacを彷彿とさせる、ファンシーなカラーバリエーションが特徴だ。その概要は以下のとおりだ。

  • Appleが2020年にノートPCに初導入した驚異的に高速な「M1」チップセットを搭載。
    24インチの「4.5K」ディスプレイ。
  • ついに、まともなウェブカメラが登場!新iMacには1080pのFaceTimeカメラが搭載される。
    予約注文は4月20日から始まり、出荷は5月下旬。
  • 1299ドル(日本では税込15万4800円)で8コアCPU / 7コアGPU、1499ドル(日本では税込17万7800円)で8コアCPU / 8コアGPUにアップグレードできる。
  • カラーはグリーン、イエロー、ピンク、オレンジ、ブルー、パープル、シルバーの7色。一部の色は、より高額なモデルでのみ提供される。
  • どちらのモデルも256GBのSSDとThunderboltポートが2つ備えている。1499ドルのモデルでは、USB 3ポートが2つ追加される。
  • Appleは、Touch ID指紋認証センサーを搭載したBluetooth Magic Keyboardの新バージョンも発表。高額なモデルに同梱される。

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新しいiPad Pro

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iPad ProもM1を搭載する!Appleによると、この移行により従来のiPad Proと比べてパフォーマンスが50%向上したという。新機能は以下のとおりだ。

  • 8コアGPU / 8コアCPU。
  • 11インチモデルは799ドル(日本では税込9万4800円)から、12.9インチモデルは1099ドル(日本では税込12万9800円)から。
  • セルラーモデルは5Gをサポート。
  • USB-Cポートを介してThunderboltおよびUSB 4をサポート。
  • 12.9インチモデルは「Liquid Retina XDR」ディスプレイを搭載。Appleによるとフルスクリーン輝度は1000ニト、ピーク輝度は1600ニトとのこと。
  • Appleが「Center Stage」と呼ぶ機能は、FaceTime通話中に、部屋の中を動き回っても自動的に自分の顔をフレームの中央に保つ。
  • 最大2TBの内蔵ストレージと16GBのRAMを搭載。

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(文:Greg Kumparak、翻訳:Katsuyuki Yasui)

新iPad ProもApple M1チップ搭載

予想されたとおり、米国4月20日にあったApple(アップル)のSpring Loadedイベントでのビッグニュースは、ハイエンドなタブレットの新バージョンだ。新しいiPad Proは、同社のMacラインナップに導入されたM1チップを搭載した初の製品となる。新しいチップは8コアCPUを搭載し、前世代に使用されているA12Z Bionicよりパフォーマンスは最大50%速くなる。またグラフィック性能が最大40%高速になる8コアGPUも搭載する。RAMは最大16GB、ストレージは2TBだ。

新iPad Proは同社のタブレットとデスクトップの境界をさらに曖昧なものにし、バッテリーは「1日中」持つよう改善された。またUSB-CにThunderboltのサポートを追加し、これにより外部ディスプレイサポートや有線での最大40Gbpsでのデータトランスファーを含む数多くの新機能が利用できるようになる。

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新iPad Proは5Gに対応しているiPhoneのラインナップの仲間入りも果たした。新iMacのように、新iPad ProはAppleシリコンに搭載した新たなISPのおかげでイメージングが向上した。これは新しいウルトラワイドカメラと一体となっている。120度の視野角、新しい「センターステージ」機能などにより、電話会議能力の改善が図られるはずだ。「センターステージ」はユーザーを追いかけるというもので、一部のスマートディスプレイで見られるテックと似ている。Appleはそのエクスペリエンスを次のように表している。

ユーザーが動き回るとセンターステージはユーザーがショットに収まるよう自動でパンを調整します。他の人が加わると、カメラはそれを感知してみんながショットに入るようスムーズにズームアウトして、みんなが会話に参加できるようにします。ですので、同僚とホワイトボードを使っていると、あるいはバーチャルの家族の集まりに参加しているとき、つながる体験はこれまでよりもさらに没頭できるものになります。

Dolby Atmos(ドルビーアトモス)再生にも対応する4つのスピーカーを搭載している。

Appleのマーケティングチームによると、新しいiPad Pro(さしあたって12.9インチのみ)はグレードアップしたディスプレイLiquid Retina XDRを搭載する。これによりハイダイナミックレンジがかなり向上している。ディスプレイの光源は1万個のマイクロLEDで、バッテリー駆動時間を損なうことなくコントラスト比の大幅改善と輝度1000ニトを実現している。

11インチバージョンは799ドルから、Liquid Retinaディスプレイを搭載した12.9インチバージョンは1099ドルからだ(編集部注:日本では11インチが税込9万4800円から、12.9インチは税込12万9800円から)。本日発表された他のプロダクトとともに、プレオーダーの受け付けは4月30日に開始し、出荷は5月後半に始まる。

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(文:Brian Heater、翻訳:Nariko Mizoguchi

アップルが紛失物トラッカー「AirTag」をついに正式発表

Apple(アップル)は米国4月20日、正式にAirTag発表した。Appleデバイス所有者が同社の「Find My」アプリを通じて紛失したものを見つけられるようにするロケーション追跡ビーコンだ。AirTagそのものは小型の円形デバイスで、財布やバッグ、鍵などのパーソナルアイテムに取り付けられる。プレオーダーは4月23日から受け付けが始まり、4月30日発売だ。価格は29ドルで、4個セットだと99ドルとなる(編集部注:日本での価格は1パック税込3800円、4パック税込1万2800円)。

タグは小さな丸い形状で、磨かれたステンレススティールと白色の外観だ。フロント部分にはAppleのロゴが入っている。AirTagにはさまざまなケースのオプションが用意されていて、キーチェーンドングルも付いているため、AirTagをたとえば鍵やハンドバッグなどに取り付けることができる。絵文字を刻むといったカスタマイズも可能だ。

AirTagはAppleが「Precision Tracking」と呼ぶアイテム追跡に独自の超広帯域無線チップU1を使っている。これはU1チップと超広域無線、ARkit、アクセラレーター、ジャイロスコープを使っているiPhone最新機種(iPhone 11、11 Pro、iPhone 12シリーズ)で機能する。そうしてFind Myアプリは音と振動、ビジュアルフィードバックを使ってユーザーを紛失したAirTagへと誘導できる。

Appleによると、AirTagはまた低消費電力のBluetooth LEを活用しており、バッテリーは1年持つとのこと。バッテリーはユーザーが自分で交換できる。AirTagは防水・防塵規格IP67をクリアしている。つまりトイレに落としたとしてもおそらく大丈夫だ。しかしiPhoneのような奇跡は期待しないほうがいい。

AirTagを取り付けたアイテムが迷子になったときは、その場所を知らせるためにAirTagのビルトインスピーカーから音がで出る。もしAirTagがソファのクッションの下などよりも遠くにある場合、ユーザーはAirTagを「紛失モード」にできる。そうすることでみんなのデバイスを使ったAppleのFind Myネットワークを活用できるようになる。

プライバシーを確保するために、AirTagの位置情報データと位置履歴はAirTag内部に保存され、Find Myネットワーク内のコミュニケーションはエンド・ツー・エンドで暗号化される。

そしてもしあなたが誰かの紛失したAirTagに行き当たったら、iPhoneあるいはNFCデバイスを使ってその情報が所有者にコンタクトできるウェブサイトにいくようにできる。

発売にあたり、Appleは白、ネイビー、黄色、オレンジのポリウレタンループ(29ドル、日本では税込3800円)や、茶色と赤色のレザーループ(39ドル、日本では税込5500円)、茶色、赤色、青色のレザーキーリング(35ドル、日本では税込4500円)などのアクセサリーも扱う。HermèsとのタイアップでAirTag Hermèsも用意し、これにはカスタム刻印が入ったAirTag、そしてバッグチャーム(日本では税込3万5800円)やキーリング(日本では税込4万1800円)、トラベルタグ、ラッゲージタグ(日本では税込5万3800円)などの皮アクセサリーが含まれる。

「AirTagの導入で、この驚くべき新しい能力をiPhoneユーザーに提供することをうれしく思います。暮らしの大事なアイテムの場所を特定できるようにするのに広大なFind Myネットワークを活用しています」とWorldwide iPhone Product Marketing担当副社長のKaiann Drance(カイアン・ドランス)氏は声明で述べた。「デザイン、比類のない発見エクスペリエンス、そしてビルトインのプライバシーとセキュリティの機能で、AirTagは顧客にAppleのエコシステムの力を活用する新たな方法を提供し、iPhoneの汎用性を高めます」。

Appleのコードリファレンスで見つかったアセットに加え、AirTagは2020年、誤って同社の公式YouTubeビデオに登場した。AirTagはまた米規制当局でのAppleの反競争的行為の例としても取り上げられた。

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画像クレジット:Apple

2020年にTileは下院司法委員会でAirTagについて、紛失物トラッカーの独自バージョンを立ち上げるというAppleの決断は、Appleの新しいプロダクトにファーストパーティとしてのアドバンテージを与えると指摘した。Appleのデバイスは、Tileのアプリのようにユーザーにバックグラウンド追跡への同意を尋ねるポップアップを表示させ続けることなくバックグランドで作動させられるだろう、ともTileは説明した。Appleのデバイスはまた「Find My」に統合されるだろうが、他社のタグはそうはならないだろう。

当局の調査を受け、Appleは2020年6月のWWDCデベロッパー会議で「Find My」をサードパーティ企業にも開放すると明らかにした。しかしながら、その申し出はどうやら考えられていたようなものではなさそうで、企業は秘密保持契約(NDA)にサインしなければならず、Appleの顧客は競合するデバイスを同時に使うことは禁じられるようだとワシントンポストは指摘している。

4月20日のイベントに先立ち、AppleはFind My Network Accessoryプログラムの立ち上げを発表した。これはFind Myアプリにアクセスしたいサードパーティのメーカーに門戸を開くものだ。アーリーアダプターにはVanMoofのS3とX3電動自転車、BelkinのSOUNDFORM Freedom True Wireless Earbuds、そしてAirTagsの競合相手であるChipolo ONE Spotが含まれる。しかしTileは含まれていない。Tileはあきらめたくない自前のiOSアプリを通じて顧客と直接の関係を築いているためにFind Myに参加したくないのだとTechCrunchは理解している。

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Appleの「紛失物ファインダー」分野への参入は、Appleが「Find My」を開放するという譲歩があるにせよ、Tileのような企業はさらに厳しい競争にさらされることを意味する。Tileはこれまでのところ、独自の超広帯域無線で作動するトラッカーを立ち上げる計画(2021年発売される)を前もって発表することでAppleの計画に対抗してきた。Appleは自社のエコシステムをしっかりと握っていて、これはTileにさまざまなフォームファクターやクロスプラットフォームのサポートなどのアドバンテージに注力するよう強制し、AirTagのような新製品の立ち上げに貢献する。

AirTagは4月23日太平洋夏時間午前5時(日本時間4月23日午後9時)からプレオーダーできる。そして4月30日からApple Storeアプリ、Apple Stores店舗、Appleの正規販売代理店、いくつかの通信会社でAirTagとその他のアクセサリーが販売される。関連記事
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タグ:AppleAPPLE SPRING HARDWARE EVENT 2021トラッカーAirTag

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(文:Sarah Perez、Brian Heater、翻訳:Nariko Mizoguchi

新型Apple TV 4KにはSiriが使える「Siri Remote」が付属

Apple(アップル)は米国時間4月20日、新型のApple TV 4Kを発表した。これには新しいSiri Remoteが付属する。

この新しいアルミニウム製のリモコンでは従来のSiriのサポートに加えて、クリックパッドを再設計し外側のリングで円形のジェスチャーを可能にした。これにより、視聴者は探しているシーンをすばやく見つけることができる。また他のリモコンに手を伸ばす必要がないように、ミュートボタンとテレビの電源ボタンも搭載している。

新しいApple TV 4KはアップルのA12 Bionicチップを搭載しており、より高品質な映像、具体的には毎秒60フレームのハイフレームレートHDRとDolby Visionに対応している。

もちろん画質はテレビ本体にも依存するのだが、アップルはこの状況に対応するための新機能を発表した。テレビのカラーバランスを改善するために、iPhoneの光センサーを使って現在のバランスを測定し、それに応じてApple TVからの出力が調整されるのだ。

新しいApple TV 4Kは、32ギガバイトで179ドル(日本では税込2万1800円、ストレージ容量を2倍にしたい場合は税込2万3800円)で4月30日から注文を開始し、5月後半に発売される予定だ。また、新しいSiri Remoteを搭載したApple TV HDは149ドル(日本では税込1万7800円)で、Siri Remoのみを59ドル(約6500円)で購入することもできる。

「Apple TV 4KはA12 Bionicとまったく新しいSiri Remoteによりシンプルかつ直感的な操作で、お客様がお気に入りの番組や映画などを最高のクオリティで楽しむことを可能にします」と、アップルのワールドワイドマーケティング担当副社長のBob Borchers(ボブ・ボーチャーズ)氏は声明で述べている。「そしてもちろん、Apple TV 4Kはアップルのサービスに簡単にアクセスでき、App Storeにある何千ものアプリケーションと合わせて、さらに多くのエンターテインメントの選択肢を提供します」。

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(文:Anthony Ha、翻訳:塚本直樹 / Twitter

M1 iMacの電源アダプターは磁気コネクタとEthernetポートを搭載、他製品でも採用か

Apple(アップル)は、自社開発のM1シリコンを搭載した新型iMacを発表した。数多くのアップデートアップグレードの中には、Ethernet(イーサネット)ポートを搭載した新しい電源アダプタがある。一見すると、奇妙なI/Oポートの配置のようにも思えるが、この機能は将来のアップル製ラップトップでもっと理に適ったものになる可能性が高い。

M1 iMacは前世代よりもずっと薄くて新しいデザインを採用しており、アップルはEthernetポートのためのスペースを確保したくなかったのだろう。存在するI/Oポートは3.5mmのイヤホンジャックと、いくつかのUSB-Cポートだけのようだ。電源アダプター自体は新しい磁気コネクタを採用しており、コンピュータのUSB-Cポートを専有しない。そして、Ethernetポートは電源アダプターに追いやられた。

この配置にはいくつかのメリットがある。それは、コンピューターの背面の混雑を減らしつつ接続性を向上できることだ。これは、ポータブルコンピューターではさらに重要だろう。

アップルは製品ライン全体で部品やアクセサリーを共有していることで知られており、この電源アダプタが他の製品にも採用される可能性は高い。同社は2016年にラップトップでUSB-Cを採用した際に、磁気式のMagSafe電源コネクタの廃止を開始しており、同様の機構が製品ラインに戻ってくることはすばらしいことだ。またアップルは2012年に、MacBook ProのEthernetポートを廃止している。

いくつかの企業が、アップルの電源アダプターのアドオンを提供している。Twelve South PlugBug Duoのようなこれらの製品は電源アダプタにUSBポートを追加するが、Ethernetポートを提供するものはまだない。


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(文:Matt Burns、翻訳:塚本直樹 / Twitter

アップルがカラフルな新iMacを発表

何年も待たされたが、ついにApple(アップル)はiMac(アイマック)の劇的な新デザインを世界に発表した。これは「コンピューターを見えなくする」というAppleの長年の目標に沿ったものだ。もちろん、それは薄い新デザインだけに当てはまる表現だが、とても目を見張らせる仕上がりだ。当然のことながら、この24インチのオールインワンデスクトップの最新版は、同社が開発した新しいM1チップを搭載している。

このスクリーンは4.5K Retina(レティナ)ディスプレイで、1080pのカメラも備わっている。これはMacシリーズとしては初めてのことで、在宅勤務者にとっての生命線となるような製品であることから、Appleがオーディオとビデオの両方に真剣に取り組んでいることが示されている。より良いカラーバランスを実現するTrue Tone(トゥルー・トーン)を搭載しており、6つのスピーカーを搭載することでサウンドも向上している。ディスプレイは、1130万画素、P3色域、500nitsの輝度を実現している。最新のiMacモデルと同様に、画面の映り込みを軽減する反射防止コーティングを採用している。

新しいiMacは大幅な薄型化を実現し、全体の体積は半分になったとのことだ。また、背面も曲面ではなく平面となっている。この新しいチップは、デザインの大幅な薄型化を可能にしただけでなく、私たち自身が目にした従来の最新Macたちよりも、はるかに高速なパフォーマンスを実現している。Appleによれば、今回の製品は前モデルと比較して、最大85%の高速化を実現し、GPUは最大2倍、機械学習は3倍の速度になっているという。

ここでは、同社が直接発表した数字を紹介しておこう。

  • CPU性能が最大85%向上したことにより、ユーザーはiMovie(アイムービー)でお気に入りのビデオプロジェクトをこれまで以上に高速に書き出したり、Lightroom(ライトルーム)で100メガピクセルの大きな写真を簡単に処理したり、Xcode(エックスコード)で新しいアプリケーションをあっという間にコンパイルしたりすることができる。
  • Affinity Photo(アフィニティ・フォト)やPhotoshop(フォトショップ)などの特定のアプリケーションではGPUパフォーマンスが最大2倍になって、これまで21.5インチiMacに搭載されていた最も強力な分離型グラフィックスと比較しても最大50%高速化されているために、編集内容をリアルタイムにレンダリングしたり、写真に複雑なフィルターを瞬時に追加したりすることができる。
  • Final Cut Pro(ファイナルカットプロ)では、最大5本の4K映像のストリーム、または1本の8K映像のストリームを、フレームを落とすことなく編集することができる。
  • M1の16コアNeural Engine(ニューラルエンジン)を活用したアプリでの機械学習が最大3倍高速化。

背面には、高速化のために2つのThunderbolt(サンダーボルト)を含む最大4つのUSB-Cポートがある(USB-Aにさよならを)。また新しいマグネット式電源アダプターには1GbpsのEthernet(イーサネット)を接続できる。まあ少なくとも本体の背面は少しはすっきりするはずだ。システムは7色のバリエーションで提供される。価格は1299ドル(日本では税込15万4800円)からだ。この場合、7コアのGPU、8コアのCPU、8GBのRAM、256GBのストレージとなる。ポートはThunderbolt2ポートのみ。色はグリーン、ピンク、ブルー、シルバーの4色からの選択となる。1499ドル(日本では税込17万7800円)のモデルでは、8コアのGPUとなり、2つのUSB-Cポートが追加され、イエローとオレンジとパープルが追加されている。

また、TouchIDを搭載したカラフルなMagic Keyboard(マジック・キーボード)など、新しいアクセサリーも用意されている。新型iMacは日本でも4月30日に予約を開始し、5月後半に出荷を開始する。

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タグ:AppleAPPLE SPRING HARDWARE EVENT 2021iMacApple M1Touch ID

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(文:Brian Heater、翻訳:sako)

アップルがMagic KeyboardにTouch IDを搭載

Apple(アップル)は米国時間4月20日、同社が設計したM1チップを搭載した新しいカラフルなiMacを発表した。また、アップルはこの機会を利用して新しいMacアクセサリーをリリースしている。複数のカラーオプションを用意したMagic TrackpadとMagic Mouseに加えて、新しいMagic KeyboardではデスクトップMacでTouch IDが利用できる。

デスクトップでのTouch IDは、期待どおりに機能する。キーボードの右上には指紋センサーが用意されている。これは既存のアップル製キーボードにある、イジェクトキーに代わるものだ。これによりコンピュータのロック解除、Apple Payでの支払い、パスワードマネージャーのロック解除などができる。

興味深いことにTouch IDはワイヤレスで動作するため、LightningケーブルでキーボードをMacに接続する必要がない。キーボードには専用のセキュリティコンポーネントが組み込まれている。そしてM1のSecure Enclaveと直接通信するため、M1チップを搭載した最新のMacでしか動作しない。この新しいTouch IDのセキュリティ実装は興味深い。

【Japan編集部】8コアCPU・8コアGPUの新しいiMacはTouch ID搭載Magic Keyboardが同梱されるが、8コアCPU・7コアGPUのモデルでは、従来のMagic Keyboardが同梱される。

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タグ:AppleAPPLE SPRING HARDWARE EVENT 2021iMacApple M1キーボードTouch ID

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(文:Romain Dillet、翻訳:塚本直樹 / Twitter

新型iMacがついに高画質なウェブカメラを搭載

Apple(アップル)は米国時間4月20日火曜日のイベントで、M1プロセッサを装備し、内部から外部まで再設計した新型iMacを発表した。ハードウェアもすばらしいが、Zoomを多用する生活にとって最大の改善点の1つはウェブカメラかもしれない。アップルはこれを「Mac史上最高のカメラ」だと伝えており、それ自体は大して意味はないが、スペックからするとこれは大幅なアップグレードだ。

今回のウェブカメラはついに1080p解像度での録画を達成し、大きなセンサーを搭載して低照度でのパフォーマンスを大幅に改善した。M1チップはより優れた画像信号処理能力を持ち、ソフトウェアにてオンザフライで画像を補正および改善する。これにより、古くて性能の悪いウェブカメラを搭載した既存のMacBook AirやMacBook Proのハードウェアでも、画質が向上する。

つまり、新型iMacのウェブカメラは本当に画質が良く、あるいは少なくとも恥ずかしい画質ではない。アップルがNeural Engineと呼ぶM1に搭載された機械学習プロセッサは、リアルタイムで動作して照明を最適化し、ノイズを低減する。

カメラに加えて、アップルは新しいビームフォーミングマイクを3つのマイクアレイに採用し、ユーザーの声に焦点をあわせて音声を最適化し、バックグラウンドノイズを除去するとしている。要は、古臭さを感じさせないビデオ会議体験を提供できるはずだ。

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(文:Darrell Etherington、翻訳:塚本直樹 / Twitter

iPhone 12 / 12 miniに新色パープルが追加

Apple(アップル)はiPhone 12のラインアップに新しいカラーオプションを追加した。同社のフラッグシッププロダクトとしては珍しい販売途中での変更だ。新色はパープルで、ラベンダーがかったパステルカラーのように見える。iPhone 12のラインアップでは、ミントグリーンとピンクに近いレッドなどの他のカラーオプションと調和している。

パープルのiPhone 12は米国時間4月23日の金曜日から販売を開始し、4月30日に出荷が開始される。ただしこれはiPhone 12と12 miniに限った話で、iPhone 12 Proにはカラーオプションは用意されていない。

これは小さなことではあるが、Appleが一般消費者を興奮させるためにハードウェアを途中でアップグレードするのは悪くない。また、アップルが自社のハードウェアを多色展開へとさらに傾注しようとしていることも示唆している。

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(文:Darrell Etherington、翻訳:塚本直樹 / Twitter

【4月21日2時開催】アップルの2021年春イベントで期待されている製品たち

おやおや、Apple(アップル)のイベントがまたあるね。今や、少なくとも来年、2022年までのはすべてのイベントがバーチャルになり、通知が何週間も前にある時代ではない。同社がニュースを発表したのは、先週のことだ。

しかし幸いにも、米国時間4月20日(日本時間4月21日)のイベントには、かなり前から大量の噂が流れている。そして、招待状にもいくつかのヒントがあるかもしれない。2020年の春のイベントは新型コロナの蔓延で中止されたが、その後は、定期的だったり、なかったりするイベントは、ライブ配信するのが、同社のパターンになっている。TechCrunchではいつものように、この太平洋時間午前10時(日本時間4月21日午前2時)に始まるこのイベントを、ライブで取り上げるつもりだ。本稿ではドローンで一掃するかのように駆け足気味だが、期待されているものについてご紹介しよう。

まず、ほぼ確実だと思われるのが新しいiPadだ。招待状には、指で描いたような絵がある。トップバッターはiPad Proで決まりだ。このハイエンドタブレットは今シーズンのどこかで刷新されると噂されているため、今以上のタイミングはない。

最大のニュースは、12.9インチモデルに小型LEDディスプレイが追加されたことになるだろう。11インチの刷新も近いうちに行われる予定らしい。LEDディスプレイには、輝度の向上とバッテリー寿命の延長、画像の焼き付きの減少といったメリットがある。現在、iPhoneに使われているOLEDに代わるものになるのだろう。

ディスプレイが改良されることにより本体がやや厚くなるという話もあるが、それ以外はほとんど変化はない。供給上の制約により、明日発表されるが発売は後日になる可能性もある。

プロセッサーのアップデートも行われるようだ。噂によると、A14Xには最近のMacに搭載されているM1チップと同じ技術が採用されているとのこと。その結果、パフォーマンスが大幅に向上する可能性がある。

 

その一方で、iPad miniにも注目が集まっている。この8.4インチのタブレットは2年ぶりの大幅に強化されるが、そのアップデートはiPad Proに比べると控えめなものになるらしい。iPadの本来のデザイン言語はそのまま残るが、新チップのおかげでパフォーマンスが向上するという。Apple Pencilもアップデートされるらしいが、詳細は不明だ。

そしてついにAirTagsが公式に発表される、という噂もある。あらゆる兆候が「絶対にその可能性がある」ことを示している。何度かの延期を経て、AppleのTile競合製品がついに登場するといわれている。少なくとも、このタイミングは理に適っている。というのも、同社は先日、サードパーティーに「Find My」機能を提供したばかりで、対応するデバイスも多数登場している。その中には、直接の競合製品である「Chipolo ONE Spot」もある。

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噂の山の中には、Apple TVのリモコンがFind My対応になるというものもある。世界で最も紛失しやすいデバイスなので、当然のように思える。また、Appleが2年間にわたって製品ラインを刷新したことで、新しいシリコンMacが登場する可能性もある。最も可能性の高い候補は?現時点では、待望のiMacシリーズの刷新のようだ。

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(文:Brian Heater、翻訳:Hiroshi Iwatani)

保守派お気に入りのソーシャルメディアアプリParlerが数カ月の禁止を経てアップルのApp Storeに復活へ

Apple(アップル)が米上院議員Mike Lee(マイク・リー)氏と下院議員Ken Buck(ケン・バック)氏に送った書簡によると、同社は数カ月にわたって禁止措置となっているParler(パーラー)をApp Storeに復活させる。書簡は米国時間4月19日朝にバック氏のTwitterへの投稿で公になった。TechCrunchも書簡を入手し、そしてAppleに直接確認した。リー氏とバック氏は3月31日に、保守派の人のかなりのお気に入りであるParlerがなぜApp Storeから削除されたのか、追加の情報を求めてAppleに書簡を送っていた。Appleは返事で、Parlerがどのように規則を破ったかについて説明しているが、アプリの削除以来、Parlerのチームとかなりやり取りしてきたと述べた。Appleはまた、Parlerが提案したアプリへのアップデート、コンテンツ、モデレーションのプラクティスによってApp Storeへの復活がすぐに承認されることになるだろう、とも述べている。

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米国会議事堂での暴動後、トランプ氏のサポーターや極右ユーザーが暴力を求め、議事堂乱入の計画を立てるのにいかにParlerが使われてきたかが明るみに出た後、AppleはParlerを禁止したプラットフォームの1つとなった。この暴動では5人が死亡し、警官140人超が負傷した。そして数百人が逮捕されることとなった。

Google(グーグル)とAmazon(アマゾン)も議事堂暴動後にすぐさま自社プラットフォームからParlerを排除した。

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Appleの場合、まずParlerにコンテンツモデレーション改善計画を提出しなければアプリが削除される、と通告した。しかしParlerの当時のCEOであるJohn Matze(ジョン・マッツェ)氏は自身のParlerアカウントにAppleの最後通牒には降参しないと投稿し、Appleの要件を満たさなかったParlerアプリは禁止となった。その数週間後にマッツェ氏は共和党後援者のRebekah Mercer(レベッカ・マーサー)氏が牛耳るParlerの役員会によってクビとなった

Parlerはアプリが削除されて以来、App Storeへの再登場に向けて取り組んできた。しかし依然として基準を満たさなかった。例えばBloombergは2021年3月、Parlerが2月に提出した新たなガイドラインは、違反コンテンツに関する問題でApp Storeのルールに十分に沿うものではなかった、と報じた。2021年2月25日にParlerのポリシー担当最高責任者に送られた書簡には「悪意に満ちた、人種差別的、不公平なコンテンツはApp Storeでは一切受け入れられません」とあった。

2021年4月19日に出された同社の新たな書簡によると、状況は変わった。Appleは4月14日付でParlerが提案したモデレーションプラクティスが復活要件を満たしていると伝えた。Appleの北米政府業務担当のシニアディレクターTimothy Powderly(ティモシー・パウダリー)氏の署名が入った書簡には次のように書かれている。

AppleがParlerアプリをApp Storeから排除して以来、AppleのアプリレビューチームはParlerアプリをガイドラインに則ったものにしてApp Storeに復活させようと、Parlerとかなりのやり取りをしてきました。その結果、Parlerはアプリのアップデートとコンテンツモデレーションプラクティスを提案し、アプリレビューチームは4月14日付で同社が提案したアップデートされたアプリのApp Storeへの復活を承認すると伝えました。アップデートされたParlerアプリがリリースされ次第すぐに利用できるようになると見込んでいます。

書簡はまた、Parler削除という判断についてGoogleやAmazonと相談しなかったとも書いている。この言及は、削除は保守派を黙らせるためのテック企業間の組織的な対応だったという嘘の主張を沈静化させることを意図している。

AppleはParlerがどういった変更に同意したのか詳細は明らかにしなかったが、2021年初めにはアプリはまだかぎ十字や白人主義の画像をユーザープロフィールで使用することを許すなど、Appleのガイドラインに沿っていなかった。Parlerは女性増悪的、同性愛嫌悪的、そして人種差別的なユーザーネームや投稿を認めていたからだ、とBloombergは当時報じた。

CNNが4月19日朝に最初に報じたAppleの書簡は、提出されればParlerがすぐに承認されることを示している。

Appleはまた、Parlerの再ローンチのタイムフレームはParlerの判断次第だとTechCrunchに述べたが、追加のコメントはなかった。

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タグ:ParlerAppleApp Storeアプリ

画像クレジット:TechCrunch

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(文:Sarah Perez、翻訳:Nariko Mizoguchi

Apple Musicでのストリーミング売上詳細をアーティストへの手紙に記載、やはり中堅や独立系たちには厳しい

ストリーミング収入はミュージシャンにとって長年の懸案事項であり、特にレコード会社が業界全体で崩壊したことにより何とか生活しているミュージシャンにとって、大きな問題だった。もちろんツアーが不可能になった2021年は、多くのミュージシャンにとって主要な収入源が完全に絶たれたため、こうした問題を浮き彫りになった。

Apple(アップル)はアーティストに送ったレターの中で、ストリーミング売上げに関する主要な疑問の一部を明らかにしたいと考えている。The Wall Street Journal(ウォール・ストリート・ジャーナル)が報じたこのメモには、Spotify(スポティファイ)が支払う金額の約2倍に相当する売上高の概要が記されている。

「ストリーミングのロイヤリティについての議論が続く中、私たちは価値観を共有することが重要だと考えています」と、Appleは述べている。「私たちは、すべてのクリエイターに同じ料金を支払うこと、1回の再生には価値があること、そしてクリエイターはそのサービス上の最高のディスプレイスペースで音楽をフィーチャーするために料金を支払うべきではないことを信じています」。

Appleのコメントは、Spotifyのはるかに多様な支払いモデルを明確に指摘している。しかし、それが実際にどのくらいの金額になるのかはもう少し複雑な問題だ。Spotifyの支払いモデルは、最初は1ストリームあたり1ペニー(1円)程度だった(さらに下がることもある) 。この金額はレコード会社であれ出版社であれ、権利者に支払われる。この問題は、2021年に多くのミュージシャンが仲介業者の存在意義に疑問を持つようになった、一連の問題のうちの1つだ。

SpotifyのDaniel Ek(ダニエル・エク)CEOは2020年のインタビューで「3〜4年に1度も音楽をリリースせず、それで十分だと考えているような過去に成功を収めたアーティストは、将来はうまくいかない人もいるかもしれません」と述べ、この騒動を煽った。

結局のところ、多くのアーティストにとっては小銭、あるいはさらに小さな金額の奪い合いの戦いだ。そして、世界がストリーミングモデルに移行した現在、中堅や真の独立系アーティストたちが生活を維持するのは非常に難しくなっている。BandcampやSoundcloudのようなサービスは、小規模なアーティストがより管理しやすいように努力してきたが、現代のミュージシャンの生活は、特に新型コロナウイルス(COVID-19)の時代では依然として苦しいままだ。

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タグ:AppleApple MusicSpotify音楽音楽ストリーミング

画像クレジット:TechCrunch

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(文:Brian Heater、翻訳:塚本直樹 / Twitter

ホームフィットネスPelotonがアップルの「GymKit」との統合に懸念を表明

サードパーティ製ハードウェアの統合は、厄介なものだ。Pelotonは同社の「Bike Bootcamp」プログラムのApple GymKitとの互換性を取りやめ、ユーザーの眉をひそめさせた。当然のことながら、ユーザーはすぐに反応した。この状況は、Appleが最近Fitness+でホームエクササイズ市場に参入したことへの直接的な反応なのか、という疑問を抱かせるものだ。

Pelotonの広報担当者はTechCrunchに対して「Apple GymKitは、器具を使った有酸素運動と連動するように設計されています。しかし、Pelotonは最近、筋力と有酸素運動を組み合わせた複合的なクラスタイプであるBike BootcampにGymKitを実装しましたが、この機能はサポートしていません。会員の方は、GymKitを使ってBike+からサイクリングのみのワークアウトをApple Watchに同期することができます」と述べている。

このコメントは、GymKitの初期実装における大きな問題の1つを反映しているようだ。Appleのプログラムはジムを念頭に置いて設計されており、特定の運動器具を使用している。つまりトレッドミル上の統合機能を使用すると、Apple Watchはランニングの指標を追跡するようになる。自転車で使えば、サイクリングをトラッキングする。

Bike Bootcampのようなプログラムは、重量挙げのようなものを加えて複雑なものになっている。今回の実装は、GymKitの導入に関するサードパーティのガイドラインに沿っていない可能性が高い。Pelotonのオーナーにとってより大きな問題は、GymKitがPelotonの標準的なバイクとBike+を区別する主な要素だったことだ。この2つの製品には500ドル(約5万4000円)の価格差がある

しかし、少なくとも今のところ、両社が協力することは、双方にとってプラスになると考えられる。Appleは独自のフィットネスプラットフォームを持っているかもしれないが、Pelotonは巨大な存在であり、それはApple Watchのユーザーと大きく重なっている可能性がある。GymKitはジムを念頭に置いて開発されたかもしれないが、この1年、人々はあまりジムに足を運ばなくなっており、業界が完全に立ち直ることはないだろうという予想もある。

Pelotonにとっては、スマートウォッチというカテゴリーを完全に支配している企業とうまくやることは、きっと幸福につながるだろう。

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カテゴリー:ヘルステック
タグ:PelotonAppleフィットネス

画像クレジット:Peloton

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(文:Brian Heater、翻訳:Hiroshi Iwatani)