「あと5年でデスクトップ型量子コンピューターが登場する」と量子コンピューター企業CEOが発言

米国時間9月14日、TechCrunch Disrupt 2020で量子コンピューター系スタートアップのリーダー3名が、TechCrunchの編集者であるFrederic Lardinois(フレデリック・ラーディノイス)との座談会に出席し、量子コンピューター技術の将来について話し合った。そこでIonQ(アイオンキュー)のCEO兼社長であるPeter Chapman(ピーター・チャップマン)氏は、現在からわずか5年でデスクトップ型の量子コンピューターを実現できると発言したが、この楽観的なタイムラインに他の参加者からの同意は得られなかった。

「今後数年以内、5年かそこらで(デスクトップ量子コンピューターを)見かけるようになります。私たちの目標はラックマウント式の量子コンピューターです」とチャップマン氏。

だがそれは、 D-Wave Systems(ディーウエイブ・システムズ)のCEOであるAlan Baratz(アラン・バラツ)氏にはやや楽観的に聞こえた。バラツ氏の企業が開発に取り組んでいる超伝導技術には、希釈冷凍機と呼ばれる特殊な大型の量子冷蔵ユニットが必要となるが、その点から見ても5年間でデスクトップ型にするというゴールは実現性が乏しいという。

Quantum Machines(クオンタム・マシンズ)のCEOであるItamar Sivan(イータマー・シバン)氏も、そうした技術を手にするまでには数多くのステップを踏む必要があり、実現には数多くの難関を越えなければならないと考えている。

「この挑戦は、決まった適切な素材を1つ見つければよいとか、特定の方程式を解けばよいといった性質のものではないのです。解決すべき問題は学際的なもので、まさにチャレンジなのです」とシバン氏。

チャップマン氏は、特殊な量子マシンが現れる可能性も想定している。例えばクラウドを通じて量子コンピューターに効率的なアクセスができない軍用機などに搭載されるものだ。

「クラウド内に組み込まれたシステムに依存できないのです。そうなれば、飛行機にそれを積むしかない。量子コンピューターを軍事利用するためには、辺境で使える量子コンピューターが必要になります」と彼は話す。

1つ指摘しておくが、IonQの量子コンピューターへのアプローチは、D-WavesやQuantum Machinesのものとは異なっている。

IonQでは、原子時計における先進的な技術がその量子コンピューター技術の中核となっている。Quantum Machinesは、量子プロセッサーの開発は行わず、そうしたマシンを制御するハードウェアとソフトウェアのレイヤーを開発している。それらは、従来型のコンピューターでは不可能なレベルに到達しつつある。

一方、D-Waveは「量子焼きなまし法」と呼ばれる方法を採用している。何千ものキュービットを生成できるが、その代償としてエラー率が高くなるというものだ。

今後数十年、技術がさらに進歩する過程で、これらの企業はみなパワフルなコンピューティングのスタート地点を顧客に提供することで、価値を提供できると考えている。そのパワーを制御すれば、昔ながらのコンピューティングという観念は一変する。しかしシバン氏は、そこに至るまでにたくさんのステップがあると語る。

「これは大変な挑戦です。しかも、量子コンピューティングのスタック内の各レイヤーごとに、そこに特化した高度に専門的なチームを必要とします」と彼は話す。その問題を解決する1つの方法として、こうした根本的問題のそれぞれを解決する幅広い協力関係の構築がある。今すぐ多くの人たちのために作ろうと決めたにしても、クラウド企業と協力しなければ、量子コンピューターは実現できない。

「この点において、2020年はとても興味深い提携関係がいくつか見られました。これは、量子コンピューターの実現に欠かせないものです。IonQとD-Wave、そしてその他の企業は、他の企業のクラウドサービスを通じて独自の量子コンピューターを提供するクラウドプロバイダーと提携しました」とシバン氏。彼の会社も、数週間以内に独自のパートナーシップを発表すると語っていた。

これら3つの企業の最終目標は、本当の量子パワーを発揮できる汎用量子コンピューターをいずれ完成させることだ。「私たちは、これまでのコンピューターではできなかったことを可能にするために、汎用量子コンピューターへの前進を続けることができ、また続けるべきなのです」とバラツ氏は話す。しかしバラツ氏も他の2人も、このゲームのラストに至る道程の、まだまだ序盤のステージにいるという認識は持ち合わせている。

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カテゴリー:ハードウェア

タグ:量子コンピューター IonQ D-Wave Systems Quantum Machines Disrupt 2020

画像クレジット:solarseven / Getty Images

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(翻訳:金井哲夫)

TechCrunch Disrupt:ドリュー・ヒューストン氏、コロナ禍中のスタートアップの構築とデジタルトランスフォーメーションについて語る

ヒューストン氏はスタートアップの創設者としてこれまでもインタビューに登場してきた。2007年にはY Combinatorに参加、2008年にはTechCrunch 50(TechCrunch Disruptの前身)に初登場し、その後はBlackrock、Sequoia、Index Venturesなどの企業から17億ドル(約1800億円)の資金を集め、2018年にはDropbox新規株式公開にこぎつけた

ヒューストン氏と共同創設者のArash Ferdowsi(アラシュ・フェルドーシ)氏の当初のアイデアはいたってシンプルなものだった。インターネット上でさまざまなものに簡単にアクセスできるようにしようとした。当時はファイルをUSBに入れたり、メールで自分宛てに送ったりするのが普通であったが、そうではなく、クラウドにハードドライブがあったらどんなにいいだろうと考えたのだ。この方法なら、ユーザーは場所に関係なくどこででもログオンでき、自分のコンピュータを使っていない時でもファイルにアクセスできる。

この方法をとことんシンプルにしたかった両氏は、スマートフォンやタブレットが登場する前にこの目標を達成し、最近の決算報告によると売上4億6740万ドル(約504億円)、予測年間売上18憶ドル(約1900億円)を超えるまでに会社を成長させた。現在、Dropboxの時価総額は80億ドル(約8480億円)を超えている。

気が付けば世界中がパンデミックの渦中にいる今、ヒューストン氏のようなビジネスは突如としてこれまでにない脚光を浴びている。社員が在宅で勤務し、安全な方法で作業ファイルにアクセスして同僚と簡単に共有できるように企業がクラウドへの移行を加速しているからだ。

Dropboxは創業以来、何年にもわたって単なるコンシューマ向けのファイル共有サービスからビジネスツールを拡充してその守備範囲を広げてきた。ファイルをチームで共有する、中央コンソールからファイルを管理・保護するなどのほか、パスワードマネージャ、重要なファイルを保存できるオンライン保管庫、フルバックアップなどのツールや、昨年HelloSignを買収したことで得られた電子署名やワークフローなどのツールも充実している。

TechCrunch Disrupt 2020では、ヒューストン氏からこのあたりの話がすべて聞けるはずだ。最初のアイデアから現在のDropboxになるまでの紆余曲折はきっと興味深い。すべてのスタートアップ創設者が夢見る成功の実現に向けて何をすべきかなどについても話してくれるだろう。下記の特設ページで当日チケットも販売(同ページ経由で5%オフ)しているので、ぜひ参加してもらいたい。

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(翻訳:Dragonfly)

Disrupt 2020、Interswitch CEOが語るアフリカのフィンテック

アフリカ全土で事業を展開しているフィンテックのユニコーン企業、Interswitch(インタースイッチ)のCEOであるMitchell Elegbe(ミッチェル・エレグベ)氏が、日本時間9月17日にTechCrunch Disrupt 2020で講演する。同氏はかつて大部分が連携していなかったナイジェリアの銀行システムを連携させるべく、2002年にラゴスに同社を設立した。

Interswitchはその後10年以上にわたって、アフリカ全土でデジタル決済の普及を加速させ、今ではアフリカ大陸で珍しいフィンテックのユニコーン企業の1つとなった。同社はグローバルな取引所に上場する準備もできており、実現すればアフリカの次なる大手テック企業IPOとなる。

TechCrunchのDisrupt 2020では、アフリカ大陸のフィンテックシーンに関するエレグベ氏の見解、Interswitchのベンチャープラン、COVID-19がアフリカのスタートアップにもたらした経済的影響などを語ってもらう予定だ。今年のDisruptは100%バーチャルで行われるため、インターネット接続環境があれば誰でもサインインしてエレグベ氏の会社やアフリカのデジタルイノベーションについて学ぶことができる。

ロンドン、バンガロール、サンフランシスコのVCや創設者は、近い将来アフリカのテクノロジー業界と関わることになるだろう。金銭的価値から見れば、アフリカ大陸のテクノロジーエコシステムは深圳やシリコンバレーの基準と比べると劣っている。しかしベンチャーキャピタル、スタートアップ設立、テクノロジーハブの前年比での成長を見ると、アフリカ大陸が世界で最も急成長しているテクノロジー市場の1つだということが分かるだろう。

その大きな要因は、アフリカ大陸の銀行を持たない大勢の人々や十分な資金を有していな消費者、中小企業にオンライン環境をもたらしたことだ。世界銀行のデータによると、アフリカのサハラ砂漠以南に住む10億人のうち、約66%が銀行口座を持っていない

そのためフィンテックはアフリカで最も資金を集めたテクノロジーセクターとなり、2019年にはVCで推定20億ドル(約2100億円)を集めてスタートアップに投入されている。

Interswitchは、アフリカ大陸の金融をデジタル化するためのインフラ構築で先駆者となった。同社はアフリカで最も認知されているフィンテックのユースケースの1つであるSafaricom(サファリコム)のM-Pesa製品を通じて、ケニアにおけるモバイルマネーの台頭以前から存在している。

Interswitchがスタートアップからユニコーン企業へと成長するまでの道のりは、2002年に会社を設立する前にナイジェリアの大学で電気工学を学んだCEOのエレグベ氏のビジョンにさかのぼる。同社はナイジェリアを皮切りに、製品イノベーションと事業規模拡大を続けてきた。Interswitchはナイジェリアの金融機関がATMとPOSを通信、操作できる最初の電子スイッチを作成した。現在では、ナイジェリアのオンラインバンキングシステムに多くのレールを提供している。

Interswitchはその後、支払いカードのVerveと支払いアプリのQuicktellerで大規模な個人およびビジネス向けの金融業に移行した。既にスタートアップのフェーズをはるかに超え、アフリカ全土および世界的な活躍を遂げている。アフリカ23か国で製品を販売し、ウガンダ、ガンビア、ケニアには実店舗を置いている。2019年8月、InterswitchはVerveカードの所有者がDiscover(ディスカバー)のグローバルネットワークで支払いを行えるようにするためのパートナーシップを開始した。

Image Credits: Interswitch

Interswitchは2015年、ePayment Growth Fund(イーペイメントグロースファンド)と呼ばれるグローバルなベンチャー部門も立ち上げた。そして2019年11月、さらなるマイルストーンが訪れる。Visa(ビザ)がInterswitchの2億ドル(約210億円)とされる少数株式を取得すると、同社はユニコーンに相当する評価額である10億ドル(約1060億円)を達成したのだ。Interswitchのその他の支援者には、IFCとHelios Investment Partners(ヘリオスインベストメントパートナーズ)が含まれる。

ナイジェリアがアフリカで最も人口が多く、経済規模が最も大きい国になった現在では、同社がナイジェリア発企業であり、ナイジェリアで運営していることの重要性がさらに高まっている。西アフリカに位置する同国は、アフリカ大陸における非公式のテクノロジーハブかつフィンテックの首都となった。Partech(パーテック)の調査によると、現在ナイジェリアのスタートアップがアフリカにおけるほとんどのVCを獲得している。

2020年に入り、ますます勢いをつけ次の功績を掴むための準備が整ったInterswitchが目指すのはIPOだ。COVID-19危機を受けて上場がどうなるかについては、Disrupt 2020で最も伺いたい質問の1つだ。CEOのエレグベ氏と様々なトピックを討論できるのをとても楽しみにしている。

Disrupt 2020は現在絶賛開催中だ。以下の特設ページで当日チケットも入手できるので、ぜひ参加してほしい。

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(翻訳:Dragonfly)

ChiefのCEO Carolyn Childers氏、 Reboot.ioのCEO Jerry Colona氏、Ureekaの共同創業者Melissa Bradley氏がDisrupt 2020に登場

リーダーとして成功するためのスタイルは1つではない。どのスタートアップにも、業種や社内文化によって独自のニーズがある。

難しいのは、CEOまたは創業者の個性と、スタートアップやその従業員のニーズと文化に合った最適なリーダーシップのスタイルを見つけることだ。

日本時間9月15日~19日にバーチャルで開催されるTechCrunch Disrupt 2020では、専門知識やインサイトを持つ方々に、スタートアップの創業者や経営幹部クラスの役員を務める皆さん、さらに、その立場を目指す皆さんが事業に適したリーダーシップのスタイルを見つけられるよう話を伺う予定だ。女性リーダーシップネットワークChief(チーフ)の共同創業者兼CEO Carolyn Childers(キャロリン・チャイルダーズ)氏、SMBネットワーキングプラットフォームUreeka(ユリーカ)の共同創業者Melissa Bradley(メリッサ・ブラッドリー)氏、エグゼクティブコーチング会社Reboot.io(リブートアイオー)の共同創業者兼CEO Jerry Colonna(ジェリー・コロンナ)氏をExtra Crunchステージにお招きし、リーダーシップのスタイルについてお話していただく。

登壇者3名には、リーダーとして成功する秘訣、適切なマネジメントスタイルを見つける方法、そして創業者、CEO、他の役員が起業時に直面するその他の問題に対処する方法について掘り下げてもらう。

ブラッドリー氏の会社Ureekaは、スモールビジネスに対し成長に必要な専門知識を提供している。同氏はビジネス開発プログラム1863 Ventures(1863ベンチャーズ)の創業者兼マネージングパートナーでもあり、New Voices Foundation(ニューボイスズファンデーション)、New Voices Fund(ニューボイスズファンド)、Halcyon Fund(ハルシオンファンド)の顧問も務めている。過去にはNational Advisory Council for Innovation and Entrepreneurship(米国イノベーション・起業諮問委員会)の共同議長を務め、2018年にはThe Most Entrepreneurial Women Investors(最も起業家精神にあふれる女性投資家)の1人に選ばれた。

チャイルダーズ氏は、パートナーのLindsay Kaplan(リンゼイ・カプラン)氏と共同で、女性のシニアリーダー向けにより多くの女性が役職に就いて活躍できるようサポートするプライベートネットワークChiefを2019年1月に立ち上げた。Chief創業以前、チャイルダーズ氏はHandy(ハンディ)の事業部シニアバイスプレジデントを務め、Quidsi(クイジ) のサイトSoap.comのローンチを手掛け、アマゾンによる買収時にはゼネラルマネージャーとして活躍した。同氏の業績は高く評価され、Inc.(インク)誌の2019 Female Founders 100(2019年度女性創業者100人)に選出されている。

コロンナ氏の会社Reboot.ioでは、エグゼクティブコーチングとリーダーシップ育成を専門としている。経営幹部、ベンチャーキャピタリスト、ジャーナリスト、役員の経験を持つ同氏は『REBOOT: Leadership and the Art of Growing Up(Reboot 良きリーダーになるための9つの質問)』の著者でもある。

すでにお聞き及びかもしれないが、今年のDisruptはバーチャルで開催される。このため、これまでよりもたくさんの人に安全にイベントに参加してもらうことができる。Disrupt 2020は日本時間9月15日~19日に予定されている。Disrupt Digital Pro PassまたはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを今すぐ購入しよう。メインステージでのインタビューのほか、実用的なアドバイスが聞けるExtra Crunchステージでのワークショップ、AIを利用した無料のネットワーキングプラットフォームのCrunchMatchなどすべてのプログラムにアクセスできる。Disruptに登録した瞬間からCrunchMatchにアクセスができ、人々と繋がることが可能だ。潜在的な顧客や投資家との1対1のビデオ通話を予定したり、将来の従業員を面接したりして、このツールを最大限に活用しよう。

それではDisruptで!

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Disruptにて、YCのAnu Hariharan氏、InitializedのGarry Tan氏、GGVのHans Tung氏が、大混乱の中で資金を調達する方法について語る

パンデミックにより混乱に陥った1年が終わりに近づく中、はっきりしていることが1つある。それは、何もかもが変わってしまったということである。たとえそれが僅かであったとしても。

米国は依然として勢いの衰えないウイルスへの対処に追われ、ワクチン開発に取り組んでいる。ワクチンについては、それが開発され効果が証明されても、国民全体に行き渡るのに数ヶ月はかかるだろう。つまり、ニューノーマルとなったバーチャルな、社会的に距離を置く現在のあり方が少なくともしばらくは続くだろう。

しかし、従来なら歩き回り、握手し、資料を手渡し、Sand Hill RoadあるいはSouth Parkといった難所を切り抜け新しく起こした会社のための融資を得る必要のあるスタートアップ起業家にとって、この状況はなにを意味するのだろう?

日本時間9月15日から19日にかけて開催されるDisrupt 2020に参加されるなら(是非参加いただきたい)、Y CombinatorのAnu Hariharan(アヌ・ハリハラン)氏、InitializedのGarry Tan(ガリー・タン)氏、GGVのHans Tung(ハンス・タング)氏が、興味深くも悩ましい混乱の時代に、どのように資金調達すべきかについて、ヒントやコツを語るのを聞くことができる。

業界でも指折りの投資家からのアドバイスが聞けるのだ。

ハリハラン氏はAndreessen Horowitzで働いた後、Continuity FundのジェネラルパートナーとしてY Combinatorの投資チームに参加。これまでにBoom、Brex、Convoy、Gusto、Instacartへの投資を担当してきた。

タン氏は2013年にAlexis Ohanian(アレクシス・オハニアン)氏とともにInitialized Capitalを共同で創設し、Coinbase、Flexport、Instacart、Cruiseなどの初期段階の企業を支援してきた。Initialized創設前は、Y Combinatorのパートナーとして、1000社を超す企業にアドバイスと投資を行った。タン氏はこれまでに、後にTwitterに買収されたPosterousをYCの支援で共同創設した他、Palantirではエンジニアとして働き、企業ロゴまでデザインした経験を持つ。

パネルの最後の1人はタング氏である。彼は現在Forbes Midasリストの第10位につけており、New York TimeおよびCB Insightsによりトップベンチャーキャピタリストの1人として位置付けられている。タング氏は、テクノロジー企業への投資を少なくとも3つの大陸で数十年にわたって行ってきたキャリアを持つ。タング氏はGGVで、Affirm、Airbnb、Bytedance、Coinbase、Lime、Meili、OfferUp、Peloton、Poshmark、Slack、SmartMi、StockX、Udaan、Wish、Xiaohongshu、Xiaomiを含む16のユニコーン企業に投資してきた。

これら3氏が変動の激しい投資海域を航行する力量を持ち、また不況時の大混乱を沈静化することのできる資金へいかにアクセスするかについて一家言持っているのは間違いない。

今年のDisrupt 2020は日本時間9月15日から19日まで、バーチャル形式で開催される。今すぐDisrupt Digital ProパスまたはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入し、このセションを最前列でチェックしてほしい。他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%割引が適用されるので、ぜひ活用いただきたい。

それでは会場で。

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NSAのAnne Neuberger氏がDisrupt 2020でサイバーセキュリティ―について語る

日本時間9月15日から19日まで開催されるDisrupt 2020に、アメリカ国家安全保障局のサイバーセキュリティ・ディレクターであるAnne Neuberger(アン・ニューバーガー)氏をお迎えする。

メディアは時として、秘密裏に行動する政府機関に対し辛辣な見出しを付け報道を行うが、NSAも例外ではない。情報漏洩により、同機関が関わる極秘の情報収集活動が暴露されたこともある。しかし、国家のサイバーセキュリティ防御を鉄壁にするスパイ機関の重要な役割は見過ごされがちである。

諸外国の敵対者を混乱させ、アメリカの安全を維持するための新しい活動の一環として、ニューバーガー氏は、1年前にサイバーセキュリティ総局の新規発足を指揮した。同氏は以前、同機関最初となる最高リスク管理者としての役割を担った。

NSAの任務のほとんどは、諸外国の敵対者の情報収集そしてアメリカへの脅威を妨害することで、これらは秘密裏に行われており、ニューバーガー氏の部門は防御が専門だ。NSAは、公営企業と民間企業が直面する最大の脅威に関して独自のインサイトを持ち、その情報を駆使して、混乱から国の最も重要となるインフラストラクチャやシステムを保護する。

総局発足から1年間、NSAは、ハッカーを招集し、混乱を招くマルウェアの新種に対して警告をし、深刻な脆弱性にパッチを当てる方法や緩和する方法などを助言してきた。つまり、非機密扱いの、しかし実用的な情報を、それを必要とするネットワークディフェンサーに提供してきたのである。

日本時間9月15日から19日まで開催のDisrupt 2020では、ニューバーガー氏から同機関がどのようにスパイ技術と情報収集および防御型サイバーセキュリティのバランスを保っているかを聞いてみたい。他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%割引が適用されるので、ぜひ活用いただきたい。

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TrillerのCEO、Mike Lu氏がDisrupt 2020でTikTokについて語る

数か月前、世界がこれほど複雑になる前にも、TikTok(ティックトック)が無視できない勢力であり、その巨大な成長がシリコンバレーと世界のテックシーンの両方に大きな意味を持つことは明らかだった。ByteDance(バイトダンス)が所有するこのソーシャルメディアアプリは、トランプ政権がアプリの所有権売却を促す強硬姿勢を示したことで政治的危機に陥っており、アプリの未来をめぐる議論はさらに激しくなっている。

テック大手がこのアプリの入札を検討している間に、この分野の競合他社は参入の余地を見出し、その機運を掴むべく、ユーザーに彼らが作ったものが受け入れられるように動いている。Snapchat(スナップチャット)の新機能やFacebook(フェイスブック)のReelsをはじめとする競合の常連たちがクローンを推しているが、ベンチャー支援スタートアップの多くも同様の展開を見せている。おそらく最も説得力があるのはロサンゼルスに拠点を置くTriller(トリラー)だろう。同社はこの不確実性を伴う契機を捉える意識を高めており、自社アプリの月間アクティブユーザー数は6500万人を超えていると主張する。

Triller(トリラー)のCEOであるMike Lu(マイク・ルー)氏を9月のTechCrunch Disruptにお招きし、同氏の会社の野望、そしてソーシャルメディアが音楽業界を変革する新しい方法をどのように切り拓いているかについて語るのを楽しみにしている。

TikTokの地政学的舞台が展開する中、Trillerは外部からの投資を増やすことで王座を目指している。同社は、TikTokのアプリデザインがTrillerの所有する特許を侵害しているとしてByteDanceを提訴しているが、10億ドル(約1062億円)と評価される資金調達ラウンドを見据えている。Trillerを支援している投資家のリストには、Lowercase CapitalやPegasus Tech Venturesなどの機関投資家だけでなく、Snoop Dogg(スヌープ・ドッグ)、The Weekend(ザ・ウィークエンド)、Marshmello(マシュメロ)、Lil Wayne(リル・ウェイン)といったミュージシャンも名を連ねている。

日本時間9月15日から19日まで開催されるDisrupt 2020で、ルー氏がTrillerの設立経緯や今後の展望について語ってくれる。是非この魅力ある講演に耳を傾けてほしい。他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%割引が適用されるので、ぜひ活用いただきたい。

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FB Messengerの責任者、スタン・チュドノフスキー氏がDisruptに登場

Stan Chudnovsky(スタン・チュドノフスキー)氏の登場は2016年以来であり、きっと興味深い話がたくさん聞けるはずだ。

チュドノフスキー氏は現在、Messenger担当バイスプレジデントとして引き続きFacebook Messengerの責任者を務めている。日本時間9月15日~19日開催のDisrupt 2020では、Messengerが進化してきた過程を詳しく話してくれるだろう。

中でもMessenger Roomsのリリースは最大のチャレンジの1つだ。このサービスでは、FacebookやMessengerから(最終的にはFacebookのほかの製品からも)ビデオ通話の開始や参加ができる。ソーシャルディスタンスが求められる時代に、簡単に会えることを魅力として打ち出しているが、打倒Zoomを見据えているのであればFacebookの道のりはまだまだ遠い。

一方で、ヘイトスピーチやデマをいとも簡単に拡散させてしまうメッセージアプリへの監視がますます強化されている。Facebookのアプリケーションの中で、この問題に最も目に見えて苦しんでいるのはWhatsAppだが、Messengerにもまた、COVID-19パンデミックに関する正確な情報を人々が共有できるようにするためのツールが追加されている

それに加え、コロナ禍におけるFB Messengerの現状や今後の最優先課題について最新の情報が聞けるはずだ。さらには、メッセージアプリ全体ついての考えやスタートアップについての話も期待できる。というのも、同氏はFacebook以前、Jiff、NFX、Ooga Labs、Wonderhillなどのスタートアップを共同で設立した経験を持っているためだ。

メッセージアプリの未来について詳しくは、日本時間9月15日~19日に完全バーチャル形式で開催されるDisrupt 2020で。今すぐDisrupt Digital ProパスまたはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入して、是非パネルディスカッションを最前列でご覧いただきたい。皆さんの参加を心待ちにしている。他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%割引が適用されるので、ぜひ活用いただきたい。

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(翻訳:Dragonfly)

Disrupt 2020にて、初めての資金調達を行う方法を学ぶ

初めての資金調達をいかに行うか、その方法を決定するのは常に難しい問題である。間違った決断は発足間もない企業に悪影響を与えかねないからだ。日本時間9月15日から19日まで開催されるDisrupt 2020では、初期段階の複数の企業を導いてきた3名の素晴らしい投資家および専門家を紹介する予定だ。

傍からみていると、初めての資金調達プロセスは単純なものに見える。しかしそのプロセスの中で陥る可能性のある多くの落とし穴がある。まず投資家へのアプローチの仕方を理解するだけで、いとも簡単に混乱しそうになる。

Disruptに登場する、初めての資金調達のあらゆる点に精通している3名とは、Inspired Capital Partners創設者でマネージングパートナーのAlexa von Tobel(アレクサ・フォン・トベル)氏、Homebrewの共同創設者でパートナーのHunter Walk(ハンター・ウォーク)氏、そしてCowboy Venturesの投資パートナーであるTed Wang(テッド・ワン)氏である。

フォン・トベル氏は、2008年にLearnVestを創設した。LearnVestは2015年5月Northwestern Mutualに買収されたが、これはここ10年で最大のフィンテック買収の1つとなった。彼女は同社のデジタルトランスフォーメーションの舵を取りつつ、オバマ大統領のグローバル起業家アンバサダーの初代メンバーになり、Forbes30(30歳未満)、Fortune40(40歳未満)、世界経済フォーラムの若手グローバルリーダーに指名されるなど、数々の栄誉を受けてきた。

Inspired Capital Partnersは、昨年フォン・トベル氏が元米国商務長官で億万長者の相続人であるPenny Pritzker(ペニー・プリツカー)氏と共同で立ち上げ、最初の資金として2億ドル(約210億円)を調達したことにより、女性によって立ち上げられたベンチャーファンドとして一躍トップに躍り出たファンドである。 彼女たちはフィンテックのRho Business Bankingで490万ドル(約5億2000万円)のシードラウンドを主導し、KindurやUmbrellaなどのスタートアップのラウンドに参加した。また、女性経営者のプライベートネットワークであるChiefへの2200万ドル(約23億3000万円)のシリーズA投資ラウンドも共同で主催した。

ウォーク氏は2013年、初期段階のベンチャー向けファンド、Homebrewを共同で創設し、Chime、Plaid、Cruise、Gusto、Bowery Farming、Finnixなどといったスタートアップに投資を行い成功に導いている。彼は、最初の仮想世界Second Lifeを生み出したLinden Labでキャリアの初期に得た教訓、そしてその後の10年間に渡るGoogleでの経験、そしてなによりYouTubeでの製品への取り組みから得た経験を投資に活かしている。最近では、HomebrewはHummingbirdおよびThird Wave AutomationのシリーズAラウンドに関与しており、シードおよびシリーズAラウンドについての至急報で頻繁に言及されている。

ワン氏は、Facebook、Twitter、Dropbox、Square、Sonos、Spotify、Jetなどといった企業と関与してきたことから、特に消費者向け製品に関する専門知識を持っている。 とはいえ、彼はZuora、Apprio、Blue Kai、Adap.tvに関与した経験もあり、エンタープライズ向け製品に対する知識も豊富だ。 ワン氏はシリコンバレー有数の弁護士として、シード投資のベース層の多くを開拓し、オープンソースのファイナンスドキュメントであるSeries Seed Documentsを作成しGitHubに投稿している。

Cowboy Venturesは、仕事と私生活を「再想像」する製品に投資しており、パンデミックへの対応という点でこの上ない立場を確保している。 最近ではLaunchNotes、SVT Robotics、Planet FWD、Crunchbaseに投資を行っている。

今年のDisrupt 2020は日本時間9月15日から19日まで、バーチャル形式で開催される。今すぐDisrupt Digital ProパスまたはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入し、このパネルディスカッションを最前列でチェックしてほしい。他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%割引が適用されるので、ぜひ活用いただきたい。

それでは会場で。

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FableticsのAdam Goldenberg氏とKevin Hart氏がDisrupt 2020でD2Cについて語る

小売業界は、新型コロナウイルスのパンデミックにより大きく揺らいでいる。全国の店舗が閉鎖され、同時にオンライン販売が急増した。D2Cブランドは、その多くがオンラインと実店舗の両方のチャネルを展開しており、数週間から数カ月の間に前例のない変化を経験した。

こうした状況を紐解くため、Fableticsの共同CEOであるAdam Goldenberg(アダム・ゴールデンバーグ)氏と、Fableticsの今年のメンズラインで同社とパートナーを組んだ俳優のKevin Hart(ケヴィン・ハート)氏を、日本時間9月15日から9月19日まで開催されるDisrupt 2020にお招きする。

Fableticsは2013年に設立され、D2Cのアクティブウェアにおいて真に技術優先のアプローチをとってきた。特に店舗販売に関しては徹底したものだ。同社は店舗内のヒートマップを利用して、来店者の動向や商品への関心を把握するとともに、試着室にiPadを設置し、来店者が試着中に閲覧したり店員を呼ぶことができるようにした。

同社の共同創設者にはKate Hudson(ケイト・ハドソン)氏が名を連ねており、同氏によりFableticsの製品が定期的にソーシャルメディアに投稿されるため、競合他社に対するマーケティング上の優位性を持っている。

特にコロナウイルスの影響で、ドレス類をクローゼットの奥にしまって家でくつろぐ人が増えていることから、アスレジャー(スポーツウェアを普段着に取り入れたスタイル)が熱い注目を集めている。

ゴールデンバーグ氏は、高校生の時にGamer’s Allianceを設立し、人生の早い段階で起業家としてスタートした。会社は最終的にIntermix Mediaに売却され、同氏は19歳でチーフオペレーティングオフィサーに任命される。その後、Alena Mediaを創設し、それが最終的にTechStyleの雛型となった。2010年に設立されたTechStyleは、JustFab、Shoedazzle、FabKids、Savage X Fenty、Fableticsなど、世界で人気を博すデジタルファーストのファッションブランドを手がけている。

「Jumanji(ジュマンジ)」「The Upside(人生の動かし方)」を始め何十ものスタンドアップスペシャルでおなじみのケヴィン・ハート氏は、ブランドの大規模なカテゴリー拡大を象徴するメンズウェアライン、Fabletics Menの立ち上げをリードした。同氏によると、男性向けアクティブウェアの多くは顧客が求めていない技術に過剰な投資をしているが、Fabletics Menは異なるアプローチを取っているという。

Fableticsとの仕事と並行して、ハート氏は技術投資にも注力しており、Hungry(顧客と独立したシェフをつなぐケータリングのマーケットプレイスを提供)とRun The World(バーチャルイベントのスタートアップ)に小切手を書いている。

ゴールデンバーグ氏とハート氏に、パンデミック禍におけるD2Cの世界の激変についてや、同社が競争についてどう考えているか、そしてFableticsが次に何をしようとしているかについて話を聞く。また、ハート氏が最も興味を持っているテクノロジーのトレンドと投資のテーマについても話題を振る予定だ。

Disrupt 2020は、充実したスピーカーのラインナップ、ネットワークとコネクションの豊富なオポチュニティを用意して、日本時間9月15日から19日まで開催される。今すぐDisrupt Digital ProパスまたはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入し、このパネルディスカッションのライブを最前列でチェックしてほしい。他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%割引が適用される。ぜひ活用いただきたい。

それでは会場で。

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(翻訳:Dragonfly)

Disruptの歴史の中で最も重要な意義を持つ製品開発パネルディスカッションへようこそ

まもなく、世界で最も有力なテクノロジー企業で活躍する最高峰の製品開発者たちが、日本時間9月15日から19日に開催されるバーチャル版Disruptのステージに登場し、Zoom、Slack、Facebook、Amazon、Hulu、Oculusで数十年にわたって培ったヒントやコツを披露する。

これは、よくあるような技術開発に関するものではない。技術製品開発に特化した、ぜひ参加すべき、最高に意義あるパネルディスカッションだ。

Zoomの製品管理責任者であるOded Gal(オーデッド・ガル)氏を始めとして、Amazon、Hulu、Oculus、Flipboardにまたがるキャリアで製品開発において際立った知見を有するEugene Wei(ユージン・ウェイ)氏、Inspiritの共同創設者でFacebookアプリのプロダクトデザイン事業部長を務めたこともあるJulie Zhuo(ジュリー・ツオ)氏、Slackで製品戦略と開発、設計、研究を統括するTamar Yehoshua(タマル・イェホシュア)氏が登壇する。オーディエンスの皆さんにも、こうした設計の功労者、ニルヴァーナへの道を歩む製品開発の先駆者たちに質問を投げかける手助けをしていただきたく思う。

このセッションでは、コミュニケーション、ソーシャルネットワーキング、バーチャルリアリティー、D2C(消費者への直販)など様々な業界において、ゼロからの一歩ではなく、一歩から億単位の高みまで飛躍する方法について議論が繰り広げられるだろう。

この格段に特別なExtra Crunchパネルディスカッションに向けて、今すぐにも投げかけるべき質問を準備してほしい。著名で尊敬を集めるパネリストたちについて、知っておいてほしいことをいくつかご紹介しよう。

オーデッド・ガル氏は、Zoom入社前はBlue Jeans NetworkとCisco Webexに勤務し、Radvisionの事業開発ディレクターも務めていた。

ジュリー・ツオ氏は、Facebookアプリのプロダクトデザイン事業部長として、ユーザー数を1千万人から20億人に増やした実績を持つ。同氏はまた「The Making of a Manager」というベストセラーの著者でもあり、この著作は、2019年にAmazonのビジネスとリーダーシップに関する最も優れた著作の1つに選ばれている。

ユージン・ウェイ氏は、Amazon、Hulu、Flipboard、Oculusで製品チームを率いていた。

タマル・イェホシュア氏は、かつてGoogleで副社長を務め、検索、アイデンティティ、プライバシーなどGoogleの最も重要な分野の製品とエンジニアリングにおいて、リーダーの役割を担っていた。それ以前は、AmazonのA9で広告テクノロジー事業部長を務めていた。

このパネルディスカッションは非常に高い価値があるので、TechCrunchは、ディスカッションの進行を是非どなたかに代わりにやっていただくべきと考えているほどだが、そこは皆さんという強力な参加者が協力してくれることを幸運に思う。

このチャンスを逃さず、今すぐチケットを手に入れよう。

今年のDisrupt 2020は日本時間9月15日から19日まで、バーチャル形式で開催される。今すぐDisrupt Digital ProパスまたはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入し、このパネルディスカッションを最前列でチェックしてほしい。それでは会場で。他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、本ページを経由してチケットを購入すると5%割引が適用されるので、ぜひ活用いただきたい。

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(翻訳:Dragonfly)

Disrupt 2020でVCの現状について語られる必見のセッション

表面的には、ベンチャーキャピタルの世界は年ごとに大きく変わることはなさそうだ。しかし実際には、業界は非常に流動的であり、多くの企業が多様性の欠如と向き合い、後継者問題に対処し、古くなった投資先企業が増加し続ける状況に直面している。これらは現在見られる問題のほんの数例だ。

事実、この業界で最も大きな変化の一つであり、何年も前に顕われて終わりが見えないものが、細分化である。かつてはクラブのような業界であったが、今日では世界中で日々、本物のドルに支えられた新たなプレイヤーが出現している。

Disrupt 2020でお迎えするのは、自分たちのキャリアの多くを強力な会社で過ごしてきた3人のベンチャー投資家であり、つい最近、独自のブランドを構築するために大胆にも独立したプレイヤーたちだ。彼らと議論できることは本当に楽しみである。

彼らの助けを借りて、業界を揺るがしている現在の動向について掘り下げていく。

Lo Toney(ロー・トニー)氏は、Cake FinancialでVP、Zyngaでゼネラルマネージャー、オンラインコーディングのスタートアップでCEOを歴任したのち、ベンチャーキャピタルの世界に飛び込んだ。最初はComcast Venturesで、後にGVでパートナーとして数年間活動した。

影響力のあるAlphabetのベンチャー部門にとどまる気持ちがあったかもしれないが、彼はその道を取らなかった。将来性のある多様なファンドマネージャーやスタートアップを見つけて資金調達することにますます重点を置いていたGVでの仕事を自分自身でやることにしたのだ。現在、Plexo CapitalはAlphabetを最大の資金提供者に数えているだけでなく、約20以上のファンドと多くのスタートアップに出資している。そのほとんどが有色人種によって運営されているため、トニー氏はまた、多様性を競争上の優位性と認識している人たちにとっても重要な存在となっている。

Renata Quintini(レナータ・クィンティーニ)氏は、共同創設者のRoseanne Wincek(ロザンヌ・ウィンセク)氏と共に、昨年静かに新会社Renegade Partnersを設立した。ウィンセク氏は以前、ベンチャー企業大手IVPで働いていた。クインティーニ氏も同様に、評価の高い機関において多くの投資担当の役割を担ってきた。Stanford Management CompanyでVCとプライベートエクイティ投資に特化した投資マネージャーを務めたほか、Felicis Venturesでゼネラルパートナーとして従事し、衛星企業のPlanet、自動運転スタートアップのCruise Automation(現在はGMが所有)、Dollar Shave Club(ユニリーバに売却)、Bonobos(ウォルマートが買収)などの数々の新星たちと仕事をしてきた。

事実、Lux Capitalがクインティーニ氏を引き抜いたのも驚きではなかった。しかし、クインティーニ氏と渡り合える深い科学の専門知識を誇りにするLuxでさえ、自分だけのものを作るために去ろうとする彼女をとどまらせることはできなかった。

Dayna Grayson(ダイナ・グレイソン)氏も、同じような来歴を持つ。システムエンジニアリングを学び、プロダクトデザインの仕事をしてからベンチャーキャピタルの世界に入った。ボストンに拠点を置くNorthbridge Venture Partnersのプリンシパルを務めた後、ベンチャーの巨人NEAのパートナーとなった。

ワシントンD.C.に拠点を置く同社にて、金属3Dプリンティング企業のDesktop Metal(5年前に設立された企業で、順調に行けば間もなく株式公開され、数十億ドルの価値を持つ企業)の買収など数多くの取引を主導してきた。

グレイソン氏はそこで長く活躍できただろう。しかし彼女は、NEAにおける8年近くのキャリアを終えて、昨年末、アーリーステージのベンチャー企業Construct CapitalをUberの最初の社員であったRachel Holt(レイチェル・ホルト)氏と共同設立した。

どのように大手企業と競争しているのか、コロナ後の世界におけるスタートアップについてどう考えているのか、ベンチャーキャピタルは損失を出す事業投資に偏り始めているのかどうか、あるいは逆に、そのオポチュニティが今も無限にあるのかどうかなど、起業家的な投資家である彼らと多くのことを語り合いたい。SPAC、ローリングファンド、またダイレクトリスティングの最近の展開についても言及されるだろう。

VCの現状を論じるこの非常にタイムリーな会談を見逃す手はない。

Disrupt 2020は日本時間9月15日〜19日まで開催され、今年は100%バーチャルで行われる。Digital Pro PassまたはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入して、グレイソン氏、クインティーニ氏 、トニー氏が登壇するライブ会談を最前列で視聴しよう。皆さんの参加を心待ちにしている。

他の登壇者の情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると、5%割引が適用されるので活用してほしい。セッションの視聴など機能を限定した45ドルの格安チケットも販売中だ。

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(翻訳:Dragonfly)

Laura Deming氏、Frederik Groce氏、Amish Jani氏、Jessica Verrilli氏、 Vanessa Larco氏がDisruptに参加

今年のTechCrunch DisruptでのStartup Battlefield(スタートアップバトルフィールド)コンテストは、応募者からすれば今までにない激戦となるだろう。Cloudflare(クラウドフレア)、 Dropbox(ドロップボックス)、Vurb(バーブ)、Mint(ミント)、 GetAround(ゲットアラウンド)、Fitbit(フィットビット)、Yammer(ヤマー)などの何年にもわたり舞台に上がっている革新的なブランドを考慮してもこれは事実と言える。Startup Battlefieldの参加者は、投資家から合計90憶ドル(約9535億円)を調達し、これまでのTechCrunch Disruptの歴史10年目にして、115のイグジットを達成させている。

これは誇りとなる記録であり、今後も維持していきたい。よって、適切な審査員を選ぶことが重要となる。そのため、今年のStartup Battlefieldの審査員に選ばれた5人をここで特集できることは光栄である。5人の審査員は、それぞれ異なるスキルと専門知識を有しているが、彼ら全員が誰もが切望するStartup Battlefieldの優勝者を決定するキーパーソンとなる。

ニュージーランド出身のLaura Deming(ローラ・デミング)氏は、自宅で教育を受け、数学と物理学に没頭し、老化生物学に深い関心を持つ。実際彼女は人生の終幕に夢中になるあまり、11歳の時に憧れの生物学者であるCynthia Kenyon(シンシア・ケニヨン)氏に手紙を書き、家族旅行中にサンフランシスコの研究所に伺ってもいいか尋ねている。ケニヨン氏は快諾し、最終的には、デミング氏を現在の姿であるベンチャーキャピタリストとしての道に導いた。デミング氏は長寿と生物学的研究に励み、老化の影響の低減または逆転に貢献している。膝関節症治療法を開発したUnity Biotechnology(ユニティー・バイオテクノロジー)と犬の延命に焦点を置くCelevity(セレビティー)は、前Thiel Fellow(ティール・フェロー)のポートフォリオでの唯一の有望株だ。

Frederik Groce(フレデリク・グロース)氏は、ベイエリアで育ち、スタンフォードで政治学を学んだ後、Storm Ventures(ストーム・ベンチャー)で投資家となった。その後すぐに、黒人ベンチャーキャピタリストを結び付け、助け合い、前進させるために組織されたBLCK VCを共同設立した。グロース氏は、Storm(ストーム)入社前に2年ほど、Stanford Student Enterprises(スタンドフォード・スチューデント・エンタープライズ)で、CEO兼財務マネージャーとして勤務している。これは、少数の企業を監督するスタンドフォートの学生が学生のために運営する非営利団体で、アクセラレータープログラムやコンサルティングループも含まれている。現在同氏は、Stormの代表としてルームメイトと一緒に、不動産マッチングプラットフォームであるRoom8(ルーム8)など様々な企業に関与している。また同氏は、恵まれないコミュニティ出身の少数派の大学生が働く、East Bay College Fund(イーストベイカレッジファンド)のメンターとしての顔も持つ。

Amish Jani(アミッシュ・ジャニ)氏は、20年近くVCとして働いており、Pequot Ventures(ピクォートベンチャー)で8年勤務した後、2008年に、ニューヨークでFirstMark(ファーストマーク)を共同設立した。同氏は、SaaSアプリケーション、eコマース企業、インフラストラクチャーのスタートアップ企業の主要取引を含む、クラウドとインターネット全体に多大な投資を行っている。彼にとって最も利益の出た取引のひとつは、おそらくShopify(ショピファイ)だろう。同社は時価総額1300憶ドル(約14兆円)に上る現在カナダで最も価値のある企業だ。2004年に設立され、2015年に上場したが、これは、AラウンドとBラウンドそして会社最後の自己投資イベントであるCラウンドにいたFirstMark(ファーストマーク)とジャニ氏を含む4つのベンチャーラウンドが上がった後だった。

マラソン選手でもあるJessica Verrilli(ジェシカ・ヴェリーリ)氏は、Digits(デジット)、Lambda School(ラムダスクール)そしてThe Wing(ザ・ウィング)などで役員を務める投資家兼運営者だ。同氏は、過去2年半GVのジェネラルパートナーだった。以前はTwitter(ツイッター)でキャリアを積み、同じくTwitterで一緒に勤務していた5人の女性と投資団体である#ANGELS(#エンジェルズ)を共同設立した。 また、Twitter時代は10年近くかけて、スタートアップからソーシャルメディア大手になるまで、企業開発および戦略のVPとしてTwitterを成長させた(同氏は、Vine(ヴァイン)、Periscope(ペリスコープ)そしてTweetdeck(ツイートデック)の買収を監督した)。#ANGELSの共同設立者の中には、現在は自身の投資を管理しているKatie Jacobs Stanton(ケイティ・ジャコブス・スタントン)氏と2018年後半にパートナーとしてLightspeed Venture Partners(ライトスピードベンチャーパートナーズ)に参加したJana Messerschmidt(ジャナ・メッセルシュミット)氏がいる。

最後に、今年は2016年からパートナーとして大手ベンチャー企業であるNEAに勤務しているVanessa Larco(ヴァネッサ・ラルコ)氏も迎える予定だ。ラルコ氏は、Microsoft(マイクロソフト)でプログラムマネージャーとして勤務した後、Box(ボックス)で製品管理のディレクターとして就任した。Microsoftでは、Xbox Kinect v1の音声認識エクスペリエンスチームを先導した。ジョージア工科大学の卒業生は、彼女の設計と分析に対する情熱は、ゲーム業界と生産性アプリ両方に費やされた日々の賜物だと声をそろえる。確かに同氏は、Cleo(クレオ)、Rocket.Chat(ロケット.チャット)、Mejuri(メジュリ)、EvidentID(エビデントID)、Greenlight Card(グリーティングライトカード)、Feather(フェザー)、Lily AI(リリーAI)などの有望株に積極的に投資している(同氏は、Robinhood(ロビンフット)、Willow Pump(ウィローパンプ)、Forethought AI(フォアソートAI)、そしてOmniSci(オムニサイ)のボードオブザーバーである)。

審査員としてこれ以上の適材はいないだろう。今年必見のイベントに彼らを審査員として迎え入れることを非常にうれしく思う。

Disrupt 2020は日本時間9月15日〜19日まで開催され、今年はバーチャルで行われる。

Digital Pro Pass、またはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入して、是非最前列でStartup Battlefieldコンテストをご覧いただきたい。他の登壇者情報など、イベントの詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%の割引が適用されるので、ぜひ活用いただきたい。

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Disruptで組み込み金融が未来のフィンテックである理由を学ぶ

フィンテック業界はここ数年、激しい変化の波にもまれてきた。Robinhood(ロビンフッド)、Revolut(レボリュート)、Coinbase(コインベース)などの消費者向けフィンテックスタートアップ各社が大成功を収め、数百万人の顧客を獲得している。それと同時に、法人向け企業は、決済からAPI駆動型統合およびリスク査定まで、金融を真にデジタル化するインフラストラクチャーを構築してきた。

こういった理由から、Disrupt 2020で組み込み金融とフィンテックに特化したパネルを開催できることをうれしく思う。バーチャル・カンファレンスは、日本時間9月15日から19日まで開催予定だ。

この話題を挙げるにあたり、フィンテックのすべてに尽力するベンチャー投資グループであるAnthemis(アンテミス)のパートナー、Ruth Foxe Blader(ルース・フォックス・ブレード)氏を招待した。彼女は、 +Simple.fr(+シンプル.fr)、Axle(アクセル)、そしてFluidly(フルードリー)などのさまざまなフィンテックやインシュアテックのスタートアップ企業に投資をしている。

Anthemis(アンテミス)で勤務する前は、Allianz(アリアンツ)で、インシュアテックのベンチャー向け投資を担当していた。また、デジタル変革を主導するためフォーチュン500の企業の数社とも連携している。

さらに、このパネルには、Hope Cochran(ホープ・コクラン)氏も同席する。彼女は、キャンディークラッシュの開発元であるゲームスタジオ King(キング)でCFOを務め、IPOで会社を先導し、Activision(アクティビジョン)に59憶ドル(約6,233億円)でKing(キング)を買収させるといった大胆な舵取りを行った。

また、彼女のコーポレート・ディレクターとしての功績はこれだけではない。2013年のSprint(スプリント)による Clearwire(クリアワイア)の買収時にClearwire(クリアワイア)CFOとして職務に当たっていた。現在は、Madrona Venture Group(マドロナベンチャーグループ)でマネージング・ディレクターを務めている。

最後に、Accel(アクセル)のパートナーとして企業の成長ファンドに取り組んでいるJohn Locke(ジョン・ロック)氏もお招きする。彼は、数多くの投資の中でも、Braintree/Venmo(ブレインツリー/ベンモ)、GoFundMe(ゴーファンドミー)、Monzo(モンゾ)、WorldRemit(ワールドレミット)、Xero(ゼロ)などと取引を行っている。

ご覧のように、彼は世間が同社らをフィンテックスタートアップ企業と認識する前から、フィンテックスタートアップ企業を入念にフォローしていることで有名だ。

Disrupt 2020では、「ある時点において、テック企業はすべて、組み込み金融製品によってフィンテック企業になるのだろうか」や「組み込み金融製品を提供する新たな巨大テック企業が台頭するのだろうか」といった問いをはじめとする、フィンテック業界の今後についてディスカッションを行う予定だ。カンファレンスは、日本時間9月15日から9月19日まで行われるのでぜひ参加してほしい。

Disrupt Digital Pro Passまたは初期段階の創業者向けのDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入しよう。メインステージでのインタビューの他、実用的なアドバイスが聞けるExtra Crunchステージでのワークショップや、AIを利用したネットワーキングプラットフォームのCrunchMatchなどすべてのプログラムにアクセスできる。Disruptに登録した瞬間からCrunchMatchにアクセスができ、人々と繋がることが可能だ。潜在的な顧客や投資家との1対1のビデオ通話を予定したり、将来の従業員を面接したりして、このツールを最大限に活用しよう。

他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%割引が適用されるので、ぜひご活用いただきたい。

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Disruptで戦術的なアドバイスを黒人創設者向けに提供

ジョージ・フロイドの死と人種差別に対する抗議デモの余波を受け、多くのベンチャーキャピタリストがテクノロジー業界における多様性の改善を望んでいると言う意思を発表した。具体的に言うと、より多様な創設者に資金を提供したいと言う意味だ。

彼らのコメントは実に称賛に値するものだが、言うは易く行うは難しである。実際にその日がいずれ来るとしても、それまでには時間を要するだろう。歴史的に過小評価され、見過ごされ、さらに悪い状況に置かれてきた黒人創設者らはそれまでの間、テクノロジーおよびベンチャーキャピタル業界でどのように舵を取っていけば良いのだろうか。

この質問に答えるため、日本時間9月15日〜19日まで開催されるDisrupt 2020に3人の黒人創設者を招き、彼らがどのように資金を集めスタートアップを立ち上げたのか直接話をうかがえることとなった。

講演者の1人であるMichael Seibel(マイケル・セイベル)氏はスタートアップ・アクセラレーターであるY Combinatorのパートナー兼CEOとして、現在は彼自身がスタートアップに資金を提供している。しかしそれ以前はJustin.tv(後にゲームストリーミング界の巨人Twitchとなった)とその後スピンオフしたSocialcam(Autodeskが買収)の共同創設者兼CEOを務めた過去を持つ。そのため彼は創設者と投資家両方の立場から話をすることができるだろう。

セイベル氏に加え、Y Combinatorに投資を受けた2人のスタートアップ創設者が参加してくれる。家具に特化したマーケットプレイスAptDecoのReham Fagiri(リーアム・ファギリ)氏と、理容店向けのソフトウェアを提供するSquireのSonge LaRon(ソンジ・ラロン)氏である。Extra Crunchのステージでこの3人に登壇してもらい、黒人創設者が心得ておくべきことや彼らがどんなステップを踏んで成功へと駆け上ったのかについて、可能な限り事細かく話を聞きたいと思う。

日本時間9月15日~19日に開催されるDisrupt 2020で、詳細を確認していただきたい。Disrupt Digital Pro Passまたは初期段階の創業者向けのDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入しよう。メインステージでのインタビューの他、実用的なアドバイスが聞けるExtra Crunchステージでのワークショップや、AIを利用した無料のネットワーキングプラットフォームのCrunchMatchなどすべてのプログラムにアクセスできる。Disruptに登録した瞬間からCrunchMatchにアクセスができ、人々と繋がることが可能だ。潜在的な顧客や投資家との1対1のビデオ通話を予定したり、将来の従業員を面接したりして、このツールを最大限に活用しよう。

他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%の割引が適用されるので、ぜひ活用いただきたい。

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(翻訳:Dragonfly)

Benchmarkのピーター・フェントン氏のDisrupt参加が決定

Benchmark(ベンチマーク)はかつて、シリコンバレーの典型的なベンチャー企業だった。小規模で、専門的で、創設者らに友好的でありながら同時にアグレッシブでもあった。4億5000万ドル(約477億円)の範囲内で次々と資金を調達し、常に同程度の資金規模を維持していた。

長年が経過し、世界は変わった。ベンチャービジネスの主要ブランドの多くが過去10年の間に巨額の資金調達を繰り返し、現在は数十億ドルを管理するようになった。彼らは現在、大規模な「才能あるチーム」を監督しているのである。

しかしBenchmarkは違った。1995年の設立当時とほぼ変わらず、ファンドをクローズするたびに同程度の比較的保守的な額の資本を調達している。一握りのジェネラルパートナーと各パートナーについたエグゼクティブ・アシスタントのみで運営し、プリンシパルもアソシエイトもいない。いまやBenchmarkは典型的なベンチャーキャピタルではなくなった。むしろ異例の存在となったのだ。

この企業の舵を取っているのは誰なのか。同社の全パートナーが、投資していた時期が90年代後半であっても10年前であっても、Benchmarkとの関係を維持しているようだが、現在最上級の位置にいるのはPeter Fenton(ピーター・フェントン)氏だ。Benchmarkで最も有名な投資家であるBill Gurley(ビル・ガーリー)氏が同社に参加してから21年。同社での積極的な役割から離れ、バトンを渡した相手がフェントン氏だ。2006年に33歳でAccel(アクセル)から引き抜かれたフェントン氏は、2018年にBenchmarkでの積極的な投資を辞めた同僚のMatt Cohler(マット・コーラー)氏やMitch Lasky(ミッチ・ラスキー)氏などの誰よりも長く同社での投資を続けている。

フェントン氏は、Benchmarkの現在のメンバーを確立させる際にも重要な役割を果たしている。ジェネラルパートナーのSarah Tavel(サラ・タベル)氏がまだGreylock(グレイロック)でパートナーだった頃に初めて連絡をとり引き抜いたのがフェントン氏だ。

最近同社に加わった2人のジェネラルパートナー、Eric Vishria(エリック・ヴィシャリア)氏とChetan Puttagunta(チェタン・パッタグンタ)氏を呼び寄せた背景にどの程度フェントン氏が関わっているのかは明らかではないが。しかし、実は公の場に登場するのが比較的珍しい同氏が今年のTechCrunch Disruptに登壇するため、直接話を聞くことができる。

フェントン氏と話せるのはとても楽しみだ。長い間トップVCと見なされてきたが、控えめで目立たない人物でもあるため、フェントン氏と幅広い議題について話し合う機会を心待ちにしていた。ベイエイリアからの人口流出が現地のスタートアップシーンに及ぼす影響や、回転資金制度に対する同氏の考え、BenchmarkがSPACを後援したり、さらには管理したりする可能性があるのかなどを話し合う予定だ(SPACの詳細については最近別の記事を寄稿している。またその後すぐ、ビル・ガーリー氏も、SPACが以前よりも理にかなうものになった理由について書いている)。

また、フェントン氏が今後Benchmarkを代表してより大きな役割を引き受けていくのか、という点も聞いてみたい。Uberへの早期投資だけでリミテッドパートナーに70億ドル(約7400億円)以上の利益をもたらしたと報告されていることもあり、同社の巨額の利益を考えるとそれは必要ではないのかもしれない。とは言え、BenchmarkやSequoia(セコイア)のような企業はこういった偉業を成し遂げるからこそトップに留まっているのである。

どちらにしても、今年のイベントでフェントン氏とのトークは見逃せない。同イベントはどの点をとっても素晴らしいプログラムになるように形作られている。Disrupt 2020は日本時間9月15日〜19日まで開催され、今年は100%バーチャルで行われる。Digital Pro Pass、またはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを購入して、是非フェントン氏の講演中継を最前列でご覧いただきたい。

他の登壇者の情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すれば5%の割引が適用されるので、活用していただきたい。

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(翻訳:Dragonfly)

社会に影響を与えるスタートアップを育てるには、Disrupt 2020で学ぼう

多くの創業者が世界を変えようとスタートアップを設立している。しかし、「この世界をより良い場所にする」と叫んでいるだけでは何も変わらない。

Promiseの創業者であるPhaedra Ellis-Lamkins(ファイドラ・エリスラムキンス)氏とUncharted Powerの創業者であるJessica O. Matthews(ジェシカ・O・マシューズ)氏は、「社会に役立つ」企業を設立するだけでなく、それぞれの事業を確実に拡大し成功へと導いている。この両氏が9月14日~18日に開催されるDisrupt 2020のバーチャルステージに登場する。社会に影響を与えられる企業の設立に意欲を燃やす他の創業者や企業家を目指す皆さんに役立つアドバイスが聴けるはずだ。

エリスラムキンス氏は長く労働協議会の責任者を務めてきたが、女性実業家の顔も持つ。同氏の労働協議会での経験には、サウスベイAFL-CIO労働評議会の役員を務めていたことも含まれる。同評議会は、カリフォルニア州のサンタクララ郡やサンベニト郡の100を超える団体、11万人を超えるメンバーで構成される労働組合組織である。また、カリフォルニア州シリコンバレーの経済格差に取り組むWorking Partnerships USAの代表者も務めていた。さらには、貧困対策組織のGreen For AllのCEOも経験している。

Promiseを共同で創業する前は、Honorの経営にかかわっていた。ミュージシャンのプリンスとも彼の原盤権の保護をめぐって仕事をしたことがある。現在、エリスラムキンス氏はTipping Pointの取締役会のメンバーも務めている。

マシューズ氏はUncharted Powerを22歳の時に創業し、CEOを務めている。同社は住宅の太陽光発電、電気自動車の充電スタンド、IoTセンサーなど、分散型発電アプリケーションを1つのサステナブルネットワークに相互に接続できるテクノロジーを開発している。最終的には、送電網を使うソリューションと送電網を使わないソシューションの隔たりをなくし、どこでも電力が使えることを目標としている。同氏はまた、黒人女性の創業者の中で当時最大の資金調達をシリーズAラウンドで達成している。

マシューズ氏はナイジェリアと米国の二重国籍者で、ハーバード大学で心理学と経済学の学位、ハーバードビジネススクールでMBAを取得している。特許は取得済みと出願中を合わせて12を超えており、これには同氏が19歳で初めて発明した発電できるサッカーボール「SOCCKET」も含まれている。

また、同氏は数々の成功により、2012年にはバラク・オバマ大統領からホワイトハウスに招待され、中小企業を代表して米国特許法改正に署名している。

すでにお聞き及びかもしれないが、今年のDisruptはバーチャルで開催される。このため、これまでよりもたくさんの人に安全にイベントに参加してもらうことができる。Disrupt 2020は9月14日~18日に予定されている。Disrupt Digital Pro PassまたはDigital Startup Alley Exhibitor Packageを今すぐ購入しよう。メインステージでのインタビューのほか、実用的なアドバイスが聞けるExtra Crunchステージでのワークショップ、AIを利用した無料のネットワーキングプラットフォームのCrunchMatchなどすべてのプログラムにアクセスできる。Disruptに登録した瞬間からCrunchMatchにアクセスができ、人々と繋がることが可能だ。潜在的な顧客や投資家との1対1のビデオ通話を予定したり、将来の従業員を面接したりして、このツールを最大限に活用しよう。

他の登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%の割引が適用されるので、ぜひ活用していただきたい。

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Carbon HealthとColorの創設者がDisrupt 2020に参加

新型コロナウイルスのパンデミックはありとあらゆる産業に影響を及ぼしたが、ヘルスケア業界はおそらく、現在も進行中のパンデミックによって最も変革しなければならない立場にある業界だ。世界的な健康危機によって変容した世界に適応するため、まったく新しいヘルスケアの形を生み出した2人のスタートアップ創設者の視点や見解を、TechCrunchのDisrupt 2020で是非ご覧いただきたい。

Carbon Health(カーボンヘルス)の共同創設者兼CEOのEren Bali(エレン・バリ)氏と、Color(カラー)の創設者兼CEOのOthman Laraki(オスマン・ララキ)氏が今年の9月14〜18日に開催されるDisruptのバーチャルステージに参加する。バリ氏のCarbon Healthはスマートテクノロジーを備えた最新の診療所と遠隔医療機器を使用することにより高水準の遠隔診療を可能にし、プライマリケアと緊急医療における新しいスタンダードの構築にフォーカスしているスタートアップだ。一方ララキ氏のColorは、集団ゲノミクスのプラットフォームを適応させ、新型コロナウイルス用のテストをコア機能として追加。大量診断のベストプラクティスを確立して共有することを目的としている。

パンデミックの出現以来ヘルスケアがどのように変化したか、また他の問題が見落とされることなく、高レベルのプライマリケアを受け続けたいと考えている人々にとってそれが何を意味するかについて話し合う予定だ。また、プライマリケアワーカーに必要不可欠な検査リソースを提供するなど、対面による検査機能を展開するためにサンフランシスコ市と協働したColorの経験についても取り上げるつもりである。その他にもパンデミックが収束するまでに直面する可能性のある課題と、今後数十年にわたってコミュニティと個々のケアへの取り組み方がどのように変わっていくかについても話していきたいと思う。

米国内および世界中において前例のないこの緊急事態下で、Carbon HealthとColorの両社は共に新型コロナウイルステストの最前線にいる。米国内でのテストにおいて何が正しく、何が間違っているのか、そして今後の見通しを理解するために非常に有益な見解を持っているに違いない。

今年のDisrupt 2020は9月14日から18日までバーチャル形式で開催される。他の登壇者の情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、同ページを経由してチケットを購入すると、5%割引が適用されるので、ぜひ活用いただきたい。

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(翻訳:Dragonfly)

Disrupt 2020に参加してTC10に会おう

2020年に物足りなさを感じているなら、Disrupt 2020でさらに特別なひとひねりを効かせてみよう。カンファレンスが完全バーチャルで実施されるのは史上初めてだが、見どころはそれだけではない。この催しも、今回でもう10周年。世界を変えようとしていると、時はものすごい速さで流れていくものだ。

Disruptの10周年を記念した新しい試みも用意されている。ここでは、TC10についてご紹介しよう。

TC10は、これまで10年間のDisruptカンファレンスにおいて柱となってきた起業家や投資家によって構成されるグループだ。くつろいだトークにしろパネルディスカッションにしろ、ショーでの発言者となり、Startup Battlefield(スタートアップコンペ)の審査員を最低3回務めてきた人たちである(審査員でなかった年の方が少ない人さえいる)。

今年のショーでも、くつろいだトークやスタートアップコンペの審査から、Pitch Deck Teardown(セールスプレゼンテーションの添削)に至るまで、全体を通じてTC10がフィーチャーされることになっている。個人的にはこの点を一番楽しみにしている。

セールスプレゼンテーションの添削では、ショーの参加者が提出した本物のスタートアッププレゼンテーションの分析が行われる。世界的な投資家や起業家がそれぞれのプレゼンテーションのスライドを1枚ずつチェックし、気に入った点や気に入らない点、自分だったらどう変えるか、そういったフィードバックを返してくれるのだ。起業家にとっては、投資家がプレゼンテーションのどこに注目するのかがはっきりわかるだけでなく、それぞれの投資家や起業家によって優れたプレゼンテーションの意味がどれほど異なっているかも明らかになる。企業創設者として、プレゼンテーションを対象者に応じてどのようにカスタマイズする必要があるのか、貴重な知見が得られるだろう。

セールスプレゼンテーションの添削には、今すぐ申し込むことが可能だ。

前置きはこれぐらいにして、Disrupt 2020のTC10を皆さんにご紹介しよう。

Aileen Lee(アイリーン・リー)

アイリーン・リー氏は、シード期にフォーカスしたファンドであるCowboy Ventures(カウボーイ・ベンチャー)の創設者。同社は、大規模な成長市場において働き方とライフスタイルを考え直し、同社が「Life 2.0」と呼ぶものを実現可能なテクノロジーを構築する、群を抜いて優れたチームを応援したいと考えている。同氏はこれまでにKleiner Perkins Caufield & Byers(クライナー・パーキンス・コーフィールド・アンド・バイヤー)のパートナー、およびRMG Networks(RMGネットワーク)のCEOを務めてきた。

MITの卒業生であるリー氏はハーバードビジネススクールのMBAを持ち、アスペン研究所のHenry Crown Fellow(ヘンリー・クラウン・フェロー)でもある。

Disrupt登壇回数:9回

Image Credits: Cowboy Ventures

Charles Hudson(チャールズ・ハドソン)

チャールズ・ハドソン氏は、Precursor Ventures(プレカーソル・ベンチャーズ)のマネージングパートナー兼創設者である。同社はアーリーステージ向けのベンチャーキャピタル企業として、非常に有望なソフトウェア企業とハードウェア企業の起業当初の投資ラウンドにおける投資を重視している。同社設立以前、同氏はSoftTech VC(ソフテックVC)のパートナーとして、モバイルインフラでの投資チャンスの見極めに努めていた。

Disrupt登壇回数:3回

Image Credits: Kathleen Dylan Studios

Cyan Banister(シアン・バニスター)

シアン・バニスター氏が夢中になっているのはアーリーステージのエンジェル投資だ。未来がどのように変わるかを想像することに多くの時間を使い、自分と同じように未来を想像するだけでなく、実際にそれを形にしていく人たちに投資している。つい最近まで、同氏はサンフランシスコでも最上位層のファンドであるFounders Fund(ファウンダース・ファンド)に在籍していた。これまでに成功させた投資のほとんどは雇用の創出と柔軟性に関する共通のテーマを持つものであったが、その投資実績は宇宙船からサンドイッチの配達まで多岐にわたる。現在は、Long Journey Ventures(ロングジャーニー・ベンチャーズ)のパートナーである。

Disrupt登壇回数:6回

Drew Houston(ドリュー・ヒューストン)

ドリュー・ヒューストン氏はDropbox(ドロップボックス)の共同創設者兼CEOであり、2007年にArash Ferdowsi(アラシュ・フェルドーシ)氏とともに同社を設立してから、シンプルなアイデアを、世界中で6億人以上が利用するサービスへと育ててきた。同氏は2006年にMITで電気工学とコンピューターサイエンスの学士号を取得している。USBドライブを持ち歩いたり、ファイルを自分宛てにメールしたりすることにフラストレーションを感じていた同氏は、卒業するとそうしたフラストレーションを後にドロップボックスとなるデモへと結実させた。現在、ドロップボックスは世界有数のビジネスコラボレーションプラットフォームであり、有料プランの利用者は1500万人以上を数え、世界各地の12のオフィスに3000人近い従業員が在籍している。

Disrupt登壇回数:3回

Kirsten Green(カーステン・グリーン)

ユニークな職業経歴と投資分野で身につけた経験をあわせ持つカーステン・グリーン氏は、2010年にサンフランシスコを拠点とするForerunner Ventures(フォアランナー・ベンチャーズ)を立ち上げ、創設者兼マネージングパートナーを務めている。買い物の新しいプロセスが直線的に成長し、上昇の機が熟していることを見て取った同氏は、先導者のメンタリティと分析的な視点によって、経験が重視される小売業界のトレンドに先行し、魅力的なブランドプラットフォームと先見の明を持つ起業家を見い出している。

Disrupt登壇回数:3回

Image Credits: Forerunner Ventures

Megan Quinn(メーガン・クィン)

メーガン・クィン氏はNiantic(ナイアンティック)の最高執行責任者として、同社全体のビジネスオペレーションと国際的な展開を監督している。同氏は、2015年にはSpark Capital(スパーク・キャピタル)のジェネラルパートナーとして、Glossier(グロシエ)、Handshake(ハンドシェイク)、Pendo(ペンド)、Rover(ローヴァー)、InVison(インヴィジョン)など、グロースステージでの投資にフォーカスしていた。この時期、同氏は投資ラウンドのシリーズBにあったナイアンティックに対するスパーク・キャピタルの投資を主導し、ナイアンティックの経営に参加することとなった。ベンチャー業界入り以前、同氏はGoogle(グーグル)とSquare(スクエア)において製品リーダーの立場にあった。

Disrupt登壇回数:3回

Image Credits: Megan Quinn

Michelle Zatlyn(ミシェル・ザトリン)

ミシェル・ザトリン氏はCloudflare(クラウドフレア)の共同創設者兼COO。同社はインターネットのセキュリティ、パフォーマンス、信頼性といった分野をリードする企業で、CNBCによって「破壊的革新を生み出す企業50社」に選ばれている。また、ウォールストリートジャーナルでは2年連続で最も革新的なインターネットテクノロジー企業に選ばれ、世界経済フォーラムではテクノロジーのパイオニアに選ばれている。クラウドフレア創設以前、同氏はグーグルや東芝に在籍し、スタートアップ2社も立ち上げ、成功させている。マギル大学から優秀学士号を受けており、ハーバードビジネススクールでMBAを取得するとともに、起業家精神に対するDubliner Prize(ダブリナー賞)も受賞している。

Disrupt登壇回数:3回

Niko Bonatsos(ニコ・ボナツォス)

ニコ・ボナツォス氏は、総計約50億ドル(約5000億円)の調達実績を持つベンチャーキャピタル企業、General Catalyst(ジェネラル・カタリスト)のマネージングディレクター。同社のサンフランシスコベイエリアのオフィスで働く同氏が重視する投資戦略は、製品の実現力が高く、しっかりとした学習意欲があり、何百万という人々の役に立つ可能性のあるイノベーションを起こそうという気持ちを持つ、前例のないテクノロジーを創出した企業を見つけること。同社での9年間に、同氏はAtrium(アトリウム)、Audius(オーディウス)、Cover(カヴァー)、Hive(ハイヴ)、HubHaus(ハブハウス)、ClassDojo(クラスドジョ)、Paribus(パリバス、CapitalOneが買収)、Sleeper(スリーパー)、Snap(スナップ、NYSE: SNAP)などへの投資を助けてきた。

Disrupt登壇回数:4回

Image Credits: General Catalyst

Roelof Botha(ロエロフ・ボサ)

ロエロフ・ボサ氏はシリコンバレーでの企業設立に15年以上関わってきた。その経歴は、スタンフォード大学でMBAを修めながら、2000年3月にはまだ黎明期にあったPaypal(ペイパル)に入社したことに始まる。2001年にCFOに着任すると、2002年当初のIPO、およびそれに続くeBay(イーベイ)による買収の両方で同社を率いた。2003年にはSequoia Capital(セコイア・キャピタル)に参加し、企業の創設者たちが耐久性のある事業を展開するよう助けている。米国オフィスのリーダーであるほか、グローバルなSequoia Partnership(セコイア・パートナーシップ)でも3人のスチュワードの1人となっていて、インターネット、サービス、ソフトウェアへの投資に重点を置いている。

Disrupt登壇回数:8回

Susan Lyne(スーザン・レイン)

スーザン・レイン氏は、ニューヨーク市を拠点としたアーリーステージ向けファンドであるBBG Ventures(BBGベンチャーズ)の創設者兼ジェネラルパートナー。同社は、実力がまだ過小評価されているものの、集団的また個人的な経験を変えていく潜在性を持つ人が創設した企業への投資を実施している。2014年以来、同ファンドはZola(ゾラ)、The Wing(ザ・ウイング)、Modsy(モジィ)、Lola(ローラ)、KiwiCo(キウィコ)、Glamsquad(グラムスカッド)、HopSkipDrive(ホップスキップドライブ)、Spring Health(スプリング・ヘルス)、Blueland(ブルーランド)など60社以上に投資してきた。BBGベンチャーズ設立以前、同氏はスタートアップから株式公開企業に至るまで、メディア、テクノロジー、エンターテイメントといった分野のあらゆる規模の企業で経営に関わっていた。

Disrupt登壇回数:6回

今すぐDigital Pro Pass(ディジタル・プロ・パス)を入手し、9月14日から18日にかけて開催されるDisrupt 2020でTC10に会いましょう。登壇者情報など、イベント詳細は以下の特設ページで確認できる。なお、本ページを経由してチケットを購入すると5%割引が適用されるので、ぜひ活用していただきたい。

Disrupt 2020特設ページへ

[原文へ]

(翻訳:Dragonfly)

TechCrunch Disruptのアジア向けセッションが誕生、日本からはスマニュー浜本氏が登壇

既に発表されているとおり、10周年を迎える今年のDisruptは100%バーチャルで開催される。TechCrunchのアジアチーム(著者Catherine Shu、Rita Liao、Manish Singhの3名)はモスコーニセンターで皆さんにお会いすることはできないが、今までで最も参加しやすいDisruptになることは間違いない。また、今回初めてアジアに焦点を当てたセッションがアジェンダに組み込まれることとなった。

アジア向けのセッションは、アジアで高い影響力を持つテクノロジー企業、スタートアップ、投資会社に携わる人々を迎えてアジア地域の日中の時間帯に合わせて放送され、その後ライブQ&Aセッションも行われる。TechCrunchのチームは数か月かけてDisruptステージ、Extra Crunchステージ、バーチャルネットワーキングのCrunchMatch、Digital Startup Alleyなどのプログラムをオンライン向けに用意しており、もちろんDisruptの参加者全員がすべてのプログラムにアクセスできる。

スタートアップのトレンドや技術に関する最近の重要なトピックの多くは、アジアが発祥となっているものやアジアの企業によって推進されたものであり、アジアには中国、インド、インドネシアなどの巨大市場をはじめとする、世界で最も複雑でダイナミックな市場が複数存在する。

これらのセッションは、日本時間では9月15日〜18日の正午から午後1時と、アジア地域の参加者にとって便利な時間帯に開催される。各インタビューの後はライブQ&Aに参加できるため、聞きたい質問を準備しておこう。

インドはFacebook(フェイスブック)にとってユーザー数の面で最大の市場だ。今回は、Facebook IndiaのトップであるAjit Mohan(アジット・モハン)氏が登壇者として参加する。

また、2年前にUber(ウーバー)の東南アジア事業を買収し、現在は東南アジア最大のオンデマンド配車プラットフォームの1つとなったGrab(グラブ)の地域統括責任者、Russell Cohen(ラッセル・コーエン)氏も参加してくれる。

インドで最も評価の高いエドテックスタートアップBYJU(バイジュー)の創設者であるByju Raveendran(バイジュー・レヴィーンドラン)氏は、今年最も重要なトピックの1つであるオンライン学習について話してくれる予定だ。

アジアの技術イノベーションが世界の他の地域に与える影響を示すもう1つの手本として、日本と米国という2つのまったく異なるマーケットで複数のニュースまとめアプリを運営するSmartNews(スマートニュース)の共同創設者兼COOであり、チーフエンジニアも務める浜本階生氏も登壇する。

日本版編集部追記:我らが日本からの登壇者、浜本氏のプロフィールを以下に紹介しよう。当日のセッションにもぜひ注目いただきたい。

2005年東京工業大学工学部情報工学科卒業。2007年に『EatSpot』で、価格.com WEBサービスコンテスト最優秀賞、2009年に『Blogopolis』でYahoo! JAPAN インターネットクリエイティブアワード 一般の部 グランプリなどを受賞。共訳書に『実用Git』(オライリー・ジャパン)など。Webに氾濫する情報の整理、可視化に興味を持つ。株式会社Rmakeの取締役を経て、「世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける」ことをミッションに、2012年にスマートニュース株式会社(旧社名: 株式会社ゴクロ)を共同創業。2019年6月より現職。

創設者のラインナップには、自身のスタートアップMisfit(ミスフィット)をApple(アップル)に売却し、連続炭素繊維を使用した3Dプリントを行っているArevo(アリーヴォ)の最高経営責任者となったSonny Vu(ソニー・ヴー)氏も含まれる。

Anker(アンカー)のSteven Yang(スティーブン・ヤン)氏には、どのようにして同社を最も人気があり評価の高いスマートフォン用充電器およびモバイルバッテリーブランドの1つに築き上げたかについて話を伺う予定だ。

シンガポールを拠点とする介護と遠隔医療のスタートアップ、Homage(ホーメッジ)の創設者であるGillian Tee(ジリアン・ティー)氏は、世界で最も弱い立場にいる人々をテクノロジーがどう助けることができるかについて、自身の洞察をシェアしてくれる。

投資については、Race Capital(レースキャピタル)のジェネラルパートナーであるEdith Yeung(イーディス・ヤン)氏から、中国とシリコンバレーにおいて盛り上がりを見せるテクノロジートレンドについて話を聞きたい。

また、東南アジア最大のマーケットであるインドネシアで最も多くの結果を生み出しており高い影響力を持つ投資会社の1つEast Ventures(イーストベンチャーズ)からは、同社初の女性パートナーであるMelisa Irene(メリッサ・アイリーン)氏が登壇する。

さらに、Blume Ventures(ブルームベンチャーズ)の共同創設者であるKarthik Reddy(カーティック・レディ)氏は、インドのスタートアップエコシステムの構築を支援する際の課題とチャンスについて話してくれる予定だ。

各セッションの後にはライブQ&Aがあり、参加者は講演者に直接質問をするチャンスがある。Disrupt 2020のアジェンダはこちらのページで確認できる。各セッションの詳細を伝える記事など、イベントの詳細は以下の特設ページでご確認いただきたい。なお、同ページを経由してチケットを購入すると5%割引が適用されるので、ぜひご活用いただきたい。

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(翻訳:Dragonfly)