Appleサイトで整備済みiPhoneが買えるようになった

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iPhoneを少しでも安く買いたいがAppleの正式サポートは受けたいと考えている人に朗報だ。Appleは公式オンラインストアで整備済みiPhoneの販売を開始した。これまで整備済み製品はiPad、Mac、Apple TVだけだった。

Apple公式ということから予想される通り、価格は世間の中古品ほど安くはない。定価から80~110ドル引きだ。また、これも驚くことではないが最新や最高の機種は在庫にない ― SEもiPhone 7も。

現在の品揃えはiPhone 6sと6s Plusだけで、価格は16GB 6sの449ドルから64GB 6s Plusの589ドルまで、いずれも通常小売価格の15%引きだ。商品にはAppleの1年間保証の他、おそらく、ちょっとした安心感も付いてくる。

via MacRumors

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

幼児に木製のロボットを使ってプログラミングを教えるPrimo Toys社のCubetto、コンピューターの画面をいっさい使わない

社名をPrimo Toysというスタートアップが今日(米国時間10/31)、3歳からの子どもを対象とするプログラマブルな木製ロボットCubettoを発売した。

アクセラレータPCH Highway 1を卒業し、Randi Zuckerberg(Markの姉)の支援を受けているこのロンドンのスタートアップは、まだ読み書きのできない子どもたちに、コンピューターの画面を使わない方法でプログラミングの基礎を教える。

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225ドルのCubettoキットには、キューブ型で車輪のある木製のロボットと、木製のゲーム盤、それに差し込むブロック、ロボットがその上を転がるマット、そして遊び方の本がある。

ブロックは、LOGOのようなシンプルなプログラミング言語にあるようなコマンドを表す。前へ、右へ、左へ、そして関数などだ。

子どもはブロックをゲーム盤の上に置いて、ロボットを、マットの上に配置したさまざまな障害物を迂回しながら動かすためのプログラムを書く、おっと、作る。

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Primo ToysのCEO Filippo Yacobによると、この新しい版のCubettoは、開発を2015年に開始した。

初期のCubettoは、2013年にKickstarterに出して成功したが、それはどちらかというと、もっと年上の子にプログラミングとハードウェアの基礎を教えるDIYキットだった。

今年の3月には、二度目のKickstarterキャンペーンをやり、Yacobによると、エドテック(edtech, 教育+テクノロジー)のカテゴリーでは新記録となる額を集めた。

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その新記録は、6553名の支援者出資者から160万ドルを集め、その後ネット上で2万の予約を獲得、それらはこれから、92か国に発送される予定だ。

Cubettoはアプリをいっさい使わないので、スマートフォンやタブレットのない子でも、好きなとき、好きなところで遊べる。Yacobによると、コンピューターの画面にいっさい依存しないため、子どもたちの社会性も発達する。

どういう意味かというと、画面があると子どもはそっちばかり見て画面上のものと対話的アクションをするので、ほかの子に関心を持たなくなるのだ。

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CEO曰く、“教え方/学び方の原理はMontessoriのやり方に負っている。それを、プログラミングという21世紀的なスキルに応用したんだ”。

Cubettoは今、家族向けに売っているが、今後は世界中の幼児教育や就学前教育の機関や施設、それに学校教育の教区〔教材採用決定権を持つところ〕にも売っていきたい、とYacobは言っている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

MacBook ProのTouch Barが正しい選択である理由

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人はギリシャ悲劇を好む。イカロスは太陽に近づきすぎて地球に墜落した。Appleはコアユーザーを忘れ、Microsoftに名声を奪われた。Touch Barは、MacBookでタッチスクリーンを採用するか、タッチを完全に無視するかを決めかねた妥協の産物だ。

この手の話を語るのは容易だ、なぜなら感情や行動を誠実に調査した記事よりも、読者の心を把みやすいからだ。そこにヒーローと悪役がいれば、すべてはゼロサムゲームとなり、ライバルたちの行動は真価によって判断されない。

The MacBook ProのTouch Barのやり方は正しい、なぜなら人はノートPCの画面をタブレットのようには使わないからだ。

私は自宅にSurface Proを持っていて、満足している。ペンはクールだし、ハードウェアもよく出来ていて、タッチ操作は場面によっては非常に便利だ。(タブレットとしては完全な失敗作だが、それは別の話)。私がSurfaceを使ってきた経験と、タッチ式ノートやその類を使っている他の人々の意見とをあわせることで、ある単純な真実がわかった。

ほとんどの人は、タッチスクリーンを一日に5回か10回、簡単な操作に使うだけである。

ノートパソコンはタブレットではない。そこには作業場所と見る場所がある。画面の上で何らかの操作をするためには、作業場所から見る場所へと手を動かさなくてはならず、今見ているコンテンツの一部を遮ぎる。手首とキーボードの位置を考えると、ユーザーは画面から遠く離れて座っていることになる ― そして画面にタッチするかどうかは、手がどれほど近くにあるかどうかでほぼ決定する。操作のほとんどは、スタートボタン等の大きなタッチ標的に対してなされる。

コンテキストに応じて変化する専用の表示バーを備え、日々のそうした10種の操作をそこでできることは極めて有用だ。タッチに最適化されていないOSに無理矢理タッチスクリーンをはめ込み、マウスのためにデザインされた小さなボタンを押させるより、はるかに合理的だ。

Touch Barが解決していないことの一つはスクロールだが、MacBookのトラックパッドが大きくなった理由は恐らくそれだろう。

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私のテーマに従って、ここでMicrosoftやそのやり方をけなすことはしない。アーティスト兼フォトグラファー改革派の一人として、私はSurface Studioがとっているアプローチに感銘を受けており、一度使ってみたいと思っている。しかしMicrosoftが取り組んでいるのは、歴史的に成長が遅くて小さな市場の、無視できるほど小さな部分だ。MacBookは違う。

Appleがイベントで披露したDJのデモは、Touch Barの見せ方としてはおそらく最良ではなかった。あれは98%の人たちの使い方ではないし、たとうDJayのデモがいくらカッコよくても、中学の卒業パーティーでおじさんが回すのを別にすれば、DJも使わないと私は思う。

プロフェッショナルユーザーが欲しがっているのは ― 私が今も写真家として毎週何千枚もの写真を編集しているとしたら ― 奥深く沈められたコマンドを浮上させる方法だ(余談になるが、Appleはショートカットキーの重要性を昇華させるべく、未来の世代にすばらしい支援をしていると思う。あれは難解すぎて発見して使うのは困難だ)。

Touch Barショートカットの候補(いくつか例外あり)は以下の基準を満たす必要がある:

  1. ショートカットを押すための、一種異常な指の歪みを回避できる。
  2. トラックパッドのクリックを2回以上減らせる。

これが有効に働くためには、人々がMacBookをどう使っているかも正確に把握して考慮する必要がある。例えば画面は一番よく見えるのは40度の角度で開いた時だ。通常のOLEDスクリーンは真正面からが一番よく見えるが、それではキーボードに顔をつけることになるので誰もそんなことはしない。またTouch Barの表面はザラザラに加工されているので、反射を防ぐとともにキーボードのキートップと似た感触を与えている。 1d539p

操作モデルもiOS端末とは異なる。iPadでは、タッチ操作はすべて1対1だ ― 例えばボリュームスライダー等を直接指で操作する。MacBookでは、ボリュームボタンをタッチした直後に動かしてスライダーとして使うことができる。つまり、シングルタップとスライドを使うことによってTouch Bar上で様々な操作が可能になり、ボタンやコンテンツ(写真のサムネイル等)の表示を邪魔することもない。これはタッチスクリーンではできない。

Touch Barは、消費者にもプロにも非常に広く利用されることになると私は思う。また長い目で見て、フォームファクターにも良い効果をもたらすと考えている。そして私の考えに同意しない人がいることも承知しているが、それは問題ない。なぜならわれわれはギリシャ神話のディオニューソスを称えているのではない ― われわれは消費者の行動を分析しているのであって、人によって欲しがるものが異なるのは当然だ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Appleの新しいMacを待ちこがれている人へ。10月27日にわかる

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この数週間、Appleが10月末のMacイベントの日程を決めかねているという噂を聞いていた。しかし私の情報源によると、日付は選ばれた。10月27日の木曜日だ。新しいMacBookを待っている人はもう少しの辛坊だ。そしてジャーナリスト諸君、フライトは厳しいがホテルはまだそこそこ安い。

私はAppleに、その秘密の未発表イベントについてコメントを求めたが、驚いたことに返答はなかった。

通常Appleは、イベントを火曜日か水曜日に開催する。しかし、今月の収支電話会見は25日火曜日に変更されたのでこの日はない。そして、Microsoft Surface All-in-One PCイベントが10月26日に行われるので水曜日も潰れた。この日にぶつけるという考えもあっただろうが、Appleにとって得策ではない。翌日にした方が良い。

イベントでは、新しいMacを待つ人たちのためのニュースが発表されるはずだ。山ほどの噂や記事が出ているが、おそらく最も正確な情報は、新型 13インチMacBook Air、USB-Cポート塔載と、キーボードの上にファンシーなディスプレイがついた新型MacBook Pro(Intel Skylakeプロセッサー塔載)の2機種だろう。新しいiMacや、Thunderboltディスプレイに代わる5kのスタンドアロンモニターも登場するかもしれない。このモニターは、MacBookや古いMacで高解像度ディスプレイを駆動するためのGPUを内蔵しているとも言われている。

AppleのMacは、MacBookを除いて1年以上改訂されていない。

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Samsung、Galaxy Note 7の返金プログラムをオーストリアとアジアの一部で開始

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Galaxy Note 7がほどほどの製品なら話は違っていた。しかし、それは間違いなくすばらしい端末だった。そして、どう見ても非常によく売れていた。販売されていた2ヵ月足らず間に、端末は数多くの人々の手に渡っていた。

しかし、2度のリコールを含む終りのないプロセスは、製品に対する人々の感情を害するのに十分だった。そしてついに端末を送り返す時が来た ― しっかりと断熱された包みを暖炉用トングでつかんで。

一時は隆盛を誇ったファブレットの生産終了を正式に決めたSamsungは、一部の地域で返金プログラムを開始した。オーストラリアマレーシアシンガポールおよび台湾で、失望したユーザーは欠陥Galaxy Noteを返品するか、別の爆発しにくいSamsung端末と交換できる。

対象となる端末や、返金プログラムの詳細は国によって異なるため、まず注意書きをよく読むことをお薦めする。ちなみにタイでは、このあわれで絶望的なファブレットが出荷にさえいたらなかったので、Samsungは手付金を返却し、問題の少ない端末のディスカウントを提供する。

via CNET

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Samsung、Galaxy Note 7交換品の発煙問題について声明を発表

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Samsung広報部門は、Galaxy Note 7の欠陥問題を巡る最近の報道を受け、被害を最小限の食い止めるべく対応を続けている。先週サウスウェスト航空機内で起きた事故は、以前機上で起きた問題を、いくつかの理由でさらに複雑化させている ― 以前の事故は幸いにして航空機がゲートにいる間に起きたものだった。

報道によると、問題の端末は事故発生時所有者のポケットの中にあり、客室乗務員の要請に従って電源が切られていた。さらに悪いことに、所有者によるとそのNote 7は、何十件もの欠陥報告を受けたSamsungがリコールを発行し、交換品として送った端末だった。

サウスウェストの緊急退避事故の後、本誌の質問に対してSamsungは次のように回答した:

端末が回収できるまで、この事象に新しいNote7が関わっているかどうかは確認できない。現在当局およびサウスウェストと協力して、端末の回収と原因の究明に努めている。調査結果がわかり次第、詳細な情報を伝える予定。

昨夜、広報担当者から追加の発表があり、広報的悪夢の中、その内容は以前よりも詳細だった。以下に全文を掲載する。

Samsungは、当社が提供したNote 7の交換品に関する最近の報道によって、当社のキャリアーおよび消費者が不安を感じていることを理解している。当社は引き続き、報告された件の調査を進めて原因を追及し、結果がわかり次第報告する。CPSC[消費者製品安全委員会]とは今後も密に連絡を取り続けていく。もし安全面の問題が発見された場合は、CPSCと協議の上直ちに対策を講じる。顧客に対しては、当社がいかなる報告も真摯に受け止めていることを伝えると共に、当社が全力で対応している間、辛抱いただいていることに深く感謝している」

この声明の前日、米国主要キャリアーの大半が、不安を抱えるGalaxy Note 7所有者に対して、他機種への交換に応じることを表明した。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

サウスウェスト機、Glaxy Note 7の発煙により乗客を退避

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サウスウェスト航空は、同社のルイビル発ボルチモア行きの便が、機内で端末から発煙したため、乗客を退避させ現在もゲートに停機中であることをTechCrunchに伝えた。「乗客および乗務員全員が客室扉から無事に降機した。乗客は他のサウスウェスト機に塔乗して最終目的地へ向かう予定」と広報担当者が説明した。

この事故による乗客の怪我はなかった。

航空会社は、「初期調査結果」によると問題の端末はSamsung製である可能性が高いと発表したが、機種名は特定しなかった。一方、端末の持ち主についてははるかに具体的であり、The Vergeは、機種がGalaxy Note 7であることだけでなく、以前同社が30件以上の障害報告を受けて顧客に発送したグリーンのバッテリーアイコンがついた交換ユニットであると報じている。

端末の所有者であるBrian Greenは、初期の問題が主に充電器に起因していたのとは異なり、端末は客室乗務員の指示に従い電源を切った状態だったと話した。またGreenによると、発煙が始まった時Galaxy Noteは本人のポケットに入っていた。それを同氏が床に落としたことで事態は悪化し、最終的に端末がカーペットを焼き穴をあけた。

GreenはNoteの箱を写真に撮り、バーコードの上に印刷された交換用モデルであることを示す黒い四角形を見せつけた。

このニュースは、同社の主要ファブレット機を巡って1ヵ月以上続く物語の最新事象にすぎない。同社は、塔乗の際は電源を切りケーブルを外すことを当該端末ユーザーに要求するよう、FAAから公式に警告を受けている。

アップデート:Samsungからの本件に関する回答は、予想通り曖昧な内容で、サウスウェスト社と検討しているとだけ説明している。以下に全文を掲載する。

端末が回収できるまで、この事象に新しいNote7が関わっているかどうかは確認できない。現在当局およびサウスウェストと協力して、端末の回収と原因の究明に努めている。調査結果がわかり次第、詳細な情報を伝える予定。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

サムスン、洗濯機も爆発したとの報道

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おそらくSamsungにとって、Galaxy Note 7のリコール直後に起きてほしいことではなかっただろうが、そうなってしまった。同社の広報部門が発行した声明はこれだ

これは重要なことですが、2011年以来Samsungのお客様は、何億回も問題なく洗濯してきました。

このメッセージは、2011年3月から2016年4月の間に電機業界の巨人が製造した、一部のタテ型洗濯機の所有者に対して、爆発の恐れがあるとして米国消費者製品安全委員会が警告を発したことを受けたものだ。

同委員会は、米国内3州で消費者から報告された事象を検証した。テキサス州のある女性は「あまりにも激しい爆発で洗濯機がガレージの内壁を突き破った」と報告し、爆弾のような音がしたという。問題の原因は「異常な振動」と考えられている。

Samsungは、現在安全委員会と「活発に議論している」と言っている。その一方で同社は、Glaxy Noteの時のようなリコールではなく、かさばる衣類や寝具類、防水製品等には弱水流サイクルを使うよう、消費者に推奨しているだけで、その理由は「このサイクル使用時に事故が起きた報告はない」からだと言っている。

同社は、消費者が自分の洗濯機に欠陥の恐れがあるかどうかを、製造番号を入力して調べられるサービスも提供している。

ニュージャージー州で提出された訴訟は、Samsungが問題のある製品の証拠を隠滅しようとしたと告発している。

via CNN

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

SnapchatのカメラグラスSpectaclesはビデオを10秒撮影録画できるカメラ付きメガネ

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かなり前から噂されていたSnapchatのカメラグラス(camera glasses, カメラ付きメガネ)は、本当だった。その“Spectacles”と呼ばれるメガネは、同社の初めてのハードウェア製品で、価格は129ドル99セントだ、とWSJが報じている

サイズは一種類のみだが、色は黒、緑青色、珊瑚色の三色ある。

メガネのつるにあるボタンを押すと、撮影と録画を開始する。Snapchat的に、撮影録画時間は10秒だ。スマートフォンと同期するので、Snapchat上で共有できる。

おもしろいのは、カメラの視野角が115度であることだ。これはスマートフォンやふつうのカメラより広い。ビデオの撮影は循環状だ〔メモリが10秒ぶんしかない〕。ビデオをアプリに表示する方法は、まだよくわからないが、たぶん広い視野角のぶんをトリミングするのだろう。あるいは循環状に次々と表示されるのかもしれない。

発売は今秋だが、SnapchatのCEO Evan Siegalによると、最初は少量を発売、すぐに大きな売上になることは期待していない、ということだ。もしかして、Google Glass的な希少品になるのだろうか。

おっと、それから、Appleが社名から”computer”を消してから早くも10年になるが、今回Snapchatは社名から“chat”を消して、Snap Inc.という社名になる。このことも、前から言われていた。今や、アプリのSnapchatが同社の唯一の製品ではないからね。

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〔上の写真はこの記事より。カメラグラスの由来が書かれている。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Apple、韓国でAppleストア候補地を探索中か

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これはまだ、極く初期段階の話であることをお断わりしておく。Appleは店舗候補地として数多くの場所を調べているが、そのほとんどが実を結ばない。しかし、クパチーノが韓国に旗を立てようとしていることの意味は極めて重要だ ― 巨大な市場でありながら同社が直販店を持っていないというだけではない。そこがSamsungの本拠地だからだ。

事実、The Wall Street Journalによると、同社は初のApple Storeの場所を闇雲に探しているわけではない ― ソウルの華やかな江南地区で、3フロアをGalaxyに宛てているSamsungの旗艦店から、目と鼻の先の場所を集中的に偵察している。

現在Appleは、約20ヵ国に500近い店舗を展開しており、うち30以上が中国にある。小売店がないにも関わらず、韓国でのAppleの実績は悪くない。具体的な出荷台数は公表されていないが、第三者の分析によると国内最大手のSamsungやそれに続くLGの強い市場で、Appleのシェアは10%から25%の間を行き来している。

Apple社全体の業績は、最近iPhone 7発売を前に最低レベルまで落ち込んでいる。一方Samsungも、このところ様々なトラブルに見舞われている

Appleの韓国への関心を最初に指摘した情報筋は、この手の話は時間がかかるものだと念を押した。具体的な証拠はまだ何もなく、もし同社が出店を決めるとしても、1年以上先のことだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Jobyのジブキットはなんとなく間抜けな自撮り棒の高級バージョン、本格的な俯瞰撮影にも使える

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テレビ局が群衆を撮るときには、重機のクレーンのような装置の先端にカメラを取り付けて、上から見た迫力のある俯瞰的な映像を撮影する。そんな撮影を自分でもやりたい人は、JobyのAction Jib Kitを使うとよいだろう。アクションを接近撮影するのに適しているし、大げさな自撮り棒として使えば、まわりの人たちが唖然とするだろう。

ジョークはともかくとして、このジブキットは自撮り棒としても使えるけど、でもなぜ、テレビはジブを使うのだろうか? それは安全な距離からカメラ位置を上下できるので、写真やビデオを撮る人たちにとってすばらしいツールだからだ。Jobyの製品はロープと滑車を使った単純な構造で、ジブのヘッドを上下に傾ける。あなたにも、きっとすばらしい映像が撮れるだろう。

Not pictured: My deep shame and complete lack of self-respect

二つのJib Kitを連結して使うと、このように、かなり上からの撮影ができる。ただし、そんな使い方は推奨されていない。こんな画像のモデルになるのは恥ずかしかったけど、でも表情はけっこう厚顔無恥だな。

このキットは小さなスマートフォンを取り付けられる(ぼくの大きなiPhone 6 Plusでも大丈夫だった)。アクションカメラやコンパクトカメラでもよい。お値段は100ドル弱で、すでに発売されている。使うときには三本のアルミニウム棒をつないで長くし、ロープとハードウェアをセットすれば、アクションシーンの傑作が撮れるだろう。棒をつなぐ、という方式なので、複数買えば相当高い(長い)ジブを作れる。全体の重さは660グラムしかないから、腰痛になる心配はない。ただし、慣れないうちは組み立てに時間がかかるし、とくにロープと滑車の部分が想像以上に難しい。

なお、棒は塗装屋さんが足場用に使っているポールとほぼ同じだから、どこかで古いのをもらえたら、さらに高さを稼げる。あほらしい、と思う人もいるかもしれないけど、けっこう本格的な撮影目的にも使える、と思うね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

ライカがインスタントカメラを発表。セルフィーモードも

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Sofortは異端のカメラだ。高級カメラメーカーの作った300ドルのインスタントカメラは、Instagramロゴのリアルバージョンのように見える。価格は、同機が使用してるInstax技術を開発した日本のフジフィルム製品よりずっと高いが、何といってもLeicaなので、プレミアムな値付けには驚かない。

カメラは様々な撮影モードを備えている。中でも注目すべきはセルフポートレート(これはライカらしく気取った言い方にしたセルフィーのこと)で、セルフタイマー機能も内蔵している。カメラの正面には正方形の鏡があるので、自撮りする際に顔を見ることができる。他に、マクロ、アクション、人物、パーティー等のモードがある。

数々のオートモードに加えてマニュアル機能もあり、ピントや明るさを調整できる。LeicaはSofort用に自社ブランドのフィルムも販売するる。モノクロとカラーの2種類があり、「暖いクリーム色」のフレームは、伝統のPolaroid製品へのオマージュにちがいない。

カメラ、フィルムとも11月からLeicaストアおよびディーラーで販売される予定。

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Appleの完全ワイヤレスイヤホン、AirPodsを試してみた

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今日(米国時間9/7)サンフランシスコで行われたAppleの大イベントで、AirPodsは正真正銘のハードウェア・サプライズだった。もっとも、ヘッドホンジャックが消える話を聞いた人の中には、予想していた人もいるだろう。少なくともBeatsを買収する前、この会社にとってヘッドホンがどこか付け足しの感が否めなかったことは、初代イヤホンに耳がうずいていた人たちなら誰もが認めるところだろう。

新しいヘッドホンの感触は少々違う。もっとも、ヘンドホンジャックをなくすという劇的なことをするからには、変換プラグを同梱する以上の慰めを与えるのは当然ではある(「変換プラグ」という単語を書くのはこれを最後にしたい)。

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名前の通り、新しいヘッドホンはAppleのEarpodと同じ商品ラインにあるが、明らかな違いはワイヤレスであることだ。しかしその美的選択は興味深いものであり、ワイヤレスBluetoothヘッドホンの最新トレンドである円形デザインに反している。EarPodsを継承する伸びたしっぽの部分は、耳への納まりをよくするのに役立っている。

実際にどれほど外れにくいかはジョギングでもしてみないとわからないが、JayBirdのスポーツ用イヤホンに採用されているアンカリングシステムのような効果が働いてことは確かだ

音質も悪くない。ただし、Appleイベント後の会場よりも騒然としていない環境で聞いてみるまで、本格的評価は控えたい。

AirPods

機能面も興味深い。そこにはAppleシナジーの恩恵が見られる。充電ケース(たまたまGlideのデンタルフロスとそっくりに見えるが、それは良いデザインは時代を超越するからだ)から出したほぼその瞬間に、iPhoneとのペアリングが完了する。タッチ機能も備えており、ダブルタップでSiriを起動し、内蔵マイクで命令することができる。

イヤホンを耳から外すと音楽が止まる ― バッテリー節約のために実に嬉しい機能だ。Appleは1回の充電で5時間の利用を約束している。本当なら悪くない数字であり多くの他社製品に勝っている。充電ケースで25時間分充電できることも心強い。

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159ドルという価格は、多くのiPhone 7アップグレードユーザーがほぼ必須に感じる製品であることを思うと安いとは言えないが、他社のワイヤレス機と比べれば適正な価格だ。

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VRヘッドセットがヘッドセットであってサングラスでない理由

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とにかく落ちる。しょっちゅう。そして、メガネが頻繁に外れてしまうことほどVRの現実逃避感を損うものはない。急に動かなければ問題はない。

永久に使えないアイデアだとは言っていない。この手のデバイスがそう遠くない未来に実用になる可能性はある。しかし今のところ、現実とつなぐためのケーブルは多すぎるし、メガネは重すぎる。よく知らないが、80年代にはこういうサングラスバンドを使う人たちがいたのかもしれない。今となっては不必要な問題に対するエレガントでない解答に思える。

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残念な名前のVRスタートアップ、DloDloは既に次世代製品の話をしている ― もっとスリムなワイヤレス版だ。それが出来たときには、もう一度この話ができるに違いない。しかし現時点では、「おいみんな、VRサングラスだぜ」というかけ声以上にはアピールしそうにない。

VRサングラスを試してみた。普通のヘッドセット以上の機能はない ― 実際、今出ているほとんどのVR製品よりも没頭性は低い。それでも、これをかけると、RiftやViveよりも、映画『ゼイリブ』に出てくるロディー・パイマーにように見えるので、究極的には何か意味を持つのかもしれない。

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クラウドファンディングで成功するには

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今や石を投げればクラウドファンディングのキャンペーンに当たる。中には、金持ちになる究極の方法のように見えるキャンペーンもある。無謀なアイデアを夢見て、すてきなビデオを作れば、ほら! お金が降ってくる。しかしKickstarterやIndiegogoで成功するためには、もう少し複雑な事情がある。ビデオではよくある失敗について詳しく考えてみたい。

キャンペーンを立ち上げることは戦いの一部にすぎない。大きくて赤い “go live” ボタンを押すことは、それまでの苦労の集大成だが、キャンペーンの立ち上げは長いプロセスの始まりにすぎないことに、多くの人は気がつかない。ある意味、クラウドファンディングのキャンペーンは、ミニ版スタートアップのようなものだ。

クラウドファンディングは、スタートアップにとって脅威にもなりうる。「ステルス」モードで比較的穏やかに事業を進める代わりに、世界に両手を広げて発信する。顧客はあなたが何をするつもりかを知っている。これはその時点で会社がどれほど俊敏に動けるかを限定する。ライバル会社がキャンペーンを注意深く見ていることは間違いない。ほんの数ドルだせば、支援者のみの更新情報を見ることだってできる。油断は禁物だ。

ビジネスモデルも考えなくてはならない。誰が顧客になるのか、なぜこのキャンペーンを支援したくなるのか、どうやって顧客とつながるか等々。プロジェクトをデザインし、反複し、実際に売る方法を見つける必要がある。

クラウドファンディングのページ自身が大きなプロジェクトだ。人々のイマジネーションをかきたてるビデオを作りたければ、なおさらだ。

そして、ひとたびキャンペーンの興奮がさめたなら、今度は約束通り商品を出荷するときだ。その時点で、事前に計算した数字が全部正しいことをあなたは強く願っている。50ドルの支援者に報奨を送るのに60ドルかかる結果になるキャンペーンは後を断たない。

私たちはこれまでに何百というクラウドファンディング・キャンペーンを見てきた。ビデオでは多くのスタートアップが犯した過ちを取り上げた。しかし心配はいらない。全部は種明かししていないから。まだまだいくらでもあなたなりの失敗は起こせる。

以上、クラウドファンディングについて少しだけ語った。成功するキャンペーンを作りたい人のために、TechCrunchがビデオを作った。クラウドファンディングを成功させる方向へ、少しでも導くことができれば幸いだ。

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衣服の種類を判別して最適のサイクルを選ぶスマート洗濯機

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洗濯機は必要悪のようなものだといつも感じる。大きくて無能にみえるマシンは、よく壊れ、大切なものをなくし、きれいにするはずの服を傷めてしまう。

この何でも「スマート」な時代、洗濯機が無能な人間より物事を知っていることを期待してもいいはずだ。Hoover Europe(スピンオフして現在Candyというイタリア企業傘下にある)が今週IFAで発表したプロトタイプは、洗濯機が人の邪魔をするのではなく、人のために働く日が近づいていることを示す第一歩だ。

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このマシンは、オーナーの習慣に合わせて、一日のうちあまり電気を使わない時間に作動するスマートサイクルを備えている。もっと魅力的なのは、TED、といってもステージで誰かがしゃべるイベントではなく、Textile Expert Detectorという装置と連動することだ。

スキャナーを衣類の上に載せると生地の種類を判別する。その情報は洗濯機に送られ、どのサイクルで動くのがよいかを判定するのに使われる。

早ければ来年中にヨーロッパで出荷される予定。スキャナーは洗濯機本体には内蔵されず、スタンドアロンのデバイスとして使用するか、本体の側部に設置して利用者が服を放り込む前にスキャンする使い方になるようだ。

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バング&オルフセンの高級ワイヤレススピーカーは、マティーニシェーカーに似ている

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他のことはともかく、Bang and Olufsenはどうすれば人に強く印象を与えられるかを知っている。今日(米国時間8/31)デンマークのオーデォイ会社は、新しいワイヤレススピーカーを2機種発表した ― サイズ違いのスピーカー2台と言うべきかもしれない。アルミニウム製の円錐形デザインはたしかに人目を引く。

BeoSound 1と2(この名前が10年ほど前に作られたマルチルームスピーカーで既に使われていたことは興味深い)には様々なワイヤレス接続オプションがある。Goolge Cast、Apple Play、DNLA の他もちろんBluetoothにも対応して360度サウンドを送り出す。

スピーカーの上部は音響上の理由から開放され、金属製の筐体は設置面に直接触れていないため、低音が下部から出ていくことができる。近接センサーを内蔵していてユーザーが近くに来るとメニューがポップアップするのも面白い。

2つのシステムの違いは、2の方が大きく、使用中ケーブルをつないでおく必要があることだ。

BeoSound 1 と 2は、モバイル端末なしでSpotifyおよびDeezeをアクセス可能で、TuneInラジオとも統合されている。BeoSound 1は現在発売中、2は9月末に発売予定だ。もちろん安くはなく、価格は仰天の1495ドルと1895ドル。いったいマティーニが何杯飲めるだろうか。

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ハッセルブラッドのTrue Zoomは、モジュラースマホ Moto Zを本格的カメラに変える

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Motorolaのスマートフォン、Moto Zシリーズ用の最新アドオンは、魅力的なモジュラースタイルに本格的カメラの重厚感を付加する。HasselbladのTrue Zoomは、実質的にこのスマホを5.5インチビューファインダー付き薄型コンパクトカメラに変える。

Hasselbladという会社を知る人にとって、このモジュラーオプションが実に美しいハードウェア作品であることに驚きはない。色は高級感のあるマットブラック仕上げで、凹凸のあるグリップは片手での操作を可能にしている(ただし私は普通と同じようにスマホの縁を持っていた)。

上部には電源ボタンとシャッター/ズームのコンボボタンがある。前面には大きなXenonズームレンズが中心に置かれ、1/2.3インチのBSI CMOSセンサーを備える。ズームは光学10倍。これはモバイル機器としてはかなり常軌を逸したズームだ。シャッターボタンを一段押すと自動フォーカス機能が働く。暗いところでもよく働き、マクロではすばらしい仕事をする。

接続はすべてポート経由なのでBluetoothによる同期の心配はいらない。直結ということは、カメラがスマホのバッテリーで動くという意味であり、バッテリーが減りすぎるとカメラは使えなくなる。

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これはMotoエコシステムにとって、バッテリーパックとJBLスピーカーに続く魅力的な新製品だ。 おそらくMotorola期待のモジュラースマホにとって、最大の魅力が加わったと言っていいだろう。

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Dyson、アプリ対応羽根なし空気清浄機/扇風機にヒーターを追加

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最近のDysonは、ちょっとした新製品ラッシュだ ― ヘアドライヤー、ロボット掃除機をはじめ、そのポートフォリオは実に多様だ。しかしこの最新製品は新しい領域ではなく、既存の製品ラインのいくつかを単一のデバイスに融合したものだ。

その名が示すように、Pure Hot+Cool Linkには様々な機能が詰まっている。600ドルのタワー型デバイスは、実質的には今年デビューしたDysonの羽根なし扇風機/空気清浄機、Pure Cool Linkのデラックス版だ。これまでと同じくHEPAフィルターを通じて空気中のアレルゲンと汚染物質を99.97%除去することを約束し、Dyson Linkアプリ経由で部屋を自動的に涼しくすることができる。

このたびそこにヒーターが加わった。これもアプリまたはリモコンから制御可能で、設定した温度になるまで暖房運転する。新製品は9月18日から米国で販売開始され、価格はPure Cool Linkタワーより100ドル高い。

via CNET

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

北朝鮮、オリンピック選手にSamsungの無料スマートフォン受け取りを禁止(Radio Free Asia報道)

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オリンピックとは、人間の精神、卓越した身体、および国家の威信の証だ、そしてもちろん、みやげ物も。それはそれは山ほどのおみやげだ。考えても見てほしい、4年に一度のイベントのために全生涯をかけてトレーニングを積んできたのだから、すてきなお楽しみ袋をもらって帰るのは当然だろう。

Samsungは今年の大会で間違いなくその役目を果たした。夏季オリンピック公式スマートフォンスポンサーとして、同社はGalaxy S7 Edge端末のリオブランド版1万2500台を提供した。しかし、実際には誰もが輝ける最新Android端末を持ち帰れるわけではなさそうだ。

Radio Free Asia韓国支局の報道によると、北朝鮮オリンピック選手団にとっては気の毒なことに、同国当局は参加選手がこの無料スマートフォンを持ち帰ることを許していない。情報筋によると、同国役員は選手に贈られた端末31台を受け取ったが、意図された受取人には渡っていないという。

端末が渡されないのは選手のコミュニケーションを制限するためではないかと、記事は疑問を投げかけている

via CNET

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook