激しいスポーツ撮影でも水平を維持するスタビライザーSTABiLGO

[筆者: Eliza Brooke]

GoProで撮ったシーンを見ると、アクションスポーツは一人称で撮るにかぎる、と思ってしまう。そして丸一日をスケートボーディング(スケボー)場で過ごしても後悔しないタイプの人は、今Kickstarterへ行くと、そんな撮影をさらにハイクォリティにできる技術を入手できる。

そのSTABiLGOと呼ばれる器具は、左図のように、片手で持てるモーター駆動のGoPro用スタビライザー(安定装置)で、あなたがハーフパイプや雪山を滑降するときでもカメラは水平を維持する。作者のMichael BoczonとChristine Reillyは10万ドルの目標額に対して残り12日の今、33885ドルを集めている。

でも、こんな製品はGoProやその大ファンであるBoczon自身がとっくに作っていてもよかったはずではないか? 当のBoczon自身も、今までなかった理由を知らない。彼はMTVの技術担当プロデューサでビデオエディタだが、宙づり方式の高級品が主流になったために、手持ちのスタビライザーのことなんか、みんなが忘れてしまったのだろう、と言う。でもBoczonとReillyは、まさに今という時に、良い波をつかまえたのだ。しかもすでに多くの人が、この波に乗ろうとしている。そして、STABiLGO用のモーターを手作りしているとき、インターネット上に恰好のモーター(既製品)が登場した。

そのほかの部品はすべて手作りすることによって、STABiLGOはどうやら、その波の先頭に立てたようだ。STABiLGOがKickstarterに出ると、6つのグループがBoczonらに、負けを認めるメールをくれた。今からSTABiLGOに追いつくためには数週間はかかる、と彼らは言った。

資金募集の目的は、中国でSTABiLGOを量産するためだ。Boczonによれば、それはKickstarterで資金が集まらなくてもやる、と。プロトタイプは、パーツの原価が約450ドルだった。そこから計算すると、小売価格は600〜700ドルぐらいだろう、という。

“ぼくら自身は、スノーボードでこいつを使いたい”、と彼は言う。“今年のシーズンには、ぼく自身もプロトタイプではない一般量産製品を使っているだろう”。

[最後まで水平が維持されるというサンプルビデオ]

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


iPhoneを3Dカメラに変えるPoppy、Kickstarterでデビュー

この仕事をしていると、楽しく、新しくて、面白くて、「ワォ、なぜ誰も思いつかなかったんだろう」と思うものに出会うことがある。Poppyを見た時の第一印象がそれだった。これは、iPhoneを使って3D写真みビデオを撮影して見るための小さくてカワイイ機械だ。

Poppyは、Kickstarterに登場した最新の小さなガジェットで、写真やビデオを3Dで撮りたい人全員に、新しくて楽しいオモチャを与えてくれる。そして売る気のある価格設定だ ― 50ドルを切るPoppyは、欲しい人ならおよそ誰にでも手に入るし、友達や家族へのちょっとクールなプレゼントにも最適だ。

Poppyは、Viewmasterを大きくしたような外観だ。そう、あの子供の頃に見た3Dフォトビュアーだ。円盤を回すと別の3D画像がファインダーに浮かぶ。懐しいだろう?(*)

それはともかく、Poppyはある意味でしくみもViewmasterに似ている ― ただしあの奇妙な円盤を入れる代わりに、スロットにはiPhoneを入れる。次に機械の前半分を回転させてiPhoneカメラに合わせると・・・これであなたも3D写真を撮って見ることができる。

しくみはすべて鏡の科学によるが、科学は大して面白くない。とにかく私を信じてほしい。このオモチャはイケてる。

画像とビデオはすべて保存されるのでiPhoneで見ることができる。しかし、正直なところ誰かが撮った3Dビデオも見たいんじゃないかな? 君は運がいい! Youtubeに山ほど自慢げにアップされているビデオも、このデバイスで見ることができる。

Poppyを支えている人々は、Kickstarterで4万ドル集めることを目標にしている。可能な数字、たと思うだろう。一口乗って一台手に入れよう。年内には出荷される予定だ。

==
* 私が何の話をしているのか全くわからない世代がいることを知って悲しい。

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(翻訳:Nob Takahashi)


ダイレクトモーターで走る電動スクーターScrooserは未来の町に似合う

Scrooserは不運な名前だが*、作者はドレスデンの住人なので、ドイツでは良い意味なのかもしれない。しかしその実物は、意外にもクールだ。ふつうの二輪のキックスクーターに似ているが、電動モーターがあり、調子が良ければ時速15マイル〔約24km/h〕で走る。〔*: scrooは日常英語で頻用されるscrew(ひどい目に遭わせる、だめにする、意地悪をする)に音が同じ。たぶん命名の起源はscrooch(かがむ)だろう。〕

Kickstarterで資金を募集していて、19日目の今日(米国時間6/21)すでに、43000ドル集まっている。予約購入も兼ねた単位出資額は3950ドルだ。たしかに高いが*、でも、これで町を走ったら楽しいだろうな、と思わせる。一回の充電で20マイル〔32km〕走る。〔*: 高いのも当然…記事中後述。〕

Scrooserのデザインはとてもユニークでコンパクトだ。電池はステップの下にあり、モーターは後輪の中だ。作者は、こう述べている:

エンジン(48V, 1000W; 電源 48V, 20Ah)は後輪のリムにはまっているダイレクトドライブモーターだ。つまり、モーターの回転軸==車輪の回転軸なので、壊れやすい伝動部品…ギアやベルト、連結シャフトなど…はいっさいない。ほとんどメンテナンス不要で、しかも、とても静かだ。この特製のブラシレスハブモーターは、高品質なネオジム磁石で電気的に制御する。ブラシレスハブモーターは、必要に応じてヒンジモーメントを…まさに回転するリムと車輪内部に…作るので、そのためのスペースがフレームボディ上には要らない。また、ブラシレスハブモーターを使ったことにより、伝動系に由来する、ギアボックスからのノイズやオイル漏れといった問題が生じない。さらに、ギアやメカ式などの差動装置がないので、エンジンの効率を邪魔するものがなく、したがって走行距離も長い。

スクーターに乗ってる大人はいつ見ても漫画的だが、この電動スクーターなら、かっこよく見えるかもしれない、もしかして。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


犬と遊んでやる時間がないとお嘆きのあなた, お遊びロボiFetchはいかが?

このプロジェクトがKickstarterで資金募集に成功したら、犬を飼ってる人は全員、“取って来い!”遊び(fetch)から解放される。あなたの、腕の筋肉痛は治り、手がよだれでヌルヌルになることもない。このiFetchと名付けられたプロダクトは要するに、いちばん簡単なピッチングマシンであり、全自動の機械だが、遊び好きのワンちゃんが大好きになるツールだ。これで犬が遊ぶようになるためには、最初にちょっとコツがあるんだけど。

iFetchは単純なマシンで、犬がボールを入れるとそれを遠くに投げる。犬はそのボールを追いかけて、くわえて帰る。もう一度遊ぶためにはボールを自分でマシンに投入しなければならない、と犬が学習したら、サイクルは完全自動で無限ループになる。犬から見たら、われわれ人間は、肉と骨でできたiFetchにすぎない…疲れて、動かなくなることもある。

でもiFetchなら、AC電源があれば動く。単二の電池を6つ、でもよい。蛋白質も炭水化物も栄養剤も要らない。腕を痛めないし、手などが汚れるのを気にせずに済むし、ボールが飛ぶ距離は10、20、30フィートの三段階から選ぶ。テキサス州オースチンのHamills家のご家族が考えたこのプロジェクトは、使うボールが小さいので中型〜小型犬向きだ。大型犬に使ったらボールで喉が窒息するかもしれない。

ぼくと犬とのつきあいは長いし広いが、取って来い!遊びにまったく関心を示さない犬もいる。そんな犬を、iFetchが改宗させることはありえないだろう。逆にそれが大好きな犬は、iFetchを好きにならないはずがない。ファウンダのHamillsは、子ども(人間の子ども)を遊ばせるのにもよい、と言っている。手抜き子育てが可能だし、犬も子どもも両方いる人にとっては、子どもと犬を競争させる遊び方もある。

実はiFetchは、すでにKickstarterの目標額に達しているから、約束の2013年1月にはきっと発売されるだろう。予約のための出資額は60ドルからで、ボール3つとACアダプタが付く。買う気になった人に、一つだけご注意: “ほどほど”という言葉を知らない遊び好きのダックスなどを飼っていて、しかも夏の暑い日などは、iFetchの電源を入れっぱなしにしないこと。iFetchは疲れないが、遊び好きなワンちゃんは違う。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


全自動で動作する自転車ライトのVelodroom ― 周囲の状況を判断して電源も自動的にオンオフ


エストニアのタルトゥに拠点を構えるスタートアップのVelodroomが、全世界の自転車乗りがもつ悩みを解決するためのテックプロダクトを開発した。使って便利、簡単に取り付けて手間は無用の自転車ライトだ。名前をVelodroomといい、スマートフォンなどにも利用されている技術を使って、インテリジェントで、非常に便利なライトに仕上げている。

Velodroomでは、従来のライトではマニュアルで調整していた機能が、自動的に行われるようになっている。たとえば電源のオンオフ、ブレーキライト機能の設定、明るさに応じた光度調整などが自動的に行われるようになっているのだ。一連の調整機能は、もちろんバッテリーのことも考えて実装されている。すなわち「動き」が感じられない場合には一切の機能をオフにして、自動的にシャットダウンされるようになっているのだ。ちなみに内部バッテリーは、単四電池2本分の容量をもっており、USBで充電することができる。

Velodroomは、自転車乗りにライトのつけ忘れについてのソリューションを提供するものだ。また自動車と同様にブレーキをかけたときにライトを点灯させ、夜間の安全性を向上させる。交通量の多い都会を走るライダーには非常に役立つだろう。また、外界の明るさに応じて照度を調整する機能により、電池を可能な限り長持ちさせる仕組みも嬉しい。この調整機能によって3ヶ月あるいは最高照度レベルで100時間以上の連続使用を目標としている。

Velodroomを開発したのはSven Sellik、Andri Laidre、Indrek Rebane、Tavvi HeinおよびMihkel Heidelbergのチームだ。それぞれプロダクトデザイン、エレクトロニクス、プログラミング、およびセンサー技術に経験を持つ人物たちだ。今後は他の自転車アクセサリーの開発を行なって行きたいと考えている。デザイン性に優れ、自動的に動作するようなアクセサリを考案していきたいのだとのこと。まずは現在のテクノロジーが自転車乗りにどのようなメリットをもたらしてくれるのかを示そうと、自転車ライトを開発してみることにしたのだそうだ。

本プロダクトはKickstarterのプロジェクトとしてリリースされていて、出資申込みの期限まで2週間ほどとなっている。£34,600(5万4000ドル)の調達を目指しており、£35(55ドル)にてプレオーダーすることができる。目標額に達すれば、2013年9月にも商品の出荷を始めたい考えだ。今回のプロジェクトが予定通りに進めば、次には持てる技術を採用した、新たなる自転車アクセサリが登場してくることになるのだろう。それもまた見てみたいように思う。

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(翻訳:Maeda, H)


クラウドファンドのギターで曲を作った16歳のミュージシャンがクラウドファンドでアルバム制作

Rafael AtijasのLoog Guitar(ルーグギター)は、その報道を本誌が終えた2011年の初めごろにはKickstarterの目標額を軽く超え、大人気の中で発売された。それは、本誌のレーダーがとらえたKickstarterプロジェクトの中では、初期の成功例の一つだ。その後も人気は続き、しかもこの三弦の楽器を使って録音し、アルバムを作る人まで現れ始めた。

その好例が、16歳のシンガーソングライターPip Blomだ。彼女はアルバムの全曲をLoogを使って演奏し録音した。そのすべてをBandcampで聞けるが、彼女はアルバムを売って得たお金で、オランダのVlielandで行われるバンドキャンプTeenage Kicksに行くつもりだ。つまり、クラウドファンドのプロジェクト(三弦ギター)が、今度は学生のクラウドファンドプロジェクト(音楽)を支えている。クラウドファンディングが、連鎖するのだ。

音楽はとてもチャーミングだし、録音も良い。Pip自身は、グラストンベリー(Glastonbury)のフェスティバルに出たいと思っている。選ばれたら。

このクールなご縁が、クラウドファンディングの力を見せつけている。Rafaelは、子ども用の楽しくて安いギターを作りたくて、インターネットの上の親切な人びとに頼った。そして今度はPipが、そのギターでコードを学び、すてきな曲を作り、自分の夢を追おうとしている。こうやってインターネットの上のクラウドソーシングからは、ちょっとしたきっかけで人と人とのご縁が生まれ、新しい世界が切り開かれる。クラウドファンドが動かす社会的なエンジンは、創造性のエンジンでもある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


スマートフォンでコントロールするロボットの”ベース”となるRK-1(これもArduino)

Londonのロボット技術者Evangelos Georgiouは、Arduinoを使うホビイストたちに、彼らが自分のプロジェクトをモバイル化するためのプラットホームをオープンソースで提供したい、と考えている。その取り組みの最初の成果が、リモコンロボットRK-1で、プログラマブルなマイクロコントローラArduinoとiPhoneまたはAndroidのアプリ、キャタピラで動く台車、DCモーター、WiFi接続、などから成る。それはホビイストたちに喜ばれるだけでなく、子どもたち(そして大人たち)に、ロボット工学に関心を持ってもらうための教材としても優れている。

RK-1用のアプリはApp StoreやGoogle Playストアから無料で(もうすぐ)ダウンロードでき、タッチ画面をスワイプして移動の方向をコントロールする。単純で分かりやすい方法だが、この方法は今後いろんな製品にも応用できるだろう。GeorgiouはAdafruitのやり方に倣って、ハードウェアホビイストのためのガジェットをオープンソースで提供するつもりなので、RK-1用の各種センサーアプリやArduinoコミュニティお気に入りのゲームボードなど、多様なアドオンが増えていく可能性がある。

Georgiouはロンドンのキングズカレッジの大学院生で、また同大学の正規の職員としてソフトウェア開発を担当している。彼は自分の専門分野を、“autonomous non-holonomic mobile robots implementing computer vision and advanced machine learning methods”という長い言葉で表現する(自律的でノンホロノミックな*モバイルロボットでコンピュータビジョンと高度な方法による機械学習を実装しているもの)。これは彼にとっては、彼のロボット作りの哲学なのだ。協同ファウンダのReetu Kansalは某社のカスタマサポートマネージャだが、RK-1のプロジェクトではデザインとオペレーション管理を担当している。〔*: 非ホロミック≒自由度がきわめて高いこと。〕

GeorgiouはKickstarterで£5,000 (US$7,800)の資金を募集しているが、すでに£15,000から£50,000の拡張目標を抱いている。彼はこのプロジェクトに関して楽観的なのだ。RK-1キットの予約価格は£150(US$234)である。意欲的なプロジェクトだが、ファウンダがソフトとハードの両方に強いから、ホビー素材としても教材としても、きっと良いものができるだろう。

〔類似記事。〕


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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


目に見えない電気をAR(拡張現実)で見えるようにするLightUpの電子工作教材

電子工学の習得は難しい。電気は目に見えないし、部品はよく分からないし、概念も難解だ。そこでLightUpが登場する。子どもたちに小さな電子工作のプロジェクトを作らせ、AR(拡張現実, augmented reality)を利用して部品の働きを理解させるのだ。

そのプロジェクトは磁石を使って組み立て、回路に通電するとLEDが点灯しブザーが鳴る。でもその回路を携帯で写真に撮ると、アニメのラインが現れて電気が今何をやっているのかを示す(下図)。電子回路としてはあまりにも簡単すぎるが。しかしダイオードの向きが逆だったり、トランジスタが動作していなかったりすると、そのことを教えてくれるのがいい。

99ドルのキットには、Arduinoマイクロコントローラと各種の抵抗器と光センサーとLEDが含まれている。39ドルのキットでは、モールス信号ブザーやライト、調光器、お弁当箱警報器などを作れる。ぼくなら、お弁当箱警報器を作って、自分のジェリービーンを子どもたちに食われないようにしたいね。

LightUpはすでに資金を調達済みだ。類似サービスとしてLittleBitsなどがあるが、ARの利用はこのキットの魅力だろう。単純素朴に実験をするのではなくて、LightUpでは電子の流れなどを“見る”ことができるから、科学教育の教材として優れている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


目に見えない電気をAR(拡張現実)で見えるようにするLightUpの電子工作教材

電子工学の習得は難しい。電気は目に見えないし、部品はよく分からないし、概念も難解だ。そこでLightUpが登場する。子どもたちに小さな電子工作のプロジェクトを作らせ、AR(拡張現実, augmented reality)を利用して部品の働きを理解させるのだ。

そのプロジェクトは磁石を使って組み立て、回路に通電するとLEDが点灯しブザーが鳴る。でもその回路を携帯で写真に撮ると、アニメのラインが現れて電気が今何をやっているのかを示す(下図)。電子回路としてはあまりにも簡単すぎるが。しかしダイオードの向きが逆だったり、トランジスタが動作していなかったりすると、そのことを教えてくれるのがいい。

99ドルのキットには、Arduinoマイクロコントローラと各種の抵抗器と光センサーとLEDが含まれている。39ドルのキットでは、モールス信号ブザーやライト、調光器、お弁当箱警報器などを作れる。ぼくなら、お弁当箱警報器を作って、自分のジェリービーンを子どもたちに食われないようにしたいね。

LightUpはすでに資金を調達済みだ。類似サービスとしてLittleBitsなどがあるが、ARの利用はこのキットの魅力だろう。単純素朴に実験をするのではなくて、LightUpでは電子の流れなどを“見る”ことができるから、科学教育の教材として優れている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


KickstarterプロジェクトのInfragramは、植物を〈違う光〉で見るカメラ

環境に対するわれわれの考え方を変えようとするKickstarterプロジェクトは数多いが、これは、文字通りわれわれの見方を変える。Infragramは、市民科学者グループのPublic Labが作った低コスト赤外線カメラで、われわれが身の回りの植物の健康状態を理解するのを助けてくれる。

ゴールは単純だ。カメラをハックしてスペクトルの赤外(正確には近赤外)領域に目を向けさせる。Public Labの願いは、植物がいかにうまく光を酸素への変えるかをユーザーに見せることだ。最終結果は対になった2枚の写真で、疑似カラー画像には、どの植物(あるいは植物の部分)が最も多く近赤外線を反射しているか、つまり、最も多く赤と青の光を吸収しているかが示される。

できるだけ多くの人々が植物を〈違う光〉で見られるよう、出資金10ドルで既存のデジタルカメラに付ける「スーパーブルー」フィルターをもらえる(対応可能とみられる カメラの一覧)。

35ドル出資すると、最も基本的なハードウェア部品が手に入る。シングルボードコンピューターのRaspberry Piやノートパソコンに繋ぐ安いウエブカムだ。95ドル出資すると、いよいよ面白いものがもらえる。 オーダーメイドの2メガピクセルカメラで、かの「スーパーブルー」感光素子が内蔵されている。地域の緑を撮影したら、その疑似カラー画像を現在準備中のウェブサービスにアップロードできる。チームはこれらの画像からもっと多くの情報を引き出すための分析ツールも開発中にで、好奇心旺盛な自然愛好家は身近な草花についてさらに深い知識を得ることができるだろう。

Public Labは、この種のクラウドファンドによる科学プロジェクトではすでに知られている。昨年はDVD-Rディクスの破片を活用した自家製分光器のプロジェクトで11万ドルを集めた。新プロジェクトは開始後まだ5日しかたっていないが、熱烈な支持者たちによって3万ドルの目標まであとわずかだ。これらのInfragramカメラが、一部でも子供たちの手に渡ることを期待している。われわれの力になってくれるのは、植物たちの苦境に敏感な新しい世代の若者たちなのだから。

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(翻訳:Nob Takahashi)


センサーハッキングを通じて、データリテラシーを指導するSensors for Studentsが発進

今年のGoogle I/Oでは、会場のあちらこちらにセンサーデバイスが配置されていた。会期の間、さまざまな環境データを収集していたようだ。I/Oに限らずとも、あらゆるところに「センサー」が配置されているのが現代であるとも言える。私たちの使っているスマートフォンも「センサー」のひとつであるし、また「スマート家電」などもやはり「センサー」の中に含めることができる。そんな中、ManyLabsから「小さなうちからセンサーに慣れ親しんで欲しい」と考えるKickstarterプロジェクトが登場してきた。

プロジェクトの名前はSensors for Students。オープンソースのArduino基盤と、加速度計、電磁場検知機、カラーセンサー、自動水やり機(Bitponicsの自動水耕ガーデンでも同様のものが利用されている)などのGrove拡張基盤からなるセットを提供しようというアイデアだ。

ManyLabsというのは、Peter SandとElliot Dicusが組織したもので、科学と数学のハンズオンをローコストで提供しようとする非営利団体となっている。SandはMITからコンピュータサイエンスのPh.Dを取得しており、コンピューターによる認知工学、ロボット工学、そして教育分野で活躍している。

SnadとDicusの目的は、子供たちに、小さなうちからハードウェアに親しんでもらい、また、データリテラシーを身につけてもらうことだ。目的面を見ると、以前紹介したAdafruitに似ているともいえよう。こちらの方はニューヨークを拠点として、子供のうちから電子工作やDIY文化に慣れ親しませようとするものだった。

ただし、ManyLabsの提供するのはハードウェアのみではない。購入者に対して1年間にわたって実験方法や指導方法などのコンテンツも提供することになっている。キットの配布を今年夏にも開始したい心づもりで、価格は40ドルからだ。キットを単体でオーダーする場合で、最も高額なものは75ドルとなっている。Arduinoを自前で用意する必要があるが、それでも魅力的な価格であると言えよう。

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(翻訳:Maeda, H)


Smack Attackはハンドルをドラムにして眠気を防止するガジェット―元NASAのエンジニアがKickstarterで資金募集中

車が渋滞にはまりこんだときに音楽を聞きながらハンドルをドラム代わりに叩くのは誰もがやることだが、この体験を少し改善しようと試みる起業家が現れた。

Gregor Hanuschak(元NASAのエンジニア)は現在KickstarterでSmack Attackというプロジェクトへの資金提供を募っている。これは自動車のハンドルに取り付けるガジェットで、ユーザーはこれを叩いてドラム・ソロが楽しめる。

Smack AttackシステムはハンドルカバーとiOSデバイス向けアプリという2つのコンポーネントから成る。ハンドルカバーをBluetoothでiOSデバイスにペアリングしてからリンゴ・スターになったつもりでハンドルの側面に設けられた8個の圧力スイッチを叩く。サンプル音源はいろいろ選択が可能だ。また同乗者がいる場合、アプリを経由してドラムのジャムセッションもできるが、同乗者の腕次第でひどい経験になりそうだ。

アホらしいといえばまったくjアホらしいプロジェクトだが初期のアホらしいプロモ・ビデオ)、Hanuschakは実は交通安全上の重要な問題に取り組んでいるのだ。つまり長時間単調なドライブを続けているうちに襲ってくる眠気だ。手を動かし、ドライバーの注意を集中させることによってこの眠気が追い払えるというのがHanuschakの考えだ。

SmackAttackはドライバーの命を救うガジェットになる可能性があるというわけだが、逆に「ハンドルを楽器にして演奏するということは運転から注意を逸らす危険がある」という懸念も出てくるだろう。いずれにせよ、Hanuschakは今年中にハンドルカバーとアプリのセットをリリースするために現在20万ドルを集めている。価格は149ドルだ。くれぐれも安全運転を。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


PanaCastは、220度パノラマビデオ会議体験を可能にする

【筆者:Michael Seo】
ビデオ会議は頭痛のタネ、職場環境にあっては特にそうだ。しかしPanaCastは、他のビデオ会議プラットフォームと異なり、本当に楽しくことのほか便利らしい。

PanaCastはクラウドファンディングで作られたビデオ会議プラットフォームで、昨年12月にRoss Rubin“Backed Or Whacked” コーナーで取り上げた。Rossは心からこのプロジェクトを支援し、それ以来PanaCastのKickstarterプロジェクトは当初の調達目標額の1万5000ドルを大きく上回りその3倍に達した。

今日(米国時間4/17)PanaCastは、彼らが言うところの「市場を破壊する価格」、599ドル、プラス月額購読料19.99ドルで一般向けに販売を開始する。

PanaCastが提供するのは、ユニークなパノラマビデオ会議体験だ。三脚に載った奇妙な外見のUFOのよう、Rossが言う専用ウェブカムを利用する。カメラはスタンドに取り付けた状態で高さ約60センチでかなり携帯性はよい。

ウェブカムの設定は簡単だ。iOSデバイスが携帯またはWiFiに接続されている状態でPanaCastアプリを立ち上げ、ウェブカムの上にあるバーコードをスキャンして接続する。

このウェブカムは、6種類のカメラから成り、ビデオ出力は同期されて200度をカバーする2700×540ピクセルのビデオ映像が作られる。映像はくっきり鮮明で歪みも全くなく、PanaCastのiOSアプリではライブビデオフィードのどの部分でもスクロールやズームができる。

PanaCastを製造するAltia Systemが見せてくれたライブデモは、レスポンスも極めて良好だった。スクロールやズームの際の遅延は一切なかった。アプリでは複数フィードの切り換えもごく簡単にできる。

現在PanaCastはiOSデバイスでのみ利用できる。Windows、Mac、およびAndroid版も近く公開する予定だ。

PanaCastアプリはiOS App Storeから無料でダウンロードできる。PanaCastカメラはAltiaのウェブサイトで注文できる。

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(翻訳:Nob Takahashi)


運転中の車の状態データをiPhoneに表示する小さなハードウェア+アプリDash

ぼくは自分のちいさくてかわいいMazdaを愛しているけど、でもそれが動く仕組みに関してはいまだに完全に無知だ。これまで、それで困ったことは一度もないけど(パソコンや携帯電話のことなら気になるが)、今日(米国時間3/29)Kickstarterに登場した、ボストンの小さなチームプロジェクトを見ると、あらためて自分の車のボンネットの下で何が起きているのか、気になってくる。簡単に言うと、Dashと呼ばれるこのハードウェアプロダクト+iPhoneアプリは、車の診断用ポート(On-Board Diagnostics(OBD) port) に接続してBluetooth 4.0でiPhoneとコミュニケーションする。そして、車の状態をリアルタイムで教えてくれる。〔*: ‘Dash’ブランドはいろいろあるけど、これはまったくの新顔。〕

そんなの、前からある、って?

たしかにこのポートにつないで使うアプリやサービスは、このところ多い*。Carvoyantは車のディーラーさんと契約してその常時onの調査診断ガジェットを今年から幅広く売っている。Y Combinator出身のAutomaticもコンセプトは同様だが、iPhoneアプリのインタフェイスのかっこよさで人気になった。Dashは若干後者に近いが、やることは基本的にどれも同じだ。ふだんは目にすることのないいろんなデータを、アプリの画面にビジュアルに表示して、ユーザの運転経験をモアベターにしてくれるのだ。〔*: 自作も可能。〕

お値段も同じく69ドルだから、Dashは要するに、Automaticを超小型にしたような製品、と言えばいいのか? でも、人気先行気味のようなカリフォルニアのスタートアップのあの製品と、このDashとでは、小さな違いがいくつかある。それらをどう評価するかで、あなたのDash観も決まってくるだろう。

燃料の使用量、車の各部の健康状態、地図上の現在位置表示、といった機能のほかに、Dashではユーザのスマートフォンが第二の計器板のようになり、現在の速度、エンジン回転数、燃料残量などを表示する。その基本的な考え方は、運転者自身が環境特性の良い運転状態を自分で見つけることだが、でも最新の車には運転中に燃料効率を教えてくれる、いわゆるエコ機能がある。でも、合衆国の車は1996年という昔からODBポートがあるから、Dashのこの機能をありがたく感じるドライバーはとっても多いはずだ。

ちょっとだけ老婆心: 車の速度計やタコメーターがおかしくなってるから、Dashで代用したい、という人は、そっちを修理するのが先!

こういう車のデータでソーシャルしたいという人向けに、データはすべて自動的にそのユーザのDashのアカウントにアップロードされる。それらを友だちと比べて、より良き運転をお互いに模索するとか、好きなことができる(幸か不幸かデータを…模範的安全運転等へと…偽造することはできない)。またDashのiPhone上の表示を車載ビデオにオーバレイ録画することもできるから、それを共有するのも楽しいかも。

iPhoneを自分の車の延長のようにしたい、と願っている人から見ると、Dashの現状はまだまだ未熟だ。本稿をぼくが書いている時点でKickstarterの資金提供約束額は15000ドルを超えている。締め切りの5月11よりも前に目標の75万ドルに達するかもしれない。そして目標額を達成したら、製品の発売は今年の6月を予定している。夏のドライブ旅行シーズンの直前だ。ただしAutomaticと同じく、アプリのAndroidバージョンが提供されるのは今年の終わりごろだ*。〔*: Android向けの同種製品は、すでにたくさんある。たとえばこのページ上。原文のコメントでも各種紹介あり。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


スマートフォンを風速計に変身させるVavuudは電子回路をまったく使わない珍品

スマートフォンの中にはいろんなセンサーがある。でも、それで十分だろうか? 多くのハードウェアスタートアップたちが、声を揃えて「ノー!」と言う。デンマークのVavuudも、最近その合唱に加わった。VavuudはKickstarterで資金を集めて、スマートフォンを使う風速計を作ろうとしている。しかもそれは、不思議なことに電子回路をいっさい使わずにiPhoneやGalaxyに正確な風速値を伝える。

Vavuudの風速計を使うと今いる場所の風速を簡単に計ることができ、しかもその装置は格安でうそみたいに単純だ。ケーブルなどをまったく使わずに、スマートフォンのヘッドフォンジャックに直接装着するのだが、そのためむしろ安定感がある。回転子に二つの磁石が付いていて、回転によって起きる磁界の変化をスマホ側が拾って、ふつうは音響処理に使うアルゴリズムがそれを風速データに翻訳する。Vavuudの協同ファウンダThomas P. Helmsによると、テストはiPhone 4, 4S, 5, それにGalaxy S IIとS IIIで行い、デンマーク大学にある風洞を使って精度を正確にした。

“スマートフォンで磁力計をこのように利用したのは、うちが初めてだと思う。われながら、クールだと思うね”、Helmsがメールでそう言った。“また、機械的な部分でも、とてもシンプルだからクールだね。アルゴリズムは相当複雑な数学を使ってるんだけど”。

Vavuudは磁界センサーのある最新のスマートフォンならどの機種でも使えるはずだ(つまりほとんどの機種で)。だからこれまでのテストのサンプル数が少なくても、支援者はそれほど気にしないだろう。Vavuudは、風速を知る必要のある人なら誰でも使える。ウィンドサーファーとか、ヨットや船に乗る人、パラグライダー、模型飛行機を飛ばす人、などなど。

“サーファーや船乗りたちはこれまでずっと、オンラインの風力計を求めていた。クラウドソースな風情報を、そこで共有したいと思っていたのだ”、とHelmsは説明する。“風は、まわりの状況、たとえば山があるとかや、気温などの気象条件で変わるからね”。

VavuudのWind Meterは、今年の6月に発売予定だ。予約価格は、15ポンドから。iOSやAndroid用のアプリも、同時期に提供される。それに、温度計Thermodoの場合のように、Vavuudも、それが集める外界の情報を利用する、いろんなおもしろいアプリも今後登場するだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


iPhoneのヘッドフォンジャックに挿入する超小型温度計Thermodo, Kickstarterで資金募集中


デンマークのRobocatは、AppleのiOS製品のソフトをたくさん作ってきたが、今日(米国時間3/8)は、iPhone、iPad、それにAndroid製品でも使えるハードを出してきた。Thermodoと呼ばれるそのハードウェアは、デバイスのヘッドフォンジャックに挿入して使う温度計で、それが送信する温度データをほかのアプリケーションが利用することもできる。

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Thermodoの中にあるのはパッシブな温度センサーで、それを収めている筒状の筐体は、デバイスの外に突き出る部分の長さがわずかに1/4インチだ。電源は不要で、温度データをオーディオ信号で送信し、APIがそれを温度に翻訳する。その値を利用するのはThermodoに同梱されるiOS用のアプリでもよいし、また以前に同社がリリースしたHazeThermoのようなアプリでもよい。

Thermodoはオフラインで動作し、室内でも外でも使える。使わないときはキーリング付きの専用ケースに入れておくと紛失のおそれが少ない。同社はオープンソースのSDKを提供しているので、今後はRaspberry Pi、Mac、 Arduinoを使ったガジェットなど、どんなデバイスでもThermodoを利用できる。

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RobocatのファウンダWilli Wuによると、これまではモバイルのお天気アプリ専門でやってきたが、ユーザからの要望に応えるために今回はハードウェアにちょいと脇道した。

“ユーザから、ずばり温度計ハードウェアのリクエストが来たわけではない”、と彼は説明する。“アプリに対し、星が一つだけというネガティブな評価をくれる人たちの中には、自分が今いるところの今の温度を知りたい、という要望がいくつかあった。しかしiPhone自体には温度計にアクセスする機能はないし、そのためのセンサーもない。だから、ヘッドフォンジャックに何かを挿入するという、いちばん簡単なソリューションを思いついたのだ。それがThermodoだ”。

そのほかの外付けデバイス、たとえばSquareのクレジットカードリーダーやJawboneのフィットネスバンドなどは、ヘッドフォンジャックを使ってスマートフォンとコミュニケーションしようとする。Wuによれば、しかしThermodoは、それらとはやり方が全然違う。このやり方なら今後、いろんなほかのセンサーでも使える可能性がある。

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“Thermodoは、Squareのようなソフトモデム方式の製品のように、音をデータに翻訳しない”、と彼は言う*。“うちのやり方は、ありとあらゆる種類のアプリケーションに応用できる。うちのやり方では、温度を電気抵抗に変換して、その抵抗値をThermodoのAPIが読む。適当な物質や構造を見つければ、どんなものでも電気抵抗に変換できる。風速でも気圧でも明るさでも何でも”。〔*: ここでの‘音’は、ヘッドフォンジャックからの出力としての音。〕

Wuによれば、Robocat社の技術陣のトップはすでに、抵抗器の抵抗値やコンデンサの容量をこのやり方で計測しており、温度だけでなくそのほかのセンサーでの実験もすでに始めている。だから今後はThermodoの兄弟製品がいろいろ登場して、何でも測定できるようになるだろう。

ThermodoはKickstarterで35000ドルというささやかな金額を募っている。あなたも19ドル出資すると、Thermodoを一つもらえる。目標額にはすぐに到達すると思うが、ぼくとしてはRobocatの次のハードウェア製品が楽しみだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Lumio ― 美しく装丁された書籍のような外観を持つランプ

lumioKickstarterでの素晴らしいプロジェクトというのは、非常にシンプルなものであるケースが多い。今回ご紹介するLumioも、やはりシンプルな美しさをまとったものでると言える。木製のカバーのついたハードカバー書籍のような姿をしたランプだ。灯りをともすには、その書籍風のカバーを開く。もちろん閉じれば灯りは消える。誰でもわかる仕掛けに、万人が認める美しさを備えているプロダクトだ。

Lumioを考案したのは建築家兼デザイナーであるMax Gunawanだ。彼はコンパクトカーに搭載できるモジュラー型住宅を作ろうと考えた。しかし、ワーキングプロトタイプを作るにもかなりの費用がかかることがわかった。そこで彼は、まずは他のプロダクトを世に出すことを決意したのだった。

「モジュラー住宅をひとまずおいておいて、コンパクトさという特徴を引き継いだ折りたたみ式ランプを作ることにしました。スケッチブックのように折りたためるランプを作りたいと考えて、今のデザインが頭に浮かんだのです」とMaxはKickstarterページに記している。「こうしてLumioが生まれたのです」。

LumioはLEDで灯りをともす。フル充電時で8時間の点灯が可能となっている。カバーはダークウォルナット、ウォームチェリー、そしてブロンドメイプルが用意されている。カバーには磁石が埋め込まれており、Lumioは金属部分に容易にくっつけることができるようにもなっている。

Kickstarterページでこれまでに調達できた額は40万ドル。当初は6万ドルが目標であったので、これを大きく上回ることとなった。投資募集期間は残り僅かだ。今回の募集に応じてLumioをゲットするならば、すぐに申し込みをした方が良さそうだ。

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(翻訳:Maeda, H)

3DマウスMycestroはコンピュータをミニオーケストラのように“指揮する”

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Kickstarterには、われわれが思いつくようなものはすべて出尽くしてしまった、と思いがちな今日このごろだが、でもこのMycestroのようなものを見ると、これまで見てきたものは氷山の一角に過ぎない、と思い知らされるのだ。これは指サックのように指を挿入して使う3Dマウスで、マルチタスク(複数同時並行作業)をコントロールするときには威力を発揮しそうだ。

今のパソコンの使い方は、デスクトップでもラップトップでも、手がひっきりなしにキーボードとトラックパッドあるいはマウスのあいだを、行ったり来たりしている。二つを、同時並行的には使えない。それは、Mycestroを知ってから考えると、相当な量の運動量の浪費だ。すでにMycestroは、プロトタイプは完成しているようだから、あと必要なのは本格生産のための資金だけだ。

発明者でファウンダのNick Mastandreaは、長年このアイデアを温めてきた。数年前にEngadget誌に載ったこともあるが、そろそろ製品化の頃合いだ。Ksで79ドル出資すると一つもらえる。色を指定するなら、99ドルだ。発売予定は、すべて順調なら今年の10月である。

下のビデオが機能の一部を紹介しているが、たとえばタッチボタンは、3D技術と空間認識機能のおかげで、非常に少ない動きでコンピュータの画面上をナビゲートできる:

以下は、この3Dマウスのスペックだ:

- 無線補聴器の大きさ。
- 軽い、重さを感じない。
- 内蔵電池はUSBで充電可。
- 電池寿命は平均8時間。
- クリップのサイズは2種類(取り替え可能)。

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まったく新しいマウスの使い方に慣れなければならない、という問題は確かにある。コーヒーショップや電車の中などで使っていたら、みんながあなたをいぶかしげな目で見るだろう。Mycestro(〜マエストロ)という名前には理由がある。あなたがそれを使っている様子は、まるで小さなオーケストラを指揮している状態に似ているだろう。つまり、第三者が見ると、あなたは“へんな人”になる。そんなの平気だ、と言える人にとっては、この3Dマウスから得られる利益は計り知れない。

Bluetoothを使うので、コンピュータから離れられる距離は最大30フィート。したがってプレゼンなどにも向いている。そのタッチ技術はGoogleのProject Glassに似ていて、後者ではそのウェアラブルデバイスの側面をタップしてマウスやトラックパッド的な操作をする。iPadやiPhoneでも使えるし、年内にはAndroidにも対応する。ソファなどに寝そべった姿勢で、タブレットが自分の手先よりもやや遠くにあるとき、この3Dマウスなら十分にコントロールできる。運転中でも、使えるかもしれない。

下のデモは、インターネットテレビをコントロールしている様子だ:

Xbox Kinectにもやや似ているが、こちらはなにしろ小さくて手の中に入る。しかもセットアップ不要だ。

Ksでの募金はあと38日あるが、今のところ、目標額10万ドルに対して39735ドル集まっている。見た目の奇異感を克服できて、自分の手に実物がなくてもその便利さを想像できる人がたくさんいたら、目標額は達成できるだろう。なお、左利きの人用は、やや生産が遅れるそうだ。なお、ぼくは左利ききだけど、マウスやトラックパッドは右手で使っている。

なにもない空中で、あなたの手が複雑な動きをしていたら、まわりから変人と思われるかもしれないが、そんなことを言えば、Bluetoothのヘッドセットもそれと似たようなものだ。コンピュータの、まったく新しい制御方法を、経験してみるのも悪くないだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))