ユーザー主導の音楽ビデオサービスMusical.lyがライブストリーミングのlive.lyをローンチ

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Musical.lyが音楽ビデオの枠を超えて、ユーザーがビデオをライブストリーミングできるプラットホームlive.lyをローンチした。ユーザーはlive.lyアプリを使ってブロードキャストができ、友だちなどはそれを、musical.lyで見る(視る)ことができる。

昨年ローンチしたmusical.lyは急成長が続いていて、今ではこの地球上の約8000万人のティーンが利用している。このアプリを使うと音楽ビデオを簡単に作れるし、またRihannaやMeghan Trainorといった人気アーチストの曲に自分の声をダビングすることもできる。

そして、live.lyが加わったことによって、“録画した(された)ビデオ”だけがコンテンツではなくなった。ライブのストリーミングはFacebookがFacebook Liveをローンチし、またTwitterのPeriscopeの絶えざる進化により、人気が爆発している。Musical.lyもこのトレンドに乗って、ライブビデオのビジネスでも強力なプレーヤーになりたいのだ。

musical.lyは最初、‘口パク’サービスとしてティーンたちの人気アプリになった。でも副CEOのAlex Zhuによると、やがて人びとは“自分たちが予想もしなかったやり方でmusical.lyを利用するようになった”。コメディや動物のビデオなど、音楽以外の利用が増えたためlive.lyは、そういう多様なビデオを軸に、ユーザーが互いにリアルタイムで対話する手段になるだろう、と彼は期待している。

live.lyはすでに一部のユーザーに提供されているが、数週間後には全ユーザーが利用できるようになる。

Musical.lyは、数年前にSnapchatが大人気になって以来初めての、急成長のソーシャルネットワークの一つだ。

本誌TechCrunchは、この上海生まれの企業の巨額の資金調達について報じたが、そのときの評価額は約5億ドルで、投資にはGGV CapitalやGreylockなどが参加した。

 

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Facebook LiveがAPIを公開、早速パートナーしたライブビデオカメラMevoのLivestreamに話を聞く

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Facebook Liveは、ライブビデオを一気に大々々大衆化した。そしてこれからは、サードパーティのデベロッパーもその波に乗れる。

FacebookのデベロッパーカンファレンスF8で今日(米国時間4/12)、Facebook Liveを利用したいデベロッパーのためにそのAPIを公開する、と発表された。発表の中で、すでに決まっている最初のパートナーの名前…Livestream(Mevoカメラのメーカー), BuzzFeed, Vidpresso, ドローンメーカーのDJI…も明かされた。

FacebookのChris Cox(上図)によると、その目標は“何百人もの人たちが同じ瞬間を同じタイミングで経験できること”、だ。Coxは、このAPIによってハードウェアメーカーもソフトウェアメーカーも共にFacebook Liveを自己のプロダクトに統合できる、とも言った。

Livestreamから、Facebookとの関係について聞いた。同社のMevoカメラは最初、Moviという名前だったが、まるで複数のカメラで撮ったかのようなイリュージョンを作り出す。iPhoneの上でビデオを現場でエディットできるし、特定の部分だけを取り出す自動編集もできる。

Movi iPhone

Mevoは、ライブのブロードキャストしかできないデバイスではないが、ライブで使うとなったらFacebook Liveが恰好の場所だろう…Livestream自身のWebサイトもあることはあるけど。CEOのJesse Hertzbergによると、Livestreamのねらいは、企業がビデオを簡単に共有できるようになること、しかもLivestreamのサイトに限定されずに。

しかも彼によると、ユーザーからの要望でいちばん多いのが、“あのね、FacebookとかTwitchとか、自分の好きなところへストリーミングしたいんだけど”、だった。Livestreamも、この要望は無視できない。

“カメラはできるだけたくさん売りたいから、Facebook Liveを使えることは、拡販の良い機会だよ”、とHertzbergは語る。

さらにHertzbergによると、アーチストや企業などにとって、Facebookはライブイベントをファンや顧客に通知するための絶好の場所だ。LivestreamはすでにパブリッシャーのTastemadeとパートナーして、初のMevoによるブロードキャストをFacebook Live上に作った。そのビデオはこのページの下にあったけど、ライブだから今はない。上のビデオは、このブロードキャスト機能の使い方の宣伝だ。

Mevoカメラは今は予約販売のみで、値段は299ドルだ。発売は、7月を予定している。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

ツイキャスが1億5000万配信突破で加速、ライブ配信は地域ごとの群雄割拠となるか?

Twitterがライブ映像のストリーミングアプリ「Periscope」を買収したり、もともと2015年3月頃に入って急激にブームを巻き起こしつつあった対抗馬の「Meerkat」をTwitterが骨抜きにしたりと、何かと今シリコンバレー界隈では、ライブストリーミングに注目が集まっている。

一方、日本国内では品質の高い3G回線と定額サービスが全国津々浦々に広がっていることから、早い段階から、ライブストリーミングサービスが立ち上がっているのはTechCrunch読者の皆さんであればご存じの通り。中高生、大学生の3分の1が使っているというほど若者に支持されいてるサービス「ツイキャス」や、DeNAのShowroomが注目だ。mixiも昨日、「きみだけLIVE」というサービスを開始していたりする。

そんな中でもツイキャスの伸びが加速しているようだ。運営元のモイによれば、2010年2月のサービス開始以来約5年となる2015年3月に累計配信回数が1億5000万回を突破した。ちなみに1億配信突破は2014年9月、1000万配信突破は2013年3月と、サービスの伸びに弾みはついているようだ。以下は、モイによるデータだ。

・2010/2/3 1,000 配信突破
・2010/2/6 10,000 配信突破
・2010/4/9 100,000 配信突破
・2011/1/29 1,000,000 配信突破
・2013/3/4 10,000,000 配信突破
・2014/9/14 100,000,000 配信突破
・2015/3/12 150,000,000 配信突破

配信数増加の要因としてモイが挙げるのは、2014年10月に開始した高画質配信によるユーザー層の拡大で、これまでの一般ユーザーによる配信だけでなく、ファッション誌の公式配信やアーティストの弾き語り配信やライブの配信、イベントの公式中継、ショップからの配信、政党の公式配信など多様な配信が登場しているという。

ツイキャスは、従来から帯域が細い場合でもデータ通信を最適化することで途切れのないストリーミングができる技術を独自開発していがが、今は「規制回線モード」も提供していて、これもユーザー数増に奏功しているそうだ。特に若い人に多いと想像するのだけど、スマホユーザーの中には、月末に近づくと各キャリアに通信規制をかけられて、モバイル環境で動画を見られないられない状況になる。そんなわけでツイキャスでは今年1月から通信速度制限下でも視聴ができる機能を提供している。ちなみに、2014年3月には最大4人でライブ配信ができる「コラボ配信」機能というのもリリースしている

ツイキャスのユーザー数は日本語、英語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語、韓国語など合わせて約800万人。モイは2014年6月に500万ドルの資金を調達している

ストリーミングサービスは地域ごとの群雄割拠になるのか?

ぼくが気になるのは、いまシリコンバレーで起こっているライブストリーミング・サービスの突然の勃興がツイキャスなど日本発のサービスに与える影響だ。mixiがFacebookに負けてしまったり、かつて「リアル」と呼ばれた日本独自のサービスがTwitterに駆逐されてしまったように、TwitterがPeriscopeを統合して公式サービスとすることで、この市場を圧倒してしまうことになるのか。それとも、LINEやWhatsApp、WeChatのようなメッセージングアプリのように、地域ごとに異なる文化を発達させた上で、それぞれのストリーミングサービスが併存することになるのか。

ライブ配信サービスでは、メッセージングサービスほどネットワーク効果は強くはなさそうだ。自分1人が友だちと異なるサービスに移行してみても、見る側が同じサービスを使ってくれなくては仕方がない。とはいえ、グループやコミュニティ単位でのサービス移行はメッセージングサービスよりは容易で、スイッチングコストは低い。これからライブ配信サービスを利用する商業アカウントであれば、なおさらだ。ツイキャスは、すでに若者を中心にコミュニティを形成しているから、Popteen編集部ツイキャス部のようにツイキャス上でアカウントを開くことにはメリットあるだろう。こうした先行サービスの強みと、シリコンバレー発のサービスがどうぶつかっていくのか見守りたいところだ。


Livestream、Google Glass対応アプリケーションを発表

音声コマンドとクリックひとつで、Google GlassからLivestreamアプリケーションを起動することができるようになった。目の前の出来事を簡単にストリーミング配信することができるようになったわけだ。Glass用のアプリケーションは全米放送事業者協会(National Association of Broadcasters)の総会にて発表された。

これまでもGoogle GlassはGoogle Hangoutsでビデオストリーミングを行うことができた。しかしLivestreamに対応することで、商業的な活用可能性も大きく広がることとなるだろう。

細かな機能調整は今後行われることになるが、現在のところではGlassからストリーミングビデオが、利用者のLivestreamチャネルに流れるようになっている。

世界的にも最大級の規模や利用者数を誇るサービスとして、Livestreamは、当初よりGoogle Glassのとりこみにも興味を示していた。これまでもさまざまなライブ提供手段を用意してきていたが、Google Glassに対応することにより、またひとつ、新しい視点からのライブビデオ配信の世界が広がることとなる。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


YouTubeがライブストリーミングとGoogle+ Hangouts On Airを完全一般公開

【抄訳】

学校の休日行事でもいい。あるいは、地域の野球大会、詩の朗読の独演、などなど、などなど、YouTubeのライブビデオサービスを今日からは、われわれ一般大衆も使えるようになる。正規のアカウントを持っていれば誰でも、YouTubeの上でライブのビデオをストリーミングできるし、Google+のHangout on Airを作れる。

YouTubeのライブサービスの“視聴率”の数字はないが、有名企業や有名人などによるライブのイベントは相当な数のビューワを稼いでいる。たとえばRed Bull Stratos Missionは、同時視聴数が800万に達した。

ライブイベントのビデオストリーミングを大衆化したことによって、Googleの(YouTubeの)、ロングテールをアーカイブしヴァイラルなビデオクリップを保存する役割が拡充される。また予約視聴は広告主にとって新しい広告手法になり、YouTube自身はテレビと互角な媒体としての地位を確保する。

膨大な視聴数を稼ぐことはないロングテールのコンテンツが、メディアとしてのYouTubeの未来にどう貢献するか、それはまだ未知数だが、近隣ローカルな広告に機会を与え、小企業のためのワンストップマーケティングを自負するGoogleの提供リソースを充実させることは確かだ。

【後略】

画像: Middle School Musical, Breaking Bad

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))