NetgearのメッシュギアOrbiルーターがギガビットクラスのWi-Fi 6をサポート

メッシュ用として気に入っているNetgearのOrbiが、大きくスピードアップした。その新しいルーターはRBK50と呼ばれ、Wi-Fi 6 802.11axをサポートしていて、メッシュを構成するルーター間をギガビット級のワイヤレスで接続する。〔主に家庭内メッシュのこと〕

WiFi 6はまだ新しい規格なので、サポートしているハードウェアはまだ多くない。以下、Netgearの発表声明から引用しよう:

業界トップのOrbi Mesh Wi-Fi Systemsが改良され、 4×4 Wi-Fi 6バックホールの1024 QAMをフィーチャーして、この専用ワイヤレスリンク間および、それと衛星間のスピードとカバレッジとキャパシティを増加する。

Qualcomm Technologies, Inc.のWi-Fi 6対応ネットワーキングSoCを使用しているWi-Fi 6用Orbiは、複数同時のWi-Fiストリームでも従来より高いパフォーマンスをサポートし、ギガビットのインターネットをさらに多くのデバイスに供給して、家庭のギガビットインターネットユーザーが新しいWi-Fi 6の利点を享受できるようにする。それは、次世代のモバイルやスマートホームデバイスの標準を目指した設計である。

この新しいルーターは2019Q3に発売される。価格の発表はない。

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単純安価でレンジの広いメッシュネットワークを作れるLibreRouterプロジェクト

都市では、どこにいても、あたりの10か20ぐらいのルーターや、携帯電話用のタワー、そのほかのワイヤレスのインフラストラクチャによって電波が飽和している。しかし田舎では、たった一つのインターネット接続が村全体をカバーしているかもしれない。LibreRouterは、そのようなコミュニティが、自分たち専用の現代的で堅牢なメッシュネットワークを作って、その限られた接続を最大限に利用するための、ハードウェアとソフトウェアのプロジェクトだ。

想定しているユースケースは、たとえば衛星や有線の接続終点がその地域の中央にあって、それを利用したい人びとはその周辺に住んでいるけど、Wi-Fiの到達域である100フィートの圏内ではない、といった状況だ。そしてそんな場合は往々にして、線の延伸やセルタワーの増設は高くつきすぎるので不可能だ。

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そこで、人びとを信号の近くまで来させる代わりに、メッシュネットワークで信号を彼らのところまで持っていけばよい。複数のワイヤレスルーターを互いに接続して、それらのルーターの圏域内のどこへも/どこからでも信号を渡し伝えていくのだ。

このやり方には、問題もある。ルーターの費用が高すぎたり、メンテナンスや修理が困難だったり、ネットワークそのもののセットアップやトラブルシューティングが難しかったりするだろう。だから一般市販のルーターは、あまり適していない。そこで、問題意識を共有するハッカーたちが独自のソリューション: LibreRouterとそのためのソフトウェアLibreMeshを作った。

それは、画期的なデバイスでもなければ、一風変わったソフトウェアでもない。彼らがそれをテストしたアルゼンチンやメキシコ、スペイン、カナダなどの田舎のコミュニティで使われる、目的を絞ったハードとソフトだ。

その目標を、LibreRouterのNicolás PaceがAPNIC説明している。それは、安価で堅牢でスケーラブルで運用しやすいメッシュネットワークを作ることだ。すべてを彼らがやるのではなくて、彼らが作ったのはハードウェアの実動プロトタイプと、よく知られ信頼されているワイヤレスのユーティリティOpenWRTをベースとするソフトウェアスタックだ。

彼らが設計したルーターは、現代的で強力で、しかも通常のツールと一般市販の部品で容易に修理できることを目標にしている。ソフトウェアは、ワンクリックで終了するほど簡単ではないが、メッシュの構成の難しい部分の多くを自動化する。レンジは数メートルではなく数キロメートルだから、かなり広い範囲を接続できる。

もちろん、それらはすべてオープンソースで、したがってつねにコントリビューターを求めている。Paceによると、関心は十分に多くて、設計が完成したら今後2年間で2500台のデバイスを発売できる。

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Wi-Fiルーターの概念を変えたEeroがプロジェクトを整理縮小して30名をレイオフ

ユーザーが独自にメッシュネットワークを作れるWi-Fiルーターを提供していたEeroが、社員の20%、約30名をレイオフした。Eeroは30名の解雇を確認したが、残る社員数については明言を避けた。

Eeroの声明文はこう言っている: “弊社の目標はすべての家に完全なWi-Fiを提供することである。ここ数年弊社はいくつかの関連プロジェクトを探究し、現時点では中核的事業に集中するために新しいプロジェクトを一つ捨てるという、厳しい決断を行ったところである。弊社はこのことを真剣に受け止めているが、残念ながらそれにより、約30名の仲間がもはやEeroに在籍しないことになる。今後とも弊社は、Eeroをもっとも信頼性に富み安全で使いやすいホームWi-Fiのソリューションにするための仕事を継続していく”。

2015年に創業したEeroは、私たちのワイヤレスルーター観を変えることを狙っている。Eeroは昨年、二つのハードウェア新製品を発売した。それらは、トライバンドWi-Fiをサポートする次世代Eeroと、コードを引けないような場所で壁のソケットに差し込んで使うEero Beaconだ。

6月にEeroは、ホームマネージメントアプリThingtonを買収し、その人材を獲得した。それは、DopplrのファウンダーMatt Biddulphと、YahooのBrickhouseのプロダクト担当Tom Coatesが興した企業だった。〔獲得した人材とアプリの現在および将来の扱いが、この記事からは不明。〕

Eeroはこれまで、First Round Capital, Menlo Ventures, AME Cloud Ventures, Initialized Capital, Homebrew Venturesなどから9000万ドルを調達している。最近のラウンドは2016年5月の、5000万ドルの資金調達だった。

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PortalのルーターはWi-Fiの隠れたチャネルを探して接続を高速化

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今朝(米国時間10/21)はルーターのことをちょっと考えよう。どこにでもある。必要である。誰も重視していない。これまでの数年間で消費者電子製品は激しく進化し多様化したのだから、そろそろルーターにも何かあってよいのではないか。サーモスタットや煙探知器をセクシーにできるのなら、あの目立たないルーターもなんとかしたら?

元Qualcommの社員たちが5月に興したPortalは、今の、デバイスだらけになっている家庭を、テクノロジーの力ですっきりさせることを、ねらっている。タッチスクリーンを売るSecurifiのAlmondや、電波の到達域を広げるLumaなどと違って、同社の製品はワイヤレスの帯域を単純な2.4GHzや5GHzよりも拡張しようとする。なんとなく、眉に唾をつけたくなる、一見すごい技術だ。

このシステムは、電波探知技術により、5GHzのスペクトルの未使用部分を見つけて利用する。このようなマルチチャネルの技術を、同社は“Fastlanes”(高速レーン)と呼んでいる。また帯域の特性に合わせてネットワークの利用を最適化するやり方を、“Smartlanes”(スマートレーン)と呼んでいる。

おっと、下図はそのマルチチャネルを表したGIFだ:

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これらのルーター技術を訴求した同社の5月のKickstarterキャンペーンは、16万ドルの目標額に対して、大金79万1862ドルを集めた。そして今日、この記事でご報告するのは、同社の小さな白いルーターの小売販売(予約販売)がAmazonで始まったことだ。Kickstarterの初期支援者よりも60ドル高い199ドルだが、来月の初めには配達される予定だ。

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Synologyの初めてのルーターが合衆国市場に進出、Google OnbHubより簡素だが多機能・安定性・使いやすさを強調

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Synologyはまだ、合衆国であまり知られているブランドではないが、でもこの台湾の企業は、この国で知名度をどうしても上げたいと願っている。同社はこれまで、NAS(network-attached storage)デバイスDiskStationシリーズをメインに売ってきたが、これからは同社の初めてのルーターRT1900acも、合衆国市場に持ち込むつもりだ。

Synologyのルーターは合衆国では、メーカー希望価格149ドル99セントで買える。この価格は、よく売れているTP-LINKのArcher C8や、NetgearのAC1750など、ミッドレンジの802.11acルーターと肩を並べ、ハードウェアの仕様もよく似ている。またGoogleのOnHubルーターの199ドルからに比べると、安い。

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これまで非常に長年、ルーターは人びとの関心を呼ばない製品だった。ルーターなんて、やるべきことをやってくれれば、それでよい。たしかにずっとそうだったが、でもソフトウェアはかなりお粗末だった。それを数年前、ついに変えたのがOnHubだった。Googleはそのルーターで、良いデザインの、(多くの人びとにとって)使いやすいハードウェアが可能であることを示した。同社は、今ある無愛想なルーター、とりわけケーブルモデムに内蔵のルーターからの、アップグレード需要をねらった。

Googleのルーターは、大量の複雑性をできるだけ隠して、使いやすくすることをねらっているが、Synologyもやはり、ルーターのセットアップを極端に簡単にしようとしている。しかも、マニアのような人が、設定のあらゆる細部をいじくることも可能だ。

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ルーターとして使うだけなら、電源コードとEthernetケーブルをつなぐだけだ。このデバイス上のWi-Fiネットワークのアドミンのアカウントとパスワードも作る。以上で、1分もかからない。これで、インターネットにつながる。

ゲストネットワークも簡単に作れる(5GHzまたは2.4GHz、あるいは両方;ローカルネットワークへのアクセスあり/なし)。信号が特定のデバイスだけに行き、使用帯域をアプリケーションごとに管理できるために、ビームフォーミング(beamforming)をセットアップする。

ルーターをVPNやDNSファイル、メディアサーバーなどに変えるためのアプリケーションを、付属品のUSBドライブからインストールできる(SDカードスロットもある)。前面のパイロットランプの点滅は、いやなら停止、またはそのon/offをスケジュールできる。

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以上はすべて、SynologyのRouter Manager(SRM)を使って行う。このソフトウェアは、なんとなくデスクトップ的なインタフェイスだ。なにしろ、ルーターのすべての機能を、単純なポイント&クリックで行える。SynologyのNASデバイスを使ったことのある人にとっては、おなじみのインタフェイスだ。ルーターとそのNASデバイスとの、相性も良い。

ルーターがルーターとして動けばそれで十分、という人にとっては、このSynologyの製品にはGoogleのOnHubで導入された自動チャネル切り替え機能、のようなものはないが、ルーターとしての性能はぼくが使っているTP-LINKのOnHub並だ。デバイス間のファイル転送は速いし、Xbox Oneで見るYouTubeビデオは遅延やバッファリングがない。要するにWi-Fi接続の全体が、とてもがっちりしてて、不安感がない。Synologyが提供しているさまざまなおまけ的機能も加えれば、より堅牢なルーターになるだろう。

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GoogleのOnHubルータに新型機が登場…手かざしで感度が上がる”Wave Control”機能つき

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このところ消費者製品でも積極的なGoogleは、8月にはWi-FiルータOnHubを発表した

それは少々意外だったが、“速くてセキュアで使いやすいWi-Fiを提供したい”という言葉はいかにもGoogle的だった。

今日(米国時間10/27)のGoogleとASUSの発表によると、彼らは今、On-Hubの別のバージョンを開発中だそうだ。それは最初のOnHub(TP-LINK)よりも20ドル高い219ドル99セントの製品だ。

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ASUSが作るとなぜ高くなるのか? ”Wave Control”と呼ばれる新しい機能を搭載しているからだ。それは、下図のようにルータの上で手を振るとWi-Fiのスピードが上がる、という。まるで、おまじないみたいだけど、どういうことだろう。

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さらにGoogleは、OnHubルータのソフトウェアの、初めてのアップデートを発表した。それは、ルータの置き方や置かれている場所によって、もっとも効率の良いアンテナをユーザに教える、という新しい機能の導入だ。

新旧どちらの機種もGoogle Playで買えるが、ASUSのは今は予約販売のみで、発売は11月の初めだ。どちらも、ごみ入れのような形をしていて、ぼくはまだ使ったことがないが、入手できたら結果をご報告しよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。