物のインターネット(IoT)をRaspberry Piの簡便なデフォルト機能にしてしまうWeaved

Raspberry Piで遊ぶのはすごく楽しいけど、何か本格的な仕事をさせたいときはどうするか? RaspPiのボードにクールなことをさせるのは難しくなくても、それが広い外界とコミュニケーションするのは簡単ではない。そこで、Ryo KoyamaとMike JohnsonとDoug Olekinの三人はWeavedを作った。

Koyamaが述べる同社の目標は、やや漠然としている: “Weavedは物のインターネット(IoT)を誰でもできるようにして、究極的にはすべての電子製品がIoTの機能を持つようにしたい”。でも、そのねらいは単純だ。RaspPiにデフォルトでIoTの機能を持たせ、このハードウェアの可能性をぐっと大きく広げるのだ。

要するにこのサービスとWi-Fiを使って、RaspPiのボードがプライベートなIoTネットワークのセキュアなノードになるのだ。そのPiにログインすると、そのボード上のいろんな入力からの通知が得られる。それは従来、Raspberry Piにかぎらず電子製品プロジェクトのいちばん面倒な部分だった。そこでいわばWeavedは、そのためのAWSのような役を演じようとしている。

“IoTの便利屋/何でも屋のようなサービスがあるべきだ、とずっと思っていた。サーバのこともネットワーキングもモバイルもセキュリティも、ファームウェアの開発も何も知らない人が、気軽にIoTできるために”、とKoyamaは言う。

無料バージョンではPiを一つしか使えないが、有料なら何基でもよい。サービスの利用はここで申し込む。Raspberry PiからiPhoneに通知が行くなんて、なんか新しい世界が開けたみたいだが、そもそも完全なコンピュータを小さな名刺ケースに〔原文: Altoidsの缶に〕収めるなんてことも、ちょっと前までは狂人の戯言(たわごと)だった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


ゲーム・グラフィックスの歴史(1)―72年のPongから85年のスーパマリオまでをビデオで振り返る

XboxAhoyのStuart Brownが制作したミニシリーズは最近私が見たドキュメンタリービデオのなかで最高の出来だ。この5部構成のシリーズはゲームのグラフィックスの歴史をPongからストリートファイター、そしてのその後まですべの主要タイトルを網羅して紹介している。40年以上にわたるコンピューターグラフィックスの驚くべき成果とエンジニアが開発のために使ってきたツールの発達の歴史を簡潔に振り返ることができる。Brownのイギリス英語のナレーションも魅力的だ。

上にエンベッドしたシリーズ1ではラスター・グラフィックスとベクター・グラフィックスの差の説明から始まる。最初のコンピュータ・ゲームであるPongから、カラー化を効果的に使ったインベーダー、黄色いパックマンなどのアーケードゲームに進み、その時代を代表するスーパーマリオブラザーズの登場までが紹介される。 第2部では。スーパーマリオからアウトランへの急速な発達をたどる。ノスタルジーに浸りたい中年にも、埃が舞い上がるエフェクトがどこから来たか知りたいプログラマーにもオススメだ。誰が見ても楽しめるだろう。

via Adafruit

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


電子書籍は2018年に紙を越えられるか


PricewaterhouseCoopers(PwC)のアナリストたちは、近々電子書籍が出版社の稼ぎ頭の座を印刷書籍から奪い取るだろうと(またも)予測している。これは何を意味しているのか? 要するに、電子本が普及し価格が安定すれば、ユーザーはパルプよりもビットに多くの金を費やすだろうということだ。その結果起こる変化は、印刷本にとどめをさすことになる。

NYT か作ったこのグラフは、米国における電子本のシェアが、2018年にわずかに半数を越えることを示している。

本当にそうなるのか?私は2018年という数字は買っていない。第一に、
The Digital Readerも指摘しているように、PwCは毎年毎年何度も何度も同じ予測を出している。なぜか? いつかは正しくなるからだ。

正直なところ、私は米国で電子本が印刷本を越えるのはもっとずっと早いと思っていた。 数字は依然として印刷本が電子本を上回り、ヨーロッパではまだまだ印刷が主流だ。しかし、安い電書リーダーが普及すればそれも変わるだろうし、世代の問題もある。子供や高年齢層 ー 書籍市場を支える読者たち ー がまだ印刷書籍を読んでいることは、 『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』、『トワイライト』、『ハリーポッター』の古書が大量に流通していることが証明している。しかし、親たちが子供を寝かしつけるのにタブレットを使うようになるにつれ、固執層の前半は近く崩壊すると私は感じている。高年齢層についても、祖父母や親たちが子供のKindleに馴染むにつれ、数字は減少していくだろう。

紙の本はいまもありふれている。電子本が「勝つ」ためには、印刷本が崇拝の対象になる必要がある。私は電子出版が驚くべきツールの数々を著者に提供したことを理解している書籍愛好家の一人として、最近Cory Doctorowの新刊『Information Doesn’t Want To Be Free』をハードカバーで買った。なぜ紙版を買ったのか理由を思い出せないが ー たぶん私がAmazonを注意して見ていなかったからだろう ー 美しい装丁の本を手にして、カバーが表紙から少しずれるのを見ながら、きっちりとしたページをめくるたびに時が刻まれていくことには、きっと何かがあるのだろう。しかし、インディー作家のひとりとして、遠からず私は電子本の体験をもっとロマンチックなものに変えることかできるだろう。われわれは今2つの世界に捕らえられている。新しい方はまだ準備が整っていない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


ロボットを3Dプリントで作るための多機能教習所Makerclub、子どもも学べる

3Dプリントで蜘蛛型ロボットを作りたいかな? それとも人型ロボットの伴侶(つれあい)は? 触ると感電するしっぽをつけたサソリのロボットはどうかな?

Makerclubが、たぶんあなたを助けてくれるだろう。そこは、メーカー日本語Wikipedia)たちが集まってロボットの3Dプリントを議論する場だが、eコマースの場でもあり、リポジトリ(情報保管庫)でもあり、教材でもある。 ロボットクリエイターを助けるためのハードウェア支援を、Indiegogoでやってるのもおもしろい。

“3Dプリントしたロボットのパーツのライブラリなんて、まだうちにしかないと思うし、技術普及のための教育プラットホームがあるのもうちだけだ”、とファウンダのSimon Rileyは言っている。

このサイト上でのロボットの制作をやりやすくするために、MakerConnectと名づけたボード(基板)も作っている。MakerConnectはその名のとおり、ArduinoのボードをオンボードのBluetoothに接続して、サイト上での制作過程をワイヤレスでコントロールできる。必ずしもそれを使う必要はないが、50ドルのこのボードを使うと、このサイト上でのロボットの制作が相当容易になる。

“ロボットを3Dプリントすることによって、発明やプロダクトデザインを教えられる。どのプロジェクトでもArduinoのチップを使い、スマートフォンで制御する”、とRiellyは言う。ユーザは設計図とプログラムをダウンロードして、ロボットに必要なすべてのパーツをプリントできる。レッスンプランもあるから、子どもがロボットの作り方を簡単に学べる。

“ニューサウスウェールズ大学の三学年のときに、ノッチンガム大学で電子工学とコンピューティングを勉強した”、とRiellyは言う。“その後、大小さまざまな企業で働いた。eBayやBrandwatchにもいた。そして、かなりベテランのプログラマになった。でも、大学での勉強が中途半端だったことを、いつも、くよくよ悩んでいた。コンピューティングなどの本当の理解とそれへの情熱が、自分にはなかった。仕事をやめて、5年ぐらいは勉強をやり直さなければだめだ、と思った”。

“そして2年前に車のリモートコントロールを考えたことから、今のロボットのプロジェクトが派生的に生まれた。ぼくはプログラムは書けるけど、立体物を造形する才能はほとんどない。だから最初のうちは、へたくそな物しか作れなかった。ロボットは、すぐに倒れたり、動かなくなったりした。運良く、ある年のクリスマスパーティーで昔のボスに会い、相談できた。その2週間後に彼は、ぼくのためのクリスマスプレゼント兼誕生祝いとして、3Dプリンタを送って(贈って)きた”。

Reillyはこのプロジェクトのことを、“ぼくが15歳のガキのときに、欲しかったもののすべて”、と表現する。そこにStephen Kingの本が数冊と、 Victoria’s Secretのカタログがあれば、さらに完璧に15歳だな。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


IoT実現環境の有望株? Seed Labがディベロッパーキットをリリース

数カ月前、Seed Labsからなかなか面白そうなInternet of Things(IoT)実現ツールが発表された。未だ開発段階であるが、ライトのバルブ、電気ポット、あるいはトースターなど、さまざまなデバイスに組み込んで利用することを意図して開発されたローパワーのBluetoothチップだ。面倒な初期設定操作をできる限り省いているのも特徴だ。チップを組み込んだ電化製品を買ってくれば、ただちにスマートフォンと連携し、家庭内IoTネットワークを構築することになるのだ。

発表からしばらくは表立った動きがなかったが、ついに開発キットが公開されるはこびとなった。トースターや電球など、さまざまなものをスマートフォンから簡単に操作できるようになるのだ。開発キットはこちらでプレオーダーを受け付け中だ。

Seedのプラットフォームでは、WeMoのようにデバイスのペアリングに手間取ることもないし、またSparkのように細かい設定をする必要もない。スマートフォン側にSeedアプリケーションをインストールしておけば、直ちに連携して利用可能となる。またパブリックモードとプライベートモードが用意されていて、無用なアクセスを防ぐ機能もついている。チップを搭載した電化製品をグループ化して一括管理したり、あるいは設定を記憶させておくこともできる。状況に応じて好みの照明をワンタッチで作り出すこともできるのだ。

冒頭にも記したように、このSeedプラットフォームは開発段階にあるものだ。しかしプロダクトの説明を聞いたり、あるいは実際に動作する様子を確認したりする中で、来たるべきIoT環境の中で、なかなか有力なプレイヤーであるように思える。Rafal Hanの率いるSeedチームによると、数年のうちにはモノとのコミュニケーションを実現するプロダクトを生み出すべく、アプライアンスパートナーとの作業を続けているところなのだそうだ。

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(翻訳:Maeda, H


Heirloomは、古い写真をスマホで撮って整理するアプリ


長年スクラップが大好きな母は、毎年の誕生日、ハロウィン、ダンス発表会、初めて自転車に乗れた日、赤ちゃんが泥を食べるところなど、私と弟のあらゆる場面を写真に残してきた。数年前彼女は、この何百枚もの写真を手動でスキャンして、自分のパソコンのフォルダーにきれいに整理した。

Dropboxを使うよう彼女を説得するのには永遠の時間を要した。ついに実現したものの、見た目はこんな具合だ。

My brothers and me.

彼女が簡単にこれをやるには、テクノロジーがまだ追いついていないことがお分かりだろう。

新しいスマートフォンアプリ、Heirloomはこれを変えようとしている。古い写真をカメラで撮ると、アプリがクラウド上のプライベートSNSにアップロードして、友達や家族と共有できようにする。Trunxも同じようなアイデアで写真の整理と共有ができるが、Heirloomの特徴はスキャンにある。

これはファミリービジネスでもある。EricとEvan Owski兄弟がこのアイデアを思いついたのは、Ericの妻が、ママの使える良いスクラップブックアプリがないと不満を漏らしたのがきっかけだった。元TuenInのプログラマーだったEvanがコードを書いた。EricはHeirloomのCEOとしてマーケティングを担当している。

「Throwback Thursday は今ウェブで流行している週に一度の儀式だ。これは、過去の大切な瞬間を思い出したいという人間の欲望を物語っていると私たちは信じている」とEricは言った。「しかし、多くの人々にとって昔の写真をデジタル化することは面倒で、結果も高品質のデジタル画像とはならない」

ところでこれは、写真をiPhoneカメラで撮って、あらかじめDropboxに作っておいたたフォトアルバムフォルダーにアップロードするのと何が違うのかと、みなさんも思うだろう。

「プリントした写真を撮影する時、きれいな結果を得ようと思うと、向きを揃えたりトリミングしたりするのに多大な時間がかかる」とEvanは説明する。「私たちのアプリは、写真が曲がっていても回転していても撮影することができる。自動的に縁を見つけ出して、歪みを補正し若干のカラー修正も行う」

Throwback Thursdayは、ソーシャルメディアで起きている現象だが、誰もが丸ぽちゃの13歳の自分という貴重な瞬間を世界中で共有したいと思うわけではない。だからHeirloomは、仲間うちだけのより親密なネットワークを導入した。

結婚式当日の母。隣はひいおばあちゃん

Tencent、およびEduardo Vivas (COO at Bright, Eric’s previous employer)が率いるエンジェル投資家らが、EvanとEricに会社の規模拡大のために100万ドルのシード資金を提供した。

アプリは、App Store およびGoogle Playの両方でダウンロードできる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


工作マニアは「忘れ物防止箱」を自作してはいかかが? 〔ハウツービデオあり〕

私はちょっとした工作をいろいろ紹介してきたが、Sean Raganの「忘れ物防止箱」はその中でも傑作の部類に入ると思う。メガネ、サイフ、薬、お守り、その他忘れてはいけない物をなんであれ、この箱に入れておくと、 家を出るときにベルとランプの点滅で警告してくれるというものだ。

最近、われわれが持ち歩かねばならない物の数は増える一方だ。さらにさまざまなデバイスの発達でわれわれの注意は現実世界を離れてバーチャル世界にしばしば逸らされる。そんなわけで薬局のカウンターで処方箋を忘れてきたことに気づき、出張先のホテルで携帯の充電器を忘れてきたことに気づく。空港でパスポートを忘れたことに気づいたら悲惨だ。こうして途方もないエネルギーと時間が無駄になっている。

というわけでこの発明となったわけだが、自分で「忘れ物防止器」を作ってみたければ詳しい工作マニュアルはこちらににある。ただ上のビデオを見て楽しむだけでもよい。

via Adafruit

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


排泄物からさまざまな情報を収集するSmart Pipe紹介ビデオ

排泄物に興味はおありだろうか。あまりに多くのタンパク質が排泄されていないだろうか。何か消化不能なものが多く含まれていたりしないだろうか。そんなことをチェックしてくれるのがSmart Pipeだ。トイレ配管に繋いで、身体の中から出てきたものの成分を検出してくれる。ウンチをソーシャライズしてくれるのだ。

既に出荷可能段階にあるようで、これはまさにQuantified Self(健康管理のために身体の各種データを数値化して管理する)ムーブメントに破壊的イノベーションをもたらすものと言えそうだ。

UPDATE ― 上のプロダクト、全くの冗談プロダクトだったようだ。アダルトスイムInformercialシリーズのひとつなのだそうだ。しかしよくできたKickstarterビデオのようでもあり、ニュース番組や製品広告ビデオのようにも見えるクオリティだ。少々長いがつい見てしまう。実在しないプロダクトについても、これだけ手の込んだビデオを作れば、さまざまな分野から大いに注目を集めることになるだろう。そしてついにはウンチソーシャル化プロダクトが誕生することになるのかもしれない…。

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(翻訳:Maeda, H


Kickstarter出身の完全自動ギター・チューナー、Roadieはスーパー・クール

ギターというのは完璧にチューンされて初めてすばらしい音になる。ギター初心者の私は、めったに完璧なチューニングができない。そんなわけで私の弾くボブ・マーリーのNo Woman No Cryはいつも情けない音だった。しかし私は99ドルでRoadieチューナー を手に入れた。これはすばらしい!

去年、RoadieがTechCrunch Disruptで人気を集めたときに紹介した。その後Kickstarterで資金を集め、無事市販化にこぎ着けた。

Roadieは一見すると普通の電子ギターチューナーだが、端に奇妙なノブが出っ張っている。専用アプリを起動してBluetoothでチューナーと接続する。 ノブをギターのペグに噛ませて弦を弾くとチューナーがペグが巻き、自動的に正しい音程に調整する。チューニングは標準的なもの以外にアプリから自由に設定できる。耳で完全なチューニングができないプレイヤーにとっては福音だ。エレキギターの場合はスマートフォン側に接続する。

これまでもこの種の自動チューナーがなかったわけではないが、どれも満足のいく製品ではなかった。Roadieは作りもしっかりしているし、音程もきわめて正確だ。私はこれまでずっとオーディオ・ベースのチューナーを使ってきたが、Roadieで初めて私のギターは完璧にチューンされた音になった。と、告白するのはお恥ずかしい次第だが、事実だ。

上にデモ・ビデオを貼っておいた。Roadieは出荷を開始している。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


エディタもコンパイラもデバッガも何も要らない…ブラウザ上で完全な開発サイクルをサポートするSourceLair

コードの編集(エディット)なんて簡単だ。Vimをちょっと使えて、PHPをちょっと知ってて、あと、そばに缶ビールでもあれば、分からないことはGoogleの検索で調べながら突っ走れる。でも自分の(or会社の)サーバ使えないプロジェクトや、コードを書く環境がないときはどうするか? その答の一つが、SourceLairだ。

このフリーミアムのサービスを使うと、ブラウザの中に居たままでプロジェクトを作れる。言語はPythonとRubyとHTML5とJavaScriptとPHPとC++をサポートし、ブラウザ上でLinuxのシェルも使える。プロジェクトの実行も簡単にできるし(たとえばこれはぼくのプロジェクト)、バージョン管理にはGitやをMercurial使える。

ファウンダは全員ギリシャのアテネ大学の出身で、これまでにいくつもの大きなプロジェクトや、大企業のdev部門を経験している(Warp.ly、ARM、Niobium Labsなど)。彼らはこのほどNational Bank of Greeceから25万ドルを調達し、今は約1000名のユーザを抱える。

協同ファウンダのParis Kasidiarisは次のように語る: “SourceLairは既存のソフトウェア作成ツールをブラウザ上にポートしたわけではない。むしろメインのコーティングツールであるIDE(これもブラウザ上)の中へGitHubやJIRAやHerokuなどなどのサービスを統合して、より強力な開発体験を作り出しているんだ。 SourceLairは大学の研究課題から始まった。ぼくらは全員、プログラムを書くことが好きだけど、デスクトップやラップトップに大量のソフトウェアをインストールしてからでないと何も始められないのは、かったるい。そこで、何もインストールしなくても、ブラウザ上であらゆるツールを使えたら、どんなプログラミングでもすぐに初められるのに…、と思ったんだ。

たしかに、こいつは使える。ブラウザ上でIDEが使える状態になるまで1〜2分、その後はずっと快調だ。プロジェクトを一つ作るだけなら無料だが、1ヶ月にプロジェクトを10個開発するなら月額8ドルを払う。ソースを保存するためのファイルシステムやフォルダも使える。プロジェクトの本格的なテストランにはDigital OceanやAWSを使うべきだろうが、毎回のビルドが終わったらすぐに動かしてみる、というプログラミング過程における実用目的のためなら、これで十分だ。

これまでは、新しいプラットホームでIDEが使えるようになるまで30分ぐらい、何度もapt-get(Ubuntuのパッケージインストールコマンド)をする必要があった。このSourceLairのようにすぐにコマンドプロンプトが出て、(使い方を知るための)デモページも見られるツールは、とくに初心者の負担を大幅に軽減してくれるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


留守中の家をチェックしてくれる、簡単セキュリティシステムのPoint

家を空けている間、家の中のすべてのものについて、盗まれていないと自信を持って言える人はどのくらいいるだろうか。家の中を荒らされても気づかない人も多いのではなかろうか。と、そんな「気づかない人」のためのプロダクトがKickstarterキャンペーン中だ。自信のない人はぜひPointをチェックしてみて欲しい。

Pointは基本的に、大きな音を検知するためのセンサーだ。ガラスが割れる音やドアが開く音を検知することができる。また動きを検知することもできるようになっている。何らかのアクションを検知したらオーナーに通知を送ることができる。通知を見たオーナーは、秘密裏に配置しておいた攻撃ドローンを出撃させることもできるし、あるいは地元の警察に連絡をするというようなアクションをとることができる。

製作したのはNils Mattisson、Fredrik Ahlberg、Marcus LjungbladおよびMartin Lööfだ。もともとはスウェーデン発だが、現在はサンフランシスコを拠点としている。MattissonはAppleのExploratory Design部門で働いていた経験ももつ人物だ。

「こうしたデバイスが欲しいという、自分たちの欲求に基づいて製作しました。外出時にも家内の安全を確認したいと思ったのです。これまではカメラと、難しげなセキュリティシステムを配置するのが一般的でした。しかしそこまでしなくても、効果的な対策を講じることができるはずだと考えたのです」とMattissonは言っている。

ちなみに、デバイスで検知した音は、デバイス内部でのみ用いられ、すなわちクラウドにアップロードされることはないとのこと。ネットワーク経由で送られるのは通知のみであり、検出したデータが送られることはないのだとのことだ。

接続はWiFi経由で行われ、バッテリー持続時間は1年間だ。

「Pointは、目立たず、シンプルであることを心がけました。テクノロジーが周囲の環境にとけこみ、そしてでしゃばらないでいるというのが、将来に向けての方向性であると考えているからです。世の中にはスマートを名乗るデバイスがたくさんありますが、多くは検知したデータをそのままネットワークにフィードするという、スマートとは程遠い振る舞いをするデバイスが多いように見受けます」とMattissonは言っている。そうした中でスマートであろうと心がけるPointは、温度計機能ももち、また外部から内部侵入者に向けて音声を伝えるための機能ももっている。

ホームセキュリティ関係は、まさに旬とでもいうべき状況ではある。ScoutSimplisafeの名前を思い起こす人も多いことだろう。しかしこのPointは69ドルで、Kickstarterキャンペーンはすでに目標額を調達している。あとで追加すべきセンサーというのがあるわけでもない。外見もなかなかクールだ。家の中に貴重な唐代の壺があったにしても、安全に、心配なく過ごせそうな気がする。

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(翻訳:Maeda, H


19ドルのSpark Photonでそこらのものを何でもWebにつなごう

Spark Labsの、物のインターネット(Internet of Things, IoT)デバイスを作るための汎用開発キットSpark CoreKickstarterでヒットしたが、しかし致命的な欠点があった。電子工作のベテランでないと、使いこなせないのだ。しかし今度出たSpark Photonなら、それほどベテランでなくても使えそうだ。

Photonは兄貴のCoreにそっくりだが、やや速くてコンパクトだ(切手サイズ)。使い方はセンサやモーターを接続してから、シンプルなプログラミングインタフェイスを使ってそれと対話する。Photonの目標トは、ホビイストやアーチストやハードウェアマニアなどに19ドルという格安のお値段で気軽に物づくりを楽しんでもらうことだ。

予約が10000に達したら生産を開始するというやり方は、なかなか巧妙だ〔日本時間11/14午後で4000弱〕。この新しいキットが元のCoreと似ているところといえば、面白いからこれでいろいろ遊んでいるうちに、ワイヤレスロボットたちによる黙示録がきっと訪れることだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Sintratechは、世界初の卓上型焼結3Dプリンターを開発中


スイスのSintratecという会社が、世界初の卓上型焼結3Dプリンターの販売を計画している。焼結というのは、ナイロン粉末の層にレーザーを照射して3D物体を作る方式のことで、中身の完全に詰まった物体を高精度で作る最適な方法の一つだ。

同社は、近くIndiegogoで製品を公開する予定で、プリンターの価格は4000ドル。驚くほど良くできた機械で、いかにもすばらしい作品をプリントしてくれそうだ。


最大プリントサイズは130 x 130 x 130 mmで、内部に可動部分を持つ部品を作ることができる(例えば、歯車を内蔵した時計)。プロセスは通常のプリンターよりはやや遅く、ビデオにあるように、最終製品は少々粗いが、Form Labs Form 1+のような後処理が不要で、プリント直後に使用できる点はデザイナーに喜ばれるだろう。

via Wamungo

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


クリスマスを前に戦争は終わった―HachetteとAmazonがKindle版価格設定問題で和解

メリー・クリスマスと叫ぶのにはまだ少し早いが、例の戦争は終わった。AmazonとHachette Book Groupはeブックと印刷本の販売に関して「複数年にわたる合意」に達したという。この合意によれば、Hachetteはすべてのeブックに関して価格を自由に設定できる。 ただしHachetteは「低い価格に対してよりよい販売条件を得られる」という。つまりHachetteは自分で価格を設定できるが、無茶な設定をしなければ得をするらしい。

AmazonのKindle担当副社長、David Naggarはプレスリリースで、「今回の合意に、Hachetteが価格を引き下げればメリットがあるようなインセンティブの仕組みを導入できたことを嬉しく思っている。これは読者、著者をともに大きく利するものだと信ずる」と述べた。

新たな合意によるeブックの価格設定は2015年から適用となるが、AmazonはHachetteのタイトルに対する制裁をすぐに中止するという。制裁を受けていたHachetteの本は再び「目立つようにプロモーションされる」ようになる。

簡単に言えば、AmazonはHachetteに価格設定権というアメを与えたわけだ。しかしHachetteがAmazonの価格ルールに従えばメリットがあるような仕組みが導入されたことは大きな効果があるだろう。HachetteがAmazonに対して独占的な低価格でKindle版を提供すればAmazonストアのショーウィンドウの目立つ位置に飾ってもらえる、ということなのだろう。Hachetteは価格設定の自由を手に入れはしたが、やがてこれも「悪魔との契約」だったと考えるようになるかもしれない。 

画像: Stephen Woods/Flickr UNDER A CC BY 2.0 LICENSE

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


中国のプログラマーがWindows 95をiPhone 6 Plusに載せた


本日の「本来ではない場所に何かを載せる」コーナーでは、xyq058775というユーザーと、買ったばかりのiPhoneにWindows 95をインストールしたという彼のワクワクする告白を紹介したい。使ったのは iDosというツールで、これはiOSにインストールするオープンソースのDOSBoxライクなアプリだ。彼曰く、ほぼ完全に動作したが、Windows XPにアップグレードできなかったそうだ。そして彼はDoomもプレイできたと私たちは想像している。

ここで行われていることに新規性は殆どない ― 人々は初代VAXマシンの時代からエミュレーターを走らせてきた ― しかし、よみがえったソフトウェアがこんなに早く新しいハードウェアで動くところを見るのはクールだ。私には実用的使い道を思いつくことができないが(たぶんタイピング練習のMavis Beaconは走らせる必要があるだろう)、理論的実験としてはすばらしい。誰か、POSDTを動かすかもしれないし。

中国語FAQの拙い翻訳を以下に載せた:

1.Q: Can I install WINDOWS XP? A: The answer is yes you can, but certainly not by idos, because idos simply simulate the DOS environment is not the true sense of the virtual machine, so the system is more difficult to run the DOS and idos simulation environment and do not have XP running basic environmental needs, so later if transplanted XP system, then I will make use of their leisure time with friends ios platform to write a plug-in to run XP virtual machine system.

2.Q: Why are you doing this? Why not use Remote Desktop. A: First, to show that this kind of thing tall Remote Desktop is currently no support on win98 systems, not to use during system installation and tool methods have sent me here.

3.Q: Why is the process I installed the explorer process wrong? A: Because idos simulator only simulates the 16’s dos environment, although win98 16/32 hybrid system but Explorer and exe process large part needed is a 32-bit environment, so when they need 32 program calls some system environment variables and support libraries when an error occurs, LZ modify some of the resource is designed to allow him to run in idos environmental good, However, this modification will change the part of the machine, which has led some device errors when using LZ modify the good image. After LZ according to everyone’s feedback slowly improve!

全体手順の説明は、中国語が読めればここにある。読めなければ、インストールは読者の練習としておこう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


がれきの中に生存者を見つける昆虫ロボットは微細な音を捉えるマイクロフォンを装備

昆虫型ロボットはときどき登場するが、今度のは本物の虫がオーディオセンサを搭載している。ノースカロライナ州立大学のAlper Bozkurt博士とMatt Shipmanは、小さな回路基板を生きたゴキブリに乗せ(載せ)、リード線を虫の脳に接続した。基板が脳に特殊な音を送ることにより、ゴキブリは右や左に曲がる。こうして虫は、リモートコントロールできるバイオロボットになる。

この不気味な軍団には二種類の虫がいる。ドローンとセンサだ。ドローンはリモートで受信した信号に基づいて右や左へ動き、センサはドローンに、聞こえる音の方向を教える。そして多数の虫を、たとえば瓦礫(がれき)の中へ送り込むと、センサが音を捉える。そして音が聞こえたら、ドローンたちが救出隊に知らせる。その虫を、食べてもよいかもしれない〔ジョーク〕。

電気工学と計算機工学の助教授Alper Bozkurt博士によると、“崩壊した建物の中では音が生存者を見つける最良の方法だ”。彼はこの救急ゴキロボに関する論文を、すでに二つ書いていて、その特徴は動きを制御する電子回路のバックパックを背負っていることだ。彼の研究チームが作った二つのタイプの特製バックパックは、どちらもマイクロフォンを装備している。そのうちの一つは、微細な音をとらえてワイヤレスでレスポンダへ送る。

また、虫たちの動きをコントロールすることによって、実質的に彼らの活動範囲を救助領域に限定できる。彼らの活動時間を長くするために太陽光発電セルを使うことも、試行中だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


世界中の無防備なWebカメラを見せるInsecam…パスワードに無関心なアドミンが多い

Insecamというおかしなサイトが、世界中の無防備なWebカメラ73000台を表示できる、と豪語している。その多くはCCTVやシンプルなIPカメラだが、それらに共通しているのは、一般的にアクセス可能なネットワークポートへストリーミングされていることと、デフォルトのパスワードをそのまま使っていることだ。だから誰でも、Webをクロールするロボットなどを使って、単純に”admin/admin”とタイプし、そのストリームにアクセスできる。

このサイトはカメラを機種と位置で分類しているが、カメラの多くは標準的なIPベースのカメラ(またはカメラ列)で、FoscamやPanasonicなどメジャーなメーカーの製品だ。このような“すきのある”カメラのリストは何年も前からあるが、このサイトはMotherboardが記事で取り上げたために、世界中に知られることになった。

このサイトで今、何が見えるのか? 大したものはなさそうだ。世界的に有名になってしまったために、多くのフィードが停止したのだろう。しかしNetworkWorldによると、Foscamのカメラはその多くが赤ちゃんカメラとして使われ、親たちに安心感を与えている。サイトのフロントページからのリンクで、ライブのカメラをいろいろ見ることはできるが、今は多くのストリームが死んでいる。

このサービスをロシアから提供しているらしい匿名のアドミンは、こう書いている:

“ときどき管理者は(たぶんあなたも)、監視システムやオンラインカメラやDVRなどの、’admin:admin’や’admin:12345’のようなデフォルトのパスワードを変えることを忘れる。そういうカメラは、実質的に世界中に一般公開されているのと同じだ。世界中のカフェやお店やモール、工場、そして寝室などに、何千というそんなカメラがある。カメラを閲覧するためには、国や機種を指定するだけだ。このサイトを作ったのは、セキュリティのための設定の重要性を、知らしめるためだ。あなたのカメラをこのサイトから消すためには、パスワードを変えてそれを非公開にするだけでよい。

わざわざ弱いパスワードを使ってWebカメラを一般公開でストリーミングする理由は、どこにもない。ITの連中は、8台のCCTVをセットアップする時、標準の”admin/12345″で楽をしたいと考えるかもしれないが、その怠慢に付け入るのは簡単だ。公開データにアクセスしても犯罪ではないから、プライバシーを守りたかったら、カメラのマニュアルをちゃんと読んで、まともなパスワードを使おう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


遠距離恋愛中のパートナーに「心拍音」を届ける「Pillow Talk」

遠距離恋愛というのは相当に辛い。そばにいたいと思うからこそ恋人なのに、離れていなければならないというのがとても辛い。心配になるし、不満を抱えるようにもなる。相手が自分とではなく映画に出かけていくというだけでも、耐え難い気持ちになってしまったりもする。そんな気持ちをなんとかしようとするプロダクトがLittleRiotのPillow Talkだ。

このプロダクトは、間もなくKickstarterでもキャンペーンを開始する予定になっているのだそうだ。何をするものかというと、枕の中に潜ませたマイクを使って、互いの心拍音を伝え合おうとするプロダクトだ。枕に頭を乗せると、大好きな相手の休みない心拍の音を感じることができる。すぐそばに相手がいるように感じることができ、遠く離れたところにいながら、相手のことをごく身近に感じることができるようになるのだ。

開発したのはJoanna Montgomeryで、大学で考えていたプロダクトがバイラルで広がることとなった。20万ドルのシード資金を集め、そしてプロダクトを世に出すためにクラウドファンディングを行なってみようと考えている。

「コミュニケーションに用いるテクノロジーの在り方に一石を投じたいとも考えているのです」と彼女は言う。「スクリーン経由で姿を映し合うというのではなく、確かに相手と繋がっているという『実感』のやりとりを実現したいと考えたのです」。

2012年に、このプロダクトのことがバイラルで広がり始めると、Facebook上には4万3000人のファンが集まり、そしてメーリングリストにも4万5000名が登録することとなった。そうした人々の応援も感じながら、いよいよ実際のプロダクトとして世に出そうとしているのだ。

「大学ではインタラクションデザインを学びました。技術と、あるいは技術を用いて、自分以外とどのように交流するのかということを研究していたのです。ただ、『交流』という面では、電話以上の成果をあげるテクノロジーは未だ存在しないようなのです」とも彼女は言っている。「他者の存在を身近に感じるためのテクノロジーは発展途上なのです。それで、Pillow Talkを世に問うてみたいと考えるに至ったのです。一緒にいたり、あるいは電話で話をしていないようなときにも、パートナーと繋がっていることを実感できるものを実現したいと考えたのです」。

なるほど、サイバネティクスの可能性を示すものだと言えるのかもしれない。

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(翻訳:Maeda, H


このポータブルRaspberry Piゲーム機は、失われた青春のアーケードゲームを取り戻してくれる


eNcadeは、人々の忘れていたノスタルジアに乗じることを期待している。実質的にRasberry Piを可愛いらしいケースに入れただけだが、このポータブルコンソールは、伝説的ゲームにオンライン・マルチプレーヤー機能を追加して、世界中のプレーヤーとジャウストを戦ったり、町内の友達とマリオブラザーズをプレーしたりできるようにすると約束している。

コンソールは3Dプリントされたもので、完成版のPiとゲーム入力が付いている。もちろんこの手の物は誰にで作れるが(私は子供たちと一緒にたった今これを作っている)、秘密はソフトウェアにある。「eNcadeの始まりは私のコンセプトで、当初はポータブルオンラインマルチプレーヤー対応レトロゲーム機だった」と作者のNicolas Wickerは語る。「しかし、みんなの声を聞いた結果、われわれの世代で人気を得るためにも、アプリを作る上でもRaspberry Piが非常に適していると気付いた。以来、3回の設計変更を経て、現在はソフトウェアのベータ版を仕上げているところだ」

「最初にeNcadeを考えついたのは、レトロゲームをオンラインでマルチプレーできるポータブル機がないことに気付いた時で、1年以上前のことだった。さらに、購入可能な完成版Raspberry Piゲーム機がないことにも気付いた。eNcadeは、この2つのコンセプトを融合させる完璧な解だった」

完成版は160ドルで入手可能で、Wickerは初期モデルを3Dプリンターで作り、プロジェクトが離陸したら射出成型品を出荷するつもりだ。彼のゴールは、古いROM向けのXbox Liveのようなものを作って、自分のゲームに他のレトロゲームユーザーが遠くから参加できるようにすることだ。

目標金額6500ドルで、まだ道は遠そうだが、立ち上がれば面白いプロジェクトになるかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


3Dプリント銃を現実的にする新しい弾丸


3Dプリント拳銃はまだ現実味に欠ける。プラスチックの気まぐれに加えて、Liberatorのような作り方を見る限り、注意していないと銃はいつでも手溜弾に変わりかねない。しかし、エンジニアのMichael Crumlingは答を知っているかもしれない。

彼が作った新しいタイプの弾丸は、薬莢を銃身の補強材として利用する。これは、ピストルを粗悪なプラスチックで作っても、この長い弾丸を使っている限り、発射した後も銃身が本体から離れることはない、という意味だ。

Crumlingは彼のウェブサイトにこの新しい弾丸 .314 Atlas の計画を掲載している。彼の仕事は、クールなギターのデザインと、クールな銃のデザインを交互にこなすことなので、Atlas弾丸はまだ極く初期段階にある。それでもテストは十分に行われており、非常にうまく動作している。

Crumlingがこう書いている。

これが .314 Atlas弾丸のデザインだ。これは約23000 psi(1565気圧)の圧力下でも安全で、1018冷間圧延鋼から作られている。まだ負荷をかけているところなので、データは多くないが、開発が進めば追加できるだろう。

Crumlingはこれを、実質的に「弾丸に組み込まれた銃身」であり、銃そのものにかかる圧力をすべて取り去り、プラスチック銃身を単なるガイドとして使えると言っている。画像を見る限り、精度はあまり高くなさそうだが、大切なのはその発想だと私は思う。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook