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こんなSEO業者に勤めているなら退職することをお勧めしたい


役に立つというわけではないのだが好きなSEOのブログにSEO日記 一喜一憂 (仮題)というブログがある。

SEO業者に勤めるってことがどんなことか?

ということがよくわかるブログである。

SEO会社を辞めました。

という記事があるが、なかなか本当に実感がこもったいい記事である。

最後にクライアントとそのような会社に勤務している社員に対するアドバイスが載っているが、

契約をする時は契約書と規約をしっかり読んで、分からない事は全部営業に確認して、出来るなら全て録音して下さい。
中で頑張ってる人は、その頑張りが会社の外からどう評価されるのか?を考えて行動する事をお勧めします。
これを読んだ同じ境遇の人が少しでも救われるといいな。

結局はこのブロガーの方はSEO会社を辞めて転職したというわけなのだが、私もこれは正解だと思う。

といったわけで、こんな会社なら辞めた方がいいと思うSEO業者の条件について書いてみたい。

石の上にも三年という言葉があるが、大体の職業にこれは当てはまる。
しかし、とっとと離脱すべきという仕事がこの世の中には存在する。

学校を卒業して最初に入った会社が振り込め詐欺をやっていたとする。

でも、

「世間ではあれこれ言われているけど、私たちのやっていることは社会の正義なんですよ。
金をため込んでいる老人たちからお金を回して、経済を活性化しているんです。だから頑張ってくださいね。」

といったことを連日言われていると、だんだんそれに慣らされていく。
良し悪しの判断ができなくなるはずなのだ。

私はこの種の犯罪組織に所属している人達の全てが、悪しき動機に基づいてやっているのではないと考えている。
最初は生活のためといった理由で良心の呵責を感じながらやっているうちに、徐々に慣れてしまっていく過程があると思うのだ。

悪徳SEO業者もこれに似ている。

生活のためにその仕事をやっているうちに、良心を忘れる、あるいは慣れるのだろう。

ちょっと前の話であるが、私の知り合いの会社がSEOのテレアポの営業を受けたのだ。
その知り合いの会社はSEOのこととかよくわからないので、私に話を回してきたのである。

私はテレアポの担当者と話をしたのだが、よくよく話をしてみると結局はリースでSEOを売りつけるといった内容だった。
いまだにそれをやっている業者があるのか?
とたまげたのだが、そのテレアポの営業をしている担当者と話をしていたら、非常にSEOに詳しく正しい知識を持っていることに驚いたのだ。

多分まだ20代の女性だと思われるのだが、大したものだと思ったのである。

「すごいお詳しいですね。なのに何でSEOをリースで売りつけるような会社に勤めているんですか?」

と率直に聞いてみたのだ。
それに対しては返答しないで、テレアポを打ち切るモードに入ってしまった。
とても残念である。

まあ、そんなこともあったのでこんな記事を書きたくもなったのだ。

さて、やっと本題に入るのだ。

「こんなSEO業者に勤めているなら退職するべき」という私の考える条件だ。

1.顧客のことを考えて営業しているか?

最も重要なことはこれに尽きる。
もちろん全ての会社は営利企業であって、自社では利益を取らねばならない。
しかし、顧客の利益にならないことをやってはならないということは自明である。

悪徳SEO業者というものは顧客の利益を無視しているから悪徳なのである。

もし、

「今こんな仕事をしていていいのだろうか?」

と疑問を持ちながら日々を過ごしているのであれば、この点を問うべきである。

2.自分のスキル向上につながるか

現在は食えている商売であっても10年後は食えないであろう仕事はたくさんあるはずだ。
その中で、SEOは食えなくなる仕事になる可能性が非常に高い。

SEOのテクニカルな面だけを担当する仕事ではつぶしが効かなくなる。
ビジネスに深く入り込んで一緒に作り上げるといった仕事をしていかないと、いずれ通用しなくなるだろう。

または、休日、休暇がきちんと取れ、勉強する・見聞を広げるといったことができる環境が必要だ。

言い換えれば、SEOだけではいずれ食えなくなるから、そのために備えることができるかできないか?なのである。


条件に付いて2つ書いてみた。
普通に休日出勤で、夜も徹夜、顧客のことは無視といった、両方を満たすSEO業者もあるようだ。

だからと言って今すぐ辞めると生活が成り立たなくなるだろう。
ならどうすればいいか?

ソーシャルネットワークなどで人脈を作っておくのが私はいいと思う。

SEO関係者は同業者同士ソーシャルネットワークで盛んに交流しているので、転職先を見つけることもできるかも知れない。
また、日々のやり取りのなかで自然にスキルアップできる。
そして重要なこと、

自分の会社の常識が世間の常識ではない

ということを常に意識することができる。
この視点は忘れてはならないと思うのである。

WordPressに最適なサーバーの条件とおすすめサーバー

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派遣社員として働く20代・40代の実態をまとめたインフォグラフィック

最近の派遣社員の年齢傾向を見ると、20代の割合が減り、40代が増加しています。40代派遣の持つスキルや仕事への意識とは?働きたい主婦のための求人サイト『しゅふJOB』を運営する株式会社ビースタイルが、派遣社員として働く20代・40代に対して調査を行い、インフォグラフィックで公開しました。 — SEO Japan

いま、40代の派遣社員が増えている

派遣社員として働く20代・40代の実態をまとめたインフォグラフィック※画像をクリックするとしゅふJOBのサイトに飛び、より詳細な調査結果も公開されています。

厚生労働省が発表した「派遣労働者実態調査」によれば、平成16年当時の派遣社員の年齢構成は「20代が35.5%、40代が14.3%」となっていました。しかし、平成24年までの間に「20代が20.2%、40代が26.2%」にまで変化して割合が逆転しています。

現在、派遣社員として働く20・40代の男女600名(うち女性498人)を対象にしゅふJOBが行った実態調査によると、正社員経験のある20代は約6割、40代は9割超という結果に。過去に正社員として働いていた人が、おそらく結婚や出産を経て、40代の現在は派遣社員として働いている様子がうかがえます。

働くうえで実践していることそんな20代・40代の派遣社員に「研修を受けたビジネスマナー/スキル」を聞いたところ、「あいさつ・言葉遣い」「電話対応」「身だしなみ」「来客時のマナー」などの社会人の基本となるビジネスマナー研修を受けている割合は40代のほうが多く、20代は「メールの書き方」「議事録作成」などの実践的で即戦力となる教育を受けている傾向が見て取れます。

そのほか、「責任を持って最後まで仕事すること」を意識しているか、「常に効率を考えて作業する」かどうかなど、40代と20代の意識の差について、より詳細な調査結果が【しゅふJOB】「派遣の「いま」を実態調査」のページで公開されています。

女性の社会進出や職場と家庭の両立に向けて「現在の働き方を変えていく必要がある」として、政府は意識改革などに取り組む考えを示しています。いままでの、正社員、派遣社員、パート・アルバイトとしての働き方だけではなく、多様で柔軟な働き方を選択できる雇用システムが求められていると言えそうです。– SEO Japan

スタートアップ設立前に最も重要な作業とは?

スタートアップへの投資環境が過去と比べるとありえない程、良くなった日本。とはいえ、スタートアップの成功確率が自然と高まるわけではなく、軌道に乗せ成功に導くには多くの試行錯誤と努力が必要です。今回は実際にスタートアップを立ち上げ失敗した筆者が、自身の経験を元にスタートアップ成功の秘訣についてまとめた記事を。 — SEO Japan

product_plan

私達は失敗した。

半年間にわたって、モバイルアプリのコードの質をじっくり調べ、デザインを調整した後、パートナーと私は、ついにApp Storeにアプリをリリースした。すると、徐々にダウンロードの回数は増えていった。

その数日後、辛い現実が私達を待ち受けていた。ユーザーがアプリを利用しないのだ。アプリのアイデアを紹介した人達の多くは、絶賛してくれたこともあり、大きなショックであった。私達が開発したアプリは、写真を撮り、撮影した対象に関する質問をすることが出来る。このアプリは、その年、世間を賑わせたスタートアップのトレンドを全て網羅していた: モバイル、ソーシャル & ローカル。2011年の年始のことだ。

続きを読む スタートアップ設立前に最も重要な作業とは?

インハウスSEOになる前に知っておきたいこと

フリーランスのSEO専門家として活躍していた筆者が、某スタートアップのインハウスSEOとして仕事を始めた経験を元に、インハウスSEOとして考慮すべき点や成功の秘訣をまとめた記事を紹介します。インハウスSEOの重要性がかつてない程認められ、その存在感が増している今日、SEO会社から転職する人も増えているように感じますが、事前に読んでおくとヒントになる点が多いかも。 — SEO Japan

物事には順序がある。それでは背景から説明していこう – 1年前に誰かにインハウスのSEOとして働いていると言われたら、私なら笑って、もっと自分を大切にした方がいいと助言していただろう。

そして、現在、私はインハウスSEOとして働いている。しかも、今まで思いもしなかったこと、つまり「他の誰かのために働こう」と言うこの決断にこれ以上ないぐらい満足しているのだ。

Clicker.com - In House SEO & Audience Development

遡ること1年弱、私がメキシコでのサーフトリップから帰宅中に国境を越えようとしている時だった。電話を通じて私はeメールを受信した。アスクドットコムの元CEO、ジム・ランゾーン氏からのメールであった。ランゾーン氏は同氏が運営するスタートアップ Clicker.com(クリッカードットコム)の情報を簡潔に伝え、近所に来ているので会って話をしたいと望んでいた。しめしめ、これで仕事がまた一つ増えたぞ。私はそう思った。

私は一度話を聞くまでは断らないと言うポリシーを持っており、そして、当時黒字の事業を運営していたため、単なるネットワークの良い機会として位置づけていた。

仕事が必要だったわけでもなければ、お金が必要だったわけでもなかった。 また、私は5年もの間、他の誰にも恨まれていなかった。自分のライフスタイルを気に入っていたし、自分自身に満足もしていた。しかし、その数カ月後、ジム・ランゾーン氏は徐々に私の考えを変え、もし試していなかったら、絶対に後悔するような機会を私に与えてくれた。

私の好奇心を引き寄せたのは給料ではなかった(スタートアップそのものが魅力的だったのだ)。これは、大きな成功を収めると思ったビジネスに参加し、関与するチャンスだったのだ。私を鍛え上げ、スキルを磨き上げてくれる重役の人達と毎日連絡を取り合うためには、私にはキャリアの次のステージに進む必要があった。ベンチャー投資家や経営陣と話しをして、自分の才能を分かってもらう必要がった。

また、私はクリッカーが優れたアイデアであり、ポテンシャルを引き出すことが出来れば、夢のような大金が転がり込んでくる可能性もあると期待している。

インハウスSEOとして想定するべきこと

インハウスSEOが想定することは、企業によって異なる。私は面倒なことは苦手であり、そして、自分の知っていることのみを綴る主義なので、自分の経験を思い返していこうと思う。これは私がたまに考えることであり、真実でもあるのだが、私のライフスタイルは基本的にほとんど変わっていない。

これは働く場所が大きく関連していると思うが、クリッカーは業績ベースの企業であり、毎日出勤するタイプの企業ではない。私はたとえ一時間だけであっても毎日のように今でもサーフィン(ネットサーフィンではなく、波に乗るサーフィン)を楽しんでおり、平常心を保つ自由を謳歌している。

私は別の場所から自分のチームに指示を出し、オフィスに行くのは月に数回である。この環境は、私が業績を上げ、期待を上回っている限り変わらないだろう。

大きな違いは皆さんが想像しているよりも目立たないが、それでも様々な角度で見ると違いがある点は疑いようもない。

まず、他の人に指示および答えを委ねなければならない。運が悪ければ、数人に対して答えを提供しなければならない可能性もある。自分一人で仕事をしたことがあるなら、これは辛いと感じるだろう。

上司を尊敬し、上司と同じ目標を達成することが出来ると信じること、または達成したいと願うことが重要である。それでも、小声で文句を言いたくなるときはやって来るはずだ。

次に、責任が重くなり、焦点を完全に一つのプロジェクトに絞ることになる。 これは良いとも悪いとも言える。私のように注意力が欠けているなら、退屈であり、飽きてしまうこともある。クライアントと仕事をする場合、クライアントは一人ではなく、複数のプロジェクトに同時に取り組めるため、新鮮な気持ちで挑める点は、クライアントと仕事をする上でのメリットと言えるだろう。

もちろん良い点もたくさんある。毎月、同じような“確認”の声を聞かなくても済む。新しいビジネスのために四六時中慌ただしく動き回る必要はない。事務作業はなく、使えるリソースも多い。

自分よりも大きな何かの一翼を担うことになる。自分の戦略を実施するためだけのSEOに特化したチームを持つことが出来る。また、新しく、貴重なスキルを身につけることも出来る。そして、仕事の後片付けが遥かに簡単である。それでも、高い波が来る予報が出ている際に中部に向かうのは気が重い。有給休暇と言われる制度もあるが、ちょっとずつしか使えない。

さて、突然、自分の人気が高まることもある。まるで背中に的を背負っているかのような勢いである。私がクリッカーで働き始めたことを公表してから依頼される仕事の量が10倍以上に増したのだ。良いか悪いかは状況によって異なる。私は自分の勤務先に満足しているし、去るつもりはない。

インハウスSEOになる前に考えておきたいこと

クレイグズリストで初めて見つけた仕事にいきなり応募するのはよくない。インハウスSEOとして成功したいなら、自分の優先事項が加わる会社と一致していることを確かめる必要がある。

私は大企業とは生活が大きく異なるスタートアップに参加した。その点を肝に銘じておいてもらいたい。条件が合わなかったら、自分の仕事を手放すことはなかった。以下に、一大決心をする前に使ってもらいたいチェックリストを用意した。

SEOに対する賛同

CEOおよびその他の重役陣がSEOの効果を疑問視しているなら、諦めた方がいい。上司に自分のアイデアを信じてもらい、賛同を得るために全力を注がなくてはならないなら、インハウスSEOとしての生活はあまり楽しいものにはならないだろう。SEOが優先されておらず、また、リスペクトされていないなら、他の会社を探すべきである。

確固たる信頼

勤務を始めてから数週の間、CEOが私を脇に連れ出し、経営陣に対してもっと断固たる態度を取ってもいいと言われた。当時、私はその他の重役に命令を出す前に自分自身の力を証明する必要がある気がすると答えたのであった。

これは私にとっては新しいテリトリーであり、そっと進むようにしたのだ。するとCEOは「もう充分力を証明しているよ。だから雇ったんだ」と言ってくれた。これが転機となり、自分の専門知識が100%信頼されていることが分かり、私は嬉しかった。

CEOと自分の間の壁は少ない方が良い

重役がSEOに賛同しているからと言って、会社全体が賛同しているとは限らない。なかなか計画を実行することが出来ないときがある。エンジニアが何かを変える意図を理解していないこともあれば、最高財務責任者(CFO)が成功するために必要な予算を拒むことも考えられる。CEOと直接話すことが出来れば、このような障害を容易に乗り越えることが出来るだろう。主要な意思決定者が近くにいてくれるほど心強いことはない。

自分の運営スタイルに合う強力なチーム

人が違えば、運営のスタイルも異なる。そして、既にチームが用意されていても、または新たに雇用するにしても、作業を実行する際の自分のスタイルに合わせておきたいところだ。私は無干渉主義であり、人の行動を細かく管理するのは嫌いだ。

また、賢く、自発的で、事細かい指示を必要とせず、自分で行動を起こせる人物と働くことを望む。私はオフィスで働くわけではないので、何も連絡してこない時は必要な作業を行っていると信じたい。実際に、私のチームは称賛に値する。

順調に仕事を行うために使えるリソース & ツール

この点については細かく説明する必要はないだろう。仕事を行うには、そして、効率よく行うためには、必要なものがある。事前に交渉を済ませておき、何を期待するべきか分かっている必要がある。

自分に何が期待されているのかを把握している必要があるように、会社側も自分が何を期待しているのかを理解しているべきである。雇ってもらったものの、これからの仕事を否定されてしまうことだけは絶対に避けたい。これは印象が悪い。

インハウスSEOとしての仕事はすべての人に向いているわけではないが、クライアントと仕事をする際や自分のウェブサイトを運営する際には見出せないメリットを多く含む新鮮な方向性を味わうことが出来る。

私は皆さんにインハウスSEOになろうと諭しているのではない。しかし、考えているなら、そして、まだ行動を起こしていないなら、いっそのこと試してみてはどうだろうか。期待以上の経験を味わうことが出来る可能性がある。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Making The Jump To In-House SEO」を翻訳した内容です。

極めて全うな考察で、インハウスSEOを検討している人には、というより、インハウスSEOとして働くべき企業であるべきかを見極めるにも、参考になる記事でした。全てが理想的な環境は少ないと思いますが、こういったことを意識することがインハウスSEOとして活躍するためにも大事ですね。ちなみに筆者が勤めたClicker.com、ドメインが既に無かったので一瞬あせりましたが、無事に大手テレビ局に買収されたようです。 — SEO Japan [G+]

技術に関するウェブマスター向けガイドラインを更新しました

Google のインデックス登録システムは、CSS と JavaScript を有効にすることで一般的な最新のブラウザと同じようにウェブページをレンダリングしていると先日お伝えしました。本日、Google ではこの内容を踏まえ、技術に関するウェブマスター向けガイドラインを一部更新いたします。

新しいガイドラインでは、最適なレンダリングおよびインデックス登録のため、ページ内で使用している JavaScript、CSS、画像ファイルに Googlebot がアクセスできるようにする必要がある、としています。サイトの robots.txt を使って Javascript や CSS ファイルのクロールを拒否するように設定すると、Google のアルゴリズムによるコンテンツのレンダリングとインデックス登録を妨げ、最適な結果が得られなくなる可能性があります。

インデックス登録の最適化に関するおすすめの方法を更新

Google のウェブマスター向けガイドラインに記載されていたように、これまで Google のインデックス登録システムは、テキスト ベースの古いブラウザ(Lynx など)にたとえられてきました。しかし、ページのレンダリングに基づいてインデックス登録を行うようになったいま、もはや Google のインデックス登録システムをテキスト ベースのブラウザと同じように考えるのは正しくありません。より正確には、現在使われているウェブ ブラウザに例えるほうが適切です。このような新しい観点からの注意事項は以下のとおりです。
  • 現在使われているブラウザと同じように、Google のレンダリング エンジンも、あるページ内で使用される技術のすべてに対応しているとは限りません。プログレッシブ エンハンスメントという考えに基づいてページをデザインすることにより、ページ内で使われている技術がサポートされていないブラウザやシステムに対しても、基本的なコンテンツと機能が提供できるようになります。
  • すばやくページがレンダリングできれば、ユーザーがあなたのコンテンツをスムーズに閲覧できるだけではなく、ページのインデックス登録をより効率的に行うことができます。特に、ページのパフォーマンスを最適化(英語)するためのおすすめの方法をご紹介いたします。
  • 必ず、JavaScript や CSS ファイルを Googlebot に配信する際に生じる追加の負荷をサーバーが処理できるようにします。
  • テストとトラブルシューティング

    レンダリングベースのインデックス登録を始めるに伴い、Google ではウェブマスター ツールの Fetch as Google 機能も更新しました。この機能により、ウェブマスターの皆様は Google のシステムが、あるページをどのようにレンダリングしているかを把握できるようになります。また、インデックス登録に関する多くの問題(robots.txt による不適切な制限や Googlebot が対応できないリダイレクトなど)を特定することもできます。

    最後に、ご不明な点やご質問がありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムまでお寄せください。

    地味で退屈な業界で活きるソート・リーダシップを活用したリンク構築戦略

    コンバージョン最適化に最近注意が向いているSEO Japanですが、コンテンツマーケティングやリンク構築も忘れていません!これからのリンク構築に欠かせないコンテンツマーケティングですが、B2Cや広告やファッション等、派手な業界ならともかく、地味で派手さのない業界の企業の場合、そもそもコンテンツマーケティングのネタがない!と嘆いている企業も多いのではないでしょうか。そこはアイデア次第、逆にチャンスも大きいとサーチエンジンランドからの素敵なアドバイスを悩めるウェブマーケッターに。 — SEO Japan

    現在の検索業界では、大半のSEOキャンペーンが、コンテンツを主体として行われている。実際に、私が参加するキャンペーンの多くは、質の高いコンテンツを作成し、一流のサイトで配信する取り組みを軸に展開している。shutterstock_126540911-content

    SEOに対するこのアプローチは、従来のSEOキャンペーンよりも、典型的なPRキャンペーンに似ている — 大半のデジタルエージェンシーは、このPRキャンペーンに近いアプローチを重視する必要があると私は考えている。

    要するに — 今後のSEOの鍵を握るのは、コンテンツマーケティングである。

    それでは、この流行りのワードを早々に出すことに成功したので、本題に入らせてもらおう。

    楽しく、リンクを張りたくなるコンテンツを作成する取り組みは、奇抜な製品を販売するB2Cの企業にとっては、それほど大変な作業にはならない。Red Bull、そして、同社のStratosプロジェクトやOreoのDaily Twist キャンペーンが良い例だ。どちらも秀逸なアイデアであり、コンテンツマーケティングの模範として定着している。

    しかし、このようなブランドの価値、または、Red Bull等の企業が持つクリエイティブな姿勢が欠けている場合、苦戦を強いられる可能性がある。

    私が協力した企業の約9割は、所謂「面白味のない」業界に属する企業である — 例えば、特定の機械専用のバルブを製造する会社。

    刺激的な製品に関連するマーケティングアクティビティとは範囲が異なり、また、Red Bull等の企業が繰り出すキャンペーンは、ブランド志向である。Red Bullのキャンペーンのように「宇宙から人間を落としてみてはどうですか?」と提案したところで、クライアントに納得してもらえないどころか、私個人の人格まで疑われてしまうだろう。

    ただし、解決策がないわけではなく、実際に多数のクライアントのサイトで、絶大な効果を上げている。

    ソートリーダーのイメージを確立する

    私達が行う取り組みの中で、クライアントを当該の業界のソートリーダー(独自の考えを示すことが出来る存在)として定着させる取り組みは、素晴らしい成果を上げている。B2B業界、とりわけ製品/サービスが特定の分野に限定されている場合、特に効果が高い。

    ソートリーダーシップを軸としたアプローチでは、社内で重要な鍵を握るスタッフを業界内でエキスパートとしてアピールし、(オンライン/オフラインの)複数の一流のパブリケーションに取り上げてもらい、この確立した評判を使って、リードをもたらす。 検索、ソーシャル、オフライン、または、その他の様々なチャンネルを介して、この取り組みを実行することが可能だが、全て作成するコンテンツを土台にしている。

    通常のアプローチを紹介しよう:

    1. 社内で、ソートリーダーシップのコンテンツを活かすことが可能な重要人物を特定する。
    2. ブランドの価値に合致する人物を中心としたメッセージとストーリーを作る。
    3. 伝えようと試みているイメージを反映させるため、インターネット上のプレゼンス(プロフィール等のアイテム)を最適化する。例えば、LinkedInのプロフィールやTwitterの経歴欄等の作成が、この取り組みに該当する。また、オンラインとオフラインのプレゼンスが、届けようとしているメッセージと一致することを確認しておく必要がある。イメージをさらに展開するため、当該の人物専用のブログを開設するケースもある。
    4. 社内の重要人物を取り上げもらい、ブランドを広範なオーディエンスにアピールするため、ターゲットにする一流のパブリケーションを特定する。
    5. 特に力を入れる主要なトピックを網羅するコンテンツ計画を策定し、重要な業界のトピック、イベント、さらに、会社の広範なニュース/キャンペーンと照合していく。
    6. 一流のパブリケーションにアピールして、信頼を得るための評判を高める取り組みに着手する。評判を高めるための取り組みとは、著名な業界のパブリケーションで取り上げてもらい、今後の紹介を促進する試みを指す。
    7. 業界のインフルエンサー、ジャーナリスト、名のあるコンテンツプロデューサーを特定し、関係を構築する。
    8. 仕事に精を出す。

    先程も触れたように、全ての取り組みの中心となるのは、コンテンツである。そこで、業界の最新のトピックに関する詳細なレポートを作成し、ターゲットにしているパブリケーションを魅了する視覚的に優れたコンテンツを用意する。

    Digital Asset Creation

    (クリックして、拡大する)

    上の図表は、デジタルキャンペーンに導入する新しいコンテンツを作る際に確認する、大まかなフレームワークである。テキストベースの記事のようにシンプルな作品から、マルチメディアをふんだんに詰め込んだインタラクティブなマイクロサイトのような高度な作品が該当することもあるが、全て同じ原則が適用される。

    それでは、SEOの成果を改善するソートリーダーシップキャンペーンを築くステップを詳しく考察していこう…

    ステップ 1: ソートリーダーを特定する

    会社の規模に関わらず — ソートリーダーシップには、希望通りのイメージに会社を位置づける効果がある。この点を考慮する際に、社内のスタッフをキャンペーンの最前線に送り出す取り組みが、とても重要になる。

    製品に重点を置く際は、技術力に優れたスタッフをソートリーダーとして位置付けることになる。すると、製品のスペシャリストとして、製品の仕組みを語ることが可能になる(特にテクノロジー中心の分野で)。

    代わりに、取締役やディレクターにソートリーダーになってもらう手もある。この手法では、たとえ、当該の人物が無名であっても、パブリケーションにアプローチする際に、大きな信頼感を与える効果が期待できる。

    キャンペーンの重要な目的をまとめ、重要人物が持つスキルを合わせて、ソートリーダーを特定するのが最善の方法である。例えば、製品の長所に対する認知度を高めること、ブランドの社会貢献の実績を確立すること、もしくは、インターナショナルな印象を与えることが目標に該当するかもしれない。目的によって、異なる人物がソートリーダーの候補に上がることもあり得る。

    ステップ 2: ストーリーを作る

    大半の大きな企業において、戦略的なストーリーテリングは、大きな役割を担っている。世界的に有名な企業は、会社の中心に染み渡る明確なメッセージとストーリーを持っている。

    英国の老舗自動車メーカーのAston Martinが良い例だ。いつかAston Martinの車を所有したいと夢見る人は多い。同社は常に高級感がある、玄人好みの、上品なコンテンツキャンペーンを展開し、ジェームズ・ボンド等のつながりを活かし、この圧倒的な豪勢さを生み出している。

    innocent-drinksInnocent Drinksも気に入っている。同社は、非常に競争の激しい業界に参入し、誰もが失敗を予想していた。しかし、この悲観的な予想を裏切る結果を同社は達成した。この成功をもたらした要因は、製品と結びつけたストーリーであった。

    Innocent Drinksのスムージーを飲むことは、格好良いと言うイメージが定着したのだ。同社は、エコに重点を置き、多くの大手の会社が採用するプロセスに逆行した。

    Innocent Drinksは、音楽のイベントで製品を売り始め、ビジネスを続けるべきかどうかを、空のボトルを「YES」と書かれたゴミ箱、もしくは、「NO」と書かれたゴミ箱に捨ててもらうことで、購入した人に尋ねた経緯を詳しく説明している。

    同社の全てのマーケティングの取り組みに、何らかの形でこのストーリーが反映されており、新しい物好きの若者のマーケットにアピールしている。また、同じ顧客層をターゲットにしたその他の会社とのコラボレーションを積極的に進めてきた。

    面白いことに、Innocentの製品を買うアンチ大企業の人達は、Innocent Drinksが、実はCoca Colaの子会社である事実に気づいていない。これは、Innocent Drinksのストーリーの力強さを証明していると言えるだろう。

    この点を踏まえて、ソートリーダーシップをアピールするコンテンツの中で伝えるストーリーを考えてもらいたい。一貫性が重要である。そして、この一貫性こそが、明確に決めた、包括的なメッセージを持っている場合、全ての取り組みを一体となって前進する原動力になる。

    ステップ 3: オンラインプレゼンスの最適化

    このようなキャンペーンにおいて、このステップは、見落とされることがとりわけ多い。

    社内のスタッフをエキスパートとしてアピールするつもりなら、全てのオンラインのプレゼンス(アカウントやプロフィール等のアイテム)に反映させる必要がある。必要な作業の量は、プロジェクトの規模に左右されるが、私は通常次の取り組みを実行する:

    • LinkedInのプロフィールの徹底した最適化 — 写真、プロフィール欄のコピーライティング、肩書きの更新、推薦と認定の追加、実務経験の更新を含む。
    • Google+のアカウントの更新と既存のコンテンツに対するオーサーシップの設定。
    • プロフィールの画像(その他のプラットフォームと同じ写真が理想)、経歴の情報を含む、Twitterのプロフィールの更新。また、既に配信されている既存のコンテンツの詳細な分析も行う。適切なメッセージを伝えていない投稿を削除するためだ。
    • 個人のブログの開設(常にこの作業を行うわけではないが、個人に対する信頼を植え付ける上で効果的な方法であり、リンク構築の武器になる)。

    ステップ 4: 一流のパブリケーションの特定

    キャンペーンに着手する際、確保したい最高のパブリケーションを特定するため、十分に時間を割いて、クライアントの業界におけるコンテンツの現状を分析する。この取り組みにおいては、分野に特化させる必要があるが、必ずしもオンラインに固執しなくても良い。オフラインでの配布は、ブランドへの信頼性を高め、オンラインでの配信の機会をもたらすことがある — リンクだけにこだわるべきではない。

    この取り組みと並行して、同分野のトピックを取り上げる一流のジャーナリストを調査し、分析していく。社会的な実績、連絡先情報、寄稿するメディア、投稿することが多いコンテンツのタイプ等を調べると良いだろう。この情報を使うと、コンテンツを当該のジャーナリストが好みそうな作品に調整することが可能になる。すると、採用してもらう確率は大幅に高くなる。

    この分析では、広範なブランドに対する記事にも注目するべきだ。私が良質なターゲットを特定し、コンテンツを配信してもらう際に用いる方法を詳しく知りたいなら、この記事に目を通しておこう。

    ステップ 5: コンテンツ計画書の策定

    コンテンツ計画書の策定は、恐らく最も重要なステップだと言えるだろう。ここでは、当該の分野に存在するコンテンツのギャップを見つけ、このギャップを埋めるような大作に力を入れる必要がある。

    前回、Mozに投稿した記事では、データのスクレイピングを用いて、自分が働きかけている業界をリードするウェブサイトを分析して、成功するコンテンツに欠かせない要素の見解を得る方法を紹介した。この分析結果があると、投資に対して、より大きな見返りを得られるようになる。

    多くの壮大なアイデアを考案し、小さなコンテンツで脇を固めるアプローチを私は好む。例えば、専門的なレポートを作り、その後、このレポートを裏付ける複数の記事を作成して、社内のエキスパートの名前で投稿し、コンテンツ攻勢を活用する。

    レポートはあくまでも例の一つだが、あまり良い例とは言えないかもしれない。テクノロジーの分野に属していたとしても、特定の形式にこだわる必要はない。より広範なオーディエンスにコンテンツを見てもらい、その一方で、達成しようとするイメージに一致する、ブランドのストーリーの一面を見つけてもらいたい。これはリンクを得る上で最強のコンビになる。

    個人的に、全米のトラック運転手の仕事に特化したTruckerClassifieds.comは良い例だと思う。同サイトは、インフォグラフィック Truckpocalypseを作成する際に理想の視点を見出し、その結果、ソーシャルメディアで3,000回以上シェアされ、700本以上のリンクを獲得した — なかなか立派なスタッツだと言えるだろう。このインフォグラフィックを見たことがないなら、是非、見てもらいたい — その価値はある。

    Truckpocalypse Infographic

    飲酒運転に狙いを絞ったTwonCentreCarParks.comのこのインフォグラフィックも模範的なコンテンツの一つである。このインフォグラフィックは、ブランディングにとってプラスに働き、さらに、サイトにもたらされた大量のトラフィックだけでなく、リンク/ソーシャルシェアにおいても、素晴らしい成果を残した。

    Drink Driving Infographic

    今回の投稿では、コンテンツを作成するプロセスの詳細に踏み込むつもりはないが(このトピックが自体が記事として成立するため)、様々なフォーマット、トピック、そして、アプローチを試しておくことを薦める。

    ついでに、コンテンツの計画書を文書にまとめる際に役立つ良質なExcelのテンプレート(.zip ファイル)を紹介しておく — このテンプレートに救われる人が大勢いるはずだ(パム・ダイアー氏に感謝)。

    コンテンツの作成に関して、オンラインで利用するために作成したコンテンツは、オフラインで、販促/マーケティングツールとしても利用することが出来る点を覚えておいてもらいたい。このポイントは、支持を得る上でも有効に働く。Animagraffsが作成したこのインタラクティブなインフォグラフィックを参考にしてもらいたい。

    Animated Infographic

    ステップ 6: 評判を高める取り組み

    評判を高めるための取り組みとは、著者の信頼を高めることのみを目的に掲げ、コンテンツを掲載してもらう取り組みを意味する。この評判を高めるための取り組みは、ソートリーダーシップを得るためのキャンペーンにおいては、欠かすことが出来ない要素である。

    評判を高めるための取り組みを実施する方法は幾つかあり、いずれの方法も長所と短所を持っている。以下に、私が通常利用するアプローチを紹介する:

    スポンサード投稿: スポンサード投稿とは、単純に有料のコンテンツを指す。投稿内のリンクはnofollowだが、これは大した問題ではない。今後、ジャーナリストに連絡を取る際に、援護してもらうことが、エキスパートとして、コンテンツを提供する主な目的である。先程、「リンクのことばかり考えていると、このタイプのキャペーンに取り組むことが出来ない」と言ったのは、このためだ。

    多くの一流のパブリケーションは、スポンサード投稿を認めているが、投入可能な予算に左右される。たとえ数回であっても、スポンサード投稿を実行すると、大きな効果が現れる。

    このアプローチの長所は、すぐに実行することが可能であり、残りのキャンペーンに着手することが出来る点だ。

    一流のライターに協力を呼び掛ける: 今年の始め、一流のパブリケーションのライターを特定し、関係を構築し、代わりに一流のサイトにコンテンツを投稿してもらう方法を記事の中で紹介した。これは私が実際に何度も実施し、輝かしい結果を残した戦略であり、評判を高めるための取り組みを実施する際に心強い味方となる。

    このアプローチの長所は、継続的に活用することが可能な関係を築くことが出来る点だ。この関係から幾つかリンクを得られる可能性がある。短所は、スポンサード投稿等のアプローチと比べ、大幅に時間がかかることだ。

    受け身のPR要請を行う: HAROやResponseSource等のサービスには、PRを行うチャンスが数多く眠っている。ジャーナリストは、常にエキスパートによる情報を求めているため、このタイプのサービスは、スピーディーに特集記事を確立する効果が期待できる。

    このプロセスに関しては、今年のリンク構築(既に半ばに差し掛かっているが)に関する記事の中で、もう少し詳しく説明しているので、目を通しておこう。

    ステップ 7: 関係構築

    コンテンツの作成に取り掛かり、オンラインのプレゼンスを最適化し、初期の配信の機会を獲得したら(評判を高めるための取り組み)、次に長期的にリンクを得る上で活躍する関係構築に着手する。

    ソーシャルメディアの利用が進んでいない業界では、関係構築は、とても難しく感じるかもしれないが、実際には、競争相手が少ないことを意味する。

    この類の企業においては、3つのタイプの人物との関係構築に励むようにしている — 1.ジャーナリスト(出来ればフリーランスのジャーナリストが良い。なぜなら、複数のパブリケーションに寄稿しているため、投じる資金からより多くの利益を得ることが出来るからだ) 2.関連する分野のパブリケーションの編集者 3.業界のインフルエンサー。とりわけ、よりテクノロジーを重視する業界においては、時間と資金を大いに節約する効果が見込めるため、PRのデータベースを活用することを強く薦める。

    ただし、ジャーナリストや編集者に接触する際は、良い印象を残すチャンスは1度しかないことを肝に銘じておいてもらいたい。同じメッセージを大勢のターゲットに一度に送る戦略は効果がないため、回避するべきだ。出来るだけ手をかけ、パーソナイズさせるべきである。また、事前にコンテンツを作成して、ジャーナリスト/編集者に売り込む方が、ゲスト投稿を好むかどうかを確認するためにEメールを送信するよりも、効果が高いことを私は実感している。

    このガイドは、Eメールで優れたの売り込みメッセージを作成する際に役に立つかもしれない。

    まとめ

    ソートリーダーシップは、 面白味のない、もしくは、専門的過ぎると言う理由で切り捨てる人が多い業界で、キャンペーンを実施する際に、大きくプラスに働く。このアプローチのみを介してSEOのプロジェクトを実施したことがあるが、経験上、全体的な取り組みの一つの要素と位置づけた方が良い。

    固有のコンテンツを介して、そして、社内の重要な人物を業界のエキスパートとして確立する取り組みを介して、構築される関係は、時間の経過と共に、自然な言及を生み出すきっかけとなる。これは、すぐに起きるわけではないが、販促ツールとしても利用可能な優れたコンテンツを作成し、社内の重要なスタッフの評判を高め、オンラインとオフラインのプレゼンスを一貫して活性化することで、ブランドに対する認知度を上げる取り組みを中心としたリンク構築戦略を求めているなら、ソートリーダーシップを確立するアプローチを薦める。

    全文に目を通す時間がない方へ

    • 大勢の人達につまらないと見なされている業界であっても、異なる視点で考えるべきだ。チャンスと考えよう。
    • ソートリーダーシップは、単なるゲスト投稿の取り組みではない。
    • リンクを得ることだけを考えて、このタイプのキャンペーンに向き合うべきではない。
    • 評判を高めるための取り組みを行い、今後の接触キャンペーンの効果を上げよう。

    この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


    この記事は、Search Engine Landに掲載された「A Step-By-Step Guide To Link Building For Boring Industries Or Products」を翻訳した内容です。

    元記事のタイトルには「ソート・リーダシップ」というキーワードは入っていなかったのですが、ほぼソート・リーダシップの話だったので、あえて追加しました。ソート・リーダシップ(thought leadership)という言葉、コンテンツマーケティングの台頭と共に米国で出現頻度が増しています。日本ではまだ余り注目されていないとも思いますが、B2B業界で専門的な記事を積極的に書いてその分野の大家になっている人や企業は日本でも多いですし、結果ソート・リーダーシップを構築しているわけですけどね。SEOでもSEO Japanはともかく、そういったブログや人が多くいますし。細かいプロセスが書かれてはいますが、まずは情熱を持って取り組むことが大事なのかな?と思います。 — SEO Japan

    10分で分かるコンバージョン最適化の基本

    11月開催のコンバージョン祭に向けて私の意識もコンバージョン最適化モードにつき、関連記事を今後しばらく普段以上に配信していきたいと思っています。今回は、濃い記事を連投する前に、まずは基本を抑えようということで、コンバージョン最適化(ちなみにConversion Rate Optimizationの略でCROとも呼ばれます)を10分で理解できる優しい記事を。 — SEO Japan


    What you have to know about conversion optimization

    この記事を読めば、懐は温かくなる。コンバージョンの最適化 — 最高のリサーチと実験に基づくメソッド — を学ぶことが出来るためだ。

    なぜ、コンバージョンを最適化するべきなのだろうか?オンラインビジネスの売り上げを増やす、最も安価で、最もスピーディーな取り組みだからだ。現在のコンバージョン率が1%(つまり、製品を購入するのはビジターの1%)だと仮定する。この場合、たった2%にアップしただけで、売り上げは倍増する。

    コンバージョンの最適化とは、より多くのビジターをカスタマーに変えることを目標に掲げて、ウェブサイトやランディングページを調節する取り組みを指す。コンバージョン率(%)が高ければ高いほど、セールス(登録、購読等)は増える。

    コンバージョンの最適化においては、テストが生命線となる。大半の企業は、オンラインのコンバージョン率に不満を抱えている、とEconsultancyは指摘している。コンバージョン率に満足している企業は、不満を持つ企業よりも、平均で約40%多くのテストを実施している。

    テストをしない理由

    考えられる3つの理由:

    • コンバージョンの最適化自体、または、その方法をよく理解していない。
    • 難し過ぎるイメージがある。
    • 時間がかかり過ぎると感じる。

    実際には、それほど難しいわけでも、時間がかかるわけでもない。利益を得るためにビジネスは存在するのであり、コンバージョンの最適化は、そのビジネスがより多くの利益を得る上で貢献する。この取り組みに時間をかける価値がないなら、優先順位をはき違えていると言わざるを得ない。

    十分なコンバージョン率とは?

    ケースバイケースである。つまり、ビジターに取ってもらいたい行動、製品の価格、ビジターがアクセスしてきた場所等に左右される。

    10万名をスパムしても、コンバージョン率は0%になる。一方、数年をかけて関係を構築してきた独自のEメールリストにEメールを送ると、10%以上が顧客になってくれるかもしれない。

    購入に対するコンバージョン率は、平均で2%だと考えられているが、この考えにこだわる必要はない。2%以上に達したら、頂上に辿り着いたのであり、これ以上最適化を行わなくても良い、と言うわけではない。現在のコンバージョン率よりも良いコンバージョン率を常に目指すべきである。

    注記: サイトに初めてアクセスしたビジターのほとんどは、何も購入しない点を肝に銘じておこう。そのため、すぐに売ろうとする姿勢は望ましくない。その代わりに、戻って来てもらうと言うアイデアを「売る」べきだ。つまり、Eメールリストに登録してもらう、RSSフィードを購読してもらう、Twitterでフォローしてもらう等を要請すると良いだろう。

    テストのメソッドについて

    ウェブページ(ホームページ、製品ページ、ランディングページ等)の複数のバージョン、あるいは、ページの一部(ヘッドライン、表現、コールトゥアクションボタンの大きさ、Eメールアドレスを入力する欄の場所等)の複数のバージョンを作成し、コンバージョン率が高いバージョン — 取ってもらいたい行動をより多くのビジターが取ってくれるバージョンを特定しよう。

    ビジターは予想外の行動を取ることがある。だからこそ、テストを実施する必要があるのだ。また、自分自身は顧客ではなく、顧客が自分と同じようにサイトを利用すると考えると、恐らく、迷走することになるだろう。

    テストしなければ、何がうまくいくのか分からない。

    A/B テスト

    テストの方法は2つある。A/Bテスト(スプリットテスト)では、ページのバージョンを2つ作る(ページ Aとページ B)。トラフィックの50%にはページ Aを、そして、残りの50%にはページ Bを提供する。この振り分けは、ソフトウェアが自動的に行う(この記事の最後でソフトウェアを紹介する)。

    ユーザーがページ Aにアクセスすると、コンピュータにクッキーが保存され、再びページにアクセスすると、バージョン Aが必ず表示される。この仕組みにより、ビジターは、サイトのオーナーがテストを実施していることには気づかない。

    技術的には、A/B/C/Dテストを実施することも可能だが、同時にテストするバージョンが増えると、ベストなバージョンを特定する時間が長くかかってしまう。統計的な有意性が必要とされるためだ。Excelの有意性計算機のスプレッドシ-トを使うと良いだろう。

    Googleは、少なくとも100回コンバートしてから、ベストなバージョンを決める方針を薦めている。この目安に関しては賛否両論があり、個人的には25回のコンバートで勝者を見極めることが出来ると考えている(コンバージョン率を正確に割り出すには、もう少し時間が必要)。

    各ページに対して2ページ以上をテストするなら、勝者を特定するまでにかかる時間は、遥かに長くなる。テストのスピードは重要であり、CとDは避けた方が無難だ。

    多変量テスト

    多変量テストは、同時に2つ以上の組み合わせ、そして、異なる組み合わせの組み合わせをテストすることが出来る。少しややこしいので、詳しく説明させてもらいたい。

    ヘッドラインの2つのバージョン、コールトゥアクションボタンのテキストの2つのバージョン、そして、3つの異なる画像を同時にテストする状況をイメージしてもらいたい(上の画像を参照)。

    この状況では、勝者の組み合わせは:

    • ヘッドライン 1、ボタン 2、画像 1
    • ヘッドライン 2、ボタン 1、画像 3
    • ヘッドライン 1、ボタン 1、画像 2

    等々、様々な可能性が考えられ、勝者の組み合わせを特定するには、大量のトラフィックが必要になる。

    そのため、大量のトラフィックが寄せられている場合のみ、多変量テストを行うべきである。トラフィックの少ないあまり多くないウェブサイトは、A/Bテストに固執するべきだ。

    このコンバージョン最適化のレポートによると、コンバージョンに対して体系的なアプローチを持つ企業は、持たない企業と比べて、セールスが大幅に増える確率が2倍高いと見られている。そのため、闇雲にテストを行うのではなく、「体系的なアプローチ」を策定してもらいたい。

    それでは、コンバージョンの最適化に利用可することが能なフレームワークを幾つか見ていこう。

    RedEyeによる体系的なアプローチ

    (上述したコンバージョンに関する調査を行った)RedEyeとEconsultancyが提唱する体系的なアプローチに関するレポートによると、RedEyeとEconsultancyが推奨するアプローチは、4ステップのループを採用する(計測-分析-テスト-最適化):

    画像: RedEye

    1. 計測 計測することが可能なものしか改善することは出来ないため、何もかも計測するべきだ。ビジネスの目標を明確にして、競合者の基準を確認してアイデアを集め、ウェブ分析のデータを検証し、顧客調査を実施し、サイト上の検索行動を分析しよう。
    2. 分析 目標を把握したら、効果のあるもの、効果のないもの、そして、その理由を解明していく。関連性と明瞭度に対して、コンテンツの分析を実施し、ユーザーのニーズにマッチしているかどうかを確かめ、ユーザビリティテストを実行して、ユーザーパス/ジャーニーを解析しよう。
    3. テスト コンバージョンを改善する上で、A/Bテストと多変量テストは特に効果が高い。潜在的な価値とコストを考慮して、テストの優先順位をつけると良い。
    4. 最適化 テストを実施したら、効果の高かったデザインとコンテンツの変更をサイトに実装しよう。

    Invespが薦めるコンバージョンのフレームワーク

    Invespは、コンバージョンのフレームワークの中で、8つの原則を提唱している。

    1. バイヤーのペルソナを構築する。レイアウトのデザイン、コピーの作成等を行う際は、厳選した少数のペルソナに焦点を絞る。
    2. ユーザーに信頼してもらう。あらゆる信頼の要素を用いて、信頼してもらおう。
    3. エンゲージメントを強化する。ビジターにより長くサイトに留まってもらう、再び戻って来てもらう、ブックマークしてもらう、他の人達に紹介してもらう。
    4. 購入の段階のインパクトを理解する。誰もが初回の訪問で製品を購入するわけではなく、適切なセールスファンネルを構築し、代わりにリードを手に入れ、後に購入してもらおう。
    5. 恐怖、不安、疑念(FUD)に対応する。ユーザーの不安、躊躇、疑念を解決しよう。
    6. 懸念を和らげる。FUDに対応し、抵抗を和らげる上で、インセンティブが役に立つ。
    7. テストを何度も行う
    8. 繰り返す。小さなブロックを積み立て、小さな変更を加えたら、テストを行い、パフォーマンスを改善していこう。

    C = 4m + 3v + 2(i-f)- 2a

    これは物理学の講義ではなく、Marketing Experimentsが作ったコンバージョンの公式である。

    幸いにも、上の公式を解く必要はなく、紙に書いて見えるところに貼っておけば良い(印刷して、パーティションオフィスの壁に貼り付けておこう)。それぞれのアルファベットの意味を説明していく:

    C = コンバートする確率

    m = ユーザーのモチベーション(When)

    v = 価値提案の分かりやすさ(Why)

    i = 行動を起こすインセンティブ

    f = プロセスの抵抗を構成する要素

    a = 情報を入力する行為に対する不安

    つまり、コンバートする確率は、オファーとビジターの動機 + 価値提案の分かりやすさ + (今すぐに行動を起こすインセンティブ – 抵抗) – 不安によって決まる。アルファベットの隣の数字は、重要度を表す。

    抵抗は、セールスや登録プロセスの所定の要素に対する心理的な抵抗を指す。不安は、セールスや登録プロセスの所定の要素によって促される心理的な懸念を意味する。この懸念を出来るだけ減らし、ユーザーの動機とインセンティブを高め、そして、価値提案を明確化しよう。

    LIFT

    WiderFunnelが考案したLIFTは、ランディングページを分析するフレームワークとして注目する価値がある:

    このフレームワークは、バリュープロポジション(価値、メリットの提案)を、コンバージョン率のポテンシャルを与える輸送手段としてイメージする。LIFTでは、価値の提案が全ての土台となる。関連性と分かりやすさが、コンバージョンをアップさせ、不安と障害物はコンバージョンをリセットする。すぐに行動を取ってもらう上でキーとされているのが、緊急性である。

    テストを成功に導く要素

    テストによって効果は異なる。コンバージョンテストを成功させる上で重要なポイントを挙げていく:

    • 仮説を立てる。アイデアが実際にうまくいくかどうかを証明するためではなく、うまくいくかどうかを評価するためにテストを実施する。
    • 別のバージョンを別の時期に見せるテストを行っても(1週目にデザイン Aを見せて、翌週にデザイン Bを見せる)、正確な結果は得られない。
    • 失敗を恐れるな。テスト & 最適化において、失敗は、まさしく成功の元となる。醜く、ひどいデザインが、美しいデザインよりもコンバートする状況に私は何度も遭遇したことがある。
    • トラフィックが少ないなら、一度に多くのバリエーションをテストするべきではない。また、A/Bテストを行う際は、一度に一つの変更に限定するべきである — さもなければ、効果の高いバリエーションを判断することが出来なくなる。
    • 短期間でテストを終わらせるべきではない。統計的に見て有意な値が出るまでは、テストを継続しよう。
    • 「控え目な調整」を避ける ? つまり、大きな効果が表れない可能性が高い変更を加えるべきではない(後ほど詳しく説明する)。
    • テストを終わらせるべきではない。何をテストするか決断し、テストを実行し、変更を加え、再びテストしよう。

    テストするべき重要な変更

    全ての変更をテストすることも可能だが、80%の違いをもたらす20%をテストするべきである。

    それでは、それぞれの領域を別々に検証していく。併せて、参考になる、最近行われた実験を幾つか紹介する。

    価値提案

    価値提案(バリュープロポジション)は、顧客候補が製品を購入する主な理由である。

    (価値提案の策定に苦労しているなら、このワークシート(pdf)を参考にして、効果的に価値/メリットを伝える努力をしてもらいたい)。

    次の画像で、価値提案を探してみよう。

    見つからなかったのではないだろうか?このページのように、最初に会社名を記し、次に「最高品質」等の誇張した表現を並べたところで、説得力はない。

    次のページで価値提案を確認してみよう。

    このイメチェンを行ったバージョンは、コンバージョン率を145%アップさせた。

    Marketing Experimentsは、まずはPPC広告を介して価値提案を試し、その後、ランディングページで効果の高かったバージョンをテストするアプローチを推奨している:

    画像: Marketing Experiments

    ヘッドライン

    「平均で、本文よりも、ヘッドラインを読む人は5倍多い。ヘッドラインで製品のアピールに失敗すると、投じた資金の90%をどぶに捨てることになる。読者にメリットを約束するヘッドラインは、成功する確率が一番高い。」

    – デビッド・オグルビ 広告王

    良質なヘッドラインは、大きな効果をもたらす。ヘッドラインの表現を変えるだけで、コンバージョン率が127%も上がれば笑いが止まらなくなる。

    ヘッドラインは、ウェブサイトやランディングページで、最初にビジターが見て、読む部分である。自己紹介の滑り出しであり、「ようこそ!」と言った時点で、そっぽを向かれてしまう。

    ビジターが、有料広告を通じてランディングページにアクセスしているなら、ヘッドラインは広告のメッセージをより磐石なものとする必要がある — この説得の契機を活かそう。

    記事のヘッドラインやEメールの件名をスプリットテストにかける際は、65文字の原則を忘れないでもらいたい。Googleは、検索結果に最大で65文字までしか表示せず、Gmail等のメールクライアントは、長い件名を省略する。また、Twitterでは、ヘッドラインが長過ぎると、他に何も書けなくなってしまう。

    CityCliq: コンバージョン率を88.9%改善することに成功

     

    右のヘッドラインの方が効果が高いことが判明した。

    オファー

    古いマーケティングの格言にあるように、混乱すると、必ず「No」と言う答えが返ってくる。

    オファーとは、ビジターに提示する取引(売買等)を指す。明確且つ簡潔にまとめれば、ビジターは、何を提案しているのか悩む必要はなくなる。

    ただし、オファーは「コールトゥアクション」ではないので注意しよう。コールトゥアクションに関しては、後程説明する。

    コールトゥアクションボタン

    コールトゥアクションボタンにおいて、特に重要なのは、見やすく、上半分に配置され、そして、理想としては1つのページに1つのみを与えることだ。選択肢の数が多いと、決断が難しくなる

    人間の注目する時間は限られている。「投稿する」と記されたボタンが、実際にどんな結果をもたらすのか、考えなければ分からない状態は好ましくない。テストの結果を見る限り、「投稿」と言う言葉を使わないボタンの方がコンバートしやすい。「考えさせるな」と言った、ユーザビリティのエキスパート、スティーブ・クラグは正しかった。

    反対に、「無料」は魔法のような言葉である。例えば、Firefoxは、「Try Firefox 3」(Firefox 3を試す)から「Download Now – Free」(今すぐ無料でダウンロード)にボタンのテキストを変えたところ、コンバージョン率が3.6%改善された(500回以上ダウンロードの回数に差が出た)。

    ボタンの色は影響を及ぼすのだろうか?最近、大きなオレンジ色のボタンを利用するサイトが多い(Amazonを筆頭に)。しかし、その他にも効果的な色はある。このテストでは、赤が緑に勝ち、コンバージョン率は21%高かった(オレンジ色のテストは行われなかった):



    画像: Hubspot

    通常、大きなボタンは、小さなボタンよりもコンバートしやすい。Hubspotは、幅225ピクセル、高さ45ピクセルが理想的なサイズであったと指摘している。

    また、「リセット」欄を用意する必要はない。フォームを埋めていき、最後にリセットするような人はない。万が一いても、再び入力をやり直す気にはならないはずだ。

    抵抗

    購入を要請する度に、抵抗が生じる。抵抗を軽減すると、反対に、投じた労力に対する見返りは増える。

    抵抗は、次の2つの要素によって生じる:

    長さ: 妥当と思われる以上の時間や情報を求めるフォームやプロセスによって生じる疲れ、苛立ち、または、ストレス。

    &

    難しさ: ユーザビリティの質が低い(答えが分からない問いを投げかける、製品の情報が不十分等)。

    信頼の欠如も抵抗を生む — 信用、または、信頼することが出来ない状態では、ビジターはコンバートしない。

    MarketingExperimentsは、次のケーススタディを紹介している。このオリジナルのページには、3つのコールトゥアクションが掲載されていた:

    これが解決策だ:

    最適化したフォームは、選択を1つに限定し、そして、コールトゥアクションには「Confirmation」(確定する)と言うシンプルな表現を用いて、難しさから生じる抵抗を軽減している。

    オファーの価格をランディングページに掲載(さらに、注文プロセスのページを1つ削除)し、注文フォームでの決断の難しさによって生じる抵抗を軽減することで、無料のトライアル-登録のコンバージョンは65%アップした。

    もう1点例を挙げる:

    レイアウトを介して、単純に入力欄の数を減らし、さらに、ページの長さを大幅に短くすることで、全体的なコンバージョン率は77%増加した。

    抵抗を減らす効果のあるアイデアを幾つか挙げていく:

    • 推奨広告/顧客によるレビュー
    • 過去の顧客のケーススタディ
    • メディアでの言及やレビュー等、第三者による紹介
    • 会社の連絡先情報、従業員の写真、経歴を見やすい場所に掲載する
    • サイトが安全であり、個人のデータを慎重に取り扱うことを裏付ける信頼の証
    • 短いフォーム(入力欄を加える際は、「売り上げを減少させても得る価値のある情報」かどうか考えてもらいたい」)
    • 分かりやすさ: ユーザーが何を得るのか、そのためには何をするべきかに焦点を絞る
    • 障害物の除去: オファーのページには、ユーザーをコンバートするもの以外は掲載しない
    • ターゲットのオーディエンスが良く知っている言葉を使う — 専門用語や社内の用語の利用は避ける
    • 保証: 90日間のリスクのないトライアル、100%返金保証、100%満足保証等、購入に保証を提案する
    • 美しいデザイン: 見た目の美しいウェブサイトは、信頼、そして、プロ意識を感じさせる
    残念ながら、抵抗を完全に除去することは出来ない — これは販売において自然である。何かを買ってもらいたいなら、最終的にクレジットカードの番号、住所等の情報を求めなければならない。

    Stanford Persuasive Technology Labのウェブ信頼性ガイドラインには、絶対に目を通しておこう。

    価格

    適切な価格は、コンバージョンの改善に大きく貢献する。価格の実験に関する記事を参考にしてもらいたい。

    大幅な変更

    1つの要素をテストするアプローチを超え、完全に新しく、異なるバージョンをテストすることも可能だ。

    参考例(詳しい情報を知りたくなったら、それぞれのリンクをクリックしよう):

    SEOMoz: 52% improvement in sales and $1 million dollars increase in revenue

    画像: Conversion Rate Experts

    SEOMozの取り組み:

    • ストーリーを伝えられる長さのウェブページを作成した
    • ヘッドラインに、あからさまな「買って」系の用語ではなく、好奇心をそそる言葉を使った
    • 各レベル(契約プラン)で顧客が得られるものを正確に説明した
    • 顧客が気にしているものの、SEOMozは当たり前だと思っていたことを説明した
    • 動画を使ってメッセージを補った
    • 無料の購読者に、30日間のフル機能付きメンバーシップを1ドルで提案し、リスクを軽減した

    Highrise: 2点の大幅な変更が、それぞれ、37.5% & 102.5%コンバージョン率を改善した

    画像: 37Signals

    Highriseが得た教訓:

    • テストする必要性を改めて実感した — 長いフォームのページを用いたところ、元のバージョンと比べて、登録者が37.5%増加した。人物をクローズアップしたデザインは、元のバージョンよりもコンバージョン率が高かった。さらに、人物を強調したページの下に情報を加えたところ、コンバージョンは下がってしまった
    • 笑顔の顧客の写真は効果が高い(ただし、どの人物の写真を選ぶかはあまり重要ではない)

    Performance Based Designの本: ランディングページのコンバージョン率を131.2%改善



     

    Performance Based Designが得た教訓:

    • 適切なコピーを介して、ビジターにサイトを利用してもらうと、登録が100%以上改善された
    • 考え過ぎることもある。慎重に「デザインされた」ランディングページよりも、急ごしらえのランディングページの方が、コンバージョンが倍以上高かった。

    コンバージョンの最適化に役立つツール

    とても多くのツールが提供されており、WhichTestWon.comは39点のツールをリストアップしている。今回は、大企業向けの高額なツールは弾き、使いやすく、財布にやさしい個人的に好きなツールを幾つか紹介していく。

    • Google Website Optimizer(GWO)– GWOの一番の魅力は、何と言っても無料で利用することが出来る点だ。Google Website Optimizerを使えば、大抵のテストは実行することが出来る。しかし、ある程度の技術は要求される。Googleは、便利な動画のチュートリアルを用意しているものの、若干古く、また、音の品質は、はっきり言ってひどい。
    • Visual Website Optimizer(VWO)とOptimizely — 起業家向けの良質なサービスであり、どちらも使いやすい。VWOは49ドル(0.0049ドル/ビジター)~、Optimizelyは19ドル(0.0095ドル/ビジター)~で利用することが出来る。両社を比較したいなら、この記事を読もう。
    • ConversionDoublerも同じ分野に属するようだが、私自身は利用したことはない。
    • Zentesterは、無期限の無料のプランを用意しているが、テストの結果は公開されてしまう。
    • MaxA/Bは、A/Bテスト用のWordPressのプラグインであり、使いやすい。過去に何度か問題が生じたことがあるが、基本的に、十分に役割を果たしてくれる。

    他のサイトのケーススタディが自分のサイトにも当てはまるとは限らない

    別のサイトでうまくいったことが、自分のサイトでも同じようにうまくいくとは限らない。例えば、コールトゥアクションのサイズを小さくして、切迫感を醸し出すアイテムを削除したものの、コンバージョン率がアップしたケースもある。

    ウェブサイト、そして、ユーザーは千差万別であり、ユーザーを理解し、最も適切な方法で狙いを絞ることが肝要だ。ビジターは、コンバートする前に、様々なアクティビティの影響を受ける — ウェブサイトのコンテンツ、ウェブサイトのユーザビリティ、そして、オフライン/オンラインの広告は、消費者が購入するかどうかの決定を行う上でインパクトをもたらす。

    ケーススタディの良質なコレクション

    コンバージョンの最適化に関するケーススタディの良質なリソースを幾つか紹介しておこう。

    • WhichTestWonは、A/Bテストおよび多変量テストのケーススタディを他のどのサイトよりも多く持っていると主張する(この記事を作成している時点で164点)。有料版では、詳しい情報を見ることが出来る。
    • MarketingExperimentsのブログは多数のケーススタディを提供している。中にはケーススタディとは呼べないものもあるが、大半はケーススタディである。
    • Visual Website Optimizerは、ケーススタディのユーザーフレンドリーなデータベースを用意している。無料で見ることが出来る。
    • ABtests.comは、あらゆるタイプのテストのケーススタディを提供している。自分のサイトで行ったテストの結果をアップロードすることも出来る。
    • WiderFunnelもケーススタディを提供している。現時点で、約30点のケーススタディを確認することが可能だ。

    コンバージョンのテストを経験したことがあるなら、コメント欄で発表してもらいたい。


    この記事は、ConversionXLに掲載された「What you have to know about conversion optimization」を翻訳した内容です。

    10分で読み切れるかもしれませんが、初心者がしっかりと理解するには、それ以上に時間をかける必要がありそうですね。とはいえ、基本がほぼまとまった良い記事だと思います。途中のフレームワークでいきなり難しそうな雰囲気が出てしまいましたが、フレームワーク自体は追々ここで紹介されているようなものを参考に独自のやり方を作っていけばよいと思いますし、まずはテストあるのみ。ツールも多数紹介されていましたが、日本ならもちろんDLPOがおススメです?! — SEO Japan

    財布要らずのApple Pay、アダルトなプロモに走ったUber – 米国発Web業界ニュース10月下旬号

    米国ウェブ業界最新ニュースを続けて。今回はApple PayやUberなど注目のサービスに関する話題が盛り沢山。 — SEO Japan

    今週のウェブマーケニュースでは、・Apple PayとGoogleのInboxがリリース ・コメディアンが面白い最高裁判所のニュースを求める ・懐かしさを感じさせるFacebookのRooms ・Twitter、開発ソフトウェアのFabricをリリース ・ソーシャルネットワークユーザーの年齢 ・Uberが(再び)PRで失敗 ・ROIの計算には数学が必要 ・Guardian、編集チームを構成 ・Mail Online、編集スタッフに裏で広告を作らせる ・インターネットの安全を守るMicrosoft等の話題を伝える。

    それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える重要なリンクをまとめて紹介していく。

    毎週、経営者の方々が、最新の変化、レポートする価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。

    他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。

    今週は、ブランド、スタートアップ、そして、消費者が手を組み、新たなビジネスモデルを作り、問題を解決するアプローチに関する新たなセクションを設けた。それは、コラボレーティブエコノミー(協力経済)だ。このアプローチの重要度は高まりつつある。

    インダストリー



    • Apple Watchが発売されたら、身につけるものが一つ増えるとAppleは揶揄されるはずだ。そもそも、財布を持ち運ぶ行為は、そこまで面倒なのだろうか?

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    • Twitterは、先週の水曜日に開発者カンファレンスのFlightを開催し、最新のソフトウェア開発キット、Fabricの告知を行った(Twitter)
    • Twitterを利用するかどうかに関わらず、モバイルアプリの素材に織り込むことを意図したFabricでは、ツイートは単純にユーザーエクスペリエンス、そして、ディベロッパーエクスペリエンスの一部と考えられている。 また、Digitsのアップデートにより、ソーシャルログインが不要になり、携帯電話の番号を代わりに使ってログインすることが可能になった(Wired)

    [注記: Twitter関連の記事はどちらも長いが、この展開は非常に重要であるため、時間を割いてでも目を通す価値はある]

    • 旅行サイトのSplendiaは、Instagramのヘビーユーザーと手を組み、写真を使って、クラウドソース版観光ガイドを作ろうとしている(Marketing Land)
    • Snapchatが初めて広告をリリースした。このページで広告を確認することが出来る(BuzzFeed)
    • Eメールの未来はこのようになるのだろうか?Googleの最新のInboxは、Eメールの新しい時代の到来を告げるシステムだと言えるかもしれない(The Verge)
    • レイン・ウィルソン(The Officeでドワインを演じた)が、Vineのセレブが出演する新しいテレビ番組の製作を始めている(Engadget)
    • 各種のソーシャルネットワークのオーディエンスを年齢の面から調査してみよう。10代をターゲットにしているなら、Snapchat、Tumblr、Vineに力を入れるべきだ(eMarketer)

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    • このBuzzFeedの記事のコメント欄に掲載されているリンクを辿ると、蔓延する企業文化を知ることが出来る(Pando Daily)

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    • マーク・ザッカーバーグが、Facebookの84%を譲渡するよう要求された裁判を記憶しているだろうか?今度は、訴訟を起こした人物の弁護士をFacebookが詐欺で訴えた。Facebookは、弁護士がこの人物が示した文書が偽造されたことを知っていたはずだと主張している(WSJ)

    コンテンツ

  • コンテンツを子供を寝かしつけるストーリーと考えれば、オーディエンスが何を求めているのか自ずと明らかになる(SHIFT Communications)
  • 重要な記事、動画 & オーディオ


    画像ソース: Wikimedia

    この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital October 24th 2014」を翻訳した内容です。

    今回も色々ありましたが、Uberのプロモーションは良くも悪くもフランスというべきか。。。汗 Pink Taxiだったか?そもそも女性ドライバーを売りにしたタクシーもどこかの国にあった気もしますが。最新情報を抑えつつ、日々地道に励んでまいりましょう・・・。 — SEO Japan

    図解で分かる”コンテンツSEO” : コンテンツ配信→リンク蓄積→流入増のサイクルを作る

    土居です。割と個人的にはほぼ死語だと思っていますが多くの人に都合良く遣われている「コンテンツSEO」なるものについて、皆さんにそれがザックリどういう取り組みであるのかをイメージして頂けるように、とりあえず一般化して図解でまとめました。

    インハウスSEO担当者にとって知識より重要な能力・資質とは


    インハウスSEOをやっていると、SEOの知識がそれ程必要ではないことに気がついたりする。
    それはなぜかと言うと、

    SEOの知識が必要になるのは新規サイトの構築時・リニューアル時といった非常に限られた場合しかなかったりするからである。

    年がら年中、リニューアルをやっているわけはないし、実際にリニューアルがあったとしても、普通はそれほどSEOに関する考慮点はない。

    数百ページ程度のWebサイトであればSEOの技術そのものの巧拙によってそれ程差は出ない。

    極端な話、WordPressやMTといったCMSで作ってやれば、Google検索エンジン最適化スターターガイドに書いてある程度のことを理解していればまず問題ない。

    ※とは言え、SEO担当者に知識が要らないわけではない。
    デザインやユーザービリティとのSEOがバッティングした場合にどっちを優先させるか?
    あるいは、両方とも損なうことがないうまい落としどころを見つけるといったあたりは、知識あるいは経験がモノをいう。

    さて横道にそれた。

    SEOの高い技術がインハウスSEO担当者に求められるわけではない。
    では何が必要なのだろうか?

    私が考えるSEO担当者に必要な能力・資質とはこういうものだと思う。
    必ずしも正解とは限らないのだが、参考になれば幸いである。

    1.SEOに関する見識

    SEO担当者の担当者たるゆえんはここにあると私は思う。
    これが最重要だと考えるのだ。

    もし、SEOに関する知識が足りなかったらば、外部のコンサルタントや業者を雇ってもいい。
    会社の内部で足りないリソースを外部から調達するのはごく普通のことだ。

    しかし、SEOのサービスは経営コンサルティングなどと一緒で、コンサルタントの言うことをうのみにすると非常に有害な時がある。
    知識・経験の低い経営コンサルタントは時にクライアントの会社を傾けたり、時にはつぶしてしまったりする。

    SEOのコンサルタントはこれと同じだ。
    知識・経験の低いコンサルタント、業者に従うと、サイトの存続基盤が破壊されるという事態が起こる。

    良否を見極めるのは、

    見識

    である。
    自分自身の中に「あるべきSEOとはこういうものである」というぶれることがないしっかりとした軸を持つことだ。
    あるべきSEOを実現してくれると確信できるコンサルタントや業者と契約するのである。

    これが最も大切である。

    2.実行力・実現力

    コンサルタントであれば、

    「こうすればいいんじゃないですか」
    「こうするべきでしょう」

    という助言をすればとりあえず責任は果たしたことになる。
    しかし、インハウス担当者はそこからが仕事である。

    それに必要な予算、人員、時間といった所要の資源を確保しなくてはならない。
    非常に難しいが、障害を突破し、達成するまであきらめない強い精神、実現力がなくては成功はおぼつかない。

    このあたりは社内の信頼がインハウスSEOの成否のカギを握るに書いたので、ご覧いただければと思う。

    3.企画力

    これを1番目にもってきても良かったかもしれない。
    卓越した企画力を持つインハウスSEO担当者は、技術・知識が全くなかったとしても優秀な担当者たりうる。
    技術、知識のないSEO担当者をSEO担当者と呼べるかは別だが、SEOがもたらすであろうビジネスの成果を

    「競合に勝つためにはもっとリンクが必要ですね。」

    コンサルタントならそう言うだろうし、

    「内部だけでは無理です。やっぱりリンクを張りましょう。」

    SEO業者はそう言うかもしれない。
    外部施策の重要性は今もほとんど変わっていないので、リンク獲得は今でも非常に重要だ。

    コンサルタントならば「外部リンクが必要です」というだけで普通仕事は終了だが、インハウス担当者であれば、

    「どうやってリンクを得るか?」

    を考え、実現しなくてはならない。

    Webサイトの置かれている状況や、会社で使えるリソース、できること・できないこと、協力してくれる外部のパートナー・・・

    といった状況は全てにおいて異なる。
    あるサイトをやった時はリンクをもらえた方法でも、今やろうとしているサイトには適用できないことが普通だ。

    知恵を絞り、柔らかい発想で考え、素早く実行に移すことが必要である。
    これを持ち、リンクを外部から獲得することができれば、多少施策がまずかろうと技術がなかろうとSEO担当者としてつとまる。


    最後になるが、なにゆえにこんな記事を書こうと思ったか?を記しておこうと思う。

    私はインハウスの担当者であったりもするのだが(実際はそれ以外にも種々、諸々、様々な仕事を色々やっている)、インハウスSEO担当者にはビジネススキルが求められると感じるのだ。

    「〇〇がないからできません。」

    という言葉は外部コンサルタントであれば許されるが、インハウス担当者には、

    「では、〇〇がないならどうやって目的を達成すればいいの?」

    そこまで考えるのがインハウス担当者の仕事である。
    〇〇には、予算、サイトのオーソリティ、人員、スキルといった様々な言葉が入る。
    ないからと言って逃げることはできない。それを何とかするのが仕事である。

    これがない状況、というか何かがないという状況はビジネスにおいてごくごく当たり前で、それがないならないなりにどうすればいいか?
    を考え、実行するといった仕事だ。

    元々業者やコンサルタントであったとしてもインハウスSEOが簡単にできるというのは大間違いであり、求められるものは全く違うと考えた方がいいと私は思っている。

    ウェブデザインの8つの法則

    ありがちなリスト記事タイトルですが、筆者がコンバージョン最適化のプロだけに、様々な法則を元にウェブデザインの効果的な手法を説いたユニークなアプローチかつ有益な内容の記事です。 — SEO Japan


    8 Effective Web Design Principles You Should Know

    ウェブサイトのデザインは、コンバージョンにとって、思っている以上に重要である。世界中のありとあらゆるコンバージョンを改善する手法を実行することは可能だが、サイトのデザインが劣悪なら、大した効果は期待できない。

    デザインには、デザイナーではなくても対応することが可能だ。デザインはマーケティングでもある。デザインは製品であり、製品のメカニズムでもある。デザインのことを学べば学ぶほど、結果は良くなる一方だ。

    そこで今回は、知ってもらいたい、そして、従ってもらいたい8つの効果的なウェブデザインの鉄則を紹介していく。

    効果的なウェブデザインの鉄則 #1: 視覚階層

    きしる車輪にはオイルが、そして、目立つ視覚要素には注目が注がれる。視覚階層は、良質なウェブデザインを支える要素の中でも、特に重要度が高い。視覚階層とは、人間の目が、対象物を把握する順番を指す。

    練習問題 以下の円を重要度の高い順に並べよ:

    この円のことを何も知らない状態でも、容易に順位をつけることが出来るはずだ。これが視覚階層だ。

    ウェブサイトのパーツには、重要度に差があり(フォーム、コールトゥアクション、提案のコピー等)、重要度の低いパーツよりも、高いパーツにより多くの注目を集めたいはずである。ウェブサイトのメニューに10点のアイテムを用意しているなら、重要度は全て同じだろうか?どのアイテムをクリックしてもらいたいだろうか?重要なリンクをより目立つ位置に配置しよう。

    階層と言っても、大きさだけではない。例えば、Amazonでは、コールトゥアクションボタンの「カートに入れる」を色を使って、目立たせている:

    まずは事業の目的を考慮する

    事業の目的に応じて、ウェブサイト上の要素の順位をつけていこう。具体的な目標がない場合、何を優先すれば良いのか分からない。

    例を挙げて説明しよう。以下に、Williams Sonomaのウェブサイトのスクリーンショットを掲載する。同社は、アウトドア用の調理器具を販売している。

    最も注目を集めるのは巨大な肉の塊であり(食べたくなる)、さらに、ヘッドライン(製品の説明)、そして、コールトゥアクションボタン(購入を薦める)が続く。4番目は、ヘッドラインの下にあるテキストの段落であり、5番目は、FREE SHIPPING(無料配送)のバナー、そして、最後に上部のナビゲーションが続く。これは、良く出来た視覚階層だと言えるだろう。

    練習問題 インターネットを適当に移動し、視覚階層のランク付けを意識的に行おう。続いて、自分のウェブサイトを見る。重要度は高いものの、階層で高い順位に反映されていない要素を探してもらいたい(ビジターが求めていると思われる重要な情報)。見つけたら、変更する。

    視覚階層の詳細

    効果的なウェブデザインの鉄則 #2: 黄金律

    見た目が美しくなる(と言われている)バランスの黄金律は、1.618 (varphi)である。

    また、フィボナッチ数と呼ばれる、2つの項の和で次の項が決まる法則もある(0、1、1、2、3、5、8、13、21…)。この2つの法則は、全く関係がないように見えるものの、同じ数字を導き出す。

    以下に、黄金律を表現したイラストを掲載する:

    大勢の芸術家や建築家は、黄金律に作品を合わせている。古代ギリシャのパンテノン神殿が良い例だ:

    ウェブデザインにも活用することは出来るだろうか?Twitterのスクリーンショットを見てもらいたい:

    画像ソース

    以下にTwitterのクリエイティブディレクターを務める@stopのコメントを挙げる:

    #NewTwitterのバランスに興味を持っている方にとっておきの情報をお伝えしよう。実は、このバランスには意図がある。

    もちろん、最も狭いUIにしか当てはまらない。ブラウザのウィンドウの幅が広いなら、詳細のウィンドウは拡大し、利便性は上がるものの、バランスは崩れる。比率に関して、最も幅の狭いウィンドウに、Twitterの原点が存在する。

    幅が960pxあるなら、1.618で割る(593px)。すると、コンテンツの領域には、593px、そして、サイドバーの領域には、367pxを割り当てることになる。ウェブサイトの高さが760pxなら、470pxと290xに区切ることが可能だ(760/1.618=~470)。

    参考になる記事

    効果的なウェブデザインの鉄則 #3: ヒックの法則

    ヒックの法則は、選択肢を増やすと、それだけ意思を決定する時間が長くなると指摘する。

    レストランで何度もこの法則を経験しているはずだ。メニューにあまりに多くの選択肢が用意されていると、選ぶのに困る。2つしか選択肢がないなら、決定までにかかる時間は遥かに短くなる。選択肢の矛盾 — 選択肢を増やすと、何も選択しない確率が高くなる理論 — に似ている。

    ウェブサイトを利用する際に、選択肢が多いと、使いにくくなる(あるいは、全く使ってもらえなくなる)。そのため、より楽しいUXを提供するため、選択肢を少なくする必要がある。ウェブデザインを改善する上で、気を散らす選択肢の削除は、継続的に実施しなければならない。

    無限に選択肢が存在する現代においては、優れたフィルターが必要になる。大量の製品を販売しているなら、優れたフィルターを加えて、簡単に決定を下すことが出来る環境を作ろう。

    Wine Libraryは、多種多様なワインを販売しているが、質の高いフィルターを提供している(左側):

    ヒックの法則の詳細

    効果的なウェブデザインの鉄則 #4: フィットの法則

    フィットの法則は、ターゲットの領域(ボタンのクリック)に到達するまでに必要な時間 は、ターゲットまでの距離とターゲットの大きさに左右されると指摘している。要するに、ターゲットが大きければ大きいほど、近ければ近いほど、使いやすくなる。

    Spotifyは、他のボタンよりも「再生」ボタンをクリックしやすくしている:

    また、(フルスクリーンのデスクトップアプリ)では、左下の角 — 角は最もアクセスしやすい場所であり、一番価値が高いスペースと言われている — にこのボタンを配置している。しかし、ウェブデザインには、(スクロール、そして、OSの仕組みによって)この法則を当てはめることは出来ない。

    大きければ、必ず良いと言うわけでもない。スクリーンの半分を占めるほど大きなボタンは、適切とは言い難く、そんなことは数式がなくても分かる。いずれにせよ、フィットの法則は、対数であり、オブジェクトの使いやすさは、直線ではなく、曲線上に伸びていくことに変わりはない。

    要するに、極小のボタンを20%大きくすれば、クリックしやすくなるが、極大のボタンを20%大きくしても、同じような使いやすさのメリットを得られるわけではない。

    これはターゲットサイズの法則に似ている。

    ボタンのサイズを、推測される利用の頻度に比例させるべきである。そこで、スタッツをチェックして、最も利用される回数が多いボタンを特定し、人気の高いボタンを大きくすると良いだろう(クリックしやすくする)。

    ビジターに記入してもらいたいフォームがあるとする。フォームの一番下には、「Submit」(投稿)ボタンと「Reset」(リセット)ボタンを用意した。

    「Submit」ボタンをクリックしたいビジターが圧倒的に多いはずであり、従って「Reset」ボタンよりも大きくするべきである。

    フィットの法則の詳細

    効果的なウェブデザインの鉄則 #5: 三分割法

    デザインに画像を利用するアプローチは、有効だ。視覚的な要素は、テキストよりも遥かに迅速にアイデアを伝えることが出来る。

    良質な画像は三分割法を採用している: 2本の横線と2本の縦線でスペースを同じ9つの大きさに区切って考え、重要な構成要素を線、もしくは、線が交差する点に配置する手法である。

    それでは、左側の写真よりも、右側の写真に関心を引かれる理由を考えてみよう。これが、三分割法の実例だ。

    画像: Wikimedia Commons

    美しく、大きな画像は、そのままでもデザインにプラスに働くものの(Pinterestの人気は高まる一方だが)、三分割法に従えば、さらに興味深い画像になり、ウェブサイトの魅力をアップすることが出来るようになる。

    効果的なウェブデザインの鉄則 #6: ゲシュタルトの法則

    ゲシュタルト心理学は、心と脳に関する理論である。ゲシュタルトの論理では、基本的に、人間は、物体を見ると、個別のパーツを把握する前に、物体の全体を理解する。

    次の画像を見れば、私が言おうとしていることが、分かってもらえるのではないだろうか:

    犬を構成する黒いスポットに注目することなく、犬がいることに気づくはずだ。

    このように、細かい部分を見る前に、人間は、全体像を見る。つまり、ウェブサイト全体を最初に見てから、ヘッダー、メニュー、フッター等を識別していく。ゲシュタルト心理学の提唱者の一人、クルト・コフカは、全体は、パーツとは独立して存在すると主張している。

    ビジターがアイテムを把握する仕組みを推測する上で役に立つ、8つの所謂ゲシュタルトデザインの法則が存在するので紹介していく:

    1. 近接

    人間は、近くにあるモノを一つのグループにまとめる傾向がある。すると、このグループは単一のモノとして認識される。

    効果的なウェブデザインを実現するためには、関係のないアイテムが、一つのグループとして認識されないように注意しなければならない。同じように、特定のデザインの要素をまとめて(ナビゲーションメニュー、フッター等)、全体を形成している点を伝える必要がある。

    Craigslistは、この法則を用いて、「for sale」に該当するサブカテゴリーがどれだか分かりやすくしている:

     

    2. 類似

    人間は、同じ様なモノを一つにまとめる。類似は、形、色、陰等の特徴において発生する。

    下の画像では、黒い点を一つのグループに、白い点を別のグループにまとめる。なぜなら、黒い点は、お互いに似ているためだ。

    Codeschoolは、推奨メッセージを掲載する欄を同じようにデザインしており、ビジターは、全ての推奨メッセージを一つのグループとして見る:

    3. 閉合

    人間は完璧を求める。物体に穴が開いていると、物体の一部が欠けていると、そのギャップを埋めようとする。次の画像を見ると、実際には存在しないものの、円と長方形に見えてくる。

    閉合の法則が存在しない状態では、長さの異なる線にしか見えないが、閉合の法則により、線を組み合わせて、形として見る。

    閉合の法則を利用すると、ロゴやデザインの要素をより魅力的に見せることが可能だ。1961年にピーター・スコット卿がデザインしたWorld Wide Fund For Natureのロゴが良い例だ:

    4. 対称

    人間は、物体を中央を境に対称的に見る傾向がある。オブジェクトを同じ数の対照的なパーツに分割することが可能な状態は、知覚的に満足感を与える。

    つながっていない2点の対称的な要素を目にすると、知覚的につなげ、まとまりのある形を作ろうとする。

    上の画像を見た時、6つの個別の括弧ではなく、3つの対照的な括弧のペアと認識する。

    非対称的なモノよりも、対照的に見えるモノを人間は好む。BootBの見ていて楽しいウェブサイトには、バランスの取れた3つのカラムと円が用いられている:

    5. 共通運命

    人間は、道に沿って動く線として、物体を捉えることがある。同じ動きをする、つまり、同じ道を進む物体を一つのグループにまとめようとする。

    人間は、心理的に、どこかに向いている棒、または、上げられた手を一つのまとまりとして認識する。この傾向を利用して、ユーザーの注目をある場所に導くことが可能だ(登録フォームや製品の提案等)。

    例えば、1列に並んだ複数の点のうち、半分が上に向かい、残りの半分が下に向かっているなら、上に向かう点と下に向かう点を別々のグループと理解する。

    6. 連続

    人間は、線を見ると、定められた方向に続いていくと考える傾向がある。物体と物体が交差(線)していると、2本の線を2つの途切れることのない物体と認識する。重複しても、認識は明確に残る。

    Fixelは、顔と経歴情報を結びつけるためにこの法則を利用している:

    その他にも図形と地面の法則優れたゲシュタルトの法則(通常、単純、秩序正しいパターンを形成している場合、物体はグループとして認識されることが多い)等、ゲシュタルトの法則は存在するが、今回は、特に知っていると得をする法則を紹介した。

    効果的なウェブデザインの鉄則 #7: 余白 & 清潔感のあるデザイン

    余白(ネガティブスペースと呼ばれることもある)は、ページの「手をつけない」スペースである。グラフィック、縁、溝、カラムの間のスペース、そして、文字や視覚要素の列の間のスペース等が該当する。

    「空白」のスペースと認識するべきではない — 余白はデザインにおける大事な要素の一つである。余白の中のオブジェクトの存在感を引き立てる効果がある。余白において鍵を握るのが、階層の利用である。文字であれ、色であれ、画像であれ、情報の階層が欠かせない。

    テキストやグラフィックで埋め尽くされた余白のないページは、ゴチャゴチャした印象や散らかった印象を与えてしまう。また、そもそも、読みにくい(読もうとする人は滅多にいない)。これが、シンプルなウェブサイトが科学的に優れている理由だ。

    十分に余白のスペースを確保すると、「清潔感」が生まれる。清潔感のあるウェブサイトは、明確なメッセージを伝える上で重要だが、コンテンツを少なくすればいいわけではない。清潔感のあるデザインとは、スペースを有効に活用するデザインを指す。清潔感のあるデザインを実現するため、余白を賢く使って、メッセージを明確に伝えてもらいたい。

    Made.comは余白を巧みに活用している:

     

    余白をうまく利用すると、ビジターは、主要なメッセージや視覚要素に集中することが可能になり、本文のコピーは読みやすくなる。

    このように、余白は、気品とセンスを促進し、読みやすさを改善し、そして、集中をもたらす効果がある。

    余白とシンプルなデザインの法則に関する詳細

    効果的なウェブデザインの鉄則 #8: オッカムの剃刀

    オッカムの剃刀とは、相対する仮説が存在する場合、人間は、最も仮定が少なく、最も要点がシンプルな仮説を選ぶ傾向がある法則である。このオッカムの剃刀をデザインに当てはめると、シンプルなソリューションが、通常、ベストなソリューションとなる。

    (インキュベータの)Angelpadでの経験に関する記事の中で、Pipedrive(スタートアップ)の運営者は、次のように主張している:

    Angelpadのチーム、そして、メンターは、様々な要求を突き付けてきた。「ホームページ上のコンテンツが多過ぎる」と言う主張には、当初、同意できなかった。しかし、テストを行う用意はあった。その結果、私達が間違えていたことが判明した。そこで、コンテンツの80%を削除し、サインアップボタン1つと「詳細」リンクを1本だけをホームページに残すことにした。すると、サインアップのコンバージョ率は、300%アップした。

    見た目だけではなく、「メカニズム」が大きな意味を持つ。37Signals等の一部の企業は、「シンプル」をビジネスモデルとして活用している。以下に、書籍「Rework」(37signalsの創設者が執筆)の一部を掲載する:

    競合者よりも、製品の機能が少ないため、弊社は大勢の顧客から白い目で見られた。お気に入りの機能の導入を弊社が拒むと、顧客は侮辱を受けたと感じるようだ。しかし、今の製品に、そして、今の機能に、私達は誇りを持っている。大半のソフトウェアは、あまりにも複雑 — 機能が多過ぎる、ボタンが多過ぎる、混乱を招く要素が多過ぎる — だと弊社は考えており、だからこそ、シンプルなソフトウェアを作っているのだ。

    シンプルな最低限のデザインであっても、それだけで、役に立つデザイン、あるいは、効果的なデザインだと断言することが出来るわけでもない。しかし、経験上、シンプルなウェブサイトは、複雑なウェブサイトよりも優れている — よって、簡素化する努力を重ねるべきである。

    結論

    効果的なウェブデザインと芸術は、同じではない。

    事業の目標を肝に銘じながら、ユーザーのためにウェブサイトのデザインに励もう。今回紹介したウェブデザインの鉄則を活用すれば、美的に、そして、金銭的に報われるのではないだろうか。


    この記事は、ConversionXLに掲載された「8 Effective Web Design Principles You Should Know」を翻訳した内容です。

    法則をベースにその意味と効果を説明する、読むだけで楽しい記事でした。デザインの世界では新しい分野のウェブですが、人類の歴史を通じて培われてきた(大げさ?)様々な法則を取り入れ、より効果的なデザインを行っていきたいですね。 — SEO Japan [G+]

    デジタル化を推進するアメリカのテレビ局、実は匿名ではない匿名アプリ – 米国発Web業界ニュース10月中旬号

    今週の米国ウェブ業界最前線はテレビ業界から匿名アプリ、アンバサダーまで、一味違った話題が満載です。 — SEO Japan


    HBO's web subscription model trashes old television
    今週のウェブマーケニュースでは、・HBOのデジタル化はテレビ業界に革命が起きる前兆 ・McDonalds、情報提供を強化 ・LEGO、グリーンピースの抗議活動を受けて宣伝を中止 ・Facebookでステッカーブームが発生 ・Twitterが推奨ツイート戦略を説明 ・ソーシャルログインの現状 ・データの価値を評価する取り組みに改善の兆し ・Whisper、実は匿名ではないことを密かに認める ・UberとLyftがタクシー業界を破壊 ・CMOに権利を譲るCIO、・グローバルなデジタル戦略の立案等の話題を伝える。

    それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える重要なリンクをまとめて紹介していく。

    毎週、経営者の方々が、最新の変化、レポートする価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。

    他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。

    インダストリー

    • 先週、Amazonが、実店舗に進出し、「デジタル路線から従来路線」への方針転換についてお伝えしたが、今週は、HBOが2015年にウェブのみの購読オプションを提供することが分かり、その逆の現象が起きている(re/code)
    • 1年と半年間でどれぐらいのことが変わったのだろうか?HBOは、1年半前には、ウェブ購読の導入は時期尚早だと言っていた(Deadline)
    • この記事を編集している時、その他のネットワークもこの流れに追従するのではないかと考えていたが、思った通り、CBSも「CBS All Access」と言う名のオンライン購読サービスを策定すると発表した(TechCrunch)
  • ソーシャルメディアが、マーケティング部門の方針と一致しないなら、ソーシャルメディアマーケティングを中止し、別の部門にソーシャルメディアを活用するチャンスを与えるべきかもしれない(Experience: The Blog)
  • モバイルコマースでは、顧客のターゲティングと競合者との戦いにおいて、Eメールマーケティング、検索、ウェブルーミングを戦力として考える必要がある(Econsultancy)
  • 売り上げを回復し、ブランドのイメージを良くするため、McDonaldsはソーシャルメディアを使ってメニューに関する質問に直接答える取り組みを始める(Bloomberg)
    • さらにMcDonaldsは、同社、そして、同社の製品に関して、より詳しい情報を求めている人達に対して、McDonalds アンバサダーアプリをリリースした。このアプリには、質問を投稿する機能、そして、回答済みの質問を通して、答えを検索する機能が搭載されている(iTunes)
    • アンバサダー(大使)に関連して、ブランドアンバサダーの生活に興味がある方は、この記事で確認しよう。ここに書かれていることは正しい(Seth Godin)
  • グリーンピースが北極圏の石油掘削に携わる会社を攻撃し、石油調査活動を阻止した恐喝抗議活動を受けて、LEGOは40年にも及ぶShellとの共同宣伝提携契約を解消したと発表した(Science 2.0)
  • Nestleは、元々、数あるグローバルな会社の中で、とりわけデジタル化の推進を強く進めていた。4年が経過し、コンピュータに強いスタッフ — そして、プログラムが生まれ、成果を上げている(AdAge)
  • プラットフォーム

    • Facebook
  • Twitter
  • マーケッター達は、Instagramの人気の高いフォトグラファーに自社のイベントを取り上げてもらう取り組みに力を入れている(NY Times)
  • The American Geniusが、ソーシャルメディアでうまくいく取り組みと失敗する取り組みをプラットフォームごとに紹介している(The American Genius)
  • Facebook上のYouTube動画が勢いを失い、反対にFacebookの動画プラットフォームが好調を維持している(Mashable)
  • ウェブ全体のソーシャルログインの調査によると、Facebookが首位に立ち、サイトの46%が同ソーシャルネットワークを選択している。2位にはGoogleがランクインした。また、Googleは、B2B部門では先頭に立っている。この調査は、メディア、エンターテイメント、ゲーム、小売、音楽等、その他の分野も網羅している(Janrain)
  • Q3 2014 social login trends

    計測/基準/ビッグデータ

    法律/人事

    コンテンツ

    • 効果的なヘッドライン戦略を策定したいなら、共感をそそるヘッドラインを試してみると良い(The Next Web)。
    • Yahoo!とTumblrはブランドコンテンツの作成から、・自社製品について語らない ・規模 ・一貫性 ・モバイルの最適化等、重要な教訓を得たようだ(Contently)
    • 先日行われた、Hubspotによる新規株式公開は – コンテンツの作成を主体としたインバウンドマーケティングにおいて – 大きな意味を持ち、今後のマーケティングにおいて重要な鍵を握ると言える(Venture Beat)
    • コンテンツへの投資とコンテンツのインパクトを確かめたいなら、Eブック「The ROI of Content Marketing」に是非目を通しておこう(SHIFT Communications)

    重要な記事、動画 & オーディオ

    • CIOは戦略的な役割から補佐的な役割に降格されており、CIOからCMOへの権限の移行が進んでいる。これまでの道のり、そして、今後の展望を確認しておこう[CIOの人は読まない方が良い](CIO)
    • グローバルなデジタル戦略の立案を勉強したいなら、Johnson & Johnsonの例を精査しておくと良いだろう(McKinsey)
    • ShareThisによる最新の調査によると、消費者は、イベント発生後の24時間以内にコンテンツを共有する確率が5倍高いため、イベントに関するスケジュールは絶対に必要だ。また、チャンネルが背景に左右される点、モバイルが初期のエンゲージメントの原動力となる点、そして、タブレットが真の第二の画面である点にも注目する価値がありそうだ。以下にこのレポートをエンベッドしておく(ShareThis)


    画像 — Ruocaled(Flickr)


    この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital October 17th 2014」を翻訳した内容です。

    手前みそながら短時間で米国ウェブ業界の最新動向をフォローアップできる良い記事でした。スコット・モンティ氏のキュレーション能力が凄いだけですが。しかし、常に変化がある業界ですね。負けないように頑張ります。 — SEO Japan

    スタートアップの買収から学んだマーケティングの7つの教訓

    大型のスタートアップ買収が日本でも進んでいますが、SEO Japanでもお馴染みのスーパーWEBマーケッター、ニール・パテルが自身のスタートアップ買収を通じた学んで経験をシェアしてくれました。数十億単位の巨大買収ではなく、小規模な買収実例だけに、参考になる人も多いかもしれません。 — SEO Japan

    startup

    昨年、 CrazyEggを共同で創設したヒテン・シャーと相談して、セールスCRMサービスを提供する会社「Strideapp」を購入した。通常、私達は、会社の買収、そして、新しい会社の設立には消極的である。なぜなら、既にやるべきことが山積みの状態だからだ。

    しかし、この取引は、あまりにも魅力的であったため、見過ごすことは出来なかった。また、セールス業界に精通する、私達二人の共通の友人であるマイクが、スタートアップの経営に前向きであったこともプラスに作用した。そこで、ヒテンと私は、マイクに経営を任せる判断を下したのであった。

    この買収では、興味深いことに、ヒテンと私自身は、セールスCRMの業界の知識がほとんど持っていなかった。さらに、日常的なベースでは、経営に関与しない初の試みとなった。

    Strideappを買収する前は、基本的に、マーケティング業界に属し、小中規模の会社のマーケットに力を入れている企業のみを買収の対象としていた。なぜなら、私達のつながりはこの業界に集中しており、製品の売り込みが楽だからだ。

    Strideappは、セールスの分野に属するため、私の名前をアピールしたところで、ほとんど効果はない。ゼロから始めるようなものだ。起業家としては、10年以上の知識を持っているものの、私の「コツ」はセールス業界では通用しない。つまり、読者の方々と全く同じ立場に身を置いていることになる。

    それでは、Strideappの買収から得た7つのマーケティングに関する教訓を紹介していく:

    教訓 #1: 資産価値はトラフィックを凌駕する

    SEOのエキスパートとして、私は何よりも先にキーワードの量を確認する。私が経営する会社の多くは、ウェブ分析業界に属する。そのため、「ウェブ分析」関連の用語を意識して、会社の最適化を行う。

    一方、Strideappは、セールスCRMの分野に所属する。そのため、この分野で人気の高い用語を調べるため、キーワードリサーチを実施した。

    sales crm

    上のグラフにも表れているように、Google トレンドは、ウェブ分析の分野は、セールスCRMよりも人気が二倍高いと指摘していた。通常、この傾向は、分析の分野の方が、収益を獲得しやすいことを意味する、はずである

    しかし、私の考えは誤っていた。どちらの分野も競争は激しいが、セールスCRMの方が、遥かに登録者を得やすかった。なぜなら、セールスCRMを検索している会社は少なくても、より多くの会社が、解決策を求めているためだ。

    収益の面においては、最大のセールスCRMサービスを提供する会社と言えば、何と言ってもSalesforceであり、330億ドル以上の価値を持っている。一方、最大の分析サービスを提供する会社は、Omnitureである。AdobeがOmnitureの買収に投じた金額は18億ドルであった。SalesforceとOminitureの間には、実に18倍の差が存在するのだ。

    非常に大きな差だと言わざるを得ない。

    時価総額が大きければ大きいほど、会社は大きい。そして、会社が大きければ大きいほど、得られる収益は多くなる。

    会社を売り込む試みを行う際は、私がかつてそうしていたように、単純にキーワードの量ばかりに固執するべきではない。時価総額に注目しよう。時価総額が大きいなら、登録者を増やす際に、口コミが大きな役割を果たす。

    教訓 #2: 完璧は過大評価されている

    Strideappに関するブログの記事を作成するつもりだ、とマイクに伝えると、もう少し待って欲しいと言われた。マイクは、新しい製品とデザインを先に立ち上げたかったからだ。論理的には、このアプローチは、より多くの登録をもたらすはずである。

    現在のデザイン:

    stride

    新しいデザイン:

    stride new

    現在のアプリケーション:

    stride app

    新しいアプリケーション:

    stride app new

    マイクの考えは、正論である。新しいデザインは、遥かに使いやすく、優れたユーザー体験を実現するだろう。

    しかし、宣伝する際に、新しいデザイン、もしくは、製品の改善をなぜ待たなければならないのだろうか?実は、待つべきではない。私自身は、デザイナーでもなければ、ディベロッパーでもない。そのため、自分ではどうすることも出来ない遅れが生じる可能性が高い。

    製品の宣伝を待ち続けると、実際に製品が軌道に乗るまでに数ヵ月を要することもある。完璧に仕上がるまで待つべきではない。なぜなら、決して完璧に仕上がることはないからだ

    マイクは、新しいバージョンをリリースしたら、ユーザーから多くのフィードバックが寄せられ、修正しなければならないアイテムが続々と増えていく現実を理解していなかった。事実、このサイクルに終わりはなく、マーケッターは、デザイナーやディベロッパーが、主要なアップデートを終えるまで、宣伝を待つべきではない。

    教訓 #3: 無料に勝るものはなし

    実は、KISSmetrics(私自身が経営する会社)の競合者、Mixpanelからこの教訓を得た。

    kissmetrics

    上のグラフを見ると、Mixpanelが、私の会社よりも、早いペースで成長していることが分かる。面白いことに、Kissmetricsは、Mixpanelよりも、2-3倍多くのトラフィックを獲得している。それでも、私達の会社よりも、Mixpanelは早く成長している。

    その理由を皆さんにも考えてもらいたい。製品の質ではない。Mixpanelが無料プランを提供していることが理由であった。KISSmetricsでは、無料プランを用意していなかった。また、製品の質がどれだけ高くても、あるいは、低くても、無料と言う言葉に人々は弱い

    Strideappは競争の激しい分野に身を置いているため、同様のアプローチを採用し、アプリを無料で提供することにした。今後、どのように収益化していけばよいのか、現段階では未定だが、会社を資金面で援助することが可能な限り、特に心配はしていない。

    無料モデルに移行した瞬間、何が起きたのか想像してもらいたい。登録者が、1100%増加したのだ。爆発的な増加である。無料化戦略の長所は、マーケッターがほとんど仕事をしなくても、勢いをもたらすことが出来る点だ。

    新しいデザインをリリースし、コンバージョンに対する最適化を行えば、サイトにビジターを送ることなく、登録者数を3倍に増やすことが出来ると私は確信している。

    無料で製品をリリースするアプローチには、幾つかのメリットがある:

    1. 消費者に許してもらえる – 無料で製品に登録した場合、クレームを出す意欲が失せる。
    2. 収益を得る機会を見つけることが出来る – 「この機能を加えたら、製品に対して、お金を払ってもいい」、とユーザーは会社側に明かす。すると、製品を容易にフリーミアムモデルに転換することが可能になる。

    新しいマーケットであれ、古いマーケットであれ、マーケットを破壊したいなら、フリーミアムの製品をリリースする取り組みを検討すると良いだろう。有料の製品よりも、半分無料の製品を宣伝する方が、遥かに楽である

    教訓 #4: マーケティングは、前工程を最適化するだけでなく、後工程まで最適化する

    マーケッター達は、前工程の最適化に焦点を絞る傾向がある。ファンネル(漏斗)を想像してもらいたい。外部のサイトから、ホームページへ、ホームページから、価格情報のページへ、会計のページへ、そして、最終的にクレジットカードの支払いページへと向かわせる流れを最適化する。

    funnel

    理論上は、ファンネルに送り込む人が多ければ多いほど、より多くの収益を得られることになる。

    このアプローチに、何か問題はあるのだろうか?実は、前工程のみに力を入れると、収益を得る多くの機会を見逃してしまう。前工程と後工程の双方の工程を最適化すると、遥かに多くの収益を得られる。

    例えば、Strideappでは、私達はアプリケーションの最適化(後工程)に力を入れなければならない。さもないと、製品を使ってもらい、定期的にログインしてもらえない。この状態では、無料版のユーザーにお金を支払ってもらうのは、非常に難しくなる。

    Eコマースのビジネスにも同じことが言える。製品を買ってもらったら、それで終わりではない。さらに製品を購入してもらうには、どうすればいいのか?あるいは、友達に薦めてもらうには、どうすればいいのか?を考えるべきだ。Eメールブラスト等のマーケティング戦略を活用すると、後工程の売り上げを増やす効果が見込める。

    繰り返すが、コンバージョンの最適化を考慮する際は、ウェブサイトの前工程だけに力を入れるべきではない。後工程も重要である

    教訓 #5: 競争の激しいマーケットでは他社との差別化は難しい

    私達がStrideappでセールスCRM業界に参入したように、飽和したマーケットに参入する際は、他社との差別化は、非常に困難になる。製品がどれだけ良くても、競合者と大きく異なる製品を作るのは容易ではない。

    だからこそ、スティーブ・ジョブズは特別な存在になれたのだ。ジョブズと同じスキルを持つ人物は、稀である

    再び、セールスCRMの業界を例にとって考えてみよう。他社の製品よりも優れた製品を作る方法が分かっても、Salesforceに勝つことは不可能である。なぜなら、Salesforceは、多くの大規模なセールス企業の基幹となっており、既存のソリューションの多くとつながっているためだ。さらに、大半の営業スタッフは、Salesforceに既に慣れ親しんでいる。

    そのため、B2Bの分野では、優れた製品を作るだけでは、不十分だと言えるだろう。企業が、その製品に切り換えるとは限らないのである

    それでは、混雑した業界で目立つには、どうすればいいのだろうか?幾つか方法がある…

    • 値下げ – より安い価格で製品を販売する、もしくは、無料で提供すれば、マーケットのシェアを獲得することは可能だ。
    • より使いやすい製品にする – 競合者の製品よりも、使いやすい製品にするアプローチは、マーケットシェアを得る上で有効である。
    • ニッチを作り出す – CRM業界で、RelateIQがニッチを作り出し、買収のきっかけを作ったように、マーケット内に新たなニッチを作り出すことが出来る。
    • 優秀なマーケッター – SEOから、有料広告、そして、コンテンツマーケティングに至るまで、可能性は無限大だ。競争の激しい業界では、常に優秀なマーケッターが必要になる。競合者よりも良いコンテンツを作り、上位にランクインし、ソーシャルメディアで人気を得られれば、最終的に、競合者から徐々に顧客を奪うことが可能になる。

    残念ながら、飽和しているマーケット、特に競争が激しいマーケットで、目立つための単純なソリューションは存在しない。しかし、上の戦略を組み合わせて活用すれば、成功する可能性はある。

    だからこそ、私達は、Strideappで、無料の使いやすい製品を作成する取り組みに力を入れている。また、時間の経過と共に、競合者よりも上位にランクインし、コンテンツマーケティング等の手法を介して、より多くのトラフィックをもたらすことが可能になる。

    教訓 #6: マーケティングの最大の難点はメッセージの作成

    マーケティングで最も難しいのは、作業を実行する段階だと指摘する人は多い。しかし、この取り組みを代行する人を雇えば済む。しかし、どれだけ賢いマーケッターであっても、メッセージを作る取り組みに苦戦するはずだ。

    なぜなら、製品やサービスに対する最高のメッセージを決定することは不可能だからだ。決定権は、顧客が持っている

    顧客が少ない、初期の段階においては、メッセージの内容を決めるのは、非常に難しい。しかし、一度内容を決めたら、顧客が助けてくれる。調査を行えばよい

    QualarooSurvey Monkey等のツールを使って、次のような問いを投げ掛けよう:

    • なぜこの製品に登録したのですか?
    • この製品がどんな問題を解決することを望んでいますか?
    • この製品を一言で表現してみて下さい。
    • この製品を一つの文で表現してみて下さい。

    顧客を継続的に調査していくと、顧客による製品の表現において、共通点が見つかる。顧客が利用するワードとフレーズが分かったら、メッセージに統合しよう。

    ただし、完璧なメッセージを作ることが出来るとは限らない。それでも、良いスタートを切ることは出来る。次のような質問を尋ねられなくなるまで、テストを行い、調整を続ける必要がある:

    • この製品はどんな機能を持っていますか?
    • 競合する製品との違いは何ですか?
    • この製品を利用する大きなメリットは何ですか?
    • 解決してもらえる最も大きな問題は何ですか?

    当然だが、複数の段落の中で、このような疑問に答えていくことは可能だが、出来るだけ少ないワード数で疑問に答えられるように努力してもらいたい。

    完璧なメッセージに仕上がったら、登録する人はうなぎ上りに増えていくはずだ

    教訓 #7: 世界は米国を中心に回っているわけではない

    米国で生活を送る起業家なら、通常は、米国の消費者/企業のために、会社を設立する。これでは、残念ながら、その他の国々の存在に気づかず、無視してしまうことになる。

    新たな分野で、イノベーションをもたらす会社を設立しているなら、米国等、一つのマーケットに焦点を絞るアプローチでも構わない。しかし、Strideappのように、飽和した市場で事業を行うなら、一つのマーケットに焦点を絞る戦略は、とりわけ当該のマーケットへの進出に多大なコストがかかるなら、有効ではない。

    実際に、中小規模の会社の市場をターゲットにする、その他のソフトウェア会社と話をしたところ、手始めに、国際的な市場に力を入れ、競争の激しい市場への進出を成功させたことが分かった。その理由を説明しよう。海外の市場には、まだサービスが行き届いていないだけでなく、当該の地域の企業は、ソフトウェアを購入する余裕があったためだ。

    Get Response、そして、その他の国際的にサービスを展開するソフトウェア会社に話を聞いたところ、各国の通貨を受け入れることで、海外への接触範囲を広げられる点が明らかになった。

    例えば、複数の通貨を受け入れると、海外のコンバージョン率は、30%増加する。そして、ウェブサイトを、ターゲットの国に言語に翻訳すると、コンバージョン率は、通常、50%増える。

    会社を成長させたいなら、他の会社が力を入れるマーケットのみに焦点を絞るべきではない。飽和していないマーケット、つまり、米国のマーケットよりも、競争が緩いマーケットに狙いを定めると、大きな成功につながる可能性がある。当該のマーケットを制したら、競争の激しいマーケットにサービスを拡大すると良いだろう。

    まとめ

    皆さんの立場でモノを考えるのは、実に久しぶりである。つまり、近道やズルをして、Strideappを売り込むことは出来ない。なぜなら、セールス業界において、ほとんどコネを持っていないためだ。

    いずれにせよ、この会社を成功させる自信はある。当然、Salesforceほど成長させることは不可能だが、資産価値が高い業界であるため、最低でも数十億円クラスの企業に成長させるのは、それほど難しくはないだろう。

    会社を成長させたいなら、どんなことがあっても続けるべきだ。Strideappを買収した後、以前と比べて仕事量が増えたため、投げ出しそうになったが、気合いを入れ、また、工夫を加えた結果、成功すると確信することが再び出来るようになった。

    最後に問いたい。スタートアップを売り込むユニークな方法を他に何かご存知だろうか?


    この記事は、Quick Sproutに掲載された「7 Marketing Lessons Learned From Acquiring a Startup」を翻訳した内容です。

    最初に出てきた検索数に囚われ過ぎないという話は検索マーケッターは注意したい点ですね。資産価値の比較はともかく、検索数以上にコンバージョン単価やそこから道びだされる利益の方が企業としては重要なわけです。その後も「まずは情報発信を始める」というアドバイスを始め、競合が多い市場で戦う方法やメッセージの重要性など、スタートアップ成功のヒントになる話題が多かったです。マーケッターがマーケティングの前工程を最適化する努力はするが、後半はおざなりになりがち、という指摘はまさに日本でもその通りかと思います。その点に関しては、近日開催予定のコンバージョン祭(満員御礼!)で共に学びましょう。 — SEO Japan [G+]

    SEOの健康度を把握する21のポイント

    SEOを日常的に運用する上で、その時その時の変化を瞬時に感じて必要な対応策を打っていくことがSEO成功の1つの鍵ですよね。今回はサーチエンジンランドがまとめてくれたSEOにおける気づくべき・意識すべき可変要素とその察知法をまとめてくれたお役立ち記事を。– SEO Japan

    health-computer-keyboard-fix-ss-1920

    SEOの健康度を計測する取り組みは、検索マーケティングの効果を維持する上で、不可欠である。ちょっとしたきっかけで、パフォーマンスが低下してしまうため、翌月のレポートを待ってから、低調なパフォーマンスを発見しているようでは、検索マーケティングに多大なダメージがもたらされる可能性がある。

    パフォーマンスに良くない影響を与える問題に対処するため、毎日、もしくは、毎週、計測するべきSEOの健康度の目安が幾つか存在する。このような目安は、通常、具体的な問題点を指摘してくれるわけではないが、パフォーマンスの低下の原因を調査する際の手掛かりを得ることが出来る。

    この記事で言及するアラートの方法、頻度、そして、条件は、大多数のサイトに適応することが出来るが、特別なニーズを持つサイトや非常にアグレッシブなSEOプログラムを実施しているサイトは、調整する必要がある。

    1. 自然なトラフィック

    自然なトラフィックの増加は、SEOプログラムが掲げる主な目標の一つであり、自然なトラフィックの量は、SEO戦略の影響を大きく受ける。自然なトラフィックが減少しているなら:

    • 何がうまくいかなかったのかを調べ、対応する
    • 別の健康度のスタッツを用いて、問題の原因を探る作業を強化する
    • サイトの全てのセクションに対する自然なトラフィックをチェックし、パフォーマンスの悪いセクションが存在するかどうか、あるいは、サイト全体がダメージを受けているのか確認する
    • 全てのデータをデスクトップとモバイルに分類し、モバイルSEOのパフォーマンスが低下しているかどうかを調べる
    • 他のチャンネルのマーケティングアクティビティが低下しているかどうか確認する — 例えば、ブランドアウェアネスの低下は、ブランド検索の低下をもたらす

    自然なトラフィックの量が増えたなら:

    • 何がうまくいったのかを突き止め、サイト全体への適用を検討する

    Google アナリティクスで、前の週と比較して、自然なトラフィックが5%以上増えた、または減った場合、Eメールで警告してもらえるように設定する。

    2. ノーリファラートラフィックの変化

    自然なトラフィックの増加に力を入れるものの、ダイレクトトラフィック(ノーリファラートラフィック)に関心を示さない人は多い。ユーザーは自然な検索でサイトを発見し、その後、直接戻ってくるケースが多いため、ノーリファラートラフィックは、パフォーマンスの基準として重要度が非常に高いと言える。検索の暗号化とブラウザのセキュリティが強化されるにつれ、アナリティクスでは、多くの検索トラフィックが、ノーリファラートラフィックとしてカウントされるようになった — httpのリファラーのデータは、とりわけモバイルデバイスにおいて、入手不可能になっている。そこで、ノーリファラートラフィックが減っているなら:

    • 同じ傾向が自然なトラフィックにおいても起きているか確認する
    • モバイルデバイスの利用をチェックし、モバイルデバイスの利用が減っているかどうかを確認する — 最近のモバイルブラウザの多くは、http リファラーのデータを渡さないためだ
    • 最近、他のマーケティングのチャンネルをUTMでタグ付けしたなら、ノーリファラートラフィックが減る
    • 他のチャンネルのマーケティングアクティビティが低下しているかどうか確認する — 例えば、ブランドアウェアネスの低下は、ダイレクトトラフィックの減少をもたらす

    ノーリファラートラフィックが増えたなら:

    • 何がうまくいったのかを突き止め、サイト全体への適用を検討する
    • UTMのタグ付けが正しく行われているかどうか確認する
    • モバイルデバイスの利用が増えているかどうか調べる
    • 他のチャンネルのマーケティングアクティビティが増加しているかどうか確認する

    Google アナリティクスで前の週と比較して、ノーリファラー(ダイレクトトラフィック)が10%以上増加、または、低下している場合、Eメールで警告してもらえるように設定する。

    3. 参照トラフィックの変化

    参照トラフィックは、リンクを得たか、あるいは、失ったかを知ることが出来る、優れたリンクプロフィールのパフォーマンスの基準である。また、サイトにトラフィックをもたらしているか否かで、リンクの価値を評価するために利用することも可能だ。参照トラフィックが減少しているなら:

    • 被リンクのプロフィールと参照トラフィックを調べて、インバウンドリンクを失ったかどうかチェックする
    • リンクからもたらされるトラフィックが減っているなら、リンクを張るウェブサイトがデザインを変更し、クリック数が低下しているかどうか確認する

    参照トラフィックが増加しているなら:

    • トラフィックを送り込むようになったサイトを特定し、当該のサイトからさらにリンクを得る機会を調べる

    Google アナリティクスで前の週と比較して、参照トラフィックが10%以上増加した、または、低下した際にEメールで警告してもらえるように設定する。

    4. キャンペーンのトラフィックの変化

    キャンペーンのトラフィックは、直接SEOのパフォーマンスに影響を与えないものの、参照トラフィック、または、ブランド検索のトラフィックが、変動している理由を知る手掛かりを与えてくれる。Google アナリティクスで前の週と比べて、キャンペーンのトラフィックが20%以上増加した、または、低下した際にEメール警告してもらえるように設定する。

    5. Eメールのトラフィックの変化

    キャンペーンのトラフィックと同じように、Eメールのトラフィックも、参照トラフィック、または、ブランド検索のトラフィックが変化した理由を知る上での手掛かりとなる。Eブラストを配信する度にGoogle アナリティクスでメモを作成しておこう。また、前の週と比較して、Eメールのトラフィックが、20%以上増加した、あるいは、減少した場合、Eメールで警告してもらえるように設定すると良いだろう。

    6. セッションの変化

    現代はマルチデバイスの時代であり、各種のデバイスをまたいでユーザーを結びつけるのは容易ではない。また、ユーザーは、各種のマーケティングの手法を通じて、サイトに戻って来る。そのため、セッション全体の増加、または、減少を計測すると、マーケティングの成果を高いレベルで把握することが可能になる。Google アナリティクスで、前の週と比較して、セッションが10%以上増加している、または、減少している場合、Eメールで警告してもらえるように設定しよう。

    7. ユーザー数の変化

    サイトへの全体的なセッションに加えて、ユーザー数もまた、計測するべき重要な目安である。ユーザー数は、パフォーマンス全体が、本当にトラフィックを増加させているのかどうか、または、ユーザーがサイトを積極的に利用するようになり、より頻繁に戻って来ているかどうかを判断する際に役に立つ。Google アナリティクスで、前の週と比較して、ユーザー数が10%以上増加した、あるいは、減少した場合、Eメールで警告してもらえるように設定しよう。

    8. モバイルデバイスの利用

    先程触れたが、http リファラーデータは、モバイルブラウザ、および、一部のデスクトップにおいて、取得が制限されるようになっている。さらに、モバイル検索の利用が増えていることもあり、SEOプログラムのROIを計測するのが、ますます難しくなっている。Grouponが最近実施した調査によると、– とりわけモバイルにおいて — 検索トラフィックの最大60%がノーリファラートラフィックとカウントされるようだ。そこで、Google アナリティクスで、モバイルデバイスの利用を前の月と比較し、その結果を毎月Eメールで自動的に配信すると良いだろう。

    9. ページ速度の増加

    ページ速度は、SEOのパフォーマンス、コンバージョン、そして、ユーザビリティにおいて、重要な役割を担っている。ページが読み込まれる時間が長くなると、検索エンジンは、ネガティブな品質のシグナルと判断し、スパイダーによるクローリングの効率は悪くなり、ユーザーは不快感を持つようになり、そして、コンバージョン率は大幅に低下してしまう。Google アナリティクスで、ページ速度が10%以上上がってしまった場合、自動的に毎日警告を行ってもらえるように設定しておこう。さらに、ページの速度が…秒を上回った際にもEメールを送ってもらうようにすると良い。加えて、ページ速度が遅い50ページを2週間に1回のペースで自動的にEメールで伝えてもらおう — その際は、地域のデスクトップのユーザーとモバイルユーザーに分類すること。続いて、トラフィックの特に多い速度の遅いページを拾い上げ、gtmetrix.comでモニタリングの設定を行ってもらいたい。このツールは、ページを遅くしている原因を評価する際に役に立つ。

    10. サーバーが応答する時間

    サイトの速度の遅さは、必ずしも、ページの読み込みにかかる時間が長いことが原因になっているとは限らない。サーバーの速度が、サイトの速度を遅くしていることもある。そのため、サーバーの応答時間がXX(ミリ秒)を超えたら、自動的にアラートを送ってもらえるように設定しておくと良いだろう。

    11. クロールエラー

    Google ウェブマスターツールのクロールエラーレポートは、サイトの健康およびSEOの健康を把握する上で欠かせないアイテムである。バックエンドでバグが存在している可能性があり、その場合は、特定しにくい。また、リダイレクトに誤りがある可能性等も教えてもらえる。このツールは、さらに、外部のサイトが自分のサイトにリンクを張っているものの、URLのエラーが生じているケースも伝えてくれる。ウェブマスターツールで、通知に関するEメールの設定を変更しておこう。タイミング良く通知してくれるわけではなく、また、サイトに大きな問題が発生した場合のみアラートが送られる設定になっているため、Google ウェブマスターツールのAPIで週に1回クロールエラーのレポートを送信してもらえるように調整する必要がある。Raven等のSEOプラットフォームは、この機能を用意している。

    12. サーバーエラーのログ

    サーバー側の問題は、通常のSEOツールを使うだけでは、なかなか特定することが出来ない。そのため、サーバーエラーのログに変化が起きた際にアラートを送る設定を行っておきたいところだ。

    13. 1日あたりのクロールされたページ数 & ページのダウンロード時間

    この2つのスタッツは互いを補い、また、共にGoogle ウェブマスターツールで知ることが出来る。1日あたりのクロールされたページ数が減り、ページのダウンロード時間が増えているなら、サイトのパフォーマンスに問題が生じている可能性が高い。このスタッツは週に2回チェックする価値がある。

    14. ブランドキーワードのインプレッション & クリック

    not providedのおかげで、アナリティクスで、キーワードのトラフィックを計測する作業は大幅に制限されてしまったが、キーワードのデータに関連する主要なスタッツは、ウェブマスターツールで今でも得ることが出来る。トラフィックのスタッツの変化を追跡調査するために、このスタッツを確認しておこう。インプレッションとクリックの変化は、ブランドアウェアネスにおける変化、そして、マーケティングアクティビティにおける変化の存在を把握する上で役に立つ。

    15. 非ブランドキーワードのインプレッション、クリック & CTR

    非ブランドのキーワードのパフォーマンスは、検索のパフォーマンスだけでなく、(証明するのが困難な)季節性における情報を豊富に伝える。非ブランドキーワードのパフォーマンスは、トラフィックの基準値の変化に対する補足の調査としてチェックするべきである。インプレッションに関して:

    • キーワードのランキングは変化したか?
    • 季節の影響を受けているのか?

    クリック数 & CTRに関して:

    • ユーザーと関係のないキーワードのターゲティングを行っているか?
    • ユーザーが関心を持たないメタデータを利用しているか?

    16. キーワードのランキング

    読んで字の通りであり、SEOのプロにとっては常識である。キーワードのランキングが下がると、トラフィックを失う。ランキングが下がったら、キーワードの戦略を調整する、または、ペナルティを科された可能性があるか調査しよう。

    17. 手動による対策

    Google ウェブマスターツールは、「手動による対策」機能を加えており、Googleが手動のアクションを起こしたかどうかを把握することが出来る。サイトで手動による対策が行われたら、アラートを送ってもらえるように、Eメールを設定しておこう。ただし、アルゴリズムのペナルティに関する通知は行われない。アルゴリズムのペナルティに関しては、14、15、16に従ってもらいたい。

    18. セキュリティの問題

    手動による対策と同じような仕組みで、「セキュリティの問題」ツールも、マルウェアが検知された場合、ウェブマスターに通知を行う。検索エンジンは、悪意のあるウェブサイトからユーザーを守るために、多種多様な対策を行っているため、セキュリティの問題が生じたら、迅速に対応する必要がある。

    19. インデックスステータス

    Google ウェブマスターツールのインデックスステータスツールは、Googleがインデックスでサイトにどのように対応しているのかを知る上でとても有効である。インデックスに登録されたページが増えた場合、次の点を確認しよう:

    • 新しいページが追加されたか?
    • クロールされるべきではないページがクロールされてしまったか?
    • robots.txtのルールが無視されているのか?

    減った場合は、次の点を確認しよう:

    • サイトはペナルティを受けたのか?
    • ページは隔離されているのか、あるいは、クロールすることが出来ない状態になっているのか?
    • robots.txtで変化が生じているか?
    • meta robotsタグの利用に変化が生じているか?

    20. 直帰率

    直帰率の増加は、SEOプログラムの健康度に関連する様々な手掛かりを示す。例えば:

    • 関連性のないコンテンツ
    • 関連性のないキーワードのターゲティング
    • 劣悪なユーザーエクスペリエンス
    • ページの読み込みに時間がかかる
    • メタデータの記述が稚拙

    Google アナリティクスで、直帰率が10%以上増加したら、自動的にアラートを送信してもらえるように設定しておこう。

    21. 404ページのビュー

    .NET等、多くのフレームワークは、404ページのURLにクエリ文字列を加えて、ユーザーがリクエストした404を生じさせるURLをウェブマスターに伝える。この機能は、ユーザーとスパイダーがアクセスしているリンク切れを発見する上で大いに役立つ。そこで、Google アナリティクスで、404ページのURLパラメータを持つページのビューを記載したEメールを週に1回送ってもらえるように設定しよう。最後に、このリストに加えるべき、SEOの健康度を測る上で効果的な基準をご存知なら、コメント欄で是非紹介してもらいたい。

    この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


    この記事は、Search Engine Landに掲載された「21 Metrics For Monitoring SEO Health」を翻訳した内容です。

    SEOというと、まだまだ順位やそれを元にした単純な検索エンジンからのトラフィックのみに焦点を絞っている方も多いと思いますが、ここに書かれているようなことを少しでも意識して日々の改善に取り組んでいくことで長期的に見ると検索エンジン経由のトラフィックは伸ばしていけるのではないでしょうか?リスティング広告もSEOも、サーチマーケティングは運用が勝負です。 — SEO Japan

    Amazonが実店舗を開店へ、Facebookが匿名アプリの開発に乗り出す – 米国発Web業界ニュース10月中旬号

    米国発最新ウェブマーケティング業界のニュース、今回は今後の日本のウェブ業界を占う上では気になるニュースが色々ありました。 — SEO Japan

    Amazon gets physical今週のウェブマーケニュースでは、・Amazonが実店舗を展開 ・ニューヨーク市、新手の広告を即刻で撤去 ・Comcastのおかげで仕事を解雇された人 ・アメリカ人が音楽を聞く習慣 ・Facebook、ジオフェンス広告、匿名アプリ、健康分野に参入 ・解雇されたRedditの職員の批判にCEOが物申す ・「コンテンツショック」への対応 ・検索 & ソーシャルのアイスクリームの原則 ・未来のマーケティングスキル ・グローバルデジタルスタッツ等の話題を伝える。

    それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える重要なリンクをまとめて紹介していく。

    毎週、経営者の方々が、最新の変化、レポートする価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。

    他にも、役に立ちそうなリンク、ソース、または、アイデアを持っているなら、コメント欄で加えてもらいたい。また、Flipboardを利用しているなら、「This Week in Digital Magazine」を購読すると、リンクを入手することが出来るようになる。

    インダストリー

    • デジタルがアスファルトに出会う: マンハッタンにAmazonが実際の店舗をオープンする(WSJ)
    • コラボレーションビジネスが成長を続けているが、Uberのタクシードライバーがハンマーで客を攻撃するような事件が起きたら、誰が最終的に責任を負うのだろうか?(Forbes)
    • CIOはデジタルの局面でリーダーシップを発揮しているのだろうか?Gartnerが実施した調査によると、CIOの47%はそう考えているようだ。しかし、この考え方に同意するCEOは15%に過ぎない(WSJ CIO Journal)
    • 野外の広告会社、Titanが多数の広告用無線トランスミッターをニューヨーク市の公衆電話に設置し、メッセージや広告の送信、そして、消費者の居所の追跡を行った。しかし、このニュースが報じられるや否や、ニューヨーク市から撤去の命令を受けてしまった(BuzzFeed)
    • 関連する記事: アダルト向けウェブサイトのPornHubは、自信をもって、タイムズスクエアにビルボード広告を出した。建てたその日に撤去された(PornHub – 仕事中ならリンクをクリックするべきではない)
    Not a family-friendly message in Times Square
    • クッキーは時代遅れになりつつある – Facebook、Apple、そして、Googleがユーザーを追跡する方法を知りたいなら、この記事を読もう(VentureBeat)
    • 消費者からの信頼が薄いComcastは、ひどいカスタマーサービスを提供し、その結果、ある顧客は仕事を解雇させられ、評判をさらに落とした(DM News & The Consumerist)
  • アメリカ人の多くは、どこで音楽を聞いているのだろうか?大半は、車の中で音楽を聞いているようだ(Nielsen)
    • 関連する記事: Podcastsが復活を遂げた(そもそも、ずっと健在であった気がするが)。そして、収益にプラスに働くことも分かった(Washington Post)
    Time spent with music - Nielsen study

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    • Twitterは、データセキュリティの要請に関する司法省のかん口令に納得がいかず、米国政府を訴えている(Wired)

    計測/基準/ビッグデータ

    • 目標とROIを特定する際の重要な情報の供給源を学んでおこう(LinkedIn)
    • ビッグデータはビッグだ。しかし、実際にどれぐらい大きいのだろうか?毎日、2.5エクサバイトのデータが生成されている。それでは、マーケッターはどのように対応すればいいのだろうか?マーケッター向けの4つのビッグデータの応用方法を紹介する – ゴールはまだまだ遠い…:
    • 予測と計画の改善
    • より細かいオーディエンスのターゲティング
    • リアルタイムでのキャンペーンの最適化
    • マルチタッチアトリビューションへの移行

    法律/人事

    • アドバイス: (現在、および、過去の)雇用者を雇用者のプラットフォームで批判するのはやめておこう

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    この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital October 10th 2014」を翻訳した内容です。

    元記事をまだ読んでいませんがAmazon店舗の全貌と目的が気になるところですね。リアル店舗で得られるユーザー行動データをオンライン店舗に活用するなんてアプローチもあるのかも?後、アダルト広告の件は、、、これ、こういうバズ狙いなのかも?しかし、このコピーには、、、閉口。 — SEO Japan