パシフィック・リム2の予告編がクール――イェーガー・パイロットの募集CM風

怪獣をやっつけるために巨大戦闘ロボットのパイロットに応募するチャンスだ!  というのが近く公開される映画『パシフィック・リム2』(Pacific Rim: Uprising)のメッセージのようだ。これは 2013年のギレルモ・デル・トロ監督の怪獣ムービーの続編で、前作の主要キャストに加えスター・ウォーズでブレークしたジョン・ボイエガも出演する。アメリカ公開は来年2月となる。

今回のティーザービデオは通常の予告編とは異なり、イェーガー・パイロットの募集CMの体裁を取っている。したがってイェーガーのハードウェアのクローズアップが多用されて、ナレーションも力強い一言だ。高級スポーツカーのCMに雰囲気が似ている。

私もさっそくイェーガー・パイロットに応募したいところだが、来年2月に新作を見ることで我慢しなけれならないようだ。私は前作の大ファンだが、ボイエガが主役を務める新作はさらにおもしろくなっているに違いない。

〔日本版〕日本での公開日時などについてはまだ情報がない。千葉真一の息子のアクション俳優、真剣佑が出演しているという。下は前作の予告編

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Netflix、Q2新規登録者数が500万人超えーーオリジナルコンテンツへの注力が奏功か

Netflixの新規登録者数が業界予想、そして彼ら自身の予想を2四半期連続で大幅に超えた。

本日(現地時間7月17日)の発表によれば、2017年第2四半期の新規登録者数は520万人で、同社の予測値の320万人を大きく上回った。このニュースを受け、株価は一気に9%上昇。新規登録者のうち400万人以上は海外のユーザーとされているが、北米外への進出に力を入れている同社の動きを考えると、国内の新規登録者数が100万人以上伸びたというのも驚きだ。

そして登録者数こそ、投資家が常に気にしている数字だ。決算書は各数字の算出方法などを変化させることで、ある程度実態よりよく見せることができる一方で、将来の経営数字に影響を及ぼすのは、他でもない登録者数(Facebookで言うところのユーザー数)なのだ。さらにNetflixは現地市場をほぼ支配しているが、海外市場にはまだまだ伸びしろがある。

登録者数の伸びには、国内だけでなく海外でも人気を博しているNetflixのオリジナルコンテンツが関係しているように思える。今回発表されたレポートの中には遠回しな表現もいくつか見られたが、注目すべきは同社の総登録者数の約半数が海外ユーザーで、「2017年の年間決算では海外市場が利益に貢献するだろう」と予測している部分だ。後半は少しわかりづらいものの、とにかく海外事業が予想よりもうまくいっているということは間違いないようだ。

「コンテンツの人気を過小評価していたこともあり、第2四半期には全ての主要市場で予想よりも登録者数が伸びた」と四半期報告書には記されている。

Netflixが1月に発表した昨年の登録者数の純増は、国内が200万人、海外が500万人で、これも当時の投資家予想を大きく上回っていた。同社はコンテンツ制作にかなり力を入れているが、国内市場が飽和状態に近づくにつれて、海外ユーザー数を増やす方法を模索しなければならなかった。最近では『3%』をはじめとするオリジナルコンテンツの制作が功を奏し、海外市場での勢いも順調だと語っている。

四半期報告書によれば、第2四半期の収益は27億9000万ドル、EPS(1株あたり純利益)は15セントだった。一方、アナリストの予想は収益が27億6000万ドル、EPSが16セントだった。収益面ではほぼ予想通りだが、(繰り返しになるが)ここで重要なのは登録者数だ。

高品質なオリジナルコンテンツ制作の努力は、実際に実を結びはじめているようで、今年のエミー賞にもNetflixのオリジナル作品がいくつもノミネートされていた。しかし、エミー賞ノミネート作品をうまく活用することで、同社はまだまだ登録者数を伸ばせられるだろう。海外市場は需要過多の状態にあるため、国内外両方のユーザーにとって魅力的なコンテンツを制作している企業だという評判を確立できれば、それも難しい話ではないはずだ。ちなみにNetflixは、今年だけで60億ドルもの資金をオリジナルコンテンツ制作に投じる予定。次から次へと新しいコンテンツを求めるユーザーのことを考えると、この数字は今後さらに増えていきそうだ。

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(翻訳:Atsushi Yukutake

ブレードランナー2049のトレーラー(予告編)が公開された

映画ブレードランナーの続編が10月6日に公開される。オリジナル版の公開から30年後だ。この最新のトレーラーは、今回のストーリーとこの何十年もの間に何が起きたのかをより明らかにしている。トレーラーでは主人公のライアン・ゴズリングの他に(悪玉役の)ジャレット・レトも登場し、さらにデヴィッド・バウティスタが(映画Drax the Destroyerの)Draxでの強いイメージを突き崩した良い演技を見せてくれる。

これはまたブレードランナー続編で使われる環境と撮影技術を示したものである。既に公開されていたスチル写真や動画同様に印象的なものだ。これまで見た限りでは「ブレードランナー2049」が偉大な映画であることに間違いはなさそうだ、そして見せ方を現代的にしながらも、30年前の雰囲気を残したバランスの取れた仕事が素晴らしい。

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(翻訳:Sako)

初期費用0円で自分の映画館を ― マイクロシアターサービスの「popcorn」がリリース

NetflixHuluなどのストリーミング動画サービスが普及したことで、以前より映画を観る機会が増えたというTechCrunch Japan読者も多いかもしれない。僕もその1人で、毎日のようにNetflixで映画やドラマを観ている(最近、僕はNetflixオリジナル作品にハマって夜ふかししがちだ)。

でも、「映画をみんなで観る」という体験はどうだろうか? パソコンやスマホで簡単に映画鑑賞できる時代になったからこそ、大人数で映画を楽しむことが少なくなったという人もいるだろう。例えばコメディを観ならば、1人で笑うより大人数で笑うほうがいいと思う人もいるはずだ。

そんななか、大人数で楽しむ“映画文化”を手軽に楽しめそうなサービスが誕生した。日本のポップコーンシアターが4月22日に正式リリースするマイクロシアター・サービスの「popcorn(ポップコーン)」だ。

popcornは、インターネット環境やプロジェクターなど最低限の環境さえ揃っていれば、カフェやバー、会社のオフィスなどで簡単に上映会を開催できるサービスだ。映画はストリーミング配信されるので、DVDやブルーレイディスクを返却する必要もない。機材などを別にすれば初期費用は無料だ。

これまで、カフェや個人のレベルで上映会を開催することは難しかった。個人で映画を鑑賞する場合とは異なり、公の場で映画を上映するには権利許諾が必要となるからだ。でも、いったい誰が権利を持っているのか、そして窓口はどこなのかを調べるのだけで一苦労だ。

それに、権利関係をクリアしても上映費用の問題がある。ポップコーンシアター共同創業者の大高健志氏によれば、「上映費用は『1度につき一律でいくら』という価格体系が多い。しかし、それでは人が集まらないときのリスクが大きいので、これまでは上映会が開催するのが難しかった」と語る。

そこで、popcornは入場者数に応じて上映料が発生する仕組みをつくった。このおかげで、入場者がうまく集まらなくても主催者が抱えるリスクはない。例えば、上映料が1人あたり1000円だった場合、チケット代を1500円にしておけば、たとえ集まった入場者が数名だとしても主催者が赤字を抱えることはない。また、popcornで上映できる作品はすでに権利関係をクリアしているので、主催者が個別に権利許諾を得る必要もない。

popcornを利用するためには、まず上映したい作品を選んで上映会の日時と入場料を設定する。すると、同社のプラットフォーム上に予約サイトが出来あがる。上映会の参加料はWeb上で決済され、後日主催者に送金される。同社が受け取る収益は入場者1人につき300円の手数料だ。

気になるのはpopcornで上映可能な作品数だが、取材時点では「約30作品で、今年末までには100作品くらいまでに増やしたい」(大高氏)とのこと。

ところで、ポップコーンシアターを共同創業した大高氏は、クリエイティブ系のプロジェクトに特化したクラウドファンディング・プラットフォーム「MotionGallery(モーションギャラリー)」を立ち上げた人物だ。MotionGalleryにはこれまでに1500〜2000件のプロジェクトが掲載され、カンヌ国際映画祭にもノミネートされた「Like some one in Love」など、映画作品も多く誕生した。

そして、今回リリースしたpopcornはこのMotionGalleryから生まれた映画作品の「出口」という役割ももつ。大高氏は、「クラウドファンディングで製作した映画を上映する場所はあるが、投資回収できるかどうかは別。例えば3000万円で製作しても、結局500万円しか回収できないというケースもある。popcornを上手く利用すれば、作品と出会う機会を増やせるだけでなく、息の長い投資回収もできるようになる」と語る。また、資金調達フェーズから作品公開までカバーしたサポート体制を整えることで、MotionGalleryに掲載される映画プロジェクトの数も増えるというシナジーもあるだろう。

大高氏は2011年にMotionGalleryを立ち上げた後、2016年5月に共同創業者のナカムラケンタ氏とともにポップコーンシアターを創業。同社はサービスリリースの4月22日に合わせ、全国約50〜100会場で同時オープニング上映会を実施する予定だ。

ポップコーンシアター共同創業者、大高健志氏(写真右)とナカムラケンタ氏(左)

Windows10版のNetflixでもオフライン視聴が可能に

NetflixがiOSとAndroid向けにオフライン視聴機能のサポートを開始したのは昨年後半のことだった。そして、今日からWindows10のNetflixにも同じ機能が追加されることになった。ただし、Windows 10のモバイルデバイスには対応していない。本日アップデートされたばかりのWindows 10版Netflixアプリを利用することで、映画をダウンロードしてオフライン環境でも視聴できるようになる ― 旅行などの際には重宝する機能だ。

これを最初に発見したのは、MicrosoftやWindowsの最新情報を伝える非公式ニュースサイトのMSPoweruserだった。

Netflixのスポークスパーソンもこれを認め、「本日より、Windows 10ラップトップおよびタブレット版のNetflixアプリはオフライン視聴機能のサポートを開始します。今後も、本機能をさらに多くのユーザーに提供する方法を探し、Netflixをより簡単に楽しめるようにしていきます」とコメントしている。

iOSとAndroidの場合と同様、著作権の関係上、この機能ですべてのタイトルをダウンロードできるわけではない。オフラインで視聴可能なのは、Netflixのオリジナル作品とライセンス取得済みのタイトルだけだ。

しかし、Netflixのオリジナル作品は数多くある。だから、この機能によってダウンロードできる作品数は少なくない。Stranger Things、House of Cards、Orange Is the New Black、Narcos、The Crown、Bloodline、Sense8、そしてスタンドアップコメディやドキュメンタリー作品など、ダウンロード可能なタイトルには人気作も多い。

ダウンロード可能な作品のリストはすべてのOS(iOS、Android、Windows10)で共通しているが、利用する国や地域によって多少の違いはあるだろう。

ダウンロードは簡単だ ― 作品紹介の画面にある「矢印ボタン」をタップするだけでいい。「Available for Download」というセクションでダウンロード可能な作品だけをチェックすることもできる。 また、「My Downloads」ではダウンロード済みの作品を管理することが可能だ。

Netflixによれば、この機能は今日から全世界のWindows 10ユーザーに提供されるそうだ。

ただ、この機能をいち早く試したユーザーからは「ダウンロードができない」という声もあるようだ。サポートされたデバイスでダウンロードを試みても、「問題が発生しています」とのメッセージとともに「ダウンロードエラー」と表示されてしまうようだ(Netflixは現在このバグの修正を試みている)。

Windows10のNetflixアプリはこのリンクから入手可能だ。

Image credits: Windows Central

HuluのVRアプリがアップデート、友人と映画を楽しめるソーシャル機能を追加

コンシューマーが利用できるVRはまだそれほど発展していない。HuluはVR熱を絶やさないためにも今回 VRアプリのアップデートを行った。ユーザーは簡単に仮想空間上で友人とコンテンツを楽しむことができるようになる。

本日HuluはGear VRとRift向けのアプリをアップデートし、最新のOculusのソーシャル機能に対応した。Gear VRのユーザーは、Oculus AvatarとRooms機能を利用できるようになる。誰でも無料でHuluの360度動画コンテンツを友人と楽しむことができ、有料サブスクライバーは仮想空間の大きな画面で2Dコンテンツを視聴できる。

一方Riftのアプリでは、Oculus Touchのコントローラーにも対応した。ユーザーはコマーシャルが流れている間、仮装空間内でコントローラーを動かして時間を潰せるだろう。

SonyとGoogleはまだ仮装空間上で集まれるソーシャル機能などを発表していないので、HuluのPSVRとDaydream向けアプリにはこのような新機機能はない。こちらでは、もうしばらく1人ぼっちでコンテンツを楽しむしかなさそうだ。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website

映画「Hidden Figures」は、女の子たちをSTEMヒーローの道へと誘う

Girl goggles assembling electronics circuit at science center

【編集部注】著者のTracey Welson-Rossmanは 、技術職における男女格差を減らす活動を行う非営利団体TechGirlzの創業者である。

全ての世代の親たちが好んで使う格言に「あなたは食べているものになる(you are what you eat)」というものがある。同様の現象が職業選択の際にも起きることを指摘しておきたい。「あなたは見ているものになる」。

私が言いたいのは、私たちの多くが、多感なテーィンエイジャーの時代に影響を与えてくれた人に根ざす、キャリアや生涯を貫く情熱を持つということだ。おそらくそれは素晴らしい先生だったり、印象的な家族だったり、あるいは特に魅力的な映画やテレビのキャラクターだったりするだろう。

しかし残念ながら、映画の場合は、若い女の子たちのために強くて独立し魅力的な職業選択肢を示してくれる女性が登場することがとても少ないために、あまり社会に良い影響を及ぼしているとは言えない。まして科学や数学に興味を持つ女の子たちに、キャリアパスを示す女性主人公となると、その数はほとんど無いようなものだ。

これこそが、私が映画「Hidden Figures」のリリースに興奮している理由の1つだ。この映画はアフリカ系アメリカ人の数学者であるキャサリン・ジョンソンと、彼女の同僚であるドロシー・ヴォーンとメアリー・ジャクソンについての実際の物語を描き出すものだ。この女性たちは、多くの同僚たちと共に、ロシアを相手にした宇宙開発競争の最中、NASAの配下であるラングレー研究センターの一部門、West Area Computersに隔離されながら働いていた。彼らの仕事は、ジョン・グレンが米国の宇宙飛行士として初めて地球の軌道上を3周したことに直接貢献した。

これまでに私が話すことを見たり聞いたりしたたことがあるなら、メディアがハイテク業界のキャリアを描写する手法や、スマートな女性に対する社会の見方が、STEM関連分野でのキャリアを目指す女の子たちをとても少ないものにしているのだと、私が考えていることを知っているだろう。また私がテレビドラマ「Big Bang Theory 」の登場人物であるシェルドン・クーパーを、メディアによるSTEM職業人(特に技術職)への紋切り型の偏見(社会不適合で、パーカー(もしくはみすぼらしい服)を着た、白人男性たちによって占められている)の例として、呆れるくらいしつこく取り上げていることも知られているだろう。

ということで、私たちのボランティアたちや関わっている女の子たちが、Hidden Figuresの試写会に招かれたときには、私は少々緊張していた。私は、女性たちがその知性とSTEMに関連した貢献によって、重要な歴史上の人物として取り上げられる長編映画の登場を熱望していた。しかし、私はまた前述のシェルドン・クーパー役を演じていたジム・パーソンズが、映画の中に登場することにも気が付いた。ああ、この映画もまた、社会の共通の誤解に迎合することによって、その隠された強いメッセージを発信する、もう1つのハリウッド映画であることを運命付けられているのか?

映画やテレビ番組に、より多くの科学、技術、そして数学の女性リーダーを登場させることで、観ている女の子たちが自分自身の姿をその光の中に見出すことができるだろうか?

だが私は、映画がまさに待ち望んでいたものであったことを報告できることがとても嬉しい。これは本当に見る価値のある、魅力的なフィルムだ。映画の途中で、自発的な拍手で大いに盛り上がる観客たちの1人になれる経験など滅多にあるものではない!

そしてより深いレベルでも、描写は充実している。この映画の中で彼女たちは、華麗で活動的な母親、友人、そして同僚たちとして描かれている。重要なのは、当初彼らがその人種や性別故に、どれほど軽んじられていたかを描くことを躊躇していないところだ。しかしまた、宇宙に人間を送り出すという大きな目標が、こうした女性たちの能力に対する先入観を打ち砕いていく様子も描き出している。

私たちのグループは、参加する女の子たち、その母親たち、そしてボランティアで構成されているが、全員がこの映画の虜になった。彼らは、巨大な挑戦を乗り越えるために、女性たちがエンジニアや数学者としての能力を発揮し、その役割にスポットライトが当てられたこの映画を観ることを通じて、登場した女性たちの物語を知り、とても興奮した。以下に挙げるのは、映画を観た後の洞察に満ちた感想の一部だ:

「これは私の話です。それを信じて、同じようになるために、あなたもこの映画を観て下さい」。

「この映画は、エンジニアになりたいと願っている私の娘に、より一層の努力を決意させました」。

私は熱心な映画ファンとして、過去数年間で、強い女性主人公の数が増えているのは知っていた。しかしHidden Figuresで描かれたようなタイプの女性はまだ珍しい。私自身の考えや、女の子たちからの反応は脇に置くとしても、映画やテレビ番組に、より多くの科学、技術、そして数学の女性リーダーを登場させることで、観ている女の子たちが自分自身の姿をその光の中に見出すことができるだろうか?

2006年には女優のジーナ・デイビスが、この問いかけに正確に答えるために、Geena Davis Institute on Gender in Media(メディアにおけるジェンダーを考えるジーナ・デイビス研究所)を設立した。同研究所は、テレビや映画における女性キャラクターの差別的扱いにスポットライトを当て、その研究を後援している。2012年には、男女の役割や職業の描写を調べるために、映画、プライムタイムのテレビ番組、そしていくつかの子供番組の分析を行った。研究によって示されたのは、メデイア全体を通じてSTEMキャリアの描写は控えめであり、しばしばその他の分野に比べて物理学に重みがかけられているということだった。そしてスクリーン上でSTEMキャリアが描写されるとき、実世界の男女比に比べて圧倒的に高い比率で男性がその役に割当てられるのだ。研究全体の報告はここで読むことができる。

冒頭に挙げた私たちの格言に戻ろう。「あなたは見ているものになる」。Hidden Figuresは重要で啓発的な映画だが、これ1つだけで終わらせるわけにはいかない。このようなプロジェクトをもっと沢山実現していくことが大切だ。なぜならこれは若い女の子たちをSTEM関連のキャリアへと誘う強力な手段の1つなのだから。もし女の子たちのために、新しい針路を示したいのなら、ジーナ・デイビス研究所の研究で見つかった傾向を逆転させなければならない。

私はHidden Figuresが、業界の中で人びとが待ち望んでいた「目覚めの合図」となることを願うばかりだ。女の子たちに対するこの映画の影響を追跡することから始めよう。「ハンガー・ゲーム」と「メリダとおそろしの森」が世に出て以降、女性のアーチェリーに対する関心が高まっていることとの相関関係を研究した報告がある。どちらの映画も主人公は弓の使い手だ。研究によってわかったのは全国アーチェリー競技会への参加者数が前年に比べて倍増していることだ。きっとHidden Figuresの影響で、2018年に行われる調査までには、プログラミングコースを選択するアフリカ系アメリカ人の少女たちの、そして恐らく少女たち全般の数が劇的に増加するだろうと、私は確信している。

とはいえ、ボールを転がし続けるためにはどうすべきなのだろうか?エンターテイメントの中で強い女性のSTEM主人公の役割を、どうすれば増やしていけるかのアイデアを、共に考えて欲しい。ジョン・グレンは、キャサリン・ジョンソンを彼のチームの一員として信頼していた。彼は彼女がアフリカ系アメリカ人であることを全く気にしなかった。その仕事に最もふさわしいのが彼女だったというだけの話だ。これこそが、私たちが広く伝えなければならないメッセージだ。そうして行くことで、私たちは女性のコンピュータ科学者は例外ではなく普通のことなのだという認識に、社会を変えて行くことができる。ジョンソンの上司のアル・ハリスが言ったように。「私たちは皆でそこを目指すのだ、そうしなければ誰もそこには手が届かない」。

【訳注「Hidden Figures」という言葉には「隠されていた数字」(主人公たちが隔離された場所で数値計算の仕事をしていたことから)という意味の他に、「知られていなかった重要人物たち」という意味もある】

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(翻訳:Sako)

必見! AIが映画脚本を書いたらこうなった

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スマホの予測変換を続けていくとヘンテコな文章ができあがっていくことがあるが、そのような機能でできあがるのは不条理な詩だけではないらしい。Sunspringのチームは、この技術(正確にはLSTMニューラルネットワークという)を使用して脚本を書き上げた。

それ自体かなり愉快なことではあるのだが、同チームはさらに優れたアイデアがあった……。なんと、ドラマ「シリコンバレー」でPied PiperのCEOであるリチャード・ヘンドリクスを演じたトーマス・ミドルディッチをはじめとする俳優を起用して本当に映画にしてしまおうというのである!

チームはAIに大量のSF映画脚本、さらに幻覚成分を与えて脚本の執筆を依頼した。

チームはAIに大量のSF映画脚本、さらに幻覚成分を与えて脚本の執筆を依頼した。

計画は実行に移され、とにかく、馬鹿げていて、面白くて、わけがわからなくて、魅力的なものに仕上がった。「良い映画」とまでは言えない。(従来的な意味でいえば視聴に耐えうるレベルにさえない)。しかし、もしAIに触れたことがある人なら(あるいは自動変換で遊んだことがある人なら)、AI脚本家が陥りがちな流れを見て取れるだろう。

しかし、映画の見どころは、俳優たちのセリフが全く。意味を。なさない。ところだ。だが、これはカルト的な傑作だ。ぜひ観てもらいたい。

(注: 訳者が字幕をつけようと試みたところ、現段階では設定上手動で字幕をつけられなかったので、YouTube画面右下の字幕機能から日本語の自動翻訳をONにして雰囲気を味わっていただきたい)

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(翻訳:Nakabayashi)

Netflix、インドで初のオリジナル連続ドラマを制作

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Netflixは、今年1月に100か国を超える新しい国々でサービスを開始して以来、新しい世界戦略を強調している。そのアプローチとは、単に世界中で利用可能にするだけではなく、国際的な視聴者のためにローカライズされた番組も含まれる。その流れで、初のオリジナル連続ドラマをインドで制作する計画が発表された

Netflixは、190か国に8100万人の有料会員を抱え、インドでは1月に利用可能になった。インドのユーザー数は明らかにされていない。Netflixの料金は同国内の競合サービスと比べて高価だが、人口が10億人を超えるインドに大きな商機があるのは明らかであるほか、世界中に1600万人いるとされる海外移民の存在も見過ごせない。

インドでの制作第一弾となるのが、Vikram Chandraがインドの犯罪地下組織を描いてベストセラーとなった2006年の小説「Sacred Games」の映像化だ。Netflixは、インド企業のPhantom Filmsと提携して現地で撮影を進めるとしている。配信日については未発表だが、米国の配信大手であるNetflixは、リリース後は世界中のNetflixユーザーが視聴可能であることを明らかにした。

「ここ数年、私はNetflixが革新的でジャンルの垣根を超えた番組によってテレビの世界を変えていくのを大きな驚きと喜びをもって見守ってきました」と、Chandra氏は言う。「私がこれまで思い描いてきた世界の色彩や活気や音楽が、Netflixが提供する広大なキャンバスの上に余さず描き出されることを確信しています」

Netflixの国際オリジナルシリーズ担当副社長のErik Barmackも「気鋭の制作会社Phantom Filmsと提携して、考えうる最高のインドおよび世界の映画制作陣とVikram Chandraの大ヒット小説を映像化できることをうれしく思っています」とコメントしている。


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(翻訳:Nakabayashi)