ヤフー主催の学生ハッカソン「HACK U 2021」の最優秀作品2点発表、傾向の変化も解説

ヤフー主催の学生ハッカソン「HACK U 2021」の最優秀作品2点発表、傾向の変化も解説

2021年8月、ヤフー主催学生ハッカソン「Hack U 2021」が2回に分けて開催された。いずれもオンライン開催で、合計54チームがエントリーしたが、チームのメンバー同士も集まることが禁止された完全オンラインの状況での参加となった。ヤフーは10月5日、その最優秀作品2点を紹介するとともに、2020年と2021年の参加者の傾向を分析し、ブログ記事「学生たちがハッカソンで使う技術トレンドは半年で変わったか?」で発表した。

ヤフーは、Hack Uを「夏の風物詩のようなものにしたい」と考えつつ毎年開催を続けているとのことだが、今回は両日とも1日で申し込みが埋まってしまうほどの人気だったという。小学生以上の学生なら誰でも参加でき、サポート役としてヤフーのエンジニアが付くという親切なイベントになっている。審査基準は、新規性(オリジナリティー)、技術性(技術の高度さ)、発展性(将来性や波及効果が期待できるか)、再現性(実現可能なアイデアか)の4つ。ブログでは、最優秀賞を獲得した2つの作品が紹介された。

「スローターム」(チーム名:この素晴らしいコードに祝福を!)

開発時に発生するプログラミングのエラーをワンタップで共有してくれるVisual Studio Codeのプラグインと、共有先のSNS両方を作り上げた作品。コード制作中にエラーをハイライトするだけで、GitHubでの質問文が簡単に作れる。さらに、その質問にうまく答えてくれそうな人を自動的に選んでつなげてくれる。コロナ禍で人に質問がしにくくなった問題を改善してくれる。

3pt Manager(チーム名:OAO)

バスケットボールの3ポイントシュートをiPhoneで練習できるアプリ。シュートするごとにiPhoneがボールの軌跡を取得し、角度のデータを蓄積する。毎日の練習結果がグラフ化されるので、効率的に練習ができるというものだ。

参加者が使用しているプログラミング言語と開発環境の傾向

同ブログでは、2020年と2021年のHACK Uで、参加者が使用しているプログラミング言語と開発環境に違いがあるかを分析している。使用言語は、どちらもJavaScriptとPythonがトップと変わらないが、2021年はRubyが上位に入ってきた。2020年はRubyを使うチームは1割に満たなかったのに対して、20201年はPythonに次いで3位に上がってる。その理由は、大学の年次に関係があると、筆者であるヤフーCTO室Developer Relations Hack Uプロデューサー中村友一氏は書いている。参加学生は大学3年生が中心だが、去年2年生だった学生は、授業などで手軽に始められるRubyを使う機会が多くなったからだとの分析が面白い。

  1. ヤフー主催の学生ハッカソン「HACK U 2021」の最優秀作品2点発表、傾向の変化も解説

開発環境については、Flutter、React Native、Xamarinなど多くのOSに対応できるクロスプラットフォームフレームワークを利用するチームが増えたのこと。iOS、Android、ウェブのすべてに対応するソフトウェアの開発を目指すということは、チームが継続開発やサービスの公開を考えているためだと中村氏は分析した。

また同氏は、Dockerの浸透を挙げている。今回、Dockerを使いサービスのデプロイまで考えて作ってきたチームが大幅に増えたという。Dockerが学生にも浸透し始めていることがうかがえ、今後ハッカソンにおいても環境構築におけるメインストリームになるかもしれないと指摘している。

この2年間はオンライン開催のため、参加者同士の交流が制限されたが、「今後ハイブリッド開催になった時にどのように変化するかが楽しみです」と中村氏は話している。

ソニーSpresenseなどIoT機器の利用を想定した学生対象アイデアソン・ハッカソンがオンライン開催、エントリー受付中

ソニーSpresenseなどIoT機器の利用を想定した学生対象アイデアソン・ハッカソンがオンライン開催、エントリー受付中ソニーセミコンダクタソリューションズは10月1日、IoTデバイスの利用を想定した、社会解決や生活改善のためのアイデアを提案し共創する「Sensing Solution アイデアソン・ハッカソン 2021」のオンライン開催を発表。10月1日からエントリーの受け付けを開始した。対象は、日本国内の大学等に在籍する学生(大学・大学院、短期大学、大学校、専門職大学、専門学校、高等専門学校本科4年生以上)、1名以上5名以下のチーム。参加費は無料。

今年のテーマは「IoTがひらく未来」。「IoTデバイスから得られる⾳声、画像、位置情報といったデータやAIなどの最先端の技術を活⽤することによるイノベーティブな提案を幅広く募集」する。技術的アプローチだけでなく、インタラクティブアートやエンタテインメントによって生活を豊かにさせるアイデアも「大歓迎」とのことだ。

概要は以下のとおり。

アイデアソンの課題

2021テーマ「IoTがひらく未来」に即したアイデアの提案

SPRESENSEなど、2021年10月時点で実在するIoTデバイスを想定し、アイデアを実現する方針までを提案テンプレートに記述して提出。

ハッカソンの課題

1次審査:2021テーマ「IoTがひらく未来」に即したアイデアの書類審査

SPRESENSEで実現可能なアイデアを提案テンプレートに記述して提出。1次審査通過チームには、Spresense開発キット2セットを無償貸与。

Spresense開発キット内容(*の使用は任意)
・Spresense メインボードCXD5602PWBMAIN1
・Spresense 拡張ボードCXD5602PWBEXT1*
・Spresense カメラボードCXD5602PWBCAM1*
・Mic&LCD KIT for SPRESENSEAUTOLAB-001*
・その他ケーブル・SDHCカード

2次審査:デモンストレーション動画による審査(アイデアの実装を含む)

1次審査で提案したアイデアをSpresenseメインボード(1台以上)を用いて実装。実装した制作物のデモ動画を提出。

スケジュール

アイデアソンの提案申し込み期間は10月1日から10月31日まで、ハッカソンは10月1日から10月15日までとなっている。発表会・表彰式(オンライン開催)は12月19日。

アイデアソン審査基準

提案の独創性:独創的な発想であり⼈に感動を与えられる作品なのか?
提案の社会的必要性:いかに⽣活を豊かにするか。⼈を幸せにするか?
作品の実現性:実在する機器などにより、アイデアの実現に向けた方針が述べられているか?
IoTデバイスによる実現の適合性:IoTデバイスの利用ならではの提案となっているか?

ハッカソン審査基準

提案の独創性:独創的な発想であり⼈に感動を与えられる作品なのか?
提案の社会的必要性:いかに⽣活を豊かにするか。⼈を幸せにするか?
作品の実現性:実在する機器などにより、アイデアの実現に向けた方針が述べられているか?
Spresenseの適合性:Spresenseの特徴を活かした提案となっているか?

副賞

ソニー製品が購入できるギフト・ポイントが贈られる予定。

アイデアソン
・最優秀賞:10万円相当
・優秀賞:5万円相当
・審査員特別賞:3万円相当

ハッカソン
・最優秀賞:20万円相当
・優秀賞:10万円相当
・審査員特別賞:5万円相当

詳細および申し込みはこちらから。問い合わせはこちらのフォームから

このイベントは、ソニーセミコンダクタソリューションズとSensing Solution アイデアソン・ハッカソン 2021実行委員会によって主催される。

【スタートアップバトル】過去の出場企業紹介 3:Crezit

TechCrunch Tokyo 2021は、12月2、3日にオンラインで行う。そのメインとなる「スタートアップバトル」はもちろん2021年も開催する。

新進気鋭のスタートアップがステージ上で熱いピッチを繰り広げるピッチイベント「スタートアップバトル」には、例年数多くの企業が参加、熱戦が繰り広げられている。投資家や大企業の新規事業担当者も多く参加、スタートアップバトルをきっかけに出資が決まったり、優秀な人材の採用につながることも少なくなく、日本スタートアップ業界における登竜門ともいえる存在だ。

ここで紹介するのは、2020年のスタートアップバトルでファイナルラウンドに進出したCrezitだ。

同社は「Optimize Credit, Unleash Potential. / 信用を最適化して、人の可能性を解き放つ。」というミッションのもと、個人向けのモバイルクレジットサービス「CREZIT」を提供、さらにCredit as a Service「X Crezit」構想の実現に向けたプロダクトの開発を進めている。

このX Crezit構想とは、消費者信用事業(貸金・割賦販売など)に参入したいあらゆる企業に対して、金融サービス構築に必要なシステム基盤やオペレーションをサービスとして提供するというものだ。

スタートアップバトルに出場したCrezitのその後の軌跡は、以下の記事から確認できる。また、スタートアップバトルへの本登録は記事末のリンクで行える。出場登録締め切りは2021年10月11日(月)だ。

2021年2月
個人向けモバイルクレジットのCrezitがプレシリーズAで3500万円を追加資金調達

応募条件(詳しくはバトル応募ページに記載)

  • 未ローンチまたは2020年10月以降にローンチしたデモが可能なプロダクトを持つスタートアップ企業であること。
  • 法人設立3年未満(2018年10月以降に設立)で上場企業の子会社でないこと。

スタートアップバトルの応募はこちらから

世界最大の独立系VCポッドキャスト「20VC」ハリー・ステビングスのTC Tokyo2021登壇決定

12月2、3日にオンラインで開催される「TechCrunch Tokyo 2021」。本年度は、期間中、7つのテーマで国内・海外のスピーカーを招いたセッションが行われる。

「海外スタートアップトレンド解説」をテーマにしたセッションでは、10万人以上のリスナーを持つ世界最大の独立系VCポッドキャスト「The Twenty Minute VC(20VC)」の創設者でホストを務めているHarry Stebbings(ハリー・ステビングス)氏が登場する。

世界最大の独立系VCポッドキャスト「The Twenty Minute VC(20VC)」の創設者でホストを務めるハリー・ステビングス氏

同ポッドキャストではAccel、Kleiner、Y Combinator、Benchmark、Indexなど、200以上のベンチャーキャピタルからゲストを招き収録している。またTechCrunchにも寄稿しており、スタートアップやベンチャーキャピタルからの資金調達に関するあらゆる情報を提供している。

関連記事:人気ポッドキャストTwenty Minute VCホストのハリー・ステビングス氏、番組の人気に乗じてマイクロVC設立

モデレーターを担当する宮武徹郎氏

また、本セッションにはモデレーターとして宮武徹郎氏も参加。宮武氏は現在、米国を中心にスタートアップやテクノロジー、VCに関する最新トレンドなどを配信する「Off Topic」を運営、個人では投資支援などを行っている。

すでに参加者チケットは発売中。参加者チケットは2日間の通し券で、他の講演はもちろん新進気鋭のスタートアップがステージ上で熱いピッチを繰り広げるピッチイベント「スタートアップバトル」もオンラインで楽しむことができる。本講演は英語でのセッションとなるが、日本語の字幕が入る。

チケット購入

本記事執筆時点では「超早割チケット」は税込2500円、2021年12月31日までアーカイブ配信も視聴できる「超早割チケット プレミアム」は税込3500円となっている。また、スタートアップ向けのチケット(バーチャルブース+チケット4枚セット)は後日販売予定だ。

オンラインでの開催で場所を問わず参加できるため、気になる基調講演を選んで視聴することもしやすいはず。奮ってご参加いただければ幸いだ。また、10月18日まで「超早割チケット」で安価で購入できるのでオススメだ。

【スタートアップバトル】過去の出場企業紹介 2:クイッキン

TechCrunch Tokyo 2021は、12月2、3日にオンラインで行うこととなった。そのメインとなる「スタートアップバトル」はもちろん2021年も開催する。

新進気鋭のスタートアップがステージ上で熱いピッチを繰り広げるピッチイベント「スタートアップバトル」には、例年数多くの企業が参加、熱戦が繰り広げられている。投資家や大企業の新規事業担当者も多く参加、スタートアップバトルをきっかけに出資が決まったり、優秀な人材の採用につながることも少なくなく、日本スタートアップ業界における登竜門ともいえる存在となっている。

ここで紹介するのは、そのスタートアップバトルにおいて、2020年にファイナルラウンドに進出したCUICIN(クイッキン)だ。

同社は、非接触型のスマートチェックイン機能をベースに、HotelStyle OSとして宿泊施設のDX化を支援するスマートオペレーションサービス「aiPass」(アイパス)を提供している。またaiPassでは、顧客分析・混雑予測・スマートキーなど、宿泊業の「マーケティング」「ホスピタリティー」「業務効率化」に関する作業のデジタル化をプラグイン(有償)の形で提供しており、導入業者は自由に組み合わせて使える。

スマートチェックイン機能は、宿泊施設の基幹システム(PMS)の入れ替えなどが必要ないため、施設側からすれば導入ハードルが非常に低い。チェックイン機能の導入後、PMSとして使うのであれば、施設に合ったプラグインを提案できる。既存システムからリプレイスを段階的に促すことで、宿泊施設が抱える課題の解決を図っていけるのだ。

スタートアップバトルに出場したCUICINのその後の軌跡は、以下の記事から確認できる。また、スタートアップバトルへの本登録は記事末のリンクで行える。出場登録締め切りは2021年10月11日(月)。

2021年1月
スマホ利用の非接触型チェックインが可能な宿泊施設向けシステムを提供するCUICINが6000万円調達

2021年2月
スマホ見せればチェックイン、宿泊業界のDXに新たな風をもたらすクイッキン

2021年5月
スマホ利用の非接触チェックインが可能な宿泊施設向けaiPassでオンライン決済可能に、VeriTrans 4Gとの連携で実現

応募条件(詳しくはバトル応募ページに記載)

  • 未ローンチまたは2020年10月以降にローンチしたデモが可能なプロダクトを持つスタートアップ企業であること。
  • 法人設立3年未満(2018年10月以降に設立)で上場企業の子会社でないこと。

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【スタートアップバトル】過去の出場企業を紹介(1):ログラス

TechCrunch Tokyo 2021は、12月2、3日にオンラインで行うこととなった。そのメインとなる「スタートアップバトル」はもちろん2021年も開催する。

新進気鋭のスタートアップがステージ上で熱いピッチを繰り広げるピッチイベント「スタートアップバトル」には、例年数多くの企業が参加、熱戦が繰り広げられている。投資家や大企業の新規事業担当者も多く参加、スタートアップバトルをきっかけに出資が決まったり、優秀な人材の採用につながることも少なくなく、日本スタートアップ業界における登竜門ともいえる存在となっている。

出場登録締め切りは2021年10月11日(月)。スタートアップバトルへの本登録は記事末のリンクで行うことができる。

ここでは、2020年にファイナルラウンド進出した経営管理クラウドサービスを提供する「ログラス」のその後ご紹介しよう。

2021年1月
次世代型経営管理クラウド「Loglass」を提供するログラスが、大企業向け「多段階配賦機能」を正式リリース

2021年2月
【ログラス】エル・ティー・エスとバックオフィスDX推進事業で業務提携を開始

2021年3月
経営データの収集・一元管理・分析を一気通貫で実現する「Loglass」、「経営ダッシュボード機能」を提供開始

2021年4月
ログラスと三谷産業、経営管理領域のDX支援で業務提携

2021年6月
ログラスとM&Aクラウド、“M&A成約後の経営管理支援”で業務提携

2021年8月
全国47店舗の飲食チェーンを展開するイーストン、次世代型プランニング・クラウド「Loglass」導入で店舗型データ経営を加速

応募条件(詳しくはバトル応募ページに記載)

  • 未ローンチまたは2020年10月以降にローンチしたデモが可能なプロダクトを持つスタートアップ企業であること。
  • 法人設立3年未満(2018年10月以降に設立)で上場企業の子会社でないこと。

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ネットを介して若い世代の価値観に基づく食前酒を扱うD2C企業HausのCEOがTechCrunch Tokyoに登壇決定

12月2、3日にオンラインで開催される「TechCrunch Tokyo 2021」。本年度は、期間中、7つのテーマで国内・海外のスピーカーを招いた基調講演がおこなれる。

「D2C」をテーマにした講演では、ネットを介して食前酒を販売するスタートアップ「Haus」の共同創業者兼CEOであるHelena Price Hambrecht(ヘレナ・プライス・ハンブレヒト)氏が登壇する。

若い世代の価値観に基づいた、より良い飲み物のあり方を創造するHausは、市場で販売されている標準的な蒸留酒よりもアルコール分が少ない食前酒を販売している。酔っぱらいたくないZ世代や強制的な飲み会にうんざりしていたミレニアル世代にとって、そのアルコール度数が低さや、厳選されたブドウや生のハーブなどを蒸留して作られた最上級ブランドは非常に魅力的なものだ。

関連記事:酔っ払いたくないミレニアル世代は仕事の飲み会で何を飲む?

同社共同創業者兼CEOであるヘレナ・プライス・ハンブレヒト氏は、Haus以前はFacebook、Fitbit、Google、Instagram、Microsoft、Nike、Pinterest、Slack、Square、Twitter、Uberといったブランドの立ち上げに携わってきた。

すでに参加者チケットは発売中。参加者チケットは2日間の通し券で、他の講演はもちろん新進気鋭のスタートアップがステージ上で熱いピッチを繰り広げるピッチイベント「スタートアップバトル」もオンラインで楽しむことができる。本講演は英語でのセッションとなるが、同時翻訳、または日本語の字幕が入る。

チケット購入

現在のところ「超早割チケット」は税込2500円、2021年12月31日までアーカイブ配信も視聴できる「超早割チケット プレミアム」は税込3500円となっている。また、スタートアップ向けのチケット(バーチャルブース+チケット4枚セット)は後日販売予定だ。

オンラインでの開催で場所を問わず参加できるため、気になる基調講演を選んで視聴することもしやすいはず。奮ってご参加いただければ幸いだ。また、10月18日まで「超早割チケット」で安価で購入できるのでオススメだ。

創業3年以下のスタートアップピッチイベント「スタートアップバトル」の仮登録は9月27日23時59分まで!本登録も受付中

TechCrunch Japanが毎年開催しているスタートアップとテクノロジーの祭典「TechCrunch Tokyo」内において、創業3年以下のスタートアップによるピッチイベント「スタートアップバトル」が行われる。その仮登録の締め切りが近づいてきたのでお知らせしよう。

ご存知ない方々のために、改めてスタートアップバトルについて説明しておこう。スタートアップバトルは法人設立3年未満、ローンチ1年未満のプロダクトやサービスを持つ新進気鋭のスタートアップがステージ上で熱いピッチを繰り広げるピッチイベントだ。今では上場企業となったマネーフォワード、freee、Gunosy、Kaizen Platformや、日本が誇る注目ベンチャーのSmartHR、WHILLも輩出する一大イベントとなっている。昨年は、物流のラストワンマイルにおいて配送効率化アプリ「TODOCUサポーター」などを提供する207が優勝。投資家や大企業の新規事業担当者も多く参加するTechCrunch Tokyoでは、スタートアップバトルをきっかけに出資が決まったり、優秀な人材の採用につながることも少なくない。まさに日本のスタートアップ業界の登竜門とも言えるイベントだ。

スタートアップバトルへの参加登録を現在受付中で、社名とメールアドレス、担当者名のみで登録できる仮登録の締め切りは9月27日23時59分までとなっている。ピッチ資料などが揃っていない場合でも、仮登録は可能だからこの機会にぜひ検討してほしい。各種資料を揃えたうえで申し込み可能な本登録の締め切りは、10月11日23時59分となっている。その他の詳細は記事末のバトル応募ページに記載しているので、そちらを確認いただきたい。みなさんの参加をお待ちしている。

応募条件(詳しくはバトル応募ページに記載)

  • 未ローンチまたは2020年10月以降にローンチしたデモが可能なプロダクトを持つスタートアップ企業であること。
  • 法人設立3年未満(2018年10月以降に設立)で上場企業の子会社でないこと。

スタートアップバトルの応募はこちらから

12月2日、3日で開催するTC Tokyo 2021、2500円の超早割チケット発売開始

僕たちTechCrunch Japanが毎年開催しているスタートアップとテクノロジーの祭典、「TechCrunch Tokyo(TC Tokyo)」を今年も開催することは前回の記事でお伝えした通りだ。その時点ではまだチケットが発売されていない状況だったのだけれど、TC Tokyoに参加したいと願うTCファンの皆さまに朗報だ。早い時期からTC Tokyoに参加したいと思っている人向けに、「超早割チケット」と「超早割チケットプレミアム」を発売したのでお知らせしよう。

超早割チケットは、当日のライブ視聴、ネットワーキング機能の利用、スピーカーとのオフトークが行われる予定のサブステージへの入場権がついて、価格は2500円だ。今後発売される通常チケットよりもかなりお値打ちなので、ぜひこの機会に購入を検討して欲しい。また、同日発売された超早割チケットプレミアムは、上記に加えてアーカイブ視聴特典付きとなっている。価格は3500円だ。

今年のTC Tokyoに参加してくれるスピーカーについては、今週から随時発表をしていく予定だ。イベントの最新情報は以下の特設ページに集約されるので、ぜひチェックしてみてほしい。また、本イベント内で行われる、創業3年以下のスタートアップによるピッチイベント「スタートアップバトル」についても引き続き応募を受け付けているので、ぜひこちらもチェックいただきたい。

イベント特設ページへ

ガンダムを活用した教育プログラムがスタート、福岡には実物大νガンダムの計画も – 第2回ガンダムカンファレンス

ガンダムを活用した教育プログラムがスタート、福岡には実物大νガンダムの計画も - 第2回ガンダムカンファレンスバンダイナムコグループは9月15日、オンラインで「第2回ガンダムカンファレンス」を開催した。前回、ガンダムを活用したサステナブルプロジェクト「GUNDAM UNIVERSAL CENTURY DEVELOPMENT ACTION」(GUDA)が発表されたが、今回はその第3弾として、教育分野における新たな取り組みを開始することが明らかになった。

動く実物大ガンダムについて学べる機会も

GUDAは、ガンダムを通じて様々な社会問題について考えようというプロジェクトだ。前回は、具体的な取り組みとして「ガンプラリサイクルプロジェクト」「ガンダムオープンイノベーション」の2つを発表。今回の「ガンダムエデュケーショナルプログラム」は、その第3弾という位置づけとなる。

ガンダムエデュケーショナルプログラムとして、今回発表されたのは以下の2つ。

ガンダムファクトリー横浜エデュケーショナルサポート

現在、横浜・山下埠頭の「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」において、高さ18mの動く実物大ガンダムが公開されている。この取り組みは、その動くガンダムを目の前にしながら、開発に関わった研究者・技術者・スタッフから、もの作りの楽しさやプログラミングなどを学ぶことができる体験型のプログラムになるという。

実施については、横浜市教育委員会事務局と連携。教育活動の一環として、横浜市立小学校、中学校、義務教育学校、特別支援学校を対象に、今秋より受講希望校の募集を開始する予定だ。

GFYエデュケーショナルサポートガイドブック

GFYエデュケーショナルサポートガイドブック

ガンプラアカデミア

これは、ガンプラを通してもの作りの楽しさと地球環境について考える無償の授業パッケージである。まずはオンライン動画で、ガンプラ工場の設備や生産工程を紹介。現場の人たちの努力や工夫を知ることで、持続可能なもの作りへの関心を高める。その後、ガンプラを組み立てるワークショップを行う。

ガンダムを活用した教育プログラムがスタート、福岡には実物大νガンダムの計画も - 第2回ガンダムカンファレンス

オンライン授業風景(イメージ)

この取り組みには、NHKエデュケーショナルとNPO法人企業教育研究会が協力した。6月には、テスト展開として、栃木県の鬼怒川小学校の全校生徒86名に実施。ガンプラの組み立てでは、児童同士で自発的に教え合う姿も見られたという。9月より全国の小学校に案内を開始し、10月より実施する計画だ。

ガンダムを活用した教育プログラムがスタート、福岡には実物大νガンダムの計画も - 第2回ガンダムカンファレンス

プラモデル体験(イメージ)

なお今回、外部パートナーを新たに「G-PARTNER」と呼ぶことが明らかにされた。バンダイナムコエンターテインメント常務取締役兼チーフガンダムオフィサー(CGO)の藤原孝史氏は、「バンダイナムコグループだけでは不可能なことでも、皆さんの協力があればできる。企業活動の枠を超えた、挑戦的な試みだと思っている」とコメント。

「G-PARTNERと力を合わせることで、さらにガンダムの価値を高めていく。世界の未来のために、ガンダムを通じて貢献し、いつの日かガンダムを社会的アイコンへと成長させたい」と意気込みを述べた。

ガンダムを活用した教育プログラムがスタート、福岡には実物大νガンダムの計画も - 第2回ガンダムカンファレンス

バンダイナムコエンターテインメント常務取締役兼チーフガンダムオフィサー(CGO)の藤原孝史氏

「ガンダムオープンイノベーション」の結果は次回公表

また、すでに発表済みのガンプラリサイクルプロジェクトとガンダムオープンイノベーションについては、いくつかアップデートがあった。

ガンプラリサイクルプロジェクトでは、4月からランナーの回収を進めているが、その量は1年で約10トン程度になる見込みだという。さらにより多くの人たちに認知してもらうため、新たに「ガンダムリサイクル作戦」を実施。10月20日から1カ月間、リサイクル材を使用したプラモデル「エコプラ」のガンプラ体験キットを無料配布する。

ガンダムを活用した教育プログラムがスタート、福岡には実物大νガンダムの計画も - 第2回ガンダムカンファレンス

ランナー回収ボックス

ガンダムリサイクル作戦のフィナーレとして、11月20日~21日には、新宿住友ビル三角広場にてイベントを開催。全国から回収したランナーを集め、想いを視覚化した展示を行うことで、リサイクルの重要性を発信するという。

人口問題や地球環境問題に対応するための新しい技術やアイデアを募集するガンダムオープンイノベーションは、既報のように、公募期間を拡大している。どんな提案が集まってきているのか、具体的な言及は無かったものの、藤原氏によれば、「宇宙を舞台にしたアイデアが多い。企業同士で組んだプロジェクトもあった」という。

10月15日の最終締め切りの後、内部で選考を進め、G-PARTNERとなる個人・研究機関・企業を決定し、次回のカンファレンスで発表する予定。「これとこれを一緒にすればもっといろいろできるのでは、と妄想するくらい、非常に面白いアイデアが集まっていて、どうしようか悩んでいるところ。ガンダムの可能性を感じられる発表になる」と期待した。

実物大ガンダム立像が九州に初上陸

そして、新たな実物大ガンダム立像についての発表も行われた。今回製作が決まったのは、映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」に登場し、ファンからの人気も高い「RX-93 νガンダム」をベースにした新機体「RX-93ff νガンダム」。2022年春、三井ショッピングパーク ららぽーと福岡にて公開される予定だ。

ガンダムを活用した教育プログラムがスタート、福岡には実物大νガンダムの計画も - 第2回ガンダムカンファレンス

新機体「RX-93ff νガンダム」。2022年春、三井ショッピングパーク ららぽーと福岡にて公開される予定

νガンダムといえば、非対称デザインのフィン・ファンネルが特徴的な機体であるが、今回のRX-93ffは、新設定というロングレンジ・フィン・ファンネルを装備。平和への願いを込めたトリコロールのマーキングが施されるほか、νガンダムならではのギミックも仕込む予定だという。

ガンダムを活用した教育プログラムがスタート、福岡には実物大νガンダムの計画も - 第2回ガンダムカンファレンス

これまで、実物大ガンダム立像は、2009年のお台場(初代)を皮切りに、2010年の静岡(初代)、2012年のお台場(初代)、2017年のお台場(ユニコーンガンダム)、2020年の横浜(初代)、2021年の上海(フリーダムガンダム)と設置されてきており、νガンダムは今回が初めて。また九州での設置も初めてということになる。

G-PARTNERは、三井不動産、九州電力、西日本鉄道、乃村工藝社の4社。ららぽーと福岡にはさらに、ガンダムの世界を体感できる新スポット「ガンダムパーク福岡」もオープンする予定だという。詳細については今後発表されるそうなので、こちらの動向についても注目したいところだ。


(C)創通・サンライズ

新iPhone?Apple Watch?AirPods?アップルの9月15日午前2時からのバーチャル新製品発表をチェックしよう

Appleは今晩、iPhoneの新モデルを発表する予定だ。同社は、米国太平洋標準時9月14日午前10時(日本時間9月15日午前2時)から(バーチャル)基調講演を開催する。イベントはのライブ配信はここで見ることができる。

では、iPhoneの新世代モデルが登場するといわれている。報道によれば、同社はこれを「iPhone 13」と呼び、2020年と同様、4モデルを用意する予定だという。今回は「iPhone 13」「iPhone 13 Mini」「iPhone 13 Pro」「iPhone 13 Pro Max」についての情報が期待される。

関連記事:来週のAppleイベントで何が発表される?iPhone 13、Apple Watch 7そして新AirPodsとMac登場のウワサ

新機能といえば、カメラの大きなアップグレードがあるだろう。2021年は、特に動画のアップグレードに力を入れているようだ。また、新iPhoneには、より優れたディスプレイとより高速なチップが搭載されるはずだ。

しかし、それだけではない。Appleは、この機会にApple Watchのニューモデルを発表すると考えられている。シャープなエッジを持つApple Watch Series 7では、より大きなデザイン変更が行われるだろう。

また、AppleはAirPods 3の開発に取り組んでいるため、さらに多くのプロダクトが発表される可能性もある。オーディオのラインナップでは、エントリーモデルの「AirPods 2」に代わる製品、または補完する製品となるだろう。「AirPods Pro」と「AirPods Max」は今のところ変更はありません。

最後に、カスタムデザインのApple製チップを搭載した新しいMacや、iPadの新モデルについての情報が得られる可能性もわずからながらある……。

AppleはYouTubeでカンファレンスの様子を配信しているので、このページで直接ライブストリームを見ることができる。

Apple TVを持っている人は、TVアプリを起動して「Apple Special Event」の項目を探して欲しい。これで今回のイベントをストリーミングしたり、昔のイベントを再視聴したりすることができる。

また、Apple TVを持っていない人やYouTubeを利用したくない人は、同社ウェブサイトの「Apple Event」ページからイベントをライブストリーミングすることもできる。この動画配信はSafari、Mozilla Firefox、Microsoft Edge、Google Chromeの主要ブラウザで動作するようになった。

画像クレジット:Qi Heng / VCG / Getty Images

原文へ

(文:Romain Dillet、翻訳:Katsuyuki Yasui)

来週のAppleイベントで何が発表される?iPhone 13、Apple Watch 7そして新AirPodsとMac登場のウワサ

来週、米国時間9月14日(日本時間9月15日午前2時)に開催されるAppleのイベント「California Streaming」に向けて、最新のウワサやリーク情報を精査し、発表会で何が準備されているのか考えてみよう。ママス&パパスの曲を流しながら。

1週間前に送られてきた招待状には、無料ゲームはないようだが、モバイル版Safariからアクセスできる非常にクールなARの仕掛けがあった。これはカメラのアップグレードを示唆しているのかもしれないが、拡張現実(AR)はAppleの招待状ではちょっとした定番の仕掛けになっている。

「California Streaming」というイベント名は、Apple TVに関連するものというよりも、発表会がすべてバーチャルで行われるその性質にちなんだものだと思われる(もちろん、過去にも同じようなことがあったが)。また、同社はモントレーに移ったが、シエラネバダ山脈の美しい写真はmacOSにちなんだものかもしれない。また、前述のイベント名を参考にしている可能性もある。

関連記事:次のアップルイベントは日本時間9月15日バーチャルで開催、iPhone 13、Apple Watch 7、AirPods 3発表か

何を期待すべきかという問いに対する最大かつ最もシンプルで重要な答えは、新しいiPhoneだ。2020年のモデルは、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響によるサプライチェーンのボトルネックで、大幅な遅れが生じた。もちろん、サプライチェーンの問題は続いているが、誰に聞いても、Appleはパンデミック前のリリースサイクルに戻っているようだ。

iPhone 12における最大のアップグレードは、いうまでもなく待望の「5G」への対応だった。それが遅れたこともあり、モバイル市場全体が広く失速していった中、Appleはかなりの売上を記録した。他のメーカーが、不吉だという迷信的な理由でこの数字を避ける中、AppleはiPhone 13というモデル名を採用するようだ(後継機種であるiPhone 14のレンダリング画像がすでにリークされている)。

画像クレジット:Getty Images / Qi Heng/VCG

最近の報道によると、iPhone 13は、先代モデルと同様に「iPhone 13」「13 Mini」「13 Pro」「13 Pro Max」という4種類の構成で登場するようだ。画面サイズも同様で、5.4、6.1、61.、6.7インチになるはずだ。一方、別のレポートによると、カラーが追加され、ブラック、ホワイト、ブルー、パープル、ピンク(グリーンではなく)、(PRODUCT)REDのフルラインナップになるという。しかし、市場ごとに異なるカラーを提供する可能性がないわけではないので、ご注意を。

意外にも、カメラのアップグレードが今回の最大のニュースになりそうだ。アナリストのMing-Chi Kuo(ミン-チー・クオ)氏によると、2020年のPro Maxモデルの仕様が他のラインにも適用されるという(LiDARも含まれる可能性がある)。ProRAWに続いてProResビデオモードが追加され、セミプロのビデオ撮影機材としての地位をさらに高めるといわれている。一方「Cinematic Video(シネマティックビデオ)」は、動画にポートレート風の効果をもたらすとのこと。また、クオ氏は、QualcommのX60をベースにした緊急時の衛星電話を可能にする機能が端末に搭載されることを示唆しているが、これは一部の市場でしか利用できないという。

もちろん、Appleの最新チップであるA15も搭載され、120HzのProMotionディスプレイとの組み合わせになるといわれている。また、Appleはバッテリー寿命への影響を最小限に抑えつつ、画面の常時点灯機能を実現する可能性がある。外観的には、前モデルとほぼ同じになると予想されている。ただし、前面のカメラノッチはやや小さくなるが「Ted Lasso iPhone」のような偽物にはならないとのこと。一方、背面のカメラ部分は大きくなり、望遠レンズが搭載されるのではないかという。

Appleが積極的にアピールする新機能の1つではないことは明らかだが、iPhone 12よりも高価になるともいわれている。

画像クレジット:Apple

Apple Watch 7は、イベントのもう1つのビッグニュースになるようだ。大人気のApple製ウェアラブルデバイスは、ディスプレイの大型化にともない、ケースサイズが「40mmと44mm」から「41mmと45mm」へと若干大きくなるという。しかし、今回はベゼルを小さくするとのことで、全体のサイズはそれほど大きくは変わらないだろう。

Apple Watchに関する最もエキサイティングなウワサは、大幅なバッテリー駆動時間の実現だろう。この点は、競合するスマートウォッチと比較して、長い間、弱点だと考えられてきた。特に、Appleが睡眠トラッキングを大幅に改善した後はそうだ。ほとんどの人が、今回のApple Watchに大きな健康に関する新機能が搭載されるとは考えていない。健康とフィットネスがAppleの重要な基盤であることを考えると、これは少し意外なことだ。

画像クレジット:TechCrunch

AirPods 3は、それなりに期待できそうだ。エントリーモデルであるAirPodsの最新版(およびケース)は、バッテリー駆動時間を向上させるための新チップを搭載し、よりProスタイルのデザインに変更されるという。なお、アクティブノイズキャンセリング機能や交換可能なチップなどは、2つのモデルの差を維持するために採用されないようだ。

このように自社製品のアップグレードが順調に進んでいることから、新しいMacが続々に登場しても不思議ではない。噂では、新しいMacBook Pro、Mac Mini、そしてARMを搭載したiMacの27インチの大型バージョンが発表されるという。

画像クレジット:https://techcrunch.com/2021/09/10/what-we-expect-from-next-weeks-apple-event/

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(文:Brian Heater、翻訳:Katsuyuki Yasui)

150種以上のフェムテック製品を展示・体験できるイベント「Femtech Fes! 2021」が10月22日〜24日開催

150種以上のフェムテック製品を展示・体験できるイベント「Femtech Fes! 2021」が10月22日〜24日開催

女性のウェルネス課題の解決・支援事業を行うfermata(フェルマータ)は9月6日、フェムテック製品の展示・体験イベント「Femtech Fes!(フェムテック・フェス) 2021」の開催を発表した。開催期間は、10月22日〜24日の3日間。また公式サイトにおいて、入場チケット申込受付(入場料無料)を行っている。

「Femtech Fes!(フェムテック・フェス) 2021」概要

  • 開催期間:2021年10月22日〜24日
  • 開催場所:六本木 アカデミーヒルズ(ラウンジ49、カンファレンス7)。〒106-6149 東京都港区六本木6丁目10番1号 六本木ヒルズ森タワー49F
  • 入場料:無料
  • 公式サイトhttps://hellofermata.com/pages/femtechfes2110

Femtech Fes! 2021のテーマは、「あなたのタブーをワクワクに変える”フェムテック交差点”」。数多くの人が行き来する交差点のように、開発者の想いの込もったプロダクトとモヤモヤを抱える一人ひとりが交差し、予期せぬ気付きや出会いが生まれる場となることを願う意味が込められている。

会場には、日本未上陸の最新プロダクトを含む、150以上(予定)のプロダクトやサービスを展示。生理や更年期、セクシャルウェルネスに関するトークセッションやワークショップ、医師への個別相談会など、心身のモヤモヤに向き合い、その解決方法を知ることのできる体験型コンテンツも用意するという。

150種以上のフェムテック製品を展示・体験できるイベント「Femtech Fes! 2021」が10月22日〜24日開催

写真左の「breathe ilo」(ブリーズ アイロ)は、ホルモンの変化によって移りゆく呼気のCO2レベルを測定し、月経周期を予測。データはアプリに連携され、スマホから確認可能。写真右は「Embr Wave 2」(エンバー ウェーブ ツー)。マサチューセッツ工科大のチームが開発した、ブレスレット型デバイス。手首をあたためたり冷やしたりと、快適に過ごせるようサポート

150種以上のフェムテック製品を展示・体験できるイベント「Femtech Fes! 2021」が10月22日〜24日開催

写真左は「elitone」(エリトーン)。装着するだけで出産・加齢により緩みがちな骨盤底筋をトレーニングできるというデバイス。写真右は「Lilu」(リル)。ハンズフリーな搾乳をサポートする電動ブラ。授乳中の母親の心身の負担を軽減するべく、デバイスの動きも工夫されている

fermataは、「あなたのタブーがワクワクに変わる日まで」をビジョンに掲げ、未だタブー視される傾向にある「女性のウェルネス」課題を解決・支援する事業を行っている。女性の体の悩みやモヤモヤを共有するプラットフォームの創出、ウェルネス課題の解決に繋がる世界中のプロダクトの提供を通して、日本、そして世界のフェムテック市場の拡大を加速させ、女性だけではなく皆が生きやすい世界を目指すとしている。

「フェムテック」という言葉は、2013年頃に欧米のスタートアップ企業と投資家の間で使われ始めたものの、近年の日本では本来の意図から離れた意味で使われることも増えてきたという。fermataでは、現在「フェムテック」として扱われているプロダクトやサービスが、一過性のトレンドで消えてしまうのではなく、フェムテックという概念や言葉自体が不要になるほど当たり前の存在として普及することを目標にしている。

次のアップルイベントは日本時間9月15日バーチャルで開催、iPhone 13、Apple Watch 7、AirPods 3発表か

米国太平洋時間時間9月14日午前10時(日本時間9月15日午前2時)に予定されているApple(アップル)の次期大型イベントの招待状が届いた。招待状には、美しいシエラネバダ山脈を背景にしたネオンのロゴと「California Streaming」という形で「ママス&パパス」を連想させる言葉が書かれているだけで、これから何が起こるのかはあまりわからない。「Beats CaliforniPhoneication」よりも良いと思うが、いかがだろう。その名が示すように、このイベントはまたしてもバーチャルなものとなるだろう。

Appleはホリデーシーズンに向けて多くのハードウェアを準備していると言われているが、たしかにiPhone 13については確実にタイミングが良い。2020年は、業界を広く悩ませたサプライチェーンの大問題のために、同社には珍しく遅延となった。

そのため、例年どおり発売に向けてさまざまな憶測が飛び交っている。業界全体が低迷する中、待望の5Gが登場したことで、同社は2020年に大きな利益を得ることができた。iPhoneにとって、買い控えをしていた人たちがついに引き金を引いたかのような大規模な数四半期だった。

関連記事:アップルの第3四半期決算はiPhoneと各種サービスが牽引し36%増、ただし翌四半期の鈍化予想も

では、Appleは次期iPhoneにどのような機能を搭載するのだろうか。最近のリーク情報によると「Emergency Message via Satellite(衛星経由の緊急メッセージ)」という機能があるという。この機能は、携帯電話ネットワークに一時的にアクセスできなくなった電話機に、短い衛星電話を提供するものだが、正直なところ、この機能に関する情報は今のところ不明だ。

その他のアップデートとしては、120Hzディスプレイの搭載が期待されている。多くの人がこのアップデートはiPhone 12に搭載されると予想していたが、iPhone 12のすべてのバージョンでリフレッシュレートは60Hzのままだった。また、新しいA15チップ、改良されたセンサー、より大きなバッテリーが搭載されると予想されている。さらに、新しいMagSafe充電器もFCCを通過しました

また「Apple Watch 7」と「AirPods 3」も早々にリリースされる予定だ。しかし、バーチャルイベントの時代になって、Appleはそれを分割しているが。

画像クレジット:Apple

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(文:Brian Heater、翻訳:Katsuyuki Yasui)

アジア最大級のテック会議RISEは2022年、香港に戻ってくる

アジア最大級の技術系カンファレンスRISEが、2022年3月に対面式リアルイベントとして香港に戻り、少なくとも5年間は香港で開催されることを、主催者のWeb Summitは米国時間9月2日に発表した。2020年、Web SummitはRISEがクアラルンプールに移ると発表していたが、香港に戻ることで、マレーシアの首都での開催はなくなった。ただし、広報担当者はTechCrunchの取材に対して、将来的には同地で他のイベントを開催する予定だと述べている。

関連記事:Web Summitが2022年に東京で新イベント開催、RISE 2022はクアラルンプールで復活

RISEは、2022年3月14日から17日まで、アジアワールド・エキスポで開催される。

大規模な民主化デモが行われていた2019年11月、Web SummitはRISEを2021年に延期すると発表した。そして2020年12月、2021年の開催は見送り、代わりに2022年にクアラルンプールでRISEを再開すると発表している。

関連記事:アジア最大のテック会議Riseが香港デモ受け来年は中止

RISEの広報担当者はメールでの声明で「香港の政治状況は、クアラルンプールを開催地として検討するという我々の決定に影響を与えませんでした。Rise 2022は当初、クアラルンプールで開催される予定でしたが、これはもはや実現不可能です。すばらしい都市でのRISE開催に招待してくれたMDECに感謝したいと思います」と付け加え「RISEは2015年のスタート以来、すでに香港で5年の成功を収めています。この街との長年の関係から、滞在することは自然な判断でした」という。

Web Summitの発表では、共同創業者兼最高経営責任者のPaddy Cosgrove(パディ・コスグローブ)氏は「香港が過去5年間にわたってRISEをサポートしてくれたことに非常に感謝しており、2022年に戻ってくることにこれ以上ないほど興奮しています」と述べている。

今回の発表では、香港のEdward Yau(邱騰華、エドワード・ヤウ)商務・経済発展長官の声明が発表された。「世界的に有名なテックイベントRISEが香港に戻り、今後5年間は香港で開催されることを選択したことを非常にうれしく思います」。

画像クレジット:Stephen McCarthy/RISE via Sportsfile

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(文:Catherine Shu、翻訳:Katsuyuki Yasui)

マイクロソフトが9月22日11時(日本時間23日0時)のイベント開催告知、Surface新モデル発表か

マイクロソフトが9月22日11時(日本時間23日0時)のイベント開催告知、Surface新モデル発表か

Microsoft

Microsoftが、9月22日11時(日本時間23日0時)にイベントを開催すると告知し、ティザーサイトを公開しました。

現状では開催日時の告知があるだけで、何を発表するのかについては触れられていません。しかしタイプカバーとキックスタンドがあるSurface ProあるいはSurface Goらしき画像が表示されていることから、Surface関連イベントであることは間違いないようです。

Microsoftはこれまでも、秋にSurface関連のイベントを行うことが多く、また今年は10月5日にWindows 11の正式リリースも控えている時期。それを初期搭載するハードウェアとして、新Surfaceが登場してもおかしくはないタイミングです。

肝心な、どんな機種が登場するかについては、いまのところ具体的な情報はありませんが、カメラがアップグレードし、ブラックカラーも追加されるとの噂も出てきたSureface Duo 2がこのイベントで発表される可能性もあります。

また、ティザー画像のとおりにSurface Pro(あるいはSurface Go)の新モデルも期待できそうです。

(Source:MicrosoftEngadget日本版より転載)

P板.com主催のハードウェアコンテストGUGEN2021にCAMPFIRE協賛、参加者向けクラウドファンディングも提供

日本最大級のオリジナルハードウェアコンテスト「GUGEN2021」にCAMPFIRE協賛、参加者向けクラウドファンディングプログラム提供

CAMPFIREは8月26日、ハードウェア開発に挑戦する企業・団体・個人への支援を目的に、ピーバンドットコムが主催する日本最大級のオリジナルハードウェアコンテスト「GUGEN2021」に協賛すると発表した。

また購入型クラウドファンディング「CAMPFIRE」において、コンテスト参加者がクラウドファンディングを手軽に始められるオリジナルプログラム「Maker プラン」を提供する。「作品をクラウドファンディングに登録するメリット」「GUGEN2021特設ページ」を開設し案内している。

日本最大級のオリジナルハードウェアコンテスト「GUGEN2021」にCAMPFIRE協賛、参加者向けクラウドファンディングプログラム提供

GUGENは、プリント基板ネット通販サイト「P板.com」を運営するピーバンドットコムが主催するハードウェアコンテスト。「社会における課題を解決するデバイス」をテーマとし、ハードウェアエンジニアのものづくり活動を推進・支援するものとなっている。GUGENは、前身となる「電子工作コンテスト」から数えて13年目となり、CAMPFIREは一昨年の協賛に引き続き、2度目の協賛という。

「GUGEN2021」コンテスト概要

  • コンテスト詳細・応募:「GUGEN2021」サイト参照
  • 作品募集期間:2021年8月4日~10月31日
  • 体験型展示会:2021年11月13日。展示予定作品数は50作品。場所は後日発表予定
  • 展示会(オンライン):2021年12月11日。選考会エントリー予定数は10作品
  • 応募条件:オリジナルのハードウェア作品であること(市販のキット、マイコンを活用した作品でもかまわない)。使う人、見る人に「楽しさ」「便利さ」などのメリットを提供できる作品であること、未発売の作品であること(クラウドファンディングなどでの活動中の作品は応募可能。個人・グループ・法人を問わない。作品のジャンルは自由(例:デジタル機器・ファッション・住まい・食育・音楽・おもちゃ・アートなど)
  • GUGEN 審査基準:誰かの課題を解決する「未来のふつう」となるであろう、オリジナルのハードウェア・電子工作を審査対象とし、5項目の審査基準に添って審査。5項目は、「課題解決性」「実現性」「革新性」「意匠性」「キャラクター性」。なおGUGEN2021では、持続可能な開発目標(SDGs)を課題解決性の評価基準のひとつとしている
  • 賞金・賞品:大賞(1チーム)100万円(現金50万円+プリント基板・電子部品50万円相当)、優秀賞(1チーム)20万円(現金10万円+プリント基板・電子部品10万円相当)、Goodアイデア賞(1チーム)10万円(現金5万円+プリント基板・電子部品5万円相当)他、「スポンサー賞」「ほしいね賞」
  • 大賞・優秀賞・Good アイデア賞について:GUGEN審査基準およびウェブ上のほしいねボタン数を考慮し、12月の選考会・授賞式で選考(12月の選考会への参加作品は、ウェブサイト上の作品登録の審査により決定)

GUGEN参加者オリジナルプログラム「Maker プラン」

ハードウェア開発において、クラウドファンディングは「資金調達」の側面に加え、製品化の前段階で市場に挑戦することによる「市場検証」の役割も果たす。製品の検証段階でのテストマーケティングとして活用し、製品化に向けたブラッシュアップの材料にできるとしている。今回の協賛に伴い、参加者がより手軽にクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げ、ものづくりに集中できる環境を提供すべく、参加者向けのオリジナルプログラム「Maker プラン」を提供している。

また、オリジナルプログラムでは、通常のクラウドファンディングとは異なり、アイデアのお披露目・応援の場として活用できる特設サイトを用意する。

目標金額に達成しなかったとしても、期間終了日までに集まった応援購入額を獲得できるAii-in方式(手数料を除く)などプロジェクトの進捗状況に応じた適切な募集方式が可能なほか、リターンイメージなどクラウドファンディングのプロフェッショナルのサポートを受けられる。日本最大級のオリジナルハードウェアコンテスト「GUGEN2021」にCAMPFIRE協賛、参加者向けクラウドファンディングプログラム提供

「GUGEN参加者オリジナルプログラム」概要

  • 申し込み条件:GUGENにエントリーすること。応募フォーム内のクラウドファンディングの実施希望欄にチェックを入れると、「Makerプラン」の案内が送付される
  • 実施手数料:10%
  • エントリー締め切り:2021年9月27日
  • プロジェクト初回申請締め切り:10月6日
  • プロジェクト公開締め切り:10月15日
  • プロジェクト実施期間:最大3週間
  • 方式:All-or-Nothing or All-in

特典内容

  • プロジェクトテンプレート:プロジェクト本文やリターンはテンプレートを用意。GUGENの応募素材でそのままプロジェクトの作成が可能
  • オリジナル記事コンテンツ:作品作りの思いを記事コンテンツとしてリターンに設定できるようにしている。空欄を埋めると記事コンテンツになるフォーマットを用意
  • プロトタイプのリターン:CAMPFIREでは、作品がプロトタイプの状態でもリターンとして設定して支援を集めることができる

Netflixが初のグローバルファンイベントをバーチャルで9月25日開催、今後のコンテンツをチラ見せ

Netflix(ネットフリックス)は、とっておきのニュース発表やオリジナルコンテン初披露などを行う、9月25日に開催されるグローバルのバーチャルファンイベント「Tudum」を発表した。Netflixで再生ボタンを押すと耳にする音にちなんでつけられたTudumは、映画や特別番組など同社の70を超える作品に出演したスターや制作に携わったクリエイターが登場する。

「当社初のグローバルイベントTudumの目的はシンプルです。世界中のNetflixファンを楽しませ、ファンに敬意を表するというものです」と同社の広報担当はTechCrunchへの電子メールで述べた。

イベントでは「Stranger Things(ストレンジャー・シングス 未知の世界)」「Emily in Paris(エミリー、パリへ行く)」「The Witcher(ウィッチャー)」「The Crown(ザ・クラウン)」「Cobra Kai(コブラ会)」「Bridgerton(ブリジャートン家)」などNetflixの最も人気の番組の制作者やスターとのインタラクティブなパネルや会話が繰り広げられる。また「Red Notice(レッド・ノーティス)」「Don’t Look Up(ドント・ルック・アップ)」「Extraction(タイラー・レイク -命の奪還-)」「The Harder They Fall(ザ・ハーダー・ゼイ・フォール: 報復の荒野)」「The Old Guard(オールド・ガード)」といった人気映画も特集する。

一部の大手企業は新型コロナウイルス感染症パンデミックの間に自前のバーチャルイベントの開催を始め、ライブストリームされるプログラミングへとシフトしたが、Netflixはそのうちの1社にすぎない。例えばDisney+は5月にNational Streaming Dayを記念したイベントを開催した。この手のイベントは、企業がオリジナルコンテンツを披露する新しい方法となっている。それまではさまざまな対面式のファンイベントを開催していた。

Netflixの今回の新しいファンイベントやGeeked Weekのような同種のものでは、同社は独自にイベントを開催できるため、オリジナルコンテンツを宣伝するのに他のプログラミングやコンベンションには頼らない。またNetflixにとって人気の復活番組を宣伝したり今後投入するコンテンツをチラ見せすることで、Tudumはさらに多くの会員を獲得する手段となりそうだ。

3時間にわたって開催されるTudumイベントのバーチャルライブストリームは米国時間9月25日土曜日の東部標準時間午後0時(日本時間9月26日午前2時)に始まる。YouTube、FacebookそしてTwitchで放映される。また、東部標準時間午前8時(日本時間9月25日午後10時)から韓国とインドのオリジナルシリーズ、映画、そしてアニメコンテンツを披露する特別先行上映も行う。

Netflixのイベント発表は、2020年にサービスを拡大し、新機能を追加したのに続く動きだ。同社は最近、ユーザーが今後のリリースを追跡できるようにする新しい「Play Something」シャッフル機能と、ユーザーが好むコンテンツを自動的にダウンロードする「Downloads For You」機能を導入した。今後に関してはというと、ゲーミングの促進がモバイルで始まり、iPhoneとiPadのアプリに空間オーディオをもってくる計画だとNetflixは述べた。

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画像クレジット:Sam Wasson / Getty Images

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(文:Aisha Malik、翻訳:Nariko Mizoguchi

TechCrunch Disrupt 2021のアジェンダを発表

Disrupt 2021はこれまでで最高のDisruptだ。Disrupt StageとExtra Crunch Stageでは素晴らしいスピーカー陣が揃っている。もちろん、Startup Battlefieldの存在も忘れてはならない。DropboxやMint、Cloudflareなど今日、世界最大のテック企業を生み出した場だ。

読者の皆さんに今日、Disrupt Stageの詳細をお伝えすることを嬉しく思う。Disrupt Stageではテック分野の大物が、経営する会社、計画、テックエコシステムの今後について語る。

3日間にわたって開催されるDisruptは盛りだくさんで、この記事はその一部の紹介にすぎない。Disrupt Stageに大物が登場するのに加え、Extra Crunch Stageでのセッション、分科会、親密な雰囲気で行われる円卓会議では創業者のハウツー知識を得ることができる。 CrunchMatchとバーチャルプラットフォームでのワールドクラスのネットワーキングを通じて、世界中からやってくる人と知り合うこともできる。参加費用は期間限定で100ドル(約1万1000円)以下、そして非営利・政府機関、学生、新進気鋭の創業者向けにさらなる割引も用意されている
前置きはこれくらいにして、Disrupt Stageの現在のアジェンダをみてみよう。

ヘルステック・バイオテック

世界を救う:BioNTechのUgur Sahin氏、Mayfield FundのUrsheet Parikh氏

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は全てを変えた。我々の健康や福祉を脅かしたばかりではなく、世界中の産業や経済をも揺るがした。しかし同じことが新型コロナワクチンにもいえる。世界で最も引っ張りだこのワクチンをPfizerと共に急速に開発した経緯について、そしてmRNAベースのワクチンの長期的な可能性について、BioNTech(ビオンテック)の共同創業者でCEOのUgur Sahin(ウール・シャヒン)氏の話を聞こう。シャヒ氏とともに、Mayfield FundのUrsheet Parikh(アーシート・パリーク)氏も参加し、急速に進化しているこの産業のスタートアップにとっての次なるものを議論する。

ヘルスケアの大衆化:Cityblock HealthのToyin Ajayi氏、ForwardのAdrian Aoun氏、Carbon HealthのEren Bali氏

米国の現ヘルスケアシステムが破綻していることは周知の事実だ。テクノロジーは、特に新型コロナのための規制緩和を背景に、大きな違いを生み出せる立場にある。Forward、Carbon Health、Cityblock Healthの創業者たちがどのようにしてヘルスケアという巨大な後進産業に挑むことを決めたのか、そしてだれでもヘルスケアにアクセスできるよう、同産業をデジタル化するための彼らの計画について話してもらう。

マリファナ、ポッタリー、その他:HouseplantのSeth Rogen氏、Haneen Davies氏、Michael Mohr氏

どういうわけか、アルコールはグローサリーストアで販売されながら、大麻は麻薬中毒のきっかけとなる薬物と考えられている世界に我々は生きている。合法化された大麻産業の2021年の規模は130億ドル(約1兆4270億円)超と推定されていて、大手食品会社や製薬会社といった主要企業はこの分野で収益をあげることを狙っている。よく知られているマリファナに対する情熱、そして何がきっかけでHouseplantを始めたのか、俳優でコメディアンのSeth Rogen(セス・ローゲン)氏に話を聞く。Houseplantの最高コマーシャル責任者Haneen Davies(ハニーン・デイヴィス)氏、共同創業者でCEOのMichael Mohr(マイケル・モーア)氏も加わる。

Disrupt Desk

業界専門家とTechCrunchの編集者が、あなたが見逃したパネルについての分析と知見、そしておそらく少しの笑いのようなものを提供する。

Startup Battlefieldコンペティションーセッション1

TechCrunchのアイコン的なスタートアップ・コンペティションが戻ってくる。世界中の起業家が審査員を前にプレゼンし、Startup Battlefield Cupと賞金10万ドル(約1100万円)の獲得を目指す。

インパクト

起業からIPOまで:DuolingoのLuis von Ahn氏

語学学習のDuolingoは2011年に創業され、プライベート資金で1億6700万ドル(約183億円)超を調達し、このほど上場した。何年間も収益化を回避してきたにもかかわらず、同社の売上高は2020年に120%増加し、減速する兆しは見えない。CEOで共同創業者のLuis von Ahn(ルイス・フォン・アン)氏がDisruptステージに登壇し、教育のゲーム化や上場準備について、そして自身とチームがフクロウのマスコットでいかに反Rosetta Stoneを築いたのか語る。

Disrupt Desk

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Startup Battlefieldコンペティションーセッション2

TechCrunchのアイコン的なスタートアップ・コンペティションが戻ってくる。世界中の起業家が審査員を前にプレゼンし、Startup Battlefield Cupと賞金10万ドル(約1100万円)の獲得を目指す。

フィンテック

暗号資産(仮想通貨)の機会:Dapper LabsのRoham Gharegozlou氏

今年初めにNFTゲームのNBA Top Shotがヒットとなり、Dapper Labsはデジタル収集熱をメーンストリームに変えた。しかしNFTの販売は縮小しつつも、CEOのRoham Gharegozlou(ロハム・ガレゴズロウ)氏はこの分野で大きな野心を持っている。Dapper Labsの直近の評価額は75億ドル(約8235億円)に達し、Flowブロックチェーン製品で独自のNFTエコシステムの展開を目指している。

銀行を潰す:CoinbaseのBrian Armstrong氏

今年初めのCoinbaseの大型直接上場は、暗号資産熱が最高潮に達した最高のタイミングで行われた。しかしいま、市場の反発の真っ只中にある中でCEOのBrian Armstrong(ブライアン・アームストロング)氏は世界中からの競争をかわしながら、再び未来の構築と変動する中での先導という任務を負っている。

Disrupt Desk

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エンタープライズ/SAAS&セキュリティ

一歩先を行く:TwitterのRinki Sethi氏

慌ただしかった2020年の半ばに、Twitterではかなり公な方法で違反があった。その裏で同社はユーザーの保護とプラットフォームの一貫性のために膨大な時間、金、そしてエネルギーを注いでいる。大部分はインフォメーション・セキュリティを通じてだ。 CISO(最高情報セキュリティ責任者)のRinki Sethi(リンキ・セティ)氏が、Twitterがいかに悪意ある行為を行う輩に先んじるようにしているのか、大小のテック企業がどのように同様に取り組めるか話す。

自己資金から数十億ドルまで:CalendlyのTope Awotona氏

何十という企業がカレンダー機能を再発明しようと試み、そして何十という企業が失敗した。Tope Awotona(トープ・アウォトナ)氏は一から作り直すのではなく、人間のコミュニケーションと時間管理のカオスにシンプルさというレイヤーを加えた。しかも、それは実際に機能した。自己資金だけで始まった会社はいま、個人や企業にサービスを提供し、企業価値は30億ドル(約3290億円)超だ。Calendly立ち上げに至った経緯、なぜ最終的に機関投資を受け入れることに決めたのか、そして成長に伴う変化について、創業者でCEOのアウォトナ氏が話す。

Startup Battlefieldコンペティションーセッション3

TechCrunchのアイコン的なスタートアップ・コンペティションが戻ってくる。世界中の起業家が審査員を前にプレゼンし、Startup Battlefield Cupと賞金10万ドル(約1100万円)の獲得を目指す。

制止不能の力と動かせないもの:SlackのStewart Butterfield氏、SalesforceのBret Taylor氏

SlackとSalesforceはテック分野で最も知られている企業に入る。コミュニケーションツール(テックの歴史の中で奇妙な方針転換の1つから生まれた)はほぼ全産業の組織で定番となっている。制止不能のものだ。SalesforceのCRMは大小のセールスチームによって世界中で使用されている。動かせないものだ。2020年12月に両社は277億ドル(約3兆410億円)の合併を発表した。Slackの創業者でCEOのStewart Butterfield(スチュワート・バターフィールド)氏、Salesforceの社長兼COOのBret Taylor(ブレット・テイラー)氏に、なぜ合併取引が理にかなうものだったのか、巨額の取引金額はどんなものなのか、そして合併会社の将来についての話を聞こう。

ドメスティック・デザイン:CanvaのMelanie Perkins氏

デザイン産業の急速な発展はどれだけ誇張してもし過ぎることはない。デザイナーと他部門の人との間でのこれまでよりも優れたコラボから、デザイナー同士でのコラボ、組織内でのデザインの大衆化に至るまで、背景は変わりつつある。Canvaはマーケットで最もシンプルな(そしてまだ完全装備ではない)ツールの1つを構築してこの発展を引っ張ってきた。共同創業者でCEOのMelanie Perkins(メラニー・パーキンス)氏が、プロダクトを反復しながらいまや150億ドル(約1兆6470億円)を超える規模に会社を発展させたこと、事業をB2CからB2Bへと拡大したことについて語る。

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Startup Battlefieldコンペティションーセッション4

TechCrunchのアイコン的なスタートアップ・コンペティションが戻ってくる。世界中の起業家が審査員を前にプレゼンし、Startup Battlefield Cupと賞金10万ドル(約円)の獲得を目指す。

ハードウェア

成功を振り返る:MirrorのBrynn Putnam氏

Mirrorの共同創業者でCEOのBrynn Putnam(ブライン・パットナム)氏は数年前にDisrupt Stageに登壇し、既存のものよりも素晴らしい、そしてさらに美しいフィットネスプロダクトについてのアイデアを発表した。今年パットナム氏はTechCrunchのステージに戻ってきて、ハードウェア製造の波乱、事業のさまざまな流動的な要素をいかに管理しているか、そしてLululemonによる5億ドル(約550億円)での買収について語る。

リアルAIでの架空の未来の構築:Sinovation VenturesのKai-Fu Lee氏、World Chinese Science Fiction AssociationのChen Qiufan氏

AIの研究と投資を代表する人たちの話、そして今日構築されているテクノロジーによって形作られた未来をイメージした、注目に値する新ストーリー「AI 2041」でのサイエンスフィクションのコラボで生み出された大胆で新しい声を聞こう。Sinovation Venturesの社長兼CEOのKai-Fu Lee(カイフ・リー)氏と作家のChen Qiufan(チェン・チウファン)氏(Stanley Chanとして知られる)が彼らの著作に刺激を与えたテックや今後20年で予想される変化について語る。

ドローン、自動運転車、その他すべて:運輸長官Pete Buttigieg氏

Pete Buttigieg(ピート・ブティジェッジ)氏は最初にインディアナ州の小さな町の市長として登場した。そして2020年に民主党の大統領候補として名乗りを上げた。ブティジェッジ氏は現在バイデン政権で運輸長官を務めていて、公共交通から自動運転車の規制までをあらゆることを受け持っている。マイクロモビリティや都市の未来、ドローン配達、自動運転車両、その他についてのブティジェッジ氏の考えをこの座談会で聞こう。

民間企業による宇宙開発における月軌道への探査機製造:Rocket LabのPeter Beck 氏

Rocket Labはグローバルの打ち上げサービス構築から自前の宇宙船のデザイン、月そしてその先の惑星の探索へと野心を広げた。創業者でCEOのPeter Beck(ピーター・ベック)氏が、急成長中の宇宙産業とそこで使われているテックに関し、今後待ち受ける課題とチャンスについて語る。

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ベンチャーキャピタル

Web 3.0への資金注入:Andreessen HorowitzのKatie Haun氏

暗号資産(仮想通貨)を主に据えたAndreessen Horowitzの3つめのファンドは22億ドル(約2415億円)とこの部門において最大規模となり、ブロックチェーンのテックと分散型金融が同社の未来にとっていかに重要かを示している。ゼネラルパートナーのKatie Haun(キャティー・ホーン)氏は、同社に何十億ドルものリターンをもたらした次のCoinbaseを探し出すことを任務とする暗号資産チームを共同で率いている。

Lowercarbon CapitalのChris Sacca氏に近況を聞く

Chris Sacca(クリス・サッカ)氏はテレビ番組「Shark Tank」で審査員を務め、「Billions」にも登場した。しかしサッカ氏はTwitterで考えを共有することで最も知られている。同氏はTwitterの初期に、そして同社に頻繁に投資してきた。他にUber、Instagram、Twilioなどへの投資でもかなりの成功を収めてきた。そしていま、最近立ち上げた会社Lowercarbon Capitalで、同氏は気候危機のソリューションをを見つけ出して資金提供することに情熱と資金を注いでいる。どの分野に最大の機会が生まれつつあるとみているのか、この座談会でサッカ氏の話しを聞くのが楽しみだ。

SPACについて:Social CapitalのChamath Palihapitiya氏

Social Capitalの創業者でCEOのChamath Palihapitiya(チャマス・パリハピティヤ)氏は世界で最も評判が良く、尊敬されている投資家の1人で、このところのSPAC旋風の先頭にいた。今後のSPACについて、どのテック部門がブームとなりそうなのか、未来の投資という観点で何に最も興奮しているのか、パリハピティヤ氏の考えを聞こう。

Disrupt Desk

業界専門家とTechCrunchの編集者が、あなたが見逃したパネルについての分析と知見、そしておそらく少しの笑いのようなものを提供する。

Startup Battlefieldコンペティションーファイナル

TechCrunchのアイコン的なスタートアップ・コンペティションが戻ってくる。世界中の起業家が審査員を前にプレゼンし、Startup Battlefield Cupと賞金10万ドル(約1100万円)の獲得を目指す。

メディア&エンターテイメント

普及したeSportsについて:Evil GeniusesのNicole LaPointe Jameson氏

パンデミックは趣味としてのゲーム成長に拍車をかけたばかりではない。eSportsの世界にもさらなる弾みをつけた。eSportsがどこへ向かうのか、データとテクノロジーがどのようにプレイヤーやチーム、リーグなどを支えているのか、そして成長を続けるこの業界にどのようなチャンスがあるのか、Evil GeniusesのCEO、Nicole LaPointe Jameson(ニコル・ラポインテ・ジェムソン)氏が概要を説明する。

[原文へ]

TechCrunch Tokyo 2021は12月2日、3日でオンライン開催決定、スタートアップバトルの応募も開始

TechCrunch Tokyo 2021の開催日が2021年12月2日、3日に決定した。日本最大級のテクノロジーとスタートアップの祭典である本イベントは今年、開催地を渋谷からオンラインに移して開催する予定だ。

昨年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、TechCrunch Tokyoからスタートアップによるピッチバトル「スタートアップバトル」をスピンアウトさせて単独イベントとして開催したが、今年のTechCrunch Tokyoは例年通り、そのスタートアップバトルに国内外の著名スピーカーによるセッションも加えたフルラインナップでお届けする。

TechCrunch Tokyoのチケット販売は9月からを予定していて、それに並行してイベントに参加するスピーカーの方々も順に紹介していく予定だ。チケットの販売価格などの詳細は今後記事でお伝えしていくほか、以下の特設サイトでイベントの最新情報をアップデートしていくので、ぜひチェックしていただきたい。

イベント特設ページへ

スタートアップバトルの参加申し込み開始

そして、この記事をご覧になっているスタートップ経営者の方々にはぜひ、8月16日より開始するスタートアップバトルの参加申し込みにエントリーしていただきたい。

ご存知ない方々のために、ここでもう一度スタートアップバトルについて説明しておこう。スタートアップバトルは法人設立3年未満、ローンチ1年未満のプロダクトやサービスを持つ新進気鋭のスタートアップがステージ上で熱いピッチを繰り広げるピッチイベントだ。今では上場企業となったマネーフォワード、freee、Gunosy、Kaizen Platformや、日本が誇る注目ベンチャーのSmartHR、WHILLも輩出する一大イベントとなっている。昨年は、物流のラストワンマイルにおいて配送効率化アプリ「TODOCUサポーター」などを提供する207が優勝。投資家や大企業の新規事業担当者も多く参加するTechCrunch Tokyoでは、スタートアップバトルをきっかけに出資が決まったり、優秀な人材の採用につながることも少なくない。まさに日本のスタートアップ業界の登竜門とも言えるイベントだ。

スタートアップバトルの参加登録は8月16日から。社名とメールアドレス、担当者名のみで登録できる仮登録の締め切りは9月27日23時59分までだ。資料などが揃っていない場合はまずは仮登録を済ませてほしい。各種資料を揃えたうえで申し込み可能な本登録の締め切りは、10月11日23時59分となっている。その他の詳細は記事末のバトル応募ページに記載しているので、そちらを確認いただきたい。みなさんの参加をお待ちしている。

応募条件(詳しくはバトル応募ページに記載)

  • 未ローンチまたは2020年10月以降にローンチしたデモが可能なプロダクトを持つスタートアップ企業であること。
  • 法人設立3年未満(2018年10月以降に設立)で上場企業の子会社でないこと。

スタートアップバトルの応募はこちらから