強力なDIYボードUDOO BOLTは小さいけどMacやPCを超えてワークステーション並の性能

この前会ったときのUDOOは、Raspberry Piを使った強力なDIYボードで、多くのポートがあり、良いプロセッサーを選び、いろんな機能を用意していた。そして今日(米国時間7/3)彼らが発売したUDOO BOLTは、“AAA(スリーA)ゲーム”を動かせると称するDIYボードで、AMD Ryzen Embedded V1202B 3.2 GHz SoCプロセッサーとRadeon Vega 3グラフィクスカードを搭載している。Arduinoと互換性があるので、ロボティクスをはじめ、さまざまな電子工作プロジェクトをこれに接続できる。

BOLTに大量のRAMを載せれば、作者たちに言わせると、“Intel i5を搭載した13インチのMacBook Proの2倍、Mac Miniの3倍のパワーがある”そうだ。これだけでほとんど完全なコンピューターだから、ケースに収めてUSBキーボードや、マウス、モニタ用のHDMIなどがあれば、ミニ・ワークステーションになる。BOLTは4つのモニターをドライブでき、内二つは4KのHDMI、二つはUSB-Cだ。LinuxやWindowsを、動かせる。

発売は2018年12月を予定している。Kickstarter上で、スターターキットは298ドル、電源と4GBのRAMがある。8GB RAMでSATAとワイヤレスをサポートするタイプは、409ドルだ。

DIYボードにこれだけのプロセッサーとグラフィクスを載せるのは、やり過ぎだろうか? もちろん、やり過ぎだ。でもこのシステムは実験やオンザフライの設計用を想定しているから、商業用やワークステーションとしても十分使える。しかも、すごくポータブルだから、学校のデスクに数台置いて、子どもたちに好きなことをやらせるのも良いね。この、ピーナッツバターやジェリービーンズのパッケージぐらいのサイズのマシンで、VRゲームを楽しむこともできる。

UDOOのチームは長年、Raspberry PiやArduinoにいろんなものを足すことを仕事にしてきたから、ベーシックなボードをさらにさらにパワフルにすることのエキスパートだ。初期のモデルでもAndroidの上でドローンや多足ロボットを動かせたから、今度の強力な新製品は特級品だ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

10ドルのRaspberry Pi Zero Wは最初からWi-FiとBluetooth内蔵の超便利なラズパイだ

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5ドルのRaspberry Pi Zeroが出たときには、みんなが大歓迎して、ありとあらゆるものにそれをくっつけようとした。1GHzのシングルコアのCPUで動く超小型ゲーム機が作られたり、Pi専用のアドオンボード(ブレークアウト基板)Hatをいろいろ作って、ロボットやセンサーを動かす人たちもいた。そして今度からは、Wi-FiやBluetoothのドングルを使わなくても、それらすべてができるようになった。

その10ドルのPi Zero Wは、ワイヤレスを内蔵したZeroだ。mini-HDMIとmicro-USBのポートがあり、Hat用の40ピンのヘッダもある。コンポジットビデオやCSIカメラのコネクターもある。

Raspberry Piを作ったEben Uptonはこう書いている: “ほとんどの場合、ハブは必要だから、汎用のコンピューターとしてはこの方が使いやすい。Bluetoothの周辺装置を使いたい人にとっては、USBのポートだけあっても嬉しくないからね。しかもこれなら、いろんなIoTアプリケーションの実験ができる”。キーボードやマウスも、ワイヤレスを使えるから便利だ。

Pi Zero Wには使いづらい面も多少はある。ZeroもZero Wも同じLinuxコンピューターだが、Zeroはとても小さいからデスク上などには実装しづらいだろう。しかしIoTには格好で、先輩のArduinoにも劣らない。なお、フルサイズのUSBポートがないと、初心者は困るかもしれない。

Wには、シャーベットカラーのケースがついている。ケースはボードによくフィットしており、ピンやポート用の切れ込みもある。カメラ用のリボンコネクタもある(下図)。

Wi-Fi内蔵のマイコンが10ドルは、かなりの労作である。しかもこんな小さなボードが年月とともにさらにどんどん小さく(そして強力に)なるのも、快挙だ。ぼくはツイートの自動化と印刷をPiにやらせているが、何かがおかしくなったら、簡単に交換できるのも気軽で良いね。Piファンが作ったこのビデオを見てみよう。とにかく、すばらしい。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Oculus Riftはあなたのパソコンで動くか?

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Oculus Riftは599ドルで予約が始まったが、製品が届いた時、パソコンにつなぐためには他に何が必要かについて少々混乱が生じている。

[ちょっと待った。Oculus Riftを動かすにはWindowsパソコンが必要。]

[今でも 「あのOculusのってPCが必要なの?」という書き込みを*頻繁に* 見かける。まだまだVRには大々的な教育が必要だ]

そう、PCが必要だ。
そして、そのPCはかなり強力でなければいけない。

今日の予約発表記事で、同社は自分のパソコンで最新のRiftを動かせるかどうかを調べる互換チェックツールへのリンクを紹介している。Riftのアーリーアダプターとして名を連ねているであろうゲーマーたちは、恐らく準備万端だろう。

Oculusが公表した「フルRift体験」の推奨構成は以下の通り。

グラフィックカード:NVIDIA GTX 970 / AMD R9 290相当以上
CPU:Intel i5-4590相当以上
メモリー:8GB+ RAM
出力:HDMI 1.3ビデオ出力
入力:USB 3.0 x 3、USB 2.0 x 1
オペレーティングシステム:Windows 7 SP1 64 bit以降

上記のツールを使って手持ちの装備を確認されたい。推奨を満たしていないと、こんな画面が表示される

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まだパソコンを持っていない人には、Riftをスムーズに使えるフルキットを2月から予約できる。価格は1499ドル。第一波の出荷は3月になるだろうから、準備の時間はある。もちろん自作も楽しい。

つまり、これは一部の人にとっては驚きだろうが、殆どの人たちはこれが必須であることを前から知っていた。なぜ、驚く人たちがいるのか?それが新しいテクノロジーであり、かなりの誇大宣伝もあるが多くの知識と経験に基づく製品だからだ。

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これでOculusがなぜSamsungと組んで99のGear VRを出したかわかるだろう。人々にバーチャルリアリティー体験を早く提供し、必要なのはスマートフォンだけ。しかもモバイルだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

子どもが自作するDIYコンピュータKanoに専用ディスプレイが加わった…6歳児がハードウェアのセットアップを初体験するため

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子どもたちがコンピュータを自作しながらプログラミングを学ぶDIYキットKanoにこのほど、10.1インチのHDディスプレイが加わった。そのディスプレイは上図のように、これまでの、キーボード+Raspberry PiをベースとするDIYコンピュータキットと合わせてワンセット(スクリーンキット)になる。5月に同社はシリーズAで1500万ドルを調達したが、今回のスクリーンキットの開発にはその資金の一部が充てられた。ただし資金調達の本来の目的は、Kanoをクリエイティブコンピューティングのブランドとして確立することだ。

Kanoの最初のキットがそうであったように、このスクリーンキットも、ハードウェアのセットアップというDIY的プロセスを子どもたち自身に経験させるためのアクセサリだ。ハンダ付けのような本格的な工程を含まない、ディスプレイ組み立ててをコンピュータに接続するだけという簡単なプロセスだが、6歳ぐらいの子どものハードウェア操作初体験としては、この程度がふさわしい。

このスクリーンキットはHDMIでコンピュータ本体に接続するが、副読本の絵本にはその過程の説明とともに、付録の拡大鏡(虫眼鏡)を使って部品や画面上のピクセルを調べるやり方が載っている。スクリーンキットは、コンピュータに挿入するドライバボード、LCDディスプレイ、プログラマブルなボタン、ベース、ケーブル、…以上をセットにしたキットとして子どもたちの手に渡る。これらを組み立ててディスプレイとして使えようになるまでを、子どもたちは経験する。

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スクリーンキットの予約受付は9月に始まった。価格は129ドルだから、同じサイズのローエンドのAndroidタブレットよりはお買い得だ。しかもKanoでは、コンピュータとディスプレイのほかに、教材としての絵本や、おまけのステッカーなどがつく。

協同ファウンダのAlex Kleinによると、9月に始まった予約販売の売上台数は2600台あまりだった。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

Raspberry Pi用「公式」タッチスクリーンディスプレイを使ってオリジナルの「PiPad」を作ろう!

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Orange Piの記事はお読み頂いただろうか。ついにシングルボードコンピューターは15ドルで提供されるようになったのだ。しかしそんな情報に惑わされず、「やっぱRaspberrypiでしょ」という人に朗報がやってきた。60ドルで買えるRaspberry Pi用のタッチスクリーンが登場したのだ。これを使えばRaspberry Piがコンパクトサイズのマルチタッチ・タブレットに変身する。

公式にライセンスされたこのタッチスクリーンは、HDMIコネクターを使わずにRaspberry PiのDSIないしDPIコネクターで接続する。一体型として動作するように、電源はボード本体から供給するようにしている。これによりRaspberry Piをデュアルディスプレイ化することも可能となる。デュアルディスプレイはともかく、タッチ入力がサポートされているのが嬉しい。

プログラミングについてはPythonのKivyライブラリを用いる。タッチスクリーンに加えて他の入力デバイスを加えることももちろん可能で、いろいろなスイッチやセンサーを加えれば、Raspberry Piを使ったホームオートメーションシステムなども作ることができよう。可能性は無限なのでくだくだと説明はしないが、ともかくRaspberry Piの世界が大いに広がることは間違いない。


 こちらで購入申込ができるのだが、残念ながら既にソールドアウトとなっている。なお3Dプリンター用のディスプレイスタンドも用意されている。ガラクタのように放り出しておくのではなく、見やすい角度で利用することができるわけだ。


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(翻訳:Maeda, H

このDIYのRaspberry Piラップトップは週末の暇つぶしに最適

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好きなDIYプロジェクトは、ぼくみたいなバカでも数日でできるやつだ。たとえばこのRaspberry Piラップトップは、キーボードとマウスのあるポータブルなコンピュータを、ごくわずかな部品で作れる。

このプロジェクトは、目標額の12倍が集まったPiJuiceバッテリーモジュールと、5インチのTFTモジュールを使う。ユーザがやることは、ディスプレイ用のケースを3Dプリントなどで作ることだけだ。上の画像のは、木をレーザーでカットしている。それとHDMIケーブルを用意する。

HDMIケーブルとワイヤレスのキーボードとマウスを用意したら、それで完了だ。3DプリントするラップトップPi-Topよりもさらに簡単だが、工作が楽しいのはあっちかもしれない。標準のバッテリーを使用し、小さなキーボードとタッチパッドが一体になったものを使うと、もっと小型化できる。この小さなモンスターでGIMPによる画像ワークや3Dモデリングを大量にやるのは無理かもしれないが、本物のhax0rらしくはなれるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

ワイヤレスHDMIスティックのAirtame、Indiegogoの130万ドルに続き、シード資金140万ドルを調達


投資家は追いかけくるのが常だ。だからAirtameがベンチャー資金を獲得したのも不思議ではない。

コペンハーゲン拠点のスタートアップが作っているワイヤレスHDMIスティックを使えば、パソコンやスマートフォンの画面を簡単にテレビやプロジェクターに写しだせる。2013年にIndiegogoでわずか60日間に130万ドルを集めて話題を呼んだ。

この金額に加えて、同社は140万ドルのシードラウンドを、デンマークの投資会社、SEED CapitalおよびLibratoneのファウンダー、Tommy Andersenのリードで完了した。資金は今年第2四半期の本格的製造発売のために使われる。

ただしこれは、Airtameのデバイスがまだ出荷されていないという意味ではない。私が聞いたところによると、Indiegogoキャンペーンで集まった予約1万5000台分のうち、3000台はすでに出荷されており、スケールアップに向けて貴重なフィードバックを同社に与えているという。

そしてそのスケールアップが重要だ。Airtameのような早さでクラウドファンディングの目標を達成すると、新たな問題が生まれる ― もちろん嬉しい問題だが。どうやって当初予定していたよりも生産スケールを高めるかだ。

「予定を超えるファンディングは素晴らしいが、問題もある」とAirtameの共同ファウンダー・CEO、Jonas Gyalokayは言う。「それは、短期間のスケーリングは極めて難しいという事実に集約される。目標を大きく超える資金を集めたハードウェアプロジェクトの殆どが遅延しており、そこにはいくつか理由があると私は考えている」

例えばそれは「ハードウェアはハード」という事実であり、あまりに多くの予約を受けると、当初予定したことが「無意味になる」。そして「起業家は警告に耳を貸さない」とGyalokayは付け加える。

その意味で、Indiegogoのキャンペーンが終って以来、Airtameのチームは6人から17人へと拡大した。追加されたのは主にソフトウェア分野だ。さらに同社はJabil(世界第3位の電子製造メーカー)とも提携を結び、製造力を強化している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook