Uberの株式公開は米・中国間の貿易戦争が打撃に

期待が先行していたUberの上場は、主として現在進行中の米国・中国間で繰り広げられている貿易戦争のために冴えないものとなった。

米政府は昨夜、2000億ドルぶんの中国製品に課す関税を10%から25%に引き上げるというドナルド・トランプ大統領の脅しを実行に移した。

その結果、株式市場はさらに反応し、投資家の冷淡な態度がUberのIPOを直撃した。同社の株価は公開価格の45ドルより低い42.54ドルで取引を開始した。

初値でのUberの時価総額は755億ドルでウォールストリートが昨年後半に予想した1200億ドルを下回ったが、それでも史上最大の株式公開の一つだ。Business Insiderが引用したDealogicの分析によると、Uberよりも大きい上場はFacebookの810億ドルと、なんとも巨額のAlibabaの1690億ドルだけだ。

当初少なくとも900億ドルの調達が予想されていたUberの歴史に刻まれる株式公開は、米国、そして中国という新興経済大国との間で展開されているこれまでにない貿易摩擦とは無関係だった。

関税の引き上げはビジネス機器を直撃するはずのものだった。しかし、洋服から家具、冷蔵庫、洗濯・乾燥機に至るまで400億ドルぶんのコンシューマー向け製品の価格に影響を与えそうだ。

トランプ大統領は、中国が貿易交渉の中で合意していた、とある譲歩を反故にした後に関税を上げた。主に米国は、中国が国有企業への補助を減らし、中国で操業している米国企業に対する規制を緩和するという文言を盛り込んだ文書を求めていた。

Uberの落胆するようなデビューは貿易戦争だけのせいではない。米国での目下のライバルLyftの株価は公開初日に79ドル近くまで上昇した後、急落した。直近では55ドルほどで取引されている。

昨日Lyftは公開企業として初めて決算を報告したが、7億7600万ドルの売上高に対し損失は11億4000万ドルだった。


Lyftが消費者向けの交通サービスに特化している一方で、Uberは消費者と事業所向けのロジスティックのオールインワン・ハブになろうとする試みの一環として貨物輸送や食事配達にも手を広げてきた。

事業の拡大はコストを伴う。Uberは2018年に113億ドルの売上高を計上したが、30億ドルの損失となった。実際、Uberは火の車だ。2018年末までの赤字額は80億ドル近くに達した、とMarketWatchは指摘している。

貿易戦争はトランプ交通ディストラプトのようだ。

イメージクレジット: Thomas Peter-Pool / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi)

UberがIPO価格を約5000円に設定、調達目標は8900億円

Uberは新規株式公開を1株当たり45ドル(約5000円)で行うとNew York Timesが報じた。調達目標額は81億ドル(約8900億円)になる。

価格はUberの計画していた価格幅の下限で、時価総額は824億ドル(約9兆円)になる。Uberは米国時間5月9日午後にプレスリリースで価格を正式発表した。

価格発表の前日、全世界でドライバーのストライキが行われ、サンフランシスコではドライバーが本社前に集まって抗議した

Uberは先月IPO申請し、2018年の売上112.7億ドル、純利益9.97億ドル、および調整後EBITDA損失18.5億ドルを報告した。ただし、Uberはすでに会計を公表していたためこれらの数字は知られていた。

Uberの会計報告を見たのはこれが初めてではない。過去数年間、Uberはこれらの数字を積極的に公表してきた。非上場企業として最後の決算は2月に行われ、Uberは2018年Q4の売上30億ドル、および営業損失の悪化を報告した。

ライドシェア事業に限ると、Uberの売上は2016年の35億ドルから2018年は92億ドルに増え、ブッキング総額(総取扱高)は415億ドルだった。

ライバルのLyftは3月にS-1書類を提出し、2018年の10億ドル近い損失および売上21億ドルを報告した。ブッキング総額は81億ドル、述べ乗客数3070万人、ドライバー数190万人だった。その1週間後、LyftはIPO価格を62~68ドルに設定し、21億ドルの調達を見込んだ。Nasdaqでデビューして以来、Lyftの株価は初日に10%近く高騰した後、苦戦を続けている。現在LyftはIPO価格の約20%安で取引されている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

直接上場を控えたSlack、週明けに会社説明をライブストリーミング する

今やあらゆる企業で使われるようになったビジネス・チャットのSlackはNYSE(ニューヨーク証券取引所)への直接上場を予定している。米国時間5月8日、同社は週明けの月曜に投資家向けプレゼンをストリーミングすることをブログ記事で確認した。 Slack株式は来月にも市場で売買が可能となる予定だ。

Slackの投資家向け会社説明、Investor Dayは5月13日午前9時30分(東部標準時)に同社のウェブサイトから配信される。

幹事証券会社が新株を一括引受けする伝統的な上場方式とは異なり、直接上場では企業は新たな株式を発行しない。その代わりに上場と同時に関係者が保有する既存株式が株式取引所で売買でできるようにする。

株主は起業家自身、投資家、社員などだ。 SlackはSpotifyと同様 直接上場を行うことによって、伝統的上場で必要なロードショー(各地での投資家向け会社説明会)やウォールストリートの証券会社に支払う高額の手数料をバイパスできる。

音楽ストリーミングの大手であるSpotifyも、上場に際して投資家のみ閲覧できる会社説明をストリーミングしている。 Slackのストリーミングもこれにならったものになるとするなら、Slackの共同ファウンダー、CEOのスチュワート・バタフィールド氏と何人かの経営トップが登場して同社のビジョンについて語ることになるはずだ。

Slackが上場計画を明らかにしたのは2週間前だ。SECに提出された申請書によれば、2019年1月31日を終期とする会計年度において同社の収入は4億60万ドル、これに対する損失は1億3890万ドルだった。その前の会計年度では2億2050万ドルの収入に対して1億4010万ドルの損失を計上していた。

また同社は申請書で今年に入って60万件の組織からDAU(1日あたりのアクティブユーザー)が1000万人を達成したと述べている。

Slackはこれまでに総額12億ドルの資金を調達している。投資家にはAccelAndreessen HorowitzSoftBank、Google Ventures、 Social Capital、and Kleiner Perkinsなどが含まれる。

画像:Chesnot / Contributor / Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

スタバの後を追う中国Luckin Coffeeが米国でのIPOで660億円超の調達を目論む

Luckin Coffeeは、スターバックスの後を追う野心的な中国のスタートアップ。間近に迫った米国でのIPOで6億ドル(約660億円)近くを調達する可能性がある。この金額は、Luckin Coffeeが公表した株式公開時の価格帯から算出したもの。

Luckinの申請によれば、3000万株を15〜17ドルの価格帯で売り出す計画だという。これにより、4億5000万ドル(約495億円)から5億500万ドル(約605億円)の資金調達が可能になる計算だ。ただし、引受会社が450万株の追加割当を受けた場合には、この金額はさらに膨れ上がることになる。全株が提示された価格帯の最高値で買われたとすると、総計は5億8650万ドル(約645億円)に達する可能性もある。

Luckin Coffeeは、ナスダックに「LK」として登録されることになっている。

Luckinは、先月に株式公開を申請したばかり。ニューヨークの未公開株式投資会社Blackrockが率いる1億5000万ドル(約165億円)のシリーズB+の資金調達ラウンドを完了してからわずか数週間後のことだった。この取引ではLuckinの市場価値が29億ドル(約3190億円)と評価された。またその結果、Lukinは創業から3年で、投資家から合計5億5000万ドル(約605億円)を調達したことになる。

Luckinは、これまでに膨大な額の現金を費やして、スターバックスに匹敵するブランドを短期間で構築することを企て、スターバックスが過去20年間に中国で確立してきた存在感にも対抗しようとした。攻撃的なプロモーションとクーポン発行の費用がかさみ、Luckinは2018年に4億7500万ドル(約523億円)の損失を計上した。1年間フルに営業したのはまだ2018年だけだが、その1年の売上は1億2500万ドル(約138億円)となっている。2019年第1四半期について見れば、7100万ドル(約78億円)の売上に対して、損失は8500万ドル(約94億円)だった。

スターバックスのCEOであるKevin Johnson氏は、こうしたLuckinの戦略を「非常な大安売り」であるとして、その現実性を声高に否定している。

「私たちは資本を投資して、年間600店舗を新たに展開しています。投資した資本に対して、それに見合う利益を生み出しており、今後何年もこのペースで新たな店舗を追加し続けていくことが持続可能であると信じています」と、最近のCNBCのインタビューに答えて語っている。

スターバックスは全世界で3万店もの店舗を構えるとしている。中国でもすでに20年間営業していて、2022年までに中国内で6000店の開設を目指している。一方のLuckinは、ベンチャーキャピタルからの資金で活動していて、2年に満たない期間で急速に2370店舗を展開した。さらに今年中に2500店を追加する計画だ。そうなれば、スターバックスを追い抜くことにもなる。スターバックスは現状で中国の150都市で計3600店舗を持っている。ただし、こうした数字の比較は、偏った印象を与えることになる。というのも、Luckinはオンラインで注文を受けて、オンデマンドで配達することに注力しているのに対し、スターバックスはあくまで店頭で注文、販売するモデルを採用しているからだ。

画像クレジット:FRED DUFOUR/AFP/Getty Images

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(翻訳:Fumihiko Shibata)

来週10兆円上場を目指すUberはカラニックを招待したくない

Uberは来る5月10日(日本時間5月11日)に、時価総額10兆円を目指す上場を予定している。共同ファウンダーのトラビス・カラニック氏は上場開始のベルを鳴らすセレモニーに参加したいと望んでいるが「取締役会は消極的だ」とAxiosが報じたNew York Timesの記事によればカラニックは父親を同伴したいと考えている。

他の共同ファウンダー、ライアン・グレイブズ氏、ガレット・キャンプ氏も上場セレモニーのバルコニーに招待されない可能性がある。

カラニックなしで現在のUberがあり得なかったのは事実だが、カラニックがセレモニーに登場することはUberの波乱の過去を思い出させることになってPR上マイナスだと取締役会は考えているようだ。しかし大口投資家のBenchmarkのジェネラル・パートナーでFacebookの元副社長、マット・コーラー氏はカラニックら共同ファウンダーを上場セレモニーに参加させるべきだと考えている。今のところCEOのコスロウシャヒ氏はカラニックをベルが設置されているニューヨーク証券取引所のバルコニーではなく下のフロアに招く考えだ。

2017年にUberは多数のスキャンダルに見舞われ、株主からの圧力の高まりでカラニック氏はUberのCEOから辞任を余儀なくされた。その直前にはUberの元エンジニア、Susan Fowler Rigetti氏からのセクハラの訴えによりカラニック氏は一時的に離職したところだった。

TechchCrunchではUberにコメントを求めているのでさらに何かわかればアップデートする。

画像:Elijah Nouvelage / Stringer / Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

上場申請書でSlackは収入4億60万ドル、赤字1億3890万ドルと判明

ビジネス向けコミュニティーツールのSlackはDPO(直接上場)を行う予定だ。証券会社の一括引受けにより上場のための新株を発行するという通常の方式ではなく、昨年のSpotifyの上場と同様、発行済株式を直接投資家に販売する。

SlackがSEC(証券取引委員会)に提出したS-1申請書では販売予定株式総額は1億ドルとなっているが、これは仮の数字だろう。

一方、申請書に記載された財務情報によれば、今年1月31日を終期とする会計年度の純損失は1億3890万ドル、収入は4億60万ドルだった。その前年度は赤字1億4010万ドル、収入2億2050万ドルだった。

Slackでは巨額の赤字を計上している理由を「市場シェアを獲得し会社を急成長させるための先行投資」によるものと位置づけ、収入に対する赤字の率が対前年比で減少していることを指摘している。

またSlackは昨年11月から今年1月にかけての四半期で一日あたり1000万アクティブユーザーを得ており、60万の会社その他のユーザー組織のうち、8万8000が有料プランに加盟していることを明らかにした

申請書によれば、Slackはもともと自社内の連絡ツールとして開発されたのだという。同社は自社のサービスについて次のように述べている。

2014年に一般公開して以来、世界の無数の組織がSlackが提供するようなサービスをを必要としていたことが明らかになった。そのためわれわれのマーケティングは主として口コミの推薦によっている。組織におけるSlackの導入はほぼすべてボトムアップであり、まずエンドユーザーが利用を始めている。そうであっても(われわれ自身も含めて) Slackというサービスの本質を説明することは難しい。「チーム活動のOS」「共同作業のハブ」「組織を結合させる何か」その他さまざまな呼ばれ方をしているが、ビジネステクノロジーのまったく新しいレイヤーであり、まだ充分に定義されているとはいない。

同社はビジネスの共同作業のためのコミュニケーションツールの世界市場の総額は280億ドル前後と推定している。Slackの成長戦略は機能を拡充し続けることによって既存のユーザー企業内の地位をさらに強固にしつつ、Slackを中心とするデベロッパーエコシステムを確立することだという。

申請書が触れているリスク要素は他のインターネット企業の場合とあまり変わらない。巨額の赤字を計上している以上、現在の成長率が維持できない事態となれば経営は深刻な問題を抱えることになる。またヨーロッパのGDPR(一般データ保護規則)も.リスクとなリ得る。

Slackはこれまでに総額で12億ドルの資金調達を行っている。Crunchbaseのエントリーによれば、大口投資家はAccel、Andreessen Horowitz、Social Capital、ソフトバンク、Google Ventures、Kleiner Perkinsなどだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

Uber、IPOの評価額目標は最大10兆円との報道

Uberは、来るべきIPOの売り出し価格を44~50ドルとし、80~100億ドルの調達を目指している。この場合の企業評価額は800~900億ドルになる。Bloombergが報じた

これまでの報道では、Uberの評価額を1200億ドル前後としていた。それでも上記の金額は、最後の調達ラウンド後の評価額760億ドルより高い。

この評価額の落ち込みは、Lyftの公開市場での実績に影響されたためである可能性が高い。NASDAQデビュー後、Lyftの株価は初日に10%近く高騰した後、苦戦を続けている。

Uberはまだ、IPOの条件を正式決定していないが、早ければ明日には発表すると報じられている。Uberが予想されている価格範囲の下限を選んだとしても、LyftのIPO評価額23.4億ドルの3倍以上になる。UberのIPOは、2014年のAlibaba以来米国最大になる

2018年、Uberは売上112.7億ドル、純利益9.97億ドル、調整後EBITDA損失18.5億ドルを計上した。Uberは2週間前にIPO申請し、5月にニューヨーク証券取引所に上場する予定。

UberIPOでトラヴィス・カラニック氏はビリオネアに、1兆円価値の株を保有

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

コンテンツ配信ネットワークのFastlyがIPOを申請

コンテンツ配信ネットワーク(CDN)のFastlyCrunchbaseによれば2億1900万ドルを調達済み)が、株式公開の準備を整えた。

創業8年のこの会社は、ダウンロード時間の短縮や、さまざまなウェブサイトからインターネットへの配信時間を改善するサービスを提供する企業の1つであり、このたびIPOの申請を行ったばかりだ。

ニューヨークタイムズ紙のようなメディア企業が、ホームページやメディアをキャッシュするためにFastlyを利用している。そうすることで誰かがタイムズ紙をオンラインで閲覧しようとした場合には、Fastlyのサーバーは、その内容をブラウザーに対して直接送り込むことができるのだ。場合によっては、Fastlyはブラウザからの要求の最大90パーセントを処理している。

StripeやTicketmasterのような電子商取引企業も、同社のサービスのヘビーユーザーである。彼らがFastlyを評価する理由は、そのサーバーのネットワークがより速いロードタイムを可能にするからだ。Fastlyによれば、その時間はときに20から30ミリ秒まで短くなるという。

同社は、およそ9か月前に前回の資金調達ラウンドを行っている。この4000万ドルの調達が、IPO前の最後の調達になるだろうとFastlyは語っていた

その言葉に嘘はなく、同社は市場がこの「ユニコーン」ビジネスに高い欲求を持ってくれることを期待しているところだ。

Fastlyは、ZoomPinterest、あるいはLyftといった企業に比べると華やかさには欠けているが、その技術は、消費者をオンラインで引きつける様々なアクティビティの、多くの部分を支えている。そしてその動きはCloudflare(最近1億5000万ドルを調達し公開を模索している)のような競合相手の、先行きを占うものになるかもしれない。

同社の公開申請書には1億ドルと書かれているものの、同社がこれまでに調達した資金を考えると最終的に株価が決められる際には10億ドル近くの価格が模索されることは大いに有り得るだろう。

Fastlyの収益は、2017年には1億500万ドル、2018年には約1億4500万ドルと報告されている。一方その損失は一昨年の3100万ドルから昨年の2900万ドルに減少している。よって赤字は縮小しつつあり、その収益は(ゆっくりではあるものの)成長している。なお同時期の営業原価は4600万ドルからおよそ6500万ドルへと増加している。

最後のものは同社にとっては嬉しい数字ではないが、会社が顧客から得た収入で相殺される金額だ。Fastlyは、ネットの成長(ドルベースでみたときに2018年は132%)に対して備えている。

ネットの成長は心強い数字だが、同社が目論見書の中で指摘しているように、CDNの分野では、新規および既存ベンダーとの競争が激しさを増している。

目論見書の中で同社は、クラウドコンピューティングプラットフォーム、特にエンタープライズクラスの製品の市場は「非常に細分化され、競争が激しく、常に進化している」と述べている。「新しい技術や市場参入者の登場により、当社の競争環境は今後も激しいものとなるだろう。Akamai、Limelight、EdgeCast(Verizon Digital Mediaの一部)、Level 3、 Impervaなどの従来からの大手のCDNや、Cloudflare、InStart、 StackPath、そしてSection.ioなどの中小企業向けCDNが、私たちと競合する製品を提供している。また、私たちはAmazonのCloudFront、AWS Lambda、そしてGoogle Cloud Platformなどの、エッジでのコンピューティング機能を提供し始めているクラウドプロバイダーたちとも競合している」。

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(翻訳:sako)

PinterestがNY証取に上場、初値は公開価格を25%上回り時価総額1.4兆円

Pinterest (NYSE:PINS) が公開企業となった。Ben Silbermann氏のバーチャルピンボードは、初値が23.75ドルとなり、ニューヨーク証券取引所での公開価格を25%上回った。現在の株価はそれより2%上昇し、24ドル超で取引されている。

Pinterestは昨夜、公開価格をレンジの上限を上回る19ドルとすることを決めた。このIPO価格により、Pinterestの時価総額は126億ドル(約1.4兆円)となり、この数字はシリーズH時の評価額123億ドルよりも若干大きいものとなった。

7500株ものクラスA株を売り、Pinterestは公開企業としての試練や苦難を乗り越えるための資金として新たに14億ドルを調達した。

つい最近同様にIPOを行Lyftのいまひとつの株価がPinterestの公開に影響するのではという懸念があったにもかかわらず、Pinterestは堅実なデビューを果たした。Lyftの株価は3週間前、公開価格を21%上回っていた。しかしそれから株価はIPO価格を下回り、最近では58ドルで取引されている。Pinterestも同じ運命をたどるのか、しばらく様子を見なければならない。

Pinterestと同じ日に上場デビューを果たした別のユニコーン企業Zoomの株価は初日、81%も上昇したビデオ会議事業を展開する同社の式株は、417日に公開価格を懸念されたレンジを上回る36ドルとした後、今朝いきなり65ドルで取引が始まった。Zoomは当初、公開価格を2832ドルにする計画だったが、利益をげている同社の株に対する大きな需要を受け、Zoomはレンジを3335ドルにする計画を発表した。

この株価上昇でZoomの時価総額は約160億ドル(約1.8兆円)となった。これは、2017年に実施したプライベートファンディングのときの評価額10億ドルの16倍だ。ベンチャーキャピタルで2億ドルに満たない額を調達したZoomの時価総額は、VCファンディングで15億ドル近くを集めたシリコンバレーのサクセスストーリーとして愛されているPinterestのものを上回っているということになる。

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(翻訳:Mizoguchi)

UberのIPOでトラヴィス・カラニック氏はビリオネアに、1000億円価値の株を保有

Uberの共同ファウンダーTravis Kalanick(トラヴィス・カラニック)氏は、2017年に会社を辞めたが、5月に予定されている同社のIPOで数十億ドルを手にする見込みだ。

ライドシェアリングの巨人は米国時間4月11日午後にS-1書類を提出し、ニューヨーク証券取引所でティッカーシンボル「UBER」として取引される計画であることが正式にわかった。同社は目標とする評価額を公表しなかったが、100億ドル前後の株式を売る計画だと言われている。

この提出書類によって、Uberの主要株主たちに注目が集まった。カラニック氏は同社の公開前株式の8.6%を保有しており、これはIPO後の評価額を1000億ドルと仮定すると、約90億ドル(1000億円)の価値に相当する。

Uberはこれまでに200億ドル近い資金を、借入れおよび株式発行によって調達しており、新規株式公開前企業として最も資本の多い企業とされている。同社のIPOは米国史上8番目の規模で歴史的であるとAxiosが報じている

申請書類によると、ソフトバンク・ビジョン・ファンドが公開前株式の16.3%を保有している。その他の主要株主には、Benchmark(11%)、Uber共同ファウンダーのGarrett Camp氏が設立したスタートアップ・スタジオ、Expa(6%)、サウジアラビアの公共投資ファンド(6%)、およびAlphabet(5.2%)らがいる。

申請書類には書かれていないが、Uberの初期株主たちもこのIPOで大金を稼ぐことは間違いない。Menlo Ventures、Lowercase Capital、First Round Capital、および多数の個人投資家がいる。

UberがIPOを申請、評価額は11兆円超えか

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

UberがIPOを申請、評価額は11兆円超えか

UberはS-1書類を提出し、来月の上場に向けて舞台を整えた。ライバルのLyftが公開市場にデビューしてからまだ1カ月も過ぎていない。

Uberは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)にティッカーシンボル「UBER」で登場する予定だが、想定IPO価格はまだ明らかにされていない。Uberは希望評価額を表明していないが、これまでの報道によればUberは100億ドル相当の株式を発行する計画で、評価額は900億~1000億ドルになる見込みだ。

提出資料によると、Uberの2018年決算は売上112.7億ドル、純利益9.97億ドル、調整後EBTTDA損失18.5億ドルだった。これは以前Uberが財務状況を公表したため、すでに知られていた数字だ。

なお、Uberの財務状況を目にするのはこれが初めてではない。過去数年間、Uberは多くの数値を公表してきた。非上場企業として最後となった2月の報告で、Uberは2018年Q4の売上30億ドルおよび営業損失の増加を公表した。

ライドシェアリングに限ると、Uberの売上は2016年の35億ドルから、2018年は92億ドルに増え、ブッキング総額は415億ドルに達した。

Uberのライドシェアリング、新モビリティー、およびUber Eatsの2018年Q4月間アクティブプラットフォームユーザー数は9100万人。そこから生まれた総利用回数は15億回だった。

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UberのS-1には多くの情報が詰め込まれているので、その他の興味深い点をざっと紹介する。

  • 2018年Q4にUberでは、月間アクティブプラットフォームユーザー1人あたり5.5回の乗車があった。
  • Uber Eatsは同四半期ブッキング総額の18%を占め、これはライドシェアリングのブッキング総額よりも多かった。
  • 2018年のライドシェアリング利用総数は34%増加したが、ブッキング総額は1%減少しした。

主要な株主がどれほどの金額を手に入れるのかは明らかにされていないが、Uber共同ファウンダーのTravis Kalanick氏は8.6%、1.175億株を持っている。その他の著名な株主にCayman 2 LtdとAlphabetがいる

ライバルのLyftは3月にS-1書類を提出し、2018年の損失は10億ドル近く、売上は21億ドルだった。ブッキングは81億ドルで、乗客数3070万人、ドライバーは190万人だった。その約一週間後、LyftIPO価格を6268ドルの範囲に設定し、最大21億ドルの調達を目標にした。NASDAQにデビューした後、Lyft株は上場当日に10%近く急騰した後、苦戦を強いられている。

Travis Kalanick stands to make billions from Uber’s IPO

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

PinterestがIPO公募価格を15〜17ドルに設定、時価総額は1兆1800億円に

ピンされた画像を通じてアイデアやコンテンツを見つけたりシェアしたりできるソーシャルメディアプラットホームのPinterest2週間前にIPO申請したが、米国時間4月8日にアップデートされたS-1書類を提出した。そこでは、売り出す7500万株の1株あたりの価格は15〜17ドルに設定している。このレンジだと、Pinterestが調達する額は11億2500万〜12億7500万ドルとなる。評価額という点では、クラスA、クラスB、そして追加のクラスBのオプションを計算すると、1株16ドルの場合の時価総額は106億4000万ドル、フルレンジは100億ドル(1株15ドルで計算)〜113億ドル(1株17ドルで計算)となる。

これはなかなか厳しい予想だ(あるいは保守的と思う人もいるかもしれない)。というのも、そうした数字は2017年に私募で資金調達したときの評価額123億ドルよりも20億ドルほど下回っているからだ。ソーシャルメディア業界において、アイデアのシェアやリンクといった分野ではPinterestはFacebookと競争を展開し、eコマース分野ではAmazonやeBayなどたくさんの競争相手がいる。

PinterestのIPO主幹事はGoldman Sachs、JP Morgan、そしてAllen & Coだ。サンフランシスコ拠点のPinterestはニューヨーク証券取引所で銘柄コード「PINS」で取引されることになる。

オリジナルのS-1では、2018年12月31日までの1年間の売上高は7億5590万ドルで、2017年の4億7280万ドルから増えたことが明らかになった。2016年初め以来、月間アクティブユーザー数はおおよそ倍になり、昨年後半は2億6500万だった。一方、損失は昨年は6290万ドルで、2017年の1億3000万ドルから縮小した。

Pinterestは2016年以来、累計で15億2500万ドルの売上高となっている。また、Pinterestはこれまでに15億ドルの資金を調達し、2017年の評価額は123億ドルだった。投資家リストにはBessemer Venture PartnersAndreessen Horowitz、FirstMark Capital、Fidelity、そしてSV Angelが名を連ねる。

2018年9月には、デスクトップとアプリでの月間アクティブユーザー数が2億5000万で、これは前年より25%アップし、半分以上が米国外のユーザーによるものだと明らかにした。Pinterestは2018年に広告収入として7億ドルほどを生み出し、これは新しいフォーマットやオプションの提供を開始した2017年から50%アップとなった。

もともとPinterestはGoldman SachsとJP Morganを指名した後に株式公開の書類を内々に提出した。年間売上高が10億ドル以下であれば内緒で申請することができる。だから、そうしたスタートアップは注目を集めることなく、IPO準備のやり取りができる。

Pinterestの株式公開の動きはテック企業のIPOラッシュの最中にあったが、そうした新規株式公開のすべてがバラ色というわけではない。Pinterestより前に華々しくデビューしたLyftの株価は公開後に大きく下がり、このところ少しずつ公開時の価格に戻してきている。

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(翻訳:Mizoguchi)

上場後の暴落で憂鬱な月曜日を迎えたLyft

米国時間4月1日、投資家たちは赤色のメガネ(とピンク色の付け髭)を外し、金曜日(3月29日)の鮮烈なデビュー後初めて新鮮な目でLyftの株価を見た。そして彼らが見たものは、(同社の終値から判断するに)必ずしも見たかったものではなかったようだ。

Lyftの株価は、かなり憂鬱な月曜日に見舞われ、NASDAQ証券取引所での終値は9.28ドル(11.85%)安だった。ひとたびピンクの紙吹雪が床の上から掃き出されると、アナリストや投資家たちはユニコーンとして上場デビューを果たした数少ない会社の1つである同社について前とは違う話をしていた。

暴落の一因は、Guggenheim PartnersのアナリストであるJake Fuller氏のレポートに、ライドシェアリング会社の黒字化への道について懐疑的な意見が書かれていたことだ。Lyftの財務状況は常に厳しかった。そのことは上場前に証券取引委員会に財務諸表が提出されたときから明白だった。

当時TechCrunchはこう書いている。「提出書類によると、Lyftは2018年に売上22億ドルを記録し、2017年の10億ドルを2倍以上に増やした。一方、損失は目に見えて増え続けている。本年度同社は売上22億ドルに対して純損失9.11億ドル、2017年は売上10億ドル、損失6.88億ドルだった」。

Fuller氏の分析は、Lytfの黒字化への道が同社にとって極めて実現が難しいいくつかの手順に依存していることをわかりやすく説明したものだ。

「我々は、Lyftには黒字化に向けて4つの方法があると見ている。ドライバーへの支払いを減らす、インセンティブをなくす、保険料を削減する、あるいは自動運転車に切り替える」とFuller氏がMarketWatchの記事で語った。「最初の2つは競争の激しい分野では困難であり、3番目はそれ自体効果が十分ではなく、4番目はまだ10年早いと言わざるを得ない」

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Lyftの上場初日株価は9%アップで引ける

米国時間3月29日に有力配車サービスのLyftがNASDAQに上場した。これを祝って天井からピンクの紙吹雪が共同ファウンダー、Logan Green氏とJohn Zimmer氏の上に舞い落ちた。公募売出価格設定は上出来だったようで、Lyftが設定した1株72ドルを21%も上回る$87.24ドルで初値がついた。初終値は若干下げて78.29ドルとなった。

Lyftは上場の直前、木曜日に23億ドルの資金を調達していた。今回の上場でLyftの時価総額は240億ドル前後となった。 公開前の会社評価額は151億ドルだったので上場で約1.6倍にアップしたことになる。株価売上高倍率は11倍だ。

Lyftの共同ファウンダーはBloomberg TVで国際展開、自動運転車、新しい自動車の所有形態、自動車保険などを含めて会社の長期目標について語った。Green氏はEmily Chang記者に対してこう述べている。

我々のビジネスは極めて利益率の高いものになると確信している。1兆2000億ドルという巨大な自動車市場は1世代に一度という変革期を迎えている。自動車は所有するものからサービスを利用するものに変わりつつある。我々はこのトレンドの先頭にあって驚異的な前進を遂げている。

Green氏とJohn Zimmer誌の共同ファウンダー2人は、同社の最大の市場であるロサンゼルスを上場の舞台に選んだ。Zimmer氏はこう述べている。

我々はLyftのコミュニティー全体の利益となるような形で大きなビジネスを作り上げることができると実証したい。上場の鐘を鳴らしたとき、Lyftのドライバーもその喜びを分かちあった。Lyftは株式をボーナスとしてドライバーに分配しているからだ。

画像:Mario Tama / Staff / Getty Images

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

Lyftが予定価格幅の最高額72ドルで株式公開

Lyft は米国時間3月28日午後、70~72ドルに予定されていた価格幅の最高額となる1株当たり72ドルで新規株式を公開し、20億ドル(約2216億円)以上を調達した。これによりLyftの完全希薄化市場価格は240億ドル(約2.6兆円)となった。

同社は米国時間3月29日午前にNASDAQ証券取引所にてデビューする予定で、ティッカーシンボルは「LYFT」。

ライドシェアリング会社の新規株式公開は史上初めてのことであり、サンフランシスコ拠点の同社に数十億ドルをつぎ込んできた個人取引投資家にとって記念すべき換金イベントとなった。Lyftは総額51億ドルを借入および株式で調達し、昨年には評価額が151億ドルに達した。

Lyftの特大IPOは、「サービスとしての輸送」をビジネスとする会社が上場すること以外にも、いくつかの理由で独特だ。Lyftの損失はプレIPO企業の中でも最大で、2018年は収益22億ドルに対して9.11億ドルの損失を計上した。一方その収益は、プレIPO企業としてGoogleとFacebookに次ぐ最大級だ。後者の事実がウォール街で人気を博し、価格決定を前にアナリストから「買い」の評価を得ていた。

Uberは次のITユニコーン、すなわち評価額10億ドルを超える会社であり、IPOのゲートをくぐることが予想されている。同社はニューヨーク証券取引所に上場する予定であり、史上最大級の期待を受けているIPOだ。同社は2018年Q4に収益30億ドル、純損失8.65億ドルを計上し、来月 IPO目論見書を提出すると報じられている。

次に控えているのがPinterestで、先週S-1上場申請書を提出し、ウォール街の投資家の支持を受けるであろう黒字化への道筋を示した。ビジュアル検索エンジンはNYSEでティッカーシンボル「PINS」として取引される予定。昨年の売上は7.559億ドルで、2017年の4.728億ドルから上昇した。一方同社の純損失は2017年の1.30億ドルから昨年は0.629億ドルへと縮小した。

2019年の株式公開を目指している他の有名スタートアップは、Slack、Zoom(稀な黒字プレIPOユニコーン)、そしてAirbnbにも可能性はある。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

LyftがIPO価格を引き上げ2400億円超を調達へ

米国時間3月29日、に重要な新規株式公開(IPO)を控えているLyftが公募価格を引き上げた。

先週提出された修正版IPO目論見書で同社は、1株あたり62~68ドルで売り出すと言っていた。ウォール街の高い需要を追い風に(ロードショウの2日目には予定数量を超える購入希望があったと言われている)、Lyftは一般投資家への要求を増やすことを選んだ。

仮にLyftが1株当たり72ドルで3070万株を売ったとすると、22億ドル(約2420億円)以上を調達し初期評価額は200億ドル(約2.2兆円)以上になる。Lyftは2018年の個人取引投資家による6億ドルのシリーズ1ラウンドでは、評価額が151億ドルだった。

LyftはNASDAQに上場し、ティッカーシンボルは「LYFT」。

Lyftの2018年の実績は、ブッキング(ドライバー給与支払い前売上)が81億ドル、売上が21億ドルで、9.113億ドルの損失だった。同社は売上の増加に合わせて急速に損失を減らしていて、2016年には売上3.433億ドル、損失6.82億ドルだった。

S-1書類によると、Lyftの共同創業者で最高経営責任者を務めるLogan Green氏は発行済株式数の29.31%を、共同創業者で社長のJohn Zimmer氏は19.45%を保有する見込みだ。

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LyftがIPOに伴いドライバーに最大100万円超の一時ボーナスを支給

勤勉なドライバーたちに朗報!Lyftは新規株式公開に伴い、同社の中核サービスを支えるドライバーたちに報酬を与えることを決定した。このプログラムは最大1万ドル(約112万円)の現金賞与をドライバーに支給するもので、2019年2月25日時点で2万回以上の乗車実績のある「優良」ドライバーが対象だ。

Lyftは、2019年2月25日時点で1万回以上の利用があったドライバーには1000ドル(約11万2000円)の一時金を支給する。さらにLyftは、同社のDriver Advisor Council[運転者諮問委員会]の委員を現在あるいは過去に務めているドライバーにも1000ドルの現金賞与を与える。いずれの場合も優良ドライバーであることが条件だ

対象となるドライバーは、2019年3月19日頃に賞与を受け取れる見込み。その際Lyftの指定株式を購入することも、単に現金として受け取ることもできる。本人次第だ。

Uberも同様のボーナスをドライバーに与えることが予想されているが、会社はコメントを拒んでいる。

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米証券取引委員会(SEC)、どの企業もIPOの事前伺いを可能に

現委員長Jay Claytonの下、SEC(証券取引委員会)はもっと多くの会社に上場して欲しいことをこの2年間明言してきた。

本日(米国時間2/19)公開された提案によって、その目標達成が近づいたかもしれない。具体的には、同委員会はIPOの可能性を検討しているどの企業も、公式発表する前に、投資家候補(機関投資家、認定投資家いずれも)と非公開に相談する機会を与えられる。

これは、IPOを行うかどうかを決断する前に、どの会社も「事前伺い」できるようにすることで、上場のハードルを下げようとするものだ。現在こうしたテストができるのは、「新興企業(emerging growth company)」に限られている。

SECの定義によると、新興企業とは、直近の会計年度の年間総売上10億ドル以下の会社を指す。

本提案に対して一般市民は60日間以内にコメントを出すことができる。SECはそれを受けて手続きを進めるかどうかを決定する。

提案が通過する可能性は非常に高い。これは、現在非公開市場にばらまかれている流動資産を公開市場に移動しようという最近SECが進めている動きの一環だ。2017年7月、SECはIPOで売られる株式に関する書類をどの会社も非公開で登録できるようにした。それまでは、小規模企業のみに与えられていた恩恵だった。

企業が非上場でい続けることは今後も可能であることを認めつつも、Clayton委員長は昨年8月に、委員会としてはもっと多くの個人投資家が退職後の生活などの目的に、もっと多くの非上場企業に投資できる機会を与えたいと述べていた。Claytonはその方向の変化は「かなり早く」起きると言っていたが、SECとして関連する提案を正式に公開することはなかった。

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フードデリバリーのPostmatesが非公開で上場申請、今年はユニコーンのIPOラッシュ

先ごろ1億ドルのプレIPOラウンドを実行したフードデリバリーのPostmatesがSEC(証券取引委員会)に非公開で上場申請書類を提出していたことが明らかになった。これはBloombergがまず報道し、その後Postmates自身がブログで確認した。

18億5000万ドルの時価総額を目標に上場が行われる予定だが、これは先月1億ドルの資金調達を行ったときの評価額だ。PostmatesはSpark Capital、Founders Fund、Uncork Capital、Slow Venturesなどのベンチャーキャピタルから総額で6億8100万ドルの資金を調達している。

創立8年になるPostmatesは上場幹事としてJPMorgan Chase、Bank of Americaと話し合いを行っているという。

Postmatesはフードデリバリー市場でUber Eats、DoorDashなど何社かの有力なライバルと激しい競争を繰り広げている。同社は毎月500万件の配達を実行しており、2018年のフードデリバリーでは12億ドル分の料理を宅配して4億ドルの収入を得たと報じられている

現在、Postmatesは世界の550以上の都市で事業を展開している。最近ではさらに5000万の潜在的顧客を有する100都市を追加し、事業の拡大を図っている。

これでPostmatesも2019年に上場を計画している多数のユニコーン(評価額10億ドル以上のスタートアップ)のクラブに仲間入りした。2018年末にLyftとUberも公開で上場申請を行っている。TechCrunchはSlackが非公開で上場を申請していることを報じたばかりだ。

画像:Postmates

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ビジネスチャットのSlackが非公開でSECに上場申請したと発表

ビジネスにおけるチャットと情報共有の有力企業、Slackは今年中に株式を上場するために証券取引委員会(SEC)に対して書類を提出したことを明らかにした。ただし書類は当面非公開。

創立5年になるSlackが上場のための具体的措置を取ったのはこれが初めてだ。

サンフランシスコに本拠を置くSlackは、8月の 4億2700万ドルのラウンドを含め、10億ドル以上の資金を調達している。8月のラウンドの会社評価額は71億ドルだった。これによりアメリカで最も.会社評価額の高い非公開企業のひとつであることが確認された。

Slackの発表によれば、世界の1日あたりアクティブユーザーは1000万人、2019年1月現在で 8万5000人が有料ユーザーだ。 SensorTowerからメールで提供されたデータによると、2018年のインストール数は800万回で前年同期比21%アップしている。モバイルユーザーは、2018年第4四半期に前年同期比で21%アップ、2400万人となった。2018年中の新規インストールは800万で前年同期比で21%アップしている。

Slackの株主にはSoftBankのVision Fund、Dragoneer Investment Group、General Atlantic、T. Rowe Price Associates、Wellington Management。Baillie Gifford、 Social Capital and IVPが含まれる。有力ベンチャーキャピタルのAccel、Andreessen Horowitzも初期からの投資者だ。

Slackは今年上場が予定されているユニコーン(10億ドル級)テクノロジー企業の一つだ。UberとLyftも今年の上場を目指して同様に非公開で申請書をSECに提出している。この両社は証券会社を幹事とする通常の上場を行う予定だが、SlackはSpotifyの例にならって直接上場を目指す。新株を発行するのではなく、関係者、社員、投資家などが保有する発行済株式を市場で販売可能とする。これにより、ロードショーと呼ばれる上場説明会の開催やウォールストリートの証券会社による高額な上場手数料をバイパスするのが狙いだ。

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