Pokémon Go、Twitterのデイリーユーザー数を抜き、滞在時間でFacebookを越える

A woman holds up her cell phone as she plays the Pokemon Go game in Lafayette Park in front of the White House in Washington, DC, July 12, 2016.
Pokémon Go mania is sweeping the US as players armed with smartphones hunt streets, parks, rivers and elsewhere to capture monsters and gather supplies in the hit game. The free application based on a Nintendo title that debuted 20 years ago has been adapted to the mobile internet Age by Niantic Labs, a company spun out of Google last year after breaking ground with an "Ingress" game that merged mapping capabilities with play. As of July 11, 2016 Pokémon Go had been downloaded millions of times, jumping topping rankings at official online shops for applications tailored for smartphones powered by Apple or Google-backed Android software.

 / AFP / JIM WATSON        (Photo credit should read JIM WATSON/AFP/Getty Images)

Pokémon Goは、たちまちにして史上最もバイラルにアプリの一つとなった。今や米国史上最大のゲームだ。日間ユーザー数でTwitterを上回り、ユーザーはFacebookより長い時間をアプリに費していると、複数の調査レポートが報じている。

SimilarWebが以前のレポートで、Pokémon Goがインストール数で出会いアプリのTinderを越えたことを報じたとき、デイリーアクティブユーザー数でもTwitterに迫っていた。同レポートによると、7月7日木曜日時点で、Androidスマートフォンにインストールされた数は、Tinderより多かった。

今日(米国時間7/13)SimilarWebは、月曜日(7/11)にPokémon Goが日間アクティブユーザー数でTwitterを上回り、米国Android人口の5.92%が同アプリを毎日使っていると報じた。

Pokémonアプリは、まだ公開されていない国々にも相当数のアクティブユーザーがいることを同社は指摘している(下図参照)。これはAndroidのAPKファイルをPC経由で端末にサイドローディングするユーザーがいるためだ。

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最近業界では他にも急速に伸びたモバイルゲームがいくつかあるが ― Candy Crush、Clash Royale、Minecraft、Slither.io等のヒット作 ― SurveyMonkeyの最新レポートによると、Pokémon Goは「米国史上最大のモバイルゲーム」のタイトルを獲得した。

これは各アプリの日間ピーク・アクティブユーザー数に基づいている、と同社は言っている。

月曜日、Pokémon Goは米国で日間アクティブユーザー数2100万人を記録し、Candy Crushが2013年に達成したと噂されるピーク値や、Draw Something、Clash Royale、Slither.io等が様々な年にそれぞれ達成したピーク値を上回った。

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レポートは、Pokémon Goが今やAndroid版Snapchatに迫り、Google Mapsさえ越えるかもしれないと指摘している。

ユーザーはPokémon GoでFacebookより長い時間を過ごしている

しかしアクティブユーザー数は、ゲームの成功を測る指標の一つにすぎない。今日のアプリストアの激しい競争の中では、ユーザーが一つのアプリでどれだけ長い時間を費やすかも重要だ。

この部門でも、Pokémon Goは記録を破っている。アプリストア調査会社のSensorTowerによると、今モバイルユーザーがPokémon Goをプレイしている時間はFacebookよりも長い。

もちろんFacebookには、はるかに多くのモバイルユーザーがいる ― 公式サイトによると月間アクティブユーザーは15.1億人で、一方Pokémon Goのインストール数はおよそ1500万(もちろん正確な比較ではないが、見当はつく)。

もう一つ注目の数字:SimilarWebによると、米国ではAndroid端末の10%以上にこのゲームがインストールされ、オーストラリアとニュージーランドでは15%を越えている(下図参照)。

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一方iOSでは、平均的iPhoneユーザーが月曜日にPokémon Goで平均33分過ごしたことを、SensorTowersのデータが示している。これは、Facebook、Snapchat、Twitter、Instagram、Slither.io等、同社がこれまで分析した他のどのアプリよりも長い。

Facebookは平均利用時間第2位で22分8秒、Snapchatは18分で、Twitter、Instagram、Slither.ioが後に続く。

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しかし、SurveyMonkeyのデータはアクティブユーザー数でPokémon Goが最大のゲームであることを示しているが、SensorTwoerによると、「ゲーム」に費やされた時間では、未だにPokémon Goは他に及ばない。

例えば、Game of Warの平均的ユーザーは一日当たり2時間近くプレイしているし、Candy Crush Sagaの日間平均利用時間は約43分だ。

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そうは言っても、伝統的にモバイルゲーム業界は、著しい話題を呼ぶゲームに必ずしも優しくない、とSurveyMonkeyは指摘する。Nintendo初のモバイルゲーム、Miitomoは当初App Storeのトップを占める成功を収めたが、たちまちゴーストタウンと化した

しかし、Pokémon Goは違うかもしれない。Pokémonブランドを活用していることに加え、このアプリはプレーヤーをアクティブにし、長く滞在させ、再来させ、そしてお金を使い続けさせるための卓越したゲームメカニックを採用している。

ゲームの当面唯一の課題は、ハードコアゲーマーと、カジュアルユーザーの間でニーズのバランスを取っていくことだ。既に一部の混み合った市場では問題が起きている。Pokémonジム(Pokémonたちが戦う場)はゲームのトッププレーヤーたちで占められ、カジュアルユーザーが入るのを困難にしている。しかしPokémon Goは、1対1バトルやトレードのしくみを導入することで、この問題を容易に解決できるに違いない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ポケモンGOは、Googleアカウントのフルアクセスを要求する

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多くの人がそうしているように、Pokémon GoのサインインにGoogleを使うと、人気のゲームは何らかの理由により、あなたのGoogleアカウントの最大アクセスレベルを自身に与える。つまり、あなたのメールや位置履歴…等あらゆるものを見ることができる。なぜそれが必要であり、なぜユーザーは知らされていないのか?

見つかったのはスタート直後のことで、RedOwlのAdam Reeveが、Googleでログインした時アプリが何かへんなことをしていないかをチェックしようとした時だった。調べてよかった!(あなたもここでできる)。

もちろん、Go は様々な許可を要求する ― しかしその理由は想像できる。正確な位置やカメラやモーションセンサーへのアクセス、SDカードの読み書き等々、そしてもちろん、Pokéballやeggがなくなった時の課金も。

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しかし、Googleアカウントのフルアクセス? それはChromeのようなプラットフォームレベルのアプリに与えられるレベルだ。Googleがそう説明している

フルアカウントアクセスを与えられたアプリケーシヨンは、あなたのGoogleアカウントのほぼあらゆる情報を読み書きできるようになる(ただしパスワードの変更、アカウントの削除、あるいはGoogleウォレットで支払うことはできない)。

この「フルアカウントアクセス」の特権は、全面的に信頼する、自分のパソコンやスマートフォン、タブレット等にインストールされているアプリにのみ与えるべきである。

第一に、何故Pokémonゲームがアカウントのフルアクセスを必要とするのか? 第二に、なぜユーザーはこれが与えようとしているレベルであることを警告され、考え直すチャンスを与えられないのか?第二に、なぜGoogleは起こっていることについて例えば、「架空の生き物を戦わせるゲームに、GmailやGoogleドキュメントの機密書類のアクセス権を与えてもいいですか?」と尋ねないのか?(ちなみに、[開発元である]Nianticの前のARゲーム、Ingressは一部のアクセスしか要求していない)。

本誌では回答を求めて問い合わせているが、同時に読者にも協力してもらえるミステリーがある。フルGoogleアカウントアクセスは、起きる時と起きない時がある。

例えば、Android 5.2および6.0がインストールされた2台の端末にゲームをインストールしたところ、何のアクセスも要求されなかった(2要素認証を聞かれなかったのはそのためだろう)― しかしある同僚のやはり6.0が動いているスマホは、すぐにフルアカウントアクセスを要求された。また、iPhoneでも起きる時と起きない時があるようだ。何かパターンはあるのだろうか?

Pokemon Trainerアカウントでサイアップすることもできるが、サーバーが一杯で殆どの人はGoogleを使わざるを得ない。

念のために言うが、われわれはNianticやNintendoが、あなたのメールやGoogle Driveのファイルを盗もうとしていると示唆しているわけではない。しかし、そもそもこのアクセスを要求する理由がなく、変更する方法もない(拒否するとゲームはクラッシュするかサインアウトさせられる)。おそらく一番問題なのは、必須でありかつユーザーに知らせれないことだ。

もしかすると、端末とOSの組み合わせによって、何らかの位置情報か支払い情報を得る方法を見つけることができず、非常手段としてデベロッパーがアカウント全体を要求したのかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

水曜日にはポケモンを捕えに2万2000人がサンフランシスコに集結?

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ここ数週間、いつも以上に多くの人たちが、妙な歩き方をしたり急に立ち止まったりするのを見たかもしれない。全員スマートフォンを見ながら。おそらく彼らは、昨年大きな資金を調達したゲーム、Pokémon Goをプレイしていた。先週水曜日(米国時間7/6)にスタートして以来バイラルに広がっている。

今週水曜日(米国時間7/12)のサンフランシスコPokémon Goながら行進のためのFacebookイベントには、3600人が参加を表明し、1万8000人が「興味あり」をクリックした。

「このイベントがこれほど多くの人々に届くとは思っていなかった。深夜にイベントを立ち上げてfacebook友達を何人か招待してベッドに入った」とFacebookイベントの管理者、Sara Witschが私に話した。「目が覚めたら500人が参加すると言っていた。24時間のうちに2000人に達し、1万1000人が興味を示した。来るとしてもせいぜい数百人だと思っていた」

「サクラメントの集まりを見て、サンフランシスコの方がいい場所じゃないと思った」とWitshcがFacebookイベントページに書いた。何が起きようとしているかを知らずに。

お気に入りのポケモンに扮して参加するようにとのお薦めがあってグループは盛り上がった。イベントは街を練り歩いた後、バーでクライマックスを迎える予定だ。しかし、一番大きなバーでも人が溢れることになるのは間違いない。参加予定者のごく一部だけが実際に現れたとしても。

「参加予定者と興味を示した人の数を踏まえてルートを考えた」と彼女は言う。「中間点をいくつか決めて、部分的にも参加できるように、一箇所に何千人もの人が集まらないようにした」

もしまだアプリの意味がわからくて、一体何の騒ぎかと思っている人には、Pokémon Companyの作ったこの紹介ビデオが役に立つだろう。

サンフランシスコ市警察に問い合わせているので、回答があり次第続報の予定。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Pokémon GoはARゲームというより新たなポケモンシリーズに過ぎない

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Twitterの情報によれば、大方みんなPokémon Goで遊んでいるようだ。電気や水といったインフラも主要な社員がピカチュウを捕まえに持ち場を離れてすぐに止まってしまうだろう。

しかし、AR(拡張現実)革命が来るというアポカリプスならぬポケポカリプスの予言に物知り顔でうなずく前に、一歩下がってPokémon Goの成功の要因と、その隠れた危険性について分析してみるのが良さそうだ。

1. ポケモン

Pokémon Goは、これまでに一番売れたビデオゲームのひとつであるポケモンのフランチャイズの上に成り立っている。ポケモンシリーズの販売数は現在までに2億7900万本を超え、メインシリーズ(ポケモン不思議のダンジョンなどのスピンオフを除く)だけでも2億本を超えている。

これまでの販売数という観点からリーダー的存在にあるマリオ(ポケモンの15年前に誕生した)とは違い、ポケモンはメディア資産(映画やテレビ)やトレーディングカードゲームとしても大成功を収めた。さらに私は、1980年代から2000年代前半に生まれた人たちにとって、ポケモンの感情的な重要性に匹敵するようなものはビデオゲームの歴史上ないとさえ思う。

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他のゲームやメディアのブランドももちろん大きな可能性を持っているが、ポケモンはPokémon GoのようなARを利用したゲームの仕組みにピタリとハマるユニークな存在だ。そもそもポケモン自体が、世界中を旅してポケットに収まるデバイスを使いながら偶然ある場所でみつけたものを集めるという仕組みになっている。1999年にNINTENDO64用ソフトとして発売されたスピンアウト作品のポケモンスナップでさえ、(レールの上を)移動しながら野生のポケモンの姿を信頼できるカメラで収めるという内容になっているのだ。

Jenn Frank氏のPaste Magazineに掲載された記事には、彼女と彼女の夫がPokémon GoをほぼライブアクションRPGのようにプレイする様子が書かれており、ポケモンの仕組みとARの相性の良さが純粋に表現されている。そして、その仕組みはこれまで発売されたポケモンシリーズの要となっており、ゲームの表面上にも現れていた。つまり、ポケモンファンはすぐにゲームの基本的なコンセプトを理解でき、現実の世界でポケモントレーナーを演じることを長年夢見てきたのだ。私もその例外ではないかった。

2. Ingress

Niantic Labが開発した最初のゲームであるIngressは、ARを利用したSF系のMMOで、もともとNianticがGoogleの社内スタートアップだった時代に作られた。2012年にAndroid向けのクローズドベータとして配布されて以降、今日まで続いている。実は、Ingress自体がPokémon Goの下地となっており、Ingressのプレイヤーがマッピングした位置情報を基に、Pokémon Go内のジムやポケモンセンターの場所が決められているのだ。

Ingressにはとても熱心なコアファン層が存在するものの、大ヒット作とはまだなっておらず、Pokémon Goの関連数値を見ると、発表から4年経ったIngressの存在が既に小さく見えてしまうことだろう。Ingressの推定プレイヤー数はソースによってかなりの差があり、正式な形で解明するための材料もあまりなかったため、一番多い推定数の700万人超よりも一番少ない推定数である約35万人の方に近い可能性が高いと思われる。

ここでのポイントは、IngressがPokémon Goとよく似た仕組みを持った直接の比較対象となるARゲームであり、4年も前に先手を打っていたが、Ingressではオリジナルのキャラクターが使われているということだ。

Ingress allowed you to create missions, which is what resulted in many of the locations used in Pokémon Go.

Ingressでは自分でミッションを作成することができ、ここからPokémon Goでも使われている位置情報が生まれた。

他にも世界的に有名なキャラクターを使っていない類似ゲームは存在する。昔はロケーションベースゲームの成功例の筆頭であったShadow Citiesは、2013年10月にその幕を閉じた。ゾンビによる世界の終末を描いたロケーションベースMMOのPlease Stay Clamのサービスは現在も続いているものの、アクティブユーザーの数は少ないようだ(その代わりに開発者たちは、レトロなスペースシミュレーションゲームのHalcyon 6へ力を注ぐことになったようだ)。

ところで、Ingressは失敗作ではないということも理解してほしい。NianticがIngressのコアファン層と成し遂げたことは注目に値するし、ゲームの世界観を完全に再現したPokémon Goのローンチで発揮された彼らの能力からもそれが証明されている。しかし、どの側面からみてもIngressはポケモンではないというのも事実だ。実際、私の友人に簡単な調査をしたところ、Ingressというゲームを聞いたこともないという人が大半でも、ポケモンの認知度は100%であった。

3. 欠点はポケモンと違いどこにも逃げていかない

Pokémon Goを楽しむ人がたくさんいる一方で、ゲームを楽しむにあたって乗り越えなければならない潜在的なマイナス面もたくさん存在する。小さな例として、プレイヤーはゲームを進展させるために、実際にある場所から他の場所へと移動するというハードルを越える必要がある。熱狂的なポケモンファンにとっては問題とならないだろうが、中にはそのハードルさえ越えられない人もいるかもしれない。

私はある消費者ブランドの商品に不健康なほどハマっているので、ギャラドスを捕まえるチャンスのためなら3ブロックは歩くだろう。しかし同時に、ノスタルジックなモンスターが歩いた先で私の事を待っていないとしたら、わざわざ周り道をするようなことはないだろう。前述のロケーションベースMMOのひとつに運営として関わっている私の友人は以前、ユーザー行動について彼らが学んだ一番重要なことは、人は世界中を動き回ることなくある一か所でゲームをしたがっているということだと言っていた。

もうひとつの小さな欠点がバッテリー消費量だ。以前のPokémon Goに関する短い記事の中で、私のGalaxy S7のバッテリー残量が5分間で3%も減ったと伝えていた。こちらが、The Daily Dotの編集者Mike Wehner氏が公開した、Pokémon Goのインストールから数日間経った後のバッテリーの使用状況だ。

そして、ゲームに集中するあまり実際にケガをしてしまう可能性もある。過去にIngressが関連した実際の死亡事故も発生している。既にたくさんの人がソーシャルメディア上でPokémon Goプレイ中のケガについて報告しており、運転中に写真を投稿している人もたくさんいる(さらに運転中だということさえ投稿してしまうのだから狂っている)。確かに、中にはクリック数を稼ぐために大げさに言っている記事や投稿もあるが、その裏には本当にケガをする可能性が潜んでいる。ほとんどの人がゲームでケガまでしたくないだろう。もちろんそこに狙っているポケモンがいない限り。

Pokémon Goで遊ぶことが、ある特定の人たち地域にとってのリスクとなる理由は他にもある(またその逆もありえるが)。そして、これまでに挙げられている危険性のほとんどが可能性の域を出ない(そして皮肉にも誇張されている)一方、その全てをプレイヤーが想定しているわけでもない。さらにPokémon Goの人気は、その後に続こうとしている他のモバイルARゲームのための問題解決にはつながらない。

AR技術は、とてつもない可能性や本当の意味での変革を起こす力を秘めている。Pokémon Goとは全く違うが、MicrosoftのHoloLensがその好例で、今後数年の間にもっと磨きをかけてハードウェアの改良を重ねることでHoloLensがどんなものになるのかというのを考えただけでよろめきそうになる。しかし、Pokémon Goが実装しているような、スマートフォンだけを使ったAR技術が現在重大な分岐点に立っているというのは、ほぼ確実に言いすぎだ。

それではこれからポケモンを捕まえに行ってきます。

原文へ

(翻訳:Atsushi Yukutake/ Twitter

Pokémon Goは現実の人の流れを作り出した―ポケストップ、ポケモン・ジムも登場

2016-07-12-pokemon-paying-customers

ごく珍しいポケモン・アイテムを探しているときに上のような張り紙―ポケモンは有料のお客様に限ります―を見つけたらどうすべきだろう? 私ならたぶん金を払って中に入ってどんなポケット・モンスターが店内に棲息しているのか確かめようとするに違いない。

Ingressと任天堂は、まだ入場料を払ってPokémon Goがプレイできる現実の場所というビジネスモデルをスタートさせていない(おそらくアプリ内課金だろう)。しかしこのアプリには現実世界で人の流れを作り出す力があることは否定できない。上の画像はNeoGAFという掲示板に投稿されたものだが、似たような例は多数、報告されている。

一部のビジネスはこれを逆に利用して、Pokémon Goがプレイできることを宣伝して客を呼びこもうとしている〔日本版:下の画像がそのポケストップの立看板〕。

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現在Pokémon Goがプレイできるこうした場所はPokéStopやPokémon Gym(これは覚えておくべき用語だ)などと呼ばれている。Pokémon Goのプレイヤーはこれらの場所に集まって珍しいアイテムを手に入れたり、技を競い合ったりしている。こうした地点はユーザーの申請によってIngressの地理情報データベースに登録される。申請は自由にできるが、公開データベースへの登録はNianticによって審査される。

Ingresはゲーム内ロケーションの登録を収益化のために活用している。 東京三菱UFJ銀行はNianticと提携してIngressを使った大がかりなブランド・キャンペーンを展開した。たとえばMUFG銀行のATMがIngressのポータルとなったり、MUFG銀行ブランドのゲーム内アイテムが登場したりした。Zipcar、AXA、Circle Kなど多数の企業がIngressの拡張現実ロケーション情報を利用している。

Nianticのプロダクト・マネージャー、Brandon Badgerは以前、gamesindustry.bizによるインタビューの中で、ブランドによるロケーションを導入する方式でIngressの収益化を図るビジョンを説明している。

Pokémon Goはすごいことになっている。写真は〔ニューヨークの〕セントラルパーク。事実上Pokémon Goの本部化している。 

すでにNianticと任天堂がPokémon Goに用意した仕組みを使って現実世界で人の流れを作り、ビジネスに結びつけようとするユーザーが多数現れている。たとえば、Forbesの寄稿者、Jason Evangelhoの記事には大勢のプレイヤーを無我夢中でPokéStopに押しかけさせるために頭のいいビジネス・オーナーがどのような手法を利用しているかが詳しく報告されている。

しかしどんな手法にせよ、そもそもPokéStopがすでに開設されているのでなければ利用できない。当然ながら大小さまざまなビジネスが自分たちの場所をポータルとして登録するようNianticに申請中だ。

ゲームの人気を利用して現実の人の流れを作り出したことがあるのはNianticばかりでなく、任天堂もそうだ。 ニンテンドーゾーンは専用ゲーム機の通信機能を利用して特定の場所に設置されている機器と通信し、特別なコンテンツをゲーム機にダウンロードできるサービスだ。任天堂は日本ではマクドナルド、アメリカではWiFiキャリヤのBoingoと提携し、無料でコンテンツがダウンロードできるようにしている。 Chris ScullionはMcDonaldとの提携方式がPokémon Goでも利用できるとして次のようにツイートしている。

マクドナルドなどの企業が大金を払ってチェーン店のすべてをポケモン・ジムに変え始めるまでに6ヶ月と考えている 

ゲームがこれほどの成功を収めたことが明らかになると、大小を問わずビジネスとしてはこのゲームを利用する方法を考えた方が、歩道に昔ながらの看板を立てておくより、はるかに賢明なのは間違いない。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Pokémon Goで任天堂の株価は90億ドルアップ―さらに今週にも日本を含めて世界公開へ

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この週末、任天堂はPokémon Goを公開した国々ですでに大波に乗ることに成功している。東京証券取引所における任天堂の株価は急上昇し、今日の終値は280億ドル〔2.8兆円〕に近づいた

しかも株価はまだ上昇する気配だ。Pokémon Goが公開されたのはまだ数カ国に過ぎない。これからイギリス、ヨーロッパ、そしてピカチュウの故郷である日本そのものでの公開が控えている。Wall Street Journalの記事によれば、数日のうちにこれらの市場でも公開される。情報源は「このゲームについて詳しい筋」だという。

ここまでのPokémon Goの成績は? ReutersはSimilarWebのデータを引用し、アプリはアメリカのAndroidデバイスの5%以上にインストールずみだと報じた。これは出合い系アプリのTinderの普及率よりも高い。Pokémon Goの1日当たりアクティブ・ユーザー数(DAU)はTwitterを抜き、SimilarWebによれば1日あたり43分という利用時間はAndroidアプリの代表であるInstagramに費やされる時間より長いという。

Pokémon Goのリリースはいくつかの点できわめて特異だった。アナリティクス企業のSensorTowerからTechCrunchに送られたデータにそのユニークさが現れている。

  • GoはApp Storeのゲーム部門で4.5時間も首位にとどまった。最近のゲーム・アプリとして新記録だった。
  • アメリカ市場ですでにトータル5位のアプリとなっている。ローンチ後1日でClash of ClansやCandy Crushよりも上位となった(同じ任天堂のMiitomoは最高で総合73位までしか届かなかった)。
  • オーストラリアとニュージーランドではローンチ後2日でダウンロード数、売上ともにトップ。

Pokémon Goが任天堂にとって成功であることは明確となった。問題はこれが同社の将来の行動にどう影響するかだ。Miitomoはビジネスモデルとして似たような仕組みを持っている。しかしMiitomoはGoのような成功を収めることはできなかった。

ゲーム専用機以後の時代に入った任天堂にとって、Goの成功によって知的所有権を有する他のビジネスも活気づけられるというのが理想。しかしどの部分がビジネスを成功に導き、どの部分がそうでないかを見極めるのは依然として困難な作業になるかもしれない。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

GoogleとNintendoが支援するARポケモンゲームPokémon Goが今日からiOSとAndroidにローンチ

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おや、びっくり! GoogleもNintendoも投資しているあの待望の拡張現実(AR)ゲームPokémon Goが今日(米国時間7/6)、あなたの手の中にあるAndroidとiOSデバイスにやってくる。

このゲームはアメリカで5月にベータでリリースされたが、今日ついに、そのほかの多くの国のiOSとAndroidユーザー向けにも発売されるようだ。最初はニュージーランド限定だったが、これはアプリが世界展開されるときのよくある第一歩で、もうすぐ市場が一気に大きく広がる前触れだ。この記事を書いている時点では二大市場のアメリカとイギリスはまだだが、今日の水曜日中には各国で手に入るようになるはずだ。

本誌TechCrunchの常連ライターGreg Kumparakはやや前にこのゲームをプレイし、そのあと、”awesome”(すごい、すばらしい、とってもいい)という言葉しか出てこなかった。

Pokémonゲームで育った人は、今でもプレイしている人はもちろん、必ずGoへ行くだろう。スマートフォンにPokémonのキャラクターを登場させ、戦闘はあなたが選んだ現実の場所で行われる。ゲームのダウンロードは無料だが、一部のキャラクターはアプリ内購入でアンロックする。このゲーム用の35ドルのウェアラブルが、今月の終わりごろ発売される。

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ゲームはIngressにとてもよく似ている。それはPokémon Goを作ったNiantic Labsの名を上げたゲーム、そして同社は昨年、Googleからスピンアウトした企業だ。Ingressは二つのチームが全世界のテリトリーを奪い合う戦闘ゲームで、これまでのオンラインゲームと違って、ARによって現実の世界がゲームの戦場になるところがおもしろい。

現時点〔日本時間7月6日18時〕ではニュージーランドのみだが、iOSはここ、Androidはここでダウンロードできる。ほかの国でもできるようになったら、リンクを更新しよう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

任天堂とNianticのPokemon Goのリリースは今月末頃か—Go Plusデバイスは35ドルと判明

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すでにかなりのことがPokémon Goについて報じられている。Ingressの開発チームが任天堂と協力してiOSとAndroidでプレイできるクレージーな拡張現実ゲームを開発した。実際、私はもうプレイしてみた

しかし一つだけミステリーが残っている。リリースの日付」だ。開発したNianticはリリース・スケジュールに関してはスーパー沈黙を守ってきた。それでも若干のニュースが聞こえてきた。

今朝(米国時間6/15)、任天堂、The Pokemon Company、Nianticは共同でライブのQ&Aセッションをアメリカに配信した。この中で任天堂の伝説的なゲーム・プロデューサー、宮本茂氏は大方の意表を突いてPokemon Go Plusのリリースのスケジュールを明らかにした。Go Plusはこのゲームのオプションとなるハードウェアだ。屋外でスマートフォンの画面を見続けなくても、このGo Plusがあればポケモンの位置を知ったり、捕まえたりすることができる。

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宮本氏によれば、Go PlusはJuly月末まえにリリースされ、価格は34.99ドルだという。

ライブ画像ではこのニュースに対してパネリストたちが驚いて身じろぎする様子を見ることができた。つまり、このデバイス自身はゲームと連動するのでなければ、見た目がクールだという以外に役に立たない。それが7月末に出荷されれるのであれば、ゲーム本体は当然それより前にリリースされていなければならない。

The Pokemon Companyの石原恒和CEO・社長はすぐにこの意味に気づき [通訳を介して]こう述べた。

「宮本さん、あなたはGo Plusデバイスの出荷日をお話になったのだと思いますが…そうなると当然アプリはその前に出ていないといけない。皆さんを失望させないために、われわれは全員これからハードワークをこなす必要がありますね。」

もちろんこれは具体的な日付ではない。しかしリリース・スケジュールに関して今のところいちばん詳しい情報だ。Nianticの社員の1人は私の取材に対して、「最終的なローンチ日付はまだ公開できる段階になっていない :(」と返事してきた。

また石原氏は私が前回の記事で書いたこのゲームの詳細をいくつか確認した。リリース当初、プレイヤーはPokemonをトレードすることはできない。しかしその機能は将来追加される、などだ。

このゲームについて簡単におさらいしておくと、Pokemon Goはわれわれにとって馴染み深いGameboy/DSゲームからのゲーム・コンセプトのドラスティックな転換といえる。われわれは画面の中に入り込むのではなく、現実の世界に出る。われわれはiPhone/Androidのカメラを通じて拡張現実の世界を見ることができ、そこでPokemonを探すことになる。詳しくは私のゲーム体験レポートで。

〔日本版〕こちらはTechCrunch Japanの5月下旬のPokemon Go記事

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

IngressのNianticラボがアメリカでPokémon GOをベータ・リリース―一般公開近づく

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GoogleがAlphabetに改編された直後にGoogleからスピンアウトしたゲーム・スタートアップのNiantic Labsは、今日(米国時間5/25)、開発中の位置情報を利用した新ゲーム、Pokémon GOのベータ版をアメリカ向けにリリースすると発表した

今月に入って熱心なゲームファンはNianticの最新ベータ版にアクセスするための登録ができるようになった。登録したフィールド・テスターは一般公開に先立ってNianticにさまざまなフィードバックを送信することが期待されている。

ベータテストはすでに日本、オーストラリア、ニュージーランドで実施されているが、いよいよアメリカでもベータ版が公開されるということは一般公開が近づいていることを意味するのだろう。

Nianticは2015年に株式会社ポケモン、 Google、任天堂の各社から シリーズAのラウンドで2000万ドルの資金を調達したのと前後してPokémon GOの開発を始めている。NianticチームはGoogleの組織再編にともないAlphabetの傘下で活動するより、外部の独立したスタートアップとして起業する道を選んだ。NiantiのCEO、John Hankeは以前、TechCrunchのインタビューに対して、「独立企業であれば意思決定がより迅速なる。また外部の企業やチームとの協力の方法もスムーズになる」という意味のことを語っている。

しかし独立企業であることの裏側は当初から成功が必要だということでもある。期待の高いモバイル版のPokémonタイトルはなんとしても成功し、固定したファンをつかまねばならない。これまでPokémonゲームにタッチしたことのない層を新たに取り込むのが理想だ。

今日の公式ブログでNianticはゲーム自体についてもいくつかの情報を明かした。Nianticの前作、Ingressは現実世界とゲームを緊密に結びつけることで大ヒットとなったが、Pokémon GOも現実世界における場所移動をテーマとしている。

プレイヤーはゲーム内でPokémonの進化を助けるだけでなく、 家の外に出ていわゆるPokémonエッグを探したり成長したPokémonを見つけたりしなければならない。Niantecの説明によると、卵を孵すまでどんなPokémonが出てくるかわからない。また卵を孵すには一定の距離を歩く必要があるという。

またプレイヤーはPokémonジムという現実世界の一定の場所Pokémonの能力を競わせるバトルを楽しむことができる。勝者となってジムの支配権を得るのは3組のチームのうちの一つで、プレイヤーはこのバトルをするためにどれかのチームに所属する必要がある。

スマートフォンの各種センサーと位置情報を用いて現実世界とゲーム世界を結びつけるのはNianticゲームの最大のセールスポイントだ。これにゲーム世界のアイコンともいうべき高い知名度を誇るPokémonが加わるのはIngressの場合よりはるかに広い層にアピールできるだろう。

現実世界では100匹以上のPokémonが発見を待っているという。プレイヤーがこうしたPokémonに近づくとスマートフォンのプッシュ通知がそのことを教えてくれる。ゲームの詳しい情報―PokéボールでPokémonを捕まえる方法とかPokéStopsの使い方とか―はこちらで発表されている

ベータ・テストに加わっていない場合でも、まだ登録を受け付けているようなので試してみるとよい。ただしプレイを許可されるベータ・テスターの総数は明らかではない。ゲームはiOS版とAndroid版が用意され、今年中に一般公開される予定だ。

〔日本版〕 記事中のスライドショーのインポートが一時的に不調なため、とりあえず最初の画像のみ掲載。 Pokémon GOについてはポケモン・カンパニーのサイトに日本語で詳しい説明があり、紹介動画もアップされている。なお、Nianticはゴールドラッシュ時代にサンフランシスコに入港した船の名前で「ナイアンティック」と発音する。Hankeのビデオで2:30あたりから。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦@Facebook

IngressのNianticラボ、新ゲームPokémon GOを開発―(株)ポケモン、任天堂、Googleから2000万ドルを調達

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現在コンピューティング・ナードの諸氏に大人気のゲーム、Ingressを作っているNiantic Labsが本体のGoogleからスピンアウトしたのはほんの2ヶ月前のことだ。先月、新生Niantic, Inc.はPokémon GOといいうプロジェクトに取りかかったことを発表した。

そして今日(米国時間10/15)、NianticはシリーズAラウンドで2000万ドルの資金調達に成功したことも公表した。投資家は株式会社ポケモン、任天堂、そして旧親会社のGoogleだ。Nianticが今後所定の条件をクリアすればさらに1000万ドルの追加資金が提供されるという(残念ながらその条件は明らかにされていない)。

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新会社が取り組んでいるPokémon GOはまだ完成していないが、未公開の「所定の条件」はおそらくこのプロジェクトの成否に関連しているのだろう。Pokémon GOが完成した段階で残る1000万ドルの支出が検討されるものと思われる。

ゲーム・スタートアップにとってはかなりの資金ではあるが、Nianticのファウンダー、CEOのJohn Hankeには驚くほどの金額ではないかもしれない。Hankeは、2001年に衛星画像処理システムKeyholeを開発し、これが後にGoogleに買収されてGoogle EarthのベースとなったHankeは引き続きGoogleで地図情報グループの指揮を取り、いわばその副産物としてIngressとNiantic Labsを現実化したわけだ。

Nianticへの投資について株式会社ポケモンのCEO、石原恒和社長は次のようにコメントしている。

PokémonがNianticに戦略的投資を行ったのは、ソーシャルかつモバイルな体験の普及に道を開くための絶好のチャンスと見たためだ。われわれPokémon Companyは今後もNianticやこれと同様のコミュニティーとイノベーションにコミットする精神に溢れた企業と提携していく。

正確に言えば、Nianticは新規に再編されたAlphabetからのスピンアウトではなかったが、現在は小さなスタートアップとしては驚くほどの特権を保持しており、優秀なゲーム・デベロッパーをコミュニティー・マネージャーを採用中だ。近い将来、没入的ゲームという新しいジャンルのパワーハウスとなる可能性は十分だ。

私はJohn Hanke〔JH〕に直接取材して独立企業としてのNianticの進路などについて詳しい話を聞く機会があった。

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TC: Googleからのスピンアウトについて詳しく聞かせて欲しい。
JH: 私はGoolgeで長年ジオ( Geo)グループにいた。それでNianticをスタートさせることができたわけだが、 Googleの友人たちが私にNianticを企業としてインキュベーションする機会を与えてくれた。当時われわれは位置情報とモバイル・テクノロジーを組み合わせて、足でリアルタイムで現実世界を動きまわる新しいアドベンチャー・ゲームの構築に取り組んでおり、新会社を作ることはたいへん理にかなっていると思えた。この夏になって、Ingressのコミュニティーには外部からのパートナーが参加することなり、プラットフォームの規模拡大の道筋が見えてきた。それで〔新会社は〕ますます理にかなっていることとなった。

TC: スピンアウトでいっしょにGoogleを出たメンバーはどのくらい?
JH: 相当の人数がいっしょに来た。現在われわれの会社には35人の社員がいるが、さらにサンフランシスコ、シアトル、ロサンゼルスで求人を行っている。.

われわれはIngressを「友達と足で歩いて体験する新しいアドベンチャー」と呼んでいる

— John Hanke


TC: その間、Googleはどのような援助を行ったのか?

JH: Googleは大きな助けになってくれた。特にリソーの提供の面だ。オフィスのスペース、Googleのさまざまな部門へのアクセス、コンピュータ・テクノロジー、それに人事管理まで全面的に援助してくれた。加えてGoogleの優秀な頭脳がさまざまな助言をしてくれた。それに長年慣れ親しんだ位置情報グループからスムーズに新会社に転換できたことは大きなメリットだった。

TC: Googleから独立した企業になったわけだが、新会社は今後どこに向かうのか?
JH: 独立企業になったことで、取締役会とのコミュンケーションを含め新会社の意思決定は迅速化される。仕事の進め方がまったく変わってくる。新しいプロダクトを作り出し、プラットフォームのスケール化、それにふさわしい販売チャンネルの構築を試みているとき、この意義は大きい。

【後略:原文参照】

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+