「空飛ぶクルマ」開発のSkyDriveが39億円を調達、世界初披露の有人機「SD-03」を公開飛行試験に成功

「空飛ぶクルマ」開発のSkyDriveが39億円を調達、世界初披露の有人機「SD-03」を公開飛行試験

「空飛ぶクルマ」(電動垂直離着陸型無操縦者航空機)と、重量物に特化した産業ドローン「カーゴドローン」を開発するSkyDrive(スカイドライブ)は8月28日、第三者割当増資によりシリーズBラウンドにおいて39億円の資金調達を実施したと発表した。引受先は日本政策投資銀行をはじめ10社。

また同日、SkyDriveの開発拠点である、日本最大級の1万㎡の屋内飛行試験場を備える豊田テストフィールドにおいて公開有人飛行試験を8月25日に実施。成功のうちに完了したと明らかにした(本稿掲載の飛行写真は8月初旬に撮影したもの)。

「空飛ぶクルマ」開発のSkyDriveが39億円を調達、世界初披露の有人機「SD-03」を公開飛行試験

「空飛ぶクルマ」開発のSkyDriveが39億円を調達、世界初披露の有人機「SD-03」を公開飛行試験

2018年7月設立のSkyDriveは、空飛ぶクルマの実用化、未来のモビリティ社会への貢献を目指し、航空機・ドローン・自動車エンジニアを中心に「空飛ぶクルマ」、「カーゴドローン」を開発。空飛ぶクルマは、2023年度のサービス開始を予定。カーゴドローンは販売中。

有人飛行試験は夕刻に行われ、飛行時間は約4分間だったという。機体は1人乗りで、パイロットが操縦するものの、コンピュータ制御のアシストにより、飛行を安定させていた。また、バックヤードでは飛行状態をモニタリングし、安全を常時確認していた。

「空飛ぶクルマ」開発のSkyDriveが39億円を調達、世界初披露の有人機「SD-03」を公開飛行試験

同社の目標は、およそ高さ2m、幅4m、長さ4m、世界最小の空飛ぶクルマモデルの開発。駆動方式は電動モータでロータを駆動する方式。ローターは、4ヵ所に配置されており、1か所あたり、2つのロータが回転し、駆動力を生み出すという。合計8個のモーターを採用し、電動モーター・ローター系の一部に異常が発生しても、バックアップの役割を果たすため、安全に飛行を続けることが可能という。

飛ぶクルマは、正式名称を「電動垂直離着陸型無操縦者航空機」といい、電動化・完全自律の自動操縦・垂直離着陸が大きな特徴となっている。モビリティ分野の新たな動きとして、世界各国で空飛ぶクルマの開発が進んでおり、日本においても2018年から「空の移動革命に向けた官民協議会」が開催。都市部でのタクシーサービス、離島や山間部の新たな移動手段、災害時の救急搬送などにつながるものとして期待されている(小型無人機の有人地帯での目視外飛行実現に向けた制度設計の基本方針)。

今後は、2023年の事業開始、2030年の本格普及に向けたロードマップ(経済産業省・国土交通省)が制定されている。

「空飛ぶクルマ」開発のSkyDriveが39億円を調達、世界初披露の有人機「SD-03」を公開飛行試験に成功

「空飛ぶクルマ」開発のSkyDriveが39億円を調達、世界初披露の有人機「SD-03」を公開飛行試験

「空飛ぶクルマ」(電動垂直離着陸型無操縦者航空機)と、重量物に特化した産業ドローン「カーゴドローン」を開発するSkyDrive(スカイドライブ)は8月28日、第三者割当増資によりシリーズBラウンドにおいて39億円の資金調達を実施したと発表した。引受先は日本政策投資銀行をはじめ10社。

また同日、SkyDriveの開発拠点である、日本最大級の1万㎡の屋内飛行試験場を備える豊田テストフィールドにおいて公開有人飛行試験を8月25日に実施。成功のうちに完了したと明らかにした(本稿掲載の飛行写真は8月初旬に撮影したもの)。

「空飛ぶクルマ」開発のSkyDriveが39億円を調達、世界初披露の有人機「SD-03」を公開飛行試験

「空飛ぶクルマ」開発のSkyDriveが39億円を調達、世界初披露の有人機「SD-03」を公開飛行試験

2018年7月設立のSkyDriveは、空飛ぶクルマの実用化、未来のモビリティ社会への貢献を目指し、航空機・ドローン・自動車エンジニアを中心に「空飛ぶクルマ」、「カーゴドローン」を開発。空飛ぶクルマは、2023年度のサービス開始を予定。カーゴドローンは販売中。

有人飛行試験は夕刻に行われ、飛行時間は約4分間だったという。機体は1人乗りで、パイロットが操縦するものの、コンピュータ制御のアシストにより、飛行を安定させていた。また、バックヤードでは飛行状態をモニタリングし、安全を常時確認していた。

「空飛ぶクルマ」開発のSkyDriveが39億円を調達、世界初披露の有人機「SD-03」を公開飛行試験

同社の目標は、およそ高さ2m、幅4m、長さ4m、世界最小の空飛ぶクルマモデルの開発。駆動方式は電動モータでロータを駆動する方式。ローターは、4ヵ所に配置されており、1か所あたり、2つのロータが回転し、駆動力を生み出すという。合計8個のモーターを採用し、電動モーター・ローター系の一部に異常が発生しても、バックアップの役割を果たすため、安全に飛行を続けることが可能という。

飛ぶクルマは、正式名称を「電動垂直離着陸型無操縦者航空機」といい、電動化・完全自律の自動操縦・垂直離着陸が大きな特徴となっている。モビリティ分野の新たな動きとして、世界各国で空飛ぶクルマの開発が進んでおり、日本においても2018年から「空の移動革命に向けた官民協議会」が開催。都市部でのタクシーサービス、離島や山間部の新たな移動手段、災害時の救急搬送などにつながるものとして期待されている(小型無人機の有人地帯での目視外飛行実現に向けた制度設計の基本方針)。

今後は、2023年の事業開始、2030年の本格普及に向けたロードマップ(経済産業省・国土交通省)が制定されている。

8つのプロペラで空⾶ぶクルマが年内に有⼈⾶⾏試験へ、SkyDriveが15億円調達

SkyDriveは9月30日、第三者割当増資および助成⾦で総額15億円調達したことを発表した。累計調達額は20億円。今回の第三者割当増資の引き受け先には、既存投資家であるDrone FundとZコーポレーションに加え、STRIVEと伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、環境エネルギー投資が加わった。同社は今回調達した資金を、2019年内の有⼈⾶⾏試験に向けた開発に投下していく。また、今回の第三者割当増資のリードインベスターを務めるSTRIVE代表パートナーの堤 達⽣⽒がSkyDriveの社外取締役に就任する。

SkyDriveは、航空機・ドローン・⾃動⾞エンジニアを中⼼して2016年に結成された有志団体CARTIVATORが前身。2018年12⽉に、電動で⾃動操縦と垂直離着陸が可能な無人の空⾶ぶクルマの屋外⾶⾏試験を開始。最近では愛知県・豊⽥市と「新産業創出へ向けた『空⾶ぶクルマ』開発に関する連携協定」を締結し、2019年6⽉に豊⽥市に⾶⾏試験場をオープンしている。同社は、2019年内の有⼈⾶⾏試験のあと、2020年夏のデモフライト、2023年の発売開始、2026年の量産開始を目指している。

同社によると、当初は有志団体として2020年夏のデモフライトを目標に機体を開発していたそうだが、効率よく移動できる日常的な交通手段やエンターテイメントとしての空飛ぶクルマの可能性を感じ、多くの利用者が利用できる未来を目指すために事業や技術開発の加速させるために株式会社化したとのこと。

無⼈試作機での屋内⾶⾏試験

この空飛ぶクルマは、4か所に搭載した8つのプロペラで空を飛び、地上走行には3つのタイヤを使う。サイズは通常の自動車よりひと回り大きく、大人2人が乗車して高度150~300m程度を飛行することを想定しているとのこと。すでに、機体フレームや飛行ユニット、飛行制御の最適化により、無人状態でさまざな形態での安定飛行が可能になっている。

有人飛行試験については、まずは大人1人が乗車することになるという。技術的にはすでに実現可能な段階になっており。現在は機体の安全をより担保するため、モーターやアンプ、フライトコントローラーなどの耐久試験、機体トラブル時の乗員保護の試験などを進めている。

2023年からの一般販売に向けて同社は、既存の航空機レベルの安全性の確保、バッテリーの長寿命化などによる航続距離延長(現時点では20分強)、多くの人が空飛ぶクルマを受け入れてくれる社会受容性の向上、離発着上や飛行経路などのインフラ構築などがカギになるとしている。正式な予定販売価格は発表していないとのことだが、まずは3000万円程度の価格設定になるという。ただし、将来的には量産効果によって自動車レベルに価格を下げることが可能とのこと。

空飛ぶクルマの価格が自動車並みの数百万円に収まり、周辺住民の理解が進んで離発着できる場所が増えれば、移動手段としてだけでなく物流にも大きな変革をもたらすの間違いない。道路行政を主体とした公共事業のあり方も変わるかもしれない。

ドローン関連スタートアップ支援の「Drone Fund 2号」が52億円調達

ドローン関連のスタートアップに特化した投資ファンドであるDrone Fund 2号(正式名称:千葉道場ドローン部2号投資事業有限責任組合)は5月7日、新たな投資家を迎えて総額52億円を調達したことを発表した。

Drone Fund 2号の出資者としては、同1号ファンドから継続のMistletoe Venture Partners、オークファン、DGインキュベーション、日本アジアグループ、キャナルベンチャーズ、FFGベンチャービジネスパートナーズ、リバネス、その他複数のエンジェル投資家。

2号ファンドからは、小橋工業、みずほ銀行、大和証券グループ、マブチモーター創業家一家、KDDI、電通、セガサミーホールディングス、松竹、KSK Angel Fund、その他複数のエンジェル投資家が出資していた。

今回新たに、西部ガス、GMOインターネット、オリックス、日本郵政キャピタル、東京電力ベンチャーズ、ゼンリン、エン・ジャパン、エイベックスの8社が加わり。総額52億円となった。

Drone Fund2号は、すでに新規で7社に投資中だ。具体的には、農業用ドローンを開発するナイルワークス、空飛ぶ車を研究・開発するSkyDrive、個人用飛行装置(エア・モビリティ)を設計・開発するテトラ・アビエーション、京大初のベンチャーのメトロウェザーなどの国内スタートアップのほか、米国やマレーシア、ノルウェーなどの企業へ投資している。1号ファンドを加えると投資先は29社になるとのこと。また、2号ファンドから出資を始めた小橋工業は、TechCrunch Tokyo 2018のファイナリストであるエアロネクストが開発したドローンの商品化・量産化を支援している。

Microsoft、予定通りにSkyDriveをOneDriveに名称変更

SkyDriveは死んだ。死んだがすぐにOneDriveとなって生まれ変わった。Microsoftは1月、イギリスのペイTVプロバイダーのBSkyBとの間で起こったSkyDriveという名称を巡る商標紛争をうけて、同社の運営するストレージサービスの名称を変更する予定だとアナウンスしていた。そしてそれがついに現実となり、ウェブサイト、モバイルアプリケーション、およびデスクトップアプリケーションにて、利用するサービスの名前がOneDriveというものに変更されたわけだ。

尚、これにともなってMicrosoftは、Dropboxによるものにそっくりな紹介プログラムの提供も開始した。自分の提供したリンクから誰かがサインアップすると、ストレージの容量が500MB増加するようになっているのだ。最大10人を紹介して、5GBまで無料で増加させることができる。また、Windows、iOS、あるいはAndroidから、自動での写真アップロードオプションをオンにすると3GBの無料ストレージを取得することができる。

いまや、さまざまなビッグネームからもクラウドストレージサービスが提供されるようになってきており、個人利用者は非常に安価でクラウドスペースを利用することができるようになっている。言うまでもないだろうが、GoogleはGoogle Driveを提供しており、AppleはiCloud、MicrosoftはOneDriveを提供している。各社ともアプリケーション、全体的な機能、そしてもちろんマーケティング戦略にて差別化をはかろうと懸命になっている。

ちなみにMicrosoftのコアプロダクトであるOffice 2013やWindows 8.1からは、まだクラウドスペースの名称がSkyDriveとなっている。もちろんこれもすぐに変更されることとなるのだろう。

原文へ

(翻訳:Maeda, H


Microsoft、iOS版SkyDriveアプリに自動カメラバックアップを追加

Microsoftは今日(米国時間11/21)、iOS版SkyDriveアプリを更新し、自動カメラバックアップ機能を内蔵した。SkyDriveの利用者は、iPhoneで撮った全写真を自動的にMicrosoftクラウドに保存、保管できる。

SkyDriveは、7キバガイトという不可解な数値ではあるが、悪くない量の無料ストレージを提供しているが、すぐに写真でいっぱいになる。それでも、MicrosoftはSkyDriveを同社製品全般に深く統合しているので、少しでもWindowsの世界(Xbox One、Windows 8.1等)に存在している人なら、iOSの写真がすぐに保存されることの利用価値はある。これからは、どの画面からでも使えるようになる。

アップデートされたiOSアプリについてMicrosoftに話を聞いたところ、同社は利用者のポケットに何が入っているかによって差別をしたくない、SkyDriveユーザーでさえあればね、と私に語った。要するに、WindowsユーザーとiPhoneユーザーには大きな重なりがあるということだ。だからMicrosoftは自社のクロスプラットフォーム製品をできる限り強力にしようとしている。

SkyDriveには数多の競合がいる。Google、Box、Drobox等々だ。現在、世界中のファイルをクラウドに納めるレースが進行中だ。以前ローカルストレージの時代には、オペレーティングシステムを売った会社が、ファイルストレージシステムも売っていた ― パソコンは自分専用の小さなプライベート構内クラウドだった。あらゆるファイルが、リンクされた巨大な公共ストレージに移動されるようになった今、ファイルを持つ者が、編集や管理をさせる最大のチャンスを持っている。

これは、利幅の大きいビジネスだ。Officeに聞けばわかる。ちなみにこれは新しいことかどうかわからないが、SkyDrive.comの中でプレーンテキストファイルを作成、編集できるようになった。Box、ヒントだ、ヒント

このアップデートではOneNoteの統合が強化され、Officeファイルの編集も改善された。

現在クラウドストレージの限界費用は、ゼロに近づきつつある。Microsoft自身のOutlook.comは事実上無制限のストレージを提供しており、YahooのFlickrも1テラバイトの写真を保管できる。SkyDriveは何とかして追い付く必要がある。Windows 8.1との深い連携を考えればなおさらだ。

アップデートされたiOSアプリはここにある。。Androidユーザーは、じっと耐えてお待ちを。

トップ画像提供:Flickr

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)


MicrosoftのiPhone/iPad用メモアプリOneNoteが日本語入力を高速化, iPadバージョンは完全自立アプリに

MicrosoftのメモアプリOneNoteiPadiPhoneバージョンに今日(米国時間9/6)、小さいけど重要なアップデートが実現した。それによってiPadバージョンは、完全に自立的なアプリケーションになった。これまではiPad上で新しいノートを作れず、その都度デスクトップやWebバージョンを使う必要があった。本日のアップデートでやっと新規作成機能が加わり、またiPad上の既存のノートの編集機能は従来どおり維持される。

これまでと変わらず、ノートはSkyDrive上に保存されて、複数のインストール間で自動的にシンクされる。

iPhoneバージョンはこの新しい機能が加わらなかったので、ユーザは相変わらずデスクトップやWebに縛られる(既存のノートを加えたり編集したりはできる)。でもMicrosoftによると、iPhoneバージョンは今回のアップデートによってダウンロードサイズが従来の半分になった。Microsoftのかねてからの主張では、29の言語とレティナディスプレイ上のグラフィクスをサポートするとどうしてもサイズが大きくなる、ということだったが、どうやら今回、これまでの250MBの半分にまでダイエットに成功したようだ。たかがメモアプリで250MBは、大きすぎだよね。

またiPhone/iPad両バージョンとも、日本語入力が改良された。これまでは多くの顧客が、遅いと不平を寄せていた。

さらに両バージョンには、自動リスト検出機能が加わった。ノートの上で、何かのリストを書くことの多い人には朗報だ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


Microsoft SkyDrive上の文書はOffice Web Appsのアカウントのない人でも見たり編集できる

SkyDrive

Microsoft Office Web AppsのSkyDriveの新たな機能により、これからは文書の共有や編集を、Microsoftのアカウントのない者でもできるようになる。

ユーザが自分のアカウントからエディットリンクを共有すると、それをもらった人も文書を編集できるようになる。

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もちろんユーザは、その文書を見たり編集したりできる人を、アカウントがあってログインしている人に限定することはできる。でも、誰もが気軽に見たり編集できる機能は、Officeのサービスの敷居を大きく下げる。

File-edited-on-SkyDrive_thumb_0DB2683B

Google Docsにも、この機能を望みたい*。今のように正規のアカウントとログインを必要とする方式は、文書のもっと広い共有のための障害になりかねない。〔*: publicを指定した文書では、できるはず。〕

最後に雑談を。Microsoftは、SkyDrive上で10億の文書(〜ドキュメント)が共有されている、と誇示している。でも、文書が共有されるとコピーが一つ作られるのだから、本当の部数にはならない。今Microsoftに、実際の部数を問い合わせているところだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))