Tesla Model 3が米コンシューマーレポート2020年の「トップ10」に選出

Tesla(テスラ)のModel 3は、Consumer Reports(コンシューマー・レポート)誌が選ぶ2020年の自動車購入予定者人気トップ10に入った。非営利消費者組織であるConsumers Union(コンシューマーズ・ユニオン)は米国時間2月20日に今年の「トップ・ピックス」を発表し、Model 3は、トヨタjやスバル、ホンダ、韓国の起亜自動車、およびレクサスの車とともに選ばれた。

Model 3は、4万5000~5万5000ドルカテゴリーの3車種の1つとして、Lexus RX、トヨタ・スープラとともに選ばれた。同誌はModel 3の「スリリングなドライビング体験」を称賛し「スポーツカーを思わせる印象的な操作性と敏捷で正確なステアリング」と評した。全体的にやや「サスペンションが硬い」ことを指摘しつつも、長いEV航続距離と排ガスのないエコフレンドリーな特性が十分カバーしているとコメントしている。

さらに同誌はModel 3について、「オプションのオートパイロットシステムは、ドライバーの継続的な関与を必要としておらず、安全面の懸念を生んでいる」ことを特に指摘している。テスラは常にオートパイロットをドライバー支援機能と位置づけており、ドライバーにはいつでも制御を取り戻せるよう準備しておくよう要求しているが、実装方法そのものが、不注意運転につながる誤使用を誘発しているとの批判も受けている。

そうした懸念も、同誌がModel 3を2020年のトップ推奨車に選ぶ妨げにはならなかったようだ。テスラは、Consumer Reports 2020年ブランド・レポートカードでも33社中11位にランクされ、昨年から8ランク上昇した。このModel 3、そして生産能力をスケールアップしたテスラの迅速な改善が、消費者視点の非営利団体にアピールしたことは間違いない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

イーロン・マスクの辛辣なツイートのせいで、ビル・ゲイツはテスラを絶対買わないだろう

Elon Musk(イーロン・マスク)氏は歯に衣着せぬタイプだが、その辛辣なツイートのせいで客を1人失ったかもしれない。

その客とは、超有名人のBill Gates(ビル・ゲイツ)氏で、彼は最近、ビューワーが1000万以上いる人気ユーチューバーMarques Brownlee(マーケス・ブラウンリー)氏の動画に登場した。ゲイツ氏とブラウンリー氏は以前にも会ったことがあり、今回の動画の話題はBill & Melinda Gates Foundation(ビル&メリンダ・ゲイツ財団)の今年の計画だった。今年でこの財団は、創立20周年を迎える。

当然ながら会話は気候変動について触れ、その中で持続可能な輸送機関がちょっと話題になった。ブラウンリー氏はTesla(テスラ)を持ち出し「高級電気自動車がもっと安くなったら、いたるところで見かけるようになるだろうか」と質問した。

Teslaの悪口を言ったわけではないが、ゲイツ氏は「現在、高級車であっても10年後には同じスタイルと仕様で走行距離がちょっとだけ短いやつが、大衆車として出回るだろう」と答えた。 そして気候変動との関連では「自動車は気候変動対策に大きく貢献できる。1社だけ具体的に名前を挙げるなら、最も貢献する自動車メーカーがTeslaだろう」と述べた。

しかし、ゲイツ氏の発言は、マスク氏にとってうれしいものではないだろう。彼は初めて所有した電気自動車への興奮について語ったが、その電気自動車はTeslaではなかった。

「今やすべての自動車メーカーが、新しい企業も含めて電気自動車に殺到している。しかし最大の心配は、消費者の走行距離に対する不安を解消できるのか、という点だ。私はPorsche Taycanを持っているが、それは電動自動車だ。高級車と言うべきものだが、すごくクールだ。私にとって初めての電気自動車であり、とても楽しんでいる」とゲイツ氏は語った。

この会話を知ったマスク氏は、どうしてもツイートで応えたくなった。

具体的には、非公式のTeslaニュースレターの担当者が、「たくさんの人がこのインタビューを見て、ゲイツ氏の言葉をそのまま信じるだろう。そしてEVを検討すらしなくなるね。ビル・ゲイルが本当に頭の良い男だからだよ」とツイートした。これに対してマスク氏は「率直に言って、ゲイツ氏との会話はつまらなかったね」と応じた。(下図)

このやりとりがおかしいのは、どちらも億万長者の天才でしかも予想外の展開になっているからだ。

しかもいやらしいことに、ゲイツ氏は車のコレクターなのにTeslaを購入するということはなく、近々同社についてポジティブに語ることもなさそうだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Teslaは新株を767ドルで発行と発表

Tesla(テスラ)は、第二次普通株の価格を767ドル(約8万4210円)にした。米国時間2月14日にSECに提出された文書によると、それは前日の終値より4.6%安い。

Teslaは文書の中で、そのディスカウント価格で265万株を売り、20億ドル(約2196億円)あまりを調達する、と述べている。引受をリードするGoldman SachsとMorgan Stanleyには、追加で39万7500株を買えるオプションがある。

2月13日にTeslaの株は804ドル(約8万8272円)で終わった。2月14日はその価格で始まり、812.97ドル(約8万9257円)まで上がったが、その後802ドル(約8万8052円)前後に安定した。

新たな普通株の発行で20億(約2196億円)ドルあまりを調達するという同社の計画は、ウォール街を驚かせた。2週間前には、キャッシュはこれ以上調達しない、と言っていたためだ。

SECの文書によると、CEOのElon Musk(イーロン・マスク)氏は最大1000万ドル(約10億9800万円)までの株を購入し、Oracleの共同創業者でTeslaの取締役Larry Ellison(ラリー・エリソン)氏は100万ドル(約1億1000万円)相当までのTesla株を購入する。

Teslaによると、新たな資金の用途はバランスシートの強化と一般的な企業目的だ。2月13日の株の提供とは別の文書で、2020年の資本支出が35億ドル(約3843億円)とTeslaは言っている。

1月の第四四半期決算報告でマスク氏とCFOのZach Kirkhorn(ザック・カークホーン)氏は、Teslaは資金を賢く使っていて、無理やり節約をしているわけではないから増資の必要性はない、と某機関投資家からの質問に答えていた。今回の新株発行はそれと矛盾している。

2月13日の発表でTeslaの株は1月29日の決算報告時より35%以上も上がった。投資家にとって無視できないほど、魅力的な機会だろう。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

株価上昇を受けてテスラが公募増資で最大2500億円調達へ

Tesla(テスラ)は2週間前にさらなる資金調達は行わないとしていたが、米国時間2月13日に公募増資で20億ドル(約2200億円)を調達してバランスシートの強化と一般的な事業目的にあてる計画を明らかにした。

同社のCEOであるElon Musk(イーロン・マスク)氏が最大1000万ドル(約11億円)ぶんを購入し、 Oracle(オラクル)の共同創業者でテスラの役員を務めるLarry Ellison(ラリー・エリソン)氏が最大100万ドル(約1億円)ぶんを購入する見込みだ。

Teslaはまた、引受幹事に最大3億ドル(約330億円)ぶんの追加普通株を購入する30日オプションを提供する。引受幹事がオプションを行使すると、同社は最大23億ドル(約2500億円)を調達することになる。

今回の増資発表は、先月あった四半期決算発表時のマスク氏、そしてCFOのZach Kirkhorn(ザック・カークホーン)氏の発言内容とは矛盾する。機関投資家が「最近の株価水準からしてなぜいま資金調達して生産を加速させないのか」と尋ねた。その際、マスク氏は同社が分別を持って資金を使っており、意図的に経費を抑制してもいないと述べた。

「我々は効率的に資金を使っていて、意図的に発展を制限していない」と1月29日に開かれた四半期決算発表でマスク氏は語った。「それにもまして我々は現金を生み出している。そうした意味で、この成長レベルで今後も現金を生み出すことができると見込まれ、資金調達するのは理にかなっていない」。カークホーン氏は「テスラが良い基礎を築き、成長を抑制していない」とマスク氏のコメントに付け加えた。

「我々は現在2つのプロダクトを抱えている。まさにいま立ち上げようとしている2つの車両で、それらを軌道に乗せるために年内は社の資源の多くをそれらに注ぐことになる」とカークホーン氏は語った。「また、来年に目を向けると、我々はさらにプロダクトや工場を立ち上る。なので我々は賢く資金を活用し、持続可能な方法で成長したい。我々はこの1年半ほど失敗でつまずいてはいない」。

しかしテスラの株価は1月29日の決算発表以来35%超上昇していて、利用しない手はないと思わせるほど魅力的だったのだろう。直近の株価上昇は、テスラの数々のプロジェクトにとって重要なものになるかもしれない。増資発表に先駆けて当局に提出した書類には、テスラの資本支出は今年、最大35億ドル(約3800億円)に達する可能性があるとある。

米国時間2月13日に掲示された同社のフォーム10-K(年次報告書)には「今後予想される我々のプロダクトの生産ペース、工場の建設・拡張、すでに発表された進行中の開発プロジェクト、バッテリー製造のためのパートナー活用という現在の戦略、そして他のインフラの増加などを考えたとき、2020年、そしてその後の会計年度2年間の平均年間資本支出は25億〜35億ドル(約2700〜3800億円)を予想している、と書かれている。

画像クレジット:Tesla

[原文へ]

(翻訳:Mizoguchi

マスク氏が「#DeleteFacebook」とツイート、「役立たずだ」と付け加える

Facebook(フェイスブック)は政治的発言への規制を拒否したこと、果てしなく続くように思えるプライバシーの侵害、そして最近のトランプ政権との明らかな癒着など、多くの方面から厳しい批判を受けている。

Facebookへの最も著名な批評家の1人は、コメディアンかつ作家、俳優のSacha Baron Cohen(サシャ・バロン・コーエン)氏となった。Facebookを「史上最大のプロパガンダ機関だ」と評した、Cohen氏の11月の名誉毀損防止同盟での力強いスピーチは、瞬く間に広まった。(ここで再掲載されている)

しかし、Cohen男爵はZuckerberg(ザッカーバーグ)氏への非難を終えていない。米国時間2月9日、彼は次のようにツイートした、 「25億人分の水を1人に管理させるわけにはいかず、また25億人分の電気を1人に管理させることはできない。なぜ25億人が見る情報を、1人の人間が操作するのだ? Facebookは皇帝によってではなく、政府によって統制される必要がある!」

その直後にTesla(テスラ)の創設者ことElon Musk(イーロン・マスク)氏は、この演説に応え、自身も「#DeleteFacebook(フェイスブックを削除しろ)、あれは役たたずだ」とツイートした。

短いが的確で、要点を突いたツイートだ(おそらく、コーエン氏を勇気づけたことだろう)。

esla(テスラ)の株価が急上昇したおかげで、いつも自分の考えを口にしてきたマスク氏が大胆になったと想像する人もいるだろう。しかし同氏は長らくFacebookを批判しており、2018年に自身の会社のFacebookページを削除した後、「Facebookにはゾッとさせられるよ、すまないが」とツイートしている。

マスク氏とザッカーバーグ氏は過去にも、人工知能(AI)の将来について鋭く対立しており、2017年にはマスク氏はザッカーバーグ氏のAIの将来についての理解を「限定的だ」と形容した。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

イーロン・マスク氏が自作EDMをSoundCloudに本当にポスト

金曜日はたくさん新譜が出る日だが、この米国時間1月31日の金曜日には、ありえないソースからの曲がポストされている。それはElon Musk(イーロン・マスク)氏だ。SpaceXとTesla(テスラ)のCEOは、今週初めに「Don’t Doubt ur Vibe」という曲を書いた。曲は「Emo G Records」から発売される、と言っていた。しかし例によってそれは冗談かもしれないし、夜のインターネットのお遊びかもしれなかった。

ところが、彼は本気だった。しかもその曲を聴くために待つ必要はない。歌詞は、即興で一瞬で書けたのではないか。以下のフレーズを、無限に繰り返すだけだ。

Don’t doubt your vibe / because it’s true / don’t doubt your vibe / because it’s you

マスク氏によると、歌ってるのは彼自身だと言うが、加工されディストーションがかかっているので、まるで宇宙人の声のようだ。

EDM的にアレンジされた脈動感のあるアンビエントなもので、このジャンルの曲としては悪くない。聴いてご判断していただきたい。

マスク氏はこの曲を実際にレコーディングしているスタジオ内の写真をツイートし、最終テイクが完成するまでの過程は思った以上にたいへんだった、とシェアした。その曲作りのツイートの中で彼はフォロワーたちを教育して、コロナウイルスに関する不吉な予言がどんどん大げさになっていく理由を説明した。

アルバムが出るという話はないけど、テスラの決算報告も株価も絶好調だし、名誉毀損の裁判で勝ち、Starlinkプロジェクトも動き出した。それにSpaceXの商用有人飛行も前進、有人ミッション前の最後の試験飛行も成功という、マスク氏にとっていいことずくめの今日このごろだから、音楽をリリースするのもサマになってる。

[原文へ]
(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

テスラが全電動コンパクトクロスオーバー車のModel Yを第1四半期中に発売へ

Tesla (テスラ)は米国時間1月29日、全電動コンパクトクロスオーバー車であるModel Yの生産を今月開始し、同社の連続黒字期を伸ばすべく第1四半期末までに出荷を始める計画であると発表した。

Model Yの生産台数は現時点では限られていると、同社CEOであるElon Musk(イーロン・マスク)氏が決算発表後の電話会見で語った。マスク氏は、テスラのエンジニアはModel Yの4輪駆動車の最大EPA航続距離を315マイル(507km)に伸ばすことに成功したことも付け加えた。従来は280マイル(約450km)と予測されていた。

テスラは1月29日に決算報告し、純利益1.05億ドル(約115億円)、希薄化後1株あたり利益56セントだった。前年同期はそれぞれ1.4億ドル(約153億円)、78セントだった。売上は73.8億ドル(約8040億円)で第3四半期を17%上回ったが、2018年第4四半期の72億ドル(約7840億円)からは1%増に留まった。

同社はこの決算報告書で、利益率の高いModel XとModel Sの出荷が減少していることから、売上成長のために中国とModel Yに重点を置くことを表明した。同社は第4四半期にModel SとModel Xを計1万9475台納車したが、これは前年同期比29%減だった。一方で同社の低価格モデルであるModel 3の販売は好調を続けており、同四半期に9万2620台を納車した。これは2018年同時期より46%多い。

Model Yは同社のカリフォルニア州フリーモント工場で作られており、新型車両をどこで生産するかという長期に渡る社内の議論に決着がついた。そして、ネバダ州スパークスの巨大工場でも車両の生産を計画している。現在同工場ではバッテリーパックと電動モーターを製造している。

テスラによると、Model Yの生産は2020年中頃までに機械を追加することで徐々に増やしていく計画だ。拡大が完了すれば、Model 3とModel Yの生産能力は年間50万台に達すると同社は言った。

同社はいずれ中国でもModel Yを生産するつもりだ。同社の上海工場にはModel 3を15万台生産する能力がある。現在、上海工場の第2フェーズに取り掛かっており、Model Yはそこで作られる。

「SUV(スポーツ多目的車)の人気を踏まえ、テスラはModel Yの生産能力を少なくともModel 3と同じにする計画だ」と同社は語った。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

テスラは黒字決算とModel Yの生産開始で株価が上昇

Tesla(テスラ)は2019年第4四半期決算でも黒字を達成した。純利益は1億500万ドル(約115億円)、売上高は74億ドル(約8060億円)で市場予測を上回り、米国時間1月29日の株価は時間外取引で上昇した。

同社はまた、Model Yの生産が米国カリフォルニア州のフリーモント工場でスケジュール前倒しで始まったことも発表した。

株価は時間外取引で一時、11.45%高をつけた。

第4四半期決算の純利益は1億500万ドル(約114億円)、1株あたりの利益は56セント(約61円)で、前年同期は純利益1億4000万ドル(約153億円)、1株あたり利益78セント(約85円)だった。

売上高は73億8000万ドル(約8040億円)で、前期の63億ドル(約6900億円)から17%アップした。72億ドル(約7840億円)だった2018年第4四半期からは1%増にとどまった。

テスラの純利益と売上高はアナリストの予想を上回った。FactSetが集計したものでは売上高は70億ドル(約7620億円)、調整後1株利益は1.77ドル(約193円)だった。

加えて同社は10億ドル(約1090億円)のフリーキャッシュフローも明らかにした。同社の現金ならびに現預金残高は9億3000万ドル(約1013億円)増えて63億ドル(約6860億円)になった。資本的支出は前年同期比で27%増え、4億1200万ドル(約450億円)。主な理由は上海工場の建設だ。しかし通年で計13億ドル(約1416億円)となった2019年の資本的支出は、21億ドル(約2287億円)を超えた2018年よりも少ない。

売上高が第3四半期から伸びた一方で(2018年第3四半期からも少し伸びた)、成長がリース増加で相殺されたことも同社は指摘した。Model 3がリースや標準装備の導入、車両価格の調整で大きな役割を果たしていると決算報告書の中で述べた。

「こうした変更により、平均販売価格(ASP)が2018年に比べて低下している」と報告書には書かれている。「我々はASPがすぐ急激に改善するとは考えていない。つまり、販売台数の伸びと売上高の成長が今年はより密接に相関するはずだ」。

儲けの大きなModel XとModel Sの販売が少なくなり、第4四半期決算は同社が今後中国マーケットとModel Yの売上高に頼ることになることを如実に示している。同社は第4四半期に1万9475台の Model SとModel Xを納車し、この数字は前年同期から29%減となった。一方でより安いModel 3の納車台数は増え続けている。第4四半期に9万2620台のModel 3を納車し、2018年同期から46%増えた。

[原文へ]

(翻訳・Mizoguchi

テスラが新型コロナウイルス懸念で上海工場を一時的に閉鎖

Tesla(テスラ)は、コロナウイルスに関する懸念により同社の上海工場を閉鎖するよう中国政府から命令された。これによりModel 3の生産が遅れるだけでなく、米国時間1月29日に発表された決算報告ではCFOのZach Kirkhorn(ザック・カークホーン)氏が「本会計年度第1四半期の利益に対する軽微な下向き圧力になる」と述べている。

テスラは1月29日に、1億500万ドル(約114億円)、希薄後1株あたり56セントの純利益を報告した。それは前年同期では1億4000万ドル(約1524億円)、1株あたり78セントだった。第4四半期の調整後収益は3億8600万ドル(約420億円)で、1株あたり2.14ドルだった。売上は73億8000万ドル(約8036億円)で、2018年の同期の72億ドル(約7840億円)に比べてわずかに1%伸びた。

カークホーン氏によると、Model 3の生産は1週間半遅れる。新型コロナウイルスは、コロナウイルスとして認知されるウィルスの新しい系統で、2019年12月に中国・武漢で突然現れた。その後、数千人がこのウィルスに感染し、政府は国中の公共交通機関やFoxconn(フォックスコン)などの工場を閉鎖するなどの策を講じた。The New York Timesの報道によると、自動車メーカーのFord(フォード)とトヨタでは、中国の組み立て工場のアイドル期間がさらに1週間増えるそうだ。

Apple(アップル)のCEOであるTim Cook(ティム・クック)氏は投資家に、同社の中国のサプライヤーの閉鎖は2月10日まで続くと告げた。Starbucks(スターバックス)も1月29日に、中国で2000店あまりを一時的に閉鎖すると発表した。

カークホーン氏は「現状では、コロナウイルスの今後の被害状況をまだほとんど把握していない。そんな中で言えるのは、1週間か1週間半ぐらい、政府の要求により、上海製のModel 3の増産が遅れるということだ。それによって今四半期の利益にやや影響が及ぶと思われるが、生産の初期でもあるので影響は限定的だろう」と説明する。

テスラはフリーモントで作られる車のサプライチェーンについても、コロナウイルスによる中断を警戒している。「まだ具体的には何もないが、今後の展開が長そうだから警戒が重要だ」と同氏はコメントしている。

上海プラントにおけるModel 3セダンの生産は1月初めにスタートした。これは、同社の初めての海外プラントの建設工事が始まってから1年後のことだ。

テスラにとって重要なのはあくまでも顧客への納車であり、それをもって初めて、世界最大の自動車市場にマーケットシェアを刻み、また関税による財務の障害を克服できるのだ。

画像クレジット:Qilai Shen/Bloomberg/Getty Images

[原文へ]
(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

テスラが3大自動車メーカーのお膝元ミシガン州でまもなく販売可能に

Tesla(テスラ)は、同社車両の販売およびサービスに関してミシガン州と合意に達した。AP通信によると、これで同社のミシガン州を相手取った訴訟は終了する。同州はテスラをはじめとするメーカーが消費者に直接自動車を販売することを禁止していた。この結果消費者は、テスラ車の購入や保守をミシガン州内で行えるようになる。

現在ミシガン州法は、消費者が自動車を購入できるのは契約ディーラーからのみで、自動車メーカーから直接買うことはできないと定めている。自動車メーカーであるテスラは、直営ディーラーを通じて消費者に車を直接販売している。このためミシガン州民がテスラ車を買うにはかなりの難関をくぐり抜ける必要があった。

現在同社は、米国の3大自動車メーカーのお膝元である同州ではごく限られた存在だ。購入希望者はデトロイト郊外の高級ショッピングモールにあるいわゆる「ショウケース」まで出かけなくてはならない。しかもそこにいる販売員は客に車の価格やオプションについてアドバイスすることはできない。さらに、ミシガン州でテスラ車を買った場合、別の州で受け取らなくてはならない。

2016年、同社はミシガン州のやり方に異議を唱えた。その結果、同州で販売・保守ができるようになり、消費者に選択の自由を与えることができた。この合意のもとで同社は、子会社を通じて車両を販売して消費者に届けることができる。ただし、車両は他の州で登録され、新車オーナーはミシガン州で再登録する必要がある。テスラはミシガン州でサービスセンターも開業できるようになる。

Elon Musk(イーロン・マスク)氏この決定を喜んでいるようだ。

イェイ!

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

テスラが「意図しない加速」の訴えは「まったくの虚偽」と主張

米国時間1月20日、Tesla(テスラ)は同社の車両が突然ひとりでに加速するという規制当局への申し立ては「まったくの虚偽」だと主張した。

さらにテスラは、申し立ての有効性にも疑問を呈し、提出したのはテスラ株のショートセラーだと指摘した。

先週、国家道路交通安全局(NHTSA)は、テスラの電動自動車による意図しない加速に関する127件の消費者クレームを取り上げた欠陥申し立てを審理すると語った。本件は110件の事故と52名の負傷に関与あるいはその原因となったと疑われている

CNBCが最初に報じたその申し立ては、個人投資家で現在、テスラ株のショート(空売り)を行っているBrian Sparks(ブライアン・スパークス)氏が提出した。スパークス氏は、かつてはテスラ株のロング(安値買い)ポジションをとっていた、とCNBCは伝えている。

当時、テスラはコメント要求に答えなかったが、現在はブログに、顧客からの意図しない加速に関する苦情をNHTSAと定期的に検討していることを掲載している。

「当局と検討したいずれのケースにおいても、車両が正しく機能していたことをデータが示していた」とテスラは同社ウェブサイト上のブログ記事に書いた。

同社は、車両は意図しない加速を防止するよう設計れされていると主張し、アクセルペダルの独立した2つの位置センサーに何らかのエラーがあった場合、モーターのトルクを遮断するようにシステムは設計されているとを指摘した。

「さらに、オートパイロットセンサー群も、ペダルの踏み間違いを検出してトルクを遮断し事故を軽減あるいは防止する役割を果たしている」と同社は記載している。

テスラの回答全文は以下の通り。

この申し立てはまったくの虚偽であり、テスラのショートセラーが提出したものである。我々は、車両が意図に反して加速したとドライバーが疑った事象をすべて調査した結果、車両のデータが存在するすべてのケースにおいて、当社の車両が設計通り作動したことを確認した。つまり、車両が加速するのはドライバーがそのように指示したその時だけであり、ドライバーがブレーキを踏めば減速あるいは停止する。

アクセルペダルの踏み間違いに起因する事故は、ほぼ全モデルについて疑われているが、Model S、X、および3のアクセルペダルには、独立した2つのセンサーが設置されており、何らかの不整合があった際にはシステムがモーターのトルクを遮断するよう設計されている。同様に、ブレーキペダルとアクセルペダルが同時に踏まれた場合は、アクセルペダル操作は無効となり、トルクは遮断され、トルクの状態にかかわらずブレーキが継続的に作動して車両を停止させる。またテスラ独自の機能として、オートパイロットセンサーもペダルの踏み間違いを識別し、ドライバーの行動が意図的でないと判断した場合は、トルクを遮断して事故を軽減あるいは防止する。それぞれのシステムは独立しており、データを記録しているので、何が起きたかを正確に調査することができる」

我々はNHTSAと十分な情報交換を行っており、意図しない加速に関する顧客の苦情を定期的に同局と一緒に検討している。過去数年間にわたり当社は、本申し立てに記載されている苦情の大部分をNHTSAと検討してきた。同局と検討したすべてのケースにおいて、データは車両が正しく作動したことを証明している。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook

テスラがあの『窓ガラス破壊』自虐Tシャツを公式に発売

テスラは、それが商品の宣伝になることなら、恥ずかしい出来事でも取り込んでしまうことに抵抗はないようだ。同社はCybertruck(サイバートラック)の運転手側の窓ガラスが破壊された様子がデザインされたTシャツの販売を始めた。この「窓ガラス破壊」は、2019年末に同社が論争の的となったピックアップトラックを公開したときに起きた出来事だ。

11月のイベントでは、テスラのCEOであるElon Musk(イーロン・マスク)氏が、Cybertruckの頑丈さをテストするために、同社のリードデザイナーであるFranz von Holzhausen(フランツ・フォン・ホルツハウゼン)氏をステージ上に呼んだ。ホルツハウゼン氏がトラックの側面をハンマーで殴ったときには、目に見える傷は残らなかったが、次に彼が鋼球を防爆性があるはずの車窓に投げつけたら、簡単に割れてしまったのだ

運転席側のサイドウィンドウが最初に破壊され、ガラスがクモの巣状に割れた(しかしマスク氏が指摘したように、鉄球は完全にガラスを通過することはできなかった)。一瞬呆然としたような様子だったマスク氏から許可を得たホルツハウゼン氏の第2投は、後部座席の窓も割ってしまった。

テスラの公式ショップで入手できる新しいTシャツの価格は45ドル(約4900円)。前部の窓がクモの巣状に割れた様子を写真から再現したデザインになっている。またTシャツの背中には、Cybertruckの公式ロゴが入っている。これはホイールから上のCybertruckシルエットのように見えるシンプルな三角形だ。

私がチェックしたときには、実際にTシャツを購入できなかったが、これはヒットするだろう(最初の2分間ですでに売り切れたのではなかったなら)。事件は即座にミーム化した。後にテスラは、事前に行われたホルツハウゼン氏によるドアへの打撃が窓のガラスを構造的に弱めていたのだと説明したが、いずれにせよそれはマスク氏もしくはテスラのプレゼンテーションにとって、計画も期待もされていなかったものだ。

窓ガラスの強度に対するステージ上でのマスク氏の主張と同様に、Twitterにおける彼の主張である「このTシャツは防弾で、着れば筋骨隆々になれるぞ!」という発言も、割り引いて受け取っておこう。

原文へ
(翻訳:sako)

テスラの株価が上昇し500ドルを超える

米国時間1月13日の取引で、米国の電気自動車メーカーTesla(テスラ)の株価が500ドルを超えた。

おそらく世界で最も有名な電気自動車メーカーであるテスラの株価はこの12カ月かなり変動があった。過去52週間の同社株の最低額は176.99ドル(約1万9500円)で、最高額は今日の507.50ドル(約5万5800円)だ。

この記事執筆時点で株価は507.28ドルで、Google Financeによるとバリュエーションは913億8000万ドル(約10兆455億円)だ。これまで度々指摘されてきたが、テスラのバリュエーションはFord(フォード)とGeneral Motors(ゼネラルモーターズ)の合計よりも大きい。米国外のメーカーを引き合いに出すと、Aston Martin(アストン・マーティン)の64倍近くだ。

Tesla株上昇の背景

なぜTesla株が上昇しているのか。最新のElon Musk(イーロン・マスク)氏の発言によるものではないと推測している(少なくともそうであってほしくはない)。CNBCによると、マスク氏は「間もなくテスラ車は話せて、おならの音も出せるようになる」と話した。

そうではなく、今朝の株価上昇は投資家によるアップグレードが主な理由かもしれない。IBDが指摘しているように、投資銀行Oppenheimerの新たなターゲットは600ドル超だ。

これで本日の株価急上昇の説明がつく。しかし今朝の株価上昇は中国での操業がうまくいき、グローバルでの納車台数も順調に増えていることと結びついている。

目下、中国の自動車マーケット縮小傾向にあり、中国政府による電気自動車へのインセンティブも少なくなっている。しかし波に乗っているテスラにはそれらは些細な問題でしかないようだ(同社の成功で、中国の電気自動車メーカーNIOも上場に踏み切り、そして他のメーカーも後に続こうと考えている)。

今月初め、中国で生産されたテスラ車が初めて納車されて以来、同社の株価は上昇傾向にある。12月初めに400ドルに到達し、そして現在はさらに20%アップしている。

そのほかにも納車台数などテスラにとって最近いいニュースが続いている。TechCrunchKirsten Korosec記者は今月初めに以下のように報じている。

Teslaは金曜日(1月3日)、2019年に36万7500台の電気自動車を納車したと発表した。この数字は前年比50%増と過去最多で、安いModel 3の販売が大きく寄与した。3分の1超にあたる約11万2000台が第4四半期に納車された。Teslaはまた、生産台数も前四半期から10%増えて10万5000台に達したことも明らかにした。

従って、同社に対して批判的な人は儲けの少ない車種が販売の大半を占めることで、収益に影響が出ると言うかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:Mizoguchi

テスラは2019年に前年比50%増の36万7500台を出荷、安価なModel 3が牽引

Tesla(テスラ)は米国時間1月3日、2019年に36万7500台の電気自動車を販売したと発表した。これは前年比50%増であり、安価なModel 3の販売に支えられた記録的な数字だ。

これらの販売の3分の1以上 (約11万2000台)が、第4四半期(10月〜12月)に集中した。また、生産台数も前期比10%増の10万5000台だった。この結果、テスラの株価は同日午前の取引で3.8%上昇した。

第4四半期は、テスラが悪いスタートを切った1年の締めくくりだった。同社の第1四半期(1月〜3月)の出荷台数はわずか6万3000台で、前期から3分の1近く減少した。第1四半期の出荷台数が低調だったことや車両コスト、価格調整により、予想を上回る7億200万ドル(約760億円)の損失が見込まれていた。

しかしその後にテスラは復調し、第2四半期(4月〜6月)に9万5200台、第3四半期(7月〜9月)に9万7000台の電気自動車を出荷した。

さらに良いニュースとして、テスラは中国の新工場でのModel 3の生産を拡大している。今週には、同社の10人以上の従業員がModel 3を受け取った。テスラが米国外で最初の工場の建設を開始した1年後となる1月7日から、上海工場で生産されたModel 3の初の一般向け出荷が始まる。

テスラは中国にて「1000台弱の車両の納車を開始した」と述べている。同社は報告書にて「昨年12月下旬に生産を開始した現地生産のバッテリーパックを除き、週に3000台以上の生産能力を実証した」と付け加えた。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

中国製造のTesla Model 3は1月7日から同国で納車開始

中国で生産されたセダンタイプの「Tesla Model 3」 の初の納車が米国時間1月7日から始まる。これはTesla(テスラ)にとって、初となる米国外の工場の建設から1年後の達成となる。

テスラの広報からの発言としてReuters(ロイター)が最初に報じた、今回の顧客への納車は、同社が世界最大の自動車市場で市場シェアを獲得し、関税による影響を軽減するためのマイルストーンだ。なお、顧客へは上海工場から納車される。今週には、12人以上のテスラの従業員がModel 3を受け取った。

同社は第3四半期の決算報告の中で、「中国はModel 3にとって最大の市場になる可能性がある」と述べた。中国の顧客向けに車を生産することで、テスラは関税を回避できるが、これが同社にとって持続的な収益源になるという保証はない。中国では、政府が新エネルギーを利用する車両への補助金を削減したため、他の自動車メーカーのEV販売台数はここ数四半期において低迷している。

テスラのCEOであるElon Musk(イーロン・マスク)氏は、EVの販売が低迷しているにもかかわらず、積極的に市場に参入している。同社によると、中国工場の生産ラインは年間15万台の生産能力を持ち、カリフォルニア州フレモントにあるModel 3生産ラインを簡略化した、よりコスト効率の高いバージョンになるという。

上海工場にて上空から撮影された、約500台のModel 3

テスラはまた、第2世代のModel 3のラインは、フレモント州のModel 3の関連ラインや、ネバダ州スパークスにあるリチウムイオン電池の生産工場のGigafactory(ギガファクトリー)よりも、ユニットあたり少なくとも50%安くなると述べた。

テスラは2018年7月、上海に工場を建設する契約を中国政府と結んだ。これは、長い間中国を重要な市場と見てきたテスラとマスク氏にとって、画期的なマイルストーンだった。特に注目すべきは、従来型の中国政府とのジョイントベンチャーではなく、テスラが完全に所有する工場でであることだ。これまで外国企業は中国に工場を建設する際に、現地企業と半分づつ出資する合弁会社を設立しなければならなかった。

中国の習近平国家主席は、2022年までに国外自動車メーカー向けの合弁事業の規制を段階的に撤廃する計画を推進しており、テスラはこの規制緩和の最初の受益者の1社だった。

中国工場の開設は、中国と米国の貿易摩擦が高まっている時期に敢行された。特にテスラは両国の関係の影響や、それによる関税の上昇にさらされている。なお、同社はカリフォルニア州フレモントの自社工場で電動セダンとSUVを製造しており、これらが中国に輸出される場合には、輸入関税が課せられる。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

テスラ、中国で製造したModel 3の出荷を2019年12月末から開始

Tesla(テスラ)が上海で製造したModel 3セダンの最初の出荷を、2019年12月30日の月曜日に開始するとBloombergが報じている。これらの車両は新しいTesla Shanghai Gigafactoryの組み立てラインから出荷される。この工場は操業中だが、今週初めに報道されたように、地元、中国の銀行から新たな14億ドル(約1500億円)の資本注入を受けたおかげで、将来拡張される予定だ。

上海のギガファクトリー建設は2019年初めに始まったばかり。建設から実際の車両生産までのスピードはすばらしい。国内生産された車両は輸入車に適用される10%の税金が免除されるため、上海で生産されるModel 3は、中国国内に安価で提供できる。また中国製のModel 3には、政府により車両1台あたり最大3600ドル(約40万円)の購入奨励金が交付される予定で、これによりさらに販売台数が増えることだろう。

テスラの上海工場はアメリカ以外では初の製造工場となるが、ベルリンの郊外でもギガファクトリーの建設が進められている。さらに、第5のギガファクトリーの建設予定地も発表される予定だ。

上海ギガファクトリーの生産能力は、当初はそれほど大きなものではないだろう。しかし、年末までに週1000台程度の生産能力を目指しており、最終的には週3000台程度まで拡大する可能性があると同社は語っていた。税制優遇措置やインセンティブにより、中国では2019年にModel 3の需要が大幅に増加した。中国国内での生産が進めば、世界の自動車販売の増加にも貢献することになる。

 

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

テスラ車へのDisney+追加は近日中、イーロン・マスク氏語る

Elon Musk(イーロン・マスク)氏は、ホリデーシーズンにTwitterでファンから寄せられた質問に答え、Teslaシアターのソフトウェア機能により、車内で利用できるエンターテインメントの数が増えていることに言及した。マスク氏によると、動画ストリーミングサービスのDisney+がコンテンツのリストに「近日中に登場する」という。Teslaシアターは2019年9月のOTAアップデートにて公開されたV10ソフトウェアで導入された機能で、NetflixやYouTubeといったストリーミングメディアや、テスラ車両の機能チュートリアルが追加された。

また、テスラはクリスマス直前に公開された新しいソフトウェアアップデートで、TeslaシアターにTwitchを追加した他、人気農業シミュレーションゲームの『Stardew Valley』、クラクションを鳴らすたびに自動的にダッシュボードカメラの動画が保存される機能、音声コマンドのサポートなどをつけ加えている。

テスラは継続的なソフトウェアアップデートの提供に力を入れている。アップデートは世代を問わずすべてのモデルで利用でき、従来の自動車メーカーによる現行および最近のモデルにのみ新機能や改良を加えるやり方と比較すると、購入後にもその価値をより大きく高めている。

Teslaシアターのストリーミングメディアオプションは、運転中ではなく停車時でのみ利用可能だが、テスラのオーナーにとって想像以上に価値のある機能だ。特に、テスラ車は充電ステーションで充電する時間が必要であり、高速なスーパーチャージャーを利用しても、充電量によっては30分以上待つことになる。

Via Teslerati

 

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

上海のギガファクトリー建設のためにテスラが中国の銀行から約1500億円調達

上海に新しいギガファクトリーを建設する資金源として、Tesla(テスラ)が複数の中国の銀行から14億ドル(約1500億円)以上の融資を確保したと報じられている。ReutersBloombergが米国時間12月23日の朝にこの資金調達を最初に報道し、今週中にも公式発表が行われる予定だ。

融資は5年間に渡って行われ、新しいギガファクトリーの設立と中国における同社の事業展開のため資金として使われる。

テスラは7月に上海でギガファクトリー建設の計画を発表し、その後、同国でModel 3の予約を開始した。中国国内で生産されるModel 3は、輸入車よりやや安価で販売できる見通しだ。特にこの工場は中国市場向けにModel 3の供給に焦点をあてており、テスラは既に1月に上海の工場を稼働させ、車両生産を開始したが、他のギガファクトリーと同様に工場が完成する前でも、その一部を稼働させることができる。

テスラでCEOを務めるElon Musk(イーロン・マスク)氏が11月に発表した、ベルリン郊外にある欧州ギガファクトリーを合わせると、同社は上海、ネバダ州リノ、ニューヨーク州バッファローと現在、合計で4カ所のギガファクトリーを運営、あるいは建設している。Musk氏は5番目のギガファクトリーの存在をほのめかしているが、今のところその詳細は明かされていない。

 

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

テスラがベルリン郊外にリチウムイオン電池工場「Gigafactory」を建設へ

Tesla(テスラ)がベルリンにGigafactory(リチウムイオン電池の生産工場)を建設する計画を進めていると、Bloomberg(ブルームバーグ)が報じている。Elon Musk(イーロン・マスク)氏が率いるこの自動車メーカーは、ベルリン郊外となるGruenheideの約740エーカー(約3平方キロメートル)の土地を確保する契約に関して、ブランデンブルク州の州当局と協議しており、また政府も契約に同意しており、現在はテスラの署名を待っている状態だ。

この契約にあたり、テスラは工場建設の影響に関する必要書類を地元の環境監視当局に提出しており、これは着工の承認を得るために必要なステップである。マスク氏は11月の受賞式にて、ベルリンのすぐ郊外をヨーロッパのGigafactoryの建設地として選んだと明かした。ここは長年建設が進められてきた、老朽化し手狭になったベルリンのTegel(テーゲル)空港に取って代わる、新空港の近くに位置する。

マスク氏は当時Twitterで、ベルリンのGigafactoryは来るべきコンパクトSUVのTesla Model Yから車両を製造する一方、バッテリーとパワートレインも製造すると述べていた。Bildの報道によると、新施設では最終的に1万人もの従業員が雇用され、年間最大50万台の車両が生産されうるという。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter

テスラ車のダッシュボードで牧場シミュレーションのStardew Valleyを楽しめる

Tesla(テスラ)のオーナーたちはこの数カ月間、Atari(アタリ)のクラシックゲームから名作シューティングゲームのCuphead(カップヘッド)まで、車のダッシュボードにさまざまなゲームが追加されてきた。そして次は、農場シミュレーションゲームのStardew Valleyだ。

このダッシュボードでプレイできるゲーム(もちろん、駐車中に限る)は単にクールなだけでなく、テスラのユーザーが充電中に時間をつぶすのにも役立つ。そんな用途において、Stardew Valleyは完璧なゲームだ。面白いだけでなく、あっという間に30分が過ぎてしまう。また10分の間でも、作物の手入れをしたり、鉱山を探索したり、魚釣りを楽しめる。

下は、テスラのCEOであるElon Musk(イーロン・マスク)氏によるツイートだ。

マスク氏は、完全な自動運転(FSD)についても「スニークプレビュー」だと言及している。それが何を意味するのか、「プレビュー」とはどの程度のものなのかは、実際には誰もわからない。しかし、それは確かに搭載されるようだ。

ツイートは「Lost Backgammon」(ロスト・バックギャモン)にも言及しているが、それがバックギャモンであること以外はよくわからない。マスク氏は、このアップデートがいつ公開されるかについて明かしていない。しかし、「ホリデーシーズン」のアップデートと呼ばれているのだから、近いうちに配信されるのだろう。

[原文へ]

(翻訳:塚本直樹 Twitter