「いいね!」だけじゃ物足りない人のためにSlackが絵文字の反応ボタンを実装

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Slackが新たに導入した絵文字の反応ボタンは、私のインターネットで一番のお気に入りの機能になりそうだ。(少なくとも今日のお気に入り機能だ。)

私はずっと「いいね!」以外の表現方法が登場するのを待ち望んでいた。誰かが家族を失ったり、病気になったり、あるいは人生の決断についてフィードバックを求めている投稿を見た時に「いいね!」だけでは十分ではないのだ。そこには具体性も個性もない。

Slackの導入は、TechCrunch内のコミュニケーション方法に起きた最高の出来事と言っても良い。今日、私たちを一番の苦しみから開放する機能がアップデートされた。

絵文字の反応ボタンがやってきた。

Slackのチームは今日のブログ記事で、コメントに「いいね!」する機能が欲しいという要望が多くあったと説明した。彼らは「いいね!」が必ずしも最適な表現ではないと考え、他のボタンの導入を検討していたそうだ。

ブログ記事より抜粋。

どの絵文字を採用するかを検討しました。ハート、星、親指を上げているマーク、チェックマークとかです。でも、それらは全てデフォルトの絵文字に入っているものです。その中には、ダンサー、キラキラ、お猿さん、ニコニコ顔、泣き顔、ムッとした顔からうんちの絵文字まで揃っています。

そこで、どの絵文字での反応もできるようにしました。

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これがこの機能の誕生秘話で、個人的にはこの機能がインターネットの世界に広まってくれることを期待している。

アップデートに伴い、ユーザーはSlackのメッセージに絵文字ボタンを付けることができ、他のユーザーはそれを押して様々なことを表現できる。親指を立てている絵文字でいつもの「いいね!」にしたり、「+」を付けて人数を数えたり、2つ以上の絵文字を使って投票できるようにしたりもできて可能性は無限大だ。

通常のメッセージやファイルにも反応用の絵文字ボタンを付けることができ、最近のメンションを表示する新たに追加されたタブから、投稿に対する反応をまとめて見ることができる。

また、Slackは絵文字検索機能を刷新し、ぴったりの絵文字をみつけるのに必要以上の時間がかからないようにした。カテゴリーはシンプルになってスクロールが可能で、ユーザーが探している絵文字を簡単に見つけられるよう検索機能を改良している。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

出会いサイトのTinder、認証済みアカウントを開始

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IACが運営する出会いサイト、Tinderが、著名人の認証済みプロフィールを開始した。Twitterと同じように、認証済みユーザーには小さな青のチェックマークが名前に横に表示される。

Tinderブログより:

今日から、一部のプロフィールに認証済みマークが付いているのを見るかもしれない。これからは、よく知られた公人、セレブ、アスリート等が推奨リストに現われた時、それが本物であるかどうかがわかるようになる。

こんな風に見える。

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この数ヵ月間、様々なセレブ、例えばレオナルド・デカプリオやヒラリー・ダフ等が、この出会いプラットフォームを利用しているとの噂が広まっていた。

去る5月のTechCrunch Disrupt NYで、共同ファウンダー・プレジデントのSean Radは、この噂の真偽についてコメントしなかった。しかし、今日の発表を見る限り、〈少なくとも〉何人かのビッグネームは、画面を左右にスワイプしているようだ。

Tinderは、同アプリが1日に2600万組の出会いを成立させていることも明らかにした。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Instagram、写真解像度を640ピクセルから1080ピクセルへ

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Instagramが写真のサイズを1080ピクセルとする準備を進めているようだ。サイトのソースコードを見ていて発見した人がいると、the Vergeで記事になっていた。

これまで、Instagramでの写真サイズは640×640だった。しかしInstagram.comサイトから判断すると、フルHDの解像度で扱えるようになる模様だ。

ただし、今のところはまだ1080×1080に完全に対応しているわけではない。しかし少なくとも一部の画像が1080p化されているのをみれば、そろそろ利用者向けにもフルHD機能が公開されるものと思われる。

1080×1080の写真は以下のような感じだ。

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The Vergeの記事によれば写真は640ピクセルのものを拡大して1080ピクセル幅で表示しているわけではないとのこと。アップロードおよび保存の段階からフルHDになっているものであるとのことだ。

スマートフォンの世界にある大画面化(iPhone 6 Plusなど)の流れの中、640ピクセルの写真は無理やり引き伸ばして表示するような状況となっていた。写真を1080ピクセルで扱うようにすることで、無理やり引き伸ばして写真が粗くなってしまうような事態を避けることができるようになるわけだ。

この機能がいつ一般に提供されるのかについてはまだわからない。自分の写真がどうなっているかについては、次の方法で確認することができる。

例としてChromeの場合を示す。まずは確認したい写真の右上にある投稿時間をクリックして、写真を1枚だけ表示するようにする。そしてメニューで「ソースを表示」を探して選択する(ウィンドウズの場合、ショートカットは「Ctrl+U」)。ソースが表示されたら検索(Ctrl+F)機能を使って「n.jpg」を探す。この「n.jpg」を含むハイパーリンクが調べたい画像へのリンクとなっている。そのリンクをコピーしてブラウザのURL欄に入力すれば画像のみが表示される。ここで画像のサイズが確認できるわけだ。

(訳注:the Verge記事の追記によれば、モバイルアプリケーション版にて1024ピクセルの写真を扱えるようにしており、この機能は順次適用中だとのこと)。

[IMG via Susan Hobbs]

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(翻訳:Maeda, H

イベント会場の貸し借りを仲介するSplacerが$1.4Mをシード…イベントのためのAirbnbだ

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個人が泊まる部屋ではなくて、イベントの会場を提供したり借りたりするマーケットプレースサービスSplacerが、140万ドルのシード資金をCarmel Ventures率いるラウンドにより獲得した。Shlomo KramerやSam Ben Avraham、Eyal Shakedなどのエンジェル投資家もこのラウンドに参加した。

資金調達の発表に併せて同社は、ニューヨークでもこのサービスをベータで提供開始したことを明かした(これまではテルアビブのみ)。

Airbnbは家の空き部屋などを主に長期滞在用に貸し出す/借りるサービスだが、Splacerでは短期のイベント会場を貸し借りする。会場の提供者は個人でも企業でもよく、またユーザが利用するイベントの種類は制限されていない。

同社は建築家のLihi GerstnerとAdi Biranがテルアビブで立ち上げ、プロダクトは2014年の秋にローンチした。今ではイスラエル国内に100あまりの会場を確保し、ニューヨークでは70の会場を提供している。

Splacerのファウンダたちによると、大規模なパーティーはユーザとして想定していないが、いずれはそんなユースケースもあるだろう、と。今いちばん多いのは、会社の慰労パーティーや、写真撮影会、美術品の展覧会などだ。

同社側が提供を断る会場もあり、また会場のタイプや種類は、同社側の自主的な努力で多様な揃え方をしたい、と言っている。借りる単位は、時間または日数だ。同社がサービスのプロバイダを紹介する場合もある。ミュージシャンや写真家、ときにはエアリアルダンサーのためのケータリングの場合は、一つの業者に頼んだだけで、すべてお膳立てできる。

これまでSplacerは、FacebookやFiverr、Outbrain、Playbuzzなどと協働してクリエィティブのためのスペースを企業のイベント用に提供してきた。

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Foursqure、Swarmに「メイヤー」の仕組みを再投入

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以前からの(あるいは以前の)Foursquareユーザーは「メイヤーシップ」という言葉をきくと胸がドキドキしてしまうかもしれない。Foursquareの主要な機能のひとつだったが、Foursquareからも、あるいはそこから分離したSwarmというアプリケーションからも削除されてしまっていたのだった。

しかし「メイヤーシップ」ファンにとっての失意の時代は去ったようだ。Swarmがアップデートされ、以前の記事でも予告していたようにふたたび「メイヤーシップ」が帰ってきたのだ。

このところ、Swarmで「競う」といえばステッカーを集めることだった。しかしメイヤーシップの復活により、Swarmを利用する他のユーザーとの間で競い合う楽しみが復活することとなった。

Swarmのアプリケーションから、これまでに集めたステッカーのページを開くと「メイヤーになっているスポット」というタブも表示されるようになった。そちらのタブをタップすれば、現在メイヤーとなっている施設が表示されるようになっている。

Swarmはこれまでも過去一定の期間におけるチェックイン数を集積しているので、今回のアップデートと同時に、メイヤーになっているスポットが直ちに表示されるようになったようだ。

ちなみにメイヤーとしての評価は、30日毎のチェックイン数に基づいて行われる。但し、1日のチェックインカウントは1度限りだ。すなわち、たとえば1日になんどもTechCrunch HQにやってきてチェックインしたとしても、それだけでメイヤーを獲得できたりはしないということだ。

尚、メイヤー資格の奪取に、あと何度のチェックインが必要であるのかという情報も表示されるようになっている。

FoursquareがSwarmと分離してからは、友人間での比較によるメイヤーシップが存在してきたが、今回のアップデートでその機能はなくなった。閉じられた仲間の間だけではなく、Swarmネットワーク全体と競う仕組みになったわけだ。将来的には友人間での競い合いも何かの形で復活するような話もあるらしい。

いずれにせよ、今回のアップデートはSwarmにとって大きなものであることは間違いなかろう。

初期のFoursquare利用者の中には、メイヤーの仕組みをとても楽しみにしている人が多くいた。Foursquareを使って面白い場所を発見しようというのではなく、どこかの施設の「常連」となることに喜びを感じていたわけだ。

FoursquareがレコメンドツールとしてのFoursquareとチェックインのためのSwarmに分割された際、Swarmからはメイヤーシップを巡って競うような意味合いは消え去っていた。そのかわりに位置情報を活用したソーシャルネットワークとしての意義を前面に出し、友人同士で現在の訪問地を示したり、近くにいる友だちとメッセージをやりとりするためのツールとして発展してきた。

しかしここ数カ月のうち、Swarmは再度ゲーム的要素をアプリケーションに搭載する方向に舵を切っている。その方向性が最初に見えたのがSticker Bookの搭載だ。ここには、ユーザーが獲得すべき100のステッカーが表示されているのだ。特定の種類の場所にチェックインしたり、あるいは短期間のうちに数多くの場所でチェックインしたり、あるいはチェックイン時に特定のコメントを添えることなどで、ステッカーをアンロックすることができる。

ステッカーのアンロックにさまざまな仕組みを導入したのは、そこにゲーム性をもちこもうと考えたからにほかならない。5月頭にリリースされたバージョン2.3から、この面での強化が行われている様子。そして今後もSticker Bookをさらに充実していくつもりでもあるようだ。

そしてメイヤーの仕組みを再導入したSwarmは、やはりゲーミフィケーションの考えを強調しようとしていると考えて良いのだろう。メイヤーの仕組みは古くからのFoursquareファンにとってはノスタルジックな意味合いももつものである。新しいアプリケーションに、旧来の仕組みを導入し、そこからかつてのFoursquareに比べれば知名度も低いSwarmに注目を集められるのではないかと考えてもいるのだろう。

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(翻訳:Maeda, H

カリフォルニア州労働委員会はUberのドライバーを従業員として見なす

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カリフォルニア州労働委員会は、少なくとも1人のUberの運転手を従業員とみなしたようだ。

Uberは運転手をサードパーティの契約者として採用し、Uberはロジスティクス会社としてカスタマーの需要や指示を確認し、取引決済をする方法をドライバーに提供している。Uberは複数の法廷で彼らは交通機関やタクシー会社ではなく、カスタマーの需要と供給をマッチさせるソフトウェアプラットフォームであるとの主張を繰り返してきた。

今回の判決はその主張を退け、Uberはロジスティクスのソフトウェア企業ではなく、移動手段を提供するスタートアップであると判断された。これにより、Uberは複数の法的な障害を突きつけられ、運転手を直接採用して福利厚生を提供するといったコストが発生することになる。

BIが指摘するように、Uberの主要なコストは社外で働くフルタイムの従業員の雇用となる。もし、Uberの運転手が従業員と見なされれば、ビジネスモデルを大幅に変更しなければならない。

Uberは、全世界で100万人以上のドライバーを抱えているという。

UberのドライバーであるBarbara Ann Berwickは、遂行した仕事に対しての支払いがなかったとし、今年の初めに訴えを起こした。審議を通し、最終的にカリフォルニア州労働委員会は、Uberは需要と供給を引き合わせるロジスティクスのソフトウェア企業以上であると判断した。

「被告側は、業務のオペレーションの全てに関わっている」と判決文に記され、Uberはドライバーが使用するツール、そしてアプリを通して行われる取引をコントロールしているとした。

訳(ハイライト部分):原告のようなドライバーがいなければ、被告側のビジネスは存在しない。
Twitterのコメント:Uberとカリフォルニア州労働委員会の訴訟で最も重要な部分

予想通り、Uberは上告する。

労働委員会からの通達は以下の通りだ。

Uber v. Berwick

Uberに問い合わせたので、続報があればアップデートを行う。

Uberから以下の声明が届いた。詳細を更に確認したい。

ロイターの当初の見出し文は正確ではありませんでした。カリフォルニア州労働委員会の判決に強制力はなく、1人のドライバーに対して適用されるものです。また、2012年のドライバーに対して同じ労働委員会は「正規の従業員としてではなく、独立した契約者としてのサービスを行った」と結論付けた判決と矛盾しています。他の5つの州でも同じ結論に至っています。ドライバーがUberを選択した一番の理由が、仕事の柔軟さとコントロールが得られるからであることは重要な点です。彼らの大半は、他の乗車共有サービスを提供する企業を含め、複数の収入源で生計を立てることが許可されていて、そうすることができます。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

3Dファイルの共有プラットフォームSketchfabが、シリーズAでFirstMarkらから700万ドルを調達

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3Dファイルのオンライン共有プラットフォームSketchfabは、本日FirstMark Capitalが牽引したシリーズAラウンドで700万ドルを調達したことを発表した。以前からの投資家であるTechStars、Balderton、PartechとBorealisも今回の投資ラウンドに参加している。

Sketchfabの中核事業は、共有可能な形式の3Dファイルを作成したり、他のユーザーの作品を眺めたり、あるいは特定の物を探して購入もできる3Dファイルのためのマーケットプレイスを運営することだ。

3Dファイルをウェブからアクセスして共有できることで、Sketchfabはデザイナーやクリエイターが、3Dファイルを眺めたり、掲載したりする場として確立してきた。サイトには30万点以上のファイルが掲載されていると同社は伝えている。

Sketchfabはクリエイターに対し、プレミアムツールを提供することで利益を得ている。多くの基本的なツールは誰でも無料で使用することができるが、追加機能を使用するには料金が発生する。将来的には、Sketchfabはサイト内で行われる取引決済の一部を得ることで収入にしたい考えだ。また、収入を得る3つ目の方法として、ウェブサイト上での優先的な特集や広告コンテンツを表示することを検討している。

今回の資金調達により、Sketchfabは仮想現実と拡張現実の両方の世界に更なる投資を行う考えだ。

SketchfabのファウンダーでCEOのAlban Denoyelは以下のように話していた。

ここ数年、WebGLはブラウザでの3Dグラフィックの表示のスタンダードになりました。全てのデスクトップやモバイルブラウザに対応しています。そして次に来るのが、WebVRです。VRとARのSDKにおいて、強力なコミュニケーションツールとなるでしょう。

Sketchfabは現在Chromiumを活用し、Oculus、GearVR、Cardboardといった主要なVRヘッドセットのほとんどに対応した体験を提供している。

Microsoft Hololens
by Sketchfab
on Sketchfab

Sketchfabは以前、シードラウンドで200万ドルを調達した。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

Amazonが一般人が商品配送に参加できるアプリを開発中との情報

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Amazonは人類全員を商品配送事業に組み込みたいらしい。Wall Street Journalの記事によると、Amazonは一般人が小売店舗で商品をピックアップし注文者に届けるアルバイトができるアプリを開発中だという。

WSJの情報源はこのプロジェクトが実際にスタートするのか、スタートするとしていつかからかについては語っていないが、プロジェクトの社内コードはOn My Wayだという。

Amazonはきわめて優秀な商品お勧めエンジンの開発などでオンライン・ショッピング体験をスムーズ化すると同時に同時に物流の効率化、高速化についても莫大な努力を払ってきた。

Amazonは通常の宅配業者を利用した配送の他に、Uberやタクシーのドライバー、バイク便のメッセンジャーなどを利用した即日配達の案も試みている。Prime Now生鮮食品のAmazonFreshの配達時間は数時間にまで短縮されている。Amazonはドローンによる配送プロジェクトを公開して世間を驚かせたが、こちらは規制の壁に直面している。Amazonはまたユーザーが荷物を受け取りに出向けるピックアップ・ロッカーを設置したり、セブンイレブンの店内にAmazonの商品を預かるスペースを借り受けるなどしている。

WSJの記事によれば、On My Wayプロジェクトもおそらくこうした既存の配送方法を利用するようだ。参加者はこうしたロッカーやAmazonの商品を預かるコンビニなどでパッケージをピックアップし、最終目的へ届けるのだろうという。

配送コストの上昇に歯止めをかけるほどの効果があるかどうかは不明だが、数多くのスタートアップに加えてAmazonのような巨人もオンデマンド即日配送の実現に向けて努力しているので、いずれ誰かがプレークスルーに成功するだろう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

入力したメッセージを(その人の)手書き文字に換えてくれるGracious Eloise

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手書き文字は徐々に姿を消しつつあるが、人間という生物のユニークな特性の一つでもある。でも、同文の礼状などを10通あまり書く、という経験をした人なら誰もが、手書きがたいへんな労働であることを知っている。

そこで、Gracious Eloiseが登場する。

同社が開発したアルゴリズムはユーザの手書き文字をデジタイズし、そのデータをもとに、キーボードからタイプしたメッセージをその人の手書き文字に変換する。

それだけではない。Gracious Eloiseは手書きメッセージを“画一的に”デジタイズしない。同じ文字でも、その形や隣とのスペースにひとつひとつ微妙な違いがある。コピーして同じ形の「a」に見える字でも、実際のメッセージの中では行中の位置や傾き、大きさ等が違っている。つまり手書き文字には、書いた人の個性が現れている。Gracious Eloiseは、そういう微妙な違いを正確に読み取り、再現する。〔アルゴリズムの簡単な解説がここに。〕

またGracious Eloiseには、ユーザの手書き文字をある程度清書したり、装飾を加える能力もある。

ロボットに手書き文字を書かせるBondとは違って、Gracious Eloiseは完全にデジタルのプラットホームであり、ソフトウェアを使ってユーザの手書き文字をデジタイズする。

同社も最初のころは、ユーザの手書きメッセージをデジタイズするのに3時間もかかったが、その後の数か月でアルゴリズムを磨き、かつて3時間かかった文書に対し、今では所要時間が10分になった。

Gracious Eloiseは消費者製品ではなく、デベロッパによるAPIの利用をねらっている。その方が、多様な業種業界に一挙に広まる、と考えたからだ。

最初に顧客として想定しているのは、ギフトショップ、グリーティングカード、eコマース、CRM、ダイレクトメールなどだ。たとえばユーザがチャット(テキスティング)やメールをしようとすると、そのメッセージをAPIが手書き文字に変えて送ってくれるのだ。

ファウンダでCEOのEloise Buneによると、結婚式の礼状だけでも年間2億5000万通以上送られている。赤ちゃん関連だと、8000万通だそうだ。

Gracious Eloiseは最近、シリーズAで300万ドルを調達した。投資家はBBG Ventures、Broadway Angels、Female Founders Fund、Great Oaks Venture Capital、Montage Ventures、Valley Girls Venturesなど、プラス、既存の投資家たちだ。

Gracious Eloiseの手書き文字APIについて詳しく知りたい方は、Handwriting.ioを訪ねてみよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Snapchatのアップデートでビデオ撮影中にフロントとリアのカメラを切り替えられる

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Snapchatが今日(米国時間6/8)発表したアップデートで、ユーザはビデオを撮りながらフロントとリアのカメラを切り替えられるようになる。

スチル写真でカメラを切り替えるのは簡単だが、ビデオ撮影中は不可能だったから、スマホ本体の向きを、友だちから自分へ、自分から友だちへ、と変えるしかなかった。

これはささやかなアップデートなので、SnapchatはブログでもTwitterでも触れていない。でも、便利だ。

Snapchatは、今自分がやってることを共有することがキモだが、映像が短命であるため、その瞬間というものに、なにかしら“貴重感”が抱(いだ)かれる。でもこれまでは視界を前後に切り替えられなかったから、一面的な視界しか見せられなかった。

今度からは、自分の友だちを見せつつ、ストーリーの作者も見せることができる。

このアップデートをダウンロードしたい人は、App Storeへ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

WWDC:AppleのQuickTypeキーボードの改良でiPadが本物のコンピューターに

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ただのキーボードなので、キーが打てることに限定されていた。

しかし本日WWDCで公表された、iPad用のiOS9の新バージョンでは、タッチを認識して動くQuickTypeキーボードに、トラックパッドの機能が付く。画面のキーボード部分に、どこでも二箇所を指で触るとトラックパッドとして利用できる。画面を指でなぞると、カーソルも一緒に動く。

iPadのカーソルは、何年もコンピューターを利用している人でも、動きが自然に感じられるよう設計されている。今までのiPadのカーソルはとても使いづらかった。

新しいiPadのキーボードにはさらに、テキストのフォーマットを整えるための機能が追加された。ボタンをタッチするだけで簡単に使用することができ、カット、コピー、ペースト用のボタンもある。ユーザーは、キーボードからカメラを直接起動したり、添付ファイルを付けたりもボタン一つでできる。

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さらに、iPadは、外部接続のキーボードのショートカットにも対応するようになった。ユーザーは自分のキーボードをつなげ、いつものショートカットをiPadに妨げられずに使用できる。

これは、重要なアップデートだ。これらの機能により、iPadは創作活動により適したツールになるからだ。AppleのiPadはこれまで、コンテンツの消費が主な使用用途だった。ユーザーはiPadで何かを読んだり、動画を見たり、音楽を聞いたり、ゲームで遊ぶことは簡単にできた。しかし、記事の執筆や長めのEメールを作成するのは、骨が折れる作業だった。

作成した文章をトラックパッド機能で自由に移動できること、そして外部キーボードをつないで、そのまま使えるようになったのは、それらの問題を解決する劇的な改良だ。

また、マルチタスクを行うための画面分割機能(これも本日発表)は、iPadを消費メインのツールから、本物のコンピューターに変身させるだろう。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter

Instapaperがテキストに注釈を書ける‘Notes’機能をローンチ

オンラインの記事を保存/共有させてくれるInstapaperが、Notesと呼ばれる注釈機能をローンチした。

この機能は使ってユーザは記事などから一片のテキストを選び、そのテキストにコメントをつけられる。Notesはデフォルトではプライベートなので、誰もその注記を見ることはできない。しかしシェアを指定すると、Twitterのtextshot機能で注記を共有できる。たとえば、次のように:

共有はそのほかのiOSアプリ、FacebookやEvernote、Tumblrなどでも共有でき、IFTTTの新しいトリガからでもよい。

デフォルトをシェアにしたければ、Instapaperの”Share All Notes”ボタンを押す。

昨年9月にInstapaperは大改装をし、フリーミアムへ移行した。それ以降、Speed Readingをはじめ、新しい機能が次々と増え、そして今回がNotesだ。

依然としてInstapaperはデフォルトでは無料だから、Pocketなどと互角に競合していくためには、人びとがお金を払ってでも使いたくなる有料機能を提供していくことが、収益化の決め手になる。

Instapaper 6.4を使ってみたい人は、ここへ行ってみよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

赤ん坊の泣き声だけ消せる―Doppler Labsから環境音を自由に操作できる耳栓がKickstarterに登場

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火曜日にDoppler Labsは環境音を自由に操作できるデバイス、Here Active Listening Systemを発表した。

このデバイスは1組の耳栓タイプのガジェットで、スマートフォン・アプリを通じて環境音を完璧にコントロールできる。赤ん坊の泣き声や地下鉄の騒音を聞きたくなければ(他の音を消さずに)、その音の音量を下げることができる。逆にコンサートに行ったとき、後に席にいて「低音の迫力がない」と感じたときには低音だけ増強することもできる。

この製品は2日前に25万ドルを募集目標額としてKickstarterに登場したが、48時間たたないうちにその額を達成してしまった。私はDoppler Labsのファウンダー、Noah Kraftから話を聞き、実際に試してみた。そのもようは上のビデオを見ていただきたい。

〔日本版〕ビデオでは50秒あたりでスマートフォン・アプリで環境音のコントロールをしているところが映る。Hereシステムの専用アプリには「ジェットエンジン」「赤ん坊」「地下鉄」などのプリセットが用意され、特定の環境音の音量をワンタッチで下げることができる。その他環境音のボリュームを全体として上下させたり、イコライザーのように周波数別にマニュアルでフィルターするなどさまざまな利用法が提供される。プレッジは179ドルから。当面アメリカ国内向け。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

幼児の夜驚症を防ぐLullyがシードで$2.1Mを調達、そのほかの睡眠障害にも取り組む

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夜驚症を防ぐデバイスを作っているLullyが、210万ドルのシードラウンドを終了した。同社はまた、明日(米国時間6/2)行われるアクセラレータHighway 1のデモデーにも登場し、今月中にはデバイスのベータを終えたバージョンをローンチする予定だ。

Lullyはスマートフォンのアプリとペアになった製品で、子どものベッドのマットレスの下に入れておく。夜になり、夜驚症が一般的に多い時間帯になると、親のスマートフォンに通知が来るので、親はデバイスのスイッチを入れに行く。

デバイスは子どもの下でしばらく振動して、夜驚症に導きやすい睡眠パターンの発生を防ぎ、子どもと親の両方に安心の夜をもたらす。

 

Lullyは数か月前に150家族を対象にベータテストを行い、累計5000夜のテストの結果、平均70%の睡眠改善率を達成、80%は怖い夢を見なくなった。

今のニューバージョンでは、親がいちいちスイッチをon/offしなくてよい。デバイスが自動的に子どもが良くない睡眠パターンに入ったことを検知し、自動的に自分のスイッチを入れる。

今Lullyのチームは、そのほかの睡眠障害の解決にも取り組んでいる。たとえば生後4〜6か月の子どもの75%は、夜間の不眠現象があり、それは一種の症状と見なされている。

Lullyの次の製品は、この月齢期の子どもたちを対象にする。また夜驚症対策も、自動化機能をさらに充実する。

Lullyについて詳しく知りたい人は、こちらへ

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

自分の家/部屋の空気の質を詳細に監視できる空気モニタAwairが予約販売を開始

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2月にアクセラレータのR/GAから巣立ったBitfinderが、同社のメインの製品、空気監視システムAwairの予約販売を開始した。

Awairは室内用の空気モニタで、複数のセンサが、気温、湿度、二酸化炭素(CO2)、微粒子粉塵(PM2.5)、揮発性有機化合物(VOC)(主に毒性有機溶剤)などを検出する。情報は同社のアプリケーションにセキュアに送られ、分析結果が報告される。

またAwairはチップ化されてもいるので、そのほかのデバイス(加湿器、空気清浄機など)に組み込むことも可能だ。Philips Hue(スマート電球)やMisfit Shine(アクティビティモニタ)とも統合でき、今後はNestやIFTTTなどにも対応する予定だ。究極的には、家中のあらゆるものにAwairが内蔵されていて、空気の質を監視してくれるようになるかもしれない。

Awairからのセンサデータを受け取ったBitfinderは、ユーザの空気に関する好みと一般的なアルゴリズムに基づいてAwair Scoreと名づけた評価点を計算する。一律的機械的でなく、ある程度の状況知(例:ここは寝室だから〜〜)が加わるのが、本製品の特長だ。

Awairは、ご覧のようにスピーカーのような形をしていて、協同ファウンダのRonald Roによると、Bluetoothスピーカーを置けるようなところならどこにでも置ける。本物の木でできており、意図的に昔ふうのデザインだ。状況や目的によっては、複数のAwairをひとつの部屋のあちこちに置いて、空気の質を監視することもできる(例: 窓際はどうか)。

予約価格は149ドルで、発売は今秋を予定している。実売価格は、149ドルよりも高くなるそうだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

Google、マップの交通情報を強化

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メモリアルデー週末の喧騒に間に合うように、GoogleはGoogleマップに交通警報を追加した

Googleはしばらく前から交通〈状況〉を表示していたが、今回のアップデートでは、なぜその経路の方が早いかの説明や、通行止めや交通渋滞の警告、そしてもちろん、それぞれの目的地への代替経路が加わった。

走行中に交通渋滞が発生すると、Googleマップはそのまま走り続けた場合の予想待ち時間をその他の選択肢とともに提示する。

シンプルだが役に立つ。

システムはさらに、過去のGoogleマップ検索データから、この週末みんながどこへ行くつもりかも教えてくれる。昨年の検索トップは、海岸、墓地、ガソリンスタンド、レストラン、家具屋、そしてアイスクリームショップだった。

さらにGoogleは、昨年のデータに基づいてサンフランシスコやニューヨークなど大都市でもっとも人気の保養地も紹介しているので、 ここをチェックされたい。

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  2. trafficgoogle.png

[via SlashGear]

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

肉食男子・女子の行動原理はもちろん「肉」

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レシピ情報(ないし恋愛ハウツー)を期待してGoogle検索してたどり着いた人は、いますぐにこのページから離れて欲しい。テック系サイトにはしばしば「冗談じゃない」(面白さの面でもモラルの面でも)冗談が掲載されることも多いが、これもそのひとつであると警告しておく。

この記事で紹介するのは下に掲載したVimeoビデオだ。Marcello Gómez Maureiraが「肉力」を表現したものだ。

ビデオの名前は「出会いはそれぞれの肉のため」(Tender: It’s how people meat)という。

既にお察しのことと思うが、個人的にはこのようなビデオを面白いと感じる。

このビデオについてソーシャルネットワークに投稿されたコメントを紹介しておこう。

「Tinderとはまさに肉のマーケット」(BoingBoingの記事より)。

ぜひ新鮮なうちに届けて欲しいね」(こちらの曲のパクリだ)。

「肉と肉が出会うのがTinderだね」(自作。イマイチなのはみとめる)。

「Tinder Plusがあればさらに有益な肉の交換が楽しめる」(申し訳ない)。

最初に「警告」は発しておいたと思う。他のTechCrunch記事ははるかに有益なものであることを、ここに宣言しておきたいと思う。

(訳注:深夜なのでOKかと訳出した。もし朝からこんなものをご覧になってしまった方がいたならお詫びしたい)

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(翻訳:Maeda, H

孤高のスマートウォッチWithings Activitéは生き残るか?

Apple Watchがスマートウォッチのニュースを独占しているけど、あれよりも前からスマートなウォッチがたくさんあったことを、忘れてはいけない。そして、その、いろいろ登場したものの中では、私は今でもWithings Activitéに深く深くハマっている。

魅力的、という形容詞が似合う唯一のスマートウォッチが、たぶんActivitéだ。Apple Watchのファンたちがコメントで私を叩くと思うけど、でも私の気持ちは変わらない。 Activitéは、Apple Watchよりもスタイリッシュなウォッチだ。そして、機能もほどほどだ。

Activitéはその名のとおり、ユーザのアクティビティを追跡する(ほんとに)。一日に歩いた距離と、燃焼カロリーを記録するし、睡眠追跡機能があるし、振動による目覚ましもある。内蔵アプリは、Withingsスマートスケール(体重/体脂肪計)など、そのほかのWithingsデバイスと情報をやりとりする。

Activitéは400ドルとお高いが、ややレトロでおしゃれなデザインだし、しかもアクティビティトラッカーとして、ひと通りの機能はある。

本誌TechCrunchの(ほぼ)ガジェット担当John Biggsは、好きじゃないみたい。でも彼は、Appleのファンボーイだから。 ¯_(ツ)_/¯

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

毎日腹立つ電子メールが癒やしのメールに変わるGiphyのGmailエクステンション

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世界中の人が、人生で最悪のものは電子メールである、と感じている。たしかにそれは郵便を陳腐化し、テキストによる通信のスピードをそれまでの20万倍速くしたが、その代償として多くの人が広告宣伝やニューズレターの洪水で溺れそうになっている。でも、親愛なる友よ、まだ希望はある。今や人気最高のGIF検索共有サービスGiphyを、Gmailの作成ウィンドウから使えるのだ。

そう、その小さなChromeエクステンションを使えば、Gmailの新規メッセージや返信のウィンドウで直接、Giphyを使える。

“GIFをもっと簡単に使えるようにしてほしい、という要望がいろんな会社からあったのよ”、とGiphyのキラキラ爆弾女王様(queen glitter bomb at Giphy)を自称するNutmegのファウンダJulie Loganが説明する。“今回は、InboxのSDKを使って、GiphyをGmailの作成ウィンドウにぶち込んだのよ”。

テキストをフォーマットするための正規のアイコンの横に、おなじみの虹色のGiphyアイコンが出現する。そのアイコンをクリックすると、今人気上位のGIFがいくつか並んだミニウィンドウがポップアップする。そこから検索して、選んで、クリックすると、そのGIFがメールと一緒に送信される。

Giphyはほかにも、いろんなアプリとの統合をやってきた。たとえば、Slackには、メッセージングが手間取る原因の一つである翻訳(Translate)を統合した。

GiphyのGmailエクステンションをダウンロードしたい人は、ここでどうぞ。スラムダンクみたいに、一瞬よ!

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

代わりに荷物をスーツケースに詰めて郵送してくれるDuflは、旅行者必須のサービス


出張でも個人的な旅行でも一番面倒な部分は、スーツケースに荷物を詰めたり、取り出したりする作業だ。荷物をスーツケースに詰めるだけならまだしも、洗濯した綺麗な服を毎回準備するには、それなりの計画を立てる必要がある。

今日ローンチしたDuflは、そのような問題を全て解決する。

頻繁に旅行する人は、旅行に必要な洋服の準備や洗濯に多くの時間を無駄にしているということにDuflは着目した。旅行の間隔が狭いのならなおさらだ。Duflを使用すれば、旅行者はもう二度と旅行に持って行った洋服を洗濯したり、詰めたりする必要がない。

Duflのサービスの流れは以下の通りだ。

興味のあるユーザーはDuflのアプリをダウンロードして登録する。しばらくすると、Duflのブランド名が入ったスーツケースがユーザーの元に届く。ユーザーはいつも旅行に持っていく洋服をスーツケースに詰め、それが終わったら、Duflと提携しているFedExがスーツケースを回収しにくる。Duflは洋服の写真を美しく撮影し、フォーシーズンホテルの清掃員のように洋服を整えて、スーツケースに戻す。

このようにして仮想クローゼットが完成したら、ユーザーは旅行の予定を入れることができる。Duflのアプリに目的地と滞在先のホテルを入力し、仮想クローゼットから荷物を詰める。旅行先に持っていく洋服をアプリで選択するということだ。

Duflは、ユーザーより早くスーツケースがホテルに届くことを保証する。旅行が終われば、FedExが荷物を回収しに来て、Duflの中央保管場所へと届ける。

Duflは洋服を洗濯、あるいはドライクリーニングを行い、仮想クローゼットに戻す。ユーザーは旅行から帰っても洗濯をする必要がないし、スーツケースを連れて歩く必要もない。

月10ドルで仮想クローゼットに洋服を保管でき、一回の旅行は毎回100ドルの定額設定だ。その料金には、目的地までの配送と回収、そして洋服のクリーニングと収納まで全て含まれている。

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Duflによると、ユーザーはいつでも無料で仮想クローゼットの洋服を入れ替えることができるそうだ。そしてFedExとのパートナーシップのおかげで、前日の夜までに伝えれば、荷物を次の日に届けられる。ただ、飛行機に乗っていた時と家に帰る時とでは同じ洋服を着ていないだろうから、Duflのクローゼットの中身は、自然と一回づつ入れ替わっているだろう。

Duflは、合計250万ドルをシードラウンドで調達していて、約100名のユーザーとベータ版を運用していた。これからアメリカ全土で利用できるようにし、直に海外にも進出する予定だ。

Duflのウェブサイトはここからチェックできる。

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(翻訳:Nozomi Okuma /Website/ twitter